(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023051751
(43)【公開日】2023-04-11
(54)【発明の名称】画像表示装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/041 20060101AFI20230404BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20230404BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20230404BHJP
G06F 3/046 20060101ALN20230404BHJP
【FI】
G06F3/041 640
G09F9/30 308Z
G09F9/00 366A
G09F9/00 350Z
G09F9/00 313
G06F3/046
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022125001
(22)【出願日】2022-08-04
(31)【優先権主張番号】P 2021161334
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100107515
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 浩一
(72)【発明者】
【氏名】細藤 嘉人
【テーマコード(参考)】
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
5C094AA36
5C094BA27
5C094BA43
5C094DA06
5C094FA01
5G435AA07
5G435BB05
5G435BB12
5G435EE49
5G435GG43
5G435HH05
5G435HH18
5G435KK02
(57)【要約】
【課題】フレキシブルディスプレイの背面に配置されたタッチセンサの折り曲げ部の破損を抑制できるようにすること。
【解決手段】画像表示装置は、フレキシブルディスプレイと、フレキシブルディスプレイの背面に重ねて設けられたタッチセンサと、フレキシブルディスプレイおよびタッチセンサを囲い、折り曲げ位置にてフレキシブルディスプレイおよびタッチセンサとともに折り曲げ可能な筐体とを備え、タッチセンサは、折り曲げ位置を境界として第1検出部と第2検出部とを有し、第1検出部は、接着層によってフレキシブルディスプレイの背面に接着されており、第2検出部は、フレキシブルディスプレイの背面に接着されていない。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレキシブルディスプレイと、
前記フレキシブルディスプレイの背面に重ねて設けられたタッチセンサと、
前記フレキシブルディスプレイおよび前記タッチセンサを囲い、折り曲げ位置にて前記フレキシブルディスプレイおよび前記タッチセンサとともに折り曲げ可能な筐体と
を備え、
前記タッチセンサは、
前記折り曲げ位置を境界として第1検出部と第2検出部とを有し、
前記第1検出部は、
接着層によって前記フレキシブルディスプレイの前記背面に接着されており、
前記第2検出部は、
前記フレキシブルディスプレイの前記背面に接着されていない
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記タッチセンサの前記第2検出部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第1弾性部材を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記フレキシブルディスプレイの前面に重ねて設けられたカバー部材をさらに備え、
前記フレキシブルディスプレイは、
前記折り曲げ位置を境界として第1表示部と第2表示部とを有し、
前記第1表示部は、
接着層によって前記カバー部材の前記背面に接着されており、
前記第2表示部は、
前記カバー部材の前記背面に接着されていない
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記フレキシブルディスプレイの前記第2表示部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第3弾性部材を備える
ことを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記カバー部材は、前記フレキシブルディスプレイに対するタッチ操作を検出可能である
ことを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
【請求項6】
フレキシブルディスプレイと、
前記フレキシブルディスプレイの背面に重ねて設けられたタッチセンサと、
前記フレキシブルディスプレイおよび前記タッチセンサを囲い、折り曲げ位置にて前記フレキシブルディスプレイおよび前記タッチセンサとともに折り曲げ可能な筐体と
を備え、
前記タッチセンサは、
前記折り曲げ位置を境界として第1検出部と第2検出部とを有し、
前記第1検出部および前記第2検出部の各々は、
前記フレキシブルディスプレイの前記背面に接着されていない
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項7】
前記タッチセンサの前記第2検出部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第1弾性部材と、
前記タッチセンサの前記第1検出部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第2弾性部材と
を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
【請求項8】
前記フレキシブルディスプレイの前面に重ねて設けられたカバー部材をさらに備え、
前記フレキシブルディスプレイは、
前記折り曲げ位置を境界として第1表示部と第2表示部とを有し、
前記第1表示部および前記第2表示部の各々は、
前記カバー部材の前記背面に接着されていない
ことを特徴とする請求項6または7に記載の画像表示装置。
【請求項9】
前記フレキシブルディスプレイの前記第2表示部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第3弾性部材と、
前記フレキシブルディスプレイの前記第1表示部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第4弾性部材と
を備えることを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
【請求項10】
前記カバー部材は、前記フレキシブルディスプレイに対するタッチ操作を検出可能である
ことを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、フレキシブルディスプレイの破損を防ぐ目的で、タッチパネルが一体形成されたカバーに対して、フレキシブルディスプレイを部分接着する構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1の技術は、静電容量方式のようなフレキシブルディスプレイの前面にタッチセンサが配置される構成に適用できるものであり、電磁誘導方式のようなフレキシブルディスプレイの背面にタッチセンサが配置される構成には適用することができない。
【0004】
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、フレキシブルディスプレイの背面に配置されたタッチセンサの折り曲げ部の破損を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、一実施形態に係る画像表示装置は、フレキシブルディスプレイと、フレキシブルディスプレイの背面に重ねて設けられたタッチセンサと、フレキシブルディスプレイおよびタッチセンサを囲い、折り曲げ位置にてフレキシブルディスプレイおよびタッチセンサとともに折り曲げ可能な筐体とを備え、タッチセンサは、折り曲げ位置を境界として第1検出部と第2検出部とを有し、第1検出部は、接着層によってフレキシブルディスプレイの背面に接着されており、第2検出部は、フレキシブルディスプレイの背面に接着されていない。
【0006】
なお、本書においては、タッチセンサ、フレキシブルディスプレイ、およびカバー部材に関し、画像表示装置をユーザが使用するときに、ユーザ側となる面を「前面」とし、ユーザ側とは反対側となる面を「背面」とする。
【発明の効果】
【0007】
一実施形態に係る画像表示装置によれば、フレキシブルディスプレイの背面に配置されたタッチセンサの折り曲げ部の破損を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態に係る画像表示装置の外観斜視図
【
図2】第1実施形態に係る画像表示装置の構成を示す断面図
【
図3】第1実施形態に係る画像表示装置の折り畳み動作を説明するための図
【
図4】第2実施形態に係る画像表示装置の構成を示す断面図
【
図5】第2実施形態に係る画像表示装置の折り畳み動作を説明するための図
【
図6】第3実施形態に係る画像表示装置の構成を示す断面図
【
図7】第4実施形態に係る画像表示装置の構成を示す断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
【0010】
〔第1実施形態〕
(画像表示装置100の概要)
図1は、第1実施形態に係る画像表示装置100の外観斜視図である。
図1に示す画像表示装置100は、折り畳み可能な端末装置である。画像表示装置100の筐体101の前面には、フレキシブルディスプレイ103とタッチセンサ104とが重ねて設けられている。画像表示装置100は、
図1(a)に示す展開した状態において、フレキシブルディスプレイ103による画像の表示、および、タッチセンサ104によるタッチ操作の検知が可能である。画像表示装置100は、
図1(a)に示す展開した状態から、
図1(b)に示すように、折り曲げ位置P1(中間位置)にある折り曲げ部101Bにおいて谷折りに折り曲げられることにより、
図1(c)に示すように2つ折りに折り畳まれた状態となる。これにより、画像表示装置100は、コンパクトな持ち運びおよび収納が可能となる。例えば、画像表示装置100は、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)等である。
【0011】
(画像表示装置100の構成)
図2は、第1実施形態に係る画像表示装置100の構成を示す断面図である。
図2に示すように、画像表示装置100は、筐体101、カバー部材102、フレキシブルディスプレイ103、タッチセンサ104、接着層105、接着層106、基板107、および第1弾性部材108を備える。
【0012】
筐体101は、薄型且つ箱状の部材である。筐体101の内部には、画像表示装置100の各構成部品(フレキシブルディスプレイ103、タッチセンサ104、基板107、および第1弾性部材108)が収容される。筐体101の前面には、開口部101Aが形成されている。筐体101は、折り曲げ位置P1に折り曲げ部101B(例えば、ヒンジ等)を有し、当該折り曲げ部101Bにおいて谷折りに折り曲げられることにより、2つ折りに折り畳み可能である。
【0013】
筐体101は、一例として、折り曲げ部101Bを、筐体101を折り曲げるために伸縮可能な材料で構成し、その他の部分を、筐体101の内部構造を保護するために剛性の高い材料で構成することができる。また、筐体101は、折り曲げ部101Bを折り曲げ可能とするために、折り曲げ部101Bが複数の部材(例えば、軸および軸受等)によって構成されてもよい。
【0014】
なお、筐体101は、フレキシブルディスプレイ103およびタッチセンサ104とともに折り曲げ可能となるように、フレキシブルディスプレイ103およびタッチセンサ104の少なくとも一部を囲っている。例えば、筐体101は、前面に設けられている開口部101Aの内側に配置されたフレキシブルディスプレイ103およびタッチセンサ104の一部を、開口部101Aの周囲の部分で囲うように構成されている。このように、筐体101はフレキシブルディスプレイ103およびタッチセンサ104とともに折り曲げ可能な程度に、フレキシブルディスプレイ103およびタッチセンサ104を囲っていればよいものである。
【0015】
カバー部材102は、筐体101の開口部101Aを閉塞する、可撓性を有する透明なシート状の部材である。カバー部材102は、フレキシブルディスプレイ103との間に設けられている接着層105(例えば、両面テープ、接着剤等)により、筐体101の開口部101Aを閉塞するように、フレキシブルディスプレイ103の前面に接着される。これにより、カバー部材102は、フレキシブルディスプレイ103の前面を保護することができる。例えば、カバー部材102は、樹脂、ガラス等の薄いシート状の素材が用いられて形成される。
【0016】
フレキシブルディスプレイ103は、可撓性を有するシート状のディスプレイである。フレキシブルディスプレイ103は、筐体101の前面部分に形成されている開口部101Aに設けられる。フレキシブルディスプレイ103は、各種情報を表示可能である。例えば、フレキシブルディスプレイ103には、有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイ等が用いられる。
【0017】
タッチセンサ104は、フレキシブルディスプレイ103の背面に重ねて設けられる、可撓性を有するシート状のセンサである。タッチセンサ104は、フレキシブルディスプレイ103に対するユーザのタッチ操作を検出する。タッチセンサ104には、フレキシブルディスプレイ103の背面側からユーザのタッチ操作を検出可能なタッチセンサ(例えば、電磁誘導方式のタッチセンサ)が用いられる。タッチセンサ104は、折り曲げ位置P1よりも一端側の第1検出部104Aと、折り曲げ位置P1よりも他端側の第2検出部104Bとを有する。第1検出部104Aは、フレキシブルディスプレイ103との間に設けられている接着層106(例えば、両面テープ、接着剤等)によって、フレキシブルディスプレイ103の背面に接着されている。一方、第2検出部104Bは、フレキシブルディスプレイ103の背面に接着されてない。なお、第1検出部104Aは、その全面がフレキシブルディスプレイ103の背面に接着されていることが好ましいが、これに限らず、その一部がフレキシブルディスプレイ103の背面に接着されてもよい。
【0018】
基板107は、硬質な平板状の部材である。基板107は、筐体101の内部の底面に設置されている。基板107は、各種電子部品が実装されることにより、画像表示装置100の動作(例えば、フレキシブルディスプレイ103による表示、タッチセンサ104による検知、無線通信等)を制御する電子回路を構成する。
【0019】
第1弾性部材108は、タッチセンサ104の第2検出部104Bの端部104Baと、筐体101の壁部101Cとの間に設けられている。第1弾性部材108は、一端がタッチセンサ104の第2検出部104Bの端部104Baに固定されており、他端が筐体101の壁部101Cに固定されている。壁部101Cは、図に示されるようにタッチセンサ104を囲う筐体101の、タッチセンサ104と向かい合う面であるが、これに限られない。第1弾性部材108は、タッチセンサ104の第2検出部104Bの端部104Baを、筐体101の壁部101C側に引っ張る。これにより、第1弾性部材108は、フレキシブルディスプレイ103に接着されていない第2検出部104Bが弛まないように、第2検出部104Bに張力を与えることができる。第1弾性部材108には、例えば、コイルスプリングが用いられる。
【0020】
(画像表示装置100の折り畳み動作)
図3は、第1実施形態に係る画像表示装置100の折り畳み動作を説明するための図である。なお、
図3では、画像表示装置100の一部(フレキシブルディスプレイ103、タッチセンサ104、および第1弾性部材108)を用いて、画像表示装置100の折り畳み動作を説明する。
【0021】
図3に示すように、第1実施形態に係る画像表示装置100は、フレキシブルディスプレイ103を内側とし、タッチセンサ104を外側として、折り曲げ位置P1で谷折りに折り曲げられることにより、2つ折りに折り畳み可能である。
【0022】
ここで、
図3(b)に示すように、折り曲げ位置P1においては、フレキシブルディスプレイ103の折り曲げ部103Aの曲率半径よりも、タッチセンサ104の折り曲げ部104Cの曲率半径のほうが大きい。このため、タッチセンサ104の全体をフレキシブルディスプレイ103に接着してしまうと、タッチセンサ104の折り曲げ部104Cに引き伸ばされる負荷が加わり、タッチセンサ104の折り曲げ部104Cに亀裂等の破損が生じる虞がある。
【0023】
そこで、第1実施形態に係る画像表示装置100は、折り曲げ位置P1を境界として、タッチセンサ104に第1検出部104Aと第2検出部104Bとを設け、第1検出部104Aのみを接着層105によってフレキシブルディスプレイ103の背面に接着し、第2検出部104Bをフレキシブルディスプレイ103の背面に接着しない構成を用いている。
【0024】
このため、第1実施形態に係る画像表示装置100は、
図3(b)に示すように、2つ折りに折り畳まれた状態のときに、上記した曲率半径差に応じて、タッチセンサ104の第2検出部104Bが、フレキシブルディスプレイ103に対して相対的に、折り曲げ位置P1に向かって移動する。これにより、第1実施形態に係る画像表示装置100は、タッチセンサ104の折り曲げ部104Cに加わる負荷を吸収することができる。したがって、第1実施形態に係る画像表示装置100は、タッチセンサ104の折り曲げ部104Cの破損を抑制することができる。
【0025】
また、第1実施形態に係る画像表示装置100は、第1検出部104Aが固定されているため、第2検出部104Bのみが移動する。このため、第1実施形態に係る画像表示装置100は、第2検出部104Bにフレキシブルディスプレイ103に対する位置ずれが生じるものの、第1検出部104Aにフレキシブルディスプレイ103に対する位置ずれが生じない。このため、第1実施形態に係る画像表示装置100は、折り畳まれた状態において、主に第1検出部104Aを使用する使用形態により好適である。
【0026】
また、第1実施形態に係る画像表示装置100は、
図3(a)に示す展開した状態と、
図3(b)に示す折り曲げられた状態とのいずれにおいても、第1弾性部材108により、タッチセンサ104の第2検出部104Bの端部104Baを、筐体101の壁部101C側に引っ張ることができる。これにより、第1実施形態に係る画像表示装置100は、フレキシブルディスプレイ103に接着されていない第2検出部104Bが弛まないように、第2検出部104Bに張力を与えることができる。
【0027】
〔第2実施形態〕
(画像表示装置100-2の構成)
図4は、第2実施形態に係る画像表示装置100-2の構成を示す断面図である。以下、第2実施形態に係る画像表示装置100-2に関し、第1実施形態に係る画像表示装置100からの変更点について説明する。なお、第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、第1弾性部材108により、タッチセンサ104の第2検出部104Bの端部104Baを、筐体101の壁部101C側に引っ張ることができる点では、第1実施形態に係る画像表示装置100と同様である。
【0028】
図4に示すように、第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、タッチセンサ104の第1検出部104Aおよび第2検出部104Bの各々がフレキシブルディスプレイ103の背面に接着されていない(すなわち、接着層106を有しない)点、および、第2弾性部材109をさらに備える点で、第1実施形態に係る画像表示装置100と異なる。
【0029】
第2弾性部材109は、タッチセンサ104の第1検出部104Aの端部104Aaと、筐体101の壁部101Dとの間に設けられている。第2弾性部材109は、一端がタッチセンサ104の第1検出部104Aの端部104Aaに固定されており、他端が筐体101の壁部101Dに固定されている。第2弾性部材109は、タッチセンサ104の第1検出部104Aの端部104Aaを、筐体101の壁部101D側に引っ張る。これにより、第2弾性部材109は、フレキシブルディスプレイ103に接着されていない第1検出部104Aが弛まないように、第1検出部104Aに張力を与えることができる。第2弾性部材109には、例えば、コイルスプリングが用いられる。
【0030】
(画像表示装置100-2の折り畳み動作)
図5は、第2実施形態に係る画像表示装置100-2の折り畳み動作を説明するための図である。なお、
図5では、画像表示装置100-2の一部(フレキシブルディスプレイ103、タッチセンサ104、第1弾性部材108、および第2弾性部材109)を用いて、画像表示装置100-2の折り畳み動作を説明する。
【0031】
第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、折り曲げ位置P1を境界として、タッチセンサ104に第1検出部104Aと第2検出部104Bとを設け、第1検出部104Aおよび第2検出部104Bのいずれもフレキシブルディスプレイ103の背面に接着しない構成を用いている。
【0032】
このため、第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、
図5(b)に示すように、2つ折りに折り畳まれた状態のときに、上記した曲率半径差に応じて、タッチセンサ104の第1検出部104Aおよび第2検出部104Bの各々が、フレキシブルディスプレイ103に対して相対的に、折り曲げ位置P1に向かって移動する。これにより、第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、タッチセンサ104の折り曲げ部104Cに加わる負荷を吸収することができる。したがって、第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、タッチセンサ104の折り曲げ部104Cの破損を抑制することができる。
【0033】
また、第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、第1検出部104Aおよび第2検出部104Bの各々の移動量L2が、第1実施形態に係る画像表示装置100における第2検出部104Bの移動量L1の半分である。このため、第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、第1検出部104Aおよび第2検出部104Bの各々にフレキシブルディスプレイ103に対する位置ずれが生じるものの、第1検出部104Aおよび第2検出部104Bの各々の位置ずれ量を、第1実施形態に係る画像表示装置100における第2検出部104Bの位置ずれ量よりも抑制することができる。このため、第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、折り畳まれた状態において、第1検出部104Aおよび第2検出部104Bの双方を使用する使用形態により好適である。
【0034】
また、第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、
図5(a)に示す展開した状態と、
図5(b)に示す折り曲げられた状態とのいずれにおいても、第1弾性部材108により、タッチセンサ104の第2検出部104Bの端部104Baを、筐体101の壁部101C側に引っ張ることができる。
【0035】
また、第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、
図5(a)に示す展開した状態と、
図5(b)に示す折り曲げられた状態とのいずれにおいても、第1弾性部材108により、タッチセンサ104の第1検出部104Aの端部104Aaを、筐体101の壁部101D側に引っ張ることができる。
【0036】
これにより、第2実施形態に係る画像表示装置100-2は、フレキシブルディスプレイ103に接着されていない第1検出部104Aおよび第2検出部104Bが弛まないように、第1検出部104Aおよび第2検出部104Bに張力を与えることができる。
【0037】
〔第3実施形態〕
(画像表示装置100-3の構成)
図6は、第3実施形態に係る画像表示装置100-3の構成を示す断面図である。以下、第3実施形態に係る画像表示装置100-3に関し、第1実施形態に係る画像表示装置100からの変更点について説明する。なお、第3実施形態に係る画像表示装置100-3は、第1弾性部材108により、タッチセンサ104の第2検出部104Bの端部104Baを、筐体101の壁部101C側に引っ張ることができる点では、第1実施形態に係る画像表示装置100と同様である。
【0038】
第3実施形態に係る画像表示装置100-3において、フレキシブルディスプレイ103は、折り曲げ位置P1(折り曲げ部103A)よりも一端側の第1表示部103Bと、折り曲げ位置P1(折り曲げ部103A)よりも他端側の第2表示部103Cとを有する。第1表示部103Bは、カバー部材102との間に設けられている接着層105(例えば、両面テープ、接着剤等)によって、カバー部材102の背面に接着されている。一方、第2表示部103Cは、カバー部材102の背面に接着されてない。
【0039】
また、第3実施形態に係る画像表示装置100-3は、第3弾性部材110をさらに備える。第3弾性部材110は、フレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cの端部103Caと、筐体101の壁部101Cとの間に設けられている。第3弾性部材110は、一端がフレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cの端部103Caに固定されており、他端が筐体101の壁部101Cに固定されている。第3弾性部材110は、フレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cの端部103Caを、筐体101の壁部101C側に引っ張る。これにより、第3弾性部材110は、カバー部材102に接着されていない第2表示部103Cが弛まないように、第2表示部103Cに張力を与えることができる。第3弾性部材110には、例えば、コイルスプリングが用いられる。
【0040】
第3実施形態に係る画像表示装置100-3は、2つ折りに折り畳まれた状態のときに、カバー部材102とフレキシブルディスプレイ103との曲率半径差に応じて、フレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cが、カバー部材102に対して相対的に、折り曲げ位置P1に向かって移動する。これにより、第3実施形態に係る画像表示装置100-3は、フレキシブルディスプレイ103の折り曲げ部103Aに加わる負荷を吸収することができる。したがって、第3実施形態に係る画像表示装置100-3は、フレキシブルディスプレイ103の折り曲げ部103Aの破損を抑制することができる。
【0041】
また、第3実施形態に係る画像表示装置100-3は、展開した状態と、折り曲げられた状態とのいずれにおいても、第3弾性部材110により、フレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cの端部103Caを、筐体101の壁部101C側に引っ張ることができる。これにより、第3実施形態に係る画像表示装置100-3は、カバー部材102に接着されていない第2表示部103Cが弛まないように、第2表示部103Cに張力を与えることができる。
【0042】
〔第4実施形態〕
(画像表示装置100-4の構成)
図7は、第4実施形態に係る画像表示装置100-4の構成を示す断面図である。以下、第4実施形態に係る画像表示装置100-4に関し、第2実施形態に係る画像表示装置100-2からの変更点について説明する。なお、第4実施形態に係る画像表示装置100-4は、第1弾性部材108により、タッチセンサ104の第2検出部104Bの端部104Baを、筐体101の壁部101C側に引っ張ることができる点、および、第2弾性部材109により、タッチセンサ104の第1検出部104Aの端部104Aaを、筐体101の壁部101D側に引っ張ることができる点では、第2実施形態に係る画像表示装置100-2と同様である。
【0043】
第4実施形態に係る画像表示装置100-4において、フレキシブルディスプレイ103は、折り曲げ位置P1(折り曲げ部103A)よりも一端側の第1表示部103Bと、折り曲げ位置P1(折り曲げ部103A)よりも他端側の第2表示部103Cとを有する。第1表示部103Bおよび第2表示部103Cは、いずれもカバー部材102の背面に接着されてない。すなわち、画像表示装置100-4は、接着層105を有しない。
【0044】
また、第4実施形態に係る画像表示装置100-4は、第3弾性部材110および第4弾性部材111をさらに備える。
【0045】
第3弾性部材110は、フレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cの端部103Caと、筐体101の壁部101Cとの間に設けられている。第3弾性部材110は、一端がフレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cの端部103Caに固定されており、他端が筐体101の壁部101Cに固定されている。第3弾性部材110は、フレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cの端部103Caを、筐体101の壁部101C側に引っ張る。これにより、第3弾性部材110は、カバー部材102に接着されていない第2表示部103Cが弛まないように、第2表示部103Cに張力を与えることができる。第3弾性部材110には、例えば、コイルスプリングが用いられる。
【0046】
第4弾性部材111は、フレキシブルディスプレイ103の第1表示部103Bの端部103Baと、筐体101の壁部101Dとの間に設けられている。第4弾性部材111は、一端がフレキシブルディスプレイ103の第1表示部103Bの端部103Baに固定されており、他端が筐体101の壁部101Dに固定されている。第4弾性部材111は、フレキシブルディスプレイ103の第1表示部103Bの端部103Baを、筐体101の壁部101D側に引っ張る。これにより、第4弾性部材111は、カバー部材102に接着されていない第1表示部103Bが弛まないように、第1表示部103Bに張力を与えることができる。第4弾性部材111には、例えば、コイルスプリングが用いられる。
【0047】
第4実施形態に係る画像表示装置100-4は、2つ折りに折り畳まれた状態のときに、カバー部材102とフレキシブルディスプレイ103との曲率半径差に応じて、フレキシブルディスプレイ103の第1表示部103Bおよび第2表示部103Cの各々が、カバー部材102に対して相対的に、折り曲げ位置P1に向かって移動する。これにより、第4実施形態に係る画像表示装置100-4は、フレキシブルディスプレイ103の折り曲げ部103Aに加わる負荷を吸収することができる。したがって、第4実施形態に係る画像表示装置100-4は、フレキシブルディスプレイ103の折り曲げ部103Aの破損を抑制することができる。
【0048】
また、第4実施形態に係る画像表示装置100-4は、展開した状態と、折り曲げられた状態とのいずれにおいても、第3弾性部材110により、フレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cの端部103Caを、筐体101の壁部101C側に引っ張ることができる。これにより、第4実施形態に係る画像表示装置100-4は、カバー部材102に接着されていない第2表示部103Cが弛まないように、第2表示部103Cに張力を与えることができる。
【0049】
また、第4実施形態に係る画像表示装置100-4は、展開した状態と、折り曲げられた状態とのいずれにおいても、第4弾性部材111により、フレキシブルディスプレイ103の第1表示部103Bの端部103Baを、筐体101の壁部101D側に引っ張ることができる。これにより、第4実施形態に係る画像表示装置100-4は、カバー部材102に接着されていない第1表示部103Bが弛まないように、第1表示部103Bに張力を与えることができる。
【0050】
(効果)
以上説明したように、一実施形態に係る画像表示装置100,100-3は、フレキシブルディスプレイ103と、フレキシブルディスプレイ103の背面に重ねて設けられたタッチセンサ104と、フレキシブルディスプレイ103およびタッチセンサ104を囲い、折り曲げ位置P1にてフレキシブルディスプレイ103およびタッチセンサ104とともに折り曲げ可能な筐体101とを備え、タッチセンサ104は、折り曲げ位置P1を境界として第1検出部104Aと第2検出部104Bとを有し、第1検出部104Aは、接着層106によってフレキシブルディスプレイ103の背面に接着されており、第2検出部104Bは、フレキシブルディスプレイ103の背面に接着されていない。
【0051】
これにより、一実施形態に係る画像表示装置100,100-3は、タッチセンサ104の第2検出部104Bが折り曲げ位置P1に向かって移動することで、タッチセンサ104の折り曲げ部104Cに係る負荷を抑制できる。したがって、一実施形態に係る画像表示装置100,100-3によれば、フレキシブルディスプレイ103の背面に配置されたタッチセンサ104の折り曲げ部104Cの破損を抑制できる。
【0052】
また、一実施形態に係る画像表示装置100,100-3は、タッチセンサ104の第2検出部104Bの端部104Baを筐体101の壁部101C側に引っ張る第1弾性部材108を備える。
【0053】
これにより、一実施形態に係る画像表示装置100,100-3は、タッチセンサ104の第2検出部104Bの弛みを抑制することができる。
【0054】
また、一実施形態に係る画像表示装置100-3は、フレキシブルディスプレイ103の前面に重ねて設けられたカバー部材102をさらに備え、フレキシブルディスプレイ103は、折り曲げ位置P1を境界として第1表示部103Bと第2表示部103Cとを有し、第1表示部103Bは、接着層105によってカバー部材102の背面に接着されており、第2表示部103Cは、カバー部材102の背面に接着されていない。
【0055】
これにより、一実施形態に係る画像表示装置100-3は、フレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cが折り曲げ位置P1に向かって移動することで、フレキシブルディスプレイ103の折り曲げ部103Aに係る負荷を抑制できる。したがって、一実施形態に係る画像表示装置100-3によれば、フレキシブルディスプレイ103の折り曲げ部103Aの破損を抑制できる。
【0056】
また、一実施形態に係る画像表示装置100-3は、フレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cの端部103Caを筐体101の壁部101C側に引っ張る第3弾性部材110を備える。
【0057】
これにより、一実施形態に係る画像表示装置100-3は、フレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cの弛みを抑制することができる。
【0058】
また、一実施形態に係る画像表示装置100-2,100-4は、フレキシブルディスプレイ103と、フレキシブルディスプレイ103の背面に重ねて設けられたタッチセンサ104と、フレキシブルディスプレイ103およびタッチセンサ104を囲い、折り曲げ位置P1にてフレキシブルディスプレイ103およびタッチセンサ104とともに折り曲げ可能な筐体101とを備え、タッチセンサ104は、折り曲げ位置P1を境界として第1検出部104Aと第2検出部104Bとを有し、第1検出部104Aおよび第2検出部104Bの各々は、フレキシブルディスプレイ103の背面に接着されていない。
【0059】
これにより、一実施形態に係る画像表示装置100-2,100-4は、タッチセンサ104の第1検出部104Aおよび第2検出部104Bの各々が折り曲げ位置P1に向かって移動することで、タッチセンサ104の折り曲げ部104Cに係る負荷を抑制できる。したがって、一実施形態に係る画像表示装置100-2,100-4によれば、フレキシブルディスプレイ103の背面に配置されたタッチセンサ104の折り曲げ部104Cの破損を抑制できる。
【0060】
また、一実施形態に係る画像表示装置100-2,100-4は、タッチセンサ104の第2検出部104Bの端部104Baを筐体101の壁部101C側に引っ張る第1弾性部材108と、タッチセンサ104の第1検出部104Aの端部104Aaを筐体101の壁部101D側に引っ張る第2弾性部材109とを備える。
【0061】
これにより、一実施形態に係る画像表示装置100-2,100-4は、タッチセンサ104の第1検出部104Aおよび第2検出部104Bの各々の弛みを抑制することができる。
【0062】
また、一実施形態に係る画像表示装置100-4は、フレキシブルディスプレイ103の前面に重ねて設けられたカバー部材102をさらに備え、フレキシブルディスプレイ103は、折り曲げ位置P1を境界として第1表示部103Bと第2表示部103Cとを有し、第1表示部103Bおよび第2表示部103Cの各々は、カバー部材102の背面に接着されていない。
【0063】
これにより、一実施形態に係る画像表示装置100-4は、フレキシブルディスプレイ103の第1表示部103Bおよび第2表示部103Cの各々が折り曲げ位置P1に向かって移動することで、フレキシブルディスプレイ103の折り曲げ部103Aに係る負荷を抑制できる。したがって、一実施形態に係る画像表示装置100-4によれば、フレキシブルディスプレイ103の折り曲げ部103Aの破損を抑制できる。
【0064】
また、一実施形態に係る画像表示装置100-4は、フレキシブルディスプレイ103の第2表示部103Cの端部103Caを筐体101の壁部101C側に引っ張る第3弾性部材110と、フレキシブルディスプレイ103の第1表示部103Bの端部103Baを筐体101の壁部101D側に引っ張る第4弾性部材111とを備える。
【0065】
これにより、一実施形態に係る画像表示装置100-4は、フレキシブルディスプレイ103の第1表示部103Bおよび第2表示部103Cの各々の弛みを抑制することができる。
【0066】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
【0067】
例えば、カバー部材102は、例えば静電センサが組み込まれていることにより、フレキシブルディスプレイ103に対するタッチ操作を検出可能であってもよい。
【0068】
本発明の態様は、例えば、以下のとおりである。
<1>
フレキシブルディスプレイと、
前記フレキシブルディスプレイの背面に重ねて設けられたタッチセンサと、
前記フレキシブルディスプレイおよび前記タッチセンサを囲い、折り曲げ位置にて前記フレキシブルディスプレイおよび前記タッチセンサとともに折り曲げ可能な筐体と
を備え、
前記タッチセンサは、
前記折り曲げ位置を境界として第1検出部と第2検出部とを有し、
前記第1検出部は、
接着層によって前記フレキシブルディスプレイの前記背面に接着されており、
前記第2検出部は、
前記フレキシブルディスプレイの前記背面に接着されていない
ことを特徴とする画像表示装置である。
<2>
前記タッチセンサの前記第2検出部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第1弾性部材を備える
ことを特徴とする前記<1>に記載の画像表示装置である。
<3>
前記フレキシブルディスプレイの前面に重ねて設けられたカバー部材をさらに備え、
前記フレキシブルディスプレイは、
前記折り曲げ位置を境界として第1表示部と第2表示部とを有し、
前記第1表示部は、
接着層によって前記カバー部材の前記背面に接着されており、
前記第2表示部は、
前記カバー部材の前記背面に接着されていない
ことを特徴とする前記<1>または<2>に記載の画像表示装置である。
<4>
前記フレキシブルディスプレイの前記第2表示部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第3弾性部材を備える
ことを特徴とする前記<3>に記載の画像表示装置である。
<5>
前記カバー部材は、前記フレキシブルディスプレイに対するタッチ操作を検出可能である
ことを特徴とする前記<3>または<4>に記載の画像表示装置である。
<6>
フレキシブルディスプレイと、
前記フレキシブルディスプレイの背面に重ねて設けられたタッチセンサと、
前記フレキシブルディスプレイおよび前記タッチセンサを囲い、折り曲げ位置にて前記フレキシブルディスプレイおよび前記タッチセンサとともに折り曲げ可能な筐体と
を備え、
前記タッチセンサは、
前記折り曲げ位置を境界として第1検出部と第2検出部とを有し、
前記第1検出部および前記第2検出部の各々は、
前記フレキシブルディスプレイの前記背面に接着されていない
ことを特徴とする画像表示装置である。
<7>
前記タッチセンサの前記第2検出部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第1弾性部材と、
前記タッチセンサの前記第1検出部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第2弾性部材と
を備えることを特徴とする前記<6>に記載の画像表示装置である。
<8>
前記フレキシブルディスプレイの前面に重ねて設けられたカバー部材をさらに備え、
前記フレキシブルディスプレイは、
前記折り曲げ位置を境界として第1表示部と第2表示部とを有し、
前記第1表示部および前記第2表示部の各々は、
前記カバー部材の前記背面に接着されていない
ことを特徴とする前記<6>または<7>に記載の画像表示装置である。
<9>
前記フレキシブルディスプレイの前記第2表示部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第3弾性部材と、
前記フレキシブルディスプレイの前記第1表示部の端部を前記筐体の壁部側に引っ張る第4弾性部材と
を備えることを特徴とする前記<8>に記載の画像表示装置である。
<10>
前記カバー部材は、前記フレキシブルディスプレイに対するタッチ操作を検出可能である
ことを特徴とする前記<8>または<9>に記載の画像表示装置である。
【符号の説明】
【0069】
100,100-2,100-3,100-4 画像表示装置
101 筐体
101A 開口部
101B 折り曲げ部
102 カバー部材
103 フレキシブルディスプレイ
103A 折り曲げ部
103B 第1表示部
103Ba 端部
103C 第2表示部
103Ca 端部
104 タッチセンサ
104A 第1検出部
104Aa 端部
104B 第2検出部
104Ba 端部
104C 折り曲げ部
105,106 接着層
107 基板
108 第1弾性部材
109 第2弾性部材
110 第3弾性部材
111 第4弾性部材
P1 折り曲げ位置
【先行技術文献】
【特許文献】
【0070】