(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023127538
(43)【公開日】2023-09-13
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/90 20190101AFI20230906BHJP
G06F 16/907 20190101ALI20230906BHJP
G06F 3/0482 20130101ALI20230906BHJP
G06F 16/538 20190101ALI20230906BHJP
G06F 16/738 20190101ALI20230906BHJP
【FI】
G06F16/90 100
G06F16/907
G06F3/0482
G06F16/538
G06F16/738
【審査請求】未請求
【請求項の数】22
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022200077
(22)【出願日】2022-12-15
(31)【優先権主張番号】P 2022031184
(32)【優先日】2022-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100107515
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 浩一
(72)【発明者】
【氏名】川村 晋太郎
(72)【発明者】
【氏名】内藤 昭一
(72)【発明者】
【氏名】井口 慎也
【テーマコード(参考)】
5B175
5E555
【Fターム(参考)】
5B175EA01
5B175FB03
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5B175JA02
5E555AA45
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5E555DB05
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5E555DB53
5E555DB57
5E555DC13
5E555DC18
5E555EA07
5E555EA26
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】ユーザが所定の状態に関する検索を行った際、検索結果一覧の中から、ユーザが所望する検索結果を画像、動画、又は音声により確認できるようにすること。
【解決手段】ネットワークを介して端末装置と接続される情報処理装置であって、対象における所定の状態毎に、該所定の状態における少なくとも1つの態様を視覚的に表す画像又は動画を識別する識別情報と、該画像又は動画の情報によって表される少なくとも1つの前記態様を説明する説明文を含む文書情報と、を関連付けて記憶する記憶部と、端末からの検索の入力により特定された画像又は動画の一覧を選択可能に端末に表示させ、一覧において選択された一の画像又は動画の識別情報を端末から受信し、受信した識別情報と関連付けられた文書情報に含まれる説明文の一部又は全てを含む説明情報を生成して端末に送信する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して端末装置と接続される情報処理装置であって、
対象における所定の状態毎に、該所定の状態を示す状態情報と、該所定の状態における少なくとも1つの態様を視覚的に表す画像又は動画を識別する識別情報と、該画像又は動画の情報によって表される少なくとも1つの前記態様を説明する説明文を含む文書情報と、を関連付けて記憶する記憶部と、
前記端末装置で入力された、検索の入力を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する入力受信部と、
受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記画像又は動画の識別情報により識別される画像又は動画を、選択可能に表示する検索結果一覧画面の第1の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する一覧画面送信部と、
前記検索結果一覧画面に選択可能に表示された前記画像又は動画のうち、ユーザにより選択された一の画像又は動画を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する特定情報受信部と、
受信した前記特定情報に基づいて特定される前記一の画像又は動画を識別する識別情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記文書情報に含まれる説明文の一部又は全てを含む説明情報を生成する生成部と、
生成された前記説明情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する説明情報送信部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記所定の状態における前記態様が複数ある場合、前記記憶部に記憶される前記画像又は動画を識別する識別情報は、前記所定の状態における第1の態様を視覚的に表す第1の画像又は動画を識別する第1の識別情報と、前記第1の態様とは異なる第2の態様を視覚的に表す第2の画像又は動画を識別する第2の識別情報と、を少なくとも含み、さらに、前記記憶部に記憶される前記文書情報は、前記第1の態様を説明する第1の説明文を少なくとも含む第1の文書情報と、前記第2の態様を説明する第2の説明文を少なくとも含む第2の文書情報と、を少なくとも含み、
前記所定の状態における前記態様が複数ある場合、前記検索結果一覧画面は、前記第1の識別情報により識別される前記第1の画像又は動画と、前記第2の識別情報により識別される前記第2の画像又は動画と、を少なくとも含む、複数の態様それぞれに対応した複数の画像又は動画、を選択可能に表示させる画面である、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記入力受信部で受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記状態情報における態様が1つの場合、前記一覧画面送信部は前記検索結果一覧画面の画面情報を前記端末装置に送信せず、かつ、前記生成部は、該1つの態様における該状態情報に関連付けて記憶されている前記文書情報、に含まれる説明文の一部又は全てを含む前記説明情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
少なくとも1つの前記態様を説明する説明文は、少なくとも1つの該態様の原因を説明する文、対策を説明する文、及び態様を詳細に説明する文のうち、少なくとも1つを含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記生成部は、前記説明情報の表示を少なくとも含む説明画面の第2の画面情報を生成し、
前記説明情報送信部は、生成された前記第2の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記説明画面は、前記入力受信部で受信した検索の入力の表示を更に含む、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記説明画面は、前記検索の入力の表示に表示される文又は単語のうち、前記状態情報に関する文又は単語と因果関係にある文又は単語とを記号で示し、さらに前記説明情報の表示に表示される文又は単語のうち、前記説明文に含まれる前記状態情報に関する文又は単語と因果関係にある文又は単語とを記号で示す、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第1の画面情報及び前記第2の画面情報は、WEBブラウザアプリケーション又はWEBブラウザ機能を有するアプリケーションで表示可能なWebコンテンツデータである、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記説明画面は、前記所定の状態を改善するために用いる1以上の用品の情報の表示を少なくとも含む、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記説明画面は、前記1以上の用品を提供又は販売するWEBサイトへのリンクを含む、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記状態情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている画像又は動画が複数ある場合、該画像又は動画に対して、類似度が閾値よりも高い複数の前記画像又は動画を同一のグループに分類し、前記グループごとに1つの画像又は動画を抽出する抽出部を有し、抽出した画像又は動画を前記検索結果一覧画面に選択可能に表示させる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記所定の状態に関する検索の入力は、前記所定の状態が選択可能に表示された、状態選択画面を介して受け付ける入力である、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記所定の状態に関する検索の入力は、自然文又はキーワードによる入力である、
請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記対象は画像形成装置であり、前記所定の状態は、前記画像形成装置における不具合の状態である、
請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記対象は、生物、生物による行為、自然現象、化学現象、物品、不動産、ソフトウェア、機器、機器による動作を含む、
請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項16】
ネットワークを介して端末装置と接続される情報処理装置であって、
対象における所定の状態毎に、該所定の状態を示す状態情報と、該所定の状態における少なくとも1つの態様を聴覚的に表す音声を識別する識別情報と、該音声の情報によって聴覚的に表される少なくとも1つの前記態様を説明する説明文を少なくとも含む文書情報と、を関連付けて記憶する記憶部と、
前記端末装置で入力された、検索の入力を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する入力受信部と、
受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記音声の識別情報により識別される音声を、再生可能かつ選択可能に表示部に表示する検索結果一覧画面の第1の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する一覧画面送信部と、
前記検索結果一覧画面に選択可能に表示された前記音声のうち、ユーザにより選択された一の音声を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する特定情報受信部と、
受信した前記特定情報に基づいて特定される前記一の音声を識別する識別情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記文書情報に含まれる説明文の一部又は全てを含む説明情報を生成する生成部と、
生成された前記説明情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する説明情報送信部と、
を有する情報処理装置。
【請求項17】
ネットワークを介して端末装置と接続される情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
対象における所定の状態毎に、該所定の状態を示す状態情報と、該所定の状態における少なくとも1つの態様を視覚的に表す画像又は動画を識別する識別情報と、該画像又は動画の情報によって表される少なくとも1つの前記態様を説明する説明文を含む文書情報と、を関連付けて記憶する記憶ステップと、
前記端末装置で入力された、検索の入力を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する入力受信ステップと、
受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶ステップで記憶された前記画像又は動画の識別情報により識別される画像又は動画を、選択可能に表示する検索結果一覧画面の第1の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する一覧画面送信ステップと、
前記検索結果一覧画面に選択可能に表示された前記画像又は動画のうち、ユーザにより選択された一の画像又は動画を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する特定情報受信ステップと、
受信した前記特定情報に基づいて特定される前記一の画像又は動画を識別する識別情報と関連付けて前記記憶ステップで記憶された前記文書情報に含まれる説明文の一部又は全てを含む説明情報を生成する生成ステップと、
生成された前記説明情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する説明情報送信ステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項18】
ネットワークを介して端末装置と接続される情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
対象における所定の状態毎に、該所定の状態を示す状態情報と、該所定の状態における少なくとも1つの態様を聴覚的に表す音声を識別する識別情報と、該音声の情報によって聴覚的に表される少なくとも1つの前記態様を説明する説明文を少なくとも含む文書情報と、を関連付けて記憶する記憶ステップと、
前記端末装置で入力された、検索の入力を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する入力受信ステップと、
受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶ステップで記憶された前記音声の識別情報により識別される音声を、再生可能かつ選択可能に表示部に表示する検索結果一覧画面の第1の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する一覧画面送信ステップと、
前記検索結果一覧画面に選択可能に表示された前記音声のうち、ユーザにより選択された一の音声を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する特定情報受信ステップと、
受信した前記特定情報に基づいて特定される前記一の音声を識別する識別情報と関連付けて前記記憶ステップで記憶された前記文書情報に含まれる説明文の一部又は全てを含む説明情報を生成する生成ステップと、
生成された前記説明情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する説明情報送信ステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項19】
ネットワークを介して端末装置と接続される情報処理装置に、
対象における所定の状態毎に、該所定の状態を示す状態情報と、該所定の状態における少なくとも1つの態様を視覚的に表す画像又は動画を識別する識別情報と、該画像又は動画の情報によって表される少なくとも1つの前記態様を説明する説明文を含む文書情報と、を関連付けて記憶する記憶ステップ、
前記端末装置で入力された、検索の入力を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する入力受信ステップ、
受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶ステップで記憶された前記画像又は動画の識別情報により識別される画像又は動画を、選択可能に表示する検索結果一覧画面の第1の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する一覧画面送信ステップ、
前記検索結果一覧画面に選択可能に表示された前記画像又は動画のうち、ユーザにより選択された一の画像又は動画を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する特定情報受信ステップ、
受信した前記特定情報に基づいて特定される前記一の画像又は動画を識別する識別情報と関連付けて前記記憶ステップで記憶された前記文書情報に含まれる説明文の一部又は全てを含む説明情報を生成する生成ステップ、
生成された前記説明情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する説明情報送信ステップ、
を実行させるプログラム。
【請求項20】
ネットワークを介して端末装置と接続される情報処理装置に、
対象における所定の状態毎に、該所定の状態を示す状態情報と、該所定の状態における少なくとも1つの態様を聴覚的に表す音声を識別する識別情報と、該音声の情報によって聴覚的に表される少なくとも1つの前記態様を説明する説明文を少なくとも含む文書情報と、を関連付けて記憶する記憶ステップ、
前記端末装置で入力された、検索の入力を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する入力受信ステップ、
受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶ステップで記憶された前記音声の識別情報により識別される音声を、再生可能かつ選択可能に表示部に表示する検索結果一覧画面の第1の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する一覧画面送信ステップ、
前記検索結果一覧画面に選択可能に表示された前記音声のうち、ユーザにより選択された一の音声を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する特定情報受信ステップ、
受信した前記特定情報に基づいて特定される前記一の音声を識別する識別情報と関連付けて前記記憶ステップで記憶された前記文書情報に含まれる説明文の一部又は全てを含む説明情報を生成する生成ステップ、
生成された前記説明情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する説明情報送信ステップ、
を実行させるプログラム。
【請求項21】
ネットワークを介して接続される端末装置と情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
対象における所定の状態毎に、該所定の状態を示す状態情報と、該所定の状態における少なくとも1つの態様を視覚的に表す画像又は動画を識別する識別情報と、該画像又は動画の情報によって表される少なくとも1つの前記態様を説明する説明文を含む文書情報と、を関連付けて記憶する記憶部と、
前記端末装置で入力された、検索の入力を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する入力受信部と、
受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記画像又は動画の識別情報により識別される画像又は動画を、選択可能に表示する検索結果一覧画面の第1の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する一覧画面送信部と、
前記検索結果一覧画面に選択可能に表示された前記画像又は動画のうち、ユーザにより選択された一の画像又は動画を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する特定情報受信部と、
受信した前記特定情報に基づいて特定される前記一の画像又は動画を識別する識別情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記文書情報に含まれる説明文の一部又は全てを含む説明情報の表示を含む説明画面の第2の画面情報を生成する生成部と、
生成された前記第2の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する説明情報送信部と、
を有し、
前記端末装置は、
前記検索の入力を受け付けると、該検索の入力を、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に送信する入力送信部と、
前記第1の画面情報を前記情報処理装置から受信すると、該第1の画面情報に基づいて、前記検索結果一覧画面を表示部に表示させる表示制御部と、
前記検索結果一覧画面に選択可能に前記表示部に表示された前記画像又は動画のうち、ユーザにより一の画像又は動画が選択されたとき、選択された該一の画像又は動画を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に送信する特定情報送信部と、
を有し、
前記表示制御部は、前記第2の画面情報を前記情報処理装置から受信すると、該第2の画面情報に基づいて、前記説明画面を前記表示部に表示させる、
情報処理システム。
【請求項22】
ネットワークを介して接続される端末装置と情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
対象における所定の状態毎に、該所定の状態を示す状態情報と、該所定の状態における少なくとも1つの態様を聴覚的に表す音声を識別する識別情報と、該音声の情報によって聴覚的に表される少なくとも1つの前記態様を説明する説明文を少なくとも含む文書情報と、を関連付けて記憶する記憶部と、
前記端末装置で入力された、検索の入力を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する入力受信部と、
受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記音声の識別情報により識別される音声を、再生可能かつ選択可能に表示部に表示する検索結果一覧画面の第1の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する一覧画面送信部と、
前記検索結果一覧画面に選択可能に表示された前記音声のうち、ユーザにより選択された一の音声を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する特定情報受信部と、
受信した前記特定情報に基づいて特定される前記一の音声を識別する識別情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記文書情報に含まれる説明文の一部又は全てを含む説明情報の表示を含む説明画面の第2の画面情報を生成する生成部と、
生成された前記第2の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する説明情報送信部と、
を有し、
前記端末装置は、
前記検索の入力を受け付けると、該検索の入力を、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に送信する入力送信部と、
前記第1の画面情報を前記情報処理装置から受信すると、該第1の画面情報に基づいて、前記検索結果一覧画面を表示部に表示させる表示制御部と、
前記検索結果一覧画面に選択可能に前記表示部に表示された前記音声のうち、ユーザにより一の音声が選択されたとき、選択された該一の音声を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に送信する特定情報送信部と、
を有し、
前記表示制御部は、前記第2の画面情報を前記情報処理装置から受信すると、該第2の画面情報に基づいて、前記説明画面を前記表示部に表示させる、
情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
機器の不具合に関する検索をして、その不具合の原因や対策などの検索結果を得る技術が従来から知られている(例えば、特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の技術では、検索対象として機器の不具合など所定の状態に関する検索を行う際、検索結果として、状態に関連する結果一覧が文字で表示されるので、その文字での表示からはユーザが所望する検索結果を特定することが困難な場合があった。
【0004】
本発明の実施形態は、上記課題に鑑み、ユーザが所定の状態に関する検索を行った際、検索結果一覧の中から、ユーザが所望する検索結果を画像、動画、又は音声により確認できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、ネットワークを介して端末装置と接続される情報処理装置であって、対象における所定の状態毎に、該所定の状態を示す状態情報と、該所定の状態における少なくとも1つの態様を視覚的に表す画像又は動画を識別する識別情報と、該画像又は動画の情報によって表される少なくとも1つの前記態様を説明する説明文を含む文書情報と、を関連付けて記憶する記憶部と、前記端末装置で入力された、検索の入力を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する入力受信部と、受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記画像又は動画の識別情報により識別される画像又は動画を、選択可能に表示する検索結果一覧画面の第1の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する一覧画面送信部と、前記検索結果一覧画面に選択可能に表示された前記画像又は動画のうち、ユーザにより選択された一の画像又は動画を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する特定情報受信部と、受信した前記特定情報に基づいて特定される前記一の画像又は動画を識別する識別情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記文書情報に含まれる説明文の一部又は全てを含む説明情報を生成する生成部と、生成された前記説明情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する説明情報送信部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の実施形態によれば、ユーザが所定の状態に関する検索を行った際、検索結果一覧の中から、検索結果を画像、動画、又は音声により確認することで、ユーザが所望する検索結果を特定することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の実施形態に係る情報処理システムの概略図の一例を示す図である。
【
図2A】本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図2B】本発明の実施形態に係る端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る情報処理システムにおける機能ブロックの構成図の一例を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態に係るデータベースの一例(第1の例)を示す図である。
【
図5】本発明の実施形態に係るデータベースの一例(第2の例)を示す図である。
【
図6】本発明の実施形態に係るデータベースの一例(第3の例)を示す図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る検索応答処理に関するシーケンスの一例を示す図である。
【
図8】本発明の実施形態に係る検索画面の一例(第1の例)を示す図である。
【
図9】本発明の実施形態に係る検索画面の一例(第2の例)を示す図である。
【
図10】本発明の実施形態に係る検索画面の一例(第3の例)を示す図である。
【
図11】本発明の実施形態に係る検索画面の一例(第4の例)を示す図である。
【
図12】本発明の実施形態に係る画像選択画面の一例(第1の例)を示す図である。
【
図13】本発明の実施形態に係る画像選択画面の一例(第2の例)を示す図である。
【
図14】本発明の実施形態に係る回答画面の一例(第1の例)を示す図である。
【
図15】本発明の実施形態に係る回答画面の一例(第2の例)を示す図である。
【
図16】本発明の実施形態に係る回答画面の一例(第3の例)を示す図である。
【
図17】本発明の実施形態に係る回答画面の一例(第4の例)を示す図である。
【
図18】本発明の実施形態に係る回答画面の一例(第5の例)を示す図である。
【
図19】本発明の実施形態に係る画像確認画面の一例を示す図である。
【
図20】本発明の実施形態に係る検索応答処理に関するシーケンスの一例(第1の変形例)を示す図である。
【
図21】本発明の実施形態に係る画像選択画面の一例(第3の例)を示す図である。
【
図22】本発明の実施形態に係るデータベースの一例(第4の例)を示す図である。
【
図23】本発明の実施形態に係る検索画面の一例(第5の例)を示す図である。
【
図24】本発明の実施形態に係る音声選択画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。第1の実施形態として、画像形成装置の不具合を検索する形態を、
図8、
図9、
図12、
図14、
図15、
図16、
図17、
図19、及び
図21の画面例を用いて説明する。第2の実施形態として、皮膚の症状を検索する形態を
図10の画面例を用いて説明する。第3の実施形態として、植物の病気を検索する形態を
図11、
図13、及び
図18の画面例を用いて説明する。
【0009】
<システム概要>
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの概略図の一例を示す図である。
図1に示す情報処理システム1は、例えば、インターネット等の通信ネットワーク3に接続する情報処理装置2と端末装置5を含む。
【0010】
情報処理装置2は、対象における所定の状態を示す状態情報と、状態情報の態様を視覚的に示す画像、動画、又は聴覚的に示す音声(以降、画像等と示す)を識別する識別情報と、態様を説明する説明文を含む文章情報と、を関連付けて記憶する。例えば、対象は画像形成装置であり、所定の状態は画像形成装置における不具合の状態である。或いは、対象は、生物、生物による行為、自然現象、化学現象、物品、不動産、ソフトウェア、機器、機器による動作などであってもよい。また、所定の状態は、ソフトウェアや機器の不具合、物品の劣化状態、家屋等の不動産における破損や劣化状態、生物における病気、自然現象の状態(噴火の状況等)などであってもよい。次に、情報処理装置2は、ユーザが入力した検索の入力を端末装置5から受信し、受信した入力により特定される状態情報に関連付けられた画像等をユーザが選択可能に表示する検索結果一覧画面の画面情報を端末装置5に送信する。更に、情報処理装置2は、検索結果一覧画面に表示された画像等から、ユーザが選択した画像等を特定する特定情報を端末装置5から受信する。最後に、情報処理装置2は、受信した特定情報に基づいて特定される画像等を識別する識別情報と関連付けられて記憶されている文書情報に含まれる説明文の一部又は全て含む説明情報を生成して、生成した説明情報を端末装置5に送信する。
【0011】
端末装置5は、ユーザが入力した検索の入力を情報処理装置2に送信し、情報処理装置2から受信した検索結果一覧画面の画面情報に基づいて、検索結果一覧画面を表示部に表示する。更に、端末装置5は、ユーザが検索結果一覧画面に表示された画像等から、ユーザが選択した画像等を特定する特定情報を情報処理装置2に送信し、情報処理装置2から受信した説明情報を表示部に表示する。
【0012】
これにより、情報処理システム1では、ユーザが所定の状態に関する検索を行った際、検索結果一覧の中から、ユーザが所望する検索結果を画像、動画、又は音声により確認することが可能である。
【0013】
なお、
図1に示す情報処理システム1のシステム構成は一例である。例えば、通信ネットワーク3は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク、或いは移動体通信又は無線LAN等の無線通信による接続区間が含まれていても良い。
【0014】
また、
図1の例では、情報処理システム1に含まれる端末装置5は1台としているが、情報処理システム1に含まれる端末装置5の台数は任意の台数であってよい。また、
図1の例では、情報処理装置2に対して、端末装置5からテキストによる検索の入力が送信されるものとしたが、これに限定されない。例えば、情報処理装置2は、情報処理装置2が有する入力装置等からユーザによる検索などの入力を受け付けてもよく、その場合、情報処理装置2は端末装置5と通信しなくてもよい。
【0015】
<ハードウェア構成例(情報処理装置2)>
図2Aは、本発明の実施形態に係る情報処理装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2Aに示されるように、情報処理装置2はコンピュータによって構築されており、CPU501、ROM502、RAM503、HD(Hard Disk)504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
【0016】
これらのうち、CPU501は、情報処理装置2全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワーク3を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、
図2Aに示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
【0017】
また、キーボード511は、文字、数値、又は各種指示などの入力に使用される複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWドライブ514は、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
<ハードウェア構成例(端末装置5)>
図2Bは、本発明の実施形態に係る端末装置5のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2Bに示されているように、端末装置5は、CPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404、CMOSセンサ405、撮像素子I/F406、加速度・方位センサ407、メディアI/F409、GPS受信部411を備えている。
【0018】
これらのうち、CPU401は、端末装置5全体の動作を制御する。ROM402は、CPU401やIPL等のCPU401の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。EEPROM404は、CPU401の制御にしたがって、プログラム等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ405は、CPU401の制御に従って被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F406は、CMOSセンサ405の駆動を制御する回路である。加速度・方位センサ407は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F409は、フラッシュメモリ等の記録メディア408に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部411は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
【0019】
また、端末装置5は、遠距離通信回路412、CMOSセンサ413、撮像素子I/F414、マイク415、スピーカ416、音入出力I/F417、ディスプレイ418、外部機器接続I/F(Interface)419、近距離通信回路420、近距離通信回路420のアンテナ420a、及びタッチパネル421を備えている。
【0020】
これらのうち、遠距離通信回路412は、通信ネットワーク3を介して、他の機器と通信する回路である。CMOSセンサ413は、CPU401の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F414は、CMOSセンサ413の駆動を制御する回路である。マイク415は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ416は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F417は、CPU401の制御に従ってマイク415及びスピーカ416との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイ418は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)などの表示手段の一種である。外部機器接続I/F419は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路420は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。タッチパネル421は、利用者がディスプレイ418を押下することで、端末装置5を操作する入力手段の一種である。
【0021】
また、端末装置5は、バスライン410を備えている。バスライン410は、
図4に示されているCPU401等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
【0022】
なお、本実施形態では、情報処理装置2と端末装置5のハードウェア構成について、情報処理装置2を一般的なコンピュータとし、端末装置5をスマートフォン等の可搬型の端末として説明したが、これに限定されない。情報処理装置2と端末装置5とは、それぞれが同様のハードウェア構成を有していてもよい。
【0023】
<機能について>
図3は、本発明の実施形態に係る情報処理システムにおける機能ブロックの構成図の一例を示す図である。情報処理装置2は、入力受信部10、一覧画面送信部11、特定情報受信部12、説明情報送信部13、制御部14、特定部15、生成部16、及び抽出部17を有する。これら各部は、情報処理装置2にインストールされた1以上のプログラムに含まれる命令をCPU501が実行することで実現される機能又は手段である。記憶部18は、例えば、情報処理装置2が有するHD504などの記憶装置、或いは情報処理装置2と接続された記憶装置などによって実現可能である。
【0024】
入力受信部10は、ユーザが入力した検索の入力を、通信ネットワーク3を介して、端末装置5の入力送信部21から受信する。
【0025】
一覧画面送信部11は、生成部16が生成した検索結果一覧画面の画面情報を、通信ネットワーク3を介して、端末装置5の受信部23に送信する。
【0026】
特定情報受信部12は、ユーザにより選択された画像又は動画を特定する特定情報を、通信ネットワーク3を介して、端末装置5の特定情報送信部22から受信する。
【0027】
説明情報送信部13は、生成部16が生成した説明情報を含む画面情報を、通信ネットワーク3を介して、端末装置5の受信部23に送信する。
【0028】
制御部14は、情報処理装置2で実行される処理の制御を行う。
【0029】
特定部15は、入力受信部10が受信した入力した検索の入力に基づいて、情報処理装置2の記憶部18を検索し、対象における所定の状態を示す状態情報を特定する。より具体的には、特定部15は、記憶部18に格納されたデータベースを検索して、状態情報を特定する。記憶部18に格納されたデータベースは、検索対象となるデータベースである。本実施形態では、記憶部18に、後述するデータベース50、51、52、及び53の何れかが格納されていてよい。データベース50、51、52、及び53の詳細は後述する。
【0030】
特定部15は、例えば、検索の入力からキーワードとなる単語を抽出して、データベース50、51、52、及び53における状態情報を示す項目において、抽出したキーワードが含まれる項目の値を状態情報として特定する。更に、特定部15は、特定した状態情報に関連して、後述するデータベース50、51、52、及び53に記憶されている画像、動画、又は音声の識別情報(例えば、ファイル名など)を特定する。また、特定部15は、状態情報における態様の数を特定する。
【0031】
生成部16は、特定部15が特定した識別情報により識別される画像、動画、又は音声を再生可能かつ選択可能に表示する検索結果一覧画面の画面情報を生成する。また、生成部16は、説明情報を生成する。なお、生成部16は、画面情報を生成する機能ブロックと、説明情報を生成する機能ブロックで、それぞれ分かれた機能ブロックであってもよい。
【0032】
具体的には、生成部16は、特定情報受信部12が受信した特定情報に基づいて、画像、動画、又は音声を識別する識別情報を特定し、記憶部18において、特定された識別情報と関連付けられて記憶されている文書情報を用いて説明文を生成する。つまり、説明文は、特定情報より特定された画像、動画、又は音声と関連付けられて記憶部18に格納されている文書情報の一部であってよい。説明文を生成する方法の詳細は後述する。また、生成部16は、説明情報を表示する説明画面の画面情報を生成する。
【0033】
抽出部17は、状態情報に関連付けて記憶部18に記憶されている画像又は動画が複数ある場合、画像又は動画に対して、類似度が閾値よりも高い複数の画像又は動画を同一のグループに分類し、グループごとに1つの画像又は動画を抽出する。
【0034】
記憶部18は、例えば、ユーザが検索を行う対象における所定の状態毎に、所定の状態を示す状態情報と、所定の状態における少なくとも1つの態様を表す画像、動画、又は音声を識別する識別情報と、画像、動画、又は音声の情報によって表される前記少なくとも1つの態様を説明する説明文を含む文書情報を関連付けて記憶する。即ち、記憶部18は、状態情報、識別情報、及び文書情報を情報処理装置2が有するHD504などの記憶装置、或いは情報処理装置2と接続された記憶装置などに記憶する。
【0035】
端末装置5は、表示制御部20、入力送信部21、特定情報送信部22、受信部23、操作受付部24、及び表示部25を有する。これら各部は、端末装置5にインストールされた1以上のプログラムに含まれる命令をCPU501が実行することで実現される機能又は手段である。
【0036】
表示制御部20は、情報処理装置2から受信した画面情報に基づいて、検索画面、検索結果一覧画面、及び検索結果に関する説明情報等を表示部25に表示させる。ここで、画面情報は、例えば、WEBブラウザアプリケーション又はWEBブラウザ機能を有するアプリケーションで表示可能なWebコンテンツデータである。
【0037】
入力送信部21は、操作受付部24が受け付けた検索の入力を、通信ネットワーク3を介して、情報処理装置2の入力受信部10に送信する。
【0038】
特定情報送信部22は、ユーザにより選択された画像又は動画を特定する特定情報を、通信ネットワーク3を介して、情報処理装置2の特定情報受信部12に送信する。
【0039】
受信部23は、検索結果一覧画面の画面情報を、通信ネットワーク3を介して、情報処理装置2の一覧画面送信部11から受信する。また、受信部23は、説明情報を含む画面情報を、通信ネットワーク3を介して、情報処理装置2の説明情報送信部13から受信する。
【0040】
操作受付部24は、端末装置5のキーボードやポインティングデバイスを介して、ユーザによる文字入力やボタンの押下などの操作を受け付ける。例えば、操作受付部24は、ユーザによる検索の入力、及び検索の入力に関する態様に対応する画像、動画、又は音声をユーザが選択する動作を受け付ける。
【0041】
表示部25は、表示制御部20の指示に応じて、検索結果一覧画面や検索結果に関する説明情報等を端末装置5のディスプレイ506に表示する。
【0042】
<データベースの第1の例>
情報処理装置2の記憶部18が記憶するデータベースの詳細について説明する。
図4は、本発明の実施形態に係るデータベースの一例(第1の例)を示す図である。
図4のデータベース50は、情報処理システム1が、画像形成装置の不具合を検索する場合の第1の実施形態に用いられる。データベース50に格納される検索対象の情報は、情報の項目として、データ番号、問題、原因、文書番号、問題記載開始行、問題記載終了行、及び画像情報を含む。データベース50において、項目「データ番号」と、その他の項目とが対応付けられている。
【0043】
項目「データ番号」の値は、データベース50における各行のデータを特定する番号である。
【0044】
項目「問題」の値は、画像形成装置などの対象における所定の状態を示す状態情報であり、例えば、データベース50が画像形成装置の保守に関するデータベースである場合、対象である画像形成装置で起こり得る障害の現象を示す。
【0045】
項目「原因」の値は、所定の状態における1の態様の原因についての文書情報を示す情報であり、例えば、項目「問題」の値が示す所定の状態により起こり得る障害に対して、項目「文書番号」の値によって対応する文書情報の記載内容から特定される原因である。ここで、項目「原因」の値は、予め分類された記号(A、B、C、…)を用いて表記されている。即ち、データベース50では、所定の状態が「縦スジ」であるデータ(項目「データ番号」の値が「1」~「24」)において、原因は、同じ原因(原因A)に分類されている。同様に、項目「データ番号」の値が「13」~「18」及び「19」~「24」において、原因は、それぞれ同じ原因(原因B及び原因C)に分類されている。
【0046】
なお、本実施形態では、項目「原因」の値である記号と対応付けられたテキストデータが記憶部18に格納されていてよい。
【0047】
具体的には、項目「原因」の値「A」は、「原稿押さえ、スリットガラス、転写ローラが汚れていること。」というテキストデータが対応付けられて記憶されていてよい。また、項目「原因」の値「B」は、「ブレードの不具合で残トナーが除去できない為、白スジが発生します。」というテキストデータが対応付けられて記憶されていてよい。また、項目「原因」の値「C」は、「ドキュメントフィーダーのローラ部分が汚れている為、斑点スジが発生します。」というテキストデータが対応付けられて記憶されていてよい。
【0048】
ここで、項目「原因」の値と対応付けられたテキストデータは、後述する説明文の生成に用いられてよい。
【0049】
項目「文書番号」の値は、項目「問題」の値と項目「原因」の値に関連する記載内容を含む文書情報を特定する番号である。
【0050】
項目「問題記載開始行」の値は、項目「文書番号」の値で特定される文書情報が示す文書において、項目「問題」の値に関する内容が記載された箇所の最初の行番号を示す。
【0051】
項目「問題記載終了行」の値は、項目「文書番号」の値で特定される文書情報が示す文書において、項目「問題」の値に関する内容が記載された箇所の最後の行番号を示す。
【0052】
項目「原因記載開始行」の値は、項目「文書番号」の値で特定される文書情報が示す文書において、項目「原因」の値に関する内容が記載された箇所の最初の行番号を示す。
【0053】
項目「原因記載終了行」の値は、項目「文書番号」の値で特定される文書情報が示す文書において、項目「原因」の値に関する内容が記載された箇所の最後の行番号を示す。
【0054】
項目「画像情報」の値は、項目「問題」の値、又は項目「問題」の値により起こり得る障害を視覚的に表す画像を識別する識別情報を示す情報であり、ここでは画像ファイルのファイル名である。
【0055】
なお、項目「問題」の値と項目「原因」の値は、文書番号で特定される文書から手動で抽出してもよいし、文書番号で特定される文書から自動で抽出してもよい。
【0056】
<データベースの第2の例>
データベースの第2の例について説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るデータベースの一例(第2の例)を示す図である。
図5のデータベース51は、情報処理システム1が、皮膚の症状を検索する場合の第2の実施形態に用いられる。データベース51に格納される検索対象の情報は、情報の項目として、キー、原因、対策、画像情報、及び治療薬を含む。
【0057】
項目「キー」の値は、対象(皮膚)における所定の状態を示す状態情報であり、例えば、「虫刺され」「やけど」などの皮膚の状態に関するキーワードを含む。
【0058】
項目「原因」の値は、「キー」の値が示す所定の状態における1の態様の原因についての文書情報を示す情報であり、例えば、「蚊に刺された症状です。」などの態様に対する原因を説明する説明文を含む。
【0059】
項目「対策」の値は、「キー」の値が示す所定の状態における1の態様の対策についての文書情報を示す情報であり、態様に対する対策を説明する説明文を含む。
【0060】
項目「画像情報」の値は、項目「キー」の値が示す所定の状態における態様を視覚的に表す画像を識別する識別情報を示す情報であり、ここでは画像ファイルのファイル名である。
【0061】
項目「治療薬」の値は、項目「キー」の値が示す所定の状態を改善するために用いる用品である治療薬を提供又は販売するWEBサイトへのリンクであるURL(Uniform Resource Locator)を示す情報を含む。
【0062】
<データベースの第3の例>
データベースの第3の例について説明する。
図6は、本発明の実施形態に係るデータベースの一例(第3の例)を示す図である。
図6のデータベース52は、情報処理システム1が、植物の病気を検索する場合の第3の実施形態に用いられる。データベース52に格納される検索対象の情報は、情報の項目として、キー、原因、対策、画像情報、及び対策関連サイトを含む。
【0063】
項目「キー」の値は、対象(葉の病気)における所定の状態を示す状態情報であり、例えば、「斑点」「うどんこ病」などの葉の病気の状態に関するキーワードを含む。
【0064】
項目「原因」の値は、「キー」の値が示す所定の状態における1の態様の原因についての文書情報を示す情報であり、例えば、「うどんこ病の症状です。」などの態様に対する原因を説明する説明文を含む。
【0065】
項目「対策」の値は、「キー」の値が示す所定の状態における1の態様の対策についての文書情報を示す情報であり、態様に対する対策を説明する説明文を含む。
【0066】
項目「画像情報」の値は、項目「キー」の値が示す所定の状態における態様を視覚的に表す画像を識別する識別情報を示す情報であり、ここでは画像ファイルのファイル名である。
【0067】
項目「対策関連サイト」の値は、項目「キー」の値が示す所定の状態を改善するために用いる用品の情報として、例えば、葉の病気の対策となる薬剤などを提供又は販売するWEBサイトへのリンクであるURLを示す情報含む。
【0068】
<検索応答処理>
図7は、本発明の実施形態に係る検索応答処理のシーケンスの一例を示す図である。本シーケンスでは、情報処理装置2が、ユーザが端末装置5を操作して入力した検索の入力に対して応答する処理について説明する。以下、
図7の各ステップの処理について説明する。
【0069】
ステップS30:端末装置5の表示制御部20は、端末装置5の表示部25に検索画面を表示させる。端末装置5の操作受付部24は、ユーザによる検索の入力を受け付ける。検索の入力は、例えば、自然文又はキーワードによる入力である。
図8は、本発明の実施形態に係る検索画面の一例(第1の例)を示す図である。
図8の検索画面70は、ステップS30において表示される画面である。検索画面70には、検索入力欄71と実行ボタン72が表示されている。
【0070】
検索入力欄71は、ユーザが検索の入力である文字、単語、文章などを入力する欄であり、検索の入力として、「縦スジの原因には何があるか?」が入力されている。
【0071】
実行ボタン72は、ユーザが検索の入力を完了した後、検索の実行を開始する際に押下するボタンである。
【0072】
更に、別の検索画面の例について説明する。
図9は、本発明の実施形態に係る検索画面の一例(第2の例)を示す図である。
図9の検索画面73は、
図8の検索画面70の変形例である。の検索画面73は、ステップS30において表示される画面である。検索画面73には、ユーザが選択する検索の入力の候補として、「縦スジ」「色むら」「汚れ」が表示されている。ユーザは、検索したい候補が表示されている画面の場所を押下することにより、検索を実行することができる。即ち、所定の状態に関する検索の入力は、所定の状態を示す状態情報が選択可能に表示された検索画面73を介して受け付けられる。
【0073】
更に、別の検索画面の例について説明する。
図10は、本発明の実施形態に係る検索画面の一例(第3の例)を示す図である。
図10の検索画面75は、ステップS30において表示される画面である。検索画面75には、検索入力欄76と実行ボタン77が表示されている。
【0074】
検索入力欄76は、ユーザが検索の入力である文字、単語、文章などを入力する欄であり、検索の入力として、「虫刺され」が入力されている。
【0075】
実行ボタン77は、ユーザが検索の入力を完了した後、検索の実行を開始する際に押下するボタンである。
【0076】
更に、別の検索画面の例について説明する。
図11は、本発明の実施形態に係る検索画面の一例(第4の例)を示す図である。
図11の検索画面80は、ステップS30において表示される画面である。検索画面80には、検索入力欄81と実行ボタン82が表示されている。
【0077】
検索入力欄81は、ユーザが検索の入力である文字、単語、文章などを入力する欄であり、検索の入力として、「きゅうり 葉の病気」が入力されている。
【0078】
実行ボタン82は、ユーザが検索の入力を完了した後、検索の実行を開始する際に押下するボタンである。
【0079】
【0080】
ステップS31:端末装置5の入力送信部21は、操作受付部24が受け付けた検索の入力を情報処理装置2の入力受信部10に送信する。情報処理装置2の入力受信部10は、ユーザが入力した検索の入力を端末装置5の入力送信部21から受信する。
【0081】
ステップS32:情報処理装置2の特定部15は、入力受信部10が受信した入力した検索の入力に基づいて、情報処理装置2の記憶部18に記憶されている状態情報を特定する。例えば、
図8の検索画面70の検索入力欄71に入力された検索の入力である「縦スジの原因には何があるか?」に対して、特定部15は、データベース50を検索し、項目「問題」の値(状態情報)が「縦スジ」を含むデータを特定する。項目「問題」の値とは、状態情報である。
【0082】
図9の検索画面73で、検索の入力として「縦スジ」が選択された場合についても同様に、特定部15は、
図4のデータベース50を検索し、項目「問題」の値に「縦スジ」を含むデータを特定する。
【0083】
また、例えば、
図10の検索画面75の検索入力欄76に入力された検索の入力である「虫刺され」に対して、特定部15は、データベース51を検索し、項目「キー」の値(状態情報)に「虫刺され」を含むデータを特定する。
【0084】
また、例えば、
図11の検索画面80の検索入力欄81に入力された検索の入力である「きゅうり 葉の病気」に対して、特定部15は、データベース52を検索して、項目「キー」の値(状態情報)に「きゅうり」「葉の病気」を含むデータを特定する。
【0085】
更に、特定部15は、特定した状態情報に関連して記憶部18に記憶されている画像又は動画の識別情報(例えば、ファイル名など)を特定する。ここで、状態情報に関連付けて記憶部18に記憶されている画像又は動画が複数ある場合、抽出部17は、画像又は動画に対して、類似度が閾値よりも高い複数の画像又は動画を同一のグループに分類し、グループごとに1つの画像又は動画を抽出する。類似度の算出については、例えば、画像データから特徴ベクトルを算出して、ベクトル間の距離が小さい程、類似度が高くなる算出式を設定する。特定部15は、状態情報に関連する画像又は動画の識別情報を、抽出部17が抽出した画像又は動画の識別情報とする。また、抽出部17による抽出は、行わなくてもよい。その場合、ステップS33で態様の数が特定されたときに、1の態様に対して複数の画像又は動画が記憶されている場合、特定部15は、その複数の画像又は動画の内、任意の1の画像又は動画を選択し、ステップS34でそれぞれ選択可能に表示する。
【0086】
ステップS33:情報処理装置2の特定部15は、ステップS32で特定した状態情報における態様の数を特定する。
【0087】
例えば、ステップS32で特定部15が状態情報として、内容が「縦スジ」である
図4のデータベース50の項目「問題」の値を特定した場合、特定部15は、データベース50の項目「問題」の値が「縦スジ」であるデータベース50の項目「原因」の値の種類が3種類(A、B、C)であることから、原因の種類の数に応じて、所定の状態の原因に対応した態様も同じだけあるとし、態様の数を3に特定する。
【0088】
また、例えば、ステップS32で特定部15が状態情報として、「虫刺され」が含まれる
図5のデータベース51の項目「キー」の値を特定した場合、特定部15は、「虫刺され」が含まれるデータベース51の項目「キー」の値に対応するデータベース51の項目「原因」の値が3つあることから、原因の種類の数に応じて、所定の状態の原因に対応した態様も同じだけあるとし、態様の数を3に特定する。
【0089】
また、例えば、ステップS32で特定部15が状態情報として、「きゅうり」「葉の病気」が含まれる
図6のデータベース52の項目「キー」の値を特定した場合、特定部15は、「きゅうり」「葉の病気」が含まれる項目「キー」の値に対応する項目「原因」の値の数が3であることから、原因の種類の数に応じて、所定の状態の原因に対応した態様も同じだけあるとし、態様の数を3に特定する。
【0090】
情報処理装置2の制御部14は、特定部15が特定した態様が複数の場合、処理をステップS34に遷移させ、態様が単数の場合、処理をステップS41に遷移させる。
【0091】
<態様が複数の場合>
ステップS34:情報処理装置2の生成部16は、ステップS32で特定部15が特定した識別情報により識別される画像又は動画を選択可能に表示する検索結果一覧画面の画面情報を生成する。
【0092】
ステップS35:情報処理装置2の一覧画面送信部11は、ステップS34で生成部16が生成した検索結果一覧画面の画面情報を端末装置5の受信部23に送信する。
【0093】
ステップS36:端末装置5の表示制御部20は、端末装置5の受信部23が受信した画面情報に基づいて、端末装置5の表示部25に検索結果一覧画面(画像選択画面)を表示させる。
図12は、本発明の実施形態に係る画像選択画面の一例(第1の例)を示す図である。
図12の画像選択画面86は、言い換えれば、検索結果一覧画面であり、ステップS36で表示部25に表示される画面である。画像選択画面86は、画像表示領域87、選択ボタン88、及び決定ボタン89を含む。
【0094】
画像表示領域87には、ステップS32で特定部15が特定した、
図4のデータベース50の項目「問題」の値「縦スジ」と、項目「原因」の値である3種類(A、B、C)の態様に対応する画像が表示されている。
【0095】
選択ボタン88は、検索の入力の態様に対応する画像をユーザが選択するためのボタンである。
【0096】
決定ボタン89は、ユーザが選択ボタン88を押下して画像を選択した後、画像の選択を決定する際に押下するボタンである。
【0097】
別の画像選択画面の例を説明する。
図13は、本発明の実施形態に係る画像選択画面の一例(第2の例)を示す図である。
図13の画像選択画面90は、ステップS36で表示される画面である。画像選択画面90は、画像表示領域91、選択ボタン92、及び決定ボタン93を含む。
【0098】
画像表示領域91には、ステップS32で特定部15が特定した、「きゅうり」「葉の病気」が含まれる
図6のデータベース52の項目「キー」の値に対応するデータベース52の項目「原因」の値である3つの態様に対応する画像が表示されている。
【0099】
選択ボタン92は、検索の入力に関する態様に対応する画像をユーザが選択するためのボタンである。
【0100】
決定ボタン93は、ユーザが選択ボタン92を押下して画像を選択した後、画像の選択を決定する際に押下するボタンである。
【0101】
端末装置5の操作受付部24は、検索の入力に関する態様に対応する画像又は動画をユーザが選択する動作を受け付ける。
【0102】
ステップS37:端末装置5の特定情報送信部22は、ユーザにより選択された画像又は動画を特定する特定情報を情報処理装置2の特定情報受信部12に送信する。情報処理装置2の特定情報受信部12は、ユーザにより選択された画像又は動画を特定する特定情報を端末装置5の特定情報送信部22から受信する。
【0103】
ステップS38:情報処理装置2の生成部16は、特定情報受信部12が受信した特定情報に基づいて、文書情報に含まれる説明文を含む説明情報を生成する。
【0104】
以下に、説明文の生成方法について説明する。生成部16は、データベース50を参照し、ステップS32において特定された状態情報及び画像又は動画の識別情報と対応する項目「原因」または「対策」の少なくとも一方の値を取得する。続いて、生成部16は、取得した項目「原因」または「対策」の少なくとも一方の値が示すテキストデータを、予め決められたテンプレートに適用することで、説明文を生成する。なお、テンプレートは、生成部16によって保持されていてよい。
【0105】
具体的には、例えば、項目「問題」の値(状態情報)が「縦スジ」であり、項目「原因」の値が示すテキストデータが「トナーの汚れ」である場合、予め用意したテンプレート「〇〇が原因です。」に、このテキストデータを適用することで、説明文「トナーの汚れが原因です。」という説明文が生成される。或いは、本実施形態では、項目「原因」の値が示すテキストデータを自然な文の表現に変換する言語モデル(自然言語処理でよく用いられるEncoder-Decoderモデル等)に入力することにより、説明文を生成してもよい。
【0106】
また、生成部16は、説明情報を表示する説明画面の画面情報を生成する。ここで、生成部16は、説明画面において、検索の入力の表示に表示される文又は単語のうち、状態情報に関する文又は単語と因果関係にある文又は単語とを記号で示すように画面情報を生成してもよい。更に、生成部16は、説明画面において、説明情報の表示に表示される文又は単語のうち、説明文に含まれる状態情報に関する文又は単語と因果関係にある文又は単語とを記号で示すように画面情報を生成してもよい。因果関係の求め方については、後述する。
【0107】
ステップS39:情報処理装置2の説明情報送信部13は、ステップS38で生成部16が生成した説明情報を含む画面情報を端末装置5の受信部23に送信する。
【0108】
ステップS40:端末装置5の表示制御部20は、端末装置5の受信部23が受信した画面情報に基づいて、端末装置5の表示部25に検索の入力に対する回答画面に説明情報を表示させる。
図14は、本発明の実施形態に係る回答画面の一例(第1の例)を示す図である。
図14の回答画面94は、ステップS40で表示される画面である。回答画面94は、表示欄95、表示欄96、表示欄97、及び関連画像98を有する。
【0109】
表示欄95には、ステップS30で情報処理装置2の入力受信部10が受信した検索の入力を表示する欄である。ここでは、ステップS38で説明したように、因果関係を示す記号(文又は単語を囲む長方形、及び長方形を結ぶ矢印)が表示されている。例えば、検索の入力であるテキストデータの意味を解析して、因果関係のある単語を特定することで、記号を表示させてもよい。
【0110】
表示欄96は、検索の入力に対する説明文を生成する際に、参照した文書情報を表示する欄である。ここでは、更に、問題(「スジ」)と原因(「原稿押さえ、スリットガラス、転写ローラが汚れている」)の因果関係を示す記号(文又は単語を囲む長方形、及び長方形を結ぶ矢印)が表示されている。ここで、例えば、データベース50の項目「問題」の値と項目「原因」の値とは、因果関係があると予め決めておいてもよい。
【0111】
表示欄97は、生成部16が検索の入力に対する回答として生成した説明文を表示する欄である。
【0112】
関連画像98は、説明文に関連する画像である。関連画像98は、ステップS36の画像選択画面で選択された画像であってもよい。
【0113】
別の回答画面の例について説明する。
図15は、本発明の実施形態に係る回答画面の一例(第2の例)を示す図である。
図15の回答画面100は、ステップS40で表示される画面である。回答画面100は、表示欄101を有する。
【0114】
表示欄101には、検索の入力に関連する問題により起こり得る障害に対して、対応する文書情報に含まれる原因として、「原稿押さえ、スリットガラス、転写ローラが汚れていることが原因です。」という、生成部16により生成された説明文が示されている。
【0115】
更に、別の回答画面の例について説明する。
図16は、本発明の実施形態に係る回答画面の一例(第3の例)を示す図である。
図16の回答画面103は、ステップS40で表示される画面である。回答画面103は、表示欄104と表示欄105を有する。
【0116】
表示欄104には、検索の入力に関連する問題により起こり得る障害に対して、対応する文書情報に含まれる原因として、「原稿押さえ、スリットガラス、転写ローラが汚れていることが原因です。」という、生成部16により生成された説明文が表示されている。
【0117】
表示欄105には、表示欄104に示された原因に対する文書情報に含まれる対策として、「原稿押さえ、スリットガラス、転写ローラを清掃してください。」という、生成部16により生成された説明文が表示されている。
【0118】
更に、別の回答画面の例について説明する。
図17は、本発明の実施形態に係る回答画面の一例(第4の例)を示す図である。
図17の回答画面107は、ステップS40で表示される画面である。回答画面107には、検索の入力に関連する問題により起こり得る障害に対して、対応する文書情報に含まれる対策として、「原稿押さえ、スリットガラス、転写ローラを清掃してください。」という説明文が表示されている。また、回答画面107には、画面上に回答画面94、回答画面100、及び回答画面103にあったような表示欄がなく、説明文だけが表示されている。
【0119】
更に、別の回答画面の例について説明する。
図18は、本発明の実施形態に係る回答画面の一例(第5の例)を示す図である。
図18の回答画面108は、ステップS40で表示される画面である。回答画面108は、表示欄109、表示欄110、関連画像111、及び表示欄112を有する。
【0120】
表示欄109には、検索の入力に関連する問題に対応する文書情報に含まれる原因として、「うどんこ病の症状です。」という、生成部16により生成された説明文が表示されている。
【0121】
表示欄110には、表示欄109に示された原因に対する文書情報に含まれる対策として、「その部分を取り除いてまん延を防ぎましょう。専用の薬剤や、石灰などの自然薬剤で対策しましょう。」という、生成部16により生成された説明文が表示されている。
【0122】
関連画像111は、説明文に関連する画像である。関連画像111は、ステップS36の画像選択画面で選択された画像であってもよい。
【0123】
表示欄112には、表示欄109に表示された原因である「うどんこ病の症状」を改善するために用いる用品の情報として、対策となる薬剤などを販売するWEBサイトへのリンクが表示されている。
【0124】
<態様が単数の場合>
ステップS33で、情報処理装置2の特定部15により態様の数が単数と特定された場合、情報処理装置2の一覧画面送信部11による検索結果一覧画面の画面情報の送信は実行されない。即ち、ステップS34からステップS40の処理の代わりに、以下のステップS41からステップS43の処理が実行される。
【0125】
ステップS41:情報処理装置2の生成部16は、ステップS32で情報処理装置2の特定部15が特定した一つの態様における状態情報に関連付けられて情報処理装置2の記憶部18に記憶されている文書情報に含まれる説明文を含む説明情報をステップS38で示した方法と同様の方法により生成する。更に、生成部16は、説明情報を表示するための画面情報を生成する。
【0126】
ステップS42:情報処理装置2の説明情報送信部13は、ステップS41で生成部16が生成した説明情報を含む画面情報を端末装置5の受信部23に送信する。
【0127】
ステップS43:端末装置5の表示制御部20は、端末装置5の受信部23が受信した画面情報に基づいて、端末装置5の表示部25に説明情報を表示させる。
【0128】
或いは、態様が単数の場合であっても、態様が複数の場合にステップS36で表示した検索結果一覧画面と同様に、一つの態様に対応する画像又は動画を表示する画像確認画面をユーザに確認させた後、ステップS41からステップS43の処理を実行してもよい。即ち、態様が単数の場合であっても、ステップS34からステップS37と同様の処理を実行して、ステップS36において、一つの態様に対応する画像又は動画を表示する画像確認画面を表示する。
図19は、本発明の実施形態に係る画像確認画面の一例を示す図である。
図19の画像確認画面83は、態様が単数の場合においてステップS36で表示する画面である。画像確認画面83は、画像表示領域84と確認ボタン85を含む。
【0129】
画像表示領域84には、一つの態様に対応する画像が表示されている。
【0130】
確認ボタン85は、ユーザが画像を確認した後に押下するボタンである。
【0131】
以上の
図7のフローチャートで説明した処理により、情報処理システム1では、ユーザが所定の状態に関する検索を行った際、検索結果一覧の中から、ユーザが所望する検索結果を画像又は動画により確認することが可能である。
【0132】
<検索応答処理(第1の変形例)>
検索応答処理の第1の変形例について、
図7のシーケンスで示した処理と異なる点を説明する。
図20は、本発明の実施形態に係る検索応答処理のシーケンスの一例(第1の変形例)を示す図である。本シーケンスでは、ユーザが入力した検索の入力に基づいて、特定される状態情報の態様の数が単数であるか複数であるかに関わらず、情報処理装置2は、検索結果一覧画面の画面情報を端末装置5に送信する。
【0133】
即ち、
図7のステップS33で実行されていた、状態情報における態様の数を特定する処理が、第1の変形例においては、
図20に示すように実行されず、態様が複数の場合と単数の場合に対する処理の分岐もなく、処理の制御も実行されない。態様が単数の場合についても、複数の場合と同様に、ユーザが検索の入力に対応する画像又は動画を選択するための検索結果一覧画面の画面情報が端末装置5に送信される。
図21は、本発明の実施形態に係る画像選択画面の一例(第3の例)を示す図である。
図21の画像選択画面120は、画像表示領域121、選択ボタン122、及び決定ボタン123を含む。
【0134】
画像表示領域121には、ユーザが選択する画像の候補は1つのみ表示されている。
【0135】
選択ボタン122についても同様に、候補を選択するためのボタンは1つのみ表示されている。
【0136】
決定ボタン89は、ユーザが選択ボタン122を押下して画像を選択した後、画像の選択を決定する際に押下するボタンである。
【0137】
以上の第1の変形例による処理においても、情報処理システム1では、ユーザが所定の状態に関する検索を行った際、検索結果一覧の中から、ユーザが所望する検索結果を画像又は動画により確認することが可能である。
【0138】
<音声を用いた検索応答処理(第2の変形例)>
音声を用いた検索応答処理を行う第2の変形例について、
図7のシーケンスで示した処理と異なる点を説明する。
図22は、本発明の実施形態に係るデータベースの一例(第4の例)を示す図である。
図22のデータベース53に格納される検索対象の情報は、情報の項目として、キー、原因、対策、音声情報、及び対策関連サイトを含む。
【0139】
項目「キー」の値は、対象(画像形成装置)における所定の状態を示す状態情報であり、例えば、「異音」「紙詰まり」などの画像形成装置の状態に関するキーワードを含む。
【0140】
項目「原因」の値は、項目「キー」の値が示す所定の状態における態様を示す文書情報を示す情報であり、例えば、「紙詰まり」「ローラーが破損している」「ヒーターの故障」などの態様に対する原因を説明する説明文を含む。
【0141】
項目「対策」の値は、項目「キー」の値が示す所定の状態における態様を示す文書情報を示す情報であり、態様に対する対策を説明する説明文を含む。
【0142】
項目「音声情報」の値は、項目「キー」の値が示す所定の状態における態様を聴覚的に表す音声を識別する識別情報を示す情報あり、ここでは音声ファイルのファイル名である。
【0143】
項目「対策関連サイト」の値は、項目「キー」の値が示す所定の状態に対する対策に関連するマニュアルや連絡先等に関する情報が掲載されているURLを含む。
【0144】
第2の変形例では、
図7のステップS30において、端末装置5の操作受付部24は、例えば、ユーザによる画像形成装置の異音に関する検索の入力を受け付ける。
図23は、本発明の実施形態に係る検索画面の一例(第5の例)を示す図である。
図23の検索画面140には、検索入力欄141と実行ボタン142が表示されている。
【0145】
検索入力欄141は、ユーザが検索の入力である文字、単語、文章などを入力する欄であり、検索の入力として、「画像形成装置から異音がする」が入力されている。
【0146】
実行ボタン142は、ユーザが検索の入力を完了した後、検索の実行を開始する際に押下するボタンである。
【0147】
また、第2の変形例では、
図7のステップS33において、情報処理装置2の生成部16は、ステップS31で特定部15が特定した識別情報により識別される音声を再生可能かつ選択可能に表示する検索結果一覧画面の画面情報を生成する。
図24は、本発明の実施形態に係る音声選択画面の一例を示す図である。
図24の音声選択画面150は、音声選択領域151、再生ボタン152、選択ボタン153、及び決定ボタン154を含む。
【0148】
音声選択領域151には、
図22のデータベース53の項目「キー」の値に対応する項目「原因」の値が示す3つの態様である「紙詰まり」「ローラーが破損している」「ヒーターの故障」を聴覚的に表す音声を再生するための再生ボタン152が表示されている。
図22では、内部に三角形を含む円形を示す図形が、再生ボタン152である。
【0149】
選択ボタン153は、検索の入力に関する態様に対応する音声をユーザが選択するためのボタンである。
【0150】
決定ボタン154は、ユーザが選択ボタン153を押下して音声を選択した後、音声の選択を決定する際に押下するボタンである。
【0151】
以上の処理により、情報処理システム1では、ユーザが所定の状態に関する検索を行った際、検索結果一覧の中から、ユーザが所望する検索結果を音声により確認することが可能である。
【0152】
以上、本発明を実施するための幾つかの形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【0153】
例えば、
図3の機能ブロックの構成図の一例は、情報処理システム1を構成する情報処理装置2及び端末装置5による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。情報処理システム1を構成する情報処理装置2及び端末装置5における処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
【0154】
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
【0155】
また、記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、情報処理システム1を構成する情報処理装置2及び端末装置5は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
【0156】
本発明の態様は、例えば、以下のとおりである。
<1>ネットワークを介して端末装置と接続される情報処理装置であって、対象における所定の状態毎に、該所定の状態を示す状態情報と、該所定の状態における少なくとも1つの態様を視覚的に表す画像又は動画を識別する識別情報と、該画像又は動画の情報によって表される少なくとも1つの前記態様を説明する説明文を含む文書情報と、を関連付けて記憶する記憶部と、前記端末装置で入力された、検索の入力を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する入力受信部と、受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記画像又は動画の識別情報により識別される画像又は動画を、選択可能に表示する検索結果一覧画面の第1の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する一覧画面送信部と、前記検索結果一覧画面に選択可能に表示された前記画像又は動画のうち、ユーザにより選択された一の画像又は動画を特定する特定情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置から受信する特定情報受信部と、受信した前記特定情報に基づいて特定される前記一の画像又は動画を識別する識別情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記文書情報に含まれる説明文の一部又は全てを含む説明情報を生成する生成部と、生成された前記説明情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する説明情報送信部と、を有する情報処理装置である。
<2>前記所定の状態における前記態様が複数ある場合、前記記憶部に記憶される前記画像又は動画を識別する識別情報は、前記所定の状態における第1の態様を視覚的に表す第1の画像又は動画を識別する第1の識別情報と、前記第1の態様とは異なる第2の態様を視覚的に表す第2の画像又は動画を識別する第2の識別情報と、を少なくとも含み、さらに、前記記憶部に記憶される前記文書情報は、前記第1の態様を説明する第1の説明文を少なくとも含む第1の文書情報と、前記第2の態様を説明する第2の説明文を少なくとも含む第2の文書情報と、を少なくとも含み、前記所定の状態における前記態様が複数ある場合、前記検索結果一覧画面は、前記第1の識別情報により識別される前記第1の画像又は動画と、前記第2の識別情報により識別される前記第2の画像又は動画と、を少なくとも含む、複数の態様それぞれに対応した複数の画像又は動画、を選択可能に表示させる画面である、前記<1>に記載の情報処理装置である。
<3>前記入力受信部で受信した前記入力に基づいて特定される前記状態情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記状態情報における態様が1つの場合、前記一覧画面送信部は前記検索結果一覧画面の画面情報を前記端末装置に送信せず、かつ、前記生成部は、該1つの態様における該状態情報に関連付けて記憶されている前記文書情報、に含まれる説明文の一部又は全てを含む前記説明情報を生成する、前記<1>又は前記<2>に記載の情報処理装置である。
<4>少なくとも1つの前記態様を説明する説明文は、少なくとも1つの該態様の原因を説明する文、対策を説明する文、及び態様を詳細に説明する文のうち、少なくとも1つを含む前記<1>乃至前記<3>のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
<5>前記生成部は、前記説明情報の表示を少なくとも含む説明画面の第2の画面情報を生成し、前記説明情報送信部は、生成された前記第2の画面情報を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する、前記<1>乃至前記<4>のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
<6>前記説明画面は、前記入力受信部で受信した検索の入力の表示を更に含む、前記<5>に記載の情報処理装置である。
<7>前記説明画面は、前記検索の入力の表示に表示される文又は単語のうち、前記状態情報に関する文又は単語と因果関係にある文又は単語とを記号で示し、さらに前記説明情報の表示に表示される文又は単語のうち、前記説明文に含まれる前記状態情報に関する文又は単語と因果関係にある文又は単語とを記号で示す、前記<5>又は前記<6>に記載の情報処理装置である。
<8>前記第1の画面情報及び前記第2の画面情報は、WEBブラウザアプリケーション又はWEBブラウザ機能を有するアプリケーションで表示可能なWebコンテンツデータである、前記<5>乃至前記<7>のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
<9>前記説明画面は、前記所定の状態を改善するために用いる1以上の用品の情報の表示を少なくとも含む、前記<5>乃至前記<8>のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
<10>前記説明画面は、前記1以上の用品を提供又は販売するWEBサイトへのリンクを含む、前記<9>に記載の情報処理装置である。
<11>前記状態情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている画像又は動画が複数ある場合、該画像又は動画に対して、類似度が閾値よりも高い複数の前記画像又は動画を同一のグループに分類し、前記グループごとに1つの画像又は動画を抽出する抽出部を有し、抽出した画像又は動画を前記検索結果一覧画面に選択可能に表示させる、前記<1>乃至前記<10>のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
<12>前記所定の状態に関する検索の入力は、前記所定の状態が選択可能に表示された、状態選択画面を介して受け付ける入力である、前記<1>乃至前記<11>のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
<13>前記所定の状態に関する検索の入力は、自然文又はキーワードによる入力である、前記<1>乃至前記<12>のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
<14>前記対象は画像形成装置であり、前記所定の状態は、前記画像形成装置における不具合の状態である、前記<1>乃至前記<13>のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
<15>前記対象は、生物、生物による行為、自然現象、化学現象、物品、不動産、ソフトウェア、機器、機器による動作を含む、前記<1>乃至前記<13>のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
【符号の説明】
【0157】
1 情報処理システム
2 情報処理装置
3 通信ネットワーク
5 端末装置
10 入力受信部
11 一覧画面送信部
12 特定情報受信部
13 説明情報送信部
14 制御部
15 特定部
16 生成部
17 抽出部
18 記憶部
20 表示制御部
21 入力送信部
22 特定情報送信部
23 受信部
24 操作受付部
25 表示部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0158】