(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024110308
(43)【公開日】2024-08-15
(54)【発明の名称】画像形成システム、設定制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20240807BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20240807BHJP
G03G 21/00 20060101ALI20240807BHJP
【FI】
H04N1/00 912
H04N1/00 127Z
B41J29/38 202
G03G21/00 388
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023014831
(22)【出願日】2023-02-02
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100107515
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 浩一
(72)【発明者】
【氏名】石井 達也
(72)【発明者】
【氏名】紺野 吉男
(72)【発明者】
【氏名】中田 光貴
【テーマコード(参考)】
2C061
2H270
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP07
2C061AQ06
2C061HK11
2C061HN02
2C061HN08
2C061HN15
2H270KA58
2H270KA59
2H270KA60
2H270NA06
2H270NB06
2H270NC08
2H270ND01
2H270ND14
2H270ZC03
2H270ZC04
5C062AA05
5C062AB08
5C062AB23
5C062AB40
5C062AB42
5C062AC05
5C062AC22
5C062AF07
5C062AF14
(57)【要約】
【課題】ドングル等の記憶装置を画像形成装置に接続して、当該画像形成装置の機能を制限するときに、制限した機能に応じて、画像形成装置の設定を変更することを容易にする。
【解決手段】画像形成システムは、画像形成装置と、前記画像形成装置に接続される記憶装置とを含む画像形成システムであって、前記記憶装置はライセンス情報を記憶し、前記画像形成装置は、前記ライセンス情報に基づいて前記画像形成装置の設定を変更する設定制御部を有する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置と、前記画像形成装置に接続される記憶装置とを含む画像形成システムであって、
前記記憶装置はライセンス情報を記憶し、
前記画像形成装置は、
前記ライセンス情報に基づいて前記画像形成装置の設定を変更する設定制御部を有する、
画像形成システム。
【請求項2】
前記設定制御部は、前記ライセンス情報に基づいて、前記画像形成装置の機能を制限し、制限した機能に対応する前記画像形成装置の設定を変更する、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記ライセンス情報は、前記制限した機能に対応する前記画像形成装置の設定情報を含む、請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記設定制御部は、前記ライセンス情報に基づいて、前記画像形成装置の単位時間当たりの印刷可能ページ数を示す生産性を設定し、前記生産性の設定に応じて前記画像形成装置の設定を変更する、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記ライセンス情報は、用紙の種類又は銘柄ごとの前記画像形成装置の設定情報を含み、
前記設定制御部は、前記画像形成装置に格納されている用紙の種類又は銘柄ごとの設定を変更する、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記ライセンス情報は、仕向地に対応する前記画像形成装置の設定情報を含み、
前記設定制御部は、前記画像形成装置の仕向地に応じて前記画像形成装置の設定を変更する、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記画像形成装置の構成が変更されたときに、前記画像形成装置の調整を促す表示画面を表示するUI部を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記ライセンス情報に基づいて、前記画像形成装置の状態を表示する表示画面を表示するUI部を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
【請求項9】
画像形成装置と、前記画像形成装置に接続される記憶装置とを含む画像形成システムにおいて、
前記記憶装置が、ライセンス情報を記憶し、
前記画像形成装置が、前記ライセンス情報に基づいて前記画像形成装置の設定を変更する設定変更処理を実行する、
設定制御方法。
【請求項10】
画像形成装置が備えるコンピュータに、
ライセンス情報を記憶し、前記画像形成装置に接続される記憶装置から前記ライセンス情報を取得する処理と、
前記ライセンス情報に基づいて前記画像形成装置の設定を変更する処理と、
を実行させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成システム、設定制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置のライセンスを管理するために、ドングルを接続して画像形成装置ごとに機能を制限する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ドングル等の記憶装置を画像形成装置に接続して、画像形成装置の機能を制限する場合、制限した機能に応じて、画像形成装置の設定を変更することが望ましい場合がある。
【0004】
しかし、従来の技術では、ドングル等の記憶装置を画像形成装置に接続して、画像形成装置の機能を制限するときに、制限した機能に応じて、画像形成装置の設定を変更することには困難を伴っていた。
【0005】
本発明の一実施形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ドングル等の記憶装置を画像形成装置に接続して、当該画像形成装置の機能を制限するときに、制限した機能に応じて、画像形成装置の設定を変更することを容易にする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る画像形成システムは、画像形成装置と、前記画像形成装置に接続される記憶装置とを含む画像形成システムであって、前記記憶装置はライセンス情報を記憶し、前記画像形成装置は、前記ライセンス情報に基づいて前記画像形成装置の設定を変更する設定制御部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、ドングル等の記憶装置を画像形成装置に接続して、当該画像形成装置の機能を制限するときに、制限した機能に応じて、画像形成装置の設定を変更することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一実施形態に係る画像形成システムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】一実施形態に係る画像形成システムのシステム構成の別の一例を示す図である。
【
図3】一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。
【
図4】一実施形態に係る画像形成システムの機能構成の例を示す図である。
【
図5】一実施形態に係る画像形成装置の処理の例を示すフローチャートである。
【
図6】第1の実施形態に係る設定変更処理の例を示すフローチャートである。
【
図7】第2の実施形態に係る設定変更処理の例を示すフローチャートである。
【
図8】第3の実施形態に係る設定変更処理の例を示すフローチャートである。
【
図9】第3の実施形態に係る仕向地に応じた設定の例について説明するための図である。
【
図10】第4の実施形態に係る状態表示処理の例を示すフローチャートである。
【
図11】一実施形態に係る記憶装置で制御する機能の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
<システム構成>
図1は、一実施形態に係る画像形成システムのシステム構成の一例を示す図である。画像形成システム1は、一例として、DFE(Digital Front End)10、画像形成装置100、及び画像形成装置100に接続される記憶装置20等を含む。
図1の例では、画像形成装置100は、印刷装置110、及びスタッカ120等を含む。
【0011】
DFE10は、受信した印刷ジョブに基づいてRIP(Raster Image Processor)処理を行って、印刷対象の印刷データを生成し、生成した印刷データと、印刷ジョブの処理内容を示すジョブ情報とを、印刷装置110に出力する情報処理装置である。
【0012】
印刷装置110は、DFE10から受信した印刷データ、及びジョブ情報に基づいて、記録媒体である用紙への印刷を行う装置である。例えば、印刷装置110は、給紙部111から用紙を取得し、取得した用紙を、搬送経路112に従って搬送する。また、印刷装置110は、搬送ベルト114に沿って、K(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の感光体ドラム113K、113C、113M、及び113Yが並べられている。印刷装置110は、この感光体ドラム113K、113C、113M、及び113Yで各色のトナー像を搬送ベルト114上に重ね、ローラ115で、搬送される用紙にトナー像を転写し、ローラ116で、用紙上に定着させる。
【0013】
印刷装置110は、片面印刷の場合は、用紙をそのままスタッカ120に排出し、両面印刷の場合は、反転パス117で用紙を反転して、再び搬送経路112に従って搬送する。これにより、印刷装置110は、用紙の表面と同様にして、裏面にもトナー像を転写、及び定着し、その後、用紙をスタッカ120に排出する。
【0014】
また、印刷装置110は、操作パネル30を有しており、操作パネル30に、様々な表示画面を表示するとともに、ユーザによる入力操作を受け付けることができる。なお、印刷装置110は、通信ネットワークを介して接続されるPC(Personal Computer)等の情報処理装置で、表示画面の表示、及びユーザによる入力操作を受付可能であってもよい。さらに、印刷装置110は、例えば、ドングル等の記憶装置20を接続するためのインタフェースを有している。
【0015】
スタッカ120は、印刷装置110から排出された用紙を、トレイ131にスタックする。なお、
図1に示した画像形成装置100の構成は一例である。画像形成装置100には、例えば、給紙ユニット、中継ユニット、手差しトレイ、2穴パンチユニット、上折りユニット、用紙冷却ユニット、又はフィニッシャー等の様々なオプションユニットを装着可能である。
【0016】
図2は、一実施形態に係る画像形成システムのシステム構成の別の一例を示す図である。画像形成システム1は、例えば、
図2に示すように、スキャン機能、コピー機能、印刷機能、ファクシミリ機能等を一つの筐体に搭載したMFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置100と、記憶装置20とを含む構成であってもよい。
【0017】
図2の例では、画像形成装置100は、例えば、スキャン機能、コピー機能、印刷機能、ファクシミリ機能等の画像形成処理を実行する本体201と、様々な表示画面を表示し、ユーザによる入力操作を受け付ける操作パネル30とを有している。また、画像形成装置100は、例えば、ドングル等の記憶装置20を接続するためのインタフェースを有している。なお、
図2に示した画像形成装置100にも、様々なオプションユニットを装着可能である。
【0018】
記憶装置(ドングル)20は、画像形成装置100のライセンス情報を記憶したデバイスであり、画像形成装置100に接続可能に構成されている。記憶装置20は、例えば、ドングル、又はプロテクトドングル等と呼ばれる場合がある。
【0019】
(処理の概要)
画像形成装置100は、画像形成装置100に接続された記憶装置20から、ライセンス情報を取得し、取得したライセンス情報に基づいて、画像形成装置100の機能を制限する。
【0020】
また、ライセンス情報は、制限する機能に対応する画像形成装置100の設定情報を含み、画像形成装置100は、ライセンス情報に従って、制限した機能に対応する画像形成装置100の設定を変更する。
【0021】
具体的な一例として、画像形成装置100は、ライセンス情報に基づいて、画像形成装置100の単位時間当たりの印刷可能ページ数を示す生産性(ppm:page per minute)を制限(設定)する。例えば、生産性を100ppm、又は110ppmに設定可能な画像形成装置100が複数ある場合、ライセンス情報で生産性の設定を統一することにより、管理者等による製造管理、又は販売管理等が容易になる。
【0022】
また、ライセンス情報は、生産性の設定に対応する画像形成装置100の設定を含み、画像形成装置100は、生産性の設定に応じて、画像形成装置100の設定を変更する。ここで、画像形成装置100の設定には、生産性の設定によって最適な設定値が変化する印刷条件(例えば、作像条件、転写条件、又は定着条件等)が含まれる。
【0023】
上記の処理により、本実施形態によれば、ドングル等の記憶装置20を画像形成装置100に接続して、画像形成装置100の機能を制限するときに、制限した機能に応じて、画像形成装置100の設定を変更することが容易になる。
【0024】
例えば、特許文献1に示されるような従来の技術でも、ドングルを接続して、画像形成装置100ごとに機能を制限することができる。しかし、従来の技術では、機能を制限したことにより、画像形成装置100の設定の変更が必要な場合、ユーザ、又は管理者等が、画像形成装置100の設定を変更することになる。しかし、一般的なユーザ、又は管理者等が、制限した機能に応じて、画像形成装置10の設定を変更することには困難を伴っていた。
【0025】
一方、本実施形態に係る画像形成システム1は、記憶装置20に記憶したライセンス情報に基づいて、画像形成装置100の機能を制限するともに、制限した機能に応じて、画像形成装置100の設定を容易に変更することができる。
【0026】
<ハードウェア構成>
画像形成装置100は、例えば、
図3に示すように、専用デバイス307を備えたコンピュータ300のハードウェア構成を有している。
【0027】
図3は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。コンピュータ300は、例えば、CPU(Central Processing Unit)301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303、ストレージデバイス304、通信デバイス305、及びI/F(Interface)306等がバス308を介して接続されている。また、I/F306には、例えば、操作パネル30、及び専用デバイス307等が接続されている。さらに、I/F306には、例えば、記憶装置(ドングル)20等の外部装置を接続することができる。
【0028】
CPU301は、例えば、ストレージデバイス304、又はROM303等の記憶媒体に記憶した所定のプログラムを実行することにより、画像形成装置100の全体を制御するプロセッサである。RAM302は、例えば、CPU301の作業領域等として用いられる揮発性のメモリである。ROM303は、例えば、CPU301の起動用のプログラム等を記憶した不揮発性のメモリである。ストレージデバイス304は、例えば、OS(Operating System)、アプリケーション、データ、又は情報等を記憶する大容量の記憶デバイスである。
【0029】
通信デバイス305は、他の装置と通信するための有線、又は無線の様々な通信インタフェースを含む。I/F306は、バス308に、各種のハードウェアを接続するためのインタフェースである。
図2の例では、I/F306には、操作パネル30、及び専用デバイス307等が接続されている。また、I/F306には、記憶装置(ドングル)20を接続することができる。
【0030】
操作パネル30は、現在の設定値や設定画面等を表示するとともに、ユーザからの入力操作を受け付けるタッチパネルディスプレイ、及び操作ボタン等を備えた表示入力装置である。
【0031】
専用デバイス307は、画像形成装置100において、専用の機能を実現するためのハードウェアである。例えば、
図1に示すような画像形成装置100には、用紙に印刷する印刷デバイス、用紙を搬送する搬送機構、及びスタッカ120等の専用デバイス307が接続される。また、
図2に示すような画像形成装置100には、例えば、印刷デバイス、原稿をスキャンする読取デバイス、及びファクス通信を行うファクシミリコントロールユニット(FCU)等の専用デバイス307が接続される。
【0032】
また、画像形成装置100には、画像処理を高速化する、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はGPU(Graphics Processing Unit)等の専用デバイス307が接続されていてもよい。なお、専用デバイス307のうち、少なくとも一部は、I/F306を介さずに、バス308に接続されていてもよい。
【0033】
(記憶装置のハードウェア構成)
記憶装置(ドングル)20は、不揮発性の記憶デバイスを備えたコンピュータのハードウェア構成を有している。例えば、記憶装置20は、
図3に示すようなコンピュータ300のハードウェア構成から、通信デバイス305、操作パネル30、及び専用デバイス307等を省略した構成を有している。或いは、記憶装置20は、不揮発性の記憶デバイスと、記憶デバイスを制御する制御回路とによって構成されるものであってもよい。本実施形態に係る記憶装置20は、画像形成装置100に接続可能であり、予め記憶した画像形成装置100のライセンス情報を、画像形成装置100から読み出し可能であれば、任意のハードウェア構成であってよい。
【0034】
<機能構成>
図4は、一実施形態に係る画像形成システムの機能構成の例を示す図である。
【0035】
(画像形成装置の機能構成)
画像形成装置100は、ストレージデバイス304等の記憶媒体に記憶したプログラムをCPU301が実行することにより、例えば、通信部401、画像形成部402、UI(User Interface)部403、取得部404、及び設定制御部405等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであってもよい。また、画像形成装置100は、例えば、ストレージデバイス304、及びRAM302等によって実現される記憶部406を備えている。
【0036】
通信部401は、通信デバイス305を用いて、DFE10、又は通信ネットワークを介して通信可能な情報処理装置等と通信する通信処理を実行する。
【0037】
画像形成部402は、例えば、印刷処理等の画像形成処理を実行する。例えば、画像形成部402は、専用デバイス307を用いて、DFE10、又は通信ネットワークを介して通信可能な情報処理装置等から入力された印刷データを印刷する印刷処理を実行する。このとき、画像形成部402は、例えば、設定制御部405等が設定した画像形成装置100の設定に従って印刷処理を実行する。なお、画像形成装置100がMFPである場合、画像形成部402は、例えば、スキャン処理、コピー処理、又はファクス送受信処理等の他の画像形成処理も実行する。
【0038】
UI部403は、例えば、操作パネル30等を用いて、画像形成装置100を操作、又は設定するためのUI画面を表示する表示処理、及びユーザによる入力操作を受け付ける操作受付処理等を実行する。なお、UI部403は、操作パネル30に限られず、例えば、通信ネットワークを介して通信可能な情報処理装置等にUI画面を表示してもよい。
【0039】
取得部404は、画像形成装置100に接続された記憶装置(ドングル)20から、ライセンス情報413を取得する取得処理を実行する。例えば、取得部404は、I/F306に接続された記憶装置20から、ライセンス情報413を取得する。なお、記憶装置20は、I/F306に限られず、例えば、通信デバイス305等を介して、画像形成装置100に接続されるものであってもよい。
【0040】
設定制御部405は、取得部404が取得したライセンス情報413に基づいて、画像形成装置100の設定を変更する設定制御処理を実行する。例えば、設定制御部405は、ライセンス情報413に基づいて画像形成装置100の機能を制限する。また、ライセンス情報413は、制限する機能に対応する画像形成装置100の設定情報を含み、設定制御部405は、ライセンス情報に従って、制限した機能に対応する画像形成装置100の設定を変更する。
【0041】
具体的な一例として、ライセンス情報413は、画像形成装置100の単位時間当たりの出力可能ページ数を示す生産性の設定、及び生産性の設定に対応する画像形成装置100の設定情報を含む。また、設定制御部405は、ライセンス情報413に基づいて、画像形成装置100の生産性の設定を制限し、制限した生産性の設定に対応する画像形成装置100の設定(例えば、作像、転写、又は定着等の印刷条件)を変更する。
【0042】
好ましくは、ライセンス情報413は、用紙の種類に対応する画像形成装置100の設定情報を含み、設定制御部405は、印刷対象となる用紙に種類に応じて、画像形成装置100の設定(例えば、転写、又は定着等の印刷条件)を変更する。
【0043】
好ましくは、ライセンス情報413は、画像形成装置100の仕向地に対応する画像形成装置100の設定情報を含み、設定制御部405は、画像形成装置100の仕向地に応じて、画像形成装置100の設定(例えば、言語、又は電源の仕様等)を変更する。
【0044】
なお、画像形成装置100は、設定制御部405が、ライセンス情報413に基づいて制限する機能に対応する画像形成装置100の設定情報を、記憶部406に予め記憶しておくものであってもよい。この場合、設定制御部405は、ライセンス情報413に基づいて制限した機能に対応する画像形成装置100の設定情報を記憶部406から取得し、画像形成装置100の設定を変更する。
【0045】
記憶部406は、例えば、前回の起動時における画像形成装置100の構成、設定制御部405が設定した画像形成装置100の設定値、及び画像形成装置100の仕向地の情報等を記憶する。また、記憶部406は、必要に応じて、ライセンス情報413に基づいて制限する機能に対応する画像形成装置100の設定情報を、さらに記憶する。
【0046】
(記憶装置の機能構成)
記憶装置(ドングル)20は、例えば、制御部411、及び記憶部412を有している。
【0047】
制御部411は、例えば、所定のプログラムを実行するCPU等によって実現され、記憶部412にライセンス情報413を記憶して管理する。例えば、制御部411は、画像形成装置100等からのライセンス情報413の取得要求に応じて、画像形成装置100等に対して、ライセンス情報413を提供する。なお、制御部411は、制御回路等のハードウェアによって実現されるものであってもよい。
【0048】
記憶部412は、例えば、不揮発性の記憶デバイス等によって実現され、ライセンス情報413等を記憶する。例えば、記憶部412には、画像形成装置100に対応するライセンス情報413が、予め記憶されている。このライセンス情報413には、例えば、画像形成装置100の機能を制限する情報、及び制限する機能に対応する画像形成装置100の設定等の情報が含まれる。具体的一例として、ライセンス情報413には、生産性、生産性に対応する画像形成装置100の設定情報、用紙の種類に対応する画像形成装置100の設定情報、及び仕向地に対応する画像形成装置100の設定情報等が含まれる。
【0049】
好適な一例として、制御部411は、画像形成装置100に接続され、アクティベートされた記憶装置20を、他の画像形成装置に接続しても使用できないように制御する。
【0050】
<処理の流れ>
続いて、本実施形態に係る設定制御方法の処理の流れについて説明する。
【0051】
(画像形成装置の処理)
図5は、一実施形態に係る画像形成装置の処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、
図4に示すような機能構成を有する画像形成装置100が実行する処理の概要を示している。画像形成装置100は、例えば、起動したとき、又は画像形成装置100に記憶装置20が接続されたとき等に、
図4の処理を実行する。また、画像形成装置100は、
図4の処理を実行した後、所定の時間を経過したとき等に、
図4の処理を再実行してもよい。
【0052】
ステップS501において、取得部404は、画像形成装置100に接続された記憶装置20から、ライセンス情報413を取得する。
【0053】
ステップS502において、設定制御部405は、取得部404が取得したライセンス情報413に基づいて、画像形成装置100の機能を制限する。一例として、設定制御部405は、ライセンス情報413に基づいて、画像形成装置100の生産性を制限(設定)する。
【0054】
ステップS503において、設定制御部405は、取得部404が取得したライセンス情報413に基づいて、制限した機能に対応する画像形成装置100の設定を変更する設定変更処理を実行する。一例として、設定制御部405は、制限した画像形成装置100の生産性に対応する画像形成装置100の設定(例えば、作像、転写、又は定着等の印刷条件)を変更する。
【0055】
(設定変更処理)
続いて、
図5のステップS503において、設定制御部405が実行する設定変更処理について、複数の実施形態を例示して説明する。
【0056】
[第1の実施形態]
図6は、第1の実施形態に係る設定変更処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、
図5のステップS503で設定制御部405が実行する設定変更処理の一例を示している。
【0057】
ステップS601、S602において、設定制御部405は、記憶部406に記憶した前回の起動時の画像形成装置100の構成と、現在の画像形成装置100の構成とを比較し、前回の起動時と画像形成装置100の構成が異なるか否かを判断する。前回の起動時と画像形成装置100の構成が異なる場合、設定制御部405は、処理をステップS603に移行させる。一方、前回の起動時と画像形成装置100の構成が同じ場合、設定制御部405は、
図6の処理を終了する。
【0058】
ステップS603に移行すると、設定制御部405は、記憶装置20の設定値を利用するか否かを判断する。例えば、設定制御部405は、画像形成装置100に、画像形成装置100で利用可能な記憶装置20が接続されている場合、記憶装置20の設定値を利用すると判断してもよい。或いは、設定制御部405は、画像形成装置100に予め設定された設定情報、又はユーザによる選択操作等に基づいて、記憶装置20の設定値を利用するか否かを判断してもよい。
【0059】
記憶装置20の設定値を利用する場合、設定制御部405は、処理をステップS604に移行させる。一方、記憶装置20の設定値を利用しない場合、設定制御部405は、処理をステップS606に移行させる。
【0060】
ステップS604に移行すると、設定制御部405は、記憶装置20から取得したライセンス情報413に含まれる画像形成装置100の設定値を、画像形成装置100に設定する。例えば、設定制御部405は、
図5のステップS501で取得したライセンス情報413から、ステップS502で制限した機能に対応する画像形成装置100の設定値を取得し、取得した設定値を画像形成装置100に設定する。
【0061】
ステップS605において、設定制御部405は、記憶装置20から取得したライセンス情報413に含まれる用紙の種類又は銘柄ごとの設定を、画像形成装置100に設定する。
【0062】
例えば、高品質な印刷を要求されるプロダクションプリンティング機において、用紙の種類又は銘柄ごとに、転写、及び定着等の最適な印刷条件を管理し、印刷に利用するシステムが知られている。この用紙の種類又は銘柄ごとに最適な印刷条件を管理する値について、例えば、生産性等の画像形成装置100の設定値によって変わる場合がある。
【0063】
そのため、設定制御部405は、
図5のステップS501で取得したライセンス情報413から、画像形成装置100に格納されている用紙の種類又は銘柄ごとの設定値(印刷条件等)を取得し、取得した設定値を画像形成装置100に設定する。
【0064】
一方、ステップS603からS606に移行すると、設定制御部405は、画像形成装置100の構成に応じて、画像形成装置100の設定値を切り替える。例えば、画像形成装置100は、画像形成装置100の構成に対応する複数の設定値を記憶部406に記憶しておき、画像形成装置100の構成に応じて、設定値を切り替える。
【0065】
ステップS607において、設定制御部405は、画像形成装置100の設定値に応じて、画像形成装置100に格納されている用紙の種類又は銘柄ごとの設定値を切り替える。例えば、画像形成装置100は、用紙の種類又は銘柄に対応する複数の設定値を記憶部406に記憶しておく。また、設定制御部405は、ステップS606で切り替えた画像形成装置100の設定値に応じて、画像形成装置100に格納されている用紙の種類又は用紙ごとの設定値(印刷条件等)を切り替える。
【0066】
図6の処理により、設定制御部405は、
図5のステップS502で制限した機能に対応する画像形成装置100の設定値を、画像形成装置100に設定することができる。また、設定制御部405は、画像形成装置100の設定値に応じて、画像形成装置100に格納されている用紙の種類又は銘柄ごとの設定を一括して切り替えることができる。
【0067】
なお、
図6に示した設定変更処理は一例である。例えば、
図6のステップS603、S606、S607の処理は省略可能である。例えば、設定制御部405は、常に、ライセンス情報413に含まれる画像形成装置100の設定値に基づいて、画像形成装置100の設定を変更してもよい。また、
図6のステップS605、及びステップS607の処理は、オプションであり、必須ではない。
【0068】
[第2の実施形態]
図7は、第2の実施形態に係る設定変更処理の例を示すフローチャートである。画像形成装置100は、例えば、
図5のステップS503において、
図6の設定変更処理に加えて(又は代えて)、
図7の設定変更処理を実行してもよい。
【0069】
ステップS701、S702において、設定制御部405は、記憶部406に記憶した前回の起動時の画像形成装置100の構成と、現在の画像形成装置100の構成とを比較し、前回の起動時と画像形成装置100の構成が異なるか否かを判断する。前回の起動時と画像形成装置100の構成が異なる場合、設定制御部405は、処理をステップS703に移行させる。一方、前回の起動時と画像形成装置100の構成が同じ場合、設定制御部405は、
図7の処理を終了する。
【0070】
ステップS703に移行すると、画像形成装置100のUI部403は、画像形成装置100の調整を促すアラートを、操作パネル30、又は通信ネットワークを介して通信可能な情報処理装置等に表示する。
【0071】
画像形成装置100には、画像形成装置100の構成が変更されたとき等に、調整が必要となるパラメータがある。例えば、中間転写ベルトに、KCMYのトナーパターンを書き込み、読取りを行い、色ごとの位置を合わせる色合わせ制御等である。
【0072】
このようなパラメータは、画像形成装置100の構成が変更された場合、調整が必要となるため、画像形成装置100は、
図7の処理により、調整を促すアラートを操作パネル30、又は情報処理装置等に表示することが望ましい。なお、画像形成装置100が実行可能な調整については、画像形成装置100が自動的に調整してもよい。
【0073】
[第3の実施形態]
図8は、第3の実施形態に係る設定変更処理の例を示すフローチャートである。画像形成装置100は、例えば、
図5のステップS503において、
図6、7の設定変更処理に加えて(又は代えて)、
図8の設定変更処理を実行してもよい。なお、第3の実施形態に係るライセンス情報には、仕向地に対応する画像形成装置100の設定値が含まれているものとする。
【0074】
ステップS801、S802において、設定制御部405は、前回の起動時の画像形成装置100の仕向地と、現在の画像形成装置100の仕向地とを比較し、前回の起動時と画像形成装置100の仕向地が異なるか否かを判断する。前回の起動時と画像形成装置100の仕向地が異なる場合、設定制御部405は、処理をステップS803に移行させる。一方、前回の起動時と画像形成装置100の仕向地が同じ場合、設定制御部405は、
図8の処理を終了する。
【0075】
ステップS803において、設定制御部405は、記憶装置20から取得したライセンス情報413に含まれる仕向地に応じた設定を、画像形成装置100に設定する。例えば、設定制御部405は、
図5のステップS501で取得したライセンス情報413から、画像形成装置100の仕向地に対応する設定値を取得し、取得した設定値を画像形成装置100に設定する。
【0076】
図9は、第3の実施形態に係る仕向地に応じた設定の例について説明するための図である。画像形成装置100は、例えば、電源のように、仕向地によって画像形成装置100の仕様、及び設定等が異なる場合がある。
【0077】
図9の例では、仕向地Aでは、電源電圧が200V(volt)となっており、仕向地Bでは、電源電圧が100Vとなっている。また仕向地Bでは、電力確保のために、100Vの電源を2本使用する仕様となっている。この場合、画像形成装置100は、仕向地によって、使用する電源コードの数を切り替える。
【0078】
また、仕向地によって電源電圧が異なる場合でも、例えば、定着に同一の電力を供給し加熱するため、仕向地によって画像形成装置100の制御を変更する場合もある。そのため、画像形成装置100は、仕向地が変更された場合、
図8の処理を実行して、画像形成装置100の設定を変更することが望ましい。
【0079】
[第4の実施形態]
画像形成システム1では、記憶装置20を画像形成装置100に接続することにより、例えば、生産性等の画像形成装置100の設定が変わるため、ユーザの利便性を鑑み操作パネル30等に画像形成装置100の状態を表示することが望ましい。
【0080】
図10は、第4の実施形態に係る状態表示処理の例を示すフローチャートである。画像形成装置100は、例えば、画像形成装置100が起動したとき、又は画像形成装置100に記憶装置20が接続されたとき等に、
図10に示すような状態表示処理を実行してもよい。
【0081】
ステップS1001において、画像形成装置100の取得部404は、例えば、画像形成装置100に接続された記憶装置20からライセンス情報413を取得する。
【0082】
ステップS1002において、UI部403は、取得部404が取得したライセンス情報413に基づいて、例えば、操作パネル30に、画像形成装置100の状態(例えば、生産性、現在の設定値等)を表示する。なお、UI部403は、通信ネットワークを介して通信可能な情報処理装置に、画像形成装置100の状態を表示してもよい。
【0083】
また、画像形成装置100は、画像形成装置100の状態を遠隔から把握できるように、通信ネットワーク経由で、画像形成装置100の状態を取得できるようにしてもよい。
【0084】
(記憶装置で制御する機能の例)
図11は、一実施形態に係る記憶装置で制御する機能の例を示す図である。
図11に示すように、画像形成装置100は、記憶装置20を接続することにより、画像形成装置100の生産性以外にも、複数の機能を制御(制限)することができる。
【0085】
一例として、画像形成装置100は、記憶装置20を接続することにより、モノクロ印刷、又はカラー印刷を切り替える(カラー印刷の利用を制限する)ことができる。モノクロ印刷のみであれば、色合わせなどのカラー印刷のみに使用する調整動作等が不要になるため、例えば、調整時間を短縮し、画像形成装置100の起動時間を短縮することができる。
【0086】
別の一例として、画像形成装置100は、記憶装置20を接続することにより、特色印刷の有効、又は無効を切り替える(特色印刷の利用を制限する)ことができる。画像形成装置100は、例えば、CMYK以外の特色トナーを用いた印刷(特色印刷)が行えるものがある。この特色印刷の利用を制限することにより、例えば、特色トナーの残量検知、特色に関わる異常検知、及び特色に関わる調整動作などを行わなくてもよいため、画像形成装置100の起動時間を短縮することができる。また、画像形成装置100は、例えば、特色トナーが入っていない等の不要な表示を抑制することもできる。
【0087】
別の一例として、画像形成装置100は、記憶装置20を接続することにより、自動位置合わせ機能の有効、又は無効を切り替える(自動位置合わせ機能の利用を制限する)ことができる。ここで、自動位置合わせ機能とは、例えば、画像形成装置100内にラインセンサを設け、印刷物の位置ずれなどを低減する機能である。自動位置合わせ機能を利用する場合には、画素ごとの読取りレベルを均一にするためのシェーディング調整等が必要になるが、自動位置合わせ機能の利用を制限することにより、調整動作が不要になるため、画像形成装置100の起動時間を短縮することができる。
【0088】
別の一例として、画像形成装置100は、記憶装置20を接続することにより、周辺機(オプションユニット)の有効、又は無効を切り替える(周辺機の利用を制限する)ことができる。画像形成装置100には、例えば、給紙トレイ、手差しトレイ、又は長尺用紙対応等の給紙周辺機と、例えば、折り、断裁、糊付け、又はスタッカ等の後処理周辺機等がある。例えば、糊付けは、糊等を暖めるための時間が長く、立ち上げに時間を要する。従って、例えば、糊付け用の周辺機を無効に設定することにより、画像形成装置100の起動時間を短縮することができる。
【0089】
なお、画像形成装置100は、記憶装置20を接続することにより、
図11に示した各機能とは異なる他の機能をさらに制御してもよい。
【0090】
本実施形態では、記憶装置20に記憶するライセンス情報413に、上記の各機能を制限した場合に対応する画像形成装置100の設定値を記憶しておく。また、画像形成装置100は、記憶装置20のライセンス情報413に基づいて、画像形成装置100の機能を制限するとともに、制限した機能に応じて画像形成装置100の設定を変更する。
【0091】
従って、本発明の各実施形態によれば、ドングル等の記憶装置20を画像形成装置100に接続して、画像形成装置100の機能を制限するときに、制限した機能に応じて、画像形成装置の設定を変更することが容易になる。
【0092】
<補足>
上記で説明した各実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
【0093】
<付記>
本明細書には、下記の各項の画像形成システム、設定制御方法、及びプログラムが開示されている。
(第1項)
画像形成装置と、前記画像形成装置に接続される記憶装置とを含む画像形成システムであって、
前記記憶装置はライセンス情報を記憶し、
前記画像形成装置は、
前記ライセンス情報に基づいて前記画像形成装置の設定を変更する設定制御部を有する、
画像形成システム。
(第2項)
前記設定制御部は、前記ライセンス情報に基づいて、前記画像形成装置の機能を制限し、制限した機能に対応する前記画像形成装置の設定を変更する、第1項に記載の画像形成システム。
(第3項)
前記ライセンス情報は、前記制限した機能に対応する前記画像形成装置の設定情報を含む、第2項に記載の画像形成システム。
(第4項)
前記設定制御部は、前記ライセンス情報に基づいて、前記画像形成装置の単位時間当たりの印刷可能ページ数を示す生産性を設定し、前記生産性の設定に応じて前記画像形成装置の設定を変更する、第1項に記載の画像形成システム。
(第5項)
前記ライセンス情報は、用紙の種類又は銘柄ごとの前記画像形成装置の設定情報を含み、
前記設定制御部は、前記画像形成装置に格納されている用紙の種類又は銘柄ごとの設定を変更する、
第1項~第4項のいずれかに記載の画像形成システム。
(第6項)
前記ライセンス情報は、仕向地に対応する前記画像形成装置の設定情報を含み、
前記設定制御部は、前記画像形成装置の仕向地に応じて前記画像形成装置の設定を変更する、
第1項~第5項のいずれかに記載の画像形成システム。
(第7項)
前記画像形成装置の構成が変更されたときに、前記画像形成装置の調整を促す表示画面を表示するUI部を有する、第1項~第6項のいずれかに記載の画像形成システム。
(第8項)
前記ライセンス情報に基づいて、前記画像形成装置の状態を表示する表示画面を表示するUI部を有する、第1項~第7項のいずれかに記載の画像形成システム。
(第9項)
画像形成装置と、前記画像形成装置に接続される記憶装置とを含む画像形成システムにおいて、
前記記憶装置が、ライセンス情報を記憶し、
前記画像形成装置が、前記ライセンス情報に基づいて前記画像形成装置の設定を変更する設定変更処理を実行する、
設定制御方法。
(第10項)
画像形成装置が備えるコンピュータに、
ライセンス情報を記憶し、前記画像形成装置に接続される記憶装置から前記ライセンス情報を取得する処理と、
前記ライセンス情報に基づいて前記画像形成装置の設定を変更する処理と、
を実行させる、
プログラム。
【0094】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、及び応用が可能である。
【符号の説明】
【0095】
1 画像形成システム
20 記憶装置
30 操作パネル
100 画像形成装置
300 コンピュータ
403 UI部
404 取得部
405 設定制御部
413 ライセンス情報
【先行技術文献】
【特許文献】
【0096】