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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023179184
(43)【公開日】2023-12-19
(54)【発明の名称】シート処理装置及び画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   B31B 70/04 20170101AFI20231212BHJP
   B65H 37/04 20060101ALI20231212BHJP
   B65H 45/16 20060101ALI20231212BHJP
   G03G 15/00 20060101ALI20231212BHJP
   B31B 70/64 20170101ALI20231212BHJP
【FI】
B31B70/04
B65H37/04 Z
B65H45/16
G03G15/00 431
B31B70/64
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022092334
(22)【出願日】2022-06-07
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100186853
【弁理士】
【氏名又は名称】宗像 孝志
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 恭介
(72)【発明者】
【氏名】飛嶋 寿明
【テーマコード(参考)】
2H072
3E075
3F108
【Fターム(参考)】
2H072GA01
2H072GA07
3E075AA03
3E075BA41
3E075CA01
3E075DA04
3E075DA14
3E075DA32
3E075DC16
3E075DC43
3E075DC44
3E075DD30
3E075DD32
3E075DD42
3E075DD43
3E075GA03
3E075GA04
3F108AA01
3F108AB01
3F108AC01
3F108BA02
3F108BA08
3F108BB03
3F108CC05
3F108GA01
3F108GA09
3F108GB01
3F108GB03
3F108HA02
3F108HA11
(57)【要約】
【課題】接着剤など消耗品を用いることなく、シートを袋体へと加工することができるシート処理装置を提供する。
【解決手段】シートを搬送しながら折り加工をし、当該シートの搬送開始時の搬送方向における先端部と後端部が重なるように折るシート折り手段と、シート折り手段にて折られた折りシートにおける、先端部と後端部の重なり部分を綴る第一綴じ手段と、折りシートの折り目方向の一方の端部を綴る第二綴じ手段と、を備えるシート処理装置による。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートを袋体に加工するシート処理装置であって、
前記シートを搬送しながら折り加工をし、当該シートの搬送開始時の搬送方向における先端部と後端部が重なるように折るシート折り手段と、
前記シート折り手段にて折られた折りシートにおける、前記先端部と前記後端部の重なり部分を綴る第一綴じ手段と、
前記折りシートの折り目方向の一方の端部を綴る第二綴じ手段と、
を備えることを特徴とするシート処理装置。
【請求項2】
前記シートをピロー袋に加工する請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項3】
前記シート折り手段は、
複数のローラ部材を一組とするローラ群を複数有し、
前記ローラ部材の夫々の回転方向を制御して、巻き三つ折りの前記折りシートを形成する、
請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項4】
前記第一綴じ手段は、
前記シート折り手段を構成するローラ部材のうち最下流に配置されるローラ部材からなる第一ローラ対と、当該第一ローラ対の下流側の対向位置に配置される第二ローラ対と、
前記第一ローラ対と前記第二ローラ対の間に配置される第一綴じ機構と、
を備える、
請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項5】
前記第一綴じ手段は、
前記重なり部分が前記第一ローラ対と前記第二ローラ対との間に至ったとき、
当該第一ローラ対の回転方向は従前のままで、当該第二ローラ対の回転方向を逆転させることで、前記重なり部分を合掌状態にして前記第一綴じ機構へと案内し、
当該第一綴じ機構は合掌状態の前記重なり部分を圧着して綴じる、
請求項4に記載のシート処理装置。
【請求項6】
前記第一綴じ機構は、前記重なり部分を挟持しながら前記折りシートの幅方向へ移動して綴る回転圧着歯を備える、
請求項5に記載のシート処理装置。
【請求項7】
前記第一綴じ機構は、前記折りシートの幅方向へ所定の間隔で移動し、前記重なり部分を所定の間隔で挟持して綴る圧着歯を備える、
請求項5に記載のシート処理装置。
【請求項8】
前記第二綴じ手段は、前記折りシートの搬送方向に対して相対的に移動しながら、前記一方の端部を綴る第二綴じ機構を備える、
請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項9】
前記第二綴じ機構は、前記折りシートが搬送方向に移動するときに前記一方の端部を挟持して綴る回転圧着歯を備える、
請求項8に記載のシート処理装置。
【請求項10】
前記第二綴じ機構は、前記折りシートが搬送方向に移動するとき、所定の間隔で前記一方の端部を挟持して綴る圧着歯を備える、
請求項8に記載のシート処理装置。
【請求項11】
搬送されてくるシートに画像を形成する画像形成手段と、
画像が形成された当該シートを搬送しながら折り加工をし、袋体を作製するシート処理手段と、
を備え、
前記シート処理手段は請求項1に記載のシート処理装置である、
ことを特徴とする画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート処理装置及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
シート状の媒体(以下、「シート」と表記する。)を袋体へと加工するシート処理装置が知られている。当該シート処理装置にて用いられるシートは、いわゆる「カットシート」である。袋体の加工に用いるカットシートに画像を形成して、画像付きの袋体を作製できるシート処理装置も知られている。
【0003】
従来のシート処理装置において、カットシートを袋体に加工する際に、画像形成時にカットシートに接着剤を定着させて、製袋時にカットシートを二重に折り、接着剤にて接着された部分に熱と圧力を加えて袋体を作製する技術が知られている(特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている技術によれば、カットシートから袋体を作製するにあたり、接着剤が必要となり、接着剤を定着させる定着機構も必要となる。さらに、定着機構において接着剤を定着するために熱及び圧力を加えるため、エネルギーも消費する。
【0005】
また、特許文献1に開示されている技術では、一枚のカットシートの対向する縁を重ね合わせて筒状にした状態でシールをし、開放されている縁の一方をシールして底部を形成するタイプの袋体、いわゆる「ピロー袋」を作製することができない。
【0006】
すなわち、従来技術では、枚葉のシートを袋体へと加工するにあたり、消耗品やエネルギー消費を低減させること、また、シートから特定の形態の袋体を作製すること、には課題がある。
【0007】
本発明は、接着剤など消耗品を用いることなく、シートを袋体へと加工することができるシート処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一態様は、シートを袋体に加工するシート処理装置に関し、前記シートを搬送しながら折り加工をし、当該シートの搬送開始時の搬送方向における先端部と後端部が重なるように折るシート折り手段と、前記シート折り手段にて折られた折りシートにおける、前記先端部と前記後端部の重なり部分を綴る第一綴じ手段と、前記折りシートの折り目方向の一方の端部を綴る第二綴じ手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、接着剤など消耗品を用いることなく、シートを袋体へと加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明に係るシート処理装置の実施形態としての袋体作製装置を示す正面図。
図2】上記袋体作製装置の概略を示す上面図。
図3】上記袋体作製装置において第一例の袋体を作製する工程の一部を示す図。
図4】上記袋体作製装置において第一例の袋体を作製する工程の一部を示す図。
図5】上記袋体作製装置において第一例の袋体を作製する工程の一部を示す図。
図6】上記袋体作製装置の折り加工により作製される折りシートの例を示す図。
図7】上記袋体作製装置において第一例の袋体を作製する工程の一部を示す図。
図8】上記袋体作製装置において第一例の袋体を作製する工程の一部を示す図。
図9】上記袋体作製装置が備える第一綴じ手段の第一例を説明する図。
図10】上記袋体作製装置において第一例の袋体を作製する工程の一部を示す図。
図11】上記袋体作製装置が備える第二綴じ手段の第一例を説明する図。
図12】上記袋体作製装置において作製される第一例に係る袋体の斜視図。
図13】上記袋体作製装置において第二例の袋体を作製する工程の一部を示す図。
図14】上記袋体作製装置において第二例の袋体を作製する工程の一部を示す図。
図15】上記袋体作製装置において第二例の袋体を作製する工程の一部を示す図。
図16】上記袋体作製装置において第二例の袋体を作製する工程の一部を示す図。
図17】上記袋体作製装置において第二例の袋体を作製する工程の一部を示す図。
図18】上記袋体作製装置において作製される第二例に係る袋体の斜視図。
図19】上記袋体作製装置が備える第一綴じ手段の第一例を説明する図。
図20】上記袋体作製装置が備える第二綴じ手段の第一例を説明する図。
図21】本発明に係る画像形成装置の実施形態を示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、本発明に係るシート処理装置及び、同装置を備える画像形成装置の実施形態について説明する。
【0012】
[シート処理装置の実施形態]
図面を参照しながら、本発明に係るシート処理装置の実施形態について説明する。図1は、シート処理装置としての袋体作製装置100の正面図であって、内部構造の概略を示している。図2は、袋体作製装置100の上面図であって、一点鎖線の矩形Rで囲われた部分は、上面から筐体を透かして内部を表した部分を例示している。
【0013】
図1及び図2に示すように、袋体作製装置100は、カットシート10を袋体に加工する装置である。袋体作製装置100は、一枚のカットシート10に所定の折り加工を施し、折り加工がなされたカットシート10(折りシート101)の縁(端部)を重ねて綴じ、筒状になった折りシート101の開口部分の一方も綴じて袋体を作製することができる。すなわち、袋体作製装置100において作製される袋体の一例は、例えば、ピロー袋103である。
【0014】
袋体作製装置100は、カットシート10の折り加工を行なうシート折り手段としての、複数のローラ部材を組み合わせて構成するローラ群を複数備える。図1に示すように、例えば袋体作製装置100は、カットシート10の搬入口の下方に第一ローラ群110が配置され、第一ローラ群110の斜め下方に第二ローラ群120を備える。第一ローラ群110は、例えば、三本のローラ部材(第一ローラ体111,第二ローラ体112,第三ローラ体113)を一組とする。また、第二ローラ群120は、例えば、他の三本のローラ部材(第四ローラ体121,第五ローラ体122,第六ローラ体123)を一組とする。第一ローラ群110と第二ローラ群120を構成する各ローラ部材の回転動作(回転開始及び回転停止のタイミングを含む)及び回転方向は、独立して制御可能なものである。
【0015】
袋体作製装置100は、第一ローラ群110及び第二ローラ群120の他、第一搬送ローラ対130、第二搬送ローラ対140、第一綴じ機構150、第二綴じ機構160、入口ローラ170、排出ローラ180、搬送ガイド190を備える。
【0016】
カットシート10は、袋体作製装置100の筐体の一部を兼ねる構成としての積載トレイから入口ローラ170を介して搬入されて下流に配置されている構成(第一ローラ群110)に向けて搬送される。
【0017】
また、入口ローラ170から第一ローラ群110までの間に、カットシート10の搬送方向を規制するための搬送ガイド190が配置されている。
【0018】
第一搬送ローラ対130は、第二ローラ群120を構成する第五ローラ体122と第六ローラ体123を一対にして構成される。すなわち、第一搬送ローラ対は、第一ローラ群110と第二ローラ群120から構成されるシート折り手段の最下流に配置されている。
【0019】
第二搬送ローラ対140は、第一搬送ローラ対130よりもさらに下流側の対向位置に配置されている。
【0020】
第一搬送ローラ対130と第二搬送ローラ対140の間には、第一綴じ機構150が配置されている。第一綴じ手段としての第一綴じ機構150は、第一搬送ローラ対130及び第二搬送ローラ対140によるカットシート10の搬送制御を利用して、所定の折り加工が施された後のカットシート10の縁部分(端部)を綴ることができる。すなわち、第一搬送ローラ対130及び第二搬送ローラ対140の回転方向を制御することで、カットシート10の縁部分を合掌状態にして重ね合わせる。そして、この重ね合わせた部分を綴ることで、カットシート10を袋状に加工することができる。
【0021】
第二綴じ機構160は、第二搬送ローラ対140の下流に配置されている。第二綴じ手段としての第二綴じ機構160は、袋状に加工されたカットシート10の開口部分の縁の一方を綴ることができる。すなわち、第二綴じ機構160によって、カットシート10のピロー袋103への加工が完了する。
【0022】
第一綴じ機構150及び第二綴じ機構160の詳細な説明は後述する。
【0023】
排出ローラ180は、第二綴じ機構160によって底部が綴じられたピロー袋103を装置外に排出する。
【0024】
[袋体作製工程の第一実施形態]
次に、図3から図12を参照しながら、カットシート10をピロー袋103へ加工する袋体作製工程の第一例を説明する。
【0025】
まず、図3(a)に示すように、入口ローラ170によって搬入されたカットシート10は、搬送ガイド190によって移動方向を規制されて第一ローラ群110を構成する第一ローラ体111及び第二ローラ体の間に搬入される。このとき、第一ローラ体111は、図3(a)において図示する矢印方向に回転するように駆動されていて、第二ローラ体112は駆動されていない。また、第三ローラ体113は、矢印方向に回転駆動されている。
【0026】
すなわち、カットシート10の搬送方向の先端は、第一ローラ体111の回転駆動によって、第一ローラ体111と第二ローラ体112との間を通過して、回転駆動をしている第一ローラ体111の回転方向に向かって搬送方向の先頭側が導かれる。そして、カットシート10の先頭側は、回転駆動をしている第一ローラ体111と第三ローラ体113の間を通過する。
【0027】
カットシート10の先頭側が所定の位置に至ったとき、図3(b)に示すように、第一ローラ体111の回転駆動を停止する。そして、第二ローラ体112を矢印方向に回転駆動する。また、第三ローラ体113を逆方向に回転駆動する。すなわち、第三ローラ体113の回転方向を逆転させる。また、この動作により、カットシート10の搬送方向の先頭側の端部(縁)は第一ローラ体111と第三ローラ体113に挟持された状態で、第二ローラ体112と第三ローラ体113の回転により、カットシート10の縁ではない部分が第二ローラ体112と第三ローラ体113の間に向かって撓む。
【0028】
その結果、撓んだ部分が、第二ローラ体112と第三ローラ体113の間に挟まれて通過するので、カットシート10の所定の位置に第一の折り目(山折り)が形成される。
【0029】
続いて、図4(a)に示すように、カットシート10は、第一の折り目を搬送方向の先頭として、第二ローラ群120へ搬送される。そして、第二ローラ群120を構成する第四ローラ体121と第五ローラ体122の間に第一の折り目から進入する。カットシート10が進入するときに、第四ローラ体121は、図4(a)において図示する矢印方向に回転するように駆動されていて、第五ローラ体122は駆動されていない。また、第六ローラ体123は、矢印方向に回転するように駆動されている。
【0030】
したがって、第四ローラ体121と第五ローラ体122の間を通過した第一の折り目は、図4(b)に示すように、第四ローラ体121の回転方向に導かれる。その結果、カットシート10の第一の折り目は、回転駆動をしている第四ローラ体121と第六ローラ体123の間に向かい、これらの間を通過する。
【0031】
第一の折り目が第四ローラ体121と第六ローラ体123の間を通過して所定の位置に至ったとき、図5(a)に示すように、第四ローラ体121の回転駆動を停止する。そして、第五ローラ体122を矢印方向に回転駆動する。また、第六ローラ体123を、図4(b)に示す方向の逆方向に回転駆動する。すなわち、第六ローラ体123の回転方向を逆転させる。また、この動作により、カットシート10の搬送方向の先頭側の端部(縁)は第四ローラ体121と第六ローラ体123に挟持された状態で、第五ローラ体122と第六ローラ体123の回転により、カットシート10の縁ではない他の部分が第五ローラ体122と第六ローラ体123の間に向かって撓む。
【0032】
その結果、図5(b)に示すように、撓んだ部分が、第五ローラ体122と第六ローラ体123の間に挟まれて通過するので、カットシート10の所定の位置に第二の折り目(山折り)が形成される。
【0033】
図6は、図5(b)の動作を経て得られる、折りシート101の例である。図6に示すように、折りシート101は、いわゆる「巻き三つ折り(片観音折り)」をカットシート10に施したものである。
【0034】
なお、上記において説明したとおり、カットシート10の搬送開始時(搬入時)における搬送方向の先頭は、カットシート10の端部であるが、折り加工の途中にうおいて、搬送方向の先頭は折り目になる。説明の便宜上、カットシート10の搬送開始時の先頭に相当する端部(縁)を先端部10fとし、搬送開始時の末尾に相当する端部(縁)を後端部10rとする。
【0035】
したがって、折り加工が施されたカットシート10としての折りシート101は、先端部10fと後端部10rが重ね合わせられる状態になっている。なお、図6に示す折りシート101において、図3(b)に示した工程で形成された第一の折り目が第一折り目c11に相当する。また、図5(b)に示した工程で形成された第二の折り目が第二折り目c12に相当する。
【0036】
袋体作製工程の流れを説明に戻る。第一折り目c11と第二折り目c12が形成された折りシート101は、第五ローラ体122及び第六ローラ体123によって構成される第一搬送ローラ対130により下流側へと搬送される。
【0037】
そして、図7(a)に示すように、折りシート101は、第一搬送ローラ対130の対抗位置の下流側に配置される第二搬送ローラ対140との間に、すなわち、先端部10fと後端部10rの重なり部分が至るように搬送される。
【0038】
ここで、折りシート101が有する重なり部分が、第一搬送ローラ対130と第二搬送ローラ対140との間に至ったとき、第一搬送ローラ対130と第二搬送ローラ対140との回転を一旦停止する。そして、図7(b)に示すように、第一搬送ローラ対130の回転方向は従前と同様(折りシート101を下流へと搬送する方向)とし、第二搬送ローラ対140の回転方向は従前の逆方向(折りシート101を上流へと戻す方向)として、それぞれ回転駆動する。
【0039】
この動作により、折りシート101の搬送方向中央付近が重なり部分の方に撓んで、先端部10fと後端部10rが重なった状態から、同じ面が対向する状態(合掌状態)になる。そして、合掌部分が第一綴じ手段としての第一綴じ機構150の方向へと移動する。
【0040】
すなわち、図7(b)に示すように、折りシート101の先端部10fと後端部10rが、カットシート10の同じ面同士が対向する合掌状態にするために、二組の対向するローラ対(第一搬送ローラ対130と第二搬送ローラ対140)の回転方向(シート搬送方向)を、相対的に逆方向とする。
【0041】
そして、図8(a)に示すように、第一綴じ機構150の位置に合掌部分が至り、ここで第一の綴じ加工(重ね綴じ加工)が行われる。この重ね綴じ加工によって、合掌部分が綴るので、折りシート101は筒状シート102へと加工される。
【0042】
その後、図8(b)に示すように、第二搬送ローラ対140を再度逆転させて、折りシート101を下流へと搬送する。このとき、綴じられた合掌部分は、第二搬送ローラ対140を通過するときに上流側に倒れるように変形する。
【0043】
[第一綴じ手段の第一実施形態]
ここで、図8(b)までの工程によって、折りシート101から筒状に加工された筒状シート102と、筒状シート102を作成するための第一綴じ機構150の構成ついて図9を用いて説明する。
【0044】
図9(a)は、筒状シート102を開口の一方向からみた図である。図9(a)に示すように、筒状シート102は、先端部10fと後端部10bの合掌部分が綴じられて形成される重ね綴じ部b11を有している。
【0045】
図9(b)は、第一綴じ機構150が合掌部分を綴るときの状態を、カットシート10の幅方向から見た図である。図9(c)は、第一綴じ機構150が合掌部分を綴るときの状態を、カットシート10の平面方向から見た図である。
【0046】
図9(b)及び図9(c)に示すように、第一綴じ機構150は、一対の回転歯部材を備える回転圧着歯である。折りシート101の合掌部分を第一綴じ機構150の回転圧着歯の間に挟持させて、筒状シート102の幅方向に第一綴じ機構150を移動させることで、重ね綴じ部b11が形成される。第一綴じ機構150の移動範囲は、筒状シート102の幅方向全域とする。
【0047】
以上のように、袋体作製装置100によれば、カットシート10を加工して筒状シート102を作製するにあたり、接着剤などの消耗品や、接着剤を定着させるための加熱や圧着などを行なうために消費されるエネルギーが不要になる。
【0048】
袋体作製工程の流れを説明に戻る。筒状シート102は、第二搬送ローラ対140によって下流方向に搬送されて、図10(a)に示すように、第二綴じ手段としての第二綴じ機構160を通過することで開口の一方が綴じられて底部が形成される。そして、図10(b)に示すように、排出ローラ180によって排出される。以上の工程によって、ピロー袋103が作製される。
【0049】
[第二綴じ手段の第一実施形態]
ここで、図10(a)の工程によって、筒状シート102の開口と綴じてピロー袋103を作製するための第二綴じ機構160について図11を用いて説明する。
【0050】
図11(a)は、第二綴じ機構160が開口部分を綴るときの状態を、筒状シート102の幅方向から見た図である。図11(b)は、第二綴じ機構160が底部を綴るときの状態を、筒状シート102の平面方向から見た図である。
【0051】
図11(a)及び図11(b)に示すように、第二綴じ機構160は、一対の回転歯部材としての回転圧着歯を備える。筒状シート102の開口の一端(幅方向の端部)を第二綴じ機構160の回転圧着歯によって挟持した状態で、筒状シート102を下流へ搬送させる。これによって、筒状シート102の幅方向に第二綴じ機構160が相対的に移動することになり、移動によって、底綴じ部b12が形成される。
【0052】
以上のように、袋体作製装置100によれば、カットシート10を加工することで、図12に示すピロー袋103を作製するにあたり、接着剤などの消耗品や、接着剤を定着させるための加熱や圧着などのエネルギー消費が不要になる。
【0053】
[袋体作製工程の第二実施形態]
次に、図13から図18を参照しながら、カットシート10aをピロー袋103aへ加工する袋体作製工程の第二例を説明する。
【0054】
まず、図13(a)に示すように、入口ローラ170によって搬入されたカットシート10aは、搬送ガイド190によって移動方向を規制されて第一ローラ群110を構成する第一ローラ体111及び第二ローラ体の間に搬入される。このとき、第一ローラ体111は、図13(a)において図示する矢印方向に回転するように駆動されていて、第二ローラ体112は駆動されていない。また、第三ローラ体113は、矢印方向に回転駆動されている。
【0055】
すなわち、カットシート10aの搬送方向の先端は、第一ローラ体111の回転駆動によって、第一ローラ体111と第二ローラ体112との間を通過して、回転駆動をしている第一ローラ体111の回転方向に向かって搬送方向の先頭側が導かれる。そして、カットシート10の先頭側は、回転駆動をしている第一ローラ体111と第三ローラ体113の間を通過する。
【0056】
カットシート10aの先頭側が所定の位置に至ったとき、図13(b)に示すように、第一ローラ体111の回転駆動を停止する。そして、第二ローラ体112を矢印方向に回転駆動する。また、第三ローラ体113を逆方向に回転駆動する。すなわち、第三ローラ体113の回転方向を逆転させる。また、この動作により、カットシート10の搬送方向の先頭側の端部(縁)は第一ローラ体111と第三ローラ体113に挟持された状態で、第二ローラ体112と第三ローラ体113の回転により、カットシート10の縁ではない部分が第二ローラ体112と第三ローラ体113の間に向かって撓む。
【0057】
その結果、撓んだ部分が、第二ローラ体112と第三ローラ体113の間に挟まれて通過するので、カットシート10aの所定の位置に第一の折り目(山折り)が形成される。
【0058】
続いて、図14(a)に示すように、第一の折り目が形成された後のカットシート10aに第二の折り目を形成するために、第二ローラ体112の回転を停止させて、第三ローラ体113の回転方向を、再度逆回転させる。また、第一ローラ体111を矢印方向に回転させる。
【0059】
この動作によって、カットシート10aの搬送方向の端部(縁)ではなく、第一の折り目でもない他の部分が撓んで、第一ローラ体111と第三ローラ体113の間を通過することで、第二の折り目(谷折り)が形成される。
【0060】
続いて、図14(b)に示すように、第二の折り目が形成された後のカットシート10aに第三の折り目を形成するために、第一ローラ体111の回転を停止させて、第三ローラ体113の回転方向を、再度、逆回転させる。そして、第二ローラ体112を矢印方向に回転させる。この動作によって、カットシート10の搬送方向の端部(縁)ではなく、第一の折り目でもなく、第二の折り目でもない他の部分が撓んで、第二ローラ体112と第三ローラ体113の間を通過することで、第三の折り目(山)が形成される。
【0061】
続いて、図15(a)に示すように、第一の折り目及び第三の折り目を搬送方向の先頭として、カットシート10aを第二ローラ群120へと搬送する。そして、第二ローラ群120を構成する第四ローラ体121と第五ローラ体122の間に折り目から進入する。カットシート10aが進入するときに、第四ローラ体121は矢印方向に回転するように駆動されていて、第五ローラ体122は回転駆動されていない。そして、第六ローラ体123は矢印方向に回転するように駆動されている。
【0062】
そこで、図15(b)に示すように、第一の折り目及び第二の折り目を先頭として、カットシート10aは、第四ローラ体121と第五ローラ体122の間を通過して、回転駆動している第四ローラ体121の回転方向に導かれて、第四ローラ体121と第六ローラ体123の間を通過する。
【0063】
第一の折り目と第二の折り目の位置が所定の位置に至ったとき、図16(a)に示すように、第六ローラ体123の回転方向を逆回転させて、第四ローラ体121の回転は停止する。そして、第五ローラ体122を矢印方向に回転させる。このとき、カットシート10の、搬送方向の端部(縁)ではなく折り目でもない他の部分が撓んで、第五ローラ体122と第六ローラ体123の間を通過することで、第四の折り目(山折り)が形成される。
【0064】
続いて、第四の折り目(山折り)が形成された後に、第六ローラ体123と第五ローラ体122の回転を一旦停止させる。そして、図16(b)に示すように、第六ローラ体123を逆方向に回転するように駆動し、また、第四ローラ体121も回転させる。これによって、カットシート10の他の部分が撓んで、第四ローラ体121と第六ローラ体123の間に導かれて、新たな撓み部分が第四ローラ体121と第六ローラ体123の間を通過し、第五の折り目(谷折り)が形成される。
【0065】
第五の折り目が形成されたら、図17(a)に示すように、第四ローラ体121の回転は停止させる。そして、第六ローラ体123の回転方向を、もう一度逆回転させ、また、第五ローラ体122を矢印方向に回転させる。このとき、カットシート10の搬送方向の端部(縁)ではなく、いずれの折り目でもない他の部分が撓んで、第五ローラ体122と第六ローラ体123の間に入り第六の折り目(山折り)が形成される。その後、図17(b)に示すように、第四の折り目と第六の折り目を先頭として、第一搬送ローラ対130を通過する。
【0066】
図18は、図17(b)の動作を経て得られる、折りシート101aの例である。図18(a)に示すように、折りシート101aは、マチ部分を有する「片観音折り」をカットシート10aに施したものである。搬送開始時の先頭に相当する先端部10fと、搬送開始時の末尾に相当する後端部10rが重ね合わせられる位置にあり、一方の側端部には山折りの第一折り目c111と第三折り目c113,及び谷折りの第二折り目c112が形成されている。また、他方の側端部には山折りの第四折り目c121と第六折り目c123,及び谷折りの第五折り目c122が形成されている。
【0067】
第一折り目c111は、図13(b)に示した工程で形成された折り目である。第二折り目c112は、図14(a)に示した工程で形成された折り目である。第三折り目c113は、図14(b)に示した工程で形成された折り目である。
【0068】
また、第四折り目c121は、図16(a)に示した工程で形成された折り目である。第五折り目c122は、図16(b)に示した工程で形成された折り目である。第六折り目c123は、図17(a)に示した工程で形成された折り目である。
【0069】
折りシート101aを、第二ローラ群120を構成する第五ローラ体122及び第六ローラ体123の対によって構成される第一搬送ローラ対130により下流側へと搬送する。そして、第一搬送ローラ対130の対抗位置の下流側に配置される第二搬送ローラ対140との間に、折りシート101の合掌部分、すなわち、先端部10fと後端部10rが重ね合わせられている部分が至るように搬送する。
【0070】
その後は、第一実施形態において説明したとおり、折りシート101aの合掌部分を第一綴じ機構150によって重ね綴じ加工をして、さらに、第二綴じ機構160を通過させて開口の一方を綴じて底部を形成する。そして、図18(b)に示すように、マチ付きのピロー袋103aが作製される。
【0071】
[第一綴じ手段の第二実施形態]
次に、第一綴じ手段の別の実施形態について図19を用いて説明する。図19(a)は、重ね綴じ手段としての第一綴じ機構150aが合掌部分を綴るときの状態を、カットシート10の幅方向から見た図である。図19(b)は、第一綴じ機構150aが合掌部分を綴るときの状態を、カットシート10aの平面方向から見た図である。
【0072】
図19(a)及び図19(b)に示すように、第一綴じ機構150aは、一対の圧着部材としての圧着歯を備える。第一綴じ機構150は、筒状シート102の合掌部分に沿って移動しながら、所定の位置において圧着歯で合掌部分を挟持して圧接させる。この動作を、筒状シート102の幅方向において、繰り返し行なうことで、合掌部分を所定の綴じ幅で綴じて、重ね綴じ部b11が形成される。第一綴じ機構150aの移動範囲は、筒状シート102の幅方向全域とする。
【0073】
以上のように、袋体作製装置100によれば、カットシート10を加工して筒状シート102を作製するにあたり、接着剤などの消耗品や、接着剤を定着させるための加熱や圧着などのエネルギー消費が不要になる。
【0074】
[第二綴じ手段の第二実施形態]
次に、図10(a)の工程によって、筒状シート102の開口と綴じてピロー袋103を作製するための端部綴じ手段としての第二綴じ機構160aについて図20を用いて説明する。
【0075】
図20(a)は、第二綴じ機構160が開口部分を綴るときの状態を、筒状シート102の幅方向から見た図である。図20(b)は、第二綴じ機構160が底部を綴るときの状態を、筒状シート102の平面方向から見た図である。
【0076】
図20(a)及び図20(b)に示すように、第二綴じ機構160aは、一対の圧着部材としての圧着歯を備える。第二綴じ機構160aは、筒状シート102の開口の一端(幅方向の端部)を第二綴じ機構160aの圧着歯で挟持して圧接させる。所定の位置を圧接した後に、筒状シート102を下流へ搬送させる。所定の距離の移動をした後に、筒状シート102の別の所定の位置を圧接する。この動作を筒状シート102の幅方向において繰り返し行なうことで、開口部分の全範囲を綴じて底綴じ部b12を形成する。
【0077】
以上のように、袋体作製装置100によれば、カットシート10を加工することで、図12に示すピロー袋103を作製するにあたり、接着剤などの消耗品や、接着剤を定着させるための加熱や圧着などのエネルギー消費が不要になる。
【0078】
[画像形成装置の実施形態]
次に、本発明に係る画像形成装置の実施形態としてのプリンタ1の概略構成について説明する。図21に示すようにプリンタ1は、袋体作製装置100に搬入するカットシート10に対して、画像を形成する画像形成手段201を有する画像生成ユニット200を備えている。トレイに積載されたカットシート10は、搬送手段を構成する複数のローラによって画像形成手段201へと搬送されて画像が形成され、袋体作製装置100の入口ローラ170へと搬送される。
【0079】
入口ローラ170へ搬送された画像付きのカットシート10は、すでに説明をしたような袋体作製工程によって、ピロー袋103として排出される。
【0080】
以上の構成により、本実施形態に係るプリンタ1によれば、画像を付したカットシート10から袋体を作製するにあたり、接着剤を用いることなくピロー袋103を作製することができる。
【0081】
[本発明の態様]
本発明の内容は、例えば、以下のとおりである。
<1>シートを袋体に加工するシート処理装置であって、
前記シートを搬送しながら折り加工をし、当該シートの搬送開始時の搬送方向における先端部と後端部が重なるように折るシート折り手段と、
前記シート折り手段にて折られた折りシートにおける、前記先端部と前記後端部の重なり部分を綴る第一綴じ手段と、
前記折りシートの折り目方向の一方の端部を綴る第二綴じ手段と、
を備えることを特徴とするシート処理装置である。
【0082】
<2>前記シートをピロー袋に加工する前記<1>に記載のシート処理装置である。
【0083】
<3>前記シート折り手段は、複数のローラ部材を一組とするローラ群を複数有し、前記ローラ部材の夫々の回転方向を制御して、巻き三つ折りの前記折りシートを形成する、前記<1>又は<2>に記載のシート処理装置である。
【0084】
<4>前記第一綴じ手段は、前記シート折り手段を構成するローラ部材のうち最下流に配置されるローラ部材からなる第一ローラ対と、当該第一ローラ対の下流側の対向位置に配置される第二ローラ対と、前記第一ローラ対と前記第二ローラ対の間に配置される第一綴じ機構と、を備える、前記<1>から<3>のいずれかに記載のシート処理装置である。
【0085】
<5>前記第一綴じ手段は、前記重なり部分が前記第一ローラ対と前記第二ローラ対との間に至ったとき、当該第一ローラ対の回転方向は従前のままで、当該第二ローラ対の回転方向を逆転させることで、前記重なり部分を合掌状態にして前記第一綴じ機構へと案内し、
当該第一綴じ機構は合掌状態の前記重なり部分を圧着して綴じる、前記<4>に記載のシート処理装置である。
【0086】
<6>前記第一綴じ機構は、前記重なり部分を挟持しながら前記折りシートの幅方向へ移動して綴る回転圧着歯を備える、前記<5>に記載のシート処理装置である。
【0087】
<7>前記第一綴じ機構は、前記折りシートの幅方向へ所定の間隔で移動し、前記重なり部分を所定の間隔で挟持して綴る圧着歯を備える、前記<5>に記載のシート処理装置である。
【0088】
<8>前記第二綴じ手段は、前記折りシートの搬送方向に対して相対的に移動しながら、前記一方の端部を綴る第二綴じ機構を備える、前記<1>から<6>のいずれかに記載のシート処理装置である。
【0089】
<9>前記第二綴じ機構は、前記折りシートが搬送方向に移動するときに前記一方の端部を挟持して綴る回転圧着歯を備える、前記<8>に記載のシート処理装置である。
【0090】
<10>前記第二綴じ機構は、前記折りシートが搬送方向に移動するとき、所定の間隔で前記一方の端部を挟持して綴る圧着歯を備える、前記<8>に記載のシート処理装置である。
【0091】
<11>搬送されてくるシートに画像を形成する画像形成手段と、画像が形成された当該シートを搬送しながら折り加工をし、袋体を作製するシート処理手段と、を備え、前記シート処理手段は前記<1>から<10>のいずれかに記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形成装置である。
【0092】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、その技術的要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者であれば、開示した内容から様々な変形例を実現することが可能である。そのような変形例も、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0093】
1 :プリンタ
10 :カットシート
10a :カットシート
10b :後端部
10f :先端部
10r :後端部
100 :袋体作製装置
101 :折りシート
101a :折りシート
102 :筒状シート
103 :ピロー袋
110 :第一ローラ群
120 :第二ローラ群
130 :第一搬送ローラ対
140 :第二搬送ローラ対
150 :第一綴じ機構
160 :第二綴じ機構
170 :入口ローラ
180 :排出ローラ
190 :搬送ガイド
200 :画像生成ユニット
201 :画像形成手段
【先行技術文献】
【特許文献】
【0094】
【特許文献1】特開2008-036957号公報
図1
図2
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