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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023108949
(43)【公開日】2023-08-07
(54)【発明の名称】カバー部材および画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   G03G 15/00 20060101AFI20230731BHJP
【FI】
G03G15/00 550
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022010278
(22)【出願日】2022-01-26
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100090527
【弁理士】
【氏名又は名称】舘野 千惠子
(72)【発明者】
【氏名】清水 圭一
【テーマコード(参考)】
2H171
【Fターム(参考)】
2H171FA01
2H171FA30
2H171GA15
2H171HA19
2H171HA23
2H171JA23
2H171JA27
2H171JA29
2H171JA31
2H171PA05
2H171PA12
2H171QA04
2H171QA08
2H171QA24
2H171QB03
2H171QB15
2H171QB32
2H171QC03
2H171QC22
2H171QC24
2H171QC36
2H171RA01
2H171RA03
2H171RA05
2H171SA11
2H171SA14
2H171SA18
2H171SA22
2H171SA26
2H171SA31
2H171XA01
2H171XA20
(57)【要約】
【課題】安価で簡便な方法で、外観品質の低下や誤操作を防止することが可能な機器のカバー部材を提供すること。
【解決手段】機器に設けられるカバー部材(カバー部材100)であって、第一面(基準面101)と、印刷が施される第二面(印刷面102)と、を有し、第一面と第二面との境界に段差(段差103)を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器に設けられるカバー部材であって、
第一面と、
印刷が施される第二面と、を有し、
前記第一面と前記第二面との境界に段差を有すること
を特徴とするカバー部材。
【請求項2】
前記第二面は、前記第一面から突出していること
を特徴とする請求項1に記載のカバー部材。
【請求項3】
前記第二面は、前記第一面に平行な凸面であること
を特徴とする請求項1または2に記載のカバー部材。
【請求項4】
前記印刷は、操作方向を示す内容であり、
前記第二面は、前記第一面に対して、前記操作方向の終点から始点に向かって段差が大きくなるように傾斜した面であること
を特徴とする請求項1または2に記載のカバー部材。
【請求項5】
前記第一面と前記第二面との境界に、前記第一面に平行な凹部があること
を特徴とするに請求項1または2に記載のカバー部材。
【請求項6】
前記第一面と前記第二面の境界に、前記第二面に向かって前記段差が大きくなる方向に傾斜する凹部があること
を特徴とするに請求項1または2に記載のカバー部材。
【請求項7】
前記段差は、2mm以上であること
を特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のカバー部材。
【請求項8】
前記印刷は、操作方向が単一の方向である操作を指示するものである
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のカバー部材。
【請求項9】
前記第二面は、平面であり、周囲に凸形状を有しない
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のカバー部材。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項に記載のカバー部材を備える画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カバー部材および画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置において、操作位置等を示すイラストを装置表面にシート状部材または印刷を用いて表示すると、シート状部材表面や印刷面に対してキズや削れが発生し、外観品質の低下や表示内容の誤認による誤操作につながっている。
これを防止するため、シート状部材を表面に対して凹面を設けて貼り付けたり、シート状部材に対して爪が近づく側にリブを設けることにより、シート状部材に爪が当たらないように対策している。
【0003】
例えば、特許文献1には、情報を外装カバーに直接レーザーマーキングするという方法が提案されている。この方法によると、印刷面に爪が当たることによりキズや削れの発生を防止できるが、レーザーマーキングはシート状部材の貼り付けや印刷に対して視認性が劣位であり、また、レーザーマーキングを導入するための設備や技術に対するハードルが高く安易に導入することが難しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、安価で簡便な方法で、外観品質の低下や誤操作を防止することが可能な機器のカバー部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、機器に設けられるカバー部材であって、
第一面と、
印刷が施される第二面と、を有し、
前記第一面と前記第二面との境界に段差を有するものとする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、安価で簡便な方法で、外観品質の低下や誤操作を防止することが可能な機器のカバー部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施形態に係るカバー部材の構例を説明する図であり、(A)は、外観図であり、(B)は、(A)のA-A線に沿った断面図である。
図2】印刷面に施される印刷の一例を示す図である。
図3】本発明の第一の実施形態のカバー部材の構成例を説明する図である。
図4】本発明の第二の実施形態のカバー部材の構成例を説明する図である。
図5】本発明の第三の実施形態のカバー部材の構成例を説明する図である。
図6図5の変形例を説明する図である。
図7】本発明の第四の実施形態のカバー部材の構成例を説明する図である。
図8図7の変形例を説明する図である。
図9】本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例の概略を説明する図であり、(A)は、外装部材を例示する図、(B)は、内装部材を例示する図である。
図10】同画像形成装置が有する画像形成部の構成例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
【0009】
上述したように、画像形成装置では、装置表面に示される操作に関する表示(例えば、操作位置、操作方向)について、手の指先での操作を促す表示の場合、シート状部材や印刷部に爪が当たり、印刷面がきずついたり削れたりする。
例えば、シート状部材を使用した表示方法については対応策が存在するが、シート状部材を使用すること自体が部品費の増大につながるため、また、使用済み機器を再生する際に、キズや削れ以外の要因でシート状部材を貼り直す場合に多大な貼り直し工数がかかることから、部材への直接印刷での表示方法が有利であり、望まれる。
しかしながら、シート状部材での対策と同様の対策(凹面に印刷、印刷面の近傍にリブを設ける等)は、印刷の主な工法であるシルクスクリーン印刷では対応できない。
【0010】
そこで、本発明の実施形態は、機器の外装または内装を形成するカバー部材に、基準面との境界に段差を設け、シルクスクリーン印刷可能な印刷面を有する構成とする。
【0011】
本発明の実施形態に係るカバー部材の一態様は、
機器に設けられるカバー部材(カバー部材100)であって、
第一面(基準面101)と、
印刷が施される第二面(印刷面102)と、を有し、
第一面と第二面との境界に段差(段差103)を有する。
( )内は後述する図1の構成を一例として対応付けている。
上記記載の本発明の特徴について、図面を用いて詳細に解説する。
【0012】
図1は本発明の実施形態に係るカバー部材の構成例を説明する図であり、(A)は、外観図であり、(B)は、(A)のA-A線に沿った断面図である。
カバー部材100は、機器の外装または内装を形成する第一面としての基準面101と、印刷が施される第二面としての印刷面102と、を有し、基準面101と印刷面102との境界の少なくとも一部分に段差103が設けられている。
【0013】
段差103は、少なくとも基準面101と印刷面102との境界のうち、少なくとも一部分に2mm以上の差を有すればよく、基準面101と印刷面102との境界に段差を有しない部分(印刷面102が基準面101に連続して繋がっている部分等)が存在してもよい。段差103は、例えば、手の指先での操作を促す表示の場合、少なくとも操作する者の手が触れる側となる境界を2mm以上の段差とするとよい。
また、印刷面102は、基準面101に対して突出して形成される部分を有することが好ましい。印刷面102は、例えば、段差103が形成された境界部分において、基準面101より突出する形状であるとよい。
【0014】
印刷面102に施す印刷は、例えば、シルクスクリーン印刷を用いるとよい。
印刷は、操作に関する情報が印刷されたものとし、操作方向、操作方向が単一の方向である操作を指示すること、操作位置、または、操作の指示などを示す内容とするとよい。このように、印刷は、操作に関する情報を表示する表示部として働く。
【0015】
図2は印刷面に施される印刷の一例を示す図である。
図2では、操作方向が単一の方向である操作を指示する内容が印刷される例を示す。
【0016】
本発明の実施形態の一態様のカバー部材100は、端部に段差103をもった印刷面102にシルクスクリーン印刷することにより、指先での操作時に、該当部に爪が近づいても段差103に爪先が当たり、印刷面102に爪先が当たることを防止することができる。
また、印刷面102は、凹状になっていないこと、近傍に凸部が無いことにより、シルクスクリーン印刷が可能となる。
このようにすると、部材(印刷面102)に直接情報を表示し、印刷周辺の形状により、印刷の劣化を防止することができる。
【0017】
以下、カバー部材の各実施形態を説明する。図3から図8は、図1に示すA-A線に沿った断面を模式的に表した図である。
【0018】
第一の実施形態
図3は本発明の第一の実施形態のカバー部材の構成例を説明する図である。
カバー部材100aは、印刷面102aが基準面101から突出し、印刷面102aが基準面101に対して平行な凸面となる段差103を有する。段差103の高さHは2mm以上とすることが好ましい。このようにすると、2mm以上の段差103をもった印刷面102aにシルクスクリーン印刷することにより、指先での操作時に、該当部に爪が近づいても段差103に当たり印刷面102aに爪先が当たることを防止することができる。
【0019】
第二の実施形態
図4は本発明の第二の実施形態のカバー部材の構成例を説明する図である。
印刷面102bは、操作方向を示す内容の印刷が施される。
カバー部材100bは、印刷面102bの少なくとも一部分が基準面101から突出し、印刷面102bが、基準面101に対して操作方向の終点から始点に向かって、段差が大きくなるように傾斜した、凸状の面となる段差103を有する。また、段差103の高さHは2mm以上とすることが好ましい。このようにすると、2mm以上の段差103をもった印刷面102bにシルクスクリーン印刷することにより、指先での操作時に、該当部に爪が近づいても段差に当たり印刷面に爪先が当たることを防止することができる。
【0020】
本実施形態では、印刷面102bは、全体が基準面101から突出するように形成されてもよい。例えば、印刷面102bは、図3に示す印刷面102aを、基準面101に対して操作方向の終点から始点に向かって、段差が大きくなるように傾斜した形状としてもよい。また、印刷面102bは、基準面101に対して操作方向の始点となる、基準面101との境界部分に、高さHが2mm以上の段差103を有すればよく、基準面101に対して操作方向の終点またはその周辺では、基準面101との境界がない形状としてもよい。例えば、印刷面102bは、操作方向の終点に向かって、基準面101と同じ高さとなる傾斜面が連続してもよい。
【0021】
第三の実施形態
図5は本発明の第三の実施形態のカバー部材の構成例を説明する図である。
カバー部材100cは、印刷面102cと基準面101との境界に凹部(凹面、溝)104を有し、凹部104を設けることにより、段差103が形成される。
図6は、図5の変形例を説明する図である。
カバー部材100dは、印刷面102dが基準面101から突出し、印刷面102dと基準面101との境界に凹部104を有し、凹部104を設けることにより、段差103の高さHが大きくなる。
図5図6において、段差103の高さHは2mm以上とすることが好ましい。
【0022】
このようにすると、2mm以上の段差103をもった印刷面102c、102dにシルクスクリーン印刷することにより、指先での操作時に、該当部に爪が近づいても段差103に当たり印刷面102c、102dに爪先が当たることを防止することができる。このとき、指先は、例えば、凹部104沿って該当部に近づくことで爪が段差103に当たることになる。
【0023】
第四の実施形態
図7は本発明の第四の実施形態のカバー部材の構成例を説明する図である。
カバー部材100eは、印刷面102eと基準面101との境界に、印刷に向かって段差が大きくなる方向に傾斜する凹部(凹面、傾斜溝)105を有する。
図8は、図7の変形例を説明する図である。
カバー部材100fは、印刷面102fが基準面101から突出し、印刷面102fと基準面101との境界に、印刷に向かって段差が大きくなる方向に傾斜する凹部105を有する。
図7図8において、段差103の高さHは2mm以上とすることが好ましい。
【0024】
このようにすると、2mm以上の段差103をもった印刷面102e、102fにシルクスクリーン印刷することにより、指先での操作時に、該当部に爪が近づいても段差103に当たり印刷面102e、102fに爪先が当たることを防止することができる。このとき、指先は、例えば、凹部105沿って該当部に近づくことで爪が段差103に当たることになる。
【0025】
次に、本発明の実施形態に係るカバー部材を適用する画像形成装置について説明する。
図9は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例の概略を説明する図であり、(A)は、外装部材を例示する図、(B)は、内装部材を例示する図である。
図10は、同画像形成装置が有する画像形成部の構成例を説明する図である。
図9では、(A)の画像形成装置200aと、(B)に示す外装カバーを開けた状態の画像形成装置200bとは、外観等が異なるものを例示したが、二つを区別しないときには画像形成装置200と称する。
【0026】
画像形成装置200は、外部から受け付ける画像データに基づいて、記録媒体へ画像を形成するものである。画像形成装置200は、スキャナ機能を備える画像読取部210と、画像形成部230と、記録媒体供給部250と、排出部270と、操作部290とを少なくとも備える。
【0027】
画像形成装置200は、画像データを、原稿画像を画像読取部210で読み取ることにより、または、通信を介して他の機器から受け取ること等により得る。
画像形成装置200は、画像データに各種処理を施してメモリに記憶し、出力指示に基づいて、メモリから画像データを画像形成部230に出力して、記録媒体供給部250から供給される記録媒体に画像を形成し、排出部270から排出する。
画像形成装置200は、操作部290から各種指示を受け付ける。
【0028】
上述したカバー部材100、100a~100fは、図9(A)に例示する外装部材311から317、または、図9(B)に例示する内装部材331から334に用いることができる。なお、図9は外装部材または内装部材の一例を示したものであり、これに限られるものではない。カバー部材100、100a~100fは、いずれかの形状が適用できる部材であれば、使用できる。
【0029】
次に、図10に基づいて、画像形成部230の構成例を説明する。
画像形成部230は、像担持体としての感光体ドラム40Y、40C、40M、40Kを有する4つの作像ユニット(プロセスカートリッジ)が並置されたいわゆるタンデム構成を有している。Yはイエローを、Cはシアンを、Mはマゼンタを、Kはブラックの現像色を意味する。
【0030】
各作像ユニットの感光体ドラムに対向して、中間転写体としての無端ベルト状の中間転写ベルト41を有する中間転写ユニット42が配置されている。
中間転写ベルト41は、複数の支持ローラ43、44、45、46に回転可能に巻き掛けられている。
【0031】
支持ローラ43が駆動ローラとして反時計回り方向に駆動されることによって、中間転写ベルト41は矢印L方向に回転駆動される。
符号47は中間転写ベルト41の表面に圧接して該中間転写ベルト41にテンションを付与するテンションローラを示している。
【0032】
感光体ドラム40Y、40C、40M、40Kは、それぞれ中間転写ベルト41の表面に当接しながら、時計回り方向に回転駆動される。
最上流に位置する第一の感光体ドラム40Yは、帯電ローラ48によって所定の極性に帯電され、その帯電面に、光書き込みユニット49から出射した光変調されたレーザビームが照射される。
これによって第一の感光体ドラム40Yに静電潜像が形成され、この静電潜像は、現像装置50によってイエロートナー像として可視像化される。
【0033】
一次転写ローラ51に転写電圧が印加され、これによって感光体ドラム40Y上のトナー像が矢印L方向に回転駆動される中間転写ベルト41の表面に一次転写される。
トナー像転写後の感光体ドラム40Y上に付着する転写残トナーは、クリーニング装置52によって除去される。
【0034】
上記と同様にして、第二から第四の感光体ドラム40C、40M、40K上にシアントナー像、マゼンタトナー像、ブラックトナー像がそれぞれ形成され、各トナー像がイエロートナー像の転写された中間転写ベルト41上に順次重ねて転写され、中間転写ベルト41上に4色の重ねトナー像が担持される。
【0035】
装置本体の下部には記録媒体供給部250としての給紙カセット12が配置され、給紙カセット12から送り出される記録媒体で且つシートとしての用紙Pは、レジストローラ対の回転によって、所定のタイミングで二次転写部へ向けて搬送される。
中間転写ベルト41の支持ローラ43で支持される部分と、これに対向して配置された二次転写ローラ53との間が二次転写部となる。
【0036】
二次転写ローラ53に転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト41上の重ねトナー像が用紙Pに一括転写される。
二次転写ローラ53は、中間転写ベルト41を介して支持ローラ43に対して押圧され、かつ中間転写ベルト41の表面に当接しながら、反時計回り方向に回転駆動される。
トナー像を転写された用紙Pは、定着装置54に送られ、ここで熱と圧力の作用によってトナー像が用紙Pに定着される。
定着装置54を出た用紙Pは、排紙ローラ対55によりシート排出部8に排出されてスタックされる。
【0037】
図10において、符号56は現像装置50にトナーを補給するためのトナーボトルを示している。
二次転写後の中間転写ベルト41上には、転写しきれなかったトナーが残留する。この残留トナーを清掃するため、中間転写ユニット42にはベルトクリーニング装置57が設けられている。
上記実施形態では、画像形成装置としてタンデム型で中間転写方式の構成を例示したが、タンデム型の直接転写方式、1つの感光体ドラムの周りに複数の現像手段を配置した方式、モノクロ機等においても同様に実施することができる。
【0038】
なお、本発明は上記に示す実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲において、上記実施形態の各要素を、当業者であれば容易に考えうる内容に変更、追加、変換することが可能である。
【符号の説明】
【0039】
100、100a~100f カバー部材
101 基準面
102、102a~102f 印刷面
103 段差
104、105 凹部
200、200a、200b 画像形成装置
【先行技術文献】
【特許文献】
【0040】
【特許文献1】特開2012-128063号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10