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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022097928
(43)【公開日】2022-07-01
(54)【発明の名称】撮像装置、撮像方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/387 20060101AFI20220624BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20220624BHJP
   G06T 5/50 20060101ALI20220624BHJP
【FI】
H04N1/387 110
G06F3/12 342
G06F3/12 305
G06F3/12 347
G06F3/12 344
G06T5/50
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020211185
(22)【出願日】2020-12-21
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】谷 幸一
【テーマコード(参考)】
5B057
5C076
【Fターム(参考)】
5B057CA01
5B057CA08
5B057CA12
5B057CA16
5B057CB01
5B057CB08
5B057CB12
5B057CB16
5B057CE08
5B057CE12
5B057DB02
5B057DB06
5B057DB09
5C076AA12
5C076AA13
(57)【要約】
【課題】第一の画像と合成して合成画像を生成するための画像の撮像操作を、第一の画像と撮像された画像とを合成した合成画像が表示された状態で受ける。
【解決手段】画像を撮像する撮像部と、第一の画像と、前記撮像部によって撮像された第二の画像と、を合成した第一の合成画像を表示する合成画像表示部と、前記第一の画像と合成して第二の合成画像を生成するための第三の画像の撮像操作を、前記第一の合成画像が表示された状態で受ける撮像操作受付部と、を備える撮像装置である。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を撮像する撮像部と、
第一の画像と、前記撮像部によって撮像された第二の画像と、を合成した第一の合成画像を表示する合成画像表示部と、
前記第一の画像と合成して第二の合成画像を生成するための第三の画像の撮像操作を、前記第一の合成画像が表示された状態で受ける撮像操作受付部と、を備える、
撮像装置。
【請求項2】
前記第三の画像を特色として前記第一の画像と合成した前記第二の合成画像を生成する合成画像生成部をさらに備える、
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第二の画像および前記第三の画像を二値化する画像二値化部をさらに備え、
前記合成画像表示部は、二値化された前記第二の画像のうち、第一の値の画素との合成後の画素を前記第一の画像の画素値として表示し、第二の値の画素との合成後の画素を黒色として表示し、
前記合成画像生成部は、前記第三の画像のうち、前記第一の値の画素との合成後の画素を前記第一の画像の画素値となるように合成し、前記第二の値の画素との合成後の画素を黒色の特色指定の画素となるように合成した前記第二の合成画像を生成する、
請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記第一の画像において、二値化された前記第二の画像の前記第二の値の画素と重なる画素または隣接する画素に、あらかじめ規定された閾値以上の色の濃さを有する画素が含まれる場合に、警告を表示する警告表示部をさらに備える、
請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第一の画像を特色として前記第三の画像と合成した前記第二の合成画像を生成する合成画像生成部をさらに備える、
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記第一の画像を二値化する画像二値化部をさらに備え、
前記合成画像表示部は、二値化された前記第一の画像のうち、第一の値の画素との合成後の画素を前記第二の画像の画素値として表示し、第二の値の画素との合成後の画素を黒色として表示し、
前記合成画像生成部は、二値化された前記第一の画像のうち、前記第一の値の画素との合成後の画素を前記第三の画像の画素値となるように合成し、前記第二の値の画素との合成後の画素を黒色の特色指定の画素となるように合成した前記第二の合成画像を生成する、
請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記第二の画像において、二値化された前記第一の画像の前記第二の値の画素と重なる画素または隣接する画素に、あらかじめ規定された閾値以上の色の濃さを有する画素が含まれる場合に、警告を表示する警告表示部をさらに備える、
請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記閾値を設定する操作を受け付ける設定受付部をさらに備える、
請求項4または7に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記撮像部および前記合成画像表示部は、前記撮像部による前記第二の画像の撮像処理と、前記合成画像表示部による前記第一の合成画像の表示処理と、を繰り返し実行する、
請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項10】
撮像装置が実行する方法であって、
撮像部によって画像を撮像するステップと、
第一の画像と、前記撮像部によって撮像された第二の画像と、を合成した第一の合成画像を表示するステップと、
前記第一の画像と合成して第二の合成画像を生成するための第三の画像の撮像操作を、前記第一の合成画像が表示された状態で受けるステップと、を備える、
撮像方法。
【請求項11】
コンピュータに、
撮像部によって画像を撮像するステップと、
第一の画像と、前記撮像部によって撮像された第二の画像と、を合成した第一の合成画像を表示するステップと、
前記第一の画像と合成して第二の合成画像を生成するための第三の画像の撮像操作を、前記第一の合成画像が表示された状態で受けるステップと、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置、撮像方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
二次元コードの画像と他の画像とを合成する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ユーザが任意の画像に二次元コードを画像として合成する際に、二次元コードの画像と他の画像とを重ねて表示し、合成する位置を指定する操作を受けて、指定された位置で画像を合成する画像生成装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の技術では、第一の画像と合成して合成画像を生成するための画像の撮像操作を受ける際には、第一の画像と撮像された画像とを合成した合成画像を表示していないという問題がある。ユーザが、合成画像が表示されていない状態で、合成画像を生成するための画像の撮像操作を行うと、生成された合成画像に満足するまで撮像と合成画像の生成とを繰り返す必要が生じるなど、ユーザの作業の負担が大きくなるおそれがある。
【0004】
開示の技術は、第一の画像と合成して合成画像を生成するための画像の撮像操作を、第一の画像と撮像された画像とを合成した合成画像が表示された状態で受けることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
開示の技術は、画像を撮像する撮像部と、第一の画像と、前記撮像部によって撮像された第二の画像と、を合成した第一の合成画像を表示する合成画像表示部と、前記第一の画像と合成して第二の合成画像を生成するための第三の画像の撮像操作を、前記第一の合成画像が表示された状態で受ける撮像操作受付部と、を備える撮像装置である。
【発明の効果】
【0006】
第一の画像と合成して合成画像を生成するための画像の撮像操作を、第一の画像と撮像された画像とを合成した合成画像が表示された状態で受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】画像形成システムのシステム構成の一例を示す図である。
図2】撮像装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3】画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4】第一の実施形態に係る撮像装置の機能の一例を示す図である。
図5】第一の実施形態に係る撮像処理のフローの一例を示す図である。
図6】第一の実施形態に係る第一の画像の撮像について説明するための図である。
図7】第一の実施形態に係る第二の画像および第三の画像の撮像について説明するための図である。
図8】第二の実施形態に係る撮像処理のフローの一例を示す図である。
図9】第二の実施形態に係る第一の画像の撮像について説明するための図である。
図10】第二の実施形態に係る第二の画像および第三の画像の撮像について説明するための図である。
図11】第三の実施形態に係る撮像装置の機能の一例を示す図である。
図12】第三の実施形態に係る第二の画像および第三の画像の撮像について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第一の実施形態)
以下に、図面を参照して、本発明に係る撮像装置を含む画像形成システムの実施の形態について説明する。
【0009】
図1は、画像形成システムのシステム構成の一例を示す図である。
【0010】
画像形成システム1は、撮像装置10と、画像形成装置20と、を備える。撮像装置10および画像形成装置20は、通信ネットワーク30を介して通信可能に接続されている。
【0011】
撮像装置10は、撮像機能を有する装置であって、例えば、デジタルカメラまたはスマートフォン等である。撮像装置10は、撮像した複数の画像を合成した合成画像を生成し、生成された合成画像を示すデータを画像形成装置20に送信する。例えば、撮像装置10は、電車の切符として使用するための風景の画像およびQRコード(登録商標)の画像を撮像して合成し、生成された合成画像を示すデータを画像形成装置20に送信する。
【0012】
画像形成装置20は、撮像装置10から受信したデータに基づいて、画像を形成する。例えば、画像形成装置20は、電車の切符を印刷するために、撮像装置10によって撮像され、合成された風景の画像およびQRコード(登録商標)の画像を、印刷用紙に印刷する。
【0013】
図2は、撮像装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0014】
撮像装置10は、コンピュータによって構築されており、CPU101、ROM102、RAM103、EEPROM104、CMOSセンサ105、撮像素子I/F106、加速度・方位センサ107、メディアI/F109およびGPS受信部111を備えている。
【0015】
これらのうち、CPU101は、撮像装置10全体の動作を制御する。ROM102は、IPL等のCPU101の駆動に用いられるプログラム等を記憶する。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。EEPROM104は、CPU101の制御にしたがって、撮像装置用プログラム等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。
【0016】
CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ105は、CPU101の制御に従って被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。
【0017】
撮像素子I/F106は、CMOSセンサ105の駆動を制御する回路である。加速度・方位センサ107は、地磁気を検知する電子磁気コンパス、ジャイロコンパスまたは加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F109は、フラッシュメモリ等の記録メディア108に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部111は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
【0018】
また、撮像装置10は、遠距離通信回路112、CMOSセンサ113、撮像素子I/F114、マイク115、スピーカ116、音入出力I/F117、ディスプレイ118、外部機器接続I/F(Interface)119、近距離通信回路120、近距離通信回路120のアンテナ120a、及びタッチパネル121を備えている。
【0019】
これらのうち、遠距離通信回路112は、無線通信によって、通信ネットワーク30を介して画像形成装置20と通信する回路である。CMOSセンサ113は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F114は、CMOSセンサ113の駆動を制御する回路である。
【0020】
マイク115は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ116は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F117は、CPU101の制御に従ってマイク115及びスピーカ116との間での音信号の入出力を処理する回路である。
【0021】
ディスプレイ118は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶または有機EL(Electro Luminescence)などの表示手段の一種である。外部機器接続I/F119は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路120は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。タッチパネル121は、利用者がディスプレイ118を押下することで、撮像装置10を操作する入力手段の一種である。
【0022】
また、撮像装置10は、バスライン110を備えている。バスライン110は、図2に示されているCPU101等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスまたはデータバス等である。
【0023】
図3は、画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0024】
画像形成装置20は、コントローラ210、近距離通信回路220、エンジン制御部230、操作パネル240およびネットワークI/F250を備えている。
【0025】
これらのうち、コントローラ210は、コンピュータの主要部であるCPU(Central Processing Unit)201、システムメモリ(MEM-P)202、ノースブリッジ(NB)203、サウスブリッジ(SB)204、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)206、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)207、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ208、及び、記憶部であるHD209を有する。
【0026】
また、NB203とASIC206との間は、AGP(Accelerated Graphics Port)バス221で接続されている。
【0027】
これらのうち、CPU201は、画像形成装置20の全体制御を行う制御部である。NB203は、CPU201と、MEM-P202、SB204、及びAGPバス221とを接続するためのブリッジである。NB203は、MEM-P202に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
【0028】
MEM-P202は、コントローラ210の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM202aと、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM202bと、を含む。なお、RAM202bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0029】
SB204は、NB203とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC206は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス221、PCIバス222、HDDコントローラ208およびMEM-C207をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。
【0030】
ASIC206は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC206の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C207を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部231及びプリンタ部232との間でPCIバス222を介したデータ転送を行うPCIユニットを含む。なお、ASIC206には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェース、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)等のインターフェースによって接続するようにしてもよい。
【0031】
MEM-C207は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD209は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積等を行うためのストレージである。HD209は、CPU201の制御にしたがってHD209に対するデータの読み出し又は書き込みを制御する。
【0032】
AGPバス221は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースである。AGPバス221は、MEM-P202に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
【0033】
また、近距離通信回路220は、近距離通信アンテナ220aを備える。近距離通信回路220は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
【0034】
更に、エンジン制御部230は、スキャナ部231及びプリンタ部232によって構成されている。また、操作パネル240は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部240aと、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作キー240bと、を備える。
【0035】
コントローラ210は、画像形成装置20の全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル240からの入力等を制御する。スキャナ部231又はプリンタ部232は、誤差拡散、ガンマ変換などの画像処理を実行する。
【0036】
また、ネットワークI/F250は、通信ネットワーク30を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路220及びネットワークI/F250は、PCIバス222を介して、ASIC206に電気的に接続されている。
【0037】
次に、各装置の機能について、図面を参照して説明する。
【0038】
図4は、第一の実施形態に係る撮像装置の機能の一例を示す図である。
【0039】
撮像装置10は、撮像部11と、画像二値化部12と、合成画像表示部13と、撮像操作受付部14と、合成画像生成部15と、合成画像出力部16と、記憶部17と、を備える。
【0040】
撮像部11は、画像を撮像する。具体的には、撮像部11は、第一の画像、第二の画像および第三の画像を撮像する。これらのうち、第一の画像は、風景等の画像である。撮像部11は、第一の画像を撮像し、第一の画像を示すデータを記憶部17に記憶させる。また、第二の画像および第三の画像は、二次元コード等の画像である。第二の画像は、第三の画像を撮像するために使用される。第三の画像は、画像形成装置20によって形成される画像の素材となる画像である。
【0041】
撮像部11は、続く第三の画像の撮像操作を受けるまで、第二の画像を繰り返し撮像する。また、撮像部11は、撮像操作受付部14が撮像操作を受けると、第三の画像を撮像する。
【0042】
撮像部11は、CPU101がROM102又はEEPROM104等に格納されたプログラムに規定された処理を実行し、撮像素子I/F106または撮像素子I/F114等を制御することによって実現される。
【0043】
画像二値化部12は、撮像部11によって撮像された画像を二値化する。具体的には、画像二値化部12は、撮像部11によって撮像された第二の画像および第三の画像を二値化する。二値化された画像は、例えば、値が0の画素と、値が1の画素とによって構成される。
【0044】
画像二値化部12は、CPU101がROM102又はEEPROM104等に格納されたプログラムに規定された処理を実行することによって実現される。
【0045】
合成画像表示部13は、第一の画像と、撮像部11によって撮像された第二の画像と、を合成した合成画像(第一の合成画像)を表示する。具体的には、合成画像表示部13は、記憶部17が記憶する第一の画像と、撮像部11によって繰り返し撮像される第二の画像と、を合成して表示する。合成画像表示部13は、続く第三の画像の撮像操作を受けるまで、この処理を繰り返し実行する。
【0046】
合成画像表示部13は、CPU101がROM102又はEEPROM104等に格納されたプログラムに規定された処理を実行し、ディスプレイ118等を制御することによって実現される。
【0047】
撮像操作受付部14は、第一の画像と合成して第二の合成画像を生成するための第三の画像の撮像操作を、第一の合成画像が表示された状態で受ける。これによって、ユーザは、第一の合成画像を見ながら、第三の画像を撮像するための撮像位置、画角等を調整して撮像操作を行うことができる。
【0048】
撮像操作受付部14は、CPU101がROM102又はEEPROM104等に格納されたプログラムに規定された処理を実行し、タッチパネル121等を制御することによって実現される。
【0049】
合成画像生成部15は、撮像操作を受けた際に撮像部11によって撮像された第三の画像と、第一の画像と、を合成した合成画像(第二の合成画像)を生成する。記憶部17は、生成された第二の合成画像を示すデータを記憶しても良い。
【0050】
合成画像生成部15は、CPU101がROM102又はEEPROM104等に格納されたプログラムに規定された処理を実行することによって実現される。
【0051】
合成画像出力部16は、第二の合成画像を示すデータを画像形成装置20に送信する。
【0052】
合成画像出力部16は、CPU101がROM102又はEEPROM104等に格納されたプログラムに規定された処理を実行し、遠距離通信回路112等を制御することによって実現される。
【0053】
記憶部17は、後述する各種の処理に使用される各種のデータを記憶する。例えば、記憶部17は、撮像部11によって撮像された第一の画像を示すデータを記憶する。また、記憶部17は、合成画像生成部15によって生成された第二の合成画像を示すデータを記憶しても良い。
【0054】
記憶部17は、CPU101がROM102又はEEPROM104等に格納されたプログラムに規定された処理を実行し、ROM102又はEEPROM104等を制御することによって実現される。
【0055】
次に、画像形成システム1の動作について、図面を参照して説明する。
【0056】
図5は、第一の実施形態に係る撮像処理のフローの一例を示す図である。
【0057】
本実施形態に係る撮像装置10が起動するか、または専用のアプリケーションプログラム等を呼び出すと、撮像処理を開始する。撮像部11は、ユーザの操作を受けて、風景等の第一の画像(静止画)を撮像する(ステップS101)。そして、記憶部17は、第一の画像を記憶する(ステップS102)。
【0058】
図6は、第一の実施形態に係る第一の画像の撮像について説明するための図である。
【0059】
第一の画像901は、風景等の被写体801を撮像した画像である。ユーザの撮像操作を受けて、撮像部11は、撮像処理のステップS101において、風景等の被写体801を撮像する。記憶部17は、撮像処理のステップS102において、第一の画像901を示すデータを記憶する。第一の画像901は、例えば、RGBまたはCMYK等のカラー形式の画像である。撮像装置10は、図6に示すように、第一の画像901を表示しても良い。
【0060】
図5に戻り、第一の画像(静止画)を撮像すると、撮像部11は、二次元コード等の第二の画像を撮像する(ステップS103)。画像二値化部12は、第二の画像を二値化する(ステップS104)。合成画像表示部13は、第一の画像と第二の画像とを合成した第一の合成画像を表示する(ステップS105)。
【0061】
次に、撮像操作受付部14は、第三の画像の撮像操作を受けたか否かを判定する(ステップS106)。撮像操作受付部14が、第三の画像の撮像操作を受けていないと判定すると(ステップS106:No)、ステップS103の処理に戻り、撮像部11は、二次元コード等の第二の画像を撮像する。
【0062】
なお、撮像装置10は、ステップS103の処理にすぐに戻って実行しても良いし、ステップS103の処理を、あらかじめ規定された間隔、例えば1秒ごと、に実行しても良い。
【0063】
例えば、撮像部11は、いわゆるライブビューモードとして、繰り返し第二の画像を撮像する。その場合、画像二値化部12および合成画像表示部13は、リアルタイムに二値化処理および表示処理を実行する。これによって、撮像装置10は、ユーザの操作を受けることなく、第二の画像の撮像と、第一の合成画像の表示と、を繰り返し、リアルタイムに実行する。
【0064】
撮像操作受付部14が、第三の画像の撮像操作を受けたと判定すると(ステップS106:Yes)、撮像部11は、第三の画像を撮像する(ステップS107)。
【0065】
図7は、第一の実施形態に係る第二の画像および第三の画像の撮像について説明するための図である。
【0066】
第二の画像902は、二次元コード等の被写体802を撮像した画像である。ユーザの撮像操作を受けて、撮像部11は、撮像処理のステップS103において、二次元コード等の被写体802を撮像する。画像二値化部12は、撮像処理のステップS104において、第二の画像902を二値化する。合成画像表示部13は、撮像処理のステップS105において、第一の画像901と第二の画像902とを合成した第一の合成画像を表示する。
【0067】
具体的には、例えば、画像二値化部12は、第二の画像902を示すデータとして、画素毎に0(第一の値の一例)と1(第二の値の一例)のいずれかの値を割り当てる。そして、合成画像表示部13は、二値化された第二の画像902のうち、値が0(第一の値)の画素との合成後の画素を第一の画像901の画素値として表示し、値が1(第二の値)の画素との合成後の画素を黒色として表示する。
【0068】
なお、黒色とは、例えばRGB形式の赤(R)、緑(G)および青(B)の輝度を0から255の数値で表された画像データの場合、(R,G,B)=(0,0,0)によって表される色である。これによって、合成画像表示部13は、第一の画像901に重なるように、バーコードまたはQRコード(登録商標)等の二次元コードを黒色で表示する。
【0069】
上述のように、撮像操作受付部14が撮像操作を受けるまで、撮像部11、画像二値化部12および合成画像表示部13は、撮像処理のステップS103からステップS105の処理を繰り返し実行する。これによって、ユーザは、表示された第一の合成画像を確認しながら、被写体802を撮像した画像が適切な位置、大きさで合成されるように、撮像装置10自体を動かすか、またはズーム機能等によって拡大率を調節して、撮像操作を行うことができる。
【0070】
図5に戻り、画像二値化部12は、第三の画像を二値化する(ステップS108)。合成画像生成部15は、第一の画像と第三の画像とを合成した第二の合成画像を生成する(ステップS109)。ここで、第三の画像は、第二の画像とほとんど同じものであるが、第二の画像に基づいて第一の合成画像が表示された状態で、ユーザが撮影操作を行ったことによって撮影された画像である点が、第二の画像と異なる。すなわち、第二の画像は、第一の合成画像として表示するために使用される画像である。それに対して、第三の画像は、後述する処理において画像形成装置20に送信する第二の合成画像の生成に使用される画像である。
【0071】
また、合成画像生成部15は、二値化された第三の画像を特色として合成する。特色とは、透明色、金属色、蛍光色等の特色インクまたは特色トナー等を使用して印刷される色である。特色によって、RGBまたはCMYK等の一般的なプロセスカラーのみでは不可能な特殊な表現が可能となる。
【0072】
合成画像生成部15は、第三の画像のうち、値が0(第一の値)の画素との合成後の画素を第一の画像901の画素値となるように合成し、値が1(第二の値)の画素との合成後の画素を黒色の特色指定の画素となるように合成した第二の合成画像を生成する。ここで、黒色の特色指定の画素は、画像形成装置20によって、IRインクまたはIRトナー等を使用して印刷される。IRインクまたはIRトナーは、赤外線を透過する性質を有し、赤外線センサ等によって読み取ることができる。
【0073】
次に、合成画像出力部16は、第二の合成画像を示すデータを画像形成装置20に送信する(ステップS110)。これによって、画像形成装置20は、受信したデータに基づいて、第二の合成画像を所定の印刷用紙等に印刷する。ここで、画像形成装置20は、黒色の特色として指定された画素をIRインクまたはIRトナー等を使用して印刷する。
【0074】
本実施形態に係る撮像装置10によれば、第一の画像と合成して第二の合成画像を生成するための第三の画像の撮像操作を、第一の合成画像が表示された状態で受けることができる。第二の画像を撮像した状態のまま、撮像装置10および被写体802が保たれていれば、第二の画像と第三の画像とはほぼ同じ画像となる。すなわち、表示された第一の合成画像は、撮像する画像(第三の画像)と第一の画像とが合成される位置、大きさ等の参考となる。
【0075】
これによって、ユーザは、合成の対象となる第三の画像の撮像の際に、撮像する画像と他の画像(第一の画像)とが合成される位置、大きさ等を想像でき、合成された画像に満足できるまで撮像と合成を繰り返す必要が無く、作業の負担が軽減される。
【0076】
また、本実施形態に係る撮像装置10によれば、第二の画像を二値化して表示し、第三の画像を特色として合成する。したがって、ユーザは、使用方法等の制約により、画像における二次元コード等の位置が決まっていない場合には、先に風景等を撮像し、後から二次元コード等の撮像をすることによって、風景等の画像における二次元コード等の位置を後から決めることができる。
【0077】
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、二値化の対象および特色として合成する対象が第一の画像である点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点を中心に説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
【0078】
図8は、第二の実施形態に係る撮像処理のフローの一例を示す図である。
【0079】
本実施形態に係る撮像装置10が撮像処理を開始すると、撮像部11は、ユーザの操作を受けて、二次元コード等の第一の画像を撮像する(ステップS201)。そして、画像二値化部12は、第一の画像を二値化する(ステップS202)。記憶部17は、第一の画像を記憶する(ステップS203)。
【0080】
図9は、第二の実施形態に係る第一の画像の撮像について説明するための図である。
【0081】
第一の画像903は、二次元コード等の被写体803を撮像した画像である。ユーザの撮像操作を受けて、撮像部11は、撮像処理のステップS201において、風景等の被写体803を撮像する。画像二値化部12は、撮像処理のステップS203において、第一の画像903を二値化する。例えば、画像二値化部12は、第一の画像903を示すデータとして、画素毎に0(第一の値)と1(第二の値)のいずれかの値を割り当てる。
【0082】
記憶部17は、撮像処理のステップS203において、第一の画像903を示すデータを記憶する。撮像装置10は、図9に示すように、第一の画像903を表示しても良い。
【0083】
図8に戻り、撮像部11は、風景等の第二の画像を撮像する(ステップS204)。合成画像表示部13は、第一の画像と第二の画像とを合成した第一の合成画像を表示する(ステップS205)。
【0084】
次に、撮像操作受付部14は、第三の画像の撮像操作を受けたか否かを判定する(ステップS206)。撮像操作受付部14が、第三の画像の撮像操作を受けていないと判定すると(ステップS206:No)、ステップS204の処理に戻り、撮像部11は、風景等の第二の画像を撮像する。
【0085】
なお、撮像装置10は、第一の実施形態と同様に、ステップS204の処理にすぐに戻って実行しても良いし、ステップS204の処理を、あらかじめ規定された間隔、例えば1秒ごと、に実行しても良い。
【0086】
例えば、撮像部11は、第一の実施形態と同様に、いわゆるライブビューモードとして、繰り返し第二の画像を撮像する。その場合、合成画像表示部13は、リアルタイムに表示処理を実行する。これによって、撮像装置10は、ユーザの操作を受けることなく、第二の画像の撮像と、第一の合成画像の表示と、を繰り返し、リアルタイムに実行する。
【0087】
撮像操作受付部14が、第三の画像の撮像操作を受けたと判定すると(ステップS206:Yes)、撮像部11は、第三の画像を撮像する(ステップS207)。
【0088】
図10は、第二の実施形態に係る第二の画像および第三の画像の撮像について説明するための図である。
【0089】
第二の画像904は、風景等の被写体804を撮像した画像である。ユーザの撮像操作を受けて、撮像部11は、撮像処理のステップS204において、風景等の被写体804を撮像する。合成画像表示部13は、撮像処理のステップS205において、第一の画像903と第二の画像904とを合成した第一の合成画像を表示する。
【0090】
具体的には、例えば、合成画像表示部13は、二値化された第一の画像903のうち、値が0(第一の値)の画素との合成後の画素を第二の画像904の画素値として表示し、値が1(第二の値)の画素との合成後の画素を黒色として表示する。これによって、合成画像表示部13は、第一の画像903に重なるように、バーコードまたはQRコード(登録商標)等の二次元コードを黒色で表示する。
【0091】
上述のように、撮像操作受付部14が撮像操作を受けるまで、撮像部11および合成画像表示部13は、撮像処理のステップS204からステップS205の処理を繰り返し実行する。これによって、ユーザは、表示された第一の合成画像を確認しながら、被写体804を撮像した画像が適切な位置、大きさで合成されるように、撮像装置10自体を動かすか、またはズーム機能等によって拡大率を調節して、撮像操作を行うことができる。
【0092】
図8に戻り、合成画像生成部15は、第一の画像と第三の画像とを合成した第二の合成画像を生成する(ステップS208)。ここで、第一の実施形態において二値化された第三の画像を特色として合成するのと同様に、合成画像生成部15は、二値化された第一の画像を特色として合成する。具体的には、合成画像生成部15は、第一の画像のうち、値が0(第一の値)の画素との合成後の画素を第三の画像の画素値となるように合成し、値が1(第二の値)の画素との合成後の画素を黒色の特色指定の画素となるように合成した第二の合成画像を生成する。
【0093】
次に、合成画像出力部16は、第二の合成画像を示すデータを画像形成装置20に送信する(ステップS209)。これによって、画像形成装置20は、受信したデータに基づいて、第二の合成画像を所定の印刷用紙等に印刷する。ここで、画像形成装置20は、第一の実施形態と同様に、黒色の特色として指定された画素をIRインクまたはIRトナー等を使用して印刷する。
【0094】
本実施形態に係る撮像装置10によれば、第一の実施形態と同様に、第一の画像と合成して第二の合成画像を生成するための第三の画像の撮像操作を、第一の合成画像が表示された状態で受けることができる。
【0095】
また、本実施形態に係る撮像装置10によれば、最初に撮像した第一の画像を二値化して表示し、第一の画像を特色として合成する。したがって、ユーザは、使用方法等の制約により、画像における二次元コード等の位置が決まっている場合には、先に二次元コード等の撮像をすることによって、風景などの被写体の位置を後から決めることができる。
【0096】
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して、第三の実施形態について説明する。第三の実施形態は、警告を表示する警告表示部と、閾値を設定する操作を受け付ける設定受付部と、を備える点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点を中心に説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
【0097】
図11は、第三の実施形態に係る撮像装置の機能の一例を示す図である。
【0098】
本実施形態に係る撮像装置10は、第一の実施形態に係る構成に、設定受付部18と警告表示部19とを追加した構成を有する。
【0099】
設定受付部18は、後述する警告表示部19による処理に使用される閾値を設定する操作を受け付ける。例えば、設定受付部18は、設定されている閾値をディスプレイ118に表示し、タッチパネル121を介して、変更後の閾値の入力を受け付ける。なお、初期設定の閾値が設定されていても良く、最初に必ず入力させるようにしても良い。また、設定受付部18は、複数の閾値の候補を選択肢として表示して、設定する閾値の選択を受けるようにしても良い。
【0100】
設定受付部18は、CPU101がROM102又はEEPROM104等に格納されたプログラムに規定された処理を実行し、ディスプレイ118およびタッチパネル121等を制御することによって実現される。
【0101】
警告表示部19は、第一の画像において、二値化された第二の画像の第二の値(例えば1)の画素と重なる画素または隣接する画素に、あらかじめ規定された閾値以上の色の濃さを有する画素が含まれる場合に、警告を表示する。閾値は、設定受付部18によって設定された値である。
【0102】
閾値以上の色の濃さとは、例えば、RGB形式の赤、緑および青の輝度を0から255の数値で表された画像データの場合、赤、緑および青の輝度の平均値が閾値(例えば30)以下の画素とする。この場合、輝度の数値が小さいほど色が濃いことになる。閾値である30は、設定受付部18によって設定される値である。
【0103】
警告表示部19は、CPU101がROM102又はEEPROM104等に格納されたプログラムに規定された処理を実行し、ディスプレイ118等を制御することによって実現される。
【0104】
図5に示される撮像処理のステップS205において、警告表示部19は、第一の画像において、二値化された第二の画像の第二の値の画素と重なる画素または隣接する画素に、あらかじめ規定された閾値以上の色の濃さを有する画素が含まれる場合に、警告を表示する。
【0105】
図12は、第三の実施形態に係る第二の画像および第三の画像の撮像について説明するための図である。
【0106】
警告表示部19は、第一の画像901において、二値化された第二の画像902の黒色の画素と重なる画素または隣接する画素に、閾値以上の色の濃さを有する画素が含まれる場合に、警告を表示する。具体的には、警告表示部19は、ディスプレイ118の画面上にメッセージを表示しても良く、表示されている第一の合成画像における該当部分を明るい赤色などに発色表示しても良い。
【0107】
黒色トナーまたは黒色インクは、IRトナーまたはIRインクと同様に赤外線に反応してしまい、両者の区別がつかなくなる恐れがある。そこで、本実施形態に係る撮像装置10によれば、第一の画像901において、二値化された第二の画像902の黒色の画素と重なる画素または隣接する画素に、閾値以上の色の濃さを有する画素が含まれないように、第三の画像を撮像することができる。
【0108】
また、本実施形態に係る撮像装置10によれば、閾値を設定することができるので、黒色トナーまたは黒色インクの赤外線に反応する度合いが異なっても、柔軟に対応することができる。
【0109】
なお、本実施形態は、第二の実施形態と組み合わせても良い。具体的には、警告表示部19は、図8に示した第二の実施形態に係る撮像処理のステップS205の処理として、本実施形態に示した処理と同様の処理を実行しても良い。すなわち、警告表示部19は、第二の画像において、二値化された第一の画像の第二の値の画素と重なる画素または隣接する画素に、あらかじめ規定された閾値以上の色の濃さを有する画素が含まれる場合に、警告を表示しても良い。
【0110】
このようにすれば、図10に示した撮像時に、第二の画像904において、二値化された第一の画像903の黒色の画素と重なる画素または隣接する画素に、閾値以上の色の濃さを有する画素が含まれないように、第三の画像を撮像することができる。
【0111】
上述した各実施形態において、第一の画像は、撮像部11によって撮像された画像である例を示した。しかし、本発明の範囲はこれに限られず、第一の画像は、その他の画像、例えば他の装置等から受信した画像であっても良い。
【0112】
上述した各実施形態において、合成画像出力部16が、画像形成装置20に第二の合成画像を示すデータを送信する例を示した。しかし、合成画像出力部16は、第二の合成画像を示すデータを、フラッシュメモリまたはSDカード等のような外部記憶媒体に出力しても良い。その場合、ユーザ等は、出力された外部記憶媒体を他の装置または画像形成装置20に挿入して、画像形成装置20に印刷を実行させる。
【0113】
ある実施形態では、撮像装置10は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施しても良い。
【0114】
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
【0115】
また、上述した実施形態に係る撮像装置10は、撮像機能があれば良く、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、デジタルサイネージ等の出力装置、遠隔会議装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、全天球パノラマ画像撮像装置、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
【0116】
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
【符号の説明】
【0117】
1 画像形成システム
2 依頼者
3 作業者
10 撮像装置
11 撮像部
12 画像二値化部
13 合成画像表示部
14 撮像操作受付部
15 合成画像生成部
16 合成画像出力部
17 記憶部
18 設定受付部
19 警告表示部
20 画像形成装置
30 通信ネットワーク
【先行技術文献】
【特許文献】
【0118】
【特許文献1】特開2006-304247号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12