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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023047712
(43)【公開日】2023-04-06
(54)【発明の名称】レベルシフタ
(51)【国際特許分類】
   H03K 19/0185 20060101AFI20230330BHJP
【FI】
H03K19/0185 210
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021156797
(22)【出願日】2021-09-27
(71)【出願人】
【識別番号】000191238
【氏名又は名称】日清紡マイクロデバイス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】弁理士法人栄光事務所
(72)【発明者】
【氏名】三添 公義
【テーマコード(参考)】
5J056
【Fターム(参考)】
5J056AA38
5J056BB02
5J056BB52
5J056CC01
5J056CC02
5J056CC11
5J056DD13
5J056DD29
5J056DD56
5J056FF08
(57)【要約】
【課題】回路規模を大きくすることなく、出力信号のレベルの遷移時間を短くすることができるレベルシフタを提供する。
【解決手段】スピードアップ回路17が、コンデンサC1を有し、MOSトランジスタMDn1がオンしている間に、コンデンサC1の-側に電圧VLを接続し、+側に電圧VHを接続して、コンデンサC1をチャージし、MOSトランジスMDn1がオフすると、コンデンサC1の-側に電圧VHを接続し、-側にインバータINV1の入力を接続する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の低電圧と第1の高電圧の振幅を持つ入力信号を、第2の低電圧と第2の高電圧の振幅を持つ出力信号に変換するレベルシフタであって、
入力に供給される電圧と閾値とを比較して、前記出力信号を出力する出力部と、
前記第2の高電圧を供給するハイサイド電圧源の正極及び前記出力部の入力の間に設けられ、前記出力部の入力に定電流を供給して、前記出力部の入力電圧を前記第2の高電圧に引き上げる定電流回路と、
ツェナーダイオードを有し、前記出力部の入力電圧を前記第2の高電圧から前記ツェナーダイオードのツェナー電圧を差し引いた値にクランプするクランプ回路と、
前記入力信号の電圧に応じてオンオフし、オンオフすることにより前記クランプ回路のクランプ機能をオンオフするMOSトランジスタと、
コンデンサを有し、前記MOSトランジスタがオンしている間に、前記コンデンサの一端に前記第2の低電圧を供給するハイサイド電圧源の負極を接続し、他端に前記ハイサイド電圧源の正極を接続して、前記コンデンサをチャージし、前記MOSトランジスがオフすると、前記コンデンサの一端に前記ハイサイド電圧源の正極を接続し、他端に前記出力部の入力を接続するスピードアップ回路と、を備えた
レベルシフタ。
【請求項2】
請求項1に記載のレベルシフタであって、
前記コンデンサの他端にアノードが接続され、前記ハイサイド電圧源の正極にカソードが接続されるダイオードを備えた
レベルシフタ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のレベルシフタであって、
前記スピードアップ回路は、
ゲートが前記出力部の入力に接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の正極に接続された第1のPMOSトランジスタと、
ゲートが前記出力部の入力に接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の負極に接続され、ドレインが前記第1のPMOSトランジスタに接続された第1のNMOSトランジスタと、
ゲートが前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の正極に接続された第2のPMOSトランジスタと、
ゲートが前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の負極に接続され、ドレインが前記第2のPMOSトランジスタのドレインに接続された第2のNMOSトランジスタと、
ゲートが前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の正極に接続された第3のPMOSトランジスタと、
ゲートが前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の負極に接続され、ドレインが前記第3のPMOSトランジスタのドレインに接続された第3のNMOSトランジスタと、
ソースが前記ハイサイド電圧源の正極に接続され、ゲートが前記第3のPMOSトランジスタ及び前記第3のNMOSトランジスタのドレインに接続された第4のPMOSトランジスタと、
ゲートが前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記第4のPMOSトランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記出力部の入力に接続された第5のPMOSトランジスタと、を有し、
前記第2のPMOSトランジスタ及び前記第2のNMOSトランジスタのドレインに前記コンデンサの一端が接続され、前記第4のPMOSトランジスタのドレイン及び前記第5のPMOSトランジスタのソースが、前記コンデンサの他端に接続された
レベルシフタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レベルシフタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レベルシフタとしては、特許文献1に記載されたものが提案されている。特許文献1に記載されたレベルシフタは、Hレベル(=VDD3)とLレベル(=0V)の振幅を持つ入力電圧を、Hレベル(=VDD1)とLレベル(=VDD1-VDD2)の振幅を持つ出力電圧に変換する。
【0003】
また、特許文献1に記載されたレベルシフタは、出力信号のLレベルからHレベルへの遷移時間を短くする第1の電流リミッタ回路と、出力信号のHレベルからLレベルへの遷移時間を短くする第2の電流リミッタ回路、ロジックレベル確定回路及びレベル変換補助回路から構成されている。上述したレベル変換補助回路は、ロジック回路から構成されている。このため、従来のレベルシフタは、回路規模が大きい、という問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第5881432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回路規模を大きくすることなく、出力信号のレベルの遷移時間を短くすることができるレベルシフタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るレベルシフタは、下記[1]~[3]を特徴としている。
[1]
第1の低電圧と第1の高電圧の振幅を持つ入力信号を、第2の低電圧と第2の高電圧の振幅を持つ出力信号に変換するレベルシフタであって、
入力に供給される電圧と閾値とを比較して、前記出力信号を出力する出力部と、
前記第2の高電圧を供給するハイサイド電圧源の正極及び前記出力部の入力の間に設けられ、前記出力部の入力に定電流を供給して、前記出力部の入力電圧を前記第2の高電圧に引き上げる定電流回路と、
ツェナーダイオードを有し、前記出力部の入力電圧を前記第2の高電圧から前記ツェナーダイオードのツェナー電圧を差し引いた値にクランプするクランプ回路と、
前記入力信号の電圧に応じてオンオフし、オンオフすることにより前記クランプ回路のクランプ機能をオンオフするMOSトランジスタと、
コンデンサを有し、前記MOSトランジスタがオンしている間に、前記コンデンサの一端に前記第2の低電圧を供給するハイサイド電圧源の負極を接続し、他端に前記ハイサイド電圧源の正極を接続して、前記コンデンサをチャージし、前記MOSトランジスがオフすると、前記コンデンサの一端に前記ハイサイド電圧源の正極を接続し、他端に前記出力部の入力を接続するスピードアップ回路と、を備えた
レベルシフタであること。
[2]
[1]に記載のレベルシフタであって、
前記コンデンサの他端にアノードが接続され、前記ハイサイド電圧源の正極にカソードが接続されるダイオードを備えた
レベルシフタであること。
[3]
[1]又は[2]に記載のレベルシフタであって、
前記スピードアップ回路は、
ゲートが前記出力部の入力に接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の正極に接続された第1のPMOSトランジスタと、
ゲートが前記出力部の入力に接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の負極に接続され、ドレインが前記第1のPMOSトランジスタに接続された第1のNMOSトランジスタと、
ゲートが前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の正極に接続された第2のPMOSトランジスタと、
ゲートが前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の負極に接続され、ドレインが前記第2のPMOSトランジスタのドレインに接続された第2のNMOSトランジスタと、
ゲートが前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の正極に接続された第3のPMOSトランジスタと、
ゲートが前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記ハイサイド電圧源の負極に接続され、ドレインが前記第3のPMOSトランジスタのドレインに接続された第3のNMOSトランジスタと、
ソースが前記ハイサイド電圧源の正極に接続され、ゲートが前記第3のPMOSトランジスタ及び前記第3のNMOSトランジスタのドレインに接続された第4のPMOSトランジスタと、
ゲートが前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記第4のPMOSトランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記出力部の入力に接続された第5のPMOSトランジスタと、を有し、
前記第2のPMOSトランジスタ及び前記第2のNMOSトランジスタのドレインに前記コンデンサの一端が接続され、前記第4のPMOSトランジスタのドレイン及び前記第5のPMOSトランジスタのソースが、前記コンデンサの他端に接続された
レベルシフタであること。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、回路規模を大きくすることなく、出力信号のレベルの遷移時間を短くすることができるレベルシフタを提供することができる。
【0008】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本発明のレベルシフタを組み込んだDC/DCコンバータの一実施形態を示す回路図である。
図2図2は、図1に示すハイサイド側のレベルシフタの詳細を示す回路図である。
図3図3は、図2に示すレベルシフタの入力端、インバータの入力、MOSトランジスタMp2及びMn2のドレイン、レベルシフタの出力端のタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
【0011】
本発明のレベルシフタは、図1に示すDC/DCコンバータ1に用いられる。DC/DCコンバータ1は、パワーMOSトランジスタMPWH、MPWLのオンオフにより入力電圧源から供給される直流の入力電圧VINを降圧して出力端OUTから出力電圧VOUTとして出力する。DC/DCコンバータ1は、パワーMOSトランジスタMPWH、MPWLと、コイルLOUT1と、コンデンサCOUT1と、電圧検出用抵抗RB1、RB2と、パワーMOSトランジスタMPWH、MPWLのオンオフを制御する制御IC2とを備えている。
【0012】
ハイサイド側のMOSトランジスタとしてのパワーMOSトランジスタMPWHは、Pチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。パワーMOSトランジスタMPWHは、ソースが入力電圧源の正極に接続され、ドレインが後述するコイルLOUT1の一端及びパワーMOSトランジスタMPWLのドレインに接続され、ゲートが抵抗Rを介して後述する制御IC2に接続される。
【0013】
パワーMOSトランジスタMPWLは、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。パワーMOSトランジスタMPWLは、ドレインがパワーMOSトランジスタMPWHのドレイン及びコイルLOUT1の一端に接続され、ソースがグランドに接続され、ゲートが抵抗Rを介して後述する制御IC2に接続される。
【0014】
コイルLOUT1は、一端がパワーMOSトランジスタMPWH、MPWLのドレインに接続され、他端が出力端OUTの正極側に接続される。コンデンサCOUT1及び電圧検出用抵抗RB1、RB2は、一対の出力端OUTの間に互いに並列に接続される。詳しくは、コンデンサCOUT1は、その一端がコイルLOUT1の他端及び出力端OUTの正極側に接続され、他端がグランドに接続される。
【0015】
電圧検出用抵抗RB1、RB2は、互いに直列接続される。電圧検出用抵抗RB1は、一端がコイルLOUT1の他端及び出力端OUTの正極側に接続され、他端が電圧検出用抵抗RB2に接続される。電圧検出用抵抗RB2は、一端が電圧検出用抵抗RB1に接続され、他端がグランドに接続されている。出力電圧VOUTを電圧検出用抵抗RB1、RB2で分圧した検出電圧VOUTSが制御IC2に供給される。
【0016】
上述したパワーMOSトランジスタMPWHをオン、パワーMOSトランジスタMPWLをオフしたときにコイルLOUT1に入力電圧VINからのエネルギーが蓄積される。一方、パワーMOSトランジスタMPWHをオフ、パワーMOSトランジスタMPWLをオンしたときにコイルLOUT1に蓄積したエネルギーに対応する電流がグランドからコイルLOUT1に送られ、コンデンサCOUT1により平滑化された出力電圧VOUTが出力される。
【0017】
制御IC2は、検出電圧VOUTSが基準値となるようにパワーMOSトランジスタMPWH、MPWLをオンオフする。制御IC2は、PWM制御部3と、発振器4と、デッドタイム制御部5と、ハイサイド駆動部6と、ローサイド駆動部7と、レギュレータ8とを有している。
【0018】
PWM制御部3は、検出電圧VOUTSと基準値との差分である誤差信号と、発振器4から出力されるクロックに同期したスロープ信号との比較に応じたデューティのPWM信号をデッドタイム制御部5に対して出力する。デッドタイム制御部5は、パワーMOSトランジスタMPWH、MPWLが同時にオンしないようにデッドタイムを設けたPWM信号をそれぞれハイサイド駆動部6及びローサイド駆動部7に出力する。
【0019】
ハイサイド駆動部6は、デッドタイム制御部5から出力されるPWM信号に応じて、ハイサイド側のパワーMOSトランジスタMPWHのゲートに駆動電圧を出力する。
【0020】
ハイサイド駆動部6は、トランジスタM1H、M2Hと、ハイサイドレギュレータ9と、レベルシフタ10と、プリドライバ11とを有している。トランジスタM1Hは、Pチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。トランジスタM1Hは、ソースが入力電圧源の正極に接続され、ドレインが抵抗Rを介してパワーMOSトランジスタMPWHのゲートに接続され、ゲートが後述するプリドライバ11に接続される。トランジスタM2Hは、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。トランジスタM2Hは、ソースがハイサイドレギュレータ9の出力端に接続され、ドレインが抵抗Rを介してパワーMOSトランジスタMPWHのゲートに接続され、ゲートが後述するプリドライバ11に接続される。
【0021】
ハイサイドレギュレータ9は、出力電圧(VIN-VHREG)を生成する。レベルシフタ10は、デッドタイム制御部5から出力されるLレベルが0V(第1の低電圧)、Hレベルが電圧VREG(第1の高電圧)の振幅を持つPWM信号(入力信号)をHレベルが電圧VH(=VIN:第2の高電圧)、Lレベルが電圧VL(=VIN-VHREG:第2の低電圧)の振幅を持つ出力信号に変換してプリドライバ11に供給する。レベルシフタ10については後述する。プリドライバ11は、レベルシフトされたPWM信号をトランジスタM1H、M2Hのゲートに出力する。
【0022】
これにより、LレベルのPWM信号が出力されると、トランジスタM1Hがオン、トランジスタM2Hがオフして、パワーMOSトランジスタMPWHのゲートに入力電圧VINが供給され、パワーMOSトランジスタMPWHがオフする。一方、HレベルのPWM信号が出力されると、トランジスタM1Hがオフ、トランジスタM2Hがオンして、パワーMOSトランジスタMPWHのゲートにハイサイドレギュレータ9の出力電圧(VIN-VHREG)が供給され、パワーMOSトランジスタMPWHがオンする。
【0023】
ローサイド駆動部7は、デッドタイム制御部5から出力されるPWM信号に応じて、ローサイド側のパワーMOSトランジスタMPWLのゲートに駆動電圧を出力する。
【0024】
ローサイド駆動部7は、トランジスタM1L、M2Lと、ローサイドレギュレータ12と、レベルシフタ13と、プリドライバ14とを有している。トランジスタM1Lは、Pチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。トランジスタM1Lは、ソースがローサイドレギュレータ12の出力端に接続され、ドレインがパワーMOSトランジスタMPWLのゲートに抵抗Rを介して接続され、ゲートが後述するプリドライバ14に接続される。トランジスタM2Lは、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。トランジスタM2Lは、ソースがグランドに接続され、ドレインがパワーMOSトランジスタMPWLのゲートに抵抗Rを介して接続され、ゲートが後述するプリドライバ14に接続される。
【0025】
ローサイドレギュレータ12は、出力電圧VLREGを生成する。レベルシフタ13は、デッドタイム制御部5から出力されるPWM信号についてHレベルをVLREG、Lレベルをグランド(0V)となるようにレベルシフトしてプリドライバ14に供給する。プリドライバ14は、レベルシフトされたPWM信号をトランジスタM1L、M2Lのゲートに出力する。
【0026】
これにより、LレベルのPWM信号が出力されると、トランジスタM1Lがオン、トランジスタM2Lがオフして、パワーMOSトランジスタMPWLのゲートにローサイドレギュレータ12の出力電圧VLREGが供給され、パワーMOSトランジスタMPWLがオンする。一方、HレベルのPWM信号が出力されると、トランジスタM1Lがオフ、トランジスタM2Lがオンして、パワーMOSトランジスタMPWLのゲートに0Vが供給され、パワーMOSトランジスタMPWLがオフする。
【0027】
レギュレータ8は、上述したPWM制御部3、発振器4、デッドタイム制御部5、レベルシフタ10、レベルシフタ13に供給する出力電圧VREGを生成する。
【0028】
次に、上述したハイサイド側のレベルシフタ10の詳細について図2を参照して説明する。レベルシフタ10は、インバータINV1(出力部)と、カレントミラー回路15(定電流回路)と、クランプ回路16と、MOSトランジスタMDn1と、バッファBUF1と、スピードアップ回路17とを備えている。
【0029】
インバータINV1は、ハイサイド電圧源9から供給される電圧VHREGにより動作する。インバータINV1は、入力に供給される電圧が第1閾値VTH1(閾値)を下回るとHレベル(VH=VIN)を出力し、入力電圧が第1閾値VTH1よりも大きい第2閾値VTH2(閾値)を上回るとLレベル(VL=VIN-VHREG)を出力する。このインバータINV1の出力が、レベルシフタ10の出力端OUTとなる。なお、第1閾値VTH1、第2閾値VTH2は、電圧VHと電圧VLとの間に設定されている。また、ハイサイド電圧源9は、図1に示すハイサイドレギュレータ9を表しており、ハイサイド電圧源9の負極はハイサイドレギュレータ9の出力端である。
【0030】
カレントミラー回路15は、後述するクランプ回路16が機能していないときにインバータINV1の入力に供給する電圧を電圧VHに引き上げる回路である。カレントミラー回路15は、MOSトランジスタMp6及びMp7と、電流源151とを有している。MOSトランジスタMp6及びMp7は、Pチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。MOSトランジスタMp6は、ソースがハイサイド電圧源9の正極に接続され、ドレインが電流源151に接続され、ゲートがドレインに接続されている。
【0031】
MOSトランジスタMp7は、ソースがハイサイド電圧源9の正極に接続され、ドレインがインバータINV1の入力に接続され、ゲートがMOSトランジスタMp6のゲートに接続されている。電流源151は、MOSトランジスタMp6のドレイン、ハイサイド電圧源9の負極の間に接続され、MOSトランジスタMp6に電流Iref1のドレイン電流を流す。この電流Iref1がMOSトランジスタMp7によりコピーされ、インバータINV1の入力電圧が電圧VHとなる。
【0032】
クランプ回路16は、インバータINV1の入力電圧を電圧VLにクランプする回路である。クランプ回路16は、ツェナーダイオードZD1と、MOSトランジスタMDp1及びMDp2と、電流源161とを有している。ツェナーダイオードZD1は、カソードがハイサイド電圧源9の正極に接続され、アノードが後述するMOSトランジスタMDp1のソースに接続されている。
【0033】
MOSトランジスタMDp1及びMDp2は、Pチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。MOSトランジスタMDp1は、ソースがツェナーダイオードZD1のアノードに接続され、ドレインが電流源161に接続され、ゲートがドレインに接続されている。MOSトランジスタMDp2は、ソースがインバータINVの入力に接続され、ドレインが後述するMOSトランジスタMDn1のドレインに接続され、ゲートがMOSトランジスタMDp1のゲートに接続されている。
【0034】
電流源161は、MOSトランジスタMDp1のドレインとグランドとの間に接続され、MOSトランジスタMDp1に電流Iref2のドレイン電流を流す。以上の構成により、クランプ回路16は、ツェナーダイオードZD1に電流Iref2を流すと、MOSトランジスタMDp1及びMDp2のソースが、電圧VHからツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZDを差し引いた電圧(VH-VZD)にクランプされる。ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZDを電圧VHREGと等しくすれば、MOSトランジスタMDp2のソースに接続されたインバータINV1の入力電圧を電圧VLにクランプすることができる。
【0035】
MOSトランジスタMDn1は、クランプ回路16のクランプ機能をオンオフする。MOSトランジスタMDn1は、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。MOSトランジスタMDn1は、ドレインがMOSトランジスタMDp2のドレインに接続されている。MOSトランジスタMDn1をオンすると、トランジスタMDp2に電流Iref2がコピーされ、クランプ回路16が機能し、インバータINV1の入力電圧が電圧VLとなる。一方、MOSトランジスタMDn1がオフすると、MOSトランジスタMDp2のドレイン電流が遮断され、クランプ回路16が機能せずに、インバータINV1の入力電圧は、カレントミラー回路15により電圧VHとなる。
【0036】
上述したMOSトランジスタMDn1のゲートは、バッファBUF1の出力に接続されている。バッファBUF1は、レギュレータ8からの出力電圧VREGの供給を受けて動作し、入力がレベルシフタ10の入力端INとなる。この入力端INにPWM信号が入力される。
【0037】
詳しく説明すると、Hレベル(VREG)のPWM信号がバッファBUF1に入力されると、バッファBUF1のHレベル(VREG)の出力信号をMOSトランジスタMDn1のゲートに入力する。この入力により、MOSトランジスタMDn1がオンして、クランプ回路16が機能し、インバータINV1の入力電圧が電圧VLとなり、インバータINV1はHレベルの電圧(VH)を出力する。一方、Lレベル(0V)のPWM信号がバッファBUF1に入力されると、バッファBUF1がLレベル(0V)の出力信号をMOSトランジスタMDn1のゲートに入力する。この入力により、MOSトランジスタMDn1がオフして、クランプ回路16が機能せず、カレントミラー回路15により、インバータINV1の入力電圧が電圧VHに引き上げられ、インバータINV1はLレベルの電圧(VL)を出力する。これにより、レベルシフタ10は、PWM信号のHレベル(VREG)をHレベル(VH=VIN)にレベルシフトし、Lレベル(0V)をLレベル(VL=VIN-VHREG)にレベルシフトすることができる。
【0038】
PWM信号がLレベルからHレベルに切り替わり、MOSトランジスタMDn1がオフからオンするときは、MOSトランジスタMDn1のドライブ能力が大きいため、インバータINV1の入力電圧はすぐに電圧VHから電圧VLに下がる。これにより、インバータINV1の出力電圧もすぐにLレベルからHレベルに切り替わる。しかしながら、PWM信号がHレベルからLレベルに切り替わり、MOSトランジスタMDn1がオンからオフするときは、インバータINV1の入力の寄生容量にカレントミラー回路15のMOSトランジスタMp7から電流Iref1を供給して、インバータINV1の入力電圧を電圧VHに引き上げるため、インバータINVの出力電圧はすぐにHレベルからLレベルに切り替えることができない。
【0039】
そこで、本実施形態では、PWM信号がHレベルからLレベルに切り替わったときにインバータINV1の入力電圧をすぐに電圧VHに引き上げるべくスピードアップ回路17が設けられている。
【0040】
スピードアップ回路17は、コンデンサC1と、MOSトランジスタMp1及びMn1と、MOSトランジスタMp2及びMn2と、MOSトランジスタMp3及びMn3と、MOSトランジスタMp4及びMp5と、ダイオードD2とを有している。
【0041】
MOSトランジスタMp1、Mn1、Mp2、Mn2、Mp3、Mn3、Mp4、Mp5は、PWM信号がHレベル(MOSトランジスタMDn1がオン)の間、コンデンサC1に電圧VHREGをチャージさせる。また、MOSトランジスタMp1、Mn1、Mp2、Mn2、Mp3、Mn3、Mp4、Mp5は、PWM信号がLレベル(MOSトランジスタMDn1がオフ)になると、電圧VHREGがチャージされたコンデンサC1の+側をインバータINV1の入力に接続し、コンデンサC1の-側をハイサイド電圧源9の正極に接続する。これにより、PWM信号がHレベルからLレベルになると、インバータINV1の入力の寄生容量に、コンデンサC1からの電流も供給できるため、インバータINV1の入力電圧がVH+VHREGに急激に上昇し、インバータINV1の出力電圧をすぐにHレベルからLレベルに切り替えることができる。
【0042】
次に、MOSトランジスタMp1、Mn1、Mp2、Mn2、Mp3、Mn3、Mp4、Mp5の詳細について説明する。MOSトランジスタMp1、Mp2、Mp3、Mp4、Mp5は、Pチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。MOSトランジスタMn1、Mn2、Mn3は、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。MOSトランジスタMp1(第1のPMOSトランジスタ)は、ソースがハイサイド電圧源9の正極に接続され、ゲートがインバータINV1の入力に接続され、ドレインが後述するMOSトランジスタMn1のドレインに接続されている。MOSトランジスタMn1(第2のNMOSトランジスタ)は、ソースがハイサイド電圧源9の負極に接続され、ゲートがインバータINV1の入力に接続され、ドレインがMOSトランジスタMp1のドレインに接続されている。なお、MOSトランジスタMp1は、オンからオフへ遷移するゲート閾値電圧が低く設定され、MOSトランジスタMn1は、オフからオンへ遷移するゲート閾値電圧が低く設定される。
【0043】
MOSトランジスタMp2(第2のPMOSトランジスタ)は、ソースがハイサイド電圧源9の正極に接続され、ドレインが後述するMOSトランジスタMn2のドレインに接続され、ゲートがMOSトランジスタMp1及びMn1のドレインに接続されている。MOSトランジスタMn2(第2のNMOSトランジスタ)は、Nチャンネルの電界効果トランジスタから構成されている。MOSトランジスタMn2は、ソースがハイサイド電圧源9の負極に接続され、ドレインがMOSトランジスタMp2のドレインに接続され、ゲートがMOSトランジスタMp1及びMn1のドレインに接続されている。このMOSトランジスタMp2及びMn2のドレインにコンデンサC1の-側(一端)が接続されている。
【0044】
MOSトランジスタMp3(第3のPMOSトランジスタ)は、ソースがハイサイド電圧源9の正極に接続され、ドレインが後述するMOSトランジスタMn3のドレインに接続され、ゲートがトランジスタMp1及びMn1のドレインに接続されている。MOSトランジスタMn3(第3のNMOSトランジスタ)は、ソースがハイサイド電圧源9の負極に接続され、ドレインがMOSトランジスタMp3のドレインに接続され、ゲートがトランジスタMp1及びMn1のドレインに接続されている。
【0045】
MOSトランジスタMp4(第4のPMOSトランジスタ)は、ソースが電圧VHハイサイド電圧源9の正極に接続され、ドレインが後述するMOSトランジスタMp5のソースに接続され、ゲートがトランジスタMp3及びMn3のドレインに接続されている。MOSトランジスタMp5(第5のPMOSトランジスタ)は、ソースがMOSトランジスタMp4のドレインに接続され、ドレインがインバータINV1の入力に接続され、ゲートがMOSトランジスタMp1及びMn1のドレインに接続されている。
【0046】
また、MOSトランジスタMp4のドレイン、MOSトランジスタMp5のソースは、コンデンサC1の+側(他端)に接続されている。ダイオードD2は、カソードがハイサイド電圧源9の正極に接続され、アノードがコンデンサC1の+側、MOSトランジスタMp4のドレイン、MOSトランジスタMp5のソースに接続される。
【0047】
次に、上述した構成のレベルシフタ10の動作について図3のタイムチャートを参照して以下説明する。まず、入力端INに入力されるPWM信号がLレベルからHレベルに切り替わった場合について説明する。バッファBUF1に入力されるPWM信号がLレベルからHレベルに切り替わると、バッファBUF1の出力信号がLレベルからHレベルに切り替わる。これにより、バッファBUF1の出力がゲートに接続されるMOSトランジスタMDn1がオフからオンに切り替わる。このため、クランプ回路16が機能し、インバータINV1の入力電圧は、電圧VHから電圧VLに引き下げられる。このとき、MOSトランジスタMDn1のドライブ能力が高いため、インバータINV1の入力電圧は、電圧VHから電圧VLにすぐに引き下げられる。
【0048】
インバータINV1の入力電圧が引き下げられると、インバータINV1の入力が第1閾値VTH1を下回り、インバータINV1の出力端OUTの出力電圧が電圧VLから電圧VHに切り替わる。
【0049】
なお、インバータINV1の入力電圧が電圧VLのとき、MOSトランジスタMp1がオンし、MOSトランジスタMn1がオフし、MOSトランジスタMp1、Mn1のドレインの電圧が電圧VHとなる。MOSトランジスタMp1、Mn1のドレインの電圧が電圧VHとなると、MOSトランジスタMp2がオフし、MOSトランジスタMn2がオンし、MOSトランジスタMp2、Mn2のドレインの電圧が電圧VLとなる。よって、MOSトランジスタMp2、Mn2のドレインに接続されたコンデンサC1の-側に電圧VLが印加される。
【0050】
また、MOSトランジスタMp1、Mn1のドレインの電圧が電圧VHのときは、MOSトランジスタMp3がオフし、MOSトランジスタMn3がオンし、MOSトランジスタMp3及びMn3のドレインの電圧が電圧VLとなる。MOSトランジスタMp3及びMn3のドレインの電圧が電圧VLになると、MOSトランジスタMp4がオンする。一方、MOSトランジスタMp1、Mn1のドレインの電圧が電圧VHのときは、MOSトランジスタMp5がオフする。このため、MOSトランジスタMp4及びMp5のドレインの電圧が電圧VHとなる。よって、MOSトランジスタMp4及びMp5に接続されたコンデンサC1には+側に電圧VHが印加され、コンデンサC1は、+側がプラス、-側がマイナスとなるように電圧VHREGがチャージされる。
【0051】
次に、PWM信号がHレベルからLレベルに切り替わった場合について説明する。バッファBUF1に入力されるPWM信号がHレベルからLレベルに切り替わると、バッファBUF1の出力信号がHレベルからLレベルに切り替わる。これにより、バッファBUF1の出力がゲートに接続されるMOSトランジスタMDn1がオンからオフに切り替わる。このため、クランプ回路16が機能しなくなり、インバータINV1の入力は、カレントミラー回路15を構成するMOSトランジスタMp7の電流Iref1で徐々に電圧VLから電圧VHに向かって上昇する(図3のA部)。
【0052】
インバータINV1の入力電圧が上昇すると、インバータINV1の入力電圧が第2閾値VTH2を上回る前に、ゲート閾値電圧が低く設定されたMOSトランジスタMp1がオフ、MOSトランジスタMn1がオンし、MOSトランジスタMp1及びMn1のドレインの電圧が電圧VLとなる。
【0053】
MOSトランジスタMp1及びMn1のドレインが電圧VLになると、MOSトランジスタMp2がオンし、MOSトランジスタMn2がオフして、図3のB部に示すように、MOSトランジスタMp2、Mn2のドレインの電圧が電圧VLから電圧VHに切り替わると共に、コンデンサC1の-側がハイサイド電圧源9の正極に接続される。また、MOSトランジスタMp1及びMn1のドレインの電圧が電圧VLになると、MOSトランジスタMp3がオンし、MOSトランジスタMn3がオフして、MOSトランジスタMp3及びMn3のドレインの電圧が電圧VHとなる。
【0054】
MOSトランジスタMp3及びMn3のドレインが電圧VHとなると、MOSトランジスタMp4がオフする。また、MOSトランジスタMp1及びMn1のドレインの電圧が電圧VLとなると、MOSトランジスタMp5がオンする。即ち、MOSトランジスタMp4がオフし、MOSトランジスタMp5がオンするため、コンデンサC1の+側はインバータINV1の入力に接続される。
【0055】
これにより、インバータINV1の入力電圧は、図3のC部に示すように、電圧(VH+VHREG)に向かって急激に上昇する。このため、PWM信号がHレベルからLレベルに切り替わった後、インバータINV1の入力電圧はすぐに第2閾値VTH2を超えるため、図3のD部に示すように、インバータINV1の出力であるレベルシフタ10の出力端OUTの出力信号はHレベルからLレベルにすぐに切り替わることができる。なお、コンデンサC1はダイオードD2により放電され、インバータINV1の入力電圧は図3中のE部に示すように、すぐに電圧VHに戻る。
【0056】
上述した実施形態によれば、スピードアップ回路17の働きにより、入力端INに入力されるPWM信号がHレベルからLレベルに切り替わったとき、出力端OUTの出力信号がHレベルからLレベルに遷移する遷移時間を短くすることができる。スピードアップ回路17がない場合は、インバータINV1の入力電圧は、図3中の破線(F部)に示すように、MOSトランジスタMp7のドレイン電流Iref1によりゆっくりと電圧VHに向かって上昇する。このため、図3中の破線(G部)で示すように、出力端OUTの出力信号がHレベルからLレベルに遷移する遷移時間が長くなる。これに対して、本実施形態では、入力端INに入力されるPWM信号がHレベルからLレベルに切り替わったとき、コンデンサC1によりインバータINV1の入力電圧が急上昇するため、図3中のD部に示すように、出力信号がHレベルからLレベルに遷移する遷移時間を短くすることができる。これにより、回路規模を大きくすることなく、出力信号のレベルの遷移時間を短くすることができる。
【0057】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0058】
上述した実施形態によれば、ダイオードD2を設けていたが、ダイオードD2は必須ではなく、なくてもよい。
【0059】
上述した実施形態によれば、スピードアップ回路17は、MOSトランジスタMp1~Mp5、Mn1~Mn3から構成されていたが、これに限ったものではない。スピードアップ回路17としては、MOSトランジスタMDn1がオンしている間に、コンデンサC1の-側にハイサイド電圧源9の負極、+側にハイサイド電圧源9の正極を接続し、コンデンサC1を電圧VHREG(=VH-VL)の電圧でチャージし、MOSトランジスタMDn1がオフすると、コンデンサC1の-側にハイサイド電圧源9の正極を接続し、+側にインバータINV1の入力を接続する構成であればよい。
【0060】
また、上述した実施形態によれば、レベルシフタ10はDC/DCコンバータ1に用いられていたが、これに限ったものではない。レベルシフタ10としては別の装置に用いられていてもよい。
【0061】
また、上述した実施形態によれば、出力部としてはインバータINV1を用いていたが、これに限ったものではない。出力部として、バッファを用いてもよい。
【符号の説明】
【0062】
10 レベルシフタ
15 定電流回路
16 クランプ回路
17 スピードアップ回路
C1 コンデンサ
D2 ダイオード
INV1 インバータ(出力部)
MDn1 MOSトランジスタ
Mp1 MOSトランジスタ(第1のPMOSトランジスタ)
Mp2 MOSトランジスタ(第2のPMOSトランジスタ)
Mp3 MOSトランジスタ(第3のPMOSトランジスタ)
Mp4 MOSトランジスタ(第4のPMOSトランジスタ)
Mp5 MOSトランジスタ(第5のPMOSトランジスタ)
Mn1 MOSトランジスタ(第1のNMOSトランジスタ)
Mn2 MOSトランジスタ(第2のNMOSトランジスタ)
Mn3 MOSトランジスタ(第3のNMOSトランジスタ)
REG 電圧(第1の高電圧)
VH 電圧(第2の高電圧)
VL 電圧(第2の低電圧)
VTH1 第1閾値(閾値)
VTH2 第2閾値(閾値)
VZD ツェナー電圧
ZD1 ツェナーダイオード
図1
図2
図3