(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024106347
(43)【公開日】2024-08-07
(54)【発明の名称】導電性電極を備えたセラミックシャワーヘッド
(51)【国際特許分類】
H01L 21/3065 20060101AFI20240731BHJP
H01L 21/31 20060101ALI20240731BHJP
【FI】
H01L21/302 101G
H01L21/302 101B
H01L21/31 C
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024054295
(22)【出願日】2024-03-28
(62)【分割の表示】P 2023030072の分割
【原出願日】2019-12-06
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-07-30
(31)【優先権主張番号】16/245,698
(32)【優先日】2019-01-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】390040660
【氏名又は名称】アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】3050 Bowers Avenue Santa Clara CA 95054 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】タン, ティエン ファク
(72)【発明者】
【氏名】シング, サーアヴジート
(72)【発明者】
【氏名】カリタ, ラクシェスワル
(72)【発明者】
【氏名】パク, スナム
(72)【発明者】
【氏名】ルボミルスキー, ドミトリー
(72)【発明者】
【氏名】ロー, ロッキー
(72)【発明者】
【氏名】キム, テ ウォン
【テーマコード(参考)】
5F004
5F045
【Fターム(参考)】
5F004BA03
5F004BA04
5F004BB13
5F004BB18
5F004BB25
5F004BB26
5F004BB28
5F004BB29
5F004BC03
5F004CA06
5F004DB03
5F004DB07
5F045AA03
5F045AA08
5F045AA15
5F045AB32
5F045AB33
5F045DP03
5F045EF05
5F045EF11
5F045EH14
5F045EH18
5F045EH20
5F045EJ09
5F045EJ10
5F045EK07
(57)【要約】 (修正有)
【課題】導電性電極を備えたセラミックシャワーヘッドを提供する。
【解決手段】半導体処理チャンバのシャワーヘッドは、第1の面507と、第1の面の反対側の第2の面509とによって特徴付けられる誘電体プレート505を含む。誘電体プレートは、誘電体プレートを通る複数の開孔515を画定し、誘電体プレートの第1の面に第1の環状チャネル525を画定し、第1の環状チャネルは、複数の開孔の周りに延在する。誘電体プレートは、誘電体プレートの第1の面に第2の環状チャネル530を画定する。第2の環状チャネルは、第1の環状チャネルから半径方向外側に形成される。シャワーヘッドはまた、誘電体プレート内に埋め込まれ、開孔によって露出されずに複数の開孔の周りに延在する導電性材料510も含む。導電性材料は、第2の環状チャネルで露出される。
【選択図】
図5B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体処理チャンバのシャワーヘッドであって、
第1の面と、前記第1の面の反対側の第2の面とによって特徴付けられる誘電体プレートであって、前記誘電体プレートは、前記誘電体プレートを通る複数の開孔を画定し、前記誘電体プレートは、前記誘電体プレートの前記第1の面に第1の環状チャネルを画定し、前記第1の環状チャネルは、前記複数の開孔の周りに延在し、前記誘電体プレートは、前記誘電体プレートの前記第1の面に第2の環状チャネルを画定し、前記第2の環状チャネルは、前記第1の環状チャネルから半径方向外側に形成される、誘電体プレートと、
前記誘電体プレート内に埋め込まれ、前記開孔によって露出されずに前記複数の開孔の周りに延在する導電性材料であって、前記第2の環状チャネルで露出される、導電性材料と
を備える、半導体処理チャンバのシャワーヘッド。
【請求項2】
前記第2の環状チャネルは、前記誘電体プレート内で、前記第1の環状チャネルよりも深い深さまで画定される、請求項1に記載の半導体処理チャンバのシャワーヘッド。
【請求項3】
前記導電性材料が、前記第1の環状チャネルの深さよりも深い前記誘電体プレート内の深さで前記誘電体プレートを通って延在し、前記導電性材料が、前記第1の環状チャネルによって露出されずに前記第2の環状チャネルによって露出される、請求項2に記載の半導体処理チャンバのシャワーヘッド。
【請求項4】
前記第2の環状チャネル内に着座し、前記導電性材料を電極として動作させるように構成されたRFガスケットを更に備える、請求項1に記載の半導体処理チャンバのシャワーヘッド。
【請求項5】
前記第1の環状チャネル内に着座したエラストマー要素を更に備える、請求項1に記載の半導体処理チャンバのシャワーヘッド。
【請求項6】
前記導電性材料は、前記第1の環状チャネルによって画定される前記シャワーヘッドの内部領域全体に延在するフォイル又はメッシュを含む、請求項1に記載の半導体処理チャンバのシャワーヘッド。
【請求項7】
前記導電性材料は、前記シャワーヘッドの前記内部領域から前記第2の環状チャネルまで延在する複数のタブを含む、請求項6に記載の半導体処理チャンバのシャワーヘッド。
【請求項8】
半導体処理チャンバのシャワーヘッドであって、
第1の誘電体材料を含むプレートであって、第1の面と、前記第1の面の反対側の第2の面とによって特徴づけられ、前記プレートを通る複数の開孔を画定するプレートと、
前記プレートの前記第1の面に配置された導電性材料であって、前記複数の開孔の各開孔から第1の半径方向の距離に維持される導電性材料と、
第2の誘電体材料を含むコーティングであって、前記導電性材料全体に延在し且つ前記複数の開孔の各開孔から第2の半径方向の距離に維持され、前記第2の半径方向の距離が前記第1の半径方向の距離よりも短いコーティングと
を備える、半導体処理チャンバのシャワーヘッド。
【請求項9】
前記導電性材料は、前記シャワーヘッドの電気的結合を提供するために、前記シャワーヘッドの半径方向のエッジで露出されている、請求項8に記載の半導体処理チャンバのシャワーヘッド。
【請求項10】
前記シャワーヘッドは、前記プレートの前記第1の面において、前記複数の開孔の半径方向外側、及び前記シャワーヘッドの前記半径方向のエッジで露出された前記導電性材料の半径方向内側に環状チャネルを画定する、請求項9に記載の半導体処理チャンバのシャワーヘッド。
【請求項11】
前記導電性材料が、有孔フォイル又はメッシュを含む、請求項8に記載の半導体処理チャンバのシャワーヘッド。
【請求項12】
半導体処理チャンバであって、
リッドと、
基板支持体と、
前記リッドと前記基板支持体との間に位置づけされたシャワーヘッドであって、前記シャワーヘッドと前記リッドとの間に第1のプラズマ領域が画定され、前記シャワーヘッドと前記基板支持体との間に第2のプラズマ領域が画定され、前記リッドと前記基板支持体とがそれぞれプラズマ生成電源に結合され、前記シャワーヘッドは電気的に接地されている、シャワーヘッドと
を備え、
前記シャワーヘッドが、
第1の誘電体材料を含むプレートであって、前記プレートは、第1の面と、前記第1の面の反対側の第2の面とによって特徴付けられ、前記プレートは、前記プレートを通る複数の開孔を画定し、前記シャワーヘッドは、前記プレートの前記第1の面において、前記複数の開孔の半径方向外側に第1の環状チャネルを画定する、プレートと、
前記プレートに組み込まれた導電性材料であって、前記導電性材料の露出が、前記第1の環状チャネルの半径方向外側の領域に限定される、導電性材料と
を含む、半導体処理チャンバ。
【請求項13】
前記プレートは、前記プレートの前記第1の面に第2の環状チャネルを画定し、前記第2の環状チャネルは、前記第1の環状チャネルから半径方向外側に形成され、前記導電性材料は、前記プレート内に埋め込まれ、前記第2の環状チャネルによって露出され、前記第2の環状チャネルは、前記プレート内で前記第1の環状チャネルよりも深い深さまで画定され、前記導電性材料は、前記第1の環状チャネルの深さよりも深い前記プレート内の深さで前記プレートを通って延在し、前記導電性材料は、前記第1の環状チャネルによって露出されずに前記第2の環状チャネルによって露出される、請求項12に記載の半導体処理チャンバ。
【請求項14】
前記第2の環状チャネル内に着座し、前記導電性材料を電気的に接地するように構成されたRFガスケットと、
前記第1の環状チャネル内に着座したエラストマー要素と
を更に備える、請求項13に記載の半導体処理チャンバ。
【請求項15】
前記導電性材料が前記プレートの前記第1の面に配置され、前記導電性材料が前記複数の開孔の各開孔から第1の半径方向の距離に維持され、前記シャワーヘッドが
第2の誘電体材料を含むコーティングであって、前記導電性材料全体に延在し且つ前記複数の開孔の各開孔から第2の半径方向の距離に維持され、前記第2の半径方向の距離が前記第1の半径方向の距離よりも短いコーティングとを更に備える、請求項12に記載の半導体処理チャンバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2019年1月11日に出願された米国特許出願第16/245,698号に対する優先権の利益を主張するものであり、その内容を、参照により本明細書に援用する。
【0002】
[0002]本技術は、半導体プロセス及び機器に関する。より具体的には、本技術は、システム電極として動作し得るセラミックチャンバ構成要素に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]集積回路は、基板表面に複雑にパターニングされた材料層を製造するプロセスによって可能になる。基板にパターニングされた材料を製造するには、露出した材料を除去するための制御された方法が必要である。化学エッチングは、フォトレジストのパターンを下にある層に転写する、層を薄くする、又は表面にすでに存在する特徴の横方向の寸法を薄くすることを含む、様々な目的で使用される。多くの場合、ある材料を別の材料よりも速くエッチングして、例えば、パターン転写プロセスを容易にするエッチングプロセスを有することが望ましい。このようなエッチングプロセスは、第1の材料に対して選択的であると言われる。材料、回路、及びプロセスの多様性の結果として、エッチングプロセスは、様々な材料に対して選択性を有するように開発されてきた。
【0004】
[0004]エッチングプロセスは、プロセスで使用される材料に基づいて、ウェット又はドライと呼ばれ得る。例えば、ウェットエッチングは、他の誘電体及び材料よりも幾つかの酸化物誘電体を優先的に除去し得る。ただし、ウェットプロセスでは、狭いトレンチに浸透するのが困難な場合があり、残りの材料が変形する場合もある。基板処理領域内に形成されたプラズマで生じるドライエッチングは、より狭いトレンチに浸透し、繊細な残りの構造の変形を減らし得る。ただし、プラズマが、放電時の電気アークの発生だけでなく、システム構成要素への衝撃及びエッチングを通して、基板又はチャンバの構成要素に損傷を与え得る。
【0005】
[0005]したがって、高品質の装置及び構造を製造するために使用可能な改善されたシステム及び方法が必要である。これら及び他の必要性は、本技術によって対処される。
【発明の概要】
【0006】
[0006]例示的な半導体処理チャンバのシャワーヘッドは、第1の面と、第1の面の反対側の第2の面とによって特徴付けられる誘電体プレートを含み得る。誘電体プレートは、誘電体プレートを通る複数の開孔を画定し得る。誘電体プレートは、誘電体プレートの第1の面に第1の環状チャネルを画定し得、第1の環状チャネルは、複数の開孔の周りに延在し得る。誘電体プレートは、誘電体プレートの第1の面に第2の環状チャネルを画定し得る。第2の環状チャネルは、第1の環状チャネルから半径方向外側に形成され得る。シャワーヘッドはまた、誘電体プレート内に埋め込まれ、開孔によって露出されずに複数の開孔の周りに延在する導電性材料も含み得る。導電性材料は、第2の環状チャネルで露出され得る。
【0007】
[0007]幾つかの実施形態では、第2の環状チャネルは、誘電体プレート内で、第1の環状チャネルよりも深い深さまで画定され得る。導電性材料は、第1の環状チャネルの深さよりも深い誘電体プレート内の深さで誘電体プレートを通って延在し得る。導電性材料は、第1の環状チャネルによって露出されずに第2の環状チャネルによって露出され得る。シャワーヘッドはまた、第2の環状チャネル内に着座し、導電性材料を電極として動作させるように構成されたRFガスケットも含み得る。シャワーヘッドはまた、第1の環状チャネル内に着座したエラストマー要素も含み得る。導電性材料は、第1の環状チャネルによって画定される、シャワーヘッドの内部領域全体に延在するフォイル(foil)又はメッシュを含み得る。導電性材料は、シャワーヘッドの内部領域から第2の環状チャネルまで延在する複数のタブを含み得る。
【0008】
[0008]本技術の幾つかの実施形態はまた、第1の誘電体材料を含むプレートを含み得る半導体処理チャンバのシャワーヘッドも包含し得る。プレートは、第1の面と、第1の面の反対側の第2の面とによって特徴づけられ得る。プレートは、プレートを通る複数の開孔を画定し得る。シャワーヘッドは、プレートの第1の面に配置された導電性材料を含み得、導電性材料は、複数の開孔の各開孔から第1の半径方向の距離に維持され得る。シャワーヘッドはまた、第2の誘電体材料を含むコーティングも含み得る。コーティングは、導電性材料全体に延在し得、コーティングは、複数の開孔の各開孔から第2の半径方向の距離に維持され得る。第2の半径方向の距離が第1の半径方向の距離よりも短くてよい。
【0009】
[0009]幾つかの実施形態では、導電性材料は、シャワーヘッドの電気的結合を提供するために、シャワーヘッドの半径方向のエッジで露出され得る。シャワーヘッドは、プレートの第1の面において、複数の開孔の半径方向外側、及びシャワーヘッドの半径方向のエッジで露出された導電性材料の半径方向内側に環状チャネルを画定し得る。コーティングは、多層コーティングであり得る、又はそれを含み得る。第1の誘電体材料及び第2の誘電体材料は、異なる材料であり得る、又は異なる材料を含み得る。導電性材料は、有孔フォイル又はメッシュであり得る、又はそれを含み得る。
【0010】
[0010]本技術の幾つかの実施形態は、リッドと基板支持体とを有する半導体処理チャンバを包含し得る。チャンバはまた、リッドと基板支持体との間に位置づけされたシャワーヘッドも含み得る。第1のプラズマ領域が、シャワーヘッドとリッドとの間に画定され得、第2のプラズマ領域が、シャワーヘッドと基板支持体との間に画定され得る。リッドと基板支持体とがそれぞれプラズマ生成電源に結合され得る。シャワーヘッドは、電気的に接地されていてよく、シャワーヘッドは、第1の誘電体プレートを含むプレートを含み得る。プレートは、第1の面と、第1の面の反対側の第2の面とによって特徴付けられ得る。プレートは、プレートを通る複数の開孔を画定し得、シャワーヘッドは、プレートの第1の面において、複数の開孔の半径方向外側に第1の環状チャネルを画定し得る。シャワーヘッドはまた、プレートに組み込まれた導電性材料も含み得る。導電性材料の露出は、第1の環状チャネルの半径方向外側の領域に限定され得る。
【0011】
[0011]幾つかの実施形態では、プレートは、プレートの第1の面に第2の環状チャネルを画定し得る。第2の環状チャネルは、第1の環状チャネルから半径方向外側に形成され得、導電性材料は、プレート内に埋め込まれ、第2の環状チャネルによって露出され得る。第2の環状チャネルは、プレート内で第1の環状チャネルよりも深い深さまで画定され得る。導電性材料は、第1の環状チャネルの深さよりも深いプレート内の深さでプレートを通って延在し得る。導電性材料は、第1の環状チャネルによって露出されずに第2の環状チャネルによって露出され得る。処理チャンバはまた、第2の環状チャネル内に着座し、導電性材料を電気的に接地するように構成されたRFガスケットも含み得る。チャンバはまた、第1の環状チャネル内に着座したエラストマー要素も含み得る。導電性材料は、プレートの第1の面に配置され得、導電性材料は、複数の開孔の各開孔から第1の半径方向の距離に維持され得る。シャワーヘッドはまた、第2の誘電体材料であり得るコーティングも含み得る。コーティングは、導電性材料全体に延在し得、コーティングは、複数の開孔の各開孔から第2の半径方向の距離に維持され得る。第2の半径方向の距離は、第1の半径方向の距離よりも短くてよい。コーティングは、多層コーティングであり得る、又はそれを含み得る。導電性材料は、有孔フォイル又はメッシュであり得る、又はそれを含み得る。
【0012】
[0012]上記技術は、従来のシステム及び技法に勝る多くの利益を提供し得る。例えば、シャワーヘッドは、プラズマ処理中に接地電極として動作し得る。更に、シャワーヘッドは、プラズマ形成中の金属とプラズマ種との衝撃を制限し得る。これら及び他の実施形態を、それらの利点及び特徴の多くとともに、以下の説明及び添付の図と併せてより詳細に説明する。
【0013】
[0013]開示された技術の性質及び利点のさらなる理解は、明細書及び図面の残りの部分を参照することによって実現され得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本技術の幾つかの実施形態に係る例示的な処理システムの一実施形態を示す上面図である。
【
図2A】本技術の幾つかの実施形態に係る例示的な処理チャンバを示す概略断面図である。
【
図2B】本技術の幾つかの実施形態に係る、
図2Aに示す処理チャンバの一部を示す詳細な概略図である。
【
図3】本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッドを示す底面図である。
【
図4】本技術の幾つかの実施形態に係る方法の例示的な工程を示す図である。
【
図5A】本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッドを示す概略部分上面図である。
【
図5B】本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッドを示す概略部分断面図である。
【
図6】本技術の幾つかの実施形態に係る方法の例示的な工程を示す図である。
【
図7A】本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッドを示す概略上面図である。
【
図7B】本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッドを示す概略上面図である。
【
図7C】本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッドを示す概略上面図である。
【
図7D】本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッドを示す概略部分断面図である。
【
図8】本技術の幾つかの実施形態に係る方法の例示的な工程を示す図である。
【
図9】A~Bは、本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッドを示す概略上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[0026]幾つかの図は、概略図として含まれている。これらの図は説明を目的としたものであり、特に縮尺通りであると述べられていない限り、縮尺通りであると見なされるべきではないことを理解されたい。更に、概略図として、図は理解を助けるために提供されており、現実的な表現と比較してすべての態様又は情報を含むとは限らず、説明のために追加又は誇張された資料を含み得る。
【0016】
[0027]添付の図において、同様の構成要素及び/又は特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。更に、同じタイプの様々な構成要素は、類似の構成要素を区別する文字が参照ラベルに続くことによって区別され得る。本明細書で最初の参照ラベルのみを使用する場合、その説明は、文字に関係なく、同じ最初の参照ラベルを持つ類似の構成要素のいずれにも適用可能である。
【0017】
[0028]ドライエッチングプロセスは、処理領域の特定の領域内にプラズマ種を発生させ得る。異なるプラズマ領域は、局所領域、又は基板表面に近接する領域、ならびに処理チャンバの流体的に結合されているが物理的に分離されたセクション等の遠隔領域を含み得る。多くの処理チャンバには、チャンバ内の内部空間を画定する幾つかの様々な材料構成要素が含まれる。例えば、金属構成要素が、容量結合プラズマ工程等のために、チャンバ内の電極として動作するように組み込まれ得る。更に、誘電体材料が、電極を分離するために、又は材料コーティングとして機能するように含まれ得る。
【0018】
[0029]プラズマ電極として動作し得る、又はより具体的にはプラズマ種の流れを支援し得るシャワーヘッドは、プラズマ放出物に接触及び/又は他の方法で曝露され得る。多くのエッチャント材料がこれらの電極と相互作用し得、コーティングが剥がれ得る、又は露出領域に衝撃を与え得る。1つの非限定的な例として、幾つかの局所又はウエハレベルのプラズマ工程において、シャワーヘッド又はマニホールドは、基板処理領域でプラズマを発生させるための接地電極として動作し得、基板支持体又は他の何らかの構成要素がプラズマ生成電極として動作し得る。接地電極として動作するシャワーヘッドは、プラズマ種によって衝撃を受ける可能性があり、露出した金属上で金属種が基板を汚染する場合があり、工程中に短絡が引き起こされ得る。したがって、幾つかの従来の設計では、定期的にシャワーヘッドが交換され得る、又はシャワーヘッドが衝撃に耐性のあり得る材料でコーティングされ得る。
【0019】
[0030]幾つかの従来の設計で使用されるコーティングは、衝撃又は侵食に対して十分に機能し得るが、コーティングの腐食を引き起こし得るプラズマ放出種との化学反応に十分に耐えることができない可能性がある。したがって、これらの構成要素は、定期的に再コーティング又は交換が必要になり得る。更に、多くのシャワーヘッドには、チャンバを介して種を送達するための幾つかの穴が含まれる。コーティングがすべての開孔側壁とすべての露出面を完全にコーティングできない場合、遠隔で発生し得るプラズマ種が、局所的に発生する種と同じ問題を引き起こし得る。更に、穴が十分に小さくない場合、局所プラズマがこれらの穴を通って漏れ、他の上流構成要素に損傷を与え得る。しかしながら、穴が十分に小さく形成されると、多くの見通し距離内のコーティング装置は、穴内に完全なコーティングを提供することができない。したがって、多くの従来のシャワーヘッドは、電極としての長期的で安定した動作ができなかった。
【0020】
[0031]本技術は、シャワーヘッドに誘電体又はセラミック材料を用いることによってこれらの問題を克服する。通常、セラミック材料は誘電特性のゆえに電極として使用することができない。本技術は、セラミック内に1又は複数の導電性材料を組み込んでおり、これにより、構成要素が電極として動作することが可能になる。導電性材料が、プラズマに暴露される領域のセラミック又は誘電体材料内に含まれ得、上記の汚染又は衝撃の問題を防止し得る。構成要素に特定の材料を用いることにより、導電性材料を完全に覆い得る、開孔サイズが縮小されたシャワーヘッドが製造され得る。更に、材料は、プラズマ曝露による侵食及び/又は腐食に耐えることができる。
【0021】
[0032]残りの開示は、開示された技術を用いる特定のエッチングプロセスを定期的に特定するが、システム及び方法は、記載されたチャンバ又は他のチャンバで行われ得るように、堆積及び洗浄プロセス並びにチャンバに等しく適用可能であることは容易に理解される。したがって、本技術は、特定のエッチングプロセス又はチャンバのみでの使用に限定されると見なすべきではない。更に、本技術の基礎を提供するために例示的なチャンバを記載したが、本技術は、記載された工程を可能にし得る事実上すべての半導体処理チャンバに適用できることを理解されたい。
【0022】
[0033]
図1は、実施形態に係る堆積、エッチング、ベーキング、及び硬化チャンバの処理システム100の一実施形態を示す上面図である。この図では、一対の前方開口型統一ポッド(FOUP)102が、ロボットアーム104によって受け入れられ、タンデムセクション109a~cに位置づけされた基板処理チャンバ108a~fのうちの1つに配置される前に低圧保持領域106に配置される、様々なサイズの基板を供給する。第2のロボットアーム110を使用して、基板ウエハを保持領域106から基板処理チャンバ108a~fに、そしてその逆に輸送することができる。各基板処理チャンバ108a~fは、周期的層堆積(CLD)、原子層堆積(ALD)、化学気相堆積(CVD)、物理的気相堆積(PVD)、エッチング、前洗浄、ガス抜き、配向、及びその他の基板プロセスに加えて、本明細書に記載のドライエッチングプロセスを含む幾つかの基板処理工程を実行するように装備され得る。
【0023】
[0034]基板処理チャンバ108a~fは、基板ウエハに誘電体膜を堆積、アニーリング、硬化、及び/又はエッチングするための1又は複数のシステム構成要素を含み得る。1つの構成では、2対の処理チャンバ、例えば、108c~d及び108e~fを使用して、誘電体材料を基板に堆積させることができ、第3の対の処理チャンバ、例えば、108a~bを使用して、堆積した誘電体をエッチングし得る。別の構成では、チャンバの3つの対すべて、例えば、108a~fが、基板上の誘電体膜をエッチングするように構成され得る。記載されたプロセスのいずれか1又は複数は、異なる実施形態に示す製造システムから分離されたチャンバで実行され得る。システム100による誘電体膜用の堆積、エッチング、アニーリング、及び硬化チャンバの追加の構成が考えられることが理解されよう。
【0024】
[0035]
図2Aは、処理チャンバ内に仕切られたプラズマ生成領域を有する例示的なプロセスチャンバシステム200を示す断面図である。膜エッチング中、例えば、窒化チタン、窒化タンタル、タングステン、シリコン、ポリシリコン、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、オキシ炭化ケイ素等のプロセスガスが、ガス入口アセンブリ205を通って第1のプラズマ領域215に流され得る。遠隔プラズマシステム(RPS)201が、オプションとしてシステムに含まれ得、次いでガス入口アセンブリ205を通って移動する第1のガスを処理し得る。入口アセンブリ205は、2つ以上の個別のガス供給チャネルを含み得、第2のチャネル(図示せず)は、含まれる場合、RPS201をバイパスし得る。
【0025】
[0036]冷却プレート203、面板217、イオンサプレッサ223、シャワーヘッド225、及び基板255がその上に配置された基板支持体265が示され、それぞれが実施形態に従って含まれ得る。幾つかの実施形態では、冷却プレート及び面板は、リッドアセンブリの態様として動作し得る。ペデスタル265は、熱交換流体が流れる熱交換チャネルを有して、基板の温度を制御することができ、処理工程中に基板又はウエハを加熱及び/又は冷却するように動作し得る。アルミニウム、セラミック、又はそれらの組み合わせを含み得るペデスタル265のウエハ支持プラッタはまた、埋込み抵抗ヒータ要素を使用して、約100℃以下から約1100℃以上等の比較的高い温度を達成するために抵抗加熱され得る。
【0026】
[0037]面板217は、ピラミッド型、円錐形、又は狭い上部が広い下部に拡張する別の同様の構造のものであり得る。面板217は、図示したように更に平坦であり得、プロセスガスを分配するために使用される複数の貫通チャネルを含み得る。RPS201の使用に応じて、プラズマ生成ガス及び/又はプラズマ励起種は、第1のプラズマ領域215へのより均一な送達のために、
図2Bに示す面板217の複数の穴を通過し得る。
【0027】
[0038]例示的な構成は、ガス/種が面板217の穴を通って第1のプラズマ領域215に流れるように、ガス入口アセンブリ205を、面板217によって第1のプラズマ領域215から仕切られたガス供給領域258に開放することを含み得る。構造的及び動作上の特徴は、第1のプラズマ領域215から供給領域258、ガス入口アセンブリ205、及び流体供給システム210へのプラズマの有意な逆流を防ぐように選択され得る。面板217、又はチャンバの導電性上部、及びシャワーヘッド225は、特徴の間に位置する絶縁リング220とともに示され、これにより、シャワーヘッド225及び/又はイオンサプレッサ223に対してAC電位を面板217に印加することができる。絶縁リング220は、面板217とシャワーヘッド225及び/又はイオンサプレッサ223との間に位置づけされ得、容量結合プラズマ(CCP)が第1のプラズマ領域に形成されることを可能にする。バッフル(図示せず)が更に第1のプラズマ領域215に位置していてよい、又はそうでなければガス入口アセンブリ205と結合して、ガス入口アセンブリ205を通る領域への流体の流れに影響を与え得る。
【0028】
[0039]イオンサプレッサ223は、非荷電中性又はラジカル種がイオンサプレッサ223を通過して、サプレッサとシャワーヘッドとの間の活性化ガス供給領域に入ることを可能にしつつも、第1のプラズマ領域215からのイオン帯電種の移動を抑制するように構成された、構造全体にわたり複数の開孔を画定するプレート又は他の形状を含み得る。実施形態では、イオンサプレッサ223は、様々な開孔構成を備えた有孔プレートを含み得る。これらの非荷電種には、反応性の低いキャリアガスとともに開孔を通って輸送される反応性の高い種が含まれ得る。上記のように、穴を通るイオン種の移動が減少し得、場合によっては完全に抑制される。イオンサプレッサ223を通過するイオン種の量を制御することにより、下にあるウエハ基板と接触するガス混合物に対する制御を有利に向上させることができ、これにより、ガス混合物の堆積及び/又はエッチング特性の制御が向上し得る。例えば、ガス混合物のイオン濃度の調整により、そのエッチング選択性、例えば、SiNx:SiOxエッチング比、Si:SiOxエッチング比等を大幅に変えることができる。堆積が行われる代替実施形態では、誘電体材料の共形から流動性までの堆積物のバランスもシフトし得る。
【0029】
[0040]イオンサプレッサ223の複数の開孔は、イオンサプレッサ223を通る活性ガス、すなわち、イオン、ラジカル、及び/又は中性種の通過を制御するように構成され得る。例えば、穴のアスペクト比、又は長さに対する穴の直径、及び/又は穴の形状は、イオンサプレッサ223を通過する活性ガス中のイオン帯電種の流れが減少するように制御され得る。イオンサプレッサ223の穴は、プラズマ励起領域215に面するテーパ部分と、シャワーヘッド225に面する円筒形部分とを含み得る。円筒形部分は、シャワーヘッド225へ送られるイオン種の流れを制御するように成形及び寸法決定され得る。調整可能な電気バイアスはまた、サプレッサを通るイオン種の流れを制御するための追加の手段として、イオンサプレッサ223に適用され得る。
【0030】
[0041]イオンサプレッサ223は、プラズマ生成領域から基板に移動するイオン帯電種の量を低減又は除去するように機能し得る。非帯電中性及びラジカル種は、依然としてイオンサプレッサの開口部を通過して基板と反応し得る。基板周囲の反応領域におけるイオン帯電種の完全な除去は、実施形態では実行されない場合があることに留意されたい。特定の場合において、イオン種は、エッチング及び/又は堆積プロセスを実行するために基板に到達することを意図している。これらの例では、イオンサプレッサは、プロセスを支援するレベルで反応領域のイオン種の濃度を制御するのに役立ち得る。
【0031】
[0042]イオンサプレッサ223と組み合わせたシャワーヘッド225は、第1のプラズマ領域215に存在するプラズマによる基板処理領域233におけるガスの直接励起を回避することを可能にしながらも、励起種がチャンバプラズマ領域215から基板処理領域233に移動することも可能にし得る。このように、チャンバは、プラズマがエッチングされている基板255に接触するのを防ぐように構成され得る。これにより、生成されたプラズマと直接接触すると損傷を受ける、位置ずれする、又はその他の方法で歪む可能性がある、基板上にパターニングされた様々な複雑な構造及び膜が有利に保護され得る。更に、プラズマが基板に接触する、又は基板レベルに近づくと、酸化物種のエッチング速度が増加し得る。したがって、材料の露出領域が酸化物である場合、この材料は、プラズマを基板から遠隔に維持することによって更に保護され得る。
【0032】
[0043]処理システムは、処理チャンバと電気的に結合されて、面板217、イオンサプレッサ223、シャワーヘッド225、及び/又はペデスタル265に電力を提供して、第1のプラズマ領域215又は処理領域233にプラズマを生成する電源240を更に含み得る。電源は、実行されるプロセスに応じて、調整可能な量の電力をチャンバに供給するように構成され得る。このような構成により、実行中のプロセスで調整可能なプラズマが使用可能になり得る。オン又はオフ機能がしばしば提示される遠隔プラズマユニットとは異なり、調整可能なプラズマは、プラズマ領域215に特定の量の電力を供給するように構成され得る。これは次に、前駆体が特定の方法で解離されて、これらの前駆体によって生じるエッチングプロファイルが強化され得るように、特定のプラズマ特性の発達を可能にし得る。
【0033】
[0044]プラズマは、シャワーヘッド225の上のチャンバプラズマ領域215又はシャワーヘッド225の下の基板処理領域233のいずれかで点火され得る。プラズマは、例えば、フッ素含有前駆体又は他の前駆体の流入からラジカル前駆体を生成するために、チャンバプラズマ領域215に存在し得る。通常は高周波(RF)範囲のAC電圧が、面板217等の処理チャンバの導電性上部と、シャワーヘッド225及び/又はイオンサプレッサ223との間に印加され、堆積中にチャンバプラズマ領域215のプラズマが点火され得る。RF電源は、13.56MHzの高いRF周波数を生成し得るが、単独で、又は13.56MHzの周波数と組み合わせて他の周波数も生成し得る。
【0034】
[0045]
図2Bは、面板217を通る処理ガスの分配に影響を与える特徴を示す詳細
図253である。
図2A及び
図2Bに示すように、面板217、冷却プレート203、及びガス入口アセンブリ205は交差して、プロセスガスがガス入口205から供給され得るガス供給領域258を画定する。ガスは、ガス供給領域258に充満し、面板217の開孔259を通って第1のプラズマ領域215に流れ得る。開孔259は、プロセスガスが処理領域233に流入し得るが、面板217を横切った後に、ガス供給領域258への逆流が部分的又は完全に防止されるように、実質的に一方向に流れを方向づけするように構成され得る。
【0035】
[0046]処理チャンバセクション200で使用するためのシャワーヘッド225等のガス分配アセンブリは、デュアルチャネルシャワーヘッド(DCSH)と称され得、
図3に記載の実施形態で更に詳述する。デュアルチャネルシャワーヘッドは、処理領域233の外側でのエッチャントの分離を可能にするエッチングプロセスを提供して、処理領域に送達される前に、チャンバ構成要素との、また互いとの相互作用を制限し得る。
【0036】
[0047]シャワーヘッド225は、上部プレート214及び下部プレート216を含み得る。プレートは、互いに結合されて、プレート間の領域218を画定し得る。プレートは、上部プレート及び下部プレートを通る第1の流体チャネル219、及び下部プレート216を通る第2の流体チャネル221を提供するように結合され得る。形成されたチャネルは、領域218から第2の流体チャネル221のみを介して下部プレート216を通る流体アクセスを提供するように構成され得、第1の流体チャネル219は、プレートと第2の流体チャネル221との間の領域218から流体的に隔離され得る。領域218は、ガス分配アセンブリ225の側面を通して流体的にアクセス可能であり得る。
【0037】
[0048]
図3は、実施形態に係る処理チャンバと共に使用するためのシャワーヘッド325の底面図である。シャワーヘッド325は、
図2Aに示すシャワーヘッド225に対応し得る。第1の流体チャネル219を図示する貫通穴365は、シャワーヘッド225を通る前駆体の流れを制御し、影響を与えるために、複数の形状及び構成を有し得る。第2の流体チャネル221を図示する小さな穴375は、貫通穴365の間でさえ、シャワーヘッドの表面全体に実質的に均一に分布され得、前駆体がシャワーヘッドを出るときに、他の構成よりも均一な前駆体の混合を提供するのに役立ち得る。
【0038】
[0049]本技術の幾つかの実施形態に係るシャワーヘッドを製造するための方法400の例示的な工程を示す
図4を参照する。上記のように、プラズマ生成電極又は接地電極のいずれかを含む、プラズマ工程中に電極として動作し得る幾つかのシャワーヘッド又はチャンバ構成要素は、セラミック又は誘電体材料で形成され得、誘電体と共に組み込まれる、又は誘電体内に組み込まれる導電性材料を含み得る。本開示全体に記載されるシャワーヘッドは、面板、イオンサプレッサ、ガス分配アセンブリ、又は上記チャンバで使用される他のシャワーヘッド又はマニホールド、又はプラズマ工程で上記構成要素を利用し得る他のいずれかのチャンバを含む、前述の構成要素のいずれかとして使用され得る。したがって、特定の設計を示したが、多くの異なる構成が本技術によって等しく包含されることを理解すべきである。
【0039】
[0050]幾つかの実施形態では、導電性材料は、形成工程中にシャワーヘッド内に組み込まれ得る、又はシャワーヘッド内に埋め込まれ得る。記載の構成要素の幾つかはセラミックであり得、構成要素は、熱及び/又は圧力を使用して構成要素を形成する成形工程で形成され得る。例えば、焼結を使用して、1又は複数の成形されたグリンボディからシャワーヘッドが形成され得る。シャワーヘッドを製造するための方法400の幾つかの実施形態では、工程405において、一体化して焼結し、例示的なシャワーヘッドを製造することができる2つのグリンボディ等のグリンボディが形成され得る。グリンボディは、円盤状であり得る、又は例示的な処理チャンバに着座するように他の任意の形状によって特徴付けられ得る。グリンボディは、焼成工程の前に2つの構成要素を結合することを可能にする1又は複数のプラグ穴又はスタッドを含むように成形され得、ボディは、幾つかのより大きいセットを含み得る、又はボディ間に分散された幾つかのスタッド及び/又はプラグ穴を含み得る。
【0040】
[0051]グリンボディが形成されると、工程410において、導電性材料がグリンボディの1つに適用又は着座され得る。導電性材料は、以下に説明するように、特定の領域内のグリンボディの一方又は両方に適用されるメッシュ、フォイル、又はコーティングであり得る。導電性材料は、ガス流を提供するために後に穿孔されてシャワーヘッドになり得る開孔と同様のパターンであり得る開孔を含むように事前に形成され得る。例示的なシャワーヘッドは、数十、数百、又は数千の開孔を含み得、したがって、導電性材料の位置決めは、開孔形成により導電性材料が露出し得ないように実行され得る。上で説明したように、プラズマ放出物に暴露され得る導電性材料は、プラズマによってエッチングされ得る、スパッタされ得る、又はその他の方法で損傷を受ける可能性がある。したがって、例示的なシャワーヘッドの開発は、プラズマ曝露が起こり得る領域における導電性材料の曝露を明示的に制限するように実行され得る。
【0041】
[0052]例えば、開孔は、完成したセラミックを通して形成又は穿孔され得る。したがって、導電性材料は、導電性材料を露出させることなくシャワーヘッド開孔を製造することを可能にする開孔を含むように、グリンボディに形成又は適用され得る。幾つかの実施形態では、導電性材料自体は、それがグリンボディ上に位置づけされるときに開孔を含み得る。例えば、画定される開孔を含むフォイルが製造され得る。追加の開孔は、後続の機械加工のためにフォイル開孔の位置決め機能を提供し得る、グリンボディのプラグ穴又はスタッドに対応し得る。別の例として、グリンボディが成形され得るために、プラグ穴及びスタッドが、開孔が製造され得る位置に対応するようにグリンボディ型の周りに分散され得、これにより、焼成工程中のずれが制限され得る。例えば、メッシュ又はフォイルがスタッドの周りのグリンボディに圧入され得る。メッシュタインをスタッドの周りで分離させることができ、これにより、型全体で導電性材料を一貫して適用することができ、鋭いエッジによる切断が制限され得る。
【0042】
[0053]導電性材料が適用されると、グリンボディが焼成されて、工程415においてシャワーヘッドが製造され得る。焼成は、セラミック構成要素を製造するための熱及び/又は圧力の印加を含み得る。上記焼成は、例えば、低温加熱とそれに続く高温加熱を含む複数の工程を含み得る。構成要素が形成された後、シャワーヘッドは、工程420においてパターニングされ得、これにより、機械加工中に開孔、チャネル、及び他の特徴が提供されて、最終的なシャワーヘッドが製造され得る。これらの製造されたシャワーヘッドは、シャワーヘッド全体に含まれる導電性材料を露出させ得ないシャワーヘッドの内部領域に幾つかの開孔を画定し得る。したがって、シャワーヘッドは、導電性材料がチャンバ処理領域内に露出されるのを制限又は防止しながら、流れ分配構成要素及び電極の両方として動作することができる。
【0043】
[0054]
図5Aは、本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッド500を示す概略部分上面図である。シャワーヘッドは、例えばセラミックであり得る誘電体プレート505を含み得、シャワーヘッドはまた、組み込まれた導電性材料510を含み得る。
図5Bは、本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッド500を示す概略部分断面図であり、
図5Aと共にシャワーヘッドの様々な特徴を説明するものと見なすことができる。上記のように、シャワーヘッド500は、本技術によって包含される構成要素の1つの例示的な構成にすぎない。シャワーヘッド500は、本技術に係る様々なシャワーヘッドと共に含まれ得る機能を図示したものであるが、同様に包含される他の設計を制限するものではない。シャワーヘッド500は、前述のマニホールドのいずれかであり得、単一部品構成要素であり得る、又は幾つかの実施形態では、前述のようなガス分配アセンブリを製造するため等、構成要素の組み合わせの1つであり得る。シャワーヘッド500は、前述のような半導体処理チャンバ、又は本技術の実施形態における任意の他の処理チャンバ又はシステムに含まれ得る。
【0044】
[0055]図示したように、誘電体プレート505は、上述した方法400によって、又は任意の他の方法によって形成されたセラミックプレートであり得、組み込まれた導電性材料510を含み得る。誘電体プレート505は、第1の面507と、第1の面507の反対側であり得る第2の面509とを含み得る。誘電体プレート505は、第1の面507から第2の面509まで延在する、プレートを通る幾つかの開孔515を画定し得、シャワーヘッドを通る前駆体のための経路を提供し得る。開孔515は、上記のように焼結した後、及び導電性材料510が組み込まれた後に、シャワーヘッドを通して形成され得る。幾つかの実施形態では、開孔515は、導電性材料510に接触又は導電性材料510を露出させ得ない。図示したように、導電性材料510は、開孔515の一部又はすべての周りに延在し得る。
図5Bに示すように、導電性材料510は、形成されたときに開孔により導電性材料が露出されないようにするために、各開孔の周りに分離又は間隙518を維持し得る。
【0045】
[0056]誘電体プレート505は、1又は複数のチャネル、ならびに導電性材料510の組み込み後に機械加工され得る1又は複数の凹んだ特徴を画定し得る。焼結工程中に、材料特性と性質が変化し得、導電性材料、フォイル、又はメッシュが分散され得る。例えば、焼成する前に、誘電体プレート内の導電性材料510の正確な深さは既知であり得る。ただし、焼成後に、この位置がわずかに変化し得る。ラジアル間隙518により、開孔形成中にいずれの横方向の動きにも対応することができるようになる。しかしながら、導電性材料は、幾つかの実施形態では厚さがわずか数百ナノメートルであり得るため、任意の厚さが使用可能であるが、深さのわずかな変化により、電極結合及び特徴形成のための導電性材料の位置決めが困難になり得る。例えば、幾つかの例示的なシャワーヘッドは、第2の面509の内部領域に形成された凹部520を含み得る。焼成中に導電性材料510の位置がずれた場合、凹部520が形成されたときに導電性材料510が不注意に露出する可能性がある。本技術は、誘電体プレートでの導電性材料の露出を制限又は防止するために、幾つかの方法で位置決めを実行することができる。
【0046】
[0057]誘電体プレート505は、誘電体プレート505の第1の面507に第1の環状チャネル525を画定し得る。第1の環状チャネル525は、複数の開孔515の周りに延在し得、シャワーヘッドの内部領域526を画定し得る。第1の環状チャネル525は、真空工程中にシールを生成するために、Oリング又はエラストマー要素527を着座させるように構成され得る。したがって、内部領域526は、例えばプラズマ処理等の実行されている任意の処理にチャンバ内で暴露され得るシャワーヘッド500の一部であり得る。幾つかの実施形態では、導電性材料510は、開孔515が形成される場所を含めて、内部領域526のどこにも露出され得ない。
【0047】
[0058]導電性材料510は電極として結合され得るため、導電性材料は、結合を得るために少なくとも1つの位置で露出され得る。幾つかの実施形態では、誘電体プレート505は、誘電体プレート505の第1の面507に第2の環状チャネル530を画定し得る。第2の環状チャネル530は、RFガスケット533、又は導電性材料510に接触し得る任意の他の導電性接続を着座させるように構成され得る。第2の環状チャネル530は、第1の環状チャネル525から半径方向外側に形成され得、したがって、チャンバの処理領域の外部の位置に位置づけされ得る。したがって、第2の環状チャネル530は、例えば、チャンバ内で発生する事象に暴露され得ず、いかなるプラズマ放出物にも暴露され得ない。
【0048】
[0059]導電性材料510は、第2の環状チャネル530内の少なくとも1つの位置で露出され得、第2の環状チャネル530内の複数の位置で露出され得る。第2の環状チャネル530は、第1の環状チャネル525の半径方向外側に形成され得るので、導電性材料510は、第1の環状チャネル525を越えて延在し得る。第1の環状チャネル525での導電性材料の露出を防止するために、第2の環状チャネル530は、誘電体プレート505内で、第1の環状チャネル525よりも深い深さまで画定され得る。したがって、
図5Bに示すように、導電性材料510は、第1の環状チャネル525より下の深さで第1の環状チャネル525を越えて延在し得、これにより、第1の環状チャネルでの導電性材料の露出が防止され得る。RFガスケット533が第2の環状チャネル530内に着座すると、ガスケットは、チャネル内に露出した導電性材料510に接触し得、これにより、導電性材料をチャンバ内の電極として動作させる経路が得られ得る。
【0049】
[0060]上記のように、導電性材料は、導電性材料の深さが既知のものとなるように、誘電体プレート内に位置づけされ得る。したがって、幾つかの実施形態では、第2の環状チャネル530は、シャワーヘッドの他の特徴の前に機械加工又は形成され得る。導電性材料510は、シャワーヘッドの外側領域まで完全に延在し得る、又は導電性材料510は、内部領域526のより均一なカバレッジから外部チャネル530が形成され得る外部領域まで延在する1又は複数のウイング又はタブ535を含み得る。1又は複数の位置決め穴又は溝を外部領域を通して下に形成して、例えば、含まれる場合に、タブ535の間等の導電性材料510の正確な深さが位置決めされ得る。既知になったら、第2の環状チャネル530を形成して、チャネル内の導電性材料510を完全に露出させることができる。導電性材料がシャワーヘッドの周りに延在し得、RFガスケット533又は他の電子結合もシャワーヘッドの周りに延在し得るため、位置決め中の外部領域の導電性材料の穿孔はいずれも、シャワーヘッドの周りに複数の接触点があることで、電極としての導電性材料の動作に影響を与えない可能性がある。
【0050】
[0061]誘電体プレート505は、プラズマ種からの衝撃から保護し得る、ハロゲン含有プラズマ放出物等のプラズマ放出物に対して不活性であり得る任意の数の材料を含み得る。例えば、誘電体プレート505は、アルミニウム、イットリウム、ジルコニウム、シリコン、又は他の元素又は組み合わせを含む任意の数の金属の酸化物又は窒化物を含み得る。導電性材料は、電極として動作又は使用することができる任意の数の導電性材料であり得、アルミニウム、タングステン、モリブデン、タンタル、プラチナ、チタン、バナジウム、又はこれら又は他の導電性材料のいずれかの合金を含む任意の他の材料を含み得る。以下に記載される幾つかの実施形態は、焼結工程を含まない場合があるが、シャワーヘッドが方法400に従って製造され得る場合、焼成温度は1000℃をはるかに超える可能性がある。したがって、例えばアルミニウム等のより低い融点の金属は適切な候補でない場合がある。更に、セラミック材料及び導電性材料は、焼成中の膨張/収縮を制御するために、焼成温度に関する一定量のマッチングを生成するように選択され得る。
【0051】
[0062]製造されるシャワーヘッドの多孔度の量を制御するように、誘電体プレートを形成することもできる。構成要素は真空条件下で動作し得るため、真空状態又はシャワーヘッドによるガス抜きの影響を制限するために、多孔度が比較的低く維持され得る。同様に、より高い多孔度で特徴づけられる構成要素は、プラズマ種の吸収の増加の影響を受けやすい可能性があり、これにより、例えば、処理が実行される前に、より長いシーズニングを必要とし得る。したがって、幾つかの実施形態では、誘電体プレート505に使用される材料の多孔度は、約5%未満に制限され得、幾つかの実施形態では、約3%以下、約2%以下、約1%以下、約0.9%以下、約0.8%以下、約0.7%以下、約0.6%以下、約0.5%以下、約0.4%以下、約0.3%以下、約0.2%以下、又は約0.1%以下に制限され得る。
【0052】
[0063]多くの金属構成要素のように、コーティングの前に開孔が形成される場合、より小さい開孔が実現可能でない可能性がある、又は完全なコーティングが行われない場合がある。ただし、コーティングを容易にするために形成される開孔が大きいほど、プラズマ漏れが発生する可能性が高くなる。本技術は、開孔が導電性材料510に接触することなく誘電体プレート505を通ってのみ延在し得るため、これらの問題を克服する。したがって、コーティングの問題は、開孔の形成により導電性材料が露出し得ないセラミック材料を使用することによって克服されるため、後続のコーティングが実行され得る従来の材料よりも小さい開孔が穿孔され得る。したがって、幾つかの実施形態では、開孔515は、約10mm以下の直径によって特徴付けられ得、幾つかの実施形態では、約9mm以下、約8mm以下、約7mm以下、約6mm以下、約5mm以下、約4mm以下、約3mm以下、約2mm以下、約1mm以下の直径によって特徴付けられ得る。開孔サイズは、形成中に起こり得る移動量とともに、維持され得る間隙518に影響を及ぼし得る。したがって、半径方向の間隙であり得る間隙518は、各開孔の周りに約5mm以下延在し得、幾つかの実施形態では、各開孔の周りに約4mm以下、約3mm以下、約2mm以下、約1mm以下又は約0.5mm以下延在し得、これにより、開孔の形成中に導電性材料が露出されなくなる。
【0053】
[0064]本技術に係るシャワーヘッドはまた、導電性材料の内部チャンバ環境への曝露を制限又は防止するための1又は複数のコーティングを含み得る。
図6は、本技術の幾つかの実施形態に係る方法600の例示的な工程を示す図である。方法600は、前述のものと同様のシャワーヘッド、ならびに前述のような他のチャンバマニホールド又はディフューザを製造することができる。方法600は、誘電体構成要素を製造するための方法400の工程のいずれかを含み得、製造されたシャワーヘッドは、前述した材料、特性、又は性質のいずれかを含み得る。
【0054】
[0065]方法600は、方法400と同様に、本技術に係る方法の幾つかの実施形態に具体的に関連し得る又はし得ない1又は複数のオプションの工程を含み得る。例えば、工程の多くは、構造形成のより広い範囲を提供するために説明しているが、本技術にとって重要ではない、又は以下に更に説明する代替の方法論によって実行され得る。方法600は、方法600の工程と併せて説明する、
図7A~
図7Cの例示的なシャワーヘッド700の上面図に概略的に図示した工程を説明するものである。シャワーヘッド700は、同様に、本技術の実施形態における任意の処理チャンバに組み込まれ得る。
図7は、例示の目的で一般的な概略図のみを図示したものであり、例示的なシャワーヘッドは、説明するように、任意の数の開孔又は構造要素を含み得ることを理解すべきである。
【0055】
[0066]方法600は、工程605において開孔及び他の特徴を製造するためにプレートをエッチングすることを含み得る。例えば、上記のシャワーヘッド500の特徴、材料、又は性質のいずれかを有し得る開孔が、セラミック又は誘電体プレートを通して穿孔され得る。
図7Aに示すように、開孔715は、シャワーヘッド700を製造するときに、誘電体プレート705を通して穿孔又は形成され得る。導電性又は金属材料のメッシュ、フォイル、印刷、又はスプレーが、工程610において、1又は複数の面上のプレートに適用され得る。導電性材料は、前述の導電性材料のいずれかであり得、シャワーヘッドの第1の面等の1又は複数の面上に位置づけ又は形成され得る。
図7Bは、シャワーヘッド700の第1の面上での導電性材料710の形成を示すものである。図示したように、導電性材料710は、シャワーヘッドの第1の面全体に延在し得るが、間隙712は、各開孔の周りに維持され得る。例えば、導電性材料は、開孔から離れて、各開孔から第1の半径方向の距離に維持され得、これは、上記の任意の間隙距離に対応し得る。間隙712は、導電性材料が露出され得ないようにする同様の特徴を呈し得るが、間隙はまた、以下に説明するように、その後に追加されるコーティングのためのスペースも提供し得る。間隙は、事前に形成された導電性材料に含まれ得る、又は間隙を生じさせるために別のマスキング工程が実行され得る。
【0056】
[0067]次に、形成された開孔が、オプションの工程615でマスキングされ得る。マスキングは、穴の周りで実行され、各開孔の周りで半径方向又は横方向に限られた距離だけ延在し得る。次に、コーティングが工程620において塗布され、導電性材料710が覆われ得る。コーティングが塗布された後、マスクが、オプションの工程625で除去され得る。コーティングはまた、誘電体材料であり得、プレートの第1の誘電体材料に対する第2の誘電体材料であり得る。
図7Cは、導電性材料710全体に延在するようにコーティング720が後に塗布されたシャワーヘッドを示す図である。コーティング720はまた、各開孔715からの間隙722を維持するために塗布され得、コーティング720は、各開孔からの第2の半径方向の距離に維持され得る。幾つかの実施形態では、第2の半径方向の距離は、第1の半径方向の距離よりも短くてよく、これにより、コーティング720が導電性材料710を完全に覆うようになり得る。
【0057】
[0068]
図7Cはまた、導電性材料710が、シャワーヘッド700の外部又は半径方向のエッジ725に沿った1又は複数の位置で露出され得ることを示している。露出は、エラストマー要素が着座し得る場所であり得る環状チャネル730の半径方向外側で発生し得る。環状チャネル730は、開孔の半径方向外側に画定され得、チャンバ内に露出され得るシャワーヘッドの内部領域と、チャンバ処理に露出され得ない外部領域との間の境界を画定し得る。
図7Cに示したが、電極としての動作を可能にする材料の連続性を確保するために、開孔形成中にチャネルが前もって形成されていてよいことを理解されたい。したがって、導電性材料が領域725で露出されている場合、チャンバ環境内での導電性材料の露出を制限又は防止しながら、電極動作のための結合を可能にし得る。幾つかの実施形態では、ハイブリッドコーティングが塗布され得、シャワーヘッド全体に塗布される第1のコーティングを含み得るが、以下に記載されるような第2の層等の第2のより厚いコーティングは、エッジ領域に塗布され得ない。より薄いコーティングは、一部のプラズマ放出物から保護するが、電気的接触から完全に絶縁され得ない厚さのために、コーティングを介した電気的接続を可能にし得る。このオプションにより、幾つかの実施形態では、製造中に更なる柔軟性が得られ得る。
【0058】
[0069]
図7Dは、本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッドを示す概略部分断面図であり、例えば、シャワーヘッド700の別の図を示し得る。この図は、誘電体プレート705、導電性材料710、及びコーティング720を含むシャワーヘッドの一部を示しており、それらは、開孔715の周りに形成され得る。面取りされたエッジを有する開孔715を示したが、この図は、任意の開孔設計が本技術のいずれかに適応可能であることを単に例示するものであり、シャワーヘッド500、700、又は製造された他の任意のシャワーヘッドは、任意の開孔プロファイルによって特徴付けられ得る。
【0059】
[0070]
図7Dは、導電性材料710がプレート705の第1の面707全体にどのように形成され得るかを示す図である。幾つかの実施形態では、第2の面も1又は複数の材料を含み得るが、第1の面の反対側の第2の面709は、導電性材料又はコーティング720を含まなくてもよい。例えば、シャワーヘッド又はチャンバ構成要素の向きに応じて、構成要素の一方の側がより多くの衝撃に暴露され得、一方の側は化学反応性プラズマ放出物により多く暴露され得、コーティングはそれに応じて塗布され得るが、コーティングは、シャワーヘッドの片側又は両側に塗布可能である。図示したように、導電性材料710は、開孔715から第1の距離又は間隙712まで離れて維持され得る。コーティング720が、導電性材料710上に塗布され得、第1の間隙よりも短くてよい第2の距離又は間隙722に塗布され得る。したがって、本技術の実施形態では、導電性材料710は、シャワーヘッドの内部領域で完全に覆われ得る。
【0060】
[0071]プレート及びコーティングの両方の誘電体材料は、前述の材料のいずれかであり得、導電性材料はまた、前述の材料のいずれかであり得る。さらに、コーティング720は、幾つかの実施形態では、一種のハイブリッド又は多層コーティングであり得る。例えば、コーティング720の第1の層が、導電性材料の第2のコーティング層への露出を制限するために含まれ得、これにより、例えば、導電性材料に対する酸化又は他の影響が制限され得る。
【0061】
[0072]本技術の幾つかの実施形態に係るチャンバは、バイアスプラズマが基板処理領域に形成され得る修飾工程を実行するために使用され得る。この工程は、基板上の構造の物理的衝撃であってよく、不活性又は反応性の低い前駆体を用い得る。さらに、反応性エッチングが、遠隔領域に反応性プラズマ放出物を生成することによって実行され得る。前駆体は、基板から修飾された材料を除去するように構成され得るハロゲン前駆体を含み得る。したがって、記載されたシャワーヘッド等のチャンバの構成要素は、フッ素、塩素、又は他のハロゲン含有放出物等の化学反応性プラズマ放出物、ならびに物理的修飾に使用されるバイアスプラズマで生成されるイオンの両方に暴露され得る。例えば、例示的なシャワーヘッドは、基板に面する面及び開孔内に接触するバイアスプラズマ放出物等のプラズマ放出物、ならびに基板と相互作用する前に開孔を通って進む反応性放出物の両方に曝露され得る。上記の他の構成要素もまた、逆流するプラズマ放出物からのものを含む、一方又は両方のプラズマ放出物に曝露され得る。従来の構成要素は、プラズマ材料への導電性構成要素の曝露により劣化し得るが、本技術のシャワーヘッドは、プラズマ電極として動作しながら、導電性材料のいかなる曝露も制限又は防止し得る。
【0062】
[0073]プラズマ放出物は、チャンバ構成要素に異なる効果をもたらす可能性がある。例えば、イオンは、シャワーヘッドによって、遠隔で生成された化学反応性プラズマ放出物から少なくとも部分的に濾過され得る。しかしながら、例えば、フッ素含有放出物等の反応性放出物は、従来の構成要素設計でフッ化アルミニウムを形成すること等によって、露出した材料の腐食を引き起こす可能性がある。経時的に、このプロセスは露出した金属構成要素を腐食させ、交換が必要になる場合がある。さらに、基板処理領域でバイアスプラズマから形成されたプラズマ種は、構成要素に影響を与え、物理的損傷やスパッタリングを引き起こし、経時的に構成要素を侵食し得る。したがって、記載の構成要素のいずれも、チャンバの1又は複数の領域内で生成されたプラズマ放出物からの化学的腐食ならびに物理的侵食の影響を受けやすい可能性がある。
【0063】
[0074]腐食は、材料上にコーティング720を形成することによって、又はコーティングのために特定の材料を使用することによって、幾つかの方法で制御することができる。例えば、アルミニウムはフッ素含有プラズマ放出物への暴露によって腐食し得るが、酸化アルミニウム、又は他のめっき又はコーティングは、プラズマ放出物との接触で腐食しない可能性がある。したがって、記載の構成要素のいずれも、陽極酸化、酸化、原子層堆積、化学気相堆積、プラズマ溶射、無電解ニッケルめっき、電気めっきニッケル、チタン酸バリウム、又は露出した導電性材料を化学腐食から保護し得る他の任意の材料、例えばアルミニウム、モリブデン、プラチナ、又は前述の材料のいずれか等によってコーティングされ得る又は保護され得る。同様に、侵食は、材料上にコーティングを形成することによって、又はベースプレート705に特定の材料を使用することによって、幾つかの方法で制御することができる。例えば、アルミニウムやジルコニウムを含む追加の材料を含む場合と含まない場合とがある酸化イットリウム等の高性能材料は、バイアスプラズマ放出物によって引き起こされる物理的損傷から構成要素を保護し得る。ただし、構造に腐食性プラズマ放出物と侵食性プラズマ放出物の両方が接触し得る場合は、構成要素への損傷が依然として発生し得る。したがって、コーティング720は、記載のように複数の材料を含み得、ベースプレート705は、追加のコーティングも含み得る。材料は、実施形態において同じであり得る、異なり得る、又は組み合わせであり得る。例えば、コーティング720は、幾つかの実施形態では、プラズマ放出物に対する耐性を増強することが指摘されている他のいずれかの材料とともに、プラズマ溶射酸化イットリウムを含み得る。
【0064】
[0075]さらに、ハイブリッドコーティング720の第1の層は、導電性材料710全体に共形的に延在し得る。前に説明したように、第1の層は、ハロゲン含有放出物又はエッチャント材料を含む反応性エッチャントから導電性材料を保護するように構成された耐食層であり得る。第1の層は、実施形態では、陽極酸化、無電解ニッケルめっき、電気めっきニッケル、酸化アルミニウム、又はチタン酸バリウムであり得る、又はそれらを含み得る。耐食性コーティングの形成プロセスにより、導電性材料の完全なカバレッジが達成され得る。カバレッジの深さは、約25μm以下であり得、約20μm以下、約15μm以下、約10μm以下、約5μm以下、約3μm以下、約1μm以下、約750nm以下、約500nm以下、約250nm以下、約100nm以下、又は約50nm以下であり得る。幾つかの実施形態では、厚さの増加を達成するための時間が比較的長くなり得るため、コーティングの厚さは、幾つかの実施形態では、約100nmから約300nmの間であり得る。第1の層の厚さが約3μm又は約5μm以上であり得る実施形態では、第2の層は含まれなくてよい。
【0065】
[0076]ハイブリッドコーティングの第2の層もまた、第1の層の外部に含まれ得る。第2の層は、酸化イットリウム、又は電子ビームコーティング又はアルミニウム、ジルコニウム、又は他の材料を含む酸化イットリウム等の他の高性能材料を含み得る。第2の層は、第1の面707全体で少なくとも部分的に延在していてよく、構成要素のプラズマに面する面全体に延在し得る。ハイブリッドコーティングの第2の層は、約25μm以下の厚さによって特徴付けられ得、幾つかの実施形態では、約20μm以下、約15μm以下、約10μm以下、約5μm以下、約1μm以下、約750nm以下、約500nm以下、約300nm以下、又は約100nm以下の厚さによって特徴付けられ得る。
【0066】
[0077]前述したように、コーティング720を塗布する前にマスキング工程が実行され得る。コーティングは、幾つかの実施形態ではスプレー機構によって塗布され得るので、前述のようなサイズであり得る開孔を通しての送達は困難であり得る。マスキングを行わないと、コーティングの完全な層が形成され得ず、一貫性のないコーティングから形成されたピッチングが発生する可能性があり、これにより、経時的な処理中にコーティングが除去されやすくなり、塗布の再現性が制限され得る。したがって、マスキングは、これが問題となる可能性があり且つコーティングを導電性材料及びプレートの第1の面に明確に沿うように限定し得る幾つかの実施形態で実行され得る。
【0067】
[0078]プレート705及び/又は導電性材料710は、幾つかの実施形態では、2つの層が使用される場合に、コーティングの第1の層又は第2の層の一方又は両方を形成する前に、テクスチャ加工され得る。例えば、コーティングは、テクスチャ加工された面への接着性が改善されていてよい。幾つかの実施形態では、テクスチャ加工は、ハイブリッドコーティングの一方又は両方の層の深さまで、又はそれよりも深い深さまで実行され得る。例えば、第1の層をコーティングする前に、又は第1の層と第2の層のコーティングとの間に、プレート及び/又は導電性材料が、機械加工、ビード又は他のブラスト技法、又は他の粗面化又はテクスチャ加工工程を介してテクスチャ加工され得る。テクスチャ加工は、少なくとも約50nmの深さまで実行され得、少なくとも約100nm、少なくとも約250nm、少なくとも約500nm、少なくとも約750nm、少なくとも約1μm、少なくとも約3μm、少なくとも約5μm、又はそれ以上の深さまで実行され得るが、テクスチャ加工は、下にある材料の露出を制限し、カバレッジを確保するために、材料の全体の厚さよりも深い深さまで拡張することはできない。
【0068】
[0079]
図8は、本技術の幾つかの実施形態に係る方法800の例示的な工程を示す図である。方法800は、方法600で上述したシャワーヘッド形成の変形を含み得る。本方法を、本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なシャワーヘッド900を示す概略上面図である
図9A~
図9Bを参照しながら説明する。方法800は、方法800でのコーティングに続いて開孔が形成され得るという点で、方法600とは異なり得る。例えば、方法800は、続いて開孔が穿孔され得る誘電体プレート上にマスクを形成することによって工程805において開始され得る。マスキングの後に、導電性メッシュ、フォイル、又はコーティングが、金属印刷又は金属堆積を含む幾つかの前述の技法によって実行され得、前述のように行われ得、続いて開孔が形成される間隙距離が維持され得る工程810において、適用され得る。工程815において、前述のように、第2の間隙を維持し得るコーティングが導電性材料上に塗布され得る。
【0069】
[0080]
図9Aは、工程815でのコーティングに続く例示的なシャワーヘッドを示し得る。図示したように、シャワーヘッド900は、プレート905を通して開孔が形成されない場合があるが、
図7で説明したシャワーヘッドに類似していてよい。マスク材料は、工程820において除去され得、次いで、開孔が、工程825においてプレートを通して機械加工され得る。
図9Bに示すように、最終的なシャワーヘッドは、開孔915がコーティングに続いて形成されたが、
図7の最終的シャワーヘッドに類似し得る。
【0070】
[0081]本技術の実施形態に係るシャワーヘッドは、導電性ベース材料に基づいていてよい従来のシャワーヘッドよりも改善された耐食性及び耐侵食性を提供し得る。記載したように、導電性材料をセラミック又は他の誘電体材料と共に又はその中に組み込むことにより、処理チャンバ内の導電性材料の開孔サイズの縮小及び完全なカバレッジを含む改善されたカバレッジを可能にしつつ、電極としての動作も可能である。
【0071】
[0082]前述において、説明の目的で、本技術の様々な実施形態の理解を提供するために、多くの詳細を提示している。しかしながら、特定の実施形態は、これらの詳細の一部なしで、又は追加の詳細とともに実施され得ることが当業者には明らかであろう。
【0072】
[0083]幾つかの実施形態を開示したが、実施形態の主旨から逸脱することなく、様々な修正、代替構造、及び同等物を使用できることが当業者によって認識されるであろう。さらに、本技術を不必要に曖昧にすることを避けるために、幾つかの周知のプロセス及び要素は説明していない。したがって、上記の説明を、本技術の範囲を限定するものと解釈すべきではない。さらに、方法又はプロセスは、順次又は段階的に説明され得るが、工程は、同時に、又は列挙されたものとは異なる順序で実行され得ることが理解されるべきである。
【0073】
[0084]値の範囲が提供される場合、文脈が明確に別段の指示をしない限り、その範囲の上限と下限との間の、下限の単位の最小部分までの各介在値もまた、具体的に開示されることを理解されたい。いずれかの記載された値又は記載された範囲の記載されていない介在値と、その記載された範囲の他のいずれかの記載された値又は介在値との間のいかなるより狭い範囲も含まれる。これらのより小さい範囲の上限と下限は、独立して範囲に含まれる又は除外される場合があり、より小さい範囲に一方、又は両方の限界値が含まれる、又はどちらも含まれない各範囲も、記載された範囲におけるいずれかの特に除外された限界値に従って、本技術に含まれる。記載された範囲に限界値の一方又は両方が含まれる場合、それら含まれる限界値の一方又は両方を除外する範囲も含まれる。
【0074】
[0085]本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明確に別段の指示をしない限り、複数形の参照を含む。したがって、例えば、「1つの前駆体(a precursor)」への言及は、複数の上記前駆体を含み、「層(the layer)」への言及は、当業者に周知の1又は複数の層及びその同等物への言及等を含む。
【0075】
[0086]また、本明細書及び以下の特許請求の範囲で使用する場合、「含む、備える(comprise)」、「含む、備える(comprising)」、「含む(contain)」、「含む(containing)」、「含む(include)」、及び「含む(including)」という用語は、記載された特徴、整数、構成要素、又は工程の存在を指定するものであるが、1又は複数の他の特徴、整数、構成要素、工程、実施、又は群の存在又は追加を排除するものではない。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法であって、
誘電体プレートの複数の開孔の位置のそれぞれから第1の径方向距離に導電性材料が維持された状態で、前記誘電体プレートの第1の面に前記導電性材料を適用することと、
前記複数の開孔の位置のそれぞれから第2の径方向距離にある前記複数の開孔の位置をマスキングすることと、
前記複数の開孔の位置をマスキングした後、前記導電性材料の露出部分に誘電体コーティングを適用することと、
を含む方法。
【請求項2】
前記誘電体プレートの厚さを通して複数の開孔を形成することであって、前記複数の開孔の各開孔は前記複数の開孔の位置のそれぞれに配置されている、複数の開孔を形成すること、
をさらに含む、請求項1に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項3】
前記複数の開孔を形成することは、前記複数の開孔を穿孔すること及び前記複数の開孔をエッチングすることの一方又は両方を含む、
請求項2に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項4】
前記複数の開孔は、前記複数の開孔の位置をマスキングする前に形成される、
請求項2に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項5】
前記複数の開孔は、前記誘電体コーティングを適用した後に形成される、
請求項2に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項6】
前記複数の開孔を形成する前に、前記マスキングのマスクを取り除くこと、
をさらに含む、請求項5に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項7】
前記誘電体コーティングを適用した後に、前記マスキングのマスクを取り除くこと、
をさらに含む、請求項1に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項8】
前記誘電体コーティングは、
前記導電性材料の前記露出部分に適用される第1の層と、
第2の層であって、前記第2の層を除く前記導電性材料の前記露出部分のエッジ領域をそのままにして、前記露出面の中央部分に適用される第2の層と、
を含む、請求項1に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項9】
前記第1の層は、陽極酸化、無電解ニッケルめっき、電気めっきニッケル、酸化アルミニウム、及びチタン酸バリウムからなる群から選択された少なくとも1つの材料を含む、請求項8に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項10】
前記第1の層の深さは25ミクロン未満である、請求項8に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項11】
前記第2の層は、酸化イットリウム、アルミニウム、及びジルコニウムからなる群から選択された少なくとも1つの材料を含む、請求項8に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項12】
前記第2の層の深さは25ミクロン未満である、請求項8に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項13】
前記第2の層は前記第1の層より厚い、請求項8に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項14】
前記導電性材料を適用することは、
1又は複数のグリンボディに前記導電性材料を適用することと、
前記第1の面に適用された前記導電性材料を有する前記誘電体プレートを形成するために、前記1又は複数のグリンボディ及び前記導電性材料を焼成することと、
を含む、
請求項1に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項15】
前記誘電体コーティングは酸化イットリウムを含む、請求項1に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項16】
前記誘電体コーティングの少なくとも一部を適用する前に、前記誘電体プレート及び前記導電性材料の一方又は両方をテクスチャ加工すること
をさらに含む、請求項1に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項17】
前記誘電体コーティングは、
前記導電性材料の前記露出部分に適用される第1の層と、
第2の層であって、前記第2の層を除く前記導電性材料の前記露出部分のエッジ領域をそのままにして、前記露出面の中央部分に適用される第2の層と、
前記第1の層及び前記第2の層のいずれか又は両方まで又はより大きな深さに適用される前記テクスチャ加工のテクスチャと、
を含む、請求項16に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項18】
前記誘電体プレート及び前記導電性材料の一方又は両方をテクスチャ加工することは、機械加工及びビードブラストの一方又は両方を含む、請求項16に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項19】
前記テクスチャ加工のテクスチャは、前記誘電体コーティングの厚さ以下の深さに適用される、請求項16に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【請求項20】
前記第2の径方向距離は前記第1の径方向距離より大きい、請求項16に記載の、半導体処理システムのためのシャワーヘッドを製造する方法。
【外国語明細書】