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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023097922
(43)【公開日】2023-07-10
(54)【発明の名称】半導体装置、半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/329 20060101AFI20230703BHJP
   H01L 21/822 20060101ALI20230703BHJP
   H01L 21/8234 20060101ALI20230703BHJP
【FI】
H01L29/94 Z
H01L27/04 C
H01L27/06 102A
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021214301
(22)【出願日】2021-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】308033711
【氏名又は名称】ラピスセミコンダクタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】背尾 英助
【テーマコード(参考)】
5F038
5F048
【Fターム(参考)】
5F038AC05
5F038AC10
5F038AC15
5F038AC17
5F038AV06
5F048AC10
5F048BA01
5F048BB05
5F048BG12
(57)【要約】
【課題】窪みを有するキャパシタ素子を含む半導体装置を提供する。
【解決手段】キャパシタ素子を含む半導体装置では、キャパシタ素子は、キャパシタエリアを含む表面、及び該キャパシタエリアに設けられた一又は複数の窪みを有するシリコン領域と、各窪みの表面に設けられた絶縁層と、キャパシタエリアにおいて絶縁層によってシリコン領域から隔てられた電極を備え、各窪みは、キャパシタエリアに交差する第1軸の方向にシリコン領域の表面から延在し、各窪みの開口は、シリコン領域の表面において、少なくとも第1縁辺、第2縁辺、第3縁辺、及び第4縁辺を含み、各窪みの表面は、第1側面、第2側面、第3側面、及び第4側面を含み、第1側面~第4側面は、それぞれ、第1軸に対して鋭角を成して傾斜する第1傾斜基準面~第4傾斜基準面に沿って窪みの開口の第1縁辺~第4縁辺から延在する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャパシタ素子を含む半導体装置であって、
キャパシタエリアを含む表面を有するシリコン領域を備え、
前記キャパシタ素子は、
該キャパシタエリアに設けられた一又は複数の窪みと、
各窪みの表面に設けられた絶縁層と、
前記窪みにおいて前記絶縁層によって前記シリコン領域から隔てられた電極と
を備え、
各窪みは、前記キャパシタエリアに交差する第1軸の方向に前記シリコン領域の前記表面から延在し、
各窪みの開口は、前記シリコン領域の前記表面において、少なくとも第1縁辺、第2縁辺、第3縁辺、及び第4縁辺を含み、
各窪みの前記表面は、第1側面、第2側面、第3側面、及び第4側面を含み、
前記第1側面は、前記第1軸に対して鋭角を成して傾斜する第1傾斜基準面に沿って前記窪みの開口の第1縁辺から延在し、
前記第2側面は、前記第1軸に対して鋭角を成して傾斜する第2傾斜基準面に沿って前記窪みの開口の第2縁辺から延在し、
前記第3側面は、前記第1軸に対して鋭角を成して傾斜する第3傾斜基準面に沿って前記窪みの開口の第3縁辺から延在し、
前記第4側面は、前記第1軸に対して鋭角を成して傾斜する第4傾斜基準面に沿って前記窪みの開口の第4縁辺から延在する、
半導体装置。
【請求項2】
前記シリコン領域は、ウエルを有し、
当該半導体装置は、前記シリコン領域の前記ウエルに接続された別の電極を更に備える、
前記窪みは、前記ウエルに設けられる、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記キャパシタエリアを囲むフィールド絶縁膜を更に備え、
前記ウエルの外縁は、前記キャパシタエリアと前記フィールド絶縁膜との境界より外側に位置し、
前記電極は、ポリシリコン電極を含み、
前記絶縁層は、シリコン酸化膜を含む、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記絶縁層は、前記窪みの外において前記窪みから前記キャパシタエリアに沿って延在し、
前記電極は、前記窪みの外において前記窪みから前記キャパシタエリアに沿って前記絶縁層の上に延在し、
前記ポリシリコン電極は、前記キャパシタエリアと前記フィールド絶縁膜との境界の全てに沿って延在し、
前記窪みの外において、前記ウエル、前記絶縁層、及び前記電極は、前記キャパシタ素子と異なる別のキャパシタ素子を提供する、
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記キャパシタエリアは、前記第1軸に交差する第2軸及び第3軸の方向に広がり、
前記第1縁辺及び前記第3縁辺は、前記第2軸に沿って延在し、
前記第2縁辺及び前記第4縁辺は、前記第3軸に沿って延在し、
前記第1側面は、前記第1縁辺から湾曲面を含み、
前記第2側面は、前記第2縁辺から湾曲面を含み、
前記第3側面は、前記第3縁辺から湾曲面を含み、
前記第4側面は、前記第4縁辺から湾曲面を含む、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項6】
導電性のシリコン領域を含む支持体にチャージ処理を適用して、前記シリコン領域の上のシリコン酸化膜を帯電させることと、
前記チャージ処理の後に、バッファードフッ化水素酸溶液を前記支持体に適用して、キャパシタ素子ための窪みとしてピットを前記シリコン領域に形成することと、
前記ピットを前記シリコン領域に形成した後に、前記シリコン領域の上に絶縁膜を形成することと、
前記絶縁膜を形成した後に、前記絶縁膜の上に上側電極層を形成することと、
を備え、
前記シリコン酸化膜は、前記ピットを前記シリコン領域に形成する際に、前記バッファードフッ化水素酸溶液によってエッチングされ、
前記窪みにおいて、前記絶縁膜は前記シリコン領域から前記上側電極層を隔てている、
半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記チャージ処理は、純水ヒーリング及びイオン注入の少なくとも一方を含む、
請求項6に記載された半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記チャージ処理に先だって、前記シリコン領域にウエルを形成する工程を更に備え、
前記ピットは、前記ウエルに形成される、
請求項6又は請求項7に記載された半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記チャージ処理に先だって、前記シリコン領域にフィールド絶縁膜を形成する工程を更に備え、
前記フィールド絶縁膜は、キャパシタエリアを囲み、
前記フィールド絶縁膜は、前記シリコン酸化膜より厚く、
前記キャパシタエリアは、前記ウエルの境界より内側に位置する、
請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置、及び半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、反応性イオンエッチング装置においてエッチングガスとしてNFを用いて、高いアスペクト比のトレンチを形成することを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8-203863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1におけるトレンチの形成には、フォトリソグラフィ及びドライエッチングを必要とする。フォトリソグラフィの適用は、パターン形成のための複数の工程を含む。ドライエッチングの適用は、エッチングガス、ガス流量、チャンバ圧力といった複数の条件を求める。
【0005】
本発明は、このような背景を鑑みて為されたものであり、工程の新規な組み合わせ、及び新規なデバイス構造を提供する。
【0006】
本発明の目的は、窪みを有するキャパシタ素子、窪みを含むキャパシタ素子を有する半導体装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1態様は、キャパシタ素子を含む半導体装置であって、前記キャパシタ素子は、キャパシタエリアを含む表面、及び該キャパシタエリアに設けられた一又は複数の窪みを有するシリコン領域と、各窪みの表面に設けられた絶縁層と、前記キャパシタエリアにおいて前記絶縁層によって前記シリコン領域から隔てられた電極とを備え、各窪みは、前記キャパシタエリアに交差する第1軸の方向に前記シリコン領域の前記表面から延在し、各窪みの開口は、前記シリコン領域の前記表面において、少なくとも第1縁辺、第2縁辺、第3縁辺、及び第4縁辺を含み、各窪みの前記表面は、第1側面、第2側面、第3側面、及び第4側面を含み、前記第1側面は、前記第1軸に対して鋭角を成して傾斜する第1傾斜基準面に沿って前記窪みの開口の第1縁辺から延在し、前記第2側面は、前記第1軸に対して鋭角を成して傾斜する第2傾斜基準面に沿って前記窪みの開口の第2縁辺から延在し、前記第3側面は、前記第1軸に対して鋭角を成して傾斜する第3傾斜基準面に沿って前記窪みの開口の第3縁辺から延在し、前記第4側面は、前記第1軸に対して鋭角を成して傾斜する第4傾斜基準面に沿って前記窪みの開口の第4縁辺から延在する。
【0008】
この半導体装置によれば、窪み表面のシリコン領域、窪みの表面に設けられた絶縁層、及び窪みにおいて絶縁層によってシリコン領域から隔てられた電極は、キャパシタを形成する。このキャパシタ素子は、第1側面、第2側面、第3側面、及び第4側面を含み、これらの側面の各々は、第1軸に対して鋭角を成して傾斜する傾斜基準面に沿って窪みの開口の縁辺から延在する電極面を提供する。窪みの第1側面、第2側面、第3側面、及び第4側面は、傾斜しているので、これらの側面の面積の総和は、該窪みの開口エリアの面積より大きくなる。
【0009】
第1態様に係る半導体装置では、前記シリコン領域は、前記キャパシタエリアに設けられたウエルを有し、当該半導体装置は、前記シリコン領域の前記ウエルに接続された別の電極を更に備え、前記窪みは、前記ウエルに設けられる。
【0010】
この半導体装置によれば、ウエルは、ウエル内のシリコン領域をウエル外のシリコン領域から電気的に分離するために役立ち、キャパシタ素子の2つの電極は、支持体のシリコン領域の電位から独立させることができる。
【0011】
第1態様に係る半導体装置は、前記キャパシタエリアを囲むフィールド絶縁膜を更に備え、前記ウエルの外縁は、前記キャパシタエリアと前記フィールド絶縁膜との境界より外側に位置し、前記電極は、ポリシリコン電極を含み、前記絶縁層は、シリコン酸化膜を含む。
【0012】
この半導体装置によれば、フィールド絶縁膜は、ウエルの外縁より内側に位置するキャパシタエリアを囲む。フィールド絶縁膜がキャパシタエリアを囲むことによれば、キャパシタエリアが、キャパシタのための絶縁層に沿って延在してウエルを横切る構造を排除できる。ポリシリコン電極は、キャパシタエリア及びフィールド絶縁膜のいずれの上にも設けられる。
【0013】
第1態様に係る半導体装置では、前記絶縁層は、前記窪みの外において前記窪みから前記キャパシタエリアに沿って延在し、前記電極は、前記窪みの外において前記窪みから前記キャパシタエリアに沿って前記絶縁層の上に延在し、前記ポリシリコン電極は、前記キャパシタエリアと前記フィールド絶縁膜との境界の全てに沿って延在し、前記窪みの外において、前記ウエル、前記絶縁層、及び前記電極は、前記キャパシタ素子と異なる別のキャパシタ素子を提供する。
【0014】
この半導体装置によれば、絶縁層及び電極が、窪みの外において、窪みからキャパシタエリアに沿って延在し、ウエル、絶縁層、及び電極は、窪みの外に、キャパシタ素子と異なる別のキャパシタ素子を形成する。絶縁層は、キャパシタエリアとフィールド絶縁膜との境界に到達すると共に、電極は、キャパシタエリアとフィールド絶縁膜との境界を横切ることができ、これ故に、キャパシタエリアのより多くに窪みをキャパシタのために形成できる。
【0015】
第1態様に係る半導体装置では、前記キャパシタエリアは、前記第1軸に交差する第2軸及び第3軸の方向に広がり、前記第1縁辺及び前記第3縁辺は、前記第2軸に沿って延在し、前記第2縁辺及び前記第4縁辺は、前記第3軸に沿って延在し、前記第1側面は、前記第1縁辺から延びる湾曲面を含み、前記第2側面は、前記第2縁辺から延びる湾曲面を含み、前記第3側面は、前記第3縁辺から延びる湾曲面を含み、前記第4側面は、前記第4縁辺から延びる湾曲面を含む。
【0016】
この半導体装置によれば、窪みの側面は、複数の湾曲面を含み、複数の湾曲面は、シリコン領域の内部に向く実質的に凹面形状を窪みに提供する。或いは、窪みは、実質的に四角錐状の形状を有する。これ故に、窪みは、ドライエッチングにより形成されるトレンチキャパシタのように切り立った側壁を持たない。
【0017】
本発明の第2態様は、キャパシタ素子の製造方法であって、この製造方法は、導電性のシリコン領域を含む支持体にチャージ処理を適用して、前記シリコン領域の上のシリコン酸化膜を帯電させることと、前記チャージ処理の後に、バッファードフッ化水素酸溶液を前記支持体に適用して、キャパシタ素子ための窪みとしてピットを前記シリコン領域に形成することと、前記ピットを前記シリコン領域に形成した後に、前記シリコン領域の上に絶縁膜を形成することと、前記絶縁膜を形成した後に、前記絶縁膜の上に上側電極層を形成することと、を備え、前記シリコン酸化膜は、前記ピットを前記シリコン領域に形成する際に、前記バッファードフッ化水素酸溶液によってエッチングされ、前記窪みにおいて、前記絶縁膜は前記シリコン領域から前記上側電極層を隔てている。
【0018】
この製造方法によれば、チャージ処理及びバッファードフッ化水素酸溶液処理によってピットを形成できる。ピットは、シリコン領域に形成された窪みを含む。シリコン領域上に絶縁膜を形成して、この窪みの表面を絶縁膜により覆う。窪みにおいて、絶縁膜はシリコン領域から上側電極層を隔てる。キャパシタ素子は、シリコン領域及び上側電極層と、シリコン領域と上側電極層との間に設けられた絶縁膜とを含む。シリコン酸化膜は、チャージ処理に先だってシリコン領域に形成される。シリコン酸化膜は、ピット形成のためのバッファードフッ化水素酸溶液による処理を該酸化膜からシリコン領域に進めて、ピットが形成されるシリコン領域の表面を大気に露出させない。
【0019】
第2態様に係る製造方法では、前記チャージ処理は、純水ヒーリング及びイオン注入の少なくとも一方を含む。
【0020】
この製造方法によれば、チャージ処理として、純水ヒーリング、イオン注入、又は純水ヒーリング及びイオン注入の両方を使用できる。
【0021】
純水ヒーリングは、シリコン領域の表面に純水を供給しながら支持体を高速で回転させる処理である。純水ヒーリングは、例えば、スクラバーを用いて行われることができる。
【0022】
第2態様に係る製造方法は、前記チャージ処理に先だって、前記シリコン領域にウエルを形成する工程を更に備え、前記ピットは、前記ウエルに形成される。
【0023】
この製造方法によれば、シリコン領域内のウエルは、ウエルに起因するpn接合の作用により、シリコン領域における帯電を容易にする。
【0024】
第2態様に係る製造方法では、前記チャージ処理に先だって、前記シリコン領域にフィールド絶縁膜を形成する工程を更に備え、前記フィールド絶縁膜は、キャパシタエリアを囲み、前記フィールド絶縁膜は、前記シリコン酸化膜より厚く、前記キャパシタエリアは、前記ウエルの境界より内側に位置する。
【0025】
この製造方法によれば、キャパシタエリアは、キャパシタエリア上のシリコン酸化膜より厚いフィールド絶縁膜によって囲まれる。引き続くチャージ処理では、薄いシリコン酸化膜のキャパシタエリアが、フィールド絶縁膜より多くの電荷を集める。
【0026】
シリコン酸化膜及びフィールド絶縁膜に係るそれぞれのキャパシタを、一方の電極がウエルであると共に他方の電極が大気である平行平板型として近似する。具体的には、キャパシタエリア上のシリコン酸化膜の単位面積当たりのキャパシタンスは、フィールド絶縁膜の単位面積当たりのキャパシタンスより大きい。ウエハが帯電して、ウエルと大気との間に電位差が加わると、より大きなキャパシタンスにはより大きな電荷を蓄積する。
【発明の効果】
【0027】
本発明の第1態様及び第2態様によれば、窪みを含むキャパシタ素子を有する半導体装置の製造方法を提供でき、また窪みを有するキャパシタ素子を提供できる。この製造方法によれば、フォトリソグラフィ及びドライエッチングを用いるトレンチ形成に比べて簡易な工程の組み合わせによって窪みを形成できる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1図1は、本実施の形態に係る半導体装置を概略的に示す斜視図である。
図2図2は、図1のII-II線に沿ってとられた半導体装置を概略的に示す断面図のである。
図3図3は、キャパシタのための窪みを示す図面である。
図4図4は、図3に示された第2軸Ax2の方向に沿って取られた窪みの縦断面を模式的に示す図面である。
図5図5は、図3に示された第3軸Ax3の方向に沿って取られた窪みの縦断面を模式的に示す図面である。
図6図6(a)、図6(b)、及び図6(c)は、半導体装置、具体的には、キャパシタ素子の製造方法の主要な工程の断面を示す図面である。
図7図7(a)、図7(b)、及び図7(c)は、半導体装置、具体的には、キャパシタ素子の製造方法の主要な工程の断面を示す図面である。
図8図8(a)及び図8(b)は、シリコン窪みの断面を示す走査型電子顕微鏡写真を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、図面を参照して本発明を実施するための実施の形態について説明する。
【0030】
図1は、本実施の形態に係る半導体装置を概略的に示す斜視図のである。図2は、図1のII-II線に沿ってとられた半導体装置を概略的に示す断面図のである。半導体装置11は、1又は複数のキャパシタ13を含む。具体的には、図1は、4つのキャパシタ素子13a、13b、13c、13dを描き、図2は、2つのキャパシタ素子13a、13bを描く。キャパシタ13は、キャパシタ素子13a~13dを含む。図3は、キャパシタのための、第1軸の方向に延在する窪みを示す図面である。
【0031】
図1及び図2を参照すると、半導体装置11は、導電性のシリコン領域15と、絶縁層17と、電極19とを備える。シリコン領域15は、キャパシタエリア15aを含む表面15bを含む。キャパシタエリア15aは、一又は複数の窪み21を有し、また導電性のシリコン領域15は、支持体12に含まれる。
【0032】
半導体装置11は、キャパシタ素子13a、13b、13c、13dを含む。キャパシタ素子13a~13dの各々は、単一の窪み21を含み、また各窪み21の表面21sに設けられた絶縁層17と、窪み21において絶縁層17によってシリコン領域15の表面21sから隔てられた電極19と、を含む。
【0033】
また、半導体装置11では、キャパシタ13は、さらに、キャパシタ素子13eを含み、キャパシタ素子13eは、個々の窪み21の外側に関連付けられている。キャパシタ素子13eは、シリコン領域15と、絶縁層17と、電極19とを含む。本実施例では、キャパシタ素子13eの外縁は、フィールド絶縁膜23によって規定される。
【0034】
図1及び図2から理解されるように、キャパシタ素子13a~13dは、互いに電気的に並列に接続される。また、キャパシタ素子13a~13dは、キャパシタ素子13eに電気的に並列に接続される。したがって、半導体装置11は、互いに異なる構造を有するキャパシタ素子13a~13d及びキャパシタ素子13eを含む。キャパシタ素子13eの電極19は、離散的に配置されるキャパシタ素子13a~13dのそれぞれを接続している。
【0035】
図3を参照すると具体的には、各窪み21は、キャパシタエリア15aに交差する第1軸Ax1の方向にシリコン領域15の表面15bから延在する形状を有する。各窪み21の開口25は、シリコン領域15の表面15bにおいて、少なくとも第1縁辺25a、第2縁辺25b、第3縁辺25c、及び第4縁辺25dによって規定されることができる。具体的には、第1縁辺25a及び第3縁辺25cは、シリコン領域15の表面15bにおいて、第1軸Ax1に交差する第2軸Ax2の方向に延在する。第2縁辺25b及び第4縁辺25dは、シリコン領域15の表面15bにおいて、第1軸Ax1及び第2軸Ax2に交差する第3軸Ax3の方向に延在する。本実施例では、第1軸Ax1、第2軸Ax2及び第3軸Ax3は、互いに、直交している。これに従って、開口25は、ほぼ四辺形の形状を有する。
【0036】
図4は、図3に示された第2軸Ax2の方向に沿って取られた、窪みの縦断面を模式的に示す図面である。図5は、図3に示された第3軸Ax3の方向に沿って取られた、窪みの縦断面を模式的に示す図面である。
【0037】
各窪み21の表面21sは、第1側面21a、第2側面21b、第3側面21c、及び第4側面21dを含むことができる。図4及び図5を参照すると、第1側面21aは、第1軸Ax1に対して鋭角ANG1を成して傾斜する第1傾斜基準面REF1に沿って窪み21の開口25の第1縁辺25aから延在する。第2側面21bは、第1軸Ax1に対して鋭角ANG2を成して傾斜する第2傾斜基準面REF2に沿って開口25の第2縁辺25bから延在する。第3側面21cは、第1軸Ax1に対して鋭角ANG3を成して傾斜する第3傾斜基準面REF3に沿って開口25の第3縁辺25cから延在する。第4側面21dは、第1軸Ax1に対して鋭角ANG4を成して傾斜する第4傾斜基準面REF4に沿って開口25の第4縁辺25dから延在する。
【0038】
鋭角ANG2及び鋭角ANG4は、図4の縦断面において規定され、また鋭角ANG1及び鋭角ANG3は、図5の縦断面において規定される。幾何学的には、第1傾斜基準面REF1は、開口25の第1縁辺25aにおいて第1側面21aに接するように規定されることができる。第2傾斜基準面REF2は、開口25の第2縁辺25bにおいて第2側面21bに接するように規定されることができる。第3傾斜基準面REF3は、開口25の第3縁辺25cにおいて第3側面21cに接するように規定されることができる。第4傾斜基準面REF1は、開口25の第4縁辺25dにおいて第4側面21dに接するように規定されることができる。
【0039】
この半導体装置11によれば、窪み21の表面21sのシリコン領域15、窪み21の表面21s上に設けられた絶縁層17、及び絶縁層17によってシリコン領域15から隔てられた電極19は、キャパシタを形成する。半導体装置11はキャパシタを含む。第1側面21a、第2側面21b、第3側面21c、及び第4側面21dは、第1軸Ax1に対して鋭角を成して傾斜するそれぞれの傾斜基準面(REF1、REF2、REF3、REF4)に沿って開口25の縁辺(25a、25b、25c、25d)から延在する電極面を提供する。
【0040】
窪み21の第1側面21a、第2側面21b、第3側面21c、及び第4側面21dは、傾斜しているので、これらの側面(21aから21d)の面積の総和は、該窪み21の開口25の面積より大きくなる。
【0041】
この半導体装置によれば、窪み21の側面(21s)は、複数の湾曲面を含む。これらの湾曲面は、窪み21に、シリコン領域15の内部に向く実質的に凹面形状を提供し、或いは、窪み21に、実質的に四角錐状の形状を提供する。これ故に、窪み21は、ドライエッチングにより形成されるトレンチキャパシタのように切り立った側壁を持たない。
【0042】
鋭角ANG1、鋭角ANG2、鋭角ANG3及び鋭角ANG4は、例えば30から40度の範囲にあることができる。また、キャパシタエリア15aには、例えばシリコン111面又はこの面から僅かに傾斜したシリコン面が提供されることができる。また、キャパシタエリア15aは、十分な窪み21を含むように例えば10μm以上の面積を有することがよい。
【0043】
図4及び図5に示されるように、窪み21の表面21sは、平面的な形状というよりは、むしろ、複数の湾曲面を含むように構成されることができる。表面21sに複数の湾曲面を提供すると、窪み21の底部に鋭角的な形状21tが現れることを避けることができる。窪み21の深さは、例えば0.1から0.5μmであることができる。
【0044】
また、絶縁層17は、シリコン酸化膜を含むことができ、シリコン酸化膜は、例えば熱酸化により形成されることができる。この半導体装置11によれば、本キャパシタの構成物は、シリコン集積回路のための製造プロセスに親和性を有する。具体的には、特別な設計ルール無しに、MIS型トランジスタを含むシリコン集積回路にキャパシタ素子13a~13dを適用可能である。
【0045】
絶縁層17の厚さは、この厚さが窪み21の表面21sにおいて該表面21sに垂直な方向に規定されるとき、例えば5から100nmであることができる。
【0046】
電極19の厚さは、例えば100から300nmであることができる。電極19は、ポリシリコン、シリサイドを含むことができる。また、電極19の材料は、これらの材料に限定されることはない。
【0047】
また、絶縁層17は、例えばシリコン窒化物、又はシリコン酸窒化物といったシリコン系無機絶縁膜を含むことができる。また、絶縁層17の材料は、シリコン系無機絶縁膜の限定されることはない。
【0048】
再び図1を参照すると、半導体装置11では、シリコン領域21は、キャパシタエリア15aに加えて、トランジスタエリア15dを有する。半導体装置11は、トランジスタエリア15dに設けられたMIS型トランジスタ27を更に含むことができる。MIS型トランジスタ27は、ソース領域S、ドレイン領域D、及びゲート電極Gを有する。ポリシリコンの電極19は、MIS型トランジスタ27のポリシリコン製のゲート電極Gに直接に接続されることができる。MIS型トランジスタ27の外縁は、フィールド絶縁膜23によって規定される。
【0049】
この半導体装置11によれば、キャパシタ素子13a~13eは、MIS型トランジスタを含むシリコン集積回路に適用可能である。
【0050】
シリコン領域15は、キャパシタエリア15aに設けられたウエル29を有する。ウエル29の導電型は、シリコン領域15の元の導電型と逆であって、例えばシリコン領域15のp型であるとき、ウエル29にはn型が与えられる。ウエル29に係るpn接合により、ウエル29内のシリコン領域15が、ウエル外のシリコン領域15から電気的に分離される。
【0051】
半導体装置11は、シリコン領域15のウエル29に接続された別の電極31を更に備えることができ、別の電極31は、ウエル29に接合を成す金属を含むことができる。窪み21の少なくとも一部又は全ては、ウエル29内に設けられることができる。
【0052】
半導体装置11は、電極19に接続された更なる別の電極33を更に備えることができ、更なる別の電極33は、電極19に接合を成す金属を含むことができる。この半導体装置11によれば、2つの電極(31、33)は、支持体12のシリコン領域15の電位から分離されたウエル29を用いるキャパシタ素子を可能にする。
【0053】
図1に示されるように、電極19は、キャパシタエリア15aとフィールド絶縁膜23との境界に沿って延在する。また、電極19は、キャパシタエリア15aとフィールド絶縁膜23との境界を横切って、キャパシタエリア15aからフィールド絶縁膜23上に延在する。本実施例では、キャパシタエリア15aとフィールド絶縁膜23との境界の全て境界に沿って延在している。この延在により、キャパシタ13には、キャパシタ素子(13a~13d)と同様の構造のより多くの他のキャパシタ素子(窪み21を用いるキャパシタ)を提供できる。
【0054】
引き続き、図6(a)及び図6(b)並びに図7(a)及び図7(b)を参照しながら、半導体装置11、具体的には、キャパシタ素子の製造方法の主要な工程の断面を説明する。既に説明したように、この製造方法は、これまでのMIS(具体的にはMOS)型電界効果トランジスタの製造方法に優れた新和性を有する。理解を容易にするために、可能な場合には、半導体装置11のための参照符号が、引き続く製造方法の説明において利用される。図面の複雑を避けるために、図6(a)から図7(b)の断面にハッチングを描かない。
【0055】
図6(a)に示されるように、シリコンウエハ41(例えば、p型)にウエル43(例えば、n型)を形成する。このウエル43の形成には、イオン注入及び熱処理が使用される。また、素子分離のためのフィールド絶縁膜23が、フィールド酸化膜として、例えば熱酸化によって形成される。フィールド酸化膜は、例えば、LOCOS法、トレンチ分離(ボックスアイソレーション)法により形成されることができる。フィールド絶縁膜23は、キャパシタエリア15a及びトランジスタエリア15dの各々を囲む。また、キャパシタエリア15aは、ウエル43の外縁(境界)より内側に位置する。
【0056】
図6(b)に示されるように、フィールド絶縁膜23を形成した後に、熱酸化法により、シリコンウエハ41に薄いシリコン酸化膜45(例えば、10から30nm)を形成する。フィールド絶縁膜23は、シリコン酸化膜45より厚い。
【0057】
この形成の後に、導電性のシリコン領域を含むシリコンウエハ41(支持体)にチャージ処理を適用して、シリコンウエハ41を帯電させる。チャージ処理は、例えば純水ヒーリング又はイオン注入、或いはこれらの両方を含むことができる。
【0058】
純水ヒーリングは、シリコンウエハ41の表面に純水を供給しながら、絶縁膜が形成されたシリコンウエハ41を高速に回転させて絶縁膜を帯電させる。回転速度は、例えば、1000から6000rpmであることができ、例えばスクラブ装置を用いることができる。帯電処理の時間は、例えば30秒以上、より好ましくは1分以上であることができる。帯電量は、例えばシリコン酸化膜45に60ボルト程度の静電電位差が加わる程度である。
【0059】
或いは、イオン注入法を用いる場合には、イオン種(例えばシリコン、リン、ヒ素といったIV族又はV族元素)、加速エネルギーは、例えば50から1000keVであることができ、ドーズ量は、例えば、1×1012(慣用表記として1E12)から1×1013(慣用表記として1E13)cm-2であることができる。
【0060】
いずれの場合にも、チャージ処理の完了から、例えば90分以内、より好ましくは5分以内に、次の処理を行う。
【0061】
シリコンウエハ41の導電型と逆の導電型のウエル、本実施例では、ウエル43(例えば、n型ウエル)にキャパシタエリア15aを設けることは、当該エリアにおける帯電を維持するために役立つ。具体的には、シリコン領域15内のウエル43は、このウエル43に起因するpn接合の作用により、シリコン領域15における帯電を容易にする。
【0062】
また、既に説明したように、キャパシタエリア15aは、キャパシタエリア15a上のシリコン酸化膜45より厚いフィールド絶縁膜23によって囲まれる。チャージ処理では、薄いシリコン酸化膜45のキャパシタエリア15aが、フィールド絶縁膜23より多くの電荷を集める。また、厚いフィールド絶縁膜23の囲いによって、キャパシタエリア15aの蓄積電荷が漏れる経路をなくす。
【0063】
具体的には、シリコン酸化膜45及びフィールド絶縁膜23に係るそれぞれのキャパシタを、一方の電極がウエル43であると共に他方の電極がシリコン酸化膜45及びフィールド絶縁膜23の表面である平行平板型として近似する。具体的には、キャパシタエリア上のシリコン酸化膜45の単位面積当たりのキャパシタンス(CSとして参照する)は、フィールド絶縁膜23の単位面積当たりのキャパシタンス(CFとして参照する)より大きい。シリコンウエハが帯電して、ウエル43とウエハ表面との間に電位差(V)が加わると、より大きなキャパシタンスCSのキャパシタは、より大きな電荷(Q=CS×V)を蓄積する。
【0064】
図6(c)に示されるように、チャージ処理の後に、バッファードフッ化水素酸溶液をシリコンウエハ41に適用して、帯電したシリコン酸化膜45をエッチングすると共に、連続して、キャパシタ素子ための窪み21としてピットをシリコンウエハ41のシリコン領域15に形成する。バッファードフッ化水素酸溶液の濃度は、例えば1wt%から8wt%であり、またバッファードフッ化水素酸溶液による処理時間は、例えば1から3分であることができる。ピット密度は、例えば100個/mmであることができる。
【0065】
図7(a)に示されるように、ピットをシリコン領域15に形成した後に、シリコン領域15上に絶縁層17を形成する。絶縁層17の形成は、例えば熱酸化法であることができる。絶縁層17は、例えばMOS型トランジスタ27のゲート酸化膜としても利用される。
【0066】
図7(b)に示されるように、絶縁層17を形成した後に、上側電極層55のための、例えば非結晶性シリコン層を絶縁層17の上に堆積すると共に、フォトリソグラフィ及びエッチングによる加工により電極19を形成する。この工程により、MOS型トランジスタ27のゲート電極Gも形成される。この電極19のための上側電極層55は、導電性のポリシリコンを含むことができる。絶縁層17及び電極19は、窪み21の外において、窪み21からキャパシタエリア15aに沿って延在し、ウエル43、絶縁層17、及び電極19は、窪み21の外に、キャパシタ素子と異なる別のキャパシタ素子を形成する。絶縁層17は、キャパシタエリア15aとフィールド絶縁膜23との境界に到達すると共に、電極19は、キャパシタエリア15aとフィールド絶縁膜23との境界を横切り、これ故に、キャパシタエリア15aのより多くにピットを窪み21としてキャパシタのために形成できる。
【0067】
図7(c)に示されるように、上側電極層55を形成した後に、n型MOS型トランジスタ27のソース領域S及びドレイン領域Dのためのイオン注入を行って、ソース領域S及びドレイン領域Dのためのn型半導体領域57を形成し、逆導電型のウエル43に電位を供給するn型コンタクト領域にもn型半導体領域57を形成する。また、シリコンウエハ41に電位を供給するp型コンタクト領域のために、またp型MOS型トランジスタが存在する場合には、p型MOS型トランジスタのためのソース領域S及びドレイン領域Dのためのイオン注入を行って、ソース領域S及びドレイン領域Dのためのp型半導体領域(不図示)を形成する。
【0068】
これらのイオン注入の後に、層間絶縁膜59を形成すると共にメタライズ工程を行って、ソース領域S及びドレイン領域Dのためのn型半導体領域57、n型コンタクト領域のためのn型半導体領域57、及び電極19への金属電極61を形成する。
【0069】
これらの工程により、キャパシタ素子を含む半導体装置11が作製される。
【0070】
この製造方法によれば、チャージ処理及びバッファードフッ化水素酸溶液処理によってピットを形成できる。ピットは、シリコン領域15に形成された窪み21を含む。シリコン領域15上に絶縁層17を形成して、この窪み21の表面21sを絶縁層17により覆う。窪み21において、絶縁層17はシリコン領域15から上側電極層55を隔てる。キャパシタ素子は、シリコン領域15及び上側電極層55と、シリコン領域15と上側電極層55との間に設けられた絶縁層17とを含む。
【0071】
(実施例)
図8(a)及び図8(b)は、シリコン窪みの断面を示す走査型電子顕微鏡写真の図面である。図8(a)は、実施例に係るシリコンウエハ表面を示す。図8(b)は、図8(a)に描かれたBOXを収束型イオンビーム(FIB)加工装置を用いて加工したウエハの加工断面を示す。加工断面は、図8(a)の「view」で示される矢印の方向に観察される。
【0072】
図8(b)を参照すると、開口25の一辺のサイズは0.3μmであり、窪みの深さは0.3μmである。
【0073】
ここで、実施例の条件は、次の通りである。
純水ヒーリング処理の回転速度は、3000rpmであることができる。帯電処理の時間は、1分である。チャージ処理の完了から、90分以内に次の処理を行う。バッファードフッ化水素酸溶液の濃度は、5wt%であり、またバッファードフッ化水素酸溶液による処理時間は、1.5分である。
【0074】
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。そして、それらはすべて、本発明の技術思想に含まれるものである。
【符号の説明】
【0075】
11・・・半導体装置、12・・・支持体、13・・・キャパシタ、13a~13e・・・キャパシタ素子、15・・・シリコン領域、15a・・・キャパシタエリア、15b・・・表面、15d・・・トランジスタエリア、17・・・絶縁層、19・・・電極、21・・・窪み、21a、21b、21c、21d・・・側面、21s・・・表面、23・・・フィールド酸化膜、25・・・開口、25a、25b、25c、25d・・・縁辺、27・・・トランジスタ、29・・・ウエル、31、33・・・電極、41・・・シリコンウエハ、43・・・ウエル、45・・・酸化膜、55・・・上側電極層、57・・・n型半導体領域、59・・・層間絶縁膜、ANG1、ANG2、ANG3、ANG4・・・角度、Ax1、Ax2、Ax3・・・軸、S・・・ソース領域、D・・・ドレイン領域、G・・・ゲート電極、REF1、REF2、REF3、REF4・・・傾斜基準面。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8