(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023079671
(43)【公開日】2023-06-08
(54)【発明の名称】保持部材および画像投影装置
(51)【国際特許分類】
G02B 7/00 20210101AFI20230601BHJP
G03B 21/00 20060101ALI20230601BHJP
G03B 21/14 20060101ALI20230601BHJP
G02B 7/182 20210101ALI20230601BHJP
【FI】
G02B7/00 B
G03B21/00 D
G03B21/14 Z
G02B7/182
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021193251
(22)【出願日】2021-11-29
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】吉田 桃太朗
【テーマコード(参考)】
2H043
2K203
【Fターム(参考)】
2H043AE08
2H043AE10
2H043AE17
2H043AE22
2H043CA04
2H043CA07
2K203FA06
2K203FA07
2K203FA32
2K203FA45
2K203GA22
2K203GA23
2K203GA33
2K203GA39
2K203GA40
2K203HA03
2K203HA14
2K203HA35
2K203HB08
2K203HB09
(57)【要約】
【課題】複雑な光学系配置においても光線ケラレや他部品との干渉することなく、高精度に光学部品を保持する。
【解決手段】板状の光学部品を保持するものであって、当該光学部品における光源からの光が照射される照射面とは反対側の面の一方の端部を保持するホルダと、少なくとも2面を有し、一の面によって前記ホルダに保持された前記光学部品の一方の端部を押圧し、他の面によって前記照射面と平行な方向への前記光学部品の移動を規制する板バネと、を備える。
【選択図】
図3-1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の光学部品を保持するものであって、当該光学部品における光源からの光が照射される照射面とは反対側の面の一方の端部を保持するホルダと、
少なくとも2面を有し、一の面によって前記ホルダに保持された前記光学部品の一方の端部を押圧し、他の面によって前記照射面と平行な方向への前記光学部品の移動を規制する板バネと、
を備えることを特徴とする保持部材。
【請求項2】
前記ホルダは、前記板バネの前記他の面と接する面に、前記板バネを固定するための第1の固定部材を備え、
前記板バネは、前記他の面に、前記ホルダに備えられた前記第1の固定部材に対して係合する第2の固定部材を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の保持部材。
【請求項3】
前記ホルダは、前記光学部品の一方の端部を保持する凹部を有する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の保持部材。
【請求項4】
前記ホルダは、前記板バネと接しない面であって前記第1の固定部材が備えられる面とは異なる面に、ベース部材に対して位置決めするための位置決め部材を備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の保持部材。
【請求項5】
前記位置決め部材は、2つ以上のピン形状のピン部材であって、
前記ピン部材は、前記ホルダに保持される前記光学部品の長手方向に沿って並んで配置される、
ことを特徴とする請求項4に記載の保持部材。
【請求項6】
板状の光学部品と、
前記光学部品を保持する請求項1ないし5のいずれか一項に記載の保持部材と、
前記保持部材により保持された前記光学部品に対して光を照射する光源と、
前記光学部品で反射された光を画素毎に階調制御することで投影画像を形成する画像形成素子と、
を備えることを特徴とする画像投影装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、保持部材および画像投影装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パソコンやビデオカメラ等からの画像データをもとに画像形成部において生成した投影用の画像を、スクリーンなどの被投射面に投射して表示するプロジェクタと称されている画像投影装置が知られている。
【0003】
近年、画像投影装置における光源以降の照明光学系を構成する光学部品の多くは、光路を折り畳むことでコンパクトになるように、ハウジング内に複雑に配置される。そのため、画像投影装置の内部においては、光学部品を高精度に保持することが必要となっている。
【0004】
例えば、特許文献1では、光学部品の一つであるミラーを高精度で保持する目的で、L字形状のホルダに対して板バネで押し付ける技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示の技術によれば、光学部品を保持するための保持部材が、光学部品の光が入射される箇所の周辺に多く存在する。そのため、保持部材が他の光学部品と干渉したり、保持部材が光線を蹴ってしまったりする恐れがある、という課題がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複雑な光学系配置においても光線ケラレや他部品との干渉することなく、高精度に光学部品を保持することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、板状の光学部品を保持するものであって、当該光学部品における光源からの光が照射される照射面とは反対側の面の一方の端部を保持するホルダと、少なくとも2面を有し、一の面によって前記ホルダに保持された前記光学部品の一方の端部を押圧し、他の面によって前記照射面と平行な方向への前記光学部品の移動を規制する板バネと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複雑な光学系配置においても光線ケラレや他部品との干渉することなく、高精度に板状の光学部品を保持することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施の形態にかかるプロジェクタの構成を示す図である。
【
図2】
図2は、第1反射ミラーの保持構造の一例を示す図である。
【
図3-1】
図3-1は、第1反射ミラーを保持するミラー保持部を概略的に示す斜視図である。
【
図3-2】
図3-2は、ミラー保持部を概略的に示す正面図である。
【
図3-3】
図3-3は、ミラー保持部の分解斜視図である。
【
図4-1】
図4-1は、板バネを概略的な構成を示す図である。
【
図4-2】
図4-2は、板バネを概略的な構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、保持部材および画像投影装置の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は、画像投影装置としてスクリーン等に画像を投影するプロジェクタを適用した例について説明する。
【0011】
(プロジェクタの構成)
図1は、実施の形態にかかるプロジェクタ100の構成を示す図である。
図1に示すプロジェクタ100は、照明装置110、ライトトンネル121、レンズ群122、ミラー群123(第1反射ミラー123a及び第2反射ミラー123b)、画像形成素子124及び投射光学部125を有している。
【0012】
照明装置110は、光源111、集光レンズ112、波長選択偏光分離素子(ハーフミラー)113、1/4波長板114、レンズ群115、カラーホイール116、レンズ群117及び蛍光体ホイール118を有している。照明装置110は、青色光と、赤色光と、緑色光とを、ライトトンネル121に向けて、同一方向に(同一の射出光路で)時分割で順次に射出する。
【0013】
照明装置110において、光源111は、第1の直線偏光成分を有する第1の光を射出する。一例ではあるが、光源111は、P偏光成分を有する(P波である)波長λBの青色レーザ光を射出するレーザダイオードを用いることができる。
【0014】
なお、光源111として青色光を発する発光ダイオード(Light Emitting Diode)又は有機EL(Electro Luminescence)素子を用いてもよいし、これらを複合した光源を用いてもよい。或いは、紫外域の波長領域の光を射出するレーザダイオード、発光ダイオード、有機EL素子等を用いてもよいし、これらを複合した光源を用いてもよい。
【0015】
光源111から出射される青色レーザ光は、集光レンズ112を介して略平行光束として波長選択偏光分離素子113に入射される。波長選択偏光分離素子113は、角度調整機構により、傾斜角度及び左右の回転位置が調整されている。波長選択偏光分離素子113は、光源111の波長λBのP波及びS波のうち、P波を透過させ、S波を反射する。
【0016】
波長選択偏光分離素子13に入射したP波の青色レーザ光は、波長選択偏光分離素子113を透過し、直線偏光の光を円偏光の光に変換し、また、円偏光の光を直線偏光の光に変換する1/4波長板114に導光される。1/4波長板114は、P波の青色レーザ光を、円偏光の青色レーザ光に変換し、レンズ群115を介してカラーホイール116に照射する。
【0017】
カラーホイール116は、円板状の部材が複数の扇状の領域(セグメント)に分割された構成を有している。具体的には、カラーホイール116は、赤色(R)の領域、緑色(G)の領域及び透明の透過領域の、計3つの扇状の領域(セグメント)に分割されている。
【0018】
カラーホイール116の軸心には、カラーホイール116を回転させるステッピングモータ等の駆動部116mが設けられている。カラーホイール116が駆動部116mの駆動により所定のタイミングで回転することで、レンズ群115からの光の入射位置が、赤色(R)領域、緑色(G)領域及び透過領域の、何れかの領域(セグメント)に切替わる。
【0019】
すなわち、レンズ群115により集光された光の波長、及び、レンズ群115からの光の入射位置に、選択的に配置された領域(セグメント)により、カラーホイール116に入射された光が、カラーホイール116を透過するか、又は、カラーホイール116で反射されるかが決定される。
【0020】
レンズ群115からの光の入射位置に透過領域が配置されたタイミングでは、カラーホイール116に入射した青色レーザ光は、カラーホイール116を透過して青色の照明光となり、ライトトンネル121に入射する。カラーホイール116を透過する青色の照明光は円偏光の光であるため、スクリーン等に現れるスペックルを低減することができる。
【0021】
一方、レンズ群115からの光の入射位置に赤色(R)の領域又は緑色(G)の領域が配置されたタイミングでは、カラーホイール116に入射した青色レーザ光は、カラーホイール116により反射される。そして、カラーホイール116により反射された青色レーザ光は、レンズ群115を経由して1/4波長板114に入射する。1/4波長板14に入射した光は、円偏光の光からS波の光に変換され、波長選択偏光分離素子113に入射する。なお、S偏光成分は、P偏光成分と直交する成分である。
【0022】
波長選択偏光分離素子113に入射したS波の青色レーザ光は、波長選択偏光分離素子13で反射され、レンズ群117を経由して蛍光体ホイール118に入射する。すなわち、波長選択偏光分離素子113は、S波(S偏光)の光を蛍光体ホイール118に導光する。
【0023】
レンズ群117は、例えば両凸レンズや平凸レンズ等を適宜組み合わせて構成されており、略平行光束を蛍光体ホイール18にスポット状に集光させる機能と、蛍光体ホイール18からの発散光を集光して略平行光束に変換する機能とを有する。
【0024】
蛍光体ホイール118は、円板状の部材に、黄色蛍光体を平板の回転方向に沿って配置して形成されている。黄色蛍光体は、青色レーザ光を励起光として、青色レーザ光よりも長波長の黄色の蛍光を形成する。蛍光体ホイール118の軸心には、蛍光体ホイール118を回転させるステッピングモータ等の駆動部118mが設けられている。
【0025】
蛍光体ホイール118の黄色蛍光体181は、入射した青色レーザ光を励起光として、青色レーザ光よりも長波長の黄色の蛍光を形成する。黄色の蛍光は、レンズ群117を介して、波長選択偏光分離素子113に入射する。黄色の蛍光は、例えば500nm以上の波長であるため、波長選択偏光分離素子113で反射され、1/4波長板114及びレンズ群15を介してカラーホイール116に入射する。
【0026】
カラーホイール116に入射した黄色の蛍光は、赤色(R)の領域又は緑色(G)の領域により、赤色の照明光又は緑色の照明光に変換され、ライトトンネル121に入射する。各照明光は、ライトトンネル121により照度分布が均一化され、レンズ群122を介してミラー群123(第1反射ミラー123a及び第2反射ミラー123b)で反射されて画像形成素子124に照射される。
【0027】
画像形成素子124は、各照明光を、画素毎に階調制御することでカラー投影画像を形成する。画像形成素子124としては、例えば、DMD(Digital Micro mirror Device)を用いることができる。DMDでは、画素単位のマイクロミラーを有し、各マイクロミラーが異なる2つの角度の何れかの状態を維持することができる。
【0028】
すなわち、DMDの各マイクロミラーは、各照明光を投射光学部125へ向けて反射する角度(ON状態)と、各照明光を内部の吸収体へ向けて反射して外部に射出させない角度(OFF状態)との何れかの状態となる。これにより、表示する画素毎に投影する光を制御することができる。また、DMDでは、パルス幅変調方式(PWM方式)により各マイクロミラーのON状態の時間比率を調整することで、表示する画素毎における階調表現を行うことができる。
【0029】
なお、画像形成素子124はDMDには限定されず、照明装置10からの各照明光を利用してカラー投影画像を形成できる素子であれば、例えば、液晶等を用いてもよい。
【0030】
赤色、緑色、及び青色の各照明光は、画像を生成するタイミングで、時分割で画像形成素子124に照射され、画像形成素子124で表示画素毎に階調制御された後、投射光学部125を介してスクリーン等に投射される。そして、目の残像現象により、スクリーン等を介してカラー画像が視認される。
【0031】
次に、第1反射ミラー123aの保持構造について説明する。
【0032】
ここで、
図2は第1反射ミラー123aの保持構造の一例を示す図である。
図2に示すように、第1反射ミラー123aは、矩形板状の光学部品である。
図2に示すように、光源111からの光が照射される第1反射ミラー123aは、保持部材として機能するミラー保持部150によって保持されている。
【0033】
次に、ミラー保持部150について説明する。
【0034】
ここで、
図3-1は第1反射ミラー123aを保持するミラー保持部150を概略的に示す斜視図、
図3-2はミラー保持部150を概略的に示す正面図、
図3-3はミラー保持部150の分解斜視図である。
図3-1ないし
図3-3に示すように、ミラー保持部150は、ホルダ151と、板バネ152と、を備える。ホルダ151は、光源111からの光が照射される矩形板状の第1反射ミラー123aを保持する。板バネ152は、ホルダ151に第1反射ミラー123aを押圧して固定する。
【0035】
ホルダ151は、凹部151aを有している。ホルダ151は、矩形板状の第1反射ミラー123aの両面のうち、光源111から光を照射される照射面とは反対側の面の一方の端部を、凹部151aにおいて保持する。また、ホルダ151は、板バネ152と接する面であって凹部151aに対して直交する面の任意の場所に、板バネ152を固定する第1の固定部材である板バネ用のボス151bを備える。
【0036】
また、ホルダ151は、板バネ152と接しない面であって板バネ用のボス151bが配置される面とは異なる面の任意の場所に、ベース部材160(
図2参照)に対して位置決めするための位置決め部材151cを設ける。位置決め部材151cは、2つ以上のピン形状のピン部材である。ピン部材は、ホルダ151に保持される第1反射ミラー123aの長手方向に沿って並んで配置される。これにより、板状の第1反射ミラー123aから離れた任意の位置に位置決め部材151cを備えるため、混みあった光学系内部においても、ベース部材160に対して第1反射ミラー123aを高精度に位置決めすることができる。
【0037】
次に、板バネ152について説明する。ここで、
図4-1ないし
図4-2は板バネ152を概略的な構成を示す図である。
図4-1ないし
図4-2に示すように、板バネ152は、第1反射ミラー123aを付勢するミラー付勢面152aと、第1反射ミラー123aが抜けるのを防止するミラー抜け防止面152bと、の2面でL字を形成するL字形状である。なお、ミラー付勢面152aとミラー抜け防止面152bとが形成する角度は、略90度である。板バネ152のミラー付勢面152aは、ホルダ151に対するねじ153によるねじ止めに用いられるねじ孔152cを有している。
【0038】
また、板バネ152のミラー抜け防止面152bは、ホルダ151に設けられた板バネ用のボス151bに嵌め込まれて係合する第2の固定部材である嵌め込み孔152dを有している。ホルダ151に設けられた板バネ用のボス151bに嵌め込み孔152dを嵌め込むことにより、板バネ152が剥がれることを防止する。
【0039】
板バネ152は、ホルダ151の凹部151aに嵌め込まれた第1反射ミラー123aの一方の端部の上方に位置付けられるとともに、ホルダ151に設けられた板バネ用のボス151bに嵌め込み孔152dを嵌め込まれて、ホルダ151に対してねじ153によりねじ止めされる。これにより、板バネ152は、ホルダ151の凹部151aに嵌め込まれた第1反射ミラー123aを、上方から付勢する。
【0040】
図3-1ないし
図3-3に示すように、ミラー保持部150は、ホルダ151の凹部151aと板バネ152のミラー付勢面152aとを第1反射ミラー123aの片側を押さえつけることにより、第1反射ミラー123aの片側のみを保持している。このため、第1反射ミラー123aとして、特定の波長の光を反射してその他の波長の光を透過するダイクロイックミラーを適用した場合、ダイクロイックミラーを透過する光線を使用することができる。
【0041】
また、
図3-1ないし
図3-3に示すように、ミラー保持部150は、板バネ152のミラー抜け防止面152bによって、第1反射ミラー123aの照射面と平行な方向への第1反射ミラー123aの移動を規制して、第1反射ミラー123aが抜けるのを防止する。
【0042】
このように本実施形態によれば、第1反射ミラー123aの上下および裏側に関しても保持部材が被っていないために余裕のある空間で位置決め出来るため、複雑な光学系配置においても光線ケラレや他部品との干渉を避けることができ、且つ、板状の第1反射ミラー123aの一方の端部のみをホルダ151の凹部151aと板バネ152とで高精度に保持することができる。また、板状の第1反射ミラー123aを透過する光線も利用することができる。
【0043】
なお、上述の各実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な各実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。
【0044】
また、本発明は、ミラー等の光学部品を有する、例えばカメラ装置、プリンタ装置、3Dプリンタ装置(立体造形装置)、3Dスキャナ装置等の種々の装置に適用可能である。
【0045】
つまり、上述の実施の形態は、スクリーン等に画像を投影するプロジェクタに本発明を適用した例であったが、本発明は、プロジェクタ以外であっても、光路上に配置される光学部品を有する種々の装置に適用可能である。一例ではあるが、例えば内部に光源部としてレーザを有する光造形3Dプリンタ装置に本発明を適用することができる。また、光造形3Dプリンタ装置の中には、光源部として紫外光源を有すると共に、画像形成部としてDMDを有しているものがある。本発明は、これらの装置内の光路上の光学部品についても適用可能である。
【0046】
また、3Dスキャナ装置は、その内部に、光を出射する例えばレーザ光源を有すると共に、スキャン対象からの反射光を受光する光受光部を有する。本発明は、これらの装置内の光路上の光学部品にも適用可能である。
【符号の説明】
【0047】
100 画像投影装置
111 光源
123a 板状の光学部品
124 画像形成素子
150 保持部材
151 ホルダ
151a 凹部
151b 第1の固定部材
151c 位置決め部材
152 板バネ
152d 第2の固定部材
160 ベース部材
【先行技術文献】
【特許文献】
【0048】