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特開2023-134893偽造防止印刷物及び偽造防止印刷物の作製方法
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  • 特開-偽造防止印刷物及び偽造防止印刷物の作製方法 図1
  • 特開-偽造防止印刷物及び偽造防止印刷物の作製方法 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023134893
(43)【公開日】2023-09-28
(54)【発明の名称】偽造防止印刷物及び偽造防止印刷物の作製方法
(51)【国際特許分類】
   B41M 3/14 20060101AFI20230921BHJP
   B42D 25/337 20140101ALI20230921BHJP
【FI】
B41M3/14
B42D25/337
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022039817
(22)【出願日】2022-03-15
(71)【出願人】
【識別番号】303017679
【氏名又は名称】独立行政法人 国立印刷局
(72)【発明者】
【氏名】大井 誠
(72)【発明者】
【氏名】秋山 洋平
【テーマコード(参考)】
2C005
2H113
【Fターム(参考)】
2C005HA04
2C005HB01
2C005HB02
2C005HB07
2C005HB09
2C005HB10
2C005JA09
2C005JB25
2H113AA01
2H113AA06
2H113BA01
2H113BA03
2H113BA05
2H113BA09
2H113BA18
2H113BB02
2H113BB07
2H113BB08
2H113BB22
2H113BB32
2H113CA32
2H113CA39
2H113CA40
2H113CA44
2H113FA43
(57)【要約】
【課題】偽造の防止効果を高めることができる偽造防止印刷物及び偽造防止印刷物の作製方法を提供する。
【解決手段】偽造防止印刷物は、基材と、基材の所定の位置に形成され、全て同じ絵柄である複数の印刷模様10、20、30、40と、を備えている。また、複数の印刷模様10、20、30、40は、複数の版面を用いて形成される。そして、複数の印刷模様10、20、30、40のうち少なくとも1つの印刷模様10は、他の印刷模様20、30、40とは異なる画線構成で絵柄が表現される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材上に、全て同じ基画像で形成された模様部及び背景部から成る印刷模様を複数備え、
各々の前記印刷模様は、前記基画像を画線構成の異なる複数の版面を用いて形成され、
複数の前記印刷模様における前記模様部及び前記背景部の少なくとも一方は、他の印刷模様における前記模様部及び前記背景部の少なくとも一方とは異なる画線構成で形成された
偽造防止印刷物。
【請求項2】
複数の前記印刷模様の前記模様部及び前記背景部は、全て異なる画線構成で形成された
請求項1に記載の偽造防止印刷物。
【請求項3】
一つの基画像を画線構成の異なる複数の印刷模様として、少なくとも2つ以上の版面に分版する工程と、
前記版面を用いて、基材上に複数の前記印刷模様を形成する工程を備えたことを特徴とする偽造防止印刷物の作製方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、偽造防止効果を必要とするセキュリティ印刷物である銀行券、パスポート、有価証券、身分証明書、カード、通行券等の個別識別を必要とする貴重印刷物の分野において、改ざんや偽造を防止するための偽造防止印刷物及び偽造防止印刷物の作製方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、銀行券、株券、有価証券、通行券、カード等の偽造、変造を防止する必要性のある貴重印刷物においては、簡易に確認可能とするために、例えば幾何学模様を多様化した図柄が形成されている。
【0003】
また、特許文献1には、多数の微小記号及び/又は微小文字を利用した偽造防止印刷物が記載されている。この特許文献1では、所定の微小記号及び/又は微小文字のみ他の微小記号及び/又は微小文字とは異なる配置角度、書体、水平方向の配置ズレを生じさせて形成した印刷物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003-335040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、近年では、スキャナ、プリンタ、コピー機等のデジタル機器の発展により、印刷物の精巧な複製物の作成や改ざんを容易に実施することが可能となっている。そのため、特許文献1に記載された技術では、不正な複製や改ざんが容易に実施でき、偽造防止効果が不十分であった。
【0006】
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、偽造の防止効果を高めることができる偽造防止印刷物及び偽造防止印刷物の作製方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、偽造防止印刷物は、基材上に、全て同じ基画像で形成された模様部及び背景部から成る印刷模様を複数備え、各々の印刷模様は、基画像を画線構成の異なる複数の版面を用いて形成され、複数の印刷模様における模様部及び背景部の少なくとも一方は、他の印刷模様における模様部及び背景部の少なくとも一方とは異なる画線構成で形成される。
【0008】
さらに、偽造防止印刷物は、複数の印刷模様の模様部及び背景部は、全て異なる画線構成で形成される。
【0009】
また、偽造防止印刷物の作製方法は、一つの基画像を画線構成の異なる複数の印刷模様として、少なくとも2つ以上の版面に分版する工程と、版面を用いて、基材上に複数の印刷模様を形成する工程を備える。
【発明の効果】
【0010】
上記構成の偽造防止印刷物及び偽造防止印刷物の作製方法によれば、一見すると、同一の印刷模様が複数付与された印刷物として視認されるが、実際には、複数の版面を用いて形成され、互いに画線構成が異なる。よって、悪意のある者が偽造品を作成しようとした場合、画線構成まで再現することは極めて困難であることから、偽造抵抗力を向上させることが可能となる。併せて、偽造品が発生した場合でも、ユーザが印刷模様をルーペ等により拡大して視認することで、真正品の画線構成であるか否かで簡易に真偽判別を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施の形態例にかかる偽造防止印刷物を示す図である。
図2】本発明の実施の形態例にかかる偽造防止印刷物の印刷模様を示すものである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、実施の形態例にかかる偽造防止印刷物について、図1図2を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
【0013】
1.実施の形態例
まず、実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかる偽造防止印刷物の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本例の偽造防止印刷物を示す図である。
【0014】
図1に示す本例の偽造防止印刷物100は、例えば、銀行券、パスポート、有価証券、身分証明書、カード、通行券等に用いられる印刷物である。図1に示すように、偽造防止印刷物100は、基材1と、基材1の少なくとも一部に形成される複数の印刷模様10、20、30、40を備えている。例えば、図1において印刷模様10は「星」形としている。第1印刷模様10、第2印刷模様20、第3印刷模様30及び第4印刷模様40は、基材1における予め設定された箇所に配置されている。
【0015】
本例では、基材1に4つの印刷模様10、20、30、40を形成した例を説明したが、印刷模様の数は、4つに限定されるものではなく、例えば、3つ以下、又は5つ以上形成してもよい。基材1に形成される印刷模様の数は、少なくとも2つあればよい。
【0016】
次に、印刷模様10、20、30、40の詳細な構成について図2を参照して説明する。
図2は、印刷模様10、20、30、40を示す図である。また、図2(a1)、図2(a2)及び図2(a3)は、第1印刷模様10の構成を示し、図2(b1)、図2(b2)及び図2(b3)は、第2印刷模様20の構成を示している。そして、図2(c1)、図2(c2)及び図2(c3)は、第3印刷模様30の構成を示し、図2(d1)、図2(d2)及び図2(d3)は、第4印刷模様40の構成を示している。
【0017】
図2に示すように、第1印刷模様10、第2印刷模様20、第3印刷模様30及び第4印刷模様40は、それぞれが、図2(a1)、図2(b1)、図2(c1)及び図2(d1)に示す第1版面と、図2(a2)、図2(b2)、図2(c2)及び図2(d2)に示す第2版面の2つの版面を用いた、図2(a3)、図2(b3)、図2(c3)及び図2(d3)に示す合成模様(重合版)により構成されている。
【0018】
また、第1印刷模様10、第2印刷模様20、第3印刷模様30及び第4印刷模様40は、それぞれ同じ絵柄で形成されている。同じ絵柄とは、各印刷模様10、20、30、40を形成する際に用いる基画像が同じことであり、本例では、「星」形の図形と文字「A」を組み合わせた全て同じ基画像で絵柄を形成している。つまり、本発明では、一つの基画像を画線構成の異なる複数の印刷模様10、20、30、40として形成するために、少なくとも2つ以上の版面に分版する工程を行ったのち、分版した版面を用いて重合版とした後、重合版によって基材1上に複数の印刷模様10、20、30、40を形成することで作製される。
【0019】
なお、印刷模様10、20、30、40の絵柄は、図2に示す例に限定されるものではなく、円形、花形、三角形状等のその他各種の形状やひらがな、カタカナ、漢数字、アルファベット、記号等であっても構わない。
【0020】
次に、各印刷模様10、20、30、40の構成について説明する。各印刷模様10、20、30、40の基画像が同じ絵柄である「星」と「背景」で構成された絵柄である。この基画像を各印刷模様10、20、30、40として形成する際に、異なる画線構成となる複数の印刷模様10、20、30、40として形成されている。つまり、各々の印刷模様10、20、30、40は、基画像を画線構成の異なる複数の版面を用いて形成されている。
【0021】
図2(a1)に示すように、第1印刷模様10の第1版面は、複数の画線で形成した万線パターンにより構成されている。第1印刷模様10の第1版面には、「星」を形成する第1模様部13と、背景を形成する背景部14が形成されている。第1模様部13は、画線の太さを背景部14の画線の太さと異なる太さにすることで、「星」を表現(形成)している。また、第1印刷模様10の第1模様部13は、「星」を形成する画線の一部を太くすることで陰影を表現している。すなわち、第1模様部13は、片影を有している。
【0022】
また、図2(a2)に示すように、第1印刷模様10の第2版面は、「A」を形成する第2模様部12を有している。第2模様部12は、陰影部のみ、いわゆる片影で「A」を表現している。
【0023】
そして、図2(a1)に示す第1版面と図2(a2)に示す第2版面を重ねることで、図2(a3)に示す第1印刷模様10が形成される。そのため、第1印刷模様10は、画線の太さの違いで表現され、かつ片影を有する第1模様部13(「星」)と、片影で表現された第2模様部12(「A」)と、背景部14を有している。
【0024】
図2(b1)に示すように、第2印刷模様20の第1版面は、第1印刷模様10の第1版面と同様に、複数の画線で形成した万線パターンにより構成されている。第2印刷模様20の第1版面には、背景を形成する背景部24のみが形成されている。
【0025】
また、図2(b2)に示すように、第2印刷模様20の第2版面は、「星」を形成する第1模様部23と、「A」を形成する第2模様部22とを有している。第1模様部23及び第2模様部22は、それぞれ片陰で「星」と「A」を表現している。
【0026】
そして、図2(b1)に示す第1版面と図2(b2)に示す第2版面を重ねることで、図2(b3)に示す第2印刷模様20が形成される。そのため、第2印刷模様20は、片影で表現された第1模様部23(「星」)及び第2模様部22(「A」)と、背景部24を有している。
【0027】
次に、図2(c1)に示すように、第3印刷模様30の第1版面は、第1印刷模様10の第1版面と同様に、複数の画線で形成した万線パターンにより構成されている。第3印刷模様30の第1版面には、「星」を形成する第1模様部33と、背景を形成する背景部34が形成されている。第1模様部33は、画線の太さを背景部34の画線の太さと異なる太さにすることで、「星」を表現している。なお、第3印刷模様30の第1模様部33は、第1印刷模様10の第1模様部13と異なり、片影を有していない。
【0028】
また、図2(c2)に示すように、第3印刷模様30の第2版面は、「A」を形成する第2模様部32を有している。第2模様部32は、陰影部のみ、いわゆる片影で「A」を表現している。すなわち、第3印刷模様30の第2版面は、第1印刷模様10の第2版面と同一の構成を有している。そのため、第3印刷模様30の第2模様部32は、第1印刷模様10の第2模様部12と同一の構成で表現される。
【0029】
そして、図2(c1)に示す第1版面と図2(c2)に示す第2版面を重ねることで、図2(c3)に示す第3印刷模様30が形成される。そのため、第3印刷模様30は、画線の太さの違いで表現され、かつ片影を有さない第1模様部33(「星」)と、片影で表現された第2模様部32(「A」)と、背景部34を有している。
【0030】
最後に、図2(d1)に示すように、第4印刷模様40の第1版面は、第1印刷模様10の第1版面と同様に、複数の画線で形成した万線パターンにより構成されている。第4印刷模様40の第1版面には、「星」を形成する第1模様部43と、背景を形成する背景部44が形成されている。第1模様部43は、画線の位相を背景部44の画線の位相と異なる位相にすることで、「星」を表現している。すなわち、第1模様部43は、背景部44との位相差により「星」を表現している。
【0031】
また、図2(d2)に示すように、第4印刷模様40の第2版面は、「A」を形成する第2模様部42を有している。第2模様部42は、陰影部のみ、いわゆる片影で「A」を表現している。すなわち、第4印刷模様40の第2版面は、第1印刷模様10及び第3印刷模様30の第2版面と同一の構成を有している。そのため、第4印刷模様40の第2模様部42は、第1印刷模様10の第2模様部12と同一の構成で表現される。
【0032】
そして、図2(d1)に示す第1版面と図2(d2)に示す第2版面を重ねることで、図2(d3)に示す第4印刷模様40が形成される。そのため、第4印刷模様40は、背景部44との画線の位相差で表現された第1模様部43(「星」)と、片影で表現された第2模様部42(「A」)と、背景部44を有している。
【0033】
このように、第1印刷模様10、第2印刷模様20、第3印刷模様30及び第4印刷模様40は、第1版面と第2版面の複数の版面を用いた合成模様(重合版)で形成されている。そのため、印刷物を見ただけでは、各印刷模様10、20、30、40の分版構成を容易に判別することができない。その結果、スキャナ、プリンタ、コピー機等のデジタル機器や市販の画像処理ソフトウエアを用いても再現することは非常に困難であり、偽造の防止効果を高めることができる。
【0034】
なお、第1印刷模様10、第2印刷模様20、第3印刷模様30及び第4印刷模様40の第1版面の万線パターンの画線の太さや、ピッチの間隔、ピッチの配列方向は、全て同一でもよく、あるいは異なる画線の太さや、ピッチの間隔、ピッチの配列方向にしてもよい。また、万線パターンを構成する画線は、直線状に限定されるものではなく、波線状に形成してもよく、また、円形状の画線を同心円上に配置してもよい。さらに、画線を屈曲させて、画線の配列方向と途中で異なる方向に変化させてもよい。
【0035】
図2(a3)、図2(b3)、図2(c3)及び図2(d3)に示すように、第1印刷模様10、第2印刷模様20、第3印刷模様30及び第4印刷模様40は、同じ絵柄であるが、第1版面と第2版面の画線構成が異なるため、絵柄の表現方法が異なっている。
【0036】
例えば、第1印刷模様10、第3印刷模様30及び第4印刷模様40は、第1模様部13、33、43が万線パターンで表現されているのに対して、第2印刷模様20の第1模様部23は、片影のみで表現されている。また、第1印刷模様10、第3印刷模様30及び第4印刷模様40は、第2版面の構成が同一であるが、第1版面の構成が異なっている。すなわち、第1印刷模様10は、万線パターンの画線の太さの違いと片影で第1模様部13が表現されてるいのに対して、第3印刷模様30は、万線パターンの画線の太さの違いと片影なしで第1模様部33が表現されており、第4印刷模様40は、万線パターンの画線の位相差で第1模様部43が表現されている。
【0037】
このように、第1印刷模様10、第2印刷模様20、第3印刷模様30及び第4印刷模様40は、その分版構成を判別することは困難であるが、絵柄の表現方法がそれぞれ異なっている。そのため、基材1の所定の位置に配置された印刷模様の表現方法を確認するだけで、簡易に改ざんや偽造を判別することができる。
【0038】
なお、本例では、各印刷模様10、20、30、40の版構成を全て異なる構成にし、絵柄の表現方法を全て異なる表現方法にする例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数の印刷模様のうち少なくとも1つの印刷模様の表現方法を他の印刷模様の表現方法と異ならせればよい。すなわち、複数の印刷模様の版構成のうち、少なくとも1つの印刷模様の版構成を他の印刷模様の版構成と異なる構成にしてもよい。
【0039】
また、各印刷模様10、20、30、40を第1版面と第2版面の2つの版面を用いて形成する例を説明したが、これに限定されるものではない。各印刷模様10、20、30、40を3つ以上の版面を用いて形成してもよい。版面の数を増やすことで、印刷模様の分版構成をより複雑にすることができ、偽造の防止効果をさらに高めることができる。
【0040】
さらに、各印刷模様10、20、30、40を構成する模様部の数は、第1模様部と第2模様部の2つに限定されるものではなく、1つだけ、あるいは3つ以上の模様部を有していてもよい。
【0041】
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0042】
例えば、上述した実施の形態例において、各印刷模様10、20、30、40の第1版面を万線パターンで構成する例を説明したが、これに限定されるものではなく、第1版面や第2版面を網点、網点と直線の組み合わせ、または破線、点線、波線、二重線等その他各種の表現方法を用いてもよい。
【0043】
さらに、印刷模様を形成する複数の版面のうち少なくとも一つの版面で形成される模様部や背景部を、機能性を有するインキで形成してもよく、例えば、無色の蛍光発光インキで形成してもよい。これにより、印刷模様に対し、紫外線を照射することで、模様部や背景部の少なくとも一部が発光して視認される。
【0044】
本発明の偽造防止印刷物の基材1は、特に限定されるものではなく、上質紙、コート紙、アート紙等の紙葉類を用いることができる。また、フィルム、プラスチック、それらの複合素材を用いることもできる。
【0045】
本発明の偽造防止印刷物の印刷方法としては、オフセット印刷、グラビア印刷、凹版印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷、デジタル印刷、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ等、特に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0046】
1…基材、 10…第1印刷模様、 12、22、32、42…第2模様部、 13、23、33、43…第1模様部、 14、24、34、44…背景部、 20…第2印刷模様、 30…第3印刷模様、 40…第4印刷模様、 100…偽造防止印刷物
図1
図2