(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024144725
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0251 20230101AFI20241003BHJP
G06K 19/06 20060101ALI20241003BHJP
H04L 67/02 20220101ALI20241003BHJP
【FI】
G06Q30/0251
G06K19/06 037
H04L67/02
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024129641
(22)【出願日】2024-08-06
(62)【分割の表示】P 2022069234の分割
【原出願日】2020-03-04
(31)【優先権主張番号】P 2020002081
(32)【優先日】2020-01-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】110004381
【氏名又は名称】弁理士法人ITOH
(72)【発明者】
【氏名】畠中 竜吾
(72)【発明者】
【氏名】浅野 真実
(57)【要約】
【課題】送付先毎に適した情報が掲載された印刷物を提供することを目的とする。
【解決手段】送付先と、前記送付先に提供する第一の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第一のURLを含む第一の二次元コードと、を含む第一の印刷物を印刷するための第一の印刷画像データを出力する第一の出力部と、前記送付先と、前記送付先と関連付けられ、かつ、前記第一のURLに対するアクセス履歴の解析結果に基づいた第二の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第二のURLを含む第二の二次元コードと、を含む第二の印刷物を印刷するための第二の印刷画像データを出力する第二の出力部と、を有する情報処理システムである。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送付先と、前記送付先に提供する第一の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第一のURLを含む第一の二次元コードと、を含む第一の印刷物を印刷するための第一の印刷画像データを出力する第一の出力部と、
前記送付先と、前記送付先と関連付けられ、かつ、前記第一のURLに対するアクセス履歴の解析結果に基づいた第二の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第二のURLを含む第二の二次元コードと、を含む第二の印刷物を印刷するための第二の印刷画像データを出力する第二の出力部と、を有する情報処理システム。
【請求項2】
前記第一の二次元コードを含む第一の印刷物の送付先を示す宛先情報を特定する宛先識別情報と、前記第一の二次元コードに含まれる第一のURLに対するアクセス履歴と、に基づく解析結果に応じて、前記第二の掲載情報を選択する掲載情報選択部を有する、請求項1記載の情報処理システム。
【請求項3】
二次元コードを示す画像データを生成するコード画像生成部を有し、
前記コード画像生成部は、
前記第一の掲載情報と関連したURLに、前記宛先情報から生成した前記宛先識別情報を付与した第一のURLを含む前記第一の二次元コードと、
前記第二の掲載情報と関連したURLに、前記宛先情報から生成した前記宛先識別情報を付与した第二のURLを含む前記第二の二次元コードとを生成する、請求項2記載の情報処理システム。
【請求項4】
送付先と、前記送付先に提供する第一の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第一のURLを含む第一の二次元コードと、を含む第一の印刷物を印刷するための第一の印刷画像データを出力する第一の出力部と、
前記送付先と、前記送付先と関連付けられ、かつ、前記第一のURLに対するアクセス履歴の解析結果に基づいた第二の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第二のURLを含む第二の二次元コードと、を含む第二の印刷物を印刷するための第二の印刷画像データを出力する第二の出力部と、を有する情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータによる情報処理方法であって、前記コンピュータが、
送付先と、前記送付先に提供する第一の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第一のURLを含む第一の二次元コードと、を含む第一の印刷物を印刷するための第一の印刷画像データを出力し、
前記送付先と、前記送付先と関連付けられ、かつ、前記第一のURLに対するアクセス履歴の解析結果に基づいた第二の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第二のURLを含む第二の二次元コードと、を含む第二の印刷物を印刷するための第二の印刷画像データを出力する、情報処理方法。
【請求項6】
送付先と、前記送付先に提供する第一の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第一のURLを含む第一の二次元コードと、を含む第一の印刷物を印刷するための第一の印刷画像データを出力し、
前記送付先と、前記送付先と関連付けられ、かつ、前記第一のURLに対するアクセス履歴の解析結果に基づいた第二の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第二のURLを含む第二の二次元コードと、を含む第二の印刷物を印刷するための第二の印刷画像データを出力する、処理をコンピュータに実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、販促手段の1つとして、個人や法人宛に商品案内やカタログ等のダイレクトメール(印刷物)を送付する手段が知られている。ダイレクトメールは、紙一枚の葉書やチラシ程度のものや、封書・大判封筒・パンフレット様のもの等、様々な形態が存在し、いずれも、郵便やメール便等を利用して届けられる。
【0003】
また、近年では、ダイレクトメールにQRコード(登録商標)を掲載することが知られている。この場合、QRコードを読み取った端末は、QRコードに埋め込まれたURL(Uniform Resource Locator)へアクセスし、情報の提供をうける。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の技術では、ダイレクトメールを受け取った人物が、QRコードに埋め込まれたURLから、さらに別のURLへアクセスした場合に、この人物がどのような情報を参照したか把握することができない。このため、上述した従来の技術では、印刷物を受け取った人物がそのとき興味を持った情報を、次に送付する印刷物に反映させることが困難であり、送付先毎に適した印刷物を提供することができない。
【0005】
開示の技術は、送付先毎に適した情報が掲載された印刷物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術は、送付先と、前記送付先に提供する第一の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第一のURLを含む第一の二次元コードと、を含む第一の印刷物を印刷するための第一の印刷画像データを出力する第一の出力部と、前記送付先と、前記送付先と関連付けられ、かつ、前記第一のURLに対するアクセス履歴の解析結果に基づいた第二の掲載情報と関連する情報と対応付けられた第二のURLを含む第二の二次元コードと、を含む第二の印刷物を印刷するための第二の印刷画像データを出力する第二の出力部と、を有する情報処理システムである。
【発明の効果】
【0007】
送付先毎に適した情報が掲載された印刷物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第一の実施形態のシステム構成の一例と動作の概要を示す図である。
【
図2】第一の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】第一の実施形態の情報処理装置の機能構成を示す図である。
【
図4】第一の実施形態の情報処理装置の処理を説明する第一のフローチャートである。
【
図6】第一の実施形態の情報処理装置の処理を説明する第二のフローチャートである。
【
図10】第二の実施形態のシステム構成の一例を示す図である。
【
図11】第二の実施形態の情報処理装置の機能構成を示す図である。
【
図12】第二の実施形態の情報処理装置の処理を説明するフローチャートである。
【
図13】第三の実施形態のシステム構成の一例と動作の概要を示す図である。
【
図14】第三の実施形態の情報処理装置の機能構成を示す図である。
【
図15】第三の実施形態の情報処理装置の処理を説明する第一のフローチャートである。
【
図16】第三の実施形態の情報処理装置の処理を説明する第二のフローチャートである。
【
図17】第三の実施形態の第一の印刷物の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して、第一の実施形態について説明する。
図1は、第一の実施形態のシステム構成の一例と動作の概要を示す図である。
【0010】
本実施形態の情報処理システム100は、情報処理装置200と、車両情報サーバ300とを含む。情報処理システム100において、情報処理装置200と、車両情報サーバ300とは、ネットワーク等を介して通信を行う。また、本実施形態の情報処理システム100は、インターネット上に存在する履歴管理サーバ400と通信を行う。
【0011】
本実施形態の情報処理装置200は、例えば、車両を購入した購入者等に対して送付する印刷物を作成する際に記録媒体上に形成される画像を示す画像データを生成する。情報処理システム100において生成された画像データは、例えば、印刷物を印刷する画像形成装置を有する企業等に提供されても良い。
【0012】
尚、印刷物の送付の対象となる人物は、車両の購入者に限定されない。印刷物の送付の対象となる人物は、例えば、車両の購入を検討している人物や、車両に興味を持っている人物等であっても良い。
【0013】
また、本実施形態の印刷物とは、具体的には、紙一枚の葉書やチラシ程度のものや、封書・大判封筒・パンフレット様のもの等のダイレクトメールであり、顧客と対応付けられた宛先情報が示す宛先に郵送や宅配等によって届けられる。
【0014】
本実施形態の車両情報サーバ300は、例えば、車両等を製造している企業等によって管理されていても良い。車両情報サーバ300は、宛先データベース310、顧客車両データベース320、提供情報データベース330を有する。
【0015】
宛先データベース310は、印刷物の送付の対象となる人物の氏名と住所を含む宛先情報が格納される。尚、以下の説明では、宛先データベース310に格納された宛先情報が示す、印刷物の送付の対象となる人物を、「顧客」と表現する場合がある。
【0016】
顧客車両データベース320は、顧客が所有している車両に関する顧客車両情報が格納される。顧客車両情報は、具体的には、例えば、宛先情報に、車両の種類、車両を購入した時期、車検を行った時期等が対応付けた情報である。
【0017】
提供情報データベース330は、車両情報サーバ300を管理する企業等で製造される車両に関する各種の情報が格納される。本実施形態では、印刷物に印刷される情報は、提供情報データベース330に格納された情報から選択される。
【0018】
提供情報データベース330に格納される情報とは、具体的には、例えば、各種の車両の画像や、車両の仕様等を示す文書データ、車検を促すメッセージを示すテキストデータ等が含まれる。
【0019】
尚、車両情報サーバ300の有する各データベースや、各データベースに格納された情報は、一例である。車両情報サーバ300は、例えば、車両等を製造する企業毎にデータベース等が設計されるものであり、
図1に示す例に限定されない。
【0020】
履歴管理サーバ400は、アクセス履歴データベース410を有する。履歴管理サーバ400は、例えば、印刷物10に印刷されたQRコード(登録商標)11を読み取った端末装置500が、インターネット等を介してアクセスしたURL(Uniform Resource Locator)の履歴を示す履歴情報を取得し、アクセス履歴データベース410に蓄積する。
【0021】
尚、履歴管理サーバ400で管理されるアクセス履歴は、車両情報サーバ300によって管理されるウェブページのURLに対するアクセス履歴である。
【0022】
以下に、本実施形態の情報処理システム100の動作の概要を説明する。
【0023】
情報処理システム100において、情報処理装置200は、始めに、印刷物10を示す画像データを生成する。印刷物10を作成する際に記録媒体上に形成される画像を示す画像データ(印刷画像データ)は、印刷業者等に提供されて、記録媒体に画像形成されて、印刷物10となる。
【0024】
印刷画像データに基づいて記録媒体に画像形成されることで作成された印刷物10は、QRコード11と、顧客の宛先情報12と、顧客に提供される情報13とを含む。以下の説明では、印刷物に印刷されて顧客に提供される情報13を、掲載情報13と呼ぶ場合がある。
【0025】
QRコード11は、掲載情報13と関連する情報を含むウェブ上のページを示すURLを含む。尚、このURLで特定されるページには、掲載情報13が含まれても良い。
【0026】
また、QRコード11に含まれるURLは、宛先情報と対応付けられる宛先識別情報(以下、宛先ID)を含む。つまり、本実施形態のQRコード11は、印刷物10の送付先を特定する宛先IDを含む情報である。また、QRコード11は、例えば、バーコード等の他の二次元コードであっても良い。
【0027】
本実施形態の情報処理装置200は、印刷画像データを生成する際に、QRコード11に含まれるURLと、宛先情報とを対応付けて保持する。言い換えれば、本実施形態では、QRコード11に含まれる宛先IDと、宛先情報とを対応付けて保持する。
【0028】
印刷物10において、顧客P1が端末装置500によりQRコード11を読み取ると(手順S1)、端末装置500は、QRコード11に含まれるURLへアクセスする(手順S2)。
【0029】
このとき、履歴管理サーバ400は、端末装置500のアクセス履歴を示す履歴情報を取得し、アクセス履歴データベース410へ格納する(手順S3)。
【0030】
また、顧客P1が、QRコード11に含まれるURLから、他のURLへアクセスした場合にも、このアクセス履歴を示す履歴情報は、QRコード11に含まれるURLと対応付けられて、アクセス履歴データベース410に格納される。
【0031】
したがって、端末装置500のアクセス履歴を示す履歴情報は、QRコード11が示すURLに含まれる宛先IDと対応付けられた履歴情報である。また、履歴情報は、宛先IDと対応付けられた顧客P1が興味を持った情報を示すものと言える。
【0032】
次に、情報処理装置200は、宛先IDと対応する履歴情報を履歴管理サーバ400から取得する(手順S4)。次に、情報処理装置200は、宛先IDと対応する履歴情報に基づき、宛先IDから特定される顧客P1の動向を解析し、車両情報サーバ300から、顧客P1の動向に応じた情報を掲載情報として取得する(手順S5)。
【0033】
そして、情報処理装置200は、取得した掲載情報を用いて、再度顧客P1へ提示する印刷物20の元となる画像データ20Gを生成し、出力する(手順S6)。
【0034】
印刷物20は、QRコード11Aと、宛先情報12と、掲載情報13Aと、を含む。QRコード11Aは、掲載情報13Aと関連する情報を含むウェブ上のページを示すURLを含む。また、このURLは、宛先情報12と対応付けられる宛先IDを含む。
【0035】
印刷物20の宛先情報12は、履歴情報と対応付けられた宛先IDから特定されるため、印刷物10の宛先情報と同一である。また、掲載情報13Aは、手順S5で、宛先IDと対応するアクセス履歴から推定される顧客の動向に応じて取得された情報である。
【0036】
このように、本実施形態では、印刷物10の送付先を特定する宛先IDと、URLに対するアクセス履歴とが対応付けられた履歴情報を取得する。そして、本実施形態では、履歴情報に基づき選択された掲載情報13Aと、宛先IDで特定される宛先情報と、宛先ID及び掲載情報13Aと関連したURLを含むQRコード11Aと、を含む印刷物20を示す画像データを生成して出力する。
【0037】
したがって、印刷物20は、過去に顧客P1に送付された印刷物10に印刷されたQRコード11が示すURLへのアクセス履歴に基づき、顧客P1の動向に応じて選択された情報が掲載された印刷物となる。このように、本実施形態によれば、宛先IDと対応付けられた人物(顧客)に適した印刷物を提供することができる。
【0038】
尚、印刷物10は、第一の印刷物の一例であり、QRコード11は、第一の二次元コードの一例である。また、印刷物20は、第二の印刷物の一例であり、QRコード11Aは、第二の二次元コードの一例である。また、アクセス履歴データベース410は、履歴情報記憶部の一例であり、提供情報データベース330は、提供情報記憶部の一例であり、掲載情報13Aは、履歴情報に基づき選択された掲載情報の一例である。以降、第一の印刷物を作成する際に記録媒体上に形成される画像を示す画像データを第一印刷画像データとする。
【0039】
以下に、を参照して、本実施形態の情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。
図2は、第一の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0040】
本実施形態の情報処理装置200は、コンピュータによって構築されており、
図2に示されているように、CPU201、ROM202、RAM203、HD204、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ205、ディスプレイ206、外部機器接続I/F(Interface)208、ネットワークI/F209、データバスB1、キーボード211、ポインティングデバイス212、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ214、メディアI/F216を備えている。
【0041】
これらのうち、CPU201は、情報処理装置200全体の動作を制御する。ROM202は、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HD204は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ205は、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ206は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F208は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F209は、通信ネットワークNを利用してデータ通信をするためのインタフェースである。データバスB1は、
図2に示されているCPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
【0042】
また、キーボード211は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス212は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ214は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。尚、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F216は、フラッシュメモリ等の記録メディア215に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
【0043】
本実施形態の情報処理装置200は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC等であっても良い。
【0044】
次に、
図3を参照して、本実施形態の情報処理装置200の機能構成について説明する。
図3は、第一の実施形態の情報処理装置の機能構成を示す図である。
【0045】
本実施形態の情報処理装置200は、掲載情報取得部231、宛先情報取得部232、履歴情報取得部233、動向解析部234、掲載情報選択部235、コード画像生成部236、対応付け部237、画像データ生成部238、出力部239、宛先リスト記憶部240を有する。
【0046】
掲載情報取得部231は、車両情報サーバ300の提供情報データベース330から、印刷物に掲載する掲載情報を取得する。宛先情報取得部232は、車両情報サーバ300の宛先データベース310から宛先情報を取得する。
【0047】
履歴情報取得部233は、履歴管理サーバ400から、宛先情報を識別するための宛先IDと対応付けられた履歴情報を取得する。動向解析部234は、履歴情報に応じて、宛先IDによって特定される宛先情報に含まれる顧客の動向を解析する。
【0048】
掲載情報選択部235は、動向解析部234による解析の結果に応じて、印刷物に掲載する掲載情報を選択する。掲載情報選択部235の詳細は、後述する。
【0049】
コード画像生成部236は、印刷物に印刷するためのQRコードの画像データを生成する。対応付け部237は、コード画像生成部236で生成されたQRコードに含まれる掲載情報と関連するURLと、宛先情報とを対応付けて、宛先リスト記憶部240に格納する。つまり、対応付け部237は、コード画像生成部236で生成されたQRコードに含まれる宛先IDと、宛先情報とを対応付けた宛先リスト245を宛先リスト記憶部240に格納する。
【0050】
画像データ生成部238は、掲載情報選択部235によって選択された掲載情報と、コード画像生成部236が生成したQRコードの画像データと、QRコードと対応付けられた宛先情報とを含む第一印刷画像データを生成する。
【0051】
出力部239は、生成された第一印刷画像データを出力する。第一印刷画像データの出力先は、例えば、記録媒体に画像形成を行う画像形成装置であっても良いし、画像形成装置を管理する情報処理装置であっても良い。また、第一印刷画像データの出力先は、可搬型の記録媒体等であっても良い。
【0052】
宛先リスト記憶部240は、QRコードに含まれるURLと、宛先情報とを対応付けた宛先リスト245を保持する。宛先リスト記憶部240の詳細は後述する。
【0053】
次に、掲載情報選択部235について説明する。本実施形態の掲載情報選択部235は、下取り価格算出部241と、差額算出部242とを含む。
【0054】
下取り価格算出部241は、例えば、履歴情報と対応付けられた宛先IDで特定される顧客が所有している車両の下取り価格を算出する。車両の下取り価格の算出は、例えば、顧客車両データベース320に格納された、顧客の所有する車両に関する情報等に基づき算出される。
【0055】
差額算出部242は、履歴情報から、宛先IDで特定される顧客が興味を持っていると推定される車両(新車)の価格や、顧客が現在所有している車両を新車にした場合の価格と、下取り価格算出部241で算出された下取り価格との差額を算出する。
【0056】
本実施形態では、下取り価格算出部241と差額算出部242で算出された価格が、掲載情報として選択される場合がある。
【0057】
次に、
図4を参照して、本実施形態の情報処理装置200の動作について説明する。
図4は、第一の実施形態の情報処理装置の処理を説明する第一のフローチャートである。
【0058】
図4では、情報処理装置200によって、第一印刷画像データを生成する際の処理を示す。
【0059】
本実施形態の情報処理装置200において、掲載情報選択部235は、情報の提供元を特定する(ステップS401)。本実施形態では、印刷物に掲載する情報の提供元は、車両情報サーバ300である。したがって、掲載情報取得部231は、例えば、情報処理装置200の管理者等から、車両情報サーバ300へログインするための情報等の入力を受け付けて、情報の提供元である車両情報サーバ300を特定する。
【0060】
続いて、情報処理装置200は、掲載情報選択部235により、印刷物10に掲載する掲載情報を選択し、掲載情報取得部231により、選択した掲載情報を取得する(ステップS402)。
【0061】
ここでは、印刷物10は、顧客に対して1回目に送付する印刷物であるため、宛先ID毎の履歴情報は蓄積されていない。したがって、掲載情報選択部235は、情報処理装置200の管理者等によって指定された掲載情報を選択し、宛先情報取得部232は、提供情報データベース330から選択された掲載情報を取得する。
【0062】
続いて、情報処理装置200は、宛先情報取得部232により、顧客車両データベース320から、印刷物10の送付対象となる顧客の宛先情報を取得する(ステップS403)。
【0063】
尚、ここで取得する宛先情報は、例えば、所有する車両の車検の時期が近づいている顧客等、ステップS402で指定された掲載情報の提供先となり得る顧客の宛先情報が取得される。
【0064】
続いて、情報処理装置200は、コード画像生成部236により、ステップS403で取得した宛先情報を特定する宛先IDを生成し、宛先IDを含むURLが埋め込まれたQRコード11の画像データを生成する(ステップS404)。尚、コード画像生成部236は、QRコード11に埋め込まれるURLとして、掲載情報又は掲載情報と関連する情報が掲載されたウェブ上のページを示すURLに、宛先IDを付与したURLを生成する。
【0065】
続いて、情報処理装置200は、画像データ生成部238により、掲載情報と、宛先情報と、QRコードの画像データとを含む画像データを生成する(ステップS405)。
【0066】
続いて、情報処理装置200は、対応付け部237により、宛先情報と、QRコード11に含まれるURLとを対応付けて、宛先リスト記憶部240へ格納する(ステップS406)。
【0067】
続いて、情報処理装置200は、出力部239により、ステップS405で生成された画像データを、印刷物10を示す第一画像データとして出力する(ステップS407)。
【0068】
本実施形態では、この第一画像データを印刷することで、QRコード11と、宛先情報12と、掲載情報13とが印刷された印刷物10が生成される。
【0069】
次に、
図5を参照して、宛先リスト記憶部240について説明する。
図5は、宛先リスト記憶部の一例を示す図である。
【0070】
本実施形態の宛先リスト記憶部240には、宛先リスト245が保持されている。本実施形態の宛先リスト245は、情報の項目として、郵便番号、住所、姓、名、URLを含む。
【0071】
項目「郵便番号」の値と、項目「住所」の値は、印刷物の送付先を示す住所であり、項目「姓」の値と、項目「名」の値は、顧客の氏名を示す。したがって、項目「郵便番号」、「住所」、「姓」、「名」の値は、宛先情報である。
【0072】
項目「URL」の値は、コード画像生成部236によって生成されて、QRコードに埋め込まれるURLを示す。
【0073】
図5に示す宛先リスト245において、郵便番号「111-1111」、住所「A市B町・・・」と対応付けられたURL245Aには、文字列245aとして、「QRtest001」が含まれる。この文字列245aは、URL245Aと対応付けられた宛先情報を特定する宛先IDとなる。
【0074】
また、宛先リスト245において、郵便番号「222-2222」、住所「D市E区・・・」と対応付けられたURL245Bには、文字列245bとして、「QRtest002」が含まれる。この文字列245bは、URL245Bと対応付けられた宛先情報を特定する宛先IDとなる。
【0075】
本実施形態の情報処理装置200は、このように、QRコードに含まれるURLに宛先IDを含め、宛先情報と対応付けて保持することで、宛先情報毎の履歴情報を取得することができる。
【0076】
次に、
図6を参照して、本実施形態の情報処理装置200の他の処理について説明する。
図6は、第一の実施形態の情報処理装置の処理を説明する第二のフローチャートである。
【0077】
図6では、情報処理装置200によって、第一の印刷物である印刷物10が配布された後に、第二の印刷物である印刷物20を作成する際に記録媒体上に形成される画像を示す画像データを生成する際の処理を示す。以降、第二の印刷物を作成する際に記録媒体上に形成される画像を示す画像データを第二印刷画像データとする。
【0078】
図6のステップS601の処理は、
図4のステップS401の処理と同様であるから、説明を省略する。
【0079】
ステップS601において、車両情報サーバ300を特定すると、情報処理装置200は、宛先情報取得部232により、宛先情報を取得する(ステップS602)。このとき、宛先情報取得部232は、印刷物10を送付した顧客の宛先情報を取得しても良い。具体的には、宛先情報取得部232は、宛先リスト記憶部240の宛先リスト245に格納されている宛先情報を取得すれば良い。
【0080】
続いて、情報処理装置200は、履歴情報取得部233により、アクセス履歴データベース410から、宛先リスト245において、宛先情報を特定する宛先IDと対応付けられたアクセス履歴を示す履歴情報を取得する(ステップS603)。
【0081】
尚、宛先IDと対応付けられアクセス履歴とは、例えば、宛先リスト245に格納されたURLと、このURLに続いてアクセスしたURLとが対応付けられた情報であっても良い。
【0082】
続いて、情報処理装置200は、動向解析部234により、取得した履歴情報から顧客の動向を解析する(ステップS604)。
【0083】
具体的には、動向解析部234は、例えば、履歴情報から、顧客が所有している車両とは異なる車両の情報を参照しているか否かを判定する(ステップS605)。ステップS605において、顧客が所有する車両と異なる車両の情報を参照していない場合、掲載情報選択部235は、顧客の履歴情報に応じた掲載情報を選択し(ステップS606)、後述するステップS610へ進む。
【0084】
ステップS605において、顧客が所有している車両とは異なる車両の情報を参照している場合、情報処理装置200は、掲載情報選択部235の下取り価格算出部241により、顧客が所有している車両の下取り価格を算出する(ステップS607)。
【0085】
具体的には、下取り価格算出部241は、顧客車両データベース320を参照し、顧客が所有している車両の購入時期や車種等から下取り価格を算出する。
【0086】
続いて、掲載情報選択部235は、差額算出部242により、顧客が情報を参照した車両の新車価格と、ステップS607で算出された下取り価格との差額を算出する(ステップS608)。
【0087】
続いて、掲載情報選択部235は、下取り価格と、差額と、参照された車両の情報とを掲載情報に選択する(ステップS609)。
【0088】
図6のステップS610からステップS612の処理は、
図4のステップS404からステップS406までの処理と同様であるから、説明を省略する。ステップS612に続いて、情報処理装置200は、出力部239により、ステップS611で生成された画像データを、印刷物20を示す第二画像データとして出力し(ステップS613)、処理を終了する。
【0089】
以下に、
図7乃至
図9を参照して、情報処理装置200によって生成された第一印刷画像データが示す印刷物の例について説明する。
【0090】
図7は、第一の印刷物の一例を示す図である。
図7(A)は、
図4の処理で生成された印刷画像データが示す印刷物10の表面10Aの例を示し、
図7(B)は、
図4の処理で生成された第一印刷画像データが示す印刷物10の裏面10Bの例を示す。
【0091】
図7(A)に示す印刷物10の表面10Aには、宛先情報12と、掲載情報13が印刷されている。
図7の例では、掲載情報13は、車検の時期を通知する内容の情報である。
【0092】
図7(B)に示す印刷物10の裏面10Bには、車検の時期を通知する内容の情報である掲載情報13と、QRコード11とが印刷されている。
【0093】
図8は、第二の印刷物の一例を示す第一の図である。
図8(A)は、
図6の処理で生成された画像データが示す印刷物20の表面20Aの例を示し、
図8(B)は、
図6の処理で生成された第二印刷画像データが示す印刷物20の裏面20Bの例を示す。
【0094】
また、
図8の例では、QRコード11に含まれる宛先IDで特定される顧客が、QRコード11に含まれるURLにアクセスしただけであり、その後車検の手続きを行っていないことが、動向解析部234による解析結果から判明した場合の第二の印刷物の例を示す。
【0095】
図8(A)に示す印刷物20の表面20Aには、宛先情報12と、掲載情報13Aが印刷されている。
図8の例では、掲載情報13Aは、車検の時期が迫っていることを通知する内容の情報である。
【0096】
また、宛先情報12は、QRコード11に含まれる宛先IDから特定される宛先情報であり、
図7に示す印刷物10の表面10Aに印刷された宛先情報と同一である。
【0097】
図8(B)に示す印刷物20の裏面20Bには、車検の時期が迫っていることを通知する掲載情報13Aと、QRコード11Aとが印刷されている。
【0098】
このQRコード11Aには、宛先情報12を特定する宛先IDを含み、且つ、掲載情報13A又は掲載情報13Aと関連する情報が含まれるウェブ上のページを特定するURLが埋め込まれている。
【0099】
図9は、第二の印刷物の一例を示す第二の図である。
図9(A)は、
図6の処理で生成された画像データが示す印刷物20の表面20A-1の例を示し、
図9(B)は、
図6の処理で生成された画像データが示す印刷物20の裏面20B-1の例を示す。
【0100】
また、
図8の例では、QRコード11に含まれる宛先IDで特定される顧客が、QRコード11に含まれるURLから、新たな車両の情報が掲載されたURLへアクセスしたことが、動向解析部234による解析結果から判明した場合の第二の印刷物の例を示す。
【0101】
図9(A)に示す印刷物20の表面20A-1には、宛先情報12と、掲載情報13Bが印刷されている。
図9の例では、掲載情報13A-1は、QRコード11に含まれる宛先IDと対応する顧客が、参照した車両の情報である。ここで、情報が参照された車両は、この顧客が所有している車両とは別の車両である。
【0102】
また、宛先情報12は、QRコード11に含まれる宛先IDから特定される宛先情報であり、
図7に示す印刷物10の表面10Aに印刷された宛先情報と同一である。
【0103】
図9(B)に示す印刷物20の裏面20B-1には、顧客が所有する車両の下取り価格を示す情報13A-2と、新車との差額を示す情報13A-3とが表示される。
【0104】
また、裏面20B-1には、複数のQRコード11A-1が印刷されている。複数のQRコード11A-1のそれぞれには、宛先情報12を特定する宛先IDを含み、且つ、顧客が参照した車両の情報又はこの車両に関連した情報が含まれるウェブ上のページを特定するURLが埋め込まれる。
【0105】
このように、本実施形態では、印刷された印刷物10の送付先を特定する宛先IDと対応付けられた履歴情報から顧客の動向を特定し、得意された動向に応じた掲載情報13Aを掲載した別の印刷物20を作成できる。また、この別の印刷物20には、印刷物10に印刷された宛先情報と同一の宛先情報が印刷される。
【0106】
したがって、本実施形態によれば、人物毎に適した情報が掲載さけた印刷物を提供することができる。
【0107】
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、掲載情報が車両に関する情報に限定されない点が、第一の実施形態と相違する。以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
【0108】
図10は、第二の実施形態のシステム構成の一例を示す図である。本実施形態の情報処理システム100Aは、情報処理装置200Aと情報提供サーバ300Aとを含む。
【0109】
情報処理システム100Aにおいて、情報提供サーバ300Aから情報処理装置200Aに提供される掲載情報は、車両に関する情報に限定されない。本実施形態の情報提供サーバ300Aから情報処理装置200Aに掲載情報として提供される情報は、例えば、洋服や食べ物等、様々な種類の商品やサービスに関する情報である。
【0110】
情報提供サーバ300Aは、宛先データベース310と、提供情報データベース330Aとを有する。提供情報データベース330Aは、掲載情報となり得る情報が格納される。
【0111】
本実施形態の情報処理システム100Aにおいて、情報処理装置200Aは、印刷物10aを示す画像データを生成する。
【0112】
印刷物10aは、QRコード11、宛先情報12、掲載情報13aが印刷される。本実施形態の掲載情報13aは、車両に関する情報に限定されず、情報提供サーバ300Aから提供される情報であれば、どのような情報であっても良い。
【0113】
また、本実施形態の情報処理装置200Aは、印刷物10aのQRコード11に含まれる宛先IDと対応付けられた履歴情報に基づき選択された掲載情報13bを印刷した印刷物20aを示す画像データを生成する。印刷物20aには、QRコード11a、宛先情報12、掲載情報13bが印刷される。掲載情報13bは、車両に関する情報に限定されず、情報提供サーバ300Aから提供される情報であれば、どのような情報であっても良い。
【0114】
以下に、
図11を参照して、情報処理装置200Aの機能構成について説明する。
図11は、第二の実施形態の情報処理装置の機能構成を示す図である。
【0115】
本実施形態の情報処理装置200Aは、掲載情報取得部231、宛先情報取得部232、履歴情報取得部233、解析部234A、掲載情報選択部235A、コード画像生成部236、対応付け部237、画像データ生成部238、出力部239、宛先リスト記憶部240を有する。
【0116】
本実施形態の解析部234Aは、取得した履歴情報から、顧客の嗜好の傾向を解析する。具体的には、例えば、解析部234Aは、宛先IDと対応付けられた履歴情報から、宛先IDと対応する顧客が、特定の商品の情報が含まれるURLに複数回アクセスしていた場合等には、この顧客の嗜好の傾向として、特定の商品を好んでいることがわかる。
【0117】
掲載情報選択部235Aは、解析部234Aにより解析結果に応じて、情報提供サーバ300Aの提供情報データベース330Aに格納されたから情報から、掲載情報を選択する。
【0118】
次に、
図12を参照して、本実施形態の情報処理装置200Aの処理について説明する。
図12は、第二の実施形態の情報処理装置の処理を説明するフローチャートである。
【0119】
図12に示す処理は、
図10の印刷物20aを示す第二印刷画像データを生成する処理である。尚、印刷物10aを示す画像データを生成する処理は、
図4に示す処理と同様であるから、説明を省略する。
【0120】
図12のステップS1201からステップS1203までの処理は、
図6のステップS601からステップS603までの処理と同様であるから、説明を省略する。
【0121】
情報処理装置200Aは、ステップS1203において、履歴情報を取得すると、解析部234Aにより、顧客が参照した情報の傾向を解析する(ステップS1204)。
【0122】
続いて、情報処理装置200Aは、掲載情報選択部235Aにより、ステップS1204で解析された傾向に応じて、掲載情報を選択し(ステップS1205)、ステップS1206へ進む。
【0123】
図12のステップS1206からステップS1209までの処理は、
図6のステップS610からステップS613の処理と同様であるから、説明を省略する。
【0124】
以上のように、本実施形態によれば、宛先IDと対応付けられたURLのアクセス履歴を示す履歴情報を解析することで、宛先IDと対応する顧客(人物)の嗜好等を推定することができる。
【0125】
また、本実施形態では、履歴情報の解析結果に応じて、印刷物10aの後に送付する印刷物20aに掲載する掲載情報を選択するため、印刷物10aを受け取ったときに顧客が興味を持っていた事柄を、次に送付する印刷物20aに反映させることができる。
【0126】
このように、本実施形態によれば、送付先となる人物に適した情報が掲載された印刷物を作成することができる。
【0127】
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して、第三の実施形態について説明する。第三の実施形態では、第一の印刷物に、顧客毎に選択された情報が含まれる点が、第一の実施形態と相違する。以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
【0128】
図13は、第三の実施形態のシステム構成の一例と動作の概要を示す図である。
【0129】
本実施形態の情報処理システム100Bは、情報処理装置200Bと、記憶装置300bと、を含む。また。本実施形態の情報処理システム100Bにおいて、情報処理装置200Bは、車両情報サーバ300Bとネットワーク等を介して通信する。また、情報処理装置200Bは、車両情報サーバ300Bに格納された情報の一部を取得し、記憶装置300bに格納する。
【0130】
したがって、記憶装置300bは、顧客に送付する印刷物の送付先を示す宛先情報を特定する宛先識別情報と、該宛先識別情報に対応した顧客情報と、前記印刷物に印刷されて前記顧客に提供される掲載情報と、を記憶する記憶部の一例である。
【0131】
本実施形態において、車両情報サーバ300Bは、例えば、商品を販売する販売者によって保有される。本実施形態において、販売される商品とは、例えば、車両や、車両に関する各種のサービス等であり、車両情報サーバ300Bを保有する販売者とは、例えば、カーディーラーである。
【0132】
本実施形態では、例えば、印刷業者は、カーディーラーから、顧客サービスや販売促進等を目的としたダイレクトメール(印刷物)の作成依頼を受け付けると、ダイレクトメールのテーマ等を決める。このテーマは、印刷業者とカーディーラーとの話し合い等によって決められても良い。また、印刷業者は、カーディーラーに対して、ダイレクトメールの作成を提案し、カーディーラーの要望に応じてダイレクトメールのテーマを決めても良い。
【0133】
また、印刷業者は、情報処理システム100Bを介して、決定されたテーマと関連する顧客毎の掲載情報を含む第一の印刷物の画像データを印刷することで、カーディーラーからの依頼を完了する。
【0134】
本実施形態の車両情報サーバ300Bは、例えば、車両等を製造している企業等によって管理されていても良い。車両情報サーバ300は、宛先データベース310、顧客情報データベース320A、提供情報データベース330を有する。
【0135】
顧客情報データベース320Aは、顧客に関する情報が格納される。顧客に関する情報とは、例えば、顧客が所有している車両の種類、購入時期、顧客が所有している車両の車検の時期、顧客が所有している車両の下取り価格、顧客が販売店を訪れた時期等を示す情報である。
【0136】
また、本実施形態の顧客情報データベース320Aには、顧客毎に、過去に送付された印刷物に掲載された掲載情報が格納されても良い。つまり、顧客情報データベース320Aには、顧客毎に、過去に送付された印刷物に掲載された掲載情報の履歴を示す情報が含まれても良い。
【0137】
以下の説明では、顧客情報データベース320Aに格納される情報を顧客情報と呼ぶ。また、顧客情報は、例えば、顧客の氏名等に基づき、宛先情報と対応付けられている。
【0138】
本実施形態の記憶装置300bは、宛先情報記憶部310′、顧客情報記憶部320A′、提供情報記憶部330′を有する。
【0139】
宛先情報記憶部310′は、車両情報サーバ300Bの宛先データベース310に格納された宛先情報の一部が格納される。顧客情報記憶部320A′は、車両情報サーバ300Bの顧客情報データベース320Aに格納された顧客情報の一部が格納される。提供情報記憶部330′は、車両情報サーバ300Bの提供情報データベース330に格納された提供情報の一部が格納される。
【0140】
情報処理装置200Bは、車両情報サーバ300Bから、宛先情報記憶部310′、顧客情報記憶部320A′、提供情報記憶部330′のそれぞれに格納される宛先情報、顧客情報、提供情報を取得する。
【0141】
以下に、本実施形態の情報処理システム100Bの動作の概要を説明する。
【0142】
本実施形態では、例えば、ダイレクトメールのテーマが決定されると、カーディーラーは、印刷業者に提供する情報を、テーマに基づき、車両情報サーバ300Bの宛先データベース310、顧客情報データベース320A、提供情報データベース330から、情報処理装置200B又は記憶装置300bへ出力する情報を選択し、出力する。印刷業者は、それらの情報を各々記憶装置300bの宛先情報記憶部310′、顧客情報記憶部320A′、提供情報記憶部330′のそれぞれに格納する(手順S0)。
【0143】
そして、情報処理装置200Bは、記憶装置300bに格納された情報を用いて、顧客毎に提供される掲載情報13aを選択して取得し(手順S5′)、掲載情報13aを含む第一の印刷物10-1を示す画像データを生成する。
【0144】
印刷物10-1は、掲載情報13aと、QRコード11と、顧客の宛先情報12と、を含む。
【0145】
このように、本実施形態では、印刷物10-1に、印刷業者からの提案等によって決定されたテーマに基づき、顧客毎に選択された掲載情報13aを含ませることで、送付先毎に適した情報が掲載された印刷物を提供できる。
【0146】
そして、本実施形態では、印刷物10-1を受け取った顧客P1が、端末装置500によりQRコード11を読み取った後の端末装置500のアクセス履歴に基づき、次に作成される印刷物20-1に掲載する掲載情報13A-1を取得する。
【0147】
尚、
図13の例では、情報処理システム100Bは、情報処理装置200Bと記憶装置300bとを有するものとしたが、これに限定されない。情報処理装置200Bと記憶装置300bとは、1台の装置で実現されても良い。また、記憶装置300bは複数の記憶装置によって実現されても良い。
【0148】
以下に、
図14を参照して、本実施形態の情報処理装置200Bについて説明する。
図14は、第三の実施形態の情報処理装置の機能構成を示す図である。
【0149】
本実施形態の情報処理装置200Bは、掲載情報取得部231、宛先情報取得部232、履歴情報取得部233、動向解析部234、掲載情報選択部235B、コード画像生成部236、対応付け部237、画像データ生成部238、出力部239、宛先リスト記憶部240、依頼受付部246、情報取得部250を有する。
【0150】
本実施形態の依頼受付部246は、印刷物の作成依頼を受け付ける。具体的には、依頼受付部246は、印刷物の作成指示を受け付ける。以下の説明では、依頼受付部246が印刷物の作成指示を受け付けることを、ダイレクトメールの作成依頼を受け付ける、と表現する場合がある。
【0151】
本実施形態の情報取得部250は、カーディーラーによって選択されて、車両情報サーバ300Bから出力された情報を取得して、記憶装置300bの各部に格納する。
【0152】
本実施形態の掲載情報選択部235Bは、記憶装置300bの提供情報記憶部330′から、印刷物に含める掲載情報を選択する。ここで選択される掲載情報は、ダイレクトメールのテーマに沿った掲載情報であっても良い。
【0153】
また、掲載情報選択部235Bは、動向解析部234による解析の結果に応じて選択した掲載情報が、顧客情報記憶部320A′に格納された過去の掲載情報と一致するか否かを判定する。そして、掲載情報選択部235Bは、一致しない場合に、動向解析部234による判定結果に応じた掲載情報を選択する。
【0154】
次に、
図15と
図16を参照して、本実施形態の情報処理装置200Bの動作を説明する。
図15は、第三の実施形態の情報処理装置の処理を説明する第一のフローチャートである。
図15では、印刷物10-1を示す画像データを生成する処理を示している。
【0155】
本実施形態の情報処理装置200Bにおいて、依頼受付部246は、印刷物10-1の作成依頼を受け付ける(ステップS1501)。
【0156】
このとき、本実施形態では、印刷物10-1の作成依頼と共に、印刷物10-1の送付の対象となる顧客を特定する情報の入力を受け付けても良い。
【0157】
以下では、例えば、ダイレクトメールのテーマが「車検」である場合について説明する。
【0158】
情報取得部250は、事前に、今後、6ヶ月以内に車検時期がくる車両に関し、車両情報サーバ300Bから対応する宛先情報、顧客情報、提供情報を取得し、それらの情報を記憶装置300bの宛先情報記憶部310′、顧客情報記憶部320A′、提供情報記憶部330′のそれぞれに格納する(ステップS1502)。
【0159】
続いて、情報処理装置200Bは、掲載情報選択部235により、印刷物10-1に掲載する掲載情報を選択し、掲載情報取得部231により、選択した掲載情報を、記憶装置300bから取得する(ステップS1503)。
【0160】
ここでは、印刷物10-1は、顧客に対して1回目に送付する印刷物であるため、宛先ID毎の履歴情報は蓄積されていない。したがって、掲載情報選択部235Bは、依頼受付部246が受け付けた顧客を特定する情報に基づき、提供情報記憶部330′に格納さけた提供情報の中から、顧客に応じた掲載情報を選択しても良い。
【0161】
具体的には、掲載情報選択部235Bは、顧客を特定する情報に基づき、顧客情報記憶部320A′から顧客情報を取得し、取得した顧客情報が示す現在の顧客の状態に応じて、提供情報記憶部330′に格納された提供情報の中から、掲載情報を選択しても良い。また、掲載情報は、例えば、顧客情報を閲覧した印刷業者等によって選択されても良い。
【0162】
また、掲載情報選択部235は、キーボード221やポインティングデバイス212を介して入力された、単語や言葉などの検索キー「車検」の入力を取得し、検索キー「車検」で記憶装置300bを検索した結果を取得しても良い。
【0163】
このとき、掲載情報選択部235は、記憶装置300bに格納された情報のうち、情報取得部250によって過去3ヶ月以内に取得され、かつ、検索キー「車検」によって抽出された宛先情報と、顧客情報と、提供情報と、を取得しても良い。
【0164】
続いて、情報処理装置200Bは、宛先情報取得部232により、記憶装置300bの顧客情報記憶部320A′から、印刷物10-1の送付対象となる顧客の宛先情報を取得し(ステップS1504)、ステップS1505へ進む。
【0165】
続いて、情報処理装置200Bは、コード画像生成部236により、ステップS1504で取得した宛先情報を特定する宛先IDを生成し、宛先IDを含むURLが埋め込まれたQRコード11の画像データを生成する(ステップS1505)。尚、コード画像生成部236は、QRコード11に埋め込まれるURLとして、掲載情報又は掲載情報と関連する情報が掲載されたウェブ上のページを示すURLに、宛先IDを付与したURLを生成する。
【0166】
続いて、情報処理装置200Bは、画像データ生成部238により、掲載情報と、宛先情報と、QRコードの画像データとを含む画像データを生成する(ステップS1506)。
【0167】
続いて、情報処理装置200Bは、対応付け部237により、宛先情報と、QRコード11に含まれるURLとを対応付けて、宛先リスト記憶部240へ格納する(ステップS1507)。
【0168】
続いて、情報処理装置200は、出力部239により、ステップS1506で生成された画像データを、印刷物10-1を示す第一印刷画像データとして出力する(ステップS1508)。
【0169】
尚、
図15の例では、依頼受付部246が印刷物の作成依頼を受け付けてから画像データを出力するまでの処理を一連の処理としたが、これに限定されない。
【0170】
本実施形態では、情報取得部250による、車両情報サーバ300Bから情報を取得して記憶装置300bに格納する処理(ステップS1502の処理)は、印刷物の画像データを生成する処理とは独立して実行されても良い。
【0171】
言い換えれば、情報取得部250によるステップS1502の処理は、印刷物の画像データを生成する処理の事前処理として、定期的に実行されてもよい。
【0172】
また、情報取得部250は、車両情報サーバ300Bからネットワーク等を介した通信により取得してもよく、情報取得部250による情報の取得の方法は、これに限定されない。車両情報サーバ300Bの情報は、可搬型の記録媒体等に格納され、情報取得部250は、可搬型の記録媒体から情報を読み出して取得しても良い。
【0173】
次に、
図16を参照して、情報処理装置200Bが印刷物20-1を示す画像データを生成する際の処理について説明する。
図16は、第三の実施形態の情報処理装置の処理を説明する第二のフローチャートである。
【0174】
本実施形態の情報処理装置200Bにおいて、依頼受付部246は、印刷物20-1の作成依頼を受け付ける(ステップS1601)。具体的には、印刷物20-1の作成指示の入力を受け付ける。このとき、情報処理装置200Bは、記憶装置300bには、車両情報サーバ300Bから取得した情報が格納された状態であるため、情報取得部250による情報の取得は行わなくても良い。
【0175】
続いて、情報処理装置200Bは、宛先情報取得部232により、宛先情報を取得する(ステップS1602)。このとき、宛先情報取得部232は、印刷物10を送付した顧客の宛先情報を取得しても良い。具体的には、宛先情報取得部232は、宛先リスト記憶部240の宛先リスト245に格納されている宛先情報を取得すれば良い。
【0176】
続いて、情報処理装置200Bは、履歴情報取得部233により、アクセス履歴データベース410から、宛先リスト245において、宛先情報を特定する宛先IDと対応付けられたアクセス履歴を示す履歴情報を取得する(ステップS1603)。
【0177】
続いて、情報処理装置200Bは、動向解析部234により、取得した履歴情報から顧客の動向を解析する(ステップS1604)。
【0178】
続いて、情報処理装置200Bは、掲載情報選択部235Bにより、顧客の履歴情報に応じた掲載情報を選択する(ステップS1605)。
【0179】
尚、このとき、履歴情報に応じて選択された掲載情報が、印刷物20-1にふさわしい情報であるか否かを、カーディーラーに確認させても良い。具体的には、選択された掲載情報と、宛先情報とを含む確認画面をカーディーラーが所持する端末等に表示させても良い。
【0180】
続いて、掲載情報選択部235Bは、記憶装置300bの顧客情報記憶部320A′を参照し、選択した掲載情報が、過去の印刷物の掲載情報と一致するか否かを判定する(ステップS1606)。ここでは、具体的には、掲載情報選択部235Bは、顧客の履歴情報に応じて選択された掲載情報が、印刷物10-1の掲載情報13aと一致するか否かを判定している。
【0181】
ステップS1606において、過去の掲載情報と一致する、と判定された場合、情報処理装置200Bは、掲載情報選択部235Bにより、他の掲載情報を選択し(ステップS1607)、ステップS1606へ戻る。
【0182】
尚、本実施形態では、他の掲載情報を、第二の実施形態のように、顧客が所有している車両の下取り価格と、顧客が情報を参照した車両の新車価格と下取り価格との差額を示す情報としても良い。
【0183】
ステップS1606において、過去の掲載情報と一致しない、と判定された場合、情報処理装置200Bは、ステップS1608へ進む。
【0184】
図16のステップS1608からステップS1611の処理は、
図6のステップS610からステップS613までの処理と同様であるから、説明を省略する。
【0185】
以上のように、本実施形態では、印刷物20-1を示す画像データを生成する際に、過去に送付した印刷物10-1に掲載された掲載情報とは異なる掲載情報が含まれるようにする。
【0186】
また、本実施形態では、最初に顧客に送付される印刷物10-1にも、顧客毎に選択された掲載情報13aを含ませる。
【0187】
このため、本実施形態では、顧客に対し、顧客の状況に適した掲載情報が印刷された印刷物を順次送付することができる。
【0188】
ここで、
図17を参照して、本実施形態の印刷物10-1について説明する。
図17は、第三の実施形態の第一の印刷物の一例を示す図である。
図17(A)は、
図15の処理で生成された画像データが示す印刷物10-1の表面10A-1の例を示し、
図17(B)は、
図15の処理で生成された画像データが示す印刷物10-1の裏面10B-1の例を示す。
【0189】
図17(A)の例では、表面10A-1と裏面10A-1に、掲載情報13aが表示されている。この掲載情報13aは、車検を促す情報である。したがって、この場合、印刷物10-1の作成の依頼を受け付けた際に、記憶装置300bの提供情報記憶部330′の中から、顧客にとって喫緊の車検に関する情報を掲載情報に選択したことがわかる。
【0190】
また、印刷物10-1の裏面10A-1には、顧客が所有する車両に関する情報14が含まれる。つまり、印刷物10-1には、印刷物10-1の送付先の顧客の顧客情報が含まれる。
【0191】
本実施形態では、このように、印刷物10-1の送付先毎に、掲載情報を選択する。また、本実施形態では、送付先毎に、履歴情報に基づき選択した掲載情報を含む印刷物20-1(
図9参照)を送付する。
【0192】
したがって、本実施形態では、顧客のそれぞれに対し、顧客の動向に応じて選択された、毎回異なる掲載情報が含まれる印刷物を順次送付することができる。
【0193】
具体的には、本実施形態によれば、印刷業者は、カーディーラーから取得した顧客に関する様様な種類の情報から、顧客が関心を持っていると思われる情報を抽出し、最初のダイレクトメールと、次のダイレクトメールとで、異なる情報を小出しすることができる。
【0194】
このため、本実施形態によれば、ダイレクトメールに含める情報量が多くなり過ぎることによって、ダイレクトメールの訴求力が低下することを抑制できる。
【0195】
尚、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
【0196】
また、各実施形態に記載された装置は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。
【0197】
ある実施形態では、情報処理装置200は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。同様に、端末装置は、互いに通信するように構成された複数のコンピューティングデバイスを含むことができる。さらに、情報処理装置および端末装置は、開示された処理ステップを様々な組み合わせで共有するように構成できる。
【0198】
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
【符号の説明】
【0199】
10、10a、20、20a 印刷物
100、100A 情報処理システム
200、200A 情報処理装置
231 掲載情報取得部
232 宛先情報取得部
233 履歴情報取得部
234 動向解析部
234A 解析部
235、235A、235B 掲載情報選択部
236 コード画像生成部
237 対応付け部
238 画像データ生成部
239 出力部
240 宛先リスト記憶部
246 依頼受付部
250 情報取得部
300 車両情報サーバ
300A 情報提供サーバ
310 宛先データベース
320 顧客車両データベース
330、330A 提供情報データベース
400 履歴管理サーバ
410 アクセス履歴データベース
【先行技術文献】
【特許文献】
【0200】
【特許文献1】特開2012-003748号公報
【特許文献2】WO2007/088643号公報