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特開2023-127904画像形成装置、排紙制御方法、およびプログラム
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  • 特開-画像形成装置、排紙制御方法、およびプログラム 図1
  • 特開-画像形成装置、排紙制御方法、およびプログラム 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023127904
(43)【公開日】2023-09-14
(54)【発明の名称】画像形成装置、排紙制御方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/38 20060101AFI20230907BHJP
   B65H 43/06 20060101ALI20230907BHJP
   B65H 31/26 20060101ALI20230907BHJP
   B65H 31/24 20060101ALI20230907BHJP
   G03G 15/00 20060101ALI20230907BHJP
【FI】
B41J29/38 206
B65H43/06
B65H31/26
B65H31/24
G03G15/00 440
G03G15/00 480
B41J29/38 201
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022031868
(22)【出願日】2022-03-02
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】寺床 祐士
【テーマコード(参考)】
2C061
2H072
3F048
3F054
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP03
2C061AP04
2C061AP07
2C061AQ06
2C061AS02
2C061HJ04
2C061HK11
2H072AA28
2H072FA00
2H072FB01
3F048AA01
3F048AB01
3F048BA04
3F048BA29
3F048DA09
3F048EB40
3F054AA01
3F054AC01
3F054BF07
3F054CA12
(57)【要約】
【課題】印刷ジョブの途中で排紙先の切り替えが起きた場合に、異なる印刷ジョブの記録媒体の混在の発生を防止し、かつ排紙先の切り替えを分かり易くすることができる画像形成装置、排紙制御方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、第1排紙先と、前記第1排紙先とは異なる第2排紙先と、前記第1排紙先に排紙された記録媒体の満杯を検知する検知部と、前記第1排紙先に排紙された前記記録媒体の満杯が検知された場合に、前記記録媒体の排紙先を前記第1排紙先から前記第2排紙先に切り替える排紙先切替部と、印刷ジョブの印刷途中で、前記記録媒体の排紙先が前記第1排紙先から前記第2排紙先に切り替えた場合に、前記第2排紙先への前記記録媒体の排紙に先立って、前記印刷ジョブを区別可能な印刷ジョブ識別媒体を前記第2排紙先に排紙する制御部と、を備える。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1排紙先と、
前記第1排紙先とは異なる第2排紙先と、
前記第1排紙先に排紙された記録媒体の満杯を検知する検知部と、
前記第1排紙先に排紙された前記記録媒体の満杯が検知された場合に、前記記録媒体の排紙先を前記第1排紙先から前記第2排紙先に切り替える排紙先切替部と、
印刷ジョブの印刷途中で、前記記録媒体の排紙先が前記第1排紙先から前記第2排紙先に切り替えた場合に、前記第2排紙先への前記記録媒体の排紙に先立って、前記印刷ジョブを区別可能な印刷ジョブ識別媒体を前記第2排紙先に排紙する制御部と、
を備える画像形成装置。
【請求項2】
前記制御部は、さらに、印刷ジョブの印刷途中で、前記記録媒体の排紙先が前記第1排紙先から前記第2排紙先に切り替えた場合に、前記印刷ジョブ識別媒体を前記第1排紙先に排紙する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記印刷ジョブ識別媒体は、前記第1排紙先と前記第2排紙先との紐付ける情報が印刷された媒体である、請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記印刷ジョブ識別媒体は、タブ紙または色紙である、請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
画像形成装置で実行される排紙制御方法であって、
検知部が、第1排紙先に排紙された記録媒体の満杯を検知する工程と、
排紙先切替部が、前記第1排紙先に排紙された前記記録媒体の満杯が検知された場合に、前記記録媒体の排紙先を、前記第1排紙先から、当該第1排紙先とは異なる第2排紙先に切り替える工程と、
制御部が、印刷ジョブの印刷途中で、前記記録媒体の排紙先が前記第1排紙先から前記第2排紙先に切り替えた場合に、前記第2排紙先への前記記録媒体の排紙に先立って、前記印刷ジョブを区別可能な印刷ジョブ識別媒体を前記第2排紙先に排紙する工程と、
を含む排紙制御方法。
【請求項6】
コンピュータを、
第1排紙先に排紙された記録媒体の満杯が検知され、印刷ジョブの印刷途中で、前記記録媒体の排紙先が、前記第1排紙先から、当該第1排紙先とは異なる第2排紙先に切り替えた場合に、前記第2排紙先への前記記録媒体の排紙に先立って、前記印刷ジョブを区別可能な印刷ジョブ識別媒体を前記第2排紙先に排紙する制御部、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、排紙制御方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数の排紙先を有する画像形成装置において、印刷中に排紙先に排紙された用紙等の記録媒体が満杯になった場合に、排紙先を切り替える動作を行う技術が開発されている。例えば、特許文献1には、排紙満杯時に排紙の切り替え先をユーザが容易に認識することを目的として、排紙先を切り替える前に切り替え先を示す情報を印刷した用紙を排紙する構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の技術では、印刷ジョブの途中で排紙先の切り替えが行われると、切り替えた排紙先に既に用紙が排紙されていた場合に、異なる印刷ジョブにより印刷された用紙が混在したり、排紙先の切り替えおよび切り替えた排紙先が分かりづらくなったりする。また、特許文献1に記載の技術では、排紙の切り替え先に既に印刷物があった場合に印刷物が混在し、複数の排紙先があった場合に一目では切り替えた排紙先がどこか分からない。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、印刷ジョブの途中で排紙先の切り替えが起きた場合に、異なる印刷ジョブの記録媒体の混在の発生を防止し、かつ排紙先の切り替えを分かり易くすることができる画像形成装置、排紙制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1排紙先と、前記第1排紙先とは異なる第2排紙先と、前記第1排紙先に排紙された記録媒体の満杯を検知する検知部と、前記第1排紙先に排紙された前記記録媒体の満杯が検知された場合に、前記記録媒体の排紙先を前記第1排紙先から前記第2排紙先に切り替える排紙先切替部と、印刷ジョブの印刷途中で、前記記録媒体の排紙先が前記第1排紙先から前記第2排紙先に切り替えた場合に、前記第2排紙先への前記記録媒体の排紙に先立って、前記印刷ジョブを区別可能な印刷ジョブ識別媒体を前記第2排紙先に排紙する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、印刷ジョブの途中で排紙先の切り替えが起きた場合に、異なる印刷ジョブの記録媒体の混在の発生を防止し、かつ排紙先の切り替えを分かり易くすることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例としてのプリンタの装置構成を示す機能ブロック図である。
図2図2は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成図である。
図3図3は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例であるプリンタにおける用紙の排紙処理の一例を説明するための図である。
図4図4は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例であるプリンタにおける用紙の排紙処理の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、画像形成装置、排紙制御方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例としてのプリンタの装置構成を示す機能ブロック図である。プリンタ1は、操作パネル101、記憶装置102、エンジン103、画面制御部104、制御部100、エンジンI/F106、データ受信部107、データ処理部108、ビデオ処理部109、および大容量記憶装置110を有する。
【0010】
操作パネル101は、LCD(Liquid Crystal Display)およびLED(Light Emitting Diode)等の情報表示部と入力キーを備え、印刷条件等の設定内容の確認と設定の変更を指示し、LCDへのメッセージ表示およびLEDの点灯によってアラート等の状態表示を行う。記憶装置102は、HDDおよびNVRAM等の不揮発性メモリによって、各種設定内容の初期値および現在の設定値を記憶する。エンジン103は、画像形成部、給排紙トレイ、用紙搬送部を含む。
【0011】
画面制御部104は、操作パネル101に表示する内容およびLEDの点灯を制御し、キー入力情報を設定内容管理部105に伝える。制御部100は、プリンタ1全体を制御する。本実施の形態では、制御部100は、設定内容管理部105を有する。設定内容管理部105は、記憶装置102から読み込んだ各種設定内容と、画面制御部104から受けとるキー入力情報と、エンジンI/F106を通じて受け取るエンジン情報によって現在の設定内容を決定し、それを画面制御部104とエンジンI/F106を通じて通知したり、記憶装置102への記憶を行う。
【0012】
エンジンI/F106は、給紙トレイにセットされた用紙サイズ等のエンジン情報をエンジン103から受け取って設定内容管理部105へ渡したり、ビデオデータをエンジン103へ送信する。データ受信部107は、ホストコンピュータ120からのデータを受信する。データ処理部108は、受信したデータを処理し、改ページ処理までを1ページ分のページバッファに展開したり、ページバッファに展開されたデータを大容量記憶装置110にジョブ単位で蓄積する。
【0013】
ビデオ処理部109は、ページバッファ内のデータをビデオデータとしてエンジンI/F106を介してエンジン103へ送信する。大容量記憶装置110は、HDD等の不揮発性メモリによってページバッファに展開されたデータをジョブ単位で蓄積する。
【0014】
図2は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成図である。このプリンタ1は、プリンタ本体2と、排紙装置20と、を備えている。
【0015】
プリンタ本体2は、上下2段の給紙トレイ3a,3bと、各給紙トレイ3a,3bから夫々給送された用紙を搬送する搬送経路4と、電子写真式の画像形成部5と、画像形成部5に用紙を所定のタイミングで供給するレジストローラ6と、排紙口に設けた排紙コロ15と、を備えている。
【0016】
画像形成部5は、感光体ドラム7と、その周囲に配置された帯電部8、現像部9、転写部10、定着部11等を備えている。画像形成部5における画像形成方式(印刷方式)は、電子写真式に限らず、インクジェット印字機構等々、あらゆる印刷方式を採用可能である。
【0017】
排紙装置20は、プリンタ本体2の排紙コロ15から排出されてきた用紙を各排紙トレイT1~T4に分岐搬送する搬送経路21と、用紙等の記録媒体の排紙先を排紙トレイT1~T4間で切替る分岐ユニット22a~22cと、上下方向に多段状に配置された排紙先の一例である排紙トレイT1~T4と、を備えている。以下の説明では、排紙トレイT1~T4を区別しない場合には、排紙トレイTと記載する。分岐ユニット22a~22cは、例えば、ソレノイドにより回動駆動される分岐爪であり、制御部100からの制御信号による排紙先の指定により搬送経路を切り換え、何れか任意の排紙トレイへの選択的な排出を可能とする。具体的には、分岐ユニット22a~22cは、排紙トレイTに排紙された用紙の満杯が後述するセンサS1~S4により検知された場合に、用紙の排紙先を切り替える排紙先切替部の一例として機能する。
【0018】
符号23a~23dは、各排紙トレイ毎に設けられ外部から視認可能な表示装置であり、例えばLEDを用いる。各排紙トレイTには、当該排紙トレイTに配置された用紙等の記録媒体の満杯を検知するセンサ(検知部の一例)S1~S4が設けられ、当該センサS1~S4からの検知信号は制御部100に出力され、用紙の満杯を制御部100が認識できるように構成されている。本実施の形態では、センサS1~S4は、排紙トレイTに記録媒体が排紙する排紙口に設けられるレバーが、排紙トレイTに記録媒体が積層されることにより上がっていき、当該レバーが予め設定された高さまで上がった場合に、記録媒体の満杯を検知する。
【0019】
排紙装置20は、更に排紙トレイTを排紙方向と直交する幅方向へシフトさせながらソートするシフトソート機構を備え、設定内容管理部105からの指令により、モータ、またはソレノイド等の駆動源によって排紙トレイTをシフトさせる。各排紙トレイTの直上流側に配置された排紙口からの排出位置を一定とする一方で、排紙トレイTの横方向位置を所定距離シフトさせることにより、排紙トレイT上における用紙の積載位置をずらして積載することが可能となり、同一の排紙トレイT上における仕分けが可能となる。
【0020】
さらに、排紙装置20は、排紙トレイT上に積載される用紙間に仕切り紙を挿入する仕切り紙挿入機構を備えている。仕切り紙は、例えば、何れかの給紙トレイ、または専用の給紙トレイから給紙された用紙(例えば、色紙)を用い、画像形成を受けない状態で排紙装置20内に導いて、所要の排紙トレイTに排出される。
【0021】
制御部100は、印刷ジョブの印刷途中で、用紙の排紙先が排紙トレイT2(第1排紙先の一例)から排紙トレイT1(第2排紙先の一例)に切り替えられた場合に、排紙トレイT1への用紙の排紙に先立って、印刷ジョブ識別媒体を排紙トレイT1へ排紙する。ここで、印刷ジョブは、異なった原稿およびビデオデータ等の画像データに基づく画像形成動作を指し、一つの印刷ジョブにおいて複数部画像形成する場合には一つの印刷ジョブ中に複数の部が含まれることとなる。
【0022】
これにより、排紙トレイT2に排紙された用紙が満杯になり、印刷ジョブの印刷途中で用紙の排紙先が排紙トレイT1に切り替わった場合に、排紙トレイT1に排紙された印刷ジョブ識別媒体によっていずれの印刷ジョブによって印刷された用紙であるかを識別可能となる。その結果、印刷ジョブの途中で排紙先の切り替えが起きた場合に、異なる印刷ジョブの記録媒体の混在の発生を防止し、かつ排紙先の切り替えを分かり易くすることができる。
【0023】
ここで、印刷ジョブ識別媒体は、排紙トレイT1と排紙トレイT2とを紐付ける情報が印刷された媒体であっても良い。また、印刷ジョブ識別媒体は、印刷ジョブを区別可能な媒体であり、例えば、色紙、タブ紙であっても良い。
【0024】
また、制御部100は、印刷ジョブの印刷途中で、用紙の排紙先が排紙トレイT2から排紙トレイT1に切り替えた場合に、印刷ジョブ識別媒体を排紙トレイT2に排紙する。これにより、排紙トレイT2に排紙された印刷ジョブ識別媒体を確認することにより、用紙の排紙先が切り替えられたことを容易に認識することができる。
【0025】
図3および図4は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例であるプリンタにおける用紙の排紙処理の一例を説明するための図である。次に、図3および図4を用いて、本実施の形態にかかるプリンタ1における用紙の排紙処理の一例について説明する。
【0026】
例えば、図3に示すように、センサS2によって排紙トレイT2に排紙された用紙が満杯になったことが検知された場合、分岐ユニット22aは、用紙の排紙先を排紙トレイT2から排紙トレイT1に切り替える。その際、印刷ジョブの印刷途中である場合、制御部100は、印刷ジョブ識別媒体を排紙トレイT2に排紙する。例えば、制御部100は、排紙装置20が有する仕切り紙挿入機構を用いて、排紙トレイT2に排紙された用紙の最上面に、色紙またはタブ紙を印刷ジョブ識別媒体として排紙しても良い。
【0027】
さらに、制御部100は、排紙トレイT1への用紙の排紙に先立って、排紙トレイT1に、印刷ジョブ識別媒体を排紙する。例えば、制御部100は、排紙装置20が有する仕切り紙挿入機構を用いて、排紙トレイT1に排紙された用紙の最上面に、色紙またはタブ紙を印刷ジョブ識別媒体として排紙しても良い。その後、制御部100は、印刷ジョブにより印刷された用紙の排紙トレイT1への排紙を開始する。これにより、印刷ジョブの終了後、排紙トレイT1,T2に排紙された印刷ジョブ識別媒体を見て、印刷ジョブにより印刷された用紙の排紙先がどこで切り替わったかを容易に認識することができる。
【0028】
このように、本実施の形態にかかるプリンタ1によれば、排紙トレイT2に排紙された用紙が満杯になり、印刷ジョブの印刷途中で用紙の排紙先が排紙トレイT1に切り替わった場合に、排紙トレイT1に排紙された印刷ジョブ識別媒体によっていずれの印刷ジョブによって印刷された用紙であるかを識別可能となる。その結果、印刷ジョブの途中で排紙先の切り替えが起きた場合に、異なる印刷ジョブの記録媒体の混在の発生を防止し、かつ排紙先の切り替えを分かり易くすることができる。
【0029】
なお、本実施の形態のプリンタ1で実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)等に予め組み込まれて提供される。本実施の形態のプリンタ1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0030】
さらに、本実施の形態のプリンタ1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態のプリンタ1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0031】
本実施の形態のプリンタ1で実行されるプログラムは、上述した各部(制御部100)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはプロセッサの一例であるCPU(Central Processing Unit)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、制御部100が主記憶装置上に生成されるようになっていても良い。
【0032】
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
【符号の説明】
【0033】
1 プリンタ
22a,22b,22c 分岐ユニット
100 制御部
103 エンジン
T1,T2,T3,T4 排紙トレイ
S1,S2,S3,S4 センサ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0034】
【特許文献1】特開2001-106428号公報
図1
図2
図3
図4