(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023125044
(43)【公開日】2023-09-07
(54)【発明の名称】特典付与システム、プログラム及び特典付与方法
(51)【国際特許分類】
A63F 13/69 20140101AFI20230831BHJP
A63F 13/86 20140101ALI20230831BHJP
A63F 13/30 20140101ALI20230831BHJP
A63F 13/75 20140101ALI20230831BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20230831BHJP
H04N 21/254 20110101ALI20230831BHJP
H04N 21/258 20110101ALI20230831BHJP
【FI】
A63F13/69
A63F13/86
A63F13/30
A63F13/75
G06Q50/10
H04N21/254
H04N21/258
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022028950
(22)【出願日】2022-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】000134855
【氏名又は名称】株式会社バンダイナムコエンターテインメント
(74)【代理人】
【識別番号】100090387
【弁理士】
【氏名又は名称】布施 行夫
(74)【代理人】
【識別番号】100090398
【弁理士】
【氏名又は名称】大渕 美千栄
(72)【発明者】
【氏名】田渕 はる南
(72)【発明者】
【氏名】安田 直矢
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
【Fターム(参考)】
5C164FA22
5C164SB08S
5C164SC05S
5C164SC11P
5C164SC31P
5C164YA08
5C164YA11
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】主催ユーザが開催したイベントが適切に行われた場合に、主催ユーザに特典を付与するようにし、主催ユーザによって積極的にイベントが開催される雰囲気を醸成することが可能な特典付与システム等を提供すること。
【解決手段】主催ユーザによる前記イベントを開催申請するための申請情報を、取得し、イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況を、所定条件を満たす視聴ユーザに対して、配信可能状態にされたことを示す配信情報を、取得し、配信情報に基づいて、イベントに関するユーザに特典を付与する処理を実行する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
イベントに関するユーザに特典を付与する処理を実行する特典付与システムであって、
前記イベントは、主催ユーザによって開催され、参加ユーザが参加可能なイベントであり、
前記主催ユーザによる前記イベントを開催申請するための申請情報を、取得する申請制御部と、
イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況を、所定条件を満たす視聴ユーザに対して、配信可能状態にされたことを示す配信情報を、取得する配信情報制御部と、
前記配信情報に基づいて、前記イベントに関するユーザに前記特典を付与する処理を実行する特典付与部と、
を含むことを特徴とする特典付与システム。
【請求項2】
請求項1において、
前記特典付与部は、
前記所定条件に応じて、前記特典の内容を変化させることを特徴とする特典付与システム。
【請求項3】
請求項1又は2において、
動画配信システムから前記配信情報を取得し、前記配信情報に基づき、前記イベントの実施状況について正当性があるか否かを監視する監視制御部を、更に含み、
前記特典付与部は、
前記配信情報に基づき、前記イベントの実施状況について正当性があると判定された場合に、前記イベントに関するユーザに前記特典を付与する処理を実行することを特徴とする特典付与システム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかにおいて、
前記イベントは、
前記参加ユーザがプレーヤとして参加するゲームイベントであることを特徴とする特典付与システム。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかにおいて、
前記特典付与部は、
前記配信情報と、イベントの申請情報を取得した当該イベントのイベント識別情報とに基づいて、前記特典を付与する処理を実行することを特徴とする特典付与システム。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかにおいて、
前記配信情報は、
申請情報を取得した前記イベントの実施状況を示す画像情報、及び、当該画像情報を前記視聴ユーザの端末装置で再生可能な再生可能情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする特典付与システム。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかにおいて、
前記配信情報は、
イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況が、前記視聴ユーザに対して、公開実現にされたことを表す公開実現情報を含み、
前記特典付与部は、
前記公開実現情報に基づいて、前記特典を付与する処理を実行することを特徴とする特典付与システム。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかにおいて、
前記配信情報は、
前記視聴ユーザからの視聴情報を含むことを特徴とする特典付与システム。
【請求項9】
請求項8において、
前記特典付与部は、
前記視聴情報に基づいて、前記特典を付与する処理を実行することを特徴とする特典付与システム。
【請求項10】
請求項8又は9において、
前記特典付与部は、
前記視聴情報に基づく複数の視聴条件を規定し、少なくとも1つの視聴条件を満たした場合に、前記特典を付与する処理を実行することを特徴とする特典付与システム。
【請求項11】
請求項1~10のいずれかにおいて、
前記特典付与部は、
前記イベントの内容に基づいて、前記特典を付与する処理を実行することを特徴とする特典付与システム。
【請求項12】
請求項1~11のいずれかにおいて、
前記特典付与部は、
前記参加ユーザの数及び前記参加ユーザのユーザ情報の少なくとも一方に基づいて、前記特典を付与する処理を実行することを特徴とする特典付与システム。
【請求項13】
請求項1~12のいずれかにおいて、
前記特典付与部は、
前記主催ユーザ及び前記参加ユーザの少なくとも一方に、前記特典を付与する処理を実行することを特徴とする特典付与システム。
【請求項14】
請求項1~13のいずれかにおいて、
前記特典付与部は、
前記イベントが前記イベント開催条件を満たすか否かを判定し、前記イベントが前記イベント開催条件を満たす場合に、前記イベントに関するユーザに前記特典を付与する処理を実行することを特徴とする特典付与システム。
【請求項15】
イベントに関するユーザに特典を付与する処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
前記イベントは、主催ユーザによって開催され、参加ユーザが参加可能なイベントであり、
前記主催ユーザによる前記イベントを開催申請するための申請情報を、取得する申請制御部と、
イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況を、所定条件を満たす視聴ユーザに対して、配信可能状態にされたことを示す配信情報を、取得する配信情報制御部と、
前記配信情報に基づいて、前記イベントに関するユーザに前記特典を付与する処理を実行する特典付与部として、コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項16】
コンピュータが、イベントに関するユーザに特典を付与する処理を実行する特典付与方法であって、
前記イベントは、主催ユーザによって開催され、参加ユーザが参加可能なイベントであり、
前記主催ユーザによる前記イベントを開催申請するための申請情報を、取得するステップと、
イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況を、所定条件を満たす視聴ユーザに対して、配信可能状態にされたことを示す配信情報を、取得するステップと、
前記配信情報に基づいて、前記イベントに関するユーザに前記特典を付与する処理を実行するステップと、を含むことを特徴とする特典付与方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特典付与システム、プログラム及び特典付与方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、通知ネットワークを介して、複数の参加者が参加し、観戦ユーザがイベント動画などを観戦するゲーム等のイベントに関するシステムが知られている。
【0003】
このようなシステムでは、主催ユーザに対するモチベーションを高めるために、ゲームイベントの主催プレーヤがイベント開催用アイテムを消費した場合に、当該イベント開催用アイテムに基づいて、ゲームイベントに参加する参加プレーヤに提供する賞品を決定する処理を行うものが存在する(特許文献1参照)。また、このシステムでは、所与の条件の下で主催ユーザに対して特典(例えば特別な賞品)を提供することがある(特許文献1の0052段落参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術に示すようなシステムでは、ユーザによってイベントの開催が積極的に行われるようにするために、イベントを主催したユーザに対して特典などを付与することがある。
【0006】
しかし、心無いユーザが、特典を多く獲得したいがために、むやみやたらに中身のないイベントを乱立させてしまうおそれがあった。
【0007】
また、ゲーム運営側は、主催ユーザによって開催されたイベントが本当に適切に行われたかを、人の手を介して確認し、問題ない場合に特典を付与することもできるが、この作業は労力と手間がかかる。
【0008】
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、主催ユーザが開催したイベントが適切に行われた場合に、主催ユーザに特典を付与するようにし、主催ユーザによって積極的にイベントが開催される雰囲気を醸成することが可能な特典付与システム等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明は、
イベントに関するユーザに特典を付与する処理を実行する特典付与システムであって、
前記イベントは、主催ユーザによって開催され、参加ユーザが参加可能なイベントであり、
前記主催ユーザによる前記イベントを開催申請するための申請情報を、取得する申請制御部と、
イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況を、所定条件を満たす視聴ユーザに対して、配信可能状態にされたことを示す配信情報を、取得する配信情報制御部と、
前記配信情報に基づいて、前記イベントに関するユーザに前記特典を付与する処理を実行する特典付与部と、
を含むことを特徴とする特典付与システムに関する。
【0010】
また、本発明は、
イベントに関するユーザに特典を付与する処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
前記イベントは、主催ユーザによって開催され、参加ユーザが参加可能なイベントであり、
前記主催ユーザによる前記イベントを開催申請するための申請情報を、取得する申請制御部と、
イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況を、所定条件を満たす視聴ユーザに対して、配信可能状態にされたことを示す配信情報を、取得する配信情報制御部と、
前記配信情報に基づいて、前記イベントに関するユーザに前記特典を付与する処理を実行する特典付与部として、コンピュータを機能させることを特徴とするプログラムに関する。
【0011】
また、本発明は、コンピュータが読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶する情報記憶媒体に関する。
【0012】
本発明によれば、イベントの実施状況を、所定条件を満たす視聴ユーザに対して、配信可能状態にされたことを示す配信情報に基づいて、イベントに関するユーザに特典を付与するので、主催ユーザによって開催されたイベントが適切に行われた場合に、イベントに関するユーザ(例えば、主催ユーザ)に特典を付与することができる。そして、主催ユーザによって積極的にイベントが開催される雰囲気を醸成することが可能となる。
【0013】
(2)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記特典付与部は、
前記所定条件に応じて、前記特典の内容を変化させるようにしてもよい。
【0014】
本発明によれば、所定条件に応じて、特典の内容を変化させるので、どのような視聴ユーザに対して配信可能状態にしたのかを考慮して、特典の内容を決めることができる。
【0015】
(3)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
動画配信システムから前記配信情報を取得し、前記配信情報に基づき、前記イベントの実施状況について正当性があるか否かを監視する監視制御部を、更に含み、
前記特典付与部は、
前記配信情報に基づき、前記イベントの実施状況について正当性があると判定された場合に、前記イベントに関するユーザに前記特典を付与する処理を実行するようにしてもよい。
【0016】
本発明によれば、動画配信システムから配信情報を取得し、配信情報に基づき、イベントの実施状況について正当性があるか否かを監視するので、イベントが適切に行われたかを効率よく判定することができる。そして、イベントが適切に行われた場合に、イベントに関するユーザ(例えば、主催ユーザ)に特典を付与することができる。
【0017】
(4)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記イベントは、
前記参加ユーザがプレーヤとして参加するゲームイベントであってもよい。
【0018】
本発明によれば、イベントは、参加ユーザがプレーヤとして参加するゲームイベントであるので、積極的にゲームイベントが開催される雰囲気を醸成することが可能となる。
【0019】
(5)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記特典付与部は、
前記配信情報と、イベントの申請情報を取得した当該イベントのイベント識別情報とに基づいて、前記特典を付与する処理を実行するようにしてもよい。
【0020】
本発明によれば、例えば、配信情報に、イベント識別情報が含まれる場合に、特典を付与する等を行うことができるので、イベントの実施状況について正当性があるか否かを正しく判定し、適切にイベントに関するユーザに特典を付与することができる。
【0021】
(6)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記配信情報は、
申請情報を取得した前記イベントの実施状況を示す画像情報、及び、当該画像情報を前記視聴ユーザの端末装置で再生可能な再生可能情報の少なくとも一方を含むようにしてもよい。
【0022】
本発明によれば、画像情報や再生可能情報によって、特典を付与する処理を実行するので、イベントの実施状況について正当性があるか否かを正しく判定し、適切にイベントに関するユーザに特典を付与することができる。
【0023】
(7)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記配信情報は、
イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況が、前記視聴ユーザに対して、公開実現にされたことを表す公開実現情報を含み、
前記特典付与部は、
前記公開実現情報に基づいて、前記特典を付与する処理を実行するようにしてもよい。
【0024】
本発明によれば、公開実現情報によって、特典を付与する処理を実行するので、イベントの実施状況について正当性があるか否かを正しく判定し、適切にイベントに関するユーザに特典を付与することができる。
【0025】
(8)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記配信情報は、
前記視聴ユーザからの視聴情報を含むようにしてもよい。
【0026】
本発明によれば、視聴情報が特典の付与の処理に影響を与えるので、更に、主催ユーザによって積極的にイベントが開催される雰囲気を醸成することが可能となる。
【0027】
(9)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記特典付与部は、
前記視聴情報に基づいて、前記特典を付与する処理を実行するようにしてもよい。
【0028】
本発明によれば、視聴情報によって、特典を付与する処理を実行するので、イベントの実施状況について正当性があるか否かを適切に判定して特典を付与することができる。
【0029】
(10)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記特典付与部は、
前記視聴情報に基づく複数の視聴条件を規定し、少なくとも1つの視聴条件を満たした場合に、前記特典を付与する処理を実行するようにしてもよい。
【0030】
本発明によれば、視聴条件を多種多様にすることができるので、特典付与のチャンスを多くのユーザに与えることができる。
【0031】
(11)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記特典付与部は、
前記イベントの内容に基づいて、前記特典を付与する処理を実行するようにしてもよい。
【0032】
本発明によれば、イベントの内容に基づいて、特典を付与する処理を実行するので、イベントの内容に応じて、適切に特典を付与することができ、更に、主催ユーザによって積極的にイベントが開催される雰囲気を醸成することが可能となる。
【0033】
(12)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記特典付与部は、
前記参加ユーザの数及び前記参加ユーザのユーザ情報の少なくとも一方に基づいて、前記特典を付与する処理を実行するようにしてもよい。
【0034】
本発明によれば、イベントの参加ユーザの数及び参加ユーザのユーザ情報の少なくとも一方に応じて、適切に特典を付与することができ、更に、主催ユーザによって積極的にイベントが開催される雰囲気を醸成することが可能となる。
【0035】
(13)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記特典付与部は、
前記主催ユーザ及び前記参加ユーザの少なくとも一方に、前記特典を付与する処理を実行するようにしてもよい。
【0036】
本発明によれば、主催ユーザ及び参加ユーザの少なくとも一方のモチベーションを高めることができ、更に、主催ユーザによって積極的にイベントが開催される雰囲気を醸成することが可能となる。
【0037】
(14)また、本発明に係る特典付与システム、プログラム及び情報記憶媒体では、
前記特典付与部は、
前記イベントが前記イベント開催条件を満たすか否かを判定し、前記イベントが前記イベント開催条件を満たす場合に、前記イベントに関するユーザに前記特典を付与する処理を実行するようにしてもよい。
【0038】
本発明によれば、イベントが前記イベント開催条件を満たす場合に、特典を付与する処理を実行するので、更に、主催ユーザによって積極的にイベントが開催される雰囲気を醸成することが可能となる。
【0039】
(15)本発明は、
コンピュータが、イベントに関するユーザに特典を付与する処理を実行する特典付与方法であって、
前記イベントは、主催ユーザによって開催され、参加ユーザが参加可能なイベントであり、
前記主催ユーザによる前記イベントを開催申請するための申請情報を、取得するステップと、
イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況を、所定条件を満たす視聴ユーザに対して、配信可能状態にされたことを示す配信情報を、取得するステップと、
前記配信情報に基づいて、前記イベントに関するユーザに前記特典を付与する処理を実
行するステップと、を含むことを特徴とする特典付与方法に関する。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【
図1】本実施形態のシステムの構成の一例を示す図。
【
図2】本実施形態の特典付与に関する概要の一例を示す図。
【
図3】本実施形態のゲームシステムの構成の一例を示す図。
【
図4】本実施形態のゲームサーバの機能ブロックを示す図。
【
図6】本実施形態の特典付与システムの機能ブロックを示す図。
【
図8】本実施形態のイベントの動画の投稿の一例を示す図。
【
図11】本実施形態の動画の情報を自動収集する機能についての説明図。
【
図12】本実施形態の巡回結果データの一例を示す図。
【
図13】本実施形態の巡回処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図14】本実施形態の特典付与処理の流れを示すフローチャート
【
図15】本実施形態のシステムの構成の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0042】
[1]概要
図1は、本実施形態の特典付与に関するネットワークのシステム1の構成を示す図である。本実施形態のシステム1では、ネットワークを介して接続されたゲームサーバ10、ユーザの端末20(例えば、端末20A、20B、20C)、特典付与システム30、動画配信システム50によって構成される。なお、システム1は、イベント運営システム40、を含む構成にしてもよい。
【0043】
図2は、本実施形態における特典付与に関する概要を示す図である。例えば、特典付与システム30は、イベントを開催申請するユーザAの端末20Aによって、ゲームサーバ10が提供するゲームのイベントEv1の申請情報(開催申請情報)を受け付ける。このイベントEv1の実施により、様々なユーザが参加し、ゲームサーバ10が提供するゲーム自体を盛り上げることができる。なお、「イベント」は大会とも言い換えることができる。
【0044】
そして、特典付与システム30は、ゲームのイベントEv1を主催したユーザAに、ゲームサーバ10が提供するゲームで使用可能なポイント、アイテムなどの特典を付与し、イベントを主催しようとするユーザにモチベーションを与える。
【0045】
すなわち、特典付与システム30は、イベントを開催したことに対する特典(開催特典)を、ユーザに付与するシステムである。
【0046】
ユーザAの端末20Aは、イベントの主催ユーザのアカウント、開催するイベントEv1のゲームID(ゲーム名)、イベントで使用するキャラクタID(キャラクタ名)、等を含む申請情報を、特典付与システム30に送信する。
【0047】
なお、イベントの申請情報を管理するイベント運営システム40を備えている場合、端
末20Aは、イベント運営システム40を介して、当該申請情報を、特典付与システム30に送信してもよい。なお、イベント運営システム40は、プレーヤ同士をマッチングする機能などを有するものであってもよい。
【0048】
そして、特典付与システム30は、当該申請情報を取得する。つまり、特典付与システム30は、どのようなユーザがどのようなイベントを申請したのかを示す情報、を受け付ける。特典付与システム30は、自主的にイベント運営システム40から、申請情報を取得してもよいし、端末20A或いは、イベント運営システム40から送信された申請情報を取得(受信)してもよい。
【0049】
そして、イベントEv1の開催時刻になると、イベントEv1が開催される。例えば、ゲームのイベントの場合、ゲームサーバ10が提供するゲームが実行されることになる。
【0050】
ここで、特典付与システム30は、実際にイベントEv1が実施されたかを認識できない。したがって、特典付与システム30は、主催ユーザAの端末20Aや動画配信システム50から、イベントEv1を実施したことを示す実施結果報告情報を受け付ける。そして、イベントEv1の実施状況に正当性がある場合に、主催ユーザAに特典を付与している。
【0051】
実施結果報告情報は、イベントEv1を実施したことを示す証拠情報であればよいが、特に、本実施形態では、「配信情報」を採用する。
【0052】
「配信情報」は、例えば、イベントEv1の実施状況を、視聴ユーザに対して配信可能状態にされたことを示す情報(例えば、URL及び/又は当該URLのリンク等)である。
【0053】
例えば、特典付与システム30は、主催ユーザAの端末20Aから、動画(動画配信システム50においてイベントEv1の実施状況を示す動画)にアクセスするためのURLを取得する。
【0054】
つまり、イベント主催ユーザAは、動画配信システム50で、イベントの実施状況を撮影した動画を配信することによって、そのイベントが実際に実施されたことを証明することができる。
【0055】
ゲーム運営側は、イベントEv1を実施したことを示す配信情報によって、人の手を介して動画配信システム50のサイトにアクセスし、実際にイベントEv1が実施されたか否かを、視認することができるが、イベントの数が例えば1万など多数に及ぶことになると、この作業は労力と手間がかかってしまう。
【0056】
そこで、本実施形態の特典付与システム30は、配信情報に基づきイベントが実際に実施されたか否かを判定する。
【0057】
そして、特典付与システム30は、配信情報に基づき、イベントEv1の実施状況に正当性があると判定された場合に、イベントに関するユーザ(例えば、主催ユーザA)に特典を付与する。
【0058】
また、このようなシステムでは、仲間内でイベントを実施して特典を不正に多く得ようとするユーザも少なくない。
【0059】
しかし、本実施形態の特典付与システム30は、イベント実施状況の動画が、視聴ユー
ザ(例えば、ユーザX1)に配信可能状態にされたことを表す配信情報(例えば、URL)を取得した場合に、当該配信情報に基づき特典を付与するか否かを判定する。この視聴ユーザは、例えば、イベントEv1の主催ユーザAや参加ユーザ(例えば、ユーザB、C)以外のユーザなど所定条件を満たすユーザとする。したがって、仲間内だけでなく、互いに面識のない多くの人が楽しめるイベントの開催を促し、更に、第三者の公開に耐えうるようなイベントを実施することを促すことができる。
【0060】
このように、本実施形態によれば、主催ユーザによって積極的にイベントが開催される雰囲気を醸成することが可能となる。
【0061】
[2]ゲームシステムの説明
次に、
図3を用いて本実施形態のゲームシステムの概要及び概要構成について説明する。
【0062】
本実施形態のゲームシステムは、ゲームサーバ10と端末20で構成される。
【0063】
ゲームサーバ10は、インターネット(ネットワークの一例)を介して通信接続された端末装置(ゲーム装置)20に、所与のサービスを提供することが可能な情報処理装置である。
【0064】
端末20は、端末装置、スマートフォン、携帯電話、PHS、コンピュータ、端末装置、PDA、携帯型ゲーム機等、画像生成装置などの情報処理装置であり、インターネット(WAN)、LANなどのネットワークを介してゲームサーバ10に接続可能な情報処理装置である。
【0065】
[2.1]クライアントサーバモデルで構成されるゲームシステム
本実施形態のゲームシステムは、
図3に示すように、ゲームサーバ10と、端末20(例えば、端末20A、20B、20C)とが、インターネット(ネットワークの一例)に接続可能に構成されるものであってもよい。
【0066】
ユーザは、端末20からゲームサーバ10にアクセスすることにより、インターネットを介してゲームサーバ10から送信される情報に基づき、ゲームをプレイすることができる。
【0067】
本実施形態は、一つのゲームサーバ10によって各ゲームを端末20に提供してもよいし、複数のゲームサーバ10を連動させてサーバシステムを構築し、各ゲームを端末20に提供してもよい。
【0068】
なお、ゲームサーバ10だけで本発明に関する各種の処理を行うようにしてもよいし、端末20だけで本発明に関する各種の処理を行うようにしてもよい。
【0069】
[2.2]端末装置
本実施形態のゲームシステムは、ゲームサーバ10の機能を備えた単一の端末20、すなわち、サーバ装置などの他の機器に依存せず単独で動作する装置(スタンドアローン)によって実現してもよい。
【0070】
また、本実施形態では、ゲームサーバ10と接続せずに、端末20だけで本発明を実現するものであってもよい。例えば、P2P(ピア・ツー・ピア方式)による通信によって複数の端末20で実現するゲームシステムであってもよい。
【0071】
そして、このような端末装置を有線又は無線によって複数連結させ、一の端末装置がホスト(ゲームサーバ10)として機能して、複数の端末装置によって実現してもよい。
【0072】
なお、端末20は、携帯型の端末装置やスマートフォンだけでなく、タブレット型情報端末装置やパーソナルコンピュータ、又は、アミューズメントパークに設置される端末装置(筐体)でもよい。
【0073】
[2.3]クラウド型のゲームシステム
また、本実施形態のゲームシステムはクラウド型のゲームシステムでもよい。例えば、クラウド型のゲームシステムでは、ゲームサーバ10(クラウド装置)だけで基本的な処理(ゲーム処理、描画処理などを含む)を行い、端末20側ではゲームサーバ10(クラウド装置)の処理結果の表示制御のみを行う。また、端末20は、ゲームサーバ10に対してコントローラの入力情報などの情報を送信するだけにとどまる。なお、かかる場合、端末20は、入力情報以外の情報を送信してもよい。
【0074】
さらに、本実施形態では、入力を除き、上記の端末20の処理部200の各機能及びゲームプログラムの実行をゲームサーバ10で実行し、当該端末20は、入力とストリーミングによる画像表示を実行することによって、上記のゲームを実現してもよい。
【0075】
また、ゲームシステムは、インターネット上の所与の記憶領域に、ゲームサーバ10に記憶される情報、端末20に記憶される情報を記憶するようにしてもよい。
【0076】
[2.4]複数のコントローラを備えた端末装置
また、本実施形態では、1台の端末20が複数のコントローラ(入力部260)を備えたものでもよい。なお、複数のユーザが1台の端末20の各ユーザのコントローラを用いてゲームをプレイする場合、複数のユーザが現実的に近くにいることが想定される。
【0077】
[2.5]ソーシャルゲームの例
また、本実施形態では、コミュニケーション型のサービスを提供するSNSサーバとして機能してもよい。ここで、SNSサーバとは、複数のユーザ間でコミュニケーションを提供することが可能なサービスを提供する情報処理装置であってもよい。
【0078】
また、本実施形態では、例えば、SNSサーバとして機能する場合には、提供するSNSの動作環境(API(アプリケーションプログラミングインタフェース)、プラットフォーム等)を利用して実行されるソーシャルゲーム(Social Game)と呼ばれるゲームを提供することができるようになっている。
【0079】
なお、ソーシャルゲームとは、既存のオンラインゲームとは違い、専用のクライアントソフトウェアを必要とせず、WebブラウザとSNSのアカウントのみで利用可能なゲームが含まれる。また、本実施形態では、ネットワークを介して他のユーザの端末20と接続し、オンラインで同時に同じゲーム進行を共有することができるオンラインゲームを提供することが可能な構成を有している。
【0080】
[2.6]ブラウザゲームの例
特に、本実施形態では、端末20のWebブラウザ上で提供されるゲーム、例えばHTML、FLASH(登録商標)、CGI、PHP、shockwave、Java(登録商標)アプレット、JavaScript(登録商標)など様々な言語で作られたブラウザゲーム(Webブラウザで設置サイトを開くだけで起動するゲーム)を提供してもよい。
【0081】
また、端末20は、Webページ(HTML形式のデータ)を閲覧可能なWebブラウザを備えている。すなわち、端末20は、ゲームサーバ10との通信を行うための通信制御機能、及びゲームサーバ10から受信したデータ(Webデータ、HTML形式で作成されたデータなど)を用いて表示制御を行うとともに、ユーザ操作のデータをゲームサーバ10に送信するWebブラウザ機能などを備え、ゲーム画面をユーザに提供する各種の処理を実行し、ユーザによってゲームを実行させるようになっている。ただし、端末20は、ゲームサーバ10から提供されたゲーム制御情報を取得して所定のゲーム処理を実行し、ゲーム処理に基づくゲームを実行してもよい。
【0082】
具体的には、端末20は、所定ゲームを行う旨の要求をゲームサーバ10に対して行うと、ゲームサーバ10のゲームサイトに接続され、ゲームが開始される。特に、端末20は、必要に応じてAPIを用いることにより、SNSサーバとして機能するゲームサーバ10に所定の処理を行わせ、又は、SNSサーバとして機能するゲームサーバ10が管理するユーザの情報等を取得させてゲームを実行する構成を有してもよい。
【0083】
[2.7]その他
本実施形態では、1つの(装置、プロセッサ)で構成されていてもよいし、複数の(装置、プロセッサ)で構成されていてもよい。ゲームサーバ10の記憶領域(後述する記憶部170)に記憶される情報(例えば、ユーザの情報、ゲーム情報等)を、ネットワーク(イントラネット又はインターネット)を介して接続されたデータベース(広義には記憶装置、メモリ)に記憶するようにしてもよい。なお、端末20とゲームサーバ10との通信回線は、有線でもよいし無線でもよい。
【0084】
[3]ゲームサーバの説明
次に、
図4を用いて本実施形態のゲームサーバ10について説明する。なお、
図4は、本実施形態のゲームサーバ10の機能ブロックを示す図である。また、本実施形態の本実施形態では
図4の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
【0085】
本実施形態では、管理者やその他の入力に用いるための入力部160、所定の情報が記憶された情報記憶媒体180、端末20やその他と通信を行う通信部196、主に提供するゲームに関する処理を実行する処理部100、及び、主にゲームに用いる各種のデータを記憶する記憶部170を含む。
【0086】
入力部160は、システム管理者等がゲームに関する設定やその他の必要な設定、データの入力に用いるものである。例えば、本実施形態の入力部160は、マウスやキーボード等によって構成される。
【0087】
情報記憶媒体180(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などによって構成される。
【0088】
通信部196は、外部(例えば、端末、他のサーバや他のネットワークシステム)との間で通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどによって構成される。
【0089】
記憶部170は、処理部100や通信部196などのワーク領域となるもので、その機能は、RAM(VRAM)などによって構成される。なお、記憶部170に記憶される情報は、データベースで管理してもよい。
【0090】
また、本実施形態の記憶部170は、主記憶部171の他に、画像バッファ172、ゲームに関する情報を示すゲーム情報が記憶されるゲームデータ記憶部174、及び、ユーザ情報記憶部(プレーヤ情報記憶部)176を有している。
【0091】
特に、ゲームデータ記憶部174には、ゲームが実施されるゲーム空間(ゲームフィールド)の情報、仮想カメラの情報、ゲームで用いられる設定値等が記憶される。
【0092】
また、ユーザ情報記憶部176には、ユーザ毎(ユーザ毎)に、ユーザIDに対応付けてユーザの情報(ユーザ情報)が記憶される。ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報である。例えば、本実施形態では、ユーザIDに対応付けて、複数の成長要素を、ユーザ情報記憶部176に、記憶するようにしてもよい。
【0093】
なお、ユーザの情報は、ユーザに対応付けられたユーザの情報だけでなく、ユーザのキャラクタの情報等を含む。
【0094】
処理部100は、所与の記憶領域(クラウド上の記憶領域、記憶部170、情報記憶媒体180等)に格納されるプログラムやデータに基づいて本実施形態の種々の処理を行う。例えば、情報記憶媒体180には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶される。
【0095】
例えば、処理部100(プロセッサ)は、所与の記憶領域に記憶されているプログラムに基づいて、ゲームサーバ10全体の制御を行うとともに、各部間におけるデータ等の受け渡しの制御などの各種の処理を行う。さらに、端末20からの要求に応じた各種サービスを提供する処理を行う。
【0096】
なお、本実施形態では、ゲームサーバ10が処理部100の一部又は全部の処理を行ってもよいし、端末20が処理部100の一部の処理を行ってもよい。また、特典付与システム30が、処理部100の一部の処理を行ってもよい。
【0097】
処理部100は、ゲーム処理部114、提示部116、受け付け部119、通信制御部120、Web処理部121、管理部122、通知部123、画像生成部130、音処理部140を含む。
【0098】
ゲーム処理部114は、ユーザの入力情報(操作情報)に基づいて、ゲーム処理を実行する。例えば、ゲーム処理部114は、ユーザの端末20から当該ユーザの入力情報(操作情報)を受信して、ゲーム処理を行うようにしてもよい。
【0099】
提示部116は、所与の情報を端末20に提示(表示)するように制御する。提示部116は、ゲーム画面を端末20において提示(表示)するように送信制御をしてもよい。つまり、提示部116は、ゲーム画面等の表示制御情報を生成し、生成した表示制御情報を、ユーザの端末20に表示するように制御する。
【0100】
提示部116は、ユーザのゲームプレイの動画やゲーム画像(ゲーム画面)を、当該ユーザの端末20の表示部290に提示(表示)するための制御を行ってもよい。
【0101】
受け付け部119は、ユーザの入力を受け付ける。また、受け付け部119は、タッチパネルに対するタッチ入力を、ユーザの入力として受け付けるようにしてもよい。なお、受け付け部119は、端末20から入力の内容(タッチ位置、タイミング等)を受信して受け付ける。
【0102】
また、受け付け部119は、通信制御部120によるデータ送受信によって、ユーザの入力や指示などを受け付けるようにしてもよい。
【0103】
また、受け付け部119は、視聴者であるユーザの端末20からの情報(投稿情報など)を受け付けるようにしてもよい。
【0104】
通信制御部120は、端末20との接続(セッションやコネクション)を確立し、ネットワークを介してデータを通信(送受信)する処理を行う。
【0105】
Web処理部121は、Webサーバとして機能する。例えば、Web処理部121は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルを通じて、端末20にインストールされているWebブラウザの要求に応じてデータを送信する処理、及び、端末20のWebブラウザによって送信されるデータを受信する処理を行う。
【0106】
管理部122は、ゲーム情報や、ユーザ毎に、ユーザの識別情報に対応付けられたユーザの情報を管理する。
【0107】
また、管理部122は、配信者や視聴者のアカウント情報や、配信者や視聴者のパラメータ、配信者や視聴者が使用可能なゲーム内通貨やアイテムなどの情報を管理してもよい。
【0108】
また、通知部123は、ユーザに所与の情報を通知する。なお、情報を「通知」するとは、ユーザ(ユーザの端末20)に対して情報を通知(提供、提示、表示)することである。
【0109】
なお、「通知」とは、ゲームサーバ10がユーザの端末20に対して、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)による送受信される電子メール(メールマガジン等でもよい)で送信すること、SMTPに限らず、所与のプロトコルにより送信すること、プッシュ通知をすること、所定のアプリケーションの所定画面(バナー表示画面、お知らせ画面、ポップアップ画面等)を提示(表示)すること、ゲームサーバ10のWeb処理部121が、Webページによって通知すること、の少なくとも1つであり、ゲームサーバ10が能動的にユーザの端末20に送信することを示す。なお、本実施形態では、ユーザの端末20からの要求に応じて、要求のあった当該端末20に情報を送信することも「通知」の一態様としてもよい。なお、プッシュ通知とは、端末(スマートフォン)の画面の一部領域(上端など)にメッセージウィンドウを表示させることである。なお、「通知」は、表示されるメッセージなどを音声化した音声通知を含む。また、「通知」は、振動による通知も含む。
【0110】
画像生成部130は、例えば、GPU、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)などのプロセッサ、ビデオ信号IC、ビデオコーデックなどのプログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ等によって実現される。画像生成部130は、ゲーム進行に応じて1フレーム時間(例えば1/60秒)で1枚のゲーム画面の画像を生成する。生成された画像は端末20に送信する。
【0111】
画像生成部130は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて描画処理を行い、これによりゲーム画像を生成し、画像バッファ172に出力する、或いは、端末20に送信する。画像生成部130は、オブジェクト空間(ゲーム空間)内において仮想カメラ(所与の視点)から見える画像(いわゆる3次元画像)を生成してもよい。
【0112】
例えば、画像生成部130は、3次元ゲーム画像を生成する場合には、まず、座標変換(ワールド座標変換、カメラ座標変換)、クリッピング処理、或いは透視変換等のジオメトリ処理が行われ、その処理結果に基づいて、描画データ(プリミティブ面の頂点の位置座標、テクスチャ座標、色データ、法線ベクトル或いはα値等)が作成される。そして、この描画データ(プリミティブ面データ)に基づいて、透視変換後(ジオメトリ処理後)のオブジェクト(1又は複数プリミティブ面)を画像バッファ172(フレームバッファ、ワークバッファなどのピクセル単位で画像情報を記憶できるバッファ。VRAM)に描画する。これにより、オブジェクト空間内において仮想カメラ(所与の視点)から見える画像が生成される。
【0113】
音処理部140は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、端末20に送信する。
【0114】
なお、処理部100は、端末20と連動し、当該端末20を介して入力されたユーザの入力に基づいて、各ユーザにおいて本実施形態で提供するゲームのゲーム処理を実行する。
【0115】
また、処理部100は、タイマ機能を有し、ゲームの進行状況を管理するため、各端末20と同期を取るために用いるようにしてもよい。特に、現在時刻や予め設定された時刻を各部に出力するようにしてもよい。
【0116】
[4]端末の説明
次に、
図5を用いて本実施形態の端末(端末装置)20について説明する。なお、
図5は、本実施形態における端末20の構成を示す機能ブロック図の一例である。また、本実施形態の端末20は
図5の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
【0117】
入力部260は、ユーザが操作データを入力するためのものであり、その機能は、タッチパネル又はタッチパネル型ディスプレイなどにより実現できる。すなわち、入力部260は、画像が表示される画面上における2次元の指示位置座標(x,y)を検出可能な検出部262を備えている。例えば、入力部260は、接触検出領域(タッチパネル)における、2次元の接触位置座標(x,y)を検出可能な検出部262を備えている。
【0118】
なお、表示画面(以下、特別な場合を除き「タッチパネル」という。)への接触操作は、指先を用いて行うようにしてもよいし、タッチペンなどの入力機器を用いて行うようにしてもよい。
【0119】
また、入力部260は、指示位置以外の入力情報(操作信号)を入力可能なボタンやレバー、キーボード、ステアリング、マイク、加速度センサなどを備えていてもよい。
【0120】
記憶部270は、処理部200や通信部296などのワーク領域となるもので、その機能はRAM(VRAM)などにより実現できる。そして、本実施形態の記憶部270は、ワーク領域として使用される主記憶部271と、最終的な表示画像等が記憶される画像バッファ272と、ゲームデータ記憶部274、ユーザ情報記憶部276を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよいし、ゲームサーバ10の記憶部170がその一部を構成してもよい。
【0121】
画像バッファ272には、画像生成部230によって生成された画像データ、又は、ゲームサーバ10から受信した画像データが記憶されるようにしてもよい。
【0122】
ゲームデータ記憶部274には、ゲームが実施されるゲーム空間(ゲームフィールド)の情報、各キャラクタに関する情報、仮想カメラの情報、その他ゲームで用いられる設定値等が記憶される。なお、端末20は、ゲームデータ記憶部274に、ゲームサーバ10から受信した情報を記憶してもよい。
【0123】
ユーザ情報記憶部276は、ユーザの情報が記憶される。なお、端末20は、ゲームサーバ10から、ユーザIDに対応するユーザの情報を受信して、ユーザ情報記憶部276に記憶するようにしてもよい。
【0124】
情報記憶媒体280(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。
【0125】
また、情報記憶媒体280には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)を記憶することができる。なお、処理部200は、後述するように、情報記憶媒体280に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。
【0126】
表示部290は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、CRT、LCD、タッチパネル型ディスプレイ、或いはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などにより実現できる。
【0127】
特に、本実施形態では表示部290は、タッチパネルディスプレイを用いることによりユーザがゲーム操作を行う入力部260としても機能する。ここでタッチパネルとして、例えば抵抗膜方式(4線式、5線式)、静電容量方式、電磁誘導方式、超音波表面弾性波方式、赤外線走査方式などのタッチパネルを用いることができる。
【0128】
音出力部292は、本実施形態により生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどにより実現できる。
【0129】
通信部296は、外部(例えばゲームサーバ10や他の端末20)との間で通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
【0130】
なお、端末20は、ゲームサーバ10が有する情報記憶媒体180や記憶部170に記憶されている本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムやデータを、ネットワークを介して受信し、受信したプログラムやデータを情報記憶媒体280や記憶部270に記憶してもよい。このようにプログラムやデータを受信して端末20を機能させる場合も本発明の範囲内に含めることができる。
【0131】
処理部200(プロセッサ)は、入力部260からの入力データやプログラムなどに基づいて、ゲームサーバ10と連動して、ゲーム処理、画像生成処理、或いは音生成処理などの処理を行う。
【0132】
特に、本実施形態においては、ゲーム処理として、ゲーム開始条件が満たされた場合にゲームを開始する処理、ゲームを進行させる処理、キャラクタ、敵キャラクタなどのオブジェクトを配置する処理、オブジェクトを表示する処理、ゲーム結果を演算する処理、或いはゲーム終了条件が満たされた場合にゲームを終了する処理などが含まれる。
【0133】
処理部200は、所与の記憶領域(クラウド上の記憶領域、記憶部270、情報記憶媒体280等)に格納されるプログラムやデータに基づいて本実施形態の種々の処理を行う。例えば、情報記憶媒体280には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶される。
【0134】
また、処理部200は、入力部260によって入力されたユーザの入力情報に基づき、ゲーム処理(例えば、対戦ゲーム等の処理)、等を行う。また、処理部200は、ゲームサーバ10と連動して実行してもよいし、その一部又は全部がゲームサーバ10に形成されていてもよい。
【0135】
また、処理部200は、記憶部270をワーク領域として各種処理を行う。処理部200の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
【0136】
処理部200は、表示制御部211、受け付け部212、通知部213、通信制御部220、Webブラウザ221、画像生成部230、音処理部240を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
【0137】
表示制御部211は、ゲーム画面を表示部290に表示する処理を行う。例えば、表示制御部211は、Webブラウザ221を用いて表示してもよい。また、表示制御部211は、ゲームサーバ10から送信された情報に基づいて、ゲーム中に必要な情報を表示部290に表示させる。例えば、端末20は、ゲームサーバ10から受信したゲーム画面の表示情報を表示する。
【0138】
また、表示制御部211は、ゲームサーバ10の提示部116と全部又は一部の処理と同様の処理を行ってもよい。
【0139】
受け付け部212は、ユーザからの入力を受け付ける処理を行う。例えば、受け付け部212は、端末20が受け付けた入力情報を、ゲームサーバ10に送信し、当該ゲームサーバ10が入力情報を受信するようにしてもよい。また、ゲームサーバ10の受け付け部119と全部又は一部の処理と同様の処理を行ってもよい。
【0140】
通知部213は、ユーザに所与の情報を通知する。例えば、通知部213は、情報をゲーム画面に表示する。また、通知部213は、ゲームサーバ10の通知部123と全部又は一部の処理と同様の処理を行ってもよい。
【0141】
通信制御部220は、ゲームサーバ10、それぞれとデータを送受信する処理を行う。また、通信制御部220は、ゲームサーバ10から受信したデータを記憶部270に格納する処理、受信したデータを解析する処理、その他のデータの送受信に関する制御処理等を行う。
【0142】
なお、通信制御部220は、他の端末20やゲームサーバ10の宛先情報(IPアドレス、ポート番号などのネットワーク情報)を記憶部270や情報記憶媒体280に記憶し、管理する処理を行うようにしてもよい。そして、通信制御部220は、ユーザからの通信開始の入力情報を受け付けた場合に、ゲームサーバ10との通信を行うようにしてもよい。
【0143】
特に、通信制御部220は、ゲームサーバ10にユーザの識別情報や入力情報を送信して、データ(ユーザのWebページ、ゲーム画面等)をゲームサーバ10から受信する処
理を行う。
【0144】
なお、通信制御部220は、所定周期でゲームサーバ10とデータ送受信を行ってもよいし、入力部260からの入力情報を受け付けた場合に、ゲームサーバ10とデータ送受信を行ってもよい。特に、本実施形態の通信制御部220は、所与の画面情報(例えば、ゲーム画面の情報等)を、ゲームサーバ10から受信する処理を行う。
【0145】
Webブラウザ221は、Webページ(ゲーム画面)を閲覧するためのアプリケーションプログラムであって、Webサーバ(ゲームサーバ10)から、HTMLファイルや画像ファイル等をダウンロードし、レイアウトを解析して表示制御する。また、Webブラウザ221は、入力フォーム(リンクやボタンやテキストボックス等)を用いてデータをWebサーバ(ゲームサーバ10)に送信する。
【0146】
本実施形態のWebブラウザ221は、ブラウザゲームを実現することができる。例えば、Webブラウザ221は、Webサーバ(ゲームサーバ10)から受信したJavaScript(登録商標)、FLASH(登録商標)、Java(登録商標)等で記述されたプログラムを実行するものであってもよい。
【0147】
端末20は、Webブラウザ221によって、インターネットを介してURL(Uniform Resource Locatorの略)によって指定されたWebサーバからの情報を表示させることができる。例えば、端末20は、ゲームサーバ10から受信したゲーム画面(HTML等のデータ)をWebブラウザ221によって表示させることができる。
【0148】
画像生成部230は、処理部200で行われる種々の処理(例えば、ゲーム処理)に基づいて描画処理を行い、これにより画像を生成し、表示制御部211によって表示部290に出力する。画像生成部230が生成する画像は、いわゆる2次元画像であってもよいし、いわゆる3次元画像であってもよい。なお、画像生成部230は、ゲームサーバ10の画像生成部130と全部又は一部の処理と同様の処理を行ってもよい。
【0149】
音処理部240は、処理部200で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部292に出力する。なお、音処理部240は、ゲームサーバ10の音処理部140と全部又は一部の処理と同様の処理を行ってもよい。
【0150】
本実施形態の端末20が、P2Pなどによって複数の端末20でゲームを行う場合は、一の端末20がホストとしての役割を担い、処理を実行してもよい。かかる場合、ホストとしての端末20は、ゲームサーバ10の各処理部(各処理部の一部又は全部)の処理を行うようにしてもよい。
【0151】
[5]特典付与システムの説明
次に、
図6を用いて本実施形態の特典付与システム30について説明する。なお、
図6は、本実施形態の特典付与システム30の機能ブロックを示す図である。また、本実施形態の本実施形態では
図6の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
【0152】
本実施形態では、管理者やその他の入力に用いるための入力部360、所定の情報が記憶された情報記憶媒体380、ゲームサーバ10、端末20、イベント運営システム40、動画配信システム50などの装置と通信を行う通信部396、処理部300、及び、主に各種のデータを記憶する記憶部370を含む。
【0153】
入力部360は、システム管理者等がゲームに関する設定やその他の必要な設定、データの入力に用いるものである。例えば、本実施形態の入力部360は、マウスやキーボード等によって構成される。
【0154】
情報記憶媒体380(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などによって構成される。
【0155】
通信部396は、外部(例えば、端末、他のサーバや他のネットワークシステム)との間で通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどによって構成される。
【0156】
記憶部370は、処理部300や通信部396などのワーク領域となるもので、その機能は、RAM(VRAM)などによって構成される。なお、記憶部370に記憶される情報は、データベースで管理してもよい。
【0157】
また、本実施形態の記憶部370は、主記憶部371の他に、画像バッファ372、ユーザ情報記憶部(プレーヤ情報記憶部)373、申請情報記憶部375、配信情報記憶部376を含む。
【0158】
また、ユーザ情報記憶部373には、ユーザ毎(ユーザ毎)に、ユーザIDに対応付けてユーザの情報(ユーザ情報)が記憶される。ユーザIDは、ゲームサーバ10と同じユーザ識別情報でもよいし、特典付与システム30が付与するユニークなユーザ識別情報であってもよい。かかる場合、特典付与システム30が付与するユーザIDと、ゲームサーバ10が付与するユーザIDとを対応付けて記憶する。
【0159】
申請情報記憶部375は、申請情報が記憶される。当該申請情報は、主催ユーザがイベントを開催申請した情報であり、イベント情報と言い換えてもよい。
【0160】
また、配信情報記憶部376には、配信情報が記憶される。配信情報記憶部374には、巡回キーワード、巡回結果データを記憶するようにしてもよい。
【0161】
処理部300は、所与の記憶領域(クラウド上の記憶領域、記憶部370、情報記憶媒体380等)に格納されるプログラムやデータに基づいて本実施形態の種々の処理を行う。例えば、情報記憶媒体380には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶される。
【0162】
例えば、処理部300(プロセッサ)は、所与の記憶領域に記憶されているプログラムに基づいて、特典付与システム30全体の制御を行うとともに、各部間におけるデータ等の受け渡しの制御などの各種の処理を行う。さらに、端末20からの要求に応じた各種サービスを提供する処理を行う。
【0163】
なお、本実施形態では、特典付与システム30が処理部300の一部又は全部の処理を行ってもよいし、ゲームサーバ10が処理部300の一部の処理を行ってもよい。
【0164】
処理部300は、申請制御部311、配信情報制御部312、監視制御部313、特典付与部314、提示部316、受け付け部319、通信制御部320、Web処理部321、管理部322、通知部323、画像生成部330、音処理部340を含む。
【0165】
申請制御部311は、主催ユーザによるイベントを開催申請するための申請情報を、取得する。
【0166】
配信情報制御部312は、イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況を、所定条件を満たす視聴ユーザに対して、配信可能状態にされたことを示す配信情報を、取得する。
【0167】
配信情報は、申請情報を取得した前記イベントの実施状況を示す画像情報、及び、当該画像情報を前記視聴ユーザの端末装置で再生可能な再生可能情報の少なくとも一方を含んでもよい。なお、画像情報は、複数の画像で構成される動画も含む。つまり、配信情報は、申請情報を取得したイベントの実施状況を示す動画情報又は当該動画情報を視聴ユーザの端末装置で再生可能な再生可能情報を含む。
【0168】
監視制御部313は、動画配信システムから配信情報を取得し、当該配信情報に基づき、イベントの実施状況について正当性があるか否かを監視する。
【0169】
特典付与部314は、配信情報に基づいて、イベントに関するユーザに特典を付与する処理を実行する。
【0170】
また、特典付与部314は、所定条件に応じて、特典の内容を変化させるようにしてもよい。
【0171】
また、例えば、特典付与部314は、配信情報に基づき、イベントの実施状況について正当性があると判定された場合に、当該イベントに関するユーザに特典を付与する処理を実行してもよい。
【0172】
また、特典付与部314は、配信情報と、イベントの申請情報を取得した当該イベントのイベント識別情報とに基づいて、特典を付与する処理を実行してもよい。
【0173】
また、配信情報は、イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況が、前記視聴ユーザに対して、公開実現にされたことを表す公開実現情報を含んでもよい。かかる場合、特典付与部314は、当該公開実現情報に基づいて、特典を付与する処理を実行してもよい。
【0174】
また、配信情報は、視聴ユーザからの視聴情報を含んでもよい。かかる場合、特典付与部314は、視聴情報に基づいて、特典を付与する処理を実行するようにしてもよい。また、特典付与部314は、視聴情報に基づいて視聴条件を満たしたか否かを判断し、当該視聴条件を満たした場合に、特典を付与する処理を実行してもよい。
【0175】
また、特典付与部314は、視聴情報に基づく複数の視聴条件を規定し、少なくとも1つの視聴条件を満たした場合に、特典を付与する処理を実行してもよい。
【0176】
特典付与部314は、イベントの内容に基づいて、特典を付与する処理を実行してもよい。
【0177】
例えば、特典付与部314は、イベントの参加ユーザの数及びイベントの参加ユーザのユーザ情報の少なくとも一方に基づいて、特典を付与する処理を実行してもよい。
【0178】
また、特典付与部314は、主催ユーザ及び参加ユーザの少なくとも一方に、特典を付
与する処理を実行する。
【0179】
また、特典付与部314は、イベントがイベント開催条件を満たすか否かを判定し、当該イベントがイベント開催条件を満たす場合に、当該イベントに関するユーザに特典を付与する処理を実行するようにしてもよい。
【0180】
提示部316は、所与の情報を端末20に提示(表示)するように制御する。提示部316は、画面を端末20において提示(表示)するように送信制御をしてもよい。つまり、提示部316は、画面等の表示制御情報を生成し、生成した表示制御情報を、ユーザの端末20に表示するように制御する。
【0181】
提示部316は、ユーザのゲームプレイの動画やゲーム画像(ゲーム画面)を、当該ユーザの端末20の表示部290に提示(表示)するための制御を行ってもよい。
【0182】
受け付け部319は、ユーザの入力を受け付ける。また、受け付け部319は、タッチパネルに対するタッチ入力を、ユーザの入力として受け付けるようにしてもよい。なお、受け付け部319は、端末20から入力の内容(タッチ位置、タイミング等)を受信して受け付ける。
【0183】
また、受け付け部319は、通信制御部320によるデータ送受信によって、ユーザの入力や指示などを受け付けるようにしてもよい。
【0184】
また、受け付け部319は、視聴者であるユーザの端末20からの情報(投稿情報など)を受け付けるようにしてもよい。
【0185】
通信制御部320は、端末20との接続(セッションやコネクション)を確立し、ネットワークを介してデータを通信(送受信)する処理を行う。
【0186】
Web処理部321は、Webサーバとして機能する。例えば、Web処理部321は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルを通じて、端末20にインストールされているWebブラウザの要求に応じてデータを送信する処理、及び、端末20のWebブラウザによって送信されるデータを受信する処理を行う。
【0187】
管理部322は、ゲーム情報や、ユーザ毎に、ユーザの識別情報に対応付けられたユーザの情報を管理する。
【0188】
また、管理部322は、配信者や視聴者のアカウント情報や、配信者や視聴者のパラメータ、配信者や視聴者が使用可能なゲーム内通貨やアイテムなどの情報を管理してもよい。
【0189】
また、通知部323は、ユーザに所与の情報を通知する。なお、「通知」とは、特典付与システム30がユーザの端末20に対して、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)による送受信される電子メール(メールマガジン等でもよい)で送信すること、SMTPに限らず、所与のプロトコルにより送信すること、プッシュ通知をすること、所定のアプリケーションの所定画面(バナー表示画面、お知らせ画面、ポップアップ画面等)を提示(表示)すること、特典付与システム30のWeb処理部321が、Webページによって通知すること、の少なくとも1つであり、特典付与システム30が能動的にユーザの端末20に送信することを示す。なお、本実施形態では、ユーザの端末20からの要求に応じて、要求のあった当該端末20に情報を送信するこ
とも「通知」の一態様としてもよい。
【0190】
画像生成部330は、端末20で表示する画面を生成し、生成された画像は端末20に送信する。例えば、画像生成部330は、ゲームサーバ10と同様の処理であるので説明を省略する。
【0191】
音処理部340は、処理部300で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、端末20に送信する。
【0192】
なお、特典付与システム30は、配信情報監視システム、或いは、監視システムと言い換えてもよい。
【0193】
[6]イベントの説明
本実施形態のイベントは、主催ユーザが開催するイベントであり、当該イベントに参加ユーザが参加することが可能なイベントである。
【0194】
イベントを主催する「主催ユーザ」は、一人でもよいし複数人でもよい。
【0195】
イベントに参加する「参加ユーザ」は、一人でもよいし複数人でもよい。また、参加ユーザの少なくとも一人は、主催ユーザとしてもよい。例えば、本実施形態のイベントの参加ユーザに主催ユーザを含む場合は、参加ユーザを複数人に限定してもよい。
【0196】
例えば、本実施形態のイベントは、主催ユーザの端末20が、当該イベントの実施状況を撮影した動画を、動画配信システム50に投稿した場合、視聴ユーザが、当該動画を閲覧することができるイベントである。
【0197】
例えば、視聴ユーザとは、動画配信システム50に投稿された動画を視聴するユーザである。視聴ユーザは、主催ユーザ及び参加ユーザを含んでもよい。また、視聴ユーザは、一人でもよいし複数人でもよい。なお、視聴ユーザのことを、観戦ユーザ又は観覧ユーザと言い換えてもよい。
【0198】
本実施形態では、ゲームサーバ10が提供するゲームにおいて、当該ゲームの3次元仮想空間において、参加ユーザの操作対象のキャラクタなどを移動・動作させてゲームプレイを行うゲームイベントの例について説明する。
【0199】
なお、本実施形態のイベントは、ゲームイベントに限らない。例えば、現実世界とは異なる3次元の仮想空間において、操作者の入力情報に基づき、操作者の分身であるアバター(アバターをキャラクタともいう。)を移動・動作させて、アバター同士のコミュニケーションや、アバターの経済活動等を図る仮想空間システムがある。本実施形態のイベントは、仮想空間システムにおける仮想空間上のイベントであってもよい。
【0200】
また、イベントは、現実世界で実施される大会などのイベント、例えば、漫才のイベントや、演奏を披露するイベント、会話を実現するようなトークイベントでもよい。
【0201】
[7]申請制御の説明
特典付与システム30は、主催ユーザによるイベントを開催申請するための申請情報を取得する。申請情報は、開催申請情報と言ってもよい。
【0202】
申請情報の取得方法は種々の手法で実現できる。例えば、特典付与システム30は、主催ユーザAの端末20から送信された申請情報を、受信(受け付ける)ことによって、当
該申請情報を取得する。
【0203】
[7.1]申請情報
図7は、申請情報の一例を示す。特典付与システム30は、申請情報を取得すると申請情報記憶部375に記憶する。
【0204】
申請情報は、イベントIDと、イベントIDに対応付けた各種情報を含む。ここで、イベントIDとは、イベントを識別するためのユニークな情報であり、イベント識別情報である。
【0205】
例えば、申請情報は、イベントIDに対応付けて、主催ユーザID、イベント名、ゲーム名、参加条件、参加受付期間、開催日時、特典付与フラグを含む。例えば、特典付与フラグ=1は、特典の付与が完了している状態、つまり、付与済を意味する。また、特典付与フラグ=0は、特典を付与していない状態、つまり、未付与を意味する。
【0206】
そして、特典付与システム30は、申請情報を受け付けると、イベントIDを発行し、主催ユーザAの端末20Aに、当該イベントIDを通知する。
【0207】
なお、イベント運営システム40が、イベントIDを発行してもよい。例えば、イベント運営システム40は、主催ユーザAから新たなイベントを受け付けた場合にイベントIDを発行し、主催ユーザAの端末20Aに、当該イベントIDを通知する。そして、イベント運営システム40は、主催ユーザのユーザIDと発行したイベントIDとを対応付けた情報を含む申請情報を、特典付与システム30に送信する。
【0208】
特典付与システム30は、主催ユーザのユーザIDと発行したイベントIDとを対応付けた情報を含む申請情報を受信すると、当該申請情報を申請情報記憶部375に記憶する。
【0209】
なお、申請情報には、イベントを実行するためのプログラム、当該イベントに登場又は使用されるキャラクタ情報やアイテム情報、当該イベントが実行されるマップやコース、仮想3次元空間(すなわち、ゲーム空間)に配置される各種のオブジェクトに関する情報、イベントの仕様、イベントの開催条件、イベントの開催期間、ユーザがイベントに参加するための参加条件、イベントによって付与される賞品の少なくとも1つを含んでもよい。すなわち、この賞品は、イベントの開催特典ではなくイベントの参加特典である。
【0210】
イベントの仕様には、例えば、ゲームの内容、主催者の参加の有無、ゲーム形式(リーグ戦やトーナメント方式など)を含むルール、イベントによって付与される賞品の種別や数、プレーヤの参加人数、ゲームステージの仕様や種別、ゲーム画像内の装飾(背景やエフェクト)、BGM、ゲーム内で使用可能なアイテムの種別、プレーヤキャラクタとして選択可能なキャラクタなどの登場キャラクタの種別(能力も含む。)、及び募集期間、の少なくとも1つを含む。
【0211】
イベントの開催条件には、例えば、募集期間中に参加するユーザの数が所定の数になったこと、設定された開始タイミングまでに参加を希望するユーザが所定のポイントの獲得など予め設定された資格を満たしたこと、及び、ゲームイベントを開始するタイミングに予め定められた数のユーザがログインしたこと、の少なくとも1つを含む。
【0212】
さらに、イベントへのユーザの参加条件には、例えば、ユーザのレベル、獲得した経験値、体力値、ポイント、仮想通貨(例えば、ゲーム内通貨)が所定値以上あること、ゲーム期間が所定の期間以上であること、及び、所定期間中に連続的にログインした日数、の
少なくとも1つを含む。
【0213】
[7.2]イベント運営システム40
また、例えば、特典付与システム30は、能動的(自律的)に、外部の大会開催ツールを運営するイベント運営システム40にアクセスし、イベントの申請情報を取得してもよい。
【0214】
イベント運営システム40から申請情報を取得する場合、申請情報は、イベント運営システム40のユーザIDと、ゲームサーバ10のユーザIDとを含む。特典付与システム30は、イベント運営システム40のユーザIDと、ゲームサーバ10のユーザIDとを連携して管理する。
【0215】
例えば、ユーザAの端末20は、ユーザAのユーザIDによりイベント運営システム40が提供するサイトやイベント運営システム40が提供するアプリにログインし、イベントを開催するための申請情報を入力して、当該申請情報をイベント運営システム40に送信する。
【0216】
特典付与システム30は、イベント運営システム40を所定周期で巡回してアクセスし、新しい申請情報がある場合には取得する。
【0217】
[8]イベント制御の説明
[8.1]概要
次に、本実施形態のイベント制御について説明する。本実施形態では、ゲームサーバ10が提供するゲームイベントを例にとり説明する。
【0218】
まず、ゲームサーバ10は、ユーザAの指示に基づき申請されたゲームのイベントの開催情報を取得すると、ゲームのイベントを開催申請したユーザAの指示に基づいて、当該イベントを実行予定のイベントとして設定する。
【0219】
そして、ゲームサーバ10は、実行予定のゲームイベントにおいて、参加ユーザを受け付ける。参加ユーザは、例えば、そのゲームイベントを主催したユーザAでもよいし、主催ユーザ以外のユーザ(例えば、ユーザB、C)でもよい。
【0220】
そして、実行予定のイベントが設定された場合に、イベントの開催条件に基づいて、当該イベントの開催の可否を判定する。
【0221】
そして、イベントが開催可能と判定された場合に、主催ユーザAによってイベントを実行する。なお、イベントが開催可能と判定された場合に、主催ユーザAの所与のポイントやアイテムを消費させてもよい。
【0222】
[8.2]イベントの開催申請
ゲームサーバ10は、ユーザAの端末20Aから送信されたゲームのイベントEv1の開催指示を検出すると、当該開催指示を送信したユーザAのユーザIDを特定し、実行予定イベントの開催の設定の可否を判定する。
【0223】
すなわち、ゲームサーバ10は、ゲームのイベントEv1の開催指示に含まれるユーザID(例えば、「A」)を取得し、当該ユーザIDに基づいて、開催指示をしたユーザAを主催ユーザとするゲームのイベントEv1を設定する。
【0224】
このとき、ゲームサーバ10は、ゲームのイベントの開催指示に含まれるユーザIDの
所定パラメータから消費値を消費することを条件に、開催指示をしたユーザを主催ユーザとするゲームのイベントを設定するようにしてもよい。
【0225】
例えば、ゲームサーバ10は、ゲームのイベントの開催指示に含まれるユーザIDの所定パラメータが消費値以上である場合に、開催指示をしたユーザを主催ユーザとするゲームのイベントを設定し、当該ユーザIDの所定パラメータから消費値を消費するようにしてもよい。
【0226】
そして、ゲームサーバ10は、イベントの内容を決定する。例えば、ゲームサーバ10は、「主催ユーザAの指示」及び/又は「コンピュータ制御」に基づいて、イベント名、ゲーム名、参加条件、参加受付期間、開催日時を決定する。
【0227】
また、ゲームサーバ10は、「主催ユーザAの指示」及び/又は「コンピュータ制御」に基づいて、「イベントを実行するプログラム」、「イベントに登場又は使用されるキャラクタ情報やアイテム情報」、「イベントが実行されるマップやコース」、「ゲーム空間に配置される各種のオブジェクトに関する情報」、「イベント名や実施するステージなどのイベントの仕様」、「募集参加人数(最小催行参加人数や最大参加可能人数)や開催期間(開催日時を含む。)などの開催条件」、「イベントによって参加ユーザに提供される賞品や当該賞品に関する情報」を決定してもよい。
【0228】
なお、「参加条件」は、イベントへのユーザの参加資格である。
【0229】
[8.3]参加受付処理
ゲームサーバ10は、イベントの内容を決定すると、イベントを他のユーザに告知する告知処理、及び、参加を希望するユーザの受付を行う参加受付処理を実行する。
【0230】
具体的に告知処理について説明する。例えば、告知処理とは、特定したイベントの開催日時に当該イベントの実行予定を設定し、ゲーム仕様、参加条件、募集参加人数などの決定したイベントの内容であって募集に必要な情報を、主催ユーザ以外のユーザに端末20を介して告知する処理である。
【0231】
例えば、告知処理は、所定のタイミングに、メインゲーム中、又は、メインゲームを実行するためにゲームサービスにログインした際などに、端末20のゲーム画面の一部にイベントの概要を示す情報を表示させ、かつ、当該表示を指示すると、当該イベントの詳細を示す情報を表示させるための表示制御を実行する処理としてもよい。
【0232】
なお、ゲームサーバ10は、希望する参加ユーザの数が最大参加可能人数に達した場合には、募集が終了した旨を各端末20に通知してもよい。
【0233】
参加受付処理とは、例えば、募集期間の終了タイミングまで、又は、申請情報によって設定された最大参加可能人数が登録されるまで、参加希望ユーザの参加を受け付ける処理である。
【0234】
ゲームサーバ10は、参加希望ユーザの受付を実行する毎に、当該参加希望ユーザが参加資格を具備しているか否かを判定し、当該参加希望ユーザが参加資格を具備している場合に、当該参加希望ユーザを参加ユーザとして登録する。
【0235】
このとき、ゲームサーバ10は、登録した参加ユーザによって最大参加人数に達したか否かを判定し、当該登録した参加ユーザによって最大参加人数に達した場合には、告知を終了するための告知処理を実行する。
【0236】
なお、ゲームサーバ10は、参加希望ユーザとして主催ユーザが参加を希望した場合であっても、当該参加受付処理を実行する。
【0237】
[8.4]開催判定処理
ゲームサーバ10は、開催予定のイベントにおける開催日時までに(例えば、開催日時の24時間前のタイミングに)、参加ユーザの参加状況及び開催条件に基づいてイベントの開催の可否を判定する開催判定処理を実行する。
【0238】
特に、ゲームサーバ10は、所定のタイミング(所定の時刻)までに参加登録された参加ユーザ数が、開催条件としての最少催行人数以上であるか否かを判定し、参加ユーザ数が最少催行人数より少ない場合には、イベントを中止するとともに、最少催行人数以上の場合には、当該イベントを開始する制御を実行する。
【0239】
[8.5]イベント実行処理
ゲームサーバ10は、イベントが開始されると、申請情報に基づいて決定した内容に沿って、かつ、各参加ユーザの指示に基づいて、当該イベントを進行させるための各種の制御処理を実行する。
【0240】
例えば、参加ユーザBは自身の端末20Bを使用し、予め取得したユーザIDでゲームサーバ10へアクセスしてオンラインゲームをプレイすることができる。同様に、参加ユーザCも自身の端末20Cを使用して、予め取得したユーザIDでゲームサーバ10へアクセスしてオンラインゲームをプレイすることができる。
【0241】
また、ゲームサーバ10は、イベントが終了すると、イベント終了処理として、参加ユーザの中からイベントに優勝したユーザ(以下、「優勝ユーザ」という。)や参加ユーザの順位を特定する。ゲームサーバ10は、優勝ユーザや好成績(所定順位の)ユーザに、イベントで提供される賞品を付与するようにしてもよい。
【0242】
なお、ゲームサーバ10は、主催ユーザAのユーザIDに対応付けて、イベントEv1のリプレイデータを記憶してもよい。リプレイデータは、プレイ内容をプレイ後に再現するために必要な各種データである。そして、主催ユーザAの端末20Aは、リプレイデータ要求をゲームサーバ10に送信することによって、当該リプレイデータを受信する。
【0243】
リプレイデータは、例えば、参加ユーザBによるユーザキャラクタの操作入力の履歴、参加ユーザCによるユーザキャラクタの操作入力の履歴、コンピュータによるNPC(ノンユーザキャラクタ)の自動操作入力の履歴に関するデータ等を含む。
【0244】
[9]動画配信システムの説明
[9.1]概要
本実施形態で採用する動画配信システム50は、イベントの様子を撮影した動画を配信する配信システムである。この動画配信システム50は、ゲームサーバ10とネットワークを介して接続可能である。そして、ゲームサーバ10は、ゲームイベントなどのゲームを提供できるが、動画配信をしていないので、特典付与システム30は、動画配信システム50から配信情報を取得することになる。
【0245】
また、例えば、動画配信システム50は、動画を記憶する記憶部530を備えている。なお、記憶部530は、検索や蓄積が容易にできるように情報が整理されたデータベース540を備えている。
【0246】
[9.2]動画投稿の説明
次に、
図8を用いて、本実施形態において、動画配信システム50に(例えば、動画配信システム50に対応するデータベース540)に、イベントの動画を投稿する手法について説明する図である。
【0247】
例えば、主催ユーザAが開催するイベントEv1について、参加ユーザB、Cが参加し、イベントの実施状況を撮影した動画を、主催ユーザAが投稿する例について説明する。
【0248】
まず、イベントEv1が開始されると、主催ユーザAの端末20Aは、イベントEv1の実施状況を示す動画を撮影する。
【0249】
そして、主催ユーザAの端末20Aは、撮影したイベントEv1の動画情報と動画付随情報とを、主催ユーザAの操作入力に基づいて、動画配信システム50に投稿する。
【0250】
例えば、主催ユーザAの端末20Aは、動画配信システム50において、イベント動画(例えば、イベントのゲームプレイ動画)を投稿する際に、動画付随情報に、イベントID(例えば、イベントID=001)を、含むようにして投稿する。なお、動画付随情報に限らず、イベント動画のURL、当該イベント動画の画像自体、或いは、当該イベント動画に、イベントIDを含むようにしてアップロードしてもよい。このようにすれば、特典付与システム30は、動画付随情報等からイベントIDを検出さえすれば、イベントの実施状況が正当に行われていると、判定することができる。
【0251】
また、イベントEv1の主催ユーザAの端末20Aは、イベントEv1の終了後に、投稿(アップロード)する動画情報と当該動画に係る動画付随情報との編集を完了し、投稿入力に基づき、動画配信システム50に投稿してもよい。そして、端末20Aは、動画配信システム50からアクセス情報(例えば、URLやURLのリンク)を取得する。
【0252】
動画付随情報は、動画タイトルや、動画の説明、動画情報の出自、サムネイル、字幕などのメタデータを含む。つまり、動画付随情報は、どのような動画の内容を表しているかを示す情報等である。
【0253】
例えば、動画付随情報は、投稿ユーザID、主催ユーザID、動画のイベントID、イベント名、ゲーム名等を含む。なお、動画付随情報は、(1)ゲームジャンル、(2)ゲームタイトル、(3)プレイ日時、(4)参加ユーザのユーザID、(5)プレイ状況に関する情報(例えば、プレイしているステージID、敵キャラクタの種類や出現数など)、(6)動画カテゴリ(動画情報の内容に応じたジャンル)、(7)動画情報の内容を簡単に説明する状況解説(例えば、発動された技名やコンボ数、使用したアイテムなど)、(8)リプレイタイミング、等を含んでもよい。勿論、これら以外にも、演出表示や効果音、副音声、ユーザの心情を表すコメントなども適宜含めることができる。
【0254】
主催ユーザAの端末20Aは、動画情報等を動画配信システム50に投稿(アップロード)すると、動画配信システム50が当該動画情報へのアクセス情報を設定して返信する。
【0255】
主催ユーザAの端末20Aは、動画情報、動画付随情報、及び、動画配信システム50から受信したアクセス情報を端末20Aの記憶部270に記憶する。
【0256】
アクセス情報は、動画配信システム50が提供するサイトにおいて、イベントEv1の実施状況を示す動画にアクセスするためのURLであり、例えば、「https://bngxxx.xxx/mv1/001」などのURLである。なお、アクセス情報は、当
該URLのリンク、IPアドレス等、対象とする動画を直接呼び出しできる情報であればよく、投稿者である主催ユーザAが指示するリンク設定や、動画配信システム50のデータベースの構成により適宜設定することができる。なお、リンクは、テキスト、アイコンなどの表示形態を有してもよい。またリンクは、URLを2次元コードなどに変換されたコードを含む。
【0257】
なお、本実施形態では、主催ユーザAによってイベントの動画を投稿する例について説明したが、投稿者は、主催ユーザAに限らず、参加ユーザ(例えば、ユーザB)が、参加ユーザの端末20(例えば、端末20B)を使用して、動画情報と動画付随情報とを、参加ユーザ(例えば、ユーザB)の操作入力に応じて投稿してもよい。
【0258】
[9.3]動画のアクセス
動画配信システム50は、投稿された動画情報が「公開」状態に設定している場合、動画情報を第三者のアクセスや検索により、いつでも閲覧可能に制御する。また「公開」状態に設定している場合、所与の動画に対する関連動画としても閲覧可能に制御する。
【0259】
また、動画配信システム50は、投稿された動画情報が「限定公開」状態に設定している場合、動画情報を第三者に対して、アクセス、検索、閲覧が不可能になるように制御する。そして、「限定公開」の場合、投稿者のユーザIDに対応付けられた特定のユーザに対して、少なくとも、アクセスを可能とし、動画の閲覧が可能となるように制御する。
【0260】
また、動画配信システム50は、投稿された動画情報が「非公開」状態に設定している場合、動画情報を第三者のアクセスがあっても閲覧不可に制御する。
【0261】
例えば、投稿者と関係のない視聴ユーザは、自身の端末20を用いて、動画配信システム50にアクセスし、投稿された動画の検索を利用して、公開状態に設定されたイベントの動画のURLを指定して、希望する動画情報を簡単に閲覧することができる。
【0262】
[10]配信情報の説明
本実施形態の特典付与システム30は、ユーザ(例えば、主催ユーザA)の端末20及び又は動画配信システム50から配信情報を取得する。特典付与システム30は、配信情報を取得すると配信情報記憶部376に記憶する。
【0263】
ここで「配信情報」とは、イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況が、所定条件を満たす視聴ユーザに対して、配信可能状態にされたことを示す情報である。
【0264】
本実施形態では、視聴ユーザが、(1)イベントの申請情報を取得した当該イベントの主催ユーザ及び当該イベントの参加ユーザ以外のユーザであること、及び、(2)特定のユーザであること、の少なくとも1つに該当する場合に、「所定条件」を満たす視聴ユーザであると判定する。
【0265】
上記(1)について具体的に説明すると、視聴ユーザが、イベントEv1の主催ユーザA及びイベントEv1の参加ユーザB、C以外のユーザ(例えば、ユーザX1及びユーザX2)である場合に、当該所定条件を満たす視聴ユーザであると判定する。かかる場合、「配信情報」は、イベントEv1の実施状況が、イベントEv1の主催ユーザA及び参加ユーザB、C以外のユーザ(例えば、ユーザX1及びユーザX2)に対して、配信可能状態にされたことを示す情報である。
【0266】
上記(2)について具体的に説明すると、視聴ユーザが、主催ユーザAとフレンドではないユーザ、ランキングの高いユーザ、イベントの視聴をよく行っているユーザ、評価の
投稿数が多いユーザの少なくとも1つに該当する場合に、特定のユーザであると判定し、当該所定条件を満たす視聴ユーザであると判定する。かかる場合、「配信情報」は、イベントEv1の実施状況が、特定のユーザに対して、配信可能状態にされたことを示す情報である。
【0267】
また、「イベントの実施状況」とは、イベントが実施されている様子を示し、本実施形態では、時間経過に応じたイベント実施状況を示す動画を一例として挙げているが、所定タイミングにおけるイベント実施状況を示す画像でもよい。
【0268】
また、「配信可能状態」とは、URL等が決定されたことにより、視聴ユーザに対して、イベントの動画を配信可能な状態であることを示す。
【0269】
図9は配信情報の一例を示す。例えば、配信情報は、配信ID、アクセス情報(例えば、URL)、イベントID、イベント名のうち、少なくとも1つを含む。これらの情報は、イベントを特定し得る情報となるからである。
【0270】
なお、「配信ID」は、配信情報を識別するためのユニークな情報である。動画配信システム50が、配信IDを発行して付与してもよいし、特典付与システム30が発行するものでもよい。
【0271】
また、配信情報は、投稿ユーザID、主催ユーザID、ゲーム名、公開フラグF1、配信日時、等を含んでもよい。また、これらの情報に限らず、配信情報には、種々の情報を含んでもよい。なお、公開フラグF1は、公開の実現性を示すフラグであり、詳細は後述する。
【0272】
また、特典付与システム30は、動画配信システム50から取得した動画情報及び動画付随情報を解析して、配信ID、アクセス情報、投稿ユーザID、イベントID、主催ユーザID、イベント名、ゲーム名、公開フラグF1、配信日時を取得し、配信情報記憶部376に記憶してもよい。
【0273】
[10.1]アクセス情報
例えば、「配信情報」は、イベントEv1の動画を閲覧するためのアクセス情報であり、URL(例えば、「https://bngxxx.xxx/mv1/001」などのURL)や当該URLのリンクを示す。
【0274】
[10.2]画像情報
また、「配信情報」は、申請情報を取得したイベントの実施状況を示す画像情報を含む。そして、「画像情報」は、静止画像、動画(映像)を含む。すなわち、「配信情報」は、動画配信システム50のデータベース540に記憶されるイベントの実施状況を示すイベント動画(例えば、ゲームプレイ動画)を含む。
【0275】
[10.3]再生可能情報
また、「配信情報」は、申請情報を取得したイベントの実施状況を示す当該画像情報を視聴ユーザの端末装置で再生可能な「再生可能情報」を含む。
【0276】
「再生可能情報」は、例えば、上述したように、動画配信システム50(例えば、データベース540)に記憶されるイベントの実施状況を示すイベント動画(ゲームプレイ動画)にアクセスするためのURL(アクセス情報)である。
【0277】
また、「再生可能情報」は、
図10(A)に示すように、イベント動画の画像W1に含
まれる、当該URLを2次元コードに変換した2次元コードC1でもよい。
【0278】
また、「再生可能情報」は、
図10(B)に示すように、イベント動画の画像W2に含まれる、ゲーム名や、イベントIDを示した情報D2でもよい。つまり、情報D2を使用して、動画配信システム50にアクセスすればイベント動画にアクセスでき、再生可能できるからである。
【0279】
また、「再生可能情報」は、イベントの実施状況を示すリプレイ動画を再生可能な情報でもよい。例えば、「再生可能情報」とは、リプレイを再生するためのキーデータやプレーヤの操作情報等としてもよい。
【0280】
[10.4]公開実現情報
また、「配信情報」は、イベントの申請情報を取得した当該イベントの実施状況が、視聴ユーザに対して、公開実現にされたことを表す「公開実現情報」を含む。
【0281】
ここで「公開実現情報」とは、動画の公開実現性を示す情報であり、本実施形態では、例えば、公開フラグを用いて公開実現性の有無を規定している。すなわち、公開フラグF1が「0」の場合は、公開を実現していないことを示し、公開フラグF1が「1」である場合には、公開を実現していることを示す。
【0282】
例えば、特典付与システム30は、イベントの実施状況を示すイベント動画が、誰もが視聴できる「公開」状態である場合には、公開フラグF1を「1」に設定し、イベントの実施状況を示すイベント動画が、いずれのユーザに対しても視聴していない「非公開」状態である場合には、公開フラグF1を「0」に設定する。なお、動画が「限定公開」の場合は、公開フラグF1を「0」に設定するが、公開フラグF1を「1」に設定してもよい。
【0283】
また、特典付与システム30は、イベント動画が実際にリアルタイムに配信されるライブ動画である場合に、ライブ動画配信前であっても、「公開」状態でライブ動画を配信予定である場合に、公開フラグF1を「1」に設定してもよい。
【0284】
つまり、「公開実現情報」とは、現時点で「公開」状態でなくても未来の時点で「公開」状態が確定されている状態も含む。つまり、初期状態において、イベントの動画の公開フラグを0に設定する。公開時刻(配信時刻)が到来した時点で、公開フラグF1を1に更新してもよいし、現時点で「公開」状態でなくても、未来の公開時刻で「公開」状態が確定した時点で、現時点で公開フラグF1を「1」に更新してもよい。
【0285】
なお、公開フラグF1の制御方法は、動画の公開状態に限らない。例えば、特典付与システム30は、イベント動画に「いいね」などの評価数が1以上ある場合に、公開フラグF1を「1」に設定し、当該評価数が0である場合、公開フラグF1を「0」に設定してもよい。
【0286】
また、イベント動画がリプレイ動画の場合、特典付与システム30は、初期状態において公開フラグF1を「0」に設定し、リプレイ動画の再生可能情報を受信した場合、公開フラグF1を「1」に設定してもよい。
【0287】
[10.5]視聴情報
また、「配信情報」には、視聴ユーザからの「視聴情報」を含む。ここで「視聴情報」は、別の言い方をすればエンゲージメント値である。エンゲージメント値は、投稿したコンテンツ(動画)を閲覧したユーザの中で、どの程度の割合が反応したかを示す数値を示
す。例えば、「視聴情報」は、視聴数や評価情報、観戦が盛り上がったか否かを示す情報を示す。
【0288】
[11]ユーザ端末から配信情報を取得する処理の説明
特典付与システム30は、主催ユーザAの端末20との送受信によって、主催ユーザAの端末20から送信された配信情報を、受信して取得するようにしてもよい。
【0289】
[12]動画配信システムから配信情報を取得する処理の説明
特典付与システム30は、自動的に配信情報を動画配信システム50から取得するようにしてもよい。
【0290】
例えば、特典付与システム30は、動画配信システム50に周期的(例えば、毎日午前2時)にアクセスし、申請情報(例えば、イベントID、主催ユーザID)をキーワードとして検索し、検索結果の動画情報や動画付随情報を、配信情報として取得するようにしてもよい。
【0291】
つまり、特典付与システム30は、動画配信システム50を巡回して、イベント動画(例えば、プレイされるオンラインゲームに係るゲームプレイ動画)の評価監視を行うことができる。したがって、特典付与システム30は、「監視システム」と言い換えてもよい。
【0292】
[12.1]動画を自動収集する機能の説明
図11は、本実施形態の特典付与システム30が、動画配信システム50にアクセスして定期巡回して、動画の情報を自動収集する機能について説明するための図である。
【0293】
まず、動画配信システム50のデータベース540は、投稿(アップロード)された動画毎に、固有のアクセス情報(例えば、URLやIPアドレス、ルート情報など)を付与して投稿動画情報セット550を生成し管理する。
【0294】
投稿動画情報セット550の構成は、データベース540によって適宜設定されているが、例えば1つの投稿動画情報セット550には、アクセス情報と、投稿された動画情報又は当該動画情報を所定のデータ形式に変換処理や圧縮処理が施された動画情報と、動画付随情報を含む。
【0295】
動画付随情報は、動画情報をインデックスする情報群、メタデータである。少なくとも投稿者(アップロード者自身)が入力した情報や、自動的に入力された情報の何れかの情報が含まれる。
【0296】
投稿者(アップロード者自身)が入力した情報の例としては、動画のタイトル、投稿者のアカウント、タグ、投稿者自身が入力した動画の内容の説明や感想などの投稿者コメント、が含まれ得る。
【0297】
自動的に入力された情報の例としては、動画分類や、他者が当該動画を視聴(閲覧)して付与した閲覧者コメントなどが含まれ得る。
【0298】
また、動画付随情報には、当該動画情報へのアクセス結果を示す閲覧数、評価結果蓄積データなどの視聴情報(エンゲージメント情報)を含む。
【0299】
なお、データベースの構成やデータ管理方法によっては、動画付随情報が動画情報552に含まれる構成としてもよい。
【0300】
[12.2]巡回キーワード及び巡回結果データの説明
特典付与システム30は、巡回キーワード377と、巡回キーワード377に基づく巡回結果データ378を、作成、蓄積する。
図12は、巡回キーワード377、巡回結果データ378の一例を示す。
【0301】
さて、特典付与システム30の記憶部370には、巡回キーワード377が記憶されている。
【0302】
特典付与システム30は、例えば、
図12に示すように、巡回キーワード377に取得した申請情報の複数のデータのうちの少なくとも1つを設定する。具体的に、特典付与システム30は、イベントID377A、主催ユーザID377B、イベント名377Cなどの巡回キーワード377を自動的に設定する。このようにすれば、管理者が巡回キーワードを設定する手間を省くことができる。
【0303】
なお、特典付与システム30は、適宜、管理者の入力に基づき、巡回キーワード377を設定してもよい。例えば、動画配信システム50のデータベース540から、イベントに関する動画情報(例えば、ゲームプレイ動画)を検索するのに適した内容を取得して、設定してもよい。
【0304】
例えば、RPG(ロールプレイングゲーム)のイベントであれば、巡回キーワード377は、ゲームタイトル、ゲームに登場するキャラクタ名、アイテム名、ダンジョンの名称、キーポイントとなる罠や仕掛けが設定されているステージ名やゲーム内の地名、ハイライトとなるシーンを説明する用語、の少なくとも1つでもよい。
【0305】
特典付与システム30は、周期的(定期的)にデータベース540へアクセスする。例えば、動画配信システム50の動画サイトに、特典付与システム30がアクセスし、巡回キーワード377を用いて検索処理し、目的とするゲームプレイ動画の動画情報、視聴数(閲覧数)、動画の評価結果蓄積などのエンゲージメント情報を含む動画付随情報を取得する。
【0306】
巡回結果データ378は、動画配信システム50にアクセスして巡回キーワードに基づいて検索された検索結果である動画毎に、巡回結果データを格納する。具体的には、1つの動画毎に、1つの巡回結果データ378が作成される。
【0307】
1つの巡回結果データ378は、例えば、
図12に示すように、固有の巡回結果ID378Aと、巡回日時378Bと、当該巡回結果を得るために使用された巡回キーワードを格納する使用巡回キーワード378Cと、検索された動画にアクセスするためのアクセス情報(例えば、URL)378Dと、動画付随情報378Eと、を含む。勿論、これら以外のデータも適宜含むことができる。
【0308】
そして、蓄積された単数又は複数の巡回結果データ378は、特典を付与するか否かを判定するための判断材料となる。つまり、特典付与システム30は、データベース540に投稿されている動画情報(例えば、ゲームプレイ動画)の情報を、運営側の人員に代わって収集し、特典付与可否の判定に用いることができる。運営側の人員にしてみれば、動画配信システム50にアクセスしてウェブブラウズして申請を受けたイベント動画を検索する手間を省くことができる。
【0309】
[13]特典付与処理の説明
[13.1]概要
本実施形態の特典付与システム30は、イベントに関するユーザ(例えば、当該イベントを主催した主催ユーザ)に特典を付与する処理を実行する。「特典を付与する処理」とは、「特典を付与するか否かを決定する処理」、及び/又は「付与する特典の内容を決定する処理」である。
【0310】
[13.2]特典の付与対象のユーザの説明
本実施形態の特典付与システム30の特典の付与対象のユーザは、「イベントに関するユーザ」である。
【0311】
「イベントに関するユーザ」とは、当該イベントを主催した主催ユーザ、及び、当該イベントに参加する参加ユーザの少なくとも一人を含む。本実施形態によれば、主催ユーザ及び参加ユーザの少なくとも一方に、イベント開催の特典を付与するので、イベントを盛り上げることができる。
【0312】
つまり、特典付与システム30は、主催ユーザ及び参加ユーザに、特典を付与してもよい。また、特典付与システム30は、主催ユーザのみに、特典を付与してもよい。また、特典付与システム30は、主催ユーザに特典を付与せずに、参加ユーザのみに、特典を付与してもよい。
【0313】
「イベントに関するユーザ」は、当該イベントの実施状況を撮影したイベント動画を視聴する視聴ユーザを含んでもよい。つまり、特典付与システム30は、主催ユーザ、参加ユーザ及び視聴ユーザの少なくとも一人に、特典を付与してもよい。
【0314】
また、特典付与システム30は、主催ユーザ及び参加ユーザに特典を付与せずに、視聴ユーザのみに、特典を付与してもよい。
【0315】
[13.3]特典を付与するか否かを決定する処理の説明
特典付与システム30は、所与の情報に基づいて、特典を付与するか否かを決定する処理を行う。そして、特典付与システム30は、特典を付与すると判定した場合に、特典の付与対象のユーザのユーザIDに対応付けて、特典を設定する処理を行う。
【0316】
一方、特典付与システム30は、特典を付与しないと判定した場合に、特典の付与対象のユーザのユーザIDに対応付けて、特典を設定しないように制御する。
【0317】
[13.4]付与する特典の内容を決定する処理の説明
特典付与システム30は、特典を付与すると判定すると、付与する当該特典の内容を決定する処理を行う。
【0318】
具体的に説明すると、特典付与システム30は、特典がパラメータ(例えば、ポイント)である場合は、パラメータの加算値を決定する。例えば、パラメータは、イベント運営システム40で消費可能なポイント、ゲームサーバ10でアイテムやキャラクタを取得するために消費可能なポイントである。なお、ゲームサーバ10で提供するゲームにおいて登場するキャラクタやアイテムのパラメータ(キャラクタの体力値、攻撃力、防御力、回復力などのパラメータ)、アイテムのパラメータ(レア度、体力値、攻撃力、防御力等)とすることができる。
【0319】
例えば、主催ユーザAに対し、特典としてポイントを付与すると判定した場合、ユーザAのユーザIDに対応付けられたポイントに、予め定義した100ポイントを追加(加算)する設定処理を行う。
【0320】
特典付与システム30は、特典をアイテムに定義している場合、複数種類のアイテムの中から特典にするアイテムを決定する。特典の個数は1つに限らず複数個あってもよい。
【0321】
例えば、主催ユーザAに対し、特典としてアイテムを付与すると判定した場合、ユーザAのユーザIDに対応付けて、決定されたアイテムを所有させる設定処理を行う。
【0322】
なお、特典付与システム30は、所定条件に応じて、特典の内容を変化させるようにしてもよい。例えば、視聴ユーザが(1)イベントの申請情報を取得した当該イベントの主催ユーザ及び当該イベントの参加ユーザ以外のユーザであること、及び、(2)特定のユーザであること、の少なくとも1つに該当する場合に、所定条件を満たすとし、該当内容に応じて、特典の内容を変化させるようにしてもよい。このようにすれば、どのような視聴ユーザに対して配信可能状態にしたのかを考慮して、特典の内容を決めることができる。
【0323】
上記(1)について具体的に説明すると、視聴ユーザが、イベントEv1の主催ユーザA及びイベントEv1の参加ユーザB、C以外のユーザ(例えば、ユーザX1及びユーザX2)である場合に、当該所定条件を満たす視聴ユーザであると判定する。
【0324】
そして、例えば、視聴ユーザ毎に、パラメータ(例えば、ポイント)を加算する特典である場合、ユーザX1の方が、主催ユーザA及び参加ユーザBよりも、パラメータの加算値が大きくなるように制御する。具体例を挙げると、参加ユーザBが視聴ユーザの場合には、当該ユーザBに対応するポイントの加算値を「1」に決定し、主催ユーザAに付与する。そして、ユーザX1が視聴ユーザの場合には、当該ユーザX1に対応するポイントの加算値を「5」に決定し、主催ユーザAに付与する。
【0325】
上記(2)について具体的に説明すると、視聴ユーザが、主催ユーザAとフレンドではないユーザ、ランキングの高いユーザ、イベントの視聴をよく行っているユーザ、評価の投稿数が多いユーザの少なくとも1つに該当する場合に、特定のユーザであると判定し、当該所定条件を満たす視聴ユーザであると判定する。
【0326】
そして、例えば、視聴ユーザ毎に、パラメータ(例えば、ポイント)を加算する特典である場合、特定のユーザの方が、特定のユーザに該当しないユーザよりも、パラメータの加算値が大きくなるように制御する。具体例を挙げると、主催ユーザAとフレンド関係の視聴ユーザX3の場合には、当該視聴ユーザX3に対応するポイントの加算値を「1」に決定し、主催ユーザAに付与する。そして、主催ユーザAとフレンド関係ではない視聴ユーザX4の場合には、当該視聴ユーザX4に対応するポイントの加算値を「5」に決定し、主催ユーザAに付与する。
【0327】
[13.5]配信情報に基づく制御の説明
本実施形態の特典付与システム30は、配信情報に基づいて、イベントに関するユーザ(例えば、当該イベントを主催した主催ユーザ)に特典を付与する処理を実行する。
【0328】
つまり、本実施形態では、配信情報に基づいて、イベントの実施状況に正当性があるか否かを判定し、イベントの正当性があると判定された場合に、イベントに関するユーザ(例えば、当該イベントを主催した主催ユーザ)に特典を付与する処理を実行する。
【0329】
例えば、特典付与システム30は、主催ユーザAの端末20A又は動画配信システム50から、動画配信システム50が記憶するイベントの実施状況を示す動画のURLを取得した場合に、イベントに関するユーザに、特典を付与すると決定する。例えば、URLにアクセス可能である場合に、イベントの実施状況に正当性があると判定し、特典を付与す
ると決定する。
【0330】
また、特典付与システム30は、主催ユーザAの端末20A又は動画配信システム50から、動画配信システム50が記憶するイベントの実施状況を示す動画の配信情報(例えば、URL)を取得した場合に、当該配信情報に基づき、当該動画が所定数以上(例えば、100ユーザ数以上)に公開されるように配信されているか否かを判定し、当該動画が所定数以上に公開されるように配信されている場合に、イベントに関するユーザに、特典を付与すると決定してもよい。
【0331】
また、特典付与システム30は、主催ユーザAの端末20Aから、イベントの実施状況を示すリプレイ動画を再生可能な再生可能情報を取得した場合に、イベントに関するユーザに、特典を付与すると決定する。
【0332】
例えば、特典付与システム30は、主催ユーザAの端末20Aから、
図10(A)に示すように、イベント動画の画像W1に含まれる、当該URLを2次元コードに変換した2次元コードC1(再生可能情報の一例)を取得したとする。そして、当該2次元コードC1からURLを変換できた場合に、イベントの実施状況に正当性があると判定し、イベントに関するユーザに、特典を付与すると決定してもよい。
【0333】
また、特典付与システム30は、主催ユーザAの端末20Aから、
図10(B)に示すように、イベント動画の画像W2に含まれる、イベントID等の情報D2(再生可能情報の一例)を取得した場合に、イベントの実施状況に正当性があると判定し、イベントに関するユーザに、特典を付与すると決定してもよい。
【0334】
また、特典付与システム30は、リプレイを再生するためのキーデータやプレーヤの操作情報(再生可能情報の一例)を取得した場合に、イベントの実施状況に正当性があると判定し、イベントに関するユーザに、特典を付与すると決定してもよい。
【0335】
なお、本実施形態の特典付与システム30は、同一のイベントIDについて、特典付与フラグを設定し、重複して特典を付与しないように制御する。つまり、特典付与フラグ=0であるイベントIDについて、特典を付与する処理を実行する。そして、イベントIDのイベントの特典を付与した後に、当該イベントIDの特典付与フラグを1に更新する。なお、本実施形態では重複して特典を付与する処理を例外的に行ってもよい。例えば、再設定条件を満たした場合に、特典付与フラグを0に更新して、再度、特典を与える制御を行ってもよい。
【0336】
(1)イベント識別情報に基づく制御
本実施形態の特典付与システム30は、配信情報と、イベントID(イベント識別情報)とに基づいて、特典を付与する処理を実行してもよい。
【0337】
例えば、特典付与システム30は、配信情報に含まれる動画情報や、動画付随情報に、イベントEv1の申請情報を取得した当該イベントEv1のイベントIDのデータ「001」が含まれている場合、イベントの実施状況に正当性があると判定し、特典を付与すると決定する。
【0338】
このようにすれば、実際に申請のあったイベントが実施されていることの確認ができ、イベント実施に正当性のあるユーザに特典を付与すると判定することができる。
【0339】
また、本実施形態の特典付与システム30は、イベントの申請情報を取得した当該イベントのイベントIDと、配信情報に含まれる配信IDとに基づいて、特典を付与する処理
を実行してもよい。つまり、イベント識別情報と配信識別情報とが適合しているか否かを判断し、イベント識別情報と配信識別情報とが適合している場合に、特典を付与すると判定する。
【0340】
例えば、特典付与システム30は、動画配信システム50(又は特典付与システム30)が発行した配信IDからイベントIDを特定する解析アルゴリズムを利用して、配信IDからイベントIDを解析し、解析した当該イベントIDと、イベントの申請情報を取得した当該イベントのイベントIDとが一致する場合に、イベントの実施状況に正当性があると判定し、特典を付与すると判定してもよい。
【0341】
また、特典付与システム30は、主催ユーザAの端末20Aから、
図10(B)に示すように、イベント動画の画像W2に含まれる、イベントID等の情報D2(再生可能情報の一例)を取得した場合に、取得した情報D2に含まれるイベントIDと、イベントの申請情報を取得した当該イベントのイベントIDとが一致する場合に、イベントの実施状況に正当性があると判定し、特典を付与すると判定してもよい。
【0342】
(2)公開実現情報に基づく制御
本実施形態の特典付与システム30は、公開実現情報(配信情報の一例)に基づいて、特典を付与する処理を実行してもよい。
【0343】
例えば、特典付与システム30は、公開実現情報に基づいて(例えば、公開フラグF1の値に基づいて)、イベントに関するユーザに特典を付与するか否かを判定してもよい。
【0344】
つまり、特典付与システム30は、公開フラグF1=1の場合に、イベントの実施状況に正当性があると判定し、イベントに関するユーザに特典を付与すると判定する。一方、公開フラグF1=0の場合に、イベントの実施状況に正当性がないと判定し、イベントに関するユーザに特典を付与しないと判定してもよい。このようにすれば、第三者の公開に耐えうるようなイベントの実施を、主催ユーザに促すことができる。
【0345】
(3)視聴情報に基づく制御
また、特典付与システム30は、視聴情報(配信情報の一例)に基づいて、特典を付与する処理を実行してもよい。
【0346】
例えば、特典付与システム30は、エンゲージメント値(視聴情報の一例)が所定値以上である場合に、イベントの実施状況に正当性があると判定し、特典を付与すると判定してもよい。
【0347】
具体的に説明すると、特典付与システム30は、視聴数が所定視聴数以上(例えば、100人以上)であること、高評価値が所定値以上(例えば、10以上)であること、及び、盛り上がりの程度を示す値が所定値以上(例えば、コメント数が5以上であること)であることの少なくとも1つに該当する場合に、イベントの実施状況に正当性があると判定し、特典を付与すると判定する。
【0348】
高評価値とは、イベント動画について、「いいね」や「高評価」など、良いことを示す評価の入力数の総数である。
【0349】
なお、エンゲージメント値は、コメント数に限らず、投げ銭の回数、視聴者数、高評価値の少なくとも1つでもよい。
【0350】
また、視聴数が多い程、特典内容が良いものにしてもよい。また、視聴数が多い程、特
典の値が高くなるようにしてもよい。
【0351】
ここで、「特典の値」とは、例えば、イベントの開催特典であるアイテムの量や、当該アイテムの攻撃力、防御力、回復力、レア度などのパラメータである。
【0352】
また、特典付与システム30は、エンゲージメント値が高い程、特典内容が良いものにしてもよい。また、エンゲージメント値が、高い程、特典の値が高くなるようにしてもよい。特に、高評価値が高い程、特典内容が良いものにしてもよい。また、高評価値が高い程、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0353】
例えば、特典付与システム30は、視聴情報に基づいて視聴条件を満たしたか否かを判断し、視聴条件を満たした場合に、イベントの実施状況に正当性があると判定し、特典を付与する処理を実行してもよい。つまり、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに特典を付与する処理を実行してもよい。
【0354】
また、特典付与システム30は、視聴数が所定視聴数以上(例えば、10以上)であり、かつ、高評価値が所定値以上(例えば、5以上)であるという視聴条件を満たした場合に、特典を付与すると判定してもよい。
【0355】
また、特典付与システム30は、視聴情報に基づく複数の視聴条件を規定し、少なくとも1つの視聴条件を満たした場合に、イベントの実施状況に正当性があると判定し、特典を付与すると判定してもよい。
【0356】
例えば、特典付与システム30は、視聴数が第1の所定視聴数以上(例えば、10以上)であって、かつ、高評価値が第2の所定値以上(例えば、5以上)であるという第1の視聴条件と、視聴数が第2の所定視聴数以上(例えば、100以上)であって、かつ、高評価値が第2の所定値以上(例えば、2以上)であるという第2の視聴条件とを設定する。そして、特典付与システム30は、第1の視聴条件、及び、第2の視聴条件の少なくとも1つを満たした場合に、特典を付与すると判定する。このようにすれば、視聴条件を多種多様にすることができるので、特典付与のチャンスを多くのユーザに与えることができる。
【0357】
[13.6]イベントの内容に基づく制御
また、特典付与システム30は、「イベントの内容」に基づいて、特典を付与する処理を実行してもよい。つまり、上述した「申請情報」、「配信情報」及び「イベントの内容」の少なくとも1つに基づいて、イベントに関するユーザに、特典を付与する処理を行ってもよい。
【0358】
ここで、「イベントの内容」は、特典付与システム30が、動画配信システム50から配信情報を解析して得られる情報、特典付与システム30がゲームサーバ10から取得した情報、等である。
【0359】
また、「イベントの内容」とは、(1)参加ユーザの数、(2)参加ユーザのユーザ情報、(3)イベントの規模、(4)イベントの開催期間、(5)イベントの総合期間、(6)他の同じようなイベントの状況やイベントの開催数、(7)イベントの希少度合い、(8)使用キャラクタ、(9)ゲームジャンル、(10)大会ルール、及び、(11)イベント中に特定の状況が発生したか否かの情報、の少なくとも1つである。
【0360】
また、特典付与システム30は、イベント内容に応じて、上述した視聴条件を変更して
もよい。
【0361】
(1)参加ユーザの数
特典付与システム30は、イベントの参加ユーザの数に基づいて、特典を付与するか否かを判定してもよい。かかる場合、特典付与システム30は、イベントの参加ユーザの数が所定値以上(例えば、2以上)である場合に、特典を付与すると判定する。
【0362】
また、特典付与システム30は、イベントの主催ユーザ以外のユーザが当該イベントに参加している場合に、特典を付与すると判定してもよい。
【0363】
また、特典付与システム30は、参加ユーザの数に応じて、特典の内容を決めてもよい。例えば、参加ユーザの数が多い程、特典内容が良いものになるように制御してもよい。また、参加ユーザの数が多い程、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0364】
また、特典付与システム30は、視聴情報と参加ユーザの数とに基づいて、特典を付与する処理を実行してもよい。
【0365】
例えば、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに、特典を付与する場合おいて、当該所定値を、参加ユーザ数に応じて決定してもよい。例えば、参加ユーザ数が10人以下である場合は、当該所定値を10に決定し、参加ユーザ数が11人以上20人以下である場合は、当該所定値を100に決定し、参加ユーザ数が21人以上である場合は、当該所定値を200に決定する。
【0366】
(2)参加ユーザのユーザ情報
特典付与システム30は、参加ユーザのユーザ情報に基づいて、特典を付与するか否かを判定してもよい。
【0367】
つまり、特典付与システム30は、イベントの参加ユーザ毎に、イベントの主催ユーザAと当該イベントの参加ユーザとの組み合わせの関係に応じて、特典を付与するか否かを判定してもよい。
【0368】
例えば、イベントの主催ユーザAと当該イベントの参加ユーザが、フレンドの関係である組み合わせ数が所定数以上(例えば、2以上)である場合に、特典を付与すると判定してもよい。
【0369】
また、特典付与システム30は、イベントの参加ユーザ毎に、イベントの主催ユーザAと当該イベントの参加ユーザとの組み合わせの関係に応じて、特典の内容を決定してもよい。
【0370】
例えば、イベントの主催ユーザAと当該イベントの参加ユーザとの関係が、フレンドの関係である組み合わせ数が少ない程、特典内容が良いものになるように制御してもよい。また、フレンドの関係である組み合わせ数が少ない程、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0371】
また、特典付与システム30は、視聴情報と参加ユーザのユーザ情報とに基づいて、特典を付与する処理を実行してもよい。
【0372】
例えば、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに、
特典を付与する場合おいて、当該所定値を、参加ユーザのユーザ情報に応じて決定してもよい。例えば、イベントの主催ユーザAと当該イベントの参加ユーザとの関係が、フレンドの関係である組み合わせ数に応じて、当該所定値を決定してもよい。具体的には、当該組み合わせ数が10人以下の場合、当該所定値を10に決定し、当該組み合わせ数が11人以上20人以下である場合は、当該所定値を100に決定し、当該組み合わせ数が21人以上である場合は、当該所定値を200に決定する。
【0373】
(3)イベントの規模
特典付与システム30は、イベントの規模に基づいて、特典を付与するか否かを判定してもよい。
【0374】
「イベントの規模」とは、開催されるイベントが現実世界の会場で行われる場合、当該イベントの収容人数を規模とする。
【0375】
例えば、イベントの会場の収容人数が最大1000人である場合、イベントの規模値を1000と判定する。
【0376】
また、「イベントの規模」は、イベント動画を公開する国の数としてもよい。例えば、イベントの動画を公開する国が3つである場合、イベントの規模値を3とする。
【0377】
特典付与システム30は、イベントの規模(規模値)に基づいて、特典を付与するか否かを判定してもよい。かかる場合、特典付与システム30は、イベントの規模値が所定値以上(例えば、1000以上)である場合に、特典を付与すると判定する。
【0378】
特典付与システム30は、イベントの規模値に応じて、特典の内容を決めてもよい。例えば、イベントの規模値(例えば、イベントの収容人数及び/又は公開する国の数)が多い程、特典内容が良いものになるように制御してもよい。また、イベントの規模値が多い程、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0379】
例えば、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに、特典を付与する場合おいて、当該所定値を、イベントの規模値に応じて決定してもよい。具体的には、イベントの規模値が10以下の場合、当該所定値を10に決定し、イベントの規模値が11以上20以下である場合は、当該所定値を100に決定し、イベントの規模値が21以上である場合は、当該所定値を200に決定する。
【0380】
(4)イベントの開催期間
特典付与システム30は、イベントの開催期間に基づいて、特典を付与するか否かを判定してもよい。かかる場合、特典付与システム30は、イベントの開催期間が所定期間以上(例えば、5時間以上)である場合に、特典を付与すると判定する。
【0381】
特典付与システム30は、イベントの開催期間に応じて、特典の内容を決めてもよい。例えば、イベントの開催期間が長い程、特典内容が良いものになるように制御してもよい。また、イベントの開催期間が長い程、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0382】
また、特典付与システム30は、イベントの開催期間の開始時刻が、所定の時間帯(例えば、19時~22時の時間帯)である場合に、特典内容が良いものになるように制御してもよい。
【0383】
例えば、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視
聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに、特典を付与する場合おいて、当該所定値を、イベントの開催期間に応じて決定してもよい。具体的には、イベントの開催期間が10時間以下の場合、当該所定値を10に決定し、イベントの開催期間が11時間以上20時間以下である場合は、当該所定値を100に決定し、イベントの開催期間が21以上である場合は、当該所定値を200に決定する。
【0384】
(5)イベントの総合期間
特典付与システム30は、イベントの総合期間に基づいて、特典を付与するか否かを判定してもよい。かかる場合、特典付与システム30は、イベントの総合期間が所定期間以上(例えば、5時間以上)である場合に、特典を付与すると判定する。
【0385】
なお、イベントの総合期間とは、1つのイベントが異なる期間で複数回開催される場合における各回の合計期間を示す。
【0386】
特典付与システム30は、イベントの総合期間に応じて、特典の内容を決めてもよい。例えば、イベントの総合期間が長い程、特典内容が良いものになるように制御してもよい。また、イベントの総合期間が長い程、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0387】
例えば、イベントの開催期間の開始時刻が、所定の時間帯(例えば、19時~22時の時間帯)である回数が所定回数以上(例えば、3回以上)の場合に、特典内容が良いものになるように制御してもよい。
【0388】
例えば、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに、特典を付与する場合おいて、当該所定値を、イベントの総合期間に応じて決定してもよい。具体的には、イベントの総合期間が10時間以下の場合、当該所定値を10に決定し、イベントの総合期間が11時間以上20時間以下である場合は、当該所定値を100に決定し、イベントの総合期間が21以上である場合は、当該所定値を200に決定する。
【0389】
(6)他のイベントの状況、他のイベントの開催数
特典付与システム30は、他のイベントの状況に基づいて、特典を付与するか否かを判定してもよい。
【0390】
例えば、特典付与システム30は、開催申請を受け付けたイベントEv1と同じゲーム(例えば、RPGゲーム)の他のイベントEv2が存在する場合に、特典を付与すると判定してもよい。
【0391】
特典付与システム30は、開催申請を受け付けたイベントEv1と同じゲームの他のイベントの開催数EXに基づいて、特典を付与するか否かを判定してもよい。かかる場合、特典付与システム30は、当該開催数EXが、所定数以上(例えば、10以上)である場合に、特典を付与すると判定してもよい。
【0392】
また、特典付与システム30は、当該開催数EXに応じて、特典の内容を決めてもよい。例えば、当該開催数EX数が多い程、特典内容が良いものになるように制御してもよい。また、当該開催数EX数が多い程、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0393】
例えば、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに、特典を付与する場合おいて、当該所定値を、当該開催数EXに応じて決定してもよい。具体的には、当該開催数EXが10以下の場合、当該所定値を10に決定し、当該開催数E
Xが11以上20以下である場合は、当該所定値を100に決定し、当該開催数EXが21以上である場合は、当該所定値を200に決定する。
【0394】
(7)イベントの希少度合い
特典付与システム30は、イベントの希少度合い(希少度、レア度)に基づいて、特典を付与するか否かを判定してもよい。イベントの希少度合いは、イベント運営システム40や特典付与システム30の運営者が予め定義する。そして、特典付与システム30は、イベントの希少度合いが所定値以上(例えば、3以上)である場合に、特典を付与すると判定する。
【0395】
特典付与システム30は、イベントの希少度合いが高い程、特典内容が良いものになるように制御してもよい。また、イベントの希少度合いが高い程、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0396】
また、特典付与システム30は、イベントの参加ユーザに、予め決められた特別なユーザを含む場合に、当該イベントの希少度合いが高いと判定してもよい。
【0397】
特典付与システム30は、イベントの参加ユーザに、予め決められた特別なユーザを含む場合に、特典内容が良いものになるように制御してもよい。また、イベントの参加ユーザに、予め決められた特別なユーザを含む場合に、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0398】
例えば、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに、特典を付与する場合おいて、当該所定値を、イベントの希少度合いに応じて決定してもよい。具体的には、イベントの希少度合いが2以下の場合、当該所定値を10に決定し、イベントの希少度合いが3以上4以下である場合は、当該所定値を100に決定し、イベントの希少度合いが5以上である場合は、当該所定値を200に決定する。
【0399】
(8)使用キャラクタ
特典付与システム30は、イベントで使用するキャラクタが、予め決められた特定のキャラクタ(例えば、レアキャラクタ)を含む場合に、特典を付与すると判定してもよい。
【0400】
また、特典付与システム30は、イベントで使用するキャラクタが、予め決められた特定のキャラクタ(例えば、レアキャラクタ)を含む場合に、特典内容が良いものになるように制御してもよい。また、イベントで使用するキャラクタが、予め決められた特定のキャラクタ(例えば、レアキャラクタ)である場合に、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0401】
例えば、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに、特典を付与する場合おいて、当該所定値を、使用キャラクタに応じて決定してもよい。具体的には、イベントで使用するキャラクタが、予め決められた特定のキャラクタ(例えば、レアキャラクタ)である場合、当該所定値を10に決定し、イベントで使用するキャラクタが、予め決められた特定のキャラクタ(例えば、レアキャラクタ)でない場合、当該所定値を100に決定する。
【0402】
(9)ゲームジャンル
特典付与システム30は、イベントのゲームジャンルが、特定のゲームジャンル(例えば、RPGゲーム)である場合に、特典を付与すると判定してもよい。なお、ゲームジャ
ンルとは、ゲームの種類やゲームの属性を示す。
【0403】
また、特典付与システム30は、イベントのゲームジャンルの種類に応じて、特典内容を決めてもよい。例えば、特典付与システム30は、イベントのゲームで使用可能なアイテムを、特典として決定しもよい。
【0404】
例えば、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに、特典を付与する場合おいて、当該所定値を、ゲームジャンルに応じて決定してもよい。具体的には、イベントのゲームジャンルが、特定のゲームジャンルである場合、当該所定値を10に決定し、イベントのゲームジャンルが、特定のゲームジャンルでない場合、当該所定値を100に決定する。
【0405】
(10)イベントのルール
特典付与システム30は、イベントの条件(ルール)を満たした場合に、特典を付与すると判定してもよい。
【0406】
例えば、特典付与システム30は、ゲームイベントにおいて、ゲームの所定のマップを使って10人以上でゲームプレイするというイベントの条件を満たした場合に、特典を付与すると判定してもよい。なお、イベントの条件は、運営側で予め定義してもよい。
【0407】
特典付与システム30は、複数のイベントの条件がある場合、満たした条件の数に応じて、特典の内容を決めてもよい。例えば、満たした条件の数が多い程、特典内容が良いものになるように制御してもよい。また、満たした条件の数が多い程、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0408】
例えば、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに、特典を付与する場合おいて、当該所定値を、イベントのルールに応じて決定してもよい。具体的には、イベントのルールを満たす場合に、当該所定値を10に決定し、イベントのルールを満たさない場合に、当該所定値を100に決定する。
【0409】
(11)イベント中に特定の状況が発生したか否かの情報
特典付与システム30は、イベント中に、特定の状況が発生した場合に、特典を付与すると判定してもよい。
【0410】
例えば、特典付与システム30は、ゲームイベントにおいて、特定の敵キャラクタを倒したという状況が発生した場合、特定の状況が発生したと判定し、特典を付与すると判定してもよい。なお、特定の状況は、運営側で予め定義してもよい。
【0411】
特典付与システム30は、特定の状況の発生数に応じて、特典の内容を決めてもよい。例えば、特定の状況の発生数が多い程、特典内容が良いものになるように制御してもよい。また、特定の状況の発生数が多い程、特典の値が高くなるようにしてもよい。
【0412】
例えば、特典付与システム30は、イベントの動画のエンゲージメント値(例えば、視聴数)が所定値以上という視聴条件を満たした場合に、当該イベントに関するユーザに、特典を付与する場合おいて、当該所定値を、特定の状況の発生数に応じて決定してもよい。具体的には、特定の状況の発生数が2以下の場合、当該所定値を10に決定し、特定の状況の発生数が3以上4以下である場合は、当該所定値を100に決定し、特定の状況の発生数が5以上である場合は、当該所定値を200に決定する。
【0413】
[13.7]イベントの開催条件に基づく制御
特典付与システム30は、イベントがイベント開催条件を満たすか否かを判定し、当該イベントが当該イベント開催条件を満たす場合に、当該イベントに関するユーザに特典を付与する処理を実行してもよい。つまり、イベント開催条件を満たさない場合には、特典を付与しないように制御する。
【0414】
特典付与システム30は、イベントEv1の所定タイミング(例えば、イベントEv1の申請情報を取得時、イベントEv1の開催時点などのタイミング)で、イベントEv1がイベントの開催条件を満たすか否かを判定し、イベントEv1がイベントの開催条件を満たす場合に、特典を付与すると判定する。一方、特典付与システム30は、当該所定タイミングで、イベントEv1がイベントの開催条件を満たさない場合に、特典を付与しないと判定する。このようにすれば、イベントの質を向上させることができる。
【0415】
「イベントの開催条件」は、上述した通りであるが、例えば、ゲームイベントの場合は、イベントで使用するキャラクタの数が10以上であること、などのイベントの開催条件があってもよい。
【0416】
[14]フローチャート
[14.1]特典付与処理の流れを示すフローチャート
図13は、本実施形態の特典付与処理の流れを示すフローチャートを示す。
【0417】
まず、特典付与システム30は、イベントの申請情報を取得する(ステップS1)。次に、イベントの配信情報を取得する(ステップS2)。次に、特典を付与するか否かを判定する(ステップS3)。そして、特典を付与すると判定した場合に(ステップS3のY)、特典の内容を決定する(ステップS4)。そして、イベントに関するユーザに、特典を付与する(ステップS5)。特典を付与しないと判定した場合に(ステップS3のN)、終了する。以上で処理を終了する。
【0418】
[14.2]巡回して特典付与処理を行うフローチャート
図14は、特典付与システム30が、イベントの動画を巡回して検索して、特典を付与する処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、所定周期(例えば、毎日午前2時など)に行う。
【0419】
また、この処理は、動画配信システム50に投稿されている動画のアクセス情報、つまり、イベント動画のアクセス情報を収集し、定期的にイベントの実施状況を監視し、所定の特典の付与条件を満たす場合に、特典付与処理を行うものである。
【0420】
まず、特典付与システムは、巡回対象のイベントが有るか否かを判断する(ステップS11)。例えば、申請情報記憶部375に記憶されている申請情報のイベントのうち、特典付与フラグが「0」であるイベントを、巡回対象のイベントとする。つまり、未だ特典を付与していないイベントを巡回対象イベントとする。
【0421】
そして、巡回対象イベントのイベント毎に、ループRを実行する(ステップS12~S18)。
【0422】
ループRでは、動画配信システム50にアクセスして(ステップS13)、イベント動画を検索する(ステップS14)。例えば、巡回対象イベントのイベントID、主催ユーザID及びイベント名を検索キーワードし、イベント動画を検索する。
【0423】
具体的には、特典付与システム30は、動画配信システム50が提供するAPIを利用して、動画配信システム50のデータベース570の動画の中から、検索キーワードに基づいて、検索結果を取得する。
【0424】
そして、検索結果に基づき、イベントの実施状況について正当性が有るか否かを判定する(ステップS15)。
【0425】
例えば、検索結果のうち所定の動画(例えば、検索結果1位の動画や検索結果2位の動画)毎に、巡回結果データを生成或いは更新し、巡回結果データの動画付随情報に基づいて、イベントの実施状況について正当性の有無を判定する。
【0426】
例えば、検索結果の動画(例えば、検索結果1位の動画又は検索結果2位の動画)の動画付随情報に、イベントID、主催ユーザID及びイベント名が含まれる場合に、イベントの正当性が有ると判定する。一方、検索結果の動画(例えば、検索結果1位の動画、及び、検索結果2位の動画の動画付随情報のいずれにも)、イベントID、主催ユーザID及びイベント名が含まれない場合、イベントの正当性が無いと判定する。
【0427】
そして、イベントの正当性が有ると判定した場合に(ステップS15のY)、特典の内容を決定する(ステップS16)。そして、イベントに関するユーザに、特典を付与する(ステップS17)。なお、特典を付与した場合には、当該イベントのイベントIDに対応する特典付与フラグを「1」に更新する。
【0428】
一方、正当性が無いと判定した場合(ステップS15のN)、特典を付与しないと判定して、次の未処理の巡回対象のイベントについて、ループRを実行する。巡回対象のイベント全てについてループRを実行した場合、巡回処理を終了する。
【0429】
[15]ゲームの例
本実施形態で採用されるイベントのゲームは、対戦ゲーム、対戦格闘ゲーム、スポーツゲーム、レースゲーム、アクションゲーム、音楽ゲーム、育成ゲーム、シミュレーションゲーム、パズルゲーム、コミュニケーション型ゲーム、等のゲームで実施することができる。
【0430】
[16]イベントの例
本実施形態では、主にゲームイベントの例について説明したが、ゲームイベントに限らず、トークイベントや、漫才などのイベントなどでもよい。
【0431】
[17]ユーザID
本実施形態のシステム1は、ゲームサーバ10のユーザID、特典付与システム30のユーザID、イベント運営システム40のユーザID、動画配信システム50のユーザID、それぞれ相互に連携(対応)させて管理してもよい。
【0432】
[18]動画配信システムについて
本実施形態の動画配信システム50に代えて、コンテンツ配信システムを用いてもよい。コンテンツ配信システムは、動画に限らず、テキスト、オーディオ、写真、動画などのコンテンツデータを配信するシステムである。
【0433】
[19]中継サーバの説明
なお、本実施形態のシステム1は、
図15に示すように、中継サーバ60を設けてもよい。中継サーバ60は、主に、ゲームサーバ10及び視聴者の端末20間のデータ中継、動画配信システム50及び視聴者の端末20間のデータ中継を行い、視聴者が参加可能な
インタラクティブなストリーミングコンテンツを提供する装置である。
【0434】
なお、中継サーバ60は、ゲームプレイを行うユーザの端末20視聴者の端末20、ゲームサーバ10、及び、動画配信システム50を、相互にネットワークを介して接続され、相互にデータ送受信可能となるように制御する。
【0435】
視聴者の端末20は、選択されたキャラクタ(キャラクタID)に対応付けられた評価情報(投げ銭による値、投げ銭アイテム、高評価など)を、中継サーバ60に送信し、中継サーバ60は、視聴者の端末20から、選択されたキャラクタ(キャラクタID)に対応付けられた評価情報を受信してもよい。
【0436】
なお、視聴者の端末20は、ゲーム操作者であるユーザのゲームプレイ開始時点から終了時点まで、視聴者の入力情報(タッチ操作情報)を、中継サーバ60に送信し、中継サーバ60が、視聴者の端末20から受信した入力情報を分析し、視聴者が選択したキャラクタの情報(例えば、キャラクタID)や当該キャラクタに対応付けられた評価情報を判定するようにしてもよい。
【0437】
そして、中継サーバ60は、視聴者が選択したキャラクタの情報や当該キャラクタに対応付けられた評価情報を、ゲームサーバ10に送信し、ゲームサーバ10は、中継サーバ60から、視聴者が選択したキャラクタの情報や当該キャラクタに対応付けられた評価情報を受信して、ゲーム処理を行うようにしてもよい。
【0438】
[16]その他
本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語として引用された用語は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。
【0439】
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【0440】
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0441】
1 システム、10 ゲームサーバ、20、20A、20B、20C 端末、
30 特典付与システム、40 イベント運営システム、50 動画配信システム、
60 中継サーバ、
100 処理部、114 ゲーム処理部、116 提示部、119 受け付け部、
120 通信制御部、121 Web処理部、122 管理部、123 通知部、
130 画像生成部、140 音処理部、160 入力部、170 記憶部、
171 主記憶部、172 画像バッファ、174 ゲームデータ記憶部、
176 ユーザ情報記憶部、180 情報記憶媒体、196 通信部、
200 処理部、211 表示制御部、
212 受け付け部、213 通知部、220 通信制御部、
221 Webブラウザ、230 画像生成部、240 音処理部、
260 入力部、262 検出部、270 記憶部、
271 主記憶部、272 画像バッファ、274 ゲームデータ記憶部、
276 ユーザ情報記憶部、
280 情報記憶媒体、290 表示部、292 音出力部、296 通信部、
300 処理部、311 申請制御部、312 配信情報制御部、
313 監視制御部、314 特典付与部、316 提示部、319 受け付け部、
320 通信制御部、321 Web処理部、322 管理部、323 通知部、
330 画像生成部、340 音処理部、360 入力部、370 記憶部、
371 主記憶部、372 画像バッファ、373 ユーザ情報記憶部、
375 申請情報記憶部、376 配信情報記憶部、
380 情報記憶媒体、396 通信部、
530 記憶部、540 データベース、550 投稿動画情報セット