(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024142205
(43)【公開日】2024-10-10
(54)【発明の名称】光送信モジュール
(51)【国際特許分類】
H01S 5/02257 20210101AFI20241003BHJP
【FI】
H01S5/02257
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023054267
(22)【出願日】2023-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】000004226
【氏名又は名称】日本電信電話株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】591230295
【氏名又は名称】NTTイノベーティブデバイス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100129230
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 理恵
(72)【発明者】
【氏名】中西 泰彦
(72)【発明者】
【氏名】金澤 慈
(72)【発明者】
【氏名】佐原 明夫
(72)【発明者】
【氏名】小杉 敏彦
(72)【発明者】
【氏名】西澤 寿樹
(72)【発明者】
【氏名】内田 敏昭
(72)【発明者】
【氏名】大庭 直樹
(72)【発明者】
【氏名】三橋 祐司
【テーマコード(参考)】
5F173
【Fターム(参考)】
5F173MB01
5F173MC01
5F173ME23
5F173ME32
5F173MF29
5F173MF39
5F173MF40
(57)【要約】
【課題】光モニタを内蔵しつつ、効率良くレーザ光を監視することが可能な光送信モジュールを提供する。
【解決手段】光送信モジュール10は、レーザ光を出力する発光素子(LD)11と、レーザ光の光路に設けられるレンズ12と、レーザ光の光路においてレンズ12よりも下流側に設けられ、光路に対して傾斜した透明板19と、透明板19からのレーザ光の反射光が受光可能な位置に設けられる受光素子(PD)13とを備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーザ光を出力する発光素子と、
前記レーザ光の光路に設けられるレンズと、
前記光路において前記レンズの下流側に設けられ、前記光路に対して傾斜した透明板と、
前記透明板からの前記レーザ光の反射光が受光可能な位置に設けられる受光素子と
を備える光送信モジュール。
【請求項2】
前記透明板は、互いに平行な前記レーザ光の入射面及び出射面を有する
請求項1記載の光送信モジュール。
【請求項3】
前記透明板は、次式を満たす厚みtを有する
請求項2記載の光送信モジュール。
t≧w/{2×cos(θ1)×tan(θ2)}
ただし、
w:前記反射光の直径及び前記受光素子の直径のうちの小さい方の直径
t:前記透明板の厚み
θ1:前記透明板に入射する前記レーザ光の、前記入射面に対する入射角
θ2:前記透明板内を進行する前記レーザ光の、前記出射面に対する入射角
【請求項4】
前記透明板は、その延長面が互いに交差する前記レーザ光の入射面及び出射面を有する
請求項1記載の光送信モジュール。
【請求項5】
前記入射面と前記出射面の前記延長面が成す角度θwが次式を満たす
請求項4記載の光送信モジュール。
θw≧tan-1(w/L)/(2×n)
ただし、
w:前記反射光の直径及び前記受光素子の直径のうちの小さい方の直径
n:前記透明板の屈折率
L:前記透明板から前記受光素子までの距離
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、光送信モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
光通信システムに対する恒常的な課題の1つとして、システムスループットの向上が挙げられる。この要請から、光通信システムを構築する基本的な構成要素である光送信モジュールにも小型化が求められている。
【0003】
光送信モジュールは、通信用のレーザ光を出力するレーザダイオード(以下、LDと称する)を備える。一般的に、一定の駆動電流に対するLDの光強度は経年劣化によって減衰する。このため、フォトダイオード(以下、PDと称する)を用いた光強度の監視によるフィードバック制御をLDに対して行い、所望の光強度を維持している。特許文献1~3及び非特許文献1は関連技術としての光送信モジュールを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004-165299号公報
【特許文献2】特開2009-253086号公報
【特許文献3】特開2002-270952号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】T. Shindo et al., "High Power and High Speed SOA Assisted Extended Reach EADFB Laser (AXEL) for 53-Gbaud PAM4 Fiber-Amplifier-Less 60-km Optical Link," in Journal of Lightwave Technology, vol. 38, no. 11, pp. 2984-2991, 1 June1, 2020, doi: 10.1109/JLT.2020.2974511.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
通信用のLDには比較的強度の大きいレーザ光を出力するものが多い。従って、PDを内蔵する光送信モジュールで、出力光のフィードバック制御を行う場合、PDによる迷光の受光することを極力抑える必要がある。PDによる迷光の受光を抑制するには、迷光の発生箇所からPDを離隔させることが効果的であるが、PDの離隔によって光送信モジュールが大型化してしまう。光送信モジュールの大型化はシステムスループットの向上と相反しやすい。
【0007】
本開示は、上述の事情を鑑みて成されたものであり、光モニタとしてのPDを内蔵しつつ、効率良くレーザ光を監視することが可能な光送信モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る光送信モジュールは、レーザ光を出力する発光素子と、前記レーザ光の光路に設けられるレンズと、前記光路において前記レンズの下流側に設けられ、前記光路に対して傾斜した透明板と、前記透明板からの前記レーザ光の反射光を受光可能な位置に設けられる受光素子とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、光モニタとしてのPDを内蔵しつつ、効率良くレーザ光を監視することが可能な光送信モジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本開示の実施形態に係る光送信モジュールの構成の一例を示す側面図である。
【
図2】レーザダイオードから光ファイバまでの構成の配置を示す拡大図である。
【
図3】本実施形態に係る透明板によるレーザ光の反射を説明するための図である。
【
図4】透明板によるレーザ光の分岐比の波長依存性を示すグラフである。
【
図5】透明板の厚みに応じた波長リプル振幅を示すグラフである。
【
図6】本実施形態の変形例に係る透明板によるレーザ光の反射を説明するための図である。
【
図7】レーザ光の分岐比の波長依存性を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の実施形態に係る光送信モジュールについて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0012】
図1は、本実施形態に係る光送信モジュール10の構成の一例を示す側面図である。
図2はレーザダイオードから光ファイバまでの構成の配置を示す拡大図である。
図3は、光送信モジュール10の構成の他の一例を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【0013】
光送信モジュール10は、入力された電気信号をレーザ光1の光信号に変換して出力する光デバイスである。光送信モジュール10から出力したレーザ光1は、集光レンズ20等の光学素子を介して、光ファイバ21の端部21aに入力する。本実施形態に係る光送信モジュール10は、例えば、光通信システムの構成要素として使用される。
【0014】
光送信モジュール10は、発光素子としてのレーザダイオード11と、レンズ12と、受光素子としてのフォトダイオード13と、これらを収容するパッケージ14とを備える。以下、説明の便宜上、レーザダイオードをLD、フォトダイオードをPDと称する。また、LD11が出力するレーザ光1の軌跡を光路1aと称する。光路1aはレーザ光1の中心軸でもある。
【0015】
まずパッケージについて説明する。
パッケージ14は、ステム15と、キャップ16とを備える。ステム15は円板状に形成され、複数のリードピン17を支持する。リードピン17はLD11、PD13、或いはこれらの制御回路(図示せず)に電気的に接続する。ステム15にはキャリア(チップキャリア、キャリア基板)18が設けられる。キャリア18には、LD11、レンズ12、及びPD13が取り付けられる。換言すれば、キャリア18はこれらを支持する。
【0016】
キャップ16は所定の外径を有する中空の筒状部材であり、LD11、レンズ12、及びPD13等のステム15上に位置する部品を覆う上面16aを有する。上面16aにおいてレーザ光1の光路1aと交差する位置には窓部16bが形成されている。窓部16bには透明板19が取り付けられている。この透明板19については後述する。
【0017】
キャップ16内の空間は、ステム15へのキャップ16の固定によって封じられる。なお、パッケージ14は
図1に示すTO-CAN型の形状を有する。TO-CANパッケージは光送信モジュールの標準的なパッケージである。ただし、パッケージ14の形状はTO-CAN型に限られず、他種のパッケージの形状を採用することも可能である。
【0018】
次にパッケージに収容される部品について説明する。
LD11は駆動電流に応じた強度のレーザ光1を出力する。レーザ光1の波長帯は任意であり、例えば1310nm帯、1550nm帯、又は1600nm帯である。LD11はファブリ・ペロー型半導体レーザ(FP-LD)、分布帰還型レーザ(DFBレーザ)、電界吸収型変調器集積DFBレーザ(EADFBレーザ)、垂直外部共振器面発光レーザ(VECSEL)、或いはその他の種の半導体レーザの何れでもよい。この波長帯は、例えば光送信モジュール10が採用される光通信システムの仕様に応じて選定される。
【0019】
本実施形態に係る発光素子として、LD(半導体レーザ)と半導体光増幅器(SOA)が集積された半導体光増幅器集積LD(図示せず)を採用してもよい。半導体光増幅器集積LDは、単一の光デバイスとして半導体光増幅器がモノリシック集積される構造を有してもよいし、半導体光増幅器がハイブリッド集積される構造を有してもよい。レーザ光1は、半導体光増幅器集積LDのLDによって生成された後、半導体光増幅器に入射して増幅され、その後、レンズ12に向けて出射する。
【0020】
レンズ12は、レーザ光1の光路1aに設けられる。レンズ12のLD11側焦点は、レーザ光1が放出されるLD11の端面11a又はその近傍に位置する。従って、レンズ12を通過した後のレーザ光1は平行光、それに近い収束光、又はそれに近い発散光となる。つまり、レンズ12は実質的に、平行光を形成する。レンズ12の焦点距離は例えば1mmである。
【0021】
図2に示すように、レンズ12は入射面12aと、出射面12bとを有する。入射面12aはLD11に面している。一方、出射面12bは、キャップ16の透明板19に面している。レーザ光1は入射面12aから入射し、出射面12bから出射する。
【0022】
光ファイバ21に入力されるレーザ光1の強度を上げるためには、光送信モジュール10内での光接続損失を減らす必要がある。この光接続損失を減らすためには、大きな開口数(NA)を持つレンズを用いることが有利である。本実施形態に係るレンズ12は、開口数が0.5以上且つ1未満となる有効口径を有する。なお、開口数は0.7位以上であることが好ましい。
【0023】
PD13は、レーザ光1の反射光3が受光可能な位置に設けられる。例えば、
図1に示すように、PD13はステム15上のLD11と略同じ高さの位置に設けられる。PD13は、受光面13aに入射したレーザ光1を、その強度に応じた電気信号に変換し、フィードバック回路等の制御回路に出力する。
【0024】
PD13のサイズ(寸法)は、レンズ12を通過したレーザ光1のビーム径に略等しいかそれよりも小さい。例えば、PD13のサイズは0.49mm角であり、その受光面13aの直径は0.3mmである。
【0025】
透明板19はガラス材等の透明な材料によって形成された板部材であり、レーザ光1の光路1aにおいてレンズ12の下流側に設けられている。また、透明板19は、レンズ12を通過したレーザ光1の光路1aに対して所定の傾斜角で傾斜している。この傾斜角は、入射面19aによって鏡面反射されたレーザ光1の反射光3がPD13に到達する値に設定されている。
【0026】
透明板19は、レーザ光1の入射面19aと出射面19bを有する。入射面19a及び出射面19bは互いに平行でもよく(
図1参照)、非平行でもよい(
図6参照)。透明板19を通過したレーザ光1の透過光2は、集光レンズ20等の光学素子に向けて進行する。一方、透明板19によるレーザ光1の反射光3は、PD13に向けて進行する。
【0027】
図1に示すように、出射面19bには反射防止コート(反射防止膜)19dが施されている。入射面19aには部分反射コート(部分反射膜)19cが施されている。PD13は入射面19aによって反射されたレーザ光1を受光する必要がある。このため、部分反射コート19cはPD13の受光に必要な分岐比(光分岐率)を満たす反射率を有する。なお、必要な反射率がフレネル反射率に近い場合、部分反射コート19cは省略されてもよい。
【0028】
上述の通り、レンズ12を通過した後のレーザ光1は平行光、それに近い収束光、又はそれに近い発散光である。従って、透明板19によって反射されたレーザ光1の反射光3も、平行光、それに近い収束光、又はそれに近い発散光である。従って、反射光3は、そのビーム径を殆ど変えずに、PD13の受光面13aに入射することなる。つまり、反射光3を効率良く受光することができる。
【0029】
図3は、透明板19によるレーザ光1の反射を説明するための図である。
図3に示す例のように、入射面19aと出射面19bは互いに平行でもよい。この場合、透明板19は、一定の厚みtを有する平行平板である。
【0030】
透明板19によるレーザ光1の反射光3は、反射光3aと、反射光3bとを含む。反射光3aは、入射面19aによって反射したレーザ光1である。一方、反射光3bは、透明板19内を進行し、透明板19内で出射面19bよって反射したレーザ光1である。
【0031】
図3に示す例では、反射光3aと反射光3bの進行方向は互いに平行である。しかしながら、透明板19(入射面19a)に対するレーザ光1の斜入射とその後の透明板19内の進行によって、反射光3bの中心は反射光3aの中心から距離sだけずれる。PD13にとって、反射光3aは信号光(モニタ光)であり、反射光3bはその迷光である。従って、上述した反射光3bの位置ずれによって、PD13で受光される迷光の強度を低減させることができる。
【0032】
入射面19aにおける反射光3bの位置は、厚みtが増すほど反射光3aから離れる。具体的にはこの厚さtが下記の式1を満たす場合、迷光である反射光3bがPD13に入射しなくなる。つまり、レーザ光1由来の迷光を排除できる。
t≧w/{2×tan(θ2)×cos(θ1)} ・・・(式1)
ここで、wは反射光3aの直径w1及びPD13の直径w2のうちの小さい方の直径である。θ1は透明板19に入射するレーザ光1の、入射面19aに対する入射角であり、θ2は透明板19内を進行するレーザ光1の、出射面19bに対する入射角である。
なお、入射角θ2及び距離sはそれぞれ、下記の式2及び式3で表される。
θ2=sin-1(sin(θ1)/n)) ・・・(式2)
s=2×t×tan(θ2)×cos(θ1) ・・・(式3)
ここでnは透明板19の屈折率である。
【0033】
図4は、透明板19によるレーザ光1の分岐比の波長依存性を示すグラフである。
図5は、透明板19の厚みtに応じた波長リプル振幅を示すグラフである。なお、波長リプル振幅とは、波長に対する周期的な分岐比の変化の最小値と最大値の差である。
図4及び
図5に示す数値解析では、LD11の受光面13aの直径を0.3mm、入射角θ
1を17°、透明板19の屈折率を1.504と想定している。
【0034】
図4中、点線は透明板19の厚みtが300μmのときの波長に対する分岐比の変化、二点鎖線は透明板19の厚みtが600μmのときの波長に対する分岐比の変化、実線は透明板19の厚みtが900μmのときの波長に対する分岐比の変化を示す。この図から明らかな通り、透明板19の厚みtの増加によって、波長に対する分岐比の変化が低減されることが判る。これは
図5からも理解できる。つまり、厚みtが増加することによって、PD13が受光するレーザ光1の強度の波長依存性が低減されることが判る。これにより、PD13が受光するレーザ光1(即ち反射光3a)の強度の波長依存性が低減される。即ち、様々な波長に対する反射光3aの安定な監視が更に促進される。
【0035】
図6は、本実施形態の変形例に係る透明板19によるレーザ光1の反射を説明するための図である。
図6に示すように、透明板19は
図3に示すような平行平板でなく、楔型の断面を有する板状の透明部材であってもよい。なお、透明板19の断面形状以外の光送信モジュール10の構成要素及び特徴に変更はない。
【0036】
上述の通り、変形例に係る透明板19は楔型の断面を有する。即ち、入射面19a及び出射面19bの延長面は、角度(ウェッジ角、頂角)θwをもって互いに交差し、入射面19a及び出射面19bは楔型の断面の輪郭の一部を構成する。
【0037】
図3に示す例と同じく、変形例においても、入射面19aは、入射面19aによって鏡面反射されたレーザ光1の反射光3がPD13に到達するよう、レンズ12を通過したレーザ光1の光路1aに対して傾斜している。出射面19bは、光路1aに対する入射面の傾斜角に加え、入射面19aに対して角度θ
wで更に傾斜している。従って、レーザ光1の入射角θ
1が同じでも、変形例に係るレーザ光1の入射角θ
2は、透明板19が平行平板であるときの入射角θ
2よりも大きい。その結果、変形例におけるレーザ光1の反射光3bは、同例における反射光3aと平行にならず、進行するに連れて反射光3aとの距離が大きくなる。つまり、PD13で受光される迷光の強度を低減させることができる。
【0038】
角度θwが下記の式4を満たす場合、迷光である反射光3bがPD13に入射しなくなる。つまり、レーザ光1由来の迷光を排除できる。
θw≧tan-1(W/L)/(2×n) ・・・(式4)
ここで、wは反射光3aの直径w1及びPD13の直径w2のうちの小さい方の直径である。nは透明板19の屈折率である。Lは透明板19(入射面19a)からPD13までの距離である。なお、反射光3aと反射光3bの間の距離sは、下記の式5で表される。
s=L×tan(2×n×θw) ・・・(式5)
【0039】
図7は、レーザ光1の分岐比の波長依存性を示すグラフである。
図7中、点線は角度θwが0、即ち、透明板19が平行平板であるときの波長に対する分岐比の変化、実線は角度θwが3.5°のときの波長に対する分岐比の変化を示す。これらの数値解析では、PD13の直径w2を0.3mm、透明板19の屈折率を1.504、距離Lを1.66mmと想定している。この図に示すように、角度θwが式4を満たす値に設定されることによって、PD13が受光するレーザ光1(即ち反射光3a)の強度の波長依存性が低減される。即ち、様々な波長に対する反射光3aの安定な監視が更に促進される。
【符号の説明】
【0040】
1 レーザ光
1a 光路
2 透過光
3 反射光
10 光送信モジュール
11 レーザダイオード(発光素子)
12 レンズ
12a 入射面
12b 出射面
13 フォトダイオード(受光素子)
13a 受光面
14 パッケージ
15 ステム
16 キャップ
17 リードピン
18 キャリア
19 透明板
19a 入射面
19b 出射面
20 集光レンズ
21 光ファイバ
21a 端部