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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023111316
(43)【公開日】2023-08-10
(54)【発明の名称】液体吐出装置
(51)【国際特許分類】
   B41J 2/165 20060101AFI20230803BHJP
【FI】
B41J2/165 101
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022013117
(22)【出願日】2022-01-31
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107423
【弁理士】
【氏名又は名称】城村 邦彦
(74)【代理人】
【識別番号】100120949
【弁理士】
【氏名又は名称】熊野 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100207181
【弁理士】
【氏名又は名称】岡村 朋
(72)【発明者】
【氏名】一ノ渡 潤
(72)【発明者】
【氏名】山下 宏之
【テーマコード(参考)】
2C056
【Fターム(参考)】
2C056EA17
2C056FA13
2C056FB01
2C056HA44
2C056JA13
2C056JA24
(57)【要約】
【課題】保湿液を、液体吐出ヘッドを介さずにキャップへ供給することを課題とする。
【解決手段】液体を吐出するノズル11の開口端が形成されたノズル面12を有する液体吐出ヘッド1と、ノズル11の開口端を覆うキャップ21と、保湿液90を貯留する保湿液容器30と、キャップ21とノズル面12との間に形成された空間に負圧を形成する吸引ポンプ23と、廃液容器26と、キャップ21と廃液容器26とを通じる廃液経路22,25と、を備えた液体吐出装置100であって、保湿液容器30は廃液経路22,25に接続されることを特徴とする。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を吐出するノズルの開口端が形成されたノズル面を有する液体吐出ヘッドと、
前記ノズルの開口端を覆うキャップと、
保湿液を貯留する保湿液容器と、
前記キャップと前記ノズル面との間に形成された空間に負圧を形成する吸引部材と、
廃液容器と、
前記キャップと前記廃液容器とを通じる廃液経路と、を備えた液体吐出装置であって、
前記保湿液容器は前記廃液経路に接続されることを特徴とする液体吐出装置。
【請求項2】
前記保湿液容器内の保湿液の重力方向の液面位置が、前記キャップと同じ位置に設けられる請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記保湿液容器内の保湿液の重力方向の液面位置を検知する検知機構と、
前記保湿液容器を重力方向およびその反対方向へ移動させる移動機構とをさらに備えた請求項1または2記載の液体吐出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ノズルから液体としてのインクを吐出する液体吐出ヘッドでは、非画像形成時にノズル内のインクの水分が蒸発して増粘することにより、ノズル壁面にインクが固着してインクの吐出を阻害したり、インクの吐出方向を変化させてしまうという問題があった。
【0003】
これに対して、非画像形成時に、液体吐出ヘッドのノズルの開口端をキャップで覆うことにより、ノズル内のインクの乾燥を防止することが従来から行われていた。また、吸引ポンプによりキャップ内の空間を吸引することにより、ノズル内のインクを取り除くことが従来から行われていた。
【0004】
しかし、吸引ポンプにより吸引したノズル内のインクがキャップに付着することがある。そして、この付着したインクが、キャップをノズル面から取り外した状態で乾燥することにより、キャップ内にインクが堆積するという問題があった。特に、液体吐出ヘッドが吐出するインクとして乾燥性の高いインクを用いた場合に、このような問題が顕著であった。また、糸に液体を付与する刺繍装置では、一つ一つのジョブの時間が長いため、インクの乾燥の問題が顕著であった。
【0005】
これに対して特許文献1(特開2009-285982号公報)の液体吐出装置では、ヘッドモジュールに形成されたノズルを介して保湿液をヘッドキャップ内へ供給する。これにより、ヘッドキャップ内を保湿できる。
【0006】
しかし、保湿液をキャップ内へ供給する構成として、さらに検討の余地があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明では、保湿液を、液体吐出ヘッドを介さずにキャップへ供給することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明は、液体を吐出するノズルの開口端が形成されたノズル面を有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルの開口端を覆うキャップと、保湿液を貯留する保湿液容器と、前記キャップと前記ノズル面との間に形成された空間に負圧を形成する吸引部材と、廃液容器と、前記キャップと前記廃液容器とを通じる廃液経路と、を備えた液体吐出装置であって、前記保湿液容器は前記廃液経路に接続されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、保湿液を、廃液経路を介してキャップへ供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の概略構成図である。
図2】同装置の液体付与部の説明図である。
図3】同液体付与部のヘッド列を下方から見た説明図である。
図4】本発明の一実施形態に係る個別維持ユニットの平面説明図である。
図5】同個別維持ユニットの説明図である。
図6】個別維持ユニットの他の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る液体吐出装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同装置の概略説明図、図2は同装置の液体付与部の説明図、図3は同液体付与部のヘッド列を下方から見た説明図である。
【0012】
液体吐出装置100はインライン型刺繍装置である。液体吐出装置100は、供給リール102と、液体付与部103と、定着部104と、後処理部105と、刺繍ヘッド106とを備えている。供給リール102には液体付与対象である糸101が巻回される。
【0013】
供給リール102から引き出された糸101は、ローラ108、109で案内され、刺繍ヘッド106まで連続して這い回されている。
【0014】
液体付与部103は、吐出ユニットである複数の液体吐出ヘッド1(1a~1d)と、メンテナンスユニット2とを備えている。複数の液体吐出ヘッド1は糸101に所要の色の液体を吐出して付与する。この糸101は、供給リール102から引き出されて搬送されたものである。メンテナンスユニット2は、各液体吐出ヘッド1のメンテナンスを行う複数の個別維持ユニット20(20a~20d)などで構成される。液体吐出ヘッド1a~1dは、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色の液体を吐出する。
【0015】
ここで、液体吐出ヘッド1は、図3に示すように、液体を吐出する複数のノズル11の吐出側の開口端が設けられたノズル面12を有する。ノズル11の吐出側の開口端は図3に示される側の開口端である。ノズル面12には、複数のノズル11の開口端が配列されたノズル列が形成される。各液体吐出ヘッド1は、ノズル列(ノズル11の配列)の方向が糸101の搬送方向Aになるように配置される。
【0016】
定着部104は、液体付与部103から吐出された液体が付与された糸101に対する定着処理(乾燥処理)を行う。定着部104は、例えば赤外線照射手段、温風吹き付け手段などの加熱手段を備え、糸101を加熱して乾燥する。
【0017】
後処理部105は、例えば、糸101を清掃する清掃手段、糸101の張力を調整する張力調整手段、糸101の移動量を検出する送り量検出手段、糸101の表面に潤滑剤を付与する潤滑剤付与手段などを含む。
【0018】
刺繍ヘッド106は、糸101によって例えば布上にパターンを刺繍する。
【0019】
なお、本実施形態では、液体吐出装置が刺繍装置である例で説明しているが、これに限るものではなく、本発明は、糸などの線状部材を使用する装置、例えば織機、ミシン等の装置、その他、一般的なシート材に画像を印刷する装置にも適用することができる。また、刺繍装置等の後工程がある装置だけでなく、後述するように、本発明は、糸などに染色して巻き取る染色装置などにも適用できる。
【0020】
また、「糸」とは、ガラス繊維糸、ウール糸、綿糸、合成糸、金属糸、ウール、綿、ポリマー、または金属の混合糸、ヤーン、フィラメント、あるいは液体を付与可能な線状部材(連続基材)であり、組紐、平紐なども含む。
【0021】
ここで、メンテナンスユニットを構成する個別維持ユニットの一例について図4を参照して説明する。図4は同個別維持ユニットの模式的平面説明図である。
【0022】
個別維持ユニット20は、筐体(ハウジング)200内に、キャップ21と、ワイパ部材202と、空吐出を行うときの空吐出受け203を配置している。キャップ21は、液体吐出ヘッド1のノズル面12に当接し、ノズル11の吐出側の開口端を覆う。ワイパ部材202はノズル面12を払拭する。
【0023】
そして、この個別維持ユニット20の筐体200の外側面に、吐出受け204を着脱可能に取り付けている。吐出受け204は、例えば、筐体200の凸部208に嵌め合わせる係止部209によって、筐体200に対して着脱可能としている。
【0024】
このように、維持ユニット20に対して吐出受け204を着脱可能に取付けることで、吐出受け204が満杯になった場合など、吐出受け204のみを容易に交換することができる。
【0025】
ワイパ部材202によるノズル面12の払拭、あるいは、吐出受け204への空吐出により、キャップ21内に付着したインクの乾燥を抑制できる。
【0026】
次に、本発明の第1実施形態について図5を参照して説明する。図5は同実施形態に係るメンテナンスユニット部分の説明図である。
【0027】
メンテナンスユニット2の個別維持ユニット20(20a~20d)は、各液体吐出ヘッド1a~1dのそれぞれに当接(キャッピング)及び離間(デキャップ)可能に配置された複数のキャップ21(21a~21d)を有している。
【0028】
ここで、キャップ21aには個別排出経路22が接続されている。個別排出経路22には吸引部材である吸引ポンプ23が設けられる。キャップ21は個別排出経路22を介してそれぞれ吸引ポンプ23に接続されている。なお、図5ではキャップ21aに接続された個別排出経路22および吸引ポンプ23のみを示しているが、その他のキャップ21b~21dにも同様に、吸引ポンプ23が設けられた個別排出経路22が接続されている。
【0029】
キャップ21aに接続される個別排出経路22は切替弁24を介して共通排出経路25に接続される。共通排出経路25はその一端側で廃液容器26に接続されている。廃液容器26は略密閉状態の容器で構成している。個別排出経路22および共通排出経路25は、キャップ21aと廃液容器26とを通じる廃液経路である。
【0030】
各個別排出経路22にはそれぞれ吸引部材である吸引ポンプ23が設けられ、各キャップ21は個別排出経路22を介してそれぞれ吸引ポンプ23に接続されている。
【0031】
ここで、吸引ポンプ23はチュービングポンプで構成しており、個別排出経路22は吸引ポンプ23のチューブで構成される。吸引ポンプ23は、第1方向に回転するときに押圧コロがチューブを扱くことでキャップ21内を吸引する吸引動作を行う。また、吸引ポンプ23は、第1方向と反対の第2方向に回転させることで、押圧コロがチューブから離間して、個別排出経路22は吸引ポンプ23の上流側と下流側で連通状態になる。
【0032】
また液体吐出装置100は、保湿液容器30を有する。保湿液容器30には保湿液90が貯留される。保湿液容器30は待機連通口30aを有する。保湿液容器30には残量検知機構31が設けられる。残量検知機構31は保湿液容器30内の保湿液90の液面高さを検知する。
【0033】
保湿液容器30に保湿液供給経路32が接続される。保湿液供給経路32は、保湿液容器30に接続される側とは反対側の端部で、切替弁24を介して共通排出経路25に接続される。つまり、保湿液容器30は、保湿液供給経路32を介して廃液経路に接続される。なお、図5ではその記載を省略しているが、保湿液供給経路32には、各切替弁24を介してキャップ21b~21dに接続される個別排出経路22に接続されている。
【0034】
また、保湿液容器30にはヘッド側保湿液供給経路33が接続される。ヘッド側保湿液供給経路33は各液体吐出ヘッド1a~1dに接続される。
【0035】
また液体吐出装置100は制御部50を有する。制御部50は、切替弁制御部51と、上下動制御部52とを有する。切替弁制御部51は各切替弁24の切り替えを制御する。上下動制御部52は保湿液容器30を上下動させる移動機構39の駆動を制御する。
【0036】
残量検知機構31による検知結果は切替弁制御部51および上下動制御部52に入力される。上下動制御部52は、残量検知機構31の検知結果に基づいて、保湿液容器30内の液面高さがキャップ21の高さと同じになるように(つまり、キャップ21のいずれかの部分に重なる位置)保湿液容器30を上下動させる。そして、切替弁制御部51により切替弁24を切り替えて保湿液供給経路32を個別排出経路22に連通させる。これにより、保湿液容器30から保湿液供給経路32および個別排出経路22を介してキャップ21aに保湿液90を供給することができる。つまり、保湿液90を液体吐出ヘッド1aを介さずにキャップ21aへ供給できる。なお、キャップ21b~21dに関しても同様に、対応する切替弁24を切り替えて保湿液供給経路32と各個別排出経路22を接続することにより、各キャップ21b~21dに保湿液容器30の保湿液90を供給できる。また、ここでいう液面高さなどの高さとは、液体吐出装置100を水平面に載置した状態での重力方向及びその反対方向の位置のことである。
【0037】
以上のように本実施形態では、保湿液容器30内の保湿液90を、液体吐出ヘッド1を介さずに直にキャップ21に供給できる。従って、キャップ21内を効率よく保湿でき、キャップ21内に乾燥したインクが堆積することを抑制できる。また、液体吐出ヘッド1を介さないことで、保湿液90をキャップ21へ供給する経路を短くすることができ、保湿液90の消費量を低減できる。
【0038】
特に、本実施形態の液体吐出装置100のように、糸に液体を吐出する装置では一つ一つのジョブの時間が長くなる傾向にあり、キャップ内のインクが乾燥しやすい。従って、本実施形態の上記保湿液を供給する構成を適用することが好適である。
【0039】
また、保湿液容器30内の液面高さをキャップ21の高さと同じにすることにより、キャップ21内に充填する保湿液90の量を一定に保つことができる。また、装置停止時もキャップ21内に保湿液90を充填した状態にすることができる。
【0040】
液体吐出ヘッド1から排出されたインクや保湿液90は、各個別排出経路22および共通排出経路25を介して廃液容器26に収容される。廃液容器26は液体吐出装置100に対して着脱可能に設けられ、ユーザーなどにより定期的に交換される。
【0041】
なお、残量検知機構31に代えて、保湿液容器30を透明な材料により形成することで、目視により保湿液容器30内の液面高さを確認し、保湿液容器30を上下動させてもよい。また、保湿液容器30や切替弁24を手動により上下させる構成としてもよい。
【0042】
また、ヘッド側保湿液供給経路33を介してキャップ21を、保湿液90を供給することもできる。
【0043】
一例として、図6に示す実施形態の液体吐出装置100では、保湿液容器30内の保湿液90をキャップ21に供給する経路として、ヘッド側保湿液供給経路33のみが設けられる。
【0044】
本実施形態では、残量検知機構31による検知結果により、保湿液容器30内の液面高さが液体吐出ヘッド1に設けられたノズル面よりも重力方向の下側に配置される。
【0045】
吸引ポンプ23によりヘッド吸引することにより、保湿液容器30内の保湿液90が、ヘッド側保湿液供給経路33、そして液体吐出ヘッド1のノズルを介して各キャップ21へ供給できる。
【0046】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
【0047】
本願において、「液体吐出装置」は、液体吐出ヘッド又を備え、液体吐出ヘッドを駆動させて、液体を吐出させる装置である。液体吐出装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
【0048】
この「液体吐出装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
【0049】
例えば、「液体吐出装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
【0050】
また、「液体吐出装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
【0051】
上記「液体が付着可能なもの」とは、前述した液体付与対象のことであり、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
【0052】
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
【0053】
また、「液体吐出装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
【0054】
また、「液体吐出装置」としては他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
【0055】
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
【符号の説明】
【0056】
1 液体吐出ヘッド
11 ノズル
12 ノズル面
20 個別維持ユニット
21 キャップ
22 個別排出経路(廃液経路)
23 吸引ポンプ(吸引部材)
24 切替弁
25 共通排出経路(廃液経路)
30 保湿液容器
31 残量検知機構(検知機構)
32 保湿液供給経路
39 移動機構
100 液体吐出装置
【先行技術文献】
【特許文献】
【0057】
【特許文献1】特開2009-285982号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6