(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023020193
(43)【公開日】2023-02-09
(54)【発明の名称】中継装置および表示装置
(51)【国際特許分類】
H01R 31/06 20060101AFI20230202BHJP
【FI】
H01R31/06 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021125440
(22)【出願日】2021-07-30
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(72)【発明者】
【氏名】大村 克之
(57)【要約】
【課題】表示装置に接続端子を簡単に設けることが可能な中継装置を提供する。
【解決手段】
複数の端子を有する本体コネクタを備えた表示装置に用いる中継装置であって、前記本体コネクタに対して接続可能な第1のコネクタと、前記複数の端子のうち所定の端子に接続した伝送部材と、前記所定の端子に対応する接続端子を設けた第2のコネクタとを備える。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の端子を有する本体コネクタを備えた表示装置に用いる中継装置であって、
前記本体コネクタに対して接続可能な第1のコネクタと、
前記複数の端子のうち所定の端子に接続した伝送部材と、
前記所定の端子に対応する接続端子を設けた第2のコネクタと
を備えることを特徴とする中継装置。
【請求項2】
前記所定の端子は、映像信号が伝送可能な端子であることを特徴とする請求項1記載の中継装置。
【請求項3】
前記中継装置は、前記第1のコネクタを保持する第1の保持面と、前記第2のコネクタを保持する第2の保持面とを備えた筐体を有することを特徴とする請求項1記載の中継装置。
【請求項4】
前記第1の保持面と前記第2の保持面とが対面していることを特徴とする請求項3記載の中継装置。
【請求項5】
前記第2の保持面は、前記中継装置の前記表示装置への固定に用いる固定部を備えることを特徴とする請求項3または4記載の中継装置。
【請求項6】
複数の端子を有する本体コネクタを備えた表示装置であって、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の中継装置が有する前記第1のコネクタが、前記本体コネクタに対して接続可能であることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
前記表示装置は、前記本体コネクタを収容するスロット部を備え、前記中継装置を前記スロット部に対して挿抜可能に設けることを特徴とする請求項6記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中継装置および表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、オプション接続部にオプションが接続されたとき、オプションのオプション情報をオプション情報取得部に取得させ、本体の消費電力を消費電力検出部に取得させ、オプションおよび本体の総消費電力が予め定められた閾値を超える場合、総消費電力を減らして動作するための複数の電力低減プランを電力低減プラン作成部に作成させて表示部に表示させ、選択された電力低減プランを実行させる制御部を備えることにより、オプション機能の追加を可能にした表示装置を開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、表示装置に接続端子を簡単に設けることが可能な中継装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、複数の端子を有する本体コネクタを備えた表示装置に用いる中継装置であって、前記本体コネクタに対して接続可能な第1のコネクタと、前記複数の端子のうち所定の端子に接続した伝送部材と、前記所定の端子に対応する接続端子を設けた第2のコネクタとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、表示装置に接続端子を簡単に設けることが可能な中継装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】表示装置の一例としての電子ホワイトボードの概要説明図。
【
図2】電子ホワイトボードと制御モジュールとの関係を示す概略外観図。
【
図3】電子ホワイトボードと制御モジュールのコネクタ構成を示す説明図。
【
図4】電子ホワイトボードに制御モジュールを装着した場合のハードウェア構成の一例を示す説明図。
【
図5】電子ホワイトボードとコネクションボックスのコネクタ構成を示す説明図。
【
図6】電子ホワイトボードにコネクションボックスを装着した場合のハードウェア構成の一例を示す説明図。
【
図7】電子ホワイトボードとコネクションボックスとの関係を示す概略外観図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の実施形態を、図面を用いて以下に説明する。
【0008】
図1は、表示装置の一例としての電子ホワイトボードの概要説明図である。
【0009】
電子ホワイトボード(以下、IWB(Interactive Whiteboard)と称する)1は、ディスプレイ104を備える。ディスプレイ104は、その表面への物体の接触もしくは近接を検知することが可能な接触センサを備えたタッチパネルディスプレイである。電子ペン、タッチペン等のペン型入力装置208(またはユーザの指)でディスプレイ104に触れて書き込みを行うことで、ユーザはディスプレイ104に文字や図形等を直接手書きで書き込むことができる。また、書き込んだ文字や図形等の上にイレーサ209を当て、こすり取る動作を行うことで、ユーザはディスプレイ104から文字、図形等を消去することができる。
【0010】
さらにIWB1は、ノートPC(Personal Computer)、タブレット、スマートフォンなどの個人端末210の画面をディスプレイ104に表示することも可能である。個人端末210の画面をディスプレイ104に表示する場合は、個人端末210の映像信号出力端子とIWB1に装着したキャプチャデバイス205(
図4参照)の映像信号入力端子とを接続することにより表示が可能になる。
【0011】
ところで描画機能を必要とせず、備え付けの外付けPC207や個人端末210の映像を映すという使い方をしたい場合もある。その場合、キャプチャデバイス205および制御モジュール3を介す必要はなく、ディスプレイコントローラ101に直接接続すればよいので、例えばHDMIコネクタ(図示せず)がIWB1本体に設置してあればよい。しかし、IWB1本体の構成部品が増え、構成も複雑になる。その結果、描画機能を必要としないユーザのためにHDMIコネクタを設置することは、描画機能を必要とし制御モジュール3を装着して利用するユーザにとって、IWB1の購入コストの上昇を招いてしまう。
【0012】
一方で、近年、IWB等のデジタルサイネージ機器においては、当該機器に制御モジュールを装着するスロット部を設け、制御モジュールによって当該機器の開発、導入、運用管理などの簡素化を可能にした構成が普及しつつある。以下、
図2から
図4を用いてIWBと制御モジュールとの関係を説明する。
【0013】
図2は、IWBと制御モジュールとの関係を示す概略外観図である。
【0014】
IWB1は、その本体背面部(ディスプレイ104の後側)に制御モジュール3を装着するスロット部10を備える。制御モジュール3は、例えばインテル社が提唱するオープン規格であるOPS(Open Pluggable Standard)に準拠した制御コントローラであり、スロット部10もまたOPSに準拠した拡張スロットである。
【0015】
図3は、IWBと制御モジュールのコネクタ構成を示す説明図である。
【0016】
IWB1に設けたスロット部10に対して制御モジュール3を破線位置に装着することで、スロット部10の内部に設けた本体コネクタ11と、制御モジュール3の背面部に設けたコネクタ31とが接続した状態となる。なお、
図3では映像信号の端子(HDMI(登録商標)およびDisplayPort)を図示したが、本体コネクタ11およびコネクタ31の信号仕様および端子(ピン)の配置は、上述のOPSに準拠した構成となっている。従って、実際の本体コネクタ11およびコネクタ31は、これら以外にも多数の端子を備えている。
【0017】
制御モジュール3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、SSD(Solid State Drive)、GPU(Graphics Processing Unit)などを備え、制御モジュール3自体がPC(Personal Computer)の機能を構成する。そして、制御モジュール3は、制御モジュール3に入力した画像を、コネクタ接続を介してIWB1へ伝送し、画像をディスプレイ104に表示する。また、制御モジュール3は、制御モジュール3内で所定のアプリケーションが動作することで、所望の画像をディスプレイ104に表示することもできる。
【0018】
図4は、IWBに制御モジュールを装着した場合のハードウェア構成の一例を示す説明図である。
【0019】
IWB1は、ディスプレイコントローラ101、内部機器接続I/F(Interface)102、外部機器接続I/F103、ディスプレイ104、電源スイッチ105、選択スイッチ106、センサコントローラ107、接触センサ108、電子ペンコントローラ109および本体コネクタ11を備える。ディスプレイコントローラ101は、制御モジュール3が有するGPU(Graphics Processing Unit)306からの出力画像をディスプレイ104へ出力するために画面表示の制御および管理を行う。
【0020】
内部機器接続I/F102は、各種の内部機器を接続するためのインタフェースである。この場合の内部機器は、例えば、センサコントローラ107、電子ペンコントローラ109などである。外部機器接続I/F103は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ201、外付け機器(マイク202、スピーカ203、カメラ204)、キャプチャデバイス205、近距離通信装置206などである。これらのうちキャプチャデバイス205は、備え付けの外付けのPC(Personal Computer)207またはユーザが持ち込んだ個人端末210の映像出力を静止画または動画として取り込み、制御モジュール3に取り込む。また、近距離通信装置206は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信装置である。電源スイッチ105は、IWB1の電源のON/OFFを切り換えるスイッチである。選択スイッチ106は、ディスプレイ104の表示の明暗、色合い等を調整するスイッチ群である。
【0021】
センサコントローラ107は、接触センサ108の処理を制御する。接触センサ108は、ディスプレイ104上に電子ペン、タッチペン等のペン型入力装置208、イレーサ209、ユーザの手(指)300などが触れたことを検知する。電子ペンコントローラ109は、通信機能を搭載したペン型入力装置208を使用した場合に、ペン型入力装置208と通信してディスプレイ104へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判断する。本体コネクタ11は、
図3に示したようにIWB1のスロット部10の内部に収容したコネクタであり、制御モジュール3を接続するためのコネクタである。
【0022】
制御モジュール3は、CPU301、ROM302、RAM303、SSD304、ネットワークI/F305およびGPU306を備える。これらのうちCPU301は、制御モジュール3全体の動作を制御する。ROM302は、CPU301、IPL(Initial Program Loader)等のCPU301の駆動に用いるプログラムを記憶する。RAM303は、CPU301のワークエリアをなし、プログラムやデータを一時保存する。SSD304は、IWB用のプログラム等の各種データを記憶する。ネットワークI/F305は、通信ネットワークとの通信を制御する。GPU306は、グラフィクスを専門に扱う半導体チップである。
【0023】
このように制御モジュール3を装着した形態にてIWB1を使用する場合は、制御モジュール3自体がPCの機能を成している。制御モジュール3の上で、キャプチャデバイス205を介して取り込んだ映像を表示し、さらにその上に描画をするアプリケーションソフトウェア(図示せず)が動作している。制御モジュール3の映像信号は、コネクタ11を介して伝送し、ディスプレイ104に表示する。従って、外付けPC207またはユーザが持ち込んだ個人端末210の画面は、制御モジュール3を介してディスプレイ104に表示することができる。
【0024】
これに対して、制御モジュール3を装着しない形態にてIWB1を使用する場合は、先述の問題が起きてくる。そこで本発明は、制御モジュール3を装着しない形態にてIWB1を使用する場合は、空き状態のスロット部10を利用し、IWB1に接続端子(本実施形態では映像信号入力端子)を簡単に設けることができるようにした。
【0025】
図5は、IWBとコネクションボックスのコネクタ構成を示す説明図である。
図5において、IWB1のスロット部10および本体コネクタ11の構成は
図3と同じなので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
【0026】
本発明は、スロット部10に収容した本体コネクタ11に到達している映像信号端子(HDMIおよびDisplayPort)を引き出し、映像信号入力端子に変換したコネクタを備えたコネクションボックス4を提供する。ここで、コネクションボックス4は「中継装置」の一例である。
【0027】
コネクションボックス4は、主に筐体42、第1のコネクタ41および第2のコネクタ43を備える。筐体42は、おおよそ箱形状を成し、IWB1のスロット部10に対して挿抜可能である。また、筐体42は、その背面42a(IWB1の本体コネクタ11と対向する面)に第1のコネクタ41を保持し、また、背面42aと対面する位置にある前面42bに第2のコネクタ43を保持している。ここで、背面42aは「第1の保持面」の一例であり、前面42bは「第2の保持面」の一例である。
【0028】
さらに、前面42bは、その両端に筐体42の外側に伸びた縁部42cを有し、縁部42cにはコネクションボックス4をIWB1に固定する場合に用いる貫通孔42dを備えている(貫通孔42dについては後述する)。ここで、貫通孔42dは「固定部」の一例である。
【0029】
第1のコネクタ41は、上述の制御モジュール3のコネクタ31と同様に、信号仕様および端子(ピン)の配置はOPSに準拠した構成であり、実際はHDMIおよびDisplayPort以外にも多数の端子を備えている。
【0030】
第2のコネクタ43は、本実施形態においてDisplayPortによる映像信号の入力端子43aとHDMIによる映像信号の入力端子43bを備える。そして、各入力端子43a、43bは結線44a、44bによって第1のコネクタ41の対応する端子に接続している。ここで、結線44a、44bは「伝送部材」の一例である。
【0031】
上記構成により、コネクションボックス4をスロット部10に対して破線位置まで挿入すると、コネクションボックス4の第1のコネクタ41とスロット部10内の本体コネクタ11とが接続した状態となる。そして、本体コネクタ11のDisplayPortおよびHDMIの端子(ピン)は、結線44a、44bを介してコネクションボックス4の前面42bに設けた各入力端子43a、43bと接続した状態となる。これにより、空き状態のスロット部10を用いて映像信号入力端子を簡単に設けることができる。また、個人端末210のユーザは、入力端子43aまたは入力端子43bに個人端末210を接続することで、個人端末210の画面をディスプレイ104に表示することが可能になる。
【0032】
図6は、IWBにコネクションボックスを装着した場合のハードウェア構成の一例を示す説明図である。なお、
図4に示したハードウェア構成図と同等の部材については同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
【0033】
コネクションボックス4において、映像信号の入力端子43a、43bより入力した個人端末210の画面等は、本体コネクタ11およびディスプレイコントローラ101を介してディスプレイ104に表示することが可能になる。
【0034】
なお、コネクションボックス4において、第2のコネクタ43に設ける端子は、映像信号の入力端子に限るものではない。例えば図示のように本体コネクタ11が有する複数の端子のうちUSB端子を結線44cにより引き出して、第2のコネクタ43にUSB端子43cを設けるなど、所定の端子を適宜、第2のコネクタ43に設けてよい。ここで、第2のコネクタ43に設けた個々の端子(本実施形態ではDisplayPort、HDMIおよびUSB)は、「接続端子」の一例である。
【0035】
図7は、IWBとコネクションボックスとの関係を示す概略外観図である。なお、IWB1およびコネクションボックス4において、既に説明した部材には同一符号を付して説明を省略し、ここでは
図5に示した貫通孔42dについて補足する。
【0036】
コネクションボックス4に設けた貫通孔42dは、コネクションボックス4をスロット部10に装着した場合にスロット部10の両脇に設けたネジ穴12と一致する位置に設けてある。そして、ネジ45などでコネクションボックス4をIWB1に固定することができる。
【0037】
上述のように、本実施形態は、複数の端子を有する本体コネクタ11を備えたIWB1に用いるコネクションボックス4であって、本体コネクタ11に対して接続可能な第1のコネクタ41と、本体コネクタ11が有する複数の端子のうちDisplayPort、HDMIおよびUSBの端子(ピン)に接続した結線44a、44b、44cと、DisplayPort、HDMIおよびUSBの端子に対応する端子43a、43b、43cを設けた第2のコネクタ43とを備える。
【0038】
これにより、制御モジュール3を装着しない形態にてIWB1を使用する場合は、空き状態のスロット部10を利用してIWB1に接続端子を簡単に設けることができるようになる。
【0039】
また、上述のように、コネクションボックス4は、第1のコネクタ41を保持する背面42aと、第2のコネクタ43を保持する前面42bとを備えた筐体42を有する。また、背面42aと前面42bとが対面している。
【0040】
これにより、第1のコネクタ41および第2のコネクタ43の保持が安定する。また、背面42aと前面42bとが対面していることで、第1のコネクタ41と第2のコネクタ43とを繋ぐ結線44a、44b、44cの這い回し等を簡潔な構成にすることができる。
【0041】
また、上述のように、筐体42の前面42bは、コネクションボックス4のIWB1への固定に用いる貫通孔42dを備える。
【0042】
これにより、コネクションボックス4の第1のコネクタ41と本体コネクタ11との接続をより確実に行うことができ、IWB1を別の場所へ動かす際の振動による位置ずれ等を防ぐことができる。
【0043】
以上説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
【0044】
第1態様は、複数の端子を有する本体コネクタ(例えば本体コネクタ11)を備えた表示装置(例えばIWB1)に用いる中継装置(例えばコネクションボックス4)であって、前記本体コネクタに対して接続可能な第1のコネクタ(例えば第1のコネクタ41)と、前記複数の端子のうち所定の端子(例えばDisplayPort、HDMI、USBの端子)に接続した伝送部材(例えば結線44a、44b、44c)と、前記所定の端子に対応する接続端子(例えば端子43a、43b、43c)を設けた第2のコネクタ(例えば第2のコネクタ43)とを備えることを特徴とするものである。
【0045】
第2態様は、第1態様において、前記所定の端子は、映像信号が伝送可能な端子(例えばDisplayPort、HDMIの端子)であることを特徴とするものである。
【0046】
第1態様および第2態様によれば、表示装置に接続端子を簡単に設けることが可能な中継装置を提供することができる。
【0047】
第3態様は、第1態様において、前記中継装置(例えばコネクションボックス4)は、前記第1のコネクタ(例えば第1のコネクタ41)を保持する第1の保持面(例えば背面42a)と、前記第2のコネクタ(例えば第2のコネクタ43)を保持する第2の保持面(例えば前面42b)とを備えた筐体(例えば筐体42)を有することを特徴とするものである。
【0048】
第4態様は、第3態様において、前記第1の保持面(例えば背面42a)と前記第2の保持面(例えば前面42b)とが対面していることを特徴とするものである。
【0049】
第3態様および第4態様によれば、第1のコネクタおよび第2のコネクタの保持が安定する。また、第1の保持面と第2の保持面とが対面していることで、第1のコネクタと第2のコネクタとを繋ぐ伝送部材の配線等を簡潔な構成にすることができる。
【0050】
第5態様は、第3態様または第4態様において、前記第2の保持面(例えば前面42b)は、前記中継装置(例えばコネクションボックス4)の前記表示装置(例えばIWB1)への固定に用いる固定部(例えば貫通孔42d)を備えることを特徴とするものである。
【0051】
第5態様によれば、中継装置の第1のコネクタと本体コネクタとの接続をより確実に行うことができる。
【符号の説明】
【0052】
1 電子ホワイトボード(表示装置の一例)
10 スロット部
11 本体コネクタ
4 コネクションボックス(中継装置の一例)
41 第1のコネクタ
42 筐体
42a 背面(第1の保持面の一例)
42b 前面(第2の保持面の一例)
42c 縁部
42d 貫通孔(固定部の一例)
43 第2のコネクタ
43a、43b、43c 入力端子(接続端子の一例)
44a、44b、44c 結線(伝送部材の一例)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0053】