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特開2024-12041基板処理装置及びそれを備える基板処理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024012041
(43)【公開日】2024-01-25
(54)【発明の名称】基板処理装置及びそれを備える基板処理システム
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/31 20060101AFI20240118BHJP
   H01L 21/02 20060101ALI20240118BHJP
   H01L 21/677 20060101ALI20240118BHJP
   H01L 21/324 20060101ALI20240118BHJP
【FI】
H01L21/31 E
H01L21/02 Z
H01L21/68 A
H01L21/324 R
H01L21/324 S
H01L21/31 F
H01L21/31 B
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022199725
(22)【出願日】2022-12-14
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-01-17
(31)【優先権主張番号】10-2022-0078901
(32)【優先日】2022-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】316008145
【氏名又は名称】ウォニク アイピーエス カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】WONIK IPS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】75,Jinwisandan-ro,Jinwi-myeon,Pyeongtaek-si,Gyeonggi-do,17709,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム キジュン
(72)【発明者】
【氏名】イ スンホ
【テーマコード(参考)】
5F045
5F131
【Fターム(参考)】
5F045AA06
5F045AA15
5F045AD01
5F045AE01
5F045BB08
5F045DP19
5F045DQ05
5F045DQ17
5F045EB08
5F045EE17
5F045EK06
5F045EN04
5F131AA02
5F131BA04
5F131BA22
5F131BA24
5F131BB03
5F131CA32
5F131CA39
5F131CA45
(57)【要約】
【課題】大量の基板処理が同時に可能な基板処理装置及びそれを備える基板処理システムを提供する。
【解決手段】複数の基板1に対する基板処理が行われる第1処理モジュール100と、前記第1処理モジュール100に隣接して配置され、複数の基板1に対する基板処理が行われる第2処理モジュール200と、前記第1処理モジュール100の背面に隣接配置される第1ユーティリティ部300と、前記第2処理モジュール200の背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部300との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部400と、前記第1ユーティリティ部300及び前記第2ユーティリティ部400の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域S1と下部領域S2に区分する上部支持部500と、を含む基板処理装置を開示する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、
前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、
前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、
前記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、 前記メンテナンス空間を上部領域と下部領域とに区分する上部支持部と、
含むことを特徴とする基板処理装置。
【請求項2】
前記第1処理モジュールは、
上側に配置され、前記基板を処理する第1基板処理部と、前記第1基板処理部の下側に配置され、前記基板のロード及びアンロードが行われる第1基板ロード部とを含み、
前記第2処理モジュールは、
上側に配置され、前記基板を処理する第2基板処理部と、前記第2基板処理部の下側に前記第1基板ロード部に隣接して配置され、前記基板のロード及びアンロードが行われる第2基板ロード部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記上部支持部は、
前記第1基板処理部及び前記第2基板処理部の下側に対応する高さに配置されることを特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記上部支持部は、
前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールの背面に接して配置されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記上部支持部は、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部に互いに対向する方向に突出して設けられる支持ブラケットと、前記支持ブラケットに支持される上部支持台とを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項6】
前記上部支持部は、
前記第1処理モジュールの背面、前記第2処理モジュールの背面、前記第1ユーティリティ部の内側面及び前記第2ユーティリティ部の内側面で囲まれた領域に対応して設けられる支持フレームと、前記支持フレームに支持されて設けられる上部支持台とを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項7】
前記上部支持部は、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられるフレーム部と、前記フレーム部を覆い、着脱自在に設けられるカバー部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記上部支持部は、
上下方向に貫通形成される複数の貫通口を含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項9】
前記第1ユーティリティ部は、
前記第2ユーティリティ部が位置する方向の反対側の外側面が、前記第1処理モジュールの前記第2処理モジュールが位置した方向の反対側の側面と同じ平面上に位置するように配置され、
前記第2ユーティリティ部は、
前記第1ユーティリティ部が位置する方向の反対側の外側面が、前記第2処理モジュールの前記第1処理モジュールが位置した方向の反対側の側面と同じ平面上に位置するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項10】
前記第1ユーティリティ部は、
前記第1処理モジュールにガスを供給する第1ガス供給部と、前記第1処理モジュールからガスを排気する第1ガス排気部と、前記第1ガス供給部及び前記第1ガス排気部の上側に配置され、前記第1処理モジュールを制御する第1制御部と、を含み、
前記第2ユーティリティ部は、
前記第2処理モジュールにガスを供給する第2ガス供給部と、前記第2処理モジュールからガスを排気する第2ガス排気部と、前記第2ガス供給部及び前記第2ガス排気部の上側に配置され、前記第2処理モジュールを制御する第2制御部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項11】
前記上部支持部は、
一端が、前記第1ガス供給部及び前記第1ガス排気部の少なくとも一つと前記第1制御部との間の境界に対応する高さに配置され、他端が、前記第2ガス供給部及び前記第2ガス排気部の少なくとも一つと前記第2制御部との間の境界に対応する高さに配置されることを特徴とする請求項10に記載の基板処理装置。
【請求項12】
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間のうち、前記メンテナンス空間の下部領域の底面に配置される下部支持部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項13】
前記上部支持部の内部、下側、前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールと前記上部支持部との間の少なくともいずれか一つに設けられる補助ユーティリティ部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項14】
前記補助ユーティリティ部は、
前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールと前記上部支持部との間で、上面が前記上部支持部の上面と同一平面をなすように設けられることを特徴とする請求項13に記載の基板処理装置。
【請求項15】
前記補助ユーティリティ部は、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部から前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールにそれぞれ供給されるガスを断続するバルブモジュールを含むことを特徴とする請求項13に記載の基板処理装置。
【請求項16】
前記バルブモジュールは、
前記第1ユーティリティ部と連結され、開閉を介して前記第1処理モジュールにガスを供給又は遮断する第1バルブモジュールと、前記第2ユーティリティ部と連結され、開閉を介して前記第2処理モジュールにガスを供給又は遮断する第2バルブモジュールとを含むことを特徴とする請求項15に記載の基板処理装置。
【請求項17】
前記補助ユーティリティ部は、
前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールにパージガスを供給するパージガス供給部及び前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールの一部を制御する補助制御部の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項13に記載の基板処理装置。
【請求項18】
前記上部支持部の上側高さで一端が前記第1ユーティリティ部の背面に着脱自在に結合し、他端が前記第2ユーティリティ部の背面に着脱自在に結合して設けられる複数の安全バーをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項19】
基板が搬入され、保管される基板保管モジュールと、
前記基板を処理して、上下に垂直構造を有する請求項1~18のいずれか1項に記載の基板処理装置と、
前記基板保管モジュールと前記基板処理装置との間で前記基板を搬送する基板搬送モジュールと、
を含むことを特徴とする基板処理システム。
【請求項20】
前記基板搬送モジュールは、
前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールのそれぞれ正面に隣接配置され、前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールに対して共通に使用されることを特徴とする請求項19に記載の基板処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板処理装置及びそれを備える基板処理システムに関し、より詳細には、大量の基板処理が同時に可能な基板処理装置及びそれを備える基板処理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
素子を製造するためには、基板上に必要な薄膜を蒸着する工程や蒸着された薄膜を改質するために熱処理を行う工程が進行し、特に薄膜蒸着工程にはスパッタリング法、化学気相蒸着法(CVD)、原子層蒸着法(ALD)等が主に使用される。
【0003】
スパッタリング法は、プラズマ状態で生成されたアルゴンイオンをターゲットの表面に衝突させ、ターゲットの表面から離脱したターゲット物質が基板上に薄膜に蒸着する技術であり、接着性に優れた高純度の薄膜を形成できる長所はあるが、高アスペクト比を有する微細パターンを形成するには限界があった。
【0004】
化学気相蒸着法は、様々なガスを反応チャンバに注入し、熱、光又はプラズマなどの高エネルギーによって誘導されたガスを反応ガスと化学反応させることにより、基板上に薄膜を蒸着させる技術であり、化学気相蒸着法は、速かに起きる化学反応を利用するため、原子の熱力学的安定性を制御することは非常に困難であり、薄膜の物理的、化学的及び電気的特性が低下される問題があった。
【0005】
原子層蒸着法は、反応ガスであるソースガスとパージガスを交互に供給して基板上に原子層単位の薄膜を蒸着する技術であり、原子層蒸着法は、工程カバレッジ(Step Coverage)の限界を克服するために表面反応を用いるため、高アスペクト比を有する微細パターン形成に適しており、薄膜の電気的及び物理的特性に優れた長所がある。
【0006】
一方、原子層蒸着法の前記のような長所にも、ソースガスと反応ガスを供給する間にパージガスを交互に供給する工程により基板処理速度が低下し、生産性が低い問題があった。
【0007】
前述した蒸着工程だけでなく、熱処理などの工程においても、個々の基板に対してそれぞれ熱処理を行う工程は、基板の出し入れ時間に応じて基板処理速度が低下して生産性が低い問題点がある。
【0008】
このような問題点を解決するために、チャンバ内に複数の基板をロードし、一括して基板処理を行う縦形バッチ式の処理モジュールを使用する。
【0009】
また、さらに生産性の増進のために、垂直に複数の基板をロードし、同時に基板処理を行う処理モジュールを複数配置して使用する。
【0010】
このようなバッチ式の処理モジュールは、下側に基板をロード及びアンロードするためのロード領域と、上側に垂直に多数配置される基板を処理するための基板処理部が配置されるため、基板処理部及び基板処理部に各種ガスを供給して排気する付帯構成の設置位置が高くなり、メンテナンスのために作業者が狭い空間に梯子を設置して作業しなければならない問題があった。
【0011】
特に、制限された空間に配置される梯子などのメンテナンスのための工具は設置が難しく、設置後も作業空間の確保が難しく、梯子の上で作業が行われるため、作業者の安全が担保できない問題があった。
【0012】
また、従来基板処理装置は、メンテナンス工具の設置により、ロード領域に対応する高さのメンテナンスと処理モジュールに対応する高さのメンテナンスを同時に行うことができず、メンテナンス時間及び空間が増加する問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の目的は、前記の問題を解決するために、上側処理モジュールに対するメンテナンスを容易、且つ安全に行うことができる基板処理装置及びそれを備える基板処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、前記のような本発明の目的を達成するために創出されたものであり、本発明は、複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域と下部領域とに区分する上部支持部と、含む基板処理装置を開示する。
【0015】
前記第1処理モジュールは、上側に配置され、前記基板を処理する第1基板処理部と、前記第1基板処理部の下側に配置され、前記基板のロード及びアンロードが行われる第1基板ロード部とを含み、前記第2処理モジュールは、上側に配置され、前記基板を処理する第2基板処理部と、前記第2基板処理部の下側に前記第1基板ロード部に隣接して配置され、前記基板のロード及びアンロードが行われる第2基板ロード部とを含む。
【0016】
前記上部支持部は、前記第1基板処理部及び前記第2基板処理部の下側に対応する高さに配置される。
【0017】
前記上部支持部は、前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールの背面に接して配置される。
【0018】
前記上部支持部は、前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部に互いに対向する方向に突出して設けられる支持ブラケットと、前記支持ブラケットに支持される上部支持台とを含む。
【0019】
前記上部支持部は、前記第1処理モジュールの背面、前記第2処理モジュールの背面、前記第1ユーティリティ部の内側面及び前記第2ユーティリティ部の内側面で囲まれた領域に対応して設けられる支持フレームと、前記支持フレームに支持されて設けられる上部支持台とを含む。
【0020】
前記上部支持部は、前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられるフレーム部と、前記フレーム部を覆い、着脱自在に設けられるカバー部とを含む。
【0021】
前記上部支持部は、上下方向に貫通形成される複数の貫通口を含む。
【0022】
前記第1ユーティリティ部は、前記第2ユーティリティ部が位置する方向の反対側の外側面が、前記第1処理モジュールの前記第2処理モジュールが位置した方向の反対側の側面と同じ平面上に位置するように配置され、前記第2ユーティリティ部は、前記第1ユーティリティ部が位置する方向の反対側の外側面が、前記第2処理モジュールの前記第1処理モジュールが位置した方向の反対側の側面と同じ平面上に位置するように配置される。
【0023】
前記第1ユーティリティ部は、前記第1処理モジュールにガスを供給する第1ガス供給部と、前記第1処理モジュールからガスを排気する第1ガス排気部と、前記第1ガス供給部及び前記第1ガス排気部の上側に配置され、前記第1処理モジュールを制御する第1制御部と、を含み、前記第2ユーティリティ部は、前記第2処理モジュールにガスを供給する第2ガス供給部と、前記第2処理モジュールからガスを排気する第2ガス排気部と、前記第2ガス供給部及び前記第2ガス排気部の上側に配置され、前記第2処理モジュールを制御する第2制御部とを含む。
【0024】
前記上部支持部は、一端が、前記第1ガス供給部及び前記第1ガス排気部の少なくとも一つと前記第1制御部との間の境界に対応する高さに配置され、他端が、前記第2ガス供給部及び前記第2ガス排気部の少なくとも一つと前記第2制御部との間の境界に対応する高さに配置される。
【0025】
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間のうち、前記メンテナンス空間の下部領域の底面に配置される下部支持部をさらに含む。
【0026】
前記上部支持部の内部、下側、前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールと前記上部支持部との間の少なくともいずれか一つに設けられる補助ユーティリティ部をさらに含む。
【0027】
前記補助ユーティリティ部は、前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールと前記上部支持部との間で、上面が前記上部支持部の上面と同一平面をなすように設けられる。
【0028】
前記補助ユーティリティ部は、前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部から前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールにそれぞれ供給されるガスを断続するバルブモジュールを含む。
【0029】
前記バルブモジュールは、前記第1ユーティリティ部と連結され、開閉を介して前記第1処理モジュールにガスを供給又は遮断する第1バルブモジュールと、前記第2ユーティリティ部と連結され、開閉を介して前記第2処理モジュールにガスを供給又は遮断する第2バルブモジュールとを含む。
【0030】
前記補助ユーティリティ部は、前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールにパージガスを供給するパージガス供給部及び前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールの一部を制御する補助制御部の少なくとも一つを含む。
【0031】
前記上部支持部の上側高さで一端が前記第1ユーティリティ部の背面に着脱自在に結合し、他端が前記第2ユーティリティ部の背面に着脱自在に結合して設けられる複数の安全バーをさらに含む。
【0032】
また、本発明は、基板が搬入され、保管される基板保管モジュールと、前記基板を処理して、上下に垂直構造を有する基板処理装置と、前記基板保管モジュールと前記基板処理装置との間で前記基板を搬送する基板搬送モジュールとを含む基板処理システムを開示する。
【0033】
前記基板搬送モジュールは、前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールのそれぞれ正面に隣接配置され、前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールに対して共通に使用される。
【発明の効果】
【0034】
本発明による基板処理装置及びそれを備える基板処理システムは、比較的高い位置に位置する第1基板処理部及び第2基板処理部への接近が容易で安定した作業環境を提供することにより、作業者が安全、且つ精密なメンテナンスを行うことができる利点がある。
【0035】
また、本発明による基板処理装置及びそれを備える基板処理システムは、比較的高い位置に位置する構成に対するメンテナンスに対する作業者の安全を担保し、別途のメンテナンスのための工具設置を省略して既存工具設置のための空間を活用できる利点がある。
【0036】
さらに、本発明による基板処理装置及びそれを備える基板処理システムは、別途のメンテナンスのための工具設置を省略できることにより、上側領域と下側領域に対するメンテナンスを同時に行うことができ、迅速なメンテナンスが可能な利点がある。
【0037】
また、本発明による基板処理装置及びそれを備える基板処理システムは、一部構成を上部支持部に配置することにより、装置の全長を短くし、幅の増加を防止し、フットプリントを低減し、比較的広いメンテナンスのための空間を確保できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】従来基板処理システムの様子を示す側面図である。
図2】本発明による基板処理システムの様子を示す側面図である。
図3図2による基板処理システムの様子を示す平面図である。
図4】本発明による基板処理装置の様子を示す側面図である。
図5図4による基板処理装置のA-A'方向の端面の様子を示す平面図である。
図6図4による基板処理装置のB-B’方向の端面の様子を示す平面図である。
図7図4による基板処理装置の様子を示す裏面図である。
図8】本発明による基板処理装置の他の実施例による様子を示す裏面図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、本発明による基板処理装置及びそれを備える基板処理システムについて、添付図面を参照して説明する。
【0040】
本発明による基板処理システムは、図2に示すように、基板が搬入され、保管される基板保管モジュール10と、前記基板を処理して上下に垂直構造を有する基板処理装置30と、前記基板保管モジュール10と前記基板処理装置30との間で前記基板を搬送する基板搬送モジュール20と、を含む。
【0041】
ここで、本発明による基板処理の対象である基板1は、蒸着、熱処理など基板処理が行われる構成であり、半導体製造用基板、LCD製造用基板、OLED製造用基板、太陽電池製造用基板、透明ガラス基板などのいずれかの基板も適用可能である。
【0042】
特に、本発明による基板処理の対象である基板1は、50枚以上の複数の基板1を垂直方向に積層して同時に処理することができ、そのために複数の基板1が積層される基板保管部2を介して保管及び移動することができる。
【0043】
前記基板保管モジュール10は、基板1が搬入され、保管される構成であり、様々な構成が可能である。
【0044】
例えば、前記基板保管モジュール10は、複数の基板1が基板保管部2にロード及び挿入された状態で基板保管部2を外部から搬入し、臨時保管及び保管することができる。
【0045】
また、前記基板保管モジュール10は、基板処理が完了した複数の基板がロード及び挿入された基板保管部2を内部から外部に搬出することができる。
【0046】
一方、前記基板保管モジュール10は、処理対象の基板が保管される複数の基板保管部2を積載して一時的に保管することができ、保管された基板保管部2を後記する基板搬送モジュール20に伝達して複数の基板を供給することによって工程を進めることができる。
【0047】
前記基板保管モジュール10は、後記する第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200の前方に配置することができ、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200のそれぞれに対応して設けられてもよく、他の例として、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200に共通に使用され、各処理モジュールに保管された基板1を供給することができる。
【0048】
前記基板搬送モジュール20は、基板保管モジュール10と基板処理装置30との間で基板を搬送する構成であり、様々な構成が可能である。
【0049】
例えば、前記基板搬送モジュール20は、基板保管モジュール10と基板処理装置30との間で基板を搬送するように内部に基板搬送部21を設けることができる。
【0050】
すなわち、前記基板搬送モジュール20は、基板保管モジュール10と基板処理装置30との間に内部空間を有する別のチャンバが配置され、チャンバ内部に基板搬送部21が設けられて基板保管モジュール10から基板が搬送され、基板処理装置30、すなわち、後記する第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200にそれぞれ基板を搬送することができる。
【0051】
このとき、前記基板搬送モジュール20は、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200のそれぞれに対応して複数個で設けられてもよく、他の例として、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200に対して共通に使用することができる。
【0052】
より具体的に、前記基板搬送モジュール20は、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200のそれぞれ正面に隣接して配置され、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200に対して共通に使用することができる。
【0053】
前記基板処理装置30は、複数の基板1を同時に処理し、上下に垂直構造を有する構成であってもよい。
【0054】
一方、従来の基板処理装置は、図1に示すように、処理モジュール90と処理モジュール90の背面に設けられた第1ユーティリティ部300と、第1ユーティリティ部300の背面にさらに設けられたユーティリティ80を含む。
【0055】
すなわち、従来の基板処理装置は、正面側の基板保管モジュール10から背面側のユーティリティ80まで長い長さを有して形成され、フットプリントが増加するとういう問題があった。
【0056】
一方、背面側のユーティリティ80を第1ユーティリティ部300に含める場合、第1ユーティリティ部300の高さが高くなり、外部設置空間の制限が伴われるか、第1ユーティリティ部300が厚くなるにつれてメンテナンス空間が狭くなる問題があった。
【0057】
また、従来の基板処理装置は、処理モジュール100の上側に位置する反応管構成の高さが2800mmを越える高さであるため、反応管及び周辺構成に対するメンテナンス時の作業者の落下による怪我のリスクが存在し、その他のメンテナンスのためのジグ、梯子などのツールを利用する場合、作業が制限され、作業効率が低い問題があった。
【0058】
このような問題点を改善するために、本発明による基板処理装置は、図4図7に示すように、複数の基板1に対する基板処理が行われる第1処理モジュール100と、前記第1処理モジュール100に隣接して配置され、複数の基板1に対する基板処理が行われる第2処理モジュール200と、前記第1処理モジュール100の背面に隣接配置される第1ユーティリティ部300と、前記第2処理モジュール200の背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部300との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部400と、前記第1ユーティリティ部300及び前記第2ユーティリティ部400の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域S1及び下部領域S2に区分する上部支持部500を含む。
【0059】
前記第1処理モジュール100は、複数の基板1に対する基板処理が行われる構成であり、様々な構成が可能である。
【0060】
例えば、前記第1処理モジュール100は、上側に配置され、基板1を処理する第1基板処理部110と、第1基板処理部110の下側に配置され、基板1のロード及びアンロードが行われる第1基板ロード部120とを含むことができる。
【0061】
このとき、前記第1基板処理部110は、複数の基板1が積載されるボート40が内部に収容され、基板処理を行う第1反応管111と、第1反応管111の下部に設けられ、後記する第1ガス供給部310及び第1ガス排気部320と連結される第1マニホールド112と、第1反応管111を取り囲んで設けられる第1ヒータ部113を含むことができる。
【0062】
前記第1基板ロード部120は、第1基板処理部110の下側に配置され、基板のロード及びアンロードが行われる構成であり、様々な構成が可能である。
【0063】
例えば、前記第1基板ロード部120は、第1基板処理部110の下部に配置され、第1基板処理部110に昇降して処理される基板1をロードするか、第1基板処理部110から基板処理が完了し、下降した基板1のアンロードを行うことができる。
【0064】
このために、前記第1基板ロード部120は、複数の基板1が積層される形態でロードされるボート40と、ボート40を上側に位置する第1基板処理部110に上昇させるためのボートエレベーター(図示せず)などを備えることができる。
【0065】
また、前記第1基板ロード部120は、背面に設けられて第1処理モジュール100内部に接近可能なように第1メンテナンスドア121が設けられ、開閉を介して第1基板ロード部120の空間に接近することができ、第1基板ロード部120を介して上側に位置する第1基板処理部110に接近することができる。
【0066】
このとき、前記第1メンテナンスドア121は、ヒンジ回転によって開閉することができ、第1ユーティリティ部300側に向かって回転して開放されるか、第2ユーティリティ部400側に向かって回転して開放することができる。
【0067】
前記第2処理モジュール200は、基板を処理する第2基板処理部210を含み、第1処理モジュール100と隣接して配置される構成であり、様々な構成が可能である。
【0068】
すなわち、前記第2処理モジュール200は、一側面が第1処理モジュール100の一側面と接触して第1処理モジュール100と隣接して配置され、このとき、第1処理モジュール100と同一方向に並んで配置することができる。
【0069】
すなわち、前記第2処理モジュール200は、第1処理モジュール100と正面及び背面が同一方向に向かった状態で互いに対向する側面が接触するように配置することができる。
【0070】
一方、前記第2処理モジュール200は、前述した第1処理モジュール100と同様に、上側に配置され、基板を処理するための第2処理空間を内部に形成し、搬入される複数の基板1を処理する第2基板処理部210と、第2基板処理部210の下側に配置され、基板のロード及びアンロードが行われる第2基板ロード部220を含むことができる。
【0071】
このとき、前記第2基板処理部210は、複数の基板1が積載されるボート40が内部に収容されて基板処理を行う第2反応管と、第2反応管の下部に設けられ、後記する第2ガス供給部410及び第2ガス排気部420と連結される第2マニホールドと、第2反応管を囲んで設けられる第2ヒータ部とを含むことができる。
【0072】
前記第2基板ロード部220は、第2基板処理部210の下側に配置され、基板のロード及びアンロードが行われる構成であり、様々な構成が可能である。
【0073】
例えば、前記第2基板ロード部220は、第2基板処理部210の下部に配置され、第2基板処理部210に昇降して処理される基板1をロードするか、第2基板処理部210から基板処理が完了して下降した基板1のアンロードを行うことができる。
【0074】
そのために、前記第2基板ロード部220は、複数の基板1が積層される形態でロードされるボート40と、ボート40を上側に位置する第2基板処理部210に上昇させるためのボートエレベーター(図示せず)等を備えることができる。
【0075】
前記第2基板ロード部220は、背面に設けられ、第2処理モジュール200の内部に接近可能に設けられる第2メンテナンスドア221を含み、開閉を介して第2基板ロード部220の空間に接近することができ、第2基板ロード部220を介して上側に位置する第2基板処理部210に接近することができる。
【0076】
このとき、前記第2メンテナンスドア221は、ヒンジ回転によって開閉することができ、第2ユーティリティ部400側に向かって回転して開放するか、第1ユーティリティ部300側に向かって回転して開放することができる。
【0077】
前記第1ユーティリティ部300は、第1処理モジュール100の背面に隣接して配置される構成であり、様々な構成が可能である。
【0078】
例えば、前記第1ユーティリティ部300は、第1処理モジュール100にガスを供給する第1ガス供給部310と、第1処理モジュール100からガスを排気する第1ガス排気部320と、第1ガス供給部310及び第1ガス排気部320の上側に配置され、第1処理モジュール100を制御する第1制御部330とを含むことができる。
【0079】
前記第1ガス供給部310は、第1処理モジュール100にガスを供給する構成であり、様々な構成が可能である。
【0080】
例えば、前記第1ガス供給部310は、第1基板処理部110のうち第1マニホールド112に連結され、基板処理のためのガスを供給することができ、そのために供給配管及び供給制御バルブなどが内部に設けられ、第1処理モジュール100の背面に接して配置することができる。
【0081】
前記第1ガス排気部320は、第1処理モジュール100内を排気する構成であり、より具体的には、第1基板処理部110のうち第1反応管111の内部を排気する構成であってもよい。
【0082】
例えば、前記第1ガス排気部320は、第1処理モジュール100の背面に接して配置される第1ガス供給部310に背面方向に隣接して垂直に立てられて設けられ、外部の排気ポンプ(図示せず)と第1基板処理部110の第1マニホールド112との間を連結して、第1基板処理部110内を排気する排気ライン及び排気制御バルブを含むことができる。
【0083】
また、前記第1ガス排気部320は、内部に排気ラインを介して排出される排気ガスの圧力を調節するための圧力調節部及び各種センサーをさらに含むことができる。
【0084】
一方、前記第1ガス排気部320は、第1ガス供給部310と同様に直方体の形状で設けられ、一側面が第1ガス供給部310の背面に接触するように配置されてもよく、他側面が第1処理モジュール100の背面方向に向くように配置されてもよい。
【0085】
前記第1制御部330は、第1ガス供給部310及び第1ガス排気部320の上側に配置される構成であり、様々な構成が可能である。
【0086】
このとき、前記第1制御部330は、第1基板処理部110を含む第1処理モジュール100の各種構成を制御するための装置を備えることができ、例えば、第1基板処理部110内の温度及び圧力を調節する温度制御部、圧力制御部などを含むことができる。
【0087】
一方、前記第1制御部330は、第1ガス供給部310及び第1ガス排気部320の上側に配置されてもよく、第1処理モジュール100の背面に接触するように配置されてもよい。
【0088】
一方、前記第1ユーティリティ部300は、後記する第2ユーティリティ部400との間にメンテナンス空間が形成されるように、外側の側面が第1処理モジュール100の第2処理モジュール200の反対側の側面と同一平面上に位置するように配置することができる。
【0089】
すなわち、第1ユーティリティ部300は、後記する第2ユーティリティ部400の反対側の側面が、第1処理モジュール100の外側の側面と同一平面上に位置するように外側端に配置することができる。
【0090】
前記第2ユーティリティ部400は、第2処理モジュール200の背面に隣接して配置され、第1ユーティリティ部300との間にメンテナンス空間を形成する構成であり、様々な構成が可能である。
【0091】
例えば、前記第2ユーティリティ部400は、第2処理モジュール200にガスを供給する第2ガス供給部410と、第2処理モジュール200からガスを排気する第2ガス排気部420と、第2ガス供給部410及び第2ガス排気部420の上側に配置され、第2処理モジュール200を制御する第2制御部430とを含むことができる。
【0092】
前記第2ガス供給部410は、第2処理モジュール200にガスを供給する構成であり、様々な構成が可能である。
【0093】
例えば、前記第2ガス供給部410は、第2基板処理部210のうち第2マニホールドに連結され、基板処理のためのガスを供給することができ、そのために供給配管及び供給制御バルブなどが内部に設けられ、第2処理モジュール200の背面に接して配置することができる。
【0094】
前記第2ガス排気部420は、第2処理モジュール200内を排気する構成であり、より具体的には第2基板処理部210のうち第2反応管内部を排気する構成であってもよい。
【0095】
例えば、前記第2ガス排気部420は、第2処理モジュール200の背面に接して配置される第2ガス供給部410に背面方向に隣接して垂直に立てられて設けられ、外部の排気ポンプ(図示せず)と第2基板処理部210の第2マニホールドとの間を連結して第2基板処理部210内を排気する排気ライン及び排気制御バルブを含むことができる。
【0096】
また、前記第2ガス排気部420は、内部に排気ラインを介して排出される排気ガスの圧力を調節するための圧力調節部及び各種センサーをさらに含むことができる。
【0097】
一方、前記第2ガス排気部420は、第2ガス供給部410と同様に直方体の形状で設けられ、一側面が第2ガス供給部410の背面に接触するように配置されてもよく、他側面が第2処理モジュール200の背面方向に向くように配置されてもよい。
【0098】
前記第2制御部430は、第2ガス供給部410及び第2ガス排気部420の上側に配置される構成であり、様々な構成が可能である。
【0099】
このとき、前記第2制御部430は、第2基板処理部210を含む第2処理モジュール200の各種構成を制御するための装置を備えることができ、例えば、第2基板処理部210内の温度及び圧力を調節する温度制御部、圧力制御部などを含むことができる。
【0100】
一方、前記第2制御部430は、第2ガス供給部410及び第2ガス排気部420の上側に配置されてもよく、第2処理モジュール200の背面に接触するように配置されてもよい。
【0101】
一方、前記第2ユーティリティ部400は、後記する第1ユーティリティ部300との間にメンテナンス空間が形成されるように、外側の側面が第2処理モジュール200の第1処理モジュール100の反対側の側面と同一平面上に位置するように配置されてもよい。
【0102】
すなわち、第2ユーティリティ部400は、後記する第1ユーティリティ部300の反対側の側面が第2処理モジュール200の外側の側面と同一平面上に位置するように外側端に配置されてもよい。
【0103】
前記上部支持部500は、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400の間に設けられ、メンテナンス空間を上部領域S1及び下部領域S2に区分する構成であり、様々な構成が可能である。
【0104】
すなわち、前記上部支持部500は、比較的高い位置に配置される第1基板処理部110及び第2基板処理部210に対するメンテナンス接近性を強化して安全かつ容易な作業環境確保のために第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400を設け、業者の足場として適用することができる。
【0105】
そのために、前記上部支持部500は、上側に位置した構成に対する接近を容易にするように、第1基板処理部110及び第2基板処理部210の下側に対応する高さに配置することができる。
【0106】
すなわち、前記上部支持部500は、第1マニホールド112に対応する高さに配置され、第1制御部330、第2制御部430、第1基板処理部110及び第2基板処理部210に対する接近及びメンテナンスが可能となる。
【0107】
また、他の例として、前記上部支持部500は、一端が第1ガス供給部310及び第1ガス排気部320と第1制御部330境界に対応する高さに配置され、他端が第2ガス供給部410及び第2ガス排気部420と第2制御部430境界に対応する高さに配置することができる。
【0108】
すなわち、第1ガス供給部310及び第1ガス排気部320と第1制御部330境界に対応する高さに配置され、メンテナンス空間を第1制御部330及び第2制御部430で囲まれた上部領域S1と第1ガス供給部310、第1ガス排気部320、第2ガス供給部410及び第2ガス排気部420で囲まれた下部領域S2に区分することができる。
【0109】
このとき、前記上部支持部500は、第1制御部330及び第2制御部430が第1ガス供給部310、第1ガス排気部320、第2ガス供給部410及び第2ガス排気部420よりも厚さが薄く形成され、一端が第1ガス供給部310及び第1ガス排気部320の上面に支持され、他端が第2ガス供給部410及び第2ガス排気部420の上面に支持されて設けられてもよい。
【0110】
また、前記上部支持部500は、第1ガス供給部310及び第1ガス排気部320と第1制御部330境界に対応する高さと第2ガス供給部410及び第2ガス排気部420と第2制御部430境界に対応する高さのそれぞれに別途別々のブラケット520を設け、上部支持台510を支持して設けることができることは勿論である。
【0111】
一方、基板処理装置が設けられるFab内部は、通常天井側から底側への気流を形成してパーティクルを排気するところ、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400は、それぞれ排気関連ユーティリティを提供する第1ガス排気部320及び第2ガス排気部420が底側に隣接する位置に配置することができる。
【0112】
さらに、ガス供給及びガス排気のための各種配管も、安定的で屋外暴露を最小化するために、Fab内の底に設けられるので、各種配管設置が必要な第1ガス供給部310、第1ガス排気部320、第2ガス供給部410及び第2ガス排気部420は底側である下部領域S2に配置され、相対的に設置位置に対する自由度が高い第1制御部330及び第2制御部430の構成は、残りの空間としてフットプリントを最小限に抑えることができる上部領域S1側に配置することができる。
【0113】
これにより、上下垂直に配置される第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400の構成上、第1ガス供給部310及び第1ガス排気部320と第1制御部330との間の境界に上部支持部500が配置されることにより、第1制御部330と残りの構成である第1ガス供給部310及び第1ガス排気部320を区分して、各モジュール別にメンテナンスが可能に誘導することができる。
【0114】
一方、他の例として、前記上部支持部500は、図8に示すように、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400に互いに対向する方向に突出して設けられる支持ブラケット520と、支持ブラケット520に支持される上部支持台510とを含むことができる。
【0115】
すなわち、前記上部支持部500は、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400に互いに対向する方向に突出して設けられる支持ブラケット520を含み、支持ブラケット520を介して上部支持台510を支持する形態で設けることができる。
【0116】
このとき、前記支持ブラケット520は、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400に水平方向に長さを有して設けられ、上部支持台510を支持する構成であり、ボルト結合を介して結合することができる。
【0117】
一方、他の例として、前記上部支持部500は、第1処理モジュール100の背面、第2処理モジュール200の背面、第1ユーティリティ部300内側面及び第2ユーティリティ部400内側面に囲まれた領域に対応して設けられた支持フレームに上部支持台510が支持されて設けられる構成であってもよい。
【0118】
このとき、前記支持フレームは、上部支持台510の背面方向側に第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400を横切る支持フレームが設けられ、上部支持台510をより安定的に支持することができる。
【0119】
一方、前記上部支持台510は、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400との間に設けられ、作業者を支持する構成であり、十分な剛性を有する材質であってもよい。
【0120】
特に、前記上部支持台510は、基板処理装置が設けられるクリーンルーム内部の上部から下側に向かって気流を形成して噴射されるクリーニングガスがメンテナンス空間のうち下部領域S2に投入されるように、上下方向に貫通形成される複数の貫通口501を含むことができる。
【0121】
すなわち、上部から下側に向けて噴射されるクリーニングガスが貫通口501を通過して下部領域S2に到達して排気するように誘導することができ、これにより下部領域S2に対するクリーニングもスムーズに行うことができる。
【0122】
したがって、前記上部支持台510は、複数の貫通口501が形成される構成であるところ、複数の貫通口501が形成された状態でも、作業者の荷重に耐えるのに十分な剛性を有する材質で形成することができる。
【0123】
また、他の例として、前記上部支持部500は、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400の間に設けられるフレーム部と、フレーム部を覆い、着脱自在に設けられるカバー部を含むことができる。
【0124】
すなわち、前記上部支持部500は、内部が貫通して支持のために第1ユーティリティ部300と第2ユーティリティ部400との間に設けられるフレーム部と、フレーム部の平面を覆い、着脱自在に設けられるカバー部を含むことにより、作業者がカバー部を着脱して除去することにより、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400それぞれの上側及び後記する補助ユーティリティ部800の構成を作業者に露出することができる。
【0125】
これにより、作業者は、上部支持部500に上がった状態でフレーム部の平面の少なくとも一部を覆うカバー部を除去し、第1ガス供給部310、第1ガス排気部320、第2ガス供給部410、第2ガス排気部420、バルブモジュール700を含む補助ユーティリティ部800を露出させ、これに対するメンテナンス作業を行うことができる。
【0126】
前記上部支持部500は、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200の背面に接して配置されてもよく、他の例として、背面方向に一部離隔されて配置されてもよい。
【0127】
このとき、本発明による基板処理装置は、図7に示すように、上部支持部500内部、下側、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200と上部支持部500との間のうち少なくともいずれかに設けられた補助ユーティリティ部800をさらに含むことができる。
【0128】
すなわち、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400とは別々に離隔して配置可能であり、空間容積が大きくない構成であり、前記補助ユーティリティ部800を上部支持部500の内部、下側及び上部支持部500と第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200の間の少なくとも一方に設け、フットプリントを低減することができる。
【0129】
さらに、メンテナンス時に作業者が作業する空間として、上部支持部500に隣接する位置に補助ユーティリティ部800を配置することにより、メンテナンスが容易になる利点がある。
【0130】
このとき、前記補助ユーティリティ部800は、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400の機能の実行に補助的に関与し、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200に補助的なユーティリティを提供する構成であってもよい。
【0131】
このとき、前記補助ユーティリティ部800は、従来の第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400の構成を変更することなく設置可能な第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400から離隔して配置可能な構成であるか、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400とは別個の構成であってもよい。
【0132】
また、前記補助ユーティリティ部800は、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400と隣接して配置される構成であるところ、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400と連結して設置可能な構成であってもよい。
【0133】
例えば、前記補助ユーティリティ部800は、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200にそれぞれ供給されるガスを断続するバルブモジュール700、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200にパージガスを供給するパージガス供給部810及び第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200一部を制御する補助制御部820の少なくとも一つを含むことができる。
【0134】
より好ましくは、前記補助ユーティリティ部800は、第1処理モジュール100、第2処理モジュール200、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400のすべてに隣接して配置する必要性があるバルブモジュール700、なかでも第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200に隣接してそれぞれに供給されるガスを最終的に断続するファイナルバルブとしてバルブモジュール700を含むことができる。
【0135】
前記バルブモジュール700は、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400から第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200にそれぞれ供給されるガスを断続する構成であり、様々な構成が可能である。
【0136】
例えば、前記バルブモジュール700は、上部支持部500が第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200に接して配置された場合、上部支持部500の内部又は下側に設けられてもよく、より好ましくは、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200に隣接する位置に設けられてもよい。
【0137】
また、前記バルブモジュール700は、上部支持部500が第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200と離隔して設けられる場合、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200と上部支持部500との間に設けることができる。
【0138】
この場合、前記バルブモジュール700はまた、上部支持部500と共に同作業者に足場として作用し、作業環境を提供する構成の一部として機能することができ、十分な剛性を有するハウジングが備えられてもよく、さらにハウジングの上面が上部支持部500の上面と同一平面をなすように備えられてもよい。
【0139】
すなわち、前記バルブモジュール700を第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200と上部支持部500との間に設け、これらの上面が同一平面をなすように2塁徒労することによって、バルブモジュール700が、作業者が作業をするための支持部、すなわち上部支持部500の延長として機能して、作業者の作業便宜性を向上させ、別途のバルブモジュール700の設置空間を確保する必要なく、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200と隣接した最適な位置に設置可能な利点がある。
【0140】
一方、他の例として、バルブモジュール700の上面と上部支持部500の上面が高いか低い段差をなすことによって、適切な作業環境を提供することもできることは勿論である。
【0141】
このとき、前記バルブモジュール700は、第1ガス供給部310と連結されて開閉を介して前記第1処理モジュール100にガスを供給又は遮断する第1バルブモジュールと、前記第2ガス供給部410と連結されて開閉を介して前記第2処理モジュール200にガスを供給又は遮断する第2バルブモジュールを含むことができる。
【0142】
前記補助ユーティリティ部800は、上部支持部500の内部又は下側に設けられ、基板処理装置の一部構成に対するユーティリティを提供する構成であってもよい。
【0143】
例えば、前記補助ユーティリティ部800は、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200にパージガスを供給するパージガス供給部810と、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200の一部を制御する補助制御部820とを含むことができる。
【0144】
すなわち、前記補助ユーティリティ部800は、図1による従来基板処理装置のユーティリティ80に対応される構成であり、全体のフットプリントを増加させる要因であるため、上部支持部500内部又は下側に設けられることにより、全体フットプリントを低減することができる。
【0145】
このとき、前記補助ユーティリティ部800は、図4及び図7に示すように、上部支持部500の下側に配置することができ、バルブモジュール700が設けられる場合、バルブモジュール700から背面方向に配置することができる。
【0146】
一方、前記補助ユーティリティ部800が設けられるとき、上部支持台510に形成される複数の貫通口501は、補助ユーティリティ部800が設けられる位置を回避して形成することができる。
【0147】
また、前記補助ユーティリティ部800は、前述した例と違って、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400の構成の一部が上部支持部500の内部又は下側に設けられ、これにより第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400の幅を狭くして、メンテナンス空間をさらに確保するか、高さを減少させることができることはいうまでもない。
【0148】
さらに、前記補助ユーティリティ部800及びバルブモジュール700が上部支持部500の内部又は下側に配置されることにより、下部領域S2において簡単な足場などのメンテナンスツールを利用して接近可能であるので、容易なメンテナンスが可能な利点がある。
【0149】
前記下部支持部600は、第1ユーティリティ部300及び第2ユーティリティ部400の間のメンテナンス空間下部領域S2の底面に配置される構成であり、様々な構成が可能である。
【0150】
前記下部支持部600は、十分な剛性を有して設けられる下部支持台610と、下部支持台610内部又は下側に設けられ、第1処理モジュール100及び第2処理モジュール200のそれぞれにガスを供給するガスボックス620及び補助制御部630を含むことができる。
【0151】
前記安全バー900は、上部支持部500の上側高さで一端が第1ユーティリティ部300の背面に着脱自在に結合し、他端が第2ユーティリティ部400の背面に着脱自在に結合して設けられる構成であり、上下方向に複数個設けることができる。
【0152】
これにより、前記安全バー900は、着脱自在に設けられ、作業時に第1ユーティリティ部300と第2ユーティリティ部400を横切って設けられることにより、作業者の墜落及び落下を防止することができる。
【0153】
また、第1制御部330及び第2制御部430に安全リングが複数個設けられ、作業者の作業服に備えられた落下防止ロープと連結することにより、作業者の墜落及び落下を防止することができる。
【0154】
以上は、本発明によって実現することができる好ましい実施例の一部について説明したものに過ぎず、周知のように本発明の範囲は、前記実施例に限定されて解釈されるべきではなく、前述した発明の技術的思想とその思想を合わせた技術的思想は、すべて本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0155】
100 第1処理モジュール
200 第2処理モジュール
300 第1ユーティリティ部
400 第2ユーティリティ部
500 上部支持部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-10-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、
前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、
前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、
前記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、前記メンテナンス空間を、前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールの上側に対するメンテナンス及び接近のための上部領域と前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールの下側に対するメンテナンス及び接近のための下部領域とに区分する上部支持部と、
含むことを特徴とする基板処理装置。
【請求項2】
前記第1処理モジュールは、
上側に配置され、前記基板を処理する第1基板処理部と、前記第1基板処理部の下側に配置され、前記基板のロード及びアンロードが行われる第1基板ロード部とを含み、
前記第2処理モジュールは、
上側に配置され、前記基板を処理する第2基板処理部と、前記第2基板処理部の下側に前記第1基板ロード部に隣接して配置され、前記基板のロード及びアンロードが行われる第2基板ロード部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、
前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、
前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、
前記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域と下部領域とに区分する上部支持部と、を含み、
前記第1処理モジュールは、
上側に配置され、前記基板を処理する第1基板処理部と、前記第1基板処理部の下側に配置され、前記基板のロード及びアンロードが行われる第1基板ロード部とを含み、
前記第2処理モジュールは、
上側に配置され、前記基板を処理する第2基板処理部と、前記第2基板処理部の下側に前記第1基板ロード部に隣接して配置され、前記基板のロード及びアンロードが行われる第2基板ロード部とを含み、
前記上部支持部は、
前記第1基板処理部及び前記第2基板処理部の下側に対応する高さに配置されることを特徴とする板処理装置。
【請求項4】
前記上部支持部は、
前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールの背面に接して配置されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項5】
複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、
前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、
前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、
前記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域と下部領域とに区分する上部支持部と、を含み、
前記上部支持部は、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部に互いに対向する方向に突出して設けられる支持ブラケットと、前記支持ブラケットに支持される上部支持台とを含むことを特徴とする板処理装置。
【請求項6】
複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、
前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、
前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、
前記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域と下部領域とに区分する上部支持部と、を含み、
前記上部支持部は、
前記第1処理モジュールの背面、前記第2処理モジュールの背面、前記第1ユーティリティ部の内側面及び前記第2ユーティリティ部の内側面で囲まれた領域に対応して設けられる支持フレームと、前記支持フレームに支持されて設けられる上部支持台とを含むことを特徴とする板処理装置。
【請求項7】
複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、
前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、
前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、
前記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域と下部領域とに区分する上部支持部と、を含み、
前記上部支持部は、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられるフレーム部と、前記フレーム部を覆い、着脱自在に設けられるカバー部とを含むことを特徴とする板処理装置。
【請求項8】
複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、
前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、
前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、
前記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域と下部領域とに区分する上部支持部と、を含み、
前記上部支持部は、
上下方向に貫通形成される複数の貫通口を含むことを特徴とする板処理装置。
【請求項9】
前記第1ユーティリティ部は、
前記第2ユーティリティ部が位置する方向の反対側の外側面が、前記第1処理モジュールの前記第2処理モジュールが位置した方向の反対側の側面と同じ平面上に位置するように配置され、
前記第2ユーティリティ部は、
前記第1ユーティリティ部が位置する方向の反対側の外側面が、前記第2処理モジュールの前記第1処理モジュールが位置した方向の反対側の側面と同じ平面上に位置するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項10】
前記第1ユーティリティ部は、
前記第1処理モジュールにガスを供給する第1ガス供給部と、前記第1処理モジュールからガスを排気する第1ガス排気部と、前記第1ガス供給部及び前記第1ガス排気部の上側に配置され、前記第1処理モジュールを制御する第1制御部と、を含み、
前記第2ユーティリティ部は、
前記第2処理モジュールにガスを供給する第2ガス供給部と、前記第2処理モジュールからガスを排気する第2ガス排気部と、前記第2ガス供給部及び前記第2ガス排気部の上側に配置され、前記第2処理モジュールを制御する第2制御部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項11】
複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、
前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、
前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、
前記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域と下部領域とに区分する上部支持部と、を含み、
前記第1ユーティリティ部は、
前記第1処理モジュールにガスを供給する第1ガス供給部と、前記第1処理モジュールからガスを排気する第1ガス排気部と、前記第1ガス供給部及び前記第1ガス排気部の上側に配置され、前記第1処理モジュールを制御する第1制御部と、を含み、
前記第2ユーティリティ部は、
前記第2処理モジュールにガスを供給する第2ガス供給部と、前記第2処理モジュールからガスを排気する第2ガス排気部と、前記第2ガス供給部及び前記第2ガス排気部の上側に配置され、前記第2処理モジュールを制御する第2制御部とを含み、
前記上部支持部は、
一端が、前記第1ガス供給部及び前記第1ガス排気部の少なくとも一つと前記第1制御部との間の境界に対応する高さに配置され、他端が、前記第2ガス供給部及び前記第2ガス排気部の少なくとも一つと前記第2制御部との間の境界に対応する高さに配置されることを特徴とする板処理装置。
【請求項12】
複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、
前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、
前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、
前記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域と下部領域とに区分する上部支持部と、を含み、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間のうち、前記メンテナンス空間の下部領域の底面に配置される下部支持部をさらに含むことを特徴とする板処理装置。
【請求項13】
複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、
前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、
前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、
前記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域と下部領域とに区分する上部支持部と、を含み、
前記上部支持部の内部、下側、前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールと前記上部支持部との間の少なくともいずれか一つに設けられる補助ユーティリティ部をさらに含むことを特徴とする板処理装置。
【請求項14】
前記補助ユーティリティ部は、
前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールと前記上部支持部との間で、上面が前記上部支持部の上面と同一平面をなすように設けられることを特徴とする請求項13に記載の基板処理装置。
【請求項15】
前記補助ユーティリティ部は、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部から前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールにそれぞれ供給されるガスを断続するバルブモジュールを含むことを特徴とする請求項13に記載の基板処理装置。
【請求項16】
前記バルブモジュールは、
前記第1ユーティリティ部と連結され、開閉を介して前記第1処理モジュールにガスを供給又は遮断する第1バルブモジュールと、前記第2ユーティリティ部と連結され、開閉を介して前記第2処理モジュールにガスを供給又は遮断する第2バルブモジュールとを含むことを特徴とする請求項15に記載の基板処理装置。
【請求項17】
前記補助ユーティリティ部は、
前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールにパージガスを供給するパージガス供給部及び前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールの一部を制御する補助制御部の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項13に記載の基板処理装置。
【請求項18】
複数の基板に対する基板処理が行われる第1処理モジュールと、
前記第1処理モジュールに隣接して配置され、複数の基板に対する基板処理が行われる第2処理モジュールと、
前記第1処理モジュールの背面に隣接配置される第1ユーティリティ部と、
前記第2処理モジュールの背面に隣接配置され、前記第1ユーティリティ部との間にメンテナンス空間を形成する第2ユーティリティ部と、
前記第1ユーティリティ部及び前記第2ユーティリティ部の間に設けられ、前記メンテナンス空間を上部領域と下部領域とに区分する上部支持部と、を含み、
前記上部支持部の上側高さで一端が前記第1ユーティリティ部の背面に着脱自在に結合し、他端が前記第2ユーティリティ部の背面に着脱自在に結合して設けられる複数の安全バーをさらに含むことを特徴とする板処理装置。
【請求項19】
基板が搬入され、保管される基板保管モジュールと、
前記基板を処理して、上下に垂直構造を有する請求項1~18のいずれか1項に記載の基板処理装置と、
前記基板保管モジュールと前記基板処理装置との間で前記基板を搬送する基板搬送モジュールと、
を含むことを特徴とする基板処理システム。
【請求項20】
前記基板搬送モジュールは、
前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールのそれぞれ正面に隣接配置され、前記第1処理モジュール及び前記第2処理モジュールに対して共通に使用されることを特徴とする請求項19に記載の基板処理システム。