(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023169963
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】レシピの表示方法及び基板処理システム
(51)【国際特許分類】
H01L 21/02 20060101AFI20231124BHJP
【FI】
H01L21/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022081327
(22)【出願日】2022-05-18
(71)【出願人】
【識別番号】000219967
【氏名又は名称】東京エレクトロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】今井 響
(72)【発明者】
【氏名】石井 隆太郎
(57)【要約】
【課題】基板処理装置にて使用する複数のレシピの比較結果を容易に視認することができる。
【解決手段】情報処理装置と基板処理装置とが接続された基板処理システムにおいて、前記基板処理装置にて実行する基板の処理に使用する複数の項目を有するレシピの表示方法であって、データ格納部に保持された複数の前記レシピから基準となる第1レシピを選択する工程と、前記複数のレシピから比較対象となる第2レシピを選択する工程と、前記第1レシピと前記第2レシピとを比較し、前記複数の項目から、前記第1レシピと前記第2レシピとの差異のある項目を特定する工程と、前記第1レシピに設定されたデータを表示し、表示した前記第1レシピのデータのうち前記差異のある項目について、前記差異を視認できるように前記第2レシピのデータを前記情報処理装置の表示部に表示する工程と、を有するレシピの表示方法が提供される。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置と基板処理装置とが接続された基板処理システムにおいて、前記基板処理装置にて実行する基板の処理に使用する複数の項目を有するレシピの表示方法であって、
データ格納部に保持された複数の前記レシピから基準となる第1レシピを選択する工程と、
前記複数のレシピから比較対象となる第2レシピを選択する工程と、
前記第1レシピと前記第2レシピとを比較し、前記複数の項目から、前記第1レシピと前記第2レシピとの差異のある項目を特定する工程と、
前記第1レシピに設定されたデータを表示し、表示した前記第1レシピのデータのうち前記差異のある項目について、前記差異を視認できるように前記第2レシピのデータを前記情報処理装置の表示部に表示する工程と、
を有するレシピの表示方法。
【請求項2】
前記複数の項目は、複数の処理ステップのステップ番号と、複数のプロセス条件の条件項目とを含み、
前記表示部に表示する工程は、
前記第1レシピに設定されたデータを、複数の前記ステップ番号と、複数の前記条件項目とによりマトリックス状の表形式に、前記複数のステップ番号及び前記複数の条件項目と共に表示し、表示した前記複数の条件項目のうち前記差異があると特定した条件項目について、前記第1レシピのデータと前記第2レシピのデータとを前記表形式において並べて表示する、
請求項1に記載のレシピの表示方法。
【請求項3】
前記差異があると特定した条件項目について、前記第1レシピのデータと前記第2レシピのデータとの差異を強調して表示する、
請求項2に記載のレシピの表示方法。
【請求項4】
前記第2レシピを選択する工程は、
2つ以上の前記第2レシピを選択し、
前記差異のある項目を特定する工程は、
前記第1レシピと2つ以上の前記第2レシピとを比較し、前記第1レシピと少なくともいずれかの前記第2レシピとの差異のある条件項目を特定し、
前記表示部に表示する工程は、
前記差異があると特定した条件項目について、前記差異を視認できるように前記第1レシピのデータと2つ以上の前記第2レシピのデータを前記表形式において並べて表示する、
請求項2に記載のレシピの表示方法。
【請求項5】
前記レシピの変更に応じて、変更されたレシピをレシピの変更日時に紐づけて前記データ格納部に蓄積する工程を有し、
前記差異のある項目を特定する工程は、
前記変更日時が異なる更新された同一のレシピである前記第1レシピと前記第2レシピとを比較し、前記同一のレシピの変更履歴のある項目を特定する、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のレシピの表示方法。
【請求項6】
前記表示部に表示する工程は、
前記第1レシピに設定されたデータを表示し、表示した前記第1レシピのデータのうち前記変更履歴のある項目について、前記第1レシピのデータと、前記変更日時を含む前記第2レシピのデータと、を表示する、
請求項5に記載のレシピの表示方法。
【請求項7】
前記表示部の画面は、前記複数のレシピを表示する第1画面領域と、前記第1レシピに設定されたデータと、表示した前記第1レシピのデータのうち前記差異のある項目についての前記第2レシピのデータと、を表示する第2画面領域との固定領域が設定され、
前記表示部に表示する工程は、
前記第2画面領域に、前記第1レシピに設定されたデータと、表示した前記第1レシピのデータのうち前記差異のある項目についての前記第2レシピのデータとをマトリックス状の表形式に表示する、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のレシピの表示方法。
【請求項8】
前記表示部に表示する工程は、
前記第2画面領域のスクロールバーの操作に応じて、前記第2画面領域内の前記第1レシピのデータと前記第2レシピのデータとの表示画面をスクロールする、
請求項7に記載のレシピの表示方法。
【請求項9】
前記複数の項目のうち、前記第2画面領域にマトリックス状の表形式に表示された項目から非表示にする項目を選択する工程と、
前記表示部に表示する工程は、
前記第2画面領域に表示された項目から非表示にする項目を除いて、前記第1レシピのデータと前記第2レシピのデータを前記表形式に表示する、
請求項7に記載のレシピの表示方法。
【請求項10】
更新された最新のレシピ以外を非表示にする選択を受け付ける工程を有し、
前記表示部に表示する工程は、
前記第1画面領域に表示された複数のレシピのうち、更新された同一レシピから、レシピに紐づけられた変更日時が最新のレシピ以外の同一レシピを除いて表示する、
請求項7に記載のレシピの表示方法。
【請求項11】
情報処理装置と基板処理装置とが接続された基板処理システムであって、
前記情報処理装置は、
複数の項目を有するレシピを保持したデータ格納部を備え、
前記データ格納部に保持された複数の前記レシピから基準となる第1レシピを選択する工程と、
前記複数のレシピから比較対象となる第2レシピを選択する工程と、
前記第1レシピと前記第2レシピとを比較し、前記複数の項目から、前記第1レシピと前記第2レシピとの差異のある項目を特定する工程と、
前記第1レシピに設定されたデータを表示し、表示した前記第1レシピのデータのうち前記差異のある項目について、前記差異を視認できるように前記第2レシピのデータを前記情報処理装置の表示部に表示する工程と、
を含むレシピの表示方法を制御する基板処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、レシピの表示方法及び基板処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、レシピのマスタファイルと同名のファイルとを比較した結果を表示することを提案する。特許文献1では、マスタファイルのレシピ全体を表示するのではなく、比較の結果、マスタファイルと同名のファイルとの差異のある項目についてのみ表示する。
【0003】
例えば、特許文献2は、比較した複数のレシピのそれぞれの全体項目を表示するとともに、表示された複数のレシピの全体項目のうち、差異のある部分の表示色を変えること等を提案している。
【0004】
例えば、特許文献3は、レシピの複数のステップと複数のプロセス条件の項目をマトリックス状の表形式に表示することを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】国際公開第2014-189045号
【特許文献2】特開2007-194446号公報
【特許文献3】特開2014-67936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、基板処理装置にて使用する複数のレシピの比較結果を容易に視認することができるレシピの表示方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一の態様によれば、情報処理装置と基板処理装置とが接続された基板処理システムにおいて、前記基板処理装置にて実行する基板の処理に使用する複数の項目を有するレシピの表示方法であって、データ格納部に保持された複数の前記レシピから基準となる第1レシピを選択する工程と、前記複数のレシピから比較対象となる第2レシピを選択する工程と、前記第1レシピと前記第2レシピとを比較し、前記複数の項目から、前記第1レシピと前記第2レシピとの差異のある項目を特定する工程と、前記第1レシピに設定されたデータを表示し、表示した前記第1レシピのデータのうち前記差異のある項目について、前記差異を視認できるように前記第2レシピのデータを前記情報処理装置の表示部に表示する工程と、を有するレシピの表示方法が提供される。
【発明の効果】
【0008】
一の側面によれば、基板処理装置にて使用する複数のレシピの比較結果を容易に視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施形態に係る基板処理システムの一例を示す図。
【
図2】実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成例を示す図。
【
図3】実施形態に係るサーバ装置の機能構成例を示す図。
【
図4】実施形態に係るレシピの表示方法の一例を示すフローチャート。
【
図5】実施形態に係るレシピの比較及び表示画面の一例。
【
図6】実施形態に係るレシピの比較及び表示画面の一例。
【
図7】実施形態に係るレシピの比較及び表示画面の一例。
【
図8】実施形態に係るレシピの比較結果及び表示画面の一例。
【
図9】実施形態に係るレシピの比較結果及び表示画面の一例。
【
図10】実施形態に係るレシピの比較結果の詳細表示画面の一例。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0011】
本明細書において平行、直角、直交、水平、垂直、上下、左右などの方向には、実施形態の効果を損なわない程度のずれが許容される。角部の形状は、直角に限られず、弓状に丸みを帯びてもよい。平行、直角、直交、水平、垂直、円、一致には、略平行、略直角、略直交、略水平、略垂直、略円、略一致が含まれてもよい。
【0012】
[基板処理システム]
はじめに、実施形態に係る基板処理システムの構成例について説明する。
図1は、基板処理システム100の構成例を示す図である。
【0013】
図1に示すように、基板処理システム100では、基板処理装置120a1~120a3、基板処理装置120b1、120b2、基板処理装置120c1、120c2がネットワークNを介してサーバ装置150に接続されている。基板処理装置120a1~120a3、基板処理装置120b1、120b2、基板処理装置120c1、120c2を総称して基板処理装置120ともいう。基板処理装置120は、通常、内部で基板の処理を行う処理チャンバを、それぞれにおいて1つ若しくは複数有する。
【0014】
基板処理装置120の一例としては、フラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)を製造するためのガラス基板などの基板を処理する装置が挙げられる。ただし、これに限らず、本開示の基板処理装置は、半導体ウエハを処理する装置であってもよい。また、基板をプラズマにより処理してもよく、プラズマを生成する装置としては、Capacitively Coupled Plasma(CCP)、Inductively Coupled Plasma(ICP)、Radial Line Slot Antenna(RLSA)、Electron Cyclotron Resonance Plasma(ECR)、Helicon Wave Plasma(HWP)のいずれのタイプの装置にも適用できる。また、本開示の基板処理装置は、一枚ずつ基板を処理する枚葉装置、複数枚の基板を一括処理するバッチ装置及びセミバッチ装置のいずれにも適用できる。また、本開示の基板処理装置は、例えば、成膜処理、エッチング処理、アッシング処理等の基板の処理を行う装置或いは、Atomic Layer Deposition(ALD)装置である。
【0015】
基板処理システム100は、工場a内に基板処理装置120a1~120a3と、制御装置121a1~121a3とを有する。基板処理装置120a1~120a3と制御装置121a1~121a3とは、有線または無線により接続される。
【0016】
基板処理システム100は、工場b内に基板処理装置120b1、120b2と、制御装置121b1、121b2とを有する。基板処理装置120b1、120b2と制御装置121b1、121b2とは、有線または無線により接続される。
【0017】
基板処理システム100は、工場c内に基板処理装置120c1、120c2と、制御装置121c1、121c2とを有する。基板処理装置120c1、120c2と制御装置121c1、121c2とは、有線または無線により接続される。
【0018】
制御装置121a1~121a3、制御装置121b1、121b2、制御装置121c1、121c2を総称して制御装置121ともいう。制御装置121は、基板処理装置120が実行する基板の処理を制御する。基板処理装置120のそれぞれは、複数のレシピを保持する制御装置121の夫々の制御に従い、いずれかのレシピに基づき基板を処理する。
【0019】
基板処理装置120a1~120a3、基板処理装置120b1、120b2、基板処理装置120c1、120c2は、それぞれが管理する多岐にわたるデータを自装置内に蓄積しているものとする。
【0020】
サーバ装置150は、基板処理装置120と接続され、基板処理装置120から取得した蓄積データから、基板の処理に使用した複数のレシピを比較し、比較結果のレシピの表示を制御する。比較結果のレシピが表示される情報処理装置の表示部は、制御装置121の表示部であってもよいし、サーバ装置150の表示部であってもよいし、ネットワークNに接続されるその他の表示装置であってもよい。
【0021】
[サーバ装置150のハードウェア構成例]
次に、サーバ装置150のハードウェア構成について
図2を参照して説明する。
図2は、サーバ装置150のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバ装置150は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を有する。CPU201、ROM202、RAM203は、いわゆるコンピュータを形成する。なお、
図2は、制御装置121のハードウェア構成例であってもよい。
【0022】
また、サーバ装置150は、補助記憶部204、表示部205、入力部206、ネットワークI/F(Interface)部207、接続部208を有する。なお、サーバ装置150の各ハードウェアは、バス209を介して相互に接続されている。
【0023】
CPU201は、補助記憶部204にインストールされている各種プログラム(を実行するデバイスである。ROM202は、不揮発性メモリである。ROM202は、補助記憶部204にインストールされている各種プログラムをCPU201が実行するために必要な各種プログラムやデータ等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。具体的には、ROM202はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する。
【0024】
RAM203は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM203は、補助記憶部204にインストールされている各種プログラムがCPU201によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
【0025】
補助記憶部204は、各種プログラムや、各種プログラムが実行される際に用いられる情報を格納する補助記憶デバイスである。後述するデータ格納部は、補助記憶部204において実現される。
【0026】
表示部205は、各種画面(例えば、選択画面、レシピ表示画面等)を表示する、表示デバイスである。入力部206は、解析装置140に対して、作業者が各種指示を入力するための入力デバイスである。
【0027】
ネットワークI/F部207は、不図示の外部ネットワークと接続する通信デバイスである。接続部208は、基板処理装置120に接続する接続デバイスである。
【0028】
[サーバ装置の機能構成例]
次に、サーバ装置150の機能構成について
図3を参照して説明する。
図3は、サーバ装置150の機能構成の一例を示す図である。サーバ装置150にはレシピの比較解析及び表示用のプログラムがインストールされており、この比較解析及び表示用のプログラムを実行することで、サーバ装置150は、データ取得部301、操作受付部302、制御部303、表示制御部304として機能する。
【0029】
データ取得部301は、ネットワークNを介して基板処理装置120が蓄積した蓄積データ130を継続的に取得し、データ格納部310に格納する。蓄積データ130は、レシピを作成又は変更した日時が紐づけられたレシピのデータを含む。例えば、データ取得部301は、更新レシピを変更日時に紐づけてデータ格納部310に記憶する。よって、データ格納部310には、初期レシピと初期レシピを更新した更新レシピとを含む変更部分以外のレシピのデータが同一のバージョンアップされたレシピ群(以下、同一レシピともいう。)、及び異なるレシピ群が包含されている。よって、データ格納部310に保存された複数のレシピから選択される基準レシピと比較対象レシピとは、バージョンアップされた複数の同一レシピであってもよいし、異なるレシピであってもよい。なお、レシピのデータは、基板処理装置120において実行する基板の処理手順を詳細に記述したものであり、レシピの有する複数の項目、例えば、プロセス条件の項目(条件項目)、処理ステップの項目(ステップ番号)、及び変更日時等のレシピに関する項目により特定されるデータが設定されている。
【0030】
操作受付部302は、制御装置121の表示部に表示された選択画面や、サーバ装置150の表示部に表示された選択画面からオペレータ等の作業者が行う入力操作や選択操作を受け付ける。
【0031】
制御部303は、選択部306、比較部307を有する。選択部306は、データ格納部310に保持された複数のレシピから基準となる基準レシピを選択する。例えば選択部306は、操作受付部302が受け付けた基準レシピの選択操作や入力操作に基づき基準レシピを選択する。基準レシピは、基準となる第1レシピの一例である。
【0032】
選択部306は、データ格納部310に保持された複数のレシピから比較対象となる比較対象レシピを選択する。例えば選択部306は、操作受付部302が受け付けた比較対象レシピの選択操作や入力操作に基づき比較対象レシピを選択する。比較対象レシピは、比較対象となる第2レシピの一例である。
【0033】
比較部307は、基準レシピと比較対象レシピとを比較し、基準レシピと比較対象レシピとの差異がある項目を特定する。
【0034】
表示制御部304は、基準レシピに設定されたデータを表示し、表示したデータの複数の項目のうち比較対象レシピと差異のある項目について、基準レシピのデータと比較対象レシピのデータとの差異を視認できるように表示部に表示する。
【0035】
表示制御部304は、基準レシピに設定されたデータをマトリックス状の表形式に表示する。また、表示制御部304は、表示した基準レシピのデータのうち比較対象レシピと差異のある項目について、基準レシピのデータと比較対象のデータとの差異を視認できるように比較対象レシピのデータを表示部に表示する。マトリックス状の表形式では、各行に1以上のプロセス条件の項目(条件項目)が表示され、各列に1以上の処理ステップの項目(ステップ番号)が表示され、項目毎にレシピのデータが表示されてもよい。列には、1以上の処理ステップに加え、1以上のレシピに関する項目が表示されてもよい(
図6のP2)。1以上のレシピに関する項目は、装置、チャンバ番号(PC No.)、ファイル名、変更日時が含まれる(
図8のP2の「列表示」参照)。
【0036】
表示制御部304は、差異があると特定した項目の基準レシピのデータと比較対象レシピのデータとの差異を強調して表示してもよい(
図8のP2内のD1参照)。
【0037】
選択部306が2つ以上の比較対象レシピを選択した場合、比較部307は基準レシピと2つ以上の比較対象レシピとを比較し、基準レシピと少なくともいずれかの比較対象レシピとの差異のある項目を特定する。表示制御部304は、差異があると特定した処理ステップ及びプロセス条件の項目について、差異を視認できるように基準レシピのデータと2つ以上の比較対象のデータを並べて表示する。
【0038】
基準レシピと比較対象レシピとが更新された同一レシピ群である場合、表示制御部304は、基準レシピと比較対象レシピとで差異のある項目について、基準レシピのデータと比較対象レシピのデータをそれぞれの変更日時と共に並べて表示してもよい。
【0039】
これによれば、基準レシピに設定された複数の項目のデータを表示し、表示した複数の項目のうち差異のある項目について、基準レシピのデータと比較対象レシピのデータとの差異を視認できるように表示部に表示される。これにより、作業者は、基板処理装置120にて使用する複数のレシピについての比較結果を容易に視認することができる。
【0040】
[レシピの表示方法の具体例]
次に、サーバ装置150がレシピの比較解析及び表示用のプログラムを実行することにより実施されるレシピの表示方法の一例について、
図4~
図9を参照しながら説明する。
図4は、実施形態に係るレシピの表示方法の一例を示すフローチャートである。
図5~
図7は、実施形態に係るレシピの比較及び表示画面の一例である。
図8及び
図9は、実施形態に係るレシピの比較結果及び表示画面の一例である。
【0041】
サーバ装置150がレシピの表示方法の各処理を行うにあたっては、はじめに、
図4のステップS1において、表示制御部304は、制御装置121の表示部及び/又はサーバ装置150の表示部205に選択画面を表示する。例えば、サーバ装置150は、Webサイトの選択画面を表示部に表示する。
【0042】
図5の選択画面の一例を参照すると、選択画面には、複数のレシピの一覧を表示する第1画面領域P1が設けられる。
図5の第1画面領域P1には、データ格納部310に保存されたレシピが表示されている。
図5では、「装置」の項目にレシピを使用する基板処理装置として「装置A」等が設定される。また、「PC No.」の項目にレシピを使用する処理チャンバのチャンバ番号として「PC-3」等が設定される。また、「ファイル名」の項目に使用するレシピとして「レシピa」、「レシピb」、「レシピc」等が設定されている。
【0043】
「装置」、「PC No.」、「ファイル名」の項目に加えて、一覧には、「変更日付」、「操作」、「種類」、「Version」、「コメント」、「備考」の項目が表示されている。変更日付(変更日時)には「ファイル名」に設定されたレシピを変更(更新)した変更日時が表示される。「操作」にはレシピに行った操作が表示される。「種類」にはレシピの種類が表示され、「Version」にはレシピに変更があったかを示すバージョンが表示される。「コメント」、「備考」には適宜コメント、メモが表示される。第1画面領域P1は、選択画面の固定の表示領域であり、第1画面領域P1内のスクロールバーQ1の操作に応じて表示内容を上下させることにより、すべてのレシピを表示することができる。
【0044】
次に、
図4のステップS3において、選択部306は、基準レシピを選択する。例えば、操作受付部302が作業員等の選択操作を受け付けると、選択部306は、受け付けた操作に応じて第1画面領域P1内のレシピを選択する。例えば、
図6の第1画面領域P1では、2行目の装置AのPC-3のチャンバで使用されるレシピa(Version1)が基準レシピとして選択されている。よって、表示制御部304は、比較元となる基準レシピを、
図6の画面右上の表示欄P3に表示する。
図6の例では、S1で示す選択された「装置A(PC-3)レシピa」の名称が表示される。
【0045】
次に、
図4のステップS5において、表示制御部304は、選択画面の第2画面領域P2に基準レシピのデータ(内容)を表示する。
図6の例では、基準レシピに設定されたデータがマトリックス状の表形式に表示される。表形式の列の項目には複数の処理ステップ1~15のステップ番号が表示され、行の項目には複数のプロセス条件の条件項目が表示される。これにより、基準レシピに設定されたデータとして、複数の処理ステップのそれぞれに対する複数のプロセス条件のデータが、即ち、任意のステップ番号と任意の条件項目とで特定されるデータがマトリックス状の表に表示される。なお、便宜上、列の項目と行の項目とを総称して単に項目と称する。ステップ番号と条件項目は、項目の一例である。単に項目と記載した場合には、ステップ番号と条件項目のいずれか、若しくは両方が含まれるものとする。
【0046】
処理ステップは、基板処理が複数のステップの手順でステップ番号の昇順に行われることを示す。プロセス条件は、ステップ番号で示される各処理ステップにおけるプロセス条件をデータ(数値若しくは値)で示す。たとえば、「Log出力」は、値としてONとOFFを有し、ONのときプロセスの詳細なログを記憶し、OFFのときプロセスの詳細なログを記憶しないと設定する条件項目である。「Source出力値」は電源からの電力の出力値を数値により設定する条件項目である。ガス流量はガス種毎の流量値を数値により設定し、EPDテーブル番号は、チャンバ内の発光強度に基づく各処理ステップのエンドポイント検出(EPD)を行うための停止条件を示すテーブル番号を値として設定する。第2画面領域P2は、選択画面の固定の表示領域であり、第2画面領域P2内のスクロールバーQ2の操作に応じて表示内容を上下させることにより、基準レシピに設定された全データ(処理ステップ及びプロセス条件の全項目のデータ)を表示することができる。
【0047】
次に、
図4のステップS7において、選択部306は、比較対象レシピを選択する。
図7の例では、選択画面の左上に表示された「Target Select」のボタンB1をオンする操作後に第1画面領域P1内のいずれかのレシピが操作(選択)される。操作受付部302が本操作を受け付け、選択部306が、受け付けた操作に応じて第1画面領域P1内の4行目の装置AのPC-3で使用されるVersion1のレシピbを比較対象レシピとして選択する(
図7のS2参照)。
【0048】
これにより、表示制御部304は、画面右中央の「TARGETS」の表示欄P4に比較先となる比較対象レシピの名称を表示する。ここでは、「TARGETS」の表示欄P4に「装置A(PC-3)レシピb」の名称が表示される(
図8参照)。
【0049】
次に、
図4のステップS9において、比較部307は、基準レシピと比較対象レシピとを比較し、基準レシピと比較対象レシピとの差異のある条件項目を特定する。表示制御部304は、基準レシピのデータと比較対象レシピのデータとの差異を視認できるように強調して表示部に表示する。
【0050】
例えば、表示制御部304は、
図8の第2画面領域P2に表示する基準レシピのデータのうち、少なくとも差異があると特定された条件項目である「Source出力値」について、基準レシピのデータ101と比較対象レシピのデータ102とを並べて表示する。
図8では、表示制御部304は、第2画面領域P2に基準レシピのデータ101と比較対象レシピのデータ102とを並べて表示した上で、更に、差異がある処理ステップ4、5の基準レシピのデータと比較対象レシピのデータとを強調して表示する(D1参照)。強調して表示する例としては、差異がある部分の基準レシピのデータと比較対象レシピのデータとの色を変えて表示したり、太字で表示したり、背景色を変えたりしてもよい。差異がない部分の基準レシピのデータと比較対象レシピのデータは、同じ色で表示したり、細字で表示したりしてもよい。
【0051】
なお、基準レシピのデータの強調表示されている箇所をマウスオーバーすることで、その基準レシピのデータの詳細を表示してもよい。同様に、比較対象レシピのデータの強調表示されている箇所をマウスオーバーすることで、その比較対象レシピのデータの詳細を表示してもよい。
【0052】
次に、
図4のステップS11において、選択部306は、他に比較対象のレシピの選択があるかを判定する。選択部306は、他に比較対象のレシピの選択があると判定した場合、ステップS7に戻り、ステップS7~S11の処理を繰り返す。
【0053】
図9では、選択画面の左上に表示されたTarget SelectのボタンB1がオンに操作された状態で第1画面領域P1内のいずれかのレシピが再操作(選択)されている。この場合、
図4のステップS11において、選択部306は、他に比較対象のレシピの選択があると判定する。
図9では、選択部306は、第1画面領域P1内の5行目のレシピ(装置AのPC-3で使用されるVersion1のレシピb)を比較対象レシピとして選択する(S3参照)。これにより、「TARGETS」の表示欄P4に比較対象レシピとして「装置A(PC-3)レシピc」の名称が追加される。
【0054】
更に比較部307は、基準レシピと比較対象レシピ(ここではレシピc)とを比較し、基準レシピと比較対象レシピとの差異のある条件項目を特定する。表示制御部304は、基準レシピのデータと2つ以上の比較対象レシピのデータとの差異を視認できるように表示部に表示する。このように本開示のレシピの表示方法では、基準レシピに対して2つ以上の比較対象レシピの比較結果を表示することができる。
【0055】
例えば、表示制御部304は、
図9の第2画面領域P2に表示する基準レシピのデータのうち、差異があると特定した条件項目である「Source出力値」について、基準レシピaのデータ101と比較対象レシピb、cのデータ102、103とを並べて表示する。基準レシピ(レシピa)のデータ101と比較対象レシピ(レシピb、レシピc)のデータ102、103との差異は、強調して表示される(
図9のD2参照)。
【0056】
表示制御部304は、第2画面領域P2内のスクロールバーQ2,Q3の操作に応じて、第2画面領域P2に表示された基準レシピのデータと比較対象レシピのデータとの表示をスクロールさせ、基準レシピと比較対象レシピの全データを確認することができる。比較結果は、第2画面領域P2内のスクロールバーQ2により第2画面領域P2内のデータを上下移動させる。また、スクロールバーQ3により第2画面領域P2内のデータを左右移動させる。これによって、第2画面領域P2内の比較結果の全データを確認することができる。なお、第2画面領域P2内の欄T1には、第2画面領域P2の列に表示されている項目が表示されている。
【0057】
これにより、複数の異なるレシピについて比較して相違箇所を検出し、相違箇所を一目で確認できるように表示するツールを提供することができる。或いは、複数の同一レシピについて過去にさかのぼって行われた変更箇所を抽出し、変更箇所を一目で確認できるように表示するツールを提供することができる。
【0058】
[表示の変形例1]
操作受付部302は、
図10に示す第2画面領域P2内の左上に表示された「差分のみ表示」のボタンB2をオンにする操作を受け付ける。そうすると、表示制御部304は、第2画面領域P2に表示されたマトリックス状の表形式のデータから、差異があると特定された項目以外の項目のデータを非表示にする。非表示にする代わりにグレイアウトで表示してもよい。これにより、
図9の表示欄T1に示す列表示及び行表示の項目のデータから、
図10の表示欄T1に示す列表示及び行表示の項目のデータに、第2画面領域P2に表示されるデータ量が減る。
【0059】
例えば、表示制御部304は、基準レシピのデータのうち、
図10の第2画面領域P2に表示する、差異があると特定した「Source出力値」等について、基準レシピaのデータ101と比較対象レシピb、cのデータ102、103とを並べて表示する。差異があると特定した「EPDテーブル番号」、「処理時間」等についても同様に、基準レシピaのデータ104、107と比較対象レシピb、cのデータ105、106、108とを並べて表示する。
【0060】
基準レシピaのデータ101、104、107と比較対象レシピb、cのデータ102、103、105、106、108との差異がある部分は、強調して表示する(
図10のD3参照)。
図10のD3内において、強調して表示する例としては、差異がある部分の基準レシピのデータと比較対象レシピのデータは、色を変えて表示したり、太字で表示したり、背景色を変えたりしてもよい。
図10のD3内において、差異がない部分の基準レシピのデータと比較対象レシピのデータとは、背景が白でデータの数値が黒のように表示してもよい(D3の処理ステップ5のデータ104~108参照)。これにより、第2画面領域P2内に表示するデータ量を減らすことで、基準レシピと比較対象レシピの差異がある部分をより容易に確認することができる。また、データ量が減るほど、スクロール操作を行わない又はスクロール操作を少なくすることができる。
【0061】
[表示の変形例2]
図10に示す「Latest Recipe」の選択ボタンB3を操作する場合について説明する。選択ボタンB3をオンする操作が行われると、第1画面領域P1に表示する最新の更新レシピのみが残るようにフィルタされ、表示制御部304は、最新の更新レシピ以外のレシピを非表示にする。つまり、表示制御部304は、第1画面領域P1に表示された複数のレシピから、レシピに紐づけられた変更日時が最新の更新レシピ以外の同一レシピを除いて表示する。
【0062】
[表示の変形例3]
作業者等が入力画面にレシピを特定する情報を入力することによって、比較するレシピを特定するようにしてもよい。例えば、
図10の画面右上の「BASE」の表示欄P3に基準レシピのファイル名を入力してもよい。例えば、
図10の画面右中央の「TARGETS」の表示欄P4に比較対象レシピのファイル名を入力してもよい。比較対象レシピのファイル名は、1つ以上入力できる。表示制御部304は、入力された基準レシピ及び比較対象レシピの比較結果を第2画面領域P2に表示する。
【0063】
[表示の変形例4]
図10のファイル名に隣接して表示されるフィルタのマークM1をクリックすることによって、ファイル名のすべての要素が表示され、すべての要素に設けられたチェックボックスにチェックすることでレシピを選択することもできる。
【0064】
[レシピの選択例1]
次に、
図10の画面右上の「BASE」の表示欄P3の上に示す「Purpose Select」のボタンB4を選択したときのレシピの選択例1について、
図11~
図13を参照して説明する。
図11は、レシピ選択画面の一例である。
図12は、レシピ選択画面の選択結果の一例である。
図13は、選択されたレシピの比較結果の一例である。
【0065】
レシピの選択例1では、1つのレシピを選択することにより、これまで過去にあった変更箇所を確認することができる。レシピの選択例1では、
図11に示す選択画面が表示され、データ格納部310に保持された複数のレシピから1つのレシピを選択することができる。
図11に示す選択画面の最上位の欄では、基板処理装置を選択することができる。2番目の欄では、ユニット、すなわち基板処理装置のチャンバを選択することができる。3番目の欄では、レシピの変更日付(日時)の日付範囲を選択することができる。これにより、選択された基板処理装置の選択されたチャンバに使用するレシピであって、選択された日付範囲内で変更が加えられたレシピを選択する。4番目の欄では、変更履歴の数を選択する。例えば、変更履歴の数に10を選択すると、選択されたレシピについて、最新から過去10回分のレシピの変更内容を確認できる。変更履歴の数に1を選択すると、選択されたレシピの直近の変更内容を確認できる。
【0066】
例えば、
図12の選択画面の最上位~4番目のそれぞれの欄に示すようにレシピを選択する。
図12の「Recipe Name」の欄P5に表示された複数のレシピから、変更履歴を表示したいレシピを選択し、「Done」のボタンB5を押すことによってもレシピを選択できる。
【0067】
これにより、選択された同一レシピ(同一のファイル名のレシピ)について、
図13に示すように、過去に変更のあった箇所、日時等が表示される。例えば、
図13のD4に示すように、過去の変更のあった箇所のデータを強調表示してもよい。選択された1レシピの変更履歴を表示することで、過去のプロセス条件の調整を簡単に確認することができる。
【0068】
[レシピの選択例2]
次に、
図10の画面右上に示す「Purpose Select」のボタンB4を選択したときのレシピの選択例2について、
図14~
図16を参照して説明する。
図14は、2つのレシピ選択画面の一例である。
図15は、2つのレシピ選択画面の選択結果の一例である。
図16は、選択されたレシピの比較結果の一例である。
【0069】
レシピの選択例2では、異なる2つのレシピを選ぶことにより、選択した異なる2つのレシピの差異を表示することができる。レシピの選択例2では、
図14に示す選択画面を表示し、データ格納部310に保持された複数のレシピから2つのレシピを選択する。
図14に示す選択画面の最上位の欄では、比較を行うレシピが保存されている基板処理装置を選択する。2番目の欄では、比較を行うレシピのユニット、すなわち比較を行うレシピの基板処理装置のチャンバを選択する。3番目の欄では、比較を行うレシピ名を選択する。4番目の欄では、過去にレシピの変更があった変更日付(変更日時)を選択する。最上位の欄から4番目の欄までの右側と左側とで2つのレシピを選択する。これにより、選択された基板処理装置の選択されたチャンバに使用する2つのレシピであって、選択した日時に過去変更があったレシピを選択する。ただし、選択するレシピは、過去変更があったレシピに限らない。過去変更がないレシピについては、4番目の欄を空欄にしてよい。
【0070】
例えば、
図15の選択画面の右側及び左側の最上位~4番目の欄に示すように2つのレシピを選択し、「Done」のボタンB5を押す。これにより、選択された2つのレシピについて、
図16に示すように、2つのレシピの異なる箇所、変更日付等が表示される。例えば、
図16のD5に示すように、過去の変更のあった箇所のデータを強調表示してもよい。これにより、選択された2つのレシピについての比較結果を容易に視認することができる。例えば選択された2つのレシピが一の基板処理装置から他の基板処理装置へコピーしたレシピのときに、レシピが正しくコピーできているか等を簡単に確認することができる。例えば差異が表示された場合、正しくコピーできていないと判定することができる。
【0071】
以上に説明したように、本実施形態のレシピの表示方法及び基板処理システムによれば、基板処理装置にて使用する複数のレシピの比較結果を容易に視認することができる。
【0072】
今回開示された実施形態に係るレシピの表示方法及び基板処理システムは、すべての点において例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で変形及び改良が可能である。上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で他の構成も取り得ることができ、また、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
【0073】
なお、
図1の基板処理システム100は一例であり、用途や目的に応じて様々な基板処理システム100の構成例があることは言うまでもない。例えば、
図1の基板処理装置120の個数及び配置、サーバ装置150の個数及び配置は一例である。
【0074】
サーバ装置150には、レシピの比較解析及び表示用のプログラムがインストールされ、サーバ装置150がレシピの比較解析用のプログラムを実行することにより、
図4のレシピの表示方法(処理)が実行される。レシピの比較解析用のプログラムは、サーバ装置150内の記憶領域又はその他の記憶媒体に記憶されてもよい。
図4のレシピの表示方法(処理)は、作業者等の選択画面の操作等に応じて自動的に実行される。
【符号の説明】
【0075】
100 基板処理システム
120 基板処理装置
121 制御装置
130 蓄積データ
301 データ取得部
302 操作受付部
303 制御部
304 表示制御部
306 選択部
307 比較部
310 データ格納部