(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023138321
(43)【公開日】2023-10-02
(54)【発明の名称】3次元半導体装置及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
H10B 43/27 20230101AFI20230922BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20230922BHJP
H10B 43/50 20230101ALI20230922BHJP
【FI】
H10B43/27
H01L29/78 371
H10B43/50
【審査請求】未請求
【請求項の数】32
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023000409
(22)【出願日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】10-2022-0034069
(32)【優先日】2022-03-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】310024033
【氏名又は名称】エスケーハイニックス株式会社
【氏名又は名称原語表記】SK hynix Inc.
【住所又は居所原語表記】2091, Gyeongchung-daero,Bubal-eub,Icheon-si,Gyeonggi-do,Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】安 正烈
【テーマコード(参考)】
5F083
5F101
【Fターム(参考)】
5F083EP18
5F083EP22
5F083EP76
5F083ER22
5F083GA10
5F083GA27
5F083JA04
5F083JA19
5F083JA39
5F083JA40
5F083KA01
5F083MA06
5F083MA16
5F083PR06
5F083PR09
5F101BA45
5F101BB02
5F101BC01
5F101BD16
5F101BD30
5F101BD34
5F101BH23
(57)【要約】
【課題】高集積度を有する3次元半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】3次元半導体装置は、第1の絶縁パターン102、第1の絶縁パターン102の上部の導電パターン126、及び導電パターン126の上部表面と物理的に接するように形成され、第1の絶縁パターン102と異なる物性を有する第2の絶縁パターン118を含む積層構造体STと、積層構造体STを貫通するように形成される垂直チャンネル構造体CHとを含む。
【選択図】
図1B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の絶縁パターン、前記第1の絶縁パターンの上部の導電パターン、及び前記導電パターンの上部表面と物理的に接するように形成され、前記第1の絶縁パターンと異なる物性を有する第2の絶縁パターンを含む積層構造体と、
前記積層構造体の内部に形成される垂直チャンネル構造体とを含む、3次元半導体装置。
【請求項2】
前記第1の絶縁パターン及び前記第2の絶縁パターンから選択される一つは、シリコン酸化膜及び金属含有酸化膜のような酸化物、シリコン窒化膜及びシリコンジル酸化膜のような窒化物、不純物を含む絶縁物及びエアギャップの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の3次元半導体装置。
【請求項3】
前記第1の絶縁パターン及び前記第2の絶縁パターンは、化学量論比が互いに異なる同種の絶縁物質を含む、請求項1に記載の3次元半導体装置。
【請求項4】
前記第1の絶縁パターン及び前記第2の絶縁パターンは、実質的に同一の厚さを有する、請求項1に記載の3次元半導体装置。
【請求項5】
前記第1の絶縁パターン及び前記第2の絶縁パターンは、互いに同一の誘電率を有する他種の絶縁物質を含む、請求項4に記載の3次元半導体装置。
【請求項6】
前記導電パターンは、前記第1の絶縁パターンの厚さ及び前記第2の絶縁パターンの厚さよりも小さい厚さを有する、請求項1に記載の3次元半導体装置。
【請求項7】
前記導電パターンは少なくとも一つの導電薄膜を含む、請求項1に記載の3次元半導体装置。
【請求項8】
前記導電薄膜はモリブデン(Mo)を含む、請求項7に記載の3次元半導体装置。
【請求項9】
前記導電パターンはバリア膜及び導電薄膜の積層膜を含み、
前記バリア膜は前記第1の絶縁パターンと物理的にコンタクトされ、前記導電薄膜は前記第2の絶縁パターンと物理的にコンタクトされる、請求項1に記載の3次元半導体装置。
【請求項10】
セル領域及びコンタクト領域に区分され、順次積層された第1の層間絶縁膜、下部ワードライン、第2の層間絶縁膜及び上部ワードラインを含む単位構造物が少なくとも1回積層されて構成される積層構造体と、
前記積層構造体の前記セル領域に、前記積層構造体の内部を貫通するように構成されるデータ格納膜を含む少なくとも一つの垂直チャンネル構造体とを含み、
前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜は互いに異なる物性を有し、
前記第1の層間絶縁膜及び前記セル領域の第2の層間絶縁膜は各々第1の厚さを有する、3次元半導体装置。
【請求項11】
前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜の少なくとも一つは、シリコン酸化膜及び金属含有酸化膜のような酸化物、シリコン窒化膜及びシリコン窒酸化膜のような窒化物、不純物を含む絶縁物及びエアギャップの少なくとも一つを含む、請求項10に記載の3次元半導体装置。
【請求項12】
前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜は、互いに化学量論比が異なる同種の絶縁物質を含む、請求項11に記載の3次元半導体装置。
【請求項13】
前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜は、互いに誘電率が同一の他種の絶縁物質を含む、請求項10に記載の3次元半導体装置。
【請求項14】
前記上部及び下部ワードラインの各々は、前記第1の厚さよりも小さい厚さを有する、請求項10に記載の3次元半導体装置。
【請求項15】
前記上部及び下部ワードラインはモリブデン(Mo)薄膜を含み、
前記モリブデン薄膜の第1の表面は前記第1の層間絶縁膜とコンタクトされ、前記モリブデン薄膜の第2の表面は前記第2の層間絶縁膜とコンタクトされる、請求項10に記載の3次元半導体装置。
【請求項16】
前記上部及び下部ワードラインはバリア膜及び導電薄膜の積層膜を含み、
前記バリア膜は前記第1の層間絶縁膜とコンタクトされ、
前記導電薄膜は前記第2の層間絶縁膜とコンタクトされる、請求項10に記載の3次元半導体装置。
【請求項17】
前記コンタクト領域の前記第2の層間絶縁膜は、前記第1の厚さよりも大きい第2の厚さを有する、請求項10に記載の3次元半導体装置。
【請求項18】
前記上部ワードライン及び前記下部ワードラインは、前記コンタクト領域の前記第2の層間絶縁膜の上部表面に位置するカット部により電気的に分離され、
前記下部ワードラインは、前記第2の層間絶縁膜の下部表面、側壁面及び前記第2の層間絶縁膜の上部表面の前記カット部まで延長される、請求項17に記載の3次元半導体装置。
【請求項19】
前記コンタクト領域に位置し、前記上部ワードラインとコンタクトされる第1のコンタクト部と、
前記コンタクト領域に位置し、前記下部ワードラインとコンタクトされる第2のコンタクト部とをさらに含み、
前記第1のコンタクト部及び前記第2のコンタクト部は同一の高さを有する、請求項17に記載の3次元半導体装置。
【請求項20】
前記垂直チャンネル構造体は、前記第2の層間絶縁膜と対応する部分毎に具備される突出部をさらに含む、請求項10に記載の3次元半導体装置。
【請求項21】
第1の層間絶縁膜及び犠牲膜を少なくとも1回交互に積層して積層構造体を形成するステップと、
前記犠牲膜を選択的に除去して、前記第1の層間絶縁膜間に開口を限定するステップと、
前記開口の内部表面に沿って導電層を形成するステップと、
前記導電層で被覆される前記開口の内部に第2の層間絶縁膜を埋め込むステップと、
前記第2の層間絶縁膜の下部表面の前記導電層及び前記第2の層間絶縁膜の上部表面の前記導電層間を分離させて、個別ワードラインを形成するステップと、
前記積層構造体の内部に垂直チャンネル構造体を形成するステップとを含む、3次元半導体装置の製造方法。
【請求項22】
前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜の少なくとも一つは、シリコン酸化膜及び金属含有酸化膜のような酸化物、シリコン窒化膜及びシリコン窒酸化膜のような窒化物、不純物を含む絶縁物及びエアギャップの少なくとも一つである、請求項21に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【請求項23】
前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜は、互いに化学量論比が異なる同種の絶縁物質を含む、請求項21に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【請求項24】
前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜は、互いに同一の誘電率を有する他種の絶縁物質を含む、請求項21に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【請求項25】
前記犠牲膜は、前記第1の層間絶縁膜の厚さ及び前記導電層の厚さの2倍値を加算した厚さで形成する、請求項21に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【請求項26】
前記導電層を形成するステップは、前記開口の内部表面に沿ってモリブデン金属膜を蒸着するステップを含む、請求項21に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【請求項27】
前記導電層を形成するステップは、
前記開口の内部表面に沿ってバリア膜を蒸着するステップと、
前記バリア膜の表面に沿って導電薄膜を蒸着するステップとを含む、請求項21に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【請求項28】
前記垂直チャンネル構造体を形成するステップは、
前記積層構造体の内部を貫通するホールを形成するステップと、
前記ホール内にブロッキング絶縁膜、データ格納膜、トンネル絶縁膜及びチャンネルを順次形成するステップとを含む、請求項21に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【請求項29】
前記個別ワードラインを形成するステップは、前記ホールにより露出された前記開口の側部の前記導電層を選択的に除去するステップを含む、請求項28に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【請求項30】
前記積層構造体は、前記垂直チャンネル構造体を含むセル領域及び前記セル領域の外側のコンタクト領域を含み、
前記犠牲膜を形成するステップ及び前記第1の層間絶縁膜を形成するステップ間に、
前記コンタクト領域の一部領域を除いた、前記セル領域及び前記コンタクト領域の残り部分の前記犠牲膜を、所定厚さだけ除去するステップをさらに含む、請求項21に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【請求項31】
前記コンタクト領域の第1の層間絶縁膜、前記導電層及び前記第2の層間絶縁膜が上部から下部へ行くほど漸進的に延長される長さを有するようにスリミング処理を遂行して、前記第2の層間絶縁膜上の前記導電層の端部を順次露出させるステップと、
前記コンタクト領域の露出された前記導電層の所定部分をエッチングして、前記第2の層間絶縁膜の上部表面から延長される上部個別ワードライン及び前記第2の層間絶縁膜の下部表面、側壁面及び上部表面に延長される下部個別ワードラインを限定するステップとをさらに含む、請求項30に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【請求項32】
前記コンタクト領域の前記第2の層間絶縁膜の上部に、前記上部個別ワードラインとコンタクトされる第1のコンタクト部及び前記下部個別ワードラインとコンタクトされる第2のコンタクト部を形成するステップをさらに含む、請求項31に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、より詳しくは、3次元半導体装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の集積度は、単位メモリセルが占有する面積により主に決定される。最近、基板上に単層でメモリセルを形成する半導体装置の集積度の向上が限界に達することにより、基板上にメモリセルを積層する3次元半導体装置が提案されている。また、このような半導体装置の動作信頼性を向上させるために、様々な構造及び製造方法が開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、高集積度を有する3次元半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施例に係る3次元半導体装置は、第1の絶縁パターン、前記第1の絶縁パターンの上部の導電パターン、及び前記導電パターンの上部表面と物理的に接するように形成され、前記第1の絶縁パターンと異なる物性を有する第2の絶縁パターンを含む積層構造体と、前記積層構造体を貫通するように形成される垂直チャンネル構造体とを含むことができる。
【0005】
また、本発明の一実施例に係る3次元半導体装置は、セル領域及びコンタクト領域に区分され、順次積層された第1の層間絶縁膜、下部ワードライン、第2の層間絶縁膜及び上部ワードラインを含む単位構造物が少なくとも1回積層されて構成された積層構造体と、前記積層構造体の前記セル領域に、前記積層構造体の内部を貫通するように構成されるデータ格納膜を含む少なくとも一つの垂直チャンネル構造体とを含むことができる。前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜は互いに異なる物性を有し、前記第1の層間絶縁膜及び前記セル領域の第2の層間絶縁膜の各々は第1の厚さを有することができる。
【0006】
前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜の少なくとも一つは、シリコン酸化膜及び金属含有酸化膜のような酸化物、シリコン窒化膜及びシリコン窒酸化膜のような窒化物、不純物を含む絶縁物及びエアギャップ(air gap)の少なくとも一つを含むことができる。前記第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜は、同種の層間絶縁膜を含むが、互いに化学量論比が異なることができる。前記第1の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜は互いに他種であり、前記第1の層間絶縁膜の誘電率及び前記第2の層間絶縁膜の誘電率は実質的に同一であり得る。
【0007】
例示的な実施例として、前記ワードラインはモリブデン(Mo)薄膜を含み、前記モリブデン薄膜の第1の表面は前記第1の層間絶縁膜とコンタクトされ、前記モリブデン薄膜の第2の表面は前記第2の層間絶縁膜とコンタクトされる。
【0008】
例示的な実施例として、前記ワードラインはバリア膜及び導電薄膜の積層膜を含み、前記バリア膜は前記第1の層間絶縁膜とコンタクトされ、前記導電薄膜は前記第2の層間絶縁膜とコンタクトされる。
【0009】
本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法は、第1の層間絶縁膜及び犠牲膜を少なくとも1回交互に積層して積層構造体を形成するステップと、前記犠牲膜を選択的に除去して、前記第1の層間絶縁膜間に開口を限定するステップと、前記開口の内部表面に沿って導電層を形成するステップと、前記導電層で被覆される前記開口の内部に第2の層間絶縁膜を埋め込むステップと、前記第2の層間絶縁膜の下部表面の前記導電層及び前記第2の層間絶縁膜の上部表面の前記導電層間を分離させて、個別ワードラインを形成するステップと、前記積層構造体を貫通するように垂直チャンネル構造体を形成するステップとを含むことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施例によれば、絶縁パターンを被覆する予備導電パターンを部分的にエッチングして、二つの導電パターンで形成することで、簡単な工程により3次元半導体装置の集積度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1A】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置を説明するための図である。
【
図1B】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置を説明するための図である。
【
図1C】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置を説明するための図である。
【
図2A】本発明の他の実施例に係る3次元半導体装置を説明するための図である。
【
図2B】本発明の他の実施例に係る3次元半導体装置を説明するための図である。
【
図2C】本発明の他の実施例に係る3次元半導体装置を説明するための図である。
【
図3】本発明のまた他の実施例に係る3次元半導体装置を説明するための図である。
【
図4A】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図4B】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図5】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図6A】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図6B】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図7A】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図7B】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図8A】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図8B】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図9】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図10】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図11】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図12A】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図12B】本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図13】本発明の他の実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【
図14】本発明の実施例に係るメモリシステムの構成を示すブロック図である。
【
図15】本発明の実施例に係るメモリシステムの構成を示すブロック図である。
【
図16】本発明の実施例に係るコンピューティングシステムの構成を示すブロック図である。
【
図17】本発明の実施例に係るコンピューティングシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の利点や特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付図面と共に詳細に後述する実施例等を参照すれば明確になる。しかしながら、本発明は、以下で開示している実施例等に限定されず、互い異なる多様な形態で具現可能である。但し、本実施例は、本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明のカテゴリを正確に認識させるために提供されるものであり、本発明は請求の範囲のカテゴリにより定義されるだけである。図において、層及び領域の大きさ及び相対的な大きさは、説明の明瞭性のために誇張されたものであり得る。明細書の全般に渡り、同じ参照符号は同じ構成要素を称する。
【0013】
以下では、本発明の一実施例に係る3次元半導体装置を、図に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1a乃至
図1cは本発明の一実施例に係る3次元半導体装置を説明するための図である。
図1aは本発明の一実施例に係る3次元半導体装置を説明するための平面図、
図1bは
図1aの3次元半導体装置のA-A’線に沿った断面図、
図1cは
図1aの3次元半導体装置のB-B’線に沿った断面図である。
【0015】
図1a乃至
図1cを参照すれば、3次元半導体装置は、積層構造体ST、垂直チャンネル構造体CH群及びコンタクトプラグCT群を含むことができる。
【0016】
積層構造体STは、垂直積層された複数の導電パターン126と、複数の導電パターン126間を絶縁し、互いに異なる物質の絶縁パターン102、118群とを含むことができる。絶縁パターン102、118群は、第1の絶縁パターン102群及び第2の絶縁パターン118群を含むことができる。本発明の一実施例によれば、積層構造体STは、第1の絶縁パターン102、導電パターン126、第2の絶縁パターン118、導電パターン126及び第1の絶縁パターン102を繰り返して垂直積層された構造であり得る。このとき、垂直方向を第1の方向D1という。
【0017】
本発明の一実施例によれば、第1の絶縁パターン102は、第2の絶縁パターン118と実質的に同じ厚さを有することができる。
【0018】
本発明の一実施例によれば、第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118は、互いに異なる物性を有する絶縁物質を含むことができる。一例として、第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118の各々は、シリコン酸化膜及び金属含有酸化膜のような酸化物、シリコン窒化膜、シリコン窒酸化膜及びシリコン炭窒化膜(SiCN)のような窒化物、エアギャップ(air gap)などのような絶縁物の少なくとも一つを含むことができる。例えば、第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118から選択される一つはシリコン酸化膜で形成され、他の一つはシリコン窒化膜又はシリコン窒酸化膜で形成されることができる。他の実施例によれば、第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118の各々は、同種の絶縁物質であるが、化学的造成が異なる、換言すれば化学量論比が異なる物質を含むことができる。例えば、第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118の一つは、シリコンがリッチ(rich)なシリコンリッチ窒化膜を含み、他の一つは化学量論比がマッチするか、又は、シリコン(又は窒素)がプア(poor)なシリコン窒化膜を含むことができる。また他の実施例によれば、第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118の各々は、n型不純物、p型不純物、炭素(C)又は窒素(N)成分がドープした絶縁物質を含むことができる。また他の実施例によれば、第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118は、互いに異なる誘電率を有する絶縁物質で形成されることができる。
【0019】
また、第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118は、互いに同一の誘電率の範囲を有すると同時に、互いに他種の絶縁物質で形成されることができる。例えば、第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118の少なくとも一つは、SrZO3、LaAlO3、CaZrO3及びSrTiO3のようなペロブスカイト(perovoskite)型3元系金属酸化膜、ZrO3、HfO2、La2O3及びTa2O5のような2元系金属膜、及びアモルファス(amorphous)型金属酸化膜の一つを含むことができる。
【0020】
また他の実施例として、第2の絶縁パターン118は、第1の絶縁パターン102よりも埋め込み特性に優れた絶縁膜であり得る。
【0021】
また他の実施例として、第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118は、互いに異なる蒸着方式により形成できる。例えば、第1の絶縁パターン102を構成する絶縁膜は、CVD(chemical vapor deposition)方式又はALD(atomic layer deposition)方式により形成できる。第2の絶縁パターン118を構成する絶縁膜は、狭い空間に埋め込み特性に優れたALD又はPEALD(Plasma enhanced ALD)方式により形成できる。
【0022】
積層構造体STは、セル領域CA及びコンタクト領域CTAを含むことができる。第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118は、セル領域CA及びコンタクト領域CTAを横切りながら提供されることができる。
【0023】
コンタクト領域CTAにおいて、第1の絶縁パターン102、導電パターン126及び第2の絶縁パターン118の各々は、上部から下部へ行くほど突出される階段状構造を有することができる。このような構造は、公知の「スリミング工程(slimming process)」により形成できる。そして、第2の絶縁パターン118群の各々の端部118Eは、他の部分よりも大きい厚さを有することができる。また、スリミング工程により、積層された導電パターン126の端部は、階段状に順次露出されることができる。
【0024】
導電パターン126群の各々は、第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118よりも小さい厚さTHを有することができる。導電パターン126群の各々が第1の絶縁パターン102及び第2の絶縁パターン118よりも小さい厚さTHを有することで、3次元半導体装置の高さを減少させることができる。一方、同じ高さの3次元半導体装置により多くの導電パターン126を構成できるため、集積度の向上を図ることができる。一方、導電パターン126は少なくとも一つの導電薄膜を含むことができる。導電薄膜群の各々は、タングステン(W)やモリブデン(Mo)のような金属膜、又は、導電性不純物を含むポリシリコン膜を含むことができる。
【0025】
例示的な実施例として、導電パターン126はバリア膜及び導電薄膜の積層膜を含むことができる。バリア膜は、チタニウム窒化膜又はチタニウム/チタニウム窒化膜の複合膜を含むことができ、第1の絶縁パターン102の表面と導電薄膜との間に介在することができる。また、導電薄膜はタングステンを含むことができる。
【0026】
本実施例において、導電パターン126としてモリブデン(Mo)を利用する場合、別途のバリア膜が不要になる。例示的な実施例として、導電パターン126は、NANDメモリ装置のセルストリングを構成するワードラインであり得る。
【0027】
導電パターン126は、セル領域CA及びコンタクト領域CTAを横切りながら形成できる。セル領域CAにおいて、導電パターン126群の各々は、垂直チャンネル構造体CH群を被覆しながら互いに平行であるように、第2の方向D2に延長できる。コンタクト領域CTAに位置した導電パターン126群の一つは、第2の絶縁パターン118の端部118Eの上部の少なくとも一部を被覆するように延長され、導電パターン126の一つに隣接した他の一つは、第2の絶縁パターン118の下部、側面及び上部の少なくとも一部を被覆するように延長されることができる。このとき、導電パターン126群の一つ及び導電パターン126群の一つに隣接した他の一つは、一つの第2の絶縁パターン118の上部に延長されるが、互いに電気的に分離されるように離隔して提供される。例えば、第2の絶縁パターン118の下部、側面及び上部表面に沿って形成された導電パターン126は、カット部127を含むことができる。カット部127は、コンタクト領域CTAに位置した第2の絶縁パターン118の上部表面の導電パターン126に形成される。カット部127により、導電パターン126は、第2の絶縁パターン118の上部の導電パターン126(又は上部ワードライン)と、第2の絶縁パターン118の下部の導電パターン126(又は下部ワードライン)とに電気的に分離できる。垂直チャンネル構造体CH群は、積層構造体STを第1の方向D1に貫通し、セル領域CAのみに提供できる。垂直チャンネル構造体CH群の各々は円筒状構造を有し、上部から下部へ行くほどその直径が小さくなる構造を有することができる。
【0028】
平面的な観点において、すなわち、第1の方向D1に垂直な第2の方向D2及び第3の方向D3で定義された平面的な観点において、垂直チャンネル構造体CH群は、第1の列において互いに離隔配置される第1の垂直チャンネル構造体CH群と、第1の列に配置された隣接した二つの第1の垂直チャンネル構造体CH間に離隔配置される第2の列の第2の垂直チャンネル構造体CH群とを含むが、第1の垂直チャンネル構造体CH群及び第2の垂直チャンネル構造体CH群は、複数の列に沿って交互に繰り返して形成できる。しかしながら、本発明は、垂直チャンネル構造体CH群の平面配列をこれに限定するものではない。
【0029】
垂直チャンネル構造体CH群の各々は、チャンネル134及びチャンネル134を被覆するメモリ膜128、130、132を含むことができる。チャンネル134は、シリコン、ゲルマニウム、ナノ構造などの半導体物質を含むことができる。メモリ膜128、130、132は、チャンネルと導電パターン126との間に介在することができる。例えば、メモリ膜128、130、132は、チャンネル134を被覆するトンネル層間絶縁膜132、トンネル層間絶縁膜132を被覆するデータ格納膜130、及びデータ格納膜130を被覆するブロッキング層間絶縁膜128を含むことができる。データ格納膜130は、ファウラーノルドハイムトンネリング(Fowler Nordheim Tunneling)を用いて変更されるデータを格納できる物質膜として形成できる。一実施例によれば、データ格納膜130は電荷トラップ窒化物を含むことができる。ブロッキング層間絶縁膜128は電荷遮断が可能な酸化物を含むことができる。トンネル層間絶縁膜132は電荷トンネリングが可能なシリコン酸化物を含むことができる。
【0030】
積層構造体STが複数個の場合、隣接している二つの積層構造体ST間にはスリット構造体SLにより離隔される。一実施例によれば、スリット構造体SLは、ソースコンタクトプラグ124及びソースコンタクトプラグ124の側壁を被覆する絶縁スペーサ120、122を含むことができる。他の実施例によれば、スリット構造体SLは絶縁物質のみを含むことができる。スリット構造体SLは、ソースコンタクトプラグ124を含まず、絶縁スペーサ120、122のみを含むこともできる。
【0031】
コンタクトプラグCT群は、コンタクト領域CTAにおいて導電パターン126群と各々電気的に連結されることができる。一実施例として、コンタクトプラグCT群は、相対的に大きい厚さを有する第2の絶縁パターン118上に位置し得る。
【0032】
前述したように、カット部127は、第2の絶縁パターン118の上部の導電パターン126に形成されるため、第2の絶縁パターン118の下部表面に沿って形成される導電パターン126は、第2の絶縁パターン118の側壁及び上部表面の一部に延長されることができる。したがって、コンタクト領域CTAに位置する一つの第2の絶縁パターン118の上部に配置される導電パターン126と、第2の絶縁パターン118の下部表面から上部表面のカット部127まで延長される導電パターン126とは、各々異なるコンタクトプラグCTにより電気的に連結されることができる。第2の絶縁パターン118を挟んで隣接している導電パターン126群を電気的に連結するための二つのコンタクトプラグCTは、実質的に同一の高さを有することができる。
【0033】
図2a乃至
図2cは、本発明の他の実施例に係る3次元半導体装置を説明するための図である。
図2aは本発明の他の実施例に係る3次元半導体装置を説明するための平面図、
図2bは
図2aの3次元半導体装置のA-A’線に沿った断面図、
図2cは
図2aの3次元半導体装置のB-B’線に沿った断面図である。
【0034】
図2a及び
図2cを参照すれば、3次元半導体装置は、積層構造体ST、垂直チャンネル構造体CH群及びコンタクトプラグCT群を含むことができる。
【0035】
積層構造体STは、垂直積層された複数の導電パターン126と、複数の導電パターン126間を絶縁し、互いに異なる物質の絶縁パターン102、118群とを含むことができる。絶縁パターン102、118群は、第1の絶縁パターン102群及び第2の絶縁パターン118群を含むことができる。積層構造体STは、第1の絶縁パターン102、導電パターン126、第2の絶縁パターン118、導電パターン126及び第1の絶縁パターン102が繰り返して垂直積層された構造であり得る。本発明の一実施例によれば、各々の導電パターン126は、バリア膜及び導電膜が積層された構造を有することができる。一例として、バリア膜は第1の層間絶縁膜102に接し、導電膜は第2の層間絶縁膜118に接する構造で積層できる。一例として、バリア膜はチタニウム窒化物(TiN)を含み、導電膜はタングステン(W)を含むことができる。
【0036】
図2a乃至
図2cに示す3次元半導体装置は、導電パターン126の構造の以外は、
図1a乃至
図1cと同様であるため、残りの詳細な説明は省略する。
【0037】
図3は、本発明のまた他の実施例に係る3次元半導体装置を説明するための図である。
【0038】
図3に示す3次元半導体装置の平面は、
図1aに示す3次元半導体装置と同様であるため、
図1aのA-A ’線に沿った図であると見なし、
図3に示す3次元半導体装置のコンタクト領域は
図1cに示すものと同様である。したがって、これに関する図面を省略する。
【0039】
図3を参照すれば、3次元半導体装置は、積層構造体ST、垂直チャンネル構造体CH群及びコンタクトプラグCT群を含むことができる。
【0040】
積層構造体STは、垂直積層された複数の導電パターン126と、複数の導電パターン126間を絶縁し、互いに異なる物質の絶縁パターン102、118群とを含むことができる。絶縁パターン102、118群は、第1の絶縁パターン102群及び第2の絶縁パターン118群を含むことができる。
【0041】
本発明の一実施例によれば、一つの第1の絶縁パターン102は、第1の絶縁パターン102に隣接している(上下に隣接している)第2の絶縁パターン118群よりも広い幅を有することができる。すなわち、第2の絶縁パターン118群の各々は、第1の絶縁パターン102群の各々よりも狭い幅を有し、隣接している二つの第1の絶縁パターン118間に、第1の絶縁パターン102が露出された構造を有することができる。前記幅は、図の第2の方向D2に延長された長さを意味することができる。
【0042】
導電パターン126群の各々は、第2の絶縁パターン118群の幅と実質的に同じ幅を有することができる。よって、隣接している二つの第1の絶縁パターン102間に、凹状のリセス部分が定義されることができる。
【0043】
一方、
図3において、導電パターン126をバリア膜のない一つの層として示したが、
図2bに示すように、導電パターン126は、バリア膜及び導電膜が積層された構造を有することができる。
【0044】
垂直チャンネル構造体CH群の各々は、チャンネル134及びチャンネル134を被覆するメモリ膜128、130、132を含むことができる。メモリ膜128、130、132は、チャンネル134と導電パターン126群との間に介在することができる。例えば、メモリ膜128、130、132は、チャンネル134を被覆するトンネル層間絶縁膜132、トンネル層間絶縁膜132を被覆するデータ格納膜130及びデータ格納膜130を被覆するブロッキング層間絶縁膜128を含むことができる。
【0045】
垂直断面的な立場において、垂直チャンネル構造体CH群の各々は、隣接している二つの第1の絶縁パターン102間に定義されたリセス部分に対応する構造を有することができる。すなわち、垂直チャンネル構造体CH群の各々はリセス部分に突出された構造を有し、例えば、メモリ膜128、130、132の一部が突出された構造を有することができる。換言すれば、垂直チャンネル構造体CH群の各々は、第2の絶縁パターン118群と対応する部分に突出部を各々備えることができる。
【0046】
図3に示す3次元半導体装置は、第1の絶縁パターン102群、第2の絶縁パターン118群及び垂直チャンネル構造体CH群の構造の以外は、
図1a乃至
図1cと同様であるため、残りの詳細な説明は省略する。
【0047】
以下、本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法について、図に基づいて説明する。
【0048】
図4a、4b、5、6a、6b、7a、7b、8a、8b、9、10、11、12a及び12bは、本発明の一実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図4a、5、6a、7a、8a、9、10、11及び12aは、セル領域において3次元半導体装置の製造方法を説明し、
図4b、6b、7b、8b及び12bは、コンタクト領域において3次元半導体装置の製造方法を説明する。
【0049】
図4a及び
図4bを参照すれば、複数の第1の絶縁パターン102及び複数の犠牲パターン104が交互に積層された積層構造体STを貫通する柱パターン110群を形成できる。
【0050】
具体的に説明すれば、第1の絶縁パターン102群及び犠牲パターン104群を交互に積層させて積層構造体STを形成できる。積層構造体STは、セル領域CA及びコンタクト領域CTAにかけて形成できる。
【0051】
第1の絶縁パターン102群の各々は酸化物を含むことができる。犠牲パターン104群の各々は、第1の絶縁パターン102と一つのエッチャントに対してエッチング選択比を有する物質を含むことができる。犠牲パターン104は、例えば窒化物を含むことができる。
【0052】
第1の絶縁パターン102は第1の厚さT1を有し、犠牲パターン104は第2の厚さT2を有することができる。第1の厚さT1は第2の厚さT2よりも小さい厚さを有することができる。一実施例によれば、第2の厚さT2は、第1の厚さT1及び以後形成される予備導電パターンの厚さTHの2倍値を加算した値と同一であり得る。
【0053】
ただし、コンタクト領域CTAに形成された犠牲パターン104の厚さ(以下、端部104Eの厚さ)が、セル領域CAの犠牲パターン104の厚さよりも所定厚さだけ厚く形成されることができる。一実施例として、蒸着当時犠牲膜(図示せず)は、第2の厚さT2よりも大きい厚さで形成され、コンタクト領域CTAを除いた領域(又はコンタクト領域CTAの端部領域を除いた領域)の犠牲パターン104が、第2の厚さT2を有するように、犠牲膜を所定厚さだけエッチングすることができる。
【0054】
続いて、積層構造体STを部分的にエッチングして、セル領域CAに複数の第1のホールHL1を形成できる。複数の第1のホールHL1は、積層構造体STを基板表面に垂直な方向(以下、第1の方向D1)に貫通できる。また、一実施例によれば、第1のホールHL1群の各々は第1の直径DM1を有することができる。このとき、第1のホールHL1は下部に行くほど狭くなる直径を有し、第1の直径DM1は第1のホールの平均直径を意味する。セル領域CAに複数の第1のホールHL1が形成される間に、コンタクト領域CTAはマスキングされることができる。
【0055】
複数の第1のホールHL1を物質膜として充填して柱パターン110群を形成できる。柱パターン110群は複数の層106、108からなることができる。例えば、物質膜106、108は、第1のホールHL1内に積層構造体STの表面に沿って薄く形成される(conformally formed)第1の膜106と、第1の膜106が形成された第1のホールHL1群の内部を充填する第2の膜108とを含むことができる。例えば、第1の膜106はシリコン酸化物を含み、第2の膜108はポリシリコンを含むことができる。
【0056】
その後、柱パターン110群が形成された積層構造体ST上に、積層構造体STを部分的に露出させるマスクパターン114を形成できる。マスクパターンは、例えば、フォトレジストを含むことができる。
【0057】
このとき、図に示すように、積層構造体ST及びマスクパターン114間には、層間絶縁膜112をさらに形成できる。層間絶縁膜112は、犠牲パターン104と一つのエッチャントに対してエッチング選択比を有する物質を含むことができる。層間絶縁膜112は酸化物を含むことができる。しかしながら、層間絶縁膜112は省略してもよい。
【0058】
図5を参照すれば、マスクパターン114を用いて層間絶縁膜112をエッチングし、マスクパターン114及びエッチングした層間絶縁膜112をエッチングマスクとして用いて積層構造体STをエッチングして、トレンチTRを形成できる。
【0059】
トレンチTRは、第3の方向D3に延長しながら、積層構造体STを第2の方向D2に二つの積層構造体STに分離できる。
【0060】
トレンチTRはセル領域CAで形成され、トレンチTRを形成する工程の間に、コンタクト領域CTAはマスキングされることができる。マスクパターンは、トレンチTRを形成した後、除去されることができる。
【0061】
図6a及び
図6bを参照すれば、外部に露出された犠牲パターン104群を除去して、隣接している第1の絶縁パターン102間に開口OPを形成できる。前述したように、犠牲パターン104群は、第1の絶縁パターン102群と一つのエッチャントに対してエッチング選択比を有する物質からなることができる。したがって、一つのエッチャントを用いて犠牲パターン104群のみを選択的に除去できる。
【0062】
大部分の犠牲パターン104群の各々は、第2の厚さT2で形成されるため、開口OP群の各々の上下幅(すなわち、第1の方向D1への幅)は、第2の厚さT2と実質的に同一である。
【0063】
セル領域CA及びコンタクト領域CTAにかけて形成された犠牲パターン104群を全部除去できる。特に、コンタクト領域CTAに形成された犠牲パターン104群の各々の端部104Eが他の領域よりも大きく形成されるため、コンタクト領域CTAに形成された開口OP群の各々の端部OP_Eは他の部分よりも大きい幅を有することができる。
【0064】
図7a及び
図7bを参照すれば、開口OP群内に積層構造体STの各々の露出された表面に沿って連続的に薄い(conformally)導電膜116Lを形成できる。導電膜116Lは、セル領域CA及びコンタクト領域CTAに連続的に形成できる。
【0065】
導電膜116Lは、タングステンやモリブデンのような金属、又は、導電性不純物を含むポリシリコンを含むことができる。また、導電膜116Lがタングステンを含む場合、タングステンは最小形成可能な厚さで形成できる。例えば、導電膜116Lは、第2の厚さT2及びワードラインの抵抗を考慮して様々な厚さで設定できる。ただし、導電膜116Lの蒸着により開口OP群の内部が埋め込まれてはいけない。他の実施例として、導電膜は、バリア膜及び導電膜が積層された構造を有することができる。このとき、バリア膜はチタン窒化物を含み、導電膜はタングステンを含むことができる。
【0066】
図8a及び
図8bを参照すれば、導電膜116Lが薄く形成された開口OP群を充填する第2の絶縁パターン118群を形成できる。第2の絶縁パターン118群は、セル領域CA及びコンタクト領域CTAに全部形成できる。特に、コンタクト領域CTAに形成された第2の絶縁パターン118群の各々は、その端部118Eの厚さが他の部分よりも大きいことができる。
【0067】
第2の絶縁パターン118群の各々は、第1の絶縁パターン102群の物質と異なる物質を含むが、例えば、酸化物、窒化物又は酸窒化物の少なくとも一つを含むことができる。本実施例において、第2の絶縁パターン118が酸化物を含む場合、形成方法及び含有量が第1の絶縁パターン102と異なることができる。
【0068】
前述したように、開口OP群の各々の幅は、第2の厚さT2と実質的に同一であり、開口OPにより定義される積層構造体STの表面には導電膜が形成されることで、開口OP群を充填する第2の絶縁パターン118群の各々は、第2の厚さT2よりも小さい厚さ、すなわち第1の厚さT1を有することができる。したがって、第1の絶縁パターン102群及び第2の絶縁パターン118群の各々は、互いに同一の第1の厚さT1を有することができる。
【0069】
図9を参照すれば、トレンチTRにより露出される導電膜の部分をエッチングして、予備導電パターン116群を形成できる。このように、トレンチTRにより露出された導電膜116Lを部分的にエッチングすることで、積層構造体STを電気的に分離できる。
【0070】
予備導電パターン116の一つを例示的に説明すれば、予備導電パターン116が第2の絶縁パターン118の外側壁を被覆する構造を有することができる。すなわち、断面的な側面において、一つの予備導電パターン116が第2の絶縁パターン118の下部、上部及び側面を被覆するように形成できる。
【0071】
図10を参照すれば、トレンチTRを充填するスリット構造体SLを形成できる。一実施例では、トレンチTRの内部を充填しないように、連続的に薄く絶縁スペーサ120、122を形成した後、絶縁スペーサ120、122が形成されたトレンチTRの内部を導電物で充填して、ソースコンタクトプラグ124を形成できる。他の実施例では、トレンチTRの内部を絶縁物質で充填して、絶縁スペーサ120、122のみを形成できる。
【0072】
図11を参照すれば、セル領域CAの柱パターン110を除去して、積層構造体ST群の各々が第1のホールHL1群を再定義できる。第1のホールHL1群の各々は、前述したように第1の直径DM1を有することができる。前述したように、第1のホールHL1群により露出された予備導電パターン116群の各々は、第2の絶縁パターン118の下部、上部及び側面を被覆する構造を有することができる。
【0073】
図12a及び
図12bを参照すれば、第1のホールHL1群により露出された予備導電パターン116群の側面をエッチングして、拡張された第2のホールHL2群を形成できる。第2のホールHL2群の各々は、第1の直径DM1よりも大きい第2の直径DM2を有することができる。
【0074】
第2のホールHL2群を形成することで、一つの予備導電パターン116を上部及び下部に二つの導電パターン126として各々電気的に分離できる。
【0075】
セル領域CAにおいて第1のホールHL1群により露出された予備導電パターン116群の側面をエッチングする間に、コンタクト領域CTAでは第2の絶縁パターン118の端部118Eに形成された予備導電パターン116群の各々を部分的にエッチングして、二つの導電パターン126に電気的に分離させることができる。
【0076】
このように、予備導電パターン116群の各々を電気的に上部及び下部に分離して、二つの導電パターン126で形成することで、同一の面積に高集積度を有する3次元半導体装置を形成できる。
【0077】
再度、
図1bを参照すれば、セル領域CAでは、第2のホールHL2群を各々埋め込む垂直チャンネル構造体CH群を形成できる。
【0078】
垂直チャンネル構造体CH群の各々を形成する工程をより詳細に説明すれば、第2のホールHL2群の内部表面に沿って連続的に薄くメモリ膜128、130、132を形成できる。メモリ膜128、130、132は、ブロッキング層間絶縁膜128、データ格納膜130及びトンネル層間絶縁膜132を順次積層して形成できる。続いて、メモリ膜128、130、132が形成された第2のホールHL2群の内部にチャンネル134を形成できる。
【0079】
図1cを参照すれば、コンタクト領域CTAには、導電パターン126群の各々と電気的に連結される複数のコンタクトプラグCTを形成できる。
【0080】
図13は、本発明の他の実施例に係る3次元半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【0081】
図4a、4b、5、6a、6b、7a、7b、8a、8b、9、10及び11を参照して、
図13に形成された構造体を完成できる。
【0082】
図13を参照すれば、第1のホールHL1群により露出された予備導電パターン116群の側面をウェットエッチングして、予備導電パターン116群の側面の各々をエッチングできる。すなわち、ウェットエッチング時、予備導電パターン116群の各々は、第1の絶縁パターン102群及び第2の絶縁パターン118群により被覆される部分はエッチングせず、第1のホールHL1群により露出された予備導電パターン116群の側面をエッチングできる。このように、予備導電パターン116群の側面が選択的にエッチングされることで、一つの予備導電パターン116を上部及び下部に二つの導電パターン126として各々電気的に分離できる。このように、予備導電パターン116群の各々を電気的に上部及び下部に分離して二つの導電パターン126で形成することで、同一の面積に高集積度を有する3次元半導体装置を形成できる。
【0083】
このとき、第1のホールHL1の大きさは部分的に拡張されたが、全体的に第1のホールHL1の大きさを維持する。
【0084】
再度、
図3を参照すれば、第1のホールHL1群を各々埋め込む垂直チャンネル構造体CH群を形成できる。
図3に示すように、垂直チャンネル構造体CH群の各々は、第1のホールHL1群の形状に対応するように形成できる。
【0085】
図14は、本発明の実施例に係るメモリシステムの構成を示すブロック図である。
【0086】
図14を参照すれば、本発明の実施例に係るメモリシステム1000は、メモリ装置1200及びコントローラ1100を含む。
【0087】
メモリ装置1200は、テキスト、グラフィック、ソフトウェアコードなどのような様々なデータ形態を有するデータ情報を格納するのに使用される。メモリ装置1200は不揮発性メモリであり得る。また、メモリ装置1200は、
図1乃至
図13に示すように、絶縁パターンを被覆する予備導電パターンを用いて、ワードラインの集積密度を改善させることができる装置であり得る。
【0088】
コントローラ1100は、ホスト及びメモリ装置1200に連結され、ホストからの要請に応じてメモリ装置1200をアクセスするように構成される。例えば、コントローラ1100は、メモリ装置1200の読み取り、書き込み、消去、背景(background)動作などを制御するように構成される。
【0089】
コントローラ1100は、RAM(Random Access Memory)1110、CPU(Central Processing Unit)1120、ホストインタフェース(Host Interface)1130、ECC回路(Error Correction Code Circuit)1140及びメモリインタフェース(Memory Interface)1150などを含む。
【0090】
ここで、RAM1110は、CPU1120の動作メモリ、メモリ装置1200及びホスト間のキャッシュメモリ、メモリ装置1200及びホスト間のバッファーメモリなどとして使用できる。参考として、RAM1110は、SRAM(Static Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などに代替できる。
【0091】
CPU1120は、コントローラ1100の全般的な動作を制御するように構成される。例えば、CPU1120は、RAM1110に格納されたフラッシュ変換階層(Flash Translation Layer、FTL)のようなファームウエアを運用するように構成される。
【0092】
ホストインタフェース1130は、ホストとのインタフェーシングを遂行するように構成される。例えば、コントローラ1100は、USB(Universal Serial Bus)プロトコル、MMC(Multi Media Card)プロトコル、PCI(Peripheral Component Interconnection)プロトコル、PCI-E(PCI-Express)プロトコル、ATA(Advanced Technology Attachment)プロトコル、Serial-ATAプロトコル、Parallel-ATAプロトコル、SCSI(Small Computer Small Interface)プロトコル、ESDI(Enhanced Small Disk Interface)プロトコル、IDE(Integrated Drive Electronics)プロトコル、プライベート(private)プロトコルなど、様々なインタフェースプロトコルの少なくとも一つを介してホストと通信する。
【0093】
ECC回路1140は、エラー訂正コード(ECC)を用いて、メモリ装置1200から読み取ったデータに含まれたエラーを検出及び訂正するように構成される。
【0094】
メモリインタフェース1150は、メモリ装置1200とのインタフェーシングを遂行するように構成される。例えば、メモリインタフェース1150は、NANDインタフェース又はNORインタフェースを含む。
【0095】
参考として、コントローラ1100は、データを一時格納するためのバッファーメモリ(図示せず)をさらに含むことができる。ここで、バッファーメモリは、ホストインタフェース1130を介して外部に伝達されるデータを一時格納したり、メモリインタフェース1150を介してメモリ装置1200から伝達されるデータを一時格納したりするのに使用できる。また、コントローラ1100は、ホストとのインタフェーシング(interfacing)のためのコードデータを格納するROMをさらに含むことができる。
【0096】
このように、本発明の実施例に係るメモリシステム1000は、集積密度を改善させることができる積層構造体を利用することで、メモリシステム1000の特性も向上させることができる。
【0097】
図15は、本発明の実施例に係るメモリシステムの構成を示すブロック図である。
【0098】
図15を参照すれば、本発明の実施例に係るメモリシステム1000'は、メモリ装置1200'及びコントローラ1100を含む。また、コントローラ1100は、 RAM1110、CPU1120、ホストインタフェース1130、ECC回路1140及びメモリインタフェース1150などを含む。
【0099】
メモリ装置1200'は不揮発性メモリであり得る。本発明の実施例に係るメモリ装置1200’は、
図1乃至
図13に示すように、絶縁パターンを被覆する予備導電パターンを用いて、ワードラインの集積密度を改善させることができる装置であり得る。
【0100】
また、メモリ装置1200'は、複数のメモリチップからなるマルチ-チップパッケージであり得る。複数のメモリチップは複数のグループに分割され、複数のグループは第1乃至第kのチャンネルCH1~CHkを介してコントローラ1100と通信するように構成される。また、一つのグループに属するメモリチップは、共通チャンネルを介してコントローラ1100と通信するように構成される。参考として、一つのチャンネルに一つのメモリチップが連結されるように、メモリシステム1000'が変形されることもできる。
【0101】
このように、本発明の実施例に係るメモリシステム1000'は、絶縁パターンを被覆する予備導電パターンを用いて、ワードラインの集積密度を改善させることができる装置を含む。
【0102】
図16は、本発明の実施例に係るコンピューティングシステムの構成を示すブロック図である。
【0103】
図16を参照すれば、本発明の一実施例に係るコンピューティングシステム2000は、メモリ装置2100、CPU2200、RAM2300、ユーザインタフェース2400、電源2500及びシステムバス2600などを含む。
【0104】
メモリ装置2100は、ユーザインタフェース2400を介して提供されたデータ、CPU2200により処理されたデータなどを格納する。また、メモリ装置2100は、システムバス2600を介してCPU2200、RAM2300、ユーザインタフェース2400及び電源2500などに電気的に連結される。例えば、メモリ装置2100は、コントローラ(図示せず)を介してシステムバス2600に連結されたり、システムバス2600に直接連結されたりできる。メモリ装置2100がシステムバス2600に直接連結される場合、コントローラの機能はCPU2200やRAM2300などにより遂行できる。
【0105】
ここで、メモリ装置2100は不揮発性メモリであり得る。また、メモリ装置2100は、
図1乃至
図13に示すように、絶縁パターンを被覆する予備導電パターンを用いて、ワードラインの集積密度を改善させることができる装置であり得る。また、メモリ装置2100は、本実施例の装置からなるマルチ-チップパッケージであり得る。
【0106】
このような構成を有するコンピューティングシステム2000は、コンピュータ、UMPC(Ultra-Mobile PC)、ワークステーション、ネットブック(net-book)、PDA(Personal Digital Assistants)、ポータブルコンピュータ(portable computer)、ウェブタブレット(web tablet)、無線電話機(wireless phone)、モバイルフォン(mobile phone)、スマートフォン(smart phone)、e-ブック(e-book)、PMP(Portable Multimedia Player)、携帯用ゲーム機、ナビゲーション(navigation)装置、ブラックボックス(black box)、デジタルカメラ(digital camera)、3次元テレビ(3-dimensional television)、デジタル音声録音機(digital audio recorder)、デジタル音声再生機(digital audio player)、デジタル映像録画機(digital picture recorder)、デジタル映像再生機(digital picture player)、デジタル動画録画機(digital video recorder)、デジタル動画再生機(digital video player)、情報を無線環境において送受信できる装置、ホームネットワークを構成する多様な電子装置の一つ、コンピュータネットワークを構成する多様な電子装置の一つ、テレマティクスネットワーク(telematics network)を構成する多様な電子装置の一つ、RFID装置などであり得る。
【0107】
このように、本発明の一実施例に係るコンピューティングシステム2000は、ワードラインの集積密度を改善させることで、コンピューティングシステム2000の特性も向上させることができる。
【0108】
図17は、本発明の実施例に係るコンピューティングシステムを示すブロック図である。
【0109】
図17を参照すれば、本発明の実施例に係るコンピューティングシステム3000は、運営体制3200、アプリケーション3100、ファイルシステム3300、変換階層3400などを有するソフトウェア階層を含む。また、コンピューティングシステム3000は、メモリ装置3500などのハードウェア階層を含む。
【0110】
運営体制3200は、コンピューティングシステム3000のソフトウェアやハードウェア資源などを管理するためのものであって、中央処理処置のプログラム実行を制御できる。アプリケーション3100は、コンピューティングシステム3000で実施される多様な応用プログラムであって、運営体制3200により実行されるユーティリティであり得る。
【0111】
ファイルシステム3300は、コンピューティングシステム3000に存在するデータやファイルなどを管理するための論理的な構造を意味し、規則によってメモリ装置3500などに格納するファイル又はデータを組織化する。ファイルシステム3300は、コンピューティングシステム3000で使用される運営体制3200によって決定できる。例えば、運営体制3200がマイクロソフト(Microsoft)(登録商標)社のウィンドウズ(Windows)(登録商標)系列である場合、ファイルシステム3300は、FAT(File Allocation Table)やNTFS(NT file system)などであり得る。また、運営体制3200がユニックス/リナックス(Unix/Linux)(登録商標)系列である場合、ファイルシステム3300は、EXT(extended file system)、UFS(Unix File System)、JFS(Journaling File System)などであり得る。
【0112】
同図では、運営体制3200、アプリケーション3100及びファイルシステム3300を別途のブロックとして示したが、アプリケーション3100及びファイルシステム3300は、運営体制3200内に含まれることもできる。
【0113】
変換階層(Translation Layer)3400は、ファイルシステム3300からの要請に応じて、メモリ装置3500に適合した形態でアドレスを変換する。例えば、変換階層3400は、ファイルシステム3300が生成したロジックアドレスをメモリ装置3500のフィジカルアドレスに変換する。ここで、ロジックアドレス及びフィジカルアドレスのマッピング情報は、アドレス変換テーブル(address translation table)に格納できる。例えば、変換階層3400は、フラッシュ変換階層(Flash Translation Layer、FTL)、ユニバーザルフラッシュストレージリンク階層(Universal Flash Storage Link Layer、ULL)などであり得る。
【0114】
メモリ装置3500は、
図1乃至
図13で説明された不揮発性メモリであり得る。このような構成を有するコンピューティングシステム3000は、上位レベル領域で遂行される運営体制階層及び下位レベル領域で遂行されるコントローラ階層に区分できる。ここで、アプリケーション3100、運営体制3200及びファイルシステム3300は運営体制階層に含まれ、コンピューティングシステム3000の動作メモリにより駆動できる。また、変換階層3400は運営体制階層に含まれたり、コントローラ階層に含まれたりできる。
【0115】
このように、本発明の一実施例に係るコンピューティングシステム3000は、ワードラインの集積密度を改善させることができる。
【0116】
以上、本発明を好適の実施例により詳細に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で当該分野における通常の知識を有する者によって多様な変形が可能である。