IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エスケーハイニックス株式会社の特許一覧

特開2024-100663画像処理装置および画像ブラーリング方法
<>
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図1
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図2
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図3
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図4
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図5
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図6
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図7
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図8
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図9
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図10
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図11
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図12
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図13
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図14
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図15
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図16
  • 特開-画像処理装置および画像ブラーリング方法 図17
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024100663
(43)【公開日】2024-07-26
(54)【発明の名称】画像処理装置および画像ブラーリング方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 23/60 20230101AFI20240719BHJP
   G06T 5/70 20240101ALI20240719BHJP
   H04N 23/957 20230101ALI20240719BHJP
【FI】
H04N23/60 500
G06T5/00 705
H04N23/957
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023127711
(22)【出願日】2023-08-04
(31)【優先権主張番号】10-2023-0006098
(32)【優先日】2023-01-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】310024033
【氏名又は名称】エスケーハイニックス株式会社
【氏名又は名称原語表記】SK hynix Inc.
【住所又は居所原語表記】2091, Gyeongchung-daero,Bubal-eub,Icheon-si,Gyeonggi-do,Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム テ ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】キム ジン ス
(72)【発明者】
【氏名】ペ ジョン ヒョン
【テーマコード(参考)】
5B057
5C122
【Fターム(参考)】
5B057CA01
5B057CA08
5B057CB01
5B057CB08
5B057CD02
5B057CE04
5B057CE06
5B057CE08
5B057CH09
5B057DA07
5B057DB06
5B057DB09
5B057DC01
5B057DC08
5C122EA12
5C122EA68
5C122FB05
5C122FC06
5C122FH10
5C122FH11
5C122FH15
5C122FH18
5C122FH22
5C122FH23
5C122HA88
5C122HB01
5C122HB09
5C122HB10
(57)【要約】
【課題】ピクセル値に含まれた深さ情報に基づいて背景にブラー動作を行い、背景に行われたブラー動作の強度を調節する画像処理装置および画像処理方法を提供する。
【解決手段】本技術は、画像処理システムに関し、本技術による画像処理装置100は、外部から受信した画像のピクセル値に基づいて生成された画像のサブ画像のインフォーカス領域とアウトフォーカス領域を決定し、アウトフォーカス領域でサブ画像間のディスパリティ値を算出する画像前処理部110、およびディスパリティ値に基づいて決定されたブラー動作の強度に応じてアウトフォーカス領域でブラー動作を行い、ブラー動作の行われたサブ画像を合成する画像合成部120を含むことができる。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から受信した画像のピクセル値に基づいて生成された前記画像のサブ画像のインフォーカス領域とアウトフォーカス領域を決定し、前記アウトフォーカス領域で前記サブ画像間のディスパリティ値を算出する画像前処理部と、
前記アウトフォーカス領域でブラー動作の行われたブラー画像を生成する画像合成部と、を含み、
前記ブラー動作の強度は、前記ディスパリティ値に基づいて決定されることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記画像前処理部は、
画像センサに含まれる複数のマイクロレンズそれぞれに対応するサブピクセル値をサンプリングし、サンプリングしたサブピクセル値に基づいて前記サブ画像を生成する画像分割部をさらに含み、
前記サブ画像の数は、同じマイクロレンズに対応するサブピクセル値の数と同じであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記画像前処理部は、
前記サブ画像において位置の同じサブピクセル値の最大値と最小値との差を予め決定されたしきい値と比較し、前記差が前記しきい値より小さいサブピクセルの位置を前記インフォーカス領域として決定する領域検出部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記画像前処理部は、
前記アウトフォーカス領域に対応するサブピクセル値差、サブピクセル値のランキング差または前記サブ画像から検出される特徴を利用して前記ディスパリティ値を計算するディスパリティ算出部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記画像合成部は、
予め決定された比率に応じて前記ディスパリティ値を増加させる画像ブラー部をさらに含み、
前記ディスパリティ値の増加に対応して前記ブラー動作の強度が変更されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記画像ブラー部は、
前記サブ画像のうち基準画像を設定し、前記基準画像を除いた残りのサブ画像のサブピクセル値を前記基準画像に対応する方向に移動させることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記画像ブラー部は、
前記予め決定された比率と前記ディスパリティ値に基づいて前記残りのサブ画像のサブピクセル値の移動距離を決定し、サブピクセル値が移動された前記残りのサブ画像を生成することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記画像合成部は、
前記アウトフォーカス領域で同じ位置に対応する前記基準画像のサブピクセル値と前記残りのサブ画像のサブピクセル値との平均値を計算し、前記平均値に基づいてブラー画像を生成することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記画像合成部は、
前記アウトフォーカス領域で前記サブ画像を合成した中間画像を生成し、前記ディスパリティ値に基づいて前記中間画像にフィルタを適用する画像ブラー部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記画像ブラー部は、
前記中間画像にガウシアンフィルタを適用し、前記ディスパリティ値に応じて前記ガウシアンフィルタの尖鋭度を変更することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
【請求項11】
前記画像ブラー部は、
前記ディスパリティ値が大きいほどカーブの尖鋭度の低いガウシアンフィルタのカーブを選択することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
【請求項12】
前記画像ブラー部は、
前記中間画像に適用するフィルタの強度を予め決定された比率に応じて調節することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
【請求項13】
外部から受信した画像のデータに基づいてサブ画像を生成するステップと、
前記サブ画像のインフォーカス領域とアウトフォーカス領域を決定するステップと、
前記アウトフォーカス領域でディスパリティ値を算出するステップと、
前記アウトフォーカス領域で前記ディスパリティ値に基づいてブラー動作の行われたブラー画像を生成するステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法。
【請求項14】
前記サブ画像を生成するステップは、
複数のマイクロレンズを含む画像センサから画像データを受信するステップと、
前記画像データをサンプリングして前記サブ画像を生成するステップと、をさらに含み、
前記サブ画像の数は、前記複数のマイクロレンズそれぞれに対応するサブピクセルの数と同じであることを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
【請求項15】
前記アウトフォーカス領域を決定するステップは、
前記サブ画像で位置の同じサブピクセル値の最大値と最小値との差を予め決定されたしきい値と比較するステップと、
前記差が前記しきい値より大きいか、または同じサブピクセルの位置を前記アウトフォーカス領域として決定するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
【請求項16】
前記ディスパリティ値を算出するステップは、
前記アウトフォーカス領域に対応するサブピクセル値の差、サブピクセル値のランキング差またはサブ画像から検出される特徴のうち少なくとも1つに基づいて前記ディスパリティ値を計算することを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
【請求項17】
前記ブラー画像を生成するステップは、
予め決定された比率と前記ディスパリティ値に基づいて前記ブラー動作の強度を決定するステップを含むことを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
【請求項18】
前記ブラー画像を生成するステップは、
前記サブ画像のうち基準画像を設定するステップと、
前記基準画像を除いた残りのサブ画像のサブピクセル値を前記ブラー動作の強度に基づいて予め決定された方向に移動させるステップと、
前記基準画像と前記サブピクセル値が移動された前記残りのサブ画像に基づいて前記ブラー画像を合成するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の画像処理方法。
【請求項19】
前記ブラー画像を生成するステップは、
前記サブ画像が合成された中間画像を生成するステップと、
前記ディスパリティ値に応じて前記アウトフォーカス領域に適用されるガウシアンフィルタの尖鋭度を決定するステップと、
前記中間画像に前記ガウシアンフィルタを適用するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
【請求項20】
複数のマイクロレンズおよび前記複数のマイクロレンズそれぞれにN個ずつ対応する複数のサブピクセルを含み、前記複数のサブピクセルにおいて明るさと位相に関する情報を含む画像データを生成する画像センサと、
前記画像データに基づいてN個のサブ画像を生成し、前記N個のサブ画像のアウトフォーカス領域を決定し、前記アウトフォーカス領域に含まれるサブピクセルのディスパリティ値を算出する画像前処理部と、
前記ディスパリティ値に基づいて決定されたブラー動作の強度に応じて前記アウトフォーカス領域で前記ブラー動作を行う画像合成部と、を含むことを特徴とする画像処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置に関し、より具体的には、本発明は、画像処理装置および画像ブラーリング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
画像センサは、一般的にCCD(Charge Coupled Device)画像センサと、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)画像センサに分けることができる。最近、製造コストが安く、消費電力が少なく、周辺回路との集積が容易なCMOS画像センサが注目されている。
【0003】
スマートフォン、タブレットPC、デジタルカメラなどに含まれる画像センサは、外部客体から反射された光を電気的な信号に変換することで、外部客体に対する画像情報を取得することができる。画像信号処理装置は、画像センサから取得した電気的な信号を変換するか、または画像品質を向上させる動作を行うことができる。
【0004】
画像信号処理装置は、画像の背景をぼかすブラー動作を行うことができる。ブラー動作によって画像に含まれたメインオブジェクトを強調することができる。ブラー動作は、2つ以上のモバイルカメラを通じて取得した電気的な信号を演算して行うことができる。ただし、ブラー動作を行うことによって、画像処理演算の複雑度が増加し、画像の画質が劣化する恐れがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例は、ピクセル値に含まれた深さ情報に基づいて背景にブラー動作を行い、背景に行われたブラー動作の強度を調節する画像処理装置および画像処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例による画像処理装置は、外部から受信した画像のピクセル値に基づいて生成された前記画像のサブ画像のインフォーカス領域とアウトフォーカス領域を決定し、前記アウトフォーカス領域で前記サブ画像間のディスパリティ値を算出する画像前処理部および前記ディスパリティ値に基づいて前記アウトフォーカス領域で行われるブラー動作の強度を調節し、前記ブラー動作の行われたサブ画像を合成する画像合成部を含むことができる。
【0007】
本発明の実施例による画像処理装置の動作方法は、外部から受信した画像のピクセル値に基づいて前記画像のサブ画像を生成するステップと、生成された前記画像のサブ画像のインフォーカス領域とアウトフォーカス領域を決定するステップと、前記アウトフォーカス領域で前記サブ画像間のディスパリティ値を算出するステップと、前記ディスパリティ値に基づいて前記アウトフォーカス領域で行われるブラー動作の強度を調節し、前記ブラー動作の行われたサブ画像を合成するステップと、を含むことができる。
【0008】
本発明の実施例による画像処理システムは、複数のマイクロレンズを含み、すべてのピクセルで位相に関する情報を含むピクセル値を生成する画像センサと、前記画像センサから受信したピクセル値に基づいて画像のサブ画像を前記複数のマイクロレンズそれぞれに対応するピクセルの数だけ生成し、前記サブ画像のピクセル値と予め決定されたしきい値に基づいて前記サブ画像のアウトフォーカス領域を決定し、前記アウトフォーカス領域に含まれるピクセルのディスパリティ値を算出する画像前処理部と、前記ディスパリティ値に基づいて前記アウトフォーカス領域に含まれるピクセルの位置で行われるブラー動作の強度を調節し、前記ブラー動作が前記アウトフォーカス領域でのみ行われたブラー画像を生成する画像合成部と、を含むことができる。
【発明の効果】
【0009】
本技術によれば、1つのカメラを利用して画像に含まれた背景をブラー処理することができ、ブラー動作の強度を調節できる画像処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施例による画像処理装置を説明するための図である。
図2】本発明の実施例による画像センサに含まれたマイクロレンズを説明するための図である。
図3】本発明の実施例によるインフォーカス領域を説明するための図である。
図4】本発明の実施例によるアウトフォーカス領域を説明するための図である。
図5】本発明の実施例による画像処理動作を示すブロック図である。
図6】本発明の実施例によるサブ画像を生成する方法を説明するための図である。
図7】本発明の実施例によるアウトフォーカス領域を検出する方法を説明するための図である。
図8】本発明の実施例によるディスパリティ値を計算する方法を説明するための図である。
図9】本発明の実施例によるサブピクセル値差を利用してディスパリティ値を計算する方法を説明するための図である。
図10】本発明の実施例によるサブピクセル値のランキング差を利用してディスパリティ値を計算する方法を説明するための図である。
図11】本発明の実施例によるディスパリティ値をスケーリングしてブラー動作の強度を調節する方法を説明するための図である。
図12】本発明の実施例によるガウシアンフィルタの尖鋭度を変更してブラー動作の強度を調節する方法を説明するための図である。
図13】本発明の実施例によるディスパリティ値とガウシアンフィルタの尖鋭度をマッピングする表である。
図14】本発明の実施例による背景にブラー動作を行う方法を説明するためのフローチャートである。
図15】本発明の実施例によるブラー画像を生成する方法を説明するためのフローチャートである。
図16】本発明の他の実施例によるブラー画像を生成する方法を説明するためのフローチャートである。
図17】本発明の実施例による画像処理装置を含む電子装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書または出願に開示されている本発明の概念による実施例について特定の構造的または機能的説明は、単に本発明の概念による実施例を説明する目的で例示されたものであり、本発明の概念による実施例は、多様な形態で実施することができ、本明細書または出願に説明された実施例に限定されるものと解釈されてはならない。
【0012】
以下において、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を容易に実施できるほど詳細に説明するために、本発明の実施例を添付の図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施例による画像処理装置を説明するための図である。
【0014】
図1を参照すると、画像処理装置100は、画像前処理部110及び画像合成部120を含むことができる。画像処理装置100は、複数のピクセルを含む画像センサから複数のピクセル値を受信することができる。
【0015】
画像前処理部110は、外部から受信した画像のピクセル値に基づいて生成された画像のサブ画像のインフォーカス領域とアウトフォーカス領域を決定することができる。画像前処理部110は、アウトフォーカス領域でサブ画像間のディスパリティ値を算出することができる。画像前処理部110は、画像分割部111、領域検出部112、およびディスパリティ算出部113をさらに含んでもよい。
【0016】
画像分割部111は、画像センサに含まれる複数のマイクロレンズそれぞれに対応するサブピクセル値をサンプリングすることができる。画像分割部111は、サンプリングされたサブピクセル値に基づいて複数のサブ画像を生成することができる。本発明の実施例では、画像分割部111が生成するサブ画像の数は、同じマイクロレンズに対応するサブピクセル値の数と同じであり得る。
【0017】
領域検出部112は、サブ画像において位置の同じサブピクセルの最大値と最小値との差を予め決定されたしきい値と比較することができる。領域検出部112は、比較結果に基づいてサブピクセルの位置をインフォーカス領域またはアウトフォーカス領域として決定することができる。
【0018】
ディスパリティ算出部113は、アウトフォーカス領域に該当するサブピクセル値の差またはサブピクセル値のランキング差を利用してサブ画像間のディスパリティ値を計算することができる。本発明の他の実施例では、ディスパリティ算出部113は、サブ画像に含まれた特徴(feature)を検出し、検出された特徴(feature)を利用してサブ画像間のディスパリティ値を計算することができる。
【0019】
画像合成部120は、ディスパリティ値に基づいてアウトフォーカス領域に行われるブラー動作の強度を調節することができる。画像合成部120は、ブラー動作の行われたサブ画像を合成したブラー画像を生成することができる。画像合成部120は、画像ブラー部121をさらに含んでもよい。
【0020】
画像ブラー部121は、予め決定された比率に応じてディスパリティ値を増加させることができる。サブ画像間のディスパリティが増加すると、アウトフォーカス領域に行われるブラー動作の強度が増加することができる。本発明の他の実施例では、画像ブラー部121は、アウトフォーカス領域にブラーフィルタを適用することができる。適用されるブラーフィルタの強度は、ディスパリティ値に応じて変わり得る。
【0021】
図1に示されてはいないが、複数のピクセルを含む画像センサは、レンズを介して入力されたオブジェクトに対する画像データを生成することができる。画像データは、複数のピクセル値を含むことができる。画像センサは、光学系を形成するレンズとピクセルに対応するマイクロレンズを含むことができる。本発明の実施例では、画像センサは、生成した複数のピクセル値を画像処理装置100に伝達することができる。
【0022】
図2は、本発明の実施例による画像センサに含まれるマイクロレンズを説明するための図である。
【0023】
図2を参照すると、1つのマイクロレンズに複数のピクセルが対応することができる。図2は、1つのマイクロレンズに4つのピクセルが対応する場合を例示的に示している。本発明の明細書において、マイクロレンズを共有するか、またはマイクロレンズに対応するピクセルはサブピクセルと呼ぶことができる。
【0024】
図2において、サブピクセルは、カラーフィルタを含むピクセルであり得る。本発明の明細書において、グリーンカラーピクセルは、グリーンカラーフィルタを含むピクセルを意味することができ、他のカラーピクセルも同様である。隣接する4つのグリーンカラーピクセルが1つのマイクロレンズに対応することができる。同様に、4つのレッドカラーピクセルと4つのブルーカラーピクセルも1つのマイクロレンズに対応することができる。マイクロレンズは、サブピクセルに共有されることができ、共有するマイクロレンズが同じサブピクセルに含まれるカラーフィルタの色は同じであり得る。
【0025】
図2では、16個のサブピクセルが4つのマイクロレンズに対応している。サブピクセルは、マイクロレンズの下部に位置することができる。同じマイクロレンズに対応する複数のサブピクセルのカラーは同じであり得る。
【0026】
例えば、レッドカラーピクセル210は、マイクロレンズ220に対応することができる。レッドカラーピクセル210は、サブピクセルの位置によって第1サブピクセル、第2サブピクセル、第3サブピクセル、または第4サブピクセルに区分されることができる。マイクロレンズ220を介して光がレッドカラーピクセル210に入射されることができる。サブピクセルの位置によってレッドカラーピクセル210で生成されるピクセル値が変わり得る。ピクセル値の差に基づいてピクセルの位相情報を算出できるので、レッドカラーピクセル210のピクセル値は位相情報を含むことができる。同様に、4つのブルーカラーピクセルまたは4つのグリーンカラーピクセルのピクセル値も位相情報を含むことができる。本発明の実施例では、ピクセルの位相情報に基づいて画像の深さ情報を算出することができる。
【0027】
本発明の実施例は、1つのマイクロレンズに4つのサブピクセルが対応する場合に限定されない。1つのマイクロレンズに対応するサブピクセルの数は様々であり得る。この場合にも、同じマイクロレンズに対応するサブピクセルのカラーは同じであり、サブピクセルのピクセル値はすべて位相情報を含むことができる。
【0028】
本発明の実施例では、画像センサは、すべてのピクセルで位相に関する情報を含むピクセル値を生成することができる。
【0029】
図3は、本発明の実施例によるインフォーカス領域を説明するための図である。
【0030】
図3を参照すると、物体310から反射された光がマイクロレンズ320を介してサブピクセル330に到達することができる。マイクロレンズ320を通過する光がサブピクセル330の一点に集まる場合をインフォーカスと呼ぶことができる。1つのマイクロレンズに複数のサブピクセルが対応する場合、インフォーカス領域は、カラーの同じピクセルの一面にマイクロレンズ320を通過した光が収束する領域を意味することができる。
【0031】
図3のように、インフォーカス領域では、マイクロレンズ320を通過した光が一点に収束するため、1つのマイクロレンズを共有するサブピクセル330のピクセル値の差がほとんどないことができる。サブピクセル330のピクセル値の差が予め決定されたしきい値より少ない場合をインフォーカス領域ということができる。
【0032】
ピクセル値に基づいて、画像でインフォーカス領域であると決定された領域でブラー動作が行われなくてもよい。本発明の実施例では、インフォーカス領域でブラー動作を行うことなく出力できるので、画像全体に対するブロック動作を行うときよりも全体演算量を減少させることができる。本発明の実施例では、ピクセル値に基づいてインフォーカス領域に該当する深さを基準として設定して画像の深さ情報を取得することができる。
【0033】
図4は、本発明の実施例によるアウトフォーカス領域を説明するための図である。
【0034】
図4を参照すると、マイクロレンズを介してサブピクセルに入射される光が収束しなくてもよい。マイクロレンズを通過した光がサブピクセルの一点に集まらない場合をアウトフォーカスと呼ぶことができる。1つのマイクロレンズに複数のサブピクセルが対応する場合、アウトフォーカス領域は、マイクロレンズを通過した光がカラーの同じピクセルではない点で収束する領域を意味することができる。
【0035】
図4では、マイクロレンズを通過した光がサブピクセルを通過して収束する場合410と、マイクロレンズを通過した光が収束する点がマイクロレンズとサブピクセルとの間に位置する場合420を例示的に示している。画像においてアウトフォーカスに含まれるサブピクセルのピクセル値は、カラーが同じで位置が隣接する場合でも、ピクセル値の差が予め決定されたしきい値より大きいことができる。アウトフォーカス領域に含まれるサブピクセルのピクセル値を利用して物体の深さ情報を計算することができる。
【0036】
アウトフォーカス領域は、画像で背景として判断され、ブラー動作が行われることができる。本発明の実施例では、アウトフォーカス領域の深さ情報はインフォーカス領域と相対的に判断されることができる。
【0037】
図5は、本発明の実施例による画像処理動作を示すブロック図である。
【0038】
図5を参照すると、画像処理装置100は、受信した画像データを利用してブラー画像を生成することができる。画像データはピクセル値であり得る。
【0039】
画像分割部111は、画像データに基づいて画像の分割されたサブ画像を生成することができる。画像分割部111は、複数のマイクロレンズそれぞれに対応するサブピクセル値をサンプリングすることができる。画像分割部111は、画像を、サブピクセル値を含むサブ画像に分割する画像分割動作を行うことができる。同じサブ画像に含まれるサブピクセル値は、マイクロレンズでサンプリングされる位置が同じであり得る。
【0040】
領域検出部112は、領域検出動作を行って、サブピクセルがインフォーカス領域に含まれるかまたはアウトフォーカス領域に含まれるか決定することができる。領域検出部112は、サブ画像において位置の同じサブピクセルの最大値と最小値との差を予め決定されたしきい値と比較することができる。領域検出部112は、最大値と最小値との差がしきい値より小さいサブピクセルの位置をインフォーカス領域に含めることができる。領域検出部112は、差がしきい値より大きか、または同じサブピクセルの位置をアウトフォーカス領域に含めることができる。
【0041】
ディスパリティ算出部113は、サブ画像間のディスパリティ値を計算するディスパリティ計算動作を行うことができる。本発明の実施例では、ディスパリティ値は、アウトフォーカス領域に該当するサブピクセル値の差またはサブピクセル値のランキング差を利用して計算することができる。
【0042】
本発明の他の実施例では、ディスパリティ値は、サブ画像から検出された特徴(feature)に基づいて計算することができる。例えば、ディスパリティ算出部113は、特徴(feature)の稠密の程度に基づいてDense-SIFT方式でディスパリティ値を計算することができる。
【0043】
本発明の実施例では、画像分割動作、領域検出動作及びディスパリティ検出動作は、画像前処理動作に含まれてもよい。画像前処理部110は、画像背景に対するブラー処理前に画像前処理動作を行うことができる。
【0044】
画像合成部120は、画像の背景にのみブラー動作が行われたブラー画像を生成することができる。画像合成部120は、ディスパリティ値が変更されたサブ画像を合わせてブラー画像を生成することができる。画像合成部120は、サブ画像を合わせた中間画像にブラーフィルタを適用してブラー画像を生成することができる。
【0045】
画像ブラー部121は、アウトフォーカス領域にのみブラー動作を行うことができる。画像ブラー部121は、行われるブラー動作の強度を調節することができる。
【0046】
画像ブラー部121は、予め決定された比率に応じてディスパリティ値を増加させることができる。本発明の実施例では、ブラー動作の強度は、変更されるディスパリティ値に応じて調節することができる。
【0047】
画像ブラー部121は、サブ画像のうち基準画像を設定することができる。画像ブラー部121は、基準画像を除いた残りのサブ画像のサブピクセル値を基準画像に対応する方向に移動させることができる。具体的には、画像ブラー部121は、基準画像の水平方向にサブ画像のうち1つのサブ画像のサブピクセル値を移動させることができる。同様に、画像ブラー部121は、基準画像の垂直方向または斜め方向にサブ画像のサブピクセル値を移動させることができる。
【0048】
画像ブラー部121は、予め決定された比率とディスパリティ値に基づいて、残りのサブ画像のサブピクセル値の移動距離を決定することができる。サブピクセル値が移動されたサブ画像間のディスパリティ値は、増加することができる。
【0049】
本発明の実施例では、画像合成部120は、アウトフォーカス領域で同じ位置に対応する基準画像のサブピクセル値と残りのサブ画像のサブピクセル値との平均値を計算することができる。画像合成部120は、サブピクセルの平均値を含むブラー画像を生成することができる。本発明の他の実施例では、画像合成部120は、同じ位置に対応する基準画像のサブピクセル値と残りのサブ画像のサブピクセル値との中央値をアウトフォーカス領域のサブピクセル値とするブラー画像を生成することができる。
【0050】
本発明の他の実施例では、画像ブラー部121は、アウトフォーカス領域で同じ位置に対応するサブ画像のサブピクセル値の平均値を含む中間画像を先に生成することができる。画像ブラー部121は、ディスパリティ値に基づいて中間画像にフィルタを適用することができる。
【0051】
画像ブラー部121は、中間画像にガウシアンフィルタを適用してブラー動作を行うことができる。画像ブラー部121は、ディスパリティ値に応じてガウシアンフィルタの尖鋭度を変更することができる。本発明の実施例では、画像ブラー部121は、ディスパリティ値が大きいほどカーブの尖鋭度の低いガウシアンフィルタのカーブを選択して中間画像に適用することができる。本発明の実施例では、ガウシアンフィルタの尖鋭度は、アウトフォーカス領域に含まれるサブピクセルごとに互いに異なるように適用することができる。
【0052】
画像ブラー部121は、中間画像に適用するフィルタの強度を予め決定された比率に応じて調節することができる。本発明の実施例では、ユーザから受信したディスパリティ値とガウシアンフィルタの尖鋭度がマッチングされた表に基づいて、中間画像にガウシアンフィルタを適用することができる。
【0053】
図6は、本発明の実施例によるサブ画像を生成する方法を説明するための図である。
【0054】
図6を参照すると、16個のピクセルからなる画像が、4つのサブピクセルからなる4つのサブ画像に分割されることができる。サブ画像に含まれるサブピクセル値は、元画像においてカラーが同じピクセルであり得る。具体的には、元画像でのピクセルの位置によってサブ画像に含まれるサブピクセルを決定することができる。
【0055】
図6のように、第1ピクセルグループ610、第2ピクセルグループ620、第3ピクセルグループ630、及び第4ピクセルグループ640で元画像を構成することができる。第1ピクセルグループ610と第4ピクセルグループ640のカラーはグリーンであり、第2ピクセルグループ620のカラーはレッドであり、第3ピクセルグループ630のカラーはブルーであり得る。
【0056】
第1ピクセルグループ610は、グループ内の位置によって第1サブピクセル(1番位置)、第2サブピクセル(2番位置)、第3サブピクセル(3番位置)、および第4サブピクセル(4番位置)を含むことができる。同様に、第2ピクセルグループ620、第3ピクセルグループ630、および第4ピクセルグループ640もそれぞれ第1サブピクセル、第2サブピクセル、第3サブピクセル、および第4サブピクセルを含むことができる。
【0057】
画像分割部111は、ピクセルグループ610、620、630、640においてそれぞれ1つのサブピクセルをサンプリングすることができる。画像分割部111は、ピクセルグループ610、620、630、640において位置の同じサブピクセルをサンプリングすることができる。例えば、第1ピクセルグループ610の第1サブピクセル、第2ピクセルグループ620の第1サブピクセル、第3ピクセルグループ630の第1サブピクセル、第4ピクセルグループ640の第1サブピクセルがサンプリングされ、画像分割部111は、サンプリングされたサブピクセルに基づいて第1サブ画像650を生成することができる。同様に、第2サブ画像660、第3サブ画像670、および第4サブ画像680が生成されて、元画像は4つのサブ画像650、660、670、680に分割されることができる。
【0058】
図7は、本発明の実施例によるアウトフォーカス領域を検出する方法を説明するための図である。
【0059】
図7を参照すると、領域検出部112は、サブ画像710、720、730、740それぞれの位置ごとにインフォーカス領域に該当するか否かを判断することができる。サブ画像710、720、730、740それぞれの位置において領域検出部112は、サブ画像710、720、730、740のサブピクセル値のうち最大値と最小値を検出することができる。最大値と最小値との差が予め決定されたしきい値より小さい場合、領域検出部112は、該当サブピクセルの位置をインフォーカス領域であると決定することができる。最大値と最小値との差が予め決定されたしきい値より大きか、または同じサブピクセルの位置は、サブ画像においてアウトフォーカス領域として検出されることができる。
【0060】
第1サブ画像710の(1、1)位置に対応するサブピクセル値はAであり、第2サブ画像720の(1、1)位置に対応するサブピクセル値はBであり、第3サブ画像730の(1、1)位置に対応するサブピクセル値はCであり、第4サブ画像740の(1、1)位置に対応するサブピクセル値はDであることができる。領域検出部112は、以下の数式によってサブ画像710、720、730、740の(1、1)位置をインフォーカス領域またはアウトフォーカス領域として決定することができる。
【0061】
<数式>
if{max(A,B,C,D)-min(A,B,C,D)<threshold,in-focus}
otherwise,out-focus
【0062】
図7において、max(A,B,C,D)-min(A,B,C,D)<thresholdの条件が満たされると、サブ画像710、720、730、740の(1、1)位置はインフォーカス領域として検出されることができる。同様に、サブ画像710、720、730、740の(5、3)位置に対応するサブピクセル値(E,F,G,H)に基づいてサブ画像710、720、730、740の(5、3)位置はアウトフォーカス領域として検出されることができる。
【0063】
図8は、本発明の実施例によるディスパリティ値を計算する方法を説明するための図である。
【0064】
図8を参照すると、元画像から第1サブ画像650、第2サブ画像660、第3サブ画像670、および第4サブ画像680が生成されることができる。ディスパリティ算出部113は、サブ画像650、660、670、680のアウトフォーカス領域についてのみディスパリティ値を算出することができる。
【0065】
本発明の実施例では、ディスパリティ算出部113は、第1サブ画像650と第4サブ画像680のディスパリティ値を計算810し、第2サブ画像660と第3サブ画像670のディスパリティ値を計算820することができる。ディスパリティ算出部113は、ディスパリティ値の平均値をサブ画像650、660、670、680のディスパリティ値として決定することができる。本発明の実施例では、元画像において斜め方向に位置するサブピクセルで構成されるサブ画像間のディスパリティを計算して演算量を最小化することができる。
【0066】
本発明の他の実施例では、ディスパリティ算出部113は、第1サブ画像650、第2サブ画像660、第3サブ画像670、および第4サブ画像680間のディスパリティをすべて計算することができる。ディスパリティ算出部113は、計算したディスパリティ値の平均値をサブ画像のディスパリティ値として決定することができる。すべてのサブ画像間のディスパリティ値を計算すると、ディスパリティ値の正確度を向上させることができる。
【0067】
本発明の他の実施例では、ディスパリティ算出部113は、同じ位置に対応する複数のディスパリティ値のうち、最大値または最小値を該当位置のディスパリティ値として決定することができる。
【0068】
図9は、本発明の実施例によるサブピクセル値差を利用してディスパリティ値を計算する方法を説明するための図である。
【0069】
図9を参照すると、第1サブ画像910と第4サブ画像920が示されている。第1サブ画像910において、ディスパリティを計算する位置Tを中心にサブピクセル値差を計算する範囲911を設定することができる。同様に、第4サブ画像920においてもディスパリティ計算範囲921を設定することができる。
【0070】
図9において、例示的にディスパリティを比較するカーネル912,922の大きさを3×3に設定することができる。ディスパリティ算出部113は、ディスパリティを計算する範囲911、921でカーネル912、921を移動させながらサブピクセル値差が最小となる位置Pを第4サブ画像で検出することができる。
【0071】
ディスパリティを計算する位置Tとサブピクセル値との差が最小となる位置P間の距離が、サブ画像においてディスパリティを計算する位置Tのディスパリティ値であり得る。ディスパリティ算出部113は、同じ方式で第1サブ画像910と第4サブ画像920のアウトフォーカス領域に含まれるサブピクセルの位置でディスパリティ値を計算することができる。
【0072】
図10は、本発明の実施例によるサブピクセル値のランキング差を利用してディスパリティ値を計算する方法を説明するための図である。
【0073】
図10を参照すると、ディスパリティを計算するサブ画像のカーネルに含まれたサブピクセル値のランキング差を利用してアウトフォーカス領域のディスパリティ値を計算することができる。
【0074】
図10において、ピクセル値1010は、図9の第1サブ画像910のカーネル912のサブピクセル値であると仮定することができる。ピクセル値1020は、図9の第4サブ画像920のカーネル922のサブピクセル値であると仮定することができる。ディスパリティ算出部113は、ピクセル値1010とピクセル値1020との差を計算せずに、ピクセル値1010のランキング1030を決定することができる。同様に、ディスパリティ算出部113は、サブピクセル値1020のランキング1040を決定することができる。ディスパリティ算出部113は、第1サブ画像910のランキング1030と第4サブ画像のランキング1040とを比較してカーネルのランキング差1050を計算することができる。
【0075】
図10において、ピクセル値1010とピクセル値1020は互いに異なるが、第1サブ画像910のランキング1030と第4サブ画像920のランキング1040は互いに同じであり得る。ディスパリティ算出部113は、カーネルのランキング差1050に基づいてディスパリティ値を決定することができる。本発明の実施例では、カーネルのランキング差1050を合算してディスパリティ値を計算することができる。
【0076】
本発明の実施例では、サブピクセル値差ではなくサブピクセル値のランキング差を利用すると、ノイズが発生する場合でもディスパリティ値の計算の正確度を向上させることができる。本発明の他の実施例では、ディスパリティ算出部113は、サブ画像に含まれた特徴(feature)を検出し、検出された特徴(feature)を利用してサブ画像間のディスパリティ値を計算することができる。例えば、ディスパリティ値は、サブ画像から検出された特徴(feature)の稠密の程度に基づいてDense-SIFT方式で計算することができる。
【0077】
図11は、本発明の実施例によるディスパリティ値をスケーリングしてブラー動作の強度を調節する方法を説明するための図である。
【0078】
図11を参照すると、サブ画像のサブピクセル値がスケーリング値に応じて移動されることができる。図11において、4つのサブ画像1110、1120、1130、1140のサブピクセル値の移動によってブラー動作の強度を調節することができる。
【0079】
画像ブラー部121は、予め決定された比率に応じてディスパリティ値を増加させることができる。画像ブラー部121は、4つのサブ画像1110、1120、1130、1140のうち第1サブ画像1110を基準画像として設定することができる。基準画像1110のサブピクセル値は移動されず、画像ブラー部121は残りのサブ画像1120、1130、1140のサブピクセル値が移動される方向を基準画像1110に応じて決定することができる。
【0080】
基準画像1110のターゲット位置Tのディスパリティ値を1ピクセルであると仮定することができる。図11において、水平方向のサブ画像である第2サブ画像1120のターゲット位置Tに対応する水平ピクセル値Hが示されている。垂直方向のサブ画像である第3サブ画像1130のターゲット位置Tに対応する垂直ピクセル値Vを図11に示すことができる。対角方向のサブ画像である第4サブ画像1140のターゲット位置Tに対応する対角ピクセル値Dが同様に図11に示されている。
【0081】
例えば、画像ブラー部121は、予め決定された比率に応じて、ディスパリティ値を3倍にスケーリングすることができる。基準画像1110を除くサブ画像1120、1130、1140のサブピクセル値を基準画像1110に対応する方向に移動させることができる。ディスパリティ値のスケーリングに対応して、第2サブ画像1120のターゲット位置Tに対応する水平ピクセル値Hは、水平方向に3ピクセルだけ移動されることができる。同様に、第3サブ画像1130のターゲット位置Tに対応する垂直ピクセル値Vは、垂直方向に3ピクセルだけ移動されることができる。第4サブ画像1140のターゲット位置Tに対応する対角ピクセル値Dは、対角方向に3ピクセルだけ移動されることができる。
【0082】
画像ブラー部121は、ディスパリティ値に応じてピクセル値が移動されたサブ画像1120、1130、1140と基準画像1110のサブピクセル値の平均値を含むブラー画像を生成することができる。本発明の他の実施例では、画像ブラー部121は、ピクセル値が移動されたサブ画像1120、1130、1140と基準画像1110のサブピクセル値の中央値を含むブラー画像を生成することができる。
【0083】
画像ブラー部121は、アウトフォーカス領域に対応するサブピクセル値だけを合算して背景のみにブラー動作を行うことができる。本発明の実施例では、ディスパリティ値をスケーリングする比率は、ユーザから受信した情報に応じて決定できる。
【0084】
図12は、本発明の実施例によるガウシアンフィルタの尖鋭度を変更してブラー動作の強度を調節する方法を説明するための図である。
【0085】
図12を参照すると、画像ブラー部121は、サブ画像のピクセル値を合算して中間画像を生成することができる。図12においては、中間画像を示すことができる。図12において、陰影部分は、アウトフォーカス領域を示すことができる。図12において、陰影部分の数字は、アウトフォーカス領域のディスパリティ値であり得る。
【0086】
画像ブラー部121は、中間画像において陰影部分のみにガウシアンフィルタを適用してブラー画像を生成することができる。本発明の実施例では、中間画像が生成されると、サブ画像に発生したノイズを除去することができる。画像ブラー部121は、ディスパリティ値に応じてガウシアンフィルタの尖鋭度を変更してブラー画像を生成することができる。
【0087】
本発明の実施例では、中間画像のインフォーカス領域は、ガウシアンフィルタが適用されなくてもよい。画像ブラー部121は、中間画像のアウトフォーカス領域に予め決定された大きさのガウシアンフィルタを利用してブラー動作を行うことができる。
【0088】
本発明の実施例では、中間画像のディスパリティ値が大きいほど、該当位置に適用されるガウシアンフィルタのカーブの尖鋭度は低くなることができる。カーブの尖鋭度の低いガウシアンフィルタが中間画像に適用されると、ブラー動作の強度は増加することができる。
【0089】
本発明の実施例では、アウトフォーカス領域のディスパリティ値が1のピクセルに適用されるガウシアンフィルタのカーブの尖鋭度は、ディスパリティ値が2のピクセルに適用されるガウシアンフィルタのカーブの尖鋭度より高いことができる。すなわち、ディスパリティ値が大きいほど、行われるブラー動作の強度は増加することができる。図12では、ディスパリティ値が1から6まで算出された場合を示している。
【0090】
本発明の他の実施例では、中間画像のディスパリティ値に応じて、ガウシアンフィルタのカーネルサイズは変わり得る。例えば、ディスパリティ値が大きいほど、該当位置に適用されるガウシアンフィルタのカーネルサイズは増加することができる。ガウシアンフィルタのカーネルサイズが大きいほど、ブラー動作の強度は増加することができる。
【0091】
図13は、本発明の実施例によるディスパリティ値とガウシアンフィルタの尖鋭度をマッピングした表である。
【0092】
図13を参照すると、ガウシアンフィルタの尖鋭度を示すガウシアンシグマ値がディスパリティ値とマッピングされている。図13において、ディスパリティ値が増加するほど、ガウシアンシグマ値が増加することができる。本発明の実施例では、ガウシアンシグマ値が大きいほどガウシアンフィルタのカーブの尖鋭度が低いことができる。
【0093】
本発明の実施例では、ガウシアンシグマ値の増加度合いは、ディスパリティ値の増加度合いに比例しなくてもよい。図13に示すディスパリティ値とガウシアンシグマ値のマッチングは例に過ぎず、様々なマッチング関係があり得る。
【0094】
図13の表を図12に適用すると、中間画像のアウトフォーカス領域にガウシアンフィルタを適用することができる。画像ブラー部121は、中間画像のディスパリティ値に応じてカーブの尖鋭度の異なるガウシアンフィルタをアウトフォーカス領域に含まれるピクセル値に適用することができる。例えば、ディスパリティ値が3のアウトフォーカス領域のサブピクセルに適用されるガウシアンフィルタのシグマ値は、ディスパリティ値が4の領域のサブピクセルに適用されるガウシアンフィルタのシグマ値と異なってもよい。
【0095】
本発明の実施例では、ユーザから受信した情報に応じて、ディスパリティ値とマッピングされるガウシアンシグマ値が変わり得る。例えば、ユーザ情報に応じて、図13のディスパリティ値5に対応するガウシアンシグマ値が6.0から8.0に変更されることができる。ガウシアンシグマ値が変更されると、該当位置に適用されるガウシアンフィルタのカーブの尖鋭度も変更されることができる。
【0096】
図14は、本発明の実施例による背景にブラー動作を行う方法を説明するためのフローチャートである。
【0097】
図14を参照すると、画像処理装置は、画像のアウトフォーカス領域に行われるブラー動作の強度を調節することができる。
【0098】
ステップS1410において、画像分割部は、外部から受信したサブピクセル値に基づいて画像のサブ画像を生成することができる。画像分割部は、マイクロレンズにそれぞれ対応するピクセルグループごとに少なくとも1つのサブピクセル値をサンプリングすることができる。画像分割部は、サンプリングしたサブピクセル値に基づいて複数のサブ画像を生成することができる。本発明の実施例では、画像分割部が生成するサブ画像の数は、同じマイクロレンズに対応するサブピクセル値の数と同一であり得る。図6の説明はステップS1410に対する説明に対応されることができる。
【0099】
本発明の実施例では、ステップS1420の前にサブピクセルのカラーに関する情報を予め決定された1つのカラーに関する情報に変更することができる。例えば、レッドカラーに関する情報とブルーカラーに関する情報をグリーンカラーに関する情報に変更すると、その後の動作での演算量を最適化させることができる。本発明の他の実施例では、ピクセル値のカラーに関する情報は、明るさに関する情報に変更することができる。
【0100】
ステップS1420において、領域検出部は、生成されたサブ画像のインフォーカス領域とアウトフォーカス領域を決定することができる。領域検出部は、サブ画像において位置の同じサブピクセル値の最大値と最小値との差を予め決定されたしきい値と比較することができる。
【0101】
領域検出部は、最大値と最小値との差がしきい値より小さいサブピクセルの位置をインフォーカス領域として決定できる。インフォーカス領域に該当するサブピクセル値については、追加的な演算や画像信号処理動作を行わなくてもよい。領域検出部は、差がしきい値より大きいか、または同じサブピクセルの位置をアウトフォーカス領域として決定できる。アウトフォーカス領域に該当するサブピクセル値については、ブラー動作を行うことができる。図7に対する説明はステップS1420に対する説明に対応されることができる。
【0102】
ステップS1430において、ディスパリティ算出部は、サブ画像のアウトフォーカス領域に対するディスパリティ値を算出することができる。ディスパリティ算出部は、アウトフォーカス領域に対応するサブピクセル値のピクセル値差を利用してサブ画像間のディスパリティ値を計算することができる。本発明の他の実施例では、ディスパリティ算出部は、サブピクセル値のランキング差を利用してサブ画像間のディスパリティ値を計算することができる。本発明のさらに他の実施例では、ディスパリティ算出部は、サブ画像から検出された特徴(feature)の稠密の程度に基づいてサブ画像間のディスパリティ値を計算することができる。図8図9、および図10に対する説明はステップS1430に対する説明に対応されることができる。
【0103】
ステップS1440において、画像合成部は、アウトフォーカス領域でディスパリティ値に基づいてブラー動作が行われたブラー画像を生成することができる。画像合成部がディスパリティ値に基づいてブラー動作の強度を調節し、ブラー動作が行われたサブ画像を合成する方法は、図15で説明されることができる。画像合成部が中間画像にディスパリティ値に基づいてガウシアンフィルタを適用してブラー画像を生成する方法は、図16で説明されることができる。
【0104】
本発明の実施例では、ステップS1420の前にカラーに関する情報を変更したことに対応して、ステップS1440の後に変更されたカラーに関する情報が変更前のカラーに関する情報に復元されることができる。
【0105】
本発明の実施例では、画像センサを介してセンシングされた画像の解像度は減少するが、画像に含まれた背景にブラー動作が行われたブラー画像を生成することができる。同じマイクロレンズに対応するカラーピクセルの数によって変更される解像度は変わり得る。例えば、1つのマイクロレンズに対応するサブピクセルの数が4個であれば、ブラー画像の解像度は原本画像の1/4に減少し得る。本発明の実施例では、解像度が減少するのとは反対に、同じマイクロレンズに対応するカラーピクセルの数によって行われるブラー動作の正確度は増加することができる。
【0106】
図15は、本発明の実施例によるブラー画像を生成する方法を説明するためのフローチャートである。
【0107】
図15を参照すると、画像ブラー部は、予め決定された比率に応じてディスパリティ値を増加させることができる。画像ブラー部は、ディスパリティ値に基づいてサブ画像でアウトフォーカス領域に対応するサブピクセル値を移動させることができる。
【0108】
ステップS1510において、画像ブラー部は、サブ画像のうち1つのサブ画像を基準画像として設定することができる。基準画像は、サブ画像のうちから任意に選択することができる。
【0109】
ステップS1520において、画像ブラー部は、サブピクセル値の移動距離を決定することができる。サブピクセル値の移動距離は、サブピクセル値の移動方向によって変わり得る。サブピクセル値が移動されると、サブ画像間のディスパリティ値が増加することができる。ディスパリティ値が増加すると、ブラー画像は原本画像よりさらにぼけて見えることができる。
【0110】
ステップS1530において、画像ブラー部は、ディスパリティ値がスケーリングされたサブ画像に基づいてブラー画像を合成することができる。画像ブラー部は、位置の同じサブピクセル値の平均値を含むブラー画像を生成することができる。ブラー画像は、原本画像より解像度が落ちる可能性がある。図11に対する説明は図15に対する説明に対応されることができる。
【0111】
図16は、本発明の他の実施例によるブラー画像を生成する方法を説明するためのフローチャートである。
【0112】
図16を参照すると、画像ブラー部は、ディスパリティ値に基づいて中間画像のアウトフォーカス領域に適用されるガウシアンフィルタの尖鋭度を決定することができる。
【0113】
ステップS1610において、画像ブラー部は、サブ画像で位置の同じサブピクセル値の平均値を含む中間画像を生成することができる。サブ画像でアウトフォーカス領域として検出された位置と中間画像のアウトフォーカス領域の位置は同一であってもよい。
【0114】
ステップS1620において、画像ブラー部は、ディスパリティ値に応じて中間画像に適用するガウシアンフィルタの尖鋭度を決定することができる。本発明の実施例では、中間画像のインフォーカス領域は、ガウシアンフィルタが適用されなくてもよい。画像ブラー部は、中間画像のアウトフォーカス領域に予め決定された大きさのガウシアンフィルタを利用してブラー動作を行うことができる。
【0115】
本発明の実施例では、中間画像のディスパリティ値が大きいほど、該当位置に適用されるガウシアンフィルタのカーブの尖鋭度は低くなることができる。カーブの尖鋭度の低いガウシアンフィルタが中間画像に適用されると、ブラー動作の強度は増加することができる。
【0116】
ステップS1630において、画像ブラー部は、アウトフォーカス領域にガウシアンフィルタの適用されたブラー画像を生成することができる。サブピクセル値に適用されるガウシアンフィルタの尖鋭度は互いに異なってもよい。画像ブラー部は、中間画像のディスパリティ値が大きいほどカーブの尖鋭度の低いガウシアンフィルタをサブピクセル値に適用することができる。図12及び図13に対する説明は図16に対する説明に対応されることができる。
【0117】
図17は、本発明の実施例による画像処理装置を含む電子装置を示すブロック図である。
【0118】
図17を参照すると、電子装置2000は、画像センサ2010、プロセッサ2020、記憶装置(STORAGE DEVICE)2030、メモリ装置(MEMORY DEVICE)2040、入力装置2050、及び出力装置2060を含むことができる。図17に示されてはいないが、電子装置2000は、ビデオカード、サウンドカード、メモリーカード、USB装置などと通信したり、または他の電子機器と通信できるポート(port)をさらに含むことができる。
【0119】
画像センサ2010は、入射光に相応する画像データを生成することができる。画像データは、プロセッサ2020に転送されて処理されることができる。出力装置2060は、画像データを表示することができる。記憶装置2030は、画像データを記憶することができる。プロセッサ2020は、画像センサ2010、出力装置2060、および記憶装置2030の動作を制御することができる。
【0120】
プロセッサ2020は、画像センサ2010から受信されるピクセルデータを処理する演算を行い、処理された画像データを出力する画像処理装置であることができる。ここで、処理は、EIS(Electronic Image Stabilization)、補間、色調補正、画質補正、サイズ調整などであり得る。
【0121】
プロセッサ2020は、画像センサ2010とは独立したチップで具現されることができる。例えば、プロセッサ2020は、マルチ-チップパッケージ(multi-chip package)で具現されることができる。本発明の他の実施例では、プロセッサ2020は、画像センサ2010の一部として含まれて、1つのチップで具現されることができる。
【0122】
プロセッサ2020は、電子装置2000の動作を実行し、制御することができる。本発明の実施例によれば、プロセッサ2020は、マイクロプロセッサ(microprocessor)、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、またはアプリケーションプロセッサ(application processor、AP)であることができる。プロセッサ2020は、アドレスバス(address bus)、制御バス(control bus)、及びデータバス(data bus)を介して記憶装置2030、メモリ装置2040、入力装置2050、及び出力装置2060に連結されて、通信を行うことができる。
【0123】
本発明の実施例では、プロセッサ2020は、受信した画像データに基づいて原本画像をサブ画像に分割し、サブ画像でインフォーカス領域とアウトフォーカス領域を検出し、サブ画像間のディスパリティ値を計算する前処理動作を行うことができる。プロセッサ2020は、ディスパリティ値に応じてアウトフォーカス領域でブラー動作を行い、サブ画像を合成してブラー画像を生成することができる。この際、ディスパリティ値に応じて行われるブラー動作の強度は変わり得る。本発明の実施例によれば、サブ画像のアウトフォーカス領域でのみブラー動作が行われるので、演算の複雑度が低くなることができる。
【0124】
記憶装置2030は、フラッシュメモリ装置(flash memory device)、ソリッドステートドライブ(Solid State Drive;SSD)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;HDD)、シーディーロム(CD-ROM)、およびあらゆる形態の不揮発性メモリ装置などを含むことができる。
【0125】
メモリ装置2040は、電子装置2000の動作に必要なデータを記憶することができる。例えば、メモリ装置2040は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory;DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(Static Random Access Memory; SRAM)等の揮発性メモリ装置及びEPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)並びにフラッシュメモリ装置(flash memory device)などの不揮発性メモリ装置を含むことができる。プロセッサ2020は、メモリ装置2040に記憶された命令セットを実行して画像センサ2010と出力装置2060を制御することができる。
【0126】
入力装置2050は、キーボード、キーパッド、マウスなどの入力手段を含み、出力装置2060は、プリンタ装置、ディスプレイなどの出力手段を含むことができる。
【0127】
画像センサ2010は、様々な形態のパッケージで具現されることができる。例えば、画像センサ2010の少なくとも一部の構成は、PoP(Package on Package)、Ball grid arrays(BGAs)、Chip scale packages(CSPs)、Plastic Leaded Chip Carrier(PLCC)、Plastic Dual In-Line Package (PDIP)、Die in Waffle Pack、Die in Wafer Form、Chip On Board(COB)、Ceramic Dual In-Line Package(CERDIP)、Plastic Metric Quad Flat Pack(MQFP)、Thin Quad Flatpack(TQFP)、Small Outline Integrated Circuit(SOIC)、Shrink Small Outline Package(SSOP)、Thin Small Outline Package(TSOP)、System In Package(SIP)、Multi Chip Package(MCP)、Wafer-level Fabricated Package(WFP)、Wafer-Level Processed Stack Package(WSP)などのパッケージを用いて具現されることができる。
【0128】
一方、電子装置2000は、画像センサ2010を利用するすべてのコンピューティングシステムと解釈されることができる。電子装置2000は、パッケージングされたモジュール、部品などの形態で具現されることができる。例えば、電子機器2000は、デジタルカメラ、モバイル装置、スマートフォン(smart phone)、PC(Personal Computer)、タブレットPC(tablet personal computer)、ノートパソコン(notebook)、PDA(personal digital assistant)、EDA(enterprise digital assistant)、PMP(portable multimedia player)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、ドライブレコーダー、ロボット、自律走行車両などで具現されることができる。
【0129】
本発明の範囲は、前記詳細な説明より後述する特許請求の範囲によって表され、特許請求の範囲の意味および範囲そしてその等価概念から導出される全ての変更または変形された形態は本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0130】
100 画像処理装置
110 画像前処理部
111 画像分割部
112 領域検出部
113 ディスパリティ算出部
120 画像合成部
121 画像ブラー部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17