IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ユニ・チャーム株式会社の特許一覧

特開2024-137310情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム
<>
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム 図1
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム 図2
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム 図3
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム 図4
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム 図5
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム 図6
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム 図7
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム 図8
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム 図9
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024137310
(43)【公開日】2024-10-07
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0207 20230101AFI20240927BHJP
【FI】
G06Q30/0207 346
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023048781
(22)【出願日】2023-03-24
(71)【出願人】
【識別番号】000115108
【氏名又は名称】ユニ・チャーム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】元井 誠一
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB07
5L049BB07
(57)【要約】
【課題】不織布製品の利用に応じて利用者に付与されるポイントと、不織布製品の提供に関するサービスの利用により利用者に付与されるポイントとを併せて管理する。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、不織布製品の利用に応じて利用者に付与される第1ポイントの登録依頼を当該利用者から受け付ける第1受付部と、所定の施設での使用者に対する不織布製品の提供に関するサービスの管理を行うサーバ装置から、当該サービスの利用に応じて当該使用者に紐付けられる利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける第2受付部と、第1ポイント及び第2ポイントを個別に利用者に紐付けて管理する管理部とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
不織布製品の利用に応じて利用者に付与される第1ポイントの登録依頼を当該利用者から受け付ける第1受付部と、
所定の施設での使用者に対する不織布製品の提供に関するサービスの管理を行うサーバ装置から、当該サービスの利用に応じて当該使用者に紐付けられる前記利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける第2受付部と、
前記第1ポイント及び前記第2ポイントを個別に前記利用者に紐付けて管理する管理部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記第2受付部は、
前記サービスに加入する時期に応じて前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第2受付部は、
前記利用者に紐付けられる他の使用者が、前記サービスを利用しているか否かに応じて前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2受付部は、
前記利用者が前記サービスに加入する期間に応じて前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2受付部は、
前記利用者が、前記サービスの提供元が提供する不織布製品を利用しているか否かに応じて前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第2受付部は、
前記施設において前記サービスに加入している利用者の総計が所定の閾値以上であるか否かに応じて前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第2受付部は、
前記第1ポイントとは異なる態様で前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記管理部は、
前記第1ポイント及び前記第2ポイントをそれぞれ異なる交換率で管理する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記管理部は、
それぞれ異なる交換率で所定の交換対象と交換可能な前記第1ポイント及び前記第2ポイントを管理する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記利用者に付与された前記第1ポイント及び前記第2ポイントをそれぞれ示すコンテンツを前記利用者に提供する提供部
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
不織布製品の利用に応じて利用者に付与される第1ポイントの登録依頼を当該利用者から受け付ける第1受付工程と、
所定の施設での使用者に対する不織布製品の提供に関するサービスの管理を行うサーバ装置から、当該サービスの利用に応じて当該使用者に紐付けられる前記利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける第2受付工程と、
前記第1ポイント及び前記第2ポイントを個別に前記利用者に紐付けて管理する管理工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項12】
不織布製品の利用に応じて利用者に付与される第1ポイントの登録依頼を当該利用者から受け付ける第1受付手順と、
所定の施設での使用者に対する不織布製品の提供に関するサービスの管理を行うサーバ装置から、当該サービスの利用に応じて当該使用者に紐付けられる前記利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける第2受付手順と、
前記第1ポイント及び前記第2ポイントを個別に前記利用者に紐付けて管理する管理手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項13】
利用者と紐付けられた使用者に対し、所定の施設において不織布製品を提供するサービスにおける、当該施設の当該使用者への不織布製品の提供に関する情報を受け付ける受付部と、
前記受付部により受け付けられた情報に基づいて、前記利用者の不織布製品の利用に関するポイントを管理するサーバ装置に対し、ポイントの登録依頼を送信する送信部と
を有することを特徴とする送信装置。
【請求項14】
前記サーバ装置から前記利用者に付与された前記ポイントに関する情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された情報に基づいて、前記ポイントを用いた前記サービスへの支払いに関する情報を前記利用者に提供する提供部と
をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の送信装置。
【請求項15】
前記施設において前記サービスに加入している利用者の総計に基づいて、前記利用者に付与される前記ポイントに関する情報を前記利用者に通知する第1通知部と
をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の送信装置。
【請求項16】
前記利用者に紐付けられる他の使用者が、前記サービスを利用する場合に前記利用者に付与される前記ポイントに関する情報を前記利用者に通知する第2通知部
をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の送信装置。
【請求項17】
コンピュータが実行する送信方法であって、
利用者と紐付けられた使用者に対し、所定の施設において不織布製品を提供するサービスにおける、当該施設の当該使用者への不織布製品の提供に関する情報を受け付ける受付工程と、
前記受付工程により受け付けられた情報に基づいて、前記利用者の不織布製品の利用に関するポイントを管理するサーバ装置に対し、ポイントの登録依頼を送信する送信工程と
を含むことを特徴とする送信方法。
【請求項18】
利用者と紐付けられた使用者に対し、所定の施設において不織布製品を提供するサービスにおける、当該施設の当該使用者への不織布製品の提供に関する情報を受け付ける受付手順と、
前記受付手順により受け付けられた情報に基づいて、前記利用者の不織布製品の利用に関するポイントを管理するサーバ装置に対し、ポイントの登録依頼を送信する送信手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする送信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、保育園等の家庭外においておむつやおしりふき等の不織布製品を利用者に提供するサービスが提供されている。このような技術の一例として、施設が利用する施設端末から、当該施設で使用された不織布製品に関する情報である使用情報と、施設で不織布製品を使用する使用者と関連性を有する利用者の不織布製品の使用に対する料金の支払いに関する情報である支払情報とに基づいて、施設に対して不織布製品を提供する提供元に対し、施設に対して提供する不織布製品に関する情報を提供する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-096736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した技術では、不織布製品の利用に応じて利用者に付与されるポイントと、不織布製品の提供に関するサービスの利用により利用者に付与されるポイントとを併せて管理する点まで開示したものではなかった。
【0005】
例えば、上述した従来技術では、施設に対して不織布製品を提供する提供元に対し、施設に対して提供する不織布製品に関する情報を提供しているに過ぎず、不織布製品の利用に応じて利用者に付与されるポイントと、不織布製品の提供に関するサービスの利用により利用者に付与されるポイントとを併せて管理する点まで開示したものではなかった。
【0006】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、不織布製品の利用に応じて利用者に付与されるポイントと、不織布製品の提供に関するサービスの利用により利用者に付与されるポイントとを併せて管理することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に係る情報処理装置は、不織布製品の利用に応じて利用者に付与される第1ポイントの登録依頼を当該利用者から受け付ける第1受付部と、所定の施設での使用者に対する不織布製品の提供に関するサービスの管理を行うサーバ装置から、当該サービスの利用に応じて当該使用者に紐付けられる前記利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける第2受付部と、前記第1ポイント及び前記第2ポイントを個別に前記利用者に紐付けて管理する管理部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、不織布製品の利用に応じて利用者に付与されるポイントと、不織布製品の提供に関するサービスの利用により利用者に付与されるポイントとを併せて管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る利用者情報データベース31の一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る施設情報データベース32の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る送信装置100の構成例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る利用者情報データベース121の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る施設情報データベース122の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る情報処理装置10が実行する情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9図9は、実施形態に係る送信装置100が実行する送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
【0011】
態様1は、不織布製品の利用に応じて利用者に付与される第1ポイントの登録依頼を当該利用者から受け付ける第1受付部と、所定の施設での使用者に対する不織布製品の提供に関するサービスの管理を行うサーバ装置から、当該サービスの利用に応じて当該使用者に紐付けられる前記利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける第2受付部と、前記第1ポイント及び前記第2ポイントを個別に前記利用者に紐付けて管理する管理部とを有することを特徴とする。
【0012】
ここで、従来、保育園等の家庭外においておむつやおしりふき等の不織布製品を利用者に提供するサービスに関する技術の一例として、施設が利用する施設端末から、当該施設で使用された不織布製品に関する情報である使用情報と、施設で不織布製品を使用する使用者と関連性を有する利用者の不織布製品の使用に対する料金の支払いに関する情報である支払情報とに基づいて、施設に対して不織布製品を提供する提供元に対し、施設に対して提供する不織布製品に関する情報を提供する技術が知られている。
【0013】
しかしながら、このような技術では、施設に対して不織布製品を提供する提供元に対し、施設に対して提供する不織布製品に関する情報を提供しているに過ぎず、不織布製品の利用に応じて利用者に付与されるポイントと、不織布製品の提供に関するサービスの利用により利用者に付与されるポイントとを併せて管理する点まで開示したものではなかった。
【0014】
そこで、このような態様1によれば、例えば、所定のメーカーの不織布製品の購入により利用者に付与されるポイントと、当該メーカーの不織布製品のサブスクリプションサービスにより利用者に付与されるポイントとを連携して管理することができるため、不織布製品の利用に応じて利用者に付与されるポイントと、不織布製品の提供に関するサービスの利用により利用者に付与されるポイントとを併せて管理することができる。
【0015】
また、態様2は、態様1において、前記サービスに加入する時期に応じて前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0016】
このような態様2によれば、例えば、使用者(乳幼児)が保育園に入園する時期(例えば、4月)に、保育園において提供される不織布製品のサブスクリプションションサービスにおけるポイントの還元率を通常よりも高く設定することが可能となるため、サブスクリプションションサービスへの加入を促すことができる。
【0017】
また、態様3は、態様1または2において、前記利用者に紐付けられる他の使用者が、前記サービスを利用しているか否かに応じて前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0018】
このような態様3によれば、例えば、サブスクリプションサービスを利用する乳幼児に加え、乳幼児の兄弟または姉妹がサブスクリプションションサービスを利用している場合、ポイントの還元率を通常よりも高く設定することが可能となるため、乳幼児の兄弟または姉妹のサブスクリプションションサービスの利用を促すことができる。
【0019】
また、態様4は、態様1から3において、前記利用者が前記サービスに加入する期間に応じて前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0020】
このような態様4によれば、例えば、サブスクリプションサービスに加入している期間が長いほどポイントの還元率を高く設定することが可能となるため、サブスクリプションサービスの継続的な利用を促すことができる。
【0021】
また、態様5は、態様1から4において、前記利用者が、前記サービスの提供元が提供する不織布製品を利用しているか否かに応じて前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0022】
このような態様5によれば、例えば、サブスクリプションサービスが提供される施設外(例えば、家庭)において、利用者がサブスクリプションサービスの提供元が提供する不織布製品を使用している場合には、ポイントの還元率を通常よりも高く設定することが可能となるため、施設外での不織布製品の利用を促すことができる。
【0023】
また、態様6は、態様1から5において、前記施設において前記サービスに加入している利用者の総計が所定の閾値以上であるか否かに応じて前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0024】
このような態様6によれば、例えば、施設においてサブスクリプションサービスに加入している利用者の数が所定の閾値以上である場合には、ポイントの還元率を通常よりも高く設定することが可能となるため、サブスクリプションションサービスへの加入を促すことができる。
【0025】
また、態様7は、態様1から6において、前記第1ポイントとは異なる態様で前記利用者に付与される前記第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0026】
このような態様7によれば、例えば、第1ポイント及び第2ポイントでそれぞれ異なる還元率を設定することができるため、利便性を向上させることができる。
【0027】
また、態様8は、態様1から7において、前記第1ポイント及び前記第2ポイントをそれぞれ異なる交換率で管理する。
【0028】
このような態様8によれば、例えば、第1ポイント及び第2ポイントでそれぞれ異なる交換率を設定することができるため、利便性を向上させることができる。
【0029】
また、態様9は、態様1から8において、それぞれ異なる交換率で所定の交換対象と交換可能な前記第1ポイント及び前記第2ポイントを管理する。
【0030】
このような態様9によれば、例えば、第1ポイント及び第2ポイントで、それぞれ異なる交換率で交換対象と交換可能と設定することができるため、利便性を向上させることができる。
【0031】
また、態様10は、態様1から9において、前記利用者に付与された前記第1ポイント及び前記第2ポイントをそれぞれ示すコンテンツを前記利用者に提供する。
【0032】
このような態様10によれば、例えば、第1ポイント及び第2ポイントをそれぞれ個別に示すコンテンツを提供することができるため、不織布製品の利用により付与されたポイントと、サブスクリプションサービスにより付与されたポイントとを併せて利用者が確認することができる。
【0033】
また、態様11は、利用者と紐付けられた使用者に対し、所定の施設において不織布製品を提供するサービスにおける、当該施設の当該使用者への不織布製品の提供に関する情報を受け付ける受付部と、前記受付部により受け付けられた情報に基づいて、前記利用者の不織布製品の利用に関するポイントを管理するサーバ装置に対し、ポイントの登録依頼を送信する送信部とを有することを特徴とする。
【0034】
このような態様11によれば、例えば、サブスクリプションサービスにおいて付与されるポイントの登録依頼を、ポイントを管理するサーバ装置に送信することができるため、当該サーバ装置において、不織布製品の利用に応じて利用者に付与されるポイントと、不織布製品の提供に関するサービスの利用により利用者に付与されるポイントとを併せて管理することができる。
【0035】
また、態様12は、態様11において、前記サーバ装置から前記利用者に付与された前記ポイントに関する情報を取得し、取得された情報に基づいて、前記ポイントを用いた前記サービスへの支払いに関する情報を前記利用者に提供する。
【0036】
このような態様12によれば、例えば、ポイントを管理するサーバ装置から、不織布製品の利用に応じて利用者に付与されるポイントと、不織布製品の提供に関するサービスの利用により利用者に付与されるポイントとを示す情報を取得し、取得した情報が示すポイントの総計に基づき、当該サービスの支払いを行うことを利用者に提案することができるため、利便性を向上させることができる。
【0037】
また、態様13は、態様11または12において、前記施設において前記サービスに加入している利用者の総計に基づいて、前記利用者に付与される前記ポイントに関する情報を前記利用者に通知する。
【0038】
このような態様13によれば、例えば、施設においてサブスクリプションサービスに加入している利用者の数が所定の閾値以上である場合に、ポイントの還元率を通常よりも高く設定されることを利用者に通知することが可能となるため、利用者から、当該施設を利用する他の利用者に対し、サブスクリプションサービスへの勧誘を行う動機付けを行うことができる。
【0039】
また、態様14は、態様11から13において、前記利用者に紐付けられる他の使用者が、前記サービスを利用する場合に前記利用者に付与される前記ポイントに関する情報を前記利用者に通知する。
【0040】
このような態様14によれば、例えば、サブスクリプションサービスを利用する乳幼児に加え、乳幼児の兄弟または姉妹がサブスクリプションションサービスを利用している場合、ポイントの還元率を通常よりも高く設定することを利用者に通知することが可能となるため、乳幼児の兄弟または姉妹のサブスクリプションションサービスの利用を促すことができる。
【0041】
以下に、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)の一例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、送信装置、送信方法及び送信プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0042】
[実施形態]
〔1.情報処理の一例について〕
図1を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される情報処理を説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、本願に係る情報処理装置の一例である情報処理装置10と、本願に係る送信装置の一例である送信装置100と、利用者端末200と、施設端末300とを含む。情報処理装置10、送信装置100、利用者端末200及び施設端末300は、ネットワークN(例えば、図2参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ここで、ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した情報処理システム1には、複数台の情報処理装置10、複数台の送信装置100、複数台の利用者端末200及び複数台の施設端末300が含まれていてもよい。
【0043】
情報処理装置10は、後述する情報処理を制御するサーバ装置である。図1の例において、情報処理装置10は、不織布製品の提供元(メーカー)#1が、不織布製品を利用する利用者に付与するポイントを管理する。
【0044】
送信装置100は、後述する送信処理を制御するサーバ装置である。図1の例において、送信装置100は、提供元#1が提供する不織布製品に関するサブスクリプションサービス(以下、単に「サブスクリプションサービス」と記載する場合がある)を提供する。
【0045】
利用者端末200は、サブスクリプションサービスの契約者(利用者)によって利用される情報処理装置である。利用者端末200は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末200は、情報処理装置10や、送信装置100などによって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。
【0046】
なお、図1に示す例において、利用者端末200は、利用者U1によって利用されるスマートフォンである場合を示す。また、図1に示す例において、利用者端末200には、提供元#1から提供される不織布製品の利用により付与されるポイントを管理するためのアプリケーション(以下、「管理アプリ」と記載する場合がある)が予めインストールされているものとする。
【0047】
なお、情報処理装置10は、利用者端末200にインストールされた管理アプリや、他の各種サービスに関するアプリケーションに表示する情報を、利用者端末200に配信する装置であってもよい。また、情報処理装置10は、アプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。
【0048】
また、情報処理装置10は、利用者端末200に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、情報処理装置10から配信されるアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
【0049】
施設端末300は、乳幼児を保育する施設(保育園等)#1の管理者(保育者等)によって利用される情報処理装置である。施設端末300は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。また、施設端末300は、情報処理装置10や、送信装置100などによって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例において、施設端末300は、施設#1に属する保育者M1によって利用されるデスクトップPCである場合を示す。
【0050】
以下、図1を用いて、情報処理装置10により実現される情報処理について説明する。なお、以下の説明において、不織布製品は、おむつやおしりふきなどといった乳幼児に対して使用される製品であるものとする。また、以下の説明において、不織布製品を使用する使用者(乳幼児)B1は、母親である利用者U1の子供であり、施設#1に入園しているものとする。なお、利用者U1は、乳幼児B1の母親に限らず、例えば、乳幼児B1の兄弟や姉妹、祖父母、親戚、家政婦などの保護者であってもよい。
【0051】
また、以下の説明において、施設#1は、サブスクリプションサービスに加盟しており、施設#1に自身の子供等を入園させている利用者とサブスクリプションサービスとの契約内容に応じて、提供元#1から不織布製品が提供されるものとする。また、以下の説明において、利用者U1は、サブスクリプションサービスに加入し、施設#1での使用者B1に対する不織布製品の提供に関する契約を行っているものとする。また、以下の説明において、施設#1には、所定数の不織布製品が提供元#1から提供済であるものとする。
【0052】
また、以下の説明では、利用者端末200を利用者U1と同一視し、施設端末300を保育者M1と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者U1を利用者端末200、保育者M1を施設端末300と読み替えることもできる。
【0053】
また、以下の説明において、利用者端末200は、乳幼児B1の父親である利用者U2により利用されてもよい。また、以下の説明において、利用者U1による処理は、利用者U2によって行われてもよい。
【0054】
まず、提供元#1の不織布製品を購入した利用者U1は、当該不織布製品の購入により付与されるポイントを獲得するために、利用者端末200を用いて当該不織布製品の識別情報を読み込む(ステップS1)。例えば、利用者U1は、施設#1外(家庭内等)での不織布製品の利用を目的として、提供元#1が提供する不織布製品を、実店舗や、電子商取引サービスにおいて購入する。そして、利用者U1は、利用者端末200にインストールされた管理アプリを起動し、管理アプリを介して、不織布製品のパッケージ等に付加された識別情報を示すQRコード(登録商標)を読み込む。
【0055】
なお、利用者U1が購入する不織布製品は、使用者B1が使用するおむつやおしりふきに限られず、利用者U1自身や他の利用者が利用する不織布製品(例えば、生理用品や、大人用おむつ、ペットシート、マスク、掃除用品など)であってもよい。
【0056】
続いて、情報処理装置10は、施設#1外での不織布製品の利用(不織布製品の購入等)により利用者U1に付与される第1ポイントの登録依頼を利用者端末200から受け付ける(ステップS2)。例えば、情報処理装置10は、利用者端末200が読み取った識別情報を示す登録依頼を受け付ける。
【0057】
続いて、情報処理装置10は、利用者端末200から受け付けた登録依頼に基づき、利用者U1に第1ポイントを付与する(ステップS3)。例えば、情報処理装置10は、登録依頼が示す識別情報に対応する数の第1ポイントを付与する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、識別情報が示す不織布製品の価格や、予め設定された第1ポイントの還元率などに基づいて、第1ポイントを付与する。
【0058】
なお、情報処理装置10は、利用者端末200以外から受け付けた登録依頼に基づき、利用者U1に第1ポイントを付与してもよい。例えば、情報処理装置10は、利用者U1に不織布製品の定期購入に関するサービスを提供するサーバ装置から、利用者U1が定期購入した不織布製品を示す第1ポイントの登録依頼を受け付ける。そして、情報処理装置10は、登録依頼が示す不織布製品価格や、予め設定された第1ポイントの還元率などに基づいて、第1ポイントを付与する。
【0059】
続いて、送信装置100は、施設#1においてサブスクリプションサービスを利用する使用者への不織布製品の提供に関する情報を施設端末300から受け付ける(ステップS4)。例えば、情報処理装置10は、施設#1においてサブスクリプションサービスを利用する使用者を示す情報(使用者ID)や、当該使用者に紐付けられた利用者を示す情報(利用者ID)、各使用者に提供した不織布製品の数、施設#1における不織布製品の在庫の数などを示す情報を受け付ける。
【0060】
続いて、情報処理装置10は、施設#1内での不織布製品の利用(言い換えると、サブスクリプションサービスの利用)により利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を送信装置100から受け付ける(ステップS5)。例えば、情報処理装置10は、月次のサブスクリプションサービスの利用料金に応じて付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、施設#1において使用者B1に提供された不織布製品に基づき決定される、サブスクリプションサービスの利用料金に応じた第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0061】
なお、送信装置100は、サブスクリプションサービスに対して利用者U1が利用料金の決済を行ったか否かを示す情報を、サブスクリプションサービスの利用料金の決済処理を制御するサーバ装置(決済サーバ)から受け付けてもよい。そして、利用者U1が利用料金の決済を行った場合、情報処理装置10は、送信装置100からサブスクリプションサービスの利用料金に応じた第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0062】
続いて、情報処理装置10は、施設端末300から受け付け登録依頼に基づき、利用者U1に第2ポイントを付与する(ステップS6)。例えば、情報処理装置10は、サブスクリプションサービスの利用料金や、予め設定された第2ポイントの還元率などに基づいて、第2ポイントを付与する。
【0063】
続いて、情報処理装置10は、利用者U1に付与された第1ポイント及び第2ポイントを個別に管理する(ステップS7)。例えば、情報処理装置10は、第1ポイント及び第2ポイントを個別に利用者U1に紐付けて管理する。
【0064】
続いて、情報処理装置10は、利用者U1に付与されたポイントに関するコンテンツを、管理アプリを介して利用者端末200に提供する(ステップS8)。例えば、情報処理装置10は、利用者U1に付与された第1ポイントの数及び第2ポイントの数を個別に示すコンテンツや、第1ポイントの数及び第2ポイントの数を合算した数を示すコンテンツなどを提供する。
【0065】
続いて、送信装置100は、利用者U1に付与されたポイントに関する情報を情報処理装置10から取得する(ステップS9)。例えば、送信装置100は、利用者U1に付与された第1ポイントの数及び第2ポイントの数を示す情報を取得する。
【0066】
続いて、送信装置100は、第1ポイント及び第2ポイントを用いたサブスクリプションサービスへの支払いに関する情報を、管理アプリを介して提供する(ステップS10)。例えば、利用者U1に付与された第1ポイント及び第2ポイントを用いて、サブスクリプションサービスの所定の期間(例えば、3か月)の利用料金の支払いが可能である場合、送信装置100は、所定の期間のサブスクリプションサービスの利用料金を、第1ポイント及び第2ポイントを用いて支払うことを提案する情報を提供する。
【0067】
ここで、第1ポイント及び第2ポイントを用いた支払いを行うための指示を利用者端末200から受け付けた場合、送信装置100は、所定の期間の利用料金の支払いが利用者U1から行われたことを示す情報を自装置の記憶部で管理する。そして、情報処理装置10は、利用料金の支払いに用いられるポイントの数を示す情報を送信装置100から受け付け、利用者U1に付与された第1ポイント及び第2ポイントから、受け付けた情報が示す数を差し引く。なお、第1ポイント及び第2ポイントからのポイントの差し引きは、第1ポイント及び第2ポイントのいずれかを優先して行われてもよい。また、利用者U1によって設定されたポイントの振り分けに基づいて、第1ポイント及び第2ポイントからポイントの差し引きを行ってもよい。
【0068】
なお、情報処理装置10は、利用者U1に付与された第1ポイント及び第2ポイントを商品に交換することを提案する情報を提供してもよい。例えば、情報処理装置10は、第1ポイント及び第2ポイントを、提供元#1が提供する不織布製品や玩具、ギフトカードなどに交換することを提案する情報を提供してもよい。
【0069】
続いて、送信装置100は、施設#1に関する情報や、利用者U1に関する情報などに基づいて付与される第2ポイントに関する情報を利用者端末200に通知する(ステップS11)。例えば、送信装置100は、施設#1の利用者のうち、サブスクリプションサービスに加入している利用者の総計に応じて変化する第2ポイントの還元率に関する情報を通知する。具体的な例を挙げると、施設#1においてサブスクリプションサービスに加入している利用者の総計が所定の閾値未満である場合、送信装置100は、総計が所定の閾値以上となった場合に第2ポイントの還元率が通常よりも高くなる旨の情報を通知する。
【0070】
また、利用者U1に紐付けられる他の使用者(例えば、使用者B1の兄弟または姉妹)に関してサブスクリプションサービスの契約を行っていない場合、送信装置100は、他の使用者に関してもサブスクリプションサービスの契約を行った場合に、第2ポイントの還元率が通常よりも高くなる旨の情報を通知する。
【0071】
以上のように、実施形態に係る情報処理装置10は、施設#1外での不織布製品の利用により利用者U1に付与される第1ポイントの登録依頼、並びに、施設#1内での不織布製品の利用により利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付け、第1ポイント及び第2ポイントを個別に利用者に紐付けて管理する。これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、不織布製品の利用に応じて利用者に付与されるポイントと、不織布製品の提供に関するサービスの利用により利用者に付与されるポイントとを併せて管理することができる。
【0072】
また、実施形態に係る送信装置100は、サブスクリプションサービスにおいて付与される第2ポイントの登録依頼を、第1ポイント及び第2ポイントを管理する情報処理装置10に送信することができるため、情報処理装置10において、不織布製品の利用に応じて利用者に付与されるポイントと、不織布製品の提供に関するサービスの利用により利用者に付与されるポイントとを併せて管理することができる。
【0073】
〔2.その他の処理例〕
なお、上述した処理は一例に過ぎず、情報処理装置10は、様々な情報を用いて様々な処理を行ってもよい。この点について、以下例示を列挙する。
【0074】
〔2-1.第2ポイントの還元率について〕
図1の例において、情報処理装置10は、サブスクリプションサービスに加入する時期に応じて利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、利用者U1が所定の時期(例えば、4月)にサブスクリプションサービスに加入していた場合、情報処理装置10は、所定の期間(例えば、加入から3か月間)の間、第2ポイントの還元率を通常よりも高く設定し、第2ポイントの登録依頼を受け付ける。そして、情報処理装置10は、設定された還元率と、登録依頼とに基づき、利用者U1に第2ポイントを付与する。
【0075】
なお、送信装置100は、所定の時期にサブスクリプションサービスに加入する場合、第2ポイントの還元率を通常よりも高くなることを示す情報を、サブスクリプションサービスに加入していない利用者に通知してもよい。また、このような情報を、情報処理装置10が利用者に通知してもよい。
【0076】
また、情報処理装置10は、利用者U1に紐付けられる他の使用者(例えば、使用者B1の兄弟または姉妹)がサブスクリプションサービスを利用しているか否かに応じて利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、使用者B1に加え、他の使用者がサブスクリプションサービスを利用している場合、情報処理装置10は、第2ポイントの還元率を通常よりも高く設定し、第2ポイントの登録依頼を受け付ける。そして、情報処理装置10は、設定された還元率と、登録依頼とに基づき、利用者U1に第2ポイントを付与する。
【0077】
なお、情報処理装置10は、他の使用者がサブスクリプションサービスに加入する場合、第2ポイントの還元率を通常よりも高くなることを示す情報を、利用者U1に通知してもよい。
【0078】
また、情報処理装置10は、利用者U1がサブスクリプションサービスに加入した期間に応じて利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、情報処理装置10は、利用者U1がサブスクリプションサービスに加入した期間が長いほど、第2ポイントの還元率を高く設定し、第2ポイントの登録依頼を受け付ける。そして、情報処理装置10は、設定された還元率と、登録依頼とに基づき、利用者U1に第2ポイントを付与する。
【0079】
また、情報処理装置10は、利用者U1がサブスクリプションサービスを提供する提供元#1が提供する不織布製品を利用しているか否かに応じて利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、情報処理装置10は、利用者U1が提供元#1が提供する不織布製品を利用しているほど、第2ポイントの還元率を高く設定し、第2ポイントの登録依頼を受け付ける。そして、情報処理装置10は、設定された還元率と、登録依頼とに基づき、利用者U1に第2ポイントを付与する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、利用者端末200から送信された識別情報が示す製品の価格の合計が高いほど、第2ポイントの還元率を高く設定し、第2ポイントの登録依頼を受け付ける。また、情報処理装置10は、利用者端末200から識別情報が送信された回数が多いほど、第2ポイントの還元率を高く設定し、第2ポイントの登録依頼を受け付ける。また、情報処理装置10は、利用者U1が、所定の電子商取引サービス(例えば、提供元#1が提供する電子商取引サービスや、提供元#1の添付が出店している電子商取引サービスなど)において購入した、提供元#1が提供する不織布製品の合計金額が高いほど、第2ポイントの還元率を高く設定し、第2ポイントの登録依頼を受け付ける。また、情報処理装置10は、利用者U1が、所定の電子商取引サービスにおいて、提供元#1が提供する不織布製品を購入する頻度が高いほど、第2ポイントの還元率を高く設定し、第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0080】
また、情報処理装置10は、施設#1においてサブスクリプションサービスに加入している利用者の総計が所定の閾値以上であるか否かに応じて利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、情報処理装置10は、施設#1においてサブスクリプションサービスに加入している利用者の総計が所定の閾値以上である場合、第2ポイントの還元率を通常よりも高く設定し、第2ポイントの登録依頼を受け付ける。そして、情報処理装置10は、設定された還元率と、登録依頼とに基づき、利用者U1に第2ポイントを付与する。
【0081】
なお、施設#1においてサブスクリプションサービスに加入している利用者の総計が所定の閾値未満である場合、情報処理装置10は、総計が所定の閾値以上となった場合に第2ポイントの還元率が通常よりも高くなることを示す情報を通知してもよい。
【0082】
〔2-2.第1ポイント及び第2ポイントの還元率について〕
図1の例において、情報処理装置10は、第1ポイントとは異なる還元率で利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、情報処理装置10は、第2ポイントの還元率を、第1ポイントの還元率よりも高く設定し、第2ポイントの登録依頼を受け付ける。また、情報処理装置10は、第2ポイントの還元率を、第1ポイントの還元率よりも低く設定し、第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0083】
〔2-3.第1ポイント及び第2ポイントの交換率について〕
図1の例において、情報処理装置10は、利用者U1に付与された第1ポイント及び第2ポイントをそれぞれ異なる交換率で管理してもよい。例えば、情報処理装置10は、第1ポイントを1ポイント1円、第2ポイントを2ポイント1円として管理し、サブスクリプションサービスへの支払いや、所定の商品との交換に用いる。なお、第1ポイント及び第2ポイントは、日本円に限らず、元やドルなどといった国家により提供される各種の貨幣として電子的に取引可能に管理されてもよく、各種企業が独自に用いる通貨(電子マネー等)と交換可能であってもよい。
【0084】
また、情報処理装置10は、それぞれ異なる交換率で所定の交換対象と交換可能に第1ポイント及び第2ポイントを管理してもよい。例えば、情報処理装置10は、第1ポイントを1000ポイントでサブスクリプションサービスの利用料金1か月分と交換可能とし、第2ポイントを2000ポイントでサブスクリプションサービスの利用料金1か月分と交換可能として管理する。
【0085】
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図2を用いて、情報処理装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
【0086】
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、送信装置100、利用者端末200、施設端末300等との間で情報の送受信を行う。
【0087】
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部30は、利用者情報データベース31と、施設情報データベース32とを有する。
【0088】
(利用者情報データベース31について)
利用者情報データベース31は、利用者に関する情報を記憶する。ここで、図3を用いて、利用者情報データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図3は、実施形態に係る利用者情報データベース31の一例を示す図である。図3の例において、利用者情報データベース31は、「利用者ID」、「使用者情報」、「購入情報」、「サービス情報」、「第1ポイント情報」、「第2ポイント情報」といった項目を有する。
【0089】
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「使用者情報」は、利用者に紐付けられた使用者に関する情報を示す。「購入情報」は、利用者の不織布製品の購入に関する情報を示し、例えば、管理アプリを介して利用者端末200から送信された識別情報に対応する不織布製品に関する情報(例えば、識別情報が送信された日時や、不織布製品の価格など)や、利用者が所定の電子商取引サービスにおいて購入した不織布製品などに関する情報(例えば、購入した日時や、不織布製品の価格など)が格納される。「サービス情報」は、利用者のサブスクリプションサービスの利用に関する情報を示し、例えば、サブスクリプションサービスに加入しているか否かや、サブスクリプションサービスを利用する使用者、契約内容などを示す情報が格納される。「第1ポイント情報」は、利用者に付与された第1ポイントに関する情報を示す。「第2ポイント情報」は、利用者に付与された第2ポイントに関する情報を示す。
【0090】
すなわち、図3では、利用者ID「UID#1」により識別される利用者の使用者情報が「使用者情報#1」、購入情報が「購入情報#1」、サービス情報が「サービス情報#1」、第1ポイント情報が「第1ポイント情報#1」、第2ポイント情報が「第2ポイント情報#1」である例を示す。
【0091】
(施設情報データベース32について)
施設情報データベース32は、施設に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、施設情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る施設情報データベース32の一例を示す図である。図4の例において、施設情報データベース32は、「施設ID」、「加入者情報」といった項目を有する。
【0092】
「施設ID」は、施設を識別するための識別情報を示す。「加入者情報」は、施設を利用する利用者のうち、サブスクリプションサービスに加入している利用者に関する情報を示す。
【0093】
すなわち、図4では、施設ID「SID#1」により識別される施設を利用する利用者のうち、サブスクリプションサービスに加入している利用者に関する情報が「加入者情報#1」である例を示す。
【0094】
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図2に示すように、受付部41と、管理部42と、提供部43とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0095】
(受付部41について)
受付部41は、不織布製品の利用に応じて利用者に付与される第1ポイントの登録依頼を当該利用者から受け付ける。例えば、図1の例において、受付部41は、施設#1外での不織布製品の利用により利用者U1に付与される第1ポイントの登録依頼を利用者端末200から受け付ける。
【0096】
また、受付部41は、所定の施設での使用者に対する不織布製品の提供に関するサービスの管理を行うサーバ装置から、当該サービスの利用に応じて当該使用者に紐付けられる利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、図1の例において、受付部41は、施設#1内での不織布製品の利用により利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を送信装置100から受け付ける。
【0097】
また、受付部41は、サービスに加入する時期に応じて利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、図1の例において、受付部41は、サブスクリプションサービスに加入する時期に応じて利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0098】
また、受付部41は、利用者に紐付けられる他の使用者が、サービスを利用しているか否かに応じて利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、図1の例において、受付部41は、利用者U1に紐付けられる他の使用者がサブスクリプションサービスを利用しているか否かに応じて利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0099】
また、受付部41は、利用者がサービスに加入する期間に応じて利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、図1の例において、受付部41は、利用者U1がサブスクリプションサービスに加入した期間に応じて利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0100】
また、受付部41は、利用者が、サービスの提供元が提供する不織布製品を利用しているか否かに応じて利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、図1の例において、受付部41は、利用者U1がサブスクリプションサービスを提供する提供元#1が提供する不織布製品を利用しているか否かに応じて利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0101】
また、受付部41は、施設においてサービスに加入している利用者の総計が所定の閾値以上であるか否かに応じて利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、図1の例において、受付部41は、施設#1においてサブスクリプションサービスに加入している利用者の総計が所定の閾値以上であるか否かに応じて利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0102】
また、受付部41は、第1ポイントとは異なる態様で利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けてもよい。例えば、図1の例において、受付部41は、第1ポイントとは異なる還元率で利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付ける。
【0103】
(管理部42について)
管理部42は、第1ポイント及び第2ポイントを個別に利用者に紐付けて管理する。例えば、図1の例において、管理部42は、利用者U1に付与された第1ポイント及び第2ポイントを利用者情報データベース31にて個別に管理する。
【0104】
また、管理部42は、第1ポイント及び第2ポイントをそれぞれ異なる交換率で管理してもよい。例えば、図1の例において、管理部42は、第1ポイントを1ポイント1円、第2ポイントを2ポイント1円として管理する。
【0105】
また、管理部42は、それぞれ異なる交換率で所定の交換対象と交換可能な第1ポイント及び第2ポイントを管理してもよい。例えば、図1の例において、管理部42は、第1ポイントを1000ポイントでサブスクリプションサービスの利用料金1か月分と交換可能とし、第2ポイントを2000ポイントでサブスクリプションサービスの利用料金1か月分と交換可能として管理する。
【0106】
(提供部43について)
提供部43は、利用者に付与された第1ポイント及び第2ポイントをそれぞれ示すコンテンツを利用者に提供する。利用者U1に付与された第1ポイントの数及び第2ポイントの数を個別に示すコンテンツや、第1ポイントの数及び第2ポイントの数を合算した数を示すコンテンツなどを提供する。
【0107】
〔4.情報処理装置の構成〕
次に、図5を用いて、送信装置100の構成について説明する。図5は、実施形態に係る送信装置100の構成例を示す図である。図5に示すように、送信装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
【0108】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、情報処理装置10、利用者端末200、施設端末300等との間で情報の送受信を行う。
【0109】
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図5に示すように、記憶部120は、利用者情報データベース121と、施設情報データベース122とを有する。
【0110】
(利用者情報データベース121について)
利用者情報データベース121は、利用者に関する情報を記憶する。ここで、図6を用いて、利用者情報データベース121が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る利用者情報データベース121の一例を示す図である。図6の例において、利用者情報データベース121は、「利用者ID」、「使用者情報」、「サービス情報」といった項目を有する。
【0111】
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「使用者情報」は、利用者に紐付けられた使用者に関する情報を示す。「サービス情報」は、利用者のサブスクリプションサービスの利用に関する情報を示し、例えば、サブスクリプションサービスに加入しているか否かや、サブスクリプションサービスを利用する使用者、契約内容などを示す情報が格納される。
【0112】
すなわち、図6では、利用者ID「UID#1」により識別される利用者の使用者情報が「使用者情報#1」、サービス情報が「サービス情報#1」である例を示す。
【0113】
(施設情報データベース122について)
施設情報データベース122は、施設に関する各種の情報を記憶する。ここで、図7を用いて、施設情報データベース122が記憶する情報の一例を説明する。図7は、実施形態に係る施設情報データベース122の一例を示す図である。図7の例において、施設情報データベース122は、「施設ID」、「加入者情報」、「在庫情報」といった項目を有する。
【0114】
「施設ID」は、施設を識別するための識別情報を示す。「加入者情報」は、施設を利用する利用者のうち、サブスクリプションサービスに加入している利用者に関する情報を示す。「在庫情報」は、施設における不織布製品の在庫状況を示す。
【0115】
すなわち、図7では、施設ID「SID#1」により識別される施設を利用する利用者のうち、サブスクリプションサービスに加入している利用者に関する情報が「加入者情報#1」、在庫情報が「在庫情報#1」である例を示す。
【0116】
(制御部130について)
制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、送信装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部130は、図5に示すように、受付部131と、送信部132と、取得部133と、提供部134と、通知部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0117】
(受付部131について)
受付部131は、利用者と紐付けられた使用者に対し、所定の施設において不織布製品を提供するサービスにおける、当該施設の当該使用者への不織布製品の提供に関する情報を受け付ける。例えば、図1の例において、受付部131は、施設#1においてサブスクリプションサービスを利用する使用者への不織布製品の提供に関する情報を施設端末300から受け付ける。
【0118】
(送信部132について)
送信部132は、受付部131により受け付けられた情報に基づいて、利用者の不織布製品の利用に関するポイントを管理するサーバ装置に対し、ポイントの登録依頼を送信する。例えば、図1の例において、送信部132は、施設#1内での不織布製品の利用により利用者U1に付与される第2ポイントの登録依頼を情報処理装置10に送信する。
【0119】
(取得部133について)
取得部133は、サーバ装置から利用者に付与されたポイントに関する情報を取得する。例えば、図1の例において、取得部133は、利用者U1に付与された第1ポイントの数及び第2ポイントの数を示す情報を情報処理装置10から取得する。
【0120】
(提供部134について)
提供部134は、取得部133により取得された情報に基づいて、ポイントを用いたサービスへの支払いに関する情報を利用者に提供する。例えば、図1の例において、提供部134は、第1ポイント及び第2ポイントを用いたサブスクリプションサービスへの支払いに関する情報を、管理アプリを介して提供する。
【0121】
(通知部135について)
通知部135は、施設においてサービスに加入している利用者の総計に基づいて、利用者に付与されるポイントに関する情報を利用者に通知する。例えば、図1の例において、通知部135は、施設#1の利用者のうち、サブスクリプションサービスに加入している利用者の総計に応じて変化する第2ポイントの還元率に関する情報を通知する。
【0122】
また、通知部135は、利用者に紐付けられる他の使用者が、サービスを利用する場合に利用者に付与されるポイントに関する情報を利用者に通知してもよい。例えば、図1の例において、利用者U1に紐付けられる他の使用者に関してサブスクリプションサービスの契約を行っていない場合、通知部135は、他の使用者に関してもサブスクリプションサービスの契約を行った場合に、第2ポイントの還元率が通常よりも高くなる旨の情報を通知する。
【0123】
〔5.情報処理手順〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る情報処理装置10が実行する情報処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る情報処理装置10が実行する情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0124】
図8に示すように、情報処理装置10は、不織布製品の利用に応じて利用者に付与される第1ポイントの登録依頼、若しくは、所定の施設での使用者に対する不織布製品の提供に関するサービスの管理を行うサーバ装置から、当該サービスの利用に応じて当該使用者に紐付けられる利用者に付与される第2ポイントの登録依頼を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。登録依頼を受け付けていない場合(ステップS101;No)、情報処理装置10は、登録依頼を受け付けるまで待機する。一方、登録依頼を受け付けた場合(ステップS101;No)、情報処理装置10は、第1ポイント及び第2ポイントを個別に利用者に紐付けて管理し(ステップS102)、処理を終了する。
【0125】
〔6.送信処理手順〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る送信装置100が実行する送信処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る送信装置100が実行する送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0126】
図9に示すように、送信装置100は、利用者と紐付けられた使用者に対し、所定の施設において不織布製品を提供するサービスにおける、当該施設の当該使用者への不織布製品の提供に関する情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。情報を受け付けていない場合(ステップS201;No)、送信装置100は、情報を受け付けるまで待機する。一方、情報を受け付けた場合(ステップS201;No)、送信装置100は、受け付けられた情報に基づいて、利用者の不織布製品の利用に関するポイントを管理するサーバ装置に対し、ポイントの登録依頼を送信し(ステップS202)、処理を終了する。
【0127】
〔7.変形例〕
上述した情報処理装置10は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。
【0128】
〔7-1.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0129】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0130】
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0131】
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に情報処理装置10や、送信装置100、利用者端末200、施設端末300は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、キャッシュ1040、メモリ1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続される。
【0132】
演算装置1030は、キャッシュ1040やメモリ1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。キャッシュ1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するキャッシュである。また、メモリ1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現されるメモリである。
【0133】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現されてよい。一方、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0134】
例えば、入力装置1020は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置により実現されてもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体により実現されてもよい。
【0135】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する機能を有する。
【0136】
ここで、演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行うこととなる。例えば、演算装置1030は、入力装置1020やメモリ1050からプログラムをキャッシュ1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。例えば、コンピュータ1000が情報処理装置10として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、キャッシュ1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現することとなる。
【0137】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明した。しかしながら、これらは例示であり、本願の実施形態は、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、所謂当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で実施することが可能である。また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。
【符号の説明】
【0138】
1 情報処理システム
10 情報処理装置
20 通信部
30 記憶部
31 利用者情報データベース
32 施設情報データベース
40 制御部
41 受付部
42 管理部
43 提供部
100 送信装置
110 通信部
120 記憶部
121 利用者情報データベース
122 施設情報データベース
130 制御部
131 受付部
132 送信部
133 取得部
134 提供部
135 通知部
200 利用者端末
300 施設端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10