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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023160342
(43)【公開日】2023-11-02
(54)【発明の名称】情報処理システム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20231026BHJP
【FI】
H04N1/00 002C
H04N1/00 127A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022070658
(22)【出願日】2022-04-22
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】小松原 悟
【テーマコード(参考)】
5C062
【Fターム(参考)】
5C062AA05
5C062AA35
5C062AB20
5C062AB38
5C062AB42
5C062AC02
5C062AC22
5C062AC23
5C062AC38
5C062AF06
5C062AF14
(57)【要約】
【課題】問い合わせ対応の所要時間を短縮化すること。
【解決手段】、機器と、前記機器にネットワークを介して接続する情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて、前記機器は、当該機器と前記情報処理装置とを連携させるアプリケーションの実行に関連して当該機器が実行する処理の第1の履歴情報を当該機器が有する記憶部に前記アプリケーションの実行に関する識別情報に関連付けて記録し、前記記憶部に記録された前記第1の履歴情報を前記識別情報に関連付けてネットワークを介して接続する記憶装置へ記録するために当該ネットワークを介して前記第1の履歴情報及び前記識別情報を送信し、前記情報処理装置は、前記アプリケーションの実行に関連して当該情報処理装置が実行する処理の第2の履歴情報を前記識別情報に関連付けて前記記憶装置へ記録するための処理を実行する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器と、前記機器にネットワークを介して接続する情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
前記機器は、
当該機器と前記情報処理装置とを連携させるアプリケーションの実行に関連して当該機器が実行する処理の第1の履歴情報を当該機器が有する記憶部に前記アプリケーションの実行に関する識別情報に関連付けて記録する第1の記録処理部と、
前記記憶部に記録された前記第1の履歴情報を前記識別情報に関連付けてネットワークを介して接続する記憶装置へ記録するために当該ネットワークを介して前記第1の履歴情報及び前記識別情報を送信する履歴送信部と、
を有し、
前記情報処理装置は、
前記アプリケーションの実行に関連して当該情報処理装置が実行する処理の第2の履歴情報を前記識別情報に関連付けて前記記憶装置へ記録するための処理を実行する記録処理部と、
を有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記識別情報は、前記機器の識別情報と時刻情報とを含む、
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記情報処理装置は、
前記記憶装置に記録された第1の履歴情報と第2の履歴情報のうち、同じ条件に合致する前記識別情報に関連付けられている前記第1の履歴情報と第2の履歴情報とを端末に表示させる表示制御部、
を有することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記履歴送信部は、送信済みの前記第1の履歴情報を前記記憶部から削除する、
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記履歴送信部は、前記機器のユーザによる指示に応じて前記第1の履歴情報を送信する、
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
【請求項6】
機器と、前記機器にネットワークを介して接続する情報処理装置とが実行する情報処理方法であって、
前記機器が、
当該機器と前記情報処理装置とを連携させるアプリケーションの実行に関連して当該機器が実行する処理の第1の履歴情報を当該機器が有する記憶部に前記アプリケーションの実行に関する識別情報に関連付けて記録する第1の記録処理手順と、
前記記憶部に記録された前記第1の履歴情報を前記識別情報に関連付けてネットワークを介して接続する記憶装置へ記録するために当該ネットワークを介して前記第1の履歴情報及び前記識別情報を送信する履歴送信手順と、
を実行し、
前記情報処理装置は、
前記アプリケーションの実行に関連して当該情報処理装置が実行する処理の第2の履歴情報を前記識別情報に関連付けて前記記憶装置へ記録するための処理を実行する記録処理手順と、
を実行することを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置等をはじめとする各種の機器には、様々なアプリケーションが搭載されている。これらのアプリケーションは、主に機器の基本機能や、機器を利用するにあたって必要な設定を行うためのユーザインタフェースを提供する。
【0003】
ユーザが機器を利用している際にトラブルが発生し、自力で解決できない場合、ユーザはコールセンタ(サポートセンタ)に電話してオペレータに対処方法の指示を仰ぐ。この際、ユーザは、どのような操作をしてどのようなトラブルが発生したかについてオペレータに説明する必要があるが、説明には時間がかかる場合が多い。また、ユーザ自身の記憶が曖昧な場合もあり、その記憶に基づいてオペレータが対処方法を指示しても解決に至らない場合には、結果的に1件の問い合わせの所要時間が長くなってしまう。
【0004】
なお、特許文献1には、機器におけるプログラムに関する障害の対応を効率化する目的で、機器より送信される障害情報を受信する受信部と、プログラムの識別情報に対応付けて該プログラムの障害に関する通知先の識別情報を記憶する記憶部を参照して、前記障害情報に含まれるプログラムの識別情報に基づいて、前記プログラムの通知先を特定する特定部と、前記障害情報が示す障害の発生を通知するための情報を、前記通知先に関する端末に送信する通知部を有する構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザからの問い合わせに対するオペレータの対処作業の効率化のため、ユーザによるアプリケーションの操作履歴や画面表示の履歴などを機器からクラウド上のストレージにアップロードしておくことが考えられる。そうすれば、ユーザがコールセンタに問い合わせをした場合に、オペレータはコールセンタ端末からクラウドストレージにアクセスしてユーザが問い合わせをした前後の操作履歴及び画面表示の履歴を参照することができ、ユーザによる操作を明確に把握することができる。その結果、ユーザからの問い合わせに対する対処時間の短縮化を期待することができる。
【0006】
一方、近年では、機器に対する操作に応じた処理をクラウド上のクラウドアプリに実行させるケースが増加している。クラウドアプリの機能は多種多様であるため、問い合わせを受けるコールセンタ側の業務負荷も高まっている。
【0007】
しかし、クラウドアプリはクラウド上で実行されるため、クラウドアプリが実行する処理の履歴は機器の本体内には記録できず、クラウド側で記録することになる。ユーザが直面したトラブルがクラウドアプリ単体の問題であればそのクラウドアプリの履歴を追うことによってサポート業務の補助となるが、クラウドアプリの処理の実行前の機器側の操作がトラブルに関係している場合もある。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、問い合わせ対応の所要時間を短縮化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで上記課題を解決するため、機器と、前記機器にネットワークを介して接続する情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて、前記機器は、当該機器と前記情報処理装置とを連携させるアプリケーションの実行に関連して当該機器が実行する処理の第1の履歴情報を当該機器が有する記憶部に前記アプリケーションの実行に関する識別情報に関連付けて記録する第1の記録処理部と、前記記憶部に記録された前記第1の履歴情報を前記識別情報に関連付けてネットワークを介して接続する記憶装置へ記録するために当該ネットワークを介して前記第1の履歴情報及び前記識別情報を送信する履歴送信部と、を有し、前記情報処理装置は、前記アプリケーションの実行に関連して当該情報処理装置が実行する処理の第2の履歴情報を前記識別情報に関連付けて前記記憶装置へ記録するための処理を実行する記録処理部と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
問い合わせ対応の所要時間を短縮化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施の形態における情報処理システム1の構成例を示す図である。
図2】本発明の実施の形態におけるクラウドサーバ20のハードウェア構成例を示す図である。
図3】本発明の実施の形態における画像形成装置10のハードウェア構成例を示す図である。
図4】本発明の実施の形態における情報処理システム1の機能構成例を示す図である。
図5】連携アプリの実行時の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
図6】ユーザがコールセンタに問い合わせを行う際に実行される処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
図7】機番入力画面の表示例を示す図である。
図8】機体情報表示画面の表示例を示す図である。
図9】履歴画面の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における情報処理システム1の構成例を示す図である。図1において、情報処理システム1は、1以上の画像形成装置10、1以上のコールセンタ端末40、クラウドサーバ20及びクラウドストレージ30を含む。各画像形成装置10及び各コールセンタ端末40は、インターネット等のネットワークを介してクラウドサーバ20に接続する。クラウドサーバ20は、LAN又はインターネット等のネットワークを介してクラウドストレージ30に接続する。
【0013】
画像形成装置10は、ユーザが利用する機器の一例である。本実施の形態において、画像形成装置10は、クラウドサーバ20と連携してサービスを提供するアプリケーション(以下、「連携アプリ」という。)に関するクライアント部分(以下、「機器アプリ」という。)が動作する機器である。
【0014】
クラウドサーバ20は、連携アプリに関するサーバ部分(以下、「クラウドアプリ」という。)が動作する1以上のコンピュータである。
【0015】
クラウドストレージ30は、連携アプリの実行に関連して機器アプリが実行する処理に関する履歴情報(以下、「機器履歴情報」という。)や、クラウドアプリが実行する処理に関する履歴情報(以下、「クラウド履歴情報」という。)を、当該連携アプリの実行に関する識別情報に関連付けて記憶する記憶装置としても機能する1以上のコンピュータである。なお、クラウドサーバ20及びクラウドストレージ30のそれぞれを構成するコンピュータのうちの一部又は全部のコンピュータは共通していてもよい。
【0016】
連携アプリの実行に関する識別情報とは、連携アプリの実行ごとに異なりうる情報であれば特定の情報に限定されない。本実施の形態において、当該識別情報は、連携アプリの実行に利用された画像形成装置10の機体の識別情報である機体番号(以下、「機番」という。)と、処理が実行された時刻を示す時刻情報とを含む。なお、当該識別情報は、更に、実行対象とされた連携アプリの名前を含んでもよい。
【0017】
コールセンタ端末40は、連携アプリのコールセンタにおいてオペレータが利用する端末である。例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末又はスマートフォン等がコールセンタ端末40の一例である。コールセンタ端末40は、オペレータによる操作に応じ、問い合わせの対象とされている連携アプリの実行に関する機器履歴情報及びクラウド履歴情報をクラウドサーバ20から取得し、これらの履歴情報を表示する。
【0018】
図2は、本発明の実施の形態におけるクラウドサーバ20のハードウェア構成例を示す図である。図2のクラウドサーバ20は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置200、補助記憶装置202、メモリ装置203、CPU204、及びインタフェース装置205等を有する。
【0019】
クラウドサーバ20での処理を実現するプログラムは、CD-ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置200にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置200を介して補助記憶装置202にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置202は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
【0020】
メモリ装置203は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置202からプログラムを読み出して格納する。CPU204は、メモリ装置203に格納されたプログラムに従ってクラウドサーバ20に係る機能を実行する。インタフェース装置205は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
【0021】
図3は、本発明の実施の形態における画像形成装置10のハードウェア構成例を示す図である。図3において、画像形成装置10は、コントローラ11、スキャナ12、プリンタ13、モデム14、操作パネル15、ネットワークインタフェース16、及びSDカードスロット17等のハードウェアを有する。
【0022】
コントローラ11は、CPU111、RAM112、ROM113、HDD114、及びNVRAM115等を有する。ROM113には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。RAM112は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。CPU111は、RAM112にロードされたプログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD114には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等が記憶される。NVRAM115には、各種の設定情報等が記憶される。
【0023】
スキャナ12は、原稿より画像データを読み取るためのハードウェア(画像読取手段)である。プリンタ13は、印刷データを印刷用紙に印刷するためのハードウェア(印刷手段)である。モデム14は、電話回線に接続するためのハードウェアであり、FAX通信による画像データの送受信を実行するために用いられる。操作パネル15は、画像形成装置10の操作部として機能する、液晶パネル等の表示手段等を備えた情報処理端末である。例えば、タブレット端末等が操作パネル15として利用されてもよい。この場合、タブレット端末等は、画像形成装置10の本体に固定されてもよいし、固定されなくてもよい。液晶パネルは、タッチパネル機能を有していてもよい。この場合、当該液晶パネルは、入力手段の機能をも兼ねる。ネットワークインタフェース16は、LAN等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)に接続するためのハードウェアである。SDカードスロット17は、SDカード80に記憶されたプログラムを読み取るために利用される。すなわち、画像形成装置10では、ROM113に記憶されたプログラムだけでなく、SDカード80に記憶されたプログラムもRAM112にロードされ、実行されうる。なお、他の記録媒体(例えば、CD-ROM又はUSB(Universal Serial Bus)メモリ等)によってSDカード80が代替されてもよい。すなわち、SDカード80の位置付けに相当する記録媒体の種類は、所定のものに限定されない。この場合、SDカードスロット17は、記録媒体の種類に応じたハードウェアによって代替されればよい。
【0024】
図4は、本発明の実施の形態における情報処理システム1の機能構成例を示す図である。図4において、画像形成装置10は、スキャン機器アプリ121、スキャン制御部122及び履歴送信アプリ123等を有する。これら各部は、操作パネル15又はコントローラ11にインストールされた1以上のプログラムが、操作パネル15のCPU又はCPU111に実行させる処理により実現される。例えば、スキャン機器アプリ121は操作パネル15において動作し、スキャン制御部122及び履歴送信アプリ123は、コントローラ11において動作してもよい。画像形成装置10は、また、スキャンデータ記憶部124及び機器履歴記憶部125を利用する。これら各記憶部は、例えば、HDD114、又は画像形成装置10にネットワークを介して接続可能な記憶装置等を用いて実現可能である。
【0025】
スキャン機器アプリ121は、特定の連携アプリを構成する機器アプリの一例である。以下、当該特定の連携アプリを「ScanToCloudアプリ」といい、当該連携アプリの名前(アプリ名)は、「ScanToCloud」であるとする。
【0026】
ScanToCloudアプリは、画像形成装置10が紙原稿からスキャンした画像データ(以下、「スキャンデータ」という。)をクラウドサーバ20へ転送し、クラウドサーバ20がクラウドストレージ30へ当該画像データを保存するといったサービスを提供する連携アプリである。この場合、スキャン機器アプリ121は、ユーザによる指示に応じて、画像形成装置10にスキャンを実行させ、スキャンデータをクラウドサーバ20へ送信する。
【0027】
スキャン制御部122は、スキャン機器アプリ121からのスキャンの実行指示に応じ、スキャナ12にスキャンを実行させ、スキャンデータをスキャンデータ記憶部124に保存する。スキャンデータ記憶部124に保存されたスキャンデータは、スキャン機器アプリ121によってクラウドサーバ20へ送信される。
【0028】
機器履歴記憶部125は、機器履歴情報を記憶する。
【0029】
履歴送信アプリ123は、機器履歴記憶部125に記憶されている機器履歴情報をクラウドストレージ30に記録するために一定時間ごとに(例えば、夜間の所定の時刻等の定期的タイミング(以下、「履歴アップロード時刻」という。)ごとに)、履歴管理アプリ22へ送信(アップロード)する。
【0030】
クラウドサーバ20は、スキャンクラウドアプリ21及び履歴管理アプリ22を有する。これら各アプリは、クラウドサーバ20にインストールされた1以上のプログラムが、CPU204に実行させる処理により実現される。
【0031】
スキャンクラウドアプリ21は、ScanToCloudアプリのクラウドアプリである。スキャンクラウドアプリ21は、スキャン機器アプリ121から転送されるスキャンデータをクラウドストレージ30にアップロードする。
【0032】
履歴管理アプリ22は、履歴送信アプリ123から送信される機器履歴情報をクラウドストレージ30に記録したり、機器履歴情報及びクラウド履歴情報をコールセンタ端末40へ表示させるための処理を実行したりする。
【0033】
クラウドストレージ30は、連携履歴記憶部31、スキャンデータ記憶部32及び機体情報記憶部33を有する。これら各記憶部は、例えば、クラウドストレージ30が有する補助記憶装置等を用いて実現可能である。
【0034】
連携履歴記憶部31は、機器履歴情報及びクラウド履歴情報を記憶する。
【0035】
スキャンデータ記憶部32は、スキャンクラウドアプリ21からアップロードされるスキャンデータを保存する。
【0036】
機体情報記憶部33は、問い合わせの対象となりうる(連携アプリの実行に利用されうる)各画像形成装置10に関する情報を記憶する。
【0037】
以下、情報処理システム1において実行される処理手順について説明する。図5は、連携アプリの実行時の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
【0038】
ステップS101において、画像形成装置10のユーザがScanToCloudアプリの起動指示を操作パネル15に入力すると、スキャン機器アプリ121は起動に応じて当該起動を示す機器履歴情報(ログ)を機器履歴記憶部125に記録する(S102)。なお、スキャン機器アプリ121が記録する各機器履歴情報は、画像形成装置10の機番、現在時刻を示す時刻情報、ScanToCloudアプリのアプリ名(ScanToCloud)を含む。
【0039】
続いて、スキャン機器アプリ121は、スキャンクラウドアプリ21に対して起動要求を送信する(S103)。スキャンクラウドアプリ21は、起動に応じ当該起動を示すクラウド履歴情報(ログ)を連携履歴記憶部31に記録する(S104)。なお、スキャンクラウドアプリ21が記録する各クラウド履歴情報は、画像形成装置10の機番、現在時刻を示す時刻情報、ScanToCloudアプリのアプリ名(ScanToCloud)を含む。画像形成装置10の機番は、例えば、スキャン機器アプリ121がステップS103における起動要求に伴ってスキャンクラウドアプリ21に送信してもよいし、その他のタイミングでスキャンクラウドアプリ21に送信されてもよい。
【0040】
続いて、スキャンクラウドアプリ21は、起動の完了を示す応答をスキャン機器アプリ121へ送信する(S105)。続いて、スキャン機器アプリ121は、起動の終了を示す機器履歴情報を機器履歴記憶部125に記録する(S106)。
【0041】
その後、ユーザが、スキャンの開始指示を操作パネル15を介してスキャン機器アプリ121へ入力すると(S107)、スキャン機器アプリ121は、スキャンの開始を示す機器履歴情報を機器履歴記憶部125へ記録する(S108)。続いて、スキャン機器アプリ121は、スキャンの実行をスキャン制御部122へ要求する(S109)。スキャン制御部122は、画像形成装置10にセットされている原稿のスキャンをスキャナ12に実行させ(S110)、その結果として生成されるスキャンデータをスキャンデータ記憶部124に保存する(S111)。続いて、スキャン制御部122は、スキャンの完了をスキャン機器アプリ121へ通知する(S112)。スキャン機器アプリ121は、スキャンの完了を示す機器履歴情報を機器履歴記憶部125に記録する(S113)。
【0042】
続いて、スキャン機器アプリ121は、スキャンデータ記憶部124からスキャンデータを取得する(S114)。続いて、スキャン機器アプリ121は、スキャンデータの転送の開始を示す機器履歴情報を機器履歴記憶部125に記録し(S115)、スキャンクラウドアプリ21へのスキャンデータの転送を開始する(S116)。
【0043】
スキャンクラウドアプリ21は、スキャンデータの受信を開始すると、スキャンデータの転送の開始を示すクラウド履歴情報を連携履歴記憶部31に記録する(S117)。
【0044】
スキャンデータの全部の転送が終了すると、スキャン機器アプリ121は、スキャンデータの転送の終了通知をスキャンクラウドアプリ21へ送信し(S118)、スキャンデータの転送の終了を示す機器履歴情報を機器履歴記憶部125に記録する(S119)。スキャンクラウドアプリ21は、スキャンデータの転送の終了通知を受信すると、スキャンデータの転送の終了を示すクラウド履歴情報と、スキャンデータの記録の開始を示すクラウド履歴情報との2つのクラウド履歴情報を連携履歴記憶部31に記録し(S120)、スキャン機器アプリ121から受信したスキャンデータをクラウドストレージ30のスキャンデータ記憶部32へ記録する(S121)。スキャンデータ記憶部32へのスキャンデータの記録が終了すると、スキャンクラウドアプリ21は、スキャンデータの記録の終了を示すクラウド履歴情報を連携履歴記憶部31に記録する(S122)。続いて、スキャンクラウドアプリ21は、スキャンデータの記録の完了をスキャン機器アプリ121へ通知する(S123)。
【0045】
スキャン機器アプリ121は、スキャンクラウドアプリ21からの通知に応じ、スキャンデータの記録の終了を示す機器履歴情報を機器履歴記憶部125に記録し(S124)、スキャンの終了を示す情報を操作パネル15に表示することで、スキャンの終了をユーザに通知する(S125)。
【0046】
その後、履歴アップロード時刻が到来すると、履歴送信アプリ123は、機器履歴記憶部125に記憶されている全ての機器履歴情報を取得する(S131)。続いて、履歴送信アプリ123は、取得した機器履歴情報を履歴管理アプリ22へ送信する(S132)。履歴管理アプリ22は、受信した機器履歴情報をクラウドストレージ30の連携履歴記憶部31に記録する(S133)。この際、機器履歴情報は、クラウド履歴情報とは別の記憶領域に保存されてもよい。続いて、履歴管理アプリ22は、機器履歴情報の記録の完了を履歴送信アプリ123へ通知する(S134)。履歴送信アプリ123は、斯かる通知に応じ、送信済みの機器履歴情報を機器履歴記憶部125から削除する(S135)。なお、当該機器履歴情報の削除のタイミングは、機器履歴記憶部125に記憶された機器履歴情報のデータ量が閾値を超えた場合や、所定の規則に基づくその他のタイミング等でもよい(例えば、機器履歴情報10GBを超えたら削除する、前回アップロード後1週間経過後に削除する等)。
【0047】
図6は、ユーザがコールセンタに問い合わせを行う際に実行される処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
【0048】
ユーザは、連携アプリの実行に関して質問が有る場合に、コールセンタのオペレータに対して問い合わせを行う(S201)。この問い合わせは、例えば、電話によって行われてもよいし、チャット等によって行われてもよいし、Webサイトを介して行われてもよい。この際、ユーザは、問い合わせに係る連携アプリを実行した(又は実行中の)画像形成装置10の機番をオペレータに通知する。
【0049】
なお、ユーザがコールセンタに連絡するのは連携アプリの実行時に障害発生した場合だけでなく、プログラムが検知できないような動作異常(入出力画像の異常や操作部画面に表示される内容の異常など)や、連携アプリの実行に関する画像形成装置10の操作上のトラブル(画像形成装置10の操作をしてみたものの目的の機能が利用できない、操作方法が分からないなど)が発生した場合等も有り得る。
【0050】
オペレータは、コールセンタ端末40に表示されている機番入力画面に対し、ユーザから通知された機番(以下、「対象機番」という。)を入力する。
【0051】
図7は、機番入力画面の表示例を示す図である。図7が示すように、機番入力画面510は、機番入力領域511及びOKボタン512等を含む。
【0052】
オペレータが、対象機番を機番入力領域511へ入力し、OKボタン512を押下すると、コールセンタ端末40は、対象機番に対応する機体情報を機体情報記憶部33から取得し、当該機体情報を含む機体情報表示画面を表示する。
【0053】
図8は、機体情報表示画面の表示例を示す図である。図8が示すように、機体情報表示画面520は、機体情報表示領域521及びOKボタン522等を含む。
【0054】
機体情報表示領域521は、機体情報が表示される領域である。図8では、機体番号、機種、お客様名及び住所等が機体情報の構成要素である例が示されている。このうち、お客様名は、対象機番に係る画像形成装置10を利用する顧客環境における法人等の名称である。住所は、例えば、当該画像形成装置10の配置場所の住所である。
【0055】
オペレータは、例えば、機体情報をユーザに照会し、ユーザが応答する機体情報と、機体情報表示画面520に表示されている機体情報とを照合することで、対象機番に係る画像形成装置10が問い合わせに係る画像形成装置10であるか否かを確認する(S202)。
【0056】
対象機番に係る画像形成装置10(以下、「対象画像形成装置10」という。)が問い合わせ対象である場合、オペレータは、機体情報表示画面520のOKボタン522を押下することで、対象画像形成装置10に関する履歴情報の表示指示をコールセンタ端末40に入力する(S203)。この際、履歴情報を絞り混むための情報(絞り込み条件)が入力されてもよい。絞り込み条件を構成する要素として、開始日時、終了日時、アプリ種別等が一例として挙げられる。但し、絞り込み条件において、開始日時及び終了日時は自動的に設定されてもよい。例えば、現在日時から所定時間遡った日時が開始日時として設定され、現在日時が終了日時として設定されてもよい。
【0057】
続いて、コールセンタ端末40は、対象機番及び絞り込み条件を含む、履歴情報の表示要求を履歴管理アプリ22へ送信する(S204)。履歴管理アプリ22は、当該取得要求に応じ、当該取得要求が含む対象機番を含む履歴情報であって、かつ、絞り込み条件に合致する機器履歴情報及びクラウド履歴情報(以下、これらを区別しない場合、単に「履歴情報」という。)を連携履歴記憶部31から取得する(S205)。すなわち、同じ条件に合致する識別情報(機体番号及び時刻情報)を含む機器履歴情報及びクラウド履歴情報が取得される。例えば、絞り込み条件に開始日時が指定されている場合には、当該開始日時以降の時刻情報を含む履歴情報が取得対象となる。また、絞り込み日時に終了日時が指定されている場合には、当該終了日時以前の時刻情報を含む履歴情報が取得対象となる。続いて、履歴管理アプリ22は、取得した履歴情報を含む履歴画面の画面データを生成する(S206)。この際、履歴管理アプリ22は、機器履歴情報及びクラウド履歴情報を時刻情報に基づいて時系列順にソートし、当該時系列順に履歴情報が表示されるように画面データを生成してもよい。そうすることで、画像形成装置10において実行された各処理と、クラウドサーバ20において実行された各処理との前後関係を容易に把握可能とすることができる。
【0058】
続いて、履歴管理アプリ22は、当該画面データをコールセンタ端末40へ送信する(S207)。コールセンタ端末40は、当該画面データに基づいて履歴画面を表示する。
【0059】
ここで、ユーザによる問い合わせが、当該問い合わせの原因となった事象(異常等)の発生後、履歴アップロード時刻が到来する前に行われた場合には、当該事象に関する機器履歴情報(すなわち、絞り込み条件に合致する機器履歴情報)がクラウドストレージ30にアップロードされていない。したがって、ここで表示される履歴画面には、当該履歴情報が含まれてない。このような場合、オペレータは、ユーザに対して機器履歴情報のアップロードを要求する。ユーザは、オペレータからの要求に応じ、機器履歴情報のアップロード指示を画像形成装置10の履歴送信アプリ123に対して入力する(S211)。
【0060】
履歴送信アプリ123は、アップロード指示に応じ、定期的なアップロード処理(図5のステップS131~S135)と同じ処理を実行することで、機器履歴情報をクラウドストレージ30の連携履歴記憶部31に記録する(S212~S216)。
【0061】
続いて、オペレータが、改めて対象画像形成装置10に関する履歴情報の表示指示をコールセンタ端末40に入力すると(S221)、ステップS204~S207と同じ処理手順が実行されて(S222~S225)、履歴画面が再表示される。この場合、履歴画面の表示内容には、絞り込み条件に合致する機器履歴情報が含まれている。
【0062】
図9は、履歴画面の表示例を示す図である。図9が示すように、履歴画面530は、対象画像形成装置10に関する履歴情報であって、絞り込み条件に合致する機器履歴情報及びクラウド履歴情報との双方を含む。具体的には、操作アプリ名において「(本体)」が付与されているのが機器履歴情報であり、「(クラウド)」が付与されているのがクラウド履歴情報である。このような履歴情報を参照することで、オペレータは、ユーザがどのような操作を行ったのかについてユーザに問い合わせることなく、ユーザによる操作手順も把握することができる。また、オペレータは、画像形成装置10において実行された各処理と、クラウドサーバ20において実行された各処理との関係を把握することができる。その結果、問い合わせに対する対処方法を効率的に調査することができ、問い合わせ対応の所要時間を短縮化することができる。
【0063】
なお、図9に示される履歴情報は、スキャンデータを画像形成装置10からクラウドサーバ20に転送するところまでは問題なかったが、クラウドサーバ20側で当該スキャンデータをクラウドストレージ30にアップロードする際に失敗(エラーコードE010)した場合の事例に対応する。
【0064】
続いて、オペレータは、問い合わせに対する対処方法をユーザに回答する(S231)。
【0065】
上述したように、本実施の形態によれば、同じ連携アプリに対応する機器履歴情報及びクラウド履歴情報に対して、当該連携アプリの実行を示す識別情報(本実施の形態では、機番及び時刻情報)が関連付けられる(含められる)。したがって、当該識別情報に基づいて、特定の連携アプリの実行に係る機器履歴情報とクラウド履歴情報とを関連付けることができ、その結果をオペレータに提示することができる。その結果、オペレータは、画像形成装置10側の履歴とクラウドサーバ20側の履歴との一連の履歴を追うことが可能となり、機能が多岐に渡るクラウド連携アプリでも問い合わせ対応を効率化することができため、問い合わせ対応の所要時間を短縮化することができる。
【0066】
また、本実施の形態では、障害が発生(=プログラムが異常を検知)した時だけでなく、常に画像形成装置10が実行する処理の履歴情報を記録しておき、なおかつスキャンクラウドアプリ21側の履歴情報とも突き合わせて分析及び解析できるようにすることで、問い合わせに係る事象の発生タイミングや利用機能に依存せず、多岐に渡るトラブルに対応可能とすることができる。その結果、トラブル対応の時間を短縮し、なおかつユーザに対する対処方法の回答の内容の精度を上げることでユーザの満足度を向上することができる。
【0067】
なお、画像形成装置10以外の機器について本実施の形態が適用されてもよい。例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等の機器に対して本実施の形態が適用されてもよい。
【0068】
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
【0069】
なお、本実施の形態において、画像形成装置10は、機器の一例である。クラウドサーバ20は、情報処理装置の一例である。機器履歴情報は、第1の履歴情報の一例である。クラウド履歴情報は、第2の履歴情報の一例である。クラウドストレージ30(連携履歴記憶部31)は、記憶装置の一例である。スキャン機器アプリ121は、第1の記録処理部の一例である。履歴送信アプリ123は、履歴送信部の一例である。スキャンクラウドアプリ21は、第2の記録処理部の一例である。履歴管理アプリ22は、表示制御部の一例である。
【0070】
本発明の態様は、例えば、以下の通りである。
<1>
機器と、前記機器にネットワークを介して接続する情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
前記機器は、
当該機器と前記情報処理装置とを連携させるアプリケーションの実行に関連して当該機器が実行する処理の第1の履歴情報を当該機器が有する記憶部に前記アプリケーションの実行に関する識別情報に関連付けて記録する第1の記録処理部と、
前記記憶部に記録された前記第1の履歴情報を前記識別情報に関連付けてネットワークを介して接続する記憶装置へ記録するために当該ネットワークを介して前記第1の履歴情報及び前記識別情報を送信する履歴送信部と、
を有し、
前記情報処理装置は、
前記アプリケーションの実行に関連して当該情報処理装置が実行する処理の第2の履歴情報を前記識別情報に関連付けて前記記憶装置へ記録するための処理を実行する記録処理部と、
を有することを特徴とする情報処理システム。
<2>
前記識別情報は、前記機器の識別情報と時刻情報とを含む、
ことを特徴とする<1>記載の情報処理システム。
<3>
前記情報処理装置は、
前記記憶装置に記録された第1の履歴情報と第2の履歴情報のうち、同じ条件に合致する前記識別情報に関連付けられている前記第1の履歴情報と第2の履歴情報とを端末に表示させる表示制御部、
を有することを特徴とする<1>又は<2>記載の情報処理システム。
<4>
前記履歴送信部は、送信済みの前記第1の履歴情報を前記記憶部から削除する、
ことを特徴とする<1>乃至<3>いずれか一項記載の情報処理システム。
<5>
前記履歴送信部は、前記機器のユーザによる指示に応じて前記第1の履歴情報を送信する、
ことを特徴とする<1>乃至<4>いずれか一項記載の情報処理システム。
<6>
機器と、前記機器にネットワークを介して接続する情報処理装置とが実行する情報処理方法であって、
前記機器が、
当該機器と前記情報処理装置とを連携させるアプリケーションの実行に関連して当該機器が実行する処理の第1の履歴情報を当該機器が有する記憶部に前記アプリケーションの実行に関する識別情報に関連付けて記録する第1の記録処理手順と、
前記記憶部に記録された前記第1の履歴情報を前記識別情報に関連付けてネットワークを介して接続する記憶装置へ記録するために当該ネットワークを介して前記第1の履歴情報及び前記識別情報を送信する履歴送信手順と、
を実行し、
前記情報処理装置は、
前記アプリケーションの実行に関連して当該情報処理装置が実行する処理の第2の履歴情報を前記識別情報に関連付けて前記記憶装置へ記録するための処理を実行する記録処理手順と、
を実行することを特徴とする情報処理システム。
【0071】
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0072】
1 情報処理システム
10 画像形成装置
11 コントローラ
12 スキャナ
13 プリンタ
14 モデム
15 操作パネル
16 ネットワークインタフェース
17 SDカードスロット
20 クラウドサーバ
21 スキャンクラウドアプリ
22 履歴管理アプリ
30 クラウドストレージ
31 連携履歴記憶部
32 スキャンデータ記憶部
33 機体情報記憶部
40 コールセンタ端末
80 SDカード
111 CPU
112 RAM
113 ROM
114 HDD
115 NVRAM
121 スキャン機器アプリ
122 スキャン制御部
123 履歴送信アプリ
124 スキャンデータ記憶部
125 機器履歴記憶部
200 ドライブ装置
201 記録媒体
202 補助記憶装置
203 メモリ装置
204 CPU
205 インタフェース装置
B バス
【先行技術文献】
【特許文献】
【0073】
【特許文献1】特開2013-182445号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9