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特開2023-61231情報処理装置、方法、システム、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023061231
(43)【公開日】2023-05-01
(54)【発明の名称】情報処理装置、方法、システム、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/015 20230101AFI20230424BHJP
【FI】
G06Q30/02 470
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021171090
(22)【出願日】2021-10-19
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】西村 治男
(72)【発明者】
【氏名】林田 綺菜
(72)【発明者】
【氏名】藤井 淳広
(72)【発明者】
【氏名】村田 憲彦
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】リモート接客を支援する。
【解決手段】本発明の一実施形態である情報処理装置は、第1の利用者が操作する第1の利用者端末および第2の利用者が操作する第2の利用者端末と通信可能な情報処理装置であって、前記第1の利用者端末から撮影画像を取得する撮影画像取得部と、前記撮影画像内の対象物の測定情報を特定する測定情報特定部と、前記第1の利用者端末から取得された要求情報に応じて、前記測定情報に基づき生成した提案情報を送信する提案情報送信部と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の利用者が操作する第1の利用者端末および第2の利用者が操作する第2の利用者端末と通信可能な情報処理装置であって、
前記第1の利用者端末から撮影画像を取得する撮影画像取得部と、
前記撮影画像内の対象物の測定情報を特定する測定情報特定部と、
前記第1の利用者端末から取得された要求情報に応じて、前記測定情報に基づき生成した提案情報を送信する提案情報送信部と
を備えた情報処理装置。
【請求項2】
前記提案情報は、前記測定情報に加えて、前記撮影画像から抽出された環境情報に基づき生成される、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記要求情報が、前記第1の利用者端末と前記第2の利用者端末の双方向の通信が要求されていることを示す場合、
前記提案情報送信部は、前記第1の利用者端末および前記第2の利用者端末に前記提案情報を送信する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提案情報送信部は、前記測定情報に基づき生成した前記提案情報を前記第2の利用者端末へ送信し、前記提案情報のうち前記第2の利用者端末において選択された提案情報を前記第1の利用者端末へ送信する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2の利用者端末での前記提案情報に対する操作が、前記第1の利用者端末に表示されている提案情報に反映される、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記要求情報が、前記第1の利用者端末のみとの通信が要求されていることを示す場合、
前記提案情報送信部は、前記第1の利用者端末のみに前記提案情報を送信する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1の利用者は、商品の購入者または購入予定者であり、前記第2の利用者は、接客担当者である、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
第1の利用者が操作する第1の利用者端末および第2の利用者が操作する第2の利用者端末と通信可能な情報処理装置が実行する方法であって、
前記第1の利用者端末から撮影画像を取得するステップと、
前記撮影画像内の対象物の測定情報を特定するステップと、
前記第1の利用者端末から取得された要求情報に応じて、前記測定情報に基づき生成した提案情報を送信するステップと
を含む方法。
【請求項9】
前記提案情報は、前記測定情報に加えて、前記撮影画像から抽出された環境情報に基づき生成される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記要求情報が、前記第1の利用者端末と前記第2の利用者端末の双方向の通信が要求されていることを示す場合、
前記第1の利用者端末および前記第2の利用者端末に前記提案情報を送信する、請求項8または9に記載の方法。
【請求項11】
前記測定情報に基づき生成した前記提案情報を前記第2の利用者端末へ送信し、前記提案情報のうち前記第2の利用者端末において選択された提案情報を前記第1の利用者端末へ送信する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の利用者端末での前記提案情報に対する操作が、前記第1の利用者端末に表示されている提案情報に反映される、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記要求情報が、前記第1の利用者端末のみとの通信が要求されていることを示す場合、
前記第1の利用者端末のみに前記提案情報を送信する、請求項8または9に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の利用者は、商品の購入者または購入予定者であり、前記第2の利用者は、接客担当者である、請求項8から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
第1の利用者が操作する第1の利用者端末と、第2の利用者が操作する第2の利用者端末と、前記第1の利用者端末および前記第2の利用者端末と通信可能な情報処理装置と、を含むシステムであって、
前記情報処理装置は、
前記第1の利用者端末から撮影画像を取得する撮影画像取得部と、
前記撮影画像内の対象物の測定情報を特定する測定情報特定部と、
前記第1の利用者端末から取得された要求情報に応じて、前記測定情報に基づき生成した提案情報を送信する提案情報送信部と
を備えたシステム。
【請求項16】
第1の利用者が操作する第1の利用者端末および第2の利用者が操作する第2の利用者端末と通信可能な情報処理装置を
前記第1の利用者端末から撮影画像を取得する撮影画像取得部、
前記撮影画像内の対象物の測定情報を特定する測定情報特定部、
前記第1の利用者端末から取得された要求情報に応じて、前記測定情報に基づき生成した提案情報を送信する提案情報送信部
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、方法、システム、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、顧客が、実店舗へは行かずに、コンピュータネットワーク上の店舗で商品を検索して購入する手法(eコマース、電子商取引とも呼ばれる)が知られている(特許文献1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-175453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
顧客が、商品を購入する際に訪れた実店舗において商品の選択に必要な情報(測定情報など)がその場では不明なため悩むことや、一度店舗から離れて自ら必要な情報を得てから再訪せざるをえないこともあり、コンピュータネットワーク上の店舗を利用することも考えられる。しかしながら、従来のコンピュータネットワーク上の店舗では、顧客は、実店舗のように接客担当者からの接客を受けることができず、自分自身で適切な商品を検索しなければならなかった。
【0005】
そこで、本発明では、リモート接客を支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態である情報処理装置は、第1の利用者が操作する第1の利用者端末および第2の利用者が操作する第2の利用者端末と通信可能な情報処理装置であって、前記第1の利用者端末から撮影画像を取得する撮影画像取得部と、前記撮影画像内の対象物の測定情報を特定する測定情報特定部と、前記第1の利用者端末から取得された要求情報に応じて、前記測定情報に基づき生成した提案情報を送信する提案情報送信部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一実施形態に係る全体の構成図である。
図2】本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成図である。
図3】本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。
図4】本発明の一実施形態に係る商品情報記憶部に記憶されているデータの一例である。
図5】本発明の一実施形態に係る条件情報記憶部に記憶されているデータの一例である。
図6】本発明の一実施形態に係る条件情報記憶部に記憶されているデータの一例である。
図7】本発明の一実施形態に係る条件情報記憶部に記憶されているデータの一例である。
図8】本発明の一実施形態に係る顧客情報記憶部に記憶されているデータの一例である。
図9】本発明の一実施形態に係る購入履歴情報記憶部に記憶されているデータの一例である。
図10】本発明の一実施形態に係る接続情報記憶部に記憶されているデータの一例である。
図11】本発明の一実施形態に係るリモート接客の処理のシーケンス図である。
図12】本発明の一実施形態に係るリモート接客の処理のシーケンス図である。
図13】本発明の一実施形態に係る接続処理のフローチャートである。
図14】本発明の一実施形態に係る画面の一例である。
図15】本発明の一実施形態に係る画面の一例である。
図16】本発明の一実施形態に係る画面の一例である。
図17】本発明の一実施形態に係る画面の一例である。
図18】本発明の一実施形態に係る画面の一例である。
図19】本発明の一実施形態に係る画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
<用語の説明>
・本明細書において、「リモート接客」とは、接客担当者等が遠隔地からオンラインで顧客等に接客を行うことをいい、距離にかかわらず非対面による接客等を含む。
・本明細書において、「商品」とは、顧客に提案する任意の商品である。例えば、商品は、インテリア用品(例えば、カーテン等)、家具、電化製品等である。商品が設置される場所(例えば、カーテンを吊り下げる窓等)の大きさに合った商品が提案される。
【0010】
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る全体の構成図である。システム1は、情報処理装置(サーバ)10と、第1の利用者端末(クライアント)21と、第2の利用者端末(クライアント)22と、登録端末30と、を含むことができる。情報処理装置10は、第1の利用者端末21および第2の利用者端末22と通信可能である。以下、それぞれについて説明する。
【0011】
<<情報処理装置>>
情報処理装置10は、リモート接客のサービスを提供するサーバである。情報処理装置10は、1つまたは複数のコンピュータから構成される。また、情報処理装置10は、任意の通信ネットワークNを介して、第1の利用者端末21、第2の利用者端末22、登録端末30とデータを送受信することができる。
【0012】
具体的には、情報処理装置10は、第1の利用者端末21から撮影画像を取得する。情報処理装置10は、撮影画像内の対象物(以下、商品が設置される場所を"対象物"と呼ぶ)の測定情報に基づき提案情報を生成して、第1の利用者端末21からの要求情報に応じて第1の利用者端末21と第2の利用者端末22との少なくとも一方に提案情報を送信する。
【0013】
実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。情報処理装置10は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーションである。情報処理装置10は、サーバ装置、ASP(Application Service Provider)、あるいはクラウドコンピューティングにより実現してもよい。ある実施形態では、情報処理装置10は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
【0014】
<<第1の利用者端末>>
第1の利用者端末21は、第1の利用者(例えば、顧客(商品の購入者または購入予定者等))が操作する端末である。具体的には、第1の利用者端末21は、撮影画像および要求情報を情報処理装置10へ送信する。第1の利用者端末21は、提案情報を情報処理装置10から取得する。例えば、第1の利用者端末21は、パーソナルコンピュータ等である。
【0015】
<<第2の利用者端末>>
第2の利用者端末22は、第2の利用者(例えば、接客担当者、店舗スタッフのほか、コールセンター等の商品販売者全般に適用可能)が操作する端末である。具体的には、第2の利用者端末22は、情報処理装置10から提案情報を取得する。例えば、第2の利用者端末22は、パーソナルコンピュータ等である。
【0016】
なお、第1の利用者端末21および第2の利用者端末22は、通信機能を備えた装置であれば、パーソナルコンピュータに限られない。第1の利用者端末21および第2の利用者端末22は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、360°の全天球パノラマ画像を得るデジタルカメラ、スマートグラスなどウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
【0017】
<<登録端末>>
登録端末30は、商品の情報を登録する者が操作する端末である。具体的には、登録端末30は、情報処理装置10の商品情報記憶部108(詳細については後述する)に商品の情報を記憶させることができる。例えば、登録端末30は、パーソナルコンピュータ等である。
【0018】
<ハードウェア構成>
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成図である。なお、第1の利用者端末21、第2の利用者端末22、登録端末30も同様である。
【0019】
図2に示されているように、情報処理装置10は、コンピュータによって構築されており、図2に示されているように、CPU1001、ROM1002、RAM1003、HD1004、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ1005、ディスプレイ1006、外部機器接続I/F(Interface)1007、ネットワークI/F1008、データバス1009、キーボード1010、ポインティングデバイス1011、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ1013、メディアI/F1015を備えている。
【0020】
これらのうち、CPU1001は、情報処理装置10全体の動作を制御する。ROM1002は、IPL等のCPU1001の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM1003は、CPU1001のワークエリアとして使用される。HD1004は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ1005は、CPU1001の制御にしたがってHD1004に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ1006は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F1007は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F1008は、通信ネットワークNを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン1009は、図2に示されているCPU1001等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
【0021】
また、キーボード1010は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス1011は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ1013は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW1012に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F1015は、フラッシュメモリ等の記録メディア1014に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
【0022】
<機能ブロック>
図3は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置10の機能ブロック図である。
【0023】
情報処理装置10は、要求情報取得部101と、撮影画像取得部102と、測定情報取得部103と、測定情報抽出部104と、測定情報特定部105と、提案情報生成部106と、提案情報送信部107と、商品情報記憶部108と、条件情報記憶部109と、顧客情報記憶部110と、購入履歴情報記憶部111と、接続情報記憶部112と、を備えることができる。また、情報処理装置10は、プログラムを実行することで、要求情報取得部101、撮影画像取得部102、測定情報取得部103、測定情報抽出部104、測定情報特定部105、提案情報生成部106、提案情報送信部107として機能することができる。以下、それぞれについて説明する。
【0024】
要求情報取得部101は、第1の利用者端末21から要求情報を取得する。
【0025】
ここで、要求情報について説明する。要求情報は、第1の利用者端末21を操作する第1の利用者が"リモート接客"を要求しているか、あるいは、"第1の利用者自身による商品の検索"を要求しているか(つまり、"リモート接客"を要求していない)を示す情報である。
【0026】
撮影画像取得部102は、第1の利用者端末21から撮影画像を取得する。
【0027】
ここで、撮影画像について説明する。撮影画像は、第1の利用者端末21あるいは第1の利用者端末21以外の端末が撮影した静止画(1つまたは複数の静止画)または動画である。撮影画像には、対象物(つまり、商品が設置される場所)が映っている。
【0028】
測定情報取得部103は、第1の利用者端末21から測定情報を取得する。具体的には、第1の利用者端末21は、撮影画像内の対象物の測定情報を抽出する。なお、第1の利用者端末21は、三角測量の原理、360°の全天球パノラマ画像等の任意の手法を用いて、撮影画像内の対象物の測定情報を抽出することができる。
【0029】
ここで、測定情報について説明する。測定情報は、撮影画像内の対象物(つまり、商品が設置される場所)の大きさ(例えば、窓の縦の長さと横の長さ等)である。
【0030】
測定情報抽出部104は、撮影画像内の対象物の測定情報を抽出する。なお、測定情報抽出部104は、三角測量の原理、360°の全天球パノラマ画像等の任意の手法を用いて(なお、必要な情報を第1の利用者端末21から取得する)、撮影画像内の対象物の測定情報を抽出することができる。
【0031】
測定情報特定部105は、測定情報取得部103が取得した測定情報あるいは測定情報抽出部104が抽出した測定情報を、撮影画像内の対象物の測定情報として特定する。このように、第1の利用者端末21が撮影画像内の対象物の測定情報を抽出してもよいし、情報処理装置10が撮影画像内の対象物の測定情報を抽出してもよい。
【0032】
提案情報生成部106は、測定情報に基づき提案情報を生成する。
【0033】
ここで、提案情報について説明する。提案情報は、商品が設置される場所の大きさに合った1つまたは複数の商品の情報である。例えば、提案情報は、商品の商品名と、商品の写真と、商品の大きさ(例えば、カーテンの幅と丈等)を含む。
【0034】
例えば、提案情報生成部106は、商品情報記憶部108に記憶されている商品のなかから、撮影画像内の対象物の大きさ(例えば、窓の縦の長さと横の長さ)よりも予め定められた分だけ大きい商品(例えば、窓の横の長さよりも〇〇だけ長い幅であり、窓の縦の長さよりも××だけ長い丈であるカーテン)を抽出することができる。なお、提案情報生成部106は、撮影画像内の対象物の大きさよりも予め定められた分だけ小さい商品を抽出してもよいし、撮影画像内の対象物の大きさと同一の大きさの商品を抽出してもよい。
【0035】
例えば、提案情報生成部106は、商品情報記憶部108に記憶されている商品のなかから、撮影画像内の物体が存在しない場所(例えば、部屋内の空きスペース)の大きさに合った商品(例えば、撮影画像内の対象物の大きさに合った商品と組み合わせて提案される商品)を抽出することができる。
【0036】
提案情報送信部107は、第1の利用者端末21から取得された要求情報に応じて、提案情報を送信する。
【0037】
例えば、要求情報が、第1の利用者端末21と第2の利用者端末22の双方向の通信が要求されていることを示す場合(つまり、第1の利用者が"リモート接客"を要求している場合)、提案情報送信部107は、第1の利用者端末21および第2の利用者端末22に提案情報を送信する。
【0038】
第1の利用者端末21および第2の利用者端末22の両方に提案情報を送信する場合、提案情報送信部107は、提案情報生成部106が生成した提案情報を第2の利用者端末22へ送信し、提案情報生成部106が生成した提案情報のうち第2の利用者端末22において選択された提案情報を第1の利用者端末21へ送信することができる。なお、提案情報送信部107は、第1の利用者端末21および第2の利用者端末22に同一の提案情報を送信してもよい。
【0039】
第1の利用者端末21および第2の利用者端末22の両方に提案情報を送信する場合、提案情報送信部107は、第2の利用者端末22での提案情報に対する操作を、第1の利用者端末21に表示されている提案情報に反映させることができる。
【0040】
例えば、要求情報が、第1の利用者端末21と第2の利用者端末22の双方向の通信が要求されていないことを示す(第1の利用者端末21のみとの通信が要求されていることを示す)場合(つまり、第1の利用者が"第1の利用者自身による商品の検索"を要求している場合)、提案情報送信部107は、第1の利用者端末21のみに提案情報を送信する。
【0041】
商品情報記憶部108には、商品に関する情報が記憶されている。
【0042】
条件情報記憶部109には、提案する商品を絞り込むための情報が記憶されている。
【0043】
顧客情報記憶部110には、顧客に関する情報が記憶されている。
【0044】
購入履歴情報記憶部111には、顧客が商品を購入した履歴の情報が記憶されている。
【0045】
接続情報記憶部112には、情報処理装置10と第1の利用者端末21との接続、および、情報処理装置10と第2の利用者端末22との接続に関する情報が記憶されている。
【0046】
<データ構造>
図4は、本発明の一実施形態に係る商品情報記憶部108に記憶されているデータの一例である。なお、商品情報記憶部108に記憶されているデータベースは、複数のテーブルに分かれていてもよい。
【0047】
商品情報記憶部108には、商品ごとに、商品の大きさの情報(例えば、カーテンの幅と丈等)が記憶されている。例えば、商品情報記憶部108には、商品ごとに、商品の商品名と、商品の縦(丈)の長さと、商品の横(幅)の長さと、商品の色と、商品の対象者(例えば、子供部屋向け、ファミリー向け等)、組み合わせレコメンド例(組み合わせて提案すべき1つまたは複数の商品)、商品の金額等の情報が記憶される。
【0048】
例えば、提案情報生成部106は、商品情報記憶部108を参照して、顧客が対象者に該当する商品、顧客の希望の金額内の商品を抽出することができる。また、例えば、提案情報生成部106は、商品情報記憶部108を参照して、組み合わせて提案する商品(例えば、カテゴリが異なる商品)を抽出することができる。
【0049】
図5は、本発明の一実施形態に係る条件情報記憶部109に記憶されているデータの一例である。
【0050】
条件情報記憶部109には、撮影画像から抽出される環境情報(例えば、壁の色、床の色等)と、提案すべき1つまたは複数の商品の情報(例えば、カーテンの色等)と、の対応関係が記憶されている。
【0051】
ここで、環境情報について説明する。環境情報は、商品が設置される場所の周囲の情報である。例えば、環境情報は、壁の色、床の色、部屋内の空きスペース等である。
【0052】
例えば、提案情報生成部106は、条件情報記憶部109を参照して、撮影画像から抽出された環境情報に対応付けられた商品(例えば、壁の色や床の色に適した商品、部屋内の空きスペースに合った商品)を抽出することができる。
【0053】
図6は、本発明の一実施形態に係る条件情報記憶部109に記憶されているデータの一例である。
【0054】
条件情報記憶部109には、商品と、商品の代替商品と、の対応関係が記憶されている。
【0055】
例えば、提案情報生成部106は、既に抽出済みの商品の在庫が無い場合に、条件情報記憶部109を参照して、既に抽出済みの商品に対応付けられた代替商品を抽出することができる。なお、提案情報生成部106は、既に抽出済みの商品の在庫が有る場合に、条件情報記憶部109を参照して、既に抽出済みの商品に対応付けられた代替商品を抽出してもよく、商品の在庫の有無にかかわらず、既に抽出済みの商品と、代替商品の双方を抽出してもよい。その場合は、在庫情報を付記することも可能である。
【0056】
図7は、本発明の一実施形態に係る条件情報記憶部109に記憶されているデータの一例である。
【0057】
条件情報記憶部109には、顧客の属性(例えば、年齢層と性別)と、提案すべき1つまたは複数の商品の情報(例えば、商品名等)と、の対応関係が記憶されている。
【0058】
例えば、提案情報生成部106は、条件情報記憶部109を参照して、顧客の属性に対応付けられた商品を抽出することができる。
【0059】
図8は、本発明の一実施形態に係る顧客情報記憶部110に記憶されているデータの一例である。
【0060】
顧客情報記憶部110には、顧客ごとに、顧客に関する情報(例えば、年齢層、性別、ファミリー/単身、戸建て/マンション、間取り等)が記憶されている。
【0061】
図9は、本発明の一実施形態に係る購入履歴情報記憶部111に記憶されているデータの一例である。
【0062】
購入履歴情報記憶部111には、顧客ごとに、商品を購入した履歴の情報(例えば、購入年月日、購入した商品名、商品と同時に購入した商品、購入金額、購入の要因となったイベント等)が記憶されている。なお、商談が成立した情報に限らず、商談が不成立であった情報(提案したが購入されなかった履歴)を管理してもよい。
【0063】
例えば、提案情報生成部106は、購入履歴情報記憶部111を参照して、顧客の商品の購入の状況に応じて(例えば、直近に購入した商品と同一のカテゴリの商品を抽出しない等)、商品を抽出することができる。
【0064】
図10は、本発明の一実施形態に係る接続情報記憶部112に記憶されているデータの一例である。
【0065】
図10の上部に示されるように、接続情報記憶部112(a)では、接続IDと、顧客IDと、開始日時と、接続種別(リモート接客であるか否か)と、接客担当者IDと、が対応付けられて記憶されている。
【0066】
図10の中央部に示されるように、接続情報記憶部112(b)では、接客担当者IDと、セッションIDと、が対応付けられて記憶されている。
【0067】
図10の下部に示されるように、接続情報記憶部112(c)では、顧客IDと、セッションIDと、が対応付けられて記憶されている。
【0068】
<処理方法>
図11は、本発明の一実施形態に係るリモート接客の処理(提案情報の生成)のシーケンス図である。
【0069】
ステップ101(S101)において、第1の利用者端末21は、本発明に係るサービスの開始を要求する。具体的には、第1の利用者端末21は、第1の利用者端末21を操作する第1の利用者の顧客IDを情報処理装置10へ送信する。さらに、第1の利用者端末21は、第1の利用者が選択した"リモート接客"を要求しているか、あるいは、"第1の利用者自身による商品の検索"を要求しているかを示す要求情報(いずれかの接続種別)を情報処理装置10へ送信する。
【0070】
S101においてリモート接客が選択された場合、S102~S104が実行される。
【0071】
ステップ102(S102)において、情報処理装置10の提案情報送信部107は、第2の利用者端末(担当者Aが操作している)に対して、接客が要求されていることを通知する。
【0072】
ステップ103(S103)において、情報処理装置10の提案情報送信部107は、第2の利用者端末(担当者Bが操作している)に対して、接客が要求されていることを通知する。
【0073】
なお、担当者Aおよび担当者Bは一例に過ぎず、情報処理装置10の提案情報送信部107は、1つまたは複数の第2の利用者端末に対して、接客が要求されていることを通知することができる。
【0074】
ステップ104(S104)において、接客を行う接客担当者(ここでは、担当者Aとする)の第2の利用者端末22は、接客の要求を受け付ける(接客担当者IDを情報処理装置10へ送信する)。
【0075】
ステップ105(S105)において、情報処理装置10の提案情報送信部107は、接続処理を実行する。その結果、第1の利用者端末21と第2の利用者端末22は、音声および映像(必要に応じてチャット等文字情報も可能)を双方向に通信することができるようになる。情報処理装置10の提案情報送信部107は、S101で取得した接続種別を顧客IDに対応付けて接続情報記憶部112に記憶させる。
【0076】
ステップ106(S106)において、情報処理装置10の提案情報送信部107は、本発明に係るサービスを開始することを第1の利用者端末21に通知する。
【0077】
ステップ107(S107)において、第1の利用者端末21は、提案を受けたい商品のカテゴリ(例えば、カーテン等)を選択して商品が設置される場所(例えば、カーテンを吊り下げる窓等)の撮影を行うための画面を表示する。
【0078】
ステップ108(S108)において、第1の利用者端末21は、第1の利用者による撮影開始の指示を受け付ける。
【0079】
ステップ109(S109)において、第1の利用者端末21は、商品が設置される場所(例えば、カーテンを吊り下げる窓等)の撮影を行う。
【0080】
ステップ110(S110)において、第1の利用者端末21は、撮影画像内の対象物の測定情報を抽出する。
【0081】
ステップ111(S111)において、第1の利用者端末21は、S109の撮影画像を情報処理装置10へ送信する。さらに、第1の利用者端末21は、S110の撮影画像内の対象物の測定情報を情報処理装置10へ送信することができる。
【0082】
ステップ112(S112)において、情報処理装置10の提案情報生成部106は、顧客に提案する商品を抽出する。
【0083】
ステップ113(S113)において、情報処理装置10の提案情報生成部106は、商品の絞り込み等を行い、提案情報を生成する。
【0084】
図12は、本発明の一実施形態に係るリモート接客の処理(提案情報の送信)のシーケンス図である。図11の提案情報の生成の処理に続き、図12の提案情報の送信の処理が行われる。
【0085】
リモート接客である場合、S201~204が実行される。
【0086】
ステップ201(S201)において、情報処理装置10の提案情報送信部107は、商品の一覧(つまり、提案情報に含まれる商品の一覧)を第2の利用者端末(担当者A)22へ送信する。
【0087】
ステップ202(S202)において、第2の利用者端末(担当者A)22は、S201で取得した商品の一覧を表示する。
【0088】
ステップ203(S203)において、第2の利用者端末(担当者A)22は、担当者Aによる商品の選択と第1の利用者端末21への送信の指示を受け付ける。
【0089】
ステップ204(S204)において、第2の利用者端末(担当者A)22は、S203で選択された商品の提案情報を第1の利用者端末21へ送信するよう情報処理装置10に要求する。
【0090】
ステップ205(S205)において、情報処理装置10の提案情報送信部107は、提案情報の送信先を特定する。
【0091】
ステップ206(S206)において、情報処理装置10の提案情報送信部107は、提案情報を第1の利用者端末21へ送信する。
【0092】
第1の利用者により商品を検索する場合、S207~ステップ209が実行される。
【0093】
ステップ207(S207)において、第1の利用者端末21は、提案情報に含まれる商品の絞り込みを情報処理装置10に要求する。
【0094】
ステップ208(S208)において、情報処理装置10の提案情報生成部106は、絞り込みの条件にしたがって、商品を抽出する。
【0095】
ステップ209(S209)において、情報処理装置10の提案情報送信部107は、絞り込まれた商品の提案情報を第1の利用者端末21へ送信する。
【0096】
ステップ210(S210)において、第1の利用者端末21は、提案情報に含まれる商品の一覧を表示する。
【0097】
ステップ211(S211)において、第1の利用者端末21は、第1の利用者からの商品の購入の指示を受け付ける。
【0098】
ステップ212(S212)において、第1の利用者端末21は、S211で指示された商品の購入を情報処理装置10に要求する。
【0099】
リモート接客の場合、ステップ213が実行される。
【0100】
ステップ213(S213)において、情報処理装置10の提案情報送信部107は、顧客が商品を購入したことを第2の利用者端末(担当者A)22に通知する。
【0101】
ステップ214(S214)において、情報処理装置10の提案情報送信部107は、購入および支払の画面を第1の利用者端末21へ送信する。
【0102】
図13は、本発明の一実施形態に係る接続処理のフローチャートである。
【0103】
ステップ1(S1)において、提案情報送信部107は、接続情報記憶部112(a)を参照して、第1の利用者端末21から取得された顧客IDに対応する接続種別(つまり、"リモート接客"であるか否かの情報)を取得する。
【0104】
ステップ2(S2)において、提案情報送信部107は、S1で取得された接続種別が"リモート接客"であるか否かを判定する。"リモート接客"である場合には、ステップ3へ進み、"リモート接客"ではない場合には、ステップ6へ進む。
【0105】
ステップ3(S3)において、提案情報送信部107は、接続情報記憶部112(a)を参照して、顧客IDに対応する接客担当者IDを取得する。
【0106】
ステップ4(S4)において、提案情報送信部107は、接続情報記憶部112(b)を参照して、接客担当者IDに対応するセッションIDを取得する。
【0107】
ステップ5(S5)において、提案情報送信部107は、提案情報の接客担当者(第2の利用者端末22)への応答を指示する。
【0108】
ステップ6(S6)において、提案情報送信部107は、接続情報記憶部112(c)を参照して、顧客IDに対応するセッションIDを取得する。
【0109】
ステップ7(S7)において、提案情報送信部107は、提案情報の顧客(第1の利用者端末21)への応答を指示する。
【0110】
<画面例>
以下、図14図19を参照しながら、第1の利用者端末21または第2の利用者端末22に表示される画面の例を説明する。
【0111】
<<リモート接客の選択画面>>
図14は、本発明の一実施形態に係る第1の利用者端末21に表示される画面の一例である。第1の利用者(例えば、顧客)は、図14の画面で、第1の利用者が"リモート接客"を要求しているか(図14の"リモート接客を依頼する")、あるいは、"第1の利用者自身による商品の検索"を要求しているか(図14の"ご自身で商品を検索する")を選択することができる。
【0112】
<<リモート接客画面(商品の選択および撮影)>>
図15は、本発明の一実施形態に係る第1の利用者端末21に表示される画面の一例である。図14の<<リモート接客の選択画面>>で"リモート接客"が選択されると、図15の画面が表示される。第1の利用者(例えば、顧客)は、画面に表示される指示にしたがって、提案を受けたい商品のカテゴリ(例えば、カーテン等)を選択して、商品が設置される場所(例えば、カーテンを吊り下げる窓等)の撮影を行うことができる。例えば、撮影時の測定精度を向上させるために、「カメラを水平に動かしてください」等の指示を画面上に表示してもよいし、第2の利用者が第1の利用者を誘導してもよい。
【0113】
<<リモート接客画面(待機中)>>
図16は、本発明の一実施形態に係る第1の利用者端末21に表示される画面の一例である。図15で商品が設置される場所の撮影が完了すると、図16の待機中の画面が表示される。
【0114】
<<接客担当者の提案情報画面>>
図17は、本発明の一実施形態に係る第2の利用者端末22に表示される画面の一例である。
【0115】
図17の左側(a)に示されるように、第2の利用者端末22に、情報処理装置10が生成した提案情報が表示される。なお、第2の利用者(例えば、接客担当者)が商品の色、種別等によって提案情報の絞り込み、並べ替え等をできるようにしてもよい。(a)の画面において、第2の利用者(例えば、接客担当者)が第1の利用者(例えば、顧客)に提案する商品を選択すると、図17の右側(b)の画面が表示される。
【0116】
図17の右側(b)に示されるように、第2の利用者端末22に、情報処理装置10が生成した提案情報のうち第2の利用者(例えば、接客担当者)が選択した商品の提案情報が表示される。(b)の画面において、第2の利用者(例えば、接客担当者)は、第2の利用者が選択した商品の提案情報を第1の利用者端末21へ送信するよう指示することができる。
【0117】
<<顧客の提案情報画面>>
図18は、本発明の一実施形態に係る第1の利用者端末21に表示される画面の一例である。図17の画面で第2の利用者(例えば、接客担当者)が選択した商品の提案情報が表示される。第1の利用者(例えば、顧客)は、提案情報を閲覧(例えば、VR(バーチャル・リアリティ)等で確認)したり、提案された商品を購入したりすることができる。
【0118】
<<第1の利用者自身による商品の検索画面>>
図19は、本発明の一実施形態に係る第1の利用者端末21に表示される画面の一例である。図14の<<リモート接客の選択画面>>で"ご自身で商品を検索する"が選択されると、提案を受けたい商品のカテゴリ(例えば、カーテン等)を選択して商品が設置される場所(例えば、カーテンを吊り下げる窓等)の撮影を行うための画面が表示される(図15と同様)。第1の利用者(例えば、顧客)が商品のカテゴリを選択して撮影を行うと、図19の画面が表示される。第1の利用者(例えば、顧客)は、提案情報を閲覧(例えば、VR(バーチャル・リアリティ)等で確認)したり、提案された商品を購入したりすることができる。なお、第1の利用者(例えば、顧客)が商品の色、種別等によって提案情報の絞り込み、並べ替え等をできるようにしてもよい。
【0119】
このように、本発明の一実施形態では、顧客(商品の購入者または購入予定者等)は、商品が設置される場所(例えば、カーテンを吊り下げる窓等)を撮影するだけで、設置される場所の大きさに合った商品(例えば、カーテン等)の提案を受けることができる。一方、接客担当者は、撮影画像から抽出される情報に基づいた商品の商談を遠隔地からオンラインで進めることができる。
【0120】
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
【符号の説明】
【0121】
1 システム
10 情報処理装置
21 第1の利用者端末
22 第2の利用者端末
30 登録端末
101 要求情報取得部
102 撮影画像取得部
103 測定情報取得部
104 測定情報抽出部
105 測定情報特定部
106 提案情報生成部
107 提案情報送信部
108 商品情報記憶部
109 条件情報記憶部
110 顧客情報記憶部
111 購入履歴情報記憶部
112 接続情報記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19