(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023131521
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】表示装置及び画像形成装置
(51)【国際特許分類】
G09F 13/18 20060101AFI20230914BHJP
G03G 21/16 20060101ALI20230914BHJP
B41J 29/42 20060101ALI20230914BHJP
G03G 15/00 20060101ALN20230914BHJP
【FI】
G09F13/18 Q
G03G21/16 142
B41J29/42 E
G03G15/00 680
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022036337
(22)【出願日】2022-03-09
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100090527
【弁理士】
【氏名又は名称】舘野 千惠子
(72)【発明者】
【氏名】青山 純平
(72)【発明者】
【氏名】小田中 聡
(72)【発明者】
【氏名】小島 玲央
【テーマコード(参考)】
2C061
2H171
5C096
【Fターム(参考)】
2C061AP07
2C061AQ06
2C061BB33
2C061CQ22
2C061CQ23
2C061CQ34
2C061CQ41
2H171FA28
2H171GA03
2H171GA04
2H171KA13
2H171MA11
2H171UA03
2H171WA13
2H171WA16
2H171WA27
5C096AA04
5C096AA05
5C096BA04
5C096BC02
5C096CB02
5C096CC06
5C096CD10
5C096CD14
5C096CD17
5C096CD22
5C096CD34
5C096FA12
5C096FA17
(57)【要約】
【課題】光源が実装される基板を大型化することなく、筐体端縁の角部に配設された表示ランプの点灯において均一かつ十分な光量を得ることができる表示装置を提供する。
【解決手段】機器に取付けられ、機器の操作指示を受け付ける操作画面21と、機器の状態を報知する複数の表示ランプ10と、を備える表示装置2であって、光源14が実装された基板12と、基板12を被覆する筐体20と、表示ランプ10の発光部を構成するレンズ部材13と、光源14からの光をレンズ部材13へ導光する導光部材11と、を備え、筐体20は、操作画面21が設けられた上面20aの端縁部と側面20bとがなす角部を含む部位に、レンズ部材13を露出する開口部22を有し、レンズ部材13と導光部材11とが接続される接続面が、導光部材11から出射される光の進行方向と直交する表示装置。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器に取付けられ、前記機器の操作指示を受け付ける操作画面と、前記機器の状態を報知する複数の表示ランプと、を備える表示装置であって、
光源と、前記光源が実装された基板と、前記基板を被覆する筐体と、前記表示ランプの発光部を構成するレンズ部材と、前記光源からの光を前記レンズ部材へ導光する導光部材と、を備え、
前記筐体は、前記操作画面が設けられた上面の端縁部と側面とがなす角部を含む部位に、前記レンズ部材を露出する開口部を有し、
前記レンズ部材と前記導光部材とが接続される接続面が、前記導光部材から出射される光の進行方向と直交することを特徴する表示装置。
【請求項2】
複数の前記表示ランプに対応する複数の光源、複数の前記レンズ部材、及び複数の前記導光部材を有し、
複数の前記レンズ部材及び複数の前記導光部材は、隣接する部材間が連結されてそれぞれ一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記導光部材の出射面と対向する前記レンズ部材の受光面の表面に、シボ加工または凹凸加工が施されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記導光部材は、無色で透光性を有する樹脂材料からなり、
前記レンズ部材は、着色した透明な樹脂材料からなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示装置。
【請求項5】
前記光源は、発光面が前記レンズ部材の受光面及び発光面と対向しない方向に配設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。
【請求項6】
複数の前記導光部材を備え、隣接する前記導光部材の間に、遮光部材が配設されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の表示装置。
【請求項7】
前記光源は、基板の端縁部近傍に配設され、
前記導光部材の受光面から延出した凸状部が、前記基板の端縁部側面に当接することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の表示装置。
【請求項8】
前記機器が、画像形成装置であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の表示装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれかに記載の表示装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)やレーザープリンター(LP:laser printer)等の画像処理機能を備えた機器には、処理機能や設定メニューをユーザーに選択操作させるために、タッチパネル機能を有する操作パネル等の表示装置が装着されている。
【0003】
表示装置としては、FAX文書を受信したときや、トナーエンドやジャム等のトラブルが生じたとき等に、これらをユーザーに通知するための表示ランプ等を備えているものが知られている
【0004】
表示ランプの光源となる発光素子は、一般的に、筐体内に内蔵された回路基板上に実装されている。表示ランプの十分な発光光量を確保するためには、表示ランプの近傍に発光素子を配設することが望ましいが、表示ランプの配設位置は、操作パネル等では筐体の端縁部となることがある。表示ランプの位置にあわせて基板のサイズや配置を変更することは、異なる形状の操作パネル間で共通の部品として扱うことができないという課題がある。また、メインの基板とは異なる基板に発光素子を実装した場合は、基板間を接続するハーネス等の部材が必要となりコスト高となるという課題がある。
【0005】
これに対し、機器の情報や動作状態等を表示するための表示ランプとして、筐体内部に設けられた発光ダイオード(LED)等の発光素子の光を、導光部材を用いて筐体の外表面に導くことによって表示を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
特許文献1の装置では、筐体の小型化、薄型化による出光部の配置間隔が短い場合であっても、レンズ導光部品が発光素子に対応した出光部にのみ導くことができることが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、表示ランプとしては、筐体の上面と側面との角部に配設され、上面側と側面側にそれぞれ発光面を有しているものがある。このような発光面を有する場合、光源から導かれた光の見え方にムラが生じてしまうという課題があった。
【0008】
さらに、黒色または黒色に近い濃色の筐体に配設される表示ランプにおいて、非発光時に筐体と一体化するような外観のレンズを適用した場合等は、点灯時に光源からの光をレンズ全体に行き渡らせ、どの角度から見ても点灯が視認できるようにすることが難しいという課題があった。
【0009】
そこで本発明は、光源が実装される基板を大型化することなく、筐体端縁の角部に配設された表示ランプの点灯において均一かつ十分な光量を得ることができる表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、機器に取付けられ、前記機器の操作指示を受け付ける操作画面と、前記機器の状態を報知する複数の表示ランプと、を備える表示装置であって、光源と、前記光源が実装された基板と、前記基板を被覆する筐体と、前記表示ランプの発光部を構成するレンズ部材と、前記光源からの光を前記レンズ部材へ導光する導光部材と、を備え、前記筐体は、前記操作画面が設けられた上面の端縁部と側面とがなす角部を含む部位に、前記レンズ部材を露出する開口部を有し、前記レンズ部材と前記導光部材とが接続される接続面が、前記導光部材から出射される光の進行方向と直交することを特徴する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、光源が実装される基板を大型化することなく、筐体端縁の角部に配設された表示ランプの点灯において均一かつ十分な光量を得ることができる表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を説明する図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る表示装置の外観模式図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る表示装置の内部を裏面から見た模式図である。
【
図5】光源、導光部材及びレンズ部材の配置を説明する側面模式図である。
【
図6】導光部材及びレンズ部材の配置を説明する説明図である。
【
図7】複数の導光部材、及び複数のレンズ部材が一体化された態様の説明図である。
【
図8】レンズ部材の受光面の表面形状の例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の表示装置及び画像形成装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0014】
〔画像形成装置〕
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例を示す外観図である。
画像形成装置1は、プリンタ、ファクシミリ、複写装置などの機能を備えた複合機(MFP)である。ただし、これらの機能のいずれか、あるいは、任意の組み合わせで備えた画像形成装置であってもよい。
【0015】
画像形成装置1は、後述する本発明に係る表示装置としての操作パネル2と、原稿を給配送するADF(Auto Document Feeder)3と、画像記録前の記録媒体を積重可能に収納する記録媒体供給トレイ5と、記録媒体に画像を記録する画像形成部6と、画像記録された記録媒体が排出される記録媒体排出トレイ4と、を備えている。
なお、本発明に係る画像形成装置の画像形成方式は特に限定されず、電子写真方式であっても、インクジェット方式であってもよい。
【0016】
電子写真方式の画像形成装置1では、画像形成部6に像担持体、転写部、及び定着装置などを備えている。画像形成(印刷)動作が開始されると、記録媒体供給トレイ5から画像形成部6へ記録媒体としての用紙が供給される。印刷ジョブの画像データから作像プロセスにて像担持体に画像が転写され、像担持体から搬送経路を搬送されてきた用紙に画像が転写される。転写後の用紙は、定着装置へ運ばれ、定着装置によって用紙上の画像のトナーが定着され、記録媒体排出トレイ4に排出される。
【0017】
〔表示装置〕
本発明に係る表示装置の一例としての操作パネルの外観模式図を
図2に示す。
図2(A)は操作パネルの上面図であり、
図2(B)は要部の斜視図である。
また、
図3は操作パネルの筐体の内部を裏面から見た模式図であり、
図4は
図3の要部拡大図である。
【0018】
本実施形態に係る表示装置(以下、「操作パネル2」ともいう)は、機器(例えば、
図1の画像形成装置1)に取付けられ、機器の操作指示を受け付ける操作画面21と、機器の状態を報知する複数の表示ランプ10と、を備えている。操作画面21は、例えば、液晶画面(タッチパネル)である。
【0019】
操作パネル2は、光源14と、光源14が実装された基板12と、基板12を被覆する筐体20と、表示ランプ10の発光部を構成するレンズ部材13と、光源14からの光をレンズ部材13へ導光する導光部材11と、を備えている。
【0020】
光源14は点光源であり、例えば、発光ダイオード(LED)等が挙げられる。
導光部材11は、光源14から内部に入射した光を全反射させ、配設方向に沿って導光し、出射面から外部に出射する部材であり、例えば、ライトパイプ等が挙げられる。
【0021】
操作パネル2の筐体20は、操作画面21が設けられた上面20aの端縁部と、上面20aと連続する側面20bとがなす角部を含む部位に、表示ランプ10のレンズ部材13を露出する開口部22を有している。
【0022】
表示ランプ10は、
図2(B)に示すように、筐体20の上面20aの端縁部から側面20bにかけて複数設けられ、光源14の点灯や点滅などでユーザーに通知を行う部材である。
本実施形態では、3個の表示ランプ10(10a、10b、10c)が配設されているが、設置数は特に限定されず、適宜選択することができる。
図2の例では、3個の表示ランプ10は、FAX文書の到達を通知する表示ランプ10a、データインを通知する表示ランプ10b、及び機器の状態の確認を促すための警告や各種異常やエラー(例えば、トナーエンドやジャム等)を通知する表示ランプ10cで構成されている。
【0023】
図5は、光源14、導光部材11及びレンズ部材13の配置を説明する側面模式図である。また、
図6(A)及び
図6(B)は導光部材11の出射面からレンズ部材13の発光面までの部分の説明図である。
【0024】
図6(A)に示すように、本実施形態の表示装置である操作パネル2において、レンズ部材13と導光部材11とが接続される接続面15は、導光部材11から出射される光の進行方向と直交する。
なお、接続面15は、対向するレンズ部材13の受光面13a及び導光部材11の出射面11aで構成される面である。
【0025】
これにより、例えば、導光部材11のレンズ部材13と対向する出射面11aの中心における法線Nは、レンズ部材13の筐体20から露出した部分の垂直断面Sの中央Cを通る。中央Cは、例えば、垂直断面Sにおける縦方向の中心線と横方向の中心線の交点である。
筐体20から露出するレンズ部材13の上面13b及び側面13cの面積は、開口部22の形状に応じて適宜変更することができる。
図5に示す例では、レンズ部材13の上面13bと側面13cの面積に大きな差異が無く、上面13bと側面13cとがなす角部はR形状となっている。当該R形状の部分は、筐体20から露出したレンズ部材13の上面13bと側面13cを含む外観の平面視において中央となる部位を含んでいる。
図5の例では、このR形状の部分を、導光部材11の出射面11aの中心における法線Nが通過している。
【0026】
また、露出したレンズ部材13の上面13bと側面13cの形状及び面積が略同一である態様においては、
図6(B)に示すように、導光部材11のレンズ部材13と対向する出射面11aの中心における法線Nが、レンズ部材の筐体の上面から露出した面(上面13b)と側面から露出した面(側面13c)とがなす角θを二等分する直線となっている。
【0027】
図7は、複数の導光部材11、及び複数のレンズ部材13が一体化された態様の説明図である。
図7(A)は基板12、導光部材11及びレンズ部材13を上面側から見た模式図であり、
図7(B)は3つのレンズ部材13が一体化された例を示す模式図である。
【0028】
図7に示すように、本実施形態の表示装置は、複数の表示ランプ10に対応する複数の光源14、複数のレンズ部材13、及び複数の導光部材11を有し、複数のレンズ部材13及び複数の導光部材11は、隣接する部材間が連結されてそれぞれ一体化されていることが好ましい。
一体化されたレンズ部材13及び導光部材11は、図示しない保持部材によって筐体20の内部の所定の位置に固定される。
【0029】
本実施形態の表示装置によれば、導光部材11により基板12上の光源14の光を、筐体20の端縁部に配設された表示ランプ10のレンズ部材13まで導くことができるため、表示ランプ10の位置にあわせて基板12のサイズや配置を変更する必要が無く、また光源14を実装した別の基板を用意してハーネス等で接続する必要もない。これにより、基板12を小型化することができ、部品点数を減じてコスト削減を実現することができる。また、導光部材11の設計を変更することで、基板12を異なるサイズの操作画面21を備えた操作パネルと共通化することができる。
【0030】
また、本実施形態の表示装置によれば、レンズ部材13と光源14とを近接させる必要がないため、設計の自由度が向上する。例えば、基板12を筐体20内部の側面から離間した位置に配設することができるため、静電気等による外部からの影響を防止することができる。
【0031】
また、本実施形態の表示装置によれば、導光部材11の出射面11aの中心における法線Nが、レンズ部材13の筐体20から露出した部分の垂直断面の中央Cを通っているため、上面側と側面側のそれぞれ発光面に均一に光源14からの光が導かれ、光の見え方にムラが生じるのを防ぐことができる。
すなわち、光源14が実装される基板12を大型化することなく、筐体20の端縁の角部に配設された表示ランプ10の点灯において均一かつ十分な光量を得ることができる。
【0032】
図8は、レンズ部材13の受光面13aの表面形状の例を示す模式図である。
図8(A)は、加工が施されていない平滑面の例である。
一方、
図8(B)~(E)は、導光部材11の出射面11aと対向するレンズ部材13の受光面13aの表面に、シボ加工または凹凸加工が施されている例である。レンズ部材13の受光面13aに
図8(B)~(E)のような微小形状を形成することで、レンズ部材13の内部に光を拡散させることができ、発光面側の光量を均一化することができる。
なお、加工の態様は
図8(B)~(E)の例に限定されず、適宜選択することができる。
【0033】
導光部材11は、例えば、無色で透光性を有する樹脂材料からなることが好ましい。このような材料で構成することにより、低コストで、かつ導光機能を満たすことができる。また、射出成形により量産が可能な部材とすることができる。
【0034】
レンズ部材13は、着色した透明な樹脂材料からなることが好ましい。着色としては、例えば、非点灯時に目立たないよう筐体20と同等の色とすることができる他、乳白色、スモーク等を適宜選択することができる。
筐体20が黒色または黒色に近い濃色の場合、例えば、透明な樹脂材料でレンズ部材13を構成することにより、非発光時に筐体と同じ色に統一された外観が得られる。
また、導光部材11と同様、低コストで量産が可能な部材とすることができる。
本実施形態の表示装置によれば、非発光時に目立たないレンズ部材を適用した場合であっても、点灯時に光源からの光をレンズ全体に行き渡らせ、どの角度から見ても点灯が視認できるようにすることが可能となる。
【0035】
図5に示すように、本実施形態の表示装置において、光源14は、その発光面がレンズ部材13の受光面13a及び発光面(筐体20から露出する面)と対向しない方向に配設されている。
図5中、光源14の光が出射する方向をD1、レンズ部材13の発光する方向をD2で示している。
すなわち、光源14からの光が直接レンズ部材13に入射することはなく、導光部材11を通してのみレンズ部材13に入射する。
このような構成により、複数の表示ランプ10が設けられていても、漏れた光で隣接する他の表示ランプ10が発光してしまうような不具合を防ぐことができる。
【0036】
図7(A)に示したように、複数の導光部材11は、隣接する部材間が連結されて一体化している。連結されていない部分は空隙であり、隣接する他の導光部材11からの光が侵入しないように遮光することが好ましい。
【0037】
図9は、遮光部材が配設された態様を模式的に示す説明図である。
複数の光源14、複数の導光部材11及び複数のレンズ部材13を備える本実施形態の表示装置において、隣接する導光部材11の間には、遮光部材17が配設されていることが好ましい。
遮光部材17を設けることにより、隣接する導光部材11の間で色移りが発生するのを防ぐことができ、複数の表示ランプ10のうち、点灯させるべき表示ランプ10のみを発光させることができる。
【0038】
図9に示す例は、3つの導光部材11のうち、図の右側の2つの導光部材11が配設された領域にはリブによる仕切りである遮光部材17aが導光部材11の周囲を囲むように配設されている。また、図の左側の導光部材11の右側の空隙部分には、板金による仕切りである遮光部材17bが配設されている。
なお、遮光部材17の材質、形状及び配設位置等は、
図9に示す例に限定されず、適宜選択することができる。
【0039】
図5に示すように、本実施形態の表示装置において、光源14は、基板12の端縁部近傍に配設されている。そして、導光部材11の受光面11bから延出した凸状部19が、基板12の端縁部側面に当接している。
導光部材11は、受光面11bが光源14の出射方向D1上に位置するように配設され、凸状部19により導光部材11が基板12の側面で支持されるため、ガタつきが防止されるとともに、光源14からの光を漏らすことがない。
【符号の説明】
【0040】
1 画像形成装置
2 表示装置(操作パネル)
10 表示ランプ
11 導光部材(ライトパイプ)
12 基板
13 レンズ部材
14 光源
15 接続面
17 遮光部材
【先行技術文献】
【特許文献】
【0041】