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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024102284
(43)【公開日】2024-07-30
(54)【発明の名称】ロードポートモジュール
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/677 20060101AFI20240723BHJP
【FI】
H01L21/68 A
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024076664
(22)【出願日】2024-05-09
(62)【分割の表示】P 2021531016の分割
【原出願日】2019-11-26
(31)【優先権主張番号】62/772,481
(32)【優先日】2018-11-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/692,443
(32)【優先日】2019-11-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】522041444
【氏名又は名称】ブルックス オートメーション ユーエス、エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】弁理士法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スヌガトフ、ラディク
(72)【発明者】
【氏名】カールソン、ロバート
(57)【要約】      (修正有)
【課題】再構成可能なパージノズル構成を提供する清浄な乾燥空気/ガス対応のロードポートモジュールを提供する。
【解決手段】複数のパージポートノズル位置800A、800B、801A~804A、801B~804Bが、カセット支持体上に配置されるカセット支持体パージポート810、811であって、複数のパージポートノズル位置の各々は、1以上の基板カセット容器の1以上のパージポートに連結する。各パージポートノズル位置は、交換可能なパージポートノズルインターフェース820~829を画定し、各々が異なる所定のパージノズル構成を有する、異なる交換可能なパージポートノズル900~903は、異なるポートとの連結をもたらし、交換可能なパージポートノズルモジュールの異なる所定のパージノズル構成に対応する、複数のパージポートノズル位置の夫々のパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられる。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板搬送容器保持装置であって、
少なくとも1つの基板搬送容器を制御環境の領域と所定の連通状態に保持するように配置されたフレームと、
前記少なくとも1つの基板搬送容器が前記制御環境と所定の連通状態で保持されるように、前記少なくとも1つの基板搬送容器を前記フレーム上で所定の配向で支持するために、前記フレームに接続される容器支持体と、
選択可能に可変の容器支持体パージポートであって、前記容器支持体パージポートの各々が、前記容器支持体上に配置される可変のパージポートノズルを有し、前記可変のパージポートノズルが、2つ以上の選択可能な所定のパージポートノズル特性の間で可変であり、前記2つ以上の選択可能な所定のパージポートノズル特性の各々は、各々の選択された所定のパージポートノズル特性を有する前記パージポートノズルが、前記少なくとも1つの基板搬送容器の少なくとも1つのパージポートを補完し、前記少なくとも1つの基板搬送容器の少なくとも1つのパージポートに連結するように構成される、選択可能に可変の容器支持体パージポートと
を備える、基板搬送容器保持装置。
【請求項2】
前記選択可能に可変の容器支持体パージポートは、2つ以上のパージポートノズル位置を有し、前記選択可能に可変の容器支持体パージポートの各々の選択された所定のパージポートノズル特性は、各位置における前記パージポートノズルが、前記少なくとも1つのパージポートを補完し、前記少なくとも1つのパージポートに連結するように、前記選択された所定のパージポートノズル特性に対応する前記2つ以上のパージポートノズル位置の各々を配置する、請求項1記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項3】
前記選択可能に可変の容器支持体パージポートは、少なくとも1つのパージポートノズルを有する交換可能なパージポートノズルモジュールを含み、各々が前記2つ以上の選択可能な所定のパージポートノズル特性のうちの対応する1つを画定する、複数の異なる交換可能なパージポートノズルモジュールから選択可能である、請求項2記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項4】
前記2つ以上の選択可能な所定のパージポートノズル特性のうちの対応する1つの各々が、前記2つ以上の選択可能な所定のパージポートノズル特性によって画定されるそれぞれの交換可能なパージポートノズルインターフェースにモジュール式に取り付けるための異なる所定のパージポートノズル構成を決定し、それによって、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの選択可能な取り付けは、前記選択可能に可変の容器支持体パージポートの構成を、第1の所定のパージポート特性を有する、前記少なくとも1つの基板搬送容器の第1の容器に適合し、第1の容器との連結をもたらすパージポートノズル位置に前記パージポートノズルを有する第1の構成から、前記第1の所定のパージポート特性とは異なる第2の所定のパージポート特性を有する、前記少なくとも1つの基板搬送容器の第2の容器に適合し、第2の容器との連結をもたらすパージポートノズル位置に前記パージポートノズルを有する第2の構成に変更する、請求項3記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項5】
前記2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定し、
前記交換可能なパージポートノズルインターフェースは、前記容器支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、前記交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り付けられる、前記異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの、各パージポートノズルは、各異なる基板搬送容器の所定のデータムに対して、決定的に配置される、請求項3記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項6】
前記2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定し、
前記交換可能なパージポートノズルインターフェースは、前記容器支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの選択可能な取り付けは、各異なる基板搬送容器の所定のデータムに対して、前記交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り付けられる、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの、取り付けと実質的に同時に、各パージポートノズルの決定的位置決めをもたらす、請求項3記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項7】
前記2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定し、
前記交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、前記容器支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、前記交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、各異なる基板搬送容器の所定のデータムに対して、決定的に配置される、請求項3記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項8】
前記2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定し、
前記交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々および前記異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの各それぞれの1つの異なる所定のパージノズル出口構成は、前記異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの各それぞれ1つの、前記異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの別の1つとの高速交換の取り付けをもたらすように構成される、請求項3記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項9】
前記2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定し、
前記交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、異なるパージポート特性を有する異なる基板搬送容器の前記少なくとも1つのパージポートの各々を決定的に示す、ノズル位置決めデータムを画定する、請求項3記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項10】
前記2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定し、
各パージポートノズルは、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの別のパージポートノズルから独立したユニットとして、前記交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられ、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの、独立して取り付けられる各パージポートノズルは、複数の異なるパージポートノズルモジュールからの別の異なるパージポートノズルモジュールの異なるパージポートノズルと独立して交換され、それによって、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの前記別の異なるパージポートノズルモジュールとの交換をもたらす、請求項3記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項11】
前記2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定し、
各パージポートノズルは、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの別のパージポートノズルから独立したユニットとして、前記交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられ、前記交換可能なパージポートノズルモジュールは、異なる対応するパージポートノズルを有する、別の異なるパージポートノズルモジュールとノズルごとに交換される、請求項3記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項12】
前記2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定し、
複数の異なるパージポートノズルモジュールからの各異なるパージポートノズルモジュールは、モジュールフレームであって、前記モジュールフレームが各対応するパージポートノズルに共通であるように、各対応するパージポートノズルが前記モジュールフレームに取り付けられる、モジュールフレームを有し、前記モジュールフレームは、前記容器支持体に共通の取り外し可能な取り付け連結部を画定し、それによって、前記モジュールフレームの前記容器支持体への取り外し可能な連結が、共通モジュールユニットとしての各パージポートノズルのそれぞれのパージポートノズルインターフェースへの取り付けをもたらす、請求項3記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項13】
対応するパージポートノズルをその上に有する、各異なるパージポートノズルモジュールの前記モジュールフレームは、対応する異なるパージポートノズルをその上に有する、複数の異なるパージポートノズルモジュールからの各異なるパージポートノズルモジュールの別のモジュールフレームとモジュールユニットとして交換可能である、請求項12記載の基板搬送容器保持装置。
【請求項14】
基板搬送容器保持装置のフレームを提供するステップであって、前記フレームは、少なくとも1つの基板搬送容器を制御環境の領域と所定の連通状態に保持するように配置される、ステップと、
前記少なくとも1つの基板搬送容器が前記制御環境と所定の連通状態で保持されるように、前記少なくとも1つの基板搬送容器を前記フレーム上で所定の配向で支持するために、前記フレームに接続される容器支持体を提供するステップと、
前記容器支持体に配置される2つ以上のパージポートノズル位置を有する選択可能に構成可能な容器支持体パージポートを提供するステップであって、前記2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、前記パージポートノズル位置でのパージポートノズルが、前記少なくとも1つの基板搬送容器の少なくとも1つのパージポートに連結するように構成され、各パージポートノズル位置は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定する、ステップと、
各々が前記交換可能なパージポートノズルインターフェースにモジュール式に取り付けるための異なる所定のパージポートノズル構成を有する、複数の異なる交換可能なパージポートノズルモジュールから、少なくとも1つのパージポートノズルを有する交換可能なパージポートノズルモジュールを選択するステップであって、それによって、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの選択可能な取り付けは、前記選択可能に構成可能な容器支持体パージポートの構成を、第1の所定のパージポート特性を有する、前記少なくとも1つの基板搬送容器の第1の容器に適合し、第1の容器との連結をもたらすパージポートノズル位置に前記パージポートノズルを有する第1の構成から、前記第1の所定のパージポート特性とは異なる第2の所定のパージポート特性を有する、前記少なくとも1つの基板搬送容器の第2の容器に適合し、第2の容器との連結をもたらすパージポートノズル位置に前記パージポートノズルを有する第2の構成に変更する、ステップと
を含む、方法。
【請求項15】
前記交換可能なパージポートノズルインターフェースが、前記容器支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、前記交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り付けられる、前記異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの各パージポートノズルが、各異なる基板搬送容器の所定のデータムに対して、決定的に配置される、請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記交換可能なパージポートノズルインターフェースは、前記容器支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの選択可能な取り付けは、各異なる基板搬送容器の所定のデータムに対して、前記交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り付けられる、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの、取り付けと実質的に同時に、各パージポートノズルの決定的位置決めをもたらす、請求項14記載の方法。
【請求項17】
前記交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、前記容器支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、前記交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、各異なる基板搬送容器の所定のデータムに対して、決定的に配置される、請求項14記載の方法。
【請求項18】
前記異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの各それぞれ1つの、前記異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの別の1つとの高速交換の取り付けをもたらすステップをさらに含む、請求項14記載の方法。
【請求項19】
前記交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、異なるパージポート特性を有する前記少なくとも1つの基板搬送容器のそれぞれの1つの前記少なくとも1つのパージポートの各々を決定的に示す、ノズル位置決めデータムを画定する、請求項14記載の方法。
【請求項20】
各パージポートノズルは、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの別のパージポートノズルから独立したユニットとして、前記交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられ、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの、独立して取り付けられる各パージポートノズルは、前記交換可能なパージポートノズルモジュールの別の異なるパージポートノズルモジュールとの交換をもたらすように、前記複数の交換可能なパージポートノズルモジュールからの別の異なるパージポートノズルモジュールの異なるパージポートノズルと独立して交換される、請求項14記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
この非仮特許出願は、開示全体が援用により本明細書に組み込まれる、2018年11月28日に出願された米国仮特許出願番号62/772,481号からの優先権およびその利益を主張する。
【0002】
本開示の態様は、概して、基板処理装置に関し、より具体的には、基板処理装置用の改良されたロードポートモジュールに関する。
【背景技術】
【0003】
[関連する開発の簡単な説明]
概して、半導体製造で使用される清浄な乾燥空気/ガス対応のロードポートは、フロント・オープニング・ユニファイド・ポッド(FOUPS)などの基板キャリア容器(本明細書では容器と呼ばれる)をパージするために利用される。パージオプションを備えるFOUPSは、概して、前部および/または後部(たとえば、容器基板の通路開口部に対する)のポート位置を含む。一例として、パージオプションを備える300mmのFOUPSは、限定されないが、Entegris,Inc.、信越ポリマー(株)、およびミライアル(株)を含む異なる製造業者によって製造されているが、容器上のFOUPのパージポート位置に関する業界標準はない。
【0004】
パージポート位置に関する業界標準がないことを考えると、パージポート位置は製造業者ごとに異なり得る。例として、上記の製造業者間では、前部のパージポート用に3つの異なる位置が存在し、後部のパージポート用に2つの異なる位置が存在し得る。パージポートの数も製造業者間で異なり得る。パージポートの数も、同じ製造業者からの異なる製品間で異なり得る。たとえば、一部のFOUPSには2つの前部のパージポートしかないが、他のFOUPSには2つの前部のパージポートおよび2つの後部のパージポートがある。FOUPに出入りするパージガスの流れも、FOUPS上のパージポートの入力ポートおよび/または排気ポートの指定先が様々であり得るという点で異なり得る。
【0005】
パージポート嵌合インターフェース(すなわち、負荷ポートのパージノズルと嵌合するパージポートの部分)は、製造業者間において、別の不確定要素(variable)である。たとえば、一部のFOUPSは、硬質プラスチックのパージポート嵌合インターフェースを有し、他のFOUPSは、他のタイプのインターフェースの中でも、フルオロエラストマー(DuPont Performance Elastomers LLCによってViton(商標)の商品名で販売されているものなど)のパージポート嵌合インターフェースを有する。
【発明の概要】
【0006】
本開示の前述の態様および他の特徴は、添付の図面に関連して得られる、以下の記載において説明される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1A】本開示の態様による基板処理装置の概略斜視図である。
図1B】本開示の態様による基板処理装置の概略図である。
図1C】本開示の態様による基板処理装置の概略図である。
図2】本開示の態様による図1A-1Cの基板処理装置のいずれかのロードポートモジュールの概略図である。
図3】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの概略図である。
図4A】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図4B】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図4C】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図4D】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図5】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図6A】基板搬送容器の概略図である。
図6B】基板搬送容器の概略図である。
図7A】本開示の態様による図1A-1Cのいずれかの基板処理装置の一部の概略図である。
図7B】本開示の態様による図1A-1Cのいずれかの基板処理装置の一部の概略図である。
図8】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の例示的な平面図である。
図9A】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図9B】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図9C】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図9D】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図9E】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図9F】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図9G】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図10】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図11A】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図11B】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図12A】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図12B】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図13】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図14】本開示の態様による図2のロードポートモジュールの一部の概略図である。
図15】本開示の態様による典型的なフロー図である。
図16】本開示の態様による典型的なフロー図である。
図17】本開示の態様による典型的なフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1Aを参照すると、本開示の特徴を具現化した基板処理装置10の斜視図が図示されている。本開示が、図面を参照して説明されるが、態様の多くの代替形態で具体化され得ることを理解されたい。さらに、任意の適切なサイズ、形状、または種類の要素または材料が使用され得る。
【0009】
図1Aに図示される態様では、基板処理装置10は、たとえば例示目的のみで、一般的な基板バッチ処理ツールの構成を有するものとして示されている。代替の実施形態では、本発明の特徴が、以下でより詳細に説明するように、図1Bおよび1Cに図示される、および開示全体が援用により本明細書に組み込まれる、2006年5月26日に出願された「Linearly Distributed Semiconductor Workpiece Processing Tool」と題する米国特許出願番号第11/442,511号に記載されるものなどの、個々の基板処理用のツールおよび/またはリニアツールステーションを含む、任意の基板処理ツールの構成に等しく適用可能であるため、基板処理装置は任意の他の適切な構成を有し得る。装置10は、200mmまたは300mmの半導体ウェーハ、半導体パッケージング基板(たとえば、高密度相互接続部)、半導体製造プロセスイメージングプレート(たとえば、マスクまたはレチクル)、およびフラットパネルディスプレイ用の基板などの、任意の所望の種類のフラットパネルまたは基板を取り扱い、処理することができ得る。装置10は、概して、前セクション12および後セクション14を備え得る。前セクション12(前という用語は、ここでは、例示的な基準のフレームを識別するために便宜上使用され、代替の実施形態では、基板処理装置の前部は、基板処理装置の任意の所望の側に確立され得る)。前セクション12は、ファブから基板処理装置10の内部への基板の移入を可能にするインターフェースを提供する(以下でより詳細に説明されるような)システムを有する。前セクション12はまた、概して、ハウジング16と、後セクション14と外部との前セクションインターフェースとの間において、ハウジング処理基板内に配置される、自動コンポーネントとを有する。後セクション14は、前セクションのハウジング16に接続される。基板処理装置の後セクション14は、制御雰囲気(controlled atmosphere:たとえば、真空、不活性ガス)を有してもよく、概して、基板を処理するための処理システムを備える。たとえば、後セクションは、概して、基板搬送装置を備える中央搬送チャンバ、および基板処理装置内の基板に対して所望の製造プロセス(たとえば、エッチング、材料成膜、洗浄、焼成、検査など)を実施するための周辺処理モジュールを含み得る。基板は、ファブ内において、容器T(キャリアとしても知られている)内の基板処理装置10に搬送され得る。容器Tは、前セクションインターフェース上であるか、または前セクションインターフェースに近接して位置付けられ得る。容器から、基板は、BOLTS(ボックスオープナ/ローダ・ツー・ツール・スタンダード)インターフェースなどのインターフェースを通って、前セクションにおける自動コンポーネントを使用して、前セクション12に入れられ得る。基板は、周辺処理モジュールの1つまたは複数での処理のために、ロードロックを介して、雰囲気制御される後セクションに搬送され得る。その後、処理基板(processed substrates)は、実質的に逆の方法で、前セクション12に戻され、その後、移動のために、搬送容器Tに戻され得る。
【0010】
環境フロントエンドモジュールまたはEFEMと呼ばれ得る、前セクション12は、保護環境(protected environment)または小環境(mini-environment)を画定する、シェルまたはケーシングを有してもよく、小環境では、基板は、FAB内で基板を搬送するために使用される搬送容器Tと、後部処理セクション14に制御雰囲気への入口を提供するロードロック14Lとの間の汚染の可能性を最小限とした状態で、アクセスされ、取り扱われ得る。ロードポートまたはロードポートモジュール24(以下でさらに説明するように、数は1つまたは複数)は、前セクションの側面の1つまたは複数に配置され、前セクションとFABとの間のインターフェースが提供される。ロードポートモジュールは、開示全体が援用により本明細書に組み込まれる、2014年9月2日に特許査定を受けた、「Load Port Module」と題された、米国特許第8,821,099号明細書に記載されるものに略類似し得る。ロードポートモジュール24は、EFEMの内部と外部との間に、BOLTSインターフェースなどの、閉鎖可能なインターフェースを形成する、閉鎖可能なポート30Pを有し得る。図1Aに見られるように、ロードポートモジュールは、基板搬送容器Tのための支持領域を有し得る。支持領域下には二次保持領域も提供されてもよく、搬送容器は、ここで一時的にバッファされ得る。搬送容器支持領域は、その上に支持される搬送容器Tの最終的な位置またはドッキングされる位置への自動移動を可能にし得る。ロードポートモジュールのポートドアは、搬送容器を開放し、同時にロードポートフレーム内のアクセスポート30Pを開放するために、ドッキングされる位置にあるときに搬送容器と係合して、搬送容器内の基板へのアクセスを提供するだけでなく、搬送容器とEFEM内部との間で基板を搬送するためのアクセスも提供する。米国特許第8,821,099号明細書に記載されるように、ポートドアと搬送容器との間の係合は、独立して動作可能なキーによってもたらされ得る。
【0011】
本開示の態様によれば、本明細書に記載される(1つまたは複数の)ロードポートモジュール24は、再構成可能なパージノズル構成を提供する清浄な乾燥空気/ガス対応のロードポートモジュールである(異なるパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bを例示する図8を参照)。パージノズル構成は、たとえば、ロードポートモジュール24に連結される容器Tの構成に応じて、いくつかの異なるパージノズル構成から選択可能である。従来、ロードポートの製造業者は、所定のパージポート構成を有する単一種の容器に合わせらるロードポート上に単一のパージノズル構成を提供する。本開示の態様による(1つまたは複数の)ロードポート24は、半導体の製造業者が単一の容器の製造業者からの単一種の容器のみを使用することに制限されないように、ロードポートモジュール24のパージノズル900-903(図9A)が、モジュール式に再構成され得るという点で、柔軟なロードポート24を提供する。本開示の(1つまたは複数の)ロードポートモジュール24は、容器パージポート構成ごとに異なるロードポートモジュールを製造する費用およびロジスティクスなしに、異なるパージポート構成を有する容器の使用を提供する。本開示の(1つまたは複数の)ロードポートモジュール24はまた、パージノズル900-903(図9A)の位置、いくつかのパージノズル900-903、および入力ノズルまたは出力ノズルとしてのパージノズルの指定先のオン・ザ・フライ(またはそうでなければ本明細書で高速交換と呼ばれる)再構成を提供し得る。オン・ザ・フライ再構成は、パージノズル900-903が、半導体製造環境内の特定の時間に使用される容器の種類に応じて、ロードポートの製造業者および/またはエンドユーザ/顧客によって望まれるように再構成/再配置されるような構成であることが留意され、パージノズルモジュール1910T、1910TA、1910TB、1910TC、1910TD、1910TE、1910TF、1910TG、1910TH、1910TI、1910TJ、1910TFLU、1910TAFLU、1910TBFLU、1910TCFLU、1910TDFLU、1910TEFLU、1910TFFLU、1910TGFLU、1910THFLU、1910TIFLU、1910TJFLU(本明細書では概してパージノズルモジュール1910と呼ばれる;図9B、9C、9F、9Gを参照)およびパージノズルモジュール910T、910TA、910TB、910TC、910TD、910TE、910TF、910TG、910TH、910TI、910TJ、 910T1、910TA1、910TB1、910TC1、910TD1、910TE1、910TF1、910TG1、910TH1、910TI1、910TJ1(本明細書では概してパージノズルモジュール910と呼ばれる;図9Aを参照)は、高速交換され、ロードポート24へのパージノズルモジュール1910、910の連結後のロードポート24上のパージノズル900-903の本来の場所の位置調整なしで、容器Tの所定のパージノズル構成に対応する所定の固定位置に配置される。本明細書に記載されるように、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々および異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910の各それぞれ1つの異なる所定のパージノズル構成は、異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910の各それぞれ1つの、異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910の別の1つとの高速交換の取り付けをもたらすように構成される。本開示の態様で使用され得る適切な容器T(容器TA-TJも参照)は、Entegris,Inc.、信越ポリマー(株)、およびミライアル(株)によって製造されるFOUPS(たとえば、一態様では、容器T-TJは、信越ポリマー(株)のCT-CF-S_SHIN_ETSY、T-CF-S_SHIN_ETSY、CF-A_SHIN-ENSY、OB-CB_SHIN_ETSY、Entegris,Inc.のSpectra(商標)、A300、F300、およびミライアル(株)の4ポートおよび2ポートなどのFOUPSに対応し得る)である。
【0012】
本明細書に記載されるように、ロードポート24の各パージノズル900-903は、オペレータによって、いくつかの所定のパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804B(図8)のいずれか1つに移動させ得る。可撓性流体ホース10020-10023(図10)は、少なくとも部分的に、各パージノズル900-903(図9)を、入力ガスマニホールド10030(図10)または排気ガスマニホールド10040(図10)のいずれかに選択可能に連結する。(たとえば、容器Tの硬質プラスチック構成のパージポート、容器Tのフルオロエラストマー(DuPont Performance Elastomers LLCによってViton(商標)の商品名で販売されているものなど)構成のパージポート、または容器Tの任意の他の適切に構成されるパージポートとのインターフェース接続のための)パージノズル構成の種類もまた、ロードポート24との使用のために選択される容器Tのパージノズル嵌合インターフェースに応じて、いくつかの異なる交換可能なパージノズル構成から選択され得る。本開示の態様が、フロント・オープニング・ユニファイド・ポッド(FOUP)型の容器Tに関して説明されるが、限定されないが、SMIF容器を含む、任意の所望の種類の搬送容器での利用のために、等しく展開され得ることが留意される。
【0013】
ここで図1Bを参照すると、リニア基板処理システム2010の概略平面図が示され、ここでツールインターフェースセクション2012は、概して、移送チャンバ3018の長手方向軸Xに向かって(たとえば、内側に)面するが、そこからオフセットされるように、移送チャンバモジュール3018に取り付けられている。移送チャンバモジュール3018は、援用により既に本明細書に組み込まれている、米国特許出願番号第11/442,511号明細書に記載されるように、他の移送チャンバモジュール3018A、30181、3018Jをインターフェース2050、2060、2070に取り付けることによって、任意の適切な方向に延伸し得る。各移送チャンバモジュール3018、3019A、3018I、3018Jは、基板を、処理システム2010全体にわたって、たとえば、処理モジュールPMに搬送および処理モジュールPMから搬送するための基板搬送装置2080を含む。理解され得るように、各チャンバモジュールは、隔離雰囲気、制御雰囲気、または密封雰囲気(isolated, controlled or sealed atmosphere:たとえば、N2、清浄な空気、真空)を保持することができ得る。
【0014】
図1Cを参照すると、リニア移送チャンバ416の長手方向軸Xに沿って取得され得るような典型的な処理ツール410の概略立面図が示されている。一態様では、図1Cに示されるように、ツールインターフェースセクション12は、典型的には、移送チャンバ416に接続され得る。本態様では、インターフェースセクション12は、ツール移送チャンバ416の一端を画定し得る。図1Cに見られるように、移送チャンバ416は、たとえば、インターフェースセクション12と対向する端部に、別のワークピース入口/出口ステーション412を有し得る。他の態様では、ツール移送チャンバ416の端部間などに、移送チャンバからワークピースを挿入する/取り外すための他の入口/出口ステーションが設けられ得る。本開示の一態様では、インターフェースセクション12および入口/出口ステーション412は、ツールからのワークピースの載置および取り出しを可能にし得る。他の態様では、ワークピースは、一端からツールに載置され、他端から取り外され得る。一態様では、移送チャンバ416は、1つまたは複数の移送チャンバモジュール18B、18iを有し得る。各チャンバモジュールは、隔離雰囲気、制御雰囲気、または密封雰囲気(たとえば、N2、清浄な空気、真空)を保持し得る。上記のように、図1Cに示される移送チャンバモジュール18B、18i、ロードロックモジュール56A、56B、および移送チャンバ416を形成するワークピースステーションの構成/配置は、単なる例示であり、他の態様では、移送チャンバは、任意のモジュール配置で配置されるモジュールを多かれ少なかれ有し得る。一態様では、ステーション412は、ロードロックであり得る。他の態様では、ロードロックモジュールが、端部入口/出口ステーション(ステーション412と同様)間に配置され得るか、または隣接する移送チャンバモジュール(モジュール18iと同様)が、ロードロックとして動作するように構成され得る。また上記のように、移送チャンバモジュール18B、18iは、その中に配置される1つまたは複数の対応する搬送装置26B、26iを有する。それぞれの移送チャンバモジュール18B、18iの搬送装置26B、26iは、協働して、移送チャンバ内に線形に分配されるワークピース搬送システム420を提供し得る。他の態様では、移送チャンバモジュール18Bは、任意の適切な搬送カート(図示せず)が、リニア移送チャンバ416の全長の少なくとも一部に沿って、移送チャンバモジュール18B間を移動可能であるように構成され得る。理解され得るように、搬送カート900は、それに取り付けられ、本明細書に記載されるこれらの搬送装置に略類似する、任意の適切な搬送装置を含み得る。図1Cに示されるように、一態様では、搬送装置26Bのアームは、以下でさらに詳しく説明するように、搬送装置がピック/プレース位置からウェーハを迅速に交換可能にする、高速交換配置と呼ばれ得るものを提供するように配置され得る。搬送アーム26Bは、従来の駆動システムと比較して、単純化された駆動システムからの3自由度(たとえば、Z軸運動でのショルダおよびエルボの関節まわりの独立した回転)を各アームに提供するために、適切な駆動セクションを有し得る。他の態様では、駆動セクションは、アームに3を超えるまたは3未満の自由度を提供し得る。図1Cに見られるように、一態様では、モジュール56A、56、30iは、移送チャンバモジュール18B、18i間の隙間に配置されることがあり、適切な(1つまたは複数の)処理モジュール、ロードロック、バッファステーション、計測ステーション、または任意の他の所望のステーションを画定し得る。たとえば、ロードロック56A、56およびワークピースステーション30iなどの介在モジュールは各々、搬送アームと協働して、移送チャンバの直線軸Xに沿う移送チャンバの全長にわたる搬送またはワークピースをもたらし得る、固定ワークピース支持部/棚56S、56S1、56S2、30S1、30S2を有し得る。一例として、(1つまたは複数の)ワークピースは、インターフェースセクション12によって移送チャンバ416に載置され得る。(1つまたは複数の)ワークピースは、インターフェースセクションの搬送アーム15でロードロックモジュール56Aの(1つまたは複数の)支持体上に配置され得る。ロードロックモジュール56A内の(1つまたは複数の)ワークピースは、モジュール18B内の搬送アーム26Bによって、ロードロックモジュール56Aとロードロックモジュール56との間で移動してもよく、同様で連続的な手法で、(モジュール18i内の)アーム26iによりロードロック56とワークピースステーション30iとの間およびモジュール18i内のアーム26iによりステーション30iとステーション412との間で移動し得る。このプロセスは、全体的または部分的に逆にされて、(1つまたは複数の)ワークピースを反対方向に移動させ得る。したがって、一態様では、ワークピースは、軸Xに沿って任意の方向に、移送チャンバに沿って任意の位置に移動してもよく、移送チャンバと連絡する任意の所望のモジュール(処理モジュールまたは他のモジュール)に載置され、そこから取り出され得る。他の態様では、静的なワークピース支持体または棚を備える介在移送チャンバモジュールは、移送チャンバモジュール18B、18i間に設けられなくてもよい。本開示のそのような態様では、隣接する移送チャンバモジュールの搬送アームは、ワークピースを、直接(またはバッファステーションの使用を介して)エンドエフェクタまたは1つの搬送アームから別の搬送アームのエンドエフェクタに通過させて、ワークピースを移送チャンバに通して移動させ得る。処理ステーションモジュールは、様々な成膜、エッチング、または他の種類のプロセスを介して基板上で動作して、基板上に電気回路または他の所望の構造を形成し得る。処理ステーションモジュールは、基板を、移送チャンバから処理ステーションに、またはその逆に通過可能とするために、移送チャンバモジュールに接続される。図1Cに示される処理装置に類似する一般的な特徴を有する処理ツールの適切な例は、全体が援用により既に組み込まれている、米国特許出願番号第11/442,511号明細書に記載されている。
【0015】
(本開示のこの典型的な態様による処理装置のロードポートモジュール24の斜視図である)図1Aおよび2を参照すると、ロードポートモジュール24は、ロードポートモジュール24を任意の適切な処理装置に接続するように構成されるフレーム29を有する。ロードポートモジュール24のフレーム29は、概して、(前述のように)搬送容器保持または支持領域28および閉鎖可能なポート30P(または搬送開口部)を画定してもよく、閉鎖可能なポート30Pを通って、基板が、前部セクションのハウジング16内の小環境に出入りして搬送される(他の態様では、閉鎖可能なポート30Pは搬送開口部であり、搬送開口部を通って、基板が、ロードポートモジュール24と、EFEM、処理モジュール、移送チャンバなどの任意の適切な処理装置との間で搬送される)。ロードポートモジュール24は、開示全体が援用により本明細書に組み込まれる、「Load Port Module」と題され、2014年9月2日に特許査定を受けた米国特許第8,821,099号明細書に記載されているものに略類似し得る。ロードポートモジュール24およびEFEMのハウジング16は、以下でさらに説明されるように、接続されて、外部から実質的に閉じられ、上記のように、制御環境または前セクション12(EFEMとも呼ばれる)内の小環境を提供する、チャンバまたは空間25を形成する。たとえば、前セクションは、粒子汚染が前セクション12の小環境に入ることを回避するために、ベント、ルーバ、層流システムなどの制御気流システム(図示せず)を含み得る。図1Aおよび2に見られるように、ロードポートモジュール24の搬送容器保持領域28は、一次または第1のステーション36および二次ステーション34を有し得る。本態様では、搬送容器保持領域28の各ステーション36、34は、搬送容器Tを保持可能であるが、代替の実施形態では、搬送容器保持領域は、より多いか、またはより少ない保持ステーションを有してもよく、各保持ステーションは、任意の所望の数の基板搬送容器を支持可能であり得る。保持(またはカセット支持)ステーション36、34に着座して示される搬送容器T(図1A)は、例示目的で、フロント・オープニング・ユニファイド・ポッド(FOUP)型の容器として示されているが、代替の実施形態では、ロードポート保持領域の保持ステーションは、SMIF容器などの任意の所望の種類の搬送容器を支持可能であり得る。
【0016】
図1Aに示される態様では、前セクション12は、例示目的で、前セクション12の前面12Fに配置されるロードポートモジュール24を有する。この位置では、ロードポートモジュール24は、任意の適切な自動材料ハンドリングシステム(AMHS)(図示せず)を使用して、ロードポートモジュール保持領域28の少なくとも1つの保持(またはカセット支持)ステーション34、36上への搬送容器Tの配置および取り外しを容易にするように位置付けられ得る。図1A-2に見られるように、ロードポートモジュール保持領域28は、前セクションの前面12Fから前方に突出し、AMHSを用いる、保持領域28上への搬送容器Tの取り外し/配置のためのアクセスは、上部または前部であり得る。代替の実施形態では、ロードポートモジュールは、必要に応じて、前セクションの他の側面に配置され得る。さらに他の代替の実施形態では、ロードポートモジュールは、前セクション12の2つまたはそれ以上の側面に配置され得る。図2に見られるように、この典型的な態様におけるロードポートモジュール24は、ロードポートモジュール24のベースプレートから外向きに突出する延伸ゾーン38を有し得る。
【0017】
また図1A-3を参照すると、ロードポートモジュール24の搬送容器保持領域28は、上部36および下部34の支持ステーションの両方を有してもよく、各支持ステーション36、34は、図1Aに示されるように搬送容器Tを保持可能または支持可能であり得る。本態様では、下部ステーション34は、概して、上部ステーション36の下に配置される。下部ステーション34は、搬送容器Tの構造にコンフォーマルに係合可能な、対向部材34L(そのうちの1つのみが図3に示される)を含んでもよく、それにより、搬送容器は、下部ステーション34に配置されると対向部材34Lから支持される。図6A-6Bはそれぞれ、典型的な基板搬送容器Tの正面および底面の斜視図である。図6A-6Bにおける基板搬送容器Tは、FOUP型の構成を有するものとして示されている。代替の実施形態では、基板容器は、図6Aに最適に見られるように、任意の他の所望の構成を有してもよく、搬送容器Tは、概して、ケーシングT2、およびケーシングに取り外し可能に接続されるケーシングカバーまたはドアT4を有する。ケーシングT4は、そこから突出する固定具T8を備える上面T6を有する。固定具T8は、ケーシングの上面T6からある距離だけオフセットされる横方向フランジまたは外向きに突出する着座面T10を含み得る。着座面T10は、SEMI;E47.1-1001に準拠するハンドリングフランジの一部であり得る。着座面T10は、自動材料ハンドリングシステムの容器搬送装置の連結部(図示せず)と結合し、それによって容器搬送装置から容器を支持するように機能する。また図2-3を参照すると、ロードポートモジュール保持領域28上の下部ステーション34の支持部材34Lは、本態様では、角度または一般的なL字型構成を有するものとして示されている。部材34Lは、示されるように、内向きに突出するフランジ34Fを有する。代替の実施形態では、支持部材34Lは任意の他の適切な形状を有し得る。支持部材34Lは、たとえば、金属、プラスチック、または任意の他の適切な材料であってもよく、図3に示されるように、ロードポートフレーム29の支持構造296に接続され得る。内向きフランジ34Fは、搬送容器上の着座面T10(図6Aを参照)と容器の上面T6との間に入るように寸法合わせされている。対向部材34Lのフランジ34Fは、フランジ間の容器Tの支持固定具T8の挿入を可能にするように十分に分離されており、外向きに突出する着座面T10は(少なくとも部分的に)対応するフランジ34Fに突出する。したがって、搬送容器Tは、下部ステーション34に載置されると、フランジ34Fに着座する着座面T10によって支持される。
【0018】
本態様では、搬送容器Tは、固定具T8がフランジ34F間で移動させられるように容器を(図2の矢印Iによって示される方向に)挿入することによって、オペレータにより下部ステーション34上に手動で位置付けられ得る。代替の実施形態では、下部支持ステーションの支持部材は、搬送容器を任意の他の所望の方向から位置付け可能にする、任意の他の所望の配向を有し得る。下部ステーション34からの搬送容器Tの取り外しは、実質的に逆の方法で達成されてもよく、ユーザは、設置とは反対の方向に容器を手動で引き抜く。下部支持ステーション34は、ロードポートモジュールに別の容器収納位置を提供し、別の容器収納位置では、ユーザは、上部支持ステーション36が別の搬送容器によって占有されているか、または上部ステーション上の搬送容器Tの配置を防止する、いくつかの状態(試験など)である場合に、搬送容器Tを配置し得る。上記のように、代替の実施形態では、ロードポートモジュールは、搬送容器保持領域28内に下部支持ステーションを有さなくてもよい。
【0019】
ここで図2を再度参照すると、ロードポートモジュール24上の搬送容器保持領域28の上部支持ステーション36は、概して、ベース支持体または棚50と、棚50に移動可能に取り付けられるキャリッジまたはシャトル52とを備える。シャトル駆動システム54は、シャトル52を棚50に動作可能に接続し、棚50上でシャトル52を移動可能にする。駆動システム54は、第1の位置と第2の位置との間でシャトルを(図2の矢印Mによって示される方向に)移動させる。以下でさらに説明するように、シャトル52は、その上に搬送容器Tを配置可能に構成される。第1のシャトル位置は、搬送容器Tが自動材料ハンドリングシステム(図示せず)によってキャリッジ上に自動的に位置付けられ得る(またはピックオフされ得る)ように配置され得る。シャトル52が移動し得る第2の位置は、シャトル上の搬送容器Tが、以下でさらに説明されるように、ドア30D(図1Aを参照)にドッキングされ得るように配置される。シャトルがこの第2の位置にあるとき、その上の搬送容器Tは、便宜上、ドッキング位置と呼ばれる位置に配置される。制御装置400は、以下でさらに説明するように、シャトルおよび駆動システム上のセンサに通信可能に接続される。
【0020】
図1Aに見られるように、搬送容器Tは、シャトル52上に配置され、搬送容器の底面は、シャトル上に着座する。したがって、シャトル52は、以下でさらに説明するように、搬送容器Tの底部にコンフォーマルに係合するように構成される。図6Bは、典型的な基板搬送容器Tの底部T3の特徴を図示する底面図である。本態様では、搬送容器の底部T3は、SEMI;E47.1の仕様に概して準拠する機能を有する。代替の実施形態では、基板搬送容器の底部は、任意の他の所望の特徴を有し得る。この場合、底部T3は、概して、容器感知パッドT12、基板工程(FEOL)および配線工程(BEOL)の情報パッドT14、T16の各1つ、容器容量(すなわち、基板保持位置の数)の情報パッドT18、およびボックスまたはカセットの情報パッドT20を含む。容器底部T3は、シャトル52上の位置決め/動的連結ピン(kinematic coupling pins)66による結合のためのスロットT22をさらに含み得る。理解され得るように、動的連結ピン66
は、ロードポートモジュール24の周辺の搬送容器保持領域と、それによって係合される容器特徴部との間の決定的な位置決めデータムを画定する。第1の保持特徴部として底面への第1の凹部T24が提供される。容器の底部はまた、その中に形成される第2の保持特徴部T26を有する。第2の保持特徴部は、概して、(結合リップT36を形成する)実質的に四角に仕切られる縁部T34を備える外側開口T32を有する底部に形成される、概して円形の凹部T30を備える。
【0021】
図4A-4Dは、シャトル52、およびシャトルが置かれる支持棚構造の一部のそれぞれの概略斜視図、平面図、正面図および側面図である(支持棚構造50は、図4C-4Dにのみ見られる)。シャトル52は、概して、シャーシまたはフレーム55と、シャーシの上に位置付けられるカバー56とを備える。シャトル52はまた、概して、容器Tを適切にシャトル上に配置するのを補助するための位置決め特徴部58と、シャトルへの着座した容器Tの確実な連結のための連結特徴部60と、シャトル52上の容器Tの存在および正確な配置を検出するための検出システム62とを有し得る。ここで、シャトル52の部分断面図を示す図5も参照すると、シャーシ55は、任意の適切な形状を有してもよく、任意の適切な材料から作製されてもよく、シャトル上の搬送容器Tの配置および取り外しだけでなく、第1の位置と第2の位置との間の容器およびシャトルの移動に関連付けられる、静的および動的な荷重を支持することができる。シャーシ55は、ロードポートモジュールフレームの支持棚50に対する(図2の矢印Mによって示される方向の)シャトル52の自由な移動を可能にするローラまたはスライドなどの動作システム(motion system:図示せず)を有し得る。図5に部分的に示される支持棚50(図2も参照)は、フレーム29(図3を参照)の支持構造296によって形成され得る。支持棚50は、シャーシ55の動作システムが乗るフレーム構造296(たとえば、上部プレート296Hまたは側部プレート296E)上に、またはそれに依存して形成されるトラックまたはレール(図示せず)を含み得る。容器位置決め特徴部58、連結特徴部60、検出システム62およびカバー56は、シャーシ55に取り付けられる。
【0022】
図4A-4Bに最適に見られるように、本態様では、シャトル52上の容器位置決め特徴部58は、突出する係合部材64を含み得る。本態様では、係合部材64は、容器の底部T3における位置決め凹部T24(図6Bを参照)の形状に概ね一致する、略ピラミッド台形形状を有し得る。係合部材64は、シャーシ55に固定されてもよく、カバーの上面56Uの十分上にあるカバー56の適切な開口部を通って突出し、容器Tがシャトル52に着座したときに容器内の位置決め凹部T24と係合し得る。係合部材64は、シャトル上への容器Tの適切な自動位置決めを補助するために、容器位置決め特徴部の縁部と協働するためのカム表面64Cを有し得る。代替の実施形態では、シャトルは、係合部材64のような係合部材を有さなくてもよい。本態様では、シャトル52は、位置決めポスト(動的連結ピンとも呼ばれる)66を有し得る。位置決めポスト66は、シャトル52上の容器Tの正しい位置決めを補助する位置決め特徴部としてだけでなく、シャトル52への容器Tの確実な連結(すなわち、動的連結)の手段を提供するものとしても機能し得る。図4Bおよび6Bから理解され得るように、位置決めポスト66は、容器底部T3におけるスロットT22と協働するようにシャトル52上に位置付けられる。金属またはプラスチックなどの任意の適切な材料から形成され得るポスト66は、図5に示されるように、シャトルのシャーシ54に直接固定され得る。ポスト66は、カバー56(における適切な孔)を通って突出して、スロットT22内の容器の底部と係合し得る(図6Bを参照)。本態様では、ポスト66は、シャトル上の搬送容器Tのための支持面を画定し得る。ポスト66の端部または先端66Tは、図4Dおよび5に見られるように、概して円錐形または丸みを帯びた形状を有し得る。これは、シャトル上の容器のための支持面の正確かつ再現性のある画定のために、シャトル52と容器の底部との間に所望の3つの接触点を提供する。理解され得るように、ポスト66は、容器Tの重量を支持し、したがって、容器の重量をシャーシに分配する、図5に示されるラジアルフランジなどの構成を有する。ポスト66の円錐形の上部66Tはまた、容器底部におけるスロットT22の傾斜した側面に対するカム面として動作し、シャトル上の容器の(スロットT22およびポスト66の上部66Tの幾何学的形状によってもたらされる)所望の位置が確立されるまで、容器を支持面に沿って機械的に案内する。
【0023】
シャトル52の検出システム62は、概して、シャトルの領域全体に分配される、多数のスイッチ68を備える。スイッチ68は、シャトル52上に配置され、容器の底部で容器感知パッドT12、FEOLおよびBEOL情報パッドT14、T16、容器容量およびカセット情報パッドT18、T20と協働し得る。図4Bは、カバー56に重ねられる容器Tの底部のパッドT12-T20およびシャトル52のスイッチ68の位置を図示している。本態様では、スイッチ68は、概して同種のものであって、互いに類似しており、典型的なスイッチを参照して以下で説明される。代替の実施形態では、異なる種類のスイッチが、容器Tの異なる情報パッドT16-T20によって、所与のスイッチに中継可能な異種の情報に対応する、シャトル上の異なる位置で使用され得る。典型的なスイッチのアーキテクチャ68は、図5で最適に見られる。本態様では、スイッチ68は、概して、ベースまたはセンサ部680および作動部68Iを備える電気光学スイッチであり得る。作動部68Iは、以下でさらに説明するように、バネ式であり、容器底部の対応するパッドとの接触によって作動される。センサ部680は、制御システムに信号を送信する作動部の作動を検出する。図5に見られるように、センサ部680は、シャトルのシャーシ55上に位置付けられるPCB74に取り付けられ得る。PCB74は、電力および信号の伝送の両方のために、その中に形成される、トレース68Eを有し得る。トレース68Eは、(フラッシュウェーブはんだ付けを含む、PCB上に電子部品を取り付けるための任意の適切な手段を使用して)電子部品の接点端子が必要に応じて接続され得る、適切な表面接点(図示せず)に終端し得る。センサ部680の接点端子(電力および信号の両方)は、同様の方法でPCB74におけるトレース68Eに接続され得る。スイッチ68のセンサ部680などの電子部品を一体型トレースを備えるPCB(PCB74など)に取り付けることは、個々の導体だけでなく、シャーシへのそれらの費用および時間のかかる設置を排除するように働き、そうでなければ、コンポーネントを電源および制御システムに接続するために使用される。PCBのトレース68Eは、端子コネクタ(図示せず)まで延伸してもよく、端子コネクタに、たとえば、可撓性ワイヤハーネス72(図4Dも参照)のコネクタ化された端部が嵌合され得る。理解され得るように、ワイヤハーネスは、PCB74におけるトレース68Eをリンクし得、したがって、検出器スイッチ68のセンサ部などの電子部品を、制御システム400(図2を参照)および電源(図示せず)にリンクし得る。センサ部680は、たとえば、LEDなどの適切な光源およびフォトセルなどの光検出器を有し得る。スイッチの非アクティブ状態では、光源は、たとえば、フォトセルを照射し、センサ部680に、制御システムによってスイッチ68の非アクティブ状態であると解釈される信号を(トレース68Eを介して)制御システム400へと送信させ得る。スイッチの作動部68Iの一部などによって光源が遮られると、フォトセルからの信号が変化し、順に制御システムによってスイッチが作動状態にあると読み取られる。代替の実施形態では、センサ部680は、スイッチ68が非アクティブ状態にあるときに、光源が遮られ、アクティブ状態にあるときに、光検出器を照射するように構成され得る。
【0024】
図5に見られるように、スイッチ68の作動部68Iは、シャトル52のカバー56に統合されている。作動部68Iを付勢するばねは、本態様では、カバー56の一部によって形成されている。シャトル52のカバー56は、たとえば、プラスチック、板金、または任意の他の適切な材料で作製され得る。本態様では、カバー56は、一体型の部材(すなわち、単一構造のもの)であり得る。カバー56は、プラスチックである場合、たとえば、射出成形または任意の他の適切なプロセスによって形成され得る。図4A-4Dに見られるように、本態様のカバー56は、上面56Uおよび上面から突出する外周壁56Wを備える、略六面体形状を有し得る。代替の実施形態では、シャトルカバーは任意の他の適切な形状を有し得る。図2に最適に見られるように、カバー56は、シャーシ55に取り付けられると、その中にシャーシを実質的に囲むように機能するが、シャトルシステムへのほこりや他の粒子の侵入を最小限に抑制しながら、シャトルの自由な相対移動を容易にするために、カバーの外周壁56Wの下端と棚50との間に小さな間隙が設けられている。カバーの上面56Uは、図4Aに示されるように、その中に形成される貫通孔56Hを有する。図5に最適に見られるように、孔56Hによって、ポスト66はカバー56を通って延伸することが可能になる。本態様の孔56Hはまた、図5にも示されるように、カバー56をシャトルシャーシ55上に位置付けるように機能する(孔の縁と対応するポスト66との間のクリアランスは十分に小さいため、ポスト66はシャーシ55に対するカバー56の正確な位置決めを提供する)。さらに、本態様では、孔56Hの縁部は、図5に示されるように、ポスト66のカラー66Cに着座し、それによって、ポストからカバー56を支持する。代替の実施形態では、カバーは、カバーおよびシャーシを取り付けるための任意の他の所望の取り付けシステムを有し得る。図4A-4Bに見られるように、カバーの上面56Uは、その中に形成される、いくつかの弾性的に可撓性のタブまたはフィンガ70を有する。タブ70は、カバー56の上面56Uを切断するなどの、任意の適切な手段によって形成され得る。タブ70の数は、検出システム62のスイッチ68の数と一致し得る。本態様では、カバーの上面には、8つのタブ70が形成されている。代替の実施形態では、カバーは、その中に形成される、任意の他の所望の数の可撓性タブを有し得る。他の代替の実施形態では、可撓性タブは、カバーの任意の他の所望の表面に形成され得る。図4A-4Bに示される態様では、タブ70は、互いに略類似しており、したがって、類似する弾性的に可撓性の特性を有し得る。代替の実施形態では、様々なタブの形状(すなわち、長さ、断面)は、異なるタブに異なる可撓性の特性を提供するために変更し得る。本態様では、タブ70の先端70Eは、カバー上に配置され、それにより、カバーがシャーシに取り付けられると、各先端70Eは、対応するスイッチ68のセンサ部680の実質的に上に位置付けられる(図5を参照)。代替の実施形態では、タブは、タブの任意の他の所望の部分(すなわち、タブ中央セクション)が対応する、スイッチのセンサ部上に位置付けられるように配置され得る。カバーの上面56U上のタブの配向は、必要に応じて、非拘束のカンチレバーの可撓性をタブに提供するために選択され得る。図4A-4Bに示されるタブ70の配向は、単なる例示であり、タブは任意の他の所望の配向を有し得る。
【0025】
図5に最適に見られるように、本態様では、スイッチ68の作動部68Iは、対応するタブ70の先端70Eに取り付けられるか、または配置される。作動部68Iは、(たとえば、カバー上面の成形プロセス中に形成される)タブ70との一体構造であり得るか、または接着剤などの適切な結合手段によって、タブ70に取り付けられ得る。作動部68Iは、カバーの上面56Uから十分に突出して、ポスト66に配置される容器の対応するパッドT12-T20と接触し、この接触によって、タブ70の十分な撓みを生成して、作動部の遮断器フラグ部68Fを移動させ(たとえば、光源を妨害し)、スイッチ68の作動を引き起こす。容器Tがシャトル52から取り外されると、可撓性タブ70は、撓みのない位置に跳ね返って戻り、スイッチを非アクティブ状態に戻す。理解され得るように、容器Tがシャトル上に適切に配置されていない場合、容器のパッドT12-T20とスイッチ68の作動部68Iの少なくとも一部との間に、いくらかの不整合が存在してもよく、それにより、スイッチの少なくとも一部はアクティブにならない。いくつかのスイッチがアクティブにされ、他のスイッチが非アクティブである信号の組み合わせは、制御システム400によってシャトル上の容器Tの不適切な配置の指標として解釈され得る。その後、制御システムのプログラミングは、シャトル52の動作を防止し、シャトルからの容器の配置または取り外しを修正するための修正措置を命令し得る。
【0026】
上記のように、シャトル52は、シャトルへの搬送容器Tの確実な連結のために、連結特徴部60を有し得る。また上記のように、ポスト66は、シャトル運動の間のシャトルと容器との間の動的連結手段として機能する。本態様では、シャトル連結特徴部60はまた、全体が援用により既に本明細書に組み込まれている、米国特許第8,821,099号明細書に記載されるものに略類似する容器クランプシステム61を含み得る。
【0027】
ここで図2および4A-4Dを再度参照すると、シャトル52は、駆動システム54によって、シャトルの第1の位置または載置位置と、ドッキングされる位置との間で(図2の矢印Mによって示される方向に)移動し得る。図4C-4Dに最適に見られるように、本態様のシャトル駆動システム54は、概して、リードねじ57を駆動させる電気モータ53を備える。代替の実施形態では、シャトルは、空気圧または油圧駆動システムなどの任意の適切な種類の駆動システムを有し得る。本態様の電気モータ53は、ACまたはDCモータ、ステッパモータまたはサーボモータなどの、任意の適切な種類のモータであり得る。モータ53は、棚構造50に固定して取り付けられ得る。リードねじ57はモータの出力シャフトに接続されている。モータは、リードねじを時計回りと反時計回りの両方に回転させ得る。リードねじ57はまた、(1つまたは複数の)リニアベアリング283に沿って動作するシャトル52のシャーシ55に駆動的に係合されている(図3)。リードねじとシャーシとの間の係合は、たとえば、シャーシに固定され、リードねじによって螺合される、ねじ付きブッシングなどの任意の適切な手段によって提供され得る。モータ53によるリードねじ57の回転は、リードねじ上のブッシングの軸運動となり、したがって、モータ53が固定される棚50に対するシャーシおよびシャトル52の軸運動をもたらす。図4Cに見られるように、モータ53は、適切な回路91によって制御装置400に通信可能に接続されている。制御装置400は、回路91を介してモータ53に(適切な電源からの)命令信号および電力の両方を提供し得る。モータ54は、位置表示データを制御装置に送信するために、モータエンコーダ58E(図4Dを参照)を含み得る。制御装置400は、ロードポート上のシャトルの位置を識別するように、モータエンコーダデータを処理し得る。代替の実施形態では、移動中のシャトル位置を識別するために、シャトルと支持棚との間にリニアエンコーダが取り付けられ得る。図4Cに見られるように、本態様では、回路91はまた、シャトル運動に対する障害物を検出することができるピンチ保護回路90を含み得る。ピンチ保護回路は、任意の適切な種類の電流センサ92、およびモータ53への電流変化を測定することができる所望の感度の電流センサ92を含み得る。電流センサ92は、必要に応じて、回路91を介してモータ53に供給される電流を監視するように構成される。センサ92からの測定信号は、回路90によって制御装置400に送信される。ピンチ保護回路90は、必要に応じた閉ループまたは開ループのシステムであり得る。理解され得るように、シャトルが駆動モータ53によって前進されて障害物に遭遇すると、(回路91を介して)モータに供給される電流は、障害物によって提供されるシャトル動作に対する抵抗のレベルに略比例して増加する。「過剰な」電流がセンサ92によって検出され、その情報は回路90を介して制御装置400に中継される。センサ92は、生のセンサデータ、または未処理のセンサデータを制御装置400に送信し得る。制御装置は、ノイズから、障害物を示すのに十分なレベル、および十分な持続時間の過剰電流がモータ53にいつ供給されるかを識別するように、センサからのデータを処理するべく、プログラムされ得る(適切なアルゴリズムなど)。制御装置400は自動逆転プログラム402(図1Aを参照)を有し、ここで、過剰電流(したがって、シャトル運動に対する障害物)を識別すると、制御装置は、前に命令された動作を停止し、モータの方向を逆転させる命令信号をモータ53に送信する。したがって、シャトル52の移動を有効にするリードねじ57の回転もまた逆転され、それによって、シャトルの移動を障害物から離れるように逆転させる。シャトルは、エンコーダ53E情報から確立される所定の距離を逆転させられ得る。代替の実施形態では、電流センサ92は、過剰電流を検出するための所望の設定点を選択するように、プログラム可能であり得る。この場合、電流センサは、プログラムされる設定点を超えるレベル、および持続時間を有する過剰電流を検出すると、適切な信号を制御装置に送信し得る。制御装置は、電流センサから信号を受信すると、制御装置のメモリ内の自動逆転プログラム402にアクセスする。これによって、撓み可能な(つまりピンチ)バーを利用する従来のシステムよりも、低コストで優れた障害物の検出および回収のシステムが提供される。
【0028】
ここで図2を再度参照すると、示されている態様のロードポートモジュールは、搬送容器前進検出システム110(図2に概略的に示されている)を有し得る。容器前進検出システム110は、シャトル52に取り付けられ、それにより前進する容器Tの特徴部を検出し、容器がドッキングされる位置にあるときに、容器の前面が、異なる容器間の許容誤差の変動に関係なく、所望の繰り返し可能な位置にあるように、シャトルの停止をもたらす、非接触システムである。容器とロードポートフレーム29とが実際に接触することなく、それらの間のクリアランスが最小であるように、ロードポートシャトルの前進運動を停止させることが望ましい。容器の寸法は特に、製造業者間で異なるため、従来のシステムでは、シャトルの移動は概して「最悪のケース」のために調整され、ほとんどの場合、過度に大きなクリアランスを見込んでいる。ロードポートモジュール24の容器前進検出システム110は、従来のシステムの問題を克服し、前面が最小のクリアランスを提供する位置L1となる状態で、異なる容器が停止することが可能になる。本態様の容器前進検出システム110は、放射エネルギーのエミッタまたはソースおよびエミッタからの放射エネルギーを検出するための検出器を備えた「スルービーム」センサ構成を有する。たとえば、本態様では、容器前進検出システム110は、適切なりリモート光源に接続される光ファイバの末端にLEDまたはレーザーダイオードなどの光源112を有し得る。容器前進検出システム110はまた、光源112からの光ビームを感知するためのフォトセルなどの、適切な光感知部114を有し得る。図2に見られるように、光源112およびセンサ114は、シャトル52の対向する側および所望の高さに位置付けられ、それにより、シャトル52によって取り付けられ、搬送される容器Tは、光源112によって放射される、少なくともセンサ114の感知部を照射する、光ビームBを遮断する。図2には示されていないが、光源112およびセンサ114は、接触および粒子保護のための、およびシャトル52によって搬送される容器以外の物体による、ビームの故意でない遮断を防ぐための適切なカバーに収容され得る。図2に見られるように、センサ112、114は、容器Tがシャトルによってドッキングされる位置に移動するときに、容器Tの前面の位置L1から光ビームBが所望の距離dだけ離間するように、(図2の矢印Mで示される)シャトルの移動方向にオフセット距離で位置付けられる。理解され得るように、シャトルによって前進させられる容器Tの前面は、ドッキングされる位置L1から距離dにあるときにビームBを遮断する。制御装置400は、距離dでプログラムされる。制御装置400はまた、モータエンコーダ53E(図4Dも参照)によって制御装置に提供され得るものなどの、シャトル移動情報を使用するアルゴリズム(図1Aのプログラムモジュール401)、およびシャトル上の容器Tの前面が位置L1になるように、いつシャトルの前進移動が停止させるべきであるかを判定するための距離dでプログラムされる。したがって、前進する容器Tの前面がビームBを遮断すると、センサ114は、適切な信号を制御装置400に送信して、容器前面の検出を制御装置に通知する。その後、制御装置400は、上記のように、いつシャトルの前進を停止させるように命令するかを判定してもよく、正しい時間にコマンドをシャトル駆動セクション54に送信する。このようにして、シャトルによって搬送される各容器Tは、容器間の寸法変動に関係なく位置L1に容器前面を有するように、そのドッキングされる位置に適切に位置付けられる。
【0029】
容器Tがドッキングされる位置にあるとき、図1Aに示されるように、容器のドアT4は、ロードポートモジュールアクセスポート30Pのドア30Dと結合させられ得る。容器Tの前面におけるドアT4は、図6Aに概略的に図示されている。ドアT4は、結合させるときに、ドアT4を容器ボックス内に保持するラッチシステムT40、T42を含み得る。容器ドアのためのラッチシステムの例は、全体が援用により本明細書に組み込まれる、1998年6月30日に特許査定を受けた、米国特許第5,772,386号明細書に開示されている。ドアのラッチシステムT40、T42は、回転可能なハブT44を含んでもよく、ラッチタブT46は、ハブT44に関節式で連結され得る。ハブT44の回転は、ラッチタブT46の作動を引き起こして、容器ハウジングを結合および結合解除する。ラッチハブT44は、ドアT4におけるラッチキーアクセス孔T50を介してアクセス可能である。容器ドアT4はまた、図6Aに示されるように、ロケータピン孔T52を有し得る。また図2を参照すると、ロードポートモジュールのアクセスポートドア30Dは、容器のドアT4におけるロケータピン孔T52およびラッチキーアクセス孔T50との相補的な、または一致する構成でのロケータピン120およびラッチキー122を有する。ポートドア30Dにおけるロケータピン120およびラッチキー122は、(援用により前に本明細書に組み込まれる)米国特許第5,772,386号明細書のロケータピンおよびラッチキーに類似し得る。ポートドア30Dのラッチキー122は、容器ドアにおけるキーアクセス孔T50およびラッチシステムのハブT44におけるキー孔の形状に一致する。ポートドア30Dが容器ドアT4と結合すると、アクセスドア30D上のラッチキー122は、キーアクセス孔T50を通って、容器のハブT44に形成されるキー孔に入る。ラッチキー122の回転は、ハブT44の回転およびラッチシステムの作動を引き起こして、ラッチタブを結合/結合解除し、それにより、容器ドアT4を容器からロックまたはロック解除する。ラッチキー122は、開示全体が援用により既に本明細書に組み込まれている、米国特許第8,821,099号明細書に記載される方法に略類似する方法で、アクセスドアの構造に回転可能に取り付けられて操作される。
【0030】
ここで図7Aおよび7Bを参照すると、別の典型的な実施形態による、基板処理装置またはツール1002、および基板処理装置またはツール1002に接続される(1つまたは複数の)容器Tの概略立面図が示されている。図7Aに示される典型的な実施形態では、基板処理装置1002は、概して、図1A、1B、および1Cに図示される基板処理ツールに類似する。基板処理ツール1002は、概して、処理セクション1006およびEFEM1004を有し得る(説明目的のみで、ウェーハが正面からツールに載置されると考えられ得る慣用を続けて参照されたい)。典型的な実施形態では、処理セクション1006およびEFEM1004は、共通の制御環境または制御雰囲気(たとえば、不活性ガス(N2)、(Ar)、または非常に清浄な乾燥空気)を共有し得る。処理セクション1006は、概略的に示され、EFEM1004に接続される1つまたは複数の処理セクションまたはモジュールを含み得る(図7Aに示される配置は単なる例示であり、EFEMおよび処理セクションのモジュールは、代替の実施形態では、任意の所望の配置で互いに接続され得る)。(1つまたは複数の)処理セクションまたは(1つまたは複数の)モジュール1006は、閉鎖可能な開口部(たとえば、ゲート弁)などを用いて、EFEM1004から隔離され得る。したがって、処理セクションにはまた、EFEM雰囲気とは異なる処理の雰囲気が提供され得る。代替の実施形態では、処理セクション1006は、以下でさらに説明するように、類似しない雰囲気を有するか、または真空を保持する処理モジュールをEFEMに接続可能にするロードロックを含み得る。
【0031】
図7Aに示される典型的な実施形態におけるEFEM1004は、別途明記のない限り、上記のものに類似し得る。EFEM1004は、基板が処理セクション1006間で搬送されるときに、EFEM内の所望の制御環境または制御雰囲気を維持するために、適切な環境制御部を含み得る。たとえば、EFEM1004は、制御装置31000(これは上記の制御装置400に略類似し得る)、1つまたは複数の流体制御弁31010、31020、圧力逃がし弁または逆止弁31030、およびたとえば、圧力センサ31040、汚染センサ31041、および温度センサ31042などの、センサを含み得る。制御装置は、EFEM(および処理セクション1006)内の制御環境の温度圧力およびガス流量31050などの属性を調整または調節するように構成され得る。たとえば、制御装置31000は、圧力センサ31040、温度センサ31042、および環境汚染センサ31041から信号を受信し得る。これらの信号における環境情報に応じて、制御装置は、適切な弁31010、31030を作動させることによって、EFEM内の圧力を解放するか、または増加させ、EFEM内の空気流31050を増加させるか、または減少させ得る。制御装置31000はまた、温度センサ31042によって提供される温度読み取り値に基づいて、(たとえば、ラジエータ31060を通る冷却剤の流れを調整することによって)EFEM内の気体の温度を上昇させるか、または低下させるように構成され得る。理解され得るように、制御装置31000および関連付けられる弁およびセンサは、図7Aおよび7Bに関して説明されるが、制御装置31000は、本明細書に開示される他の実施形態の(1つまたは複数の)環境を制御するために使用され得る。
【0032】
EFEM1004は、基板を保持および搬送することができる基板搬送装置またはロボット1004R(ロボットは、理解され得るように、任意の所望の種類のものであり得る)を含み得る。上記と同様に、EFEM1004は、1つまたは複数の容器Tをツール1002にインターフェース接続し、基板をツール1002へと載置するおよびツール1002から取り出し可能とするために、(本明細書に記載されるような)ロードポート24を含み得る。EFEM1004のロードポート24、および(本明細書に記載されるような)(1つまたは複数の)容器Tの対応する補完インターフェース部は、EFEM1004および処理セクション1006内の制御環境を劣化させることなく、容器とEFEMとの間の基板の載置および取り出しを可能にするように構成され得る。集合的に容器からEFEMへのインターフェースと呼ばれ得る、EFEMロードポート24および容器Tの補完インターフェース部は、EFEMにインターフェース接続される(1つまたは複数の)容器Tがツールに統合されるように配置され得る。一例として、そのようにロードポート24を介して統合される(1つまたは複数の)容器Tは、EFEMと同じ制御雰囲気を共有し、したがって、EFEMと同じ制御雰囲気に基板を保持することができる(1つまたは複数の)チャンバを画定し得、それにより、基板は、EFEM搬送ロボット1004Rによって容器Tから処理セクションまたは処理モジュールに直接搬送され得る。前述の本開示の態様と同様に、図7Aに示される典型的な実施形態における容器からEFEMへのインターフェースは、容器チャンバ内から、インターフェースを介してEFEMへと、および処理セクション全体に、既に(EFEMおよび処理セクション全体と略同じ清浄度を有する)クリーントンネルと呼ばれ得るものを画定する。((1つまたは複数の)容器がロードポートから取り外されるときなどに)クリーントンネルは閉じられ、クリーントンネルに対する劣化なしで自由に開かれ得る。図7Aに示される態様では、容器からEFEMへのインターフェースは、開示全体が援用により本明細書に組み込まれる、 「Side Opening Unified Pod」と題され、2015年8月11日に特許査定を受けた、米国特許第9,105,673号明細書に記載される方法に略類似する方法で、インターフェース接続前に、容器環境とは無関係に(実質的に上記のように)容器Tとツールとの直接統合を可能にするように配置され得る。したがって、図7Aに図示される態様では、(1つまたは複数の)容器Tは、以下でさらに説明するように、異なるまたは類似しない環境(たとえば、清浄空気から不活性ガス環境、または清浄空気から真空)を有する処理ツールとインターフェース接続され、それに直接統合され、その後、異なる類似しない環境のツール間で直接搬送され、再度ツールとインターフェース接続され、それに統合され得る。したがって、制御環境を有する1つのツールでの(1つまたは複数の)基板は、EFEMロボット1004Rを用いて、(処理セクション1006に類似する)処理セクションからクリーントンネルを通って(1つまたは複数の)容器Tに直接搬送されてもよく、(1つまたは複数の)容器Tは、類似しない/異なる制御環境を有する可能性のある別のツールで(EFEM1004に類似する)EFEMに直接搬送されてインターフェース接続され、(1つまたは複数の)基板は、他の処理ツールにおける制御環境の劣化なしで、EFEMロボットを用いて、他のツールにおいて定義されるクリーントンネルを通って処理セクションに直接移送される。事実上、容器と組み合あわせでの容器とEFEMとのインターフェースは、外部ロードロック、すなわち容器ロードロックを画定すると考えられ得る。
【0033】
さらに図7Aを参照すると、図7Aに図示される態様では、ロードポート24は、例示目的で1つの容器Tとインターフェース接続して示されているが、代替の実施形態では、ロードポートは任意の所望の数の容器とインターフェース接続するように配置され得る。たとえば、代替の態様では、ロードポートは、開示全体が援用により既に本明細書に組み込まれている、米国特許第9,105,673号明細書に記載されるスタックに類似するスタックで配列される多数の容器とインターフェース接続することができる、典型的にスタックされる構成を有し得る。本開示によれば、ロードポート24は、容器をポンプダウンするために、たとえば、容器がロードポート上にあるときに容器内部とその中の基板から分子汚染物質を取り除くために、ロードポートに保持される(1つまたは複数の)容器Tに連絡可能に接続可能である真空源1010Vを有し得る。逆に、容器は、米国特許第9,105,673号明細書に記載されるように、ロードポートで真空源1010Vと連絡可能にインターフェース接続し、容器が真空にポンプダウンされるときに容器ケース内の雰囲気圧に耐える任意の適切な方法で、配置され得る。
【0034】
容器Tは、容器とロードポート24との接続または連結時に、ロードポートの真空源1010Vが、自動的に容器ハウジングに連結され、容器内部と連絡するように、適切な通路および(1つまたは複数の)開口またはポート776(これらは、真空ポート、パージガスポート、または真空およびパージガス源の両方に共通であり得るポートであり得る)を有し得る。理解され得るように、容器シール(たとえば、図9のドアシール940を参照)は、シールにわたる真空に耐えるために、所望の完全性を有する。
【0035】
図7Aに見られるように、図示される典型的な実施形態では、容器Tはまた、ベントまたはパージガスの供給源などのガス供給源に連絡可能に接続されるように構成され得る。図7Aに示される典型的な実施形態では、容器Tは、ロードポート24の容器支持体に着座するときに、ガス源/供給源1010Gに連絡可能に接続され得る。理解され得るように、容器Tは、容器がロードポートの支持面上に配置されるときなどに、ガス供給源1010Gのノズルに(たとえば自動的に)連結するために、適切な入口ポート776(プラグおよび容器内部を接続する適切なガスチャネル)を有し得る。図7Aに示されるロードポートと容器との間のガス源のインターフェースの配置は、単なる例示であり、代替の実施形態では、容器とロードポートとの間のガス源のインターフェースは、任意の他の所望の位置および構成を有し得る。前述のように、ガス源1010Gは、たとえば、ロードポート24に着座または配置される容器にパージおよび/またはベントガスを提供し得る。例として、容器Tが(オーバーヘッド搬送などから)ロードポート24に適切に位置付けられ、ガス供給ノズルが容器に接続されて、ガスが容器ハウジングに供給されると、(ロードポートに配置されるときの容器の内部雰囲気、およびEFEMにおいて維持されている環境に依存して)必要に応じてパージガス(たとえば、N2)が容器に供給され得る。したがって、容器が(前のツールとのインターフェースなどから)たとえばいくらかの処理雰囲気を阻止し、EFEM1004が、不活性ガスまたは非常に清浄な空気の雰囲気で維持されてもよく、それが、容器の雰囲気とは非類似であり得る場合、ガス供給源1010Gなどを介して、所望のパージガスが容器に供給され、容器がロードポート開口部とインターフェース接続され、上記のように、ツール1002に統合され得るように、容器の雰囲気をパージする。また、容器をロードポートに位置付けると(しかし、たとえば容器内部をEFEM環境に開く前に)、容器の雰囲気が、EFEM環境と適合性がない、またはEFEM環境に望ましくない汚染物質をもたらす可能性があると考えられる場合、容器内部は、真空源1010Vを介して十分な真空までポンプダウンされ、EFEMにおける環境に類似する不活性ガス(たとえば、N2、非常に清浄な空気)で満たされ、容器Tから潜在的な汚染物質を取り除き得、前述したようにツールへの容器Tの統合を可能にする。理解され得るように、ポート776の1つまたは複数は真空源1010Vに連結されてもよく、1つまたは複数の他のポート776は、パージガス源1010Gに連結され、容器Tのパージをもたらし得る。
【0036】
上記のように、パージガス供給部1010Gは、真空源1010Vに加えるか、または真空源1010Vの代わりに、上述のものに略類似する方法で、アクチュエータ5000を動作させ得る。容器の雰囲気に関する情報は、容器が載置されるロードポート24にあるか、またはロードポート24に近接するのに適切なリーダによって読み取る(または、そうでなければ、アクセスする)ことができる、RFID(無線周波数識別)タグ、または他の適切なデータ記憶装置に記録され得る。したがって、容器内部に関する適切な情報が、ツール制御装置によって取得され、所望のプロトコルで検討され、および必要に応じて、容器が、ロードポート24に位置付けられるときに、前述のように排気および排出され得る。容器の雰囲気に関する情報は、たとえば、容器がロードポートにドッキングされるとき、または他の適切な時間に、容器搭載の保管装置に記録され得る。このような情報はまた、必要に応じて、FAB広域制御装置によって追跡され得る。理解され得るように、容器Tはまた、真空およびガス供給接続部を有していないことがある、EFEMとインターフェース接続され得る。代替の実施形態では、容器は、ロードポートに位置付けられるときに、容器をパージすることをもたらすために、米国特許第9,105,673号明細書に記載されるものなどの、パージガスの内部またはオンボードの供給源を含み得る。理解され得るように、他の態様では、容器とインターフェース接続するロードポートインターフェースには、真空接続部が設けられてもよく、ガスは、たとえば、容器に搭載されるガス源から供給されている、ガス供給源は設けられていない。したがって、理解され得るように、容器は、ここではツールの基板洗浄チャンバとして機能してもよく、基板をツールで保管することで、基板は、洗浄を受ける。理解され得るように、容器の排気/排出はまた、容器Tを別のツールに再び位置付けるときなど、ロードポート24から容器Tを取り外す前に実施され得る。
【0037】
上記のように、図7Aに示されるロードポートおよび容器からツールへのインターフェースの配置は、単なる例示であり、他の態様では、インターフェースは、任意の他の所望の構成を有し得る。たとえば、ガス供給源は、必要に応じて、容器内部が排気された後に、ガスをEFEM環境から容器に排出するように位置付けられ得る。
【0038】
ここで、図2、6、8、および9Aを参照すると、ロードポートモジュール24の支持ステーション36は、選択可能に構成可能なカセット支持体パージポート810、811を含み、2つ以上のパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bが、支持ステーション36などの容器T支持上に配置されている。2つ以上のパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bの各々は、それぞれのパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bでのパージノズル900-903が、(1つまたは複数の)容器T-TJの少なくとも1つのパージポート600-609に連結するように構成される。各パージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bは、(以下に説明するように)異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910に対応する異なる交換可能なパージノズル900-903が、異なるパージノズル位置間で高速に交換され、(同じロードポートモジュールで異なる特性を有する異なる容器を嵌合するように)所望の位置でロードポートモジュールをパージノズルとオン・ザ・フライで再構成するように、交換可能なパージポートノズルインターフェース820-831(図8および9A)を画定する。異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910の各々は、異なる所定のパージノズル構成(たとえば、これはロードポート24に連結される容器Tの所定のパージポート構成に対応する)を有する。異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910の各々は、交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910の異なる所定のパージノズル構成に対応するパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bのうちの1つまたは複数のそれぞれのパージノズルインターフェース820-831に取り外し可能に取り付けられる。異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910の各々は、異なるパージポート600-609特性を有する、異なる容器T-TJ(図6B)、少なくとも1つの容器T-TJの、異なるパージポート600-603、少なくとも1つのパージポート600-609に適合し、少なくとも1つの容器T-TJの、異なるパージポート600-603、少なくとも1つのパージポート600-609への連結をもたらす。
【0039】
依然として図2、6、8、および9Aを参照すると、交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910の各々は、少なくとも1つのパージノズル900-903を有し、いくつかの異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910から選択可能である。パージノズルモジュール1910、910の各々は、交換可能なパージポートノズルインターフェース820-831へのモジュール式の取り付けのための異なる所定のパージノズル構成を有し、その結果、交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910の選択可能な取り付けにより、カセット支持体パージポート810、811の構成を、第1の所定のパージポート特性を有する容器T-TJの第1の容器に適合し、第1の容器との連結をもたらすパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bでの少なくとも1つのパージノズル900-903を有する第1の構成から、第1の所定のパージポート特性とは異なる第2の所定のパージポート特性を有する容器T-TJの第2の容器に適合し、第2の容器との連結をもたらすパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bでのパージポートノズル900-903を有する第2の構成へと変更する。たとえば、図6Bに見られるように、容器T-TJの異なるパージポート特性は、それぞれの容器T-TJの動的位置決め特徴部(たとえば、スロットT22)に対するパージポート600-609の位置/構成である。たとえば、容器T、TA、TDのパージポート600、601は、本明細書では、狭い外側前部パージポート(OB-CB_SHIN_ETSY FOUPなどの信越ポリマー(株)に見られるもの)と呼ばれ、ロードポート24のパージポートノズル位置801A、801Bに対応する。容器TG、TH、TJのパージポート606、607は、本明細書では、広い外側前部パージポート(Spectra(商標)およびF300 FOUPSなどのEntegris,Inc.に見られるもの、4ポートおよび2ポートのFOUPSなどのミライアル(株)に見られるもの、ならびにCT-CF_SHIN_ETSYおよびT-CF-S_SHIN_ETSY FOUPなどの信越ポリマー(株)に見られるもの)と呼ばれ、ロードポート24のパージポートノズル位置802A、802Bに対応する。容器TE、TF、TIのパージポート608、609は、本明細書では、内側前部パージポート(A300 FOUPなどのEntegris,Inc.に見られるもの、およびCF-A_SHIN-ENSY FOUPなどの信越ポリマー(株)に見られるもの)と呼ばれ、ロードポート24のパージポートノズル位置800A、800Bに対応する。容器T、TB、TE、TJのパージポート602、603は、本明細書では、前方後部パージポート(Spectra(商標) FOUPなどのEntegris,Inc.に見られるもの、4ポートのFOUPなどのミライアル(株)に見られるもの、ならびにCT-CF_SHIN_ETSYおよびT-CF-S_SHIN_ETSY FOUPなどの信越ポリマー(株)に見られるもの)と呼ばれ、ロードポート24のパージポートノズル位置803A、803Bに対応する。容器TC、TD、TH、TIのパージポート604、605は、本明細書では、後方後部パージポート(A300 FOUPなどのEntegris,Inc.に見られるもの、およびCF-A_SHIN-ENSY FOUPなどの信越ポリマー(株)に見られるもの)と呼ばれ、ロードポート24のパージポートノズル位置804A、804Bに対応する。したがって、容器T-TJの各々は、容器T-TJの別の容器のパージポート構成とは異なる、それぞれのパージポート構成を有する。
【0040】
交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910は、物理パージノズルモジュール、仮想パージノズルモジュール、または物理パージノズルモジュールと仮想パージノズルモジュールの両方の組み合わせであり得る。各異なるパージポートノズルモジュール1910、910(仮想モジュール910は、物理モジュール1910と同様の構成を有し、注記されている場合を除いて同様に番号が付けられる)は、たとえば、容器Tのパージポート600-609の位置(たとえば、広い外側前部パージポート、狭い外側前部パージポート、内側前部パージポート、前方後部パージポート、後方後部パージポート)および/または構成(たとえば、硬質プラスチックパージポート嵌合インターフェース、フルオロエラストマーパージポートインターフェース)などの、少なくとも1つの基板カセット容器T-TJ(概して、容器T-TJの特定の態様が言及されていない限り、本明細書では容器Tと呼ばれる)の異なるパージポートノズルモジュールの異なる所定のパージポート特性に対応する。
【0041】
図9A-9Gを参照すると、物理パージノズルモジュール1900の例は、パージノズルモジュール1910T、1910TA、1910TB、1910TC、1910TD、1910TE、1910TF、1910TG、1910TH、1910TI、1910TJ、およびパージノズルモジュール1910TFLU、1910TAFLU、1910TBFLU、1910TCFLU、1910TDFLU、1910TEFLU、1910TFFLU、1910TGFLU、1910THFLU、1910TIFLU、1910TJFLUである(パージノズルモジュール1910TFLU、1910TAFLU、1910TBFLU、1910TCFLU、1910TDFLU、1910TEFLU、1910TFFLU、1910TGFLU、1910THFLU、1910TIFLU、1910TJFLUが、パージノズルモジュール1910T、1910TA、1910TB、1910TC、1910TD、1910TE、1910TF、1910TG、1910TH、1910TI、1910TJの対応する1つに略類似する(たとえば、1910TFLUは1910Tに対応し、1910TAFLUは1910TAに対応するなど)が、パージノズル1910T、1910TA、1910TB、1910TC、1910TD、1910TE、1910TF、1910TG、1910TH、1910TI、1910TJの対応する1つとは異なるタイプのパージノズルカプラー部分(図9Aのカプラー部分934A、934Bを参照)を有することに留意)。図9Aおよび9Bのパージノズルモジュール1910TB、1910TCを参照すると、パージノズルモジュール1910TB、1910TCは、対応する容器TB、TCの対応する前方後部パージポート602、603または後方後部パージポート604、605とそれぞれインターフェース接続するために、シャトル52の隣接する後部側(ロードポート24のフレーム29の開口部300の反対側)に交換可能に配置され得る。各異なる物理パージポートノズルモジュール1910TB、1910TCは、モジュールフレーム(たとえば、仮想パージポートノズルモジュール910には存在しないベース/フレーム950を参照)を有し、各々の対応するパージポートノズル902、903は、ベース950が各々の対応するパージポートノズル902、903に共通であるように、それぞれのベース950に取り付けられており、ベース950は、ベース950の支持ステーション36への取り外し可能な連結が、共通モジュールユニットとしてのそれぞれのパージポートノズルインターフェース826-830への各パージポートノズル902、903の取り付けをもたらすように、支持ステーション36への共通の取り外し可能な取り付け連結部を画定する。他の態様では、ベース950は、本明細書に記載されるような仮想パージポートノズルモジュール910との利用のために容器支持体36に固定されてもよく、ベース950は、支持ステーション36に固定されたままである。
【0042】
パージノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUが、パージノズルモジュール1910TBに関して説明されることが留意される。パージノズルモジュール1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUは、特に他に明記されない限り、パージノズルモジュール1910TBに略類似する。(1つまたは複数の)対応するパージポートノズル902、903を上に有する各異なるパージポートノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUのベース950は、本明細書に記載されるように、対応する異なるパージポートノズル902、903を上に有する互いの異なるパージポートノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUの別のモジュールフレーム950を有するモジュールユニットとして交換可能である。パージノズルモジュール1910TBは、ベース950と、ベース950に移動可能に連結されるノズル支持体951とを含む。ノズル支持体951は、少なくとも方向999(これは、位置決め/動的連結ピン66によって画定されるような容器Tの支持面に略垂直な方向である)に移動するように、任意の適切な方法((1つまたは複数の)リニアガイド955など)でベース950に移動可能に連結され得る。シャトル表面52Sの上のパージノズル902、903の高さ1200(図12A)を制限するために、任意の適切な物理的制限ストップ946、947がベース950および/またはノズル支持体951に設けられ得る(高さ1200が代表的なものであり、パージノズルモジュールのうちの1つまたは複数の高さ1200が異なる対応する高さを有し得ることが留意される)。リニアアクチュエータ985が提供され、制御装置400に通信可能に連結され、ここで、制御装置400からの命令下で、リニアアクチュエータ985は、パージポートノズル902、903が容器Tを係合または係合解除するように、ノズル支持体951およびその上のパージポートノズル902、903を上昇(または下降)させる。制御装置400は、任意の適切な方法で、アクチュエータの係合/係合解除のポーズを教示されてもよく、これは、いくつかの態様では、パージノズルモジュール1910TB、1910TC(および1910TBFLU、1910TBTCFLU)と容器TB、TCとの間で変わり得る。異なるアクチュエータの係合/係合解除のポーズの各々は、異なるパージノズルモジュール1910TB、1910TC(および1910TBFLU、1910TCFLU)の交換時に、新たに設置されるパージノズルモジュールが制御装置によって検出/識別され(またはオペレータが制御装置に新たに設置されるパージノズルモジュールの識別を入力する)、制御装置400は、制御装置のセレクタテーブル403から対応するアクチュエータの係合/係合解除のポーズを選択するように、制御装置400に教示され、制御装置のセレクタテーブル403(図1Aを参照)にプログラムされ得る。パージノズルモジュール1910TBに連結される少なくとも1つのパージノズル902、903を、それぞれの容器TBの前方後部パージポート602、603から離間させる(ここではリニアアクチュエータ985がノズル支持体951を容器Tに向かって持ち上げるなど)か、またはそこに対して(ここではリニアアクチュエータ985がノズル支持951を容器Tから離間させて下降させるなど)付勢するために、任意の適切な付勢部材954が提供され得る。付勢部材954が、少なくとも1つのパージノズル902、903を前方後部パージポート602、603に対して付勢する場合、付勢部材954は、所定の係合力を提供し得る(パージノズルモジュール1910TCの少なくとも1つのパージノズル902、903が、容器TCの後方後部パージポート604、605に対して付勢されることが留意される)。
【0043】
交換可能なパージポートノズルインターフェース820-831(図8および9A)の各々は、カセット支持ステーション36の所定のデータム(たとえば、動的位置決めピン66)に対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、各パージポートノズルインターフェース820-831は、各異なる基板カセット容器Tの所定のデータム(スロットT22など)に対して、決定的に配置される。言い換えれば、交換可能なパージポートノズルインターフェース826-830は、支持ステーション36の所定のデータム(たとえば、ピン66など)に対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、交換可能なパージポートノズルインターフェース826-830に取り付けられる、異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUの、各パージポートノズル902、903は、各異なる基板カセット容器Tの所定のデータム(スロットT22など)に対して、決定的に配置される。たとえば、ベース950は、パージノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUが、シャトル52の任意の適切な(1つまたは複数の)データム(たとえば、動的位置決めピン66)に対して交換可能にかつ繰り返し配置され得るように、シャトル52の対応するピン957と嵌合する、穴/開口などの、任意の適切な位置決め特徴部956を含む。他の態様では、ベース950は、シャトル52に連結されてもよく、位置決めピン66と、たとえば、ベース950を位置決めピン66に対してシャトル52上に位置決めするためのベース950の位置決め特徴部956(または他の適切な位置決め特徴部)とインターフェース接続する任意の適切な位置決め治具967などを用いて、任意の適切な方法でシャトル52の任意の適切な(1つまたは複数の)データム(たとえば、動的位置決めピン66)に対して、交換可能にかつ繰り返し配置され得る。動的位置決めピン66に対するパージノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUの繰り返し可能な位置決めによって、実質的にシャトル52へのパージノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUの連結で(すなわち、シャトル52との連結後にパージノズル902、903またはパージノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUをさらに位置決めすることなく)、パージノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLU、および、それに連結される少なくとも1つのパージノズル902、903をパージポート602-604に対して位置付ける。したがって、パージノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUは、ロードポート24の配置は、容器TB、TCのパージポート構成に対応する異なるパージノズルモジュール構成の各々の間で、オン・ザ・フライで再構成され得るように、高速交換され得る。
【0044】
図9A、9B、13および14を参照すると、交換可能なパージポートノズルインターフェース826-829の各々は、ノズル位置決めデータム(またはパージノズルデータム)952、953を画定し、異なるパージポート特性(たとえば、入口、出口、位置など)を有する、異なる基板カセット容器TB、TCの少なくとも1つのパージポート602-605の各々を決定的に示す。たとえば、ノズル支持体951は、パージポートノズル位置803A、803B、804A、804Bを画定するように、ノズル支持体951に連結されているパージノズルデータム952、953を含む。データム952、953は、(それぞれのパージノズル位置決め特徴部1300に挿入されている適切なピン1400(図9A)などで)パージノズル902、903が連結されている任意の適切なパージノズル位置決め特徴部1300(穴/開口など)を含む。ピン1400とパージノズル位置決め特徴部1300との間の嵌合は、ロードポート24が容器Tを処理装置に積載する、および処理装置から取り出すべく動作するように、パージノズル902、903がシャトル52上に保持されるようなものであり得る。他の態様では、パージノズル902、903は、任意の適切な方法(たとえば、ファスナ、クリップ、タブなど)でシャトル52上に保持され得る。
【0045】
図10も参照すると、パージノズル902、903は、任意の適切な方法で、入力ガスマニホールド10030または排気ガスマニホールド10040に連結され得る。一態様では、パージノズル902、903は、それぞれの流体硬質/剛性ライン、またはそれに連結される流体パイプ990、991を有してもよく、流体パイプ990、991のそれぞれの連結部992は、容器支持ステーション36の下で伸長する。それぞれの可撓性ホース(ホース1020-1023を参照)は、パージノズル902、903を入力ガスマニホールド10030または排気ガスマニホールド10040に接続するために、それぞれの連結部992を流体パイプ990、991に連結し得る。他の態様では、それぞれの可撓性ホースは、介在する流体パイプ990、991なしで、パージノズル902、903を入力ガスマニホールド10030または排気ガスマニホールド10040に連結し得る。
【0046】
パージノズルモジュールは、ロードポート24に連結される(1つまたは複数の)容器TB、TCのパージノズル特性に応じて、(前方後部パージポート602、603とインターフェース接続する)パージノズルモジュール1910TB、1910TBFLUまたは(後方後部パージポート604、605とインターフェース接続する)パージノズルモジュール1910TC、1910TCFLUとして構成され得る。各パージノズル902、903は、対応するパージポートノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUの別のパージポートノズル902、903から独立したユニットとして、交換可能なパージポートノズルインターフェース826-829に取り外し可能に取り付けられ、対応するパージポートノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUの各々独立して取り付けられるパージポートノズル902、903は、対応するパージポートノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUの、異なる対応するパージポートノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUとの交換をもたらすように、異なる対応するパージポートノズルモジュール1910TB、1910TC、1910TBFLU、1910TCFLUの異なるパージポートノズル902、903と独立して交換される。たとえば、各パージノズルデータム952、953は、それぞれの位置決めファスナ905、906とインターフェース接続するデータムストップ1302、1303を画定する一連のスロット1305を含む。パージノズルデータム952、953をパージポート602、603とインターフェース接続するための位置(例えば、前方位置)に移動させ、パージノズルモジュールをパージノズルモジュール1910TB、1910TBFLUとして構成するために、位置決めファスナ905、906は、(図14に示すように)データムストップ1303が位置決めファスナ905に実質的に接触して静止するように、方向1401へのパージノズルデータム952、953の摺動をもたらすために、緩和され得る。ここで、前方位置にあるパージノズルモジュール1910TB、1910TBFLUのパージノズル902、903は、パージポートノズル位置803A、803Bに配置される。同様に、パージノズルモジュールを、パージポート604、605とインターフェース接続するように、パージノズルモジュール1910TC、1910TCFLUとして構成するために、位置決めファスナ905、906は、パージポート604、605とインターフェース接続するための位置(たとえば、後方位置)へのパージノズルデータム952、953の摺動をもたらすために緩和され、ここで、パージノズルデータム952、953は、(図13に示されるように)データムストップ1302が位置決めファスナ906に実質的に接触し、静止するように、方向1301に移動する。ここで、後方位置にあるパージノズルモジュール1910TC、1910TCFLUのパージノズル902、903は、パージポートノズル位置803A、803Bに配置される。
【0047】
図8、9A、および9C-9Eを参照すると、パージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUは、対応する容器TA、TG、TFの対応する狭い外側前部パージポート600、601または広い外側前部パージポート606、607または内側前部パージポート608、609とインターフェース接続するために、シャトル52の前面に隣接して(ロードポート24のフレーム29の場合、開口部300に隣接して)交換可能に配置され得る。各異なるパージポートノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUは、モジュールフレーム(たとえば、ベース/フレーム970を参照)を有し、ベース970が各々の対応するパージポートノズル900、901に共通であるように、各々の対応する各パージポートノズル900、901は、それぞれのベース970に取り付けられ、ベース970は、ベース970の支持ステーション36への取り外し可能な連結が、共通モジュールユニットとしてのそれぞれのパージポートノズルインターフェース820-825への各パージポートノズル900、901の取り付けをもたらすように、支持ステーション36に共通の取り外し可能な取り付け連結部を画定する。他の態様では、ベース970は、本明細書に記載されるような仮想パージポートノズルモジュールとの利用のために、容器支持体36に固定され得る。
【0048】
パージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUは、パージノズルモジュール1910TGに関して説明されることが留意される。パージノズルモジュール1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUは、特に他に明記のない限り、パージノズルモジュール1910TGに略類似する。対応するパージポートノズル900、901を上に有する各異なるパージポートノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUのベース970は、本明細書に記載されるように、モジュールユニットとして、対応する異なるパージポートノズル900、901を上に有する互いの異なるパージポートノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUの別のモジュールフレーム970と交換可能である。パージノズルモジュール1910TGは、ベース970、ベース970に移動可能に連結されるノズル支持体971、および支持ブリッジ972を含む。支持ブリッジ972は、ノズル支持体971に連結され、ノズル支持体971によって運ばれる。ノズル支持体971は、少なくとも方向999(これは、位置決め/動的連結ピン66によって画定されるような容器Tの支持面に略垂直な方向である)に移動するように、任意の適切な方法((1つまたは複数の)リニアガイド975など)でベース970に移動可能に連結され得る。支持ブリッジ972は、パージノズル900、901の高さ1201をシャトル52の表面52S上に制御するように、シャトル52の内面1202(図12A)と係合するように構成され得る(高さ1201は、代表的なものであり、パージノズルモジュールのうちの1つまたは複数の高さ1201は、異なる対応する高さを有し得ることが留意される)。上記と同様の方法で、ノズル支持体971およびその上のパージポートノズル900、901を上昇させる(または下降させる)ように、リニアアクチュエータ985が提供され、制御装置400に通信可能に連結され、それによって、パージポートノズル900、901は、容器Tを係合または係合解除する。上記と同様の方法で、制御装置は、新しく設置されるパージノズルモジュール1910TG、1910TGFLU、1910TA、1910TAFLU、1910TF、1910TFFLUを検出/識別してもよく(または、オペレータは、新たに設置されるパージノズルモジュールの識別情報を手動で入力してもよく)、それによって、制御装置400は、パージノズルモジュールの交換時に、制御装置のセレクタテーブル403から対応するアクチュエータの係合/係合解除のポーズを選択する。パージノズルモジュール1910TG(およびパージノズルモジュール1910TGFLU)に連結される少なくとも1つのパージノズル900、901を、それぞれの容器TGの広い外側前部パージポート606、607から離間させる(ここではリニアアクチュエータ985がノズル支持体951を容器Tに向かって持ち上げるなど)か、またはそこに対して(ここではリニアアクチュエータ985がノズル支持951を容器Tから離間させて下降させるなど)付勢するために、任意の適切な付勢部材974が提供され得る。バイアス部材974が少なくとも1つのパージノズル900、901を広い外側前部パージポート606、607に対して付勢する場合、バイアス部材974は所定の係合力を提供し得る(パージノズルモジュール1910TA、1910TAFLUの少なくとも1つのパージノズル900、901が狭い外側前部パージポート600、601に対して付勢され、パージノズルモジュール1910TF、1910TFFLUの少なくとも1つのパージノズル900、901が内側前部パージポート608、609に対して付勢されることに留意されたい。
【0049】
上述のように、交換可能なパージポートノズルインターフェース820-831(図8および9A)の各々は、カセット支持ステーション36の所定のデータム(たとえば、動的位置決めピン66)に対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、各パージポートノズルインターフェース820-831は、各異なる基板カセット容器Tの所定のデータム(スロットT22など)に対して、決定的に配置される。言い換えれば、交換可能なパージポートノズルインターフェース820-825、831は、支持ステーション36の所定のデータム(たとえば、ピン66など)に対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、交換可能なパージポートノズルインターフェース820-825、831に取り付けられる、異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUの、各パージポートノズル900、901は、各異なる基板カセット容器Tの所定のデータム(スロットT22など)に対して、決定的に配置される。たとえば、ベース970は、パージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUが、シャトル52の任意の適切な(1つまたは複数の)データム(たとえば、動的位置決めピン66)に対して交換可能に、かつ、繰り返し配置され得るように、シャトル52の対応するピン977と嵌合する、穴/開口などの、任意の適切な位置決め特徴部976を含む。他の態様では、ベース970は、シャトル52に連結されてもよく、位置決めピン66と、たとえば、ベース970を位置決めピン66に対してシャトル52上に位置決めするためのベース970の位置決め特徴部976(または他の適切な位置決め特徴部)とインターフェース接続する任意の適切な位置決め治具968などを用いて、任意の適切な方法でシャトル52の任意の適切な(1つまたは複数の)データム(たとえば、動的位置決めピン66)に対して交換可能にかつ繰り返し配置され得る。動的位置決めピン66に対するパージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUの繰り返し可能な位置決めによって、実質的にシャトル52へのパージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUの連結で(すなわち、シャトル52との連結後にパージノズル900、901またはパージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUをさらに位置決めすることなく)、パージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUおよびそれに連結される少なくとも1つのパージノズル900、901をパージポート600、601、606-609に対して位置付ける。したがって、パージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUは、ロードポート24の配置が、容器TG、TA、TCのパージポート構成に対応する異なるパージノズルモジュール構成の各々の間で、オン・ザ・フライで再構成され得るように、高速交換され得る。
【0050】
図9A、9C-9E、13および14を参照すると、上述のように、交換可能なパージポートノズルインターフェース820-825の各々は、ノズル位置決めデータム(またはパージノズルデータム)980A、980B、981A、981B、982A、982Bを画定し、異なるパージポート特性(たとえば、入口、出口など)を有する異なる基板カセット容器Tの少なくとも1つのパージポート600、601、606-609の各々を決定的に示す。たとえば、ノズル支持体971は、パージポートノズル位置801A、801B、802A、802B、800A、800Bを画定するように、ノズル支持体971に連結されるパージノズルデータム980A、980B、981A、981B、982A、982Bを含む。データム980A、980B、981A、981B、982A、982Bは、(それぞれのパージノズル位置決め特徴部1300に挿入される適切なピン1400(図9A)などで)パージノズル900、901が連結される、任意の適切なパージノズル位置決め特徴部1300(穴/開口など)を含む。ピン1400とパージノズル位置決め特徴部1300との間の嵌合は、ロードポート24が容器Tを処理装置に積載する、および処理装置から取り出すべく動作するように、パージノズル900、901がシャトル52上に保持されるようなものであり得る。他の態様では、パージノズル900、901は、任意の適切な方法(たとえば、ファスナ、クリップ、タブなど)でシャトル52上に保持され得る。図10も参照すると、パージノズル900、901は、任意の適切な方法で、入力ガスマニホールド10030または排気ガスマニホールド10040に連結され得る。一態様では、パージノズル900、901は、それぞれの流体硬質/剛性ラインまたはそれに連結される流体パイプ993、994を有してもよく、流体パイプ993、994のそれぞれの連結部995は、容器支持ステーション36の下で伸長する。それぞれの可撓性ホース(ホース1020-1023を参照)が、パージノズル900、901を入力ガスマニホールド10030または排気ガスマニホールド10040に接続するために、流体パイプ993、994のそれぞれの連結部995に連結し得る。他の態様では、それぞれの可撓性ホースは、介在する流体パイプ993、994なしで、パージノズル900、901を入力ガスマニホールド10030または排気ガスマニホールド10040に連結し得る。
【0051】
パージノズルモジュールは、ロードポート24と連結される(1つまたは複数の)容器Tのパージノズル特性に応じて、(広い外側前部パージポート606、607とインターフェース接続する)パージノズルモジュール1910TG、1910TGFLUとして、(狭い外側前部パージポート600、601とインターフェース接続する)パージノズルモジュール1910TA、1910TAFLU、または(内側前部パージポート608、609とインターフェース接続する)パージノズルモジュール1910TF、1910TFFLUとして構成され得る。各パージノズル900、901は、対応するパージポートノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUの別のパージポートノズル900、901から独立したユニットとして交換可能なパージポートノズルインターフェース820-825に取り外し可能に取り付けられ、対応するパージポートノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUの各々独立して取り付けられるパージポートノズル900、901は、対応するパージポートノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUの、異なる対応するパージポートノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUとの交換をもたらすように、異なる対応するパージポートノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUの異なるパージポートノズル900、901と独立して交換される。たとえば、データム980A、980B、981A、981B、982A、982Bおよびパージノズル900、901の位置決め特徴部1300は、パージノズル900、901が、それぞれのデータム980A、980B、981A、981B、982A、982Bによって画定されるパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802Bのいずれか1つまたはそれ以上に、選択的かつ交換可能に位置付けられ得るように、構成される。ここで、パージノズルモジュールをパージノズルモジュール1910TG、1910TGFLUとして構成するために、パージノズル900、901は、パージポートノズル位置802A、802Bに対応するデータム980A、980Bに連結され、ここで、たとえば、パージノズル位置決め特徴部1300とピン1400(図9A)との間のインターフェースによって、パージノズル900、901をシャトル52の任意の適切な(1つまたは複数の)データム(たとえば、動的位置決めピン66)に対して交換可能かつ繰り返し可能に位置決めする。動的位置決めピン66に対するパージノズル900、901の繰り返し可能な位置決めによって、実質的にシャトル52へのパージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUの連結で(すなわち、シャトル52との連結後にパージノズル900、901またはパージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUをさらに位置決めすることなく)、パージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TGFLU、1910TAFLU、1910TFFLUおよびそれに連結される少なくとも1つのパージノズル900、901をパージポート600、601、606-609に対して位置付ける。
【0052】
物理的で交換可能なパージポートノズルモジュール1910TA、1910TF、1910TG、1910TB、1910TC、1910TAFLU、1910TFFLU、1910TGFLU、1910TBFLU、1910TCFLUは、2つのパージポートを有する容器TA、TF、TG、TB、TCとの連結のために構成されると説明されているが、物理的で交換可能なパージポートノズルモジュール1910T、1910TD、1910TE、1910TH、1910TI、1910TJ、1910TFLU、1910TDFLU、1910TEFLU、1910THFLU、1910TIFLU、1910TJFLUはまた、図9Fおよび9Gに図示されるように4つのパージポートを有する容器T、TD、TE、TH、TI、TJとの連結をもたらすために、前部および後部を含み得る。パージノズルモジュール1910T、1910TD、1910TE、1910TH、1910TI、1910TJ、1910TFLU、1910TDFLU、1910TEFLU、1910THFLU、1910TIFLU、1910TJFLUの前部および後部は、互いに独立して/別々に容器支持体36に連結されている別個の部分であり得るか、または他の態様では、前部および後部は、単一のユニットとして容器支持体36に連結される単一のモジュールであり得る。パージノズルモジュール1910T、1910TD、1910TE、1910TH、1910TI、1910TJ、1910TFLU、1910TDFLU、1910TEFLU、1910THFLU、1910TIFLU、1910TJFLUはまた、ロードポート24の配置が、容器T-TJのパージポート構成に対応する異なるパージノズルモジュール構成の各々の間で、オン・ザ・フライで再構成され得るように、高速交換され得る。
【0053】
パージノズルモジュール1910T(およびパージノズルモジュール1910Tに略類似するパージノズルモジュール1910TFLU)は、容器Tの4つのパージポート600、601、602、603との連結のために構成される。パージノズルモジュール1910Tは、狭い外側前部パージポート600、601との連結のためにパージノズルモジュール1910TAに略類似する前部1910T1を含む。パージノズルモジュール1910Tはまた、前方後部パージポート602、603との連結のためにパージノズルモジュール1910TBに略類似する後部1910T2を含む。
【0054】
パージノズルモジュール1910TD(およびパージノズルモジュール1910TDに略類似するパージノズルモジュール1910TDFLU)は、容器TDの4つのパージポート600、601、604、605との連結のために構成される。パージノズルモジュール1910TDは、狭い外側前部パージポート600、601との連結のためにパージノズルモジュール1910TAに略類似する前部1910TD1を含む。パージノズルモジュール1910TDはまた、後方後部パージポート604、605との連結のためにパージノズルモジュール1910TCに略類似する後部1910TD2を含む。
【0055】
パージノズルモジュール1910TE(およびパージノズルモジュール1910TEに略類似するパージノズルモジュール1910TEFLU)は、容器TEの4つのパージポート608、609、602、603との連結のために構成される。パージノズルモジュール1910TEは、内側前部パージポート608、609との連結のためにパージノズルモジュール1910TFに略類似する前部1910TE1を含む。パージノズルモジュール1910TEはまた、前方後部パージポート602、603との連結のためにパージノズルモジュール1910TBに略類似する後部1910TE2を含む。
【0056】
パージノズルモジュール1910TH(およびパージノズルモジュール1910THに略類似するパージノズルモジュール1910THFLU)は、容器THの4つのパージポート606、607、604、605との連結のために構成される。パージノズルモジュール1910THは、広い外側前部パージポート606、607との連結のためにパージノズルモジュール1910TGに略類似する前部1910TH1を含む。パージノズルモジュール1910THはまた、後方後部パージポート604、605との連結のためにパージノズルモジュール1910TCに略類似する後部1910TH2を含む。
【0057】
パージノズルモジュール1910TI(およびパージノズルモジュール1910TIに略類似するパージノズルモジュール1910TIFLU)は、容器TIの4つのパージポート608、609、604、605との連結のために構成される。パージノズルモジュール1910TIは、内側前部パージポート608、609との連結のためにパージノズルモジュール1910TFに略類似する前部1910TI1を含む。パージノズルモジュール1910TIはまた、後方後部パージポート604、605との連結のためにパージノズルモジュール1910TCに略類似する後部1910TI2を含む。
【0058】
パージノズルモジュール1910TJ(およびパージノズルモジュール1910TJに略類似するパージノズルモジュール1910TJFLU)は、容器TJの4つのパージポート606、607、602、603との連結のために構成される。パージノズルモジュール1910TJは、広い外側前部パージポート606、607との連結のためにパージノズルモジュール1910TGに略類似する前部1910TJ1を含む。パージノズルモジュール1910TJはまた、前方後部パージポート602、603との連結のためにパージノズルモジュール1910TBに略類似する後部1910TJ2を含む。
【0059】
パージノズルモジュール1910T-1910TJ(および本明細書に記載されるような1910T-1910TJに略類似する1910TFLU-1910TJFLU)は、(図9Aおよび9Bを参照して)ベース部分936(たとえば、図9Dを参照)およびカプラー部分934Aを含むパージノズル900-903を有するものとして例示されている。ベース部分936は、すべてのパージノズル900-903に関して略類似し得る。カプラー部分934Aは、任意の適切な方法(たとえば、クリップ、ねじ山、スナップ、または任意の他の取り外し可能なファスナなど)で、ベース部分936と取り外し可能に連結し、それぞれのパージポート600-609とパージノズル900-903との間に実質的にシールを形成するように(支持ステーション36上のパージノズルの位置に依存して)、それぞれのパージポート600-609とインターフェース接続するように構成される。カプラー部分934Aは、硬質プラスチック(または他の適切な硬質材料)で構成されるパージポートとインターフェース接続するように構成されてもよく、硬質プラスチック(または他の適切な硬質材料)で構成されるパージポートと実質的に接触し、それを密封する、密封部材935A(たとえば、図9Aおよび9Bに示されるフルオロエラストマーのOリングなど)を含む。他の態様では、パージノズルモジュール1910T-1910TJのカプラー部分934Aは、フルオロエラストマーで構成されるパージポートとインターフェースするように構成される、およびフルオロエラストマーで構成されるパージポートと実質的に接触して、それを密封する実質的に硬い表面935B(図9A)を含むカプラー部分934Bと交換され得る(たとえば、以下に説明される方法と同様の方法で交換可能である)。さらに他の態様では、パージノズルモジュール1910TFLU-1910TJFLU(図9Gを参照)が提供されてもよく、ここで、パージノズルモジュール1910TFLU-1910TJFLUは、対応するパージノズルモジュール1910T-1910T1に略類似するが、パージノズルモジュール1910T1-1910TJは、カプラー部分934Aの代わりにカプラー部分934Bで構成される。
【0060】
上述のように、交換可能なパージポートノズルモジュール1910、910は、物理パージノズルモジュール、仮想パージノズルモジュール、または物理パージノズルモジュールと仮想パージノズルモジュールの両方の組み合わせであり得る。仮想パージノズルモジュール910としては、図9Aに図示される仮想パージノズルモジュール910T、910TA、910TB、910TC、910TD、910TE、910TF、910TG、910TH、910TI、910TJ、910T1、910TA1、910TB1、910TC1、910TD1、910TE1、910TF1、910TG1、910TH1、910TI1、910TJ1が挙げられる。仮想パージノズルモジュール910は、パージポートノズル位置801A、801B、802A、802B、800A、800B、803A、803B、804A、804Bのそれぞれ1つでパージポートノズルインターフェース820-829に交換可能に連結されるパージノズル900-903、900A-903Aのセットであり得る。たとえば、仮想パージノズルモジュール910T、1910T1は、(狭い外側前部パージポート600、601および前方後部パージポート602、603を有する)容器Tのパージポート構成に対応し、仮想パージノズルモジュール910TD、910TD1は、(狭い外側前部パージポート600、601および後方後部パージポート604、605を有する)容器TDのパージポート構成に対応し、仮想パージノズルモジュール910TE、910TE1は、(内側前部パージポート602、603および前方後部パージポート602、603を有する)容器TEのパージポート構成に対応し、仮想パージノズルモジュール910TH、910TH1は、(広い外側前部パージポート606、607および後方後部パージポート604、605を有する)容器THのパージポート構成に対応し、仮想パージノズルモジュール910TI、910TI1は、(内側前部パージポート608、609および後方後部パージポート604、605を有する)容器TIのパージポート構成に対応し、仮想パージノズルモジュール910TJ、910TJ1は、(広い外側前部パージポート606、607および前方後部パージポート602、603を有する)容器TJのパージポート構成に対応する。
【0061】
仮想パージノズルモジュール910TA、910TA1は、(狭い外側前部パージポート606、607を有する)容器TAのパージポート構成に対応する。仮想パージノズルモジュール910TF、910TF1は、(内側前部パージポート608、609を有する)容器TFのパージポート構成に対応する。仮想パージノズルモジュール910TG、910TG1は、(広い外側前部パージポート606、607を有する)容器TGのパージポート構成に対応する。
【0062】
仮想パージノズルモジュール910TB、910TB1は、(前方後部パージポート602、603を有する)容器TBのパージポート構成に対応する。仮想パージノズルモジュール910TC、910TC1は、(後方後部パージポート604、605を有する)容器TCのパージポート構成に対応する。
【0063】
理解され得るように、一態様では、パージノズル900-903、900A-903Aは、互いに代替可能/交換可能であり、それによって、前部容器パージポートとの連結を意図したパージノズル900、901、900A、901Aは、後部容器パージポートとインターフェース接続するように、容器支持体36上に配置されてもよく、後部容器パージポートとの連結を意図したパージノズル902、903、902A、903Bは、前部容器パージポートとインターフェース接続するように、容器支持体36上に配置され得る。加えて、フレーム950が容器支持体36に取り付けられたままである一方、パージノズル902、903は、本明細書に記載されるように、パージノズルデータム952、953を移動させることによって、パージポートノズル位置803A、803B、804A、804B間で移動され得る。
【0064】
他の態様では、容器のパージポート600-609が異なる連結特性を有する(たとえば、硬質プラスチックで構成されるパージポートやフルオロエラストマーで構成されるパージポートなど)場合など、(上記のような)容器T-TJの1つまたは複数(または各々)に対応する異なる仮想パージノズルモジュール910T-910TJ、910T1-910TJ1も存在し得る。たとえば、図9Aおよび9Bを参照すると、上記のように、各パージノズル900-903、900A-903Aは、ベース部分936(たとえば、図9Dを参照)およびカプラー部分934A、934B(たとえば、図9Aおよび9Bを参照)を含む。ベース部分936は、すべてのパージノズル900-903、900A-903Aに関して略類似してもよく、したがって、異なるカプラー部分934A、934Bは、パージノズル900-903、900A-903Aおよびパージノズル位置801A、801B、802A、802B、800A、800B、803A、803B、804A、804Bの各々と交換可能であり得る。ベース部分936は、たとえば、本明細書に記載されるように、それぞれのパージノズル位置決め特徴部1300に挿入されるピン1400(図9A)を含む。ベース部分936はまた、それぞれの可撓性ホース(ホース1020-1023を参照)および/またはそれぞれの流体パイプ990、991、993、994と連結するように構成される。
【0065】
カプラー部分934A、934Bは、任意の適切な方法(たとえば、クリップ、ねじ山、スナップ、または任意の他の取り外し可能なファスナなど)で、ベース部分936と取り外し可能に連結し、それぞれのパージポート600-609とパージノズル900-903、900A-903Aとの間に実質的にシールを形成するように(支持ステーション36上のパージノズルの位置に依存して)、それぞれのパージポート600-609とインターフェース接続するように構成される。カプラー部分934Aは、硬質プラスチック(または他の適切な硬質材料)で構成されるパージポートとインターフェース接続するように構成されてもよく、硬質プラスチック(または他の適切な硬質材料)で構成されるパージポートと実質的に接触し、それを密封する、密封部材935A(たとえば、図9Aおよび9Bに示されるフルオロエラストマーのOリングなど)を含む。カプラー部分934Bは、フルオロエラストマーで構成されるパージポートとインターフェース接続するように構成されてもよく、フルオロエラストマーで構成されるパージポートと実質的に接触して、それを密封する実質的に硬い表面935B(図9A)を含む。本明細書に記載されるパージノズル900-903、900A-903Aの構成は、例示的なものであり、パージノズルは、任意の適切な容器の任意の適切なパージポートと連結するための任意の他の適切な構成を有し得る。
【0066】
仮想パージノズルモジュール910T-910TJ、910T1-910TJ1の各パージノズル900-903、900A-903Aは、別々で異なるパージノズル(すなわち、モジュール1910TG、1910TBと同様にフレーム上の容器支持体36に設置される、および/または容器支持体36から取り外されている個々のパージノズル)であり、それによって、各パージポートノズル900-903、900A-903Aは、対応するパージポートノズルモジュール910T-910TJ、910T1-910TJ1の別のパージポートノズル900-903、900A-903Aから独立したユニットとしてパージポートノズルインターフェース820-829に取り外し可能に取り付けられる。対応するパージポートノズルモジュール910T-910TJ、910T1-910TJ1はまた、異なる対応するパージポートノズル900-903、900A-903Aを備える異なるパージポートノズルモジュール910T-910TJ、910T1-910TJ1と交換され得る。たとえば、仮想パージノズルモジュール910Tの代わりに、仮想パージノズルモジュール910TGが容器支持体36に連結される場合、仮想パージノズルモジュール910Tの各パージノズル900-903は、任意の適切な順序で、容器支持体36から個別に取り外される/連結解除される。仮想パージノズルモジュール910Tのパージノズル900-903を取り外した後、仮想パージノズルモジュール910TGのパージノズル900A、901Aは、任意の適切な順序で容器支持体36に個別に設置される/連結される。他の態様では、パージノズル900、901全体を交換するよりむしろ、仮想パージノズルモジュール910Tを仮想パージノズルモジュール910T1として再構成するように、仮想パージノズルモジュール910Tのカプラー部分934Aが取り外され、カプラー部分934Bと交換され得る。本明細書に記載されるように、パージノズル900-903、900A-903Aは、容器Tのパージポート特性に依存して、異なるパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bのいずれかで容器支持体36に連結され得る。
【0067】
上述のように、パージノズル900-903、900A-903Aが連結される、交換可能なパージポートノズルインターフェース820-829は、カセット支持体36の所定のデータム(たとえば、ピン66)に対して、所定の位置を有するように配置され、その結果、交換可能なパージポートノズルモジュール912-914、912A-914Aの選択可能な取り付けによって、各異なる基板カセット容器Tの所定のデータム(たとえば、スロットT22)に対する交換可能なパージポートノズルインターフェース820-829に取り付けられる、交換可能なパージポートノズルモジュール910T-910TJ、910T1-910TJ1の、取り付けと実質的に同時に、各パージポートノズル900-903、900A-903Aの決定的位置決めをもたらす。
【0068】
図11A-14を参照すると、容器支持体36は、異なる構成のパージノズル900-903および/またはパージノズルモジュール1910TG、1910TA、1910TF、1910TB、1910TCとともに図示されている(パージノズル900-903が図示されているが、パージノズル900A-903Aが、パージノズル900-903の代わりに、またはそれと組み合わせて使用され得ることが理解されるべきである)。図11A-14に図示される構成が、本明細書に記載される構成を網羅するものではないことが留意される。たとえば、図11Aおよび11Bは、(たとえば、広い外側前部パージポート606、607とインターフェース接続する)パージポートノズル位置802A、802Bに配置されるパージノズル900、901、および(たとえば、後方後部パージポート604、605とインターフェース接続する)パージノズル位置804A、804Bに配置されるパージノズル902、903を図示している。上記のように、一態様では、パージノズル900-903は、仮想パージノズルモジュール910TH910TH1として、または仮想パージノズルモジュール910TG、910TG1と910TC、910TC1との組み合わせとして構成され得る。他の態様では、パージノズル902-903は、(後方後部パージポート604、605とインターフェース接続する(図6Bを参照))物理パージノズルモジュール1910TC、1910TCFLUの一部であり得、パージノズル900-901は、(広い外側前部パージポート606、607とインターフェース接続する(図6Bを参照))パージノズルモジュール1910TG、1910TGFLUとして構成され得る。さらに他の態様では、パージノズル900、901が仮想パージノズルモジュール910TG、910TG1として構成され得る一方で、パージノズル902、903は物理パージノズルモジュール1910TC、1910TCFLUとして構成される。他の態様では、パージノズル900、901が物理パージノズルモジュール1910TG、1910TGFLUとして構成され得る一方で、パージノズル902、903は仮想パージノズルモジュール910TC、910TC1として構成される。
【0069】
図12Aおよび12Bは、(たとえば、内側前部パージポート600、601とインターフェース接続する)パージポートノズル位置800A、800Bに配置されるパージノズル900、901、および(たとえば、後方後部パージポート602、603とインターフェース接続する)パージノズル位置803A、803Bに配置されるパージノズル902、903を図示している。上記のように、一態様では、パージノズル900-903は、仮想パージノズルモジュール910TE、910TEFLUとして、または仮想パージノズルモジュール910TF、910TF1と910TB、910TB1との組み合わせとして構成され得る。他の態様では、パージノズル902-903は、(前方後部パージポート602、603とインターフェース接続する(図6Bを参照))物理パージノズルモジュール1910TB、1910TBFLUの一部であり得、パージノズル900-901は、(内側前部パージポート608、609とインターフェース接続する(図6Bを参照))パージノズルモジュール1910TF、1910TFFLUとして構成され得る。さらに他の態様では、パージノズル900、901が仮想パージノズルモジュール910TF、910TF1として構成され得る一方で、パージノズル902、903は物理パージノズルモジュール1910TBとして構成される。他の態様では、パージノズル900、901が物理パージノズルモジュール1910TF、1910TFFLUとして構成され得る一方で、パージノズル902、903は仮想パージノズルモジュール910TB、910TB1として構成される。
【0070】
図13は、(たとえば、狭い外側前部パージポート600、601とインターフェース接続する)パージポートノズル位置801A、801Bに配置されるパージノズル900-901を図示している。本態様では、ベース950およびノズル支持体951は、仮想パージノズルモジュール910TC、910TC1との使用のために(後方後部パージポート604、605とインターフェース接続するパージポートノズル位置804A、804Bに配置される位置決め特徴部1300で)、容器支持体36に固定されて例示されているが、図13に図示されるパージノズル構成では、仮想パージノズルモジュール910TC、910TC1は利用されない。上記のように、一態様では、パージノズル900、901は、仮想パージノズルモジュール910TA、910TA1の1つとして構成され得る。他の態様では、パージノズル900、901は、(狭い外側前部パージポート600、601とインターフェース接続する(図6Bを参照))物理パージノズル1910TA、1910TAFLUの一部であり得る。
【0071】
図14は、(たとえば、広い外側前部パージポート606、607とインターフェース接続する)パージポートノズル位置802A、802Bに配置されるパージノズル900-901を図示している。本態様では、ベース950およびノズル支持体951は、仮想パージノズルモジュール910TB、910TB1との使用のために(前方後部パージポート602、603とインターフェース接続するパージポートノズル位置803A、803Bに配置される位置決め特徴部1300で)、容器支持体36に固定されて例示されているが、図13に図示されるパージノズル構成では、仮想パージノズルモジュール910TB、910TB1は利用されない。上記のように、一態様では、パージノズル900、901は、仮想パージノズルモジュール910TG、910TG1の1つとして構成され得る。他の態様では、パージノズル900、901は、(広い外側前部パージポート606、607とインターフェース接続する(図6Bを参照))物理パージノズル1910TG、1910TGFLUの一部であり得る。
【0072】
図8および10を参照すると、上記のように、可撓性流体ホース10020-10023が、少なくとも部分的に、各パージノズル900-903を、入力ガスマニホールド10030または排気ガスマニホールド10040のいずれかに選択可能に連結する。本開示の態様によれば、異なるパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bのいずれか1つに配置されるパージノズル900-903のいずれか1つは、入力ガスマニホールド10030または排気ガスマニホールド10040の1つとの連結を介して、(たとえば、容器支持体36に連結される容器Tにガス/流体を入力するための)入力ノズルまたは(たとえば、容器支持体36に連結される容器Tからガス/流体を出力するための)出力ノズルとして構成され得る。たとえば、入力ガスマニホールド10030は、1つまたは複数のパージノズル900-903を任意の適切なガス源10031に連結するために、任意の適切な数の連結ポート10010-10013を含み得る。出力ガスマニホールド10040は、1つまたは複数のパージノズル900-903を任意の適切な真空/吸引源10041に連結するための任意の適切な数の連結ポート10001-10004を含み得る。
【0073】
入力ガスマニホールド10030および出力ガスマニホールドの各々が、4つの連結ポート10010-10013、1001-1004とともに例示されているが、他の態様では、入力ガスマニホールド10030および出力ガスマニホールド10040の1つまたは複数に、たとえば、容器支持体36に連結されるパージノズルの数に応じて、4つより多いまたは少ない連結ポートが提供され得ることが留意される。一態様では、入力ガスマニホールド10030連結ポートの数は、容器支持体36のパージポートノズル位置の数に等しくなり得る。一態様では、出力ガスマニホールド10040連結ポートの数は、容器支持体36のパージポートノズル位置の数に等しくなり得る。上記によれば、入力ガスマニホールド10030および出力ガスマニホールド10040は、入力ノズルと出力ノズルの任意の適切な組み合わせを支持するように構成される。たとえば、入力ガスマニホールド10030は、異なるパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bの1つまたは複数(またはすべて)に配置されるパージノズル900-901(再び、4つより多いまたは少ないパージノズルが存在することを留意されたい)のすべてが入力ノズルであるように、任意の適切な数の連結ポートを含み得る。出力ガスマニホールド10040は、異なるパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bの1つまたは複数(またはすべて)に配置されるパージノズル900-901(再び、4つより多いまたは少ないパージノズルが存在することを留意されたい)のすべてが出力ノズルであるように、任意の適切な数の連結ポートを含み得る。別の例として、入力ノズルと出力ノズルの任意の適切な組み合わせが、入力ガスマニホールド10030および/または出力ガスマニホールド10040によって提供され得る。
【0074】
図8、9A-9C、10および15を参照すると、典型的な方法が、本開示の態様に応じて説明される。一態様では、いくつかの異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910T-1910TJ、1910TFLU-1910TJFLU、910T-910TJ、910T1-910TJ1からの少なくとも1つの交換可能なパージポートノズルモジュール1910T-1910TJ、1910TFLU-1910TJFLU、910T-910TJ、910T1-910TJ1は、ロードポート24の容器支持体36に選択的に連結される(図15、ブロック1500)。一態様では、少なくとも1つの交換可能なパージポートノズルモジュール1910T-1910TJ、1910TFLU-1910TJFLUを容器支持体36に連結することは、2つ以上のパージノズル900-903をモジュール式ユニットとして容器支持体36に連結する(図15、ブロック1505)ことを含み、2つ以上のパージノズル900-903は、本明細書に記載されるように共通のフレーム950、970上に取り付けられる。別の態様では、少なくとも1つの交換可能なパージポートノズルモジュール910T-910TJ、910T1-910TJ1を容器支持体36に連結することは、2つ以上のパージノズル900-903を容器支持体36にノズルごとに連結する(図15、ブロック1510)ことを含み、2つ以上のパージノズル900-903は、上記のように2つ以上のパージノズル900-903の他のパージノズルとは独立して容器支持体36に連結される、別々の個別のノズルである。一態様では、少なくとも1つの交換可能なパージポートノズルモジュール1910T-1910TJ、1910TFLU-1910TJFLUの少なくとも1つは、モジュール式ユニットとして容器支持体36に連結され(図15、ブロック1505)、一方で、少なくとも1つのパージノズルモジュール910T-910TJ、910T1-910TJ1の別の1つは、ノズルごとに容器支持体36に連結される(図15、ブロック1510)。
【0075】
一態様では、2つ以上のパージノズル900-901の少なくとも1つは、本明細書に記載されるように、2つ以上のパージノズル900-903の少なくとも1つを入力ノズルとして構成するために、入力ガスマニホールド10030に連絡可能に連結される(図15、ブロック1515)。別の態様では、2つ以上のパージノズル900-901の少なくとも1つは、本明細書に記載されるように2つ以上のパージノズル900-903の少なくとも1つを出力ノズルとして構成するために、出力ガスマニホールド10040に連絡可能に連結される(図15、ブロック1520)。さらに別の態様では、2つ以上のパージノズル900-901の少なくとも1つは、入力ガスマニホールド10030に連絡可能に連結され(図15、ブロック1515)、一方で、2つ以上のパージノズル900-901の別の1つは、出力ガスマニホールド10040に連絡可能に連結される(図15、ブロック1520)。
【0076】
少なくとも1つの交換可能なパージポートノズルモジュール1910T-1910TJ、1910TFLU-1910TJFLU、910T-910TJ、910T1-910TJ1は、容器支持体36から取り外し/連結解除されてもよく(図15、ブロック1525)、異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910T-1910TJ、1910TFLU-1910TJFLU、910T-910TJ、910T1-910TJ1の別の1つは、容器支持体36に連結される容器Tのパージポート特性に基づいて選択され得る(図15、ブロック1530)。別の態様では、少なくとも1つのパージノズルモジュール1910T-1910TJ、1910TFLU-1910TJFLU、910T-910TJ、910T1-910TJ1の少なくとも1つのパージノズル900-903の少なくとも1つのカプラー部分934A、934Bは、それぞれのパージノズル900-903のそれぞれのベース部分936から連結解除/取り外されてもよく(図15、ブロック1535)、別の異なるカプラー部分934A、934Bは、容器支持体36に連結される容器Tのパージポート特性に基づいて、選択され得る(図15、ブロック1540)。異なるカプラー部分934A、934Bは、少なくとも1つのパージノズル900-903に連結され、そこからカプラー部分934A、934Bは連結解除/取り外される(図15、ブロック1545)。本開示の態様によれば、それぞれのパージノズル900-901は、たとえば、容器Tのパージポートの特性に応じて、必要に応じて、入力ガスマニホールド10030および出力ガスマニホールド10040に/から接続、連結解除、および再接続され得る。
【0077】
図8、9A-9C、10および16を参照すると、例示的な方法が、本開示の態様に応じて説明される。当該方法1600は、基板載置装置のフレームを提供するステップ(図16、ブロック1601)であって、フレームが、基板載置装置を基板処理装置に接続するように構成され、搬送開口部30Pを有し、搬送開口部30Pを通って、基板が、基板載置装置と基板処理装置との間で搬送される、ステップを含む。カセット支持体36が提供され(図16、ブロック1602)、搬送開口部30Pを介する少なくとも1つの基板カセット容器T間の基板の移送のために、少なくとも1つの基板カセット容器Tを保持するためのフレームに接続される。異なる交換可能なパージポートノズル900-903は、基板載置装置に選択的に取り付けられ(図16、ブロック1603)、2つ以上のパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bを有するカセット支持体パージポート810、811は、カセット支持体36上に配置される。2つ以上のパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bの各々は、パージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bでのパージポートノズル900-903が、少なくとも1つの基板カセット容器Tの少なくとも1つのパージポート600-609に連結するように構成される。各パージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bは、交換可能なパージポートノズルインターフェース820-831を画定し、それによって、各々が異なる所定のパージノズル構成を有する、異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910-910に対応する、異なる交換可能なパージポートノズル900-903が、少なくとも1つの基板カセット容器Tの、異なるパージポート特性を有する、少なくとも1つの基板カセット容器Tの異なる基板カセット容器Tの異なるポートに適合し、異なるポートとの連結をもたらし、交換可能なパージポートノズルモジュール1910-910の異なる所定のパージノズル構成に対応する、2つ以上のパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bのそれぞれのパージポートノズルインターフェース820-831に取り外し可能に取り付けられる。
【0078】
図8、9A-9C、10および17を参照すると、例示的な方法1700が、本開示の態様に応じて説明される。当該方法1700は、基板載置装置のフレームを提供するステップ(図17、ブロック1701)であって、フレームが、基板載置装置を基板処理装置に接続するように構成され、搬送開口部30Pを有し、搬送開口部30Pを通って、基板が、基板載置装置と基板処理装置との間で搬送される、ステップを含む。カセット支持体36が提供され(図17、ブロック1702)、搬送開口部30Pを介する少なくとも1つの基板カセット容器T間の基板の移送のために、少なくとも1つの基板カセット容器Tを保持するためのフレームに接続される。選択可能に構成可能なカセット支持体パージポート810、811が提供される(図17、ブロック1703)。選択可能に構成可能なカセット支持体パージポート810、811は、カセット支持体36上に配置される2つ以上のパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bを有する。2つ以上のパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bの各々は、パージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bでのパージポートノズルが、少なくとも1つの基板カセット容器Tの少なくとも1つのパージポート600-609に連結するように構成される。各パージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bは、交換可能なパージポートノズルインターフェース820-831を画定する。少なくとも1つのパージポートノズルを有する交換可能なパージポートノズルモジュールは、各々が交換可能なパージポートノズルインターフェース820-831へのモジュール式の取り付けのための異なる所定のパージポートノズル構成を有する、いくつかの異なる交換可能なパージポートノズルモジュール1910-910から選択され(図17、ブロック1704)、それによって、交換可能なパージポートノズルモジュールの選択可能な取り付けは、選択可能に構成可能なカセット支持体パージポート810、811の構成を、第1の所定のパージポート特性を有する、少なくとも1つの基板カセット容器Tの第1の容器に適合し、少なくとも1つの基板カセット容器Tの第1の容器との連結をもたらすパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bにパージポートノズルを有する第1の構成から、第1の所定のパージポート特性とは異なる第2の所定のパージポート特性を有する、少なくとも1つの基板カセット容器Tの第2の容器に適合し、少なくとも1つの基板カセット容器Tとの連結をもたらすパージポートノズル位置800A、800B、801A、801B、802A、802B、803A、803B、804A、804Bにパージポートノズルを有する第2の構成に変更する。
【0079】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、基板載置装置であって、基板載置装置を基板処理装置に接続するように構成されるフレームであって、フレームは、搬送開口部を有し、搬送開口部を通って、基板が、基板載置装置と基板処理装置との間で搬送される、フレームと、少なくとも1つの基板カセット容器であって、搬送開口部を通って、少なくとも1つの基板カセット容器への基板の移送、および少なくとも1つの基板カセット容器からの基板の移送のための、少なくとも1つの基板カセット容器を保持するために、フレームに接続される、カセット支持体と、2つ以上のパージポートノズル位置がカセット支持体上に配置される、カセット支持体パージポートであって、2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、パージポートノズル位置でのパージポートノズルが、少なくとも1つの基板カセット容器の少なくとも1つのパージポートに連結するように構成される、カセット支持体パージポートとを備え、各パージポートノズル位置は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定し、それによって、各々が異なる所定のパージノズル構成を有する、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールに対応する、異なる交換可能なパージポートノズルは、少なくとも1つの基板カセット容器の異なる基板カセット容器の、異なるパージポート特性を有する、少なくとも1つのパージポートの異なるポートに適合し、異なるポートとの連結をもたらし、交換可能なパージポートノズルモジュールの異なる所定のパージノズル構成に対応する、2つ以上のパージポートノズル位置のそれぞれのパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられる。
【0080】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、カセット支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、各パージポートノズルインターフェースは、各異なる基板カセット容器の所定のデータムに対して、決定的に配置される。
【0081】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々および異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの各それぞれ1つの異なる所定のパージノズル構成は、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの各それぞれ1つの、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの別の1つとの高速交換の取り付けをもたらすように構成される。
【0082】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、異なるパージポート特性を有する異なる基板カセット容器の少なくとも1つのパージポートの各々を決定的に示す、ノズル位置決めデータムを画定する。
【0083】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各パージポートノズルは、対応するパージポートノズルモジュールの別のパージポートノズルから独立したユニットとして、交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられ、対応するパージポートノズルモジュールの、独立して取り付けられる各パージポートノズルは、異なる対応するパージポートノズルモジュールの異なるパージポートノズルと独立して交換され、それによって、対応するパージポートノズルモジュールの異なる対応するパージポートノズルモジュールとの交換をもたらす。
【0084】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各パージポートノズルは、対応するパージポートノズルモジュールの別のパージポートノズルから独立したユニットとして、パージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられ、対応するパージポートノズルモジュールは、異なる対応するパージポートノズルを有する、異なるパージポートノズルモジュールとノズルごとに交換される。
【0085】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各異なるパージポートノズルモジュールは、モジュールフレームであって、モジュールフレームが各対応するパージポートノズルに共通であるように、各対応するパージポートノズルがモジュールフレームに取り付けられる、モジュールフレームを有し、モジュールフレームは、カセット支持体に共通の取り外し可能な取り付け連結部を画定し、それによって、モジュールフレームのカセット支持体への取り外し可能な連結が、共通モジュールユニットとしての各パージポートノズルのそれぞれのパージポートノズルインターフェースへの取り付けをもたらす。
【0086】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対応するパージポートノズルをその上に有する、各異なるパージポートノズルモジュールのモジュールフレームは、対応する異なるパージポートノズルをその上に有する、互いの異なるパージポートノズルモジュールの別のモジュールフレームとモジュールユニットとして交換可能である。
【0087】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各異なるパージポートノズルモジュールは、少なくとも1つの基板カセット容器の異なる基板カセット容器の異なる所定のパージポート特性に対応する。
【0088】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、基板載置装置であって、基板載置装置を基板処理装置に接続するように構成されるフレームであって、フレームは、搬送開口部を有し、搬送開口部を通って、基板が、基板載置装置と基板処理装置との間で搬送される、フレームと、少なくとも1つの基板カセット容器であって、搬送開口部を通って、少なくとも1つの基板カセット容器への基板の移送、および少なくとも1つの基板カセット容器からの基板の移送のための、少なくとも1つの基板カセット容器を保持するために、フレームに接続される、カセット支持体と、2つ以上のパージポートノズル位置がカセット支持体上に配置される、カセット支持体パージポートであって、2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、パージポートノズル位置でのパージポートノズルが、少なくとも1つの基板カセット容器の少なくとも1つのパージポートに連結するように構成され、各パージポートノズル位置は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定する、選択可能に構成可能なカセット支持体パージポートと、交換可能なパージポートノズルモジュールであって、少なくとも1つのパージポートノズルを有し、各々が交換可能なパージポートノズルインターフェースへのモジュール式の取り付けのために、異なる所定のパージポートノズル構成を有する、複数の異なる交換可能なパージポートノズルモジュールから選択可能であり、それによって、交換可能なパージポートノズルモジュールの選択可能な取り付けは、選択可能に構成可能なカセット支持体パージポートの構成を、第1の所定のパージポート特性を有する、少なくとも1つの基板カセット容器の第1の容器に適合し、第1の容器との連結をもたらすパージポートノズル位置にパージポートノズルを有する第1の構成から、第1の所定のパージポート特性とは異なる第2の所定のパージポート特性を有する、少なくとも1つの基板カセット容器の第2の容器に適合し、第2の容器との連結をもたらすパージポートノズル位置にパージポートノズルを有する第2の構成に変更する、交換可能なパージポートノズルモジュールとを備える。
【0089】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースは、カセット支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、交換可能なパージノズルインターフェースに取り付けられる、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの、各パージポートノズルは、各異なる基板カセット容器の所定のデータムに対して、決定的に配置される。
【0090】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースは、カセット支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、交換可能なパージポートノズルモジュールの選択可能な取り付けは、各異なる基板カセット容器の所定のデータムに対して、交換可能なパージノズルインターフェースに取り付けられる、交換可能なパージポートノズルモジュールの、取り付けと実質的に同時に、各パージポートノズルの決定的位置決めをもたらす。
【0091】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、カセット支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、各異なる基板カセット容器の所定のデータムに対して、決定的に配置される。
【0092】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々および異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの各それぞれ1つの異なる所定のパージノズル構成は、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの各それぞれ1つの、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの別の1つとの高速交換の取り付けをもたらすように構成される。
【0093】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、異なるパージポート特性を有する異なる基板カセット容器の少なくとも1つのパージポートの各々を決定的に示す、ノズル位置決めデータムを画定する。
【0094】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各パージポートノズルは、各パージポートノズルは、交換可能なパージポートノズルモジュールの別のパージポートノズルから独立したユニットとして、交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられ、交換可能なパージポートノズルモジュールの、独立して取り付けられる各パージポートノズルは、複数の異なるパージポートノズルモジュールからの別の異なるパージポートノズルモジュールの異なるパージポートノズルと独立して交換され、それによって、交換可能なパージポートノズルモジュールの他の異なるパージポートノズルモジュールとの交換をもたらす。
【0095】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各パージポートノズルは、交換可能なパージポートノズルモジュールの別のパージポートノズルから独立したユニットとして、交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられ、交換可能なパージポートノズルモジュールは、異なる対応するパージポートノズルを有する、別の異なるパージポートノズルモジュールとノズルごとに交換される。
【0096】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、複数の異なるパージポートノズルモジュールからの各異なるパージポートノズルモジュールは、モジュールフレームであって、モジュールフレームが各対応するパージポートノズルに共通であるように、各対応するパージポートノズルがモジュールフレームに取り付けられる、モジュールフレームを有し、モジュールフレームは、カセット支持体に共通の取り外し可能な取り付け連結部を画定し、それによって、モジュールフレームのカセット支持体への取り外し可能な連結が、共通モジュールユニットとしての各パージポートノズルのそれぞれのパージポートノズルインターフェースへの取り付けをもたらす。
【0097】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対応するパージポートノズルをその上に有する、各異なるパージポートノズルモジュールのモジュールフレームは、対応する異なるパージポートノズルをその上に有する、複数の異なるパージポートノズルモジュールからの各異なるパージポートノズルモジュールの別のモジュールフレームとモジュールユニットとして交換可能である。
【0098】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、複数の異なるパージポートノズルモジュールからの各異なるパージポートノズルモジュールは、少なくとも1つの基板カセット容器の異なる基板カセット容器の異なる所定のパージポート特性に対応する。
【0099】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、方法が提供される。当該方法は、基板載置装置のフレームを提供するステップであって、フレームは、基板載置装置を基板処理装置に接続するように構成され、フレームは、搬送開口部を有し、搬送開口部を通って、基板が、基板載置装置と基板処理装置との間で搬送される、ステップと、カセット支持体を提供するステップであって、カセット支持体は、少なくとも1つの基板カセット容器であって、搬送開口部を通る、少なくとも1つの基板カセット容器への基板の移送、および少なくとも1つの基板カセット容器からの基板の移送のための少なくとも1つの基板カセット容器を保持するために、フレームに接続される、ステップと、異なる交換可能なパージポートノズルを基板載置装置に選択可能に取り付けるステップであって、2つ以上のパージポートノズル位置を有するカセット支持体パージポートがカセット支持体上に配置され、2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、パージポートノズル位置でのパージポートノズルが、少なくとも1つの基板カセット容器の少なくとも1つのパージポートに連結するように構成され、各パージポートノズル位置は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定し、それによって、各々が異なる所定のパージノズル構成を有する、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールに対応する、異なる交換可能なパージポートノズルが、少なくとも1つの基板カセット容器の異なる基板カセット容器の、異なるパージポート特性を有する、少なくとも1つのパージポートの異なるポートに適合し、異なるポートとの連結をもたらし、交換可能なパージポートノズルモジュールの異なる所定のパージノズル構成に対応する、2つ以上のパージポートノズル位置のそれぞれのパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられる、ステップとを含む。
【0100】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、当該方法は、カセット支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々を配置するステップであって、それによって、各パージポートノズルインターフェースが、各異なる基板カセット容器の所定のデータムに対して、決定的に配置される、ステップをさらに含む。
【0101】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、当該方法は、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの各それぞれ1つの、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの別の1つとの高速交換の取り付けをもたらすステップをさらに含む。
【0102】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、異なるパージポート特性を有する異なる基板カセット容器の少なくとも1つのパージポートの各々を決定的に示す、ノズル位置決めデータムを画定する。
【0103】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各パージポートノズルは、対応するパージポートノズルモジュールの別のパージポートノズルから独立したユニットとして、交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられ、対応するパージポートノズルモジュールの、独立して取り付けられる各パージポートノズルは、異なる対応するパージポートノズルモジュールの異なるパージポートノズルと独立して交換され、方法は、対応するパージポートノズルモジュールの異なる対応するパージポートノズルモジュールとの交換をもたらすステップをさらに含む。
【0104】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各パージポートノズルは、対応するパージポートノズルモジュールの別のパージポートノズルから独立したユニットとして、パージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられ、方法は、対応するパージポートノズルモジュールを、異なる対応するパージポートノズルを有する、異なるパージポートノズルモジュールとノズルごとに交換するステップをさらに含む。
【0105】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各異なるパージポートノズルモジュールは、モジュールフレームであって、モジュールフレームが各対応するパージポートノズルに共通であるように、各対応するパージポートノズルがモジュールフレームに取り付けられる、モジュールフレームを有し、モジュールフレームは、カセット支持体に共通の取り外し可能な取り付け連結部を画定し、方法は、共通モジュールユニットとしての各パージポートノズルのそれぞれのパージポートノズルインターフェースへの取り付けをもたらすように、モジュールフレームをカセット支持体に取り外し可能に連結するステップをさらに含む。
【0106】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対応するパージポートノズルをその上に有する、各異なるパージポートノズルモジュールのモジュールフレームは、対応する異なるパージポートノズルをその上に有する、互いの異なるパージポートノズルモジュールの別のモジュールフレームとモジュールユニットとして交換可能である。
【0107】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各異なるパージポートノズルモジュールは、少なくとも1つの基板カセット容器の異なるパージポートノズルモジュールの異なる所定のパージポート特性に対応する。
【0108】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、方法が提供される。当該方法は、基板載置装置のフレームを提供するステップであって、フレームは、基板載置装置を基板処理装置に接続するように構成され、フレームは、搬送開口部を有し、搬送開口部を通って、基板が、基板載置装置と基板処理装置との間で搬送される、ステップと、カセット支持体を提供するステップであって、カセット支持体は、少なくとも1つの基板カセット容器であって、搬送開口部を通る、少なくとも1つの基板カセット容器への基板の移送、および少なくとも1つの基板カセット容器からの基板の移送のための少なくとも1つの基板カセット容器を保持するために、フレームに接続される、ステップと、2つ以上のパージポートノズル位置がカセット支持体上に配置される、選択可能に構成可能なカセット支持体パージポートを提供するステップであって、2つ以上のパージポートノズル位置の各々は、パージポートノズル位置でのパージポートノズルが、少なくとも1つの基板カセット容器の少なくとも1つのパージポートに連結するように構成され、各パージポートノズル位置は、交換可能なパージポートノズルインターフェースを画定する、ステップと、複数の異なる交換可能なパージポートノズルモジュールから、少なくとも1つのパージポートノズルを有する交換可能なパージポートノズルモジュールを選択するステップであって、各々が交換可能なパージポートノズルインターフェースへのモジュール式の取り付けのために異なる所定のパージポートノズル構成を有し、それによって、交換可能なパージポートノズルモジュールの選択可能な取り付けにより、選択可能に構成可能なカセット支持体パージポートの構成が、第1の所定のパージポート特性を有する少なくとも1つの基板カセット容器の第1の容器に適合し、第1の容器との連結をもたらすパージポートノズル位置にパージポートノズルを有する第1の構成から、第1の所定のパージポート特性とは異なる第2の所定のパージポート特性を有する少なくとも1つの基板カセット容器の第2の容器に適合し、第2の容器との連結をもたらすパージポートノズル位置にパージポートノズルを有する第2の構成に変更される、ステップとを含む。
【0109】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースは、カセット支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り付けられる、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの、各パージポートノズルは、各異なる基板カセット容器の所定のデータムに対して、決定的に配置される。
【0110】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースは、カセット支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、交換可能なパージポートノズルモジュールの選択可能な取り付けは、各異なる基板カセット容器の所定のデータムに対して、交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り付けられる、交換可能なパージポートノズルモジュールの、取り付けと実質的に同時に、各パージポートノズルの決定的位置決めをもたらす。
【0111】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、カセット支持体の所定のデータムに対して、所定の位置を有するように配置され、それによって、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、各異なる基板カセット容器の所定のデータムに対して、決定的に配置される。
【0112】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの各それぞれ1つの、異なる交換可能なパージポートノズルモジュールの別の1つとの高速交換の取り付けをもたらすステップをさらに含む。
【0113】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、交換可能なパージポートノズルインターフェースの各々は、異なるパージポート特性を有する異なる基板カセット容器の少なくとも1つのパージポートの各々を決定的に示す、ノズル位置決めデータムを画定する。
【0114】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各パージポートノズルは、交換可能なパージポートノズルモジュールの別のパージポートノズルから独立したユニットとして、交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられ、交換可能なパージポートノズルモジュールの、独立して取り付けられる各パージポートノズルは、複数の異なるパージポートノズルモジュールからの別の異なるパージポートノズルモジュールの異なるパージポートノズルと独立して交換され、それによって、交換可能なパージポートノズルモジュールの他のパージポートノズルモジュールとの交換をもたらす。
【0115】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、各パージポートノズルは、交換可能なパージポートノズルモジュールの別のパージポートノズルから独立したユニットとして、交換可能なパージポートノズルインターフェースに取り外し可能に取り付けられ、交換可能なパージポートノズルモジュールは、異なる対応するパージポートノズルを有する、別の異なるパージポートノズルモジュールとノズルごとに交換される。
【0116】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、複数の異なるパージポートノズルモジュールからの各異なるパージポートノズルモジュールは、モジュールフレームであって、モジュールフレームが各対応するパージポートノズルに共通であるように、各対応するパージポートノズルがモジュールフレームに取り付けられる、モジュールフレームを有し、モジュールフレームは、カセット支持体に共通の取り外し可能な取り付け連結部を画定し、それによって、モジュールフレームのカセット支持体への取り外し可能な連結が、共通モジュールユニットとしての各パージポートノズルのそれぞれのパージポートノズルインターフェースへの取り付けをもたらす。
【0117】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、対応するパージポートノズルをその上に有する、各異なるパージポートノズルモジュールのモジュールフレームは、対応する異なるパージポートノズルをその上に有する、複数の異なるパージポートノズルモジュールからの各異なるパージポートノズルモジュールの別のモジュールフレームとモジュールユニットとして交換可能である。
【0118】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、複数の異なるパージポートノズルモジュールからの各異なるパージポートノズルモジュールは、少なくとも1つの基板カセット容器の異なるパージポートノズルモジュールの異なる所定のパージポート特性に対応する。
【0119】
前述の説明は、本開示の態様の例示にすぎないことを理解されたい。本開示の態様から逸脱することなく、当業者によって異なる代替および修正が企図され得る。したがって、本開示の態様は、本明細書に添付された任意の請求項の範囲内にある、すべてのそのような代替、修正、および変形を包含することを意図する。さらに、異なる特徴が、本明細書に添付され得る、相互に異なる従属請求項または独立請求項に記載されているという単なる事実は、これらの特徴の組み合わせが利点を有して使用することができず、そのような組み合わせが本開示の態様の範囲内にとどまることを示すものではない。
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8
図9A
図9B
図9C
図9D
図9E
図9F
図9G
図10
図11A
図11B
図12A
図12B
図13
図14
図15
図16
図17
【外国語明細書】