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特開2023-178012情報処理装置、利用者端末、情報提供方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023178012
(43)【公開日】2023-12-14
(54)【発明の名称】情報処理装置、利用者端末、情報提供方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/266 20110101AFI20231207BHJP
   G06Q 30/0251 20230101ALI20231207BHJP
【FI】
H04N21/266
G06Q30/02 398
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022091028
(22)【出願日】2022-06-03
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100107515
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 浩一
(72)【発明者】
【氏名】原田 貴昭
(72)【発明者】
【氏名】大川 恵里佳
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
【Fターム(参考)】
5C164FA25
5C164MB11S
5C164SB41S
5C164SC01P
5C164YA21
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】コンテンツの配信先を設定した後に、コンテンツを配信可能な配信先が追加された場合でも、追加された配信先をコンテンツの配信先として設定することを容易にする。
【解決手段】情報処理装置は、配信先にコンテンツを配信する情報処理装置であって、第1の利用者端末で設定した、前記コンテンツを配信可能な配信先の情報を管理する第1の管理部と、前記コンテンツを配信可能な配信先の中から第2の利用者端末で設定した、前記コンテンツの配信先の情報を管理する第2の管理部と、前記第1の管理部が前記コンテンツを配信可能な配信先の追加を受け付けた場合、前記追加された配信先の属性と、前記コンテンツの配信先の属性とが一致する属性を確認する確認部と、前記一致する属性が所定の条件を満たす場合、前記第2の利用者端末に前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する通知部と、を有する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信先にコンテンツを配信する情報処理装置であって、
第1の利用者端末で設定した、前記コンテンツを配信可能な配信先の情報を管理する第1の管理部と、
前記コンテンツを配信可能な配信先の中から第2の利用者端末で設定した、前記コンテンツの配信先の情報を管理する第2の管理部と、
前記第1の管理部が前記コンテンツを配信可能な配信先の追加を受け付けた場合、前記追加された配信先の属性と、前記コンテンツの配信先の属性とが一致する属性を確認する確認部と、
前記一致する属性が所定の条件を満たす場合、前記第2の利用者端末に前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する通知部と、
を有する、情報処理装置。
【請求項2】
前記確認部は、前記一致する属性の数を確認し、
前記通知部は、前記一致する属性の数が所定の数以上である場合、前記第2の利用者端末に前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記通知部は、前記追加された配信先の属性と、前記コンテンツの配信先の属性とが一致した場合、前記第2の利用者端末に前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記確認部は、前記追加された配信先に予め設定された複数の属性と、前記コンテンツの配信先に予め設定された複数の属性とが一致する属性を確認する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1の管理部は、第1の利用者端末で設定した前記コンテンツの属性条件をさらに管理し、
前記確認部は、前記追加された配信先に予め設定された複数の属性のうち、前記コンテンツの属性条件に対応する属性と、前記コンテンツの配信先に設定された複数の属性のうち、前記属性条件に対応する属性とが一致する属性を確認する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記所定の条件を、前記第1の利用者端末、又は前記第2の利用者端末から設定可能である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第2の利用者端末は、前記通知を受信した後に、前記追加された配信先を表示する設定画面を表示し、
前記設定画面から、前記追加された配信先を前記コンテンツの配信先に追加するか否かを設定可能である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
配信先にコンテンツを配信する情報処理装置と通信ネットワークを介して通信可能な利用者端末であって、
前記コンテンツを配信可能な配信先を表示し、前記コンテンツを配信可能な配信先の中から前記コンテンツの配信先を設定する第1の設定画面を表示する表示制御部と、
前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを示す通知を受信する受信部と、
を有し、
前記表示制御部は、前記受信部が前記通知を受信した場合、前記追加された配信先を表示し、前記追加された配信先を前記コンテンツの配信先に追加するか否かを設定する第2の設定画面を表示可能である、利用者端末。
【請求項9】
配信先にコンテンツを配信する情報処理装置が、
第1の利用者端末で設定した前記コンテンツを配信可能な配信先の情報を管理する第1の管理処理と、
前記コンテンツを配信可能な配信先の中から、第2の利用者端末で設定した前記コンテンツの配信先の情報を管理する第2の管理処理と、
前記第1の管理処理で前記コンテンツを配信可能な配信先の追加を受け付けた場合、前記追加された配信先の属性と、前記コンテンツの配信先の属性とが一致する属性を確認する確認処理と、
前記一致する属性が所定の条件を満たす場合、前記第2の利用者端末に前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する通知処理と、
を実行する、情報提供方法。
【請求項10】
請求項9に記載の情報提供方法をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、利用者端末、情報提供方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルサイネージ等の複数の表示装置と、表示装置にネットワークを介してコンテンツを配信する配信サーバとを用いて、利用者に映像、音声等のコンテンツを提供する情報提供システムがある。
【0003】
また、広告主等が、デジタルサイネージ等の媒体に対して広告配信を行う際に、配信先の業種などの属性に基づいて配信先を選択する広告配信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、配信先に複数の属性を設定したときに、配信先の設定が難しくなるという問題がある。
【0005】
特に、コンテンツの配信先を設定した後に、コンテンツを配信可能な配信先が追加された場合、追加された配信先をコンテンツの配信先として設定することは困難である。
【0006】
本発明の一実施形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、コンテンツの配信先を設定した後に、コンテンツを配信可能な配信先が追加された場合でも、追加された配信先をコンテンツの配信先として設定することを容易にする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、一実施形態に係る情報処理装置は、配信先にコンテンツを配信する情報処理装置であって、第1の利用者端末で設定した、前記コンテンツを配信可能な配信先の情報を管理する第1の管理部と、前記コンテンツを配信可能な配信先の中から第2の利用者端末で設定した、前記コンテンツの配信先の情報を管理する第2の管理部と、前記第1の管理部が前記コンテンツを配信可能な配信先の追加を受け付けた場合、前記追加された配信先の属性と、前記コンテンツの配信先の属性とが一致する属性を確認する確認部と、前記一致する属性が所定の条件を満たす場合、前記第2の利用者端末に前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する通知部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施形態によれば、コンテンツの配信先を設定した後に、コンテンツを配信可能な配信先が追加された場合でも、追加された配信先をコンテンツの配信先として設定することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】一実施形態に係る情報提供システムのシステム構成の例を示す図である。
図2】一実施形態に係る処理の概要について説明するための図である。
図3】一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。
図4】一実施形態に係る表示制御装置のハードウェア構成の例を示す図である。
図5】一実施形態に係る情報提供システムの機能構成の例を示す図である。
図6】一実施形態に係る配信先情報の例を示す図である。
図7】一実施形態に係るコンテンツ情報の例を示す図である。
図8】一実施形態に係る放映枠情報の例を示す図である。
図9】第1の実施形態に係るコンテンツ情報の設定処理の例を示すシーケンス図である。
図10】第1の実施形態に係るチャンネル一覧画面の例を示す図である。
図11】第1の実施形態に係るチャンネル情報画面、及び編集画面の例を示す図である。
図12】第1の実施形態に係る配信先の設定処理の例を示すシーケンス図(1)である。
図13】第1の実施形態に係る配信先の設定処理の例を示すシーケンス図(2)である。
図14】第1の実施形態に係る広告編成画面の例を示す図である。
図15】第1の実施形態に係る配信先の設定画面の例を示す図である。
図16】第1の実施形態に係る配信先の追加処理の例を示すシーケンス図である。
図17】第1の実施形態に係る通知処理の例を示すフローチャートである。
図18】第1の実施形態に係る通知条件の設定画面の例を示す図である。
図19】第1の実施形態に係る個別の通知処理の例を示す図である。
図20】第2の実施形態に係る配信先の確認処理の例を示すシーケンス図である。
図21】第2の実施形態に係る広告編成画面の例を示す図である。
図22】第2の実施形態に係る配信先の確認画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
【0011】
<システムの構成>
図1は、一実施形態に係る情報提供システムのシステム構成の例を示す図である。情報提供システム1は、例えば、管理サーバ100、管理者端末101、ユーザ端末102、及び複数の表示制御装置110a、110b、110c、・・・等を含む。なお、以下の説明において、複数の表示制御装置110a、110b、110c、・・・のうち、任意の表示制御装置を示す場合、「表示制御装置110」を用いる。
【0012】
表示制御装置(配信先)110は、例えば、インターネット、及びLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク2を介して、管理サーバ100と通信可能に接続されている。表示制御装置110は、コンピュータの構成を備え、所定のプログラムを実行することにより、管理サーバ100から配信される、例えば、映像(動画像+音声)、又は静止画像等のコンテンツを表示部に表示させる表示制御処理を実行する。
【0013】
複数の表示制御装置110a、110b、110c、・・・のうち、表示制御装置110aは、管理サーバ100から配信されるコンテンツを、自装置に接続される表示装置111aに表示させるSTB(Set Top Box)等の装置である。
【0014】
また、表示制御装置110は、表示制御装置110bのように、管理サーバ100から配信されるコンテンツを、自装置に接続される複数の表示装置111b、111cに表示させるSTB等であってもよい。なお、以下の説明において、表示装置111a、111b、111cのうち、任意の表示装置を示す場合、「表示装置111」を用いる。
【0015】
表示装置111は、例えば、デジタルサイネージ等の表示装置である。ただし、これに限られず、表示装置111は、例えば、ディスプレイ、モニタ、プロジェクタ等の様々な表示装置であっても良い。
【0016】
さらに、表示制御装置110は、表示制御装置110dのように、表示デバイス112を内蔵した一体型の装置であっても良い。なお、表示制御装置110は、管理サーバ100がコンテンツを配信する配信先の一例である。また、表示装置111、及び表示デバイス112は、配信先の表示部の一例である。
【0017】
管理サーバ(情報処理装置)100は、1つ以上のコンピュータで構成される情報処理装置である。管理サーバ100は、所定のスケジュールに従って配信先の表示部(表示装置111、又は表示デバイス112等)に表示するコンテンツを、当該表示部を制御する表示制御装置110に配信する配信処理を実行する。
【0018】
例えば、管理サーバ100は、コンテンツの一例である広告コンテンツを、所定のスケジュールに従って、配信先の表示制御装置110に配信して、広告コンテンツを表示させる。なお、広告コンテンツは、コンテンツの一例である。コンテンツは、例えば、国、又は地方自治体等の公報、交通機関の運行情報等の他の様々なコンテンツであって良い。
【0019】
管理者端末(第1の利用者端末)101は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、又はスマートフォン等の情報端末である。管理者端末101は、例えば、情報提供システム1を管理する管理者等が、後述する配信先情報511、及びコンテンツ情報512等を設定するために用いられる。
【0020】
ユーザ端末(第2の利用者端末)102は、例えば、PC、タブレット端末、又はスマートフォン等の情報端末である。ユーザ端末102は、例えば、広告代理店の担当者、又はデジタルサイネージ等の配信先にコンテンツを表示するユーザ等が、後述する放映枠情報513等を設定するために用いられる。
【0021】
(処理の概要)
図2は、一実施形態に係る処理の概要について説明するための図である。ここでは、表示制御装置110、及び表示装置111は、デジタルサイネージとして、例えば、店舗等のテナントに設置されているものとする。
【0022】
ステップS1において、情報提供システム1を管理する管理者等は、管理者端末101を用いて、管理サーバ100が配信するコンテンツを配信可能な配信先(表示制御装置110等)と、コンテンツの属性条件等を管理サーバ100に設定する。
【0023】
本実施形態では、配信先(表示制御装置110等)に複数の属性を設定することができる。配信先の属性には、例えば、配信先が設置された設置エリア、都道府県、又は設置場所等の情報が含まれる。また、配信先の属性には、例えば、配信先の利用者(客層等)の性別、年収、職種、年齢層、又は従業員数(企業規模)等の情報が含まれる。
【0024】
管理者等は、コンテンツの属性条件として、配信先の複数の属性のうち、当該コンテンツの配信先の決定に用いる属性を、属性条件として設定する。例えば、コンテンツが、地域限定の商品、又はサービス等の広告コンテンツである場合、管理者等は、例えば、配信先が設置された設置エリア、都道府県、又は設置場所等の属性を当該コンテンツの属性条件として設定してもよい。また、当該コンテンツが、若い女性向けの広告コンテンツである場合、管理者等は、例えば、配信先の利用者の性別、及び年齢層等の属性を、当該コンテンツの属性条件としてさらに設定してもよい。
【0025】
ステップS2において、例えば、広告代理店の担当者、又は配信先のユーザ等(以下、担当者と呼ぶ)がコンテンツの配信先を設定するときに、ユーザ端末は、ステップS1で設定された情報に基づいて、配信先の一覧を表示することができる。この配信先の一覧は、コンテンツを配信可能な配信先に設定された複数の属性のうち、管理者端末101で設定されたコンテンツの属性条件に対応する属性の情報が含まれる。例えば、設定対象となるコンテンツの属性条件が「都道府県」と「年齢層」である場合、配信先の一覧には、当該コンテンツを配信可能な配信先の複数の属性のうち、「都道府県」及び「年齢層」の情報が含まれる。このように、本実施形態では、配信先の一覧に、コンテンツを配信可能な配信先の複数の属性のうち、管理者等が設定した属性条件を満たす属性(例えば、「都道府県」及び「年齢層」等)のみが表示される。
【0026】
なお、配信先の一覧は、管理サーバ100が作成してもよいし、管理サーバ100から提供される情報に基づいてユーザ端末102が作成してもよい。
【0027】
ステップS3において、管理サーバ100は、ステップS2で設定された配信先(表示制御装置110等)にコンテンツを配信する。
【0028】
このように、本実施形態に係る情報提供システム1では、担当者がコンテンツの配信先を設定するときに、配信先の複数の属性のうち、予め設定された属性条件を満たす属性情報を表示する配信先の一覧を、ユーザ端末102に表示する。従って、配信先に複数の属性を設定したときでも、担当者は、ユーザ端末102が表示した配信先の一覧を用いて、コンテンツの配信先を容易に設定することができる。
【0029】
ただし、この方法では、担当者がコンテンツの配信先を設定した後に、コンテンツを配信可能な配信先が追加された場合、追加された配信先をコンテンツの配信先として設定することは困難である。
【0030】
例えば、図2のステップS4において、管理者が、管理者端末101を用いて、コンテンツを配信可能な配信先を追加するものとする。しかし、この配信先の追加は、ユーザ端末102を用いて担当者が設定済のコンテンツの配信先には反映されない。また、管理者が追加した配信先は、担当者がコンテンツを配信したい配信先であるとは限らないので、管理者が追加した配信先を、担当者が設定したコンテンツの配信先に自動的に追加することは望ましくない。
【0031】
そこで、本実施形態では、ステップS5において、管理者によって追加された配信先の属性と、担当者が設定したコンテンツの配信先の属性とを比較し、比較結果に基づいて、コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことをユーザ端末102に通知する。一例として、管理サーバ100は、追加された配信先の属性と、コンテンツの配信先の属性とが一致した場合に、コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことをユーザ端末102に通知する。別の一例として、管理サーバ100は、追加された配信先の属性と、コンテンツの配信先の属性とを比較して、一致する属性の数を確認し、一致する属性の数が所定の数以上である場合に、コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことをユーザ端末102に通知する。
【0032】
この通知により、担当者は、例えば、ステップS2の処理を再び実行して、コンテンツの配信先を再設定することができる。或いは、担当者は、ユーザ端末102を用いて、追加された配信先を表示する設定画面を表示し、この設定画面から、追加された配信先をコンテンツの配信先に追加するか否かを設定してもよい。
【0033】
このように、本実施形態に係る情報提供システム1によれば、コンテンツの配信先を設定した後に、コンテンツを配信可能な配信先が追加された場合でも、追加された配信先をコンテンツの配信先として設定(又は特定)することが容易になる。
【0034】
<ハードウェア構成>
(管理サーバ、管理者端末、及びユーザ端末のハードウェア構成)
管理者端末101、及びユーザ端末102は、例えば、図3に示すようなコンピュータ300のハードウェア構成を有している。また、管理サーバ100は、1つ以上のコンピュータ300によって構成される。
【0035】
図3は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。コンピュータ300は、例えば、図3に示されるように、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HD(Hard Disk)304、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ305、ディスプレイ306、外部機器接続I/F(Interface)307、ネットワークI/F308、キーボード309、ポインティングデバイス310、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ312、メディアI/F314、及びバスライン315等を備えている。
【0036】
これらのうち、CPU301は、コンピュータ300全体の動作を制御する。ROM302は、例えば、IPL(Initial Program Loader)等のコンピュータ300の起動に用いられるプログラムを記憶する。RAM303は、例えば、CPU301のワークエリア等として使用される。HD304は、例えば、OS(Operating System)、アプリケーション、デバイスドライバ等のプログラムや、各種データを記憶する。HDDコントローラ305は、例えば、CPU301の制御に従ってHD304に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
【0037】
ディスプレイ306は、例えば、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。なお、ディスプレイ306は、コンピュータ300の外部に設けられていても良い。外部機器接続I/F307は、例えば、ローカル機器等の外部装置を接続するUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースである。ネットワークI/F308は、通信ネットワークを利用してデータ通信をするためのインタフェースである。
【0038】
キーボード309は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス310は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行なう入力手段の一種である。なお、キーボード309、及びポインティングデバイス310は、コンピュータ300の外部に設けられていても良い。
【0039】
DVD-RWドライブ312は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW311に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RW311は、DVD-RWに限らず、他の着脱可能な記録媒体であっても良い。メディアI/F314は、フラッシュメモリ等のメディア313に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。バスライン315は、上記の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバス、データバス及び各種の制御信号等を含む。
【0040】
(表示制御装置のハードウェア構成)
図4(A)は、表示制御装置110が、表示装置111に接続するSTBである場合の表示制御装置110のハードウェア構成の例を示している。図4(A)の例では、表示制御装置110は、CPU401、メモリ402、ストレージデバイス403、通信I/F404、及び表示装置接続I/F405、及びバス406等を有している。
【0041】
CPU401は、例えば、ストレージデバイス403、又はメモリ402等に格納された表示制御装置110用のプログラムを実行することにより、表示制御装置110の各機能を実現する演算装置である。メモリ402は、例えば、CPU401のワークエリア等として用いられるRAM、及び表示制御装置110の起動用のプログラム等を予め記憶したROM等を含む。ストレージデバイス403は、例えば、HDD、又はSSD(Solid State Drive)等の大容量で不揮発性の記憶装置である。
【0042】
通信I/F404は、表示制御装置110を通信ネットワーク2に接続するための、例えば、有線LAN、無線LAN、又は無線WAN等の通信インタフェースである。表示装置接続I/F405は、表示装置111を表示制御装置110に接続するための、例えば、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)、又はDisplay Port(登録商標)等のインタフェースである。バス406は、上記の各構成要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号、及び各種の制御信号等を伝送する。
【0043】
図4(B)は、表示制御装置110が、表示デバイス112を内蔵した一体型の装置である場合の表示制御装置110のハードウェア構成の例を示している。図4(B)の例では、表示制御装置110は、CPU401、メモリ402、ストレージデバイス403、通信I/F404、表示デバイス112、音声出力回路411、スピーカ412、及びバス406等を有している。なお、図6(B)のCPU401、メモリ402、ストレージデバイス403、通信I/F404、及びバス406は、図4(A)で説明したCPU401、メモリ402、ストレージデバイス403、通信I/F404、及びバス406と同様である。
【0044】
表示デバイス112は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、又は有機EL(Electro-Luminescence)等の表示デバイスである。音声出力回路411は、音声データを音声信号に変換し、増幅した音声信号をスピーカ412に出力することにより、音声を出力する回路、又はデバイスである。
【0045】
<機能構成>
図5は、一実施形態に係る情報提供システム1の機能構成の例を示す図である。
【0046】
(管理サーバの機能構成)
管理サーバ100は、管理サーバ100が備える1つ以上のコンピュータ300が所定のプログラムを実行することにより、例えば、通信部501、配信先管理部502、第1の管理部503、第2の管理部504、特定部505、配信部506、認証部507、確認部508、通知部509、及び記憶部510等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。
【0047】
通信部501は、例えば、ネットワークI/F308等を用いて、管理サーバ100を通信ネットワーク2に接続し、表示制御装置110、管理者端末101、及びユーザ端末102等と通信する通信処理を実行する。
【0048】
配信先管理部502は、管理サーバ100がコンテンツを配信する配信先(表示制御装置110等)の情報である配信先情報511を、記憶部510等に記憶して管理する。図6は、配信先管理部502が管理する配信先情報511の一例を示している。図6の例では、配信先情報511は、項目として、「サイト名」、「配信先(端末名)」、及び「属性」等の情報を含む。
【0049】
「サイト名」は、表示制御装置110を設置したサイト(例えば、企業、店舗、施設、又は組織等)を識別する名前、又は識別情報等の情報である。「配信先(端末名)」は、管理サーバ100がコンテンツを配信する配信先である表示制御装置110を識別する端末名、又は識別情報等の情報である。「属性」は、各配信先の属性を示す属性情報である。
【0050】
本実施形態では、配信先に複数の属性を設定することができる。図6の例では、配信先の属性として、「設置エリア」、「都道府県」、「設置場所」、「性別」、「従業員数」、「年収」、「職種」、及び「年齢層」等の属性情報が記憶されている。
【0051】
「設置エリア」は、表示制御装置110が設置されたエリア(図6の例では、九州、関東、関西等)を示す属性情報である。「都道府県」は、表示制御装置110が設置された都道府県を示す属性情報である。「設置場所」は、表示制御装置110が設置された場所(図6の例では、オフィス、店舗(レジ)、店舗(店頭)、店舗(入口)等)を示す属性情報である。
【0052】
「性別」は、配信先の利用者(客層等)の性別の割合等を示す属性情報である。「従業員数」は、配信先の企業等の従業員数(企業規模)等を示す属性情報である。「年収」は、配信先の利用者(客層等)の年収を示す属性情報である。「職種」は、配信先の企業、利用者(客層等)の職種を示す属性情報である。「年齢層」は、配信先の利用者(客層等)の年齢層を示す属性情報である。これらの属性情報は、例えば、管理者等が、配信先情報511に予め記憶(設定)しておく。
【0053】
配信先管理部502は、例えば、配信先情報511の登録、変更、又は削除等を行うための設定画面を表示するウェブページを、管理者端末101等に提供するウェブサーバの機能を有している。
【0054】
第1の管理部(コンテンツ管理部)503は、管理サーバ100が配信するコンテンツデータ514、及びコンテンツの情報であるコンテンツ情報512等を記憶部510等に記憶して管理する。図7(A)は、第1の管理部503が管理するコンテンツ情報512の一例を示している。図7(A)の例では、コンテンツ情報512は、項目として、「コンテンツ名」、「説明」、「配信先」、「属性条件」、「会社名」、「ユーザ名」、及び「通知管理」等の情報を含む。
【0055】
「コンテンツ名」は、配信先に配信するコンテンツ(チャンネル等)を識別する名称、又は識別情報等の情報である。「説明」は、例えば、各コンテンツの概要を説明する文字列等である。「配信先」は、各コンテンツを配信する配信先の名称、又は識別情報等を示す情報である。「属性条件」は、配信先の複数の属性情報のうち、各コンテンツの配信先の決定に用いる属性情報を示す情報である。
【0056】
「会社名」は、各コンテンツを利用可能な会社名(又は組織名等)、又は識別情報等を示す情報である。「ユーザ名」は、各コンテンツを利用可能なユーザを識別する名前、又は識別情報等の情報である。「通知管理」は、管理者が追加した配信先のうち、通知対象となる配信先の情報を一時的に記憶する。
【0057】
第1の管理部503は、例えば、コンテンツ情報512の登録、変更、又は削除等を行うための設定画面を表示するウェブページを、管理者端末101等に提供するウェブサーバの機能を有している。
【0058】
第2の管理部(放映枠管理部)504は、例えば、オフィスチャンネル、スーパーレジ上チャンネル、及び○×チャンネル等でコンテンツを放映する放映枠の情報である放映枠情報513を、記憶部510等に記憶して管理する。
【0059】
図8は、一実施形態に係る放映枠情報の例を示す図である。図8の例では、放映枠情報513は、項目として、「コンテンツ名」、「放映枠」、「放映枠ID」、「開始日」、「終了日」、「コンテンツデータ」、及び「配信先」、及び「会社名」等の情報を含む。
【0060】
「コンテンツ名」は、配信先に配信するコンテンツ(チャンネル等)を識別する名称、又は識別情報等の情報である。「放映枠」は、管理者等が予め設定したもので、コンテンツを放映可能な枠(放映期間)である。例えば、10分間を1つの単位(ロール)として、15秒の放映枠を5つ設定する。「放映枠ID」は、放映枠を識別する識別情報である。「開始日」は、放映枠に設定されたコンテンツデータの放映を開始する日時等を示す情報である。「終了日」は、放映枠に設定されたコンテンツデータの放映を終了する日時等を示す情報である。
【0061】
「コンテンツデータ」は、各放映枠で放映するコンテンツのデータであるコンテンツデータのパス、及びファイル名等を示す情報である。「配信先」は、各放映枠でコンテンツを配信する配信先の名称、又は識別情報等を示す情報である。「会社名」は、例えば、広告代理店等の放映枠の契約者の名称、又は識別情報等の情報である。第2の管理部504は、例えば、放映枠情報513の登録、変更、又は削除等を行うための設定画面を表示するウェブページを、ユーザ端末102等に提供するウェブサーバの機能を有している。
【0062】
特定部505は、予め設定された配信先の属性情報のうち、コンテンツの属性条件に対応する属性情報を含む配信先の一覧に基づいて、当該コンテンツの配信先を特定(設定)する特定処理を実行する。
【0063】
例えば、特定部505は、図7(A)に示すようなコンテンツ情報512から、当該コンテンツの「配信先」、及び「属性条件」を取得する。また、特定部505は、図6に示すような配信先情報511から、取得した「配信先」に対応する配信先の情報を取得する。さらに、特定部505は、取得した配信先の情報から、取得した「属性条件」に対応する属性(属性情報)を含む配信先の一覧を作成する。この配信先の一覧は、配信先情報511に記憶した配信先の複数の属性のうち、当該コンテンツの属性条件を満たす属性のみを含み、当該コンテンツの属性条件を満たさない属性を含まない。
【0064】
また、特定部505は、例えば、広告代理店の担当者、又は配信先のユーザ等(以下、担当者と呼ぶ)が当該コンテンツの配信先を設定するときに、作成した配信先の一覧を担当者が利用するユーザ端末102に送信する。さらに、特定部505は、ユーザ端末102で設定された配信先の情報に基づいて当該コンテンツの配信先を特定する。
【0065】
一例として、ユーザ端末102は、特定部505が送信した配信先の一覧を受信し、受信した配信先の一覧をディスプレイ306等の表示部に選択可能に表示する。この場合、特定部505は、ユーザ端末102が選択可能に表示した配信先の一覧から、担当者等によって選択された配信先を当該コンテンツの配信先として特定する。
【0066】
別の一例として、ユーザ端末102は、特定部505が送信した配信先の一覧を受信し、受信した配信先の一覧と、配信先の属性条件を設定する設定欄とを表示する。この場合、特定部505は、担当者等によって設定された配信先の属性条件に基づいて、配信先の一覧から当該コンテンツの配信先を特定する。例えば、配信先の一覧に属性として「都道府県」が含まれ、配信先の属性条件として「東京」が設定された場合、特定部505は、配信先の一覧から、都道府県の属性が「東京」を含む配信先を抽出して、当該コンテンツの配信先として特定する。
【0067】
配信部506は、特定部505が特定した当該コンテンツの配信先に、当該コンテンツを配信する配信処理を実行する。例えば、配信部506は、当該コンテンツの放映日時になったときに、特定部505が特定した当該コンテンツの配信先を取得し、取得した配信先に当該コンテンツを配信し、当該コンテンツの放映(表示)を指示する。
【0068】
認証部507は、管理サーバ100にログインする管理者、又は担当者等のユーザを認証し、認証に成功した場合、当該ユーザのログインを許可する。一例として、認証部507は、情報提供システム1に登録済のユーザのユーザ名(又はユーザID)とパスワードとを予め記憶したユーザ情報を記憶部510等に記憶しておく。また、認証部507は、管理者端末101、又はユーザ端末102から受信したログイン要求に含まれるユーザ名(又はユーザID)とパスワードの組合せがユーザ情報に記憶されている場合、ログインを許可する。ただし、これは一例であり、認証部507は、他の認証方式でユーザを認証するものであってよい。
【0069】
確認部508は、第1の管理部503がコンテンツを配信可能な配信先の追加を受け付けた場合、追加された配信先の属性と、コンテンツの配信先の属性とが一致する属性を確認する確認処理を実行する。
【0070】
通知部509は、確認部508が確認した「一致する属性」が所定の条件を満たす場合、コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことをユーザ端末102に通知する。
【0071】
一例として、確認部508は、追加された配信先の属性と、コンテンツの配信先の属性とを比較し、一致する属性の数を確認する。また、通知部509は、一致する属性の数が所定の数以上である場合、ユーザ端末102にコンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する。
【0072】
別の一例として、確認部508は、追加された配信先の属性と、コンテンツの配信先の属性とを比較し、両者の属性が一致することを確認する。また、通知部509は、両者の属性が一致した場合、ユーザ端末102にコンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する。好ましくは、確認部508の確認内容、及び通知部509が通知を行う所定の条件は、例えば、通知部509が、管理者端末101、又はユーザ端末102に提供する設定画面で設定することができる。
【0073】
記憶部510は、例えば、CPU301が実行するプログラム、HD304、HDDコントローラ305、及びRAM303等によって実現される。記憶部510は、例えば、配信先情報511、コンテンツ情報512、放映枠情報513、コンテンツデータ514、及び設定情報515等の様々な情報、データ、及びプログラム等を記憶する。
【0074】
(管理者端末の機能構成)
管理者端末101は、CPU301が、ウェブブラウザ、又は情報提供システム1に対応するアプリケーション等のプログラムを実行することにより、通信部521、受信部522、表示制御部523、操作受付部524、送信部525、及び記憶部526等を実現している。
【0075】
通信部521は、ネットワークI/F308等を用いて、管理者端末101を通信ネットワーク2に接続し、管理サーバ100等と通信する通信処理を実行する。
【0076】
受信部522は、通信部521を介して、管理サーバ100から様々なデータ、又は情報を受信する。例えば、受信部522は、後述するチャンネル一覧画面1000、チャンネル情報画面1110、及び通知条件の設定画面1800等の表示画面を表示するためのデータ(ウェブコンテンツ等)を、管理サーバ100から受信する。
【0077】
表示制御部523は、ディスプレイ306等の表示部に様々な表示画面を表示する。例えば、表示制御部523は、ウェブブラウザの機能を有し、受信部522が管理サーバ100から受信したウェブコンテンツ等に基づく表示画面を表示部に表示する。操作受付部524は、表示制御部523が表示した表示画面に対する操作を受け付ける。
【0078】
送信部525は、通信部521を介して、管理サーバ100に様々なデータ、又は情報を送信する。例えば、送信部525は、チャンネル一覧画面1000、チャンネル情報画面1110、又は通知条件の設定画面1800等で操作受付部524が受け付けた操作に対応する要求情報、及び操作受付部524が受け付けた設定データ等を管理サーバ100に送信する。
【0079】
記憶部526は、例えば、CPU301が実行するプログラム、HD304、HDDコントローラ305、及びRAM303等によって実現され、様々なデータ、情報、及びプログラム等を記憶する。
【0080】
(ユーザ端末の機能構成)
ユーザ端末102は、CPU301が、ウェブブラウザ、又は情報提供システム1に対応するアプリケーション等のプログラムを実行することにより、通信部531、受信部532、表示制御部533、操作受付部534、送信部535、及び記憶部536等を実現している。
【0081】
通信部531は、ネットワークI/F308等を用いて、ユーザ端末102を通信ネットワーク2に接続し、管理サーバ100等と通信する通信処理を実行する。
【0082】
受信部532は、通信部521を介して、管理サーバ100から様々なデータ、又は情報を受信する。例えば、受信部532は、管理サーバ100が送信する、コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを示す通知を受信する。また、受信部532は、後述する広告編成画面1400、配信先の設定画面1500、通知条件の設定画面1800、又は配信先の確認画面2200等の表示画面を表示するためのデータ(例えば、ウェブコンテンツ、又は配信先の一覧等)を受信する。
【0083】
表示制御部533は、ディスプレイ306等の表示部に様々な表示画面を表示する。例えば、表示制御部523は、ウェブブラウザの機能を有し、受信部532が管理サーバ100から受信したウェブコンテンツ等に基づく表示画面を表示部に表示する。例えば、表示制御部533は、コンテンツを配信可能な配信先を表示し、コンテンツを配信可能な配信先の中からコンテンツの配信先を設定する第1の設定画面を表示する。また、表示制御部523は、受信部532が前述した通知を受信した場合、追加された配信先を表示し、追加された配信先をコンテンツの配信先に追加するか否かを設定する第2の設定画面を表示することができる。さらに、表示制御部523は、広告編成画面1400、配信先の設定画面1500、通知条件の設定画面1800、又は配信先の確認画面2200等を表示する。
【0084】
送信部535は、通信部531を介して、管理サーバ100に様々なデータ、又は情報を送信する。例えば、送信部535は、操作受付部534が受け付けた操作に対応する要求情報等を管理サーバ100に送信する。また、送信部535は、配信先の設定画面1500、又は配信先の確認画面2200で設定された配信先の情報を、管理サーバ100に送信する。
【0085】
記憶部536は、例えば、CPU301が実行するプログラム、HD304、HDDコントローラ305、及びRAM303等によって実現され、様々なデータ、情報、及びプログラム等を記憶する。
【0086】
(表示制御装置の機能構成)
表示制御装置110は、CPU401で所定のプログラムを実行することにより、管理サーバ100から配信されたコンテンツを表示装置111(又は表示デバイス112)に表示する表示制御処理を実行する。なお、本実施形態では、表示制御装置110は任意の構成であってよいので、表示制御装置110の機能構成の詳細な説明は省略する。
【0087】
<処理の流れ>
続いて、本実施形態に係る情報提供方法の処理の流れについて説明する。
【0088】
[第1の実施形態]
(コンテンツ情報の設定処理)
図9は、第1の実施形態に係るコンテンツ情報の設定処理の例を示すシーケンス図である。この処理は、情報提供システム1を管理する管理者等が、図7(A)に示すようなコンテンツ情報512を設定する処理の例を示している。なお、図9に示す処理の開始時点において、管理者は、管理者端末101を用いて管理サーバ100にログイン済であるものとする。
【0089】
ステップS901において、管理者は、管理者端末101に対して、チャンネル一覧画面の表示操作を行うものとする。例えば、管理者は、管理者端末101のウェブブラウザに、管理サーバ100の第1の管理部503が提供するウェブサービスに接続するためのURL(Uniform Resource Locator)等を入力する。これに応じて、ステップS902において、管理者端末101の送信部525は、チャンネル一覧画面の表示要求を管理サーバ100に送信する。
【0090】
ステップS903において、管理サーバ100の第1の管理部503は、例えば、図10に示すようなチャンネル一覧画面1000を管理者端末101に送信する。これにより、ステップS904において、管理者端末101の表示制御部523は、管理サーバ100から受信したチャンネル一覧画面1000を、ディスプレイ306等の表示部に表示する。
【0091】
なお、ステップS901~S904の処理は、管理者端末101がチャンネル一覧画面1000を表示する処理の一例である。例えば、管理サーバ100の第1の管理部503は、管理者端末101が管理サーバ100にログインしたときに、管理者端末101にチャンネル一覧画面1000を送信して、表示させてもよい。また、管理者端末101が、情報提供システム1用のアプリケーションプログラム(以下、アプリと呼ぶ)を実行している場合、アプリが、チャンネル一覧画面1000を作成して表示部に表示してもよい。
【0092】
図10は、第1の実施形態に係るチャンネル一覧画面の例を示す図である。図10の例では、チャンネル一覧画面1000には、複数のチャンネルのコンテンツ名(チャンネル名)、説明、及び端末台数等の情報を含むチャンネル一覧1001が表示されている。このチャンネル一覧画面100は、例えば、図7(A)に示すようなコンテンツ情報512に基づいて、管理サーバ100の第1の管理部503が作成する。
【0093】
チャンネル一覧1001のコンテンツ名は選択可能になっており、管理者は、例えば、コンテンツ名の「スーパーレジ上チャンネル」の文字列1002を選択することにより、スーパーレジ上チャンネルを選択することができる。
【0094】
図9のステップS905において、管理者が、チャンネル一覧画面1000に対して、チャンネルの選択操作を行うものとする。これにより、ステップS906において、管理者端末101の送信部525は、チャンネル情報画面の表示要求を管理サーバ100に送信する。このチャンネル情報の表示要求には、管理者が選択したチャンネルのコンテンツ名(チャンネル名)が含まれる。
【0095】
ステップS907において、管理サーバ100の第1の管理部503は、管理者端末101からチャンネル情報画面の表示要求を受け付けると、記憶部510からコンテンツ情報512を取得する。また、ステップS908において、第1の管理部503は、取得したコンテンツ情報512を用いて、例えば、図11(A)に示すようなチャンネル情報画面1110を作成する。
【0096】
ステップS909において、第1の管理部503は、作成したチャンネル情報画面1110を、管理者端末101に送信する。これにより、ステップS910において、管理者端末101の表示制御部523は、管理サーバ100から受信したチャンネル情報画面1110を、ディスプレイ306等の表示部に表示する。
【0097】
なお、ステップS908~S910の処理は一例である。例えば、管理者端末101がアプリを実行している場合、管理サーバ100は、取得したコンテンツ情報512を管理者端末101に送信し、管理者端末101の表示制御部523がチャンネル情報画面1110を作成し、表示してもよい。
【0098】
図11(A)は、チャンネル情報画面1110の一例を示している。チャンネル情報画面1110には、例えば、コンテンツ名、使用する属性、及び説明等のチャンネル情報1111が表示されている。これらの情報のうち、コンテンツ名はコンテンツ情報512の「コンテンツ名」に対応している。使用する属性は、コンテンツ情報512の「属性条件」に対応している。説明は、コンテンツ情報512の「説明」に対応している。
【0099】
また、チャンネル情報画面1110には、チャンネル情報1111を編集するための「コンテンツ情報編集」ボタン1112が表示されている。さらに、チャンネル情報画面1110には、コンテンツ情報512の「ユーザ名」にユーザを追加(又は削除)するためのユーザ一覧1113と、コンテンツ情報512の「配信先」に配信先を追加(又は削除)するための配信先一覧1117が表示されている。
【0100】
例えば、管理者は、ユーザ一覧1113において、チェックボックス1114をチェックして追加ボタンを選択することにより、コンテンツ情報512の「ユーザ名」にユーザを追加することができる。また、管理者は、削除ボタンを選択することにより、コンテンツ情報512の「ユーザ名」からユーザを削除することができる。
【0101】
また、管理者は、配信先一覧1117において、チェックボックス1116をチェックして配信先追加ボタン1115を選択することにより、コンテンツ情報512の「配信先」に配信先を追加することができる。また、管理者は、削除ボタンを選択することにより、コンテンツ情報512の「配信先」から配信先を削除することができる。
【0102】
ここで、図9に戻り、シーケンス図の説明を続ける。ステップS911において、管理者が、例えば、チャンネル情報画面1110において、「チャンネル情報編集」ボタン1112を選択することにより、編集画面の表示操作を行うものとする。これにより、ステップS912において、管理者端末101の表示制御部523は、例えば、図11(B)に示すような編集画面1120を、ディスプレイ306等の表示部に表示する。
【0103】
このとき、表示制御部523は、管理サーバ100に編集画面1120の表示を要求して、管理サーバ100から送信される編集画面1120を表示してもよいし、表示制御部523が編集画面1120を作成して表示してもよい。
【0104】
図11(B)は、編集画面1120の一例を示している。図11(B)の例では、編集画面1120には、コンテンツ名の編集欄1121、説明の編集欄1122、及び使用する属性の設定欄1123が表示されている。管理者は、コンテンツ名の編集欄1121において、文字列を編集することにより、コンテンツ情報512の「コンテンツ名」を変更することができる。同様に、管理者は、説明の編集欄1122において、文字列を編集することにより、コンテンツ情報512の「説明」を変更することができる。
【0105】
また、使用する属性の設定欄1123には、例えば、設置エリア、都道府県、設置場所、性別、従業員数、年収、職業、又は年齢層等の複数の属性の一覧が選択可能に表示されている。管理者は、使用する属性の設定欄1123において、使用する属性に対応するチェックボックス1124を選択することにより、当該コンテンツ(例えばスーパーレジ上チャンネル)の「属性条件」を設定することができる。
【0106】
ここで、再び図9に戻り、シーケンス図の説明をさらに続ける。ステップS913において、管理者が、編集画面1120に対して、属性条件の設定操作、及び保存操作を行うものとする。例えば、管理者は、編集画面1120の使用する属性の設定欄1123において、当該チャンネルで使用する属性を選択し、「保存」ボタン1125を選択する。これにより、ステップS914において、管理者端末101の送信部525は、操作受付部524が、属性条件の設定操作で受け付けた属性条件を含むコンテンツ情報の更新要求を、管理サーバ100に送信する。
【0107】
好ましくは、管理者端末101の表示制御部523は、選択されていた属性の選択が解除された場合、図11(C)に示すような確認画面1130を表示する。この場合、送信部525は、確認画面1130において、「OK」ボタン1131が選択されたときにステップS914の処理を実行する。
【0108】
ステップS915において、管理サーバ100の第1の管理部503は、コンテンツ情報の更新要求に従って、コンテンツ情報512を更新する。例えば、スーパーレジ上チャンネルの属性条件が変更された場合、第1の管理部503は、変更された属性条件を、スーパーレジ上チャンネルの「属性条件」に記憶する。
【0109】
図9の処理により、管理者は、管理者端末101を用いて、図7(A)に示すようなコンテンツ情報512を設定することができる。
【0110】
(配信先の設定処理)
図12は、第1の実施形態に係る配信先の設定処理の例を示すシーケンス図である。この処理は、例えば、広告代理店、又は配信先のユーザ等の担当者が、コンテンツの配信先を設定する配信先の設定処理の一例を示している。なお、図12に示す処理の開始時点において、担当者は、ユーザ端末102を用いて管理サーバ100にログイン済であるものとする。また、ここでは、図9で説明した処理と同様の処理に対する詳細な説明は省略する。
【0111】
ステップS1201において、担当者は、ユーザ端末102に対して、チャンネル一覧画面の表示操作を行うものとする。例えば、担当者は、ユーザ端末102のウェブブラウザに、管理サーバ100の第2の管理部504が提供するウェブサービスに接続するためのURL等を入力する。これに応じて、ステップS1202において、ユーザ端末102の送信部535は、チャンネル一覧画面の表示要求を管理サーバ100に送信する。
【0112】
ステップS1203において、管理サーバ100の第2の管理部504は、例えば、図10に示すようなチャンネル一覧画面1000をユーザ端末102に送信する。これにより、ステップS1204において、ユーザ端末102の表示制御部533は、管理サーバ100から受信したチャンネル一覧画面1000を、ディスプレイ306等の表示部に表示する。
【0113】
なお、ステップS1201~S1204の処理は、ユーザ端末102がチャンネル一覧画面1000を表示する処理の一例である。例えば、管理サーバ100の第2の管理部504は、ユーザ端末102が管理サーバ100にログインしたときに、ユーザ端末102にチャンネル一覧画面1000を送信して、表示させてもよい。また、ユーザ端末102が、情報提供システム1に対応するアプリを実行している場合、アプリが、チャンネル一覧画面1000を作成して表示部に表示してもよい。
【0114】
ステップS1205において、担当者が、チャンネル一覧画面1000に対して、チャンネルの選択操作を行うものとする。これにより、ステップS1206において、ユーザ端末102の送信部525は、広告編成画面の表示要求を管理サーバ100に送信する。この広告編成画面の表示要求には、担当者が選択したチャンネルのコンテンツ名が含まれる。
【0115】
ステップS1207において、管理サーバ100の第2の管理部504は、ユーザ端末102から広告編成画面の表示要求を受け付けると、記憶部510から放映枠情報513を取得する。また、ステップS1208において、第2の管理部504は、取得した放映枠情報513を用いて、例えば、図14に示すような広告編成画面1400を作成する。
【0116】
ステップS1209において、第2の管理部504は、作成した広告編成画面1400を、ユーザ端末102に送信する。これにより、ステップS1210において、ユーザ端末102の表示制御部533は、管理サーバ100から受信した広告編成画面1400を、ディスプレイ306等の表示部に表示する。
【0117】
なお、ステップS1208~S1210の処理は一例である。例えば、ユーザ端末102がアプリを実行している場合、管理サーバ100の第2の管理部504は、取得した放映枠情報513をユーザ端末102に送信し、ユーザ端末102の表示制御部533が広告編成画面1400を作成し、表示してもよい。
【0118】
図14は、第1の実施形態に係る広告編成画面の例を示す図である。図14の例では、広告編成画面1400には、一例として、オフィスチャンネルの放映枠1~5の登録状況1401、放映枠の選択欄1402、放映枠IDの表示欄1403、開始日の設定欄1404、及び終了日の設定欄1405等が表示されている。
【0119】
登録状況1401には、登録済の放映枠の情報が表示される。図14の例では、登録状況1401は、6月1日~9日の期間において、放映枠1と放映枠5が登録済であることが示している。これにより、担当者は、例えば、6月1日~9日の期間において、放映枠2~3を利用して、新たなコンテンツを配信可能であることを把握することができる。
【0120】
放映枠の選択欄1402は、例えば、プルダウンメニュー等により、担当者が、コンテンツを配信する放映枠を選択することができる。放映枠IDの表示欄1403には、例えば、放映枠の選択欄1402で選択された放映枠を識別する放映枠IDが表示される。開始日の設定欄1404、及び終了日の設定欄1405は、担当者が、コンテンツの放映を開始する開始日、及びコンテンツの放映を終了する終了日を設定することができる。
【0121】
また、広告編成画面1400には、「配信先設定」ボタン1406、及び「コンテンツ選択」ボタン1408等が表示されている。担当者は、「配信先設定」ボタン1406を選択することにより、例えば、図15に示すような配信先の設定画面1500を表示することができる。また、配信先の表示欄1307は、配信先の設定画面1500で設定された配信先の情報を表示する。
【0122】
さらに、担当者は、「コンテンツ選択」ボタン1408を選択することにより、コンテンツデータを選択するためのファイル選択ダイアログ等を表示することができる。コンテンツデータの表示欄1409は、ファイル選択ダイアログ等で選択されたコンテンツデータの情報(例えば、コンテンツデータのファイル名、パス情報等)を表示する。
【0123】
ここで、図12に戻り、シーケンス図の説明を続ける。ステップS1211において、担当者は、広告編成画面1400において、放映枠の設定操作、及びコンテンツデータの設定操作等を行うものとする。
【0124】
また、ステップS1212において、担当者は、例えば、広告編成画面1400において、「配信先設定」ボタン1306を選択することにより、配信先の設定画面の表示操作を行うものとする。これにより、ステップS1213において、ユーザ端末102の送信部525は、配信先の設定画面の表示要求を管理サーバ100に送信する。この配信先の設定画面の表示要求には、設定対象となるコンテンツのコンテンツ名が含まれる。
【0125】
ステップS1214において、管理サーバ100の第2の管理部504は、ユーザ端末102から配信先の設定画面の表示要求を受け付けると、配信先の一覧を作成する。例えば、第2の管理部504は、図7(A)に示すようなコンテンツ情報から、設定対象となるコンテンツ(例えばオフィスチャンネル)の「配信先」、及び「属性条件」の情報を取得する。また、第2の管理部504は、取得した「配信先」に含まれる配信先の情報(例えば、「配信先(端末名)」、及び「属性」)を、図6に示すような配信先情報511から取得する。さらに、第2の管理部504は、取得した「属性」のうち、当該コンテンツの「属性条件」に含まれる属性情報のみを含む配信先の一覧を作成する。
【0126】
ステップS1215において、管理サーバ100の第2の管理部504は、作成した配信先の一覧を含む配信先の設定画面を作成する。例えば、第2の管理部504は、図15に示すような配信先の設定画面1500を作成する。
【0127】
ステップS1216において、第2の管理部504は、作成した配信先の設定画面1500を、ユーザ端末102に送信する。これにより、ステップS1217において、ユーザ端末102の表示制御部533は、管理サーバ100から受信した配信先の設定画面1500を、ディスプレイ306等の表示部に表示する。
【0128】
図15は、第1の実施形態に係る配信先の設定画面の例を示す図である。図15の例では、配信先の設定画面1500には、配信先の一覧1501が選択可能に表示されている。また、配信先の一覧1501には、各配信先に設定された複数の属性情報のうち、オフィスチャンネルの属性条件を満たす年収、職種、及び年齢層のみが表示されている。担当者は、コンテンツを配信する配信先のチェックボックス1503を選択することにより、コンテンツの配信先を選択することができる。また、担当者は、検索欄1506を用いて、配信先の一覧1501から、所定の条件を満たす配信先のみを選択的に表示することができる。さらに、担当者は、一括選択のチェックボックス1504を選択することにより、配信先の一覧に表示された全ての配信先を選択することができる。
【0129】
上記の処理に続いて、図13のステップS1218において、担当者が、配信先の設定画面1500に対して配信先の選択操作を行うものとする。これにより、ステップS1219において、ユーザ端末102の操作受付部534は、担当者が選択した配信先の情報を記憶部536等に一時的に保持する。また、ステップS1220において、ユーザ端末102の表示制御部533は、図14に示すような広告編成画面1400を再び表示する。
【0130】
ステップS1221において、担当者は、例えば、広告編成画面1400の「保存」ボタン1410を選択することにより、保存操作を行うものとする。これにより、ステップS1222において、ユーザ端末102の送信部535は、広告編成画面1400で設定された放映枠の放映枠ID、コンテンツデータのパス、及び記憶部536に保持した配信先の情報を含む保存要求を、管理サーバ100に送信する。
【0131】
ステップS1223において、管理サーバ100の第2の管理部504は、図8に示すような放映枠情報513に、ユーザ端末102から受信した情報801を記憶する。
【0132】
上記のステップS1201~S1223の処理により、担当者は、管理サーバ100にコンテンツの配信先、及び放映枠情報513を設定することができる。また、情報提供システム1は、放映枠の放映日時になった場合、ステップS1301~S1303の処理を実行する。
【0133】
ステップS1301において、管理サーバ100の配信部506は、図8に示すような放映枠情報513から、当該放映枠の「配信先」、及び「コンテンツデータ」の情報を取得する。また、配信部506は、「コンテンツデータ」のパス情報に基づいて、コンテンツデータを取得する。
【0134】
ステップS1302において、管理サーバ100の配信部506は、配信先の表示制御装置110にコンテンツデータを配信し、コンテンツデータの放映を指示する。
【0135】
ステップS1303において、配信先の表示制御装置110は、管理サーバ100から受信したコンテンツデータの放映(表示)を開始する。
【0136】
図9図15で説明した処理により、本実施形態に係る情報提供システム1では、配信先に複数の属性が設定されている場合でも、担当者は、ユーザ端末102を用いてコンテンツの配信先を容易に設定することができる。
【0137】
(配信先の追加処理)
図16は、第1の実施形態に係る配信先の追加処理の例を示すシーケンス図である。この処理は、図9で説明したコンテンツ情報の設定処理、及び図12、13で説明した配信先の設定処理を実行した後に、管理者が、管理者端末101を用いて、コンテンツを配信可能な配信先を追加する処理の例を示している。なお、基本的な処理内容は、図9で説明したコンテンツ情報の設定処理と同様なので、ここでは、コンテンツ情報の設定処理と同様の処理に対する詳細な説明は省略する。
【0138】
ステップS1601において、情報提供システム1は、例えば、図9のステップS901~S910に示すようなチャンネル情報画面の表示を実行して、管理者端末101表示部に、図11(A)に示すようなチャンネル情報画面1110を表示する。
【0139】
ステップS1602において、管理者は、チャンネル情報画面1110において、「配信先追加」ボタン1115を選択するものとする。これにより、ステップS1603において、管理者端末101の送信部525は、配信先一覧の取得要求を管理サーバ100に送信する。
【0140】
ステップS1604において、管理サーバ100の第1の管理部503は、管理者端末101から配信先の一覧の取得要求を受け付けると、記憶部510から配信先情報511を取得する。ここで、配信先情報511には、図9で説明したコンテンツ情報の設定処理を実行した後に、新たな配信先の情報601が追加されているものとする。
【0141】
ステップS1605において、管理サーバ100の第1の管理部503は、取得した配信先情報511に基づいて配信先一覧を作成し、作成した配信先一覧を管理者端末101に送信する。これにより、ステップS1605において、管理者端末101の表示制御部523は、例えば、図11(A)に示すようなチャンネル情報画面1110に、配信先の一覧1117を表示する。この配信先の一覧1117には、新たな配信先の情報601が含まれる。
【0142】
なお、ステップS1602~S1606で説明した処理は一例である。管理サーバ100の第1の管理部503は、ステップS601のチャンネル情報画面の表示処理の中で、新たな配信先の情報601を含む配信先の一覧1117を作成して、チャンネル情報画面1110に表示してもよい。
【0143】
ステップS1607において、管理者は、チャンネル情報画面1110の配信先の一覧1117を用いて、配信先の追加操作を行うものとする。例えば、管理者は、配信先の一覧1117において、追加したい配信先のチェックボックス1116を選択し、「配信先追加」ボタン1115を再び選択することにより、配信先の追加操作を行うことができる。これにより、ステップS1608において、管理者端末101の送信部525は、管理者によって追加された配信先の情報を含むコンテンツ情報の更新要求を、管理サーバ100に送信する。
【0144】
ステップS1609において、管理サーバ100の第1の管理部503は、管理者端末101から受け付けたコンテンツ情報の更新要求に従って、コンテンツ情報512を更新する。これにより、例えば、図7(B)に示すように、コンテンツ情報512の「配信先」に、管理者によって追加された配信先の情報701が記憶される。
【0145】
ステップS1610において、管理サーバ100は、例えば、図17に示すような通知処理を実行する。
【0146】
(通知処理)
図17は、第1の実施形態に係る通知処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図16のステップS1610において、管理サーバ100が実行する通知処理の例を示している。
【0147】
なお、図17に示す処理の開始前に、例えば、図18(A)に示すような通知条件の設定画面1800により、図18(B)に示すような設定情報515が設定され、記憶部510に記憶されているものとする。なお、設定情報515は、管理者が管理者端末101を用いて通知条件の設定画面1800を表示して設定してもよいし、担当者がユーザ端末102を用いて通知条件の設定画面1800を表示して設定してもよい。また、管理者、及び担当者が設定情報515を設定していない場合でも、管理サーバ100の記憶部510には、デフォルト値が設定された設定情報515が予め記憶されているものとする。
【0148】
図18に示す設定画面1800において、「属性種別を参照」のチェックボックス1801がチェックされている場合、確認部508は、追加された配信先の属性と、コンテンツの配信先の属性とを比較するときに、コンテンツの属性条件を参照する。この場合、確認部508は、追加された配信先の属性と、コンテンツの配信先の属性とを比較するときに、コンテンツ情報512の「属性条件」に対応する属性のみを比較する。一方、「属性種別を参照」のチェックボックス1801がチェックされていない場合、確認部508は、追加された配信先の属性と、コンテンツの配信先の属性とを比較するときに、配信先情報511に設定されている全ての属性を比較する。
【0149】
また、管理者、及び担当者は、通知条件の設定欄1802において、通知部509の通知条件を設定することができる。例えば、通知条件として「属性が完全一致する」を選択した場合、通知部509は、追加された配信先の属性と、コンテンツの配信先の属性とが全て一致したときに、配信先が追加されたことを示す通知をユーザ端末102に通知する。一方、通知条件として「(設定値)以上の属性が一致する」が選択された場合、通知部509は、追加された配信先の属性と、コンテンツの配信先の属性とが設定値以上一致したときに、配信先が追加されたことを示す通知をユーザ端末102に通知する。
【0150】
図17のステップ1701において、管理サーバ100の確認部508は、記憶部510から設定情報515を取得する。
【0151】
ステップS1702において、確認部508は、設定情報515を参照して属性条件を参照するか否かを判断する。属性条件を参照する場合、確認部508は、処理をステップS1703に移行させる。一方、属性条件を参照しない場合、確認部508は、処理をステップS1705に移行させる。
【0152】
ステップS1703に移行すると、確認部508は、例えば、図7(B)に示すようなコンテンツ情報512から、配信先が追加されたチャンネル(例えばオフィスチャンネル)の「属性条件」を取得する。
【0153】
ステップS1704において、確認部508は、例えば、図6に示すような配信先情報511から、追加された配信先の属性条件に対応する属性情報(例えば、年収、業種、及び年齢層等の属性の設定値)を取得する。
【0154】
一方、ステップS1702からステップS1705に移行すると、確認部508は、追加された配信先のそれぞれについて、全ての属性情報を取得する。
【0155】
ステップS1706において、確認部508は、例えば、図8に示すような放映枠情報513から、配信先が追加されたチャンネル(例えばオフィスチャンネル)の各放映枠に登録した会社名と配信先を取得する。
【0156】
ステップS1707において、管理サーバ100は、取得した会社名ごとに、図19に示すような個別の通知処理1708を実行する。
【0157】
(個別の通知処理)
図19は、第1の実施形態に係る個別の通知処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図17のステップS1708において、管理サーバ100が実行する個別の通知処理の例を示している。
【0158】
ステップS1901において、管理サーバ100の確認部508は、取得した会社名に対応するコンテンツの配信先の属性情報を取得する。例えば、確認部508は、図8に示すような放映枠情報513を参照して、会社名「広告代理X社」に対応する配信先「D社□店、D社△店、E社本社11F、E社本社12F、・・・」の属性情報を、図6に示すような配信先情報511から取得する。
【0159】
このとき、確認部508は、設定情報515に従って、属性条件を参照する場合、コンテンツの配信先の属性条件に対応する属性情報を取得し、属性条件を参照しない場合、コンテンツの配信先の全ての属性情報を取得する。
【0160】
ステップS1902において、確認部508は、追加された配信先の属性情報(属性)と、コンテンツの配信先の属性情報(属性)とを比較し、一致する属性情報(属性)を確認する。ここで、追加された配信先の属性情報は、図17のステップS1701~S1705の処理で取得した属性情報(属性の設定値)である。また、コンテンツの配信先の属性情報は、ステップS1901で取得した属性情報(属性の設定値)である。
【0161】
ステップS1903において、管理サーバ100の通知部509は、確認部508が確認した一致する属性情報が、図18に示すような通知条件の設定画面1800で設定された通知条件を満たすか否かを判断する。例えば、通知条件が「属性が完全一致する」である場合、通知部509は、追加された配信先の属性情報と、コンテンツの配信先の属性情報とが全て一致した場合に通知条件を満たすと判断する。また、通知条件が「2以上の属性が一致する」である場合、通知部509は、追加された配信先の属性情報と、コンテンツの配信先の属性情報とが、2つ以上一致した場合に通知条件を満たすと判断する。
【0162】
一致する属性情報(属性)が通知条件を満たす場合、通知部509は、処理をステップS1904に移行させる。一方、一致する属性情報(属性)が通知条件を満たさない場合、通知部509は、図19の処理を終了する。
【0163】
ステップS1904に移行すると、通知部509は、追加された配信先の情報を、会社名と対応付けてコンテンツ情報512に記憶する。例えば、通知部509は、図7(B)に示すようなコンテンツ情報512において、追加された配信先の情報702を、会社名「広告代理X社」に対応する「通知管理」の項目に記憶する。
【0164】
ステップS1905において、通知部509は、会社名に対応するユーザ端末102に、配信先が追加されたことを通知する。例えば、通知部509は、会社名「広告代理X社」、又はユーザ名「User01」に対応するメールアドレスを予め記憶しておき、当該メールアドレスに、配信先が追加されたことを示す通知メールを送信する。ただし、これに限られず、通知部509は、例えば、プッシュ通知、メッセージングサービス、又はSMS(Short Message Service)等の様々な通知手段で、配信先が追加されたことをユーザ端末102に通知してもよい。
【0165】
別の一例として、通知部509は、ユーザ端末102が、例えば、図14に示すような広告編成画面1400を表示したときに、広告編成画面1400に、配信先が追加されたことを示す通知を表示してもよい。或いは、通知部509は、担当者が、ユーザ端末102を用いて管理サーバ100にログインしたときに、ユーザ端末102に、配信先が追加されたことを示す通知を表示してもよい。
【0166】
以上、第1の実施形態に係る情報提供システム1によれば、管理者が追加した配信先の属性の一部、又は全部が、コンテンツの配信先の属性と一致する場合、ユーザ端末102に、コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する。
【0167】
[第2の実施形態]
第1の実施形態により、コンテンツを配信可能な配信先が追加された場合、担当者は、管理サーバ100からの通知に基づいて、例えば、図12、13で説明し配信先の設定処理を実行して、追加された配信先をコンテンツの配信先に追加するか否かを設定できる。
【0168】
ただし、この方法では、コンテンツを配信可能な配信先の数が多い場合、追加された配信先をコンテンツの配信先に追加するか否かを設定する処理に、手間と時間を要してしまう。
【0169】
そこで、第2の実施形態では、ユーザ端末102が、管理サーバ100から通知を受信した後に、追加された配信先の一覧を表示する設定画面を表示し、当該設定画面から、追加された配信先をコンテンツの配信先に追加するか否かを設定できるようにする。
【0170】
なお、第2の実施形態に係る情報提供システム1のシステム構成、ハードウェア構成、及び機能構成は、第1の実施形態と同様でよい。
【0171】
(配信先の確認処理)
図20は、第2の実施形態に係る配信先の確認処理の例を示すシーケンス図である。この処理は、ユーザ端末102が、管理サーバ10が図19のステップS1905で送信した通知を受信した後に、担当者が、追加された配信先をコンテンツの配信先に追加するか否かを設定する処理の一例を示している。
【0172】
ステップS2001において、情報提供システム1は、例えば、図12のステップS1201~S1210に示すような広告編成画面の表示処理を実行し、ユーザ端末102に、例えば、図21に示すような広告編成画面2100を表示する。
【0173】
図21に示すように、第2の実施形態に係る広告編成画面2100は、図14で説明した広告編成画面1400に、「追加された配信先を確認」ボタン2101が追加されている。
【0174】
好ましくは、管理サーバ100の第2の管理部504は、広告編成画面2100を作成する際に、図7(B)に示すようなコンテンツ情報512の「通知管理」を参照する。また、第2の管理部504は、「通知管理」にユーザ端末102がログインしたときのユーザIDに対応する配信先が記憶されている場合、広告編成画面2100に「追加された配信先を確認」ボタン2101を表示する。
【0175】
図20のステップS2002において、担当者が、広告編成画面2100において、「追加された配信先を確認」ボタン2101を選択することにより、追加された配信先の確認操作を行うものとする。これにより、ステップS2003において、ユーザ端末102の送信部535は、配信先の確認画面の表示要求を管理サーバ100に送信する。この配信先の確認画面の表示要求には、例えば、広告編成画面2100に対応するコンテンツ名(例えばオフィスチャンネル)が含まれる。
【0176】
ステップS2004において、管理サーバ100の第2の管理部504は、確認画面の表示要求に含まれる追加された配信先の情報を取得し、追加された配信先の一覧を作成する。例えば、第2の管理部504は、図7(B)に示すようなコンテンツ情報512から、確認画面の表示要求に含まれるコンテンツ名「オフィスチャンネル」に対応する「通知管理」の項目に記憶されている追加された配信先の情報702を取得する。
【0177】
ステップS2005において、第2の管理部504は、取得した「通知管理」の情報を削除する。例えば、第2の管理部504は、図7(B)に示すようなコンテンツ情報512において、コンテンツ名「オフィスチャンネル」に対応する「通知管理」の項目の情報を削除する。
【0178】
ステップS2006において、第2の管理部504は、追加された配信先の情報を含む、例えば、図22に示すような配信先の確認画面2200を作成する。また、ステップS2007において、第2の管理部504は、作成した配信先の確認画面2200をユーザ端末102に送信する。これにより、ステップS2008において、ユーザ端末102の表示制御部533は、管理サーバ100から受信した配信先の確認画面2200を、ディスプレイ306等の表示部に表示する。
【0179】
図22は、第2の実施形態に係る配信先の確認画面の例を示す図である。図22の例では、配信先の確認画面2200には、追加された配信先の一覧2201が表示されている。また、配信先の確認画面2200には、チェックボックス2202が設けられており、チェックボックス2202を選択することにより、追加された配信先のうち、コンテンツの配信先に追加する配信先を設定できるようになっている。
【0180】
ステップS2009において、担当者は、配信先の確認画面2200に対して配信先の選択操作を行うものとする。例えば、担当者は、配信先の確認画面2200の追加された配信先の一覧2201において、コンテンツの配信先に追加する配信先のチェックボックス2202を選択して、「保存」ボタン2203を選択する。これにより、ステップS2010において、ユーザ端末102の操作受付部534は、担当者が選択した配信先の情報を記憶部536等に一時的に保持する。また、ステップS2011において、ユーザ端末102の表示制御部533は、図21に示すような広告編成画面2100を再び表示する。
【0181】
ステップS2012において、担当者は、例えば、広告編成画面2100の「保存」ボタン2102を選択することにより、保存操作を行うものとする。これにより、情報提供システム1は、例えば、図13のステップS1222、S1223に示すような、保存処理を実行する。
【0182】
図20の処理により、管理サーバ100から通知を受けたユーザ端末102は、追加された配信先の一覧を表示する配信先の確認画面2200を表示する。従って、担当者は、コンテンツを配信可能な配信先の数が多い場合でも、配信先の確認画面2200を利用して、追加された配信先にコンテンツを配信するか否かを容易に設定することができる。
【0183】
以上、本発明の各実施形態によれば、コンテンツの配信先を設定した後に、コンテンツを配信可能な配信先が追加された場合でも、追加された配信先をコンテンツの配信先として設定(又は特定)することが容易になる。
【0184】
<補足>
上記で説明した各実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
【0185】
また、実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものに過ぎない。ある実施形態では、管理サーバ100は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。さらに、管理サーバ100の各機能構成は、1つのサーバ装置にまとめられていても良いし、複数の装置に分けられていても良い。
【0186】
<付記>
本明細書には、下記の各項の情報処理装置、利用者端末、情報提供方法、及びプログラムが開示されている。
(第1項)
配信先にコンテンツを配信する情報処理装置であって、
第1の利用者端末で設定した、前記コンテンツを配信可能な配信先の情報を管理する第1の管理部と、
前記コンテンツを配信可能な配信先の中から第2の利用者端末で設定した、前記コンテンツの配信先の情報を管理する第2の管理部と、
前記第1の管理部が前記コンテンツを配信可能な配信先の追加を受け付けた場合、前記追加された配信先の属性と、前記コンテンツの配信先の属性とが一致する属性を確認する確認部と、
前記一致する属性が所定の条件を満たす場合、前記第2の利用者端末に前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する通知部と、
を有する、情報処理装置。
(第2項)
前記確認部は、前記一致する属性の数を確認し、
前記通知部は、前記一致する属性の数が所定の数以上である場合、前記第2の利用者端末に前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する、
第1項に記載の情報処理装置。
(第3項)
前記通知部は、前記追加された配信先の属性と、前記コンテンツの配信先の属性とが一致した場合、前記第2の利用者端末に前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する、第1項に記載の情報処理装置。
(第4項)
前記確認部は、前記追加された配信先に予め設定された複数の属性と、前記コンテンツの配信先に予め設定された複数の属性とを比較する、第1項~第3項のいずれかに記載の情報処理装置。
(第5項)
前記第1の管理部は、第1の利用者端末で設定した前記コンテンツの属性条件をさらに管理し、
前記確認部は、前記追加された配信先に予め設定された複数の属性のうち、前記コンテンツの属性条件に対応する属性と、前記コンテンツの配信先に設定された複数の属性のうち、前記属性条件に対応する属性とを比較する、第1項~第3項のいずれかに記載の情報処理装置。
(第6項)
前記所定の条件を、前記第1の利用者端末、又は前記第2の利用者端末から設定可能である、第1項~第5項のいずれかに記載の情報処理装置。
(第7項)
前記第2の利用者端末は、前記通知を受信した後に、前記追加された配信先を表示する設定画面を表示し、
前記設定画面から、前記追加された配信先を前記コンテンツの配信先に追加するか否か(第8項)
配信先にコンテンツを配信する情報処理装置と通信ネットワークを介して通信可能な利用者端末であって、
前記コンテンツを配信可能な配信先を表示し、前記コンテンツを配信可能な配信先の中から前記コンテンツの配信先を設定する第1の設定画面を表示する表示制御部と、
前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを示す通知を受信する受信部と、
を有し、
前記表示制御部は、前記受信部が前記通知を受信した場合、前記追加された配信先を表示し、前記追加された配信先を前記コンテンツの配信先に追加するか否かを設定する第2の設定画面を表示可能である、利用者端末。
(第9項)
配信先にコンテンツを配信する情報処理装置が、
第1の利用者端末で設定した前記コンテンツを配信可能な配信先の情報を管理する第1の管理処理と、
前記コンテンツを配信可能な配信先の中から、第2の利用者端末で設定した前記コンテンツの配信先の情報を管理する第2の管理処理と、
前記第1の管理処理で前記コンテンツを配信可能な配信先の追加を受け付けた場合、前記追加された配信先の属性と、前記コンテンツの配信先の属性が一致する属性を確認する確認処理と、
前記一致する属性が所定の条件を満たす場合、前記第2の利用者端末に前記コンテンツを配信可能な配信先が追加されたことを通知する通知処理と、
を実行する、情報提供方法。
(第10項)
第9項に記載の情報提供方法をコンピュータに実行させるプログラム。
【0187】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、及び応用が可能である。
【符号の説明】
【0188】
1 情報提供システム
2 通信ネットワーク
100 管理サーバ(情報処理装置)
101 管理者端末(第1の利用者端末)
102 ユーザ端末(第2の利用者端末、利用者端末)
110 表示制御装置(配信先)
111 表示装置(表示部)
112 表示デバイス(表示部)
300 コンピュータ
503 第1の管理部
504 第2の管理部
508 確認部
509 通知部
512 コンテンツ情報
513 放映枠情報
1120 編集画面(第1の設定画面)
2200 配信先の確認画面(設定画面、第2の設定画面)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0189】
【特許文献1】特開2020-042508号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22