(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023001906
(43)【公開日】2023-01-06
(54)【発明の名称】ガス混合物を反応チャンバに提供するための装置、およびその使用方法
(51)【国際特許分類】
C23C 16/448 20060101AFI20221226BHJP
H01L 21/205 20060101ALN20221226BHJP
【FI】
C23C16/448
H01L21/205
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022098239
(22)【出願日】2022-06-17
(31)【優先権主張番号】63/213,089
(32)【優先日】2021-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】519237203
【氏名又は名称】エーエスエム・アイピー・ホールディング・ベー・フェー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジェレルド・リー・ウィンクラー
(72)【発明者】
【氏名】ポール・マ
(72)【発明者】
【氏名】エリック・ジェームズ・シェロ
【テーマコード(参考)】
4K030
5F045
【Fターム(参考)】
4K030AA11
4K030AA16
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(57)【要約】
【課題】ガス混合物を反応チャンバに提供するための装置、およびその使用方法を提供すること。
【解決手段】反応チャンバに入る前に2つ以上のガスを混合するための装置、装置を含む反応器システム、ならびに装置およびシステムの使用方法が開示される。本明細書に記述されるようなシステムおよび方法は、例えば、2つ以上の前駆体の混合物を反応チャンバへとパルスするために使用することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス混合物を反応チャンバへと提供するための装置であって、
ガス注入ポートと、
前記ガス注入ポートの上流の、かつ前記ガス注入ポートと流体連通する混合デバイスと、
第一の容器およびその中の第一の前駆体を備える第一のガス供給源と、
第二の容器およびその中の第二の前駆体を備える第二のガス供給源と、
前記第一の容器および前記混合デバイスへと流体連結された第一のガスパルス弁と、
前記第二の容器および前記混合デバイスへと流体連結された第二のガスパルス弁と、
前記第一の容器とキャリアガス供給源との間に流体連結された第一の圧力流量制御弁と、を備え、
前記第一の圧力流量制御弁が、前記第一の前駆体の制御された流れを提供するために、前記第一の容器内に一定の圧力を維持し、
第一のガスが、前記第一のガスパルス弁を使用して前記混合デバイスへとパルスされ、かつ
第二のガスが、前記第二のガスパルス弁を使用して前記混合デバイスへとパルスされる、装置。
【請求項2】
前記第一のガスパルス弁および前記第二のガスパルス弁に流体連結されたパージ弁をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
第三の容器およびその中の第三の前駆体を備える第三のガス供給源をさらに備え、前記第三のガス供給源が前記混合デバイスに流体連結された、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
第四の容器およびその中の第四の前駆体を備える第四のガス供給源をさらに備え、前記第四のガス供給源が前記混合デバイスに流体連結された、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
ガス混合物を反応チャンバへと提供するための装置であって、
ガス注入ポートと、
前記ガス注入ポートの上流の、かつ前記ガス注入ポートと流体連通する混合デバイスと、
第一の容器およびその中の第一の前駆体を備える第一のガス供給源と、
第二の容器およびその中の第二の前駆体を備える第二のガス供給源と、
前記第一の容器および前記混合デバイスへと流体連結された第一のガス弁と、
前記第二の容器および前記混合デバイスへと流体連結された第二のガス弁と、
前記第一の容器とキャリアガス供給源との間に流体連結された第一の圧力流量制御弁と、
前記混合デバイスと前記ガス注入ポートとの間のパルス弁と、を備える、装置。
【請求項6】
前記混合デバイスの下流のバイパス弁をさらに備える、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
パージガス供給源および前記パルス弁と流体連通するパージ弁をさらに備える、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
第三の容器およびその中の第三の前駆体を備える第三のガス供給源をさらに備え、前記第三のガス供給源が前記混合デバイスに流体連結された、請求項5に記載の装置。
【請求項9】
前記第一の圧力流量制御弁が、前記第一の前駆体の制御された流れを提供するために、前記第一の容器内に一定の圧力を維持する、請求項5に記載の装置。
【請求項10】
前記第二の容器に流体連結された第二の圧力流量制御器をさらに備え、前記第二の前駆体の制御された流れを提供するために、第二の圧力流量制御弁が前記第二の容器内の圧力を維持する、請求項5に記載の装置。
【請求項11】
第一のガスが、前記第一のガス弁を使用して前記混合デバイスに提供され、第二のガスが、前記第二のガス弁を使用して前記混合デバイスに提供される、請求項5に記載の装置。
【請求項12】
前記第一のガス弁、前記第二のガス弁、および前記パルス弁が、ほぼ同時に開閉する、請求項5に記載の装置。
【請求項13】
前記混合デバイスの圧力を測定するための圧力モニターをさらに備える、請求項5に記載の装置。
【請求項14】
前記第一のガス弁を備える第一の質量流量制御器を備える、請求項5に記載の装置。
【請求項15】
前記混合デバイスが、
第一の入口、第一の出口、およびそれらの間の第一の体積を備える第一のセクションと、
第二の入口、第二の出口、およびそれらの間の第二の体積を備える第二のセクションと、を備え、
前記第一の入口が前記第二の入口の上流であり、
前記第一の出口が前記第二の入口の下流であり、かつ
前記第一の出口が前記第二の出口の上流である、請求項1~14のいずれかに記載の装置。
【請求項16】
前記混合デバイスが、第三の入口、第三の出口、およびそれらの間の第三の体積を備える第三のセクションをさらに備える、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記第三の入口が、前記第二の入口の下流で、かつ前記第二の出口の上流である、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記第二の出口が前記第三の体積内にある、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記第一の出口が前記第二の体積内にある、請求項16に記載の装置。
【請求項20】
請求項1~14のいずれかに記載の装置を使用して、反応チャンバへのガス流を制御する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は概して、気相反応器システムおよびその使用方法に関する。より具体的には、本開示は、反応器システムの反応チャンバにガス混合物を提供するための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
化学蒸着(CVD)、プラズマ強化CVD(PECVD)、原子層堆積(ALD)およびこれに類するものなどの気相反応器を、基板表面上の材料の堆積およびエッチングを含む様々な用途のために使用することができる。例えば、基板上に層を堆積および/またはエッチングして、半導体デバイス、フラットパネルディスプレイデバイス、光起電力デバイス、微小電気機械システム(MEMS)およびこれに類するものを形成するために、気相反応器を使用することができる。
【0003】
典型的な気相反応器システムは、1つ以上の反応器を含み、各反応器は、1つ以上の反応チャンバと、反応チャンバ(複数可)に流体連結する1つ以上の前駆体ガス供給源および/または反応物質ガス供給源と、反応チャンバ(複数可)に流体連結する1つ以上のキャリアガス供給源および/またはパージガス供給源と、ガス(例えば、前駆体ガス/反応物質ガス(複数可)および/またはキャリアガスもしくはパージガス(複数可))を反応チャンバ内の基板の表面に送達するための1つ以上のガス分配システムと、反応チャンバ(複数可)に流体連結する少なくとも1つの排気源と、を含む。
【0004】
反応チャンバ内で実行される一部のプロセスでは、2つ以上のガスを反応チャンバへと同時に、または時間的にオーバーラップして提供することが望ましい場合がある。例えば、2つ以上のガスを反応チャンバに別々に提供することができる。こうした装置は、一部の用途のためには好適である場合があるが、反応チャンバへと別々にガスを提供することは、プロセスにおいて望ましくない変動性をもたらす場合がある。その結果、ガス混合物を反応チャンバへと提供するための改善された装置が望ましい。
【0005】
関連技術に関与する問題および解決策の任意の考察は、本開示に対する状況を提供する目的のためにのみこの開示に含まれ、また本発明がなされた時点で、考察のいずれかまたはすべてが公知であったことを認めたものと取られるべきではない。
【発明の概要】
【0006】
本開示の様々な実施形態は、反応器または反応チャンバにガス混合物を提供するための装置、装置を含むシステム、ならびに装置およびシステムを使用する方法に関する。装置、システム、および方法は、例えば、電子デバイスの製造を含む、様々な用途に関連して使用することができる。本開示の様々な実施形態が従来の方法およびシステムの欠点に対処する方法を、以下でより詳細に考察されるが、一般的に、本開示の様々な実施形態は、2つ以上のガスの混合物を反応チャンバへと提供するために好適な、改善された装置、システム、および方法を提供する。例示的な装置は、例えば、ガスの拡散のための時間スケールを低減させ、それによって、ガスの混合を改善し、かつ/または反応チャンバに入る前にガスを混合するための時間の長さを低減することができる。本開示のさらなる実施例は、混合ガスのパルスを提供するための改善された装置および方法を提供する。
【0007】
本開示の少なくとも1つの実施形態によると、ガス混合物を反応チャンバへと提供するための装置は、ガス注入ポートと、ガス注入ポートの上流の混合デバイスであって、ガス注入ポートと流体連通する、混合デバイスと、第一の容器およびその中の第一の前駆体を備える第一のガス供給源と、第二の容器およびその中の第二の前駆体を備える第二のガス供給源と、第一の容器および混合デバイスに流体連結された第一のガスパルス弁と、第二の容器および混合デバイスに流体連結された第二のガスパルス弁と、第一の容器とキャリアガス供給源との間に流体連結された第一の圧力流量制御弁と、を含む。一部の事例では、ガス注入ポートは、装置ではなく、反応器の一部を形成すると考えることができる。本開示のさらなる実施例によると、装置は、第一のガスパルス弁および第二のガスパルス弁に流体連結されたパージ弁をさらに含む。本開示のさらなる実施例によると、装置は、混合デバイスに連結された3つ、4つ、またはそれ以上のガス供給源を含む。
【0008】
本開示のさらなる実施例によると、ガス混合物を反応チャンバへと提供するための装置は、ガス注入ポートと、ガス注入ポートの上流の混合デバイスであって、ガス注入ポートと流体連通する、混合デバイスと、第一の容器およびその中の第一の前駆体を備える第一のガス供給源と、第二の容器およびその中の第二の前駆体を備える第二のガス供給源と、第一の容器および混合デバイスに流体連結された第一のガス弁と、第二の容器および混合デバイスに流体連結された第二のガス弁と、第一の容器とキャリアガス供給源との間に流体連結された第一の圧力流量制御弁と、混合デバイスとガス注入ポートとの間のパルス弁とを含む。上記と同様に、ガス注入ポートは反応器の一部を形成することができる。これらの実施例の例示的な態様によると、装置は、混合デバイスの下流のバイパス弁をさらに備える。さらなる態様によると、装置は、パージガス供給源およびパルス弁と流体連通するパージガス弁をさらに備える。本開示のさらなる実施例によると、装置は、混合デバイスに連結された3つ、4つ、またはそれ以上のガス供給源を含む。
【0009】
本開示の1つ以上の実施形態によると、混合デバイスは、2つ以上のガスの迅速かつ/または所望の混合を容易にするための複数のセクションを含む。例えば、混合デバイスは、第一の入口、第一の出口、およびそれらの間の第一の体積を備える第一のセクションと、第二の入口、第二の出口、およびそれらの間の第二の体積を備える第二のセクションとを含むことができる。第一の入口は、第二の入口の上流とすることができ、第一の出口は、第二の入口の下流とすることができ、かつ/または第一の出口は、第二の出口の上流とすることができる。さらなる実施例によると、混合デバイスは、第三のセクションをさらに含むことができる。第三の入口は、第二の入口の下流で、かつ第二の出口の上流とすることができ、第二の出口は、第三の体積内とすることができ、かつ/または第一の出口は、第二の体積内とすることができる。
【0010】
本開示の追加的実施形態によると、本明細書に記述されるような装置を使用して、反応チャンバへのガス流を制御する方法が開示される。
【0011】
本開示のなおさらなる実施例によると、本明細書に記述されるような装置を含むシステムが開示される。
【0012】
これらのおよび他の実施形態は、添付の図面を参照する以下のある特定の実施形態の発明を実施するための形態から、当業者には容易に明らかとなることになり、本発明は、開示されるいかなる特定の実施形態にも限定されないことになる。
【0013】
本開示の例示的な実施形態のより完全な理解は、以下の図示的な図面に関連して考慮される時、発明を実施するための形態および特許請求の範囲を参照することによって得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は、本開示の少なくとも一実施形態による装置を含む反応器システムを例示する。
【
図2】
図2は、本開示の実施例による反応器を例示する。
【
図4】
図4は、本開示の実施例によるガス混合デバイスを例示する。
【発明を実施するための形態】
【0015】
当然のことながら、図内の要素は単純化および明瞭化のために例示されており、必ずしも実寸に比例して描かれていない。例えば、図内の要素のうちの一部の寸法は、本開示の例示された実施形態の理解の向上を助けるために他の要素に対して相対的に誇張されている場合がある。
【0016】
ある特定の実施形態および実施例を以下に開示するが、本発明の具体的に開示された実施形態および/または使用、ならびにその明白な修正および均等物を超えて本発明が延在することは、当業者によって理解されるであろう。それ故に、開示された本発明の範囲は、以下に記述される特定の開示された実施形態によって限定されるべきではないことが意図される。
【0017】
本開示は、概して気相装置、反応器システム、および方法に関する。本明細書に記述されるような装置、システム、および方法は、半導体ウエハなどの基板を、例えば、電子デバイスを形成するために処理するために使用することができる。例として、本明細書に記載のシステムおよび方法を使用して、結晶性または非晶質インジウムガリウム亜鉛酸化物を含む層などの多成分層を形成させ、または成長させることができる。
【0018】
この開示では、「ガス」は、常温常圧(NTP)において気体である材料、気化した固体、および/または気化した液体を含むことができ、また状況によっては単一の気体または気体の混合物によって構成することができる。プロセスガス以外のガス、すなわち、ガス分配アセンブリ、他のガス分配デバイス、またはこれに類するものを通過することなく導入されるガスは、例えば、反応空間をシールするために使用することができ、かつ希ガスなどのシールガスを含むことができる。
【0019】
「前駆体」という用語は、別の化合物を生成する化学反応に関与する化合物を指すことができる。「反応物質」という用語は、前駆体という用語と交換可能に使用されることができる。「不活性ガス」という用語は、化学反応に関与しない、かつ/または感知できる程度まで層の一部になることのないガスを指すことができる。例示的な不活性ガスとしては、ヘリウムおよびアルゴンならびにそれらの任意の組み合わせが挙げられる。一部の事例では、分子窒素および/または水素を不活性ガスとすることができる。キャリアガスは、不活性ガスであってもよく、または不活性ガスを含んでもよい。
【0020】
本明細書で使用される場合、「基板」という用語は、デバイス、回路、もしくは膜を形成するのに使用され得る任意の下地材料(複数可)、またはデバイス、回路、もしくは膜が上に形成され得る任意の下地材料(複数可)を指す場合がある。基板は、シリコン(例えば、単結晶シリコン)などのバルク材料、ゲルマニウムなどの他の第IV族材料、またはGaAsなどの化合物半導体材料を含むことができ、かつバルク材料の上または下にある1つ以上の層を含むことができる。さらに、基板は、陥凹部、ラインおよびこれに類するものなどの、基板の層の少なくとも一部分の中またはその上に形成される様々なトポロジーを含むことができる。
【0021】
「周期的堆積プロセス(cyclic deposition process)」または「周期的堆積プロセス(cyclical deposition process)」という用語は、基板上に層を堆積させるための前駆体(および/または反応物質)の反応チャンバの中への逐次的導入を指すことができ、原子層堆積(ALD)、周期的化学蒸着(周期的CVD)、およびALD構成要素および周期的CVD構成要素を含むハイブリッド周期的堆積プロセスなどの処理技法を含む。プロセスは、前駆体の導入の間にパージ工程を含んでもよい。
【0022】
「原子層堆積」という用語は、堆積サイクル、典型的には複数の連続的な堆積サイクルがプロセスチャンバ内で行われる蒸着プロセスを指すことができる。本明細書で使用される場合、「原子層堆積」という用語は、前駆体(複数可)/反応性ガス(複数可)、およびパージ(例えば、不活性キャリア)ガス(複数可)の交互パルスを用いて実施される場合、原子層化学蒸着(chemical vapor atomic layer deposition)などの、関連する用語によって指定されるプロセスを含むことも意味する。
【0023】
本明細書で使用される場合、「プラズマ強化原子層堆積」(PEALD)という用語は、1つ以上の前駆体、反応物質、および/または他のガスがプラズマに曝露されて励起種を形成する、ALDプロセスを指してもよい。
【0024】
さらに、本開示では、変数の任意の2つの数は、その変数の実行可能な範囲を構成することができ、示された任意の範囲は、端点を含んでもよく、または除外してもよい。加えて、示された変数の任意の値は(それらが「約」を有して示されているか否かにかかわらず)、正確な値またはおおよその値を指し、均等物を含んでもよく、かつ平均値、中央値、代表値、大多数、またはこれに類するものを指してもよい。さらに、本開示では、「含む」「によって構成される」、および「有する」という用語は、一部の実施形態では、「典型的にまたは広く含む」、「含む」、「から本質的に成る」、または「から成る」を独立して指すことができる。本開示では、任意の定義された意味は、一部の実施形態では、通常の意味および慣習的な意味を必ずしも除外するものではない。
【0025】
ここで図面に目を移すと、
図1は本開示の少なくとも一実施形態による反応器システム100を例示する。反応器システム100は、反応チャンバ102と、反応チャンバへとガス混合物を提供するための装置104と、真空源106と、コントローラ108とを含む。
【0026】
反応チャンバ102は、気相反応のために好適な反応チャンバとすることができ、またはそれを含むことができる。反応チャンバ102は、石英、金属、またはこれに類するものなどの好適な材料から形成することができ、かつ処理のために1つ以上の基板を保持するように構成することができる。反応器システム100は、任意の好適な数の反応チャンバ102を含むことができ、かつ1つ以上の基板取り扱いシステムを任意選択的に含むことができる。
【0027】
反応チャンバ102は、CVD反応器、周期的堆積プロセス反応器(例えば、周期的CVD反応器)、ALD反応器、PEALD反応器、またはこれに類するものとして構成することができ、それらのうちのいずれも、直接プラズマ装置および/または遠隔プラズマ装置などのプラズマ装置を含み得る。
【0028】
図2は、PEALD反応器としての使用のために好適な例示的な装置200を図示する。装置200は、反応チャンバ102としての、および/またはシステム100と関連して(すなわち、その一部分として)の使用のために好適な反応チャンバ3を含む。
【0029】
図2に図示するように、反応チャンバ3の内部11(反応ゾーン)内に、互いに平行に、かつ向かい合わせて構成することができる一対の導電性平板電極2、4を提供し、電源25から一方の側にRFパワー(例えば、13.56MHzおよび/または27MHz)を印加し、および他方の側12を電気的に接地することによって、プラズマを電極2、4間に生成することができる。温度調整器は、下部ステージ2、すなわち、下部電極に提供されてもよい。基板1は、その上に定置され、その温度は、所望の温度に維持することができる。上部電極4は、シャワープレートなどのガス分配デバイスとしても機能することができ、プラズマガス、反応物質ガス、および/または希釈ガス(存在する場合)などの様々なガス、ならびにガス混合物は、ガスライン21およびガスライン22を通して、かつシャワープレート4を通して、反応チャンバ3の中へと導入することができる。例えば、反応チャンバへとガス混合物を提供するための装置104からのガス混合物(例えば、2つ以上の前駆体を含む)は、ライン22を介してガス注入ポート26へと提供することができ、反応物質供給源27からの反応物質は、ライン21を介してガス注入ポート26へと提供することができる。
【0030】
反応チャンバ3内には、排気ライン17を有する円形ダクト13が提供され、これを通して反応チャンバ3の内部11内のガスは排気される。加えて、移送チャンバ5は、反応チャンバ3の下方に配置され、かつ移送チャンバ5には、移送チャンバ5の内部16を介して反応チャンバ3の内部11の中へとシールガスを導入するためにガスシールライン24が提供され、反応ゾーンと移送ゾーンとを分離するための分離プレート14が、提供される。基板がそれを通して移送チャンバ5の中へ、または移送チャンバ5から移送されてもよいゲート弁は、この図から省略される。移送チャンバには排気ライン6も提供される。
【0031】
図1に戻ると、ガス混合物を反応チャンバへと提供するための装置104は、ガス注入ポート110と、混合デバイス112と、第一のガス供給源114と、第二のガス供給源116と、第三のガス供給源118と、第一のガスパルス弁120と、第二のガスパルス弁122と、第三のガスパルス弁124と、第一の圧力流量制御弁126と、第二の圧力流量制御弁128と、第三の圧力流量制御弁130と、1つ以上のキャリアガス供給源132と、パージ弁134と、パージガス供給源136と、を含む。パルス弁(複数可)の下流にある混合デバイス112へと2つ以上のガスのパルスを提供することによって、2つ以上のガス供給源114~118からのガスを混合するために、装置104を使用することができる。装置104は、タイミングの柔軟性を可能にする(例えば、1つのガスは、他のガスが混合デバイス112へ流れる前または後に開始することができる)。さらに、装置104は、遅延なく、単一のガス注入システムへと簡単に移行することができる。
【0032】
ガス注入ポート110は、反応チャンバの反応ゾーンへとガス混合物を提供するためのチュービングまたはこれに類するものを含むことができる。ガス注入ポート110は、反応チャンバ102の中へと統合することができ、または分離することができる。注入ポート110としての使用のために好適な例示的なガス注入ポート26を、
図2に図示する。
【0033】
混合デバイス112は、2つ以上のガスを、例えば、反応チャンバ102に入る前に、第一のガス供給源114、第二のガス供給源116、および第三のガス供給源118のうちの2つ以上から受容するように構成される。図示するように、混合デバイス112は、ガス注入ポート110の上流とすることができ、かつガス注入ポート110と流体連通することができる。混合デバイス112は、ガス注入ポート110/26の体積より大きい体積を含むことができる。例として、混合デバイス112の体積は、約5~約50ccの範囲とすることができる。混合デバイス112の構成は、用途に従って変化することができる。混合デバイス112は、曲がりくねった経路を含むことができ、または静的混合器として構成することができる。一部の事例では、混合デバイス112は、ハウジング138を含むことができ、ハウジング138は、例えば、各端部上にキャップを有する実質的に中空の円筒とすることができる。好適な混合デバイスの別の実施例は、
図4と関連して以下でより詳細に考察される。
【0034】
第一のガス供給源114、第二のガス供給源116、および第三のガス供給源118は各々、容器およびそれぞれの容器内に保管された前駆体を含むことができる。例として、第一のガス供給源114は、容器およびインジウム前駆体を含むことができ、第二のガス供給源116は、容器およびガリウム前駆体を含むことができ、第三のガス供給源118は、容器および亜鉛前駆体を含むことができる。例示的なインジウム前駆体としては、TEI、TMI、3-(ジメチルアミノ)プロピル]ジメチル-インジウム(DADI)、DMZ、DEZ、In(acac)3、In(dmamp)2(OiPr)、In(dmamp)3、In(dpguan)3、In(EtCp)、InCp、In(iPrAMD)3、In(iPrFMD)3、In(N(SiMe3)2)Et2、In(PrNMe2)Me2、In(thd)3、InCl3、InMe2(edpa)、InMe3(MeO(CH2)2NHtBu)、InMe3、InEt3、[EtZn(damp)]2が挙げられる。例示的なガリウム前駆体としては、TDMAG、TMGa TEGa、GaCl3、GaEt2Cl、(GaMe2NH2)3、Ga(acac)3、Ga(CpMe5)、Ga(thd)、Ga2(NMe2)6、GaMe2(OiPr)、GaMe2NH2、GaMe3(CH3OCH2CH2NHtBu)が挙げられる。例示的な亜鉛前駆体としては、Zn(DMP)2、Zn(eeki)2、Zn(OAc)2、ZnCl2、ZnEt2、ZnMe2、ZnMe(OiPr)が挙げられる。3つのガス供給源114~118を有して図示されているが、例示的な装置は、混合デバイス112に連結された2つ以上の任意の好適な数のガス供給源(例えば、4つ以上)を含むことができる。さらに、反応チャンバにガス混合物を提供するための反応器システム100または装置104は、ガス注入ポート110へと連結することができる反応物質供給源142を含むことができる。
【0035】
第一のガス供給源114、第二のガス供給源116、および第三のガス供給源118のうちの2つ以上またはその各々は、パルス弁を使用して混合デバイス112に連結することができる。追加的なガス供給源は、同様に混合デバイス112に連結することができる。例えば、図示するように、第一のガス供給源114(例えば、その容器)は、第一のガスパルス弁120を介して混合デバイス112に連結することができ、第二のガス供給源116(例えば、その容器)は、第二のガスパルス弁122を介して混合デバイス112に連結することができ、第三のガス供給源118(例えば、その容器)は、第三のガスパルス弁124を介して混合デバイス112に連結することができる。パルス弁120~124を使用して、所望の量(パルス)のガスを混合デバイス112に提供することができる。例として、本明細書に記載のガスパルス弁120~124または他のパルス弁のうちの1つ以上は、空気弁または電気ソレノイド弁を備えることができる。
【0036】
さらに図示するように、キャリアガス供給源132からのキャリアガス(1つ以上のキャリアガス供給源を含んでもよい)を使用して、本明細書に記述されるように、反応チャンバ102に対する第一、第二、および/または第三の前駆体のうちの1つ以上、および/または追加的なガス(例えば、第四のガス)を供給することができる。図示した例では、キャリアガス供給源132は、第一の圧力流量制御弁126に連結されて、第一のガスパルス弁120へと所望の濃度の第一の前駆体を供給し、キャリアガス供給源132は、第二の圧力流量制御弁128に連結されて、第二のガスパルス弁122へと所望の濃度の第二の前駆体を供給し、キャリアガス供給源132は、第三の圧力流量制御弁124に連結されて、第三のガスパルス弁124へと所望の濃度の第三の前駆体を供給する。圧力制御弁126、128、130を使用して、第一の容器、第二の容器、および第三の容器それぞれの中の一定の/望ましい圧力を維持して、第一の前駆体、第二の前駆体、および第三の前駆体それぞれの制御された流れを提供することができる。例として、圧力制御弁は、圧力流量制御器または質量流量制御器とすることができ、またはこれを含むことができる。
【0037】
排気源106は、例えば1つ以上の真空源を含むことができる。例示的な真空源としては、1つ以上のドライ真空ポンプおよび/または1つ以上のターボ分子ポンプが挙げられる。
【0038】
コントローラ108は、本明細書に記述されるような様々な機能および/または工程を実施するように構成することができる。コントローラ108は、様々な機能を実施するために1つ以上のマイクロプロセッサ、メモリ素子、および/またはスイッチング素子を含むことができる。コントローラ108は単一のユニットとして図示されているが、別の方法として複数のデバイスを備えることができる。例として、コントローラ108を使用して、混合デバイス112へのガス流および混合デバイス112からのガス混合物または真空源106を制御することができる。一部の事例では、混合デバイス112への(例えば、供給源114~118からの)2つ以上の前駆体をパルスするために、コントローラ108を使用することができる。さらなる例として、コントローラ108は、各圧力流量制御弁126~130および各ガスパルス弁120~124を独立して制御して、2つ以上の前駆体の相対濃度および相対量または比(例えば、質量比)を混合デバイス112へと独立して提供することができる。
図1に図示する実施例では、コントローラ108は、各パルス弁120~124を実質的に同時に(例えば、約0.001または約0.005秒以内に)開放するように構成することができる。
【0039】
システム100はまた、パージガス供給源136に、および第一のガスパルス弁120、第二のガスパルス弁122、および/または第三のガスパルス弁124のうちの1つ以上に流体連結された、パージ弁134も含むことができる。パージ弁134は、パルス弁120~124および混合デバイス112をパージするために、コントローラ108に連結され、かつ使用されることができる。パージガス供給源136は、容器、および窒素、アルゴン、ヘリウム、またはこれに類するもののうちの1つ以上などの、その中のパージガスを含むことができる。パージ弁134は、例えば、空気弁または電気ソレノイドタイプの弁とすることができる。
【0040】
ここで
図3に目を移すと、ガス混合物を反応チャンバへと提供するための別の装置300が図示されている。装置300は、パルス弁の上流のガスを混合するように構成される。この構成は、より大きい混合体積を可能にしており、混合デバイス内の1つ以上のガスのより完全な混合を促進することができる。装置300は、反応器システム100などの反応器システム内の装置104の代わりに使用することができる。
【0041】
装置300は、ガス注入ポート302と、混合デバイス304と、第一のガス供給源306と、第二のガス供給源308と、第三のガス供給源310と、第一のガス弁312と、第二のガス弁314と、第三のガス弁316と、第一の圧力流量制御弁318と、第二の圧力流量制御弁320と、第三の圧力流量制御弁322と、1つ以上のキャリアガス供給源(
図3に別個に図示されていない)と、パルス弁320と、パージガス供給源326とを含む。装置300は、混合デバイス304内のガスの混合がパルス弁324の上流で生じるように、混合デバイス304とガス注入ポート302との間のパルス弁324を含む。
【0042】
ガス注入ポート302、混合デバイス304、第一のガス供給源306、第二のガス供給源308、第三のガス供給源310、第一の圧力流量制御弁318、第二の圧力流量制御弁320、第三の圧力流量制御弁322、1つ以上のキャリアガス供給源、およびパージガス供給源326は、
図1と関連して上述のガス注入ポート110、混合デバイス112、第一のガス供給源114、第二のガス供給源116、第三のガス供給源118、第一の圧力流量制御弁126、第二の圧力流量制御弁128、第三の圧力流量制御弁130、1つ以上のキャリアガス供給源132、およびパージガス供給源136と同じまたは同様とすることができる。装置300はまた、空気弁または電気ソレノイドタイプの弁とすることができるバイパス弁328、およびパージ弁134と同じまたは同様のものとすることができるパージ弁330も含むこともできる。
【0043】
上述のように、第一の圧力流量制御弁126、第二の圧力流量制御弁128、および/または第三の圧力流量制御弁130を使用して、対応する容器内の(例えば、一定の)圧力を制御し、それによってガス供給源から混合デバイス304への前駆体の流れおよび/または所望のもしくは所定の濃度を制御することによって、それぞれの第一のガス供給源306、第二のガス供給源308、および第三のガス供給源310へと流れるキャリアガスの量を制御することができる。例えば、供給源306~310からの各ガスからのガスの量は、第一の圧力流量制御弁126、第二の圧力流量制御弁128、および第三の圧力流量制御弁130のそれぞれによって制御されるキャリアガス圧力を用いて、供給源蒸気圧力/キャリアガス圧力比によって設定することができる。キャリアガス/前駆体流れは、例えば、固定オリフィス、ニードル弁、質量流量制御器、または体積流量制御器によって制御することができる。
【0044】
第一のガス弁312、第二のガス弁314、および第三のガス弁316は、空気弁もしくは電気ソレノイドタイプの弁を含むことができ、かつ/または流量計および/または質量流量制御器の一部を形成することができる。図示した実施例では、第一のガス弁312、第二のガス弁314、および第三のガス弁316は、第一のガス供給源306、第二のガス供給源308、および第三のガス供給源310から混合デバイス304へと、計量された量の第一のガス、第二のガス、および第三のガスを提供する。
【0045】
例として、第一のガス弁312、第二のガス弁314、および第三のガス弁316のうちの1つ以上(例えば、こうした弁の各々)は、質量流量制御器の一部を形成する。これらの事例では、質量流量制御器に対する設定点は、注入ポート302へと提供される混合デバイス304内のガス混合物の組成を決定することができる。注入ポート302へとガス混合物を提供するための例示的なシーケンスは、第一のガス弁312、第二のガス弁314、および第三のガス弁316を使用して混合デバイス304の中へとガスを開放し、かつ(例えば、制御可能に)流すことによって、混合デバイス304を充填することを含むことができる。実質的に同時に、第一のガス弁312、第二のガス弁314、第三のガス弁316、およびパルス弁324を開放して、注入ポート302へとガス混合物を供給することができる。弁は、コントローラ108などの1つ以上のコントローラを使用して制御することができる。
【0046】
混合デバイス304からガス混合物をパルスするため、および/またはパージガス供給源326からガス注入ポート302へとパージガスをパルスするために、パルス弁324を使用することができる。本開示の実施例によると、第一のガス弁312、第二のガス弁314、および/または第三のガス弁316、ならびにパルス弁324は、ほぼ同時に、例えば、約0.001または約0.005秒以内に開閉して、ガス混合物を反応チャンバへとパルスする。
【0047】
本開示のさらなる実施例によると、装置300は、混合デバイス304の圧力を測定するための圧力モニター332を含む。これらの事例では、コントローラ(例えば、コントローラ108)は、混合デバイス304を所望の(例えば、設定)圧力に充填するようにさらに構成することができる。圧力に達すると、第一のガス弁312、第二のガス弁314、および第三のガス弁316は、遮断される。別の方法として、第一のガス弁312、第二のガス弁314、および第三のガス弁316は、ある期間の時間、設定された流れへと開放されて、混合デバイス304を充填することができる。これらの事例では、パルス弁324の下流、および混合デバイス304とガス注入ポート302との間に、いかなる著しい追加的な体積もない。
【0048】
パルス弁324および注入マニホールド302をパージするために、パージ弁330を開放することができ、パルス弁324は、パージガスをパージガス供給源326から注入ポート302および/または反応チャンバの中へとパルスすることができる。
【0049】
コントローラ108または1つ以上の同様のコントローラを使用して、弁312~320、324、330、および328を制御し、圧力モニター332を使用して圧力を設定およびモニターすることができ、かつ
図1~
図3に関連して本明細書に記述されるその他の機能を実施することができる。
【0050】
図4は、混合デバイス112または304としての使用のために好適な混合デバイス400を図示する。混合デバイス400は、第一のセクション402、第二のセクション404、および第三のセクション406を含む。図示するように、第一のセクション402、第二のセクション404、および第三のセクション406は、第一のセクション402の出口が第二のセクション404内になり、第二のセクション404の出口が第三のセクション406内になるように、カスケード状にすることができる。追加的または代替的に、第一のセクション402、第二のセクション404、および第三のセクション406は、例えば、軸408を中心として、同軸にすることができる。3つのセクションを有して図示されているが、カスケード状になっている混合デバイスは、本明細書に記述されるように2つ以上のセクションを好適に含むことができる。
【0051】
第一のセクション402は、直径D4を有する第一の入口410、直径D3を有する第一の出口412、およびそれらの間の体積403を含む。図示された実施例では、D3はD4より大きい。
【0052】
第二のセクション404は、1つ以上の第二の入口414、416、第二の出口418、およびそれらの間の第二の体積を含むことができる。出口418の直径D2は、1つ以上の入口414、416の直径より、個別で、または合計で、大きくすることができる。さらに、D2は、D1および/またはD2より大きくすることができる。
【0053】
図示するように、第一の入口410は、第二の入口414、416の上流とすることができる。さらに、第一の出口412は、第二の入口414、416の下流(例えば、1つ以上のガスに対して)とすることができる。そして、第一の出口412は、第二の出口418の上流とすることができる。
【0054】
第三のセクション406は、第三の入口420、第三の出口422、およびそれらの間の体積423を含むことができる。第三の出口422は、本明細書に記述されるような、反応チャンバ、ガス注入ポート、および/または1つ以上の弁(例えば、パルス弁)に連結することができる。体積423は、D1の直径または同様の断面を有することができ、D1は、D2、D3、および/またはD4より大きくすることができる。さらに、図示するように、第三の入口420は、第二の入口414、416の下流であり、かつ第二の出口418の上流である。
【0055】
これらの実施形態は単に本発明の実施形態の実施例にすぎないので、上述の開示の例示的な実施形態は、本発明の範囲を限定しない。例えば、3つのガス供給源を有して例示されているが、実施例は、例示された実施例と同様の様態で構成されてもよい、2つ、4つ、またはそれ以上のガス供給源を含むことができる。いかなる均等の実施形態も、本発明の範囲内にあることが意図される。実際、記述される要素の代替的な有用な組み合わせなど、本明細書に示されかつ記述されるものに加えて、本開示の様々な修正は、当業者には記述から明らかになる場合がある。こうした修正および実施形態もまた、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0056】
1 基板
2、4 導電性平板電極
3 反応チャンバ
5 移送チャンバ
6 排気ライン
11 内部
13 円形ダクト
14 分離プレート
16 内部
21、22 ライン
24 ガスシールライン
25 電源
26 ガス注入ポート
27 反応物質供給源
100 反応器システム
102 反応チャンバ
104 ガス混合物を反応チャンバへと提供するための装置
106 真空源
108 コントローラ
110 ガス注入ポート
112 混合デバイス
114 第一のガス供給源
116 第二のガス供給源
118 第三のガス供給源
120 第一のガスパルス弁
122 第二のガスパルス弁
124 第三のガスパルス弁
126 第一の圧力流量制御弁
128 第二の圧力流量制御弁
130 第三の圧力流量制御弁
132 キャリアガス供給源
134 パージ弁
136 パージガス供給源
200 装置
300 装置
302 ガス注入ポート
304 混合デバイス
306 第一のガス供給源
308 第二のガス供給源
310 第三のガス供給源
312 第一のガス弁
314 第二のガス弁
316 第三のガス弁
318 第一の圧力流量制御弁
320 第二の圧力流量制御弁
322 第三の圧力流量制御弁
324 パルス弁
326 パージガス供給源
328 バイパス弁
330 パージ弁
332 圧力モニター
400 混合デバイス
402 第一のセクション
404 第二のセクション
406 第三のセクション
408 軸
410 第一の入口
412 第一の出口
414 第二の入口
416 第二の入口
418 第二の出口
420 第三の入口
422 第三の出口
【外国語明細書】