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特開2023-120977画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023120977
(43)【公開日】2023-08-30
(54)【発明の名称】画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06T 5/50 20060101AFI20230823BHJP
【FI】
G06T5/50
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022024146
(22)【出願日】2022-02-18
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】米田 優
(72)【発明者】
【氏名】戸波 一成
【テーマコード(参考)】
5B057
【Fターム(参考)】
5B057AA11
5B057BA23
5B057CA08
5B057CA12
5B057CA16
5B057CB08
5B057CB12
5B057CB16
5B057CE08
5B057CH07
5B057DA16
5B057DB02
5B057DB09
(57)【要約】
【課題】再現性が悪い第1の出力画像と第2の出力画像を無駄に生成してしまうことを抑制する。
【解決手段】画像処理装置は、複数の視点に対応する複数の入力画像を入力する入力部と、第1の出力画像と第2の出力画像を重ね合わせて観察する視点を変えたときに各視点に対応する前記入力画像を少なくとも部分的に再現する前記第1の出力画像と前記第2の出力画像を、前記複数の入力画像を用いて生成する画像生成部と、前記第1の出力画像と前記第2の出力画像を生成する前に、生成後の第1の出力画像と第2の出力画像が再現する再現画像の再現性を判定する判定部と、を有する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の視点に対応する複数の入力画像を入力する入力部と、
第1の出力画像と第2の出力画像を重ね合わせて観察する視点を変えたときに各視点に対応する前記入力画像を少なくとも部分的に再現する前記第1の出力画像と前記第2の出力画像を、前記複数の入力画像を用いて生成する画像生成部と、
前記第1の出力画像と前記第2の出力画像を生成する前に、生成後の第1の出力画像と第2の出力画像が再現する再現画像の再現性を判定する判定部と、
を有する、画像処理装置。
【請求項2】
前記判定部は、前記複数の入力画像を、変換品質ごとに予め用意した、入力視点画像と、変換後の観察視点画像の変換プロファイルと比較して、前記第1の出力画像と前記第2の出力画像の変換品質を判定する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記判定部は、
前記入力画像を、複数の領域に分割し、
前記領域ごとに、前記領域内の画素値の平均を前記変換プロファイルと比較して、前記領域の変換品質を判定する、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記変換プロファイルは、前記入力視点画像と前記観察視点画像の前記領域内の画素値の平均データを含む、請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記判定部による判定結果をユーザに通知する通知部を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記判定結果に対する前記ユーザによる許可操作又は実行操作を受け付けた場合、前記画像生成部は、前記第1の出力画像と前記第2の出力画像を生成する、請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記判定結果に対する前記ユーザによる許可操作又は実行操作を受け付けていない場合、前記画像生成部は、前記第1の出力画像と前記第2の出力画像の生成を行わない、請求項5又は6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記画像生成部は、前記再現画像の再現性が良好でない場合、前記第1の出力画像と前記第2の出力画像の生成を中止する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項9】
複数の視点に対応する複数の入力画像を入力する入力処理と、
第1の出力画像と第2の出力画像を重ね合わせて観察する視点を変えたときに各視点に対応する前記入力画像を少なくとも部分的に再現する前記第1の出力画像と前記第2の出力画像を、前記複数の入力画像を用いて生成する画像生成処理と、
前記第1の出力画像と前記第2の出力画像を生成する前に、生成後の前記第1の出力画像と前記第2の出力画像が再現する画像の再現性を判定する判定処理と、
をコンピュータが実行する、画像処理方法。
【請求項10】
複数の視点に対応する複数の入力画像を入力する入力処理と、
第1の出力画像と第2の出力画像を重ね合わせて観察する視点を変えたときに各視点に対応する前記入力画像を少なくとも部分的に再現する前記第1の出力画像と前記第2の出力画像を、前記複数の入力画像を用いて生成する画像生成処理と、
前記第1の出力画像と前記第2の出力画像を生成する前に、生成後の前記第1の出力画像と前記第2の出力画像が再現する画像の再現性を判定する判定処理と、
をコンピュータに実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
視点に依存して観察される画像が変化する印刷物を実現する技術として、ライトフィールドプリントと呼ばれる技術が知られている。例えば、複数のシーンビューを含むコンテンツに基づいて、第1の標的パターンと第2の標的パターンを生成し、透明前層に第1の標的パターンを印刷し、透明後層に第2の標的パターンを印刷する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に開示された技術により、複数の視点に対応した複数の入力画像に基づいて、第1の出力画像と第2の出力画像を重ね合わせて観察する視点を変えたときに各視点に対応する入力画像を再現する第1の出力画像と第2の出力画像を生成することができる。
【0004】
しかし、この方法では、第1の出力画像と第2の出力画像を生成するまで、視点の変化に応じて見え方が変化する生成後の画像の再現性が分からないため、再現性が悪い第1の出力画像と第2の出力画像を無駄に生成してしまう場合がある。
【0005】
本発明の一実施形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、再現性が悪い第1の出力画像と第2の出力画像を無駄に生成してしまうことを抑制する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、一実施形態に係る画像処理装置は、複数の視点に対応する複数の入力画像を入力する入力部と、第1の出力画像と第2の出力画像を重ね合わせて観察する視点を変えたときに各視点に対応する前記入力画像を少なくとも部分的に再現する前記第1の出力画像と前記第2の出力画像を、前記複数の入力画像を用いて生成する画像生成部と、前記第1の出力画像と前記第2の出力画像を生成する前に、生成後の第1の出力画像と第2の出力画像が再現する再現画像の再現性を判定する判定部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、再現性が悪い第1の出力画像と第2の出力画像を無駄に生成してしまうことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一実施形態に係る画像処理システムのシステム構成の例を示す図である。
図2】一実施形態に係るライトフィールド印刷物について説明するための図である。
図3】一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。
図4】一実施形態に係る画像処理装置の機能構成の例を示す図である。
図5】第1の実施形態に係る画像処理装置の処理の例を示すフローチャートである。
図6】一実施形態に係る複数の入力画像のイメージを示す図である。
図7】一実施形態に係る判定処理の例を示すフローチャートである。
図8】一実施形態に係る入力画像の分割方法の例を示す図である。
図9】一実施形態に係る変換プロファイルとの比較について説明するための図である。
図10】一実施形態に係る判定結果の例を示す図である。
図11】第2の実施形態に係る画像処理装置の処理の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
<システム構成>
図1は、一実施形態に係る画像処理システムのシステム構成の例を示す図である。画像処理システム1は、例えば、画像処理装置10と印刷装置20とを含む。印刷装置20は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の有線ケーブル、近距離無線通信、又はLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して、画像処理装置10と通信可能に接続されている。
【0011】
画像処理装置10は、例えば、コンピュータの構成を有する情報処理装置、又は複数のコンピュータを含むシステムである。画像処理装置10は、所定のプログラムを実行することにより、複数の視点に対応する複数の入力画像11-1、11-2、・・・11-N(Nは、2以上の整数)に基づいて、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成する。
【0012】
画像処理装置10が生成する第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bは、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bとを重ね合わせて観察する視点を変えたときに、各視点に対応する入力画像を少なくとも部分的に再現する。例えば、画像処理装置10は、印刷装置20を用いて、透明シートなどの透過性転写媒体の両面に。第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bとを両面印刷することにより、所望のライトフィールド印刷物を生成することができる。
【0013】
複数の入力画像11-1、11-2、・・・11-Nは、複数の視点に対応する画像データである。複数の入力画像11-1、11-2、・・・11-Nは、所望のライトフィールド印刷物が得られるように、例えば、ユーザ側が用意する。なお、以下の説明において、複数の入力画像11-1、11-2、・・・11-Nを、単に「入力画像11」と呼ぶ場合がある。
【0014】
画像処理装置10は、複数の入力画像11-1、11-2、・・・11-Nに基づいて、所定の最適化問題を解くことにより。第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bとを生成する。第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bは、最適化問題を解くことにより得られる特有のパターン画像であり、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bとを重ね合わせることで意味のある画像(ライトフィールド画像)が再現される。
【0015】
印刷装置20は、画像処理装置10からの印刷指示に応じて、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを、透過性転写媒体13Cの両面に画像形成することにより、ライトフィールド印刷物13を出力する。ライトフィールド印刷物13は、透過性転写媒体13Cと、略平行に離間して配置された表面の画像層13A及び裏面の画像層13Bを含む。ライトフィールド印刷物13、観察する視点を変えることで観察される画像が変化する、いわゆるライトフィールドプリント(Light Field Print)である。
【0016】
複数の入力画像11が、所定の被写体の複数の視点から観察したときの画像を表現している場合、ライトフィールド印刷物13は、被写体を立体的に表現した印刷物となる。しかしながら、本実施形態に係るライトフィールド印刷物13は、立体視を与えるものに限定されない。例えば、複数の入力画像が、異なる被写体を表現している場合、ライトフィールド印刷物13は、視点を変化させることにより観察される被写体が変わる印刷物であってもよい。
【0017】
図2は、一実施形態に係るライトフィールド印刷物について説明するための図である。ライトフィールド印刷物13は、透過性転写媒体13Cの表面に第1の出力画像12Aに基づく表面の画像層13Aが形成され、裏面に第2の出力画像12Bに基づく裏面の画像層13Bが形成されている。また、透過性転写媒体13Cの表面および裏面は、平坦で離間されているため、表面の画像層13Aと裏面の画像層13Bは、略平行に離間して配置されたものとなる。
【0018】
本実施形態に係る印刷装置20による画像形成は、トナーやインクなどの顕色材を透過性転写媒体13Cの両面に付着し、定着させることにより行う。両面に対して画像形成をすることによって、特許文献1の従来技術で行われていた透明層の貼り合わせの作業が必要なくなり、簡便にライトフィールド印刷物13を得ることが可能となる。また、貼り合わせた層の間に空気や接着剤などの材料が入り込むことで画像が劣化するのを防止することができる。
【0019】
ライトフィールド印刷物13は、透過性転写媒体13Cに厚みがあることにより、視点によって表面の画像層13Aと裏面の画像層13Bを通過する画素の組合せが異なるという原理に基づく。各視点によって画素の組合せが異なることを利用して、光強度を視点ごとに変化させることが可能となる。これにより、各視点で見える画像が異なるライトフィールド印刷物13を得ることができる。この複数の視点から見える画像が、ライトフィールド印刷による再現画像である。再現画像は、転写媒体の面に対する視点の角度ごとに定められた入力画像11の近似画像である。観察者は、ライトフィールド印刷物13を観察する視点を変えたときに、視点に対応する入力画像11の近似画像を1枚ずつ見ることが可能となる。なお、上述した視線が通過する画素の組み合わせにおける画素間の位置関係が視点を規定する。
【0020】
なお、透過性転写媒体13Cは、可視光を透過し、平坦な2つの転写面を有する媒体であり、透明媒体である場合に加えて、裏面画像の印刷が透けて見える程度の半透明媒体であってもよい。これは、透過性転写媒体13Cが、完全に透明ではなく、半透明でも、表面の画像層13Aと裏面の画像層13Bを通過する光強度が視点によって変わるためである。
【0021】
図1に示したシステム構成により、画像処理システム1は、複数の入力画像11を第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bに変換し、印刷装置20で両面印刷することにより、ライトフィールド印刷物13を生成することができる。
【0022】
しかし、従来の技術では、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成するまで、視点の変化に応じて見え方が変化する生成後の画像の再現性が分からないため、再現性が悪い第1の出力画像と第2の出力画像を無駄に生成してしまう場合がある。
【0023】
そこで、本実施形態に係る画像処理システム1は、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成する前に、生成後の画像の再現性を判定する機能を有している。例えば、画像処理装置10は、複数の入力画像11を、変換品質ごとに予め用意した、入力視点画像と、変換後の観察視点画像の変換プロファイルと比較して、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの変換品質を判定する。
【0024】
これにより、本実施形態に係る画像処理システム1によれば、再現性が悪い第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを無駄に生成してしまうこと、及び無駄に出力(印刷)してしまうことを抑制することができる。
【0025】
<ハードウェア構成>
(画像処理装置のハードウェア構成)
画像処理装置10は、例えば、図3に示すようなコンピュータ300のハードウェア構成を有している。或いは、画像処理装置10は、複数のコンピュータ300によって構成される。
【0026】
図3は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。コンピュータ300は、例えば、図3に示されるように、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HD(Hard Disk)304、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ305、ディスプレイ306、外部機器接続I/F(Interface)307、ネットワークI/F308、キーボード309、ポインティングデバイス310、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ312、メディアI/F314、及びバスライン315等を備えている。
【0027】
これらのうち、CPU301は、コンピュータ300全体の動作を制御する。ROM302は、例えば、IPL(Initial Program Loader)等のコンピュータ300の起動に用いられるプログラムを記憶する。RAM303は、例えば、CPU301のワークエリア等として使用される。HD304は、例えば、OS(Operating System)、アプリケーション、デバイスドライバ等のプログラムや、各種データを記憶するストレージデバイスの一例である。HDDコントローラ305は、例えば、CPU301の制御に従ってHD304に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
【0028】
ディスプレイ306は、例えば、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。なお、ディスプレイ306は、コンピュータ300の外部に設けられていても良い。外部機器接続I/F307は、例えば、印刷装置20等の様々な外部装置を、コンピュータ300に接続するための、例えば、USB(Universal Serial Bus)等のインタフェースである。ネットワークI/F308は、例えば、通信ネットワークを利用して、他の装置と通信するためのインタフェースである。
【0029】
キーボード309は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス310は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行なう入力手段の一種である。なお、キーボード309、及びポインティングデバイス310は、コンピュータ300の外部に設けられていても良い。DVD-RWドライブ312は、着脱可能な記憶媒体の一例としてのDVD-RW311に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RW311は、DVD-RWに限らず、他の記憶媒体であっても良い。
【0030】
メディアI/F314は、フラッシュメモリ等のメディア313に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。バスライン315は、上記の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバス、データバス及び各種の制御信号等を含む。
【0031】
なお、図3に示したコンピュータ300のハードウェア構成は一例である。コンピュータ300は、例えば、CPU301、ROM302、RAM303、ネットワークI/F308、及びバスライン316を有していれば、他は任意の構成であって良い。
【0032】
<機能構成>
(画像処理装置の機能構成)
図4は、一実施形態に係る画像処理装置の機能構成の例を示す図である。画像処理装置10は、例えば、CPU301が所定のプログラムを実行することにより、入力部401、画像生成部402、判定部403、通知部404、受付部405、出力部406、及び記憶部407等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであってもよい。
【0033】
入力部401は、画像処理装置10に、複数の視点に対応する複数の入力画像11を入力する入力処理を実行する。例えば、入力部401は、ネットワークI/F308、外部機器接続I/F307に接続した外部メモリ、又はメディア313等から、複数の入力画像11の入力を受け付ける。
【0034】
複数の入力画像11は、好ましくは、3以上の視点に対応した3つ以上の入力画像11-1~11-N(N≧3)を含む。なお、入力画像11-1~11-Nの各々には、所定の視点(1、2、…x、…、N)が設定されており、各視点と入力画像11-1~11―Nとの対応関係を記述した視点情報が含まれている。視点情報は、複数の入力画像11のデータとは別に与えられてもよいし、ファイル名に所定の規則(連番など)に従って埋め込まれて、各入力画像11-1~11-Nのデータとともに与えられてもよい。後者の場合は、入力部401は、ファイル名から視点との対応関係を解釈することができる。
【0035】
複数の入力画像11は、複数の視点の各々から観察した場合の所望の画像を規定するものであり、所望のライトフィールド印刷物が得られるようにユーザ側が用意するものである。入力部401は、ユーザが入力した複数の入力画像11等を、例えば、画像生成部402、及び判定部403等に渡す。
【0036】
画像生成部402は、重ねあわせて観察する視点を変えたときに各視点に対応する入力画像11を少なくとも部分的に再現する第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを、複数の入力画像11を用いて生成する生成処理を実行する。
【0037】
例えば、画像生成部402は、複数の入力画像11に基づいて、最適化処理によって、透過性転写媒体に両面印刷すべき第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの組を生成する。最適化処理は、透過性転写媒体の両面に、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bに基づく表面の画像層と裏面の画像層が形成された場合に、観察する視点を変えたときに各視点に対応する入力画像11を少なくとも部分的に再現するように行われる。
【0038】
なお、通常は、画像生成部402が、複数の入力画像11に基づいて第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成する際に、入力画像11が圧縮され、情報量が減少することになる。このため、最適化処理では、入力画像11が近似的に再現される。
【0039】
最適化処理は、複数の入力画像11に基づいて、試行中の1組の仮の出力画像を離間して配置した複数の画像層により各視点で再現される再現画像と各視点に対応した入力画像との差異が最小化されるように1組の出力画像を最適化するものである。なお、この段階では、離間して配置された複数の画像層が転写媒体に両面印刷されることは最適化計算に組み込まれておらず、離間して配置された複数の画像層により再現される画像(以下、再現画像と呼ぶ)と入力画像との誤差が最小化される。再現画像と入力画像との誤差は、複数の視点にわたる差分の総和であり、これが目的関数となる。最適化処理は、勾配降下法等の公知の技術を用いて実行することができる。
【0040】
また、画像生成部402は、最適化処理で生成された一組の出力画像のいずれか一方に対し、両面印刷の開き方向に応じて画像反転を行う反転処理を実行する。これにより、画像生成部402は、最終的な第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成することができる。
【0041】
判定部403は、画像生成部402が、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成する前に、生成後の第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bが再現する再現画像の再現性を判定する判定処理を実行する。例えば、判定部403は、複数の入力画像11を、変換品質ごとに予め用意した、入力視点画像と、変換後の観察視点画像の変換プロファイルと比較して、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの変換品質を判定する。なお、判定部403が実行する判定処理については、具体的な例を例示して後述する。
【0042】
通知部404は、判定部403による判定結果を、ユーザに通知する通知処理を実行する。例えば、通知部404は、入力した複数の入力画像11を用いて、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成した場合の変換品質(例えば、「良」、「中」、「悪」等)を示す通知を、ディスプレイ306等の表示部に表示する。ただし、判定部403による判定結果は、変換品質に限られず、例えば、再現性の良否、又は再現性の良さを示す数値等であってもよい。また、通知部は、判定部403による判定結果を、音声、又はテキストメッセージ等で通知してもよい。
【0043】
この通知により、ユーザは、例えば、画像生成部402が生成する第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bが再現する再現画像の再現性が悪い場合、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの生成を中止することができる。また、再現画像の再現性が良いとも悪いとも言えない場合(変換品質が「中」である場合等)、ユーザは、他の入力画像11の有無、緊急度、又は重要度等に応じて、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成するか否かを判断することができる。これにより、本実施形態に係る画像処理システム1によれば、再現性が悪い第1の出力画像と第2の出力画像を無駄に生成してしまうことを抑制することができる。
【0044】
受付部405は、例えば、キーボード309、又はポインティングデバイス310等の入力デバイスを用いて、通知部404が通知した判定結果に対するユーザの入力操作を受け付ける受付処理を実行する。例えば、受付部405は、ユーザによる、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの生成を許可する許可操作、又はライトフィールド印刷物13の印刷の実行を要求する実行操作等を受け付ける。
【0045】
受付部405が、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの生成を許可する許可操作、又はライトフィールド印刷物13の印刷の実行を要求する実行操作を受け付けた場合、画像生成部402は画像生成処理を実行する。一方、受付部405が、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの生成の中止を要求する中止操作、又はライトフィールド印刷物13の印刷の中止を要求する中止操作を受け付けた場合、画像生成部402は画像生成処理を中止する。なお、受付部405が、所定の時間内に、許可操作又は実行操作を受け付けていない場合、画像生成部402は、例えば、画像生成処理を中止してもよい。
【0046】
出力部406は、画像生成部402が生成した第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bに基づいて、印刷装置20に対して印刷データを含む印刷指示を出力する。この印刷指示には、例えば、透過性転写媒体がセットされた給紙トレイの指定、両面印刷の指定等の印刷設定情報が含まれる。
【0047】
記憶部407は、例えば、CPU301が実行するプログラム、HD304、HDDコントローラ305等によって実現され、前述した、変換品質ごとの変換プロファイル、複数の入力画像11を含む様々なデータ、情報、及びプログラム等を記憶する。
【0048】
上記の各機能構成により、画像処理装置10は、再現性が悪い第1の出力画像と第2の出力画像を無駄に生成してしまうことを抑制することができる。
【0049】
別の一例として、画像処理装置10は、通知部404が判定結果を通知してから、受付部405がユーザの操作を受け付けるまでの間に、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの生成を行い、出力部406が印刷指示の出力を保留するものであってもよい。この場合、画像処理装置10は、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの生成を許可する許可操作を受け付けたときに、速やかに印刷指示を出力できるとともに、再現性が悪いライトフィールド印刷物を無駄に印刷してしまうことを抑制することができる。
【0050】
<処理の流れ>
続いて、本実施形態に係る画像処理方法の処理の流れについて説明する。
【0051】
[第1の実施形態]
(画像処理装置の処理)
図5は、第1の実施形態に係る画像処理装置の処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図4で説明した各機能構成を有する画像処理装置10が実行する処理の一例を示している。
【0052】
ステップS501において、入力部401は、複数の視点に対応する複数の入力画像の入力を受け付ける。
【0053】
図6は、一実施形態に係る複数の入力画像のイメージを示す図である。例えば、横方向(X方向)の視点の数をXとし、縦方向(Y方向)の視点の数をYとすると、図6に示すように、複数の入力画像600の数はX×Y枚となる。また、ここでは、複数の入力画像600のうち、各視点における入力画像を、図6に示すように、入力画像Iab(1≦a≦Y、1≦b≦X)で表す。
【0054】
ステップS502において、判定部403は、画像生成部402が生成する、生成後の第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bが再現する再現画像の再現性を判定する判定処理を実行する。なお、判定部403が実行する判定処理については、別のフローチャートを用いて後述する。
【0055】
ステップS503において、通知部404は、判定部403による判定結果をユーザに通知する。
【0056】
ステップS504において、受付部405は、ユーザによる、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの生成を許可する許可操作を受け付けたか否かを判断する。許可操作を受け付けた場合、受付部405は、処理をステップS505に移行させる。一方、許可操作を受け付けていない場合、受付部405は、図5の処理を終了する。
【0057】
例えば、受付部405は、ユーザによる第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの生成を拒否する拒否操作を受け付けた場合、許可操作を受け付けていないと判断してもよい。また、受付部405は、所定の時間以上、許可操作を受け付けていない場合、許可操作を受け付けていないと判断してもよい。
【0058】
ステップS505に移行すると、画像生成部402は、入力部401から受け付けた複数の入力画像600に基づいて、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成する。
【0059】
ステップS506において、出力部406は、画像生成部402が生成した第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bに基づくライトフィールド印刷を、印刷装置20に指示する。
【0060】
図5の処理により、画像処理装置10は、画像生成部402が第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成する前に、再現画像の再現性を判定し、ユーザに通知する。また、画像処理装置10は、ユーザによる許可操作を受け付けるまで、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成しないので、再現性が悪い第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを無駄に生成してしまうことを抑制することができる。
【0061】
なお、図5に示した画像処理装置の処理は一例である。例えば、図5のステップS504において、受付部405は、許可操作に代えて(又は加えて)、ライトフィールド印刷の実行を要求する実行操作を受け付けたときに、処理をステップS505に移行させてもよい。
【0062】
さらに、この場合、画像処理装置10は、ユーザの操作を待っている間に、ステップS505の処理を実行し、実行操作を受け付けた場合に、ステップS506の処理を実行してもよい。これにより、画像処理装置10は、再現性が悪い第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを無駄に印刷してしまうことを抑制することができる。
【0063】
要するに、画像処理装置10は、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成する前に、再現画像の再現性を判定してユーザに通知し、ユーザによる承認が得られるまで、画像生成処理、又は出力処理の実行を保留するものであれば良い。
【0064】
(判定処理)
図7は、一実施形態に係る判定処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図5のステップS502において、判定部403が実行する判定処理の例を示している。
【0065】
ステップS701において、判定部403は、各視点における入力画像Iabを複数の領域に分割する。例えば、各入力画像Iabの横方向の解像度をk1X、縦方向の解像度をk2Yとする。この場合、判定部403は、各視点における入力画像Iabを、横方向の視点の数X、及び縦方向の視点の数Yに応じて、例えば、図8に示すように、複数の領域Iabij(1≦i≦k2、1≦j≦k1)に分割する。ここで分割した各領域は、十分に小さいので、領域内で画素値が均一に近いとみなすことができる。
【0066】
ステップS702において、判定部403は、分割した領域ごとに、領域内の画素値の平均を算出する。
【0067】
ステップS703において、判定部403は、算出した領域内の画素値の平均を、変換品質ごとに予め用意した変換プロファイルと比較して、生成後の第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの変換品質を判定する。なお、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの変換品質の判定は、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bが再現する再現画像の再現性の判定の一例である。例えば、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bの変換品質が良い場合、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bが再現する再現画像の再現性が高くなる。
【0068】
図9は、一実施形態に係る変換プロファイルとの比較について説明するための図である。画像処理装置10は、例えば、図9に示すような、変換品質ごとに、予め用意した変換プロファイル(A-1)、(A-2)、(A-3)、(A-4)を、記憶部407等に記憶しておく。
【0069】
また、判定部403は、図8に示すような、各視点における入力画像Iabを分割した複数の領域Iabijのうち、Y=1とし、Xの値を視点番号1、2、・・・、Xとした場合における、視点番号と領域内画素値の平均との関係を表すグラフ901を作成する。この場合、視点番号1は領域I11ijを、視点番号2は領域I12ijを、視点番号Xは領域I1Xijを表す。
【0070】
判定部403は、作成したグラフ901を、予め用意した変換プロファイル(A-1)、(A-2)、(A-3)、(A-4)と比較して、領域I11ij、I12ij、・・・I1Xijの変換品質を判定する。
【0071】
変換プロファイルは、各視点における入力視点画像と、変換後の観察視点画像の領域内画素値の平均の関係を示している。変換プロファイルは、図9に示すように、各視点番号に対応する、入力視点画像と観察視点画像の領域内画素値の平均データを含む。図9の例では、変換プロファイル(A-1)、(A-2)は、変換品質が「良」である場合の変換プロファイルの例を示している。また、変換プロファイル(B)は、変換品質が「中」である場合の変換プロファイルの例を示しており、変換プロファイル(C)は、変換品質が「低」である場合の変換プロファイルの例を示している。
【0072】
例えば、判定部403は、領域I11ijの変換品質を判定する場合、グラフ901の視点番号1における入力画像の領域内画素値の平均を、複数の変換プロファイルの視点番号1の領域内画素値の平均と比較し、最も値が近い変換プロファイルの変換品質を判定結果とする。同様にして、判定部403は、他の領域I12ij、・・・I1Xijについても、視点番号2、・・・、Xにおいて、変換品質を判定する。
【0073】
さらに、判定部403は、Y=2以降の場合についても、同様にして、各領域の変換品質を判定することにより、例えば、図10に示すような、入力画像Iabの判定結果1000を作成することができる。
【0074】
例えば、図5のステップS503において、通知部404は、図10に示すような判定結果1000を、入力画像Iabごと、判定部403による判定結果としてユーザに通知する。ただし、これに限られず、通知部404は、例えば、変換品質が悪い入力画像Iabの情報を、判定部403による判定結果としてユーザに通知しても良い。この場合、通知部404は、変換品質が「悪」である領域の割合が閾値以上の入力画像Iabを、変換品質が悪い入力画像Iabと判断してもよい。
【0075】
[第2の実施形態]
(画像処理装置の処理)
図2は、第2の実施形態に係る画像処理装置の処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図4で説明した各機能構成を有する画像処理装置10が実行する処理の別の一例を示している。なお、基本的な処理内容は、図5で説明した第1の実施形態に係る画像処理装置の処理と同様なので、ここでは、第1の実施形態と同様の処理内容に関する詳細な説明は省略する。
【0076】
ステップS1101において、入力部401は、例えば、図6に示すような、複数の視点に対応する複数の入力画像600の入力を受け付ける。
【0077】
ステップS1102において、判定部403は、画像生成部402が生成する、生成後の第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bが再現する再現画像の再現性を判定する判定処理を実行する。例えば、判定部403は、入力画像Iabの各々に対して、図7に示すような判定処理を実行し、図10に示すような判定結果1000を得る。
【0078】
ステップS1103において、判定部403は、再現画像の再現性が良好であるか否かを判断する。例えば、判定部403は、図10に示すような判定結果1000において、変換品質が「悪」である領域の割合が、予め定めた第1の閾値以下である場合、入力画像abの再現性が良好と判断しても良い。また、判定部403は、再現性が良好な入力画像abの割合が、予め定めた第2の閾値以上である場合、生成後の第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bが再現する再現画像の再現性が良好と判断しても良い。
【0079】
再現性が良好である場合、判定部403は、処理をステップS1104に移行させる。一方、再現性が良好でない場合、判定部403は、処理をステップS1106に移行させる。
【0080】
ステップS1104に移行すると、画像生成部402は、入力部401から受け付けた複数の入力画像600に基づいて、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成する。
【0081】
ステップS1105において、出力部406は、画像生成部402が生成した第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bに基づくライトフィールド印刷を、印刷装置20に指示する。
【0082】
一方、ステップS1103からステップS1106に移行すると、通知部404は、入力画像600の変更、又は修正を促すメッセージ等を、ユーザに通知する。好ましくは、この通知には、例えば、再現性が悪い(変換品質が悪い)入力画像Iabの情報が含まれる。これにより、ユーザは、再現性が悪い入力画像Iabを変更、又は修正することが容易になる。
【0083】
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、再現性が悪い第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを無駄に生成してしまうこと、及び無駄に印刷してしまうことを抑制することができる。
【0084】
以上、本発明の各実施形態によれば、再現性が悪い第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを無駄に生成してしまうことを抑制することができる。
【0085】
<補足>
上記で説明した各実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
【0086】
また、図4に示した画像処理装置10の機能構成は一例である。例えば、図4の画像処理装置10が有する各機能構成は、複数のコンピュータ300に分散して設けられていてもよい。また、記憶部407は、例えば、通信ネットワークを介して通信可能な、ストレージサーバ、又はクラウドサービス等によって実現されるものであってもよい。さらに、画像生成部402は、例えば、通信ネットワークを介して通信可能なクラウドサービス等を利用して、第1の出力画像12Aと第2の出力画像12Bを生成してもよい。
【符号の説明】
【0087】
1 画像処理システム
10 画像処理装置
11、600 複数の入力画像
12A 第1の出力画像
12B 第2の出力画像
300 コンピュータ
401 入力部
402 画像生成部
403 判定部
404 通知部
A-1、A-2、B、C 変換プロファイル
【先行技術文献】
【特許文献】
【0088】
【特許文献1】特表2018-537046号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11