(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023122375
(43)【公開日】2023-09-01
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/12 20060101AFI20230825BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20230825BHJP
G06F 21/62 20130101ALI20230825BHJP
【FI】
G06F3/12 338
G06F3/12 387
G06F3/12 322
H04N1/00 838
H04N1/00 127Z
G06F21/62 309
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022026044
(22)【出願日】2022-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】藤田 雄大
【テーマコード(参考)】
5C062
【Fターム(参考)】
5C062AA02
5C062AA05
5C062AA13
5C062AA29
5C062AB17
5C062AB20
5C062AB22
5C062AB23
5C062AB38
5C062AB42
5C062AC02
5C062AC04
5C062AC05
5C062AC22
5C062AC34
5C062AC58
5C062AE03
5C062AE07
5C062AE15
5C062AF00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】コンテンツの出力場所とセキュリティに関する情報に基づいて、コンテンツの出力可否を判断する。
【解決手段】情報処理システムは、出力装置から出力するコンテンツを登録する登録部、コンテンツのセキュリティに関する情報を設定する第1設定部及び出力を指示する第1のメッセージを端末装置から受信し、第2のメッセージを仲介システムに送信する第1通信部を有する情報処理装置と、出力装置に関する情報を設定する第2設定部、第2のメッセージを受信する第2通信部及び出力装置による出力が可能か否かを判断する判断部を有する仲介システムと、出力を指示する第3のメッセージを仲介システムから受信する第3通信部及び出力を実行する出力部を有する出力装置と、を有する。仲介システムの第2通信部は、判断部の判断結果が出力可能である場合、第3のメッセージを出力装置に送信し、出力装置の出力部が、コンテンツの出力を実行する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
出力装置から出力するコンテンツを登録する登録部と、
ユーザが設定した前記コンテンツのセキュリティに関する情報を設定する第1設定部と、
前記コンテンツの出力を指示する第1のメッセージを前記ユーザが操作する端末装置から受信し、前記コンテンツの出力を指示する第2のメッセージを仲介システムに送信する第1通信部と、
を有する情報処理装置と、
前記出力装置に関する情報を設定する第2設定部と、
前記第2のメッセージを前記情報処理装置から受信する第2通信部と、
前記第2のメッセージ、前記出力装置に関する情報、及び前記セキュリティに関する情報に基づいて、前記出力装置による前記コンテンツの出力が可能か否かを判断する判断部と、
を有する仲介システムと、
前記コンテンツの出力を指示する第3のメッセージを前記仲介システムから受信する第3通信部と、
前記コンテンツの出力を実行する出力部と、
を有する出力装置と、
を有する情報処理システムであって、
前記仲介システムの前記第2通信部は、前記判断部の判断結果が出力可能である場合、前記第3のメッセージを前記出力装置に送信し、
前記出力装置の出力部は、前記第3のメッセージに基づいて、前記コンテンツの出力を実行する、
情報処理システム。
【請求項2】
前記出力装置に関する情報は、前記出力装置の設置場所に関する情報を含む、
前記コンテンツの出力が可能か否かを判断する
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記出力装置に関する情報は、前記出力装置の種別に関する情報を含む、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第1設定部は、前記ユーザが前記セキュリティに関する情報を設定しなかった場合、予め設定した既定の設定を前記セキュリティに関する情報として設定する、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
出力装置から出力するコンテンツを登録する登録ステップと、
ユーザが設定した前記コンテンツのセキュリティに関する情報を設定する第1設定ステップと、
前記コンテンツの出力を指示する第1のメッセージを前記ユーザが操作する端末装置から受信し、前記コンテンツの出力を指示する第2のメッセージを仲介システムに送信する第1通信ステップと、
前記出力装置に関する情報を設定する第2設定ステップと、
前記第2のメッセージを前記情報処理装置から受信する第2通信ステップと、
前記第2のメッセージ、前記出力装置に関する情報、及び前記セキュリティに関する情報に基づいて、前記出力装置による前記コンテンツの出力が可能か否かを判断する判断ステップと、
前記コンテンツの出力を指示する第3のメッセージを前記仲介システムから受信する第3通信ステップと、
前記コンテンツの出力を実行する出力ステップと、
を有する情報処理方法であって、
前記第2通信ステップは、前記判断ステップの判断結果が出力可能である場合、前記第3のメッセージを前記出力装置に送信し、
前記出力ステップは、前記第3のメッセージに基づいて、前記コンテンツの出力を実行する、
情報処理方法。
【請求項6】
情報処理装置に、
出力装置から出力するコンテンツを登録する登録ステップ、
ユーザが設定した前記コンテンツのセキュリティに関する情報を設定する第1設定ステップ、
前記コンテンツの出力を指示する第1のメッセージを前記ユーザが操作する端末装置から受信し、前記コンテンツの出力を指示する第2のメッセージを仲介システムに送信する第1通信ステップ、
前記出力装置に関する情報を設定する第2設定ステップ、
前記第2のメッセージを前記情報処理装置から受信する第2通信ステップ、
前記第2のメッセージ、前記出力装置に関する情報、及び前記セキュリティに関する情報に基づいて、前記出力装置による前記コンテンツの出力が可能か否かを判断する判断ステップ、
前記コンテンツの出力を指示する第3のメッセージを前記仲介システムから受信する第3通信ステップ、
前記コンテンツの出力を実行する出力ステップ、
を実行させるプログラムであって、
前記第2通信ステップは、前記判断ステップの判断結果が出力可能である場合、前記第3のメッセージを前記出力装置に送信し、
前記出力ステップは、前記第3のメッセージに基づいて、前記コンテンツの出力を実行する、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、企業等のオフィスや自宅以外に、コワーキングスペースやシェアオフィス等が普及し、様々な場所で働く機会が増加していることから、企業のオフィス以外の場所での機密情報等の扱いが重要となっている。特許文献1には、プリンタで印刷を実行する際に、印刷する場所等の条件に基づいてセキュリティのリスクを評価して、印刷の実行可否を判断する技術が公開されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の技術では、印刷するコンテンツのセキュリティに関する情報を考慮して、印刷の実行可否を判断することができなかった。
【0004】
本発明の実施形態は、上記課題に鑑み、コンテンツの出力場所とセキュリティに関する情報に基づいて、コンテンツの出力可否を判断することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、出力装置から出力するコンテンツを登録する登録部と、ユーザが設定したコンテンツのセキュリティに関する情報を設定する第1設定部と、コンテンツの出力を指示する第1のメッセージをユーザが操作する端末装置から受信し、コンテンツの出力を指示する第2のメッセージを仲介システムに送信する第1通信部と、を有する情報処理装置と、出力装置に関する情報を設定する第2設定部と、第2のメッセージを情報処理装置から受信する第2通信部と、第2のメッセージ、出力装置に関する情報、及びセキュリティに関する情報に基づいて、出力装置による前記コンテンツの出力が可能か否かを判断する判断部と、を有する仲介システムと、コンテンツの出力を指示する第3のメッセージを仲介システムから受信する第3通信部と、コンテンツの出力を実行する出力部と、を有する出力装置と、を有する情報処理システムであって、仲介システムの第2通信部は、判断部の判断結果が出力可能である場合、第3のメッセージを出力装置に送信し、出力装置の出力部は、第3のメッセージに基づいて、コンテンツの出力を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の実施形態によれば、コンテンツの出力場所とセキュリティに関する情報に基づいて、コンテンツの出力可否を判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の実施形態に係る情報処理システムの概略図の一例を示す図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る情報処理装置及び端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る情報処理システムにおける機能ブロックの構成図の一例を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態に係るコンテンツ出力処理に関するシーケンスの一例を示す図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る出力装置登録画面の一例を示す図である。
【
図6】本発明の実施形態に係るコンテンツ登録画面(コンテンツ種別指定)の一例を示す図である。
【
図7】本発明の実施形態に係るコンテンツの出力許可設定の一例を示す図である。
【
図8】本発明の実施形態に係るコンテンツ登録画面(出力場所指定)の一例を示す図である。
【
図9】本発明の実施形態に係るコンテンツ登録画面(出力装置種別指定)の一例を示す図である。
【
図10】本発明の実施形態に係るコンテンツ出力要求処理に関するフローチャートの一例を示す図である。
【
図11】本発明の実施形態に係るコンテンツ出力要求画面の一例を示す図である。
【
図12】本発明の実施形態に係るコンテンツ出力完了通知画面の一例を示す図である。
【
図13】本発明の実施形態に係るコンテンツ出力不可通知画面の一例を示す図である。
【
図14】本発明の実施形態に係るデフォルト設定によるコンテンツ出力処理に関するシーケンスの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
【0009】
[第1の実施形態]
<システム概要>
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの概略図の一例を示す図である。情報処理システム6は、インターネット等の通信ネットワーク7に接続するクラウドサービス1、仲介システム2、端末装置5a、端末装置5b、及び仲介システム2に接続する出力装置3と端末装置5cを有する。
【0010】
コンテンツ作成者は、端末装置5bを操作して、作成したコンテンツをクラウドサービス1に登録する。この時、コンテンツ作成者は、コンテンツのセキュリティに関する情報(セキュリティ情報と呼んでもよい)として、例えば、コンテンツの種別、或いはコンテンツの出力が可能な出力装置3(出力デバイス、又はエッジデバイスと呼んでもよい)を設定する。出力装置3は、複合機、プリンタ、ディスプレイ、プロジェクタ等の種別があり、例えば、機密性が高いコンテンツは、複合機やプリンタによる出力を禁止して、ディスプレイやプロジェクタによる表示のみを許可する設定とすることも可能である。
【0011】
管理者は、端末装置5aを操作して、コワーキングスペース等のリモートネットワーク8内に存在する仲介システム2(クラウドゲートウェイと呼んでもよい)に、出力装置3の種別と設置場所に関する情報を設定する。
【0012】
コンテンツを出力するユーザは、端末装置5cを操作して、クラウドサービス1にログインし、出力するコンテンツと出力装置3を選択して、コンテンツの出力を要求する。仲介システム2は、クラウドサービス1からコンテンツ出力を指示するメッセージを受信すると、出力装置3に関する情報とコンテンツのセキュリティに関する情報に基づいて、コンテンツの出力可否を判断する。即ち、本発明の実施形態に係る情報処理システム6は、コンテンツの出力場所とセキュリティに関する情報に基づいて、コンテンツの出力可否を判断することが可能である。ここで、出力装置3は、パーソナルコンピュータ(PC)又はタブレット端末等を経由してコンテンツを出力する形態であってもよい。或いは、出力装置3がディスプレイやプロジェクタの場合、仲介システム2と出力装置3が表示画像を伝送するケーブル又は無線伝送装置等で接続される形態であってもよい。
【0013】
なお、
図1に示す情報処理システム6のシステム構成は一例である。例えば、通信ネットワーク7及びリモートネットワーク8には、移動体通信又は無線LAN等の無線通信による接続区間が含まれていても良い。また、出力装置3と端末装置5(5a、5b、5c)の台数、及びクラウドサービス1と仲介システム2における処理を実行するための情報処理装置4の台数は、任意の台数であってよい。また、仲介システム2の機能の一部又は全てがクラウドサービス1に含まれる構成であってもよい。また、クラウドサービス1と端末装置5は、仲介システム2を経由して通信する、又は経由せずに直接通信が可能であってもよく、その両方が可能であってもよい。
【0014】
<ハードウェア構成例>
図2は、本発明の実施形態に係るクラウドサービス1と仲介システム2を構成する情報処理装置4、及び端末装置5のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示されるように、情報処理装置4及び端末装置5はコンピュータによって構築されており、CPU501、ROM502、RAM503、HD(Hard Disk)504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
【0015】
これらのうち、CPU501は、情報処理装置4及び端末装置5全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワーク7を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、
図2に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
【0016】
また、キーボード511は、文字、数値、又は各種指示などの入力に使用される複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWドライブ514は、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
【0017】
<機能について>
図3は、本発明の実施形態に係る情報処理システム6における機能ブロックの構成図の一例を示す図である。クラウドサービス1は、第1通信部10、第1設定部11、及び登録部12を有する。これら各部は、クラウドサービス1を構成する情報処理装置にインストールされた1以上のプログラムに含まれる命令をCPU501が実行することで実現される機能又は手段である。
【0018】
第1通信部10は、クラウドサービス1が有する通信機能であり、通信ネットワーク7を介して仲介システム2や端末装置5等と情報の送受信を行う。
【0019】
第1設定部11は、管理者が設定した出力装置3に関する情報として、出力装置3の種別(複合機、プリンタ、ディスプレイ、プロジェクタ等)及び出力装置3の設置場所に関する情報をクラウドサービス1に設定する。また、第1設定部11は、コンテンツ作成者が設定したコンテンツのセキュリティに関する情報(コンテンツ種別、出力を許可する場所及び出力装置等)をクラウドサービス1に設定する。
【0020】
登録部12は、コンテンツ作成者が登録を要求したコンテンツ(コンテンツファイル)をクラウドサービス1に登録する。
【0021】
仲介システム2は、第2通信部20、第2設定部21、認証部22、及び判断部23を有する。これら各部は、仲介システム2を構成する情報処理装置にインストールされた1以上のプログラムに含まれる命令をCPU501が実行することで実現される機能又は手段である。また、仲介システム2における第2通信部20や判断部23等の一部の機能は、仲介システム2の外部に存在してもよい。
【0022】
第2通信部20は、仲介システム2が有する通信機能であり、通信ネットワーク7を介してクラウドサービス1、出力装置3、及び端末装置5等と情報の送受信を行う。
【0023】
第2設定部21は、管理者が設定した出力装置3に関する情報として、出力装置3の種別(複合機、プリンタ、ディスプレイ、プロジェクタ等)及び出力装置3の設置場所に関する情報を仲介システム2に登録する。ここで、仲介システム2が出力装置3にコンテンツ出力を指示するメッセージを送信するために、設置場所に関する情報には、出力装置3のIPアドレス又は出力装置3を識別する情報等が含まれていてもよい。
【0024】
認証部22は、受信した認証情報(ユーザIDとパスワード等)が認証部22に保持されている認証情報に含まれるか否かを確認することにより、ユーザの認証を実行する。
【0025】
判断部23は、出力するコンテンツのセキュリティに関する情報(コンテンツ種別、出力を許可する場所及び出力装置等)と出力装置3に関する情報(出力装置3の設置場所、コンテンツを出力する場所等)等に基づいて、コンテンツの出力の可否を判断する。
【0026】
出力装置3は、第3通信部30と出力部31を有する。これら各部は、例えば、出力装置3にインストールされた1以上のプログラムに含まれる命令をCPUが実行することで実現される機能又は手段である。
【0027】
第3通信部30は、出力装置3が有する通信機能であり、通信ネットワーク7を介して仲介システム2等と情報の送受信を行う。
【0028】
出力部31は、仲介システム2から受信したコンテンツ出力を指示するメッセージに応じて、コンテンツ(コンテンツファイル)を出力するために、コンテンツの印刷又は表示等を実行する。
【0029】
端末装置5は、第4通信部50、表示制御部51、及び操作受付部52を有する。これら各部は、端末装置5を構成する情報処理装置にインストールされた1以上のプログラムに含まれる命令をCPU501が実行することで実現される機能又は手段である。
【0030】
第4通信部50は、端末装置5が有する通信機能であり、通信ネットワーク7を介してクラウドサービス1や仲介システム2等と情報の送受信を行う。
【0031】
表示制御部51は、受信した画面情報を用いて、ログイン画面、出力装置登録画面、コンテンツ登録画面等を端末装置5に表示する。
【0032】
操作受付部52は、端末装置5のキーボードやポインティングデバイス等を介して、認証情報入力、出力装置登録、及びコンテンツ登録等のための、ユーザによる文字入力やボタンの押下等の操作を受け付ける。
【0033】
<コンテンツ出力処理>
図4は、本発明の実施形態に係るコンテンツ出力処理に関するシーケンスの一例を示す図である。本シーケンスでは、仲介システム2の管理者による出力装置3の登録、コンテンツ作成者によるコンテンツの登録、及びユーザによるコンテンツ出力の処理について説明する。以下、
図4の各ステップの処理について説明する。
【0034】
ステップS71:仲介システム2の管理者は、端末装置5aを操作することにより、出力装置3の登録を行う。
図5は、本発明の実施形態に係る出力装置登録画面の一例を示す図である。
図5に示す出力装置登録画面400は、出力装置選択ボタン401、設置場所選択欄402、及び登録ボタン403を有する。
【0035】
出力装置選択ボタン401は、登録する出力装置3を選択するためのボタンであり、
図5では「プリンタA」が選択されている。
【0036】
設置場所選択欄402は、出力装置を設置する場所の選択肢(候補)を表示する欄であり、
図5では「コワーキングスペース」が選択されている。また、その他の選択肢として、「所属オフィス(自事業所)」、「所属オフィス(他事業所)」、「顧客先オフィス」、「自宅」、「ホテル、宿泊施設」、「パブリックスペース(コンビニ、喫茶店)」が表示されている。これらの選択肢は、具体的な場所でなく、コンテンツを出力する場所の種別を示している。
【0037】
登録ボタン403は、出力装置登録画面400で選択した内容を登録する際に押下するボタンである。
【0038】
図4に戻って説明する。端末装置5aの表示制御部51は、出力装置登録画面400を端末装置5aに表示する。端末装置5aの操作受付部52は、管理者による出力装置登録画面400における出力装置3と設置場所の選択操作及び登録ボタン403の押下の操作を受け付ける。端末装置5aの第4通信部50は、出力装置3の登録を要求するメッセージを仲介システム2の第2通信部20に送信する。メッセージは、登録する出力装置3の種別と設置場所に関する情報を含む。
【0039】
ステップS72:仲介システム2の第2設定部21は、受信した出力装置3の種別と設置場所に関する情報を仲介システム2に登録する。更に、仲介システム2の第2通信部20は、出力装置3の登録を要求するメッセージをクラウドサービス1の第1通信部10に送信する。メッセージは、受信した出力装置3の種別と設置場所に関する情報を含む。クラウドサービス1の第1設定部11は、受信した出力装置3の種別と設置場所に関する情報をクラウドサービス1に設定する。
【0040】
ステップS73:コンテンツ作成者は、端末装置5bを操作することにより、クラウドサービス1にコンテンツの登録を行う。以下、コンテンツを登録する方法として、3つの例を示す。
【0041】
第1のコンテンツ登録方法では、コンテンツのセキュリティに関する情報として、一般に開示されている「公知コンテンツ」、社内のみ開示可能な「社外秘コンテンツ」、漏洩すれば問題となる情報を含む「機密コンテンツ」等の種別を指定して登録する。
図6は、本発明の実施形態に係るコンテンツ登録画面(コンテンツ種別指定)の一例を示す図である。
図6に示すコンテンツ登録画面410は、コンテンツファイル指定欄411、コンテンツ種別選択欄412、及び登録ボタン413を有する。
【0042】
コンテンツファイル指定欄411は、登録するコンテンツのファイル名を指定する欄である。
【0043】
コンテンツ種別選択欄412は、登録するコンテンツの種別を選択する欄であり、
図6では「社外秘コンテンツ」が選択されている。その他の選択肢として、「公知コンテンツ」「機密コンテンツ」が表示されている。コンテンツの種別とコンテンツの出力場所の関係については後述する。
【0044】
登録ボタン413は、コンテンツ登録画面410で選択した内容を登録する際に押下するボタンである。
【0045】
図7は、本発明の実施形態に係るコンテンツの出力許可設定の一例を示す図である。
図7に示す出力許可設定60は、3種類(公知、社外秘、機密)のコンテンツ種別62に対するコンテンツ出力場所61にとして、コンテンツの出力が許可される(出力が可能な)場合は「〇」、許可されない(出力が不可な)場合は「×」が表示されている。例えば、情報漏洩の問題がない「公知コンテンツ」は全てのコンテンツ出力場所61で出力可能であるが、最もセキュリティが厳しい「機密コンテンツ」は「所属オフィス(自事業所)」でのみ出力可能となっている。
【0046】
第2のコンテンツ登録方法では、コンテンツの出力を許可する場所を指定して登録する。
図8は、本発明の実施形態に係るコンテンツ登録画面(出力場所指定)の一例を示す図である。
図8に示すコンテンツ登録画面420は、コンテンツファイル指定欄421、コンテンツ出力場所選択欄422、及び登録ボタン423を有する。
【0047】
コンテンツファイル指定欄421は、登録するコンテンツのファイル名を指定する欄である。
【0048】
コンテンツ出力場所選択欄422は、登録するコンテンツの出力を許可する場所を選択する欄である。出力する場所の選択肢(候補)は、
図5に示した出力装置3を設置する場所の選択肢(候補)や
図7のコンテンツ出力場所61と同様であり、出力を許可する場所の種別を示す。
【0049】
登録ボタン423は、コンテンツ登録画面420で選択した内容を登録する際に押下するボタンである。
【0050】
第3のコンテンツ登録方法では、コンテンツの出力を許可する出力装置を指定して登録する。
図9は、本発明の実施形態に係るコンテンツ登録画面(出力装置種別指定)の一例を示す図である。
図9に示すコンテンツ登録画面430は、コンテンツファイル指定欄431、コンテンツ出力装置選択欄432、及び登録ボタン433を有する。
【0051】
コンテンツファイル指定欄431は、登録するコンテンツのファイル名を指定する欄である。
【0052】
コンテンツ出力装置選択欄432は、登録するコンテンツの出力を許可する出力装置3の種別を選択する欄である。出力装置3の種別として、複合機、プリンタ、ディスプレイ、プロジェクタ等があり、例えば、機密性が高いコンテンツに対しては、一時的に表示されるだけで、印刷物が残ることがないディスプレイやプロジェクタのみを選択することが可能である。
【0053】
登録ボタン433は、コンテンツ登録画面430で選択した内容を登録する際に押下するボタンである。
【0054】
以上、3種類のコンテンツ登録方法について説明したが、これらの方法で設定したコンテンツ種別、出力を許可する場所、及び出力を許可する出力装置に関する情報を組み合わせて用いる方法であっても良い。
【0055】
図4に戻って説明する。端末装置5bの表示制御部51は、コンテンツ登録画面(例えばコンテンツ登録画面410)を端末装置5bに表示する。端末装置5bの操作受付部52は、コンテンツ作成者によるコンテンツ登録画面におけるコンテンツ及びコンテンツのセキュリティに関する情報の選択操作と登録ボタン(例えば登録ボタン413)の押下の操作を受け付ける。端末装置5bの第4通信部50は、コンテンツの登録を要求するメッセージをクラウドサービス1の第1通信部10に送信する。メッセージは、登録するコンテンツ(コンテンツファイル)とコンテンツのセキュリティに関する情報(コンテンツ種別、出力を許可する場所及び出力装置等)を含む。
【0056】
ステップS74:クラウドサービス1の登録部12は、受信したコンテンツをクラウドサービス1に登録する。また、クラウドサービス1の第1設定部11は、受信したコンテンツのセキュリティに関する情報(コンテンツ種別、出力を許可する場所及び出力装置等)をクラウドサービス1に設定する。
【0057】
ステップS75:コンテンツを出力するユーザは、コンテンツを出力するために、端末装置5cを操作することにより、クラウドサービス1へのログインを実行する。このため、端末装置5cの表示制御部51は、ログイン画面を端末装置5cに表示する。端末装置5cの操作受付部52は、ユーザによるログイン画面における認証情報(ユーザIDとパスワード等)の入力操作を受け付ける。端末装置5cの第4通信部50は、クラウドサービス1へのログインを要求するメッセージを仲介システム2の第2通信部20に送信する。メッセージは、ユーザの認証情報(ユーザIDとパスワード等)を含む。
【0058】
ステップS76:仲介システム2の認証部22は、受信した認証情報が認証部22に保持されている認証情報に含まれることを確認した場合、ユーザの認証は成功であると判断する。ここで、ユーザが送信された認証情報は正しいものであり、ユーザの認証は成功するものとする。
【0059】
ステップS77:仲介システム2の第2通信部20は、受信した認証情報(ユーザID)と認証結果(成功)をクラウドサービス1の第1通信部10に送信する。クラウドサービス1が、ユーザのログインを受け付けることにより、ユーザのクラウドサービス1へのログインが完了する。
【0060】
ステップS78:ユーザは、端末装置5cを操作することにより、コンテンツを出力する要求を行う。端末装置5cの表示制御部51は、コンテンツの出力を要求するための画面を端末装置5cに表示する。以降の本ステップにおける処理について、
図10と
図11を用いて説明する。
図10は、本発明の実施形態に係るコンテンツ出力要求処理に関するフローチャートの一例を示す図であり、
図11は、本発明の実施形態に係るコンテンツ出力要求画面の一例を示す図である。
図11に示すコンテンツ出力画面440は、出力コンテンツ選択欄441、出力装置選択欄442、及び出力ボタン443を有する。これらの詳細については、以下に示す
図10の各ステップの処理とともに説明する。
【0061】
ステップS90:端末装置5cの操作受付部52は、出力コンテンツ選択欄441におけるユーザによる出力するコンテンツファイルを選択する操作を受け付ける。
図11では、出力するコンテンツのファイルとして「コンテンツ002.doc」が選択されている。
【0062】
ステップS91:端末装置5cの操作受付部52は、出力装置選択欄442におけるユーザによる出力装置3を選択する操作を受け付ける。
図11では、出力装置3として「プリンタA」が選択されている。
【0063】
ステップS92:端末装置5cの操作受付部52は、ユーザによる出力ボタン443を押下する操作を受け付けることにより、コンテンツ出力画面440において設定された内容が確定される。端末装置5cの第4通信部50は、コンテンツの出力を要求するメッセージをクラウドサービス1の第1通信部10に送信する。メッセージは、コンテンツ出力画面440において設定された出力するコンテンツと出力装置3に関する情報を含む。また、メッセージは、仲介システム2の第2通信部20を経由して送信されるようにしてもよい。
図4に戻って説明する。
【0064】
ステップS79:クラウドサービス1の第1通信部10は、受信したメッセージに基づいて、コンテンツ出力を指示するメッセージを仲介システム2の第2通信部20に送信する。メッセージは、出力するコンテンツ(コンテンツファイル)、出力するコンテンツのセキュリティに関する情報(コンテンツ種別、出力を許可する場所及び出力装置等)、及びコンテンツを出力する出力装置3に関する情報を含む。
【0065】
ステップS80:仲介システム2の判断部23は、受信したメッセージに含まれる出力するコンテンツのセキュリティに関する情報と出力装置3に関する情報に基づいて、コンテンツの出力の可否を判断する。
【0066】
例えば、コンテンツのセキュリティに関する情報として、コンテンツ種別が設定されている場合、設定されたコンテンツ種別のコンテンツが、指定された出力装置3の設置場所で出力可能であるか否かに基づいて判断する。
【0067】
また、コンテンツのセキュリティに関する情報として、出力を許可する場所が設定されている場合、指定された出力装置3の設置場所が、許可された指定場所に設定されているか否かに基づいて判断する。
【0068】
また、コンテンツのセキュリティに関する情報として、出力を許可する出力装置3の種別が設定されている場合、指定された出力装置3が、許可された種別の出力装置3であるか否かに基づいて判断する。
【0069】
更に、仲介システム2の判断部23は、判断した結果(判断結果)が出力可能である場合、処理をステップS81に遷移させ、そうでない場合は、処理をステップS83に遷移させる。
【0070】
ステップS81:仲介システム2の第2通信部20は、コンテンツの出力を指示するメッセージを出力装置3の第3通信部30に送信する。メッセージは、出力するコンテンツ(コンテンツファイル)を含む。出力装置3の出力部31は、受信したメッセージに基づいて、コンテンツを出力する。例えば、出力装置3が複合機やプリンタの場合、コンテンツの印刷を実行し、ディスプレイやプロジェクタの場合は、コンテンツの表示を実行する。
【0071】
ステップS82:仲介システム2の第2通信部20は、コンテンツの出力が完了した後、コンテンツ出力の完了を通知するメッセージを端末装置5cの第4通信部50に送信する。
図12は、本発明の実施形態に係るコンテンツ出力完了通知画面の一例を示す図である。
図12に示すコンテンツ出力完了通知画面450には、コンテンツの出力が完了したことを示すメッセージが表示されている。
図4に戻って説明する。
【0072】
ステップS83:仲介システム2の第2通信部20は、コンテンツ出力が不可能であることを通知するメッセージを端末装置5cの第4通信部50に送信する。
図13は、本発明の実施形態に係るコンテンツ出力不可通知画面の一例を示す図である。
図13に示すコンテンツ出力不可通知画面460には、コンテンツの出力が不可能であり、コンテンツのセキュリティ設定を確認することを促すメッセージが表示されている。
【0073】
以上の処理により、情報処理システム6は、コンテンツの出力場所とセキュリティに関する情報に基づいて、コンテンツの出力可否を判断することが可能である。
【0074】
<変形例>
第1の実施形態の変形例について説明する。
図14は、本発明の実施形態に係るデフォルト設定によるコンテンツ出力処理に関するシーケンスの一例を示す図である。本シーケンスでは、クラウドサービス1の管理者が、コンテンツの登録時に設定するコンテンツのセキュリティに関する情報のデフォルト設定(既定の設定と呼んでもよい)をクラウドサービス1に登録する。ここでは、
図4に示したシーケンス図における処理との差分について説明する。まず、
図4に示したステップS71~S72の処理が実行された後、以下の処理が実行される。
【0075】
ステップS87:クラウドサービス1の管理者は、端末装置5aを操作することにより、コンテンツのセキュリティに関する情報のデフォルト設定の登録を行う。登録の方法は、
図4のステップ73で示した3種類の登録方法と同様の手順で、デフォルト設定として用いるコンテンツのセキュリティに関する情報(コンテンツ種別、出力を許可する場所及び出力装置等)を設定する。そのために、端末装置5aの表示制御部51は、デフォルト設定を登録する画面を端末装置5aに表示する。端末装置5aの操作受付部52は、管理者による設定に関する入力操作を受け付ける。端末装置5aの第4通信部50は、コンテンツのデフォルト設定の設定を要求するメッセージをクラウドサービス1の第1通信部10に送信する。メッセージは、設定するコンテンツのデフォルト設定に関する情報を含む。
【0076】
ステップS88:クラウドサービス1の第1設定部11は、受信したコンテンツのデフォルト設定をクラウドサービス1に設定する。
【0077】
ステップS73':コンテンツ作成者は、端末装置5bを操作することにより、クラウドサービス1にコンテンツの登録を行うが、コンテンツのセキュリティに関する情報の設定を実行せずに省略(スキップ)することが可能である。設定の実行を省略した場合、クラウドサービス1に送信されるコンテンツの登録を要求するメッセージに、コンテンツのセキュリティに関する情報は含まれない。設定の実行を省略しない場合の処理は、
図4のステップS73による処理と同じである。
【0078】
ステップS74':ステップS73'でコンテンツのセキュリティに関する情報の設定の実行が省略された場合、クラウドサービス1の第1設定部11は、受信したコンテンツのセキュリティに関する情報としてデフォルト設定をクラウドサービス1に設定する。ステップS73'で設定の実行が省略されなかった場合の処理は、
図4のステップS74による処理と同じである。
【0079】
以降のステップS75~S86の処理は、
図4に示した処理と同じである。
【0080】
以上の処理が示すように、情報処理システム6では、予めコンテンツのセキュリティに関する情報のデフォルト設定をクラウドサービス1に登録することにより、コンテンツ作成者がコンテンツの登録を実行する際に、コンテンツのセキュリティに関する情報の設定を省略することが可能である。
【0081】
以上、本発明を実施するための幾つかの形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【0082】
例えば、
図3の機能ブロックの構成図の一例は、情報処理システム6、クラウドサービス1、仲介システム2、及び端末装置5を構成する情報処理装置4による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。情報処理システム6、クラウドサービス1、仲介システム2、及び端末装置5を構成する情報処理装置4における処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
【0083】
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
【0084】
また、記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、情報処理システム6、クラウドサービス1、仲介システム2、及び情報処理装置4は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
【0085】
また、第1通信部10、第2通信部20は、第3通信部30、第4通信部50は、単に通信部と呼んでもよく、明確に区別ができるならば、第1、第2、第3、第4の付与順序を変更してもよいものとする。第1設定部11と第2設定部21についても同様である。
【符号の説明】
【0086】
1 クラウドサービス
2 仲介システム
3 出力装置
4 情報処理装置
5、5a、5b、5c 端末装置
6 情報処理システム
7 通信ネットワーク
8 リモートネットワーク
10 第1通信部
11 第1設定部
12 登録部
20 第2通信部
21 第2設定部
22 認証部
23 判断部
30 第3通信部
31 出力部
50 第4通信部
51 表示制御部
52 操作受付部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0087】