(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023130043
(43)【公開日】2023-09-20
(54)【発明の名称】載置台及び基板処理装置
(51)【国際特許分類】
H01L 21/683 20060101AFI20230912BHJP
H01L 21/3065 20060101ALI20230912BHJP
【FI】
H01L21/68 R
H01L21/302 101G
H01L21/302 101B
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022034486
(22)【出願日】2022-03-07
(71)【出願人】
【識別番号】000219967
【氏名又は名称】東京エレクトロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】谷川 雄洋
【テーマコード(参考)】
5F004
5F131
【Fターム(参考)】
5F004BA09
5F004BB13
5F004BB22
5F004BB23
5F004CA06
5F131BA03
5F131BA04
5F131BA19
5F131CA06
5F131EB15
5F131EB28
(57)【要約】
【課題】吸着力のムラを抑制し、コストを低減可能な載置台及び基板処理装置を提供する。
【解決手段】基台と、前記基台の上に設けられ、内部に2以上のN極の電極を有する静電チャックと、前記N極の電極に互いに位相が異なる2以上のN相の周期的に正負が入れ替わる電圧を印加する電源と、を備え、隣接する前記電極の間に設けられる電極隙間の中心線は、x=rCos(θ+2π(n-1)/N)、y=rSin(θ+2π(n-1)/N)で示される、載置台。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台と、
前記基台の上に設けられ、内部に2以上のN極の電極を有する静電チャックと、
前記N極の電極に互いに位相が異なる2以上のN相の周期的に正負が入れ替わる電圧を印加する電源と、を備え、
隣接する前記電極の間に設けられる電極隙間の中心線は、
x=rCos(θ+2π(n-1)/N)
y=rSin(θ+2π(n-1)/N)
で示される、載置台。
【請求項2】
前記電源は、交流電圧を印加する、
請求項1に記載の載置台。
【請求項3】
前記電源は、矩形波、三角波、のこぎり波のうち、いずれかの電圧を印加する、
請求項1に記載の載置台。
【請求項4】
前記N極の電極は、該電極同士の面積比を1とする、
請求項1に記載の載置台。
【請求項5】
前記N相の交流電圧は、位相差が1/N×360°で表される、
請求項1に記載の載置台。
【請求項6】
前記N極の電極は、6極以上である、
請求項1に記載の載置台。
【請求項7】
前記静電チャックは、基板を吸着する、
請求項1に記載の載置台。
【請求項8】
前記静電チャックは、基板の外周に配置される環状部材を吸着する、
請求項1に記載の載置台。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の載置台を備える、
基板処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、載置台及び基板処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
基板にエッチング処理等の所望の処理を施す処理装置において、基板を吸着する載置台が知られている。
【0003】
特許文献1には、交流電圧を印加する静電チャック装置において、前記交流電圧はn=2以上のn相の交流電圧であって、該n相交流電圧を印加する電極と、前記各電極間を絶縁する絶縁体からなる試料台と、前記n相交流電圧を印加する回路とを具備したことを特徴とする静電チャック装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一の側面では、本開示は、吸着力のムラを抑制し、コストを低減可能な載置台及び基板処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、一の態様によれば、基台と、前記基台の上に設けられ、内部に2以上のN極の電極を有する静電チャックと、前記N極の電極に互いに位相が異なる2以上のN相の周期的に正負が入れ替わる電圧を印加する電源と、を備え、隣接する前記電極の間に設けられる電極隙間の中心線は、x=rCos(θ+2π(n-1)/N)、y=rSin(θ+2π(n-1)/N)で示される、載置台が提供される。
【発明の効果】
【0007】
一の側面によれば、吸着力のムラを抑制し、コストを低減可能な載置台及び基板処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一実施形態に係るプラズマ処理装置の一例を示す断面模式図。
【
図2】静電チャックの電極の配置の一例を示す平面図。
【
図3】静電チャックのウェハ載置面における第1の電極の配置の一例を示す平面図。
【
図4】静電チャックの電極の配置の一例を示す断面図。
【
図5】静電チャックのウェハ載置面における第1の電極の配置の他の一例を示す平面図。
【
図6】(a)は電極に印加される3相交流電圧の一例を示すグラフ、(b)は3相交流電圧を印加した際の吸着力の総和の一例を示すグラフ。
【
図7】(a)は電極に印加される2相交流電圧の一例を示すグラフ、(b)は2相交流電圧を印加した際の吸着力の総和の一例を示すグラフ。
【
図9】参考例に係る静電チャックの電極の配置の一例を示す平面図。
【
図10】他の参考例に係る静電チャックの電極の配置の一例を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0010】
[プラズマ処理装置]
一実施形態に係るプラズマ処理装置1について、
図1を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係るプラズマ処理装置1の一例を示す断面模式図である。一実施形態に係るプラズマ処理装置1は、容量結合型の平行平板処理装置であり、チャンバ10を有する。チャンバ10は、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウムからなる円筒状の容器であり、接地されている。
【0011】
チャンバ10の底部には、セラミックス等からなる絶縁板12を介して円柱状の支持台14が配置され、この支持台14の上に例えば載置台16が設けられている。載置台16は、静電チャック20と基台16aとを有し、静電チャック20の上面にウェハWを載置する。ウェハWの周囲には、例えばシリコンからなる環状のエッジリング24が配置されている。エッジリング24は、フォーカスリングとも呼ぶ。エッジリング24は、載置台16の周囲に配置される外周部材の一例である。基台16a及び支持台14の周囲には、例えば石英からなる環状のインシュレータリング26が設けられている。静電チャック20の中央側の内部では、導電膜からなる第1の電極20aが絶縁層20bに挟まれている。第1の電極20aは電源22と接続する。電源22から第1の電極20aに印加した電圧によって、静電チャック20の表面と被吸着物であるウェハWとの間に電位差が生じ、静電チャック20のウェハ載置面に被吸着物であるウェハWを吸着する。また、静電チャック20の外周側の内部では、導電膜からなる第2の電極20cが絶縁層20bに挟まれている。第2の電極20cは電源23と接続する。電源23から第2の電極20cに印加した電圧によって、静電チャック20の表面と被吸着物であるエッジリング24との間に電位差が生じ、静電チャック20のエッジリング載置面に被吸着物であるエッジリング24を吸着する。なお、静電チャック20は、ヒータを有し、これにより温度を制御してもよい。
【0012】
支持台14の内部では、例えばリング状又は渦巻状の冷媒室28が形成されている。チラーユニット(図示せず)から供給される所定温度の冷媒、例えば冷却水が、配管30a、冷媒室28、配管30bを通り、チラーユニットに戻される。冷媒がかかる経路を循環することにより、冷媒の温度によってウェハWの温度を制御できる。さらに、伝熱ガス供給機構(図示せず)から供給される伝熱ガス、例えばHeガスが、ガス供給ライン32を介して静電チャック20の表面とウェハWの裏面とのすき間に供給される。この伝熱ガスによって、静電チャック20の表面とウェハWの裏面の間での熱伝達係数が上がり、冷媒の温度によるウェハWの温度の制御がより効果的になる。また、静電チャック20にヒータを有する場合、ヒータによる加熱と冷媒による冷却によって、ウェハWの温度を応答性が高く、且つ精度の高い制御が可能となる。また、伝熱ガス供給機構(図示せず)から供給される伝熱ガス、例えばHeガスが、ガス供給ライン(図示せず)を介して静電チャック20の表面とエッジリング24の裏面とのすき間にも供給される構成であってもよい。また、静電チャック20の表面と被吸着物(ウェハW、エッジリング24)の裏面とのすき間に供給されるHeガスの圧力を制御することで、静電チャック20と被吸着物(ウェハW、エッジリング24)との伝熱特性を制御し、被吸着物(ウェハW、エッジリング24)の温度を制御してもよい。
【0013】
上部電極34は、載置台16に対向してチャンバ10の天井部に設けられる。上部電極34と載置台16の間はプラズマ処理空間となる。上部電極34は、絶縁性の遮蔽部材42を介してチャンバ10の天井部の開口を閉塞する。上部電極34は、電極板36と電極支持体38とを有する。電極板36は、載置台16との対向面に形成された多数のガス吐出孔37を有し、シリコンやSiC等のシリコン含有物から形成される。電極支持体38は、電極板36を着脱自在に支持し、導電性材料、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウムから形成される。電極支持体38の内部では、多数のガス通流孔41a、41bがガス拡散室40a、40bから下方に延び、ガス吐出孔37に連通している。
【0014】
ガス導入口62は、ガス供給管64を介して処理ガス供給源66に接続する。ガス供給管64には、処理ガス供給源66が配置された上流側から順にマスフローコントローラ(MFC)68および開閉バルブ70が設けられている。処理ガスは、処理ガス供給源66から供給され、マスフローコントローラ68および開閉バルブ70により流量及び開閉を制御され、ガス供給管64を介してガス拡散室40a、40b、ガス通流孔41a、41bを通りガス吐出孔37からシャワー状に吐出される。
【0015】
プラズマ処理装置1は、第1の高周波電源90及び第2の高周波電源48を有する。第1の高周波電源90は、第1の高周波電力(以下、「HFパワー」ともいう。)を発生する電源である。第1の高周波電力は、プラズマの生成に適した周波数を有する。第1の高周波電力の周波数は、例えば27MHz~100MHzの範囲内の周波数である。第1の高周波電源90は、整合器88及び給電ライン89を介して基台16aに接続されている。整合器88は、第1の高周波電源90の出力インピーダンスと負荷側(基台16a側)のインピーダンスを整合させるための回路を有する。なお、第1の高周波電源90は、整合器88を介して上部電極34に接続されていてもよい。
【0016】
第2の高周波電源48は、第2の高周波電力(以下、「LFパワー」ともいう。)を発生する電源である。第2の高周波電力は、第1の高周波電力の周波数よりも低い周波数を有する。第1の高周波電力と共に第2の高周波電力が用いられる場合には、第2の高周波電力はウェハWにイオンを引き込むためのバイアス用の高周波電力として用いられる。第2の高周波電力の周波数は、例えば400kHz~13.56MHzの範囲内の周波数である。第2の高周波電源48は、整合器46及び給電ライン47を介して基台16aに接続されている。整合器46は、第2の高周波電源48の出力インピーダンスと負荷側(基台16a側)のインピーダンスを整合させるための回路を有する。なお、ウェハWにイオンを引き込むためのバイアス用の電力として、DCパルスを用いてもよい。この場合、プラズマ処理装置1は、第2の高周波電源48に替えて、DCパルス電源(図示せず)を有する。DCパルス電源は、給電ライン47を介して基台16aに接続されている。また、ウェハWにイオンを引き込むためのバイアス用の電力として、DCパルス(矩形波)や三角波等の複数の入力電圧を合成した合成波を用いてもよい。この場合、プラズマ処理装置1は、第2の高周波電源48に替えて、合成波を出力する電源(図示せず)を有する。合成波を出力する電源は、給電ライン47を介して基台16aに接続されている。
【0017】
なお、第1の高周波電力を用いずに、第2の高周波電力を用いて、即ち、単一の高周波電力のみを用いてプラズマを生成してもよい。この場合には、第2の高周波電力の周波数は、13.56MHzよりも大きな周波数、例えば40MHzであってもよい。プラズマ処理装置1は、第1の高周波電源90及び整合器88を備えなくてもよい。かかる構成により、載置台16は下部電極としても機能する。また、上部電極34は、ガスを供給するシャワーヘッドとしても機能する。
【0018】
第2の可変電源50は上部電極34と接続し、直流電圧を上部電極34に印加する。第1の可変電源55はエッジリング24と接続し、直流電圧をエッジリング24に印加する。第1の可変電源55からエッジリング24の消耗量に応じた所定の直流電圧をエッジリング24に印加することで、エッジリング24上のシースの厚さを制御する。これにより、エッジリング24上のシースとウェハW上のシースの間の段差をなくし、ウェハWのエッジ部においてイオンの照射角度が斜めになることを防止して、ウェハW上に形成した凹部の形状が斜めになるチルティングの発生を回避する。
【0019】
排気装置84は、排気管82と接続する。排気装置84は、ターボ分子ポンプなどの真空ポンプを有し、チャンバ10の底部に形成された排気口80から排気管82を通して排気を行い、チャンバ10内を所望の真空度に減圧する。また、排気装置84は、図示しないチャンバ10内の圧力を計測する圧力計の値を用いながら、チャンバ10内の圧力を一定に制御する。搬入出口85はチャンバ10の側壁に設けられている。ゲートバルブ86の開閉により搬入出口85からウェハWを搬入出する。
【0020】
バッフル板83は、インシュレータリング26とチャンバ10の側壁の間に環状に設けられる。バッフル板83は、複数の貫通孔を有し、アルミニウムで形成され、その表面はY2O3等のセラミックスで被覆されている。
【0021】
かかる構成のプラズマ処理装置1においてプラズマエッチング処理等の所定のプラズマ処理を行う際には、ゲートバルブ86を開き、搬入出口85を介してウェハWをチャンバ10内に搬入し、静電チャック20のウェハ載置面の上に載置し、ゲートバルブ86を閉じる。また、静電チャック20のエッジリング載置面には、エッジリング24が載置されている。処理ガスをチャンバ10の内部へ供給し、チャンバ10内を排気装置84により排気する。
【0022】
第1の高周波電力及び第2の高周波電力を載置台16に印加する。そして、電源22によって、静電チャック20の第1の電極20aに電圧を印加してウェハWを静電チャック20のウェハ載置面に吸着させる。また、電源23によって、静電チャック20の第2の電極20cに電圧を印加してエッジリング24を静電チャック20のエッジリング載置面に吸着させる。なお、直流電圧を第2の可変電源50から上部電極34に印加してもよい。
【0023】
プラズマ処理空間に生成されたプラズマ中のラジカルやイオンによってウェハWの被処理面にエッチング等のプラズマ処理が施される。
【0024】
プラズマ処理装置1には、装置全体の動作を制御する制御部200が設けられている。制御部200に設けられたCPUは、ROM及びRAM等のメモリに格納されたレシピに従って、エッチング等の所望のプラズマ処理を実行する。レシピには、プロセス条件に対する装置の制御情報であるプロセス時間、圧力(ガスの排気)、第1の高周波電力及び第2の高周波電力や電圧、各種ガス流量が設定されてもよい。また、レシピには、チャンバ内温度(上部電極温度、チャンバの側壁温度、ウェハW温度、静電チャック温度等)、チラーから出力される冷媒の温度などが設定されてもよい。なお、これらのプログラムや処理条件を示すレシピは、ハードディスクや半導体メモリに記憶されてもよい。また、レシピは、CD-ROM、DVD等の可搬性のコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に収容された状態で所定位置にセットされ、読み出されるようにしてもよい。
【0025】
次に、載置台16における静電チャック20の電極20a,20cの配置について、
図2から
図4を用いて更に説明する。
図2は、静電チャック20の電極20a,20cの配置の一例を示す平面図である。
図3は、静電チャック20のウェハ載置面20d1における第1の電極20aの配置の一例を示す平面図である。
図4は、静電チャック20の電極20a,20cの配置の一例を示す断面図である。静電チャック20は、ウェハWを載置するウェハ載置面20d1と、エッジリング24を載置するエッジリング載置面20d2と、を有する。
【0026】
図2から
図4に示すように、ウェハ載置面20d1における第1の電極20aは、2以上のN極の電極を有する。
図2から
図4に示す静電チャック20の例において、第1の電極20aは2極の電極であって、電極20a1,20a2を有している。
【0027】
電極20a1は、静電チャック20の中心軸線を中心として、渦巻状(スパイラル)に配置されている。換言すれば、電極20a1は、ウェハ載置面20d1の中心側から外周側に渡って形成され、回転角度が増加するにつれて回転半径が増加するように渦巻状に形成されている。即ち、電極20a1は、静電チャック20の中心軸線を中心とする周方向の全周に渡って配置されており、かつ、ウェハ載置面20d1の中心部から周縁部(外周部)に渡って配置されている。電極20a2についても同様に、渦巻状に配置されている。
【0028】
電極20a1,20a2は、面積比が1となっている。即ち、電極20a1,20a2は、面積が等しく形成されている。
【0029】
また、電極20a1,20a2は、静電チャック20の中心軸線に対して同軸に配置され、回転方向に対称性を有して配列されている。即ち、2極の電極からなる第1の電極20aは、180°の回転対称性を有している。静電チャック20の中心軸線を回転軸として、電極20a1を180°回転させると電極20a2と一致する。
【0030】
また、
図4に示すように、電極20a1の径方向内側には電極20a2が隣接して配置され、電極20a1の径方向外側には電極20a2が隣接して配置される。電極20a2の径方向内側には電極20a1が隣接して配置され、電極20a2の径方向外側には電極20a1が隣接して配置される。
【0031】
電極20a1,20a2には、それぞれ電源22が接続される。電源22は、2以上のN極の第1の電極20aに互いに位相が異なる2以上のN相の交流電圧を印加する。
図2に示す静電チャック20の例において、電源22は、2極の電極20a1,20a2に互いに位相が異なる2相の交流電圧を印加する。
【0032】
ここで、隣接する電極20a1,20a2の間には、絶縁層20bの一部として電極隙間20e(20e1,20e2)が形成されている。電極隙間20eは、平面視して、電極隙間20eの中心線が以下の式(1)及び式(2)で規定され、電極隙間20eの中心線から両方に所定の幅を有する絶縁体として形成される。
【0033】
x=rCos(θ+2π(n-1)/N) ・・・(1)
y=rSin(θ+2π(n-1)/N) ・・・(2)
【0034】
なお、Nは極数、nは1からNまでのパラメータ(
図3の例ではn=1,2)を示す。x,yは静電チャック20の中心を原点とする直交座標系を示す。θは静電チャック20の中心を原点とする極座標系の回転角度を示す。rは静電チャック20の中心を原点とする極座標系の径を示す。但し、rとθとの関係は、以下の式(3)で規定される。なお、Aは定数である。
【0035】
r=Aθ ・・・(3)
【0036】
なお、
図3において、電極隙間20eは、静電チャック20の中心かららせん状に延びる電極隙間20e1及び電極隙間20e2を有する。電極隙間20e1の中心線は、n=1の場合の上記式(1)及び式(2)で表される。電極隙間20e2の中心線は、n=2の場合の上記式(1)及び式(2)で表される。
【0037】
また、電極隙間20e1,20e2は、静電チャック20の中心軸線に対して同軸に配置され、回転方向に対称性を有して配列されている。即ち、電極隙間20eは、180°の回転対称性を有している。静電チャック20の中心軸線を回転軸として、電極隙間20e1を180°回転させると電極隙間20e2と一致する。
【0038】
換言すれば、電極隙間20e1の中心線は、アルキメデスの螺旋(r=Aθ、Aは定数)で規定される。電極隙間20e2の中心線は、アルキメデスの螺旋で規定される電極隙間20e1の中心線を、静電チャック20の中心軸線に対して180°回転して規定される。
【0039】
これにより、隣接する電極20aの中心線同士の距離であるピッチ20fを等間隔にすることができる。また、どの角度で半径を引いても任意の電極の占める長さが一定となるようにすることができる。また、任意の角度の吸着力の合計値が常に一定となり、確実に周方向の吸着力の回転対称性を確保することができる。
【0040】
また、
図2に示すように、エッジリング載置面20d2における第2の電極20cは、2以上のN極の電極を有する。
図2に示す静電チャック20の例において、第2の電極20cは2極の電極であって、電極20c1,20c2を有している。
【0041】
電極20c1は、静電チャック20の中心軸線を中心として、渦巻状(スパイラル)に配置されている。換言すれば、電極20c1は、エッジリング載置面20d2の内周部から外周部に渡って形成され、回転角度が増加するにつれて回転半径が増加するように渦巻状に形成されている。即ち、電極20c1は、静電チャック20の中心軸線を中心とする周方向の全周に渡って配置されており、かつ、エッジリング載置面20d2の内周部から外周部に渡って配置されている。電極20c2についても同様に、渦巻状に配置されている。
【0042】
電極20c1,20c2は、面積比が1となっている。即ち、電極20c1,20c2は、面積が等しく形成されている。
【0043】
また、電極20c1,20c2は、静電チャック20の中心軸線に対して同軸に配置され、回転方向に対称性を有して配列されている。即ち、2極の電極からなる第2の電極20cは、180°の回転対称性を有している。静電チャック20の中心軸線を回転軸として、電極20c1を180°回転させると電極20c2と一致する。
【0044】
また、
図4に示すように、電極20c1の径方向内側には電極20c2が隣接して配置され、電極20a1の径方向外側には電極20c2が隣接して配置される。電極20c2の径方向内側には電極20c1が隣接して配置され、電極20a2の径方向外側には電極20c1が隣接して配置される。
【0045】
電極20c1,20c2には、それぞれ電源23が接続される。電源23は、2以上のN極の第2の電極20cに互いに位相が異なる2以上のN相の交流電圧を印加する。
図2に示す静電チャック20の例において、電源22は、2極の電極20c1,20c2に互いに位相が異なる2相の交流電圧を印加する。
【0046】
ここで、隣接する電極20c1,20c2の間には、絶縁層20bの一部として、電極隙間20g(20g1,20g2)が形成されている。電極隙間20gは、平面視して、電極隙間20gの中心線が前述した式(1)及び式(2)で規定され、電極隙間20gの中心線から両方に所定の幅を有する絶縁体として形成される。
【0047】
また、電極隙間20g1,20g2は、静電チャック20の中心軸線に対して同軸に配置され、回転方向に対称性を有して配列されている。即ち、電極隙間20gは、180°の回転対称性を有している。静電チャック20の中心軸線を回転軸として、電極隙間20g1を180°回転させると電極隙間20g2と一致する。
【0048】
換言すれば、電極隙間20g1の中心線は、アルキメデスの螺旋(r=Aθ、Aは定数)で規定される。電極隙間20g2の中心線は、アルキメデスの螺旋で規定される電極隙間20g1の中心線を、静電チャック20の中心軸線に対して180°回転して規定される。
【0049】
これにより、隣接する電極20c1,20c2の中心線同士の距離であるピッチを等間隔にすることができる。また、どの角度で半径を引いても任意の電極の占める長さが一定となるようにすることができる。また、任意の角度の吸着力の合計値が常に一定となり、確実に周方向の吸着力の回転対称性を確保することができる。
【0050】
また、
図2から
図4では、第1の電極20aは2極の電極である場合を例に説明したが、これに限られるものではない。
図5は、静電チャック20のウェハ載置面20d1における第1の電極20aの配置の他の一例を示す平面図である。
図5に示す静電チャック20の例において、第1の電極20aは3極の電極であって、電極20a1,20a2,20a3を有している。
【0051】
電極20a1は、静電チャック20の中心軸線を中心として、渦巻状(スパイラル)に配置されている。換言すれば、電極20a1は、ウェハ載置面20d1の中心側から外周側に渡って形成され、回転角度が増加するにつれて回転半径が増加するように渦巻状に形成されている。即ち、電極20a1は、静電チャック20の中心軸線を中心とする周方向の全周に渡って配置されており、かつ、ウェハ載置面20d1の中心部から周縁部(外周部)に渡って配置されている。電極20a2,20a3についても同様に、渦巻状に配置されている。
【0052】
電極20a1,20a2,20a3は、面積比が1となっている。即ち、電極20a1,20a2,20a3は、面積が等しく形成されている。
【0053】
また、電極20a1,20a2,20a3は、静電チャック20の中心軸線に対して同軸に配置され、回転方向に対称性を有して配列されている。即ち、3極の電極からなる第1の電極20aは、120°の回転対称性を有している。静電チャック20の中心軸線を回転軸として、電極20a1を120°回転させると電極20a2と一致する。電極20a1を240°回転させると、電極20a3と一致する。
【0054】
また、電極20a1の径方向内側には電極20a3が隣接して配置され、電極20a1の径方向外側には電極20a3が隣接して配置される。電極20a2の径方向内側には電極20a1が隣接して配置され、電極20a2の径方向外側には電極20a3が隣接して配置される。電極20a3の閉方向内側には電極20a2が隣接して配置され、電極20a3の径方向外側には電極20a1が隣接して配置される。
【0055】
電極20a1,20a2,20a3には、それぞれ電源22が接続される。電源22は、2以上のN極の第1の電極20aに互いに位相が異なる2以上のN相の交流電圧を印加する。
図5に示す静電チャック20の例において、電源22は、3極の電極20a1,20a2,20a3に互いに位相が異なる3相の交流電圧を印加する。
【0056】
ここで、隣接する電極20a1,20a2,20a3の間には、絶縁層20bの一部として電極隙間20eが形成されている。電極隙間20eは、平面視して、電極隙間20eの中心線が以下の式(1)及び式(2)で規定され、電極隙間20eの中心線から両方に所定の幅を有する絶縁体として形成される。
【0057】
なお、
図5において、電極隙間20eは、静電チャック20の中心かららせん状に延びる電極隙間20e1、電極隙間20e2及び電極隙間20e3を有する。電極隙間20e1の中心線は、n=1の場合の上記式で表される。電極隙間20e2の中心線は、n=2の場合の上記式で表される。電極隙間20e3の中心線は、n=3の場合の上記式で表される。
【0058】
また、電極隙間20e1,20e2,20e3は、静電チャック20の中心軸線に対して同軸に配置され、回転方向に対称性を有して配列されている。即ち、電極隙間20eは、120°の回転対称性を有している。静電チャック20の中心軸線を回転軸として、電極隙間20e1を120°回転させると電極隙間20e2と一致する。静電チャック20の中心軸線を回転軸として、電極隙間20e1を240°回転させると電極隙間20e3と一致する。
【0059】
換言すれば、電極隙間20e1の中心線は、アルキメデスの螺旋(r=Aθ、Aは定数)で規定される。電極隙間20e2の中心線は、アルキメデスの螺旋で規定される電極隙間20e1の中心線を、静電チャック20の中心軸線に対して120°回転して規定される。電極隙間20e2の中心線は、アルキメデスの螺旋で規定される電極隙間20e1の中心線を、静電チャック20の中心軸線に対して240°回転して規定される。
【0060】
これにより、隣接する電極20aの中心線同士の距離であるピッチを等間隔にすることができる。また、どの角度で半径を引いても任意の電極の占める長さが一定となるようにすることができる。また、任意の角度の吸着力の合計値が常に一定となり、確実に周方向の吸着力の回転対称性を確保することができる。
【0061】
次に、
図5に示すような極数が3極である第1の電極20a(電極20a1,20a2,20a3)に印加される3相の交流電圧について、
図6(a)を用いて説明する。
図6(a)は、電極20a1,20a2,20a3に印加される3相交流電圧の一例を示すグラフである。縦軸は印加電圧を示し、横軸は時間を示す。電極20a1に印加される交流電圧の一例を実線のグラフで示し、電極20a2に印加される交流電圧の一例を一点鎖線のグラフで示し、電極20a3に印加される交流電圧の一例を破線のグラフで示す。なお、印加電圧の振幅を1として正規化している。
【0062】
電源22によって各電極20a1,20a2,20a3にそれぞれ印加される交流電圧は、同じ最大振幅を有し、同じ周波数を有し、互いに異なる位相を有している。例えば、電極20a1,20a2,20a3に印加される交流電圧の位相差は120°に設定される。
【0063】
第1の電極20a(電極20a1,20a2,20a3)に
図6(a)に示す3相交流電圧を印加した際におけるウェハWの吸着力について
図6(b)を用いて説明する。
図6(b)は、3相交流電圧を電極20a1,20a2,20a3に印加した際のウェハWの吸着力の総和の一例を示すグラフである。縦軸は吸着力の総和を示し、横軸は時間を示す。
図6(b)に示すように、載置台16がウェハWを吸着する吸着力を一定とすることができる。
【0064】
次に、
図2から
図4に示すような極数が2極である第1の電極20a(電極20a1,20a2)に印加される2相交流電圧について、
図7(a)を用いて説明する。
図7(a)は、電極20a1,20a2に印加される2相交流電圧の一例を示すグラフである。縦軸は印加電圧を示し、横軸は時間を示す。電極20a1に印加される交流電圧の一例を実線のグラフで示し、電極20a2に印加される交流電圧の一例を一点鎖線のグラフで示す。なお、印加電圧の振幅を1として正規化している。
【0065】
電源22によって第1の電極20aの各電極20a1,20a2にそれぞれ印加される交流電圧は、同じ最大振幅を有し、同じ周波数を有し、互いに異なる位相を有している。例えば、電極20a1,20a2に印加される交流電圧の位相差は90°に設定される。
【0066】
第1の電極20a(電極20a1,20a2)に
図7(a)に示す2相交流電圧を印加した際におけるウェハWの吸着力について
図7(b)を用いて説明する。
図7(b)は、2相交流電圧を電極20a1,20a2に印加した際のウェハWの吸着力の総和の一例を示すグラフである。縦軸は吸着力の総和を示し、横軸は時間を示す。
図7(b)に示すように、第1の電極20aの極数が2極であっても、載置台16がウェハWを吸着する吸着力を一定とすることができる。
【0067】
なお、極数が2極である第2の電極20c(電極20c1,20c2)に印加される2相交流電圧についも同様である。
【0068】
また、
図2から
図4では、第1の電極20aの極数は2極、第2の電極20cの極数は2極であるものとして説明したが、これに限られるものではない。また、第1の電極20aの極数、第2の電極20cの極数は、2以上であってもよい。また、第1の電極20aの極数と第2の電極20cの極数とは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
【0069】
ここで、N極の電極において、N相の交流電圧は、振幅Bとし、周期ωとして、以下の式(4)で表される。なお、nはN以下の各電極に対応する個別の整数である。
【0070】
Bsin(ωt+n/N×360°)・・・(4)
【0071】
また、ある電極(例えば、電極20a2)において、内周側の他の電極(例えば、電極20a1)との位相差は(1/N×360°)であり、外周側の他の電極(例えば、電極20a3)との位相差は(1/N×360°)である。このため、隣接する電極間の電位差を小さくすることができる。これにより、電極間のショートを抑制することができる。
【0072】
換言すれば、電極間の間隔を狭めることができ、電極の面積(径方向幅)を広くすることができる。これにより、ウェハ載置面20d1における第1の電極20aが占める割合を増やすことができる。ここで、吸着力は電極の形成された位置で発生し、電極間の絶縁領域においては吸着力が発生しない。静電チャック20によれば、電極の面積を広くすることで、ウェハWの吸着力を向上させることができる。また、吸着力の面内均一性を向上させることができる。なお、ウェハWを吸着する第1の電極20aを例に説明したが、エッジリング24を吸着する第2の電極20cについても同様である。
【0073】
また、電極の極数は6極以上、6相以上の交流電圧を用いる構成が好ましい。例えば、6相の交流電圧の場合、隣接する電極の位相差は60°となり、隣接する電極の電位差は最大でも振幅A以下となる。これにより、電極間のショートを抑制することができる。また、電極間の間隔を狭め、電極の面積(径方向幅)を広くすることで、吸着力を向上させ、吸着力の面内均一性を向上させることができる。また、電極の極数(交流電圧の相数)が増えるほど、これらの効果も向上させることができる。
【0074】
また、第1の電極20a及び第2の電極20cが渦巻状に形成されていることにより、静電チャック20によるウェハWの吸着力の周方向のムラを抑制することができる。
【0075】
また、電源22,23は交流電圧を印加する電源であるものとして説明したが、これに限られるものではない。電源22,23は、周期的に正負が入れ替わる交流電圧を印加する電源であってもよい。換言すれば、電源22,23は、周期的に振幅の最大値と振幅の最小値を繰り返す交流電圧を印加する電源であってもよい。さらに換言すれば、電源22,23は、周期的に増加と減少を繰り返す交流電圧を印加する電源であってもよい。
【0076】
電源の印加電圧波形の一例について
図8を用いて説明する。
図8は、電源の印加電圧波形の例を説明するグラフである。なお、
図8において、横軸は時間を示し、縦軸は印加電圧を示す。なお、印加電圧の振幅を1として正規化している。
【0077】
図8(a)(併せて、
図6(a)及び
図7(a)参照)に示すように、電源22,23は、正弦波の電圧を印加する電源であってもよい。
【0078】
また、
図8(b)に示すように、電源22,23は、矩形波の電圧を印加する電源であってもよい。矩形波の印加電圧は、最大値の印加電圧を所定時間保った後に急降下し、最小値の印加電圧を所定時間保った後に急上昇することを周期的に繰り返す。これにより、矩形波の印加電圧は、周期的に正負が入れ替わる。
【0079】
また、
図8(c)に示すように、電源22,23は、三角波の電圧を印加する電源であってもよい。三角波の印加電圧は、最小値から最大値へと印加電圧が上昇し、最大値から最小値へと印加電圧が減少することを周期的に繰り返す。これにより、三角波の印加電圧は、周期的に正負が入れ替わる。
【0080】
また、
図8(d)に示すように、電源22,23は、のこぎり波の電圧を印加する電源であってもよい。のこぎり波の印加電圧は、最小値から最大値へと印加電圧が徐々に上昇し、最大値から最小値へと印加電圧が急減少することを周期的に繰り返す。これにより、のこぎり波の印加電圧は、周期的に正負が入れ替わる。
【0081】
また、図示を省略するが、電源22,23は、逆のこぎり波の電圧を印加する電源であってもよい。逆のこぎり波の印加電圧は、最小値から最大値へと印加電圧が急上昇し、最大値から最小値へと印加電圧が徐々に減少することを周期的に繰り返す。これにより、逆のこぎり波の印加電圧は、周期的に正負が入れ替わる。
【0082】
また、図示を省略するが、電源22,23は、疑似正弦波の電圧を印加する電源であってもよい。疑似正弦波の印加電圧は、最大値の印加電圧を所定時間保った後に多段で降下し、最小値の印加電圧を所定時間保った後に多段で上昇することを周期的に繰り返す。これにより、疑似正弦波の印加電圧は、周期的に正負が入れ替わる。
【0083】
また、電源22,23の波形は、例えば
図6、
図7、
図8(a)~(d)に示すように、周期的に正負が入れ替わる電圧における正と負の期間及び振幅が等しいことが好ましい。
【0084】
ここで、参考例に係る静電チャック20について、
図9および
図10を用いて説明する。
図9は、参考例に係る静電チャックの電極20X1の配置の一例を示す平面図である。
図9に示す電極の配置例では、径方向及び周方向に区画され、A,B及びCで示す3極電極が交互に配置されている。これにより、周方向の対称性を有している。
図10は、他の参考例に係る静電チャックの電極20X2の配置の一例を示す平面図の一例である。
図10に示す電極の配置例では、六角形に区画され、A,B及びCで示す3極電極が交互に配置されている。これにより、周方向の対称性を有している。
【0085】
しかしながら、
図9及び
図10に示す電極の配置例では、1の極に対応する電極が複数分割されており、各電極と電源22との配線が複数に分岐し、各電極と電源22との接続点も複数となる。
【0086】
これに対し、
図2に示す静電チャック20では、渦巻状に形成される電極20a1,20a2と電源22との接続はそれぞれ1点ずつである。これにより、静電チャック20の製作コストを低減することができる。
【0087】
なお、静電チャック20は、
図2に示すように、ウェハWを吸着する第1の電極20aは、電極20a1,20a2が渦巻状に配置されるものとして説明したが、これに限られるものではない。第1の電極20aは、2以上のN極の電極を有し、N極の電極は交互に配置され、N極の電極と電源22との接続はそれぞれ1点ずつであるように構成されていてもよい。
【0088】
以上、プラズマ処理装置1の実施形態等について説明したが、本開示は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本開示の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
【0089】
なお、電極が2極の場合、
図6に示す交流電圧を印加するものとして説明したが、これに限られるものではない。逆位相の電圧を印加してもよい。これにより、ジョンソンラーベック力による吸着を行うことができる。
【符号の説明】
【0090】
1 プラズマ処理装置(基板処理装置)
16 載置台
16a 基台
20 静電チャック
20a 第1の電極
20b 絶縁層
20c 第2の電極
20d1 ウェハ載置面
20d2 エッジリング載置面
20a1,20a2,20a3,20c1,20c2 電極
20e,20g 電極隙間
20f ピッチ
24 エッジリング(環状部材)
W ウェハ(基板)