(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024131359
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】液状農薬組成物
(51)【国際特許分類】
A01N 43/56 20060101AFI20240920BHJP
A01P 3/00 20060101ALI20240920BHJP
A01N 43/653 20060101ALI20240920BHJP
A01N 43/713 20060101ALI20240920BHJP
A01N 25/30 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
A01N43/56 C
A01P3/00
A01N43/653 G
A01N43/713
A01N25/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023041572
(22)【出願日】2023-03-16
(71)【出願人】
【識別番号】000002093
【氏名又は名称】住友化学株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100113000
【弁理士】
【氏名又は名称】中山 亨
(74)【代理人】
【識別番号】100151909
【弁理士】
【氏名又は名称】坂元 徹
(72)【発明者】
【氏名】廣原 庸平
(72)【発明者】
【氏名】木ノ下 恵太
【テーマコード(参考)】
4H011
【Fターム(参考)】
4H011AA01
4H011BA02
4H011BA05
4H011BB09
4H011BC06
(57)【要約】
【課題】殺菌活性化合物の効力が増強された液状農薬組成物を提供すること。
【解決手段】殺菌活性化合物と、
式(1)
Ra-CO-NRbRc (1)
〔式中、
Raは、C3-C20アルキル基、C3-C20アルケニル基又はC2-C5ヒドロキシアルキル基を表し;
Rb及びRcは、同一又は相異なり、C1-C6アルキル基又は水素原子を表す。但し、Rb及びRcが同時に水素原子を表すことはない。〕
で示されるアミド化合物とを含有する液状農薬組成物。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
殺菌活性化合物と、
式(1)
Ra-CO-NRbRc (1)
〔式中、
Raは、C3-C20アルキル基、C3-C20アルケニル基又はC2-C5ヒドロキシアルキル基を表し;
Rb及びRcは、同一又は相異なり、C1-C6アルキル基又は水素原子を表す。但し、Rb及びRcが同時に水素原子を表すことはない。〕
で示されるアミド化合物とを含有する液状農薬組成物。
【請求項2】
前記殺菌活性化合物と前記式(1)で示されるアミド化合物との含有量の比が、重量比で1:0.1~1:100である請求項1に記載の液状農薬組成物。
【請求項3】
更に、界面活性剤を含有する請求項1又は2に記載の液状農薬組成物。
【請求項4】
乳剤である請求項1~3のいずれかに記載の液状農薬組成物。
【請求項5】
前記殺菌活性化合物がインピルフルキサムである請求項1~4のいずれかに記載の液状農薬組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の液状農薬組成物又はその水希釈液を、コムギ若しくはオオムギを栽培する土壌又はコムギ若しくはオオムギに施用する工程を含む植物病害防除方法。
【請求項7】
殺菌活性化合物に、
式(1)
Ra-CO-NRbRc (1)
〔式中、
Raは、C3-C20アルキル基、C3-C20アルケニル基又はC2-C5ヒドロキシアルキル基を表し;
Rb及びRcは、同一又は相異なり、C1-C6アルキル基又は水素原子を表す。但し、Rb及びRcが同時に水素原子を表すことはない。〕
で示されるアミド化合物を、該殺菌活性化合物と該アミド化合物との含有量の比が重量比で1:0.1~1:100となるように混合することによる、該殺菌活性化合物の効力増強方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状農薬組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、植物病害等を防除するための殺菌活性化合物が知られている(例えば非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】The Pesticide Manual、第19版、BCPC刊
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、殺菌活性化合物の効力が増強された液状農薬組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者等は、殺菌活性化合物の効力が増強された液状農薬組成物を見出すべく検討した結果、前記殺菌活性化合物に下記式(1)で示されるアミド化合物を配合することにより、前記殺菌活性化合物の効力が増強されることを見出した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] 殺菌活性化合物と、
式(1)
Ra-CO-NRbRc (1)
〔式中、
Raは、C3-C20アルキル基、C3-C20アルケニル基又はC2-C5ヒドロキシアルキル基を表し;
Rb及びRcは、同一又は相異なり、C1-C6アルキル基又は水素原子を表す。但し、Rb及びRcが同時に水素原子を表すことはない。〕
で示されるアミド化合物とを含有する液状農薬組成物。
[2] 前記殺菌活性化合物と前記式(1)で示されるアミド化合物との含有量の比が、重量比で1:0.1~1:100である[1]に記載の液状農薬組成物。
[3] 更に、界面活性剤を含有する[1]又は[2]に記載の液状農薬組成物。
[4] 乳剤である[1]~[3]のいずれかに記載の液状農薬組成物。
[5] 前記殺菌活性化合物がインピルフルキサムである[1]~[4]のいずれかに記載の液状農薬組成物。
[6] [1]~[5]のいずれかに記載の液状農薬組成物又はその水希釈液を、コムギ若しくはオオムギを栽培する土壌又はコムギ若しくはオオムギに施用する工程を含む植物病害防除方法。
[7]殺菌活性化合物に、
式(1)
Ra-CO-NRbRc (1)
〔式中、
Raは、C3-C20アルキル基、C3-C20アルケニル基又はC2-C5ヒドロキシアルキル基を表し;
Rb及びRcは、同一又は相異なり、C1-C6アルキル基又は水素原子を表す。但し、Rb及びRcが同時に水素原子を表すことはない。〕
で示されるアミド化合物を、該殺菌活性化合物と該アミド化合物との含有量の比が重量比で1:0.1~1:100となるように混合することによる、該殺菌活性化合物の効力増強方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、殺菌活性化合物の効力が増強された液状農薬組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の液状農薬組成物(以下、本発明組成物と記す。)は、殺菌活性化合物(以下、本殺菌活性化合物と記す)を1種以上含有する。
【0008】
本殺菌活性化合物としては、核酸合成阻害剤(例えば、フェニルアミド系殺菌剤、アシルアミノ酸系殺菌剤)、細胞分裂及び細胞骨格阻害剤(例えば、MBC殺菌剤)、呼吸阻害剤(例えば、QoI殺菌剤、QiI殺菌剤、SDHI殺菌剤)、アミノ酸合成及びタンパク質合成阻害剤(例えば、アニリノピリジン系殺菌剤)、シグナル伝達阻害剤、脂質合成及び膜合成阻害剤、ステロール生合成阻害剤(例えば、トリアゾール系などのDMI殺菌剤)、細胞壁合成阻害剤、メラニン合成阻害剤、植物防御誘導剤、他多作用点接触活性殺菌剤、微生物殺菌剤、及びその他の殺菌剤が挙げられる(殺菌活性成分からなる群である)。これらは、FRACの作用機構に基づく分類に記載されている。
以下に、具体的な化合物を例示する。これらの化合物は、公知の化合物であり、例えばThe Pesticide Manual、第17版、BCPC刊で見出すことができる。また、括弧内の数字はCAS RN(登録商標)を表す。
アシベンゾラルSメチル(acibenzolar-S-methyl)、アルジモルフ(aldimorph)、アメトクトラジン(ametoctradin)、アミノピリフェン(aminopyrifen)、アミスルブロム(amisulbrom)、亜リン酸のアンモニウム塩(ammonium salts of phosphorous acid)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール(azaconazole)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、塩基性硫酸銅(basic copper sulfate)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシルM(benalaxyl-M)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ベンチアバリカルブ(benthiavalicarb)、ベンチアバリカルブイソプロピル(benthiavalicarb-isopropyl)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル(biphenyl)、ビテルタノール(bitertanol)、ビキサフェン(bixafen)、ブラストサイジンS(blasticidin-S)、ボルドー液(Bordeaux mixture)、ボスカリド(boscalid)、ブロモタロニル(bromothalonil)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、ブピリメート(bupirimate)、亜リン酸のカルシウム塩(calcium salts of phosphorous acid)、キャプタホール(captafol)、キャプタン(captan)、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルプロパミド(carpropamid)、キノメチオナート(chinomethionat)、キチン(chitin)、クロロインコナジド、クロロネブ(chloroneb)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロゾリネート(chlozolinate)、コレトクロリンB(colletochlorin B)、酢酸銅(II)(copper(II) acetate)、水酸化銅(II)(copper(II) hydroxide)、塩基性塩化銅(copper oxychloride)、硫酸銅(II)(copper(II) sulfate)、クモキシストロビン(coumoxystrobin)、シアゾファミド(cyazofamid)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、ジクロベンチアゾクス(dichlobentiazox)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、ジクロシメット(diclocymet)、ジクロメジン(diclomezine)、ジクロラン(dicloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジフルメトリム(diflumetorim)、ジメタクロン(dimethachlone)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾールM(diniconazole-M)、ジノカップ(dinocap)、亜リン酸水素二カリウム(dipotassium hydrogenphosphite)、ジピメチトロン(dipymetitrone)、ジチアノン(dithianon)、ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅(II)錯塩(dodecylbenzenesulphonic acid bisethylenediamine copper(II) salt)、ドデモルフ(dodemorph)、ドジン(dodine)、エジフェンホス(edifenphos)、エノキサストロビン(enoxastrobin)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エタコナゾール(etaconazole)、エタボキサム(ethaboxam)、エチリモール(ethirimol)、エトリジアゾール(etridiazole)、ティーツリー抽出物(extract of Melaleuca alternifolia)、オオイタドリ抽出物(extract of Reynoutria sachalinensis)、ハウチワマメ苗木の子葉の抽出物(extract of the cotyledons of lupine plantlets(“BLAD”))、ニンニク抽出物(extract of Allium sativum)、スギナ抽出物(extract of Equisetum arvense)、キンレンカ抽出物(extract of Tropaeolum majus)、ファモキサドン(famoxadone)、フェンアミドン(fenamidone)、フェナミンストロビン(fenaminstrobin)、フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンピコキサミド(fenpicoxamid)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、酢酸トリフェニル錫(fentin acetate)、塩化トリフェニル錫(fentin chloride)、水酸化トリフェニル錫(fentin hydroxide)、フェルバム(ferbam)、フェリムゾン(ferimzone)、フロリルピコキサミド(florylpicoxamid)、フルアジナム(fluazinam)、フルベネテラム(flubeneteram)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルフェノキサジアザム(flufenoxadiazam)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルインダピル(fluindapyr)、フルメチルスルホリム(flumetylsulforim)、フルモルフ(flumorph)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルオピモミド(fluopimomide)、フルオピラム(fluopyram)、フルオルイミド(fluoroimide)、フルオキサピプロリン(fluoxapiprolin) 、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、フルオキシチオコナゾール(fluoxytioconazole)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルチアニル(flutianil)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアホール(flutriafol)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad)、ホルペット(folpet)、ホセチル(fosetyl)、ホセチル アルミニウム(fosetyl-aluminium)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フラメトピル(furametpyr)、グアザチン(guazatine)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazole)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イミノクタジン(iminoctadine)、イミノクタジン酢酸塩(iminoctadine triacetate)、イミノクタジンアルベシル酸塩(iminoctadine trialbesilate)、ヨードカルブ(iodocarb)、イプコナゾール(ipconazole)、イプフェントリフルコナゾール(ipfentrifluconazole)、イプフルフェノキン(ipflufenoquin)、イプロベンホス(iprobenfos)、イプロジオン(iprodione)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イソフェタミド(isofetamid)、イソフルシプラム(isoflucypram)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イソピラザム(isopyrazam)、イソチアニル(isotianil)、カスガマイシン(kasugamycin)、クレソキシム-メチル(kresoxim-methyl)、ラミナリン(laminarin)、オークの葉及び樹皮(leaves and bark of 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bin)、ピラプロポイン(pyrapropoyne)、ピラジフルミド(pyraziflumid)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピリベンカルブ(pyribencarb)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリダクロメチル(pyridachlometyl)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピリモルフ(pyrimorph)、ピリオフェノン(pyriofenone)、ピリソキサゾール(pyrisoxazole)、ピロキロン(pyroquilon)、キラヤ科植物抽出物(Quillaja extract)、キンコナゾール(quinconazole)、キノフメリン(quinofumelin)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キントゼン(quintozene)、キヌアのサポニン(Saponins of Chenopodium quinoa)、セボクチラミン(seboctylamine)、セダキサン(sedaxane)、シルチオファム(silthiofam)、シメコナゾール(simeconazole)、炭酸水素ナトリウム(sodium hydrogencarbonate)、亜リン酸のナトリウム塩(sodium salts of phosphorous acid)、スピロキサミン(spiroxamine)、ストレプトマイシン(streptomycin)、硫黄(sulfur)、テブコナゾール(tebuconazole)、テブフロキン(tebufloquin)、テクロフタラム(teclofthalam)、テクナゼン(tecnazene)、テルビナフィン(terbinafine)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チフルザミド(thifluzamide)、チオファネート(thiophanate)、チオファネートメチル(thiophanate-methyl)、チウラム(thiram)、チモール(thymol)、チアジニル(tiadinil)、トルクロホスメチル(tolclofos-methyl)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トルプロカルブ(tolprocarb)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリホリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole)、バリダマイシン(validamycin)、バリフェナレート(valifenalate)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、マスタードパウダー(yellow mustard powder)、ジネブ(zineb)、zinc thiazole、ジラム(ziram)、ゾキサミド(zoxamide)、3-(ジフルオロメチル)-N-メトキシ-1-メチル-N-[(1R)-1-メチル-2-(2,4,6-トリクロロフェニル)エチル]ピラゾール-4-カルボキサミド(1639015-48-7)、3-(ジフルオロメチル)-N-メトキシ-1-メチル-N-[(1S)-1-メチル-2-(2,4,6-トリクロロフェニル)エチル]ピラゾール-4-カルボキサミド(1639015-49-8)、3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-(1,1,3-トリメチルインダン-4-イル)ピラゾール-4-カルボキサミド(141573-94-6)、3-(ジフルオロメチル)-N-[(3R)-7-フルオロ-1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミド(1513466-73-3)、N’-[4-({3-[(4-クロロフェニル)メチル]-1,2,4-チアジアゾール-5-イル}オキシ)-2,5-ジメチルフェニル]-N-エチル-N-メチルメタンイミドアミド(1202781-91-6)、N’-{4-[(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)オキシ]-2,5-ジメチルフェニル}-N-エチル-N-メチルメタンイミドアミド(929908-57-6)、N’-(2,5-ジメチル-4-フェノキシフェニル)-N-エチル-N-メチルメタンイミドアミド(1052688-31-9)、N’-[5-クロロ-4-(2-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル]-N-エチル-N-メチルメタンイミドアミド(2055589-28-9)、N’-[2-クロロ-4-(2-フルオロフェノキシ)-5-メチルフェニル]-N-エチル-N-メチルメタンイミドアミド(2055756-21-1)、N’-(2-クロロ-4-フェノキシ-5-メチルフェニル)-N-エチル-N-メチルメタンイミドアミド(2062599-39-5)、N’-[4-(1-ヒドロキシ-1-フェニル-2,2,2-トリフルオロエチル)-2-メチル-5-メトキシフェニル]-N-イソプロピル-N-メチルメタンイミドアミド(2101814-55-3)、N’-[5-ブロモ-6-(1-メチル-2-プロポキシエトキシ)-2-メチルピリジン-3-イル]-N-エチル-N-メチルメタンイミドアミド(1817828-69-5)、4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-アミン(1362477-26-6)、2-[6-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-5-メチルピリジン-2-イル]キナゾリン(1257056-97-5)、(2Z)-3-アミノ-2-シアノ-3-フェニルアクリル酸エチル(39491-78-6)、N-[(2-クロロチアゾール-5-イル)メチル]-N-エチル-6-メトキシ-3-ニトロピリジン-2-アミン(1446247-98-8)、α-[3-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-5-(2,4-ジフルオロフェニル)-4-イソオキサゾリル]-3-ピリジンメタノール(1229605-96-2)、(αS)-[3-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-5-(2,4-ジフルオロフェニル)-4-イソオキサゾリル]-3-ピリジンメタノール(1229606-46-5)、(αR)-[3-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-5-(2,4-ジフルオロフェニル)-4-イソオキサゾリル]-3-ピリジンメタノール(1229606-02-3)、5-(4-クロロベンジル)-2-クロロメチル-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1394057-11-4)、(1R,2S,5S)-5-(4-クロロベンジル)-2-クロロメチル-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1801930-06-2)、(1S,2R,5R)-5-(4-クロロベンジル)-2-クロロメチル-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1801930-07-3)、(1R,2R,5R)-5-(4-クロロベンジル)-2-クロロメチル-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1801919-53-8)、(1S,2S,5S)-5-(4-クロロベンジル)-2-クロロメチル-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1801919-54-9)、(1R,2R,5S)-5-(4-クロロベンジル)-2-クロロメチル-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1801919-55-0)、(1S,2S,5R)-5-(4-クロロベンジル)-2-クロロメチル-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1801919-56-1)、(1R,2S,5R)-5-(4-クロロベンジル)-2-クロロメチル-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1801919-57-2)、(1S,2R,5S)-5-(4-クロロベンジル)-2-クロロメチル-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1801919-58-3)、2-クロロメチル-5-(4-フルオロベンジル)-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1394057-13-6)、(1R,2S,5S)-2-クロロメチル-5-(4-フルオロベンジル)-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1801930-08-4)、(1S,2R,5R)-2-クロロメチル-5-(4-フルオロベンジル)-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1801930-09-5)、(1R,2R,5R)-2-クロロメチル-5-(4-フルオロベンジル)-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1638898-08-4)、(1S,2S,5S)-2-クロロメチル-5-(4-フルオロベンジル)-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1638898-10-8)、(1R,2R,5S)-2-クロロメチル-5-(4-フルオロベンジル)-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1638898-13-1)、(1S,2S,5R)-2-クロロメチル-5-(4-フルオロベンジル)-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1638898-16-4)、(1R,2S,5R)-2-クロロメチル-5-(4-フルオロベンジル)-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1638898-20-0)、(1S,2R,5S)-2-クロロメチル-5-(4-フルオロベンジル)-2-メチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタノール(1638898-24-4)、メチル=3-[(4-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-1-メチル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(1791398-02-1)、メチル=(1R,2S,3S)-3-[(4-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-1-メチル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-90-2)、メチル=(1S,2R,3R)-3-[(4-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-1-メチル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-91-3)、メチル=(1R,2R,3R)-3-[(4-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-1-メチル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-92-4)、メチル=(1S,2S,3S)-3-[(4-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-1-メチル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-93-5)、メチル=(1R,2R,3S)-3-[(4-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-1-メチル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-94-6)、メチル=(1S,2S,3R)-3-[(4-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-1-メチル-2-(1
H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-95-7)、メチル=(1R,2S,3R)-3-[(4-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-1-メチル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2081061-22-3)、メチル=(1S,2R,3S)-3-[(4-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-1-メチル-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2081061-23-4)、1-(2,4-ジフルオロフェニル)-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-1-[1-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロフェノキシ)シクロプロピル]エタノール(2019215-86-0)、1-(2,4-ジフルオロフェニル)-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-1-[1-(4-クロロ-2,6-ジフルオロフェノキシ)シクロプロピル]エタノール(2019215-84-8)、1-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(2-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシプロピル]-1H-イミダゾール-5-カルボニトリル(2018316-13-5)、1-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(2,3-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシプロピル]-1H-イミダゾール-5-カルボニトリル(2018317-25-2)、2-[6-(4-ブロモフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール(2082661-43-4)、2-[6-(4-クロロフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール(2082660-27-1)、メチル=({2-メチル-5-[1-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-1H-ピラゾール-3-イル]フェニル}メチル)カルバマート(1605879-98-8)、2-(ジフルオロメチル)-N-[1,1,3-トリメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド(1616239-21-4)、2-(ジフルオロメチル)-N-[(3R)-1,1,3-トリメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド(1616239-33-8)、2-(ジフルオロメチル)-N-[3-エチル-1,1-ジメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド(1847460-02-9)、2-(ジフルオロメチル)-N-[(3R)-3-エチル-1,1-ジメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド(1952305-97-3)、2-(ジフルオロメチル)-N-[3-プロピル-1,1-ジメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド(1847460-05-2)、2-(ジフルオロメチル)-N-[(3R)-3-プロピル-1,1-ジメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド(1952306-00-1) 、(2E,3Z)-5-{[1-(4-クロロフェニル)-1H-ピラゾール-3-イル]オキシ}-2-(メトキシイミノ)-N,3-ジメチルペンタ-3-エンアミド(1445331-27-0)、(2E,3Z)-5-{[1-(2,4-ジクロロフェニル)-1H-ピラゾール-3-イル]オキシ}-2-(メトキシイミノ)-N,3-ジメチルペンタ-3-エンアミド(1445331-54-3)、5-クロロ-4-({2-[6-(4-クロロフェノキシ)ピリジン-3-イル)エチル]アミノ}-6-メチルピリミジン(1605340-92-8)、N-[1-ベンジル-1,3-ジメチルブチル]-8-フルオロキノリン-3-カルボキサミド(2132414-04-9)、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチルブチル]-8-フルオロキノリン-3-カルボキサミド、N-[1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチルプロピル]-8-フルオロキノリン-3-カルボキサミド(2132414-00-5)、N-[(1S)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチルプロピル]-8-フルオロキノリン-3-カルボキサミド(2132414-01-6)、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチルブチル]-8-フルオロキノリン-3-カルボキサミド(2132414-06-1)、4,4-ジメチル-2-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)イソオキサゾリジン-3-オン(2098918-25-1)、5,5-ジメチル-2-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)イソオキサゾリジン-3-オン(2098918-26-2)、N-エチル-2-メチル-N-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)プロパンアミド、N,2-ジメトキシ-N-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)プロパンアミド、N-メトキシ-N-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)シクロプロパンカルボキサミド、N-メトキシ-N’-メチル-N-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)尿素、N’-エチル-N-メトキシ-N-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)尿素、N,N’-ジメトキシ-N-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)尿素、N-アセチル-2-(エタンスルホニル)-N-[2-(メトキシカルボニル)-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド(2043675-28-9)、3-(4-ブロモ-7-フルオロインドール-1-イル)ブタン-2-イル N-[(3-ヒドロキシ-4-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]-L-アラニナート、3-(7-ブロモインドール-1-イル)ブタン-2-イル N-[(3-ヒドロキシ-4-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]-L-アラニナート、3-(7-ブロモ-4-フルオロインドール-1-イル)ブタン-2-イル N-[(3-ヒドロキシ-4-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]-L-アラニナート、3-(3,5-ジクロロピリジン-2-イル)ブタン-2-イル N-[(3-ヒドロキシ-4-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]-L-アラニナート、3-(3,5-ジクロロピリジン-2-イル)ブタン-2-イル N-{[3-(アセトキシメトキシ)-4-メトキシピリジン-2-イル]カルボニル}-L-アラニナート、(1S)-1-[1-(ナフタレン-1-イル)シクロプロピル]エチル N-[(3-ヒドロキシ-4-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]-L-アラニナート、(1S)-1-[1-(ナフタレン-1-イル)シクロプロピル]エチル N-[(3-アセトキシ-4-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]-L-アラニナート、(1S)-1-[1-(ナフタレン-1-イル)シクロプロピル]エチル N-{[3-(アセトキシメトキシ)-4-メトキシピリジン-2-イル]カルボニル}-L-アラニナート、N-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)シクロプロパンカルボキサミド、N-アリル-N-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)アセトアミド、N-アリル-N-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)プロパンアミド、N-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)プロパンアミド、3,3,3-トリフルオロ-N-({2-フルオロ-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)プロパンアミド、3,3,3-トリフルオロ-N-({3-フルオロ-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)プロパンアミド、3,3,3-トリフルオロ-N-({2,3-ジフルオロ-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)プロパンアミド、N-({2,3-ジフルオロ-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)ブタンアミド、N-メトキシ-N-メチル-N’-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)尿素、N,N-ジエチル-N’-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)尿素、N-メチル-N’-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)尿素、1-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)ピロリジン-2-オン、1-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)ピペリジン-2-オン、4-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)モルホリン-3-オン、2-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)イソオキサゾリジン-3-オン、3,3-ジメチル-1-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)ピペリジン-2-オン、2-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)-1,2-オキサジナン-3-オン、1-({3-フルオロ-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)アゼパン-2-オン、4,4-ジメチル-1-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)ピロリジン-2-オン、5-メチル-1-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)ピロリジン-2-オン、エチル 1-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)-1H-ピラゾール-4-カルボキシラート、N-メチル-1-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-プロピル-1-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-メトキシ-1-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-メトキシ-N-メチル-1-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N,N-ジメチル-1-({4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル}メチル)-1H-1,2,4-トリアゾール-3-アミン、N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド、メチル 2-[2
-クロロ-4-(4-クロロフェノキシ)フェニル]-2-ヒドロキシ-3-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパノアート、エチル 2-[2-クロロ-4-(4-クロロフェノキシ)フェニル]-2-ヒドロキシ-3-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパノアート、メチル 2-[2-(トリフルオロメチル)-4-(4-クロロフェノキシ)フェニル]-2-ヒドロキシ-3-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパノアート、1-(2,3-ジメチルピリジン-5-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-3,4-ジヒドロイソキノリン、1-[2-(ジフルオロメチル)-3-メチルピリジン-5-イル]-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-3,4-ジヒドロイソキノリン、2,2-ジフルオロ-N-[6-({[1-(1-メチル-1H-テトラゾール-5-イル)ベンゾイミダゾール-2-イル]オキシ}メチル)ピリジン-2-イル]-2-フェノキシアセトアミド、1-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(3-クロロ-2-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシプロピル]-1H-イミダゾール-5-カルボニトリル、エチル 1-[(4-{[2-(トリフルオロメチル)-1,3-ジオキソラン-2-イル]メトキシ}フェニル)メチル]-1H-ピラゾール-4-カルボキシラート、エチル 1-[(4-{[(1Z)-2-エトキシ-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]オキシ}フェニル)メチル]-1H-ピラゾール-4-カルボキシラート、6-クロロ-3-(3-シクロプロピル-2-フルオロフェノキシ)-N-[2-(2,4-ジメチルフェニル)-2,2-ジフルオロエチル]-5-メチルピリダジン-4-カルボキサミド、6-クロロ-3-(3-シクロプロピル-2-フルオロフェノキシ)-N-[2-(3,4-ジメチルフェニル)-2,2-ジフルオロエチル]-5-メチルピリダジン-4-カルボキサミド、6-クロロ-N-[2-(2-クロロ-メチルフェニル)-2,2-ジフルオロエチル]-3-(3-シクロプロピル-2-フルオロフェノキシ)-5-メチルピリダジン-4-カルボキサミド、2-[シアノ(2,6-ジフルオロピリジン-4-イル)アミノ]-N-(2,2-ジメチルシクロブチル)-5-メチル-4-カルボキサミド、2-[シアノ(2,6-ジフルオロピリジン-4-イル)アミノ]-N-(スピロ[3.4]オクタン-1-イル)-5-メチル-4-カルボキサミド、2-[シアノ(2,6-ジフルオロピリジン-4-イル)アミノ]-N-ヘキシル-5-メチル-4-カルボキサミド、2-[アセチル(2,6-ジフルオロピリジン-4-イル)アミノ]-N-(2,2-ジメチルシクロブチル)-5-メチル-4-カルボキサミド、2-[(2-メトキシアセチル)(2,6-ジフルオロピリジン-4-イル)アミノ]-N-(2,2-ジメチルシクロブチル)-5-メチル-4-カルボキサミド、2-[(2-メチルプロパノイル)(2,6-ジフルオロピリジン-4-イル)アミノ]-N-(2,2-ジメチルシクロブチル)-5-メチル-4-カルボキサミド、5-[5-(ジフルオロメチル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル]-N-[1-(2-フルオロフェニル)エチル]ピリミジン-2-アミン、5-[5-(ジフルオロメチル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル]-N-[1-(2,6-ジフルオロフェニル)エチル]ピリミジン-2-アミン、5-[5-(ジフルオロメチル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル]-N-[1-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル]ピリミジン-2-アミン、5-[5-(ジフルオロメチル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル]-N-[1-(6-クロロピリジン-3-イル)エチル]ピリミジン-2-アミン、5-[5-(ジフルオロメチル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル]-N-[1-(2-フルオロフェニル)シクロプロピル]ピリミジン-2-アミン、5-[5-(ジフルオロメチル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル]-N-[1-(2,6-ジフルオロフェニル)シクロプロピル]ピリミジン-2-アミン、5-[5-(ジフルオロメチル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル]-N-[1-(2-フルオロ-3-メトキシフェニル)シクロプロピル]ピリミジン-2-アミン、5-[5-(ジフルオロメチル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル]-2-{[1-(2,6-ジフルオロフェニル)シクロプロピル]オキシ}ピリミジン、3-[3-(3-シクロプロピル-2-フルオロフェノキシ)-6-メチルピリダジン-4-イル]-5-[(2,4-ジメチルフェニル)メチル]-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,4-オキサジアジン、(5S)-3-[3-(3-シクロプロピル-2-フルオロフェノキシ)-6-メチルピリダジン-4-イル]-5-[(2,4-ジメチルフェニル)メチル]-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,4-オキサジアジン、3-[3-(3-クロロ-2-フルオロフェノキシ)-6-メチルピリダジン-4-イル]-5-[(4-ブロモ-2-メチルフェニル)メチル]-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,4-オキサジアジン、3-[3-(3-クロロ-2-フルオロフェノキシ)-6-メチルピリダジン-4-イル]-5-[(2-クロロ-4-メチルフェニル)メチル]-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,4-オキサジアジン、(5S)-3-[3-(3-クロロ-2-フルオロフェノキシ)-6-メチルピリダジン-4-イル]-5-[(2-クロロ-4-メチルフェニル)メチル]-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,4-オキサジアジン、(5R)-3-[3-(3-クロロ-2-フルオロフェノキシ)-6-メチルピリダジン-4-イル]-5-[(2-クロロ-4-メチルフェニル)メチル]-5,6-ジヒドロ-4H-1,2,4-オキサジアジン、N-((2S)-1-{3-[2-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル]-5-[(E)-1-(イソプロポキシイミノ)エチル]-2,6-ジオキソ-3,6-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル}-3-メチルブタン-2-イル)-2-メチルプロパンアミド、N-((2S)-1-{3-[2-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル]-5-[(E)-1-(イソプロポキシイミノ)エチル]-2,6-ジオキソ-3,6-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル}-3-メチルブタン-2-イル)-2,2-ジメチルプロパンアミド、N-((2S)-1-{3-[2-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル]-5-[(E)-1-(イソプロポキシイミノ)エチル]-2,6-ジオキソ-3,6-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル}プロパン-2-イル)-2-メチルプロパンアミド、N-((2S)-1-{3-[2-(2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル]-5-[(E)-1-(イソプロポキシイミノ)エチル]-2,6-ジオキソ-3,6-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル}プロパン-2-イル)-2-メチルプロパンアミド、N-((2S)-1-{3-[2-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(2-シアノエトキシ)エチル]-5-[1-(イソプロポキシイミノ)エチル]-2,6-ジオキソ-3,6-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル}プロパン-2-イル)-2-メチルプロパンアミド、アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter、strain:K84(商標名 Galltrol-A)、K1026(商標名 Nogall)等)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens、strain:AT332、B3、D747(商標名:Bacstar、Double Nickel)、DB101(商標名:Shelter)、DB102(商標名:Artemis)、FZB24、FZB42(商標名:RhizoVital)、GB03(商標名:Kodiak)、IN937a、MBI600(商標名:Subtilex)、QST713、isolate B246、F727(商標名:Stargus)等)、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis、train:HB-2(商標名:Biostart、Rhizoboost)、SB3086(商標名:EcoGuard、Green Releaf)等)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus、strain:AQ717、BUF-33(商標名:Integral F-33)、GB34(商標名:Yield Shield)、QST2808(商標名:Sonata、Ballad Plus)等)、バチルス・シンプレクス(Bacillus simplex、strain:CGF2856等)、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis、strain:AQ153、AQ743、D747、DB101、FZB24、GB03、HAI0404、IAB/BS03、MBI600、QST30002/AQ30002、QST30004/AQ30004、QST713(商標名:CEASE、Serenade、Serenade-DPZ、 Rhapsody、MAX)、QST714(商標名:JAZZ)、Y1336、BU1814等)、バチルス・スブチリスvarアミロリクエファシエンス(Bacillus subtilis var. Amyloliquefaciens、strain:FZB24等)、バークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia(商標名:Deny、Intercept、Blue Circle))、バークホルデリア・セパシア・ウィスコンシン型(Burkholderia cepacia type Wisconsin、strain:M54、J82等)、カンジダ・オレオフィラ(Candida oleophila、strain:O等)、カンジダ・サイトアナ(Candida saitoana、商標名:Bio-Coat、Biocure等)、カンジダspp.(Candida spp.)、ケトミウム・クプレウム(Chaetomium cupreum)、クロノスタキス・ロゼア(Clonostachys rosea、商標名:EndoFine等)、コニオシリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans、strain:CGMCC8325、CON/M/91-08(商標名:Cotans)等)、クリプトコッカス・アルビダス(cryptococcus albidus、商標名:Yield plus等)、エルビニア・カロトボーラ subup.カルトボーラ(Erwinia carotovora sunsp.Cartovora、strain:CGE234M403(商標名:バイオキーパー)等)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum、strain:Fo47(商標名:Fusaclean、BiofoxC)等)、グリオクラディウム・カテヌラタム(Gliocladium catenulatum、strain:J1446(商標名:primastop、Prestop)等)、パエニバチルス・ポリミキサ(Paenibacillus polymyxa、strain:AC-1(商標名:Topseed)、BS-0105等)、パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans、atrain:E325等)、フレビオプシス・ギガンテア(phlebiopsis gigantea、商標名:Rotstop、strain:VRA1992等)、シュードモナス・オーレオファシエンス(Pseudomonas aureofaciens、strain:TX-1等)、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis、strain:63-28(商標名:ATEze)、MA342(商標名:Cedomon)、シュードモナス・フル
オレッセンス(pseudomonas fluorescens、strain:1629RS(商標名:Frostban D)、A506(商標名:BlightBan、Frostban B)、CL145A(商標名:Zequanox)、G7090等)、シュードモナスsp.CAB-02株(Pseudomonas sp. CAB-02)、シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae、strain:742RS(商標名:Frostaban C)、MA-4(商標名:Bio-Save)等)、シュードザイマ・フロキュローサ(Pseudozyma flocculosa、strain:PF-A22UL(商標名:Sporadex L)等)、ピシウム・オリガンドラム(Pythium oligandrum、strain:DV74(商標名:Polyversum)等)、ストレプトマイセス・グリセオビリジス(Streptomyces griseoviridis、strain:K61等)、ストレプトマイセス・リジカス(Streptomyces lydicus、strain:WYCD108US、WYEC108(商標名:Actinovate)等)、タラロマイセス・フラバスSAY-Y-94-01株(Talaromyces flavus、strain:SAY-Y-94-01(商標名:タフブロック)、V117b(商標名:Protus)等)、トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum、strain:ICC012、T34、SKT-1等)、トリコデルマ・アトロビリデCNCM 1-1237株(Trichoderma atroviride、商標名:Plantmate、strain:CNCM 1-1237、LC52(商標名:Sentinel)、SC1、SKT-1(商標名:エコホープ)等)、トリコデルマ・ガムシー(Trichoderma gamsii、strain:ICC080(商標名:BioDerma)等)、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum、strain:21、DB104、DSM 14944、ESALQ-1303、ESALQ-1306、IIHR-Th-2、ITEM908(商標名:Trianum-P)、kd(商標名:Trichoplus、Eco-T)、MO1、SF、T22、T39、TH35(商標名:Root-Pro等)、トリコデルマ・ハルジアナム・リファイ(Trichoderma harzianum rifai、strain:T39等)、トリコデルマ・ポリスポラム(Trichoderma polysporum、商標名:Binab T、strain:IMI206039等)、トリコデルマ・ストロマチカム(trichoderma stromaticum、商標名:Tricovab等)、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens、strain:G-41、GL-21(旧Gliocladium virens GL-21、商標名:SoilGgard)等)、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、バリオボラックス・パラドクス(Variovorax paradoxus、strain:GF4526等)、ハーピンタンパク(Harpin protein)。
【0009】
本殺菌活性化合物としては、下記式で示されるカルボキサミド化合物(以下、本カルボキサミド化合物と記す)を使用することもできる。
上記式に示される通り、本カルボキサミド化合物は、1つの不斉炭素を有し、R体のエナンチオマー(3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[(3R)-1,1,3-トリメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド)とS体のエナンチオマー(3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[(3S)-1,1,3-トリメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド)が存在する。R体のエナンチオマーはインピルフルキサムであり、例えば、国際公開第2011-162397号に記載の方法により製造することができる。
本殺菌活性化合物として、本カルボキサミド化合物のR体エナンチオマーS体エナンチオマーの混合物を使用することもでき、例えば以下のものが挙げられる。
エナンチオマー比がR体/S体で80/20以上である本カルボキサミド化合物;
エナンチオマー比がR体/S体で90/10~10000/1である本カルボキサミド化合物;
エナンチオマー比がR体/S体で95/5~10000/1である本カルボキサミド化合物;
エナンチオマー比がR体/S体で98/2~1000/1である本カルボキサミド化合物。
【0010】
本発明組成物は、本殺菌活性化合物を、本発明組成物100重量%に対して、その合計量として、通常1~50重量%、好ましくは2~30重量%、より好ましくは3~15重量%含有する。
【0011】
本発明組成物は、下記式(1)
Ra-CO-NRbRc (1)
〔式中、
Raは、C3-C20アルキル基、C3-C20アルケニル基又はC2-C5ヒドロキシアルキル基を表し;
Rb及びRcは、同一又は相異なり、C1-C6アルキル基又は水素原子を表す。但し、Rb及びRcが同時に水素原子を表すことはない。〕
で示されるアミド化合物(以下、本アミド化合物と記す。)を含有する。
【0012】
本明細書における置換基Ra、Rb及びRcについて、以下に詳細に記す。
【0013】
C3-C20アルキル基とは、直鎖状又は分岐状の炭素数3-20のアルキル基を表し、例えば、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、2-メチルブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2-エチルヘキシル基、3-メチルヘプチル基、ノニル基、3-エチルヘプチル基、デシル基、3,7-ジメチルオクチル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基及びイコシル基が挙げられる。
C3-C20アルケニル基としては、直鎖状若しくは分枝状のいずれであってもよく、例えば、1-プロペニル基、2-プロペニル基、1-ブテニル基、1-メチル-2-プロペニル基、2-メチル-2-プロペニル基、1-ペンテニル基、1-ヘキセニル基、6-ヘプテニル基、7-オクテニル基、8-ノネニル基、9-デセニル基、2-ウンデセニル基、3-ドデセニル基、4-トリデセニル基、5-テトラデセニル基、6-ペンタデセニル基、7-ヘキサデセニル基、8-ヘプタデセニル基、9-オクタデセニル基、10-ノナデセニル基及び11-イコセニル基が挙げられる。
C2-C5ヒドロキシアルキル基としては、直鎖状若しくは分枝状のいずれであってもよく、例えば、1-ヒドロキシエチル基、2-ヒドロキシエチル基、1-ヒドロキシプロピル基、1-ヒドロキシブチル基、2-メチル-3-ヒドロキシプロピル基、2-メチル-2-ヒドロキシプロピル基、1,1-ジメチル-2-ヒドロキシエチル基及び1-ヒドロキシペンチル基が挙げられる。
C1-C6アルキル基とは直鎖状若しくは分枝状の炭素数1-6のアルキル基を表し、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基及びヘキシル基が挙げられる。
【0014】
かかる本アミド化合物としては、例えば、N,N-ジメチルヘキサンアミド、N,N-ジメチルオクタンアミド、N,N-ジメチルデカンアミド、N,N-ジメチルドデカンアミド、N,N-ジメチルオクタデカンアミド、N,N-ジメチル-cis-9-オクタデセンアミド、N,N-ジメチルラクトアミド、N-メチルドデカンアミド、N,N-ジエチルドデカンアミドが挙げられる。
【0015】
本発明においては、市販されている本アミド化合物を用いることができ、かかる市販されている本アミド化合物としては、Agnique AMD810(N,N-ジメチルオクタンアミドとN,N-ジメチルデカンアミドとの混合物、BASF社製)、Agnique AMD10(N,N-ジメチルデカンアミド、BASF社製)、Agnique AMD12(N,N-ジメチルドデカンアミド、BASF社製)、Rhodiasolv(登録商標) ADMA810(N,N-ジメチルオクタンアミドとN,N-ジメチルデカンアミドとの混合物、ソルベイ日華製)、Rhodiasolv(登録商標) ADMA-10(N,N-ジメチルデカンアミド、ソルベイ日華製)、Hallcomid M-8-10(N,N-ジメチルオクタンアミドとN,N-ジメチルデカンアミドの混合物、Stepan社製)、Hallcomid M-10(N,N-ジメチルデカンアミド、Stepan社製)、Hallcomid M-12(N,N-ジメチルドデカンアミド、Stepan社製)、Hallcomid M-18(N,N-ジメチルオクタデカンアミド、Stepan社製)、Genagen 4166(脂肪酸ジメチルアミド、Clariant社製)、Genagen 4296(脂肪酸ジメチルアミド、Clariant社製)、Hallcomid M-18OL(N,N-ジメチル-cis-9-オクタデセンアミド、Stepan社製)、Agnique AMD3L(N,N-ジメチルラクトアミド、BASF社製)等が挙げられる。
【0016】
本発明組成物は本アミド化合物を、本発明組成物100重量%に対して、その合計として通常5~90重量%、好ましくは10~70重量%、より好ましくは15~45重量%含有する。
【0017】
本発明組成物における、本殺菌活性化合物と本アミド化合物との含有量の比は、重量比で通常1:0.1~1:100、好ましくは1:1~1:20である。
【0018】
本発明組成物は更に、界面活性剤を含有することが好ましい。かかる界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。
【0019】
かかる非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー;ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル等のポリオキシアルキレン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリアリールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリアリールエーテル等のポリオキシアルキレンポリアリールエーテル;ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルアリールエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル;ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンヒマシ油等のポリオキシアルキレン植物油;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシアルキレン硬化植物油;グリセリン脂肪酸エステル;ソルビタンラウレート、ソルビタンステアレート、ソルビタンオレエート、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビタンラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート等のポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリビニルアルコール;ポリビニルピロリドンが挙げられる。
【0020】
かかるアニオン性界面活性剤としては、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩等のアルキルアリールスルホン酸塩;ナフタレンスルホン酸塩のホルムアルデヒド縮合物等のアリールスルホン酸塩のホルムアルデヒド縮合物;ブチルナフタレンスルホン酸のホルムアルデヒド縮合物等のアルキルアリールスルホン酸塩のホルムアルデヒド縮合物;ジ(2-エチルヘキシル)スルホコハク酸塩等のジアルキルスルホコハク酸塩;ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩等のポリオキシアルキレンポリアリールエーテル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルリン酸エステル塩等のポリオキシアルキレンポリアリールエーテルリン酸エステル塩;ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩等のポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩;ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩等のポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル塩;リグニンスルホン酸塩;ポリカルボン酸塩が挙げられる。スルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩における塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩が挙げられる。
【0021】
かかるカチオン性界面活性剤としては、例えば、ドデシルアミン塩酸塩等のアルキルアミン塩酸塩;ドデシルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモルホリニウム塩等のアルキル四級アンモニウム塩;塩化ベンゼトニウム;ポリアルキルビニルピリジニウム塩が挙げられる。
【0022】
かかる両性界面活性剤としては、例えば、N-ラウリルアラニン、N,N,N-トリメチルアミノプロピオン酸、N,N,N-トリヒドロキシエチルアミノプロピオン酸、N-ヘキシル-N,N-ジメチルアミノ酢酸、1-(2-カルボキシエチル)ピリミジニウムベタイン、及びレシチンが挙げられる。
【0023】
本発明組成物が界面活性剤を含有する場合、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤を含有していればよいが、非イオン性界面活性剤の1種以上とアニオン性界面活性剤の1種以上との組み合わせからなる界面活性剤の使用が好ましく、非イオン性界面活性剤の1種以上とアニオン性界面活性剤の1種以上との含有量の比が、重量比で1:0.1~1:10の範囲であることがより好ましい。
【0024】
本発明においては、市販されている非イオン性界面活性剤を用いることができ、かかる市販されている非イオン性界面活性剤としては、Toximul 8323(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、Stepan社製)、Atlas G5000、Atlas G5002L(ブチルブロックコポリマー、Croda社製)、ペグノール24-O(ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、東邦化学工業製)、ペグノール14-S(ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、東邦化学工業製)、ペグノールST-7(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、東邦化学工業製)、ATPLUS245(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、Croda社製)、Synperonic AB6(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、HLB:12、Croda社製)、Brij O3(ポリオキシエチレンオレイルエーテル、HLB:7、Croda社製)、GENAPOL X060(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、Clariant社製)、Emulsogen TS200(ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、Clariant社製)、ソルポール T26(ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、東邦化学工業製)、Alkamuls OR/40(ポリオキシエチレンヒマシ油、ソルベイ日華製)、NIKKOL HCO-20(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、日光ケミカルズ製)、Geronol TE/250(ポリオキシエチレンヒマシ油とポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノブチルエーテルの混合物、ソルベイ日華製)、NIKKOL MGU(グリセリン脂肪酸エステル、日光ケミカルズ製)、NIKKOL DGS-80(グリセリン脂肪酸エステル、日光ケミカルズ製)、ニューコール20(ソルビタンラウレート、日本乳化剤製)、ニューコール25(ポリオキシエチレンソルビタンラウレート、日本乳化剤製)、ゴーセノールGL-05(ポリビニルアルコール、日本合成化学工業製)等が挙げられる。
【0025】
本発明においては、市販されているアニオン性界面活性剤を用いることができ、かかる市販されているアニオン性界面活性剤としては、Rhodacal 70(分岐鎖ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩、ソルベイ日華製)、Rhodacal 70/B(直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩、ソルベイ日華製)、Rhodacal LDS-25/AP(直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩、ソルベイ日華製)、PHENYLSULFONAT CAL(ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩、Clariant社製)、Calsogen 4814(ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩、Clariant社製)、ニューカルゲンWG-2(ナフタレンスルホン酸塩のホルムアルデヒド縮合物、竹本油脂製)、デモールSN-B(アルキルナフタレンスルホン酸塩のホルムアルデヒド縮合物、花王製)、Geropon CYA/75(ジ(2-エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム塩、ソルベイ日華製)、Soprophor DSS/7(ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩、ソルベイ日華製)、Soprophor FLK(ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルリン酸エステルカリウム塩、ソルベイ日華製)、Rhodafac PS/17(ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩、ソルベイ日華製)、フォスファノールRD-720(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルナトリウム塩、東邦化学工業製)、ニューカルゲンWG-4(リグニンスルホン酸ナトリウム塩、竹本油脂製)、ニューカルゲンWG-5(ポリカルボン酸塩、竹本油脂製)等が挙げられる。
【0026】
本発明組成物が界面活性剤を含有する場合、その合計含有量は本発明組成物100重量%に対して、通常1~30重量%、好ましくは2~20重量%、より好ましくは3~15重量%である。
【0027】
本発明組成物は更に、殺虫活性化合物、薬害軽減活性化合物及び植物生長調節活性化合物からなる群より選ばれる1種以上の化合物を含有していてもよい。
【0028】
殺虫活性化合物は、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(例えば、カーバメート系殺虫剤、有機リン系殺虫剤)、GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー(例えばフェニルピラゾール系殺虫剤)、ナトリウムチャネルモジュレーター(例えば、ピレスロイド系殺虫剤)、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター(例えば、ネオニコチノイド系殺虫剤)、ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター、グルタミン酸作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーター(例えば、マクロライド系殺虫剤)、幼若ホルモンミミック、マルチサイト阻害剤、弦音器官TRPVチャネルモジュレーター、ダニ類生育阻害剤、微生物由来昆虫中腸内膜破壊剤、ミトコンドリアATP合成酵素阻害剤、酸化的リン酸化脱共役剤、ニコチン性アセチルコリン受容体チャネルブロッカー(例えば、ネライストキシン系殺虫剤)、キチン合成阻害剤、脱皮阻害剤、エクダイソン受容体アゴニスト、オクトパミン受容体アゴニスト、ミトコンドリア電子伝達系複合体I,II,III及びIVの阻害剤、電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤、リアノジン受容体モジュレーター(例えば、ジアミド系殺虫剤)、弦音器官モジュレーター、微生物殺虫剤、及びその他の殺虫・殺ダニ・殺線虫剤が挙げられる。これらは、IRACの作用機構に基づく分類に記載されている。
以下に、具体的な化合物を例示する。これらの化合物は、公知の化合物であり、例えばThe Pesticide Manual、第17版、BCPC刊で見出すことができる。また、括弧内の数字はCAS RN(登録商標)を表す。
アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセキノシル(acequinocyl)、アセタミプリド(acetamiprid)、アセトプロール(acetoprole)、アクリナトリン(acrinathrin)、アシノナピル(acynonapyr)、アフィドピロペン(afidopyropen)、アフォキソラネル(afoxolaner)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アレスリン(allethrin)、アルファシペルメトリン(alpha-cypermethrin)、アルファエンドスルファン(alpha-endosulfan)、リン化アルミニウム(aluminium phosphide)、アミトラズ(amitraz)、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホスエチル(azinphos-ethyl)、アジンホスメチル(azinphos-methyl)、アゾシクロチン(azocyclotin)、Celastrus angulatus樹皮(bark of Celastrus angulatus)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフルトリン(benfluthrin)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベンズピリモキサン(benzpyrimoxan)、ベータシフルトリン(beta-cyfluthrin)、べータシペルメトリン(beta-cypermethrin)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェントリン(bifenthrin)、ビロバリド(bilobalide)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ホウ砂(borax)、ホウ酸(boric acid)、ブロフラニリド(broflanilide)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、カズサホス(cadusafos)、シアン化カルシウム(calcium cyanide)、リン化カルシウム(calcium phosphide)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタップ塩酸塩(cartap hydrochloride)、カルタップ(cartap)、セバジン(cevadine)、キノメチオナート(chinomethionat)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、クロルデン(chlordane)、クロレトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメホス(chlormephos)、クロルピクリン(chloropicrin)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロチアニジン(clothianidin)、コンカナマイシンA(concanamycin A)、クマホス(coumaphos)、クリオライト(cryolite)、シアノホス(cyanophos)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、シクロブトリフルラム(cyclobutrifluram)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シクロキサプリド(cycloxaprid)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、cyetpyrafen、シフルメトフェン(cyflumetofen)、シフルトリン(cyfluthrin)、シハロジアミド(cyhalodiamide)、シハロトリン(cyhalothrin)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメトリン(cypermethrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、シプロフラニリド(cyproflanilide) 、シロマジン(cyromazine)、ダゾメット(dazomet)、デルタメトリン(deltamethrin)、ジメトン-S-メチル(demeton-S-methyl)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、珪藻土(Diatomaceous earth)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジクロロメゾチアズ(dicloromezotiaz)、ジコホル(dicofol)、ジクロトホス(dicrotophos)、ジフロビダジン(diflovidazin)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメフルトリン(dimefluthrin)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジンプロピリダズ(dimpropyridaz)、ジノテフラン(dinotefuran)、八ホウ酸二ナトリウム(disodium octaborate)、ジスルホトン(disulfoton)、DNOC(2-methyl-4,6-dinitrophenol)、ドラメクチン(doramectin)、セイヨウオシダ乾燥葉(dried leaves of Dryopteris filix-mas)、エマメクチン安息香酸塩(emamectin-benzoate)、エンペントリン(empenthrin)、エンドスルファン(endosulfan)、EPN(O-ethyl O-(4-nitrophenyl) phenylphosphonothioate)、イプシロン-メトフルトリン(epsilon-metofluthrin)、イプシロン-モンフルオロトリン(epsilon-momfluorothrin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エチプロール(ethiprole)、エトプロホス(ethoprophos)、エトフェンプロックス(etofenprox) 、エトキサゾール(etoxazole)、ニガヨモギ抽出物(extract of Artemisia absinthium)、Cassia nigricans抽出物(extract of Cassia nigricans)、クリトリア・テルナテアの抽出物(extract of clitoria ternatea)、除虫菊抽出物(extract of Pyrethrum)、ヒレハリソウ抽出物(extract of Symphytum officinale)、アリタソウ抽出物(extracts or simulated blend of Chenopodium ambrosioides)、タンジー抽出物(extract of Tanacetum vulgare)、セイヨウイラクサ抽出物(extract of Urtica dioica)、ヤドリギ抽出物(extract of Viscum album)、ファンフル(famphur)、フェナミホス(fenamiphos)、フェナザキン(fenazaquin)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェンメゾジチアズ(fenmezoditiaz)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フェンチオン(fenthion)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フロメトキン(flometoquin)、フロニカミド(flonicamid)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルアザインドリジン(fluazaindolizine)、フルアズロン(fluazuron)、フルベンジアミド(flubendiamide)、フルクロルジニリプロール(fluchlordiniliprole)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルエンスルホン(fluensulfone)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルフィプロール(flufiprole)、フルメトリン(flumethrin)、フルペンチオフェノックス(flupentiofenox)、フルオピラム(fluopyram)、フルピロキシストロビン(flupyroxystrobin)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フルピリミン(flupyrimin)、フルララネル(fluralaner)、フルバリネート(fluvalinate)、フルキサメタミド(fluxametamide)、ホルメタネート(formetanate)、ホスチアゼート(fosthiazate)、フラメトリン(furamethrin)、フラチオカルブ(furathiocarb)、ガンマシハロトリン(gamma-cyhalothrin)、ギンコライドA(ginkgolide A)、ギンコライドB(ginkgolide B)、ギンコライドC(ginkgolide C)、ギンコライドJ(ginkgolide J)、ギンコライドM(ginkgolide M)、GS-オメガ/カッパHXTX-Hv1aペプチド(GS-omega/kappa HXTX-Hv1a peptide)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ハロフェノジド(halofenozide)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、ヘプテノホス(heptenophos)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、ホップベータ酸のカリウム塩(potassium salt of hop beta acid)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、ヒドロプレン(hydroprene)、イミシアホス(imicyafos)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イミダクロチズ(imidaclothiz)、イミプロトリン(imiprothrin)、インダザピロキサメト(indazapyroxamet)、インドキサカルブ(indoxacarb)、イソシクロセラム(isocycloseram)、イソフェンホス(isofenphos)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソプロピルO-(メトキシアミノチオホスホリル)サリチラート(isopropyl-O-(methoxyaminothiophosphoryl)salicylate)、イソキサチオン(isoxathion)、イベルメクチン(ivermectin)、カデスリン(kadethrin)、カッパテフルトリン(kappa- tefluthrin)、カッパビフェントリン(kappa-bifenthrin)、キノプレン(kinoprene)、ラムダシハロトリン(lambda-cyhalothrin)、レドプロナ(ledprona)、レノレマイシン(lenoremycin)、レピメクチン(lepimectin)、石灰硫黄合剤(lime sulfur)、ロチラネル(lotilaner)、ルフェヌロン(lufenuron)、マシン油(machine oil)、マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メペルフルトリン(meperfluthrin)、メタフルミゾン(metafl
umizone)、メタム(metam)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メチオカルブ(methiocarb)、メソミル(methomyl)、メトプレン(methoprene)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、臭化メチル(methyl bromide)、メトフルトリン(metofluthrin)、メトルカルブ(metolcarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、メビンホス(mevinphos)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシンオキシム(milbemycin oxime)、ミボリラネル(mivorilaner)、モドフラネル(modoflaner)、モンフルオロトリン(momfluorothrin)、モノクロトホス(monocrotophos)、モキシデクチン(moxidectin)、ナレッド(naled)、インドセンダン抽出物(extract of Azadirachta indica)、ニコフルプロール(nicofluprole)、ニコチン(nicotine)、硫酸ニコチン(nicotine-sulfate)、ニテンピラム(nitenpyram)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、アメリカアリタソウ種子油(oil of the seeds of Chenopodium anthelminticum)、オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキサゾスルフィル(oxazosulfyl)、オキシジメトンメチル(oxydemeton-methyl)、パラチオン(parathion)、パラチオンメチル(parathion-methyl)、ペルメトリン(permethrin)、フェノトリン(phenothrin)、フェントエート(phenthoate)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホスフィン(phosphine)、ホキシム(phoxim)、ピリミカーブ(pirimicarb)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl)、シアン化カリウム(potassium cyanide)、プラレトリン(prallethrin)、プロフェノホス(profenofos)、プロフルトリン(profluthrin)、プロパルギット(propargite)、プロペタムホス(propetamphos)、プロポキスル(propoxur)、アルギニン酸プロピレングリコール(propylene glycol alginate)、プロチオホス(prothiofos)、ピフルブミド(pyflubumide)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピレトリン(pyrethrins)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazone)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、ピリプロール(pyriprole)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、キナルホス(quinalphos)、レスメトリン(resmethrin)、ロテノン(rotenone)、リアノジン(ryanodine)、サロラネル(sarolaner)、サバディラ種子抽出物(seed extract of Schoenocaulon spp.)、セラメクチン(selamectin)、シグマシペルメトリン(sigma-cypermethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、ホウ酸ナトリウム(sodium borate)、シアン化ナトリウム(sodium cyanide)、メタホウ酸ナトリウム(sodium metaborate)、スピドキサマト(spidoxamat)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサド(spinosad)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スピロピジオン(spiropidion)、スピロテトラマト(spirotetramat)、スルフルラミド(sulfluramid)、スルホテップ(sulfotep)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、硫黄(sulfur)、フッ化スルフリル(sulfuryl fluoride)、吐酒石(tartar emetic)、タウフルバリネート(tau-fluvalinate)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルトリン(tefluthrin)、テメホス(temephos)、テルブホス(terbufos)、アリタソウから抽出したテルペン成分(terpene constituents of the extract of chenopodium ambrosioides near ambrosioides、Brand name:Terpenoid blend QRD 460)、テトラクロラントラニリプロール(tetrachlorantraniliprole)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、テトラジホン(tetradifon)、テトラメトリン(tetramethrin)、テトラメチルフルトリン(tetramethylfluthrin)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、シータ-シペルメトリン(theta-cypermethrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオシクラム(thiocyclam)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、チオスルタップ二ナトリウム塩(thiosultap-disodium)、チオスルタップ一ナトリウム塩(thiosultap-monosodium)、チゴラネル(tigolaner)、チオキサザフェン(tioxazafen)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、トリアザメート(triazamate)、トリアゾホス(triazophos)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリフルエンフロネート(trifluenfuronate)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、トリフルムロン(triflumuron)、トリメタカルブ(trimethacarb)、チクロピラゾフロル(tyclopyrazoflor)、ウミフォキソラネル(umifoxolaner)、バミドチオン(vamidothion)、ベアトリジン(veratridine)、スリナムニガキ木材抽出物(wood extract of Quassia amara)、XMC(3,5-dimethylphenyl N-methylcarbamate)、キシリルカルブ(xylylcarb)、ゼータシペルメトリン(zeta-cypermethrin)、リン化亜鉛(zinc phosphide)、N-[3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル]-N-エチル-3-(3,3,3-トリフルオロプロパンスルフィニル)プロパンアミド(1477923-37-7)、4-[5-(3,5-ジクロロフェニル)-5-(トリフルオロメチル)-4,5-ジヒドロ-1,2-オキサゾール-3-イル]-2-メチル-N-(1-オキソチエタン-3-イル)ベンズアミド(1241050-20-3)、3-メトキシ-N-(5-{5-(トリフルオロメチル)-5-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-4,5-ジヒドロ-1,2-オキサゾール-3-イル}インダン-1-イル)プロパンアミド(1118626-57-5)、2-({2-フルオロ-4-メチル-5-[(2,2,2-トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}イミノ)-3-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,3-チアゾリジン-4-オン(1445683-71-5)、(2Z)-2-({2-フルオロ-4-メチル-5-[(R)-(2,2,2-トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}イミノ)-3-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,3-チアゾリジン-4-オン(2377084-09-6)、N-[(1S,2S)-2-(2,4-ジクロロフェニル)シクロブチル]-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボキサミド、N-{4-クロロ-3-[(1-シアノシクロプロピル)カルバモイル]フェニル}-1-メチル-4-(メタンスルホニル)-3-(1,1,2,2,2-ペンタフルオロエチル)-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(1400768-21-9)、N-[3-クロロ-1-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル]-2-(メタンスルホニル)プロパンアミド(2396747-83-2)、1,4-ジメチル-2-[2-(ピリジン-3-イル)-2H-インドール-5-イル]-1,2,4-トリアゾリジン-3,5-ジオン(2171099-09-3)、2-イソプロピルー5-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]-1,3,4-チアジアゾール(2058052-95-0)、N-({2-フルオロ-4-[(2S,3S)-2-ヒドロキシ-3-(3,4,5-トリクロロフェニル)-3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-イル]フェニル}メチル)シクロプロパンカルボキサミド、7-フルオロ-N-[1-(メチルスルファニル)-2-メチルプロパン-2-イル]-2-(ピリジン-3-イル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、7-フルオロ-N-[1-(メタンスルフィニル)-2-メチルプロパン-2-イル]-2-(ピリジン-3-イル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、7-フルオロ-N-[1-(メタンスルホニル)-2-メチルプロパン-2-イル]-2-(ピリジン-3-イル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(ピリジン-3-イル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、2,9-ジヒドロ-9-(メトキシメチル)-2-(ピリジン-3-イル)-10H-ピラゾロ[3,4-f]ピリド[2,3-b][1,4]オキサゼピン-10-オン(2607927-97-7)、BT作物のタンパク質Cry1Ab(BT crop protein Cry1Ab)、BT作物のタンパク質Cry1Ac(BT crop protein Cry1Ac)、BT作物のタンパク質Cry1Fa(BT crop protein Cry1Fa)、BT作物のタンパク質Cry1A.105(BT crop protein Cry1A.105)、BT作物のタンパク質Cry2Ab(BT crop protein Cry2Ab)、BT作物のタンパク質Vip3A(BT crop protein Vip3A)、BT作物のタンパク質mCry3A(BT crop protein Cry3A)、BT作物のタンパク質Cry3Ab(BT crop protein Cry3Ab)、BT作物のタンパク質Cry3Bb(BT crop protein Cry3Bb)、BT作物のタンパク質Cry34Ab1/Cry35Ab1(BT crop protein Cry34Ab1/Cry35Ab1)。
【0029】
かかる薬害軽減活性化合物としては、例えば、1,8-ナフタリックアンヒドライド、チョメトリニル、オキサベトリニル、フルキソフェニム、フルラゾール、ベノキサコール、ジクロルミド、フリラゾール、フェンクロリム、ダイムロン、クミルロン、ジメピペレート、クロキントセットメキシル、フェンクロラゾールエチル、メフェンピルジエチル、イソキサジフェンエチルが挙げられる。
【0030】
かかる植物生長調節活性化合物としては、例えば、エテホン、クロルメコート、メピコート、ジベレリンA3に代表されるジベレリンA、アブシシン酸、カイネチン、ベンジルアデニン、1,3-ジフェニルウレア、ホルクロルフェヌロン、チジアズロン、4-オキソ-4-(2-フェニルエチル)アミノ酪酸、5-(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン-2-カルボン酸メチル、5-(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン-2-カルボン酸が挙げられる。
【0031】
本発明組成物が殺虫活性化合物、薬害軽減活性化合物及び植物生長調節活性化合物からなる群より選ばれる1種以上の化合物を含有する場合、その合計含有量は本発明組成物100重量%に対して、通常1~50重量%、好ましくは2~30重量%、より好ましくは3~16重量%である。
【0032】
本発明組成物は更に、有機溶媒(本アミド化合物を除く)を含有していてもよい。かかる有機溶媒としては、例えば、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール等のアルコール類;ラウリン酸メチル、サリチル酸メチル、オレイン酸メチル、酢酸エチル、パルミチン酸エチル、酢酸オクチル、酢酸ベンジル、フタル酸ジメチル、2-メチルグルタル酸ジメチル、2-エチルコハク酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、シュウ酸ジエチル、コハク酸ジオクチル、アジピン酸ジデシル、プロピレングリコールジアセテート、アセト酢酸tert-ブチル、アセト酢酸アリル、酢酸1-メチル-2-メトキシエチル、酢酸2-ブトキシエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、5-(ジメチルアミノ)-2-メチル-5-オキソペンタン酸メチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸ブチル、安息香酸ベンジル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸2-エチルヘキシル等のエステル類;ビス-[2-(2-メトキシエトキシ)エチル]エーテル、ビス(2-エトキシエチル)エーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル等のエーテル類;メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノン等のケトン類;γ-ブチロラクトン、γ-バレロラクトン、ε-カプロラクトン等のラクトン類;N-オクチル-カプロラクタム、N-デシル-カプロラクタム、N-ドデシル-カプロラクタム、N-メチル-ピロリドン、N-ブチル-ピロリドン、N-オクチル-ピロリドン、N-デシル-ピロリドン、N-ドデシル-ピロリドン、N-オクチル-バレロラクタム、N-デシル-バレロラクタム、N-ドデシル-バレロラクタム等のラクタム類;1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、1,3-ジエチル-2-イミダゾリジノン、1,3-ジイソプロピル-2-イミダゾリジノン等のイミダゾリジノン類;N,N’-ジメチルプロピレン尿素等の環状尿素誘導体;炭酸エチレン、炭酸プロピレン等の環状の炭酸エステル類;デカン、トリデカン、テトラデカン、ヘキサデカン、オクタデカン、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、シクロパラフィン、1-ウンデセン、1-ヘンエイコセン等の脂肪族炭化水素類;キシレン、エチルベンゼン、オクタデシルベンゼン、ドデシルナフタレン、トリデシルナフタレン、フェニルキシリルエタン等の芳香族炭化水素類;オレイン酸、カプリン酸、エナント酸等の脂肪酸類;オリーブ油、大豆油、菜種油、ヒマシ油、亜麻仁油、綿実油、パーム油、アボガド油、サメ肝油等の動植物油類;マシン油等の鉱物油類が挙げられる。
【0033】
本発明においては、市販されている有機溶媒を用いることができ、かかる市販されている有機溶媒としては、Rhodiasolv(登録商標) Iris(2-メチルグルタル酸ジメチル、2-エチルコハク酸ジメチル及びアジピン酸ジメチルの混合物、ソルベイ日華製)、Rhodiasolv(登録商標) Polarclean(5-(ジメチルアミノ)-2-メチル-5-オキソペンタン酸メチルを80~90重量%含む(但し、全量を100重量%とする)、ソルベイ日華製)、Rhodiasolv(登録商標) Green25(酢酸2-エチルヘキシルを40~50重量%、アセトフェノンを20~25重量%を含む(但し、全量を100重量%とする)、ソルベイ日華製)、PURASOLV ML(L-乳酸メチル、Corbion purac社製)、PURASOLV EL(L-乳酸エチル、Corbion purac社製)、PURASOLV EHL(L-乳酸2-エチルヘキシル、Corbion purac社製)、Jeffsol AG-1555(炭酸プロピレン、Huntsman社製)日石ハイゾールSAS-296(1-フェニル-1-キシリルエタンと1-フェニル-1-エチルフェニルエタンの混合物、JX日鉱日石エネルギー製)、ソルベッソ100(芳香族炭化水素として主にC9-10のジアルキル及びトリアルキルベンゼン、エクソンモービルケミカル製)、ソルベッソ150(芳香族炭化水素として主にC10-11のアルキルベンゼン、エクソンモービルケミカル製)、ソルベッソ150ND(芳香族炭化水素として主にC10-11のアルキルベンゼン、エクソンモービルケミカル製)、ソルベッソ200(芳香族炭化水素として主にC10-14のアルキルナフタレン、エクソンモービルケミカル製)、ソルベッソ200ND(芳香族炭化水素として主にC11-14のアルキルナフタレン、エクソンモービルケミカル製)等が挙げられる。
【0034】
本発明組成物が有機溶媒を含有する場合、その合計含有量は本発明組成物100重量%に対して、通常1~80重量%、好ましくは5~70重量%である。
【0035】
本発明組成物は更に、水を含有していてもよい。本発明組成物に用いられる水は特に制限されることがなく、水道水、井水及び脱イオン水等を用いることができる。
【0036】
本発明組成物が水を含有する場合、その含有量は本発明組成物100重量%に対して、通常1~90重量%、好ましくは20~90重量%、より好ましくは40~90重量%である。
【0037】
本発明組成物は更に、水溶性又は水分散性の増粘剤を含有していてもよい。水溶性又は水分散性の増粘剤としては、ザンサンガム、アラビアガム、ラムザンガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、ウェランガム、アルギン酸ナトリウム等の天然多糖類;カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース等の半合成多糖類;ケイ酸アルミニウムマグネシウム、モンモリロナイト、バイデライト、ヘクトライト、サポナイト、スチブンサイト、乾式シリカ等の鉱物質微粉末、アルミナゾル等が挙げられる。
【0038】
本発明においては、市販されている水溶性又は水分散性の増粘剤を用いることができ、かかる市販されている水溶性又は水分散性の増粘剤としては、ケルザンS(ザンサンガム、CP Kelco社製)、セロゲン7A(カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、第一工業製薬製)、ビーガムR(ケイ酸アルミニウムマグネシウム、R.T.Vanderbilt社製)、クニピアF(モンモリロナイト、クニミネ工業製)、アエロジル200(乾式シリカ、日本アエロジル製)、アエロジルCOK 84(乾式シリカとアルミナゾルの混合物、日本アエロジル製)等が挙げられる。
【0039】
本発明組成物が水溶性又は水分散性の増粘剤を含有する場合、その合計含有量は本発明組成物100重量%に対して、通常0.01~5重量%である。
【0040】
本発明組成物は更に、有機溶媒溶解性又は有機溶媒分散性の増粘剤を含有していてもよい。有機溶媒溶解性又は有機溶媒分散性の増粘剤としては、例えば、有機粘土、有機ベントナイト、有機モンモリロナイト、有機修飾されたヒマシ油誘導体が挙げられる。
【0041】
本発明においては、市販されている有機溶媒溶解性又は有機溶媒分散性の増粘剤を用いることができ、かかる市販されている有機溶媒溶解性又は有機溶媒分散性の増粘剤としては、BENTONE SD-1(有機ベントナイト、ELEMENTIS SPECIALTIES社製)、BENTONE SD-2(有機ベントナイト、ELEMENTIS SPECIALTIES社製)、BENTONE 34(有機ベントナイト、ELEMENTIS SPECIALTIES社製)、BENTONE 38(有機ベントナイト、ELEMENTIS SPECIALTIES社製)、THIXATROL ST(有機修飾されたヒマシ油誘導体、ELEMENTIS SPECIALTIES社製)、THIXCIN R(ヒマシ油誘導体、ELEMENTIS SPECIALTIES社製)、THIXATROL 53X(有機修飾されたヒマシ油誘導体、ELEMENTIS SPECIALTIES社製)等が挙げられる。
【0042】
本発明組成物が有機溶媒溶解性又は有機溶媒分散性の増粘剤を含有する場合、その合計含有量は本発明組成物100重量%に対して、通常0.01~5重量%である。
【0043】
本発明組成物は更に、消泡剤を含有していてもよい。消泡剤としては、例えば、シリコーン系消泡剤が挙げられる。
【0044】
本発明においては、市販されている消泡剤を用いることができ、かかる市販されている消泡剤としては、Antifoam C emulsion(シリコーン系消泡剤、東レ・ダウコーニング製)、Antifoam A compound(シリコーン系消泡剤、東レ・ダウコーニング製)、TSA730(シリコーン系消泡剤、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製)、TSA720(シリコーン系消泡剤、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製)、SAG1572(シリコーン系消泡剤、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製)、KS-538(シリコーン系消泡剤、信越化学工業製)、BYK-019(シリコーン系消泡剤、ビックケミー・ジャパン製)等が挙げられる。
【0045】
本発明組成物が消泡剤を含有する場合、その合計含有量は本発明組成物100重量%に対して、通常0.001~1重量%である。
【0046】
本発明組成物は更に、防腐剤を含有していてもよい。防腐剤としては、例えば、1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン、サリチル酸誘導体、パラヒドロキシ安息香酸エステル、ソルビン酸、ソルビン酸カリウムが挙げられる。
【0047】
本発明においては、市販されている防腐剤を用いることができ、かかる市販されている防腐剤としては、プロキセルGXL(1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン、Lonza社製)、プロキセルGXL(S)(1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン、Lonza社製)、バイオホープL(イソチアゾリン-3-オン誘導体、ケイ・アイ化成製)等が挙げられる。
【0048】
本発明組成物が防腐剤を含有する場合、その合計含有量は本発明組成物100重量%に対して、通常0.01~3重量%である。
【0049】
本発明組成物は更に、凍結防止剤を含有していてもよい。凍結防止剤としては、例えば、グリセリンが挙げられる。
【0050】
本発明組成物が凍結防止剤を含有する場合、その合計含有量は本発明組成物100重量%に対して、通常1~20重量%である。
【0051】
本発明組成物の例のいくつかを以下に示す。尚、各成分の含有量は、本発明組成物100重量%に対する重量%を示す。
本発明組成物の例1
インピルフルキサム 5重量%及びN,N-ジメチルヘキサンアミド 20重量%を含有する植物病害防除組成物。
本発明組成物の例2~14
上記の本発明組成物の例1において、N,N-ジメチルヘキサンアミドが、以下に示す本アミド化合物であるそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例2 N,N-ジメチルオクタンアミド
本発明組成物の例3 N,N-ジメチルデカンアミド
本発明組成物の例4 N,N-ジメチルドデカンアミド
本発明組成物の例5 N,N-ジメチルオクタデカンアミド
本発明組成物の例6 N,N-ジメチル-cis-9-オクタデセンアミド
本発明組成物の例7 N,N-ジメチルラクトアミド
本発明組成物の例8 N-メチルドデカンアミド
本発明組成物の例9 N,N-ジエチルドデカンアミド
本発明組成物の例10 Agnique AMD810
本発明組成物の例11 Rhodiasolv(登録商標) ADMA810
本発明組成物の例12 Hallcomid M-8-10
本発明組成物の例13 Genagen 4166
本発明組成物の例14 Genagen 4296
本発明組成物の例15~28
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更に界面活性剤 10重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例29~42
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にアニオン性界面活性剤 4重量%及び非イオン性界面活性剤 6重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例43~56
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 4重量%及びHLB6~12の非イオン性界面活性剤 6重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例57~70
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 4重量%及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー 6重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例71~84
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 4重量%及びポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル 6重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例85~98
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 4重量%及びポリオキシエチレン脂肪酸エステル 6重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例99~112
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 4重量%及びポリオキシエチレンアルキルエーテル 6重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例113~126
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 4重量%及びポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 6重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例127~140
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 4重量%及びポリオキシエチレンヒマシ油 6重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例141~154
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 4重量%及びソルビタン脂肪酸エステル 6重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例155~168
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 4重量%及びポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル 6重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例169~336
上記の本発明組成物の例1~168のそれぞれにおいて、更にソルベッソ200ND 30重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例337~504
上記の本発明組成物の例1~168のそれぞれにおいて、更にRhodiasolv(登録商標) Polarclean 30重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例505~672
上記の本発明組成物の例1~168のそれぞれにおいて、更に炭酸プロピレン 30重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例673~840
上記の本発明組成物の例1~168のそれぞれにおいて、更にベンジルアルコール 20重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例841~854
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にポリビニルアルコール 2重量%及び水 55重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例855~868
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にポリビニルピロリドン 2重量%及び水 55重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例869~882
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にアラビアガム 2重量%及び水 55重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例883~896
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更に水溶性セルロースエーテル 2重量%及び水 55重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例897~910
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー 2重量%及び水 55重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例911~924
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にSoprophor FLK 8重量%及び水 49重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例925~938
上記の本発明組成物の例1~14のそれぞれにおいて、更にリグニンスルホン酸ナトリウム塩 4重量%及び水 53重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例939~1036
上記の本発明組成物の例841~938のそれぞれにおいて、更にソルベッソ200ND 10重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例1037~1134
上記の本発明組成物の例841~938のそれぞれにおいて、更に日石ハイゾールSAS-296 10重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例1135~1428
上記の本発明組成物の例841~1134のそれぞれにおいて、更にザンサンガム 0.1重量%及びケイ酸アルミニウムマグネシウム 0.2重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例1429~2856
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にプロピコナゾール 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例2857~4284
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にプロチオコナゾール 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例4285~5712
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にテブコナゾール 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例5713~7140
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にフルシラゾール 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例7141~8568
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にブロムコナゾール 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例8569~9996
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にエポキシコナゾール 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例9997~11424
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にシプロコナゾール 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例11425~12852
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にメトコナゾール 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例12853~14280
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にビキサフェン 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例14281~15708
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にベンゾビンジフルピル 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例15709~17136
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にフルキサピロキサド 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例17137~18564
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にペンチオピラド 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例18565~19992
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にイソピラザム 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例19993~21420
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にボスカリド 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例21421~22848
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にアゾキシストロビン 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例22849~24276
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更にピラクロストロビン 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例24277~25704
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更に3-クロロ-5-フェニル-6-メチル-4-(2,6-ジフルオロフェニル)ピリダジン 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
本発明組成物の例25705~27132
上記の本発明組成物の例1~1428のそれぞれにおいて、更に3-シアノ-5-フェニル-6-メチル-4-(2,6-ジフルオロフェニル)ピリダジン 5重量%を含有するそれぞれの植物病害防除組成物。
【0052】
本発明組成物は、本殺菌活性化合物、本アミド化合物及び必要に応じ含有させるその他の成分を、通常の農薬製剤の製造法に従って種々の製剤形態に製剤化することにより製造することができる。好適な製剤形態としては、油剤、乳剤、油中懸濁型製剤、エマルション製剤、サスポエマルション製剤が挙げられる。低温保存時及び水希釈時における本殺菌活性化合物の結晶析出が抑制されるので、更に好適な製剤形態は乳剤である。
【0053】
本発明組成物の製剤形態が油剤である場合、例えば、本アミド化合物及び有機溶媒等を含む混合物中に、本殺菌活性化合物を溶解することにより製造することができる。
【0054】
本発明組成物の製剤形態が乳剤である場合、例えば、本アミド化合物、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及び有機溶媒等を含む混合物中に本殺菌活性化合物を溶解することにより製造することができる。
【0055】
本発明組成物の製剤形態が油中懸濁型製剤である場合、例えば、本殺菌活性化合物、本アミド化合物、界面活性剤、有機溶媒、有機溶媒溶解性又は有機溶媒分散性の増粘剤等を含む混合物を、ガラスビーズ、ジルコニア等のメディアを用いた湿式粉砕の手法を用いて、本殺菌活性化合物の体積中位径が1~10μm程度になるまで粉砕分散することにより製造することができる。また、本アミド化合物、界面活性剤、有機溶媒、有機溶媒溶解性又は有機溶媒分散性の増粘剤等を含む混合物に、ハンマーミル、エアーミル等の乾式粉砕の手法を用いて予め体積中位径1~10μm程度まで粉砕した本殺菌活性化合物を均一に分散することにより製造することもできる。
【0056】
本発明組成物の製剤形態がエマルション製剤である場合、例えば、本殺菌活性化合物を本アミド化合物及び有機溶媒に溶解して調製した油相を、非イオン性界面活性剤を溶解した水相に添加し、ホモジナイザー等の攪拌機により油滴の体積中位径が1~50μm程度になるまで撹拌・分散させた後に、水溶性又は水分散性の増粘剤、消泡剤、防腐剤、凍結防止剤等を添加混合することにより製造することができる。
【0057】
本発明組成物の製剤形態がサスポエマルション製剤である場合、例えば、本殺菌活性化合物、界面活性剤及び水等を含む混合物を湿式粉砕の手法を用いて粉砕分散させた懸濁液を調製し、一方で、本アミド化合物及び有機溶媒を含む油相を、界面活性剤を溶解した水相に分散させた乳化液を調製し、該懸濁液と該乳化液を混合した後に、水溶性又は水分散性の増粘剤、消泡剤、防腐剤、凍結防止剤等を添加混合することにより製造することができる。
【0058】
本発明組成物はまた、本殺菌活性化合物を含有し本アミド化合物を含有しない製剤を製造した上で、該製剤の水希釈液に本アミド化合物を混合することにより調製することもできる。
【0059】
本発明組成物は、植物病害から植物を保護するために用いることができる。
【0060】
本発明組成物は、植物又は植物を栽培する土壌に施用することにより、植物病害を防除することができる。本発明組成物を施用する方法としては、実質的に本発明組成物が施用され得る形態であればその方法は特に限定されないが、例えば茎葉散布等の植物体への施用、土壌処理等の植物の栽培地への施用、種子消毒等の種子への施用が挙げられる。
【0061】
本発明組成物を施用する際は、気象条件、製剤形態、施用時期、施用方法、施用場所、対象病害、対象作物等によっても変更し得るが、本殺菌活性化合物の施用量が1000m2あたり、通常1~500g、好ましくは2~200gとなるよう施用される。乳剤、油中懸濁型製剤等は通常水で希釈し施用されるが、水希釈液中の本殺菌活性化合物濃度は、通常0.0005~2重量%、好ましくは0.005~1重量%であり、油剤等は通常希釈することなくそのまま施用される。本発明組成物の種子への施用においては、種子1Kgに対して本殺菌活性化合物の施用量が通常0.001~100g、好ましくは0.01~50gの範囲となるよう施用される。
【0062】
本発明組成物により、真菌(fungi)、卵菌(Oomycete)、ネコブカビ(Phytomyxea) 、細菌(bacteria)等の植物病原性微生物が引き起こす植物病害を防除することが出来る。真菌(fungi)としては、例えば、子嚢菌門(Ascomycota)、担子菌門(Basidiomycota)、Blasocladiomycota、Chytridiomycota、Mucoromycota及びOlpidiomycotaが挙げられる。具体的には、例えば、以下のものが挙げられる。括弧内は、各病害を引き起こす植物病原性微生物の学名を示す。
【0063】
イネの病害:いもち病(Pyricularia oryzae)、ごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、紋枯病(Rhizoctonia solani)、馬鹿苗病(Gibberella fujikuroi)、黄化萎縮病(Sclerophthora macrospora)、にせいもち病及び穂枯病(Epicoccum nigrum)、苗立枯病(Trichoderma viride、Rhizopus oryzae)、疑似紋枯症(赤色菌核病菌(Waitea circinata)、褐色菌核病菌(Ceratobasidium setariae)、褐色紋枯病菌(Thanatephorus cucumeris));
コムギの病害:うどんこ病(Blumeria graminis)、赤かび病(Fusarium graminearum、Fusarium avenaceum、Fusarium culmorum、Microdochium nivale)、黄さび病(Puccinia striiformis)、黒さび病(Puccinia graminis)、赤さび病(Puccinia recondita)、紅色雪腐病(Microdochium nivale、Microdochium majus)、雪腐小粒菌核病(Typhula incarnata、Typhula ishikariensis)、雪腐大粒菌核病(Sclerotinia borealis)、褐色雪腐病(Pythium spp.)裸黒穂病(Ustilago tritici)、なまぐさ黒穂病(Tilletia caries、Tilletia controversa)、眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、葉枯病(Septoria tritici)、ふ枯病(Stagonospora nodorum)、黄斑病(Pyrenophora tritici-repentis)、リゾクトニア属菌による苗立枯れ病(Rhizoctonia solani)、立枯病(Gaeumannomyces graminis)、いもち病(Pyricularia graminis-tritici);
オオムギの病害:うどんこ病(Blumeria graminis)、赤かび病(Fusarium graminearum、Fusarium avenaceum、Fusarium culmorum、Microdochium nivale)、黄さび病(Puccinia striiformis)、黒さび病(Puccinia graminis)、小さび病(Puccinia hordei)、裸黒穂病(Ustilago nuda)、雲形病(Rhynchosporium secalis)、網斑病(Pyrenophora teres)、斑点病(Cochliobolus sativus)、斑葉病(Pyrenophora graminea)、ラムラリアリーフスポット病(Ramularia collo-cygni)、リゾクトニア属菌による苗立枯れ病(Rhizoctonia solani);
トウモロコシの病害:さび病(Puccinia sorghi)、南方さび病(Puccinia polysora)、すす紋病(Setosphaeria turcica)、熱帯性さび病(Physopella zeae)、ごま葉枯病(Cochliobolus heterostrophus)、炭疽病(Colletotrichum graminicola)、グレーリーフスポット病(Cercospora zeae-maydis)、褐斑病(Kabatiella zeae)、ファエオスファエリアリーフスポット病(Phaeosphaeria maydis)、Diplodia病(Stenocarpella maydis、Stenocarpella macrospora)、ストークロット病(Fusarium graminearum、Fusarium verticilioides、Colletotrichum graminicola)、黒穂病(Ustilago maydis)、フイソデルマ病(Physoderma maydis)、tar spot病(Phyllachora maydis);
ワタの病害:炭疽病(Colletotrichum gossypii)、白かび病(Ramularia areola)、黒斑病(Alternaria macrospora、Alternaria gossypii)、Black root rot病 (Thielaviopsis basicola);
コーヒーの病害:さび病(Hemileia vastatrix)、リーフスポット病(Cercospora coffeicola);
ナタネの病害:菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、黒斑病(Alternaria brassicae)、根朽病(Phoma lingam)、light leaf spot病(Pyrenopeziza brassicae);
サトウキビの病害:さび病(Puccinia melanocephela、Puccinia kuehnii)、黒穂病 (Ustilago scitaminea);
ヒマワリの病害:さび病(Puccinia helianthi)、べと病(Plasmopara halstedii);
カンキツ類の病害:黒点病(Diaporthe citri)、そうか病(Elsinoe fawcetti)、緑かび病(Penicillium digitatum)、青かび病(Penicillium italicum)、疫病(Phytophthora parasitica、Phytophthora citrophthora)、こうじかび病(Aspergillus niger);
リンゴの病害:モニリア病(Monilinia mali)、腐らん病(Valsa ceratosperma)、うどんこ病(Podosphaera leucotricha)、斑点落葉病(Alternaria alternata apple pathotype)、黒星病(Venturia inaequalis)、炭疽病(Glomerella cingulata、Colletotrichum acutatum)、褐斑病(Diplocarpon mali)、輪紋病(Botryosphaeria berengeriana)、疫病(Phytophtora cactorum)、赤星病(Gymnosporangium juniperi-virginianae、Gymnosporangium yamadae);
ナシの病害:黒星病(Venturia nashicola、Venturia pirina)、黒斑病(Alternaria alternata Japanese pear pathotype)、赤星病(Gymnosporangium haraeanum);
モモの病害:灰星病(Monilinia fructicola)、黒星病(Cladosporium carpophilum)、ホモプシス腐敗病(Phomopsis sp.)、縮葉病(Taphrina deformans);
ブドウの病害:黒とう病(Elsinoe ampelina)、晩腐病(Glomerella cingulata、Colletotrichum acutatum)、うどんこ病(Uncinula necator)、さび病(Neophysopella sp.)、ブラックロット病(Guignardia bidwellii)、べと病(Plasmopara viticola);
カキの病害:炭疽病(Gloeosporium kaki、Colletotrichum acutatum)、落葉病(Cercospora kaki、Mycosphaerella nawae);
イチジクの病害:さび病(Phakopsora nishidana);
ウリ類の病害:炭疽病(Colletotrichum lagenarium)、うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、つる枯病(Didymella bryoniae)、褐斑病(Corynespora cassiicola)、つる割病(Fusarium oxysporum)、べと病(Pseudoperonospora cubensis)、疫病(Phytophthora capsici)、苗立枯病(Pythium sp.)、ホモプシス根腐病(Phomopsis sp.);
トマトの病害:輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病(Cladosporium fulvum)、すすかび病(Pseudocercospora fuligena)、疫病(Phytophthora infestans)、うどんこ病(Leveillula taurica);
ナスの病害:褐紋病(Phomopsis vexans)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum);
アブラナ科野菜の病害:黒斑病(Alternaria japonica)、白斑病(Cercosporella brassicae)、根こぶ病(Plasmodiophora brassicae)、べと病(Peronospora parasitica)、白さび病(Albugo candida);
ネギの病害:さび病(Puccinia allii)、黒斑病(Alternaria porri)、黒腐菌核病(Sclerotium cepivorum)、小菌核腐敗病(Botrytis squamosa);
ダイズの病害:紫斑病(Cercospora kikuchii)、黒とう病(Elsinoe glycines)、黒点病(Diaporthe phaseolorum var. sojae)、さび病(Phakopsora pachyrhizi)、褐色輪紋病(Corynespora cassiicola)、炭疽病(Colletotrichum glycines、Colletotrichum truncatum)、葉腐病(Rhizoctonia solani)、褐紋病(Septoria glycines)、斑点病(Cercospora sojina)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、うどんこ病(Microsphaera diffusa)、茎疫病(Phytophthora sojae)、べと病(Peronospora manshurica)、突然死病(Fusarium virguliforme)、黒根腐病(Calonectria ilicicola)、Diaporthe/Phomopsis complex(Diaporthe longicolla);
インゲンの病害:菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、さび病(Uromyces appendiculatus)、角斑病(Phaeoisariopsis griseola)、炭疽病(Colletotrichum lindemuthianum)、根腐病(Fusarium solani);
ラッカセイの病害:黒渋病(Cercospora personata)、褐斑病(Cercospora arachidicola)、白絹病(Sclerotium rolfsii)、黒根腐病(Calonectria ilicicola);
エンドウの病害:うどんこ病(Erysiphe pisi)、根腐病(Fusarium solani);
ジャガイモの病害:夏疫病(Alternaria solani)、疫病(Phytophthora infestans)、緋色腐敗病(Phytophthora erythroseptica)、粉状そうか病(Spongospora subterranea f. sp. subterranea)、半身萎凋病(Verticillium albo-atrum、Verticillium dahliae、Verticillium nigrescens)、乾腐病(Fusarium solani)、がん腫病(Synchytrium endobioticum);
イチゴの病害:うどんこ病(Sphaerotheca humuli)、炭疽病(Glomerella cingulata、Colletotrichum acutatum);
チャの病害:網もち病(Exobasidium reticulatum)、白星病(Elsinoe leucospila)、輪斑病(Pestalotiopsis sp.)、炭疽病(Colletotrichum theae-sinensis);
タバコの病害:赤星病(Alternaria longipes)、炭疽病(Colletotrichum tabacum)、べと病(Peronospora tabacina)、疫病(Phytophthora nicotianae);
テンサイの病害:褐斑病(Cercospora beticola)、葉腐病(Thanatephorus cucumeris)、根腐病(Thanatephorus cucumeris)、黒根病(Aphanomyces cochlioides)、さび病(Uromyces betae);
バラの病害:黒星病(Diplocarpon rosae)、うどんこ病(Sphaerotheca pannosa);
キクの病害:褐斑病(Septoria chrysanthemi-indici)、白さび病(Puccinia horiana);
タマネギの病害:白斑葉枯病(Botrytis cinerea、Botrytis byssoidea、Botrytis squamosa)、灰色腐敗病(Botrytis allii)、小菌核性腐敗病(Botrytis squamosa);
種々の作物の病害:灰色かび病(Botrytis cinerea)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、黒腐菌核病(Sclerotium cepivorum)、白絹病(Sclerotium rolfsii)苗立枯病(Pythium aphanidermatum、Pythium irregulare、Pythium ultimum);
ダイコンの病害:黒斑病(Alternaria brassicicola);
シバの病害:ダラースポット病(Sclerotinia homoeocarpa)、ブラウンパッチ病、ラージパッチ病(Rhizoctonia solani)、赤焼病(Pythium aphanidermatum);
バナナの病害:シガトカ病(Mycosphaerella fijiensis、Mycosphaerella musicola);
レンズマメの病害:Ascochyta病(Ascochyta lentis);
ヒヨコマメの病害:Ascochyta病(Ascochyta rabiei);
ピーマンの病害:炭疽病(Colletotrichum scovillei);
マンゴーの病害:炭疽病(Colletotrichum acutatum);
かんしょの病害:基腐病(Diaporthe destruens);
果樹の病害:白紋羽病(Rosellinia necatrix)、紫紋羽病(Helicobasidium mompa);
収穫後のリンゴ、ナシ等の果実の病害:ムコールロット病(Mucor piriformis);
Aspergillus属、Penicillium属、Fusarium属、Gibberella属、Tricoderma属、Thielaviopsis属、Rhizopus属、Mucor属、Corticium属、Phoma属、Rhizoctonia属、Diplodia属等によって引き起こされる、種子病害又は生育初期の病害;
ウイルス病:Olpidium brassicaeによって媒介されるレタスのビッグベイン病、Polymyxa属(例えば、Polymyxa betae及びPolymyxa graminis)によって媒介される各種作物のウイルス病;
細菌(bacteria)が引き起こす病害:イネの苗立枯細菌病(Burkholderia plantarii)、イネの内穎褐変病(Pantoea ananatis)、イネの白葉枯病(Xanthomonas oryzae pv. oryzae.)、キュウリの斑点細菌病(Pseudomonas syringae pv. lachrymans)、ナスの青枯病(Ralstonia solanacearum)、カンキツのかいよう病(Xanthomonas citri)、ハクサイの軟腐病(Erwinia carotovora)、ジャガイモのそうか病(Streptomyces scabiei)、トウモロコシのGoss’s wilt病(Clavibacter michiganensis)、ブドウ、オリーブ、モモ等のピアス病(Xylella fastidiosa)、リンゴ、モモ、サクランボ等のバラ科植物の根頭がんしゅ病(Agrobacterium tumefaciens)。
【0064】
上記の植物病原性微生物について、種内の変異は特に限定されない。すなわち、特定の殺菌剤に対して感受性が低下(抵抗性を示す、とも言う)したものも含まれる。感受性の低下は、標的部位に突然変異を有するもの(作用点変異)であってもよいし、作用点変異でない要因によっていてもよい(非作用点変異)。作用点変異については、タンパク質のアミノ酸配列に対応する核酸配列部分(open reading frame)の変異により、標的部位であるタンパク質にアミノ酸置換が生じたもの、及びプロモーター領域におけるサプレッサー配列の欠失、あるいはエンハンサー配列の増幅、遺伝子のコピー数の増加等の変異により、標的部位のタンパク質が過剰発現しているものが含まれる。非作用点変異としては、例えば、ABCトランスポーター、MFSトランスポーター等による、細胞内に流入した殺菌剤を細胞外へ排出する排出機能の亢進が挙げられる。また、殺菌剤の代謝による解毒化も挙げられる。
【0065】
上記の特定の殺菌剤としては、例えば、核酸合成阻害剤(例えば、フェニルアミド系殺菌剤、アシルアミノ酸系殺菌剤、DNA トポイソメラーゼ タイプII系殺菌剤)、有糸分裂及び細胞分裂阻害剤(例えば、MBC殺菌剤、N-フェニルカーバメート殺菌剤)、呼吸阻害剤(例えば、QoI殺菌剤、QiI殺菌剤、SDHI殺菌剤)、アミノ酸合成及びタンパク質合成の阻害剤(例えば、アニリノピリミジン系殺菌剤)、シグナル伝達阻害剤(例えば、フェニルピロール殺菌剤、ジカルボキシイミド殺菌剤)、脂質合成及び細胞膜合成の阻害剤(例えば、ホスホロチオレート系殺菌剤、ジチオラン殺菌剤、芳香族炭化水素系殺菌剤、複素芳香族系殺菌剤、カーバメート系殺菌剤)、ステロール生合成阻害剤(例えば、トリアゾール系等のDMI殺菌剤、ヒドロキシアニリド系殺菌剤、アミノピラゾリノン系殺菌剤)、細胞壁合成阻害剤(例えば、ポリオキシン系殺菌剤、カルボン酸アミド系殺菌剤)、メラニン合成阻害剤(例えば、MBI-R殺菌剤、MBI-D殺菌剤、MBI-P殺菌剤)、並びにその他の殺菌剤(例えば、シアノアセトアミドオキシム系殺菌剤、フェニルアセトアミド系殺菌剤)が挙げられる。
【0066】
標的部位のアミノ酸置換としては、例えば以下のものが挙げられる。また、各々のアミノ酸置換は代表的な生物におけるものを示すが、タンパク質のN末端側からの位置は個々の生物により異なることがある。以下に示す各々のアミノ酸置換は、個々の生物種におけるオーソログなアミノ酸置換を含む。
チトクロームb:G143A、F129L、G137R、A126T、Y132C、C133Y、G137V、G137A、G137S、M139V、T145F、T145R、T145S、T145C、T145L、T145Y、I147V、T148M、T148V、T148L、T148I、T148T、N256Y、N256K、N256I、N256S、E272D、E272G、E272Q、W273L、W273F、Y274S、Y274F、L275F、L275S、L275T、F278L、Y279C、Y279S、L295F、M295L、M295V、L299F、I17F、S20L/T、Q22E/T、I26L、W30C、N31K、G33A、S34L、S35I、G37C/D/S/V/A、L198F、L201S 、E203-DE-V204、M221Q/E、F225S/L、K228M/I/P、又はG232D ;
Cyp51タンパク質にA311G、A379G、A381G、A410T、A61V、D107V、D134G、D282E、D411N、E297K、F120L、F219S、F449S、F489L、F495I、G138C/R/S、G312A、G412A、G432S、G434C、G448S、G460D/Δ、G462A、G464S、G484S、G510C、G54E/K/R/V/W、G54W、H147Y、H303Y、H399P、I145F、I330T、I381V/Δ、I471T、I475T、K142R、K143E、K147Q、K175N、K197N、L50S、L98H、M145L、M220K/I/T/V、M288L、N125I、N178S、N22D、N284H、N513K、P216L、P384S、P394L、Q141H、Q88H、R467K、S188N、S208T、S297T、S405F、S508T、S509T、S524T、S52T、S79T、T289A、T440A、T454P、T469S、V101F、V136A/C/G、V490L、Y121F、V130A、Y131F/H、Y132F/H/N、Y134F、Y134F、Y136F、Y137F、Y140F/H、Y145F、Y431C、Y459C/D/N/S/P/Δ、Y461D/H/S/G/L/N/Δ、Y463D/H/N、Y491H、S259F、G476S又はY68N;
β-チューブリン:H6L/Y、Y50C/N/S、Q134K、A165V、E198A/D/G/K/L/Q/V、F200Y、M257L、F167Y、Q73R、L240F、Q8L、C165Y、M233I、C239S、I258V又はT351I;
SdhB:H277R/Y、P225H/F/L/T、N230I、H272L/R/V/Y、H278Y/R、H249L/N/Y、H273Y、N225I/T、T268I/A、I269V、H242R、H257L、N224T又はT253I;
SdhC:H134R、P80H/L、A85V、S73P、T90I、I86F、N88S、H154Y/R、K49E、R64K、N75S、G79R、S135R、N87S、H153R、H146R、I29V、N33T、N34T、T79I/N、W80S、A84V、N86K/S/A、G90R、R151T/S、H152R、I161S、G169D、G171D、H151R、I87F又はI88F;
SdhD:H133R、H132R、S89P、G109V、D124E/N、H134R、G138V、D145G、I50F、M114V又はD129E;
OS-1(Shk1) :E753K、G420D、I365N/R/S、V368F、Q369H/P、N373S、T447S、F267L、L290S、T765R、Q777R、T489I、E599K又はG736Y;
ERG27:S9G、F26S、P57A、T63I、G170R、V192I、L195F、N196T、A210G、I232M、P238S/Δ、P250S、P269L、P298Δ、V309M、A314V、S336C、V365A、E368D、N369D、E375K、A378T、L400F/S、Y408S、F412I/S/V/C、A461S又はR496T;
RPA190:F382Y、P980S又はV1476G;
ORP1:L733W、G700V、S768I/F/K/Y、G769W、G770A/I/P/V/L、G818/F819Δ、N837I/F/Y/Δ、G839W、P861H、L863W/F又はI877F/Y;
CesA3:Q1077K、G1105S/V/W/A又はV1109L/M
【0067】
また、Cyp51遺伝子が過剰発現することで、殺菌剤に対して感受性が低下した植物病原性微生物とその宿主植物として、以下のものが挙げられる。コムギのSeptoria tritici(参考文献:Pest Management Science. 2012. 68(7).1034-1040)、オオムギのRhynchosporium secalis(参考文献:Molecular Bilogy and Evolution. 2014. 31(7).1793-1802)ダイズのPhakopsora pachyrhizi(参考文献:Pest Management Science. 2014. 70(3).378-388)、リンゴのVenturia inaequalis(参考文献:Phytopathology. 2016. 106(6).562-571)、カンキツのPenicillium digitatum(参考文献:Applied and Environmental Microbiology. 2000. 66(8).3421-3426)。
【0068】
本発明組成物が防除することが出来る植物病原性微生物は、上記のアミノ酸置換を複数有していてもよい。この場合、複数のアミノ酸置換は同一のタンパク質でも、異なったタンパク質でもよい。また、非作用点変異及び作用点変異を複数有していてもよい。例えば、チトクロームbにG143A、F129L及びG137Rのアミノ酸置換を引き起こす植物病原性微生物;チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有し、且つCyp51にA311Gのアミノ酸置換を有する植物病原性微生物;チトクロームbにG143A及びF129Lのアミノ酸置換を有し、且つCyp51にA311Gのアミノ酸置換を有する植物病原性微生物;チトクロームbにG143A及びF129Lのアミノ酸置換を引有し、且つβ-チューブリンにH6L/Yのアミノ酸置換を有し、更にCyp51遺伝子が過剰発現している植物病原性微生物、が挙げられる。
【0069】
作用点変異を有する植物病原性微生物としては、例えば、以下が挙げられる。
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するAlternaria alternata;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するAlternaria arborescens;
チトクロームbにF129Lのアミノ酸置換を有するAlternaria solani;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するAlternaria tomato;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するGlomerella graminicola;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するCorynespora cassiicola;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するCercospora beticola;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するCercospora sojina;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するCladosporium carpophilum;
チトクロームbにF129Lのアミノ酸置換を有するCladosporium fulvum;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するColletotrichum graminicola;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するGlomerella cingulata;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するBlumeria graminis f. sp. hordei;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するBlumeria graminis f. sp. tritici;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するParastagonospora nodorum;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するMonographella nivalis;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するMicrodochium majus、nivale;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するMycosphaerella fijiensis;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するDidymella rabiei;
チトクロームbにF129Lのアミノ酸置換を有するPhakopsora pachyrhizi;
チトクロームbにF129L又はG143Aのアミノ酸置換を有するPlasmopara viticola;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するPleospora allii;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するPodosphaera fusca;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するPodosphaera xanthii;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するPseudoperonospora cubensis;
チトクロームbにF129L又はG143Aのアミノ酸置換を有するMagnaporthe oryzae;
チトクロームbにF129Lのアミノ酸置換を有するPyrenophora teres;
チトクロームbにF129L、G137R又はG143Aのアミノ酸置換を有するPyrenophora tritici-repentis;
チトクロームbにF129Lのアミノ酸置換を有するPythium aphanidermatum;
チトクロームbにF129L又はG143Aのアミノ酸置換を有するThanatephorus cucumeris;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するRamularia collo-cygni;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するRhynchosporium secalis;
チトクロームbにF129Lのアミノ酸置換を有するRhizoctonia solani;
チトクロームbにF129L、G137R又はG143Aのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するErysiphe necator;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するVenturia inaequalis;
チトクロームbにI147Vのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
チトクロームbにL275Fのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
チトクロームbにY279Cのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
チトクロームbにY279Sのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
チトクロームbにM295Lのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
チトクロームbにN256Sのアミノ酸置換を有するPuccinia horiana;
チトクロームbにL299Fのアミノ酸置換を有するPuccinia horiana;
チトクロームbにL299Fのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにA126T のアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにY132Cのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにC133Yのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにG137Vのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにG137Aのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにG137Sのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにM139Vのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Fのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Rのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Sのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Cのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Lのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Yのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT148Mのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT148Vのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT148Lのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT148Iのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT148Tのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにN256Yのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにN256Kのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにN256Iのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにN256Sのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにE272Dのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにE272Gのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにE272Qのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにW273Lのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにW273Fのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにY274Sのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにY274Fのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにL275Sのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにL275Tのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにF278Lのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota); チトクロームbにL295Fのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにM295Vのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota); チトクロームbにS34L、L201S又はE203-DE-V204のアミノ酸置換を有するPlasmopora viticola;
チトクロームbにG37Vのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
Cyp51にY136Fのアミノ酸置換を有するAjellomyces capsulatus;
Cyp51にY132N、K197N、D282E、M288L、T469S、H399P、D411N又はT454Pのアミノ酸置換を有するAspergillus flavus;
Cyp51にN22D、S52T、G54E/K/R/V/W、Y68N、Q88H、L98H、V101F、Y121F、N125I、G138C/R/S、Q141H、H147Y、P216L、F219S、M220K/I/T/V、T289A、S297T、P394L、Y431C、G432S、G434C、T440A、G448S、Y491H又はF495Iのアミノ酸置換を有するAspergillus fumigatus;
Cyp51にG54Wのアミノ酸置換を有するAspergillus parasiticus;
Cyp51にA61V、Y132F/H、K143E、S405F、F449S、G464S、R467K又はI471Tのアミノ酸置換を有するCandida albicans;
Cyp51にE297K、I330T又はP384Sのアミノ酸置換を有するCercospora beticola;
Cyp51にY136F、K147Q又はS509Tのアミノ酸置換を有するBlumeria graminis f. sp. hordei;
Cyp51にS79T、Y136F、又はK175Nのアミノ酸置換を有するBlumeria graminis f. sp. tritici;
Cyp51にY145F又はG484Sのアミノ酸置換を有するFilobasidiella neoformans;
Cyp51にY136Fのアミノ酸置換を有するMonilinia fructicola、
Cyp51にY136F、A313G、A381G、Y461D、G462A又はY463D/H/Nのアミノ酸置換を有するMycosphaerella fijiensis;
Cyp51にF120L、V130A、Y131F/H、K142R、I145F又はI475Tのアミノ酸置換を有するPhakopsora pachyrhizi;
Cyp51にY134Fのアミノ酸置換を有するPuccinia triticina;
Cyp51にY134Fのアミノ酸置換を有するPuccinia striiformis;
Cyp51にF489Lのアミノ酸置換を有するPyrenophora teres;
Cyp51にS508Tのアミノ酸置換を有するPyrenopeziza brassicae;
Cyp51にY140F/Hのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
Cyp51にL50S、D107V、D134G、V136A/C/G、Y137F、M145L、N178S、S188N、S208T、N284H、H303Y、A311G、G312A、A379G、I381V/Δ、A410T、G412A、Y459C/D/N/S/P/Δ、G460D/Δ、Y461D/H/S/G/L/N/Δ、V490L、G510C、N513K、S259F、G476S又はS524Tのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
Cyp51にY136Fのアミノ酸置換を有するErysiphe necator;
β-チューブリンにH6L/Y、Y50N/S、Q134K、A165V、E198D/K/Q、F200Y又はM257Lのアミノ酸置換を有するEmericella nidulans;
β-チューブリンにE198A/G/K/V又はF200Yのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
β-チューブリンにF167Yのアミノ酸置換を有するCochliobolus heterostrophus;
β-チューブリンにF167Y又はE198Aのアミノ酸置換を有するCercospora beticola;
β-チューブリンにY50N、E198V又はF200Yのアミノ酸置換を有するGibberella fujikuroi;
β-チューブリンにY50C、Q73R、F167Y、E198K/L/Q又はF200Yのアミノ酸置換を有するGibberella zeae;
β-チューブリンにE198A/Qのアミノ酸置換を有するHelminthosporium solani;
β-チューブリンにY50Cのアミノ酸置換を有するHypomyces odoratus;
β-チューブリンにH6Yのアミノ酸置換を有するParastagonospora nodorum;
β-チューブリンにH6Y又はE198A/Kのアミノ酸置換を有するMonilinia fructicola;
β-チューブリンにL240Fのアミノ酸置換を有するMonilinia laxa;
β-チューブリンにE198Aのアミノ酸置換を有するMicrodochium majus、nivale;
β-チューブリンにE198Aのアミノ酸置換を有するMycosphaerella fijiensis;
β-チューブリンにF167Y又はE198Gのアミノ酸置換を有するNeurospora crassa;
β-チューブリンにE198A/K又はF200Yのアミノ酸置換を有するPenicillium aurantiogriseum;
β-チューブリンにF167Y又はE198A/K/Vのアミノ酸置換を有するPenicillium expansum;
β-チューブリンにE198K又はF200Yのアミノ酸置換を有するPenicillium italicum;
β-チューブリンにL240Fのアミノ酸置換を有するPyrenopeziza brassicae;
β-チューブリンにE198G/K又はF200Yのアミノ酸置換を有するRhynchosporium secalis;
β-チューブリンにE198A/Kのアミノ酸置換を有するSclerotinia homoeocarpa;
β-チューブリンにE198Aのアミノ酸置換を有するSclerotinia sclerotiorum;
β-チューブリンにE198A/Gのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
β-チューブリンにE198A/K、F200Y又はL240Fのアミノ酸置換を有するVenturia inaequalis;
β-チューブリンにQ8L、C165Y、C239S又はI258Vのアミノ酸置換を有するPhytophthora sojae;
β-チューブリンにM233I又はT351Iのアミノ酸置換を有するBotrytis cinerea;
SdhBにH277R/Yのアミノ酸置換を有するAlternaria alternata;
SdhBにH277R/Yのアミノ酸置換を有するAlternaria solani、
SdhBにP225H/F/L/T、N230I又はH272L/R/V/Yのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
SdhBにH278Y/Rのアミノ酸置換を有するCorynespora cassiicola;
SdhBにH277R/Yのアミノ酸置換を有するStagonosporopsis cucurbitacearum;
SdhBにH249L/N/Yのアミノ酸置換を有するEurotium oryzae;
SdhBにH277Yのアミノ酸置換を有するPyrenophora teres;
SdhBにN224Tのアミノ酸置換を有するRamularia collo-cygni;
SdhBにH273Yのアミノ酸置換を有するSclerotinia sclerotiorum;
SdhBにN225I/T、H273Y、T268I/A又はI269Vのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
SdhBにH242Rのアミノ酸置換を有するErysiphe necator;
SdhBにH257Lのアミノ酸置換を有するUstilago maydis;
SdhBにT253Iのアミノ酸置換を有するVenturia inaequalis;
SdhCにH134Rのアミノ酸置換を有するAlternaria alternata;
SdhCにP80H/L又はA85Vのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
SdhCにS73Pのアミノ酸置換を有するCorynespora cassiicola;
SdhCにT90Iのアミノ酸置換を有するEurotium oryzae;
SdhCにI86F、N88S又はH154Y/Rのアミノ酸置換を有するPhakopsora pachyrhizi;
SdhCにK49E、R64K、N75S、G79R、H134R又はS135Rのアミノ酸置換を有するPyrenophora teres;
SdhCにN87S、H146R、G171D又はH153Rのアミノ酸置換を有するRamularia collo-cygni;
SdhCにH146Rのアミノ酸置換を有するSclerotinia sclerotiorum;
SdhCにI29V、N33T、N34T、T79I/N、W80S、A84V、N86K/S/A、G90R、R151T/S、H152R又はI161Sのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
SdhCにG169Dのアミノ酸置換を有するErysiphe necator;
SdhCにH151Rのアミノ酸置換を有するVenturia inaequalis;
SdhCにI88Fのアミノ酸置換を有するPuccinia horiana;
SdhCにI87Fのアミノ酸置換を有するPuccinia hordei;
SdhDにH133Rのアミノ酸置換を有するAlternaria alternata;
SdhDにH133Rのアミノ酸置換を有するAlternaria solani;
SdhDにH132Rのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
SdhDにS89P又はG109Vのアミノ酸置換を有するCorynespora cassiicola;
SdhDにD124Eのアミノ酸置換を有するEurotium oryzae;
SdhDにD124E/N、H134R、G138V又はD145Gのアミノ酸置換を有するPyrenophora teres;
SdhDにH132Rのアミノ酸置換を有するSclerotinia sclerotiorum;
SdhDにI50F、M114V又はD129Eのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
SdhDにC125Yのアミノ酸置換を有するPuccinia horiana
CesA3にQ1077K又はV1109L/Mのアミノ酸置換を有するPhytophthora capsici;
CesA3にV1109Lのアミノ酸置換を有するPhytophthora drechsleri;
CesA3にG1105A/V又はV1109Lのアミノ酸置換を有するPhytophthora infestans;
CesA3にG1105S/Vのアミノ酸置換を有するPlasmopara viticola;
CesA3にG1105V/Wのアミノ酸置換を有するPseudoperonospora cubensis;
OS-1(Shk1)にE753Kのアミノ酸置換を有するAlternaria brassicicola;
OS-1(Shk1)にG420Dのアミノ酸置換を有するAlternaria longipes;
OS-1(Shk1)にI365N/R/S、V368F、Q369H/P、N373S又はT447Sのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
OS-1(Shk1)にF267L、L290S、T765R又はQ777Rのアミノ酸置換を有するPleospora allii;
OS-1(Shk1)にT489I、E599 K又はG736Yのアミノ酸置換を有するSclerotinia sclerotiorum;
ERG27にS9G、F26S、P57A、T63I、G170R、V192I、L195F、N196T、A210G、I232M、P238S/Δ、P250S、P269L、P298Δ、V309M、A314V、S336C、V365A、E368D、N369D、E375K、A378T、L400F/S、Y408S、F412I/S/V/C、A461S又はR496Tのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana。
RPA190にF382Y、P980S又はV1476Gのアミノ酸置換を有するPhytophthora infestans;
RPA190にF382Y、P980S又はV1476Gのアミノ酸置換を有するPythium spp.;
ORP1にL733W、S768I/F/K/Y、G770A/I/P/V/L、G818/F819Δ、N837I/F/Y/Δ、G839W、P861H、L863W/F又はI877F/Yのアミノ酸置換を有するPhytophthora infestans;
ORP1にL733W、S768F/Y、G770V、N837F/Y/Δ、G839W、P861H、L863W又はI877Yのアミノ酸置換を有するPhytophthora sojae;
ORP1にG700V又はG769Wのアミノ酸置換を有するPhytophthora capsici;
ORP1にG770A/I/P/V/L、N837I/F/Y/Δ、又はL863W/Fのアミノ酸置換を有するPlasmopara viticola;
ORP1にG700A/I/P/V/L、N767I/F/Y/Δ又はL793W/Fのアミノ酸置換を有するPseudoperonospora cubensis;
CesA3にG1105Sのアミノ酸置換を有するPlasmopara viticola;
CesA3にG1105V/Wのアミノ酸置換を有するPseudoperonospora cubensis。
【0070】
Zymoseptoria triticiは、Septoria triticiと同じ種を意味する。また、Microsphaera diffusaはErysiphe diffusaと同じ種を意味する。
【0071】
本発明組成物は、材木の表面又は内部で発生する菌類病に対しても使用することができる。
【0072】
本発明組成物の施用対象植物としては、例えば、農作物;トウモロコシ(馬歯種、硬粒種、軟粒種、爆裂種、糯種、甘味種、フィールドコーン)、イネ(長粒種、短粒種、中粒種、ジャポニカ種、熱帯ジャポニカ種、インディカ種、ジャワニカ種、水稲、陸稲、浮稲、直播、移植、糯米)、コムギ(パンコムギ(硬質、軟質、中質、赤コムギ、白コムギ)、デュラムコムギ、スペルトコムギ、クラブコムギ、それぞれの冬コムギ型、春コムギ型)、オオムギ(二条オオムギ(=ビールムギ)、六条オオムギ、ハダカムギ、もち麦、それぞれの冬オオムギ型、春オオムギ型)、ライムギ(冬ライムギ型、春ライムギ型)、トリティカーレ(冬トリティカーレ型、春トリティカーレ型)、エンバク(冬エンバク型、春エンバク型)、ソルガム、ワタ(アップランド種、ピマ種)、ダイズ(完熟種子収穫品種、枝豆品種、青刈り品種、それぞれの無限伸育型、有限伸育型、半有限伸育型)、ラッカセイ(ピーナッツ)、サイトウ(インゲンマメ)、ライマメ、アズキ、ササゲ、リョクトウ、ウラドマメ、ベニバナインゲン、タケアズキ、モスビーン、テパリービーン、ソラマメ、エンドウ、ヒヨコマメ、レンズマメ、ルーピン、キマメ、アルファルファ、ソバ、テンサイ(製糖用、飼料用、根菜、葉菜、燃料)、ナタネ(冬ナタネ型、春ナタネ型)、カノーラ(冬カノーラ型、春カノーラ型)、ヒマワリ(搾油用、食用、観賞用)、サトウキビ、タバコ、チャノキ、クワ等、
野菜;ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ベルペッパー、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン、スカッシュ等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス等)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル、ラベンダー等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ等、
果樹;仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、チュウゴクナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、イチジク、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ等、
観賞植物;花木、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ)、花卉、観葉植物、シバ類が挙げられるが、コムギ、オオムギへの施用が好ましい。
【0073】
前記した植物は、一般的に栽培される品種であれば限定されない。
【0074】
トウモロコシの品種としては、例えば以下が挙げられる。
P30F53、P30F53RR、P30F53YHV、DKB390、DKB390IPRO3、DKC62-08、DKC35-88RIB RR2 BT、P7958AM RR2 LL BT、NK1120-3122 RR+GLU+ECB+CRW、P9608AM LL RR2 CRW ECB、Golden Bantam
【0075】
コムギの品種としては、例えば以下が挙げられる。
PAKITO; KWS Zyatt; Skyfall; Crusoe; RGT Illustrious; KWS Extrase; KWS Extase; KWS Siskin; LG Detroit; KWS Lili; KWS Firefly; KWS Barrel; Elicit; KWS Basset; Zulu; LGSkyscraper; RGT Saki; LG Spotlight; KWS Jackal; Elation; Bennington; LG Sundance; LG Motown; Leeds; Viscount; Revelation; SY Insitor; KWS Kinetic; Gleam; RGT Gravity; KWS Kerrin; Shabras; Graham; KWS Crispin; Theodore; Dunston; Costello
【0076】
オオムギの品種としては、例えば以下が挙げられる。
Electrum; Craft; SY Venture; KWS Hawking; LG Mountain; KWS Gimlet; Jordan; LG Flynn; KWS Orwell; Valerie; Surge; KWS Creswell; KWS Tower; KWS Glacier; California; KWS Cassia; Belmont; SY Kingsbarn; SY Baracooda; Bazooka; Belfry; KWS Astaire; Funky; Libra; SY Splendor; Firefoxx; Cosmopolitan; SY Tungsten; LG Diablo; Laureate; RGT Planet; RGT Asteroid; Iconic; KWS Sassy; Sienna; Propino; Fairing; Concerto; Fairway; Prospect
【0077】
ダイズの品種としては、例えば以下が挙げられる。
5G8015 RR IPRO; ANTA 82 PR; AS 3797 IPRO; BMX POTENCIA RR; BRS 8170IPRO; BRS 8280 RR; DM 6583 IPRO; M 5947 IPRO; M 6410 IPRO; M 8644 IPRO; M8372 IPRO; M9114PR; MONSOY 5947 IPRO; MONSOY 7730 IPRO; MSOY 8372 IPRO; NA 5909 RG; NS 5445 IPRO; NS 5909 PR; NS 5969 IPRO; NS 6700 IPRO; ST 797; TMG 1180 RR; TMG 1188 RR NS 4823 RR; NS 5445 IPRO; NA 5909 RR; NS 6209 RR; NS 6601 IPRO; NS 6823 RR; NS 6906 IPRO; NS 7000 IPRO; NS 7200 RR; NS 7227 RR; NS 7300 IPRO; NS 7474 IPRO; NS 7505 IPRO; NS 7709 IPRO; NS 8270 IPRO; NS 8393 IPRO RR; NS 5106 IPRO; NS 5727 IPRO; NS 5959 IPRO; NS 6390; NS 6700 IPRO; NS 6828; NS 6909 IPRO - Centro; NS 7000 IPRO -SUL; NS 7202 IPRO; NS 7237 IPRO; NA 7337 RR; NS 7490 RR; NS 7667 IPRO; NS 7901; NS 8338 IPRO; NS 8490 IPRO; NS 5160 IPRO; NA 5909- RG IPRO; NS 6006 IPRO; NS 6535 IPRO; NS 6767 RR; NS 6906 IPRO - Centro; NS 6909 IPRO - Sul; NS 7070 IPRO; NS 7209 IPRO; NS 7300 IPRO - Centro; NS 7338 IPRO; NS 7497 RR; NS 7670 RR ; NS 8094 RR; NS 8383 RR; Syn 15600 IPRO; Syn 16861 IPRO; Syn 1059 RR; Syn 1163 RR; Syn 1258 RR; Syn 1281 RR; Syn 1683 IPRO; Syn 1785 IPRO; Syn 1687 IPRO; Syn 13610 IPRO; Syn 15640 IPRO; Syn 15630 IPRO; Syn 1562 IPRO; Syn 1561 IPRO; Syn 1366 IPRO; CZ 15B64 IPRO; CZ15B70 IPRO; CZ 15B92 IPRO; CZ 26B05 IPRO; CZ 26B10 IPRO; CZ 26B77 IPRO; CZ 7022 IPRO; CZ 26B42 IPRO; CZ 26B36 IPRO; CZ 26B42 IPRO; CZ 26B77 IPRO; TEC 7022 IPRO; CZ 37B22 IPRO; CZ 37B43 IPRO; CZ 47B90 IPRO; CZ 58B28 IPRO; CZ 48B32 IPRO; CZ 58B61 IPRO; W 791 RR; W 842 RR; CZ 58B61 IPRO; BS 1511 IPRO; BS 1543 IPRO; ST 575 IPRO; BS 1580 IPRO; ST 592 IPRO; BS 2590 IPRO; BS 2606 IPRO- SUL; ST 644 IPRO
BSIRGA 1642 IPRO; TEC 6702 IPRO; BS 1691 IPRO; TEC 7849 IPRO; TECIRGA 6070 RR; BS 1519 LL; BS 2606 IPRO -CERRADO; TEC 6702 IPRO -CERRADO; TEC 7849 IPRO-CERRADO; ST 721 IPRO; TEC 7578 IPRO; ST 777 IPRO; ST 797 IPRO; ST 804 IPRO; ST 830 IPRO; ST 845 IPRO; W 787 IPRO; W 799 RR; ST 815 RR; ST 820 RR; ST 860 RR; ST 920 RR; W 870; BRASMAX COMPACTA IPRO; BRASMAX FIBRA IPRO
BRASMAX ZEUS IPRO; BRASMAX DELTA IPRO; BRASMAX RAIO IPRO; BRASMAX ICONE IPRO; BRASMAX LANCA IPRO; BRASMAX GARRA IPRO; BRASMAX PONTA IPRO
BRASMAX VALENTE RR; BRASMAX POTENCIA RR; BRASMAX TORNADO RR; BRASMAX ALVO RR; BRASMAX ATIVA RR; BRASMAX VELOZ RR; BRASMAX VELOZ RR; BRASMAX VORAZ IPRO; BRASMAX EXTREMA IPRO; BRASMAX UNICA IPRO; BRASMAX DOMINIO IPRO; BRASMAX FOCO IPRO; BRASMAX EXTREMA IPRO; BRASMAX EXTRA IPRO; BRASMAX CERTA IPRO; BRASMAX POWER IPRO; BRASMAX ULTRA IPRO; BRASMAX FLX IPRO; BRASMAX BONUS; BRASMAX PONTA IPRO; BRASMAX OPUS IPRO; BRASMAX DESAFIO RR; M5705IPRO; MS5838IPRO; M5892IPRO; M8644IPRO; M5917IPRO; M5947IPRO; M6210IPRO; M7739IPRO; M8349IPRO; M8372IPRO; M6410IPRO; M7110IPRO; M7198IPRO; M8210IPRO; M8808IPRO; 95R51; 95Y52; 97R22IPRO; 99R03; P98Y70; 95R90IPRO; 95Y72; 98Y21IPRO; 99R09; 95R95IPRO; 96Y90; 98Y30; P98C81; BG4290; BG4786; CD2720 IPRO; CD2728 IPRO; CD2820 IPRO; CD2851 IPRO; CD2857 RR; DS5916 IPRO; 5D6215 IPRO; 5D634 RR; 5G8015 IPRO; DS6017 IPRO; DS7417 IRPO; B5860 IPRO; BG4781 IPRO; DS6217 IPRO; TMG2375 IPRO; TMG2379 IPRO; TMG7058 IPRO; TMG2165 IPRO; TMG2165 IPRO; TMG4377 IPRO; TMG1180 RR; TMG7063IPRO; TMG7062 IPRO; TMG7067 IPRO; TMG4182; TMG4182; TMG7262 RR; TMG2185 IPRO; TMG7061 IPRO; TMG2381 IPRO; TMG2383 IPRO; TMG1288 RR; TMG2181 IPRO; TMG1188 RR; TMG2378 IPRO; TMG2173 IPRO; TMG4185; TMG 7363 RR: TMG7260 IPRO; TMG133 RR; TMG132 RR; ANTA82; TMG1182 RR; TMG2182 IPRO; TMG7161 RR; TMG2183 IPRO; TMG2286 IPRO; K8620 IPRO; RK5519 RR; M6210 IPRO; RK6719 IPRO; RK6316 IPRO; RK7518 IPRO; RK8115 IPRO; RK8317 IPRO; RK5813 RR; RK6813 RR; BRS 1001IPRO; BRS 1074IPRO; BRS 6970IPRO; BRS 7570IPRO; BRS 9383IPRO; BRS 1003IPRO; BRS 706IPRO
BRS 7170IPRO; BRS 7780IPRO; BRS 1007IPRO; BRS 713IPRO; BRS 7270IPRO; BRS 7180IPRO; BRS1010IPRO; BRS 729IPRO; BRS 7470IPRO; BRS 9180IPRO; BRS 279RR; BRS 360RR; BRS 413RR; BRS 8890RR; BRSGO 8151RR; BRSMG 850GRR; BRS 378RR; BRSMG 760SRR; BRS 9090RR; BRS 740SRR; BRS FAVORITA RR; BRS 333RR; BRS 388RR; BRS 7950RR; BRS 9280RR; BRSMG 750SRR; BRS Sambaiba RR; BRS 359RR; BRS 399RR; BRS 8160RR; BRS 7460RR; BRSMG 811CRR; BRS VALIOSA RR; BRS 232; BRS 283; BRS 257;BRS 284; BRS 317 ; BRS 361; BRSMG 800A; BRSGO 8360; BRSGO LUZIANIA; BRS Petala; BRSMG 790A; BRSMG 7525; MG/BR 46 (Conquista); BRS 8381; BRS 217 (Flora); BRS 252 (Serena); BRSMG 810C; BRSMG 68 (Vencedora); BRSGO 7960; BRS 8480; BRSGO Chapadoes; BRS Raimunda; BRS313 (TIETA); BRS Corisco; BRS Barreiras; BRS 314 (Gabriela); BRS Tracaja; BRS Perola
【0078】
前記植物は、ハイブリッド技術により育種された植物であってもよい。ハイブリッド技術により育種された植物とは、雑種強勢(一般に、収量ポテンシャルの増加、生物的及び非生物的ストレス因子に対する抵抗性の向上等をもたらす)の特性を有す植物である。
【0079】
また、前記植物は、遺伝子組換え技術により耐性を付与された植物であってもよい。
【0080】
尚、上記「植物」には、古典的育種技術又は遺伝子組換え技術を用い、先に述べたような除草剤耐性、害虫抵抗性、病害耐性等に関わる形質を2種以上付与された系統、及び同類又は異なる性質を有する遺伝子組換え植物同士を掛け合わせることにより親系統が有する2種以上の性質が付与された系統も含まれる。
【0081】
本発明組成物の施用により、植物種又は植物品種、それらの生育場所及び生育条件(土壌、気候、生育期、養分)に応じて、植物の生育の向上、高温又は低温に対する耐性又は許容度の向上、渇水又は水中若しくは土壌中に含まれる塩分に対する耐性の向上、開花能力の向上、収穫の容易性の向上、成熟の促進、収穫量の増加、果実の大きさの増大、植物の高さの増大、葉の緑色の向上、より早い開花、収穫された生産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、果実内の糖度の上昇、グルテン強度の向上、収穫された生産物の貯蔵安定性の向上及び/又は加工性の向上などが可能な場合もある。
【実施例0082】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
【0083】
まず、製造例及び参考製造例を示す。
【0084】
製造例1~72
表1~6に記載の原料を、表1~6に記載の重量割合で混合・撹拌することにより本発明組成物1~72をそれぞれ得る。尚、表1~6中の数字は重量部を示す。
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【0090】
【表6】
上記表1~6記載の商品名は、以下の通りである。
Agnique AMD810:N,N-ジメチルオクタンアミドとN,N-ジメチルデカンアミドとの混合物、BASF社製;
PHENYLSULFONAT CAL(ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩、Clariant社製)
Calsogen 4814:ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩、Clariant社製;
ATPLUS245:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、Croda社製;
GENAPOL X060:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、Clariant社製;
Emulsogen EL360:ポリオキシエチレンヒマシ油、Clariant社製
Emulsogen EL400:ポリオキシエチレンヒマシ油、Clariant社製;
ATLAS G-5000:ブチルブロックコポリマー、Croda社製;
Rhodiasolv(登録商標) Polarclean:5-(ジメチルアミノ)-2-メチル-5-オキソペンタン酸メチルを80~90重量%含む(但し、全量を100重量%とする)、ソルベイ日華製;
Rhodiasolv(登録商標) Green25:酢酸2-エチルヘキシルを40~50重量%、アセトフェノンを20~25重量%を含む(但し、全量を100重量%とする)、ソルベイ日華製;
Geronol TE/250:ポリオキシエチレンヒマシ油とポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノブチルエーテルとの混合物、ソルベイ日華製;
ソルベッソ200ND :芳香族炭化水素として主にC11-14のアルキルナフタレン、エクソンモービルケミカル製;
ソルベッソ150ND:芳香族炭化水素として主にC10-11のアルキルベンゼン、エクソンモービルケミカル製;
KS-538:シリコーン系消泡剤、信越化学工業製;
BYK-019:シリコーン系消泡剤、ビックケミー・ジャパン製;
SAG1572:シリコーン系消泡剤、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製
【0091】
参考製造例1
本殺菌活性化合物5重量部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ-テル14重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6重量部及びキシレン75重量部を混合することにより比較組成物1を得る。
【0092】
次に、試験例を示す。
【0093】
試験例1 コムギ葉枯病予防効果試験(Septoria tritici)
プラスチックポットに土壌を詰め、コムギ(品種;アポジー)を播種し、温室内で10日間生育させる。本発明組成物1~72及び比較組成物1のいずれかを、1ヘクタールあたりの本殺菌活性化合物の投下薬量が90gになるように水で希釈し(処理されるポットの土壌表面の面積1ヘクタールあたり200リットル)、得られる薬液を、前記コムギを植えたポットの上方から散布する。散布後コムギを風乾し、4日後にコムギ葉枯病菌胞子の水懸濁液を噴霧接種する(これを処理区とする。)。
一方、薬液を散布しないこと以外は処理区と同様にコムギを生育させ、コムギ葉枯病菌胞子の水懸濁液を噴霧接種する(これを無処理区とする。)。
接種後はじめは18℃多湿下に3日間置き、更に照明下に14日から18日間置いた後、病斑面積を調査し、下式に従って防除価を算出する。
防除価(%)=(1-(処理区病斑面積/無処理区病斑面積))×100
その結果、本発明組成物1~72は、比較組成物1と比較して高い防除価を示す。
【0094】
試験例2 コムギ葉枯病治療効果試験(Septoria tritici)
プラスチックポットに土壌を詰め、コムギ(品種;アポジー)を播種し、温室内で10日間生育させる。前記コムギにコムギ葉枯病菌胞子の水懸濁液を噴霧接種し、18℃多湿下に3日間から4日間置いた後風乾させる。本発明組成物1~72及び比較組成物1のいずれかを、1ヘクタールあたりの本殺菌活性化合物の投下薬量が90gになるように水で希釈し(処理されるポットの土壌表面の面積1ヘクタールあたり200リットル)、得られる薬液を、前記コムギを植えたポットの上方から散布する。散布後コムギを風乾する(これを処理区とする)。
一方、薬液を散布しないこと以外は処理区と同様にコムギを生育させ、コムギ葉枯病菌胞子の水懸濁液を噴霧接種した(これを無処理区とする。)。
照明下に10日から14日間置いた後、病斑面積を調査し、下式に従って防除価を算出する。
防除価(%)=(1-(処理区病斑面積/無処理区病斑面積))×100
その結果、本発明組成物1~72は、比較組成物1と比較して高い防除価を示す。
【0095】
試験例3 コムギ葉枯病耐雨性試験(Septoria tritici)
プラスチックポットに土壌を詰め、コムギ(品種;アポジー)を播種し、温室内で10日間生育させる。本発明組成物1~72及び比較組成物1のいずれかを、1ヘクタールあたりの本殺菌活性化合物の投下薬量が90gになるように水で希釈し(処理されるポットの土壌表面の面積1ヘクタールあたり200リットル)、得られる薬液を、前記コムギを植えたポットの上方から散布する。散布後コムギを風乾し、1日後に人工降雨装置を用いて1時間あたり20mmの強さの雨に3時間さらす。更に3日後にコムギ葉枯病菌胞子の水懸濁液を噴霧接種する(これを処理区とする。)。
一方、薬液を散布しないこと以外は処理区と同様にコムギを生育させ、コムギ葉枯病菌胞子の水懸濁液を噴霧接種する(これを無処理区とする。)。
接種後はじめは18℃多湿下に3日間置き、更に照明下に14日から18日間置いた後、病斑面積を調査し、下式に従って防除価を算出する。
防除価(%)=(1-(処理区病斑面積/無処理区病斑面積))×100
その結果、本発明組成物1~72は、比較組成物1と比較して高い防除価を示す。
【0096】
本殺菌活性化合物と本アミド化合物とを混合して用いることにより、本殺菌活性化合物の植物体への浸透性が改善されるので、本殺菌活性化合物の効力が増強されると共に、耐雨性が向上する。