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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024115490
(43)【公開日】2024-08-26
(54)【発明の名称】画像のノイズを減少させる方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 23/60 20230101AFI20240819BHJP
   H04N 23/54 20230101ALI20240819BHJP
   H04N 23/12 20230101ALI20240819BHJP
   H04N 25/11 20230101ALI20240819BHJP
   H04N 25/133 20230101ALI20240819BHJP
   G06T 1/00 20060101ALI20240819BHJP
【FI】
H04N23/60 500
H04N23/54
H04N23/12
H04N25/11
H04N25/133
G06T1/00 510
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023040215
(22)【出願日】2023-03-15
(31)【優先権主張番号】10-2023-0019062
(32)【優先日】2023-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】310024033
【氏名又は名称】エスケーハイニックス株式会社
【氏名又は名称原語表記】SK hynix Inc.
【住所又は居所原語表記】2091, Gyeongchung-daero,Bubal-eub,Icheon-si,Gyeonggi-do,Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】矢幡 和浩
【テーマコード(参考)】
5B057
5C122
【Fターム(参考)】
5B057BA12
5B057CA01
5B057CA08
5B057CA12
5B057CA16
5B057CB01
5B057CB08
5B057CB12
5B057CB16
5B057CC02
5B057CD05
5B057CE02
5B057CE16
5C122DA01
5C122EA22
5C122FC01
5C122FC02
5C122FC06
5C122FC07
5C122FH07
5C122FH11
5C122HA87
5C122HA88
5C122HB01
5C122HB10
(57)【要約】
【課題】画像データに含まれたノイズを減少させる。
【解決手段】本開示の実施例による電子装置10は、カラー画素R,G,B,O及びテクスチャ画素Tを用いてカラー画素値411,421及びテクスチャ画素値412,422を含む画像データ410,420を取得する画像センサ100と、画像データ410,420に基づいて異なるサイズの2以上の画像を生成する解像度変換部210と、2以上の画像のそれぞれに含まれる変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値を用いて2以上の画像のそれぞれに対応する2以上のパラメータ画像を取得するパラメータ算出部220と、2以上のパラメータ画像を合成して合成パラメータ画像を取得するパラメータ合成部230と、合成パラメータ画像及びテクスチャ画素値に基づいて出力画像を取得する画像取得部240と、を含んでもよい。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラー画素及びテクスチャ画素を用いてカラー画素値及びテクスチャ画素値を含む画像データを取得する画像センサと、
上記画像データに基づいて異なるサイズの2以上の画像を生成する解像度変換部と、
上記2以上の画像のそれぞれに含まれる変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値を用いて上記2以上の画像のそれぞれに対応する2以上のパラメータ画像を取得するパラメータ算出部と、
上記2以上のパラメータ画像を合成して合成パラメータ画像を取得するパラメータ合成部と、
上記合成パラメータ画像及び上記画像データに含まれた上記テクスチャ画素値に基づいて出力画像を取得する画像取得部と、を含むことを特徴とする電子装置。
【請求項2】
上記解像度変換部は、
上記画像データの解像度を変換して上記画像データに比べて縮小されたサイズの第1画像を取得し、
上記第1画像の解像度を変換して上記第1画像に比べて縮小されたサイズの第2画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
上記パラメータ算出部は、
上記第1画像に含まれた第1変換されたカラー画素値及び第1変換されたテクスチャ画素値を用いて上記第1画像に対応する第1パラメータ画像を取得し、
上記第2画像に含まれた第2変換されたカラー画素値及び第2変換されたテクスチャ画素値を用いて上記第2画像に対応する第2パラメータ画像を取得することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
上記パラメータ算出部は、
上記第1画像に含まれた上記第1変換されたカラー画素値及び上記第1変換されたテクスチャ画素値のうち、上記第1画像上の第1地点を基準とする第1領域に含まれる上記第1変換されたカラー画素値及び上記第1変換されたテクスチャ画素値を用いて上記第1パラメータ画像のうち上記第1地点に対応する第1パラメータ値を取得することを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
上記パラメータ合成部は、
テクスチャが一定レベル以上の一部の領域は上記第1パラメータ画像を、他の一部の領域は上記第2パラメータ画像に基づいて上記合成パラメータ画像を生成することを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項6】
上記画像取得部は、
上記合成パラメータ画像に対応する関数を取得し、
画素位置及び上記画素位置に対応する上記テクスチャ画素値を上記関数に入力して上記出力画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項7】
上記画像センサは、
単位画素ごとに1つのカラー画素及び3つのテクスチャ画素を含むか、または2つのカラー画素及び2つのテクスチャ画素を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
上記画像センサは、
第1モードにおいて、上記単位画素ごとに1つのカラー画素値及び1つのテクスチャ画素値を出力し、
第2モードにおいて、上記単位画素ごとに1つのカラー画素値及び3つのテクスチャ画素値を出力するか、または2つのカラー画素値及び2つのテクスチャ画素値を出力することを特徴とする請求項7に記載の電子装置。
【請求項9】
画像センサからカラー画素値及びテクスチャ画素値を含む画像データを受信する受信部と、
上記画像データに基づいて異なるサイズの2以上の画像を生成する解像度変換部と、
上記2以上の画像のそれぞれに含まれる変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値を用いて上記2以上の画像のそれぞれに対応する2以上のパラメータ画像を取得するパラメータ算出部と、
上記2以上のパラメータ画像を合成して合成パラメータ画像を取得するパラメータ合成部と、
上記合成パラメータ画像及び上記画像データに含まれた上記テクスチャ画素値に基づいて出力画像を取得する画像取得部と、を含むことを特徴とする画像プロセッサ。
【請求項10】
上記解像度変換部は、
上記画像データの解像度を変換して上記画像データに比べて縮小されたサイズの第1画像を取得する第1解像度変換部と、
上記第1画像の解像度を変換して上記第1画像に比べて縮小されたサイズの第2画像を取得する第2解像度変換部と、を含むことを特徴とする請求項9に記載の画像プロセッサ。
【請求項11】
上記パラメータ算出部は、
上記第1画像に含まれた第1変換されたカラー画素値及び第1変換されたテクスチャ画素値を用いて上記第1画像に対応する第1パラメータ画像を取得する第1パラメータ算出部と、
上記第2画像に含まれた第2変換されたカラー画素値及び第2変換されたテクスチャ画素値を用いて上記第2画像に対応する第2パラメータ画像を取得する第2パラメータ算出部と、を含むことを特徴とする請求項10に記載の画像プロセッサ。
【請求項12】
上記パラメータ合成部は、
テクスチャが一定レベル以上の一部の領域は上記第1パラメータ画像を、他の一部の領域は上記第2パラメータ画像に基づいて上記合成パラメータ画像を生成することを特徴とする請求項11に記載の画像プロセッサ。
【請求項13】
上記画像取得部は、
上記合成パラメータ画像に対応する関数を取得し、
画素位置及び上記画素位置に対応する上記テクスチャ画素値を上記関数に入力して上記出力画像を生成することを特徴とする請求項9に記載の画像プロセッサ。
【請求項14】
画像センサに含まれたカラー画素及びテクスチャ画素を用いてカラー画素値及びテクスチャ画素値を含む画像データを取得する段階と、
上記画像データに基づいて異なるサイズの2以上の画像を生成する段階と、
上記2以上の画像のそれぞれに含まれる変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値を用いて上記2以上の画像のそれぞれに対応する2以上のパラメータ画像を取得する段階と、
上記2以上のパラメータ画像を合成して合成パラメータ画像を取得する段階と、
上記合成パラメータ画像及び上記画像データに含まれた上記テクスチャ画素値に基づいて出力画像を取得する段階と、を含むことを特徴とする画像処理方法。
【請求項15】
異なるサイズの上記2以上の画像を生成する段階は、
上記画像データの解像度を変換して上記画像データに比べて縮小されたサイズの第1画像を取得する段階と、
上記第1画像の解像度を変換して上記第1画像に比べて縮小されたサイズの第2画像を取得する段階と、を含むことを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
【請求項16】
上記2以上のパラメータ画像を取得する段階は、
上記第1画像に含まれた第1変換されたカラー画素値及び第1変換されたテクスチャ画素値を用いて上記第1画像に対応する第1パラメータ画像を取得する段階と、
上記第2画像に含まれた第2変換されたカラー画素値及び第2変換されたテクスチャ画素値を用いて上記第2画像に対応する第2パラメータ画像を取得する段階と、を含むことを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
【請求項17】
上記合成パラメータ画像を取得する段階は、
テクスチャが一定レベル以上の一部の領域は上記第1パラメータ画像を、他の一部の領域は上記第2パラメータ画像に基づいて上記合成パラメータ画像を生成する段階を含むことを特徴とする請求項16に記載の画像処理方法。
【請求項18】
上記出力画像を取得する段階は、
上記合成パラメータ画像に対応する関数を取得する段階と、
画素位置及び上記画素位置に対応する上記テクスチャ画素値を上記関数に入力して上記出力画像を生成する段階と、を含むことを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像データに含まれたノイズを減少させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電子装置の機能が多様化するに伴って電子装置を用いた画像撮影機能の向上に対する要求も増えている。これにより、電子装置を介して取得する画像の品質を向上させるための技術が求められている。
【0003】
画像センサで撮影した画像データは様々な種類のノイズを含む。例えば、画像データには輝度ノイズ(luminance noise)やカラーノイズ(chromatic noise)などが含まれる。電子装置が画像データからノイズを減少させる方法には平均フィルタ(average filter)やガウスフィルタ(Gaussian filter)などを用いて画像をぼかす(blurring)方式がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子装置が画像データからノイズを減少させるための方法としては、画像データのうちテクスチャの少ない領域には解像度を縮小した画像データを合成する方式も用いることができる。ただし、画像データにノイズが含まれた場合には上記ノイズによってテクスチャ有無の判断が難しくなるため、テクスチャのある領域であるにもかかわらず過度にブラー処理される場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例による電子装置は、カラー画素及びテクスチャ画素を用いてカラー画素値及びテクスチャ画素値を含む画像データを取得する画像センサと、上記画像データに基づいて異なるサイズの2以上の画像を生成する解像度変換部と、上記2以上の画像のそれぞれに含まれる変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値を用いて上記2以上の画像のそれぞれに対応する2以上のパラメータ画像を取得するパラメータ算出部と、上記2以上のパラメータ画像を合成して合成パラメータ画像を取得するパラメータ合成部と、上記合成パラメータ画像及び上記画像データに含まれた上記テクスチャ画素値に基づいて出力画像を取得する画像取得部と、を含んでもよい。
【0006】
本開示の実施例による画像プロセッサは、画像センサからカラー画素値及びテクスチャ画素値を含む画像データを受信する受信部と、上記画像データに基づいて異なるサイズの2以上の画像を生成する解像度変換部と、上記2以上の画像のそれぞれに含まれる変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値を用いて上記2以上の画像のそれぞれに対応する2以上のパラメータ画像を取得するパラメータ算出部と、上記2以上のパラメータ画像を合成して合成パラメータ画像を取得するパラメータ合成部と、上記合成パラメータ画像及び上記画像データに含まれた上記テクスチャ画素値に基づいて出力画像を取得する画像取得部と、を含んでもよい。
【0007】
本開示の実施例による画像処理方法は、画像センサに含まれたカラー画素及びテクスチャ画素を用いてカラー画素値及びテクスチャ画素値を含む画像データを取得する段階と、上記画像データに基づいて異なるサイズの2以上の画像を生成する段階と、上記2以上の画像のそれぞれに含まれる変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値を用いて上記2以上の画像のそれぞれに対応する2以上のパラメータ画像を取得する段階と、上記2以上のパラメータ画像を合成して合成パラメータ画像を取得する段階と、上記合成パラメータ画像及び上記画像データに含まれた上記テクスチャ画素値に基づいて出力画像を取得する段階と、を含んでもよい。
【発明の効果】
【0008】
本開示によると、電子装置は画像データに含まれたノイズを減少させながらも過度にぼかされた領域が減少して鮮鋭度の高い画像を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施例による電子装置を説明するための図である。
図2】本発明の実施例による画像センサを説明するための図である。
図3】本発明の実施例による画像センサに含まれたカラー画素及びテクスチャ画素を説明するための図である。
図4】本発明の実施例による画像センサから出力される画像データの例を説明するための図である。
図5】本発明の実施例による画像プロセッサを説明するための図である。
図6】本発明の実施例による画像データに含まれたノイズを減少させる方法を説明するための図である。
図7】本発明の実施例によるパラメータ画像を用いてノイズの減少した画像を取得する画像プロセッサの構成を説明するための図である。
図8】本発明の実施例によるパラメータ画像を用いてノイズの減少した画像を取得する画像プロセッサの他の構成を説明するための図である。
図9】本発明の実施例によるパラメータ画像を用いてノイズの減少した画像を取得する画像プロセッサのさらに他の構成を説明するための図である。
図10】本発明の実施例によるパラメータ画像を用いてノイズの減少した画像を取得する画像プロセッサのさらに他の構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書または出願に開示されている本発明の概念による実施例に対する特定の構造的または機能的説明は本発明の概念による実施例を説明する目的でのみ例示されており、本発明の概念による実施例は様々な形態で実施することができ、本明細書または出願に説明された実施例に限定されると解釈すべきではない。
【0011】
以下では、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を容易に実施できる程度に詳細に説明するために、本発明の実施例を添付の図面を参照して説明する。
【0012】
図1は本発明の実施例による装置を説明するための図である。
【0013】
図1を参照すると、電子装置10は画像センサ100及び画像プロセッサ200を含んでもよい。例えば、電子装置10はデジタルカメラ、モバイル機器、スマートフォン、タブレットPC、PDA(personal digital assistant)、EDA(enterprise digital assistant)、デジタルスチルカメラ(digital still camera)、デジタルビデオカメラ(digital video camera)、PMP(portable multimedia player)、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device(MID))、PC(Personal Computer)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、自動車、または様々な目的のカメラを含む装置に該当することができる。または、図1の電子装置10は他の装置に実装される部品やモジュール(例えば、カメラモジュール)に該当することもできる。
【0014】
画像センサ100はCCD(charge coupled device)画像センサまたはCMOS(complementary metal oxide semiconductor)画像センサで具現されてもよい。画像センサ100は入射した光に対する画像データを生成することができる。例えば、画像センサ100はレンズを介して入射した被写体の光情報を電気的信号に変換して画像プロセッサ200に提供することができる。
【0015】
画像センサ100は複数の画素を含んでもよい。画像センサ100は複数の画素を介して撮影された場面に対応する画像データを生成することができる。上記画像データは複数の画素値DPXsを含んでもよい。複数の画素値DPXsのそれぞれはデジタルタイプの画素値であってもよい。画像センサ100は複数の画素を介して取得した複数の画素値DPXsを含む画像データを画像プロセッサ200に提供することができる。
【0016】
画像プロセッサ200は画像センサ100から受信した画像データに対して画像処理を行うことができる。例えば、画像プロセッサ200は上記画像データに対して補間、EIS(Electronic Image Stabilization)、色調補正、画質補正、サイズ調整、またはノイズ低減のうち少なくとも1つを行うことができる。画像プロセッサ200は上記画像処理によって品質の改善された画像を取得することができる。画像プロセッサ200は画像処理装置ということもできる。
【0017】
図1を参照すると、画像プロセッサ200は画像センサ100と独立したチップで具現されてもよい。この場合、画像センサ100のチップと画像プロセッサ200のチップは1つのパッケージ、例えば、マルチチップパッケージ(multi-chip package)で具現されることができる。ただし、これに限定されず、本発明の他の実施例によると、画像プロセッサ200は画像センサ100の一部として含まれ、1つのチップで具現されてもよい。
【0018】
図2は本発明の実施例による画像センサを説明するための図である。
【0019】
図2を参照すると、画像センサ100は画素アレイ110、行デコーダ120、タイミング生成器130、及び信号変換器140を含んでもよい。また、画像センサ100は出力バッファ150をさらに含んでもよい。
【0020】
画素アレイ110は行(row)方向と列(column)方向に配列された複数の画素を含んでもよい。それぞれの画素は該当画素に入射した光の強度に対応する画素信号VPXsを生成することができる。画像センサ100は画素アレイ110の行ごとに複数の画素信号VPXsを読み出すことができる。複数の画素信号VPXsはそれぞれアナログタイプの画素信号であってもよい。
【0021】
画素アレイ110はカラーフィルタアレイ111を含んでもよい。カラーフィルタアレイ111は各画素に入射する光の特定の色(例えば、赤、緑、青)の波長のみを通過させるカラーフィルタを含んでもよい。カラーフィルタアレイ111の下に配置された画素(例えば、カラー画素)は特定波長の光の強度に対応する画素信号を出力することができる。
【0022】
カラーフィルタアレイ111は画素アレイ110に含まれる全ての画素にそれぞれ対応するカラーフィルタを含まなくてもよい。即ち、カラーフィルタアレイ111は画素アレイ110に含まれた画素の一部の画素に対応する位置にはカラーフィルタを含まなくてもよい。本開示では、上記一部の画素はテクスチャ画素ということができる。テクスチャ画素は入射光の色や波長に関わらず入射光(例えば、可視光の全領域に該当する入射光)の強度に対応する画素信号を出力することができる。カラー画素及びテクスチャ画素に関して図3を参照して後述する。
【0023】
画素アレイ110は複数の光電変換素子(photoelectric conversion element)(例えば、フォトダイオード(photo diode)、フォトトランジスタ(photo transistor)、フォトゲート(photogate)、またはピン留めフォトダイオード(pinned photo diode))を含む光電変換層113を含んでもよい。複数の画素のそれぞれは光電変換層113を介して入射光に対応する光電荷を蓄積し、蓄積された光電荷に相応する画素信号VPXsを生成及び出力することができる。
【0024】
行デコーダ120はタイミング生成器130から出力されたアドレス及び制御信号に応答して画素アレイ110において複数の画素が配列された複数の行のうち1つの行(row)を選択することができる。画像センサ100は行デコーダ120の制御に応じて画素アレイ110に含まれた複数の画素のうち特定行に含まれた行の画素を読み出すことができる。
【0025】
信号変換器140はアナログタイプの画素信号VPXsをデジタルタイプの画素値DPXsに変換することができる。信号変換器140はタイミング生成器130から出力された制御信号に応答して画素アレイ110から出力された複数の画素信号VPXsのそれぞれに対してCDS(correlated double sampling)を行い、CDSされた信号のそれぞれをアナログ-デジタル変換した複数の画素値DPXsを出力することができる。
【0026】
信号変換器140はCDS(correlated double sampling)ブロックとADC(analog to digital converter)ブロックを含んでもよい。CDSブロックは、画素アレイ110に含まれた列ラインから提供される基準信号と映像信号のセットを順にサンプリング及びホールディング(sampling and holding)することができる。このとき、基準信号は画素アレイ110に含まれた画素をリセットしてから読み出した画素信号に該当し、映像信号は上記画素を露出させてから読み出した画素信号に該当することができる。CDSブロックは列のそれぞれに対応する基準信号と映像信号のレベル差を利用して読み出しノイズが減少した信号を取得することができる。ADCブロックはCDSブロックから出力されるそれぞれの列に対するアナログ信号(例えば、画素信号VPXs)をデジタル変換してデジタル信号(例えば、画素値DPXs)を出力することができる。そのために、ADCブロックは各列に対応する比較器及びカウンタを含んでもよい。
【0027】
出力バッファ150は信号変換器140から出力されたデジタル信号を保存する複数のバッファで具現されてもよい。具体的には、出力バッファ150は信号変換器140から提供されるそれぞれの列単位の画素値をラッチ(latch)して出力することができる。出力バッファ150は信号変換器140から出力される画素値を一時保存し、タイミング生成器130の制御に応じて画素値を順に出力することができる。上記順に出力される画素値は画像データに含まれると理解することができる。本発明の実施例によると、出力バッファ150は省略されてもよい。
【0028】
図3は本発明の実施例による画像センサに含まれたカラー画素及びテクスチャ画素を説明するための図である。
【0029】
図3は本開示による画素アレイ(例えば、図2の画素アレイ110)の例を示す。本開示による電子装置10の画像センサ100はカラー画素(例えば、R、G、B、O)及びテクスチャ画素Tを含んでもよい。カラー画素(例えば、R、G、B、O)及びテクスチャ画素Tは図3に示すように様々な形態で配列されてもよい。
【0030】
カラー画素(例えば、R、G、B、O)はそれぞれ対応するカラーフィルタによって特定波長の光が入射する画素であってもよい。テクスチャ画素Tは対応するカラーフィルタのない画素であり、白黒画素またはモノ画素ということができる。例えば、カラー画素(例えば、R、G、B、O)は特定波長の入射光のみを透過させるカラーフィルタによって特定の色(例えば、赤、緑、青、オレンジ)の入射光によるカラー画素値を取得することができる。これとは異なって、テクスチャ画素Tは特定の色に限定されない入射光(例えば、可視光)によってテクスチャ画素値を取得することができる。
【0031】
画素アレイ310は4つの色のカラー画素(例えば、R、G、B、O)及びテクスチャ画素Tを含んでもよい。画素アレイ310は赤画素R、緑画素G、青画素B、オレンジ画素O、及びテクスチャ画素Tを含んでもよい。図3を参照すると、画素アレイ310はそれぞれ2×2配列の画素を含む単位画素を含み、各単位画素には1つのカラー画素(例えば、R、G、B、O)及び3つのテクスチャ画素Tが含まれてもよい。
【0032】
画素アレイ320は4つの色のカラー画素(例えば、R、G、B、O)及びテクスチャ画素Tを含んでもよい。画素アレイ320は赤画素R、緑画素G、青画素B、オレンジ画素O、及びテクスチャ画素Tを含んでもよい。図3を参照すると、画素アレイ320はそれぞれ2×2配列の画素を含む単位画素を含み、各単位画素には2つのカラー画素(例えば、R、G、B、O)及び2つのテクスチャ画素Tが含まれてもよい。画素アレイ320の場合、各単位画素に含まれる2つのカラー画素は同じ色のカラー画素であってもよい。
【0033】
画素アレイ330は3つの色のカラー画素(例えば、R、G、B)及びテクスチャ画素Tを含んでもよい。画素アレイ330は赤画素R、緑画素G、青画素B、及びテクスチャ画素Tを含んでもよい。図3を参照すると、画素アレイ330はそれぞれ2×2配列の画素を含む単位画素を含み、各単位画素には1つのカラー画素(例えば、R、G、B)及び3つのテクスチャ画素Tが含まれてもよい。
【0034】
画素アレイ340は3つの色のカラー画素(例えば、R、G、B)及びテクスチャ画素Tを含んでもよい。画素アレイ340は赤画素R、緑画素G、青画素B、及びテクスチャ画素Tを含んでもよい。図3を参照すると、画素アレイ340はそれぞれ2×2配列の画素を含む単位画素を含み、各単位画素には2つのカラー画素(例えば、R、G、B)及び2つのテクスチャ画素Tが含まれてもよい。画素アレイ340の場合、各単位画素に含まれる2つのカラー画素は同じ色のカラー画素であってもよい。
【0035】
図3にはカラー画素(例えば、R、G、B、O)及びテクスチャ画素Tが配列され得る4つの例が示されているが、本開示の権利範囲はこれに限定されない。例えば、画像センサ100の画素アレイ110はRGBやRGBOの他にもCMY色の画素配列を有することができる。他の例として、画素アレイ110は各単位画素ごとに左上端(または、左上端及び右下端)の代わりに他の可能な位置(例えば、右上端)にカラー画素が配列されるように構成されてもよい。
【0036】
図4は本発明の実施例による画像センサから出力される画像データの例を説明するための図である。
【0037】
図4は画像センサ100がカラー画素(例えば、R、G、B、O)及びテクスチャ画素Tを用いて取得及び出力する画像データ410、420の形態を示す。画像センサ100はモードに応じて画像プロセッサ200に出力する画像データ410、420の形態を異ならせて生成することができる。
【0038】
第1モードでは、画像センサ100は全体の画素数に比べて少ない数(例えば、半分)の画素値を含む画像データ410を出力することができる。画像センサ100は単位画素ごとに1つのカラー画素値411及び1つのテクスチャ画素値412を出力することができる。例えば、画像センサ100が画素アレイ310を含む場合、画像センサ100は単位画素ごとに含まれた3つのテクスチャ画素Tから取得した値を足すか(add)、または平均演算(average)したテクスチャ画素値412を出力することができる。他の例を挙げると、画像センサ100が画素アレイ320を含む場合、画像センサ100は単位画素ごとに含まれた2つのカラー画素Rから取得した値を足すか、または平均演算したカラー画素値411を出力し、単位画素ごとに含まれた2つのテクスチャ画素Tから取得した値を足すか、または平均演算したテクスチャ画素値412を出力することができる。第1モードはハーフ解像度モード(half resolution mode)ということができる。
【0039】
第2モードでは、画像センサ100は全体の画素数に対応する画素値を含む画像データ420を出力することができる。画像センサ100は各画素を介して取得した値同士を足したり平均演算を行わずにそれぞれの画素値を含む画像データ420を出力することができる。例えば、画像センサ100が画素アレイ310を含む場合、画像センサ100は単位画素ごとに1つのカラー画素値421及び3つのテクスチャ画素値422を出力することもできる。図4には示されていないが、画像センサ100が画素アレイ320を含む場合には、単位画素ごとに2つのカラー画素値及び2つのテクスチャ画素値を出力することができる。第2モードはフル解像度モード(full resolution mode)ということができる。
【0040】
図4では、画像センサ100がR、G、B、Oの画素アレイ310、320を含む場合を前提として画像データ410、420の例を説明したが、画像センサ100がその他の配列を有する画素アレイ(例えば、330、340)を含む場合にも第1モードまたは第2モードに応じて生成される画像データの形態が決まることができる。
【0041】
図5は本発明の実施例による画像プロセッサを説明するための図である。
【0042】
図5を参照すると、画像プロセッサ200は解像度変換部210、パラメータ算出部220、パラメータ合成部230、及び画像取得部240を含んでもよい。図5には示されていないが、画像プロセッサ200は画像センサ100から画像データ410、420を受信する受信部をさらに含んでもよい。受信部は画像センサ100からカラー画素値及びテクスチャ画素値を含む画像データを受信することができる。
【0043】
解像度変換部210は画像データ410、420に基づいて異なるサイズの2以上の画像を生成することができる。解像度変換部210は画像データ410、420の解像度を変換して画像データ410、420に比べて縮小されたサイズの第1画像を取得する第1解像度変換部を含んでもよい。また、解像度変換部210は第1画像の解像度を変換して第1画像に比べて縮小されたサイズの第2画像を取得する第2解像度変換部を含んでもよい。例えば、第1画像は画像データ410、420に比べて1/2に縮小されたサイズであり、第2画像は画像データ410、420に比べて1/4に縮小されたサイズであってもよい。
【0044】
パラメータ算出部220は、上記2以上の画像のそれぞれに含まれる変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値を用いて上記2以上の画像のそれぞれに対応する2以上のパラメータ画像を取得することができる。パラメータ算出部220は、第1画像に含まれた第1変換されたカラー画素値及び第1変換されたテクスチャ画素値を用いて第1画像に対応する第1パラメータ画像を取得する第1パラメータ算出部を含んでもよい。また、パラメータ算出部220は、第2画像に含まれた第2変換されたカラー画素値及び第2変換されたテクスチャ画素値を用いて第2画像に対応する第2パラメータ画像を取得する第2パラメータ算出部を含んでもよい。
【0045】
パラメータ合成部230は上記2以上のパラメータ画像を合成して合成パラメータ画像を取得することができる。例えば、パラメータ合成部230は上記第1パラメータ画像及び上記第2パラメータ画像に基づいて合成パラメータ画像を生成してもよい。
【0046】
画像取得部240は合成パラメータ画像、及び画像データ410、420に含まれたテクスチャ画素値412、422に基づいて出力画像を取得することができる。画像取得部240は合成パラメータを用いて画像データ410、420に比べてノイズの減少した出力画像を生成することができる。
【0047】
画像プロセッサ200が解像度変換部210、パラメータ算出部220、パラメータ合成部230、及び画像取得部240を用いて画像データに含まれたノイズを減少させる具体的な方法については、図6のフローチャート及び図7図10の例を参照して後述する。
【0048】
図6は本発明の実施例による画像データに含まれたノイズを減少させる方法を説明するための図である。図6に示す段階は、電子装置10、または電子装置10に含まれた画像センサ100と画像プロセッサ200によって実行されてもよい。
【0049】
段階S610では、画像センサ100はカラー画素(例えば、R、G、B、O)及びテクスチャ画素Tを用いてカラー画素値(例えば411、421)及びテクスチャ画素値(例えば、412、422)を含む画像データ(例えば410、420)を取得することができる。画像センサ100は上記画像データ(例えば410、420)を画像プロセッサ200に提供することができ、画像プロセッサ200は受信部を介して画像データ(例えば410、420)を受信することができる。
【0050】
段階S620では、画像プロセッサ200(例えば、解像度変換部210)は画像データ(例えば410、420)に基づいて異なるサイズの2以上の画像を生成することができる。解像度変換部210は画像データの解像度を減少させて複数の画像を取得することができる。解像度変換部210によって画像データの解像度が変換されることにより、上記2以上の画像には変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値が含まれてもよい。
【0051】
段階S630では、画像プロセッサ200(例えば、パラメータ算出部220)は2以上の画像のそれぞれに含まれる変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値を用いて2以上の画像のそれぞれに対応する2以上のパラメータ画像を取得することができる。
【0052】
パラメータ算出部220は、第1画像に含まれた第1変換されたカラー画素値及び第1変換されたテクスチャ画素値を用いて第1画像に対応する第1パラメータ画像を取得することができる。また、パラメータ算出部220は、第2画像に含まれた第2変換されたカラー画素値及び第2変換されたテクスチャ画素値を用いて第2画像に対応する第2パラメータ画像を取得することができる。
【0053】
パラメータ算出部220は、第1画像に含まれた第1変換されたカラー画素値及び第1変換されたテクスチャ画素値のうち、第1画像上の第1地点を基準とする第1領域(例えば、第1地点を中心とする5×5の画素を含む領域)に含まれた第1変換されたカラー画素値及び第1変換されたテクスチャ画素値を用いて第1パラメータ画像のうち上記第1地点に対応する第1パラメータ値を取得することができる。
【0054】
段階S640では、画像プロセッサ200(例えば、パラメータ合成部230)は2以上のパラメータ画像を合成して合成パラメータ画像を取得することができる。パラメータ合成部230はテクスチャが一定レベル以上の一部領域は第1パラメータ画像を、他の一部領域は第2パラメータ画像に基づいて合成パラメータ画像を生成することができる。例えば、パラメータ合成部230は2以上のパラメータ画像に対してマルチスケール処理を行って合成パラメータ画像を取得することができる。マルチスケール処理とは、異なるサイズのパラメータ画像に基づいてテクスチャのない平坦な画像領域には解像度の低いパラメータ画像を選択し、テクスチャのある画像領域には解像度の高いパラメータ画像を選択することを意味する。
【0055】
段階S650では、画像プロセッサ200(例えば、画像取得部240)は合成パラメータ画像及びテクスチャ画素値(例えば412、422)に基づいて出力画像を取得することができる。画像取得部240は合成パラメータ画像に対応する関数を取得し、画素位置及び該当画素位置に対応するテクスチャ画素値(例えば412、422)を上記関数に入力することで出力画像を生成することができる。
【0056】
図6で説明した出力画像の生成方法について数式を用いてより具体的に説明すると、以下の通りである。
【0057】
段階S650で画像取得部240によって生成される出力画像の画素値は数式1のように表現することができる。
【0058】
【数1】
【0059】
数式1において、(x,y)は出力画像上の画素座標を表すことができる。数式1において、T(x,y)は画像データ(例えば410、420)上の(x,y)位置におけるテクスチャ画素値を表すことができる。また、R(x,y)、G(x,y)及びB(x,y)は出力画像上の(x,y)位置におけるカラー画素値を表すことができる。数式1では、出力画像がベイヤーパターンの画像であることを前提としてR(x,y)、G(x,y)及びB(x,y)のみを示したが、出力画像がRGBO画像の場合、出力画像はR(x,y)、G(x,y)、B(x,y)及びO(x,y)で表現されてもよい。
【0060】
数式1において、f(x,y,T)、f(x,y,T)及びf(x,y,T)はテクスチャ画素値T(x,y)を出力画像のRGB画素値に変換するための関数に該当することができる。数式1の関数f(x,y,T)、f(x,y,T)及びf(x,y,T)はそれぞれ少なくとも1つのパラメータを利用してモデル化することができる。数式2及び数式3のf(x,y,T)はf(x,y,T)、f(x,y,T)及びf(x,y,T)をそれぞれ表すことができる。
【0061】
【数2】
【0062】
例えば、上記関数f(x,y,T)が1次関数でモデル化された場合、1次関数でモデル化された関数f(x,y,T)は数式2のように表現されることができる。数式2において、c(x,y)及びc(x,y)はそれぞれパラメータに該当することができる。
【0063】
【数3】
【0064】
例えば、上記関数f(x,y,T)が2次関数でモデル化された場合、2次関数でモデル化された関数f(x,y,T)は数式3のように表現されることができる。数式3において、c(x,y)、c(x,y)及びc(x,y)はそれぞれパラメータに該当することができる。
【0065】
数式2及び数式3を参照すると、関数f(x,y,T)に関連するパラメータ(例えば、c(x,y)、c(x,y)、c(x,y))はそれぞれ画素座標(x,y)ごとに決まるパラメータ値を有することができる。従って、c(x,y)、c(x,y)、及び/またはc(x,y)はそれぞれパラメータ画像ということができる。または、c及びc(またはc、c、及びc)はパラメータ画像セットということができる。
【0066】
パラメータ算出部220は数式4と数式5を用いてパラメータ画像を取得することができる。例えば、関数f(x,y,T)が1次関数でモデル化された場合、数式2のパラメータ画像cとcは最小二乗法を用いた数式4及び数式5によって算出されることができる。本開示において、1つの画像(例えば、画像データ、第1画像)に対応するパラメータ画像とは、cとc(またはc、c、及びc)を含むパラメータ画像セットを意味すると理解することができる。
【0067】
【数4】
【0068】
【数5】
【0069】
数式4及び数式5において、c0,colorとc1,colorにおけるcolorはR、G、またはBを表すことができる。例えば、f(x,y,T)のパラメータ画像cとcはc0,Rとc1,Rであってもよい。また、数式4及び数式5において、Icolor(x’,y’)は画像データ(例えば410、420)上のカラー画素値のうち該当色のカラー画素値、即ち、赤画素の場合、R(x’,y’)を表すことができる。
【0070】
数式4及び数式5を参照すると、パラメータ算出部220は画像データ(例えば410、420)に含まれたカラー画素値(例えば411、421)及びテクスチャ画素値(例えば421、422)のうち第1地点(x,y)を基準とする第1領域Sに含まれるカラー画素値及びテクスチャ画素値を用いて、パラメータ画像cまたはcのうち上記第1地点(x,y)に対応する第1パラメータ値(例えば、c(x,y)、c(x,y))を取得することができる。数式4及び数式5におけるSは画素座標(x,y)を中心とする複数の画素を含む領域と理解することができる。
【0071】
数式4及び数式5に関して、パラメータ算出部220は画像データ(例えば410、420)に基づいてパラメータ画像cとcを取得することができると説明したが、パラメータ算出部220は画像データ(例えば410、420)の他にも画像データに比べて縮小されたサイズの2以上の画像(例えば、第1画像、第2画像)に基づいてそれぞれの画像に対応するパラメータ画像セットを取得することができる。従って、パラメータ算出部220は異なるサイズの2以上の画像にそれぞれ対応するパラメータ画像セット(例えば、パラメータ画像c及びc)を取得することができる。
【0072】
パラメータ算出部220が2以上の画像にそれぞれ対応する2以上のパラメータ画像セットを取得した場合、パラメータ合成部230は上記2以上のパラメータ画像セットを合成して合成パラメータ画像セットを取得することができる。ただし、便宜上、本開示では合成パラメータ画像セットを合成パラメータ画像ということができる。パラメータ合成部230は2以上のパラメータ画像セットに基づいてテクスチャの有無/程度に応じて特定のパラメータ画像を選択することにより、合成パラメータ画像セットを生成することができる。合成パラメータ画像セットには各色(例えば、R、G、B)によるパラメータ画像(例えば、c0,R、c1,R、c0,G、c1,G、c0,B、c1,B)が含まれてもよい。
【0073】
画像取得部240は上記合成パラメータ画像セットに基づいて関数f(x,y,T)を決めることができる。画像取得部240は上記決められた関数f(x,y,T)に画素位置(x,y)とテクスチャ画素値T(x,y)を入力してR(x,y)、G(x,y)及びB(x,y)を取得することができる。
【0074】
電子装置10は画像データ410、420に基づいて数式4と数式5などの方式により取得するパラメータ画像を利用することで、画像データ410、420よりノイズの減少した出力画像を取得することができる。テクスチャ画素Tにはカラー画素R、G、B、Oに比べて広い範囲の波長に対応する光が入射するため、テクスチャ画素値412、422はカラー画素値411、421に比べて少ない量のノイズを含むことができる。従って、画像プロセッサ200は出力画像の画素値R(x,y)、G(x,y)、B(x,y)をテクスチャ画素値であるT(x,y)の関数で表現し、ノイズの少ないテクスチャ画素値T(x,y)からノイズの少ない出力画像の画素値R(x,y)、G(x,y)及びB(x,y)を取得することができる。
【0075】
ただし、テクスチャ画素値T(x,y)で出力画像の画素値R(x,y)、G(x,y)、及びB(x,y)を求める関数f(x,y,T)の形状が不正確である場合、R(x,y)、G(x,y)及びB(x,y)の値も不正確になる可能性がある。従って、画像プロセッサ200は画素座標(x,y)の周囲に位置するカラー画素値及びテクスチャ画素値に基づいて統計的にパラメータ画像cとcを推定することができ、これにより、関数f(x,y,T)の形状を決めることができる。例えば、画像プロセッサ200は数式4と数式5のような最小二乗法によってパラメータ画像を計算することで、関数の推定精度を向上させることができる。
【0076】
また、画像プロセッサ200は画像データ410、420に対応するパラメータ画像セットのみを取得するのではなく、画像データ410、420に比べて縮小されたサイズの2以上の画像にそれぞれ対応するパラメータ画像セットを取得することができる。これにより、画像プロセッサ200は画素座標(x,y)に基づいてより広い範囲に含まれる画素値(例えば、カラー画素値及びテクスチャ画素値)を関数の形状の推定に用いることができる。
【0077】
電子装置10は異なるサイズのパラメータ画像に基づいて取得した合成パラメータ画像とともにテクスチャ画素値T(x,y)を利用することにより、ノイズは減少しながらも過度にブラーされない出力画像を取得することができる。本開示とは異なり、パラメータ画像ではない画像(例えば、カラー画像)に対してマルチスケール処理を行う場合には、合成された画像のうち特定領域が過度にブラーされる可能性がある。例えば、画像に対するマルチスケール処理は、テクスチャのある領域には縮小されていない画像を、テクスチャのない領域には縮小された画像(または、解像度を減少させてから単純に拡大した画像)を選択して合成することを意味することができる。ただし、画像にノイズが含まれている場合は、テクスチャのある画像領域であってもテクスチャがないと判断され、縮小された画像が選択及び合成され得る。即ち、画像にノイズが含まれた場合には上記ノイズによってテクスチャ有無の判断が難しくなるため、テクスチャのある領域であっても過度にブラーされる場合がある。
【0078】
ただし、本開示によると、画像プロセッサ200は画像データ410、420(または、第1画像、第2画像)ではないパラメータ画像(例えば、c、c)に対してマルチスケール処理を行うことができる。画像プロセッサ200がパラメータ画像に基づいてマルチスケール処理を行うことにより、合成パラメータ画像には過度にブラーされた領域(または、不要にブラーされた領域)が含まれ得る。しかし、画像プロセッサ200は合成パラメータ画像に基づいて決められた関数f(x,y,T)にテクスチャ画素値T(x,y)を代入して出力画像を取得するが、このとき、テクスチャ画素値T(x,y)には高周波成分(例えば、テクスチャ)が含まれているため、出力画像には過度にブラーされた領域を含まないことができる。即ち、合成パラメータ画像にブラーが発生してもT(x,y)を介してR(x,y)、G(x,y)及びB(x,y)を求めることができるため、出力画像に含まれるブラーが最小化されることができる。
【0079】
以下では、画像センサ100の出力によって画像プロセッサ200に含まれた構成が出力画像を生成する具体的な例を説明する。
【0080】
図7は本発明の実施例によるパラメータ画像を用いてノイズの減少した画像を取得する画像プロセッサの構成を説明するための図である。
【0081】
画像プロセッサ200は受信部を介して画像センサ100から画像データ410を受信することができる。画像データ410は、図4に示すように画像センサ100が第1モードで出力する画像データ410に対応することができる。
【0082】
画像プロセッサ200は解像度変換部711を介して画像データ410の解像度を変換し、画像データ410に比べて縮小されたサイズの第1画像721を取得することができる。第1画像721は画像データ410に比べて縮小されたサイズのR、G、B、O、T画素値を含んでもよい。例えば、第1画像721は画像データ410に比べて1/2のサイズを有することができる。
【0083】
画像プロセッサ200は解像度変換部712を介して第1画像721の解像度を変換して第1画像721に比べて縮小されたサイズの第2画像722を取得することができる。第2画像722は第1画像721に比べて縮小されたサイズのR、G、B、O、T画素値を含んでもよい。例えば、第2画像722は画像データ410に比べて1/4のサイズを有することができる。
【0084】
同様に、画像プロセッサ200は解像度変換部713を介して第2画像722に比べて縮小されたサイズの第3画像723を取得し、解像度変換部714を介して第3画像723に比べて縮小されたサイズの第4画像724を取得し、解像度変換部715を介して第4画像724に比べて縮小されたサイズの第5画像725を取得し、解像度変換部716を介して第5画像725に比べて縮小されたサイズの第6画像726を取得することができる。第3画像723は画像データ410に比べて1/8、第4画像724は画像データ410に比べて1/16、第5画像725は画像データ410に比べて1/32、及び第6画像726は画像データ410に比べて1/64のサイズを有することができる。
【0085】
画像プロセッサ200はパラメータ算出部731を介して画像データ410に含まれたカラー画素値及びテクスチャ画素値を用いてパラメータ画像741を取得することができる。パラメータ画像741は、画像データ410に含まれたカラー画素値及びテクスチャ画素値に基づいて各色(例えば、R、G、B、O)ごとに取得したパラメータ画像(例えば、c、c、c)を含むパラメータ画像セットと理解することができる。例えば、パラメータ画像741は画像データ410に比べて1/1のサイズを有することができる。
【0086】
画像プロセッサ200はパラメータ算出部732を介して第1画像721に含まれた変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値を用いてパラメータ画像742を取得することができる。パラメータ画像742は、第1画像721に含まれた変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値に基づいて各色(例えば、R、G、B、O)ごとに取得したパラメータ画像(例えば、c、c、c)を含むパラメータ画像セットと理解することができる。例えば、パラメータ画像742は画像データ410に比べて1/2のサイズを有することができる。また、パラメータ画像742は第1パラメータ画像ということができる。
【0087】
画像プロセッサ200はパラメータ算出部733を介して第2画像722に含まれた変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値を用いてパラメータ画像743を取得することができる。パラメータ画像743は、第2画像722に含まれた変換されたカラー画素値及び変換されたテクスチャ画素値に基づいて各色(例えば、R、G、B、O)ごとに取得したパラメータ画像(例えば、c、c、c)を含むパラメータ画像セットと理解することができる。例えば、パラメータ画像743は画像データ410に比べて1/4のサイズを有することができる。また、パラメータ画像743は第2パラメータ画像ということができる。
【0088】
同様に、画像プロセッサ200はパラメータ算出部734を介して第3画像723に対応するパラメータ画像744を取得し、パラメータ算出部735を介して第4画像724に対応するパラメータ画像745を取得し、パラメータ算出部736を介して第5画像725に対応するパラメータ画像746を取得し、パラメータ算出部737を介して第6画像726に対応するパラメータ画像747を取得することができる。パラメータ画像744は画像データ410に比べて1/8、パラメータ画像745は画像データ410に比べて1/16、パラメータ画像746は画像データ410に比べて1/32、及びパラメータ画像747は画像データ410に比べて1/64のサイズを有することができる。
【0089】
画像プロセッサ200はパラメータ合成部756を介してパラメータ画像746とパラメータ画像747を合成して中間合成パラメータ画像766を取得することができる。中間合成パラメータ画像766は、画像データ410に比べて1/32のサイズを有することができ、各色(例えば、R、G、B、O)ごとに取得した中間合成パラメータ画像(例えばc、c、c)を含む中間合成パラメータ画像セットと理解することができる。
【0090】
画像プロセッサ200はパラメータ合成部755を介してパラメータ画像745と中間合成パラメータ画像766を合成して中間合成パラメータ画像765を取得することができる。中間合成パラメータ画像765は画像データ410に比べて1/16のサイズを有することができる。
【0091】
同様に、画像プロセッサ200はパラメータ合成部754を介してパラメータ画像744と中間合成パラメータ画像765を合成して中間合成パラメータ画像764を取得し、パラメータ合成部753を介してパラメータ画像743と中間合成パラメータ画像764を合成して中間合成パラメータ画像763を取得し、パラメータ合成部752を介してパラメータ画像742と中間合成パラメータ画像763を合成して中間合成パラメータ画像762を取得し、パラメータ合成部751を介してパラメータ画像741と中間合成パラメータ画像762を合成して合成パラメータ画像761を取得することができる。中間合成パラメータ画像764は画像データ410に比べて1/8のサイズ、中間合成パラメータ画像763は画像データ410に比べて1/4のサイズ、中間合成パラメータ画像762は画像データ410に比べて1/2のサイズ、及び合成パラメータ画像761は画像データ410に比べて1/1のサイズを有することができる。
【0092】
画像プロセッサ200はカラー生成部771を介して合成パラメータ画像761及び画像データ410に含まれたテクスチャ画素値412を用いてRGBO画像772を取得することができる。RGBO画像772は画像データ410に比べて1/1のサイズを有することができる。画像プロセッサ200はカラー変換部773を介してRGBO画像772の色をRGBに変換して出力画像790を取得することができる。図7に示す実施例において、カラー生成部771及びカラー変換部773は図5の画像取得部240に含まれていると理解することができる。
【0093】
図7では画像プロセッサ200に6つの解像度変換部が含まれていることを図示し説明したが、これは例示に過ぎず、本開示の権利範囲を限定しない。例えば、画像プロセッサ200は5つ以下の解像度変換部を含むか、7つ以上の解像度変換部を含んでもよい。
【0094】
図8は本発明の実施例によるパラメータ画像を用いてノイズの減少した画像を取得する画像プロセッサの他の構成を説明するための図である。
【0095】
画像プロセッサ200は受信部を介して画像センサ100から画像データ810を受信することができる。画像センサ100は図3の画素アレイ330または画素アレイ340を含み、第1モードに応じて動作する場合、画像センサ100が出力する画像データ810は画像データ410とは異なり、R、G、Bのカラー画素値及びテクスチャ画素値を含むことができる。
【0096】
図8を参照すると、解像度変換部811、812、813、814、815、816、パラメータ算出部831、832、833、834、835、836、837、及びパラメータ合成部851、852、853、854、855、856が行う動作は、図7に示す解像度変換部711、712、713、714、715、716、パラメータ算出部731、732、733、734、735、736、737、及びパラメータ合成部751、752、753、754、755、756が行う動作とほとんど一致することができる。従って、図8に関して特に言及しない場合は図7に対する説明を図8にも適用することができる。
【0097】
ただし、図7の画像データ410にはオレンジ色のカラー画素値が含まれているのに対し、図8では画像データ810にオレンジ色のカラー画素値が含まれていないため、図8では図7と異なって、オレンジ色の代わりに緑色のカラー画素値が用いられるという違いがある。例えば、図7の第1画像721、第2画像722、第3画像723、第4画像724、第5画像725、及び第6画像726がR、G、B、O、及びT画素値を含むのに対し、図8の第1画像821、第2画像822、第3画像823、第4画像824、第5画像825、及び第6画像826はそれぞれR、G、B、T画素値を含むことができる。また、図7のパラメータ画像741、742、743、744、745、746、747がそれぞれR、G、B、Oの色ごとに取得されることに対し、図8のパラメータ画像841、842、843、844、845、846、847はそれぞれR、G、Bの色ごとに取得されることができる。同様に、図7の中間合成パラメータ画像766、765、764、763、762と合成パラメータ画像761がR、G、B、Oの色ごとに取得されることに対し、図8の中間合成パラメータ画像866、865、864、863、862と合成パラメータ画像861はR、G、Bの色ごとに取得されることができる。
【0098】
図8において、画像プロセッサ200はカラー生成部871を介して合成パラメータ画像861及び画像データ810に含まれたテクスチャ画素値を用いて出力画像790を取得することができる。カラー生成部871は図5の画像取得部240に含まれたと理解することができる。合成パラメータ画像861及び画像データ810はオレンジ色とは無関係であるため、図8の場合は、図7とは異なってカラー変換部773が省略されてもよい。
【0099】
図9は本発明の実施例によるパラメータ画像を用いてノイズの減少した画像を取得する画像プロセッサのさらに他の構成を説明するための図である。
【0100】
画像プロセッサ200は受信部を介して画像センサ100から画像データ420を受信することができる。画像データ420は、図4に示すように画像センサ100が第2モードで出力する画像データ420に対応することができる。
【0101】
画像プロセッサ200はビニング部901を介して画像データ420の解像度を1/2に縮小させることができる。例えば、ビニング部901は画像データ420に含まれたカラー画素値はそのまま保持し、テクスチャ画素値は3つずつ合計するか、または平均してビニングされた画像データ903を取得することができる。
【0102】
画像プロセッサ200はビニングされた画像データ903に基づいて解像度の変換、パラメータ画像の算出、及びパラメータ画像の合成を行うことができる。このとき、図9において画像プロセッサ200がビニングされた画像データ903に基づいて合成パラメータ画像961を取得するための構成としての解像度変換部911、912、913、914、915、916、画像921、922、923、924、925、926、パラメータ算出部931、932、933、934、935、936、937、パラメータ画像941、942、943、944、74、パラメータ合成部951、952、953、954、955、956、中間合成パラメータ画像966、965、964、963、962、及び合成パラメータ画像961に対する説明は、図7において画像プロセッサ200が画像データ410に基づいて合成パラメータ画像761を取得するための解像度変換部711、712、713、714、715、716、画像721、722、723、724、725、726、パラメータ算出部731、732、733、734、735、736、737、パラメータ画像741、742、743、744、745、746、747、パラメータ合成部55、753、754、755、756、中間合成パラメータ画像766、765、764、763、762、及び合成パラメータ画像761に対する説明を同様に適用することができる。
【0103】
従って、図9の構成のうち図7の説明が適用されない残りの構成について説明すると、画像プロセッサ200はパラメータ算出部930を介して画像データ420に対応するパラメータ画像940を取得することができ、パラメータ合成部950を介してパラメータ画像940と合成パラメータ画像961を合成して合成パラメータ画像970を取得することができる。
【0104】
カラー生成部981、RGBO画像983、及びカラー変換部985に対しては、図7のカラー生成部771、RGBO画像772、及びカラー変換部773に対する説明を同様に適用することができる。
【0105】
図10は本発明の実施例によるパラメータ画像を用いてノイズの減少した画像を取得する画像プロセッサのさらに他の構成を説明するための図である。
【0106】
画像プロセッサ200は受信部を介して画像センサ100から画像データ1020を受信することができる。画像センサ100が図3の画素アレイ330を含み、第2モードに応じて動作する場合、画像センサ100が出力する画像データ1020は画像データ420とは異なってR、G、Bのカラー画素値とテクスチャ画素値を含むことができる。
【0107】
図10に示す構成のうちビニング部1001、ビニングされた画像データ1003、パラメータ算出部1030、パラメータ画像1040、パラメータ合成部1050、合成パラメータ画像1070に対しては、図9に示すビニング部901、ビニングされた画像データ903、パラメータ算出部930、パラメータ画像940、パラメータ合成部950、合成パラメータ画像970に対する説明を適用することができる。
【0108】
また、図10に示す構成のうち画像プロセッサ200がビニングされた画像データ1003に基づいて合成パラメータ画像1061を取得するための構成としての解像度変換部1011、1012、1013、1014、1015、1016、画像1021、1022、1023、1024、1025、1026、パラメータ算出部1031、1032、1033、1034、1035、1036、1037、パラメータ画像1041、1042、1043、1044、1045、1046、1047、パラメータ合成部1051、1052、1053、1054、1055、1056、中間合成パラメータ画像1066、1065、1064、1063、1062、及び合成パラメータ画像1061に対する説明は、図8において画像プロセッサ200が画像データ410に基づいて合成パラメータ画像861を取得するための解像度変換部811、812、813、814、815、816、画像821、822、823、824、825、826、パラメータ算出部831、832、833、834、835、836、838、パラメータ画像841、842、843、844、845、846、848、パラメータ合成部851、852、853、854、855、856、中間合成パラメータ画像866、865、864、863、862、及び合成パラメータ画像861に対する説明を同様に適用することができる。
【0109】
従って、図10の構成のうち図8または図9の説明が適用されない残りの構成について説明すると、画像プロセッサ200はカラー生成部1081を介して合成パラメータ画像1070及び画像データ1020に含まれたテクスチャ画素値を用いて出力画像790を取得することができる。カラー生成部1081は図5の画像取得部240に含まれると理解することができる。合成パラメータ画像1070及び画像データ1020はオレンジ色とは無関係であるため、図10の場合は、図9と異なってカラー変換部985を省略することができる。
【0110】
図7図10で説明された画像プロセッサ200の構成は本開示による画像のノイズを減少させることができる装置及び方法の例示であり、本開示の権利範囲を限定しない。
【符号の説明】
【0111】
200 画像プロセッサ
210 解像度変換部
220 パラメータ算出部
230 パラメータ合成部
240 画像取得部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10