(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023129379
(43)【公開日】2023-09-14
(54)【発明の名称】超薄バリア層を有する抵抗型メモリ装置及びその形成方法
(51)【国際特許分類】
H10B 63/00 20230101AFI20230907BHJP
【FI】
H10B63/00
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023032233
(22)【出願日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】63/316,545
(32)【優先日】2022-03-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/852,588
(32)【優先日】2022-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】500262038
【氏名又は名称】台湾積體電路製造股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Taiwan Semiconductor Manufacturing Company,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.8, Li-Hsin Rd.6, Hsinchu Science Park, Hsinchu, TAIWAN
(74)【代理人】
【識別番号】100102532
【弁理士】
【氏名又は名称】好宮 幹夫
(74)【代理人】
【識別番号】100194881
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 俊弘
(74)【代理人】
【識別番号】100215142
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 徹
(72)【発明者】
【氏名】陳 侠威
(72)【発明者】
【氏名】張 智翔
(72)【発明者】
【氏名】リャオ ユーウェン
(72)【発明者】
【氏名】朱 文定
【テーマコード(参考)】
5F083
【Fターム(参考)】
5F083FZ10
5F083GA25
5F083JA02
5F083JA36
5F083JA37
5F083JA38
5F083JA39
5F083JA60
5F083MA06
5F083MA16
5F083MA19
5F083PR05
5F083PR21
5F083PR22
(57)【要約】
【課題】抵抗型メモリ装置を提供する。
【解決手段】抵抗型メモリ装置は、下部電極とメモリ装置への下部電気接点との間に設けられる超薄バリア層を備える。超薄バリア層によって、抵抗型メモリ素子の総段差を、約20%以上と多く低下させる場合を含め、15%以上低下させることができる。超薄バリア層を使用すれば、部分的にメモリ素子の下にあるとともにメモリ素子の間に延伸する誘電エッチングストップ層の厚さの均一性を少なくとも約15%更に向上させることができる。超薄バリア層を使用すれば、製造可能性を向上させ、抵抗型メモリ装置のために低下したコストとより高い歩留まりを提供することができ、且つ抵抗型メモリ装置の先端技術ノードにおける統合を促進することができる。
【選択図】
図27
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属部と、
前記金属部の上方における6nm以下の厚さを有するバリア層と、
前記バリア層の上方にある下部電極と、
前記下部電極の上方にあるスイッチ層と、
前記スイッチ層の上方にある上部電極と、
前記上部電極に接触する導電性ビアと、
を備える抵抗型メモリ装置。
【請求項2】
前記バリア層は、前記金属部の材料の前記下部電極内への拡散を防止するための導電性酸化物、窒化物及び/又は酸窒化物材料を含む請求項1に記載の抵抗型メモリ装置。
【請求項3】
前記スイッチ層は、高抵抗状態と低抵抗状態との間で切替可能な固体誘電材料を含む請求項1又は2に記載の抵抗型メモリ装置。
【請求項4】
横方向に前記金属部を取り囲む第1の誘電材料層と、
前記第1の誘電材料層の上方にあり、且つ第2の誘電材料層を通過する開口を含む第2の誘電材料層と、
を更に備え、
前記バリア層は、前記第2の誘電材料層を通過する前記開口の底部における前記金属部の上方に延伸する部分を含む請求項3に記載の抵抗型メモリ装置。
【請求項5】
前記バリア層は、前記第2の誘電材料層を通過する前記開口の側壁に沿って延伸する少なくとも1つの垂直部分を更に含む請求項4に記載の抵抗型メモリ装置。
【請求項6】
前記第2の誘電材料層を通過する前記開口内に位置し、且つ底部及び複数の横方向側面において前記バリア層により取り囲まれる延伸電極を更に備え、
前記下部電極は、前記延伸電極の上面の上方に位置する請求項5に記載の抵抗型メモリ装置。
【請求項7】
前記バリア層は、前記第2の誘電材料層の上面の上方に延伸する外部部分を更に含み、
前記第2の誘電材料層を通過して前記開口の前記底部における前記金属部の上方に延伸する前記バリア層の前記部分は、前記バリア層の前記外部部分に対して垂直に凹む前記バリア層の中央部分を含む請求項5に記載の抵抗型メモリ装置。
【請求項8】
誘電材料層と、
前記誘電材料層の第1の部分の上方にあり、バリア層と、前記バリア層の上方にある下部電極と、前記下部電極の上方にあるスイッチ層と、前記スイッチ層の上方にある上部電極と、を含む積層と、
を備え、
前記誘電材料層の第2の部分は、横方向に前記積層を取り囲み、且つ、前記誘電材料層の上面と前記積層の前記上部電極の上面との最大段差は、80nmより小さい抵抗型メモリ装置。
【請求項9】
金属部の上方に誘電材料層を形成する工程と、
前記誘電材料層を通過する開口を形成するように前記誘電材料層をエッチングして、前記開口の底部に前記金属部の表面を露出させる工程と、
前記開口の前記底部に露出する前記金属部の前記表面の上方に、6nm以下の厚さを有するバリア層を形成する工程と、
前記バリア層の上方に下部電極を形成する工程と、
前記下部電極の上方にスイッチ層を形成する工程と、
前記スイッチ層の上方に上部電極を形成する工程と、
前記上部電極に接触する導電性ビアを形成する工程と、
を含む抵抗型メモリ装置の製造方法。
【請求項10】
前記バリア層は、原子層堆積により形成される請求項9に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、抵抗型メモリ装置及び抵抗型メモリ装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
抵抗型メモリ装置には、少なくとも2つの抵抗状態を提供可能なメモリ素子が使用される。異なる抵抗状態は、異なる抵抗レベルを提供可能である。抵抗型ランダムアクセスメモリ(RRAM又はReRAM)は、新規な抵抗型メモリ装置技術である。ReRAM装置は、不揮発性メモリ装置であり、固体誘電材料の抵抗を変更することで動作する。抵抗が増加して電流のノードへの流れが阻止されるにつれて、メモリ状態は、「オフ」又は「0」状態を指示することができる。逆に、抵抗が減少して電流が流れられるようにつれて、「オン」又は「1」状態を指示することができる。類似した抵抗スイッチ原理を利用した他の新規な不揮発性メモリ技術としては、相変化メモリ(phase-change memory;PCM)、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(magnetoresistive random-access memory;MRAM)、導電性ブリッジRAM(conductive-bridging RAM;CBRAM)及びカーボンナノチューブメモリを含む。これらの新規な技術は、通常、フラッシュメモリの潜在的な代替品として認められる。しかしながら、今まで、これらの技術はまだ広く採用されていない。抵抗型メモリ技術は、依然として改善される必要がある。
【発明の概要】
【0003】
本開示の各種の実施例によれば、抵抗型メモリ装置は、金属部と、金属部の上方における6nm以下の厚さを有するバリア層と、バリア層の上方にある下部電極と、下部電極の上方にあるスイッチ層と、スイッチ層の上方にある上部電極と、上部電極に接触する導電性ビアと、を備える。
【0004】
別の実施例において、誘電材料層と、誘電材料層の第1の部分の上方にあり、バリア層と、バリア層の上方にある下部電極と、下部電極の上方にあるスイッチ層と、スイッチ層の上方にある上部電極と、を含む積層と、を備え、誘電材料層の第2の部分は、横方向に積層を取り囲み、且つ、誘電材料層の第2の部分の上面と積層の上部電極の上面との最大段差は、80nmより小さい抵抗型メモリ装置が提案される。
【0005】
別の実施例において、金属部の上方に誘電材料層を形成する工程と、誘電材料層を通過して開口を形成するように誘電材料層をエッチングして、開口の底部に金属部の表面を露出させる工程と、開口の底部に露出する金属部の表面の上方に、6nm以下の厚さを有するバリア層を形成する工程と、バリア層の上方に下部電極を形成する工程と、下部電極の上方にスイッチ層を形成する工程と、スイッチ層の上方に上部電極を形成する工程と、上部電極に接触する導電性ビアを形成する工程と、を含む抵抗型メモリ装置の製造方法が提案される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本開示の態様は、添付図面に合わせて読まれる際に、以下の詳細な記述内容から最もよく理解される。注意すべきなのは、業界における標準仕様によると、各種の特徴が縮尺通りに描かれていないことである。実際には、明らかに説明するために、各種の特徴の寸法は任意に増減可能である。
【
図1A】本開示の実施例によるメモリ装置アレイの形成前の第1の例示的構造の垂直横断面図である。
【
図1B】本開示の実施例によるメモリ装置アレイの形成中の第1の例示的構造の垂直横断面図である。
【
図1C】本開示の実施例による、上部階層の金属相互接続構造を形成した後の第1の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図2】本開示の一実施例による、第1の誘電材料層及び第1の誘電材料層に嵌め込まれる金属部を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の第1の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図3】本開示の実施例による、第1の誘電材料層の上面の上方に堆積される第2の誘電材料層及び金属部を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図4】本開示の実施例による、第2の誘電材料層の上面の上方に形成されるパターニングされたマスクを含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図5】本開示の実施例による、第2の誘電材料層を通過して金属部の上面を露出させるための開口を形成することを示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図6】第2の誘電材料層の上面と側面の上方、及び開口の底面上に堆積される金属部の露出した上面の上方に堆積される連続バリア層を示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図7】本開示の実施例による、連続バリア層の上面の上方に堆積される連続下部電極層を示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図8】本開示の実施例による、連続下部電極層の上方に堆積される連続スイッチ層を示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図9】本開示の実施例による、連続スイッチ層の上方に堆積される選択的な連続キャップ層を示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図10】本開示の実施例による、選択的な連続キャップ層の上方に堆積される連続上部電極層を示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図11】本開示の実施例による、連続上部電極層の上方に堆積される連続ハードマスク層を示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図12】本開示の実施例による、連続ハードマスク層の上方に位置するパターニングされたマスクを含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図13】本開示の実施例による、連続スイッチ層の上方に第1の積層を提供するように連続ハードマスク層、連続上部電極層及び選択的な連続キャップ層の部分を除去するエッチングプロセスの後に抵抗型メモリ装置を形成するプロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図14】本開示の実施例による、連続スイッチ層の露出した上面の上方及び第1の積層の上面と側面の上方に堆積される連続間隔材料層を示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図15】本開示の実施例による、第1の積層の側面の上方に少なくとも1つのスペーサを形成するように連続間隔材料層の部分を除去するエッチングプロセスの後に抵抗型メモリ装置を形成するプロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図16】本開示の実施例による、ハードマスク及び少なくとも1つのスペーサの上面の上方に位置するパターニングされたマスクを含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図17】本開示の実施例による、第2の積層を提供するように連続スイッチ層、連続下部電極層及び連続バリア層の部分を除去するエッチングプロセスの後に抵抗型メモリ装置を形成するプロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図18】本開示の実施例による、第2の誘電材料層の露出した上面の上方にある第3の誘電材料層及び第2の積層の側面と上面の上方にある第3の誘電材料層を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図19】本開示の各種の実施例による、第3の誘電材料層の上方にある緩衝層を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図20】本開示の各種の実施例による、緩衝層の上方にある第4の誘電材料層を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
【
図21】本開示の各種の実施例による、金属配線及び金属配線から第4の誘電材料層、緩衝層、第3の誘電材料層及びハードマスクを通過するように延伸するとともに上部電極の上面に接触する導電性ビアを含む抵抗型メモリ装置の垂直横断面図である。
【
図22】本開示の別の実施例による抵抗型メモリ装置の垂直横断面図である。
【
図23】本開示の別の実施例による抵抗型メモリ装置の垂直横断面図である。
【
図24】本開示の別の実施例による抵抗型メモリ装置の垂直横断面図である。
【
図25】本開示の別の実施例による抵抗型メモリ装置の垂直横断面図である。
【
図26】本開示の別の実施例による抵抗型メモリ装置の垂直横断面図である。
【
図27】本開示の実施例による抵抗型メモリ装置の製造方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の開示内容により、提供される対象物を実施するための異なる特徴の多くの異なる実施例又は実例を提供する。以下、本開示を簡略化するように、コンポーネントと配置の特定の実例を記述する。勿論、これらは単に実例に過ぎず、制限しようとするものではない。例えば、以下の記述では、第1の特徴が第2の特徴の上方又はその上に形成されることは、第1の特徴と第2の特徴が直接接触するように形成される実施例を含んでもよく、別の特徴が第1の特徴と第2の特徴の間に形成されて第1の特徴と第2の特徴が直接接触しないことを可能にする実施例を含んでもよい。また、本開示の各種の実例において、数字及び/又はアルファベットを繰り返して参照してよい。この繰り返しは、簡単且つ明瞭にするためのものであり、且つそれ自身は、説明される各種の実施例及び/又は構成の間の関係を指示しない。
【0008】
また、記述しやすくするために、本明細書において「…下方に」、「…の下に」、「下部」、「…の上に」、「上部」及び類似するものなどの空間相対用語を使用して、各図面に図示される1つの素子又は特徴と別(複数)の素子又は特徴の関係を記述してよい。空間相対用語は、各図面に描かれている配置以外の装置の使用又は動作時の異なる配置を網羅することを意図する。デバイスは、他の形で配置されてもよく(90度回転又は他の配置)、且つ、本明細書において使用される空間相対記述子はそれに応じて類似するように解釈されてよい。
【0009】
一般的には、本明細書に開示された各種の実施例は、抵抗型ランダムアクセスメモリ(resistive random-access memory;ReRAM)装置などの抵抗型メモリ装置、及び下部電極と抵抗型メモリ装置への電気接点の間に超薄バリア層を有する抵抗型メモリ装置の形成方法を含んでよい。
【0010】
本明細書において使用される「抵抗型メモリ装置」は、メモリ素子の抵抗を変更することでデータをメモリ素子に記憶可能なメモリ装置を含む。メモリ素子の抵抗の変更は、(例えば、1秒よりも短い場合を含め、1分よりも短いなど、10分よりも短い時間内に)迅速に発生可能であり、不揮発性であってよく(即ち、メモリ素子は、24時間よりも長いような長時間に電力が印加されていない場合にその抵抗状態を維持する)、且つ可逆的であってよい。抵抗型メモリ装置は、通常、メモリアレイに編成された大量の独立動作するメモリセル(例えば103以上、105以上、106以上、又は109以上のメモリセル)を備え、メモリアレイの各メモリセルは、少なくとも2つの抵抗状態を提供(異なるレベルの抵抗を提供)可能なメモリ素子を含んでよい。
【0011】
電気的ストレスをメモリ素子に印加することで(例えば電圧又は電流パルスを介して)、抵抗型メモリ装置の単独のメモリ素子の抵抗状態を変えることができる。例えば、ReRAMメモリ装置の場合、メモリ素子は、抵抗の第1の初期状態を有してよい。実施例において、メモリ素子は、誘電材料を含んでよく、且つその抵抗の初期状態は、比較的高い抵抗状態であってよい。メモリ素子の材料においてソフトブレークダウンを誘導するために、十分に高い電圧で1つ又は複数の電圧パルスを印加することで、初期の一括「形成」工程(「電鋳」工程とも呼ばれる)を実行してよい。「形成」工程の後に、メモリ素子は、抵抗が顕著に低下することができ、安定的な低抵抗状態(Low Resistance State;LRS)になる。
【0012】
このプロセスを逆転させるために、1つ又は複数の更なる電圧パルスを印加することで「リセット」プロセスを実行してよく、これらの電圧パルスは、「形成」工程中に使用される電圧パルスと逆である極性を有してよく、これによって、メモリ素子は、抵抗が増加し、安定的な高抵抗状態(High Resistance State;HRS)になる。「リセット」プロセスは、メモリ素子を経由する伝導経路、又は「フィラメント」を破壊し、メモリ素子を再び比較的高い抵抗にすることができる。「リセット」後のメモリ素子の抵抗率は、「形成」工程の前の初期抵抗状態に近い可能性がある。1つ又は複数の更なる電圧パルスを印加することで「設定」プロセスを実行してよく、更なる電圧パルスは、初期「形成」工程中に使用される電圧パルスと同じ極性を有する可能性があり、それによって伝導経路が改めて形成され、メモリ素子を低抵抗状態に変換する。
【0013】
従って、セルのメモリ素子を高抵抗状態(High Resistance State;HRS)から低抵抗状態(Low Resistance State;LRS)に変更することでメモリアレイの単独のメモリセルをプログラミングすることができ、その逆も同じである。読み取り動作中に、低電圧をメモリ素子に印加することができ、且つメモリセルを流れる電流に基づいて各メモリセルの論理状態を判定することができる。比較的高い電流の流れは、セルにおけるメモリ素子が低抵抗状態(Low Resistance State;LRS)を有することを示し、比較的低い電流の流れは、メモリ素子が高抵抗状態(High Resistance State;HRS)を有することを示す。高抵抗状態(High Resistance State;HRS)と低抵抗状態(Low Resistance State;LRS)を有するメモリ素子の間に検出された電流差は、抵抗型メモリ装置の「メモリウィンドウ」と呼ばれてよい。幾つかの実施例において、高い電流の流れ(即ち、LRS)は、記憶されたデータ値「1」を指示してよく、低い電流の流れ(即ち、HRS)は、記憶されたデータ値「0」を指示してよい。
【0014】
1つのタイプの抵抗型メモリ装置は、誘電材料で形成されたスイッチ層(「記憶層」と呼ばれてもよい)と、スイッチ層の一側に位置する第1の導電層(「下部電極」と呼ばれてもよい)と、スイッチ層の他側に位置する第2の導電層(「上部電極」と呼ばれてもよい)と、を含む積層からなる単独のメモリ素子(即ち、メモリセル)を備えてよい。電気接点は、積層の対向する側における上部電極及び下部電極に電気的に接触することができる。スイッチ層と上部電極と下部電極が水平方向(即ち、支持基板の表面に平行)に延伸する実施例において、積層への電気接点は、金属配線又は金属ビアなどの、誘電材料に嵌め込まれる金属部を含んでよい。単独のメモリ素子を製造しやすいため、後工程(back-end-of-line;BEOL)での統合に対して、この構成を有する抵抗型メモリ装置は、魅力的な選択肢であり得る。
【0015】
上記のように抵抗型メモリ素子を形成する場合、通常、下部電極層を堆積する前にバリア層を堆積する。バリア層は、材料が下部電気接点(例えば、金属配線又はビア)からメモリ素子の下部電極に拡散し、下部電極を汚染してメモリ素子の性能を低下させる可能性を防止するためである。バリア層は、通常、物理気相堆積(physical vapor deposition;PVD)などの物理堆積技術により形成される。バリア層は、18nm以上の厚さを有してよい。
【0016】
比較的厚いバリア層が存在すれば、抵抗型メモリ素子が比較的大きい垂直高さ(又は大きい「段差」と称される)を有するようになりやすい。メモリ素子のより大きい段差によって、処理時間が増加し、製造コストがより高くなり、収量がより低くなり、抵抗型メモリ装置の先端技術ノードにおける統合を抑制する可能性もある。
【0017】
また、抵抗型メモリ素子を形成するには、単独のメモリ素子を形成する積層のそれぞれの間から、バリア層の部分を含め、材料を除去するために、エッチングプロセスを必要とする可能性がある。比較的厚いバリア層の部分を除去するためのエッチングプロセスによって、処理時間を増加させるおそれがあり、且つ厚さが不均一になり、部分的にメモリ素子の下にあるとともにメモリ素子の間に延伸する誘電エッチングストップ層を損害するおそれがある。これは、装置の歩留まりに悪影響を与える可能性がある。
【0018】
抵抗型ランダムアクセスメモリ(resistive random-access memory;ReRAM)などの抵抗型メモリ装置における上記問題を解決するために、本明細書において開示された各種の実施例は、下部電極とメモリ装置への下部電気接点との間に設けられる超薄バリア層を備える抵抗型メモリ装置を含む。各種の実施例において、バリア層の厚さは、6nm以下であってよく、例えば、約1nm~約4.5nmの間を含む約0.3nm~約6nmの間である。超薄バリア層によって、抵抗型メモリ素子の総段差を、約20%以上と多く低下させる場合を含め、15%以上低下させることができる。各種の実施例によれば、超薄バリア層を使用すれば、部分的にメモリ素子の下にあるとともにメモリ素子の間に延伸する誘電エッチングストップ層の厚さの均一性を少なくとも約15%更に向上させることができる。各種の実施例において、原子層堆積(atomic layer deposition;ALD)などのコンフォーマル堆積プロセスにより超薄バリア層を形成してよい。超薄バリア層の各種の実施例によれば、製造可能性を改善し、抵抗型メモリ装置のために低下したコストとより高い歩留まりを提供することができ、且つ抵抗型メモリ装置の先端技術ノードにおける統合を促進することができる。
【0019】
図1Aを参照し、本開示の各実施例により、メモリ装置アレイの形成前の本開示の実施例による第1の例示的構造の垂直横断面図を示す。第1の例示的構造は、半導体材料層10を含有する基板8を含んでよい。基板8は、半導体材料層が基板8の上面から基板8の底面まで連続的に延伸するシリコン基板などのバルク半導体基板、又は半導体材料層10を埋め込み型絶縁体層(例えば酸化ケイ素層)の上にある上部半導体層として含む絶縁体上半導体層を含んでよい。例示的構造は、様々な装置領域を含んでよく、装置領域は、その中に後で少なくとも1つの不揮発性メモリセルアレイを形成可能なメモリアレイ領域50を含んでよい。
【0020】
例示的構造は、その中に後で各不揮発性メモリセルアレイと電界効果トランジスタを含む周辺回路との間の電気的接続を形成可能な周辺論理領域52を含んでもよい。メモリアレイ領域50及び論理領域52の領域は、周辺回路の各種の素子を形成するために用いられてよい。
【0021】
前工程(front-end-of-line;FEOL)動作中に、半導体材料層10の上、及び/又はその中に電界効果トランジスタ(field effect transistor;FET)などの半導体装置を形成してよい。例えば、シャロートレンチを形成し、後で酸化ケイ素などの誘電材料でシャロートレンチに充填することで、半導体材料層10の上部部分にシャロートレンチアイソレーション構造12を形成してよい。他の適切な誘電材料は、本開示の予期の範疇内にある。マスクイオン注入プロセスを実行することで、半導体材料層10の上部部分の各領域に各種のドーピングウェル(明確に示されていない)を形成してよい。
【0022】
ゲート構造20は、ゲート誘電層、ゲート電極層及びゲートキャップ誘電層を堆積してパターニングすることで基板8の上面の上方に形成されてよい。各ゲート構造20は、本明細書においてゲートスタック(ゲート誘電体22、ゲート電極24、ゲートキャップ誘電体28)と呼ばれるゲート誘電体22、ゲート電極24とゲートキャップ誘電体28の垂直スタックを含んでよい。イオン注入プロセスを実行することで、ソース拡張領域及びドレイン拡張領域を含み得る拡張注入領域を形成してよい。誘電ゲートスペーサ26は、ゲートスタック(ゲート誘電体22、ゲート電極24、ゲートキャップ誘電体28)の周囲に形成されてよい。ゲートスタック(ゲート誘電体22、ゲート電極24、ゲートキャップ誘電体28)及び誘電ゲートスペーサ26の各コンポーネントは、ゲート構造20を構成する。ゲート構造20を自己整合注入マスクとして使用することでディープ能動領域を形成する更なるイオン注入プロセスを実行してよい。このようなディープ能動領域は、ディープソース領域及びディープドレイン領域を含んでよい。ディープ能動領域の上部部分は、拡張注入領域の部分と重なってよい。拡張注入領域とディープ能動領域の各組み合わせは、電気バイアスによってソース領域又はドレイン領域であり得る能動領域14を構成することができる。半導体チャネル15は、隣り合う一対の能動領域14の間の各ゲートスタック(ゲート誘電体22、ゲート電極24、ゲートキャップ誘電体28)の下方に形成されてよい。金属半導体合金領域18は、各能動領域14の上面上に形成されてよい。電界効果トランジスタは、半導体材料層10上に形成されてよい。各電界効果トランジスタは、ゲート構造20、半導体チャネル15、一対の能動領域14(そのうちの一方がソース領域として用いられ、他方がドレイン領域として用いられる)、及び選択的な金属半導体合金領域18を含んでよい。相補型金属酸化膜半導体(complementary metal-oxide-semiconductor;CMOS)回路75は、半導体材料層10上に提供されてよく、薄膜トランジスタ(thin film transistor;TFT)及び後で形成されるメモリ装置のトランジスタアレイ(複数)などに用いられる周辺回路を含んでよい。
【0023】
その後、各種の相互接続階層構造を形成してよく、それらは、メモリ装置アレイを形成する前に形成され、本明細書において下部相互接続階層構造(L0、L1、L2)と呼ばれる。後で2つの階層の相互接続階層金属配線の上方に形成されるメモリ装置の二次元アレイの実施例において、下部相互接続階層構造(L0、L1、L2)は、接触階層構造L0、第1の相互接続階層構造L1、及び第2の相互接続階層構造L2を含んでよい。接触階層構造L0は、平坦化誘電層31A(酸化ケイ素などの平坦化可能な誘電材料を含む)及び各種のコンタクトビア構造41V(能動領域14又はゲート電極24のうちの個別の1つに接触するとともに、平坦化誘電層31A内に形成される)を含んでよい。第1の相互接続階層構造L1は、第1の相互接続階層誘電(interconnect level dielectric;ILD)層31B及び第1のILD層31B内に形成される第1の金属配線41Lを含む。第1のILD層31Bは、第1の配線階層誘電層とも呼ばれる。第1の金属配線41Lは、コンタクトビア構造41Vの個別の1つに接触してよい。第2の相互接続階層構造L2は、第1のビア階層誘電材料層と第2の配線階層誘電材料層又は配線とビア階層誘電材料層のスタックを含み得る第2のILD層32を含む。第2のILD層32は、第1の金属ビア構造42V及び第2の金属配線42Lを含む第2の相互接続階層金属相互接続構造(42V、42L)内に形成されてよい。第2の金属配線42Lの上面は、第2のILD層32の上面と面一であってよい。
【0024】
図1Bは、本開示の実施例によるメモリ装置アレイの形成中の第1の例示的構造の垂直横断面図である。
図1Bを参照し、第2の相互接続階層構造L2の上方のメモリアレイ領域50に抵抗型メモリ装置などの不揮発性メモリセルアレイ95を形成してよい。以下、不揮発性メモリセルアレイ95の構造及び処理工程の細部を詳しく述べる。第3のILD層33は、不揮発性メモリセルアレイ95の形成中に形成されてよい。不揮発性メモリセルアレイ95の階層で形成された全ての構造の集合は、本明細書において第3の相互接続階層構造L3と呼ばれる。
【0025】
図1Cは、本開示の実施例による、上部階層の金属相互接続構造を形成した後の第1の例示的構造の垂直横断面図である。
図1Cを参照し、第3のILD層33に第3の相互接続階層金属相互接続構造(43V、43L)を形成してよい。第3の相互接続階層金属相互接続構造(第2の金属ビア構造43V、第3の金属配線43L)は、第2の金属ビア構造43V及び第3の金属配線43Lを含んでよい。その後、本明細書において上部相互接続階層構造(L4、L5、L6、L7)と呼ばれる更なる相互接続階層構造を形成してよい。例えば、上部相互接続階層構造(L4、L5、L6、L7)は、第4の相互接続階層構造L4、第5の相互接続階層構造L5、第6の相互接続階層構造L6及び第7の相互接続階層構造L7を含んでよい。第4の相互接続階層構造L4は、その中に第4の相互接続階層金属相互接続構造(44V、44L)(第3の金属ビア構造44V及び第4の金属配線44Lを含んでよい)が形成される第4のILD層34を含んでよい。第5の相互接続階層構造L5は、その中に第5の相互接続階層金属相互接続構造(45V、45L)(第4の金属ビア構造45V及び第5の金属配線45Lを含んでよい)が形成される第5のILD層35を含んでよい。第6の相互接続階層構造L6は、その中に第6の相互接続階層金属相互接続構造(46V、46L)(第5の金属ビア構造46V及び第6の金属配線46Lを含んでよい)が形成される第6のILD層36を含んでよい。第7の相互接続階層構造L7は、その中に第6の金属ビア構造47V(第7の相互接続階層金属相互接続構造である)及び金属接合パッド47Bが形成される第7のILD層37を含んでよい。金属接合パッド47Bは、溶接接合(C4ボール接合又はワイヤ接合を使用可能である)に用いられるように構成可能であり、又は金属対金属接合(例えば銅対銅接合)に用いられるように構成可能である。
【0026】
各ILD層は、ILD層30と呼ばれてよい。相互接続階層金属相互接続構造のそれぞれは、金属相互接続構造40と呼ばれてよい。同一の相互接続階層構造(L2~L7)内に位置する金属ビア構造と金属配線の上にある各々の連続的な組み合わせは、2つのシングルダマシンプロセス手順により2つの異なる構造として形成されてもよく、又はデュアルダマシンプロセスにより単一構造として同時に形成されてもよい。金属相互接続構造40のそれぞれは、個別の金属ライナ(例えば厚さが2ナノメートル(nanometer;nm)~20nmの範囲内にあるTiN、TaN、又はWN層)及び個別の金属充填材料(例えばW、Cu、Co、Mo、Ru、他の元素金属、或いはそれらの合金又は組み合わせ)を含んでよい。金属ライナ及び金属充填材料として用いられる他の適切な材料は、本開示の予期の範疇内にある。各種のエッチングストップ誘電層及び誘電キャップ層は、垂直に隣り合うペアになるILD層30の間に挿入されてもよく、又は1つ又は複数のILD層30内に組み込まれてもよい。
【0027】
本開示において抵抗型メモリ装置などの不揮発性メモリセルアレイ95が第3の相互接続階層構造L3のコンポーネントとして形成可能である実施例を利用して記述したが、本明細書において不揮発性メモリセルアレイ95が任意の他の相互接続階層構造(例えば、L1~L7)のコンポーネントとして形成可能である実施例が明確に想定されている。また、本開示において8つの相互接続階層構造の集合を形成する実施例を利用して記述したが、本明細書において異なる数の相互接続階層構造を使用する実施例が明確に想定されている。また、本明細書においてメモリアレイ領域50における複数の相互接続階層構造内に2つ以上の不揮発性メモリセルアレイ95を提供可能である実施例が明確に想定されている。本開示において不揮発性メモリセルアレイ95が単一の相互接続階層構造中に形成可能である実施例を利用して記述したが、本明細書において不揮発性メモリセルアレイ95が2つの垂直に隣り合う相互接続階層構造の上方に形成可能である実施例が明確に想定されている。また、本明細書において不揮発性メモリセルアレイ95が半導体材料層10上又は半導体材料層10内(例えば、前工程(front-end-of-Line;FEOL)動作中)に形成可能である実施例が明確に想定されている。
【0028】
図2~
図21は、本開示の各種の実施例による抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的構造の順次的な垂直横断面図である。抵抗型メモリ装置には、
図1B及び
図1Cに示すように、メモリセルアレイ95の一部であるメモリセルが形成されてよい。
図2を参照し、第1の誘電材料層101は、基板、例えば
図1A~
図1Cに示すように半導体材料層10を含有する基板8の上方に堆積されてよい。基板8は、FEOLプロセス中に形成された制御素子を含んでよい。幾つかの実施例において、基板8と第1の誘電材料層101の間にILD層などの1つ又は複数の更なる誘電材料層が堆積されてよい。このような実施例において、第1の誘電材料層101を省いてもよい。例えば、上記で
図1B及び
図1Cについて検討されたILD層32は、第1の誘電材料層101の代わりとされてよい。
【0029】
第1の誘電材料層101は、酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(SiN4)、酸化ハフニウム(HfO2)、ケイ酸ハフニウム(HfSiO)、酸化ハフニウムタンタル(HfTaO)、チタン酸ハフニウム(HfTiO)、酸化ハフニウムジルコニウム(Hf0.5Zr0.5O2)、酸化タンタル(Ta2O5)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化ハフニウム-酸化アルミニウム(HfO2-Al2O3)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、炭化ケイ素(SiC)又は類似するものなどの任意の適切な誘電材料で形成されてよい。幾つかの実施例において、第1の誘電材料層101は、フルオロシリケートガラス(FSG)、水素シルセスキオキサン(HSQ)、ベンゾシクロブテン(BCB)、有機ポリマー誘電材料、炭素ドープ酸化ケイ素、多孔質二酸化ケイ素、ポリマーフォーム、及び類似するものなどの低k誘電材料で形成されてよい。幾つかの実施例において、第1の誘電材料層101は、基板8上に形成される真性酸化物層であってよい。他の適切な誘電材料も、本開示の予期の範疇内にある。
【0030】
任意の適切な堆積プロセスにより第1の誘電材料層101を堆積してもよい。ここで、適切な堆積プロセスは、化学気相堆積(chemical vapor deposition;CVD)、物理気相堆積(physical vapor deposition;PVD)、原子層堆積(atomic layer deposition;ALD)、高密度プラズマCVD(high density plasma CVD;HDPCVD)、有機金属CVD(metalorganic CVD;MOCVD)、プラズマ強化CVD(plasma enhanced CVD;PECVD)、スパッタリング、レーザアブレーション、又は類似するものを含んでよい。
【0031】
図2を再び参照し、金属配線又はビアなどの金属部103は、第1の誘電材料層101に嵌め込まれてよい。幾つかの実施例において、基板8と金属部103の間に金属ビア構造及び金属配線などの1つ又は複数の更なる金属相互接続構造を堆積してよい。これらの実施例において、金属部103を省いてもよい。例えば、上記で
図1B及び
図1Cについて検討された金属配線42L又はビア42Vは、金属部103の代わりとされてよい。
【0032】
各種の実施例において、金属部103は、第1の誘電材料層101により横方向に取り囲まれる。各種の実施例において、金属部103の上面は、第1の誘電材料層101の上面と実質的に面一であってよい。下記で更に詳しく述べられるように、後で金属部103の上面の上方に少なくとも1つの抵抗型メモリ装置を形成してよい。従って、金属部103は、底部金属部103と呼ばれてもよい。
【0033】
金属部103は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、イリジウム(Ir)、鉄(Fe)、ベリリウム(Be)、クロム(Cr)、アンチモン(Sb)、オスミウム(Os)、トリウム(Th)、バナジウム(V)、それらの合金、及びそれらの組み合わせなどの任意の適切な導電性材料を含んでよい。幾つかの実施例において、金属部103は、第1の誘電材料層101に接触する金属ライナ(例えばTiN、TaN、又はWN)、及び金属ライナの上方に位置する金属充填材料(例えばW、Cu、Co、Mo、Ru、他の元素金属、又はそれらの合金又は組み合わせ)を含んでよい。金属部103に用いられる他の適切な導電性材料は、本開示の予期の範疇内にある。
【0034】
金属部103は、フォトリソグラフィでパターニングされたマスクを介して第1の誘電材料層101を選択的にエッチングすることで、第1の誘電材料層101中に1つ又は複数のグルーブ又は開口を形成し、第1の誘電材料層101の上面の上方及び1つ又は複数のグルーブ又は開口内に1つ又は複数の金属材料(例えば、金属ライナ層及び金属充填材料)を堆積し、且つ化学機械平坦化(chemical mechanical planarization;CMP)プロセスなどの平坦化プロセスを実行することで、第1の誘電材料層101の上面の上方から金属材料(複数)を除去し、且つ第1の誘電材料層101に嵌め込まれる1つ又は複数の金属部103を提供することにより形成されてよい。金属部103の金属材料(複数)は、任意の適切な堆積プロセスで堆積されてよい。例えば、適切な堆積プロセスは、物理気相堆積(physical vapor deposition;PVD)、スパッタリング、化学気相堆積(chemical vapor deposition;CVD)、原子層堆積(atomic layer deposition;ALD)、プラズマ強化化学気相堆積(plasma enhanced CVD;PECVD)、電気化学堆積、又はそれらの組み合わせを含んでよい。
【0035】
幾つかの実施例において、第1の誘電材料層101中に複数の金属部103を形成してよく、各金属部103は、第1の誘電材料層101に嵌め込まれ、且つ第1の誘電材料層101により横方向に取り囲まれてよい。複数の金属部103は、少なくとも第1の水平方向hd1に沿って互いに隔てられてよい。
【0036】
図3は、本開示の実施例による、第1の誘電材料層101の上面の上方に堆積される第2の誘電材料層105及び金属部103を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図3を参照し、第2の誘電材料層105は、以上に記載の適切な誘電材料からなってよく、且つ以上に記載の適切な堆積プロセスで堆積されてよい。各種の実施例において、第2の誘電材料層105は、第1の誘電材料層101と異なる誘電材料からなってよい。幾つかの実施例において、第2の誘電材料層105は、後続のエッチング工程に使用されるエッチング薬品と異なるエッチング特性(即ち、高いエッチング耐性)を有するエッチングストップ層であってよい。非限定的な一実施例において、第2の誘電材料層105は、炭化ケイ素を含んでよい。第2の誘電材料層105は、第1の誘電材料層101の厚さより小さい厚さを有してよい。幾つかの実施例において、第2の誘電材料層105は、約5nm~約30nmの間の厚さを有してよいが、第2の誘電材料層105のより大きい厚さ及びより小さい厚さは、本開示の予期の範疇内にある。
【0037】
図4は、本開示の実施例による、第2の誘電材料層105の上面の上方に形成されるパターニングされたマスク107を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図4を参照し、マスク107を通過して1つ又は複数の開口を形成するように、フォトリソグラフィによりフォトレジスト層及び/又はハードマスクを含み得るマスク107をパターニングしてよい。
【0038】
図5は、本開示の実施例による、第2の誘電材料層105を通過して金属部103の上面を露出させるための開口108を形成することを示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図5を参照し、例示的中間構造としては、パターニングされたマスク107を通過するようにエッチングすることで、第2の誘電材料層105の部分を除去し、金属部103の上面を露出させてよい。エッチングプロセスの後、適切なプロセスにより(例えば、アッシング又は溶媒を使用して溶解することにより)パターニングされたマスク107を除去してよい。
【0039】
幾つかの実施例において、エッチングプロセスにより第2の誘電材料層105を通過して複数の開口108を形成してよい。開口108のそれぞれによって、金属部103の上面の一部を露出させることができる。開口108のそれぞれは、後で形成される抵抗型メモリ素子アレイの抵抗型メモリ素子の位置に対応してよい。
【0040】
図6は、第2の誘電材料層105の上面と側面の上方、及び開口108の底面の上方にある金属部103の露出した上面の上方に堆積される連続バリア層109Lを示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図6を参照し、堆積プロセスにより連続バリア層109Lを堆積してよい。各種の実施例において、原子層堆積(atomic layer deposition;ALD)により連続バリア層109Lを堆積してよい。ALD堆積プロセスは、表面をガス種の交互シーケンス(前駆体パルスと呼ばれてよい)に露出させて表面に薄膜を生長させる薄膜堆積プロセスである。薄膜を生成可能な他の適切な堆積プロセスは、本開示の予期の範囲内にある。
【0041】
連続バリア層109Lは、導電性材料からなってよく、導電性材料は、金属部103の材料(複数)が後で連続バリア層109L上に形成される抵抗型メモリ装置の下部電極に拡散することを防止又は基本的に抑制する拡散バリア層として用いられる。各種の実施例において、連続バリア層109Lは、導電性酸化物、窒化物及び/又は酸窒化物材料を含んでよい。幾つかの実施例において、連続バリア層109Lの導電性酸化物、窒化物及び/又は酸窒化物材料は、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、コバルト(Co)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、スズ(Sn)及びマグネシウム(Mg)から選択される少なくとも1つの金属を含んでよい。非限定的な一実施例において、連続バリア層109Lは、窒化タンタル(TaN)を含んでよい。
【0042】
図6を再び参照し、連続バリア層109Lは、6nm以下である厚さT1を有してよく、例えば、約1nm~約4.5nmの間を含む約0.3nm~約6nmの間である。連続バリア層109Lのより大きい厚さ及びより小さい厚さT1は、本開示の予期の範疇内にある。連続バリア層109Lの厚さT1は、効果的な拡散バリアを提供するために十分でありながら、大き過ぎるため連続バリア層109Lの抵抗が大き過ぎるようになることはない。非限定的な一実施例において、連続バリア層109Lの厚さT1は、約2nm~約3nmの間であってよい。
【0043】
連続バリア層109LがALDにより形成される実施例において、堆積プロセスは、熱ALDプロセス及び/又はプラズマ強化ALDプロセスを含んでよい。各種の実施例において、150℃と300℃の間の温度でALD堆積プロセスを実行してよい。TaNを含む連続バリア層109Lを形成するためのALDプロセス中に使用される適切な前駆体は、例えばタンタル前駆体であるペンタキス(ジメチルアミノ)タンタル(V)(PDMAT)及び/又は塩化タンタル(TaCl5)、及び窒素前駆体であるアンモニア(NH3)を含んでよい。他の適切な前駆体材料は、本開示の予期の範疇内にある。
【0044】
各種の実施例において、ALDにより形成される連続バリア層109Lの密度は、物理気相堆積(physical vapor deposition;PVD)により形成される等価バリア層の密度より大きくなることができる。従って、各種の実施例によれば、ALDにより形成される連続バリア層109Lは、効果的な拡散バリアを提供しながら、相当に薄くされてよい(例えば≦6nmであるが、PVDにより形成される層は約18nmである)。各種の実施例による比較的薄いバリア層によって、後で形成される抵抗型メモリ素子(複数)の総段差が減少可能になる。また、ALDなどのコンフォーマル堆積プロセスを使用することで、連続バリア層109Lの厚さT1をより効果的に制御することができ、且つ、厚さT1は、例示的中間構造において最も小さく変化するか又は変化しない。
【0045】
図7は、本開示の実施例による、連続バリア層109Lの上面の上方に堆積される連続下部電極層111Lを示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。連続下部電極層111Lは、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、金(Au)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、窒化タングステン(WN)、アルミニウム銅(AlCu)、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、モリブデン(Mo)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、イリジウム(Ir)、鉄(Fe)、ベリリウム(Be)、クロム(Cr)、アンチモン(Sb)、オスミウム(Os)、トリウム(Th)、バナジウム(V)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、ジルコニウム(Zr)、それらの合金、及びそれらの組み合わせなどの任意の適切な導電性材料を含んでよい。連続下部電極層111Lに用いられる他の適切な導電性材料は、本開示の予期の範疇内にある。連続下部電極層111Lは、単層の導電性材料又は同じか異なる組成を有し得る多層の導電性材料を含んでよい。以上に記載の適切な堆積方法により連続下部電極層111Lを堆積してよい。
【0046】
図8は、本開示の実施例による、連続下部電極層111Lの上方に堆積される連続スイッチ層113Lを示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。各種の実施例において、連続スイッチ層113Lは、連続下部電極層111Lの上面の上方にコンフォーマルに堆積されてよい。以上に記載の適切な堆積プロセスにより連続スイッチ層113Lを堆積してよい。
【0047】
連続スイッチ層113Lは、高抵抗状態(High Resistance State;HRS)と低抵抗状態(Low Resistance State;LRS)との間で切替可能な固体誘電材料を含んでよい。連続スイッチ層113Lに用いられる適切な材料は、例えば、酸化チタン(TiO2)、酸化ハフニウム(HfO2)、酸化ハフニウムアルミニウム(HFxAl1-xO2)、酸化タンタル(Ta2O5)、酸化タングステン(WO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化ハフニウムジルコニウム(HfxZr1-xO2、0.1≦x≦0.9)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化ニッケル(NiO)、酸化亜鉛(ZnO)及び酸化ケイ素(SiO2)などの誘電材料、金属酸化物及び/又は高k材料を含んでよい。抵抗スイッチ性質を有する他の適切な材料は、本開示の予期の範疇内にある。連続スイッチ層113Lは、単層材料又は同じか異なる組成を有する多層材料を含んでよい。
【0048】
図9は、本開示の実施例による、連続スイッチ層113Lの上方に堆積される選択的な連続キャップ層115Lを示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。各種の実施例において、選択的な連続キャップ層115Lは、連続スイッチ層113Lの上面の上方にコンフォーマルに堆積されてよい。選択的な連続キャップ層115Lは、以上に記載の適切な堆積プロセスにより堆積されてよい。
【0049】
選択的な連続キャップ層115Lは、酸素貯蔵機能を提供する材料を含んでよく、酸素貯蔵機能は、連続スイッチ層113Lの誘電材料における相変化に寄与する。幾つかの実施例において、連続キャップ層115Lは、酸素濃度が比較的低い金属又は金属酸化物であってよい。選択的な連続キャップ層115Lに用いられる適切な金属材料は、例えばチタン(Ti)、ハフニウム(Hf)、白金(Pt)、タンタル(Ta)及びアルミニウム(Al)、それらの組み合わせ及び合金を含んでよい。選択的な連続キャップ層115Lに用いられる適切な金属酸化物材料は、例えば酸化チタン(TiOx)、酸化ハフニウム(HfOx)、酸化ジルコニウム(ZrOx)、酸化ゲルマニウム(GeOx)、酸化セリウム(CeOx)及び酸化タンタル(TaOx)、それらの組み合わせを含んでよい。酸素貯蔵機能を有する他の適切なキャップ層材料は、本開示の予期の範疇内にある。
【0050】
図10は、本開示の実施例による、選択的な連続キャップ層115Lの上方に堆積される連続上部電極層117Lを示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。選択的なキャップ層115Lが存在しない実施例において、連続上部電極層117Lは、連続スイッチ層113Lの上面の上方に堆積されてよい。以上に記載の適切な堆積プロセスにより連続上部電極層117Lを堆積してよい。
【0051】
連続上部電極層117Lは、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、金(Au)、タングステン(W)、窒化タングステン(WN)、アルミニウム銅(AlCu)、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、イリジウム(Ir)、鉄(Fe)、ベリリウム(Be)、クロム(Cr)、アンチモン(Sb)、オスミウム(Os)、トリウム(Th)、バナジウム(V)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、ジルコニウム(Zr)、それらの合金、及びそれらの組み合わせなどの任意の適切な導電性材料を含んでよい。連続上部電極層117Lに用いられる他の適切な材料は、本開示の予期の範疇内にある。幾つかの実施例において、連続上部電極層117Lは、連続下部電極層111Lと同じ材料(複数)からなってもよい。又は、連続上部電極層117Lと連続下部電極層111Lは、異なる材料からなってもよい。連続上部電極層117Lは、単層の導電性材料又は同じか異なる組成を有し得る多層の導電性材料を含んでよい。
【0052】
図11は、本開示の実施例による、連続上部電極層117Lの上方に堆積される連続ハードマスク層119Lを示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。連続ハードマスク層119Lは、炭化ケイ素(SiC)、酸窒化ケイ素(SiON)、窒化ケイ素(SiN)及び類似するものなどの適切な誘電材料からなってよい。連続ハードマスク層119Lに用いられる他の適切な材料は、本開示の予期の範疇内にある。以上に記載の適切な堆積プロセスにより連続ハードマスク層119Lを堆積してよい。実施例において、
図11に示すように、連続ハードマスク層119Lの平坦上面120を提供するように、化学機械平坦化(chemical mechanical planarization;CMP)プロセスなどの平坦化プロセスを実行してよい。
【0053】
図12は、本開示の実施例による、連続ハードマスク層119Lの上方に位置するパターニングされたマスク121を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図12を参照し、パターニングされたマスク121は、フォトリソグラフィでパターニングされたフォトレジスト層を含んでよく、例示的構造の第1の領域122がパターニングされたマスク121により覆われ、且つ例示的構造の第2の領域124がパターニングされたマスク121により露出する。第1の領域122は、金属部103の上にあってよく、且つ後で形成される抵抗型メモリ素子の位置に対応してよい。各種の実施例において、例示的中間構造は、パターニングされたマスク121がその上にある複数の第1の領域122を含んでよく、第1の領域122のそれぞれは、金属部103の上にあり、且つ後で形成される抵抗型メモリ素子の位置に対応する。パターニングされたマスク121により露出した第2の領域124は、個別の第1の領域122の間で連続的に延伸可能である。
【0054】
図13は、本開示の実施例による、連続スイッチ層113Lの上方に第1の積層126を提供するように連続ハードマスク層119L、連続上部電極層117L及び選択的な連続キャップ層115Lの部分を除去するエッチングプロセスの後に抵抗型メモリ装置を形成するプロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図13を参照し、異方性エッチングプロセスなどのエッチングプロセスを利用してパターニングされたマスク121により露出した例示的中間構造の第2の領域124から連続ハードマスク層119L、連続上部電極層117L及び選択的な連続キャップ層115Lの部分を除去してよい。幾つかの実施例において、エッチングプロセスは、複数のエッチング工程を含んでよい。例えば、連続ハードマスク層119Lの部分を除去し、且つ第1の領域122内に離散ハードマスク119を提供するように、初期エッチング工程を実行してよい。パターニングされたマスク121は、選択的にアッシング又は溶媒を使用して溶解するなどの適切なプロセスにより除去されてよい。続いて、連続上部電極層117L及び選択的な連続キャップ層115Lの部分を除去し、連続スイッチ層113Lの上方にある離散ハードマスク119、離散上部電極117及び選択的な離散キャップ層115を含む第1の積層126を提供するように、1つ又は複数の後続のエッチング工程を実行してよい。後続のエッチング工程(複数)には初期エッチング工程と異なるエッチング薬品を使用可能であり、それによってハードマスク119は上部電極117及び選択的なキャップ層115が例示的中間構造の第1の領域122においてエッチングされないように保護することができる。
【0055】
各種の実施例において、エッチングプロセスの後、例示的中間構造は、連続スイッチ層113Lの上方にある複数の第1の積層126を含むようになることができ、各第1の積層126は、金属部103の上にあってよく、且つ後で形成される抵抗型メモリ素子の位置に対応してよい。
【0056】
図14は、本開示の実施例による、連続スイッチ層113Lの露出した上面の上方及び第1の積層126の上面と側面の上方に堆積される連続間隔材料層123Lを示す抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図14を参照し、連続間隔材料層123Lは、酸化物及び/又は窒化物材料(例えば、SiN)を含む以上に記載の適切な誘電材料からなってよく、且つ以上に記載の適切な堆積プロセスにより堆積されてよい。
【0057】
図15は、本開示の実施例による、第1の積層126の側面の上方に少なくとも1つのスペーサ123を形成するように連続間隔材料層123Lの部分を除去するエッチングプロセスの後に抵抗型メモリ装置を形成するプロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図15を参照し、ハードマスク119の上面の上方及び連続スイッチ層113Lの部分の上方から連続間隔材料層123Lを除去するように、エッチングプロセスを実行してよい。エッチングプロセスの後、連続間隔材料層123Lの残りの部分は、少なくとも1つのスペーサ123を形成可能である。幾つかの実施例において、単一のスペーサ123は、第1の積層126の周辺を取り囲むように連続的に延伸してもよい。又は、複数のスペーサ123は、第1の積層126の異なる側面に位置してもよい。少なくとも1つのスペーサ123は、連続スイッチ層113Lの上方に位置してよく、且つ第1の積層126の側面に沿って延伸してよい。
【0058】
図16は、本開示の実施例による、ハードマスク119の上面の上方に位置するパターニングされたマスク125及び少なくとも1つのスペーサ123を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図16を参照し、パターニングされたマスク125は、パターニングされたマスク125が第1の積層126及び第1の積層126の側面の上方に延伸する少なくとも1つのスペーサ123を覆うように、フォトリソグラフィによりパターニングされたフォトレジスト層を含んでよい。連続スイッチ層113Lの上面は、パターニングされたマスク125により露出可能である。例示的構造が複数の第1の積層126を含む実施例において、パターニングされたマスク125は、第1の積層126及び積層126の側面の上方に延伸するスペーサ123のそれぞれを覆ってよい。
【0059】
図17は、本開示の実施例による、第2の積層127を提供するように連続スイッチ層113L、連続下部電極層111L及び連続バリア層109Lの部分を除去するエッチングプロセスの後に抵抗型メモリ装置を形成するプロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図17を参照し、異方性エッチングプロセスなどのエッチングプロセスを利用してパターニングされたマスク125により露出した連続スイッチ層113L、連続下部電極層111L及び連続バリア層109Lの部分を除去してよい。エッチングプロセスは、第2の誘電材料層105でストップしてよい。パターニングされたマスク125は、ハードマスク119、上部電極117、選択的なキャップ層115及び少なくとも1つのスペーサ123がエッチングプロセス中にエッチングされないように保護することができる。各種の実施例において、第2の誘電材料層105は、エッチングストップ層であってよく、連続バリア層109Lの部分を除去するためのエッチング薬品に対するエッチング耐性が連続バリア層109Lの材料よりも高い。エッチングプロセスの後、適切なプロセスにより(例えば、アッシング又は溶媒を使用して溶解することにより)パターニングされたマスク125を除去してよい。
【0060】
エッチングプロセスにより、離散バリア層109と、バリア層109の上方にある離散下部電極111と、下部電極111の上方にある離散スイッチ層113と、スイッチ層113の上方にある選択的なキャップ層115と、選択的なキャップ層115の上方にある上部電極117と、上部電極117の上方にあるハードマスク119と、を含む第2の積層127を形成することができる。第2の積層127は、スイッチ層113の上面の上方及び選択的なキャップ層115、上部電極117とハードマスク119の側面の上方にある少なくとも1つのスペーサ123を含んでもよい。第2の積層127は、例示的中間構造の第3の領域128に位置してよい。第3の領域128は、少なくとも1つの水平方向(例えば、
図17における第1の水平方向hd1)に沿って上記で
図12を参照して記載した第1の領域122よりも大きい横方向範囲を有してよい。第2の誘電材料層105の上面は、例示的中間構造の第4の領域130に露出してよい。第4の領域130は、横方向に第2の積層127を取り囲んでよい。
【0061】
各種の実施例において、例示的中間構造は、複数の第3の領域128を含んでよく、各第3の領域128は、
図17に示すように、第2の積層127を含んでよい。第2の誘電材料層105の上面を露出させる第4の領域130は、第3の領域128のそれぞれにおける第2の積層127の間で連続的に延伸してよい。
【0062】
図17を再び参照し、第2の積層127のバリア層109は、6nm以下である厚さT1を有してよく、例えば、約1nm~約4.5nmの間を含む約0.3nm~約6nmの間である。各種の実施例において、バリア層109は、第2の誘電材料層105の上面の上方において水平方向に延伸する外部部分134、及び外部部分134に対して垂直に凹むとともに金属部103の上面の上方において水平方向に延伸する中央部分136を含んでよい。凹んだ中央部分136は、金属部103と下部電極111の間に位置してよい。各種の実施例において、バリア層109の凹んだ中央部分136は、金属部103の上面に直接接触してよく、且つ下部電極111の下面に直接接触してもよい。
【0063】
各種の実施例において、バリア層109の凹んだ中央部分136の下面は、第2の誘電材料層105の下面と面一であってよい。各種の実施例において、例示的中間構造の第4の領域130における第2の誘電材料層105の上面138は、バリア層109の外部部分134の下面と面一であってもよく、又は垂直にその下に位置してもよい。
図17に示される例示的中間構造において、下部電極111、スイッチ層113、選択的なキャップ層115及び上部電極117のそれぞれは、いずれもバリア層109に類似する形状を有してよく、且つバリア層109の外部部分134の上方において水平方向に延伸する外部部分、及びバリア層109の凹んだ中央部分136の上に位置する外部部分に対して垂直に凹む中央部分を含んでよい。
【0064】
第2の誘電材料層105は、例示的中間構造の第4の領域130において厚さT2を有してよい。幾つかの実施例において、例示的中間構造の第3の領域128に第2の積層127を形成するエッチングプロセスの後に、第4の領域130における第2の誘電材料層105の厚さT2は、第3の領域128における第2の誘電材料層105の厚さより小さくてよい。幾つかの実施例において、第4の領域130における第2の誘電材料層105の厚さT2は、第3の領域128における第2の誘電材料層105の厚さより少なくとも約1nm小さくてよい。例示的中間構造の第4の領域130において、第2の誘電材料層105の厚さT2の均一性は、ハーフ均一性パーセンテージで特徴付けられてよく、ハーフ均一性パーセンテージは、誘電材料層105の最大厚さと最小厚さの間の範囲の半分を誘電材料層105の平均厚さで割ってから、100をかけたものに等しい。各種の実施例において、適切な厚さ計測技術(例えば通常ナノメートルスケールの薄膜厚さを計測するための分光反射率計測技術)を利用して計測する場合、厚さT2のハーフ均一性パーセンテージは、8%より小さいことを含め、9%より小さくてよい。幾つかの実施例において、厚さT2は、12%より小さいような14%より小さい3シグマ均一性メトリック(3-sigma uniformity metric)を有してよい。
【0065】
各種の実施例において、第2の誘電材料層105の厚さT2は、所定の厚さ(例えば、≧18nm)のバリア層109を有する等価構造に対して改良された均一性を有することができる。各種の実施例によれば、超薄(例えば、≦6nm)バリア層109を備えることで、連続バリア層109Lの部分を除去して第2の誘電材料層105の上面138を露出させるためのエッチングプロセスにおいてより大幅に制御可能にする。バリア層109が比較的厚くなるにつれて、エッチングプロセス中の不均一性によって第2の誘電材料層105の部分が過剰にエッチングされるおそれがある。これは、第2の誘電材料層105の損傷を招くおそれがあり、装置の歩留まりに悪影響を与えるおそれがある。逆に、本開示の各種の実施例によれば、第2の誘電材料層105の厚さT2の均一性の少なくとも約15%の改善を提供することができる。従って、第2の誘電材料層105への損傷を軽減することができ、且つ装置の歩留まりを向上させることができる。
【0066】
図17を再び参照し、第2の積層127のそれぞれの段差Hは、第2の誘電材料層105の上面138と第2の積層127における上部電極117の上面との最大垂直距離として定義されてよい。各種の実施例において、例示的中間構造における段差(複数)Hは、約67nmなどの70nmより小さい場合を含め、80nmより小さくてよい。超薄(例えば、≦6nm)バリア層109を利用することで、所定の厚さ(例えば、≧18nm)のバリア層109を有する、少なくとも約82ナノメートルの段差Hを有する可能性のある等価構造に比べ、段差Hは、約20%と高く減少する場合を含め、少なくとも約15%減少することができる。段差Hの減少によって、処理時間を減少させ、製造コストを低下させ、収量を向上させることができ、且つ各種の実施例による抵抗型メモリ装置と先端技術ノードの統合を促進することができる。
【0067】
図18は、本開示の実施例による、第2の誘電材料層105の露出した上面138の上方及び第2の積層127の側面と上面の上方にある第3の誘電材料層129を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図18を参照し、以上に記載の適切な堆積プロセスにより、第3の誘電材料層129を第2の誘電材料層105の上面138の上方及び第2の積層127の側面と上面の上方にコンフォーマルに堆積してよい。第3の誘電材料層129は、以上に記載の適切な誘電材料からなってよい。各種の実施例において、第3の誘電材料層129は、後続のエッチング工程に使用されるエッチング薬品と異なるエッチング特性(即ち、高いエッチング耐性)を有するエッチングストップ層であってよい。
【0068】
図19は、本開示の各種の実施例による、第3の誘電材料層129の上方にある選択的な緩衝層131を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図19を参照し、選択的な緩衝層131は、以上に記載の適切な堆積プロセスにより第3の誘電材料層129の上面の上方に堆積されてよい。幾つかの実施例において、緩衝層131は、第3の誘電材料層129と後で例示的中間構造の上方に堆積可能な第4の誘電層(例えば、低k誘電材料層)の間のストレスを減少させるように、第3の誘電材料層129の上方にコンフォーマルに堆積されてよい。選択的な緩衝層は、例えば、オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)前駆体を使用して形成された酸化ケイ素を含めた酸化ケイ素を含んでよい。選択的な緩衝層131に用いられる他の適切な材料は、本開示の予期の範疇内にある。
【0069】
図20は、本開示の各種の実施例による、緩衝層131の上方にある第4の誘電材料層133を含む抵抗型メモリ装置の形成プロセス中の例示的中間構造の垂直横断面図である。
図20を参照し、以上に記載の適切な堆積プロセスにより緩衝層131の上面の上方に第4の誘電材料層133を堆積してよい。化学機械平坦化(chemical mechanical planarization;CMP)プロセスなどの平坦化プロセスは、選択的に第4の誘電材料層133の平坦上面を提供するために用いられてよい。第4の誘電材料層133は、以上に記載の適切な誘電材料を含んでよい。幾つかの実施例において、第4の誘電材料層133は、フルオロシリケートガラス(FSG)、水素シルセスキオキサン(HSQ)、ベンゾシクロブテン(BCB)、有機ポリマー誘電材料、炭素ドープ酸化ケイ素、多孔質二酸化ケイ素、ポリマーフォーム、及び類似するものなどの低k誘電材料を含んでよい。他の適切な誘電材料は、本開示の予期の範疇内にある。幾つかの実施例において、第4の誘電材料層133は、第1の誘電材料層101と同じ材料からなってもよい。又は、第4の誘電材料層133は、第1の誘電材料層101と異なる組成を有してもよい。
【0070】
図21は、本開示の各種の実施例による、金属配線135及び金属配線135から第4の誘電材料層133、緩衝層131、第3の誘電材料層129及びハードマスク119を通過するように延伸するとともに上部電極117の上面に接触する導電性ビア137を含む抵抗型メモリ装置100の垂直横断面図である。
図21を参照し、金属配線135及び導電性ビア137は、フォトリソグラフィでパターニングされたマスクを介して選択的に例示的中間構造をエッチングすることで、第4の誘電材料層133、緩衝層131、第3の誘電材料層129及びハードマスク119を通過するように延伸するビア開口を形成し、且つフォトリソグラフィでパターニングされたマスクを介して選択的に第4の誘電材料層133をエッチングすることで、金属配線135に用いられるグルーブ開口を形成することにより形成されてよい。以上に記載の1つ又は複数の金属材料(例えば、金属ライナ層及び金属充填材料)は、第4の誘電材料層133の上面の上方及びビア開口とグルーブ開口内に堆積されてよい。以上に記載の適切な堆積プロセスにより金属材料(複数)を堆積してよい。化学機械平坦化(chemical mechanical planarization;CMP)プロセスなどの平坦化プロセスは、
図21に示すように、金属配線135及び導電性ビア137を提供するように、余分な金属材料(複数)を除去するために用いられてよい。幾つかの実施例において、金属配線135と導電性ビア137を同時に形成してもよい(例えば、デュアルダマシンプロセスを利用する)。又は、別々のエッチング、堆積と平坦化工程を利用して(例えば、別々のシングルダマシンプロセスを利用して)金属配線135と導電性ビア137を形成してもよい。
【0071】
幾つかの実施例において、ビア開口を形成するためのエッチングプロセスは、第4の誘電材料層133及び緩衝層131を通過する開口を形成するように、初期エッチングを含んでよい。初期エッチングは、第3の誘電材料層129でストップしてよく、第3の誘電材料層129は、以上に記載のエッチングストップ層であってよい。第3の誘電層129及びハードマスク119を通過するように延伸して上部電極117の上面を露出させるビア開口に1つ又は複数の更なるエッチングが用いられてよい。1つ又は複数の更なるエッチングには、初期エッチングと異なるエッチング薬品を使用する場合がある。
【0072】
図21を再び参照し、本実施例におけるメモリ装置100は、底部金属部103の上方にあるバリア層109と、バリア層109の上方にある下部電極111と、下部電極111の上方にあるスイッチ層113と、スイッチ層113の上方にある選択的なキャップ層115と、選択的なキャップ層115の上方にある上部電極117と、上部電極117の上方にあるハードマスク119と、を含む第2の積層127を備える。第2の積層127は、スイッチ層113の上面の上方及び選択的なキャップ層115、上部電極117とハードマスク119の側面の上方にある少なくとも1つのスペーサ123を含んでもよい。第2の誘電材料層105は、第2の積層127の一部の下方に延伸してよい。導電性ビア137は、ハードマスク119を通過するように延伸するとともに、上部電極117の上面に接触してよい。
【0073】
図21を再び参照し、抵抗型メモリ装置100は、底部金属部103と下部電極111の間に位置するバリア層109を備えてよい。バリア層109は、6nm以下の厚さを有してよく、例えば、約1nm~約4.5nmの間を含む約0.3nm~約6nmの間である。バリア層109は、第2の誘電材料層105の上面の上方において水平方向に延伸する外部部分134、及び外部部分134に対して垂直に凹むとともに底部金属部103の上面の上方において水平方向に延伸する中央部分136を含んでよい。
【0074】
底部金属部103及び導電性ビア137は、第2の積層127に電圧を印加することで、スイッチ層113を高抵抗状態(High Resistance State;HRS)から低抵抗状態(Low Resistance State;LRS)に変更するために用いられてよく、その逆も同じである。例示的構造において
図21に示される複数のメモリ装置100を形成してよい。各メモリ装置100は、上記で
図1B及び
図1Cを参照して述べたように、抵抗型メモリ装置アレイ95の単独のメモリ素子(例えば、メモリセル)を形成可能である。
【0075】
図22は、本開示の別の実施例による抵抗型メモリ装置200の垂直横断面図である。
図22に示される抵抗型メモリ装置200は、上記で
図21を参照して述べた抵抗型メモリ装置100に類似してよく、且つ底部金属部103の上方にあるバリア層109と、バリア層109の上方にある下部電極111と、下部電極111の上方にあるスイッチ層113と、スイッチ層113の上方にある上部電極117と、上部電極117の上方にあるハードマスク119と、を有する第2の積層127を備えてよい。第2の積層127は、スイッチ層113の上面、上部電極117及びハードマスク119の上方にある少なくとも1つのスペーサ123を含んでもよい。第2の誘電材料層105は、第2の積層127の一部の下方に延伸してよい。導電性ビア137は、第4の誘電材料層133、緩衝層131、第3の誘電材料層123及びハードマスク119を通過するように延伸してよく、且つ上部電極117の上面に接触してよい。
【0076】
図22に示される抵抗型メモリ装置200は、選択的なキャップ層115が第2の積層127から省かれてもよいため、
図21における抵抗型メモリ装置100と異なってもよい。
図22に示される抵抗型メモリ装置200は、下部電極111が平面である上面を有してもよいため、
図21における抵抗型メモリ装置100と異なってもよい。従って、第2の積層127における下部電極111の上方に位置するスイッチ層113、上部電極117及びハードマスク119も、平面である上面を有してもよく、且つ凹んだ中央部分を含まなくてもよい。
【0077】
図22の実施例における抵抗型メモリ装置200は、底部金属部103と下部電極111の間に位置するバリア層109を備えてよい。バリア層109は、6nm以下の厚さを有してよく、例えば、約1nm~約4.5nmの間を含む約0.3nm~約6nmの間である。バリア層109は、第2の誘電材料層105の上面の上方において水平方向に延伸する外部部分134、及び外部部分134に対して垂直に凹むとともに底部金属部103の上面の上方において水平方向に延伸する中央部分136を含んでよい。バリア層109は、バリア層109の外部部分134と凹んだ中央部分136の間で垂直方向に延伸する少なくとも1つの垂直部分139を更に含んでよい。少なくとも1つの垂直部分139は、横方向に下部電極111の下部部分を取り囲んでよく、且つ下部電極111の下部部分と第2の誘電材料層105の間に位置してよい。
【0078】
図23は、本開示の別の実施例による抵抗型メモリ装置300の垂直横断面図である。
図23に示される抵抗型メモリ装置300は、上記で
図21を参照して述べた抵抗型メモリ装置100に類似してよく、且つ、バリア層109と、バリア層109の上方にある下部電極111と、下部電極111の上方にあるスイッチ層113と、スイッチ層113の上方にある上部電極117と、上部電極117の上方にあるハードマスク119と、を含む第2の積層127を備えてよい。第2の誘電材料層105は、第2の積層127の一部の下方に延伸してよい。導電性ビア137は、第4の誘電材料層133、緩衝層131、第3の誘電材料層123及びハードマスク119を通過するように延伸してよく、且つ上部電極117の上面に接触してよい。
【0079】
図23に示される抵抗型メモリ装置300は、選択的なキャップ層115が第2の積層127から省かれてもよいため、
図21における抵抗型メモリ装置100と異なってもよい。
図23に示される抵抗型メモリ装置300は、第2の積層127が第2の誘電材料層105の上面の上方、及び下部電極111、スイッチ層113、上部電極117とハードマスク119の側面の上方にある少なくとも1つのスペーサ123を含んでもよいため、
図21における抵抗型メモリ装置100と異なってもよい。
【0080】
図23の抵抗型メモリ装置300は、バリア層109が底部金属部103の上方において水平方向に延伸する中央部分136及びバリア層の中央部分136と下部電極111の下面の間で垂直方向に延伸する少なくとも1つの垂直部分139を含んでもよいため、
図21の抵抗型メモリ装置100と異なってもよい。
図23の実施例におけるバリア層109は、第2の誘電材料層105の上面の上方において水平方向に延伸する外部部分を含まなくてもよい。バリア層109は、6nm以下の厚さを有してよく、例えば、約1nm~約4.5nmの間を含む約0.3nm~約6nmの間である。
【0081】
また、
図23の実施例における抵抗型メモリ装置300は、延伸電極140を含んでよく、延伸電極140は、バリア層109の中央部分136の上方に位置してよく、且つバリア層109の少なくとも1つの垂直部分139により横方向に取り囲まれてよい。バリア層109の中央部分136は、延伸電極140の下面と底部金属部103の上面の間で水平方向に延伸してよい。バリア層109の少なくとも1つの垂直部分139は、延伸電極140の側面(複数)と第2の誘電材料層105の間で延伸してよい。延伸電極140の上面は、下部電極111の下面に電気的に接触してよい。延伸電極140は、以上に記載の適切な金属材料を含んでよい。幾つかの実施例において、延伸電極140は、下部電極111と同じ金属材料からなってもよい。又は、延伸電極140は、下部電極111と異なる金属材料からなってもよい。
【0082】
図24は、本開示の別の実施例による抵抗型メモリ装置400の垂直横断面図である。
図24を参照し、抵抗型メモリ装置400は、バリア層109と、バリア層109の上方にある下部電極111と、下部電極111の上方にあるスイッチ層113と、スイッチ層113の上方にある上部電極117と、を含む積層142を備えてよい。
図24に示される抵抗型メモリ装置400において、第1の水平方向hd1に平行な平面に沿う横断面で観察する時、下部電極111は、アルファベット「U」に類似する形状を有してよい。具体的には、下部電極111は、底部金属部103の上方において水平方向に延伸する中央部分144及び下部電極111の中央部分144の何れか1つの側から垂直に上へ延伸する一対の垂直部分143、145を有してよい。この一対の垂直部分143、145は、第2の誘電材料層105の上面を含有する平面の上で延伸してよい。スイッチ層113は、第2の誘電材料層105の上面の上方において水平に延伸し、且つ「U」字状の下部電極111の上方にコンフォーマルに延伸してよく、それにより、スイッチ層113は、下部電極111の垂直部分143、145のそれぞれの側面と上面の上方において延伸し、且つ下部電極111の中央部分144の上方において水平に延伸する。上部電極117は、スイッチ層113の上方にコンフォーマルに延伸してよい。
図24に示される実施例における積層142は、キャップ層115、ハードマスク119又はスペーサ129を含まない。また、
図24に示される実施例は、第3の誘電材料層123又は積層142の上方にある緩衝層131を含まない。
【0083】
図24の抵抗型メモリ装置400は、底部金属部103の上方において水平方向に延伸する中央部分136及びバリア層の中央部分136と下部電極111の下面の間で垂直方向に延伸する少なくとも1つの垂直部分139を有するバリア層109を備える。バリア層109の中央部分136は、底部金属部103と下部電極111の中央部分144の間に位置してよく、且つ、バリア層109の垂直部分は、下部電極111の個別の垂直部分143、145と第2の誘電材料層105の側面の間に位置してよい。バリア層109は、6nm以下の厚さを有してよく、例えば、約1nm~約4.5nmの間を含む約0.3nm~約6nmの間である。
【0084】
バリア層109及び下部電極111は、第2の誘電材料層105を通過する開口内に位置してよく、且つ第2の誘電材料層105の上面の上方において水平に延伸しなくてよい。従って、第2の誘電材料層105の上面の上方にある積層142は、第2の誘電材料層105の上方にあるスイッチ層113、及びスイッチ層113の上方にある上部電極117を含んでよい。
【0085】
図24を再び参照し、抵抗型メモリ装置400は、金属配線135及び金属配線135から第4の誘電材料層133を通過するように延伸するとともに上部電極117の上面に接触する導電性ビア137を更に備えてよい。しかしながら、
図24に示される実施例に係る抵抗型メモリ装置400において、金属配線135及び導電性ビア137は、底部金属部103、下部電極111及びバリア層109に対して横方向にシフトしてよい。
【0086】
図25は、本開示の別の実施例による抵抗型メモリ装置500の垂直横断面図である。
図25に示される抵抗型メモリ装置500は、上記で
図21を参照して述べた抵抗型メモリ装置100に類似してよく、且つ底部金属部103の上方にあるバリア層109と、バリア層109の上方にある下部電極111と、下部電極111の上方にあるスイッチ層113と、スイッチ層113の上方にある上部電極117と、上部電極117の上方にあるハードマスク119と、を有する第2の積層127を備えてよい。少なくとも1つのスペーサ123は、第2の誘電材料層105の上面の上方、及びバリア層109、下部電極111、スイッチ層113、上部電極117とハードマスク119の側面の上方に位置してよい。選択的なキャップ層115は、抵抗型メモリ装置500の第2の積層127に存在しない。
【0087】
図25の実施例における抵抗型メモリ装置500は、底部金属部103と下部電極111の間に位置するバリア層109を備えてよい。バリア層109は、6nm以下の厚さを有してよく、例えば、約1nm~約4.5nmの間を含む約0.3nm~約6nmの間である。バリア層109は、第2の誘電材料層105の上面の上方において水平方向に延伸する外部部分134、及び外部部分134に対して垂直に凹むとともに底部金属部103の上面の上方において水平方向に延伸する中央部分136を含んでよい。バリア層109は、バリア層109の外部部分134と凹んだ中央部分136の間で垂直方向に延伸する少なくとも1つの垂直部分139を更に含んでよい。少なくとも1つの垂直部分139は、横方向に下部電極111の下部部分を取り囲んでよく、且つ下部電極111の下部部分と第2の誘電材料層105の間に位置してよい。下部電極111、スイッチ層113及び上部電極117は、バリア層109に類似する形状を有してよく、且つそれぞれバリア層109の外部部分134の上方において水平方向に延伸する外部部分、及びバリア層109の凹んだ中央部分136の上に位置する外部部分に対して垂直に凹む中央部分を含んでよい。
【0088】
図25を再び参照し、抵抗型メモリ装置500は、金属配線135及び金属配線135から第4の誘電材料層133、緩衝層131、第3の誘電材料層129及びハードマスク119を通過するように延伸するとともに上部電極117の上面に接触する導電性ビア137を更に備えてよい。
図25に示される抵抗型メモリ装置500の実施例において、金属配線135及び導電性ビア137は、底部金属部103に対して横方向にシフトしてよい。導電性ビア137は、水平方向に延伸する上部電極117の外部部分において上部電極117に接触してよい。
【0089】
図26は、本開示の各種の実施例による基板8上の抵抗型メモリ装置100及びアクセストランジスタ102の垂直横断面図である。
図26を参照し、以上に記載の抵抗型メモリ装置100は、1トランジスタ1レジスタ(one transistor-one resistor;1T1R)の構成において配置されてよく、各抵抗型メモリ装置100(抵抗型メモリ素子又はセルと呼ばれてもよい)は、アクセストランジスタ102に接続される。各種の実施例において、メモリセル100と対応するアクセストランジスタ102の二次元アレイは、上記で
図1A~
図1Cを参照して述べた半導体基板などの基板8上に位置してよい。
【0090】
アクセストランジスタ102は、抵抗型メモリセル100を動作させるために必要とされる機能を提供することができる。具体的には、アクセストランジスタ102は、抵抗型メモリセル100のプログラミング動作、消去動作と感知(読み取り)動作を制御するために用いられてよい。幾つかの実施例において、感知回路及び/又は上部電極バイアス回路システムは、基板8上に位置してよい。幾つかの実施例において、アクセストランジスタ102は、電界効果トランジスタ(field effect transistor;FET)であってよく、且つ相補型金属酸化膜半導体(complementary metal-oxide-semiconductor;CMOS)トランジスタを含んでよい。
図26に示される実施例ではCMOSトランジスタ102が図示されているが、fin FET、薄膜トランジスタ(thin film transistor;TFT)などの他のトランジスタを使用してもよい。
【0091】
金属相互接続構造(例えば、41V、41L、42V、42L、43V、103、135、137、153、155)は、各抵抗型メモリセル100をアクセストランジスタ102に接続し、且つアクセストランジスタ102を対応する信号線に接続するために用いられてよい。例えば、アクセストランジスタ102の第1の能動領域14(例えば、ドレイン領域)は、例えば金属相互接続構造のサブセットを介してメモリセル100の下部電極に電気的に接続されてよい。アクセストランジスタ102のゲート構造20は、金属相互接続構造(例えば金属配線155)として具現化され得るワード線に電気的に接続されてよい。メモリセル100の上部電極は、金属相互接続構造(例えば金属配線135)として具現化され得るビット線に電気的に接続されてよい。アクセストランジスタ102の第2の能動領域14(例えば、ソース領域)は、金属相互接続構造(例えば金属配線153)として具現化され得るソース線に電気的に接続されてよい。
図26には4つの階層の金属配線のみが図示されているが、
図26に示される階層の上により多くの金属配線階層を形成してよいことが理解されるであろう。また、設計パラメータに基づいてソース線、ワード線及びビット線の位置する階層、及びこれらの配線の相対的配置を選択してよいことが理解されるであろう。
【0092】
図27は、本開示の実施例による抵抗型メモリ装置100、200、300、400、500の製造方法301を示すフローチャートである。
図3及び
図27を参照し、方法301の工程302において、金属部103の上方に誘電材料層105を形成してよい。
図4、
図5及び
図27を参照し、方法301の工程304において、誘電材料層105を通過する開口108を形成するように誘電材料層105をエッチングして、開口108の底部に金属部103の表面を露出させてよい。
図6及び
図27を参照し、方法301の工程306において、開口108の底部に露出する金属部103の表面の上方に、6nm以下の厚さT1を有するバリア層109を形成してよい。幾つかの実施例において、バリア層109は、原子層堆積(atomic layer deposition;ALD)により形成されてよい。
【0093】
図7及び
図27を参照し、方法301の工程308において、バリア層109の上方に下部電極111を形成してよい。
図8及び
図27を参照し、方法301の工程310において、下部電極111の上方にスイッチ層113を形成してよい。
図19及び
図27を参照し、方法301の工程312において、スイッチ層113の上方に上部電極117を形成してよい。
図21及び
図27を参照し、方法301の工程314において、上部電極117に接触する導電性ビア137を形成してよい。
【0094】
全ての図面を参照し、本開示の各種の実施例により、抵抗型メモリ装置100、200、300、400、500は、金属部103と、金属部103の上方における6nm以下の厚さT1を有するバリア層109と、バリア層109の上方にある下部電極111と、下部電極111の上方にあるスイッチ層113と、スイッチ層113の上方にある上部電極117と、上部電極117に接触する導電性ビア137と、を備える。
【0095】
一実施例において、バリア層109は、金属部103の材料の下部電極111内への拡散を防止するための導電性酸化物、窒化物及び/又は酸窒化物材料を含む。
【0096】
別の実施例において、スイッチ層113は、高抵抗状態(High Resistance State;HRS)と低抵抗状態(Low Resistance State;LRS)との間で切替可能な固体誘電材料を含む。
【0097】
別の実施例において、抵抗型メモリ装置は、横方向に金属部103を取り囲む第1の誘電材料層101と、第1の誘電材料層101の上方にあり、且つ第2の誘電材料層105を通過する開口108を有する第2の誘電材料層105と、第2の誘電材料層105を通過して開口108の底部における金属部103の上方に延伸する部分136を含むバリア層109と、を更に備える。
【0098】
別の実施例において、バリア層109は、第2の誘電材料層105を通過する開口108の側壁に沿って延伸する少なくとも1つの垂直部分139を更に含む。
【0099】
別の実施例において、下部電極111は、第2の誘電材料層105を通過して開口108内において水平方向に延伸する中央部分144と、下部電極111の中央部分144の対向する側から垂直に上へ延伸するとともに第2の誘電材料層105の上面を含有する平面の上に延伸する一対の垂直部分143、145と、垂直部分143のそれぞれの側面と上面の上方及び下部電極111の中央部分145の上方にコンフォーマルに延伸するスイッチ層113と、スイッチ層113の上方にコンフォーマルに延伸する上部電極117と、を含むU字状横断面形状を有する。
【0100】
別の実施例において、抵抗型メモリ装置は、第2の誘電材料層105を通過する開口108内に位置し、且つ底部及び側面においてバリア層109により取り囲まれる延伸電極140を更に備え、下部電極111は、延伸電極140の上面の上方に位置する。
【0101】
別の実施例において、バリア層109は、第2の誘電材料層105の上面の上方に延伸する外部部分134を更に含み、第2の誘電材料層105を通過して開口108の底部における金属部103の上方に延伸するバリア層109の部分136は、バリア層109の外部部分134に対して垂直に凹むバリア層109の中央部分136である。
【0102】
別の実施例において、抵抗型メモリ装置は、第2の誘電材料層105の第1の部分及び第2の誘電材料層105を通過する開口108の上方にあり、且つ、バリア層109と、下部電極111と、スイッチ層113と、上部電極117と、上部電極117の上方にあるハードマスク119と、ハードマスク119を通過するように延伸するとともに上部電極117に接触する導電性ビア137と、を含む積層127を備える。
【0103】
別の実施例において、積層127は、スイッチ層113と上部電極117の間にあり、スイッチ層113における相変化に寄与する酸素貯蔵機能を提供するためのキャップ層115と、キャップ層115、上部電極117及びハードマスク119の側面の上方に位置する少なくとも1つのスペーサ123と、を更に含む。
【0104】
別の実施例において、抵抗型メモリ装置は、第2の誘電材料層105の上面及び積層127の側面と上面の上方にある第3の誘電材料層129と、第3の誘電材料層129の上方にある緩衝層131と、緩衝層131の上方にある第4の誘電材料層133と、を更に備え、導電性ビア137は、第4の誘電材料層133、緩衝層131、第3の誘電材料層129及びハードマスク119を通過するように延伸するとともに、上部電極117に接触する。
【0105】
別の実施例において、第2の誘電材料層105の第2の部分は、横方向に積層127を取り囲み、且つ第2の誘電材料層105の第2の部分の厚さT2は、9%より小さいハーフ均一性パーセンテージを有する。
【0106】
別の実施例において、導電性ビア137は、金属部103に対して横方向にシフトする。
【0107】
別の実施例において、誘電材料層105と、誘電材料層105の第1の部分の上方にあり、且つ、バリア層109と、バリア層109の上方にある下部電極111と、下部電極111の上方にあるスイッチ層113と、スイッチ層113の上方にある上部電極117と、を含む積層127と、を備え、誘電材料層105の第2の部分は、横方向に積層127を取り囲み、且つ、誘電材料層105の第2の部分の上面138と積層127の上部電極117の上面との最大段差Hは、80nmより小さい抵抗型メモリ装置100、200、300、400、500が提案される。
【0108】
一実施例において、誘電材料層105はエッチングストップ層であり、バリア層109の少なくとも一部は、エッチングストップ層105を通過して開口108内に位置し、且つ積層127の下にある金属部103に電気的に接触し、抵抗型メモリ装置は、上部電極117に接触する導電性ビア137を更に備える。
【0109】
別の実施例において、抵抗型メモリ装置は、バリア層109と、バリア層109の上方にある下部電極111と、下部電極111の上方にあるスイッチ層113と、スイッチ層113の上方にある上部電極117と、をそれぞれ含み、且つそれぞれ抵抗型メモリ素子アレイの単独の抵抗型メモリ素子を形成する複数の積層127を備え、エッチングストップ層105は、各積層127の間で連続的に延伸し、且つ、エッチングストップ層105の上面と積層127のそれぞれにおける上部電極117の上面との最大段差は、80nmより小さい。別の実施例において、エッチングストップ層は、炭化ケイ素を含む。
【0110】
別の実施例において、金属部103の上方に誘電材料層105を形成する工程と、誘電材料層105を通過して開口108を形成するように誘電材料層105をエッチングして、開口108の底部に金属部103の表面を露出させる工程と、開口108の底部に露出する金属部103の表面の上方に、6nm以下の厚さT1を有するバリア層109を形成する工程と、バリア層109の上方に下部電極111を形成する工程と、下部電極111の上方にスイッチ層113を形成する工程と、スイッチ層113の上方に上部電極117を形成する工程と、上部電極117に接触する導電性ビア137を形成する工程と、を含む抵抗型メモリ装置100、200、300、400、500の製造方法が提案される。
【0111】
一実施例において、バリア層109は、原子層堆積(atomic layer deposition;ALD)により形成される。
【0112】
別の実施例において、バリア層109を形成することは、誘電材料層105の上面138の上方及び誘電材料層105を通過する開口108内に連続バリア層109Lを形成することと、連続バリア層109Lの一部を除去して誘電材料層105の上面138を露出させるように、パターニングされたマスク125を介して連続バリア層109Lをエッチングすることと、を含み、連続バリア層109Lをエッチングした後、第2の誘電材料層105の厚さT2は、9%より小さいハーフ均一性パーセンテージを有する。
【0113】
当業者が本開示の態様をよりよく理解できるように、前述した内容をもって複数の実施例の特徴を概説した。当業者であれば、本明細書において援用された実施例と同じ目的を実施するか及び/又は同じメリットを達成するための他のプロセス及び構造を設計又は修正するための基礎として本開示を容易に使用できることを理解すべきである。当業者であれば、このような等価構造は、本開示の精神及び範疇から逸脱しておらず、且つ、本開示の精神及び範疇から逸脱することなく本明細書において様々な変更、置換と代替を行えることをも意識すべきである。
【符号の説明】
【0114】
8 基板
10 半導体材料層
12 シャロートレンチアイソレーション構造
14 能動領域
15 半導体チャネル
18 合金領域
20 ゲート構造
22 ゲート誘電体
24 ゲート電極
26 誘電ゲートスペーサ
28 ゲートキャップ誘電体
31A 平坦化誘電層
31B、32、33、34、35、36、37 ILD層
41L、42L、43L、44L、45L、46L、153、155 金属配線
41V コンタクトビア構造
42V 金属ビア構造/ビア
43V、44V、45V、46V、47V 金属ビア構造
47B 金属接合パッド
50 メモリアレイ領域
52 周辺論理領域
75 CMOS回路
95 メモリセルアレイ
100 メモリ装置/メモリセル
101、105 誘電材料層
103 金属部
107 マスク
108 開口
109 バリア層
109L 連続バリア層
111 下部電極
111L 連続下部電極(層)
113 スイッチ層
113L 連続スイッチ層
115 キャップ層
115L 連続キャップ層
117 上部電極
117L 連続上部電極層
119、121 マスク
119L 連続ハードマスク層
120 平坦上面
122 第1の領域
123 スペーサ
123L 連続間隔材料層
124 第2の領域
125 パターニングされたマスク
126、127、142 積層
128 第3の領域
129 第3の誘電材料層
130 第4の領域
131 バッファ層
133 第4の誘電材料層
134 外部部分
135 金属配線
136 (中央)部分
137 導電性ビア
138 上面
139、143、145 垂直部分
140 延伸電極
144 中央部分
200、300、400、500 抵抗型メモリ装置
301 方法
302~314 工程
L0、L1、L2、L3、L4、L5、L6、L7 階層構造