(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023000822
(43)【公開日】2023-01-04
(54)【発明の名称】排ガス処理設備、発電設備
(51)【国際特許分類】
B01D 53/62 20060101AFI20221222BHJP
B01D 53/48 20060101ALI20221222BHJP
B01D 53/78 20060101ALI20221222BHJP
B01D 53/96 20060101ALI20221222BHJP
B01D 53/14 20060101ALI20221222BHJP
【FI】
B01D53/62
B01D53/48 ZAB
B01D53/78
B01D53/96
B01D53/14 220
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021101857
(22)【出願日】2021-06-18
(71)【出願人】
【識別番号】000173809
【氏名又は名称】一般財団法人電力中央研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100101236
【弁理士】
【氏名又は名称】栗原 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100166914
【弁理士】
【氏名又は名称】山▲崎▼ 雄一郎
(72)【発明者】
【氏名】秋保 広幸
【テーマコード(参考)】
4D002
4D020
【Fターム(参考)】
4D002AA01
4D002AA09
4D002AA12
4D002AC01
4D002BA02
4D002BA12
4D002BA13
4D002BA14
4D002CA13
4D002DA31
4D002EA02
4D002EA08
4D002HA08
4D020AA03
4D020AA10
4D020BA10
4D020BA16
4D020BA19
4D020BB03
4D020BC01
4D020CB00
4D020CC01
4D020CC05
4D020CC09
4D020CC10
4D020CD02
(57)【要約】
【課題】排ガスの熱エネルギーを有効に利用して、最小限のコストでCO
2を回収する。
【解決手段】CO
2が吸収されたCO
2吸収液が熱回収器11に送られ、排ガスの熱によりCO
2吸収液が加熱され、加熱されたCO
2吸収液の熱が分離動力となって気液分離手段16でCO
2が分離され、CO
2が分離されたCO
2吸収液(再生されたCO
2吸収液)が再加熱器12に送られる。このため、燃焼ガスの排ガスに含まれるCO
2が、排ガスの熱によりCO
2吸収液から分離される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
排ガス処理経路に設けられ、排ガスの熱を回収する熱回収手段と、
前記熱回収手段の下流側の前記排ガス処理経路に設けられ、前記熱回収手段との間で熱媒としてのCO2吸収液が循環し、排ガスを再加熱する再加熱手段と、
前記再加熱手段から前記熱回収手段に向かうCO2吸収液の経路に設けられ、前記熱回収手段と前記再加熱手段の間の前記排ガス処理経路の排ガス中のCO2を前記CO2吸収液に吸収させるCO2吸収手段と、
前記熱回収手段から前記再加熱手段に向かうCO2吸収液の経路に設けられ、前記熱回収手段で熱回収された排ガスの熱によりCO2吸収液が吸収したCO2を気体として分離してCO2吸収液を再生する再生手段とを備えた
ことを特徴とする排ガス処理設備。
【請求項2】
請求項1に記載の排ガス処理設備において、
前記熱回収手段と前記CO2吸収手段の間における前記排ガス処理経路に設けられ、前記排ガス処理経路を流通する排ガスの塵を捕集する集塵手段を備えた
ことを特徴とする排ガス処理設備。
【請求項3】
請求項2に記載の排ガス処理設備において、
前記集塵手段と前記CO2吸収手段の間における前記排ガス処理経路に設けられ、前記排ガス処理経路を流通する排ガスの硫黄分を除去する脱硫手段を備えた
ことを特徴とする排ガス処理設備。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の排ガス処理設備において、
前記排ガス処理経路には、炭素系燃料を燃焼した燃焼ガスの排気ガスが送られ、
前記再生手段では、炭素系燃料を燃焼した燃焼ガスのCO2が吸収されたCO2吸収液から気体としてCO2が分離される
ことを特徴とする排ガス処理設備。
【請求項5】
炭素系燃料に由来する燃料を燃焼させて高温・高圧流体を発生させる燃焼手段と、
前記燃焼手段で発生した高温・高圧流体を膨張させて発電動力を得るタービンと、
前記燃焼手段の排気ガスが送られる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の排ガス処理設備とを備えた
ことを特徴とする発電設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、排ガス処理設備、及び、排ガス処理装置を備えた発電設備に関する。
【背景技術】
【0002】
石炭は世界の広い地域に存在し、可採埋蔵量が多く、価格が安定しているため、供給安定性が高く発熱量あたりの価格が低廉である。石炭は、例えば、発電用のボイラの燃料として使用され(例えば、特許文献1)、石炭を用いた発電により、電力の安定した供給が実現されている。
【0003】
一方で、化石燃料を用いた場合、CO2の発生は避けられないのが現状である。このため、CO2を分離回収し、隔離処理をする等して、CO2の排出を抑制することが種々行われてきている。CO2を分離回収する場合、発電用の蒸気等、熱エネルギー等が必要であり、CO2の隔離には、発電出力の低下やハンドリングを考慮したり、搬送経路や貯留場所を考慮したりする必要があった。
【0004】
このため、発電の技術の分野においては、電力の安定した供給の実現と、CO2の排出を抑制することに関して、様々な工夫がされてきているのが実情であり、発電の効率を落とすことなく、エネルギーを有効に利用して、CO2を分離回収する技術を確立する余地があるのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、エネルギーを有効に利用して、最小限のコストでCO2を分離回収することができる排ガス処理設備、及び、排ガス処理設備を備えた発電設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の排ガス処理設備は、排ガス処理経路に設けられ、排ガスの熱を回収する熱回収手段と、前記熱回収手段の下流側の前記排ガス処理経路に設けられ、前記熱回収手段との間で熱媒としてのCO2吸収液が循環し、排ガスを再加熱する再加熱手段と、前記再加熱手段から前記熱回収手段に向かうCO2吸収液の経路に設けられ、前記熱回収手段と前記再加熱手段の間の前記排ガス処理経路の排ガス中のCO2を前記CO2吸収液に吸収させるCO2吸収手段と、前記熱回収手段から前記再加熱手段に向かうCO2吸収液の経路に設けられ、前記熱回収手段で熱回収された排ガスの熱によりCO2吸収液が吸収したCO2を気体として分離してCO2吸収液を再生する再生手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項1に係る本発明では、排ガス中のCO2がCO2吸収手段のCO2吸収液に吸収され、CO2が吸収されたCO2吸収液が熱回収手段に送られる。排ガスの熱により熱回収手段でCO2吸収液が加熱され、加熱されたCO2吸収液の熱が分離動力となって再生手段でCO2が分離される。CO2が分離されたCO2吸収液(再生されたCO2吸収液)が再加熱手段に送られて排ガスが所望の状態に昇温され(CO2吸収液が所望の温度に降温され)、所望の温度に降温されたCO2吸収液がCO2吸収手段に循環される。
【0009】
CO2吸収液としては、モノエタノールアミン(MEA)やメチルジエタノールアミン(MDEA)等のアミン吸収液等を適用することができる。
【0010】
このため、炭素系燃料(石炭)を燃料とした燃焼ガスの排ガスの処理であっても、排ガスの熱エネルギーを有効に利用して、最小限のコストでCO2を分離回収することが可能になる。
【0011】
そして、請求項2に係る本発明の排ガス処理設備は、請求項1に記載の排ガス処理設備において、前記熱回収手段と前記CO2吸収手段の間における前記排ガス処理経路に設けられ、前記排ガス処理経路を流通する排ガスの煤塵を捕集する集塵手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項2に係る本発明では、集塵手段の下流側のCO2吸収手段で、排ガス中のCO2をCO2吸収液に吸収させる。脱硫装置がない状態であっても、低S炭を用いた石炭の燃焼ガスの排ガス処理に用いることができる。また、炉内脱硫や吸収剤を煙道に吹き込むなどの手段があれば、低S炭ではない石炭を用いる場合であっても、脱硫装置がない状態で排ガス処理の経路を構築することができる。
【0013】
また、請求項3に係る本発明の排ガス処理設備は、請求項2に記載の排ガス処理設備において、前記集塵手段と前記CO2吸収手段の間における前記排ガス処理経路に設けられ、前記排ガス処理経路を流通する排ガスの硫黄分を除去する脱硫手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項3に係る本発明では、脱硫手段の下流側のCO2吸収手段で、排ガス中のCO2をCO2吸収液に吸収させる。
【0015】
また、請求項4に係る本発明の排ガス処理設備は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の排ガス処理設備において、前記排ガス処理経路には、炭素系燃料を燃焼した燃焼ガスの排ガスが送られ、前記再生手段では、炭素系燃料を燃焼した燃焼ガスのCO2が吸収されたCO2吸収液から気体としてCO2が分離されることを特徴とする。
【0016】
請求項4に係る本発明では、炭素系燃料を燃焼した燃焼ガスの排ガスに含まれるCO2がCO2吸収液で吸収され、排ガスの熱によりCO2吸収液からCO2が分離され、炭素系燃料(石炭、バイオマス等)を燃料とした燃焼ガスの排ガスの処理において、排ガスの熱エネルギーを有効に利用して、最小限のコストでCO2を分離回収することができる。
【0017】
上記目的を達成するための請求項5に係る本発明の発電設備は、炭素系燃料(石炭、バイオマス、あるいは、天然ガス等)に由来する燃料を燃焼させて高温・高圧流体を発生させる燃焼手段と、前記燃焼手段で発生した高温・高圧流体を膨張させて発電動力を得るタービンと、前記燃焼手段の排気ガスが送られる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の排ガス処理設備とを備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項5に係る本発明では、発電用の燃焼ガスの排ガスの熱エネルギーを有効に利用して、最小限のコストでCO2を回収することができる排ガス処理設備を備えた発電設備とすることができる。炭素系燃料としては、炭素系の燃料に非炭素系の燃料(水素やアンモニア等)を混ぜた燃料を含む。即ち、炭素系燃料を用いて燃焼を行う場合、炭素系の燃料に非炭素系の燃料(水素やアンモニア等)を混ぜて混焼させることができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の排ガス処理設備は、排ガスの熱エネルギーを有効に利用して、最小限のコストでCO2を回収することが可能になる。
【0020】
また、本発明の発電設備は、排ガスの熱エネルギーを有効に利用して、最小限のコストでCO2を回収することができる排ガス処理設備を備えた発電設備とすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の第1実施例に係る排ガス処理設備を備えた発電設備の概略構成図である。
【
図2】本発明の第2実施例に係る排ガス処理設備を備えた発電設備の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1には本発明の第1実施例に係る第1実施例に係る排ガス処理設備を備えた石炭火力発電設備の全体構成を説明するための概略の系統を示してある。
【0023】
石炭火力発電設備は、炭素系燃料である石炭(微粉炭)が燃焼室に投入され、微粉炭を燃焼させて高温・高圧の蒸気(流体)を発生させるボイラ1(燃焼手段)を備えている。ボイラ1で発生させた蒸気を蒸気タービン2で膨張させ、蒸気タービン2の駆動により発電機3が運転されて電力を得るようになっている(発電動力を得る)。蒸気タービン2で仕事を終えた蒸気は復水器4で復水され、ボイラ1に給水される。
【0024】
尚、炭素系燃料としては、石炭(微粉炭)に限定されず、炭素系の燃料に非炭素系の燃料(水素やアンモニア)を混ぜた燃料を用いることも可能である。即ち、炭素系燃料を用いて燃焼を行う場合、炭素系の燃料に非炭素系の燃料(水素やアンモニア)を混ぜて混焼させることも可能である。
【0025】
ボイラ1の排気ガスは、排ガス処理設備5で処理されて煙突10を介して大気に放出される。排ガス処理設備5の排気経路は、ボイラ1の排ガス処理経路6には脱硝装置7が備えられ、脱硝装置7でNOXが除去された排ガスはエアヒータ8で熱回収される。
【0026】
エアヒータ8で熱回収された排ガスは、排ガス中のCO2を吸収して回収するCO2処理システムの熱回収器11(熱回収手段)に送られる。熱回収器11の下流側の排ガス処理経路6には、熱回収器11との間で熱媒としてのCO2吸収液(例えば、アミン水溶液)が循環し、排ガスを再加熱する(CO2吸収液を冷却する)再加熱器12(再加熱手段)が備えられている。CO2吸収液を冷却した(再加熱された)排ガスは大気に放出される。
【0027】
即ち、熱回収器11と再加熱器12とにわたり、CO2吸収液が循環する循環経路13が構築されている。循環経路13には循環ポンプ14が設けられ、循環ポンプ14の駆動により、循環経路13内のCO2吸収液が図中反時計回り方向に循環する。
【0028】
一方、排ガス処理経路6にはCO2吸収手段15が備えられ、CO2吸収手段15には、再加熱器12から熱回収器11に向かうCO2吸収液が循環される(CO2吸収手段15は循環経路13に備えられる)。CO2吸収手段15に排ガスが送られることで、排ガス中のCO2がCO2吸収液に吸収される。
【0029】
熱回収器11から再加熱器12に向かう循環経路13には、気液分離手段16が備えられている。気液分離手段16は、熱回収器11で熱回収された排ガスの熱によりCO2吸収液が吸収したCO2を気体として分離してCO2吸収液を再生する(例えば、アミン水溶液に吸収されたO2を放出する)。
【0030】
図中の符号で17は、CO2吸収液を再生するための熱が不足する場合にCO2吸収液を加熱する吸収液ヒータである。また、図中の符号で18は、ファンである。尚、熱回収器11から吸収液ヒータ17、気液分離手段16までの経路で放出されたCO2が、気液分離手段16で吸収液から分離される(再生手段)。
【0031】
熱回収器11とCO2吸収手段15の間における排ガス処理経路6には、極低温で排ガス中の塵を集める電気集塵機9(集塵手段)が備えられている。尚、電気集塵機9の設置場所は、機器の能力等により(集塵温度等により)、脱硝装置7の上流側、エアヒータ8の下流側に設置することも可能である。
【0032】
上記構成の発電設備では、ボイラ1で発生した蒸気により発電機3が駆動され、電力が得られる。ボイラ1の燃焼排ガス(排ガス)は、排ガス処理経路6に送られて不純物が除去され、大気に放出される。即ち、脱硝装置7でNOXが除去され、電気集塵機9で塵が除去され、CO2吸収手段15のCO2吸収液にCO2が吸収されて除去される。
【0033】
そして、CO2が吸収されたCO2吸収液が熱回収器11に送られる。排ガスの熱(例えば、130℃)によりCO2吸収液が加熱され、加熱されたCO2吸収液の熱が分離動力となって気液分離手段16でCO2が分離される。気液分離手段16でCO2が分離されたCO2吸収液(再生されたCO2吸収液)が再加熱器12に送られ、CO2吸収液の熱により排ガスが所望の状態に昇温される(CO2吸収液が所望の温度に降温される)。例えば、排ガスが50℃から90℃に昇温される。所望の温度に降温されたCO2吸収液がCO2吸収手段15に循環される。
【0034】
気液分離手段16で分離されたCO2(気体)は、所望の用途に利用される。例えば、メタン等の炭化水素の合成等に利用される。また、例えば、液化され、搬送されて貯留されたり、隔離されたりする。
【0035】
このため、石炭を燃料とした燃焼ガスの排ガスの処理であっても(CO2の排出が避けられない排ガスの処理であっても)、燃焼ガスの排ガスに含まれるCO2が、排ガスの熱によりCO2吸収液から分離され、排ガスの熱エネルギーを有効に利用して、最小限のコストでCO2を分離回収することが可能になる。
【0036】
上記実施例の排ガス処理では、脱硫装置が備えられていないが、低S炭を用いた石炭の燃焼ガスの排ガス処理に用いることができる。また、炉内脱硫や吸収剤を煙道に吹き込むなどの手段があれば、図示例のように、低S炭ではない石炭を用いる場合であっても、脱硫装置がない状態で排ガス処理の経路を構築することができる。
【0037】
図2に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
図2には本発明の第2実施例に係る排ガス処理設備を備えた発電設備の全体構成を説明するための概略の系統を示してある。
【0038】
図2に示した第2実施例の排ガス処理設備20は、
図1に示した系統に対し、電気集塵機9とCO
2吸収手段15の間における排ガス処理経路6に、排ガス処理経路6を流通する排ガスの硫黄分を除去する湿式の脱硫装置(脱硫手段)21が設けられている。このため、脱硫装置21で排ガスの硫黄分が除去され、CO
2吸収手段15で、硫黄分が除去された排ガス中のCO
2をCO
2吸収液に吸収させることができる。
【0039】
上述した実施例では、炭素系燃料として石炭を例に挙げて説明したが、バイオマス等の固体燃料や天然ガス等の気体燃料を用いることも可能である。また、炭素系燃料に非炭素系の燃料(水素やアンモニア等)を混ぜて用いることも可能である。また、排ガス処理設備として、燃料を燃焼器で燃焼させて生成した高温・高圧流体をタービンで膨張させて発電を行う発電設備の排ガスの処理を行う設備に適用することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は排ガス処理設備の産業分野で利用することができる。
【符号の説明】
【0041】
1 ボイラ
2 蒸気タービン
3 発電機
4 復水器
5、20 排ガス処理設備
6 排ガス処理経路
7 脱硝装置
8 エアヒータ
9 電気集塵機
10 煙突
11 熱回収器
12 再加熱器
13 循環経路
14 循環ポンプ
15 CO2吸収手段
16 気液分離手段
17 吸収液ヒータ
21 脱硫装置