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特開2024-100825高効率レーザー維持プラズマシステム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024100825
(43)【公開日】2024-07-26
(54)【発明の名称】高効率レーザー維持プラズマシステム
(51)【国際特許分類】
   H05H 1/24 20060101AFI20240719BHJP
   H01J 65/04 20060101ALI20240719BHJP
【FI】
H05H1/24
H01J65/04 Z
【審査請求】有
【請求項の数】28
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024078589
(22)【出願日】2024-05-14
(62)【分割の表示】P 2022197662の分割
【原出願日】2016-06-22
(31)【優先権主張番号】62/183,069
(32)【優先日】2015-06-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/187,590
(32)【優先日】2016-06-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】500049141
【氏名又は名称】ケーエルエー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】弁理士法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ダースティン マシュー
(72)【発明者】
【氏名】ベゼル イリヤ
(72)【発明者】
【氏名】シェメリニン アナトリー
(72)【発明者】
【氏名】シフリン ユージーン
(57)【要約】
【課題】広帯域光を生成するためのマルチパスレーザー維持プラズマシステムを提供する。
【解決手段】システムは、ポンピングビーム101を生成するポンプ源104と、ガス107を封じ込めるためのガス封じ込め構造と、広帯域発光プラズマを維持するためにガスの一部分を通るポンピングビームの1つ以上のパスを実行するように構成された光学素子を含む光学アセンブリと、プラズマによって放射された広帯域放射の少なくとも一部分を、下流の光学素子に方向付けるように構成され、プラズマによって放射された広帯域放射の少なくとも一部分を収集して、プラズマに戻すように方向付ける収集アセンブリを備える。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポンピングビームを生成するように構成されたポンプ源と、
ガスを封じ込めるためのガス封じ込め構造と、
広帯域発光プラズマを維持するために前記ガスの一部分を通る前記ポンピングビームの1つ以上のパスを実行するように構成された1つ以上の光学素子を含み、プラズマを通って通過したポンピングビームの未吸収部分を収集し、収集されたポンピングビームの未吸収部分を方向転換してガスに戻すように配置された光学アセンブリと、
1つ以上の収集光学素子を含み、前記1つ以上の収集光学素子が、プラズマによって放射された広帯域放射の少なくとも一部分を、1つ以上の下流の光学素子に方向付けるように構成され、プラズマによって放射された広帯域放射の少なくとも一部分を収集して、プラズマに戻すように方向付けるように構成されている収集アセンブリと、
を備え、
前記光学アセンブリと前記収集アセンブリが、単一の楕円リフレクタアセンブリに一体化されており、
前記光学アセンブリと前記収集アセンブリの組み合わせによりプラズマを維持し、
前記単一の楕円リフレクタアセンブリの第1の焦点において第1のプラズマが形成され、
前記単一の楕円リフレクタアセンブリの前記第1の焦点と異なる第2の焦点において第2のプラズマが形成され、前記第1のプラズマと前記第2のプラズマは逐次作動される、
システム。
【請求項2】
前記第1のプラズマと前記第2のプラズマを任意に形成する着火手段
をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
システムであって、
ポンピングビームを生成するように構成されたポンプ源と、
ガスを封じ込めるためのガス封じ込め構造と、
前記ガスの一部分を通る前記ポンピングビームの複数のパスを実行して広帯域発光プラズマを維持するように構成された1つ以上の光学素子を含み、プラズマを透過した前記ポンピングビームの未吸収部分を収集し、収集された前記ポンピングビームの未吸収部分を前記ガスの一部分に戻すように方向付けるように配置されたマルチパス光学アセンブリと、
を備え、
前記1つ以上の光学素子は、複数の集束ミラーを含み、前記複数の集束ミラーは、光学スレッディング構成で配置され、前記マルチパス光学アセンブリの高位パスの1つ以上の光学要素は、前記マルチパス光学アセンブリの低位パスの2つ以上の光学要素の間で前記高位パスからのポンプビームを方向付けるように構成され、第1のパスの強度分布と実質的に同じ後続のパスの強度分布を生成するように配置される、システム。
【請求項4】
システムであって、
ポンピングビームを生成するように構成されたポンプ源と、
ガスを封じ込めるためのガス封じ込め構造と、
マルチパス光学アセンブリと収集アセンブリとを含む光学アセンブリであって、前記マルチパス光学アセンブリは、広帯域発光プラズマを維持するために前記ガスの一部分を通る前記ポンピングビームの複数のパスを実行するように構成された1つ以上の光学素子を含み、前記収集アセンブリは、1つ以上の収集光学素子を含み、前記1つ以上の収集光学素子は、プラズマによって放射された広帯域放射の少なくとも一部分を収集してプラズマに戻すように構成され、前記マルチパス光学アセンブリの前記1つ以上の光学素子の間に散在する、システム。
【請求項5】
前記収集アセンブリはさらに、前記プラズマの2つ以上のイメージを合成するように構成される請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記収集アセンブリはさらに、前記広帯域放射の出力部分が前記プラズマの単一イメージの輝度よりも大きい輝度を有するように、前記プラズマの2つ以上のイメージを合成するように構成される請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
システムであって、
ポンピングビームを生成するように構成された照明源と、
ガスを封じ込めるように構成されたリフレクタアセンブリであって、前記照明源から前記ポンピングビームを受け取るための1つ以上の入口開口を含み、前記ポンピングビームは、前記ガスの一部内にプラズマを維持し、前記プラズマは広帯域放射を放射し、前記リフレクタアセンブリの内面は、前記プラズマによって放射された前記広帯域放射の少なくとも一部分を収集し、収集された前記広帯域放射を前記プラズマに戻すように方向付けるように構成され、前記リフレクタアセンブリは、前記ガスの一部分を透過した前記ポンピングビームの未吸収部分を収集し、前記ポンピングビームの収集された未吸収部分を前記ガスの一部分に戻すように方向付けるように構成される、システム。
【請求項8】
前記リフレクタアセンブリはさらに、前記プラズマの2つ以上のイメージを合成するように構成される、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記リフレクタアセンブリはさらに、前記広帯域放射の出力部分が前記プラズマの単一イメージの輝度よりも大きい輝度を有するように、前記プラズマの2つ以上のイメージを合成するように構成される、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記リフレクタアセンブリは、楕円リフレクタアセンブリである、請求項7に記載のシステム。
【請求項11】
前記楕円リフレクタアセンブリの内面は、前記広帯域放射の一部分を前記楕円リフレクタアセンブリの1つ以上の焦点に集束させるように構成される、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記プラズマは、前記楕円リフレクタアセンブリの単一の焦点に形成される、請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
第1のプラズマは、前記楕円リフレクタアセンブリの第1の焦点において形成され、第2のプラズマは、前記楕円リフレクタアセンブリの第2の焦点において形成される、請求項10に記載のシステム。
【請求項14】
前記楕円リフレクタアセンブリは、部分楕円リフレクタアセンブリである、請求項10に記載のシステム。
【請求項15】
前記リフレクタアセンブリは、複数の部品から構成されるマルチコンポーネントリフレクタアセンブリである、請求項7に記載のシステム。
【請求項16】
前記リフレクタアセンブリの前記1つ以上の入口開口は、複数の照明源から前記ポンピングビームを受け取るための複数の入口開口以下を含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項17】
前記リフレクタアセンブリの前記1つ以上の入口開口は、サファイア、溶融シリカ、水晶、マグネシウムフルオリド、カルシウムフルオリド又はリチウムフルオリドのうちの少なくとも1つから形成される1つ以上の窓を含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項18】
前記リフレクタアセンブリは、前記広帯域放射の少なくとも一部分を前記リフレクタアセンブリの内部容積から1つ以上の下流の光学素子に通過させるための1つ以上の出口開口を含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項19】
前記リフレクタアセンブリの前記1つ以上の出口開口のうちの1つは、サファイア、溶融シリカ、水晶、マグネシウムフルオリド、カルシウムフルオリド、フッ化リチウムのうちの少なくとも1つから形成される1つ以上の窓を含む、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
ガス再循環アセンブリをさらに含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項21】
前記ガス再循環アセンブリは、
ガス入力ポートと、
前記ガス再循環アセンブリを介して前記リフレクタアセンブリの内部容積を通して前記ガスを流すためのガス出力ポートと、
を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記リフレクタアセンブリは、1つ以上の電気フィードスルーを含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項23】
前記照明源は、1つ以上のレーザーを含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項24】
前記1つ以上のレーザーは、1つ以上の赤外レーザー、1つ以上の可視レーザー、または1つ以上の紫外レーザーのうちの少なくとも1つを含む、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
前記1つ以上のレーザーは、ダイオードレーザー、ディスクレーザーまたはファイバーレーザーの少なくとも1つを含む、請求項23に記載のシステム。
【請求項26】
前記1つ以上のレーザーは、狭帯域レーザーまたは広帯域レーザーの少なくとも1つを含む、請求項23に記載のシステム。
【請求項27】
前記1つ以上のレーザーは、連続波(CW)モード、パルスモード、または変調モードのうちの少なくとも1つで動作するように構成される、請求項23に記載のシステム。
【請求項28】
前記ガスは、不活性ガス、非不活性ガスおよび2種以上の混合ガスの少なくとも1つを含む、請求項7に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は一般に、レーザー維持プラズマ光源に関し、より詳細には、マルチパスレーザー維持プラズマ光源に関する。
【背景技術】
【0002】
優先権
本出願は、以下に列挙した出願(複数の場合あり)(「関連出願」)に関連するものであり、且つ該出願からの最先の効力のある有効出願日(複数の場合あり)の利益を主張するものである(例えば、特許仮出願以外に対する最先の効力のある優先日を主張するまたは特許仮出願に対する、関連出願のいずれかのおよびすべての親、その親(grandparent)、そのまた親(great-grandparent)出願などに対する、米国特許法第119条(e)の下での利益を主張するものである)。
【0003】
関連出願
USPTOの法定外要件のため、本出願は、全体の参照により本明細書に組み込まれる、発明者としてIlya Bezel、Anatoly Shchemelinin Eugene ShifrinおよびMatthew Derstineの名で2015年6月22日に出願された出願番号第62/183,069号の「MULTIPASS LASER-SUSTAINED PLASMA PUMP GEOMETRIES」と題する米国特許仮出願の通常の(非仮)特許出願を構成する。
【0004】
USPTOの法定外要件のため、本出願は、全体の参照により本明細書に組み込まれる、発明者としてMatthew DerstineおよびIlya Bezelの名で2016年2月3日に出願された出願番号第62/290,593号の「OPTICAL WAFER INSPECTOR」と題する米国特許仮出願の通常の(非仮)特許出願を構成する。
【0005】
常に小型化し続けるデバイスフィーチャを有する集積回路への需要が増加し続けるにつれ、これらの常に縮小し続けるデバイスの検査に用いられる改良された照光源への必要が増え続けている。そのような照光源の1つはレーザー維持プラズマ源を含む。レーザー維持プラズマ光源は、高出力広帯域光を生成できる。レーザー維持光源は、光を発することができるプラズマ状態にアルゴンまたはキセノン等のガスを励起するためにレーザー光線をガス体積に集束することによって作動する。この効果は典型的にプラズマを「ポンピングする」と呼ばれる。
【0006】
連続波(CW)放射で維持されるプラズマは、多くの場合、使用されるポンプ光に対してプラズマが実質的に透過性である比較的低密度で作動する。その結果、プラズマによって放射される広帯域光の輝度は、理論的黒体限界よりも格段に低い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許出願公開第2012/0091893号
【特許文献2】米国特許出願公開第2012/0119116号
【特許文献3】米国特許出願公開第2012/0068091号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
低範囲光学システムのこの問題に対処するためにいくつかの手法が用いられてきた。1つの手法は、より高圧のランプを用いることでプラズマの低密度に対処することを含む。この手法は、プラズマの成長をもたらすため、成功には限度があった。別の手法は、低開口数(NA)レーザーでプラズマをポンピングして細長いプラズマを生成することを含む。長手方向に沿って広帯域光を収集することにより、黒体に接近する輝度が理論的に求められ得る。レーザー吸収とDUV/VUV放射の間の不整合に関する問題に対処するために、ポンピングと収集を分ける形状が提案されている。両方の実施において、細長いプラズマは、用いられたことのない大量の光を放射する。したがって、上記に特定したような従来の手法の不都合を修正するシステムおよび方法を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の1以上の実施形態により、広帯域光を生成するためのマルチパスレーザー維持プラズマシステムが開示される。一実施形態において、システムは、ポンピングビームを生成するように構成されたポンプ源を含む。別の実施形態において、システムは、マルチパス光学アセンブリを含む。別の実施形態において、マルチパス光学アセンブリは、広帯域発光プラズマを維持するためにガスの部分を通るポンピングビームの複数のパスを実行するように構成された1以上の光学素子を含む。別の実施形態において、1以上の光学素子は、プラズマを透過したポンピングビームの未吸収部分を収集して、収集された未吸収ポンピングビーム部分をガスの部分に戻すように方向付けるように構成される。
【0010】
本開示の1以上の実施形態により、広帯域光を生成するためのマルチパスレーザー維持プラズマシステムが開示される。一実施形態において、システムは、ポンピングビームを生成するように構成されたポンプ源を含む。別の実施形態において、システムは、ガスを封じ込めるためのガス封じ込め構造を含む。別の実施形態において、システムは光学アセンブリを含む。別の実施形態において、光学サブシステムは、広帯域発光プラズマを維持するためにガスの部分を通るポンピングビームの1以上のパスを実行するように構成された1以上の光学素子を含む。別の実施形態において、システムは、1以上の収集光学素子を含む収集アセンブリを含む。別の実施形態において、システムは、プラズマによって放射された広帯域放射の少なくとも一部分を1以上の下流の光学素子に方向付けるように構成された1以上の収集光学素子を含む。別の実施形態において、システムは、プラズマによって放射された広帯域放射の少なくとも一部分を収集してプラズマに戻すように方向付けるように構成された1以上の収集光学素子を含む。
【0011】
本開示の1以上の実施形態により、広帯域光を生成するためのマルチパスレーザー維持プラズマシステムが開示される。一実施形態において、システムは、ポンピングビームを生成するように構成されたポンプ源を含む。別の実施形態において、システムは、ガスを封じ込めるように構成されたリフレクタアセンブリを含む。別の実施形態において、リフレクタアセンブリは、ポンプ源からのポンピングビームを受け入れるための1以上の入口開口を含む。別の実施形態において、ポンピングビームは、プラズマをガスの一部分内に維持する。別の実施形態において、プラズマは広帯域放射を放出する。別の実施形態において、リフレクタアセンブリの内面は、プラズマによって放射された広帯域放射の少なくとも一部分を収集して、収集された広帯域放射をプラズマに戻すように方向付けるように構成される。
【0012】
上記の一般的な説明と、以下の詳細な説明は両方とも単に典型的且つ説明的であり、クレームされる本発明を必ずしも限定するものではないことを理解すべきである。本明細書に組み込まれ、その一部を構成する添付図面は、本発明の実施形態を例証し、一般的な説明とともに、本発明の原理を説明する働きをする。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本開示の複数の利点は、添付図面を参照すれば当業者にはより良く理解されよう。
図1A】本開示の1以上の実施形態によるマルチパスレーザー維持プラズマシステムの略模式図である。
図1B】本開示の1以上の実施形態によるマルチパスレーザー維持プラズマシステムの略模式図である。
図1C】本開示の1以上の実施形態によるマルチパスレーザー維持プラズマシステムの略模式図である。
図1D】本開示の1以上の実施形態によるマルチパスレーザー維持プラズマシステムの略模式図である。
図1E】本開示の1以上の実施形態によるマルチパスレーザー維持プラズマシステムの略模式図である。
図1F】本開示の1以上の実施形態によるマルチパスレーザー維持プラズマシステムの略模式図である。
図1G】本開示の1以上の実施形態による、1以上の軸外ミラーが備わったマルチパス光学アセンブリの図である。
図1H】本開示の1以上の実施形態による、光学的スレッディング構成に配置されたマルチパス光学アセンブリを示す。
図1I】プラズマを通る1以上の連続したパスによって照光のNAが減少するように配置された、本開示の1以上の実施形態によるマルチパス光学アセンブリを示す。
図1J】本開示の1以上の実施形態によるマルチパス光学アセンブリを用いたプラズマの形状の制御を示す図である。
図1K】本開示の1以上の実施形態によるマルチパス光学アセンブリを用いたプラズマの形状の制御を示す図である。
図1L】本開示の1以上の実施形態による、1以上のレトロリフレクタアセンブリが備わったマルチパス光学アセンブリの図である。
図1M】本開示の1以上の実施形態による、共振器構成に配置された1以上のレトロリフレクタアセンブリを含むマルチパス光学アセンブリの図である。
図1N】本開示の1以上の実施形態による、共振器構成に配置された1以上のレトロリフレクタアセンブリを含むマルチパス光学アセンブリの図である。
図1O】本開示の1以上の実施形態による、1以上の偏光素子が備わったマルチパス光学アセンブリの図である。
図1P】本開示の1以上の実施形態による、収差を測定するための1以上の波面センサが備わったマルチパス光学アセンブリの図である。
図1Q】本開示の1以上の実施形態による、収差を測定するための1以上の波面センサが備わったマルチパス光学アセンブリの図である。
図2A】本開示の1以上の実施形態による、リフレクタアセンブリが備わったマルチパスシステムの図である。
図2B】本開示の1以上の実施形態による、リフレクタアセンブリが備わったマルチパスシステムの図である。
図2C】本開示の1以上の実施形態による、リフレクタアセンブリが備わったマルチパスシステムの図である。
図2D】本開示の1以上の実施形態による、リフレクタアセンブリが備わったマルチパスシステムの図である。
図2E】本開示の1以上の実施形態による、リフレクタアセンブリが備わったマルチパスシステムの図である。
図2F】本開示の1以上の実施形態による、リフレクタアセンブリが備わったマルチパスシステムの図である。
図2G】本開示の1以上の実施形態による、リフレクタアセンブリが備わったマルチパスシステムの図である。
図2H】本開示の1以上の実施形態による、リフレクタアセンブリが備わったマルチパスシステムの図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここで、添付図面に示される、開示される主題の詳細について言及する。
【0015】
本発明の特定の実施形態が例証されてきたが、本発明の種々の修正と実施形態が、上記の開示の範囲および趣旨から逸脱せずに当業者によってなされ得ることは明らかである。したがって、本発明の範囲は、本明細書に添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものとする。
【0016】
図1Aから2Hを全般的に参照すると、本開示の1以上の実施形態による高効率レーザー維持プラズマ(LSP)光源が開示されている。本開示の実施形態は、ポンプ照光および/または広帯域光を再循環させる複数の離散型光学素子を含むマルチパスレーザー維持プラズマシステムを対象とする。本開示の付加的な実施形態は、ポンプ照光および/または広帯域光を再循環させる楕円リフレクタアセンブリを含むマルチパスレーザー維持プラズマシステムを対象とする。ポンプ照光および/またはプラズマ発光広帯域をプラズマに戻して再循環させてさらにプラズマをポンピングすることは、本開示の実施形態の効率を、非再循環式システムに比べて向上させる。さらに、本開示の、離散型光学素子またはリフレクタアセンブリを用いたプラズマの複数のイメージの組み合わせは、広帯域出力の輝度を向上させ得る。
【0017】
光維持プラズマの生成は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2008年10月14日に発行された米国特許第7,435,982号にも一般に説明されている。プラズマの生成は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2010年8月31日に発行された米国特許第7,786,455号にも一般に説明されている。プラズマの生成は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2011年8月2日に発行された米国特許第7,989,786号にも一般に説明されている。プラズマの生成は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2012年5月22日に発行された米国特許第8,182,127号にも一般に説明されている。プラズマの生成は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2012年11月13日に発行された米国特許第8,309,943号にも一般に説明されている。プラズマの生成は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2013年2月9日に発行された米国特許第8,525,138号にも一般に説明されている。プラズマの生成は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2014年12月30日に発行された米国特許第8,921,814号にも一般に説明されている。プラズマの生成は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2016年4月19日に発行された米国特許第9,318,311号にも一般に説明されている。プラズマの生成は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2014年3月25日に出願された米国特許出願公開第2014/029154号にも一般に説明されている。光維持プラズマの横断ポンピングは、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2015年3月31日に出願された米国特許出願公開第2015/0282288号にも一般に説明されている。一般的な意味で、本開示の種々の実施形態は、当技術分野で公知の任意のプラズマベースの光源にも拡張されると解釈されるものとする。プラズマ生成の範疇で用いる光学システムは、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2010年4月27日に発行された米国特許第7,705,331号にも一般に説明されている。
【0018】
図1A-1Oは、本開示の1以上の実施形態による、LSPプラズマを効率的に生成するためのマルチパスシステム100を示す。一実施形態において、図1Aに示すように、システム100は、プラズマ106を維持するためにポンピング照光のビーム101を生成するように構成されたポンプ源104(例えば、1以上のレーザー)を含む。ポンプビーム101は、ガス107の体積内でプラズマ106を維持するのに適している。プラズマ106は、ポンプビーム101からの光学的ポンピングに応答して、広帯域放射115を放出する。別の実施形態において、システム100はマルチパス光学アセンブリ102を含む。一実施形態において、マルチパス光学アセンブリ102は、プラズマ106を維持するために、ガス107の部分を通るポンピングビームのマルチパス108a-108dのマルチパスを実行するように構成された1以上の光学素子110a-110fを含む。別の実施形態において、1以上の光学素子110a-110fは、プラズマ106を通って透過したポンピングビームの未吸収部分を収集して、収集されたポンピングビームの未吸収部分を、プラズマ106および/またはプラズマ106付近のガス107に戻すように方向付けるように構成される。本明細書において以前に記載したように、マルチパス光学アセンブリ102は、プラズマ106によるポンプ照光の吸収が小さい低圧力セッティングにおいて特に有用である。マルチパスアセンブリ102の1以上の光学素子110a-110fは、ポンプ照光の「再循環」をもたらし、それにより、ポンプビームの未吸収部分は、未吸収のポンプビームを方向転換してプラズマ106および/またはプラズマ106付近のガス107に戻す。
【0019】
一実施形態において、図1Aに示すように、マルチパス光学アセンブリ102は2以上の光学素子110a-110fを含む。2以上の光学素子110a-110fは、プラズマ106を通って透過したプラズマ照光を収集して、ポンプ照光を方向転換してプラズマ106および/またはプラズマ106付近のガス107の部分に戻すことが可能な当技術分野で公知の任意の光学素子を含んでもよい。例えば、2以上の光学素子110a-110fは、限定はしないが、1以上の反射型光学素子(例えば、ミラー)および/または1以上の透過型光学素子(例えば、レンズ)を含んでもよい。例えば、図1Aに描写するように、2以上の光学素子110a-110fは、限定はしないが、一組のミラー110a-110fを含んでもよい。例えば、一組のミラー110a-110fは、限定はしないが、1以上の転向ミラーを含んでもよい。一組のミラー110a-110fは、当技術分野で公知の任意のタイプのミラーを含んでもよい。例えば、一組のミラー110a-110fは、以下のうち1つ以上を含んでもよい:1以上の楕円ミラー、1以上の放物面ミラー、1以上の球面ミラーまたは1以上の平面ミラー。
【0020】
図1Aに示すように、ポンプビーム101はプラズマ106の第1のパス108aを実行する。ポンプビーム101の第1のパス108aの第1の部分は、プラズマ106および/またはプラズマ106に近接したガス107によって吸収される。ビーム101の第1のパス108aの第2の部分は、半透過性のプラズマ106を通って透過し、ミラー110aによって収集される。次にミラー110aは、収集された照光を第2のミラー110bに方向付け、続いて第2のミラー110bは、プラズマ106を通るポンプビーム101の第2のパス108bを実行する。再び、ビーム101の第2のパス108bの第1の部分はプラズマ106および/またはプラズマ106に近接したガス107によって吸収され、他方で、ビーム101の第2のパス108bの第2の部分はプラズマ106を透過する。このプロセスが、ミラー110c-110cを介して複数回繰り返されて、プラズマ106を通るポンプビーム101のパス108cおよび108dを実行する。本開示の範囲は、例証の目的のみで提供されている図1Aに描写されるミラーの個数または配置に限定されないことに留意すべきである。本明細書では、マルチパスアセンブリ102は、プラズマ106を通るポンプ照光のマルチパスを達成するために、任意の方式で配置され配向された任意の個数の光学素子(例えば、反射型および/または透過型)を含んでもよいことを認識すべきである。
【0021】
別の実施形態において、ポンプ源104は1以上のレーザーを含む。ポンプ源104は、当技術分野で公知の任意のレーザーシステムを含んでもよい。例えば、ポンプ源104は、電磁スペクトルの赤外線、可視および/または紫外線部分の放射を放出することが可能な、当技術分野で公知の任意のレーザーシステムを含んでもよい。
【0022】
一実施形態において、ポンプ源104は、連続波(CW)レーザー光線を放出するように構成されたレーザーシステムを含んでもよい。例えば、ポンプ源104は、1以上のCW赤外線レーザー源を含んでもよい。例えば、ガス107がアルゴンである、またはアルゴンを含むセッティングの場合、ポンプ源104は、1069nmで放射を発するように構成されたCWレーザー(例えば、ファイバーレーザーまたはディスクYbレーザー)を含んでもよい。この波長は、アルゴンの1068nm吸収線に適合するため、アルゴンガスをポンピングするのに特に有用であることに留意すべきである。本明細書において、CWレーザーの上記の説明は限定的なものではなく、当技術分野で公知の任意のレーザーが、本出願の背景において実施され得ることに留意すべきである。
【0023】
別の実施形態において、ポンプ源104は、実質的に一定のパワーでレーザー光をプラズマ106に供給するように構成された1以上のレーザーを含んでもよい。別の実施形態において、ポンプ源104は、変調レーザー光をプラズマ106に供給するように構成された1以上の変調レーザーを含んでもよい。別の実施形態において、ポンプ源104は、パルスレーザー光をプラズマに供給するように構成された1以上のパルスレーザーを含んでもよい。
【0024】
別の実施形態において、ポンプ源104は、1以上のダイオードレーザーを含んでもよい。例えば、ポンプ源104は、ガス107の種の任意の1以上の吸収線に対応する波長で放射を発する1以上のダイオードレーザーを含んでもよい。ポンプ源104のダイオードレーザーは、ダイオードレーザーの波長が、当技術分野で公知の任意のプラズマの任意の吸収線(例えば、イオン化転移線)またはプラズマ生成ガスの任意の吸収線(例えば、高励起中性転移線)に合わせて調整されるように実行されるよう選択されてもよい。そのため、所与のダイオードレーザー(またはダイオードレーザーの組)の選択は、システム100によって用いられるガス107のタイプに依存することになる。
【0025】
別の実施形態において、ポンプ源104はイオンレーザーを含んでもよい。例えば、ポンプ源104は、当技術分野で公知の任意の希ガスイオンレーザーを含んでもよい。例えば、アルゴンベースのプラズマの場合、アルゴンイオンをポンピングするために用いられるポンプ源104は、Ar+レーザーを含んでもよい。別の実施形態において、ポンプ源104は、1以上の周波数変換レーザーシステムを含んでもよい。例えば、ポンプ源104は、100ワットを超過するパワーレベルを有するNd:YAGレーザーまたはNd:YLFレーザーを含んでもよい。別の実施形態において、ポンプ源104はディスクレーザーを含んでもよい。別の実施形態において、ポンプ源104はファイバーレーザーを含んでもよい。別の実施形態において、ポンプ源104は広帯域レーザーを含んでもよい。
【0026】
別の実施形態において、ポンプ源104は、1以上の非レーザー源を含んでもよい。ポンプ源104は、当技術分野で公知の任意の非レーザー光源を含んでもよい。例えば、ポンプ源104は、電磁スペクトルの赤外線、可視または紫外線部分内で離散的または連続的に放射を放出することが可能な当技術分野で公知の任意の非レーザー源を含んでもよい。
【0027】
別の実施形態において、ポンプ源104は、2以上の光源を含んでもよい。一実施形態において、ポンプ源104は、2以上のレーザーを含んでもよい。例えば、ポンプ源104(または複数の「源」)は、複数のダイオードレーザーを含んでもよい。別の実施形態において、2以上のレーザーの各々が、システム100内のガスまたはプラズマの、異なる吸収線に一致したレーザー光線を放出してもよい。
【0028】
図1Bは、本開示の1以上の実施形態による、単一の反射面からなるマルチパスアセンブリ102を示す。一実施形態において、マルチパスアセンブリ102は、ポンプビーム101の未吸収部分を収集して、収集されたポンプビームの未吸収部分を方向転換して、プラズマ106および/またはプラズマ106に近接したガス107に戻すように配置された1つの第1の部分と少なくとも1つの第2の部分を有する反射面を含む。この実施形態において、反射面は複雑な形状を有する単一のミラーから構成されてもよく、それにより、ミラーの第1の部分とミラーの少なくとも第2の部分は、プラズマ106を通るポンプ照光のマルチパスを実行するための独立したミラーとして機能する。単一の反射面は、独立したミラーを含む本開示の実施形態のうちいずれとも同様な方式で機能するように構築されてもよい。これに関して、単一の反射面は、本開示の種々の実施形態の独立したミラーを複製する複数の部分を含んでもよい。例えば、図1Bに示すように、反射面は、限定はしないが、プラズマ106を通って透過したポンプ照光の未吸収部分を収集して、収集されたポンプ照光を方向転換して、プラズマ106および/またはプラズマ106に近接したガス107に戻すように働く複数の部分113a-113fを含んでもよい。図1Bの単一の反射面の形状と構成は、本開示への限定と解釈されるべきではなく、単に例証の目的で提供されている。本明細書において、図1Bの単一の反射面の反射部分の構成は、複数の反射部分(例えば、113a-113f)の任意の形状、個数および/または位置に拡張され得ることに留意すべきである。別の実施形態において、単一の反射面は、互いに嵌り合う複数の部品(例えば、第1半体および第2半体)から形成されてもよい。別の実施形態において、単一の反射面は、ガス107を封じ込めるためのガス封じ込め素子または容器として働くように構成されてもよい。
【0029】
図1Cは、本開示の1以上の実施形態による、一組の収集光学素子103が備わったシステム100を示す。一実施形態において、一組の収集光学素子103は、プラズマ106によって放出された広帯域放射115を1以上の下流の光学素子105に方向付けるように構成された1以上の収集光学素子111a-111fを含み、下流の光学素子105は、限定はしないが、ホモジナイザー、レンズ、ミラー、フィルタおよび/または開口である。この意味で、収集光学素子111a-111fはプラズマ106の複数のイメージを合成するように働き、それが、輝度が増加した広帯域出力をもたらす。
【0030】
一実施形態において、図1Cに描写するように、収集光学素子111a-111fは、マルチパス光学素子110a-110fと同面に配置されてもよい。この実施形態において、収集光学素子111a-111fは、マルチパス光学素子110a-110fのサインの線に干渉しないように、マルチパス光学素子110a-110fの間に挿置されている。プラズマ106によって広帯域光115が放出されると、光115の一部が第1の収集素子111aによって収集されて、第2の収集素子111bを介してプラズマ106および/またはプラズマ106に近接したガス107に戻るように方向付けられる。このプロセスは、プラズマ106および/またはプラズマ106に近接したガス107を通る追加パスを実行するための付加的な収集光学素子111c-111fを介して何度でも繰り返されてよい。
【0031】
収集光学素子111aから開始して、収集される広帯域放射115に関して、単一の反射経路のみが示されていることに留意すべきである。本明細書では、広帯域放射は最初に、収集光学素子111b-111fのうちいずれの1つによって収集されてもよい(再方向付けの前に)ことを認識すべきである。さらに、素子111b-111fのうちいずれかで反射経路を開始した広帯域光は、収集素子111aで開始した広帯域光よりも、プラズマ106を通るより少ないパスを経験することにも留意すべきである。
【0032】
図1Cの収集光学素子111a-111fの個数と構成は、本開示の範囲への限定と解釈されるべきではない。寧ろ、図1Cに描写された構成は単に例証目的で提供されている。収集光学素子103は、プラズマ106によって放出された広帯域光115を収集して、プラズマの複数のイメージを合成して広帯域出力の輝度を増加させるのに適した任意の光学的構成からなり得ることに留意すべきである。
【0033】
一実施形態において、図示してはいないが、収集光学素子103は、マルチパス光学素子102によって画定される面外に配置されてもよい。この実施形態において、収集光学素子111a-111fは、マルチパス光学素子110a-110fによって画定される光学面とは異なる光学面内に配置されてもよい。例えば、収集光学素子111a-111fの面は、マルチパス光学素子110a-110fによって画定される面に対して90°のところに配置されてもよい。
【0034】
別の実施形態において、図示してはいないが、収集光学素子103は、単一のコレクタ素子を含んでもよい。例えば、単一のコレクタ素子は、図1Bの実施形態と同様な単一の反射面から構成されてもよく、プラズマ106によって放出された広帯域光115を収集するように構成される。次に、コレクタ素子の反射面は、プラズマ106の複数のイメージを合成して、輝度が増加した広帯域出力を提供するように働いてもよい。一実施形態において、マルチパスアセンブリ102は、単一のコレクタ素子の内容積内に配置されてもよい。
【0035】
別の実施形態において、マルチパスアセンブリ102と収集アセンブリ103は、単一のユニット内に一体化されてもよい。これに関して、単一の反射面は、広帯域出力の総合輝度を増加させるためにプラズマ106の複数のイメージを合成するようにも働きながら、プラズマ106および/またはプラズマ106付近のガスを通るポンプビーム101のマルチパスを実行してもよい。これに関して、単一の反射型ユニットは、マルチパスアセンブリ102としても収集アセンブリ103としても働く。1つのそのような構成は、本明細書においてさらに論じるような(図2A-2H参照)楕円リフレクタアセンブリを含む。
【0036】
図1Dは、本開示の1以上の実施形態による単一のポンプパスモードに構成されたシステム100を示す。例えば、図1Dに示すように、ポンプ照光104は、プラズマ106を一回透過する。別の実施形態において、収集光学的アセンブリ103は、ポンプ照光によって放出された広帯域光115を収集して、それを方向転換してプラズマ106に戻してもよい。
【0037】
コレクタアセンブリ103(または統合型マルチパス/コレクタアセンブリ)は、プラズマ106によって放出された1以上の可視、NUV、UV、DUV、VUVおよび/またはEUV放射を収集して、広帯域照光115を1以上の下流光学素子に方向付けてもよい。これに関して、コレクタアセンブリ103は、可視、NUV、UV、DUV、VUVおよび/またはEUV放射を、限定はしないが、検査ツールまたは計測ツールである、当技術分野で公知の任意の光学的キャラクタライゼーションシステムの下流光学素子に供給してもよい。これに関して、広帯域出力115は、検査ツールおよび/または計測ツールの照光光学素子に結合されてもよい。
【0038】
図1Cを再び参照すると、一実施形態において、マルチパスアセンブリ102の光学素子110a-110fのうち1以上および/または収集アセンブリ103の収集素子111a-111fうち1以上は、光の1以上の選択された波長を選択的に透過する。例えば、光学素子110a-110fのうち1以上および/または収集素子111a-111fうち1以上は、プラズマ106によって放出された広帯域放射115の1つ以上のスペクトル領域に対して透過性である。例えば、光学素子110a-110fのうち1以上は、収集アセンブリ103によって収集される対象の広帯域放射115の1以上のスペクトル領域に対して透過性であってよい。一実施形態において、マルチパスアセンブリ102の光学素子110a-110fのうち1以上および/または収集アセンブリ103の収集素子111a-111fうち1以上は、光の1以上の選択された波長を選択的に吸収する。例えば、光学素子110a-110fのうち1以上および/または収集素子111a-111fうち1以上は、プラズマ106によって放出された広帯域放射115の1つ以上のスペクトル領域を吸収してもよい。別の実施形態において、マルチパスアセンブリ102の光学素子110a-110fのうち1以上および/または収集アセンブリ103の収集素子111a-111fうち1以上は、光の1以上の選択された波長を選択的に反射する。例えば、光学素子110a-110fのうち1以上および/または収集素子111a-111fうち1以上は、プラズマ106によって放出された広帯域放射115の1つ以上のスペクトル領域をプラズマ106に戻すように反射してもよい。さらに、マルチパスアセンブリ102の光学素子110a-110fのうち1以上および/または収集アセンブリ103の収集素子111a-111fうち1以上は、広帯域光115の1つ以上の付加的な選択された波長を選択的に透過させながら(付加的な選択された波長の光が反射されたプラズマに戻らないように)、広帯域光115の1以上の選択された波長を反射させてプラズマ106に戻してもよい。例えば、マルチパスアセンブリ102の光学素子110a-110fのうち1つ以上は、収集アセンブリ103による収集の対象である広帯域放射115の1以上のスペクトル領域を吸収してもよい。
【0039】
本明細書において、プラズマ106が開始し維持される元となるガス107の体積は、当技術分野で公知のプラズマ生成の任意のガス封じ込め構造または容器に封じ込められてもよいことに留意すべきである。
【0040】
図1Eは、本開示の一実施形態によるガス107を封じ込めるためのプラズマ球および/またはセル140が備わったシステム100を示す。一実施形態において、ガス封じ込め構造はプラズマ球である。プラズマ球の使用については、少なくとも、以前に全体の参照によりそれぞれ本明細書に組み込まれた、2007年4月2日に出願された米国特許出願第11/695,348号、2006年3月31日に出願された米国特許出願第11/395,523号および2012年10月9日に出願された米国特許出願第13/647,680号に説明されている。別の実施形態において、ガス封じ込め構造はプラズマセルである。プラズマセルの場合、プラズマセルは、限定はしないが、ガス107を封じ込めるための1以上のフランジと組み合わせて配置された透過素子を含んでもよい。フランジ付きプラズマセルの使用は、少なくとも、全体の参照により以前にそれぞれ本明細書に組み込まれた、2014年3月31日に出願された米国特許出願第14/231,196号および2014年5月27日に出願された米国特許出願第14/288,092号に説明されている。
【0041】
図1Fは、本開示の一実施形態による、ガス107を封じ込めるための室150が備わったシステム100を示す。図1Eに示すように、マルチパス光学アセンブリ102および/または収集アセンブリ103は、室150内に配置されてもよい。別の実施形態において、室150はポンプ源104からポンピング照光101を受けるための1以上の入口窓142を含む。別の実施形態において、室150は広帯域光115を1以上の下流光学素子105に透過させるための1以上の出口窓144を含む。ガス室をガス封じ込め構造として用いることは、全体の参照によりそれぞれ本明細書に組み込まれる、2010年5月26日に出願された米国特許出願第12/787,827号、2015年3月17日に出願された米国特許出願第14/660,846号、2015年3月26日に出願された米国特許出願第14/670,210号、2014年3月25日に出願された米国特許出願第14/224,945号に説明されている。
【0042】
システム100のガス封じ込め構造の透過部分(例えば、透過素子、球または窓)は、プラズマ106および/またはポンプ照光101によって生成される広帯域光115を少なくとも部分的に透過する当技術分野で公知の任意の材料から形成されてもよい。一実施形態において、ガス封じ込め構造の1以上の透過部分(例えば、透過素子、球または窓)は、ガス封じ込め構造内で生成されたEUV放射、VUV放射、DUV放射、UV放射、NUV放射および/または可視光を少なくとも部分的に透過する当技術分野で公知の任意の材料から形成されてもよい。さらに、ガス封じ込め構造の1以上の透過部分は、ポンプ源104からのIR放射、可視光および/またはUV光を少なくとも部分的に透過する当技術分野で公知の任意の材料から形成されてもよい。別の実施形態において、ガス封じ込め構造の1以上の透過部分は、ポンプ源104(例えば、IR源)からの放射と、プラズマ106によって放出された放射(例えば、EUV、VUV、DUV、UV、NUV放射および/または可視光)の両方を透過する当技術分野で公知の任意の材料から形成されてもよい。
【0043】
いくつかの実施形態において、ガス封じ込め構造の透過部分(複数の場合あり)は、低OH含有量溶融シリカガラス材料から形成されてもよい。別の実施形態において、ガス封じ込め構造の透過部分(複数の場合あり)は、高OH含有量溶融シリカガラス材料から形成されてもよい。例えば、ガス封じ込め構造140,150の透過素子、球または窓は、限定はしないが、SUPRASIL1、SUPRASIL2、SUPRASIL300、SUPRASIL310、HERALUX PLUS、HERALUX-VUV等を含んでもよい。別の実施形態において、ガス封じ込め構造140,150の透過素子、球または窓は、限定はしないが、フッ化カルシウム、フッ化マグネシウム、フッ化リチウム、結晶石英およびサファイアを含み得る。本開示のガス封じ込め構造の実施に適した種々のガラスは、その全体の参照により本明細書に組み込む、「A.Schreiber et al., Radiation Resistance of Quartz Glass for VUV Discharge Lamps, J. Phys. D: Appl.Phys.38 (2005),3242-3250」において詳細に考察されている。
【0044】
一実施形態において、ガス封じ込め構造140および/または150は、ポンプ照光が吸収されるとプラズマを生成するのに適した当技術分野で公知の任意の選択されたガス(例えば、アルゴン、キセノン、水銀等)を含んでもよい。一実施形態において、ポンプ源104からのポンプ照光101をガス107の体積に集束させると、ガス封じ込め構造内のガスまたはプラズマによってエネルギーが吸収され(1以上の選択された吸収線を介して)、それにより、プラズマ106を生成および/または維持するためにガス種を「ポンピング」する。別の実施形態において、図示してはいないが、ガス封じ込め構造は、ガス封じ込め構造の内容積内でプラズマ106を開始するための一組の電極を含んでもよく、それにより、ポンプ源104からの照光は、電極によって着火された後にプラズマ106を維持する。
【0045】
本明細書では、システム100は、様々なガス環境においてプラズマ106を作動および/または維持するために用いられてもよいことが想定される。一実施形態において、プラズマ106を作動および/または維持するために用いられるガスは、不活性ガス(例えば、希ガスまたは非希ガス)または非不活性ガス(例えば、水銀)を含んでもよい。別の実施形態において、プラズマ106を作動および/または維持するために用いられるガスは、ガスの混合物(例えば、不活性ガスの混合物、不活性ガスと非不活性ガスの混合または非不活性ガスの混合物)を含んでもよい。例えば、本開示のシステム100での実施に適したガスは、限定はしないが、Xe、Ar、Ne、Kr、He、N、HO、O、H、D、F、CH、1以上の金属ハロゲン化物、ハロゲン、Hg、Cd、Zn、Sn、Ga、Fe、Li、Na、Ar:Xe、ArHg、KrHg、XeHg、およびそれらの任意の混合物を含んでもよい。本発明は、任意の光ポンププラズマ生成システムにまで拡張して解釈されるべきであり、さらに、ガス封じ込め構造内でプラズマを維持するのに適した任意のタイプのガスにまで拡張して解釈されるべきである。
【0046】
図1Gは、本開示の1以上の実施形態による1以上の軸外ミラーが備わったマルチパス光学アセンブリ102を示す。一実施形態においてミラーのうち1以上は軸外放物面ミラーである。一実施形態において、ミラーのうち1以上は軸外楕円ミラーである。一実施形態においてミラーのうち1以上は平面ミラーである。図1Gに描写された例において、マルチパス光学アセンブリ102は、軸外放物面ミラー110a,110b、軸外楕円ミラー110cおよび平面ミラー110dを含む。軸外放物面ミラー110a,110bの間を通る照光は実質的に平行にされることに留意すべきである。対照的に、軸外楕円ミラー110cから反射された照光はプラズマ106に集束される(平面ミラー110dからの反射を介して)。図1Gのミラー110a-110dの個数、タイプおよび配置は本開示の範囲への限定ではなく、例証のためのみに提供されていることに留意すべきである。
【0047】
図1Hは、本開示の1以上の実施形態による、光学的スレッディング構成に配置されたマルチパス光学アセンブリ102を示す。一実施形態において、1以上の高位パス108cは、低位パス108bと関連づけられた光学素子の間にスレッディングされてもよい。例えば、マルチパス光学アセンブリ102は、プラズマ106および/またはプラズマ106に近接したガス107を通って、ポンピングビーム101の第1のパス108bと関連付けられた第1の組の光学素子110a,110bを含んでもよい。さらに、マルチパス光学アセンブリ102は、プラズマ106および/またはプラズマ106に近接したガス107を通るポンピングビーム101の付加的なパス108cと関連付けられた付加的な組の光学素子110c,110dを含んでもよい。別の実施形態において、第1の組の光学素子110a,110bと付加的な組の光学素子110c,110dは、ポンピングビーム101の付加的なパス108cの照光が、第1の組の光学素子のミラー110aと110bの間の領域117を横断するように配置されている。図1Hに描写された構成は、本開示の範囲への限定ではなく、例証のためにのみに提供されていることに留意すべきである。本明細書では、図1Hの実施形態は、高位の反射からの照光が図1Hに示すように低位の光学素子を通ってスレッディングされる任意のセッティングにまで拡張されてもよいことを認識すべきである。
【0048】
図1Hに描写された実施形態は、LSPアプリケーション中にありがちな、NA(開口数)空間が制約されているセッティングにおいて特に有用であることに留意すべきである。例えば、利用可能なNA空間へのそのような制約は、プラズマの性能のため(またはその他の技術的事由により)ポンプ照光のNAと収集照光のNAを分離させる要求に由来し得る。さらに、一般的に、プラズマのサイズを最小化するために、プラズマポンピングのためのNA空間をできるだけ多く使用することが望ましい。さらに、典型的には、NA空間内で、限定はしないが、均一な強度分布等の特定のポンプ強度分布を有することが望ましい。高位パスからの照光が、より前段階の低位パスの光学素子(例えば、ステアリングミラー)の間に方向付けられる、上記の光学的スレッディングの実施形態の実施は特に有用である。そのような構成は、LSPポンピングのために利用できるNA空間を最大化することを補助する。
【0049】
図1Iは、本開示の1以上の実施形態による、照光のNAが、プラズマ106を通る1つ以上の連続したパスによって減少するように構成されたマルチパス光学アセンブリ102を示す。例えば、マルチパスアセンブリ102の1以上の光学素子110aおよび110bは、プラズマ106および/またはプラズマ106に近接したガス107を通る第2のパス108b中のポンピングビーム101のNAが、プラズマ106および/またはプラズマ106に近接したガスを通る第1のパス108a中のポンピングビーム101のNAよりも小さくなるように配置され得る。各連続した経路に沿ったポンプビーム101の吸収により、連続した高位パスのフォーカスNAは、NA空間において低位パスと概ね同じ強度分布を維持するように減少され得ることに留意すべきである。そのような構成は、ポンプ照光が、プラズマポンピング向けに設計されたNA空間内により均一に分散されることを可能にする。別の実施形態において、マルチパス光学アセンブリ102の光学素子は、NA空間において選択されたポンプ強度分布を作り出すために、ポンピングビーム101の連続したパスに関するNAの変動を確立するように配置されてもよい。
【0050】
図1Jおよび1Kは、本開示の1以上の実施形態によるマルチパス光学アセンブリ102を用いたプラズマ106の形状の制御を示す。マルチパス光学アセンブリ102の1以上の光学素子は、プラズマ106および/またはプラズマ106に近接したガス107を通るポンピングビーム101の各パスに関連する各焦点の位置を制御することによってプラズマ106の形状を制御するように配置されてもよい。一実施形態において、本明細書で以前に示したように、1以上の光学素子110a,110bは、ポンピングビーム101のパスそれぞれの焦点が実質的に重なって1つのスポットを形成するように配置されている。別の実施形態において、図1Jに示すように、1以上の光学素子110a,110bは、細長いプラズマ領域121を形成するために、ポンピングビームの第1のパス108aの焦点を、ポンピングビームの少なくとも1つの付加的なパス108bの焦点に対して変位させるように配置される。別の実施形態において、図1Kに示すように、1以上の光学素子110a,110bは、各連続した経路108a,108bからの照光を線状に集束して、それにより細長いプラズマ領域121を形成するように配置される。一実施形態において、マルチパスアセンブリ102の光学素子のうち1以上は、ポンプ源104と同面に配置されてもよい。別の実施形態において、マルチパスアセンブリ102の光学素子のうち1以上は、ポンプ源104によって画定される平面の外側に配置され、それにより、NA空間内にポンプビーム101の3次元分布を形成する。
【0051】
上記の配置とプラズマ形状は、本開示の範囲への限定ではなく、例証の目的のみで提供されていることに留意すべきである。マルチパスの焦点の位置決めは、適切な形状を有するプラズマ領域を形成するために任意の適切な方式で制御され得る。
【0052】
図1Lは、1以上のレトロリフレクタアセンブリが備わった本開示の1以上の実施形態によるマルチパス光学アセンブリ102を示す。一実施形態において、マルチパス光学アセンブリ102の光学素子のうち1以上は、1以上のレトロリフレクタアセンブリを含む。例えば、マルチパス光学アセンブリ102は、限定はしないがレトロリフレクタ116を含んでもよい。レトロリフレクタ116は、限定はしないが、球面ミラーを含んでもよい。この実施形態において、プラズマ106を通るポンプ照光101の第1のパスに引き続いてミラー110a,110bは、未吸収のポンプ照光101を収集して、プラズマ106を通して戻すように方向付けて第2のパスを実行する。次に、レトロリフレクタ116は第2のパスからの未吸収のポンプ照光を受け取って、未吸収のポンプ照光をプラズマ106を通して戻すように反射して、プラズマ106を通るポンプ照光101の第3のパスを実行する。レトロリフレクタの利用は、所与の光学システムを通るパスの回数を有効に倍増することに留意すべきである。
【0053】
図1M-1Nは、本開示の1以上の実施形態による、共振器構成に配置された1以上のレトロリフレクタアセンブリを含むマルチパス光学アセンブリ102を示す。一実施形態において、図1Mに示すように、マルチパス光学アセンブリ102は、限定はしないが、共振器構成に配置された2以上のレトロリフレクタ116a,116bを含んでもよい。これに関して、第1のレトロリフレクタ116aと第2のレトロリフレクタ116bは共振器を形成する。この実施形態において、プラズマ106を通るポンプ照光101の第1のパスに引き続いて、ミラー110a,110bは、未吸収のポンプ照光101を収集して、プラズマ106を通して戻すように方向付けて第2のパスを実行する。次に、第1のレトロリフレクタ116a(例えば、球面ミラー)は第2のパスからの未吸収のポンプ照光を受け取って、ポンプ照光を反射してプラズマ106を通して戻して、プラズマ106を通るポンプ照光101の第3のパスを実行する。次に、ミラー110b,110aは第3のパスからの光をプラズマ106を通して戻してプラズマ106を通る第4のパスを実行する。次に、第2のレトロリフレクタ116bは第4のパスからの光を受け取って光学的経路シーケンスを反復する。
【0054】
一実施形態において、図1Nに示すように、マルチパス光学アセンブリ102は、限定はしないが、単純な共振器構成に配置された2以上のレトロリフレクタ116a,116bを含んでもよい。これに関して、第1のレトロリフレクタ116aと第2のレトロリフレクタ116bは単純な共振器を形成する。この実施形態において、プラズマ106を通るポンプ照光101の第1のパスに引き続いて、第1のレトロリフレクタ116a(例えば、球面ミラー)は、第1のパスからの未吸収のポンプ照光を受け取って、ポンプ照光を反射してプラズマ106を通して戻し、プラズマ106を通るポンプ照光101の第2のパスを実行する。次に、第2のレトロリフレクタ116bは第2のパスからの光を受け取って光学的経路シーケンスを反復する。上記に提示したレトロリフレクタの個数と配置は本開示の範囲への限定ではなく、例証の目的のみで提供されていることに留意すべきである。
【0055】
図1Oは、本開示の1以上の実施形態による1以上の偏光素子が備わったマルチパス光学アセンブリ102を示す。一実施形態において、マルチパス光学アセンブリ102は、マルチパスアセンブリ102内で偏光回転を実行するための偏光子125と四分の一波長波126を含む。一実施形態において、ポンプ照光101は、水平方向に偏光して偏光子125を通ってレンズ124に通過し、プラズマ106に照光101を集束する。次に、ミラー110aおよび110bは未吸収の照光を収集して、方向転換してプラズマ106を通って戻して第2のパスを実行する。次に、第2のパスからの未吸収の照光は、四分の一波長波126を通ってレトロリフレクタ116aに通り、四分の一波長波126を通って反射して戻り、偏光を垂直偏光に反転させる。垂直偏光ポンプ照光は次に光学的アセンブリを後戻りして、第3と第4のパスを実行しながら、偏光子125に戻り、偏光子125は垂直偏光照光をレトロリフレクタ116b(例えば、平面ミラー)に反射する。次にレトロリフレクタ116bは照光を偏光子125に反射して戻し、照光は光学的アセンブリ102を通して戻る方向に透過する。上記に提示したレトロリフレクタと偏光/波長板素子の個数と配置は本開示の範囲への限定ではなく、例証目的のみで提供されている。別の実施形態において、偏光回転は、マルチパス光学アセンブリ102において、ポンプ源104からのポンプ照光によって画定される面の外に配置されたミラーからの複数の反射を用いて実行されてもよい。
【0056】
図1P-1Qは、本開示の1以上の実施形態による、マルチパス光学アセンブリにおける収差を測定するための1以上の波面センサが備わったマルチパス光学アセンブリ102を示す。マルチパスアセンブリ102において収差は、プラズマ106を複数回通過した後で、透過されたポンプレーザー波面内に蓄積する可能性があることに留意すべきである。収差は、プラズマと、周囲のガスとの屈折率の偏差から生じ得る。これらの収差は、後続のパスへのレーザーの有効なフォーカシングを妨げる。一実施形態において、マルチパス光学アセンブリ102は、これらの収差を修正または少なくとも減らすように構成されてもよい。一実施形態において、マルチパスアセンブリ102は、1以上の波面センサ128と波面センサ128に通信可能に結合された1以上の適応光学素子118を含む。別の実施形態において、1以上の波面センサ128はマルチパスアセンブリ102のポンプのうち1以上に沿って照光を収集して収差を測定してもよい。次に、波面センサ128はこの測定値を1以上の適応光学素子118に伝送してもよく、それは次に、波面センサ128で測定された収差を補償するために適応光学素子118から反射するビームの波面を調節してもよい。適応光学素子は、限定はしないが、デジタルマイクロミラーアレイデバイス等の当技術分野で公知の任意の適応光学素子を含んでもよい。
【0057】
別の実施形態において、図1Qに示すように、適応光学素子は、適応型レトロリフレクタ130(例えば、適応型球面ミラー)を含んでもよい。これに関して、適応型レトロリフレクタ130は、1以上の波面センサ128によって測定された収差を補正するようにも働きながら、ポンプ照光を反射させてプラズマ106に戻すように働いてもよい。
【0058】
別の実施形態において、図示してはいないが、システム100は、1以上の波面センサ128と1以上の適応光学素子118および/または130に通信可能に結合された1つ以上のコントローラを含んでもよい。これに関して、1以上のコントローラは、1以上の波面センサ128から波面データを受け取って、収差に関してデータを分析してもよい。次に、コントローラは1以上の制御信号を1以上の適応光学素子に送信して、1以上の適応光学素子に、測定された収差を補償するように指令してもよい。コントローラは、1以上のプロセッサと、プログラム命令を記憶するための1以上のメモリを含んでもよい。プログラム命令は、1以上のプロセッサに、それに関するステップを実行させるように予めプログラムされてもよい。
【0059】
図2A-2Hは、本開示の1以上の実施形態によるリフレクタアセンブリ202が備わったマルチパスシステム100を示す。この実施形態のリフレクタアセンブリ202は、黒体限界により近い放射輝度に備えてもよい。プラズマを介したマルチパスの収集は、プラズマがずっと大規模であるかのようなガス圧力の最適化を可能にする。その結果、各パス毎のプラズマにおける所望の広帯域出力波長の吸収/放射率が低減され得る。ポンピング照光に同等の形状が用いられる場合、ポンピング照光の吸収も同様に低減されることができ、より低いガス圧力を可能にする。より低いガス圧力でのシステム100の動作は、密度と温度勾配に由来し、反射率の偏差を招く「ガス揺動(gas wiggle)」の低減を補助する。
【0060】
さらに、リフレクタアセンブリ202のプラズマ106から、出力ポートに導かない角度で放出された光は、常にプラズマ(複数の場合あり)に集束されて(またはプラズマに近接して)戻る。その結果、通常は失われてしまう光がプラズマ(複数の場合あり)をポンピングするために部分的に用いられる。そのような構成は、単一パスシステムと比べてシステム100の効率の向上をもたらし、より低出力のポンプ源104で所与の広帯域放射輝度を達成することを可能にする。
【0061】
図2A-2Bは、本開示の1以上の実施形態によるシステム100のリフレクタアセンブリ202の断面図を示す。図2Aは、図2Bの断面に対して垂直な断面を表すことに留意すべきである。
【0062】
一実施形態において、システム100はポンプ源104とリフレクタアセンブリ202を含む。ポンプ源104は、1以上の照光源を含んでもよい。例えば、ポンプ源104は、単一の照光源または複数の離散した照光源を含んでもよい(図2G-2H参照)。ポンプ源104は、本明細書で以前に論じたポンプ源104のうちいずれから構成されてもよいことに留意すべきである。一実施形態において、リフレクタアセンブリ202はガス107を封じ込めるための圧力容器として働く。リフレクタアセンブリ202は、限定はしないが、Ar、Xe、Ne、N、Hまたはそれらの混合物を含む、本開示を通して説明された任意のガスを含み得ることに留意すべきである。別の実施形態において、リフレクタアセンブリ202は、ガス107の圧力を1atmから100atmの間の圧力に維持してもよい。
【0063】
別の実施形態において、ポンプ照光の波長は、ガスがポンプ照光101を効率良く吸収するようにガス107の吸収線に適合するように調節されてもよい。この手法は、低密度セッティングに特に有用である。
【0064】
別の実施形態において、リフレクタアセンブリ202は照光源104からのポンピングビーム101(図2A参照)を受け取るための1以上の入口開口204を含む。別の実施形態において、リフレクタアセンブリ202は、広帯域放射115の少なくとも一部(図2B参照)を、リフレクタアセンブリの内容積から1以上の下流光学素子105に通すための1以上の出口開口206を含む。
【0065】
一実施形態において、リフレクタアセンブリ202は、反射内面203を有する楕円形状のシェルである。一実施形態において、図2Aに示すように、ポンプ照光101はリフレクタアセンブリ202に入って、反射内面203によってリフレクタアセンブリ202の第1の焦点201aに集束される。ポンプ照光101からの励起エネルギーに応答して、プラズマは第1の焦点201aに維持(作動および/または維持)される。次に、図2Bに示すように、プラズマ106から広帯域光115が放出される。別の実施形態において、リフレクタアセンブリ202の内部反射面は、プラズマから放出された広帯域放射の少なくとも一部を収集して、収集された広帯域放射をプラズマ106に戻すように方向付けるように構成される。このプロセスは、広帯域光115の所与の部分がプラズマ106によって吸収されるか、または出口開口206から出るまで反復される。これに関して、リフレクタアセンブリ202の内部反射面203は、広帯域放射115の出力部分が、プラズマ106の単一のイメージの輝度よりも大きい輝度を有するように、プラズマ106の2以上のイメージを合成するように働く。方向転換された広帯域光115の経路は、第1の焦点201aに達する前に最初に第2の焦点201bを通り得ること留意すべきである。
【0066】
一実施形態において、楕円形状リフレクタアセンブリ202は単一の楕円形シェルを含む。別の実施形態において、楕円形状のリフレクタアセンブリ202は、部分楕円形のシェルを含む。出口開口206を介して結合された光は、楕円上の限られたフットプリントから来ることに留意すべきである。そのため、全体的に楕円のシェルが常に必要なわけではない。この場合、光が当たる楕円の部分をカバーする複数の要素から形成された部分楕円シェルが実装されてもよい。例えば、部分楕円シェルは、完全楕円面の任意の2以上の区分を含んでもよい。
【0067】
一実施形態において、出力角度と、焦点201a,201bの隔離は、楕円の中間部分が広帯域光を受け取らないように選択されてもよい。この場合、リフレクタアセンブリ202は、完全楕円の頂部と底部を表す2つの楕円コレクタを含んでもよい。そのような構成は、第2のより大きな楕円を用いて楕円コレクタを包囲することも可能にし、それによりレーザー光を全方向からプラズマ106に導入し、より小型でより高温のプラズマ106を提供する。完全楕円ではなく楕円のコレクタを用いることは、内部反射面のためのコーティングプロセスの要件を緩和する。
【0068】
入口開口204および/または出口開口206には1以上の窓が嵌っていてもよい。入口開口204および/または出口開口206の窓は、当技術分野で公知の任意の材料から形成されてもよい。例えば、入口開口204の窓および/または出口開口206の窓は以下の材料のうち1以上を含んでもよい:サファイア、溶融シリカ、結晶石英、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム、フッ化リチウム。別の実施形態において、入口開口204の窓は、ポンプ照光101を整形および/または集束するために湾曲していてもよい。
【0069】
ポンプ源104は1以上の照光源を含んでもよい。例えば、ポンプ源104は、単一の照光源または複数の離散した照光源を含んでもよい(図2G-2H参照)。ポンプ源104は、本明細書で以前に論じた1以上のポンプ源104のうちいずれから構成されてもよいことに留意すべきである。別の実施形態において、ポンプ源104は直接結合されたポンプ源(例えば、直接結合されたレーザーダイオード)を含んでもよい。別の実施形態において、ポンプ源104はファイバー結合ポンプ源を含んでもよい。
【0070】
一実施形態において、図2Aには図示していないが、ポンプ照光101は、楕円リフレクタアセンブリ202の第1の焦点201aに配置されたプラズマ106を通る単一のパスを実行してもよい。この実施形態において、リフレクタアセンブリ202は、プラズマ106を通って透過した未吸収のポンプ照光を、リフレクタアセンブリ202の外部の領域に通すための付加的な出口開口を含んでもよい。
【0071】
別の実施形態において、図2Aに示すように、リフレクタアセンブリ202は、ポンプ照光101を再循環させるように構成されてもよい。これに関して、リフレクタアセンブリ202の内部反射面203は、第1の焦点201aに配置されているプラズマ106を通って透過されたポンピングビーム101の未吸収部分を収集して、収集されたポンピングビームの未吸収部分を、プラズマ106またはプラズマ106付近のガス107に戻すように方向付けるように構成される。方向転換されたポンプ照光101の経路は、第1の焦点201aに達する前に先ず第2の焦点201bを通過し得ることに留意すべきである。
【0072】
別の実施形態において、図示してはいないが、システム100は、1以上のプラズマ着火ユニットを含んでもよい。例えば、システム100は、プラズマ106を着火するためにリフレクタアセンブリ202内に配置された1以上の電極アセンブリを含んでもよい。例えば、システム100は、プラズマ106を着火するためにリフレクタアセンブリ202内に配置された1以上の電極アセンブリを含んでもよい。別の例として、システム100は、プラズマ106を着火するための1以上のRFプラズマ生成器を含んでもよい。別の例として、システム100は、ポンプ源104からのレーザー光を用いて、またはプラズマ着火専用の付加的なレーザー源からのレーザー光を用いてプラズマ106を作動させてもよい。
【0073】
別の実施形態において、ガス107は楕円リフレクタアセンブリ202への注入前に予めイオン化されていてもよい。例えば、ガス107は電気的イオン化、レーザーイオン化またはRFイオン化のうち1以上によって予めイオン化されてもよい。例えば、システム100は、ガス107がリフレクタアセンブリ202の内容積に進入する前にガス107を予めイオン化するように構成された付加的な電極のセット、付加的なレーザー着火ユニットまたはRF着火ユニットのうち1以上を含んでもよい。
【0074】
一実施形態において、図2Aおよび2Bに示すように、楕円リフレクタアセンブリの内面は、単一のプラズマ106を楕円リフレクタアセンブリ202の焦点201aのうち1つに形成するように構成される。
【0075】
別の実施形態において、楕円リフレクタアセンブリの長半径は垂直に配置されてもよい。別の実施形態において、楕円リフレクタアセンブリの長半径は水平に配置されてもよい。別の実施形態において、楕円リフレクタアセンブリの長半径は垂直または水平方向に対してある選択された角度に配置されてもよい。さらに、単一のプラズマ106が形成される焦点の選択は、1以上の要因に基づいていてもよい。例えば、楕円リフレクタアセンブリの長半径が垂直に配置されている場合、単一のプラズマ106は、ガス流の形状に基づいて頂部焦点201aまたは底部焦点201bのいずれかに形成されてもよい(図2D-2E参照)。プラズマ106の位置(焦点201aまたは焦点201b)は、プラズマがどこで開始するか(例えば、電極、RF着火ユニットまたはレーザー着火ユニットを介して)によって制御され得ることに留意すべきである。
【0076】
別の実施形態において、図2Cに示すように、2つのプラズマ領域106a,106bが楕円リフレクタアセンブリ202によって形成されてもよい。例えば、第1のプラズマ106aは楕円リフレクタアセンブリ202の第1の焦点201aに形成され、第2のプラズマは楕円リフレクタアセンブリ202の第2の焦点201bに形成される。そのような二重プラズマ構成はプラズマを通る往復間での反射回数を減らす。図2Cの二重プラズマ構成は、反射面203が理想的なリフレクタに満たないスペクトル型(例えば100~200nm)には特に有利である。これらのセッティングにおいて、システム100によって収集される広帯域光115の量は、プラズマ106a,106bを通る往復間での反射回数が減らされた場合に、より多くなる。
【0077】
別の実施形態において、2つのプラズマ106a,106bの場合、2つのプラズマ106a,106bは逐次作動されてもよい。例えば、垂直構成では、低い方のプラズマ106bが上記に説明した任意の手段(例えば、電気的、RFまたはレーザー)によって作動されてもよい。次に、第1のプラズマ106aからのプリュームが、上方のプラズマ106bに着火するように働いてもよい。
【0078】
図2Dおよび2Eは、本開示の1以上の実施形態によるガス循環アセンブリ209が備わったリフレクタアセンブリ202を示す。リフレクタアセンブリ202内の限られた出力ポート/経路は、注入されたポンプ照光ビーム101内のエネルギーの大部分がガス107および/または内部反射面203によって吸収されることにつながることに留意すべきである。その結果、リフレクタアセンブリ202の温度を、高品質プラズマ動作に必要な温度に、またはその温度未満に維持するための1以上の冷却手法が実施されてもよい。一実施形態において、ガス循環アセンブリ209はガスをリフレクタアセンブリ202を通して循環させるためのガス入力ポート210とガス出力ポート212を含む。
【0079】
図2D-2Fに示すように、ガス入力ポート210はプラズマ106aおよび/または106bにガスの流れを提供する。次にガス出力ポート212は、リフレクタアセンブリ202からガス107を排出する。図2Dと2Eの実施形態は、同じ方向に沿って配置されたガス入力ポート210とガス出力ポート212を描写しているが、これは本開示への限定ではない。別の実施形態において、ガス入力ポート210とガス出力ポート212は、リフレクタアセンブリ202に流入するガスの流れが、リフレクタアセンブリ202から流出するガスの流れに対してある選択された角度で配向するように配置されてもよい。別の実施形態において、ガスの流れは、リフレクタアセンブリ202の外部にあるヒートシンクのほうに付勢されてヒートシンクに結合されてもよい。別の実施形態において、リフレクタアセンブリ202は、コンベンションによってリフレクタアセンブリ202を冷却するように構成された1以上のコンベンションデバイスおよび/またはヒートシンクを含む。還流に基づく冷却は、全体を参照することにより本明細書に以前に組み込まれた、2014年5月27日に出願された米国特許出願第14/288,092号に全般的に説明されている。
【0080】
一実施形態において、図2Fに示すように、ガス入/出力ポート210,212はプラズマ着火電極として働いてもよい。例えば、システム100は、1以上の電気的フィードスルー224を含んでもよい。1以上の電気的フィードスルー224は、金属ガス入/出力管210,212を絶縁するように働いてもよい。さらに、ガス入/出力管210,212は、プラズマ106に着火するための電気的エネルギーをガス107に供給するために高電圧源225に電気的に結合されてもよい。さらに、システム100は、ガス循環システム209の残りの部分を、帯電したガス入/出力管210,212から絶縁するための1以上の電気絶縁区分220を含んでもよい。
【0081】
別の実施形態において、リフレクタアセンブリ202は多部品リフレクタアセンブリである。これに関して、アセンブリ202の楕円シェルは、2以上の部品から形成されてもよい。例えば、図2Fに示すように、リフレクタアセンブリ202は、一体に嵌り合ったときにリフレクタアセンブリ202の楕円シェルを形成する頂部230と底部232を含んでもよい。
【0082】
別の実施形態において、個々の部品230および/または232は冷却されてもよい。例えば、リフレクタアセンブリ202の頂部230および/または底部232は液冷されてもよい。例えば、リフレクタアセンブリ202の頂部230および/または底部232は、冷却液(例えば、水)を、部品230,232の本体に通すための液体流通システム(例えば、1つ以上の管)を含んでもよい。さらに、液体流通システムは、外部ヒートシンクに結合されてもよく、それにより、熱はリフレクタアセンブリ202の頂部230および/または底部232から、流通システム内に流れる液体によってヒートシンクまで転移される。
【0083】
図2G-2Hは、本開示の1以上の実施形態による、複数の照光源104a-104dが備わったリフレクタアセンブリ202を示す。図2Gおよび図2Hはそれぞれ、リフレクタアセンブリ202の上面図と側面図を示す。本明細書では、複数の離散した源104a-104dの使用は、リフレクタアセンブリ202での高NAプラズマポンピングを達成することを支援し得ることに留意すべきである。
【0084】
一実施形態において、リフレクタアセンブリ202はリフレクタアセンブリ202の周りに分散された離散したポンプ源104a-104dから光を受け取る単一の入口ポート204を含む。
【0085】
別の実施形態において、リフレクタアセンブリ202はリフレクタアセンブリ202の周りに分散された複数の入口ポート204を含む。一実施形態において、複数の入口ポート204は、各源204に関連するフットプリントがインタリーブされるように、楕円リフレクタアセンブリ202の対向する側に異なる角度で配置されてもよい。そのような構成は、立体角を備えたより均一な強度偏差を有するポンピング照光をもたらす。
【0086】
一実施形態において、複数の入口ポート204は、各照光反射によって成される立体角が、以前の反射よりも小さくなるように配置されてもよい。そのような構成は、ポンピング照光101がプラズマ106を横断するにつれてプラズマ106によってパワーが吸収されるので照光の強度を維持することを補助し得る。
【0087】
図2A-2Fを参照すると、一実施形態において、リフレクタアセンブリ202はレーザー入口および広帯域出力部として用いられる単一の開口を含む。この実施形態において、ポンピング照光101は、出射広帯域光115に対向して開口を通ってリフレクタアセンブリ202に入り得る。ポンピング照光101および出射広帯域光115は、コールドミラーを利用して分離されてもよい。
【0088】
本明細書において説明された主題は、時として、別の部品内に含まれた、または別の部品に接続された異なる部品を示す。そのような描写されたアーキテクチャは、単に例示的なものであり、実際に、同じ機能性を達成する多くの別のアーキテクチャが実装され得ることを理解すべきである。概念的意味で、同じ機能性を達成するための部品の任意の構成は、所望の機能性が達成されるように有効に「連携」される。したがって、特定の機能性を達成するために結合される本明細書における2つの部品は、アーキテクチャまたは中間部品に関らず所望の機能性が達成されるように互いに「連携」していると見なされてもよい。同様に、そのように連携する任意の2つの部品は、所望の機能性を達成するために互いに「接続」または「結合」されていると見なされてもよく、また、そのように連携が可能な任意の2つの部品も同様に、所望の機能性を達成するために互いに「結合可能」であると見なされてもよい。結合可能の特定の例は、限定はしないが、物理的に相互作用可能および/または物理的に相互作用する部品および/またはワイヤレスで相互作用可能および/またはワイヤレスに相互作用する部品および/または論理的に相互作用可能および/または論理的に相互作用する部品を含む。
【0089】
本開示およびその付随する利点のうち多くは上記の説明によって理解され、また、開示された主題から逸脱せずに、またはその実質的な利点の全てを犠牲にすることなく、部品の形状、構成および配置に種々の変更がなされ得ることは明らかであろう。説明された形式は単に説明的であり、そのような変更を包含し含むことは、以下の特許請求の範囲の意図するところである。さらに、本発明は添付の特許請求の範囲によって定義されることを理解すべきである。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図1G
図1H
図1I
図1J
図1K
図1L
図1M
図1N
図1O
図1P
図1Q
図2A
図2B
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図2F
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