(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024128927
(43)【公開日】2024-09-24
(54)【発明の名称】半導体装置および半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
H10B 43/27 20230101AFI20240913BHJP
H10B 41/30 20230101ALI20240913BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20240913BHJP
H10B 41/27 20230101ALI20240913BHJP
H10B 43/30 20230101ALI20240913BHJP
【FI】
H10B43/27
H10B41/30
H01L29/78 371
H10B41/27
H10B43/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】30
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023193321
(22)【出願日】2023-11-14
(31)【優先権主張番号】10-2023-0031550
(32)【優先日】2023-03-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】310024033
【氏名又は名称】エスケーハイニックス株式会社
【氏名又は名称原語表記】SK hynix Inc.
【住所又は居所原語表記】2091, Gyeongchung-daero,Bubal-eub,Icheon-si,Gyeonggi-do,Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェ ウォン グン
(72)【発明者】
【氏名】チェ ソク ミン
(72)【発明者】
【氏名】クァク ロー ギュ
(72)【発明者】
【氏名】チャン チュン シク
(72)【発明者】
【氏名】パク イン ス
【テーマコード(参考)】
5F083
5F101
【Fターム(参考)】
5F083EP02
5F083EP18
5F083EP22
5F083EP76
5F083ER03
5F083ER21
5F083GA10
5F083JA03
5F083JA04
5F083JA19
5F083JA32
5F083JA39
5F083KA01
5F083KA05
5F083KA11
5F083LA12
5F083LA16
5F083LA20
5F083MA04
5F083MA06
5F083MA16
5F083PR05
5F083PR06
5F083ZA28
5F101BA01
5F101BA45
5F101BB02
5F101BD16
5F101BD30
5F101BD34
5F101BE07
5F101BH15
(57)【要約】 (修正有)
【課題】安定した構造および改善された特性を有し、動作信頼性を向上させる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置は、交互に積層された導電膜21A、21B及び絶縁膜22A、22Bを含むゲート構造GSTと、ゲート構造内に位置し、第1レベルで第1幅を有し、第2レベルで第1幅より狭い第2幅W2を有する支持台23(SP)と、前記ゲート構造内において前記支持台の間に位置し、前記第1レベルで第3幅W3を有し、前記第2レベルで前記第3幅より大きい第4幅W4を有するコンタクト構造CTとを含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
交互に積層された導電膜および絶縁膜を含むゲート構造と、
前記ゲート構造内に位置し、第1レベルで第1幅を有し、第2レベルで前記第1幅より狭い第2幅を有する支持台と、
前記ゲート構造内において前記支持台の間に位置し、前記第1レベルで第3幅を有し、前記第2レベルで前記第3幅より大きい第4幅を有するコンタクト構造と
を含む半導体装置。
【請求項2】
前記支持台は、第1方向に延び、前記第1方向と交差した第2方向に隣り合う、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記コンタクト構造は、前記支持台の側壁に沿って前記第1方向に延びている、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記コンタクト構造は、
前記第1方向に対向する第1側壁と、
前記支持台と接し、前記第2方向に対向する第2側壁とを含む、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記支持台は、前記第1方向に第1長さを有し、前記コンタクト構造は、前記第1方向に前記第1長さより小さい第2長さを有する、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記支持台は、前記コンタクト構造内に突出している、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記コンタクト構造は、前記支持台の間に突出した凸部と、前記凸部の間の凹部とを含み、前記凹部内に前記支持台がそれぞれ位置している、
請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記コンタクト構造は、前記支持台と接する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記コンタクト構造は、
前記導電膜の少なくとも1つの導電膜と電気的に連結されたコンタクトプラグと、
前記コンタクトプラグの側壁を取り囲む絶縁スペーサとを含む、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1レベルと前記第2レベルとの間において、前記支持台は、下部に比べて上部の幅が大きく、前記コンタクト構造は、上部に比べて下部の幅が大きい、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項11】
交互に積層された導電膜および第1絶縁膜を含むゲート構造と、
前記ゲート構造内に位置した支持台と、
前記ゲート構造内において前記支持台の間に位置し、前記導電膜の少なくとも1つの導電膜と電気的に連結されたコンタクト構造と
を含み、
前記コンタクト構造は、
前記支持台から離隔した第1部分と、前記支持台と接した第2部分とを含み、
前記ゲート構造は、
前記支持台と前記第1部分との間に位置し、交互に積層された前記第1絶縁膜および第2絶縁膜を含む、
半導体装置。
【請求項12】
前記ゲート構造は、第1サブスタックおよび第2サブスタックを含み、
前記第1部分は、前記第1サブスタック内に位置し、前記第2部分は、第2サブスタック内に位置している、
請求項11に記載の半導体装置。
【請求項13】
前記第2サブスタック内において、前記支持台は、第1レベルで第1幅を有し、第2レベルで前記第1幅より狭い第2幅を有し、前記第2部分は、前記第1レベルで第3幅を有し、前記第2レベルで前記第3幅より大きい第4幅を有する、
請求項12に記載の半導体装置。
【請求項14】
前記第1サブスタック内において、前記支持台は、第3レベルで第5幅を有し、第4レベルで前記第5幅より狭い第6幅を有し、前記第1部分は、前記第3レベルで第7幅を有し、前記第4レベルで前記第7幅より小さい第8幅を有する、
請求項12に記載の半導体装置。
【請求項15】
交互に積層された第1物質膜および第2物質膜を含む積層物を形成するステップと、
前記積層物内に、第1開口部を形成するステップと、
前記第1開口部内にエッチング停止膜を形成するステップと、
前記積層物内に、前記第1開口部の間に位置した第2開口部を形成するステップと、
前記第2開口部を介して前記第1物質膜および前記第2物質膜をエッチングして、前記エッチング停止膜を露出させる第3開口部を形成するステップと、
前記第3開口部と前記エッチング停止膜との間に残留した第1物質膜を除去するステップと
を含む半導体装置の製造方法。
【請求項16】
前記第3開口部と前記エッチング停止膜との間に残留した第2物質膜を除去するステップ
をさらに含む、請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項17】
前記第3開口部を形成するステップは、
前記第3開口部の一部の側壁で前記エッチング停止膜が露出するように、前記第1物質膜および前記第2物質膜をエッチングする、
請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項18】
前記第1物質膜を除去するステップは、
前記第3開口部の残りの側壁で前記エッチング停止膜が露出するように、前記第1物質膜を選択的にエッチングするステップと、
前記第3開口部の残りの側壁で前記エッチング停止膜が露出するように、前記第2物質膜を選択的にエッチングするステップとを含む、
請求項17に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項19】
前記エッチング停止膜が形成された第1開口部内に、第1犠牲膜を形成するステップ
をさらに含む、請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項20】
前記第3開口部内に犠牲コンタクト構造を形成するステップ
をさらに含む、請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項21】
前記犠牲コンタクト構造を形成するステップは、
前記第3開口部内に、絶縁膜を形成するステップと、
前記絶縁膜内に第2犠牲膜を形成するステップと
をさらに含む、請求項20に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項22】
前記第2犠牲膜を除去するステップと、
前記絶縁膜をエッチングして絶縁スペーサを形成するステップと、
前記絶縁スペーサ内にコンタクトプラグを形成するステップと
をさらに含む、請求項21に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項23】
前記エッチング停止膜を除去するステップと、
前記エッチング停止膜が除去された第1開口部内に支持台を形成するステップと
をさらに含む、請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項24】
前記第1物質膜を第3物質膜に代替するステップ
をさらに含む、請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項25】
交互に積層された第1物質膜および第2物質膜を含む積層物を形成するステップと、
前記積層物内に犠牲支持台を形成するステップと、
前記積層物内に、前記犠牲支持台の間に位置した犠牲コンタクト構造を形成するステップと、
前記犠牲支持台を除去して、前記積層物内に第1開口部を形成するステップと、
前記第1開口部を介して、前記犠牲コンタクト構造の周辺の第1物質膜を絶縁膜に代替するステップと、
前記第1開口部内に支持台を形成するステップと
を含む半導体装置の製造方法。
【請求項26】
前記犠牲コンタクト構造を形成するステップは、
前記積層物内に、前記犠牲支持台の間に位置した第2開口部を形成するステップと、
前記犠牲支持台をエッチング停止膜として前記第1物質膜および前記第2物質膜をエッチングして、第3開口部を形成するステップと、
前記第3開口部内に前記犠牲コンタクト構造を形成するステップとを含む、
請求項25に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項27】
前記犠牲コンタクト構造を形成するステップは、
前記第3開口部内に絶縁膜を形成するステップと、
前記絶縁膜内に第2犠牲膜を形成するステップとを含む、
請求項26に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項28】
前記第2犠牲膜を除去するステップと、
前記絶縁膜をエッチングして絶縁スペーサを形成するステップと、
前記絶縁スペーサ内にコンタクトプラグを形成するステップと
をさらに含む、請求項27に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項29】
前記第1物質膜を前記絶縁膜に代替するステップは、
前記第1開口部を介して前記第1物質膜を選択的にエッチングして、前記犠牲コンタクト構造を露出させる第2開口部を形成するステップと、
前記第2開口部内に前記絶縁膜を形成するステップとを含む、
請求項25に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項30】
前記第1物質膜を第3物質膜に代替するステップ
をさらに含む、請求項25に記載の半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置に関し、より詳しくは、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の集積度は、単位メモリセルの占める面積によって主に決定される。最近、基板上に単層でメモリセルを形成する半導体装置の集積度の向上が限界に達していることから、基板上にメモリセルを積層する3次元半導体装置が提案されている。また、このような半導体装置の動作信頼性を向上させるために、多様な構造および製造方法が開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施例は、安定した構造および改善された特性を有する半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例による半導体装置は、交互に積層された導電膜および絶縁膜を含むゲート構造と、前記ゲート構造内に位置し、第1レベルで第1幅を有し、第2レベルで前記第1幅より狭い第2幅を有する支持台と、前記ゲート構造内において前記支持台の間に位置し、前記第1レベルで第3幅を有し、前記第2レベルで前記第3幅より大きい第4幅を有するコンタクト構造とを含むことができる。
【0005】
本発明の実施例による半導体装置は、交互に積層された導電膜および第1絶縁膜を含むゲート構造と、前記ゲート構造内に位置した支持台と、前記ゲート構造内において前記支持台の間に位置し、前記導電膜の少なくとも1つの導電膜と電気的に連結されたコンタクト構造とを含むことができ、前記コンタクト構造は、前記支持台から離隔した第1部分と、前記支持台と接した第2部分とを含むことができ、前記ゲート構造は、前記支持台と前記第1部分との間に位置し、交互に積層された前記第1絶縁膜および第2絶縁膜を含むことができる。
【0006】
本発明の一実施例による半導体装置の製造方法は、交互に積層された第1物質膜および第2物質膜を含む積層物を形成するステップと、前記積層物内に、第1開口部を形成するステップと、前記第1開口部内にエッチング停止膜を形成するステップと、前記積層物内に、前記第1開口部の間に位置した第2開口部を形成するステップと、前記第2開口部を介して前記第1物質膜および前記第2物質膜をエッチングして、前記エッチング停止膜を露出させる第3開口部を形成するステップと、前記第3開口部と前記エッチング停止膜との間に残留した第1物質膜を除去するステップとを含むことができる。
【0007】
本発明の一実施例による半導体装置の製造方法は、交互に積層された第1物質膜および第2物質膜を含む積層物を形成するステップと、前記積層物内に犠牲支持台を形成するステップと、前記積層物内に、前記犠牲支持台の間に位置した犠牲コンタクト構造を形成するステップと、前記犠牲支持台を除去して、前記積層物内に第1開口部を形成するステップと、前記第1開口部を介して、前記犠牲コンタクト構造の周辺の第1物質膜を絶縁膜に代替するステップと、前記第1開口部内に支持台を形成するステップとを含むことができる。
【発明の効果】
【0008】
メモリセルを3次元に積層することにより、半導体装置の集積度を向上させることができる。また、安定した構造を有し、信頼性が向上した半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
【
図2A】本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
【
図2B】本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
【
図3】本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
【
図4A】本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
【
図4B】本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
【
図4C】本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
【
図4D】本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
【
図4E】本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
【
図5A】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図5B】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図6A】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図6B】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図7A】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図7B】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図8A】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図8B】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図9】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図10】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図11】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図12】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図13】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図14A】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図14B】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図14C】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図14D】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図14E】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図14F】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【
図14G】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付した図面を参照して、本発明の技術的思想による実施例を説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
【0012】
図1を参照すれば、半導体装置は、ゲート構造GST、支持台SP、およびコンタクト構造CTを含むか、これらを組み合わせて含むことができる。半導体装置は、チャネル構造CH、第1スリット構造SLS1、第2スリット構造SLS2、または第1コンタクト構造CT1をさらに含むか、これらを組み合わせてさらに含むことができる。
【0013】
ゲート構造GSTは、セル領域CRおよびコンタクト領域CTRを含むことができる。セル領域CRは、メモリセルが積層された領域であってもよく、コンタクト領域CTRは、積層されたメモリセルをそれぞれ駆動するためのインターコネクション構造が位置した領域であってもよい。ゲート構造GSTは、第1方向Iに延びることができ、セル領域CRとコンタクト領域CTRとが第1方向Iに隣り合ってもよい。
【0014】
ゲート構造GST内にチャネル構造CHが位置してもよい。チャネル構造CHは、セル領域CRに位置してもよい。チャネル構造CHに沿ってメモリセルが積層される。参照として、半導体装置は、チャネル構造CHの代わりに、垂直電極構造を含むことができる。この場合、垂直電極構造に沿ってメモリセルが積層される。
【0015】
ゲート構造GST内に第1スリット構造SLS1が位置してもよい。第1スリット構造SLS1は、セル領域CRに位置してもよい。第1スリット構造SLS1は、第1方向Iに沿って延びることができ、コンタクト領域CTR内に延びることができる。実施例として、第1スリット構造SLS1は、ソース選択ラインまたはドレイン選択ラインをパターニングするためのものであり、ゲート構造GSTを一部貫通する深さを有することができる。第1スリット構造SLS1は、酸化物、窒化物、エアギャップなどの絶縁物質を含むことができる。第1スリット構造SLS1は、チャネル構造CHと重なるか、チャネル構造CHの間に位置してもよい。第1スリット構造SLS1と重なったチャネル構造CHは、リアルチャネル構造であるか、ダミーチャネル構造であってもよい。
【0016】
第1方向Iと交差した第2方向IIに隣り合うゲート構造GSTの間に第2スリット構造SLS2が位置してもよい。第2スリット構造SLS2は、第1方向Iに沿って延びることができ、ゲート構造GSTを相互分離させることができる。実施例として、第2スリット構造SLS2は、第1スリット構造SLS1に比べて深い深さを有することができ、ゲート構造GSTを完全に貫通する深さを有することができる。第2スリット構造SLS2は、酸化物、窒化物、エアギャップなどの絶縁物質を含むことができる。あるいは、第2スリット構造SLS2は、ソース構造と電気的に連結されたソースコンタクト構造を含むことができる。
【0017】
ゲート構造GST内に支持台SPが位置してもよい。支持台SPは、コンタクト領域CTRに位置してもよい。実施例として、一対の支持台SPが第2方向IIに対向して位置してもよい。
【0018】
ゲート構造GST内にコンタクト構造CTが位置してもよい。コンタクト構造CTは、支持台SPの間に位置してもよい。実施例として、コンタクト構造CTは、ワードライン、ソース選択ライン、またはドレイン選択ラインと電気的に連結可能である。
【0019】
コンタクト領域CTRに第1コンタクト構造CT1が位置してもよい。第1コンタクト構造CT1は、チャネル構造CHとコンタクト構造CTとの間に位置してもよい。第1コンタクト構造CT1は、第1スリット構造SLS1と第2スリット構造SLS2との間に位置してもよい。実施例として、第1コンタクト構造CT1は、ドレイン選択ラインまたはソース選択ラインと電気的に連結可能である。
【0020】
前述のような構造によれば、第2方向IIに隣り合う支持台SPの間にコンタクト構造CTが位置してもよい。コンタクト構造CTが支持台SPと接することができ、コンタクト構造CTのサイズが支持台SPによって決定される。
【0021】
図2Aおよび
図2Bは、本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
図2Aは、
図1のA1-A1’断面図であり、
図2Bは、
図1のA2-A2’断面図である。以下、先に説明された内容と重複した内容は省略して説明する。
【0022】
図2Aおよび
図2Bを参照すれば、ゲート構造GSTは、第1サブスタックGSTAおよび第2サブスタックGSTBを含むことができる。第1サブスタックGSTAは、交互に積層された導電膜11Aおよび絶縁膜12Aを含むことができる。第2サブスタックGSTBは、交互に積層された導電膜11Bおよび絶縁膜12Bを含むことができる。実施例として、第1サブスタックGSTAが下部スタックであり、第2サブスタックGSTBが上部スタックであるか、第1サブスタックGSTAが上部スタックであり、第2サブスタックGSTBが下部スタックであってもよい。
【0023】
導電膜11A、11Bは、ワードライン、ビットライン、選択ラインなどのゲートラインであってもよい。実施例として、最下部の少なくとも1つの導電膜11Aは、ソース選択ラインであってもよく、最上部の少なくとも1つの導電膜11Bは、ドレイン選択ラインであってもよく、残りの導電膜11A、11Bは、ワードラインであってもよい。導電膜11A、11Bは、ポリシリコン、タングステン、モリブデンなどの導電物質を含むことができる。絶縁膜12A、12Bは、積層された導電膜11A、11Bを相互絶縁させるためのものであり、酸化物、窒化物、エアギャップなどの絶縁物質を含むことができる。
【0024】
支持台13は、ゲート構造GST内に位置してもよく、第3方向IIIに延びることができる。ここで、第3方向IIIは、導電膜11A、11Bの積層方向であってもよい。実施例として、第3方向IIIは、第1方向Iおよび第2方向IIで定義された平面と直交できる。支持台13は、製造過程において犠牲膜を導電膜11A、11Bに代替するとき、絶縁膜12A、12Bを支持するためのものである。支持台13は、酸化物、窒化物などの絶縁物質を含むことができる。
【0025】
支持台13は、均一な幅を有するか、レベルによって異なる幅を有することができる。支持台13は、第1レベルLV1で第1幅W1を有することができ、第2レベルLV2で第1幅W1より狭い第2幅W2を有することができる。ここで、第1レベルLV1および第2レベルLV2は、同一のサブスタックGSTA、GSTB内に定義される。実施例として、第1サブスタックGSTA内において、支持台13は、上部に比べて下部の幅が小さい。
【0026】
支持台13は、側壁に段差Aを含むことができる。段差Aは、第1サブスタックGSTAと第2サブスタックGSTBとの界面に位置してもよい。段差Aは、支持台13を形成するための開口部を複数回分けて形成することによって誘発されたものであってもよい。第1サブスタックGSTA内の第1開口部と第2サブスタックGSTB内の第2開口部とを別の工程で形成する場合、第1開口部と第2開口部との連結される部分に段差Aが位置し、段差Aは、支持台13の側壁の傾きが変更される変曲点であってもよい。
【0027】
支持台13は、内部に位置した少なくとも1つのボイドVを含むことができる。ボイドVは、蒸着工程で誘発された空き空間であってもよい。支持台13は、一部の領域に限ってボイドVを含むか、全体的にボイドVを含むことができる。実施例として、支持台13のうち相対的に広い幅を有する領域にボイドVが位置してもよい。
【0028】
コンタクト構造CTは、ゲート構造GST内において支持台13の間に位置してもよい。実施例として、第2方向IIに隣り合う支持台13の間にコンタクト構造CTが位置してもよい。コンタクト構造CTは、第3方向IIIに沿って延びることができ、導電膜11A、11Bの少なくとも1つの導電膜11A、11Bと電気的に連結可能である。
【0029】
コンタクト構造CTは、コンタクトプラグ15および絶縁スペーサ14を含むことができる。コンタクトプラグ15は、少なくとも1つの導電膜11A、11Bと電気的に連結可能である。コンタクトプラグ15は、バリア膜15Aおよびバリア膜15A内の金属膜15Bを含むことができる。実施例として、バリア膜15Aは、金属窒化物を含むことができ、金属膜15Bは、タングステン、モリブデンなどの金属を含むことができる。絶縁スペーサ14は、コンタクトプラグ15の側壁を取り囲むことができる。コンタクトプラグ15の下部面は、絶縁スペーサ14によって取り囲まれず、コンタクトプラグ15の下部面が導電膜11A、11Bと接することができる。
【0030】
コンタクト構造CTは、均一な幅を有するか、レベルによって異なる幅を有することができる。
図2Aを参照すれば、コンタクト構造CTは、第1レベルLV1で第3幅W31を有することができ、第2レベルLV2で第3幅W31より大きい第4幅W41を有することができる。ここで、第1レベルLV1および第2レベルLV2は、同一のサブスタックGSTA、GSTB内に定義される。実施例として、第1サブスタックGSTA内において、コンタクト構造CTは、上部に比べて下部の幅が大きい。
【0031】
コンタクト構造CTは、断面によって異なる形状を有することができる。コンタクト構造CTは、第2方向IIおよび第3方向IIIで定義された断面と、第1方向Iおよび第3方向IIIで定義された断面とにおいて、互いに異なる形状を有することができる。
図2Bを参照すれば、コンタクト構造CTは、第1レベルLV1で第3幅W32を有することができ、第2レベルLV2で第3幅W32より小さい第4幅W42を有することができる。実施例として、コンタクト構造CTは、第2方向IIおよび第3方向IIIで定義された断面において下部の幅が広いテーパ形状を有し、第1方向Iおよび第3方向IIIで定義された断面において上部の幅が広い形状を有することができる。
【0032】
コンタクトプラグ15は、側壁に段差Bを含むことができる。段差Bは、製造過程において支持台13の段差Aが転写されたものであってもよい。段差Bは、第1サブスタックGSTAと第2サブスタックGSTBとの界面に位置するか、第2サブスタックGSTB内に位置してもよい。
【0033】
参照として、半導体装置は、複数のコンタクト構造CTを含むことができる。実施例として、コンタクト構造CTは、互いに異なる深さでゲート構造GST内に位置してもよく、導電膜11A、11Bにそれぞれ連結可能である。
【0034】
前述のような構造によれば、コンタクト構造CTが支持台13の間に位置してもよく、支持台13と接することができる。したがって、支持台13がテーパ形状の断面を有する場合、コンタクト構造CTは、逆転されたテーパ形状の断面を有することができる。支持台13の側壁とコンタクト構造CTの側壁とが接するので、コンタクト構造CTと支持台13との間に残留した物質膜によって周辺膜が損傷するのを防止または減少させることができる。実施例として、製造過程においてコンタクト構造CTと支持台13との間に犠牲膜が残留したり、犠牲膜を導電膜11A、11Bに代替する過程においてソースガスが残留するのを防止または減少させることができる。
【0035】
図3は、本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
図3は、
図1のA1-A1’断面図である。以下、先に説明された内容と重複した内容は省略して説明する。
【0036】
図3を参照すれば、ゲート構造GSTは、交互に積層された導電膜21A、21Bおよび第1絶縁膜22A、22Bを含むことができる。導電膜21A、21Bは、ワードライン、ビットライン、選択ラインなどのゲートラインであってもよい。支持台23は、ゲート構造GST内に位置してもよく、第3方向IIIに延びることができる。
【0037】
支持台23は、均一な幅を有するか、領域によって異なる幅を有することができる。第2サブスタックGSTB内において、支持台23は、第1レベルLV1で第1幅W1を有することができ、第2レベルLV2で第1幅W1より狭い第2幅W2を有することができる。実施例として、第2サブスタックGSTB内において、支持台23は、上部に比べて下部の幅が小さい。
【0038】
第1サブスタックGSTA内において、支持台23は、第3レベルLV3で第5幅W5を有することができ、第4レベルLV4で第5幅W5より狭い第6幅W6を有することができる。実施例として、第1サブスタックGSTA内において、支持台23は、上部に比べて下部の幅が小さい。
【0039】
支持台23のそれぞれは、側壁に段差Aを含むことができる。支持台23は、内部に位置した少なくとも1つのボイドVを含むことができる。支持台23は、一部の領域に限ってボイドVを含むか、全体的にボイドVを含むことができる。
【0040】
コンタクト構造CTは、ゲート構造GST内において支持台23の間に位置してもよい。実施例として、第2方向IIに隣り合う支持台23の間にコンタクト構造CTが位置してもよい。コンタクト構造CTは、第3方向IIIに沿って延びることができ、導電膜21A、21Bの少なくとも1つの導電膜21A、21Bと電気的に連結可能である。
【0041】
コンタクト構造CTは、コンタクトプラグ25および絶縁スペーサ24を含むことができる。コンタクトプラグ25は、少なくとも1つの導電膜21A、21Bと電気的に連結可能である。コンタクトプラグ25は、バリア膜25Aおよびバリア膜25A内の金属膜25Bを含むことができる。絶縁スペーサ24は、コンタクトプラグ25の側壁を取り囲むことができる。コンタクトプラグ25の下部面は、絶縁スペーサ24によって取り囲まれず、コンタクトプラグ25の下部面が導電膜21A、21Bと接することができる。
【0042】
コンタクト構造CTは、第1部分CT_P1と、第1部分CT_P1に連結された第2部分CT_P2とを含むことができる。第1部分CT_P1は、第1サブスタックGSTA内に位置してもよい。第2部分CT_P2は、第2サブスタックGSTB内に位置してもよく、前記第1サブスタックGSTA内に延びることができる。
【0043】
第2部分CT_P2は、支持台23と接することができる。第2部分CT_P2は、均一な幅を有するか、領域によって異なる幅を有することができる。第2サブスタックGSTB内において、第2部分CT_P2は、第1レベルLV1で第3幅W3を有することができ、第2レベルLV2で第3幅W3より大きい第4幅W4を有することができる。実施例として、第2サブスタックGSTB内において、第2部分CT_P2は、上部に比べて下部の幅が大きい。
【0044】
第1部分CT_P1は、支持台23から離隔できる。第1部分CT_P1は、均一な幅を有するか、領域によって異なる幅を有することができる。第1サブスタックGSTA内において、第1部分CT_P1は、第3レベルLV3で第7幅W7を有することができ、第4レベルLV4で第7幅W7より狭い第8幅W8を有することができる。実施例として、第1サブスタックGSTA内において、第1部分CT_P1は、上部に比べて下部の幅が小さい。
【0045】
第1部分CT_P1と支持台23との間に第1絶縁膜22A、22Bおよび第2絶縁膜26が交互に積層される。ゲート構造GSTは、第1部分CT_P1と支持台23との間に位置し、交互に積層された第1絶縁膜22A、22Bおよび第2絶縁膜26を含むことができる。第2絶縁膜26は、導電膜21A、21Bに対応するレベルに位置してもよい。第2絶縁膜26は、酸化物、窒化物などの絶縁物質を含むことができる。
【0046】
第2絶縁膜26は、支持台23の周辺に延びることができる。支持台23の周辺において、ゲート構造GSTは、交互に積層された第1絶縁膜22A、22Bおよび第2絶縁膜26を含むことができる。実施例として、支持台23と導電膜21A、21Bとの間に第2絶縁膜26がそれぞれ位置してもよい。
【0047】
前述のような構造によれば、コンタクト構造CTが支持台23の間に位置してもよく、第2部分CT_P2が支持台23と接することができる。第1部分CT_P1は、支持台23と離隔し、第1部分CT_P1と支持台23との間で第1絶縁膜22A、22Bおよび第2絶縁膜26が交互に積層される。したがって、コンタクト構造CTと支持台23との間に残留した犠牲膜によって周辺膜が損傷するのを防止または減少させることができる。実施例として、製造過程において、第1部分CT_P1と支持台23との間に位置した犠牲膜を第2絶縁膜26に予め代替するので、当該領域に犠牲膜が残留したり、犠牲膜を導電膜21A、21Bに代替する過程においてソースガスが残留するのを防止または減少させることができる。
【0048】
図4A~
図4Eは、本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
【0049】
図4Aを参照すれば、半導体装置は、第1支持台43A、第2支持台43B、およびコンタクト構造CTを含むことができる。第1支持台43Aおよび第2支持台43Bは、第1方向Iに延びることができ、第2方向IIに隣り合ってもよい。
【0050】
コンタクト構造CTは、第1支持台43Aと第2支持台43Bとの間に位置してもよい。コンタクト構造CTは、第1支持台43Aおよび第2支持台43Bの側壁に沿って第1方向Iに延びることができる。コンタクト構造CTは、第1方向Iに隣り合う第1側壁SW1と、第2方向IIに隣り合う第2側壁SW2とを含むことができる。第2側壁SW2は、第1支持台43Aおよび第2支持台43Bによって定義される。
【0051】
コンタクト構造CTは、第1方向Iの第2長さL2および第2方向IIの幅Wを有することができる。第2長さL2が幅Wに比べて大きい。幅Wは、第1支持台43Aと第2支持台43Bとの間の距離Dによって定義される。距離Dと幅Wとが実質的に同一であってもよい。第1支持台43Aは、第1長さL1を有することができ、第2長さL2が第1長さL1に比べて小さい。
【0052】
図4Bを参照すれば、半導体装置は、第1支持台43A1、第2支持台43B1、およびコンタクト構造CTを含むことができる。第1支持台43A1および第2支持台43B1は、第2方向IIに延びることができ、第1方向Iに隣り合ってもよい。コンタクト構造CTは、第1支持台43A1と第2支持台43B1との間に位置してもよい。コンタクト構造CTは、第1支持台43A1および第2支持台43B1の側壁に沿って第2方向IIに延びることができる。
【0053】
図4Cを参照すれば、コンタクト構造CTの周辺に支持台43C1が位置してもよい。実施例として、円の周りに沿って支持台43C1が位置してもよく、円の中心にコンタクト構造CTが位置してもよい。多角形の頂点に支持台43C1がそれぞれ位置してもよく、多角形の中心にコンタクト構造CTが位置してもよい。支持台43C1がコンタクト構造CTを取り囲むように配列され、支持台43C1がコンタクト構造CT内に突出できる。第1方向Iおよび第2方向IIで定義された平面において、支持台43C1は、円形、楕円形、多角形などの形状を有することができる。
【0054】
コンタクト構造CTは、凸部CTAおよび凹部CTBを含むことができる。凸部CTAおよび凹部CTBは、コンタクト構造CTのエッジに沿って交互に配列される。凸部CTAは、支持台43C1の間に突出できる。凹部CTBは、凸部CTAの間に位置してもよく、凹部CTB内に支持台43Cがそれぞれ位置してもよい。
【0055】
図4Dおよび
図4Eを参照すれば、コンタクト構造CTの周辺に支持台43C2、43C3が位置してもよい。第1方向Iおよび第2方向IIで定義された平面において、支持台43C2、43C3は、長軸および短軸を有する楕円形状を有することができる。支持台43C2、43C3は、第1方向Iおよび第2方向IIと交差した対角線方向に長軸が延びるように配列される。支持台43C2、43C3の長軸方向によってコンタクト構造CTと支持台43C2、43C3との接触面積が異なっていてもよい。
図4Dを参照すれば、支持台43C2がコンタクト構造CTのエッジを取り囲む形状に配列される。
図4Eを参照すれば、コンタクト構造CT2のエッジから長軸が突出するように、支持台43C3が配列される。支持台43C2、43C3の配列によって接触面積を調整することができる。
図4Dおよび
図4Eを参照すれば、支持台43C2とコンタクト構造CTとの接触面積が、支持台43C3とコンタクト構造CTとの接触面積に比べて大きいか、実質的に同一であってもよい。
【0056】
図5A~
図8A、
図5B~
図8Bおよび
図9~13は、本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。以下、先に説明された内容と重複した内容は省略して説明する。
【0057】
図5Aおよび
図5Bを参照すれば、交互に積層された第1物質膜51A、51Bおよび第2物質膜52A、52Bを含む積層物STを形成することができる。実施例として、交互に積層された第1物質膜51Aおよび第2物質膜52Aを含む第1サブスタックSTAを形成することができる。次に、第1サブスタックSTA内に第1開口部OP1Aを形成することができ、第1開口部OP1A内に犠牲膜53Aを形成することができる。第1開口部OP1Aは、均一な幅を有するか、レベルによって異なる幅を有することができる。実施例として、第1開口部OP1Aは、上部に比べて下部の幅が狭い。次に、第1サブスタックSTA上に、交互に積層された第1物質膜51Bおよび第2物質膜52Bを含む第2サブスタックSTBを形成することができる。次に、第2サブスタックSTB内に第1開口部OP1Bを形成することができ、第1開口部OP1B内に犠牲膜53Bを形成することができる。相互連結された第1開口部OP1Aと第1開口部OP1Bとで第1開口部OP1が定義される。第1開口部OP1Bは、均一な幅を有するか、レベルによって異なる幅を有することができる。実施例として、第1開口部OP1Bは、上部に比べて下部の幅が狭い。第1サブスタックSTAと第2サブスタックSTBとの界面において、第1開口部OP1Aと第1開口部OP1Bの幅が異なっていてもよく、これにより、第1開口部OP1の側壁に段差Aが誘発される。
【0058】
第1物質膜51A、51Bは、第2物質膜52A、52Bに対してエッチング選択比が大きい物質を含むことができる。実施例として、第1物質膜51A、51Bは、窒化物などの犠牲物質を含むことができ、第2物質膜52A、52Bは、酸化物などの絶縁物質を含むことができる。第1物質膜51A、51Bは、ポリシリコン、タングステン、モリブデンなどの導電物質を含むことができ、第2物質膜52A、52Bは、酸化物などの絶縁物質を含むことができる。犠牲膜53A、53Bは、第1物質膜51A、51Bおよび第2物質膜52A、52Bに対してエッチング選択比が大きい物質を含むことができる。実施例として、犠牲膜53A、53Bは、タングステンを含むことができる。参照として、積層物STが3つ以上のサブスタックを含むことも可能である。
【0059】
積層物ST、第1開口部OP1、および犠牲膜53A、53Bは、セル領域CRおよびコンタクト領域CTRに位置してもよい。セル領域CRに位置した第1開口部OP1は、チャネル構造を形成するためのものである。コンタクト領域CTRに位置した第1開口部OP1は、支持台を形成するためのものである。セル領域CRの第1開口部OP1と、コンタクト領域CTRの第1開口部OP1とは、実質的に同一の形状を有するか、異なる形状を有することができる。実施例として、セル領域CRの第1開口部OP1と、コンタクト領域CTRの第1開口部OP1とは、円形、楕円形、多角形などの形状を有することができる。実施例として、コンタクト領域CTRの第1開口部OP1は、セル領域CRの第1開口部OP1に比べて第1方向Iに長い長さを有することができる。セル領域CRの第1開口部OP1と、コンタクト領域CTRの第1開口部OP1とは、同時に形成されるか、別の工程で形成されてもよい。セル領域CRの犠牲膜53A、53Bと、コンタクト領域CTRの犠牲膜53A、53Bとは、同時に形成されるか、別の工程で形成されてもよい。
【0060】
図6Aおよび
図6Bを参照すれば、セル領域CRの犠牲膜53A、53Bを除去して、第1開口部OP1を再びオープンさせることができる。実施例として、セル領域CRをオープンさせるマスクパターンを形成し、ストリップ工程を用いてセル領域CRの犠牲膜53A、53Bを選択的にエッチングすることができる。次に、第1開口部OP1内にチャネル構造CHを形成することができる。実施例として、第1開口部OP1内にメモリ膜54を形成することができ、メモリ膜54内にチャネル膜55を形成することができ、チャネル膜55内に絶縁コア56を形成することができる。メモリ膜54は、ブロッキング膜54A、データ格納膜54B、またはトンネル膜54Cを含むか、これらを組み合わせて含むことができる。データ格納膜54Bは、フローティングゲート、ポリシリコン、電荷トラップ物質、窒化物、可変抵抗物質などを含むことができる。参照として、チャネル構造CHの代わりに、電極構造を形成することも可能である。実施例として、第1開口部OP1内に可変抵抗膜を形成することができ、可変抵抗膜内に電極膜を形成することができ、電極膜内に絶縁コアを形成することができる。
【0061】
コンタクト領域CTRの犠牲膜53A、53Bを除去して、第1開口部OP1を再びオープンさせることができる。実施例として、コンタクト領域CTRをオープンさせるマスクパターンを形成し、ストリップ工程を用いてコンタクト領域CTRの犠牲膜53A、53Bを選択的にエッチングすることができる。次に、第1開口部OP1内に犠牲支持台SSPを形成することができる。犠牲支持台SSPは、エッチング停止膜57を含むか、エッチング停止膜57および第1犠牲膜58を含むことができる。実施例として、第1開口部OP1内にエッチング停止膜57を形成することができ、エッチング停止膜57内に第1犠牲膜58を形成することができる。エッチング停止膜57は、第1物質膜51A、51Bおよび第2物質膜52A、52Bに対してエッチング選択比が大きい物質を含むことができる。エッチング停止膜57は、アルミニウム酸化物、チタン窒化物、タングステン、またはポリシリコンを含むか、これらを組み合わせて含むことができる。
【0062】
図7Aおよび
図7Bを参照すれば、積層物ST内に第2開口部OP2を形成することができる。第2開口部OP2は、第1開口部OP1の間に位置してもよい。実施例として、第2方向IIに隣り合う第1開口部OP1の間に第2開口部OP2が位置してもよい。第2開口部OP2は、犠牲支持台SSPから離隔し、犠牲支持台SSPを露出させない。
【0063】
第2開口部OP2は、第1開口部OP1に比べて浅い深さを有することができる。第2開口部OP2は、コンタクトプラグを形成するためのものである。以後、拡張工程を考慮して、第2開口部OP2は、形成しようとするコンタクトプラグの深さに比べて浅い深さに形成される。
【0064】
図8Aおよび
図8Bを参照すれば、積層物ST内に第3開口部OP3を形成することができる。第2開口部OP2を介して第1物質膜51A、51Bおよび第2物質膜52A、52Bをエッチングすることができ、第2開口部OP2を拡張させて第3開口部OP3を形成することができる。第1物質膜51A、51Bおよび第2物質膜52A、52Bをエッチングするとき、犠牲支持台SSPがエッチング停止膜として使用できる。したがって、犠牲支持台SSPによって第3開口部OP3の大きさを制御可能である。犠牲支持台SSPによって第3開口部OP3の第2方向IIの幅を制御可能である。
【0065】
第3開口部OP3を介してエッチング停止膜57が露出できる。第3開口部OP3は、全体側壁を介してエッチング停止膜57を露出させるか、一部の側壁を介してエッチング停止膜57を露出させることができる。実施例として、第3開口部OP3の上部側壁は、エッチング停止膜57を露出させることができ、第3開口部OP3の下部側壁は、第1物質膜51A、51Bおよび第2物質膜52A、52Bを露出させることができる。
【0066】
第1物質膜51A、51Bおよび第2物質膜52A、52Bをエッチングして第2開口部OP2を拡張させる過程において、第2開口部OP2のプロファイルがそのまま第3開口部OP3に転写されるか、プロファイルが一部変更されてもよい。実施例として、第3開口部OP3の下部側壁が傾斜したプロファイルを有することができる。これにより、第3開口部OP3の下部側壁は、エッチング停止膜57を露出させず、第3開口部OP3と犠牲支持台SSPとの間に第1物質膜51A、51Bおよび第2物質膜52A、52Bが残留してもよい。以下、残留した第1物質膜51Cおよび残留した第2物質膜52Cを含む領域を残留領域Cとして説明する。参照として、段差Aの周辺にも残留領域Cが存在してもよい。
【0067】
図9および
図10を参照すれば、第3開口部OP3を介して残留した第1物質膜51Cおよび第2物質膜52Cを除去することができる。これにより、第3開口部OP3の底面の幅を拡張させることができる。第3開口部OP3の残りの側壁を介してもエッチング停止膜57が露出し、残留した第1物質膜51Cおよび第2物質膜52Cによって後続の工程で不良が発生するのを防止または減少させることができる。
【0068】
まず、
図9を参照すれば、第3開口部OP3を介して残留した第1物質膜51Cを除去することができる。残留した第2物質膜52Cに対して残留した第1物質膜51Cを選択的にエッチングすることができる。これにより、残留した第2物質膜52Cが第3開口部OP3内に突出できる。残留した第2物質膜52Cの間にエッチング停止膜57が露出できる。実施例として、第3開口部OP3の底面に第1物質膜51A、51Bが露出した場合、残留した第1物質膜51Cが除去されるとき、第3開口部OPの底面の第1物質膜51A、51Bが一緒に除去されてもよい。
【0069】
次に、
図10を参照すれば、第3開口部OP3を介して残留した第2物質膜52Cを除去することができる。残留した第2物質膜52Cを選択的にエッチングすることができ、エッチング停止膜57が露出できる。実施例として、第3開口部OP3の底面に第2物質膜52A、52Bが露出した場合、残留した第2物質膜52Cが除去されるとき、第3開口部OPの底面の第2物質膜52A、52Bが一緒に除去されてもよい。
【0070】
図11を参照すれば、第3開口部OP3内に犠牲コンタクト構造SCTを形成することができる。実施例として、第3開口部OP3内に絶縁膜61を形成することができ、絶縁膜61内に第2犠牲膜62を形成することができる。ここで、第2犠牲膜62は、第1物質膜51A、51Bおよび第2物質膜52A、52Bに対してエッチング選択比が大きい物質を含むことができる。第2犠牲膜62は、単一膜または多層膜であってもよい。実施例として、第2犠牲膜62は、バリア膜62Aおよび金属膜62Bを含むことができる。バリア膜62Aは、チタン窒化物などの金属窒化物を含むことができ、金属膜62Bは、タングステン、モリブデンなどのギャップフィル金属物質を含むことができる。
【0071】
次に、犠牲支持台SSPを支持台59に代替することができる。実施例として、犠牲支持台SSPを除去して、第1開口部OP1を再びオープンさせることができる。次に、第1開口部OP1内に支持台59を形成することができる。支持台59は、酸化物、窒化物などの絶縁物質を含むことができる。支持台59は、内部にボイドVを含むことができる。ボイドVは、蒸着過程で誘発された空き空間であってもよい。
【0072】
図12を参照すれば、第1物質膜51A、51Bを第3物質膜64A、64Bに代替することができる。これにより、ゲート構造GSTが形成される。ゲート構造GSTは、第1サブスタックGSTAおよび第2サブスタックGSTBを含むことができる。第1サブスタックGSTAは、交互に積層された第3物質膜64Aおよび第2物質膜52Aを含むことができる。第2サブスタックGSTBは、交互に積層された第3物質膜64Bおよび第2物質膜52Bを含むことができる。参照として、第1物質膜51A、51Bが導電物質を含む場合、代替工程を省略可能である。あるいは、第1物質膜51A、51Bの抵抗を減少させるためのシリサイド化などの工程を行うことも可能である。
【0073】
実施例として、積層物STを貫通するスリットを形成した後、スリットを介して第1物質膜51A、51Bを選択的にエッチングして第4開口部OP4を形成することができる。次に、第4開口部OP4内に第3物質膜64A、64Bをそれぞれ形成することができる。スリットを介して第4開口部OP4内にソースガスを流入させて、第4開口部OP4内に金属膜を蒸着することができる。第3物質膜64A、64Bは、タングステン、モリブデンなどの金属を含むことができる。
【0074】
先に説明したように、第2開口部OP2を拡張させて第3開口部OP3を形成する過程において、エッチング工程の限界によって残留領域Cが誘発される。残留領域Cを除去しない場合、残留領域C内に第4開口部OP4が形成され、第4開口部OP4内に第3物質膜64A、64Bが十分に蒸着されないことがある。この場合、第4開口部OP4内にソースガスが残留して周辺膜を損傷させる恐れがある。したがって、追加のエッチング工程により残留領域Cを除去することにより、周辺膜の損傷を防止または減少させることができる。
【0075】
図13を参照すれば、犠牲コンタクト構造SCTをコンタクト構造CTに代替することができる。実施例として、第2犠牲膜62を除去することができる。これにより、第3開口部OP3が一部オープンされる。次に、絶縁膜61をエッチングして絶縁スペーサ61Aを形成することができる。これにより、第3開口部OP3の底面に第3物質膜64A、64Bが露出できる。次に、第3開口部OP3内にコンタクトプラグ63を形成することができる。コンタクトプラグ63は、単一膜または多層膜を含むことができる。コンタクトプラグ63は、バリア膜63Aおよびバリア膜63A内の金属膜63Bを含むことができる。実施例として、バリア膜63Aは、チタン窒化物などの金属窒化物を含むことができ、金属膜63Bは、タングステン、モリブデンなどの金属を含むことができる。
【0076】
前述のような製造方法によれば、ゲート構造GST内に位置したコンタクト構造CTを形成することができる。コンタクト構造CTは、ゲート構造GSTを介して延びて、少なくとも1つの第3物質膜64A、64Bと電気的に連結可能である。半導体装置は、複数のコンタクト構造CTを含むことができ、互いに異なる深さを有するコンタクト構造CTが第3物質膜64A、64Bにそれぞれ連結可能である。したがって、積層物STを階段状にパターニングしない。
【0077】
第2開口部OP2を拡張させて第3開口部OP3を形成することができる。第2開口部OP2の周辺に位置した犠牲支持台SSPをエッチング停止膜として用いるので、犠牲支持台SSPを用いて第3開口部OP3の大きさを制御可能である。第3開口部OP3の第2方向IIの幅を、第1開口部OP1間の距離だけに制限することができる。また、残留した第1物質膜51Cを除去するので、ソースガスが残留して周辺膜を損傷させるのを防止または減少させることができる。
【0078】
図14A~
図14Gは、本発明の一実施例による半導体装置の製造方法を説明するための図である。以下、先に説明された内容と重複した内容は省略して説明する。
【0079】
図14Aを参照すれば、交互に積層された第1物質膜71A、71Bおよび第2物質膜72A、72Bを含む積層物STを形成することができる。実施例として、第1サブスタックSTAは、交互に積層された第1物質膜71Aおよび第2物質膜72Aを含むことができる。第2サブスタックSTB上に、交互に積層された第1物質膜71Bおよび第2物質膜72Bを含むことができる。
【0080】
次に、積層物ST内に第1開口部OP1を形成することができ、第1開口部OP1内に犠牲支持台SSPを形成することができる。実施例として、第1開口部OP1内にエッチング停止膜77を形成することができ、エッチング停止膜77内に第1犠牲膜78を形成することができる。エッチング停止膜77は、第1物質膜71A、71Bおよび第2物質膜72A、72Bに対してエッチング選択比が大きい物質を含むことができる。エッチング停止膜77は、アルミニウム酸化物、チタン窒化物、タングステン、またはポリシリコンを含むか、これらを組み合わせて含むことができる。
【0081】
図14Bおよび
図14Cを参照すれば、積層物ST内に犠牲コンタクト構造SCTを形成することができる。犠牲コンタクト構造SCTは、第1開口部OP1の間に位置してもよく、犠牲支持台SSPと接することができる。
【0082】
まず、
図14Bを参照すれば、積層物ST内に第2開口部OP2を形成することができる。第2開口部OP2は、犠牲支持台SSPの間に位置してもよい。次に、第2開口部OP2を拡張させて第3開口部OP3を形成することができる。犠牲支持台SSPをエッチング停止膜として用いて第3開口部OP3を形成することができる。第3開口部OP3の一部の側壁を介して犠牲支持台SSPが露出できる。第3開口部OP3の下部側壁は、犠牲支持台SSPを露出させない。第3開口部OP3と犠牲支持台SSPとの間に第1物質膜71A、71Bおよび第2物質膜72A、72Bが残留してもよい。以下、残留した第1物質膜71Cおよび残留した第2物質膜72Cを含む領域を残留領域Cとして説明する。
【0083】
次に、
図14Cを参照すれば、第3開口部OP3内に犠牲コンタクト構造SCTを形成することができる。実施例として、第3開口部OP3内に絶縁膜81を形成することができ、絶縁膜81内に第2犠牲膜82を形成することができる。第2犠牲膜82は、バリア膜82Aおよび金属膜82Bを含むことができる。
【0084】
図14Dを参照すれば、犠牲支持台SSPを除去して、第1開口部OP1をオープンさせることができる。第1開口部OP1を介して犠牲コンタクト構造SCT、第1物質膜71A、71B、および第2物質膜72A、72Bが露出できる。
【0085】
次に、第1開口部OP1を介して第1物質膜71A、71Bを選択的にエッチングすることができる。これにより、第1開口部OP1の周辺の第1物質膜71A、71Bがエッチングされ、第1開口部OP1に連結された第4開口部OP4が形成される。第4開口部OP4は、第1物質膜71A、71Bと実質的に同一のレベルに位置してもよい。実施例として、犠牲コンタクト構造SCTの周辺の第1物質膜71A、71Bがエッチングされる。残留領域Cの第1物質膜71A、71Bをエッチングして形成された第4開口部OP4は、犠牲コンタクト構造SCTを露出させることができる。
【0086】
図14Eを参照すれば、第4開口部OP4内に絶縁膜91を形成することができる。絶縁膜91は、酸化物、窒化物などの絶縁物質を含むことができる。これにより、第1開口部OP1の周辺において、第1物質膜71A、71Bを絶縁膜91に代替することができる。
【0087】
次に、第1開口部OP1内に支持台79を形成することができる。支持台79は、酸化物、窒化物などの絶縁物質を含むことができる。支持台79は、内部にボイドVを含むことができる。
【0088】
図14Fを参照すれば、第1物質膜71A、71Bを第3物質膜84A、84Bに代替することができる。これにより、ゲート構造GSTが形成される。ゲート構造GSTは、第1サブスタックGSTAおよび第2サブスタックGSTBを含むことができる。第1サブスタックGSTAは、交互に積層された第3物質膜84Aおよび第2物質膜72Aを含むことができる。第2サブスタックGSTBは、交互に積層された第3物質膜84Bおよび第2物質膜72Bを含むことができる。
【0089】
実施例として、積層物STを貫通するスリットを形成した後、スリットを介して第1物質膜71A、71Bを選択的にエッチングして第5開口部OP5を形成することができる。次に、第5開口部OP5内に第3物質膜84A、84Bをそれぞれ形成することができる。先に説明したように、第2開口部OP2を第3開口部OP3に拡張させる過程で残留領域Cが誘発されても、残留した第1物質膜71Cを第1開口部OP1を介して絶縁膜91に代替することができる。したがって、残留領域Cに第5開口部OP5が形成されず、残留領域Cにソースガスが残留して周辺膜を損傷させるのを防止または減少させることができる。
【0090】
図14Gを参照すれば、犠牲コンタクト構造SCTをコンタクト構造CTに代替することができる。実施例として、第2犠牲膜82を除去することができる。これにより、第3開口部OP3が一部オープンされる。次に、絶縁膜81をエッチングして絶縁スペーサ81Aを形成することができる。これにより、第3開口部OP3の底面に第3物質膜84A、84Bが露出できる。次に、第3開口部OP3内にコンタクトプラグ83を形成することができる。コンタクトプラグ83は、単一膜または多層膜を含むことができる。コンタクトプラグ83は、バリア膜83Aおよびバリア膜83A内の金属膜83Bを含むことができる。実施例として、バリア膜83Aは、チタン窒化物などの金属窒化物を含むことができ、金属膜83Bは、タングステン、モリブデンなどの金属を含むことができる。
【0091】
前述のような製造方法によれば、第1開口部OP1を介して、残留した第1物質膜71Cを絶縁膜に代替することができる。したがって、第1物質膜71A、71Bを第3物質膜84A、84Bに代替する過程において、残留領域C内にボイドが誘発されたり、ソースガスが残留して周辺膜を損傷させるのを防止または減少させることができる。
【0092】
以上、添付した図面を参照して、本発明の技術的思想による実施例を説明したが、これは本発明の概念による実施例を説明するためのものに過ぎず、本発明は上記の実施例に限定されない。特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって実施例に対する多様な形態の置換、変形および変更が可能であり、これも本発明の範囲に属する。
【符号の説明】
【0093】
11A、11B:導電膜
12A、12B:絶縁膜
13:支持台
14:絶縁スペーサ
15:コンタクトプラグ
15A:バリア膜
15B:金属膜
21A、21B:導電膜
22A、22B:第1絶縁膜
43A:第1支持台
43B:第2支持台
43C:支持台
51A、51B、51C:第1物質膜
52A、52B、52C:第2物質膜
53A、53B:犠牲膜
54:メモリ膜
54A:ブロッキング膜
54B:データ格納膜
54C:トンネル膜
55:チャネル膜
56:絶縁コア
57:エッチング停止膜
58:第1犠牲膜
59:支持台
61:絶縁膜
61A:絶縁スペーサ
62:第2犠牲膜
62A:バリア膜
62B:金属膜
63:コンタクトプラグ
63A:バリア膜
63B:金属膜
64A、64B:第3物質膜
71A、71B、71C:第1物質膜
72A、72B:第2物質膜
77:エッチング停止膜
78:第1犠牲膜
79:支持台
81:絶縁膜
81A:絶縁スペーサ
82:第2犠牲膜
82A:バリア膜
82B:金属膜
83:コンタクトプラグ
83A:バリア膜
83B:金属膜
84A、84B:第3物質膜
91:絶縁膜