(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023082473
(43)【公開日】2023-06-14
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報出力方法、プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20230607BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021196279
(22)【出願日】2021-12-02
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】木ノ本 力
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA11
(57)【要約】
【課題】時間帯ごとに使用量を集計する情報処理システムを提供すること。
【解決手段】本発明は、機器とネットワークを介して通信する情報処理システムであって、前記機器から機器の使用量に関する情報を取得する取得部と、前記使用量を時間帯ごとに集計する集計部と、前記集計部が集計した前記使用量を時間帯に対応付けて出力する情報出力部と、を有することを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器とネットワークを介して通信する情報処理システムであって、
前記機器から機器の使用量に関する情報を取得する取得部と、
前記使用量を時間帯ごとに集計する集計部と、
前記集計部が集計した前記使用量を時間帯に対応付けて出力する情報出力部と、
を有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記時間帯は、前記機器が設置された営業所の営業時間であり、
前記集計部は、営業時間内の前記使用量と営業時間外の前記使用量をそれぞれ集計することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記時間帯の設定を受け付ける設定画面を生成する画面生成部と、
前記画面生成部が生成した前記設定画面の画面情報を前記機器に送信するネットワーク通信部と、を有し、
前記機器から送信された、前記設定画面で設定された前記時間帯ごとに、前記集計部が前記使用量を集計することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記時間帯を提供する取得先情報の設定を受け付ける設定画面を生成する画面生成部と、
前記画面生成部が生成した前記設定画面の画面情報を前記機器に送信するネットワーク通信部と、を有し、
前記機器から送信された、前記設定画面で設定された前記取得先情報に基づいて、前記時間帯を取得する時間帯情報取得部を有し、
前記集計部は、前記時間帯情報取得部が取得した前記時間帯ごとに前記使用量を集計することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記使用量に関する情報は、前記機器で実行された印刷のカウンター情報であり、
前記取得部は、定期的に前記カウンター情報を前記機器から取得し、取得した時刻に対応付けて保存しておき、
集計の要求を受け付けた場合に、前記集計部は、前記取得した時刻が前記時間帯に含まれる前記カウンター情報と、前記時間帯に含まれない前記カウンター情報とを分けて集計することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記使用量に関する情報は、前記機器で実行された印刷の印刷ページ数と印刷日時を含むジョブログであり、
前記取得部は、定期的に前記ジョブログを前記機器から取得しておき、
集計の要求を受け付けた場合に、前記集計部は、前記時間帯に前記印刷日時が含まれる前記印刷ページ数と、前記時間帯に前記印刷日時が含まれない前記印刷ページ数とを分けて集計することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記時間帯は、前記機器が設置された営業所の営業時間であり、
前記取得先情報は、前記営業時間が記載されたWebサーバーのURL、又は、前記営業所の営業時間を提供する本社のサーバーのIPアドレスであることを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項8】
機器とネットワークを介して通信する情報処理システムが行う情報出力方法であって、
取得部が、前記機器から機器の使用量に関する情報を取得するステップと、
集計部が、前記使用量を時間帯ごとに集計するステップと、
情報出力部が、前記集計部が集計した前記使用量を時間帯に対応付けて出力するステップと、
を有することを特徴とする情報出力方法。
【請求項9】
機器とネットワークを介して通信する情報処理システムを、
前記機器から機器の使用量に関する情報を取得する取得部と、
前記使用量を時間帯ごとに集計する集計部と、
前記集計部が集計した前記使用量を時間帯に対応付けて出力する情報出力部、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報出力方法、及び、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
機器とネットワークを介して通信し、機器からカウンター情報やジョブログなど種々の機器情報を取得し、機器の管理を行う情報処理システムが知られている。情報処理システムは、例えば、カウンター情報を集計して使用量のレポートを作成する。
【0003】
機器がカウンタリクエストに応答しなくても使用量レポートを作成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、機器がカウンタリクエストに応答したときにカウンター情報をキャッシュカウンターとして保有し、キャッシュカウンターを利用して使用量レポートを作成する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、時間帯ごとに使用量が集計されていないという問題があった。例えば、「企業会計における勘定科目」では営業時間内の経費かどうかで経理上の勘定科目を振り分ける必要があるが、従来は、営業時間かどうかの区別なしにレポートが作成されている。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み、時間帯ごとに使用量を集計する情報処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑み、本発明は、機器とネットワークを介して通信する情報処理システムであって、前記機器から機器の使用量に関する情報を取得する取得部と、前記使用量を時間帯ごとに集計する集計部と、前記集計部が集計した前記使用量を時間帯に対応付けて出力する情報出力部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
時間帯ごとに使用量を集計する情報処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】時間帯ごとにレポート作成が望まれる時間帯の一例を示す図である。
【
図2】機器管理システムの全体構成図の一例である。
【
図3】情報処理システム、及び、端末装置の一例のハードウェア構成を示す図である。
【
図4】機器の一例である画像形成装置のハードウェア構成図の一例である。
【
図5】情報処理システム、端末装置、及び機器の機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。
【
図6】レポート作成条件記憶部に記憶されている定期情報と時間帯情報の一例を示す図である。
【
図7】カウンター情報蓄積部に記憶されているカウンター情報の一例を示す図である。
【
図8】カウンター情報記憶部に記憶されているカウンター情報の一例を示す図である。
【
図9】端末装置が表示する設定画面の一例を示す図である。
【
図10】情報処理システムが時間帯情報を使用してカウンター情報を集計する処理を説明するシーケンス図の一例である。
【
図11】情報出力部が作成したレポートの一例を示す図である。
【
図12】機器管理システムの全体構成図の一例である(実施例2)。
【
図13】情報処理システム、端末装置、機器、自社情報管理システム及び、Webサーバーの機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である(実施例2)。
【
図14】レポート作成条件記憶部に記憶されている取得先情報の一例を示す図である(実施例2)。
【
図15】営業時間情報記憶部に記憶されている営業時間の一例を示す図である(実施例2)。
【
図16】端末装置が表示する設定画面の一例を示す図である(実施例2)。
【
図17】情報処理システムが時間帯情報を使用してカウンター情報を集計する処理を説明するシーケンス図の一例である(実施例2)。
【
図18】カウンター情報記憶部に記憶されているジョブログの一例を示す図である(実施例3)。
【
図19】情報処理システムが時間帯情報を使用して印刷ページ数を集計する処理を説明するシーケンス図の一例である(実施例3)。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態の一例として、情報処理システムと情報処理システムが行う情報出力方法について図面を参照しながら説明する。
【0010】
<レポート作成の概略>
まず、カウンター情報とは、ある時点で機器が過去に印刷した累積の印刷ページ数である。機器と通信する情報処理システムは機器からカウンター情報を収集して、機器がカウンター情報を機器ごと、部署ごと、又は、企業ごとなどに集計する(集計した値を使用量という)。使用量は、情報処理システムが機器のリース料などに含めて顧客に課金するために使用されたり、機器のメンテナンスのタイミングを決定したりするために使用される。
【0011】
カウンター情報は、モノクロ又はカラーを区別して集計されることが一般的である。カウンター情報とは別に、又は、カウンター情報に加えて、印刷ページ数、ユーザーID(ユーザー名)、印刷日時、印刷設定等の印刷ジョブに関する情報が収集される場合もある。情報処理システムはこのような情報をジョブログとして蓄積し、ジョブログを集計することで、使用量だけでなく、両面の使用率、集約の使用率などの詳細な機器の使われ方が判明する。
【0012】
従来、ある期間の使用量は、ユーザーが使用量を把握したい期間の開始日の0時0分0秒から終了日の23時59分59秒までのカウンター情報に基づいて算出されている。
【0013】
しかし、時間帯別又は印刷の目的に応じた使用量をユーザーサイドで知りたい場合がある。
図1を参照して説明する。
【0014】
図1は、時間帯ごとにレポート作成が望まれる時間帯の一例を示す。企業の営業形態として、本社とは別の営業所で営業が行われる場合がある。例えば、旅行代理店、保険代理店等は、出店先である営業所にて社員と顧客が商談する場合が多い。
【0015】
図1はある営業所(A営業所とする)の勤務時間帯と営業時間帯の一例である。A営業所は、営業時間外に行われた印刷ページ数と、営業時間内に行われた印刷ページ数を別に収集したレポートを作成したい。
【0016】
これは、「企業会計における勘定科目」で以下のように振り分ける必要があるためである。
【0017】
・営業時間外にかかる印刷費用は、一般管理費
・営業時間内にかかる印刷費用は、販売費、営業費
しかし、本社が同じでも営業所の営業時間は営業所によって様々である。例えば、大型商業施設等に入所している営業所の営業時間は、その施設の営業時間に制限される。また、各営業所の営業時間を現場のマネージャーが決めるケースもある。
【0018】
そこで、営業所ごとの営業時間を情報処理システムが把握することが好ましい。大型商業施設等に入所していない営業所であれば、営業時間は固定なので管理者等が営業時間を情報処理システムに設定できる。大型商業施設等に入所している営業所は、大型商業施設のホームページや営業所のホームページで営業時間帯を提示している場合があるので、情報処理システムがこれらのホームページから取得する。あるいは、本社のデータベースから情報処理システムが各営業所の営業時間を取得できる場合もある。
【0019】
このように、情報処理システムが営業時間を取得することで、営業時間等の時間帯別にレポートを出力することが可能となる。
【0020】
<用語について>
使用量とは機器が使用された量であり、印刷装置の場合は、印刷したページ数(片面を1ページと数える)でよい。この他、使用量は機器によって異なってよい。例えば、使用量は、作動時間、消費電力、データ通信量、CO2発生量等でもよい。
【0021】
時間帯とは、ある時刻から別の時刻までの時間の範囲をいう。
【0022】
ユーザーとは、営業所で端末装置を使用する社員やシステム管理者である。情報処理システムを運営する企業の社員がユーザーでもよい。
【0023】
使用量に関する情報とは、機器の使用量そのもの又は機器の使用量に変換できる情報であればよい。本実施形態では、カウンター情報又はジョブログを例に説明する。
【実施例0024】
<システム構成例>
図2を参照して、機器管理システム100の構成を説明する。
図2は、機器管理システム100の全体構成図の一例である。社内にはLAN又は複数のLANが接続されたネットワークNが敷設されている。なお、ネットワークNには、各拠点のLANが接続された広域のLANやインターネットが含まれてよい。ネットワークNには、以下の機器が接続されている。なお、ネットワークNは有線でも無線でもよい。
・機器(自社機)20A
・機器(他社機)20B
以下では、機器(自社機)20Aと機器(他社機)20Bを区別しない場合(任意の機器について)、単に機器20と記載する。
【0025】
まず、機器20はイーサネットカード(登録商標)などのNIC((Network Interface Card)を介してネットワークNに接続されている。このような機器20をネットワーク機器という場合もある。換言すると、ネットワーク機器は、TCP(UDP)/IPプロトコルで通信できる機器である。
【0026】
また、自社機とは、後述する情報処理システム50の運営元と同じ又は関連する企業が製造又は販売した機器20であることをいう。他社機とは、後述する情報処理システム50の運営元と同じ又は関連する企業以外の企業が製造又は販売した機器20である。
【0027】
なお、機器(自社機)20Aと機器(他社機)20Bは、機器20としての機能は同等でよい。機器(自社機)20Aと機器(他社機)20Bに違いがあってもよいが、情報処理システム50は少なくともカウンター情報を機器(他社機)20Bから取得できる。機器20は、例えばMFP(Multifunction Peripheral/Printer/Product)、プリンター、印刷装置、画像形成装置、FAX装置等と呼ばれる機器である。この他、機器20は、使用量に関する情報を取得可能であればよく、プロジェクタ、電子黒板、テレビ会議端末、ルーター、ハブ等でもよい。
【0028】
また、ネットワークNには、情報処理システム50、及び、端末装置30が接続されている。情報処理システム50は一台以上の情報処理装置である。機器管理システム100は、SNMP(Simple Network Management Protocol)等のプロトコルを使用して機器20からカウンター情報を取得できる。情報処理システム50はWebサーバーの機能を兼ねていることが好ましく、情報処理システム50はWebページにより端末装置30にレポートを提供できる。情報処理システム50は、カウンター情報を、ユーザーが指定する集計期間(日単位、月単位)ごとに集計すると共に、時間帯ごとに集計する。また、情報処理システム50は、ユーザー別、部署別、機器別等にカウンター情報を集計することもできる。
【0029】
情報処理システム50はインターネット上に存在してもよいし、オンプレミスに存在してもよい。インターネット上に存在する場合はクラウドコンピューティングに対応しているとよい。クラウドとは、特定のハードウェア資源を意図しない場合に用いられる用語である。
【0030】
端末装置30は、汎用的な情報処理装置でよい。端末装置30ではWebブラウザが動作しており、ユーザーの操作に応じ機器管理システム100からレポートを取得し、表示する。
【0031】
また、端末装置30は、独立した情報処理装置でなくてもよく、情報処理システム50に接続されたコンソールでもよい。コンソールは、入力、出力用の装置のことを意味し、主にキーボードやディスプレイである。
【0032】
<レポート作成の概要>
情報処理システム50のレポート作成は、以下のように行われる。
【0033】
1.予め、情報処理システム50が、定期的に各機器20のカウンター情報の収集を行っておき、ハードディスク等の記憶手段に保存しておく。
【0034】
2.ユーザーが以下のようなレポート作成の条件を設定する。
【0035】
ユーザー別、部署別、機器別、集計期間(日単位、月単位)
3.2で設定された条件を元に情報処理システム50がレポートを作成する。
【0036】
したがって、情報処理システム50はユーザー別カウンターレポート、部署別カウンターレポート、機器別カウンターレポートなどの様々なレポートを作成できる。
【0037】
本実施形態では、上記の2のフェーズで、A.ユーザーが時間帯情報を設定するか、又は、B.ユーザーが時間帯情報の取得先を設定する。
【0038】
A.端末装置30が情報処理システム50から取得した設定画面を表示し、ユーザーがレポート作成の条件を入力する際、カウンター情報を集計する時間帯を設定する。
【0039】
B.端末装置30が情報処理システム50から取得した設定画面を表示し、ユーザーがレポート作成の条件を入力する際、営業所の営業時間を公開している取得先情報(後述する自社情報管理システム、Webサーバー)を設定する。情報処理システム50は、設定された取得先から時間帯情報を取得する。
【0040】
本実施例では上記Aの方法について説明し、Bの方法については実施例2にて説明する。
【0041】
<ハードウェア構成例>
<<情報処理システム、端末装置>>
図3は、本実施形態に係る情報処理システム50、及び、端末装置30の一例のハードウェア構成を示す図である。
図3に示されているように、情報処理システム50及び端末装置30は、コンピュータ500によって構築されている。コンピュータ500は、CPU501、ROM502、RAM503、HD(Hard Disk)504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
【0042】
これらのうち、CPU501は、コンピュータ500全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンター等である。ネットワークI/F509は、ネットワークNを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、
図3に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
【0043】
また、キーボード511は、文字、数値、又は各種指示などの入力に使用される複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。光学ドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としての光記憶媒体513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、光記憶媒体は、CD,DVD、Blu-Ray(登録商標)等である。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
【0044】
<<機器>>
図4は、機器20の一例である画像形成装置のハードウェア構成図である。
図4に示されているように、画像形成装置は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
【0045】
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM-P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907、HDDコントローラ908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
【0046】
これらのうち、CPU901は、画像形成装置の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
【0047】
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0048】
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDDコントローラ908及びMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲット及びAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナー部931、プリンター部932、及びファクシミリ部との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906は、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを有していてよい。
【0049】
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
【0050】
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路のアンテナ920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
【0051】
更に、エンジン制御部930は、スキャナー部931、プリンター部932及びファクシミリ部933を有している。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなるハードキー940bを備えている。コントローラ910は、画像形成装置全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナー部931又はプリンター部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
【0052】
なお、画像形成装置は、操作パネル940のアプリ切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンター機能、及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ユーザーがドキュメントボックス機能を選択した場合、画像形成装置はドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンター機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
【0053】
また、ネットワークI/F950は、ネットワークNを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
【0054】
<機能について>
図5を参照して、機器管理システム100が有する機能について説明する。
図5は、情報処理システム50、端末装置30、及び機器20の機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。
【0055】
<<情報処理システム>>
情報処理システム50は、ネットワーク通信部51、取得部52、情報出力部53、画面生成部54、集計部55、及び、記憶部60を有している。情報処理システム50が有するこれら各機能部は、情報処理システム50にインストールされた1以上のプログラムに含まれる命令を
図3に示したCPU501が実行することで実現される機能又は手段である。また、記憶部60は、
図3に示したHD504やRAM503等に構築される、レポート作成条件記憶部61及びカウンター情報蓄積部62を有している。
【0056】
ネットワーク通信部51はネットワークに接続し、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層など、各レイヤの通信プロトコルに従って、通信を行う。
【0057】
取得部52は、例えば定期的に、機器20にカウンター情報を要求し、機器20からカウンター情報を取得する。この定期的な時間間隔、又は時刻、及び、機器20のIPアドレス等は予め設定されている。ネットワーク通信部51は、例えばSNMPを使用して、機器20からカウンター情報を取得してよい。SNMPを使用して機器20から機器情報を取得する装置又はソフトウェアをSNMPマネージャーという。また、取得部52が要求するのでなく、機器20が自動的にカウンター情報を情報処理システム50に送信してもよい。この場合、機器20には定期的な時間間隔、又は時刻、及び、情報処理システム50のIPアドレス等が予め設定されている。
【0058】
画面生成部54は、Webサーバーの機能を提供するものであり、Webページとして表示される画面情報を端末装置30からの要求に応じて提供する。画面情報は、HTML、XML、スクリプト言語、及びCSS(Cascading Style Sheet)等で記述されたプログラムであり、主にHTMLによりWebページの構造が規定され、スクリプト言語によりWebページの動作が規定され、CSSによりWebページのスタイルが規定される。
【0059】
集計部55は、取得部52が取得したカウンター情報を、ユーザーが指定する集計期間(日単位、月単位)ごとに集計すると共に、時間帯ごとに集計する。また、集計部55は、ユーザー別、部署別、機器別等に集計することもできる。
【0060】
情報出力部53は、集計結果を含むレポートを作成する。レポートはPDFで作成されてもよいし、端末装置30が表示するWebページで作成されてもよい。
【0061】
図6は、レポート作成条件記憶部61に記憶されている定期情報と時間帯情報の一例である。定期情報は、情報処理システム50が機器20からカウンター情報を取得する時間間隔である。
図6では「1時間ごと」が設定されているが、これは一例に過ぎない。なお、定期情報は、時間間隔でなく時刻(つまり、情報処理システム50が機器20からカウンター情報を取得する各時刻のスケジュール)が指定されてもよい。
【0062】
時間帯情報は、開始時刻と終了時刻を有する。開始時刻は営業時間の始期を、終了時刻は営業時間の終期をそれぞれ示す。時間帯情報は、ユーザーが後述する設定画面で設定した営業所の営業時間である。営業所には機器20が設置されている。
【0063】
図7は、カウンター情報蓄積部62に記憶されているカウンター情報の一例である。取得時刻に対応付けて、モノクロ、カラーのカウンター情報が登録されている。また、各カウンター情報には、機器ID及び営業所IDが対応付けられている。機器IDにより機器20ごとのレポートが、営業所IDにより営業所IDごとのレポートが作成可能になる。営業所内に複数の部署がある場合は部署IDが対応付けられていてもよい。
【0064】
図7では1時間ごとにカウンター情報が取得されているが、一例に過ぎず、ユーザーが設定した定期情報に応じて定期的にカウンター情報が取得される。
【0065】
<<機器>>
図5に戻って説明する。機器20は、ネットワーク通信部21、カウンター情報送信部22、及び、カウンター情報記憶部23を有している。機器20が有するこれら各機能部は、機器20にインストールされた1以上のプログラムに含まれる命令を
図4に示したCPU901が実行することで実現される機能又は手段である。また、カウンター情報記憶部23は
図4に示したHD909やRAM902b等に構築される。
【0066】
ネットワーク通信部21の機能は機器管理システム100と同様でよい。
【0067】
カウンター情報送信部22は、例えばSNMPを使用して、情報処理システム50からの要求に応じて、カウンター情報記憶部23に記憶されているカウンター情報を情報処理システム50に送信する。SNMPを使用して、カウンター情報を外部に送信する装置又はソフトウェアをSNMPエージェントという。
【0068】
図8に示すように、カウンター情報記憶部23には、少なくともカウンター情報が記憶されている。
図8は、カウンター情報記憶部23に記憶されているカウンター情報の一例である。カウンター情報は、機器20が出荷されて以降の印刷ページ数の累積値である。このため、機器20が出力するごとに変化する。カウンター情報は、例えば、MIBというデータベース形式で保存されている。
【0069】
カウンター情報記憶部23に、実行済みの印刷ジョブが記憶されていてよい。印刷ジョブには、印刷ページ数、印刷を実行したユーザーID、印刷日時、印刷設定等が含まれる。印刷ジョブについては実施例3にて説明する。
【0070】
<<端末装置>>
図5に戻って説明する。端末装置30は、ネットワーク通信部31、表示制御部32、及び、操作受付部33を有する。端末装置30が有するこれら各機能部は、端末装置30にインストールされた1以上のプログラムに含まれる命令を
図3に示したCPU501が実行することで実現される機能又は手段である。
【0071】
ネットワーク通信部31の機能は機器管理システム100と同様でよい。
【0072】
表示制御部32は、情報処理システム50から受信した画面情報に基づいて設定画面等を表示する。操作受付部33は設定画面等、端末装置30に対するユーザーの各種操作を受け付ける。
【0073】
<設定画面における時間帯の設定>
図9を参照して、時間帯情報の設定について説明する。
図9は、端末装置30が表示する設定画面200の一例である。
図9の設定画面200を介した時間帯情報の設定は、各営業所ごとに行われる。設定は、営業所側のユーザーが行うことができる。以下、設定画面200が有する入力欄について説明する。設定画面200で設定された情報をレポート作成条件という。
【0074】
・集計期間欄201は、日付指定という選択肢202と期間指定という選択肢203による期間の指定方法をユーザーが設定する欄である。期間指定が選択された場合、開始日と終了日をユーザーが設定できる。また、集計期間欄201は、開始時刻欄204と終了時刻欄205を有している。開始時刻欄204には時間帯情報の始期が、終了時刻欄205には時間帯情報の終期がそれぞれ設定される。ユーザーは複数の時間帯情報を設定できてよい。
【0075】
・レポート形式欄211は、レポート形式入力欄212を有する。レポート形式入力欄212は、カウンター情報の集計を、機器ごと、ユーザーごと、又は、部署ごと等、どのようなレポート形式にするかをユーザーが設定する欄である。なお、設定画面200によるレポート作成条件の設定は、営業所ごとに行われるので、営業所ごとの集計が前提である。ただし、営業所を指定した集計や、異なる営業所のカウンター情報をまとめて集計する設定が可能でもよい。
【0076】
なお、ユーザーは、何時間ごとにカウンター情報を取得するか(定期情報)を設定画面200に設定できる。
【0077】
<動作手順>
続いて、
図10を参照して、時間帯情報を使用したレポート作成について説明する。
図10は、情報処理システム50が時間帯情報を使用してカウンター情報を集計する処理を説明するシーケンス図の一例である。
【0078】
S1:ユーザーは端末装置30を情報処理システム50に接続して、設定画面200を表示させる。ユーザーは設定画面200に、何時間ごとにカウンター情報を取得するかという定期情報を設定する。操作受付部33が設定を受け付ける。
【0079】
S2:端末装置30のネットワーク通信部31は定期情報を情報処理システム50に送信する。情報処理システム50のネットワーク通信部51が定期情報を受信し、レポート作成条件記憶部61に保存しておく。
【0080】
S3:定期情報で設定された時間が経過すると、取得部52がネットワーク通信部51を介して、機器20にカウンター情報を要求する。機器20のネットワーク通信部21は、要求に応じてカウンター情報を情報処理システム50に送信する。ネットワーク通信部21は、カウンター情報に器機IDと営業所IDを添付する。
【0081】
なお、機器20が情報処理システム50からの要求に応じて、カウンター情報を送信するのでなく、機器20が予め設定されているタイミングでカウンター情報を情報処理システム50に送信してもよい。例えば、社外から機器20への接続がファイアウォール等で制限されている場合に有効である。また、機器20が情報処理システム50からの要求に応じて、カウンター情報を送信する場合でも、機器20が予め設定されているタイミングでカウンター情報を情報処理システム50に送信してよい。例えば、情報処理システム50が機器20と通信できない場合、機器20は一定時間以上、カウンター情報を送信していないことを検出して、カウンター情報を送信する。
【0082】
S4:取得部52は、カウンター情報をカウンター情報記憶部23に保存する。例えば、定期情報が「1時間ごと」である場合、1時間ごとにカウンター情報が蓄積される。
【0083】
S5:次に、端末装置30は、情報処理システム50の画面生成部54が生成した設定画面200を表示する。ユーザーが設定画面200で時間帯を含むレポート作成条件を設定する。操作受付部33が設定を受け付ける。レポート作成条件は時間帯情報を含む。
【0084】
S6:端末装置30のネットワーク通信部31は、ユーザー操作に応じてレポート作成条件を情報処理システム50に送信する。情報処理システム50のネットワーク通信部51がレポート作成条件を受信し、レポート作成条件記憶部61に保存しておく。
【0085】
S7:次に、ユーザーがレポート作成の指示を端末装置30に入力する。操作受付部33が指示を受け付ける。端末装置30のネットワーク通信部31はレポート作成指示を情報処理システム50に送信する。情報処理システム50のネットワーク通信部51がレポート作成指示を受信する。
【0086】
S8:情報処理システム50の集計部55は、カウンター情報蓄積部62からレポート作成条件に適合するカウンター情報を取得する。例えば、レポート作成条件がある一月の集計を指定し、時間帯情報が9:00 ~ 15:00とする。集計部55は、ある一月のカウンター情報のうち、9:00に取得されたカウンター情報と15:00に取得されたカウンター情報の差分を算出する。この差分が営業時間内のカウンター情報である。
【0087】
なお、集計部55は、時間帯情報だけでなく、レポート作成条件で設定された機器別、部署(営業所内に複数の部署がある場合)別にカウンター情報を集計する。
【0088】
また、営業時間の開始時刻又は終了時刻のカウンター情報がカウンター情報蓄積部62に保存されてない場合、集計部55は、時間帯情報の開始時刻以降の最初のカウンター情報、及び、終了時刻以前の最後のカウンター情報の差分を算出する。
【0089】
また、集計部55は、時間帯情報が9:00 ~ 15:00でない、すなわち営業時間外のカウンター情報も集計する。これらも課金の対象となる点では同じだからである。
【0090】
S9:情報出力部53は、集計結果を用いてレポートを作成する。
【0091】
S10:情報処理システム50の画面生成部54は、レポートを表示するWebページを作成し、ネットワーク通信部51はWebページを端末装置30に送信する。端末装置30のネットワーク通信部31がWebページを受信し、表示制御部32がWebページを表示することでレポートを表示する。
【0092】
<レポートの出力例>
図11は、情報出力部53が作成したレポートの一例である。このレポートは端末装置30が表示するWebページでもよいし、印刷されたものでもよい。
図11のレポートでは、営業所名221、集計期間222、及び、使用量の表223が表示される。使用量の表223には、営業時間内と営業時間外の印刷ページ数が含まれる。したがって、ユーザーは、「企業会計における勘定科目」に基づいて使用量を計上できる。
【0093】
図11では、営業所ごとに使用量が表示されているが、端末装置30は機器20ごと又は部署ごとの使用量のレポートを表示することができる。ユーザーごとの使用量についてはカウンター情報が印刷ジョブとして収集される場合に表示可能となる。
【0094】
<主な効果>
本実施例の機器管理システム100によれば、ユーザーが設定した時間帯情報により営業時間内のカウンター情報を集計してレポートを作成できる。
本実施例では、情報処理システム50が自社情報管理システム又はWebサーバーから営業時間を取得して、時間帯ごとにカウンター情報を集計しレポートを作成する情報処理システム50について説明する。
自社情報管理システム70は、本社が管理する営業所の営業時間を保持している。自社情報管理システム70は、例えば公開しているAPI(Application Programming Interface)により営業時間を提供する。あるいは、自社情報管理システム70は、電子メールで営業時間を提供してもよい。
Webサーバー80は、各営業所が運営するWebサーバー又は大型商業施設が運営するWebサーバーであり、ホームページにより営業時間を提供している。例えば、「営業時間 平日(月~金)9時~17時」のように記載されており、情報処理システム50は、「営業時間」等の文字から所定の距離又は文字数以内に数字と「時」という文字の組み合わせがあれば、それを取得する。
ネットワーク通信部71の機能は情報処理システム50と同様でよい。営業時間情報記憶部72には、自社情報管理システム70が管理する営業所の営業時間が記憶されている。営業時間は、営業所ごとに記憶されていてよい。
ネットワーク通信部81の機能は情報処理システム50と同様でよい。Webページ表示部82は、ホームページ情報記憶部83に記憶された画面情報(HTML、XML、スクリプト言語、及びCSS等)を使用して、ホームページをWebブラウザが表示するためのWebページを作成する。なお、ホームページの内容は様々であるので詳細は省略する。
S16:端末装置30のネットワーク通信部31は、ユーザー操作に応じてレポート作成条件を情報処理システム50に送信する。情報処理システム50のネットワーク通信部51がレポート作成条件を受信し、レポート作成条件記憶部61に保存しておく。
S17,S18:時間帯情報取得部56は、レポート作成条件に含まれる取得先設定欄のURLやIPアドレスに基づいて、各営業所の営業時間を自社情報管理システム70又はWebサーバー80から取得する。自社情報管理システム70から取得される営業時間は、営業所IDに営業時間が対応付けられているので、情報処理システムへのログインにより特定されるユーザーが所属する営業所IDで、集計部55が集計に使用すべき営業時間を特定できる。時間帯情報取得部56がWebサーバーにアクセスした場合、ホームページの一部に営業時間の記載があるので、「営業時間」等の文字から所定の距離又は文字数以内に存在する「9時から15時」等の文字を検出する。