(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023108531
(43)【公開日】2023-08-04
(54)【発明の名称】エンドエフェクタ
(51)【国際特許分類】
B25J 15/08 20060101AFI20230728BHJP
【FI】
B25J15/08 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022009696
(22)【出願日】2022-01-25
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】301021533
【氏名又は名称】国立研究開発法人産業技術総合研究所
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】白澤 健
(72)【発明者】
【氏名】後根 充志
(72)【発明者】
【氏名】石原 はな
(72)【発明者】
【氏名】滝口 裕也
(72)【発明者】
【氏名】村松 泰河
(72)【発明者】
【氏名】堂前 幸康
(72)【発明者】
【氏名】高瀬 竜一
【テーマコード(参考)】
3C707
【Fターム(参考)】
3C707DS01
3C707ES03
3C707ET04
3C707EU07
3C707EU14
3C707EV04
3C707EV10
3C707EW14
3C707HS01
(57)【要約】
【課題】体格を大型化させることなく、様々な大きさおよび形状の対象物を把持することができるエンドエフェクタを提供すること。
【解決手段】エンドエフェクタは、ロボットアームの先端に連結されるリンク機構を備え、リンク機構が、先端側に設けられた開閉可能なアーム部と、アーム部を延長した把持部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロボットアームの先端に連結されるリンク機構を備え、
前記リンク機構は、
先端側に設けられた開閉可能なアーム部と、
前記アーム部を延長した把持部と、
を備えるエンドエフェクタ。
【請求項2】
前記リンク機構は、
前記アーム部に設けられ、前記アーム部が開いているときに伸長し、前記アーム部が閉じている時に収縮する弾性部材を備える、
請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項3】
前記把持部は、把持する対象物の固定を補助する突起部材を備え、
前記把持部に対する前記突起部材の突起角度は、前記把持部の開閉時の軌跡に沿った突起角度に設定されている、
請求項1または請求項2に記載のエンドエフェクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、エンドエフェクタに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のリンク機構、剛性の異なる部材、吸盤等を用いることにより、対象物の種別によらずに安定した把持を実現する二爪式エンドエフェクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
二爪式エンドエフェクタは、対象物の側面を把持する動作を行うため、当該対象物の外径以上の開度が必要となる。そのため、対象物に合わせて、エンドエフェクタの体格を大型化する必要がある。従って、体格を大型化させることなく、様々な大きさおよび形状の対象物を把持することができるエンドエフェクタが求められていた。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、体格を大型化させることなく、様々な大きさおよび形状の対象物を把持することができるエンドエフェクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るエンドエフェクタは、ロボットアームの先端に連結されるリンク機構を備え、前記リンク機構が、先端側に設けられた開閉可能なアーム部と、前記アーム部を延長した把持部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、体格を大型化させることなく、様々な大きさおよび形状の対象物を把持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係るエンドエフェクタの概略的な構成を示す正面図であり、アーム部および把持部を開いた状態を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係るエンドエフェクタの概略的な構成を示す正面図であり、アーム部および把持部を閉じた状態を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係るエンドエフェクタにおいて、把持部に設けられた突起部材の突起角度を説明するための図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係るエンドエフェクタの概略的な構成を示す正面図であり、
図2の状態からリンク機構を上方向に引き上げた状態を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係るエンドエフェクタの第一変形例の概略的な構成を示す正面図であり、アーム部および把持部を開いた状態を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係るエンドエフェクタの第一変形例の概略的な構成を示す正面図であり、アーム部および把持部を閉じた状態を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係るエンドエフェクタの第二変形例の概略的な構成を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態に係るエンドエフェクタについて、図面を参照しながら説明する。なお、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
(エンドエフェクタの構成)
実施形態に係るエンドエフェクタの構成について、
図1~
図3を参照しながら説明する。エンドエフェクタは、ロボットアーム等の産業用ロボットに取り付けられ、対象物を把持するためのものである。エンドエフェクタが把持する対象物としては、定型物、不定形物、軽量物、重量物等のあらゆるものが含まれる。また、「不定形物」とは、例えば大型の袋状の物体を示している。
【0011】
エンドエフェクタ1は、
図1に示すように、リンク機構10と、動力源20と、弾性部材30と、把持部40と、を備えている。エンドエフェクタ1は、同図に示すような鉗子構造の把持部40を備えることを特徴としている。
【0012】
リンク機構10は、多節リンクからなる機構であり、基端リンク11と、一対の第一リンク12と、一対の第二リンク13と、を備えている。このリンク機構10は、例えばアルミやステンレス等の金属材料により構成されている。
【0013】
基端リンク11は、例えばロボットアームの先端と連結される。また、基端リンク11の両端は、ジョイント14を介して、それぞれ第一リンク12と連結されている。第一リンク12は、ジョイント14を介して、それぞれ第二リンク13と連結されている。また、一対の第一リンク12の間には、当該一対の第一リンク12を動作させるための動力源20が連結されている。
【0014】
一対の第二リンク13は、互いに交差するように配置されている。また、一対の第二リンク13の交差部分は、ジョイント14によって連結されている。また、一対の第二リンク13の間には、当該一対の第二リンク13を付勢するための弾性部材30が連結されている。また、一対の第二リンク13の先端側には、それぞれアーム部131が設けられている。なお、「第二リンク13の先端側」とは、第二リンク13において、当該第二リンク13と第一リンク12とが連結された部分(ジョイント14)の反対側のことを示している。
【0015】
アーム部131は、一対の第二リンク13の動作に応じて、開閉可能に構成されている。このアーム部131には、当該アーム部131を延長した把持部40が設けられている。なお、「アーム部131を延長した」とは、アーム部131が延びる方向にあることを示している。また、アーム部131は、
図1の例では直線状に形成されているが、直線状に限られず、曲線状(例えばS字状等)に形成されてもよい。例えばアーム部131をS字状に形成することにより、アーム部131が閉じて「θ=90°」となっても、重量に比例する把持力が「F>0」に維持されるため、対象物Obをより安定して把持することができる。
【0016】
動力源20は、アーム部131および把持部40を開く動力を供給するためのものである。この動力源20としては、例えば一般的な二爪式エンドエフェクタ(二爪式並行グリッパ)等を用いることができる。動力源20の動力がONである場合、
図1に示すように、一対の第一リンク12の間隔が離隔する(開く)ことにより、アーム部131および把持部40が開く。一方、動力源20の動力がOFFである場合、
図2に示すように、一対の第一リンク12の間隔が近接する(閉じる)ことにより、アーム部131および把持部40が閉じる。
【0017】
動力源20として二爪式エンドエフェクタを用いる場合、「動力源20の動力がON」とは、二爪式エンドエフェクタを「開」状態にすることを示しており、「動力源20の動力がOFF」とは、二爪式エンドエフェクタを「閉」状態にすることを示している。なお、動力源20としては、
図1および
図2に示すように、一対の第一リンク12の間隔を離隔および近接させることができるものであれば、二爪式エンドエフェクタ以外のものを動力源20として用いてもよい。
【0018】
弾性部材30は、アーム部131および把持部40に対して付勢力を発生させるためのものである。この付勢力は、具体的には、アーム部131および把持部40を閉じる方向の力である。また、弾性部材30の付勢力は、動力源20がアーム部131および把持部40を開く力よりも小さく、微小な力に設定される。
【0019】
エンドエフェクタ1において、弾性部材30を備えることは必須ではない。しかし、弾性部材30を備えることにより、
図1に示すように、動力源20のON時に把持部40と対象物Obとを最初に接触させた際に、弾性部材30の付勢力に対応する、初期の把持力を付与することができる。これにより、弾性部材30を備えない場合と比較して、把持部40による対象物Obの把持がより容易となる。なお、弾性部材30を設けた場合の効果は、対象物Obが把持しにくいもの(例えば袋状の不定形物等)であるほど、より顕著となる。
【0020】
ここで、弾性部材30は、
図1に示すように、動力源20のON時、すなわちアーム部131および把持部40が開いている場合に、伸長した状態となる。一方、弾性部材30は、
図2に示すように、動力源20のOFF時、すなわちアーム部131および把持部40が閉じている場合に、収縮した状態となる。
【0021】
把持部40は、対象物Obを把持するためのものである。この把持部40は、板状に形成されており、例えばアルミやステンレス等の金属材料により構成されている。また、一対の把持部40の内側、すなわち把持部40の対向する面(把持面)には、複数の突起部材41が設けられている。
【0022】
突起部材41は、把持する対象物Obの固定を補助するためのものである。エンドエフェクタ1において、把持部40に突起部材41を設けることは必須ではない。しかし、突起部材41を設けることにより、対象物Obをより安定的に把持することが可能となる。
【0023】
突起部材41は、例えばゴム等の摩擦係数の高い材料、プラスチック等の樹脂材料等により構成されている。また、突起部材41は、
図1に示すように、先端が尖った形状(例えば円錐形状または角錐形状)を有している。
【0024】
なお、突起部材41は、先端が尖った形状以外にも、先端が平面の形状(例えば円柱形状、角柱形状)、先端が曲面の形状等であってもよい。また、突起部材41は、
図1に示すような突起形状以外にも、吸盤や摩擦材等によって構成されてもよい。また、突起部材41は、同図に示すように、把持部40と別体で構成されてもよく、あるいは把持部40と一体で構成されてもよい。
【0025】
ここで、把持部40(の把持面)に対する当該突起部材41の突起角度は、
図3に示すように、把持部40の開閉時の軌跡に沿った突起角度に設定されることが好ましい。すなわち、突起部材41は、把持部40の法線に沿った二等辺三角形の形状ではなく、把持部40の開閉時の軌跡に沿って傾斜した形状に形成されることが好ましい。なお、「突起部材41の突起角度」とは、具体的には、突起部材41の先端の角度のことを示している。
【0026】
このように、突起部材41の突起角度を、把持部40の開閉時の軌跡に沿った突起角度に設定することにより、対象物Obに対する把持力を増加させることができ、対象物Obを把持しやすくなる。
【0027】
なお、突起部材41の先端が平面の形状(例えば円柱形状、角柱形状)、または突起部材41の先端が曲面の形状等であっても、把持部40(の把持面)に対する突起部材41の中心軸の角度を、把持部40の開閉時の軌跡に沿った突起角度に設定することにより、対象物Obに対する把持力を増加させることができ、対象物Obを把持しやすくなる。
【0028】
(エンドエフェクタの動作)
続いて、実施形態に係るエンドエフェクタ1の動作について、
図1、
図2、
図4および
図5を参照しながら説明する。エンドエフェクタ1の動作は、例えば対象物Obとの接触(
図1参照)、対象物Obの把持(
図2参照)、対象物Obの運搬(
図4参照)に分けることができる。
【0029】
(1)対象物Obとの接触
まず、
図1に示すように、動力源20をONにすることにより、把持部40を開く。そして、把持部40を開いた状態で、当該把持部40を対象物Obの上部に接触させる。これにより、弾性部材30の付勢力により、突起部材41が対象物Obに軽く食い込んだ状態となる。
【0030】
(2)対象物Obの把持
続いて、
図2に示すように、動力源20をOFFにすることにより、把持部40が閉じる。すなわち、動力源20からリンク機構10に伝わる動力がゼロになることにより、当該リンク機構10がフリー状態となり、把持部40が自然に閉じた状態となる。これにより、把持部40によって対象物Obが把持された状態となる。またその際、対象物Obに対する突起部材41の食い込みが強くなり、把持力が増加する。
(3)対象物Obの運搬
続いて、
図4に示すように、動力源20がOFFの状態で、基端リンク11と連結されたロボットアームにより、リンク機構10および把持部40を上方向に移動させる。これにより、リンク機構10および把持部40の移動に伴い、対象物Obの自重によって、対象物Obに対する突起部材41の食い込みが更に強くなり、把持力が更に増加する。
【0031】
図5は、
図4のA部を拡大した図である。同図に示すように、把持部40によって対象物Obを把持した状態では、当該対象物Obの重量に比例した把持力が作用する。なお、同図に示した式において、「m」は対象物Obの重量(kg)であり、「g」は重力加速度(m/sec
2)である。このように、エンドエフェクタ1では、対象物Obの重量が大きいほど、把持部40による把持力も大きくなる。
【0032】
ここで、既存のエンドエフェクタでは、大型の袋状の不定形物や重量物を安定して把持するには、大型の外部動力や、エンドエフェクタの体格を大型化する必要があった。一方、実施形態に係るエンドエフェクタ1では、リンク機構10および鉗子構造の把持部40を組み合わせることにより、体格を大型化させることなく、様々な大きさおよび形状の対象物Obを安定して把持することが可能となる。
【0033】
また、エンドエフェクタ1では、動力源20として、一般的な二爪式エンドエフェクタを用いることができるため、簡易かつ汎用性の高い機構とすることができる。
【0034】
(第一変形例)
実施形態に係るエンドエフェクタの第一変形例について、
図6および
図7を参照しながら説明する。第一変形例のエンドエフェクタ1Aは、
図6に示すように、リンク機構10Aと、動力源20と、弾性部材30と、把持部40と、を備えている。なお、エンドエフェクタ1Aの構成は、リンク機構10Aを除いてエンドエフェクタ1と同様であるため、エンドエフェクタ1と共通する構成については説明を省略する。
【0035】
リンク機構10Aは、リンク機構10の基端リンク11および第一リンク12に代えて、紐状部材11Aを備えている。この紐状部材11Aは、例えばワイヤ、チェーン等により構成されている。このように、基端リンク11および第一リンク12に代えて、紐状部材11Aを用いた場合においても、エンドエフェクタ1と同様の動作が可能である。以下、エンドエフェクタ1Aの動作について、
図6および
図7を参照しながら説明する。
【0036】
(1)対象物Obとの接触
まず、
図6に示すように、動力源20をONにすることにより、把持部40を開く。そして、把持部40を開いた状態で、当該把持部40を対象物Obの上部に接触させる。これにより、弾性部材30の付勢力により、突起部材41が対象物Obに軽く食い込んだ状態となる。
【0037】
(2)対象物Obの把持
続いて、動力源20をOFFにすることにより、把持部40が閉じる。すなわち、動力源20からリンク機構10Aに伝わる動力がゼロになることにより、当該リンク機構10Aがフリー状態となり、把持部40が自然に閉じた状態となる。これにより、把持部40によって対象物Obが把持された状態となる。またその際、対象物Obに対する突起部材41の食い込みが強くなり、把持力が増加する。
(3)対象物Obの運搬
続いて、
図7に示すように、動力源20がOFFの状態で、紐状部材11Aと連結されたロボットアームにより、リンク機構10Aおよび把持部40を上方向に移動させる。これにより、リンク機構10Aおよび把持部40の移動に伴い、対象物Obの自重によって、対象物Obに対する突起部材41の食い込みが更に強くなり、把持力が更に増加する。
【0038】
このように、エンドエフェクタ1Aでは、リンク機構10Aおよび鉗子構造の把持部40を組み合わせることにより、体格を大型化させることなく、様々な大きさおよび形状の対象物Obを安定して把持することが可能となる。また、基端リンク11および第一リンク12の代わりに、紐状部材11Aを用いることにより、エンドエフェクタ1Aの軽量化を図ることができる。
【0039】
(第二変形例)
実施形態に係るエンドエフェクタの第二変形例について、
図8を参照しながら説明する。第二変形例のエンドエフェクタ1Bは、同図に示すように、リンク機構10と、動力源20と、弾性部材30と、把持部40Aと、を備えている。なお、エンドエフェクタ1Bの構成は、把持部40Aを除いてエンドエフェクタ1と同様であるため、エンドエフェクタ1と共通する構成については説明を省略する。
【0040】
把持部40Aは、対象物Obの形状に合わせて内面(把持面)の形状が最適化されている。把持部40Aは、
図8に示した例では、板状に形成されており、かつ板の一部が折り曲げられた形状を有している。また、一対の把持部40Aの内側、すなわち把持部40の対向する面(把持面)には、摩擦部材41Aが全面に設けられている。
【0041】
摩擦部材41Aは、把持する対象物Obの固定を補助するためのものである。摩擦部材41Aは、例えばゴム等の摩擦係数の高い材料等により構成されている。このように、摩擦係数の高い材料からなる摩擦部材41Aを備えることにより、対象物Obをより安定的に把持することが可能となる。なお、把持部40Aおよび摩擦部材41Aの形状は、
図8に示した例に限定されない。例えば対象物Obの形状が曲面形状である場合、把持部40Aおよび摩擦部材41Aをそれぞれ曲面形状としてもよい。
【0042】
このように、エンドエフェクタ1Bでは、対象物Obの形状に合わせて把持部40Aおおよび摩擦部材41Aの形状を最適化することにより、様々な大きさおよび形状の対象物Obを、より安定して把持することが可能となる。
【0043】
更なる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、以上のように表わし、かつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。従って、添付のクレームおよびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
【符号の説明】
【0044】
1,1A,1B エンドエフェクタ
10,10A リンク機構
11 基端リンク
11A 紐状部材
12 第一リンク
13 第二リンク
131 アーム部
14 ジョイント
20 動力源
30 弾性部材
40,40A 把持部
41 突起部材
41A 摩擦部材
Ob 対象物