IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社バンダイナムコゲームスの特許一覧

特開2024-153192情報処理システム、プログラム及び情報処理装置
<>
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図1
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図2
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図3
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図4
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図5
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図6
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図7
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図8
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図9
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図10
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図11
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図12
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図13
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図14
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図15
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図16
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図17
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図18
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図19
  • 特開-情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 図20
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024153192
(43)【公開日】2024-10-29
(54)【発明の名称】情報処理システム、プログラム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241022BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023066946
(22)【出願日】2023-04-17
(71)【出願人】
【識別番号】000134855
【氏名又は名称】株式会社バンダイナムコエンターテインメント
(74)【代理人】
【識別番号】100090387
【弁理士】
【氏名又は名称】布施 行夫
(74)【代理人】
【識別番号】100090398
【弁理士】
【氏名又は名称】大渕 美千栄
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 尚也
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC18
5L050CC18
(57)【要約】      (修正有)
【課題】商品又はサービスの購入において、ユーザが使用しているアプリケーションの情報を用いて、新たな演出サービスをユーザに提供し、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高める情報処理システム、プログラム及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】自動販売機、サーバ装置及び複数の端末装置が、インターネット、LAN、無線通信などのネットワークを介して接続される情報処理システムにおいて、自動販売機の処理部300は、ユーザが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択し、当該アプリケーションの情報に基づいて演出を生成し、かつ、アプリケーションの情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成する演出生成部と、を含む。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに商品又はサービスの購入を促す演出を実行する情報処理システムであって、
前記ユーザを特定する個人情報を、取得する個人情報取得部と、
前記個人情報に基づいて、前記ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得するアプリケーション情報取得部と、
前記アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する演出生成部と、
商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、前記演出を提供する演出提供部と、を含み、
前記演出生成部は、
前記ユーザが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択し、当該アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成することを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
ユーザに商品又はサービスの購入を促す演出を実行する情報処理システムであって、
前記ユーザを特定する個人情報を、取得する個人情報取得部と、
前記個人情報に基づいて、前記ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得するアプリケーション情報取得部と、
前記アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する演出生成部と、
商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、前記演出を提供する演出提供部と、を含み、
前記演出生成部は、
前記アプリケーションの情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成することを特徴とする情報処理システム。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記アプリケーションの情報は、
前記アプリケーションの種類、及び、実績の少なくとも一方であることを特徴とする情報処理システム。
【請求項4】
請求項1又は2において、
前記演出生成部は、
前記アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キャラクタの情報に基づいて、前記演出を生成することを特徴とする情報処理システム。
【請求項5】
請求項1又は2において、
前記演出生成部は、
前記アプリケーションの情報と、購入する商品又はサービスの情報とに基づいて、前記演出を生成することを特徴とする情報処理システム。
【請求項6】
請求項1又は2において、
前記演出生成部は、
購入する商品又はサービスとは別の商品又はサービスの情報に基づいて、前記演出を生成することを特徴とする情報処理システム。
【請求項7】
請求項1又は2において、
前記個人情報は、
商品又はサービスに関する前記ユーザの情報、及び、前記ユーザの属性の少なくとも1つを含むことを特徴とする情報処理システム。
【請求項8】
請求項1又は2において、
前記演出提供部は、
前記商品又はサービスを選択する前のタイミング、前記商品又はサービスを選択した後から購入前のタイミング、及び、前記商品又はサービスを購入以降のタイミングの少なくとも1つのタイミングを、商品又はサービスの購入に伴うタイミングとすることを特徴とする情報処理システム。
【請求項9】
請求項1又は2において、
前記演出生成部は、
前記個人情報に対応付けられた、前記ユーザの過去の行動を示す行動履歴情報に基づいて、前記演出を生成することを特徴とする情報処理システム。
【請求項10】
請求項1又は2において、
前記商品又はサービスが購入された場合に、前記商品又はサービスに応じた特典を、前記アプリケーションにおいて付与する特典付与部を、更に含むことを特徴とする情報処理システム。
【請求項11】
請求項1において、
前記演出生成部は、
所与の条件に基づいて、前記複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択することを特徴とする情報処理システム。
【請求項12】
請求項1において、
前記演出生成部は、
選択された前記アプリケーションが複数である場合、複数のアプリケーション間で共通する情報に基づいて、前記演出を生成することを特徴とする情報処理システム。
【請求項13】
請求項2において、
前記演出生成部は、
前記アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キャラクタの音声情報に基づいて、前記演出を生成することを特徴とする情報処理システム。
【請求項14】
請求項2において、
前記演出生成部は、
前記ユーザと関連する別のユーザの情報に基づいて、別のキャラクタを特定し、当該別のキャラクタの情報に基づいて、前記演出を生成することを特徴とする情報処理システム。
【請求項15】
請求項2において、
前記演出生成部は、
前記ユーザと関連する別のユーザの情報に基づいて、別のキャラクタを特定し、当該別のキャラクタの音声情報に基づいて、音声合成を用いた前記演出を生成することを特徴とする情報処理システム。
【請求項16】
ユーザに商品又はサービスの購入を促す演出を、コンピュータに行わせるプログラムであって、
前記ユーザを特定する個人情報を、取得する個人情報取得部と、
前記個人情報に基づいて、前記ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得するアプリケーション情報取得部と、
前記アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する演出生成部と、
商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、前記演出を提供する演出提供部として、コンピュータを機能させ、
前記演出生成部は、
前記ユーザが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択し、当該アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成することを特徴とするプログラム。
【請求項17】
ユーザに商品又はサービスの購入を促す演出を、コンピュータに行わせるプログラムであって、
前記ユーザを特定する個人情報を、取得する個人情報取得部と、
前記個人情報に基づいて、前記ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得するアプリケーション情報取得部と、
前記アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する演出生成部と、
商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、前記演出を提供する演出提供部として、コンピュータを機能させ、
前記演出生成部は、
前記アプリケーションの情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成することを特徴とするプログラム。
【請求項18】
ユーザに商品又はサービスの購入を促す演出を実行する情報処理装置であって、
前記ユーザを特定する個人情報を、取得する個人情報取得部と、
前記個人情報に基づいて、前記ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得するアプリケーション情報取得部と、
前記アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する演出生成部と、
商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、前記演出を提供する演出提供部と、を含み、
前記演出生成部は、
前記ユーザが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択し、当該アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成することを特徴とする情報処理装置。
【請求項19】
ユーザに商品又はサービスの購入を促す演出を実行する情報処理装置であって、
前記ユーザを特定する個人情報を、取得する個人情報取得部と、
前記個人情報に基づいて、前記ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得するアプリケーション情報取得部と、
前記アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する演出生成部と、
商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、前記演出を提供する演出提供部と、を含み、
前記演出生成部は、
前記アプリケーションの情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成することを特徴とする情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、プログラム及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、商品又はサービスの購入を促進するためのオンライン販売システム、実店舗のレジ、自動販売機等の情報処理システムが存在する。
【0003】
例えば、特許文献1では、レジの透明シールドに、客のお気に入りキャラクタに関連するキャラクタ画像を表示し、会計入力に応じた演出を行うシステムが開示されている。
【0004】
特許文献2では、キャラクタがいる仮想空間に、アプリやサイトから取得した実世界でのユーザの行動情報に関するオブジェクトを表示させるシステムが開示されている。
【0005】
特許文献3及び特許文献4では、ユーザ端末と通信接続されるシステムで、キャラクタとのコミュニケーション履歴やキャラクタ設定情報から、購入商品を自動選択するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2022-063559号公報
【特許文献2】特開2022-095357号公報
【特許文献3】特開2021-12421号公報
【特許文献4】特開2021-12422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような情報処理システムでは、商品やサービス(役務)の購入意欲を更に高めることが望ましい。商品又はサービスの購入において、ユーザが使用しているアプリケーションの情報を用いて、新たな演出サービスをユーザに提供できれば、ユーザに対して購買時の楽しみを与えることができる。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、商品又はサービスの購入において、ユーザが使用しているアプリケーションの情報を用いて、新たな演出サービスをユーザに提供し、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高めることが可能な情報処理システム等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明は、
ユーザに商品又はサービスの購入を促す演出を実行する情報処理システムであって、
前記ユーザを特定する個人情報を、取得する個人情報取得部と、
前記個人情報に基づいて、前記ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得するアプリケーション情報取得部と、
前記アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する演出生成部と、
商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、前記演出を提供する演出提供部と、を含み、
前記演出生成部は、
前記ユーザが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケ
ーションを選択し、当該アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する情報処理システムに関する。
【0010】
また、本発明は、上記各部を含む情報処理装置(例えば、自動販売機、店舗端末装置、端末装置、サーバ装置)に関する。また、本発明は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムに関する。また、本発明は、コンピュータが読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶する情報記憶媒体に関する。
【0011】
また、本発明は、
演出を提供する方法であって、
前記ユーザを特定する個人情報を、取得し、
前記個人情報に基づいて、前記ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得し、
前記ユーザが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択し、当該アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成し、
商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、前記演出を提供する方法に関する。
【0012】
本発明は、商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、ユーザが使用しているアプリケーションの情報を用いて、演出をユーザに提供し、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高めることができる。
【0013】
また、本発明は、ユーザが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択し、当該アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成するので、ユーザに適したアプリケーションの情報に基づいて、満足感を与える演出を提供できる。
【0014】
(2)また、本発明は、
ユーザに商品又はサービスの購入を促す演出を実行する情報処理システムであって、
前記ユーザを特定する個人情報を、取得する個人情報取得部と、
前記個人情報に基づいて、前記ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得するアプリケーション情報取得部と、
前記アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する演出生成部と、
商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、前記演出を提供する演出提供部と、を含み、
前記演出生成部は、
前記アプリケーションの情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成する情報処理システムに関する。
【0015】
また、本発明は、上記各部を含む情報処理装置(例えば、自動販売機、店舗端末装置、端末装置、サーバ装置)に関する。また、本発明は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムに関する。また、本発明は、コンピュータが読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶する情報記憶媒体に関する。
【0016】
また、本発明は、
演出を提供する方法であって、
前記ユーザを特定する個人情報を、取得し、
前記個人情報に基づいて、前記ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得し、
前記アプリケーションの情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成し、
商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、前記演出を提供する方法を含む。
【0017】
本発明は、商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、ユーザが使用しているアプリケーションの情報を用いて、演出をユーザに提供し、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高めることができる。
【0018】
また、本発明は、アプリケーションの情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成するので、ユーザは、アプリケーションに関連する音声を聞くことができ、ユーザにとって親しみがあり満足感を与える演出を提供できる。
【0019】
(3)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記アプリケーションの情報は、
前記アプリケーションの種類、及び、実績の少なくとも一方であってもよい。
【0020】
本発明は、アプリケーションの種類、及び、実績の少なくとも一方に応じた演出を、ユーザに提供できる。つまり、よりユーザ自身に向けた演出となるので、より高い満足感を与え、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を更に高めることができる。
【0021】
(4)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記演出生成部は、
前記アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キャラクタの情報に基づいて、前記演出を生成してもよい。
【0022】
本発明は、アプリケーションの情報から特定されるキャラクタに応じた演出を、ユーザに提供できる。つまり、ユーザは、例えば、画像や音による演出提供の場合、慣れ親しんだキャラクタの画像や音を演出時に視聴することになるので、本発明は、ユーザに、満足感を与える演出を提供できる。その結果、更に、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高めることができる。
【0023】
(5)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記演出生成部は、
前記アプリケーションの情報と、購入する商品又はサービスの情報とに基づいて、前記演出を生成してもよい。
【0024】
本発明は、アプリケーションの情報と、購入する商品又はサービスの情報とに基づく演出を、ユーザに提供できる。つまり、ユーザに対し、アプリケーションだけでなく、購入する商品又はサービスの情報を加味した演出を提供できる。その結果、更に、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高めることができる。
【0025】
(6)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記演出生成部は、
購入する商品又はサービスとは別の商品又はサービスの情報に基づいて、前記演出を生成してもよい。
【0026】
本発明は、購入する商品又はサービスとは別の商品又はサービスの情報に基づく演出を
、ユーザに提供できる。つまり、ユーザに対し、別の商品又はサービスに関する演出を提供できる。その結果、購入する商品又はサービスに対するユーザの購入意欲だけでなく、別の商品又はサービスに対するユーザの購入意欲も高めることができる。
【0027】
(7)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記個人情報は、
商品又はサービスに関する前記ユーザの情報、及び、前記ユーザの属性の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
【0028】
本発明の個人情報は、商品又はサービスに関する前記ユーザの情報、及び、前記ユーザの属性の少なくとも1つを含むので、ユーザに適した演出を提供できる。つまり、よりユーザ自身に向けた演出となるので、本発明は、ユーザに、より高い満足感を与える演出を提供でき、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を更に高めることができる。
【0029】
(8)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記演出提供部は、
前記商品又はサービスを選択する前のタイミング、前記商品又はサービスを選択した後から購入前のタイミング、及び、前記商品又はサービスを購入以降のタイミングの少なくとも1つのタイミングを、商品又はサービスの購入に伴うタイミングとしてもよい。
【0030】
本発明は、商品又はサービスを選択する前のタイミング、商品又はサービスを選択した後から購入前のタイミング、及び、商品又はサービスを購入以降のタイミングの少なくとも1つのタイミングに、演出をユーザに提供することができる。つまり、最適なタイミングでユーザに演出を提供することができる。
【0031】
(9)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記演出生成部は、
前記個人情報に対応付けられた、前記ユーザの過去の行動を示す行動履歴情報に基づいて、前記演出を生成してもよい。
【0032】
本発明は、ユーザの過去の行動を示す行動履歴情報に基づく演出を、ユーザに提供できる。つまり、ユーザに対し、ユーザの過去の行動を活かした演出を提供できる。その結果、更に、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高めることができる。
【0033】
(10)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記商品又はサービスが購入された場合に、前記商品又はサービスに応じた特典を、前記アプリケーションにおいて付与する特典付与部を、更に含むようにしてもよい。
【0034】
本発明は、アプリケーションの魅力を増大させ、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高めることができる。
【0035】
(11)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記演出生成部は、
所与の条件に基づいて、前記複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択するようにしてもよい。
【0036】
本発明は、所与の条件に基づいて、最適なアプリケーションを選択することができる。つまり、よりユーザ自身に向けた演出となるので、より高い満足感を与え、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を更に高めることができる。
【0037】
(12)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記演出生成部は、
選択された前記アプリケーションが複数である場合、複数のアプリケーション間で共通する情報に基づいて、前記演出を生成するようにしてもよい。
【0038】
本発明は、複数のアプリケーション間で共通する情報に基づいて、演出を生成するので、複数のアプリケーション間での共通点を演出に活かすことができる。その結果、更に、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高めることができる。
【0039】
(13)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記演出生成部は、
前記アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キャラクタの音声情報に基づいて、前記演出を生成するようにしてもよい。
【0040】
本発明は、アプリケーションの情報から特定されるキャラクタの音声情報に基づく演出を、ユーザに提供できる。つまり、ユーザは、慣れ親しんだキャラクタに関連する音声を演出時に視聴することになるので、本発明は、ユーザに、満足感を与える演出を提供できる。その結果、更に、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高めることができる。
【0041】
(14)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記演出生成部は、
前記ユーザと関連する別のユーザの情報に基づいて、別のキャラクタを特定し、当該別のキャラクタの情報に基づいて、前記演出を生成するようにしてもよい。
【0042】
本発明は、例えば、ユーザと関連する別のユーザが使用しているキャラクタなど、別のキャラクタに応じた演出をユーザに提供することができる。その結果、更に、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高めることができる。
【0043】
(15)また、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、プログラム、情報記憶媒体及び方法では、
前記演出生成部は、
前記ユーザと関連する別のユーザの情報に基づいて、別のキャラクタを特定し、当該別のキャラクタの音声情報に基づいて、音声合成を用いた前記演出を生成するようにしてもよい。
【0044】
本発明は、例えば、ユーザと関連する別のユーザが使用しているキャラクタなど、別のキャラクタの音声情報に応じた演出をユーザに提供することができる。その結果、更に、商品又はサービスに対するユーザの購入意欲を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1】本実施形態のユーザが商品を購入する際の演出の概要図。
図2】本実施形態の情報処理システムの構成の一例を示す図。
図3】本実施形態のサーバ装置の構成の一例を示す図。
図4】本実施形態の端末装置の構成の一例を示す図。
図5】本実施形態の自動販売機の構成の一例を示す図。
図6】本実施形態の情報処理システムの構成の一例を示す図。
図7】本実施形態の店舗端末装置の構成の一例を示す図。
図8】本実施形態の情報処理システムの構成の一例を示す図。
図9】本実施形態の端末装置の構成の一例を示す図。
図10】本実施形態の個人情報の一例を示す図。
図11】本実施形態のアプリケーションの情報の一例を示す図。
図12】本実施形態のアプリケーションの情報の一例を示す図。
図13】本実施形態のユーザUAの端末装置20Aに表示画面の一例を示す図。
図14】本実施形態の演出の一例を示す図。
図15】本実施形態の演出の一例を示す図。
図16】本実施形態の演出の一例を示す図。
図17】本実施形態の商品又はサービスの購入に伴うタイミングの一例を示す図。
図18】本実施形態の演出の一例を示す図。
図19】本実施形態の演出の一例を示す図。
図20】本実施形態のフローチャート図。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0047】
[1]概要
本実施形態は、商品又はサービスを購入するユーザ(客)に、演出を提供(提示、表示、通知、出力)し、購入意欲を更に高める情報処理システムに関する。
【0048】
図1は、ユーザが商品を購入する際の演出の概要図を示す。例えば、本実施形態の情報処理システムは、客であるユーザUAが、飲料を販売する自動販売機30において、ユーザUAの端末装置20A(スマートフォン)を用いて購入する際(例えば、電子決済を行う際)に、演出を行う。例えば、ユーザUAの端末装置20Aにインストールされているゲームのアプリケーションに登場するキャラクタであって、ユーザUAのお気に入りのキャラクタCA1の音声情報に基づき生成された演出を提供する。例えば、自動販売機30又は端末装置20Aは、「ありがとうございます」というセリフ(テキスト)をキャラクタCA1の音声データに基づき合成された音声で出力する。ユーザUAは、お気に入りのキャラクタCA1の音声を聞くことになり、満足感を得ることができる。
【0049】
別の例を説明する。本実施形態の情報処理システムは、ユーザUBが、セルフレジの店舗端末装置40(POS端末装置)において会計する際に、演出を行う。例えば、ユーザUBの端末装置20Bにインストールされているゲームのアプリケーションに登場するキャラクタであって、ユーザUBのお気に入りのキャラクタCA2の音声情報に基づき生成された演出を提供する。例えば、店舗端末装置40又は端末装置20Bは、「ゲームを遊んでくれてありがとう」というセリフ(テキスト)をキャラクタCA2の音声データに基づき合成された音声で出力する。ユーザUBは、お気に入りのキャラクタCA2の音声を聞くことになり、満足感を得ることができる。
【0050】
更に、別の例を説明する。本実施形態の情報処理システムは、ユーザUCが、コンピュータやスマートフォンなどの端末装置20Cにおいて、オンラインショッピングの会計を
行う際に、演出を行う。例えば、ユーザUCの端末装置20Cにインストールされているゲームのアプリケーションに登場するキャラクタであって、ユーザUCのお気に入りのキャラクタCA3の音声情報に基づき生成された演出を提供する。例えば、端末装置20Cは、「たくさん買ってくれてありがとう」というセリフ(テキスト)をキャラクタCA3の音声データに基づき合成された音声で出力する。ユーザUCは、お気に入りのキャラクタCA3の音声を聞くことになり、満足感を得ることができる。
【0051】
このように、本実施形態の情報処理システムでは、ユーザに商品又はサービスの購入を促す演出を実行することで、商品やサービスの購買において、客らに満足感を与え、購入意欲を更に高めることができる。
【0052】
[2]情報処理システム
[2.1]自動販売機に関する情報処理システム例
図2は、自動販売機30で商品又はサービスを購入する情報処理システムの構成の一例を示す図である。自動販売機30は、情報処理装置の一例である。
【0053】
自動販売機30は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料などの商品を、販売する。自動販売機30は、飲料等に限らず、食品や雑貨、チケットなどの、他の商品やサービス(役務)を、販売してもよい。
【0054】
サーバ装置10は、インターネット(ネットワークの一例)を介して通信接続された端末装置20に所与のサービスを提供することが可能な情報処理装置である。
【0055】
端末装置20(20A、20B、20C)は、ユーザ(利用者)用の端末装置である。例えば、端末装置20は、スマートフォン、携帯電話、PHS、コンピュータ、PDA、携帯型ゲーム機等、画像生成装置などの情報処理装置である。
【0056】
自動販売機30、サーバ装置10及び端末装置20は、インターネット(WAN)、LAN、無線通信などのネットワークを介して、接続される。
【0057】
[2.1.1]サーバ装置の機能構成
図3は、サーバ装置10の機能構成を示す図である。サーバ装置10は、図3の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
【0058】
本実施形態では、管理者やその他が入力に用いるための入力部160、所定の情報が記憶された情報記憶媒体180、端末装置20や自動販売機30、その他と通信を行う通信部196、主にアプリケーション(例えば、ゲームのアプリケーション)に関する処理を実行する処理部100、及び、主にアプリケーション(例えば、ゲーム)に用いる各種のデータを記憶する記憶部170を含む。
【0059】
入力部160は、システム管理者等がゲームに関する設定やその他の必要な設定、データの入力に用いるものである。例えば、本実施形態の入力部160は、マウスやキーボード等によって構成される。
【0060】
情報記憶媒体180(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などによって構成される。
【0061】
通信部196は、外部(例えば、端末、他のサーバや他のネットワークシステム)との
間で通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどによって構成される。
【0062】
記憶部170は、処理部100や通信部196などのワーク領域となるもので、その機能は、RAM(VRAM)などによって構成される。なお、記憶部170に記憶される情報は、データベースで管理してもよい。
【0063】
また、本実施形態の記憶部170は、主記憶部171の他に、画像バッファ172、アプリケーション情報記憶部173、ゲームに関する情報を示すゲーム情報が記憶されるゲームデータ記憶部174、及び、ユーザ情報記憶部(プレーヤ情報記憶部)176を有する。
【0064】
アプリケーション情報記憶部173は、サーバ装置10が提供するアプリケーションの情報(アプリケーション名、アプリケーションの課金情報、アプリケーションの設定情報、アプリケーションを使用するユーザの情報等)である。
【0065】
特に、ゲームデータ記憶部174には、ゲームが実施される仮想空間(オブジェクト空間、ゲーム空間)の情報、仮想空間内における仮想カメラの情報、ゲームで用いられる設定値等が記憶される。
【0066】
また、ユーザ情報記憶部176には、ユーザ毎に、ユーザIDに対応付けてユーザの情報が記憶される。ユーザIDは、ユーザを識別するための識別情報である。
【0067】
なお、ユーザ情報は、ユーザの入力情報(操作情報)を含む。また、ユーザ情報は、ユーザに対応付けられたユーザの情報だけでなく、ユーザのゲーム媒体(例えば、ユーザが所有するキャラクタ、カード、アイテムなどのゲーム媒体)の情報等を含む概念であってもよい。
【0068】
処理部100は、記憶部170内の主記憶部171をワーク領域として各種処理を行う。処理部100の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
【0069】
処理部100は、情報記憶媒体180に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体180には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶される。
【0070】
例えば、処理部100(プロセッサ)は、情報記憶媒体180に記憶されているプログラムに基づいて、サーバ装置10全体の制御を行うとともに、各部間におけるデータ等の受け渡しの制御などの各種の処理を行う。さらに、端末装置20からの要求に応じた各種サービスを提供する処理を行う。
【0071】
なお、本実施形態では、サーバ装置10が処理部100の一部又は全部の処理を行ってもよいし、端末装置20が処理部100の一部の処理を行ってもよい。
【0072】
処理部100は、アプリケーション制御部111、表示制御部112、受け付け部119、通信制御部120、Web処理部121、管理部122、通知部123、画像生成部130、音処理部140を含む。
【0073】
アプリケーション制御部111は、アプリケーションを制御する。例えば、アプリケー
ション制御部111は、所定の行動を実行するキャラクタが配置された仮想空間において、ゲームを進行させる。また、アプリケーション制御部111は、ユーザの入力情報(操作情報)に基づいて、ゲーム処理を実行する。例えば、アプリケーション制御部111は、ユーザの端末装置20から当該ユーザの入力情報(操作情報)を受信して、ゲーム処理を行うようにしてもよい。
【0074】
つまり、アプリケーション制御部111は、端末装置20と連動し、当該端末装置20を介して入力されたユーザの入力情報に基づいて、各ユーザにおいて本実施形態で提供するアプリケーションの制御を行う。
【0075】
表示制御部112は、サーバ装置10が生成した画面(画像)を、端末装置20の表示部290に表示するように制御する。つまり、サーバ装置10が生成した画面(画像)の表示先を、端末装置20の表示部290とする。
【0076】
表示制御部112は、ユーザ毎に、ユーザの端末装置20に表示する画面(ゲーム画像、演出画像)を表示するための制御を行ってもよい。
【0077】
また、表示制御部112は、自動販売機30とデータを送受信し、自動販売機30の表示部390に表示する画面(演出画像)を表示するための制御を行ってもよい。
【0078】
また、表示制御部112は、店舗端末装置40とデータを送受信し、店舗端末装置40の表示部490に表示する画面(演出画像)を表示するための制御を行ってもよい。
【0079】
受け付け部119は、ユーザの入力を受け付ける。また、受け付け部119は、端末装置20のタッチパネルに対するタッチ入力を、ユーザの入力として受け付けるようにしてもよい。つまり、受け付け部119は、端末装置20から入力情報(タッチ位置、タイミング等)を受信して受け付けてもよい。
【0080】
また、受け付け部119は、通信制御部120によるデータ送受信によって、プレーヤの入力や指示などを受け付けるようにしてもよい。
【0081】
通信制御部120は、他の情報処理装置(例えば、端末装置20、自動販売機30、店舗端末装置40)との接続(セッションやコネクション)を確立し、ネットワークを介してデータを通信(送受信)する処理を行う。
【0082】
例えば、通信制御部120は、ユーザの端末装置20に、ゲームに関する情報を送信する。また、通信制御部120は、ユーザの端末装置20から、当該端末装置20によって受け付けられたユーザの入力情報を受信する。
【0083】
Web処理部121は、Webサーバとして機能する。例えば、Web処理部121は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルを通じて、端末装置20にインストールされているWebブラウザの要求に応じてデータを送信する処理、及び、端末装置20のWebブラウザによって送信されるデータを受信する処理を行う。
【0084】
管理部122は、ゲーム情報や、ユーザ毎にユーザの識別情報に対応付けられたユーザの情報を管理する。また、管理部122は、アプリケーションの仮想通貨(例えば、ゲームアプリケーションのゲーム内通貨)や、アプリケーションの各種情報(アイテムなどの情報)を管理してもよい。
【0085】
また、通知部123は、ユーザに所与の情報を通知する。なお、「通知」するとは、ユーザ(ユーザの端末装置20)に対して情報を通知することである。なお、「通知」を、提供、提示、表示、送信という文言に言い換えて解釈してもよい(以下、同様)。
【0086】
通知部123は、画面を端末装置20において通知するように送信制御をしてもよい。つまり、通知部123は、画面(画像)の表示制御情報を生成し、生成した表示制御情報を、プレーヤの端末装置20(例えば、端末装置20の表示部290)に表示するように制御する。
【0087】
なお、「通知」とは、サーバ装置10がプレーヤの端末装置20に対して、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)により送受信される電子メール(メールマガジン等でもよい)で送信すること、SMTPに限らず、所与のプロトコルにより送信すること、プッシュ通知をすること、所定のアプリケーションの所定画面(バナー表示画面、お知らせ画面、ポップアップ画面等)を通知すること、サーバ装置10のWeb処理部121が、Webページによって通知すること、等でもよい。つまり、サーバ装置10が能動的にプレーヤの端末装置20に通知することを示す。なお、本実施形態では、プレーヤの端末装置20からの要求に応じて、要求のあった当該端末装置20に情報を送信することも「通知」の一態様としてもよい。なお、プッシュ通知とは、端末(スマートフォン)の画面の一部領域(上端など)にメッセージウィンドウを表示させることである。なお、「通知」は、表示されるメッセージなどを音声化した音声通知を含む。また、「通知」は、振動による通知も含む。
【0088】
画像生成部130は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて描画処理を行い、これにより画像を生成する。
【0089】
画像生成部130は、例えば、GPU、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)などのプロセッサ、ビデオ信号IC、ビデオコーデックなどのプログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ等によって実現される。画像生成部130は、ゲーム進行に応じて1フレーム時間(例えば1/60秒)で1枚の画面の画像を生成する。生成された画像は端末装置20に送信する。
【0090】
画像生成部130は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて描画処理を行い、これによりゲーム画像(ゲーム画面、演出画面)を生成し、画像バッファ172に出力する、或いは、端末装置20に送信する。
【0091】
画像生成部130は、仮想空間(オブジェクト空間、ゲーム空間)内において仮想カメラ(所与の視点)から見える画像(いわゆる3次元画像)を生成する。
【0092】
また、画像生成部130は、仮想空間内の2次元の画像を生成してもよい。
【0093】
音処理部140は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などの音データを生成し、端末装置20に送信する。例えば、音処理部140は、音声合成を行ってもよい。
【0094】
[2.1.2]端末装置の機能構成
図4は、端末装置20の機能構成を示す図である。端末装置20は、ユーザ(プレーヤ、利用者、客)の端末装置である。端末装置20は、図4の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
【0095】
入力部260は、プレーヤが操作データを入力するためのものであり、その機能は、タ
ッチパネル又はタッチパネル型ディスプレイなどにより実現できる。すなわち、入力部260は、画像が表示される画面上における2次元の指示位置座標(x,y)を検出可能な検出部262を備えている。例えば、入力部260は、接触検出領域(タッチパネル)における、2次元の接触位置座標(x,y)を検出可能な検出部262を備えている。
【0096】
なお、表示画面(以下、特別な場合を除き「タッチパネル」という。)への接触操作は、指先を用いて行うようにしてもよいし、タッチペンなどの入力機器を用いて行うようにしてもよい。
【0097】
また、入力部260は、指示位置以外の入力情報(操作信号)を入力可能なボタンやレバー、キーボード、ステアリング、マイク、加速度センサなどを備えていてもよい。
【0098】
記憶部270は、処理部200や通信部296などのワーク領域となるもので、その機能はRAM(VRAM)などにより実現できる。そして、本実施形態の記憶部270は、ワーク領域として使用される主記憶部271と、最終的な表示画像等が記憶される画像バッファ272と、アプリケーション情報記憶部273、ゲームデータ記憶部274、ユーザ情報記憶部276を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよいし、サーバ装置10の記憶部170がその一部を構成してもよい。
【0099】
画像バッファ272には、画像生成部230によって生成された画像データ、又は、サーバ装置10から受信した画像データが記憶されるようにしてもよい。
【0100】
アプリケーション情報記憶部273には、アプリケーションに関する情報が記憶される。
【0101】
ゲームデータ記憶部274には、ゲームが実施される仮想空間(オブジェクト空間、ゲーム空間)の情報、各キャラクタに関する情報、仮想カメラの情報、その他ゲームで用いられる設定値等が記憶される。なお、端末装置20は、ゲームデータ記憶部274に、サーバ装置10から受信した情報を記憶してもよい。
【0102】
ユーザ情報記憶部276は、プレーヤの情報が記憶される。なお、端末装置20は、サーバ装置10から、ユーザID(プレーヤID)に対応するプレーヤの情報を受信して、ユーザ情報記憶部276に記憶するようにしてもよい。
【0103】
情報記憶媒体280(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。
【0104】
また、情報記憶媒体280には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)を記憶することができる。なお、処理部200は、後述するように、情報記憶媒体280に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。
【0105】
表示部290は、本実施形態により生成された画像を提供するものであり、その機能は、CRT、LCD、タッチパネル型ディスプレイ、或いはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などにより実現できる。
【0106】
特に、本実施形態では表示部290は、タッチパネルディスプレイを用いることによりプレーヤがゲーム操作を行う入力部260としても機能する。ここでタッチパネルとして
、例えば抵抗膜方式(4線式、5線式)、静電容量方式、電磁誘導方式、超音波表面弾性波方式、赤外線走査方式などのタッチパネルを用いることができる。
【0107】
音出力部292は、本実施形態により生成された音を提供するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどにより実現できる。
【0108】
通信部296は、外部(例えばサーバ装置10や他の端末装置20)との間で通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
【0109】
通信部296は、ネットワークを介してサーバ装置10と通信接続する。通信部296は、例えば、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの通信方式を用いて自動販売機30と近距離無線通信を行う。
【0110】
なお、端末装置20は、サーバ装置10が有する情報記憶媒体180や記憶部170に記憶されている本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムやデータを、ネットワークを介して受信し、受信したプログラムやデータを情報記憶媒体280や記憶部270に記憶してもよい。このようにプログラムやデータを受信して端末装置20を機能させる場合も本発明の範囲内に含めることができる。
【0111】
処理部200(プロセッサ)は、入力部260からの入力データやプログラムなどに基づいて、サーバ装置10と連動して、ゲーム処理、画像生成処理、或いは音生成処理などの処理を行う。
【0112】
特に、本実施形態においては、ゲーム処理として、ゲーム開始条件が満たされた場合にゲームを開始する処理、ゲームを進行させる処理、キャラクタ、敵キャラクタなどのオブジェクトを配置する処理、オブジェクトを表示する処理、ゲーム結果を演算する処理、或いはゲーム終了条件が満たされた場合にゲームを終了する処理などが含まれる。
【0113】
また、処理部200は、入力部260によって入力されたプレーヤの入力情報に基づき、ゲーム処理(例えば、対戦ゲーム等の処理)、等を行う。また、処理部200は、サーバ装置10と連動して実行してもよいし、その一部又は全部がサーバ装置10に形成されていてもよい。
【0114】
また、処理部200は、記憶部270をワーク領域として各種処理を行う。処理部200の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
【0115】
処理部200は、表示制御部211、受け付け部212、通知部213、アプリケーション制御部214、通信制御部220、Webブラウザ221、画像生成部230、音処理部240を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
【0116】
表示制御部211は、画面を表示部290に表示する処理を行う。例えば、表示制御部211は、Webブラウザ221を用いて表示してもよい。また、表示制御部211は、サーバ装置10から送信された情報に基づいて、ゲーム中に必要な情報を表示部290に表示させる。例えば、端末装置20は、サーバ装置10から受信した画面の表示情報を表示する。
【0117】
受け付け部212は、ユーザからの入力を受け付ける処理を行う。例えば、受け付け部212は、端末装置20が受け付けた入力情報を、サーバ装置10に送信し、当該サーバ
装置10が入力情報を受信するようにしてもよい。
【0118】
通知部213は、ユーザに所与の情報を通知する。例えば、通知部213は、情報を画面に表示する。
【0119】
アプリケーション制御部214は、アプリケーションを制御する。アプリケーション制御部214は、端末装置20にインストールされたアプリケーションを制御する。例えば、ゲームのアプリケーションの場合、アプリケーション制御部214は、ゲームを制御する。例えば、アプリケーション制御部214は、所定の行動を実行するキャラクタが配置された仮想空間において、ゲームを進行させる。また、アプリケーション制御部214は、ユーザの入力情報(操作情報)に基づいて、ゲーム処理を実行する。例えば、アプリケーション制御部214は、ユーザの端末装置20から当該ユーザの入力情報(操作情報)に基づいて、ゲーム処理を行う。
【0120】
通信制御部220は、他の情報処理装置(例えば、サーバ装置10、自動販売機30、店舗端末装置40、他の端末装置20)それぞれとデータを送受信する処理を行う。また、通信制御部220は、他の情報処理装置から受信したデータを記憶部270に格納する処理、受信したデータを解析する処理、その他のデータの送受信に関する制御処理等を行う。
【0121】
なお、通信制御部220は、他の情報処理装置の宛先情報(IPアドレス、ポート番号などのネットワーク情報)を記憶部270や情報記憶媒体280に記憶し、管理する処理を行うようにしてもよい。そして、通信制御部220は、ユーザからの通信開始の入力情報を受け付けた場合に、サーバ装置10との通信を行うようにしてもよい。
【0122】
通信制御部220は、サーバ装置10にユーザの識別情報や入力情報を送信して、データ(ユーザのWebページ、画面等)をサーバ装置10から受信する処理を行う。
【0123】
Webブラウザ221は、Webページ(画面)を閲覧するためのアプリケーションプログラムであって、Webサーバ(サーバ装置10)から、HTMLファイルや画像ファイル等をダウンロードし、レイアウトを解析して表示制御する。また、Webブラウザ221は、入力フォーム(リンクやボタンやテキストボックス等)を用いてデータをWebサーバ(サーバ装置10)に送信する。
【0124】
本実施形態のWebブラウザ221は、ブラウザゲームを実現することができる。例えば、Webブラウザ221は、Webサーバ(サーバ装置10)から受信したJavaScript(登録商標)、FLASH(登録商標)、Java(登録商標)等で記述されたプログラムを実行するものであってもよい。
【0125】
端末装置20は、Webブラウザ221によって、インターネットを介してURL(Uniform Resource Locatorの略)によって指定されたWebサーバからの情報を表示させることができる。例えば、端末装置20は、サーバ装置10から受信した画面(HTML等のデータ)をWebブラウザ221によって表示させることができる。
【0126】
画像生成部230は、処理部200で行われる種々の処理(例えば、ゲーム処理)に基づいて描画処理を行い、これにより画像を生成し、表示制御部211によって表示部290に出力する。画像生成部230が生成する画像は、いわゆる2次元画像であってもよいし、いわゆる3次元画像であってもよい。なお、画像生成部230は、サーバ装置10の画像生成部330と全部又は一部の処理と同様の処理を行ってもよい。
【0127】
音処理部240は、処理部200で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などの音データを生成し、音出力部292に出力する。なお、音処理部240は、サーバ装置10の音処理部140と全部又は一部の処理と同様の処理を行ってもよい。
【0128】
[2.1.3]自動販売機の機能構成
図5は、本実施形態の自動販売機30(広義には、情報処理装置)の機能ブロックを示す図である。自動販売機30は、図5の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
【0129】
図5に示すように、自動販売機30は、処理部300を有する。処理部300には、通信部396、冷温装置331、搬出装置332、入力部360、記憶部370、情報記憶媒体380、表示部390、音出力部392が接続される。
【0130】
冷温装置331は、本体キャビネット内の商品収納庫を設定された状態に管理するためのものである。冷温装置331は、冷却設定された商品収納庫の内部を冷却する。また、冷温装置331は、加温設定された商品収納庫の内部を加温する。
【0131】
搬出装置332は、ラックから商品を搬出し、売切スイッチを管理するためのものである。
【0132】
記憶部370は、処理部300や通信部396などのワーク領域となるもので、その機能はRAM(VRAM)などにより実現できる。そして、本実施形態の記憶部370は、ワーク領域として使用される主記憶部371と、最終的な表示画像等が記憶される画像バッファ372と、アプリケーション情報記憶部373、管理情報記憶部375、ユーザ情報記憶部376を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
【0133】
画像バッファ372には、画像生成部330によって生成された画像データ、又は、他の装置から受信した画像データが記憶されるようにしてもよい。
【0134】
アプリケーション情報記憶部373には、アプリケーションに関する情報が記憶される。
【0135】
管理情報記憶部375には、自動販売機30の管理情報が記憶される。当該管理情報は、商品情報、商品選択情報、ボタン配置情報を有する。
【0136】
ユーザ情報記憶部376には、ユーザの情報が記憶される。なお、自動販売機30は、サーバ装置10又は端末装置20から、ユーザID(プレーヤID)に対応するユーザの情報を受信して、ユーザ情報記憶部376に記憶するようにしてもよい。
【0137】
入力部360は、システム管理者等が商品に関する設定やその他の必要な設定、データの入力に用いるものである。例えば、本実施形態の入力部360は、マウスやキーボード等によって構成される。
【0138】
また、入力部360は、接触検出部361を備える。接触検出部361は、タッチや押すなどの操作を感知するデバイスである。これには、タッチスクリーンのモニター、スマートフォン、タブレットなどが含まれる。接触検出部361は、ユーザが画面をタッチすることで商品選択の操作をすることができる。
【0139】
また、入力部360は、商品選択部363を備える。商品選択部363は、商品に対応づけられたボタンやタッチ操作を検出し、当該商品の選択を受け付ける。
【0140】
また、入力部360は、非接触で入力操作を受け付けてもよい。例えば、入力部360は、非接触型ICカードや端末装置20の近距離無線通信によって、商品等の選択、支払い情報を受け付けてもよい。
【0141】
情報記憶媒体380(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。
【0142】
また、情報記憶媒体380には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)を記憶することができる。なお、処理部200は、後述するように、情報記憶媒体380に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。
【0143】
表示部390は、本実施形態により生成された画像を提供するものであり、その機能は、CRT、LCD、タッチパネル型ディスプレイ、或いはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などにより実現できる。
【0144】
特に、本実施形態では表示部390は、タッチパネルディスプレイを用いることによりプレーヤがゲーム操作を行う入力部360としても機能する。ここでタッチパネルとして、例えば抵抗膜方式(4線式、5線式)、静電容量方式、電磁誘導方式、超音波表面弾性波方式、赤外線走査方式などのタッチパネルを用いることができる。
【0145】
音出力部392は、本実施形態により生成された音を提供するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどにより実現できる。
【0146】
通信部396は、ネットワークを介して他の情報処理装置(サーバ装置10、端末装置20)と通信接続する。通信部396は、例えば、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの通信方式を用いて端末装置20と近距離無線通信を行う。
【0147】
なお、自動販売機30は、自動販売機30を管理する管理サーバが有する情報記憶媒体や記憶部に記憶されている本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムやデータを、ネットワークを介して受信し、受信したプログラムやデータを情報記憶媒体380や記憶部370に記憶してもよい。このようにプログラムやデータを受信して自動販売機30を機能させる場合も本発明の範囲内に含めることができる。
【0148】
処理部300(プロセッサ)は、入力部360からの入力データやプログラムなどに基づいて、商品搬出、音生成処理などの処理を行う。
【0149】
また、処理部300は、記憶部370をワーク領域として各種処理を行う。処理部300の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
【0150】
処理部300は、本体制御部310、表示制御部311、受け付け部312、通知部313、個人情報取得部315、アプリケーション情報取得部316、演出生成部317、演出提供部318、特典付与部319、通信制御部320、画像生成部330、音処理部340を含む。
【0151】
本体制御部310は、処理部300から送信された搬出命令に従ってラックから商品を搬出する。また、搬出装置332は、ラックに収納された商品のすべてを搬出した場合に売切信号を本体制御部310に出力する。
【0152】
本体制御部310には、冷温装置331、搬出装置332が接続される。本体制御部310は、処理部300の制御に基づいて、冷温装置331、搬出装置332を制御する。
【0153】
本体制御部310は、商品選択部363によって選択された商品の払い出し、決済処理等を行う。
【0154】
本体制御部310は、電子マネーカードにチャージされた電子マネーを読み込んでもよい。本体制御部310は、決済後の電子マネーを書き込む処理を行う。また、本体制御部310は、電子マネーカードに釣銭分の電子マネーをチャージする書き込み処理を行う。本体制御部310は、電子マネーカードを検出するとともに電子マネーカードの有効無効や種別を識別する電子マネー識別機能を有する。
【0155】
本体制御部310は、非接触で決済を行ってもよい。例えば、本体制御部310は、ユーザの端末装置20に表示された支払い情報(例えば、QRコード(登録商標))を読み取り、決済(例えば、QRコード決済)を行うようにしてもよい。
【0156】
表示制御部311は、例えば、商品情報や商品の管理情報を表示する。
【0157】
受け付け部312は、管理者の設定入力を受け付けてもよい。
【0158】
通知部313は、客であるユーザ、又は、自動販売機30の管理者に所与の情報を通知する。
【0159】
個人情報取得部315は、ユーザを特定する個人情報を、取得する。個人情報は、商品又はサービスに関する前記ユーザの情報、及び、ユーザの属性の少なくとも1つを含む。
【0160】
アプリケーション情報取得部316は、個人情報に基づいて、ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得する。
【0161】
演出生成部317は、アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する。例えば、アプリケーションの情報は、アプリケーションの種類、及び、実績の少なくとも一方である。
【0162】
演出生成部317は、ユーザが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択し、当該アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0163】
演出生成部317は、アプリケーションの情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成してもよい。
【0164】
演出生成部317は、アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キャラクタの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0165】
演出生成部317は、アプリケーションの情報と、購入する商品又はサービスの情報とに基づいて、演出を生成してもよい。
【0166】
演出生成部317は、購入する商品又はサービスとは別の商品又はサービスの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0167】
演出生成部317は、個人情報に対応付けられた、ユーザの過去の行動を示す行動履歴情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0168】
演出生成部317は、所与の条件に基づいて、前記複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択してもよい。
【0169】
演出生成部317は、選択された前記アプリケーションが複数である場合、複数のアプリケーション間で共通する情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0170】
演出生成部317は、アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キャラクタの音声情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0171】
演出生成部317は、ユーザと関連する別のユーザの情報に基づいて、別のキャラクタを特定し、当該別のキャラクタの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0172】
演出生成部317は、ユーザと関連する別のユーザの情報に基づいて、別のキャラクタを特定し、当該別のキャラクタの音声情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成してもよい。
【0173】
演出提供部318は、商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、演出を提供する。例えば、演出提供部318は、商品又はサービスを選択する前のタイミング、商品又はサービスを選択した後から購入前のタイミング、及び、商品又はサービスを購入以降のタイミングの少なくとも1つのタイミングを、商品又はサービスの購入に伴うタイミングとする。
【0174】
特典付与部319は、商品又はサービスが購入された場合に、前記商品又はサービスの金額に応じた特典を、前記アプリケーションにおいて付与する。
【0175】
通信制御部320は、他の情報処理装置(例えば、サーバ装置10、端末装置20、店舗端末装置40)、自動販売機30を管理する管理サーバとの接続(セッションやコネクション)を確立し、ネットワークを介してデータを通信(送受信)する処理を行う。
【0176】
通信制御部320は、端末装置20と近距離無線通信を行って所与の情報を取得してもよい。近距離無線通信は、WiFi(登録商標)やBluetooth(登録商標)などがある。
【0177】
また、通信制御部320は、通信部396を介して自動販売機30を管理する管理サーバとの間で、売上データ、設定データなどの通知やダウンロードを行ってもよい。
【0178】
画像生成部330は、処理部300で行われる種々の処理の結果に基づいて描画処理を行い、これにより画像を生成する。
【0179】
画像生成部330は、例えば、GPU、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)などのプロセッサ、ビデオ信号IC、ビデオコーデックなどのプログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ等によって実現される。画像生成部330は、ゲーム進行に応じて1フレーム時間(例えば1/60秒)で1枚の画面の画像を生成する。
【0180】
画像生成部330は、処理部300で行われる種々の処理の結果に基づいて描画処理を行い、演出画面を生成し、画像バッファ372に出力する、或いは、端末装置20に送信する。
【0181】
画像生成部330は、仮想空間(オブジェクト空間、ゲーム空間)内において仮想カメラ(所与の視点)から見える画像(いわゆる3次元画像)を生成する。
【0182】
画像生成部330は、仮想空間内の2次元の画像を生成してもよい。
【0183】
音処理部340は、処理部300で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声を生成する。生成された音データは、音出力部(スピーカー)392に出力される。なお、生成された音データを端末装置20に送信してもよい。
【0184】
音処理部340は、音声合成部341、セリフ制御部342を含む。音声合成部341は、音声合成を行う。セリフ制御部342は、演出提供タイミングに応じてセリフを決定する。セリフ制御部342は、個人情報、購入する商品又はサービスの情報、アプリケーションの情報の少なくとも1つに基づいて、セリフを決定してもよい。
【0185】
なお、処理部300は、硬貨処理装置及び紙幣処理装置が接続される。硬貨処理装置及び紙幣処理装置は、各種硬貨、各種紙幣の投入数を受け付ける。硬貨処理装置及び紙幣処理装置は、処理部300の命令に応じて、各種硬貨や各種紙幣を払い出す。
【0186】
[2.2]店舗端末装置に関する情報処理システム
図6は、店舗端末装置40で商品又はサービスを購入する情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【0187】
例えば、店舗端末装置40は、例えば、実店舗(例えば、小売業などの店舗)の商品の会計を行うPOS端末装置(レジ)である。店舗端末装置40は、商品に限らずサービス(役務)の会計を行ってもよい。
【0188】
店舗端末装置40、サーバ装置10及び端末装置20は、それぞれインターネット(ネットワーク)を介して接続される。
【0189】
[2.2.1]サーバ装置の機能構成
店舗端末装置40で商品又はサービスを購入する情報処理システムにおけるサーバ装置10の機能構成は、自動販売機に関する情報処理システムにおけるサーバ装置10の説明と同様であるので、説明を省略する。
【0190】
[2.2.2]端末装置の機能構成
店舗端末装置40で商品又はサービスを購入する情報処理システムにおける端末装置20の機能構成は、自動販売機に関する情報処理システムにおける端末装置20の説明と同様であるので、説明を省略する。
【0191】
[2.2.3]店舗端末装置の機能構成
図7は、店舗端末装置40(広義には、情報処理装置)の機能ブロックを示す図である。店舗端末装置40は、図7の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
【0192】
図7に示すように、店舗端末装置40は、処理部400を有する。処理部400には、入力部460、記憶部470、情報記憶媒体480、通信部496、表示部490、音出
力部492が接続される。
【0193】
記憶部470は、処理部400や通信部496などのワーク領域となるもので、その機能はRAM(VRAM)などにより実現できる。そして、本実施形態の記憶部470は、ワーク領域として使用される主記憶部471と、最終的な表示画像等が記憶される画像バッファ472と、アプリケーション情報記憶部473、管理情報記憶部475、ユーザ情報記憶部476を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
【0194】
画像バッファ472には、画像生成部430によって生成された画像データ、又は、他の装置から受信した画像データが記憶されるようにしてもよい。
【0195】
アプリケーション情報記憶部473には、アプリケーションに関する情報が記憶される。
【0196】
管理情報記憶部475には、店舗端末装置40の管理情報が記憶される。当該管理情報は、商品情報、従業員情報、店舗情報等である。
【0197】
ユーザ情報記憶部476には、ユーザの情報が記憶される。なお、店舗端末装置40は、サーバ装置10又は端末装置20から、ユーザID(プレーヤID)に対応するユーザの情報を受信して、ユーザ情報記憶部476に記憶するようにしてもよい。
【0198】
入力部460は、システム管理者等が商品に関する設定やその他の必要な設定、データの入力に用いるものである。例えば、本実施形態の入力部460は、マウスやキーボード等によって構成される。
【0199】
また、入力部460は、店員からの入力操作を受け付けるための装置でもよいし、セルフレジのように客であるユーザ自身の入力操作を受け付けるための装置でもよい。セルフレジは、顧客が自分で商品をスキャンして支払いを行うことができる店舗端末装置(レジシステム)である。店員は不要となり、顧客はスムーズなレジシステムを利用することができる。また、長い待ち時間や、商品の誤りなども防ぐ。
【0200】
また、入力部460は、商品についての情報を読み取るための読取部462を備える。
【0201】
また、入力部460は、接触検出部461を備える。接触検出部461は、タッチや押すなどの操作を感知するデバイスである。これには、タッチスクリーンのモニター、スマートフォン、タブレットなどが含まれる。接触検出部461は、ユーザが画面をタッチすることで操作をすることができる。
【0202】
また、入力部460は、非接触で入力操作を受け付けてもよい。例えば、入力部460は、非接触型ICカードや端末装置20の近距離無線通信によって、商品等の選択、支払い情報を受け付けてもよい。
【0203】
情報記憶媒体480(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。
【0204】
また、情報記憶媒体480には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)を記憶することができる。なお、処理部400は、後述するように、情報記憶媒体480に格納され
るプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。
【0205】
表示部490は、本実施形態により生成された画像を提供するものであり、その機能は、CRT、LCD、タッチパネル型ディスプレイ、或いはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などにより実現できる。
【0206】
特に、本実施形態では表示部490は、タッチパネルディスプレイを用いることによりプレーヤがゲーム操作を行う入力部460としても機能する。ここでタッチパネルとして、例えば抵抗膜方式(4線式、5線式)、静電容量方式、電磁誘導方式、超音波表面弾性波方式、赤外線走査方式などのタッチパネルを用いることができる。
【0207】
音出力部492は、本実施形態により生成された音を提供するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどにより実現できる。
【0208】
通信部496は、ネットワークを介して他の情報処理装置(サーバ装置10、端末装置20)と通信接続する。通信部496は、例えば、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの通信方式を用いて端末装置20と近距離無線通信を行う。
【0209】
なお、店舗端末装置40は、店舗端末装置40を管理する管理サーバが有する情報記憶媒体や記憶部に記憶されている本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムやデータを、ネットワークを介して受信し、受信したプログラムやデータを情報記憶媒体480や記憶部470に記憶してもよい。このようにプログラムやデータを受信して店舗端末装置40を機能させる場合も本発明の範囲内に含めることができる。
【0210】
処理部400(プロセッサ)は、入力部460からの入力データやプログラムなどに基づいて、会計処理、音生成処理などの処理を行う。
【0211】
また、処理部400は、記憶部470をワーク領域として各種処理を行う。処理部400の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
【0212】
処理部400は、会計処理部410、表示制御部411、受け付け部412、通知部413、個人情報取得部415、アプリケーション情報取得部416、演出生成部417、演出提供部418、特典付与部419、通信制御部420、画像生成部430、音処理部440を含む。
【0213】
会計処理部410は、店員又は客自身から入力される指示に応じ、会計に関する処理を行う。
【0214】
例えば、会計処理部410は、入力部460から入力された(読み取られた)商品IDに基づいて、商品情報リストから、当該商品IDに対応する商品情報(商品名、値段等)を取得する。例えば、読取部462が近距離無線通信を利用して商品IDを読み取るようにしてもよい。また、読取部462が光学式コードを読み取ることで商品IDを読み取るようにしてもよい。
【0215】
例えば、表示制御部411は、会計処理部410によって取得された商品IDに対応付けられた画像を表示部490に表示するようにしてもよい。
【0216】
会計処理部410は、客が購入しようとする商品の合計額を算出する。例えば、表示制御部411は、会計処理部410によって算出された合計額を表示部490に表示する。
【0217】
会計処理部410は、店員又は客(ユーザ)の入力または指示に基づいて、選択された決済方法で会計処理を実行する。決済方法の選択肢は、「現金」、「クレジットカード」、「デビッドカード」、「電子マネー」があるが、これに限られない。
【0218】
会計処理部410は、取得した商品が客に購入されたことを購買情報データベースに記憶する。また、会計処理部410は、商品が購入されたことに応じて、商品情報を更新する。
【0219】
会計処理部410は、電子マネーカードにチャージされた電子マネーを読み込んでもよい。会計処理部410は、決済後の電子マネーを書き込む処理を行う。また、会計処理部410は、電子マネーカードに釣銭分の電子マネーをチャージする書き込み処理を行う。会計処理部410は、電子マネーカードを検出するとともに電子マネーカードの有効無効や種別を識別する電子マネー識別機能を有する。
【0220】
会計処理部410は、非接触で決済を行ってもよい。例えば、会計処理部410は、ユーザの端末装置20に表示された支払い情報(例えば、QRコード(登録商標))を読み取り、決済(例えば、QRコード決済)を行うようにしてもよい。
【0221】
表示制御部411は、例えば、商品情報や会計情報を表示する。
【0222】
受け付け部412は、管理者の設定入力を受け付けてもよい。
【0223】
通知部413は、客であるユーザ、又は、店舗端末装置40の管理者に所与の情報を通知する。
【0224】
個人情報取得部415は、ユーザを特定する個人情報を、取得する。個人情報は、商品又はサービスに関するユーザの情報、及び、ユーザの属性の少なくとも1つを含む。
【0225】
アプリケーション情報取得部416は、個人情報に基づいて、ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得する。
【0226】
演出生成部417は、アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する。例えば、アプリケーションの情報は、アプリケーションの種類、及び、実績の少なくとも一方である。
【0227】
演出生成部417は、ユーザが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択し、当該アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0228】
演出生成部417は、アプリケーションの情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成してもよい。
【0229】
演出生成部417は、アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キャラクタの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0230】
演出生成部417は、アプリケーションの情報と、購入する商品又はサービスの情報とに基づいて、演出を生成してもよい。
【0231】
演出生成部417は、購入する商品又はサービスとは別の商品又はサービスの情報に基
づいて、演出を生成してもよい。
【0232】
演出生成部417は、個人情報に対応付けられた、ユーザの過去の行動を示す行動履歴情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0233】
演出生成部417は、所与の条件に基づいて、前記複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択してもよい。
【0234】
演出生成部417は、選択された前記アプリケーションが複数である場合、複数のアプリケーション間で共通する情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0235】
演出生成部417は、アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キャラクタの音声情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0236】
演出生成部417は、ユーザと関連する別のユーザの情報に基づいて、別のキャラクタを特定し、当該別のキャラクタの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0237】
演出生成部417は、ユーザと関連する別のユーザの情報に基づいて、別のキャラクタを特定し、当該別のキャラクタの音声情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成してもよい。
【0238】
演出提供部418は、商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、演出を提供する。演出提供部418は、商品又はサービスを選択する前のタイミング、商品又はサービスを選択した後から購入前のタイミング、及び、商品又はサービスを購入以降のタイミングの少なくとも1つのタイミングを、商品又はサービスの購入に伴うタイミングとする。
【0239】
特典付与部419は、商品又はサービスが購入された場合に、前記商品又はサービスの金額に応じた特典を、前記アプリケーションにおいて付与する。
【0240】
通信制御部420は、他の情報処理装置(例えば、サーバ装置10、端末装置20)、店舗端末装置40を管理する管理サーバとの接続(セッションやコネクション)を確立し、ネットワークを介してデータを通信(送受信)する処理を行う。
【0241】
通信制御部420は、端末装置20と近距離無線通信を行って所与の情報を取得してもよい。近距離無線通信は、WiFi(登録商標)やBluetooth(登録商標)などがある。
【0242】
また、通信制御部420は、通信部496を介して店舗端末装置40を管理する管理サーバとの間で、売上データ、設定データなどの通知やダウンロードを行ってもよい。
【0243】
画像生成部430は、処理部400で行われる種々の処理の結果に基づいて描画処理を行い、これにより画像を生成する。
【0244】
画像生成部430は、例えば、GPU、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)などのプロセッサ、ビデオ信号IC、ビデオコーデックなどのプログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ等によって実現される。画像生成部430は、ゲーム進行に応じて1フレーム時間(例えば1/60秒)で1枚の画面の画像を生成する。
【0245】
画像生成部430は、処理部400で行われる種々の処理の結果に基づいて描画処理を行い、演出画面を生成し、画像バッファ472に出力する、或いは、端末装置20に送信
する。
【0246】
画像生成部430は、仮想空間(オブジェクト空間、ゲーム空間)内において仮想カメラ(所与の視点)から見える画像(いわゆる3次元画像)を生成する。
【0247】
画像生成部430は、仮想空間内の2次元の画像を生成してもよい。
【0248】
音処理部440は、処理部400で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声を生成する。生成された音データは、音出力部(スピーカー)492に出力される。なお、生成された音データを端末装置20に送信してもよい。
【0249】
音処理部440は、音声合成部441、セリフ制御部442を含む。音声合成部441は、音声合成を行う。セリフ制御部442は、演出提供タイミングに応じてセリフを決定する。セリフ制御部442は、個人情報、購入する商品又はサービスの情報、アプリケーションの情報の少なくとも1つに基づいて、セリフを決定してもよい。
【0250】
なお、処理部400は、硬貨処理装置及び紙幣処理装置が接続される。硬貨処理装置及び紙幣処理装置は、各種硬貨、各種紙幣の投入数を受け付ける。硬貨処理装置及び紙幣処理装置は、処理部400の命令に応じて、各種硬貨や各種紙幣を払い出す。
【0251】
[2.3]オンラインショッピングに関する情報処理システム
図8は、オンラインショッピングに関する情報処理システムの構成の一例を示す図である。オンラインショッピングは、インターネットを介して商品やサービスを購入することができるシステムである。ユーザは、ユーザが自身の端末装置20を用いて、サーバ装置10にアクセスし、ユーザが商品又はサービスを購入する。
【0252】
サーバ装置10及び端末装置20は、それぞれインターネット(ネットワーク)を介して接続される。
【0253】
[2.3.1]サーバ装置の機能構成
オンラインショッピングで商品又はサービスを購入する情報処理システムにおけるサーバ装置10の機能構成は、自動販売機に関する情報処理システムにおけるサーバ装置10の説明と同様であるので、説明を省略する。
【0254】
[2.3.2]端末装置の機能構成
オンラインショッピングに関する情報処理システムにおける端末装置20(ユーザの端末装置)の機能構成の説明において自動販売機に関する情報処理システムの説明と同様である事項について説明を省略し、異なる点について説明する。
【0255】
図9は、オンラインショッピングに関する情報処理システムにおけるユーザの端末装置20(広義には、情報処理装置)の機能構成の一例を示す。
【0256】
図9に示すように、端末装置20の処理部200は、個人情報取得部215、アプリケーション情報取得部216、演出生成部217、演出提供部218、特典付与部219、を含む。
【0257】
個人情報取得部215は、ユーザを特定する個人情報を、取得する。個人情報は、商品又はサービスに関するユーザの情報、及び、ユーザの属性の少なくとも1つを含む。
【0258】
アプリケーション情報取得部216は、個人情報に基づいて、ユーザが使用しているア
プリケーションの情報を取得する。
【0259】
演出生成部217は、アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する。例えば、アプリケーションの情報は、アプリケーションの種類、及び、実績の少なくとも一方である。
【0260】
演出生成部217は、ユーザが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択し、当該アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0261】
演出生成部217は、アプリケーションの情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成してもよい。
【0262】
演出生成部217は、アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キャラクタの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0263】
演出生成部217は、アプリケーションの情報と、購入する商品又はサービスの情報とに基づいて、演出を生成してもよい。
【0264】
演出生成部217は、購入する商品又はサービスとは別の商品又はサービスの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0265】
演出生成部217は、個人情報に対応付けられた、ユーザの過去の行動を示す行動履歴情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0266】
演出生成部217は、所与の条件に基づいて、前記複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択してもよい。
【0267】
演出生成部217は、選択された前記アプリケーションが複数である場合、複数のアプリケーション間で共通する情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0268】
演出生成部217は、アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キャラクタの音声情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0269】
演出生成部217は、ユーザと関連する別のユーザの情報に基づいて、別のキャラクタを特定し、当該別のキャラクタの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0270】
演出生成部217は、ユーザと関連する別のユーザの情報に基づいて、別のキャラクタを特定し、当該別のキャラクタの音声情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成してもよい。
【0271】
演出提供部218は、商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、演出を提供する。演出提供部218は、商品又はサービスを選択する前のタイミング、商品又はサービスを選択した後から購入前のタイミング、及び、商品又はサービスを購入以降のタイミングの少なくとも1つのタイミングを、商品又はサービスの購入に伴うタイミングとする。
【0272】
特典付与部219は、商品又はサービスが購入された場合に、前記商品又はサービスの金額に応じた特典を、前記アプリケーションにおいて付与する。
【0273】
[2.4]その他
本実施形態の情報処理システムは、電子決済を行うための決済サーバなど、種々の装置とネットワークを介して接続されていてもよい。また、サーバ装置10、ユーザの端末装置20、自動販売機30、店舗端末装置40それぞれは、1つに限らず、複数あってもよい。
【0274】
また、サーバ装置10は、演出を生成し、端末装置20、自動販売機30、店舗端末装置40に、生成された演出のデータを送信してもよい。かかる場合、図示していないが、サーバ装置10の処理部100は、個人情報取得部115、アプリケーション情報取得部116、演出生成部117、演出内容送信部118、特典付与部124を含む。
【0275】
演出内容送信部118は、端末装置20、自動販売機30、店舗端末装置40の少なくとも1つに、演出データを送信する。端末装置20、自動販売機30、店舗端末装置40は、サーバ装置10から受信した演出データに基づいて、演出を実行する。
【0276】
音処理部240は、処理部200で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などの音データを生成する。生成された音データは、音出力部(スピーカー)292に出力される。
【0277】
音処理部240は、音声合成部241、セリフ制御部242を含む。音声合成部241は、音声合成を行う。セリフ制御部242は、演出提供タイミングに応じてセリフを決定する。セリフ制御部242は、個人情報、購入する商品又はサービスの情報、アプリケーションの情報の少なくとも1つに基づいて、セリフを決定してもよい。
【0278】
[3]個人情報の説明
情報処理装置は、個人情報を取得する。なお、情報処理装置は、自動販売機30、店舗端末装置40、ユーザの端末装置20、等である(以下の説明でも同様の解釈を行う)。
【0279】
個人情報は、情報処理装置の記憶領域に記憶される。例えば、自動販売機30の場合、ユーザ情報記憶部376に個人情報が記憶される。店舗端末装置40の場合、ユーザ情報記憶部476に個人情報が記憶される。端末装置20の場合、ユーザ情報記憶部276に個人情報が記憶される。
【0280】
個人情報は、商品又はサービスに関するユーザ情報を含む。
【0281】
図10は、個人情報の一例を示す。個人情報は、ユーザ(客)を特定する情報である。
【0282】
個人情報は、ユーザを識別するためのユーザID、名前(氏名)を含んでもよい。ユーザIDは、サーバ装置10(例えば、ゲームのアプリケーションのサーバ装置10)で、ユーザ登録時に、ユーザに付与するユーザの識別情報(ユーザID)である。例えば、ユーザUAのユーザID=001等である。
【0283】
個人情報は、属性(性別、年齢、居住地の少なくとも1つ)を含んでもよい。また、個人情報は、生体情報(指紋情報、顔情報、静脈情報、音声情報、虹彩情報、等)、個人を特定可能なカード(例えば、クレジットカードやゲーム識別カード、等)を含んでもよい。
【0284】
[4]個人情報の取得手法の説明
例えば、自動販売機30で商品を購入する場合、ユーザUAは、自動販売機30の読取部362に、ユーザUAの個人情報が変換されたコード画像をかざす。ユーザUAが所有する端末装置20(例えば、スマートフォン)に、当該コード画像を表示させて、読取部
362にかざす。ユーザUAが所有する個人情報が記載されたカードの情報を自動販売機30で取得できるようにしてもよい。自動販売機30は、当該コード画像やカードの情報を読み取り、解析し、ユーザUAの個人情報を取得する。
【0285】
例えば、店舗端末装置40の場合も、自動販売機30と同様の処理を行う。ユーザUAは、店舗端末装置40の読取部462に、ユーザUAの個人情報が変換されたコード画像や、ユーザUAの個人情報が記載されたカードをかざす。店舗端末装置40は、当該コード画像やカードの情報を読み取り、解析し、ユーザUAの個人情報を取得する。
【0286】
オンラインショッピングの際は、ユーザUAの端末装置20は、ショッピングサイトのサーバ装置10に登録されたユーザUAの個人情報を取得する。
【0287】
また、情報処理装置は、生体認証(指紋認証、顔認証、静脈認証、音声認証、虹彩認証、等)に基づいて、個人情報を取得可能である。
【0288】
[5]アプリケーションの情報
アプリケーションとは、端末装置20などで実行されるプログラムであり、アプリとも呼ばれる。例えば、アプリケーションは、コンテンツ(例えば、エンターテインメントコンテンツ)を提供するプログラム等である。
【0289】
情報処理装置は、ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得する。例えば、ユーザの個人情報に基づいて、当該ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得する。
【0290】
アプリケーションの情報は、情報処理装置の記憶領域に記憶される。例えば、自動販売機30の場合、アプリケーション情報記憶部373にアプリケーションの情報が記憶される。店舗端末装置40の場合、アプリケーション情報記憶部473にアプリケーションの情報が記憶される。端末装置20の場合、アプリケーション情報記憶部273にアプリケーションの情報が記憶される
図11は、アプリケーションの情報の一例を示す。アプリケーションの情報は、アプリケーションの種類を含んでもよい。
【0291】
アプリケーションの種類は、アプリケーションの内容を示す。アプリケーションの種類は、階層化されていてもよい。例えば、アプリケーションの内容の大概念(ゲーム、アニメ、漫画、などのアプリケーション、写真、SNS等)、アプリケーションの内容の中概念(例えば、バトルゲーム、パズルゲーム、RPGゲーム)、アプリケーションの内容の小概念(例えば、アプリケーション名、ユーザが使用しているキャラクタ、お気に入りのキャラクタ、等)である。
【0292】
図12は、アプリケーションの情報の一例を示す。アプリケーションの情報は、アプリケーションの実績を含んでもよい。
【0293】
アプリケーションの実績は、ユーザがアプリケーションを使用している使用回数を含む。ユーザがアプリケーションを使用している回数とは、例えば、所定期間内の使用回数(例えば、現時点を基準に過去1か月あたりの使用回数、現時点を基準に過去24時間あたりの使用回数)、アプリケーションを使用開始してからの総回数、等である。
【0294】
アプリケーションの実績は、ユーザがアプリケーションを使用している使用期間を含む。アプリケーションを使用している期間は、例えば、合計期間、直近で使用した期間、等である。
【0295】
アプリケーションの実績は、ユーザがアプリケーションを使用している主な時間帯を示す使用時間帯や、所定の時間帯の使用有無を含む。ユーザがアプリケーションを使用している時間帯の使用有無とは、例えば、深夜(22時~3時)の時間帯の使用有無、等である。
【0296】
アプリケーションの実績は、アプリケーションのゲーム状況を含む。アプリケーションのゲーム状況は、例えば、ゲームのアプリケーションの場合、ユーザUAが選択操作したミッション(クエスト、ステージ)の結果(ゲームクリア又はゲームオーバー、勝ち又は負けなどの情報)等である。また、ゲーム状況は、ゲーム進捗度を示す情報を含んでもよい。例えば、ゲーム状況は、キャラクタの経験値、キャラクタのレベル、ユーザの経験値、ユーザのレベル、等を含む。
【0297】
なお、アプリケーションの実績は、アプリケーションの課金情報を含む。アプリケーションの課金情報は、例えば、アプリケーションの課金有無、課金有の場合は所定期間内(例えば、過去1カ月の期間)における課金額、等である。
【0298】
[6]アプリケーション情報の取得手法の説明
情報処理装置は、個人情報(例えばユーザID=001)に対応付けられているアプリケーションの情報を取得する。
【0299】
図13は、ユーザUAの端末装置20Aに表示画面の一例を示す。図13に示すように、ユーザUAの個人情報であるユーザID=001に対応付けられているアプリケーションとして、アプリID=a01、a02、a03の3つのアプリケーションが取得可能な場合、アプリID=a01、a02、a03の3つのアプリケーションの情報を取得する。
【0300】
[7]アプリケーションの情報に基づく演出生成の説明
本実施形態の情報処理装置は、アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する。演出とは、音、画像である。つまり、情報処理装置は、アプリケーション情報に基づいて、音声及び画像の少なくとも1つを生成する。例えば、情報処理装置は、取得したアプリケーションの情報から、所定の情報を用いて、演出を生成する。「所定の情報」とは、アプリケーションの種類、内容、実績などである。
【0301】
具体例をあげると、アプリケーションを取得した場合、アプリID=a01のアプリケーションの種類が「ゲーム」であれば、「ゲームを遊んでくれてありがとう」という音声を生成する。
【0302】
アプリID=a01のアプリケーションが「バトルゲーム」であれば、「バトルゲームを遊んでくれてありがとう」という音声を生成する。
【0303】
更に、アプリID=a01のアプリケーションの使用回数が例えば、10回であれば、「10回もバトルゲームを遊んでくれてありがとう」や「いつもバトルゲームを遊んでくれてありがとう」という音声を生成する。
【0304】
また、アプリID=a01のアプリケーションの使用期間が例えば3時間であれば、「3時間も遊んでくれてありがとう」や「たくさん遊んでくれてありがとう」という音声を生成する。
【0305】
[8]アプリケーションの選択
情報処理装置は、ユーザUAが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択し、当該アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する。
【0306】
情報処理装置は、それぞれ異なるアプリケーションである複数のアプリケーションの中から、ユーザUAにとって最適なアプリケーションを選択する。選択するアプリケーションは1つでもよいし複数でもよい。
【0307】
つまり、情報処理装置は、「所与の条件」に基づいて、複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択する。「所与の条件」とは、アプリケーションの情報に関連する所与の条件である。
【0308】
例えば、所与の条件とは、アプリケーションの情報(種類及び実績の少なくとも一方)に関連する条件である。
【0309】
(具体例1)ユーザが直近で使用したアプリケーションであることを所与の条件とする。
【0310】
例えば、ユーザUAが、アプリID=a01、アプリID=a02、アプリID=a03の3つのアプリケーションを使用していたとする。
【0311】
すると、ユーザUAが直近で使用したアプリケーションが、アプリID=a03のアプリケーションである場合、アプリID=a03のアプリケーションを選択する。
【0312】
(具体例2)ユーザが最も長く使用しているアプリケーションであることを所与の条件としてもよい。
【0313】
例えば、ユーザUAが、アプリID=a01、アプリID=a02、アプリID=a03の3つアプリケーションを使用していたとする。
【0314】
すると、ユーザUAが最も長く使用しているアプリケーションが、アプリID=a01のアプリケーションである場合、アプリID=a01のアプリケーションを選択する。
【0315】
(具体例3)ユーザが、特定の操作をしたことを所与の条件としてもよい。
【0316】
例えば、ユーザUAが、アプリID=a01、アプリID=a02、アプリID=a03の3つアプリケーションを使用していたとする。特定の操作とは、特定のイベントを実行する操作、レベルアップをするゲーム操作、イベントをクリアする操作、漫画などの場合は1話を閲覧する操作、等の操作である。
【0317】
例えば、ユーザUAがクリスマスのイベントを実行する操作を所与の条件とする。かかる場合、ユーザUAがクリスマスのイベントを実行したアプリケーションが、アプリID=a01のアプリケーション及びアプリID=a02のアプリケーションである場合、アプリID=a01のアプリケーション及びアプリID=a02のアプリケーションを、を選択する。
【0318】
[9]複数のアプリケーション間で共通する情報に基づく演出生成
情報処理装置は、選択された前記アプリケーションが複数である場合、複数のアプリケーション間で共通する情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0319】
情報処理装置は、アプリID=a01のアプリケーション及びアプリID=a02のアプリケーションが選択された場合、この2つのアプリケーションで共通する情報に基づいて、演出を生成する。
【0320】
例えば、アプリID=a01のアプリケーション及びアプリID=a02のアプリケーションにおいて、剣を使うキャラクタが存在することが共通する場合、剣を使う画像を演出用の画像とし出力する。また、アプリID=a01のアプリケーション及びアプリID=a02のアプリケーションにおいて、共通の音声データが存在する場合、共通の音声データを出力する。
【0321】
[10]キャラクタの情報に基づく演出生成
情報処理装置は、アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キャラクタの情報に基づいて、演出を生成してもよい。情報処理装置は、アプリケーションに含まれるキャラクタのうち、ユーザが使用しているキャラクタ、又は、ユーザがお気に入りのキャラクタなど、所定のキャラクタを特定する。
【0322】
例えば、アプリID=a01のアプリケーションのゲームに登場するキャラクタのうち、ユーザUAのお気に入りのキャラクタCA1を特定する。そして、キャラクタCA1の音声データに基づいて、音声合成を行う。このようにすれば、ユーザUAにとって親しみのある音声で演出を楽しむことができる。
【0323】
図14は、本実施形態の演出の一例を示す。図14に示すように、例えば、情報処理装置は、ユーザUAが端末装置20Aを用いてオンラインショッピングを行う場合、ユーザUAのお気に入りのキャラクタCA1が登場する画像G1を、例えば、ユーザUAの端末装置20Aの表示部290に、表示させる。また、情報処理装置は、購入時のタイミングで、キャラクタCA1の音声データに基づいて、「ありがとう」というセリフ(テキスト)の音声合成を行い、出力する。例えば、ユーザUAの端末装置20Aの音出力部292(スピーカー)に、生成した音声合成の音データを出力する。
【0324】
[11]購入する商品又はサービスの情報に基づく演出
情報処理装置は、アプリケーションの情報と、購入する商品又はサービスの情報とに基づいて、演出を生成してもよい。
【0325】
図15は、本実施形態の演出の一例を示す。図15に示すように、例えば、情報処理装置は、ユーザUAの端末装置20Aを用いてオンラインショッピングを行う場合、仮想空間上で、ユーザUAのお気に入りのキャラクタCA1に、ユーザUAが選択した商品に対応する服を着用させる。そして、商品に対応する服を着用させたキャラクタCA1の画像G2を端末装置20Aに表示する。
【0326】
例えば、ユーザUAが購入する商品が、例えば、服(Tシャツ)である場合、アプリID=a01のアプリケーションにおいてユーザUAのお気に入りのキャラクタCA1に、服(Tシャツ)の画像GC1を着用させる画像G2を生成し、情報処理装置(例えば、ユーザUAの端末装置20A)に画像G2を表示させる。情報処理装置は、「Tシャツを着て一緒にでかけよう」という音声を発する音声合成を行い、音出力部に出力する。このようにすれば、ユーザUAに、服を購入する意欲を与えることができる。
【0327】
[12]別の商品又はサービスの情報に基づく演出生成
情報処理装置は、購入する商品又はサービスとは別の商品又はサービスの情報に基づいて、演出を生成してもよい。
【0328】
ここで、本実施形態では、購入する商品又はサービスに基づいて、別の商品又はサービスの情報を選択(決定)する。例えば、ユーザUAが購入する商品が、例えば、服(Tシャツ)である場合、Tシャツ以外の服(例えば、ズボン)に決定する。
【0329】
また、本実施形態では、アプリケーションの情報に基づいて、別の商品又はサービスの情報を選択(決定)してもよい。アプリID=a01のアプリケーションが選択された場合、当該アプリケーションのキャラクタの色や模様(例えば、縦縞模様の赤色)の服(例えば、縦縞模様の赤色のズボン)に決定する。
【0330】
また、本実施形態では、個人情報に基づいて、別の商品又はサービスの情報を選択(決定)してもよい。例えば、ユーザID=001において女性という性別が特定されている場合、女性物の服に決定する。
【0331】
図16は、本実施形態の演出の一例を示す。例えば、情報処理装置は、ユーザUAが商品としてTシャツを選択した場合、ユーザUAが選択していない商品の中から、お勧めの商品(例えば、ズボン)を選択する。
【0332】
例えば、図16に示すように、情報処理装置は、ユーザUAの端末装置20Aを用いてオンラインショッピングを行う場合、仮想空間上で、ユーザUAのお気に入りのキャラクタCA1に、ユーザUAが選択した商品(Tシャツ)と、お勧めの商品(ズボン)とを着用させる。そして、情報処理装置は、ユーザUAが選択した商品(Tシャツ)と、お勧めの商品(ズボン)とを着用させたキャラクタCA1の画像G3を、情報処理装置(例えば、ユーザUAの端末装置20A)に表示させる。情報処理装置は、「ズボンも着て一緒にでかけよう」という音声を発する音声合成を行い、音出力部に出力する。このようにすれば、ユーザUAに、Tシャツだけでなくズボンも購入する意欲を与えることができる。
【0333】
「別の商品又はサービスの情報」は、「別の商品又はサービス」の基本情報、在庫情報、評価情報の少なくとも1つを含む。「基本情報」は、商品名、種類、サイズ、品質、等である。「在庫情報」は、在庫の数、品切れの場合は、他の購入可能な店舗情報、等である。「評価情報」は、他の購入者による購入数、評価コメント、評価値、等である。
【0334】
本実施形態では、例えば、画像や音声で、ズボンの情報(商品名、種類、サイズ、品質、在庫数、評価等)を表示する。
【0335】
[13]演出のタイミング
本実施形態の情報処理装置は、「商品又はサービスの購入に伴うタイミング」で、演出を提供する。
【0336】
図17に示すように、商品又はサービスの「購入に伴うタイミング」は、例えば、所与のタイミングT0から商品又はサービスを選択したタイミングT1までの期間TAの所与のタイミングTx1でもよい。また、商品又はサービスの「購入に伴うタイミング」は、商品又はサービスを選択したタイミングT1から、当該商品又はサービスを購入するタイミングT2までの期間TBの所与のタイミングTx2でもよい。また、商品又はサービスの「購入に伴うタイミング」は、商品又はサービスを購入するタイミングT2以降から所定期間を経過するタイミングT3までの期間TCの所与のタイミングTx3でもよい。つまり、商品又はサービスの「購入に伴うタイミング」は、タイミングTx1、Tx2、Tx3の少なくとも1つのタイミングとする。
【0337】
期間TAは、例えば、オンラインショッピングの場合、商品選択項目(例えば、ショッピングカート内)に商品やサービスが1つも無い状況である。また、自動販売機30の場
合、商品ボタンを押す前の状況である。店舗端末装置(POS端末)40の場合、店舗端末装置40におけるユーザの会計が行われていない状況であり、店舗端末装置40においては、期間TAにおいての演出は無い。
【0338】
期間TBは、例えば、ユーザは購入していないが、購入しようとしている商品又はサービスが決まっている状況である。オンラインショッピングの場合、商品選択項目(例えば、ショッピングカート内)に商品やサービスが1つ以上存在し、電子マネーやクレジットカード等による支払いが行われる前の状況である。また、自動販売機30の場合、商品ボタンを押してから、現金や電子マネーが入力されるまでの期間である。店舗端末装置(POS端末)40の場合、商品のコードを読み取っている状況など、現金や電子マネー等による支払いが行われる前の状況である。
【0339】
期間TCは、例えば、商品を購入した後の状況であり、支払い時(会計時)や支払い直後(会計直後)を含む。オンラインショッピングの場合、決済時点でもよいし、決済完了時点から所定期間(例えば、1分間)の期間であってもよい。また、自動販売機30の場合、現金や電子マネーでの決済時点でもよいし、決済完了時点から所定期間(例えば、1分間)の期間であってもよい。店舗端末装置(POS端末)40の場合も、現金や電子マネーでの決済時点でもよいし、決済完了時点から所定期間(例えば、1分間)の期間であってもよい。
【0340】
[14]行動履歴情報に基づく演出生成
情報処理装置は、行動履歴情報に基づいて、演出を生成してもよい。行動履歴情報は、個人情報に対応付けられた、ユーザの過去の行動を示す情報であり、例えば購入履歴である。
【0341】
行動履歴情報は、情報処理装置の記憶領域に記憶される。例えば、自動販売機30の場合、ユーザ情報記憶部376に行動履歴情報が記憶される。店舗端末装置40の場合、ユーザ情報記憶部476に行動履歴情報が記憶される。端末装置20の場合、ユーザ情報記憶部276に行動履歴情報が記憶される。
【0342】
図10に示すように、行動履歴情報(購入履歴情報)は、ユーザが過去に購入した商品の商品名又はユーザが過去に購入したサービスのサービス名、購入日、注視時間、等である。注視時間は、例えば、オンラインショッピングの画面において、ユーザが商品やサービスの画面を閲覧表示している期間である。
【0343】
なお、行動履歴情報は、未購入の商品やサービスに関する情報を含んでもよい。未購入の場合は、行動履歴情報は、ユーザが閲覧した商品の商品名又はユーザが閲覧したサービスのサービス名、閲覧日、注視時間、等である。
【0344】
図18は、行動履歴情報に基づいて生成する演出画像G4の一例を示す。例えば、図18に示すように、情報処理装置は、ユーザID=001のユーザUAが、過去にマスクを購入している場合、仮想空間において、アプリID=a01のアプリケーションにおいてユーザUAのお気に入りのキャラクタCA1に、マスクを着用させる。そして、キャラクタCA1にマスクを着用させた画像G4を生成し、情報処理装置(例えば、ユーザUAの端末装置20A)に画像G4を表示させる。そして、情報処理装置は、「マスクも買いませんか」という音声を発する音声合成を行う。このようにすれば、ユーザUAに過去に購入したマスクについて再購入する意欲を与えることができる。
【0345】
なお、情報処理装置は、所定期間内(例えば、現時点から遡って1週間以内)に購入した商品又はサービスが複数存在する場合は、商品注視時間(商品注視期間)が最も長い商
品又はサービスを選択するようにしてもよい。
【0346】
[15]特典付与
情報処理装置は、商品又はサービスが購入された場合に、商品又はサービスに応じた特典を、アプリケーションにおいて付与するようにしてもよい。商品又はサービスに応じた特典は、例えば、商品又はサービスの金額、種類、購入履歴、等に応じた特典である。
【0347】
例えば、情報処理装置は、ユーザUAによって商品又はサービスが購入された場合に、購入額に所定率(例えば、1%)を乗じた値を、ユーザUAが使用しているアプリケーション(例えば、アプリID=a01のアプリケーション)のポイント(ゲーム内通貨)として、付与する。
【0348】
また、自動販売機30や店舗端末装置40において、ユーザUAによって商品又はサービスが現金で支払われた場合に、おつりを、ユーザUAが使用しているアプリケーション(例えば、アプリID=a01のアプリケーション)のポイント(ゲーム内通貨)として、付与してもよい。おつりを、アプリケーションのポイントとして付与するか否かは、ユーザUAが設定できる。例えば、事前に設定しておいてもよいし、商品又はサービスを購入する都度設定するようにしてもよい。おつりが所定の金額以下である場合に、ポイントとして付与するように設定しておいてもよい。
【0349】
また、情報処理装置において、1000円分の金券カード(例えば、図書カード(登録商標))で800円の商品を購入した場合に、残金分の200円を、ユーザUAが使用しているアプリケーション(例えば、アプリID=a01のアプリケーション)のポイント(ゲーム内通貨)として、付与してもよい。
【0350】
[16]同意情報
情報処理装置は、ユーザの個人情報を、演出のために利用することに対する同意情報を、当該ユーザから取得する。
【0351】
また、情報処理装置は、アプリケーションの情報を、演出のために利用することに対する同意情報を、当該ユーザから取得する。
【0352】
個人情報や、アプリケーションの情報が演出に用いられる点については、ユーザに開示する必要がある。したがって、個人情報の設定登録時や、商品又はサービスの支払い時などの所与のタイミングで、ユーザに同意情報を取得する。
【0353】
個人情報及びアプリケーションの情報の利用に対する同意に関して、例えば、包括的に許可を得るようにしてもよい。また、同意可能なアプリケーションを抽出できるフィルタリングを用いてもよい。つまり、抽出したアプリケーションに対して、同意を得るようにしてもよい。
【0354】
[17]音声による演出の説明
本実施形態では、音声による演出を行う。例えば、情報処理装置は、予め収録された録音データ(収録データ)を再生する演出を提供する。
【0355】
また、情報処理装置は、テキストから人工的に音声合成(合成音声)を行い、演出に用いてもよい。音声合成は、人間等の音声を人工的に創り出すことを意味する。
【0356】
情報処理装置は、アプリケーションの情報に基づいて、音声合成を用いた演出を生成する。例えば、情報処理装置は、アプリケーションの情報からキャラクタを特定し、当該キ
ャラクタの音声情報に基づいて、演出を生成する。
【0357】
具体例を説明する。まず、情報処理装置は、演出生成時に、「ありがとう」などの演出用のセリフを決定する。そして、ユーザUAが使用しているアプリID=a01のアプリケーションで、ユーザUAのお気に入りに登録しているキャラクタCA1を特定し、キャラクタCA1の音データに基づいて、セリフの音声合成を行う。
【0358】
すなわち、本実施形態の情報処理装置(例えば、自動販売機30、店舗端末装置40、ユーザの端末装置20)は、演出生成時に、演出を提供するタイミングに応じたセリフ(テキスト)を決定する。情報処理装置は、セリフと特定される音(例えば、特定されたキャラクタCA1の音)の音データに基づいて、セリフの音声合成を行う。そして、演出提供のタイミングで、生成された音声合成の音データを出力する。
【0359】
情報処理装置は、予め、演出提供タイミングに応じたセリフのひな型を用意し、セリフを決定する。なお、個人情報、購入する商品又はサービスの情報、アプリケーションの情報の少なくとも1つに基づいて、セリフを決定してもよい。
【0360】
なお、サーバ装置10において音声合成を行うようにし、生成された音声合成の音データをサーバ装置10から、情報処理装置に送信してもよい。かかる場合、情報処理装置は、受信した当該音データを出力する。
【0361】
[18]別ユーザの情報に基づく、音声合成による演出の説明
情報処理装置は、ユーザと関連する別のユーザの情報に基づいて、別のキャラクタを特定し、当該別のキャラクタの情報に基づいて、演出を生成するようにしてもよい。
【0362】
例えば、ユーザUAとフレンドの関係にあるユーザUBの情報に基づいて、別のキャラクタを特定する。例えば、ユーザUAが使用しているアプリID=a01のアプリケーションで、フレンドであるユーザUBのお気に入りのキャラクタがキャラクタCA2である場合、キャラクタCA2の音データに基づいて、セリフの音声合成を行う。
【0363】
また、図19に示すように、情報処理装置は、ユーザUAのお気に入りのキャラクタCA1と、ユーザUBのお気に入りのキャラクタCA2とを含む画像G5を生成し、情報処理装置(例えば、ユーザUAの端末装置20A)に画像G5を表示させる。さらに、キャラクタCA1が「買ってくれてありがとう」という音声合成を行い出力し、キャラクタCA2が「ゲーム遊んでね」という音声合成を行い出力する。
【0364】
[19]フローチャート
図20を用いて、本実施形態の情報処理装置の処理の流れを説明する。まず、ユーザを特定する個人情報を取得する(ステップS1)。個人情報に基づいて、ユーザが使用しているアプリケーションの情報を取得する(ステップS2)。そして、アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する(ステップS3)。例えば、ユーザが使用している複数のアプリケーションの中から少なくとも1つのアプリケーションを選択し、選択された当該アプリケーションの情報に基づいて、演出を生成する。そして、商品又はサービスの購入に伴うタイミングで、演出を提供する(ステップS4)。以上で処理を終了する。
【0365】
[20]人工知能モデルを使用した音声合成
音声合成は、人工知能モデルを使用して、テキストから音声を生成してもよい。人工知能モデルを使用して生成される音声合成を、「AI音声合成」又は「AI音声」と呼んでもよい。なお、AIは、「Artificial Intelligence」の略である。本実施形態では、深層学習に基づく音声合成モデルを使用し、高品質な音声合成を実
現する。
【0366】
[20.1]音声合成に使用する音声の録音または収録について
音声合成に使用する音声について、次の(1)~(5)の順で録音または収録する。録音または収録は、人工知能モデルを使用する前の準備段階に該当する。高品質で自然な音声を生成するために、音声合成を行う前に、録音または収録を行う。
【0367】
(1)録音または収録する音声のテキストを選定する。
【0368】
(2)録音前に、プロトタイプ音声を作成する。プロトタイプ音声は、音声合成の評価を行うためのサンプル音声である。これには、選定されたテキストをベースにした音声ファイルを生成することが含まれる。プロトタイプ音声は、後に収録された音声と比較して、録音の品質や音質の向上に役立つ。なお、プロトタイプ音声は、音声合成(音声合成エンジン)が正確に解析できるか否かを確認するために使用される。音声アーティストが、音声合成のデフォルトの設定で、選定されたテキストを読み上げることによって、プロトタイプ音声が録音される。この音声を使用して、音声合成の設定情報を調整し、より自然な音声合成を行うために最適なパラメータを決定することができる。
【0369】
(3)録音または収録する前に、マイクの設定、スタジオの音響環境の調整、ノイズ対策など録音スタジオの設定を行う。
【0370】
(4)録音または収録する。プロの声優や音声アーティストが、テキストを読み上げる。これにより、高品質で自然な音声を録音または収録することができる。また、自然言語処理技術を使用して、音声の特性や表現方法を自動的に変更することもできる。
【0371】
(5)録音の編集を行う。 録音または収録後に、音声のクリーニング、トリミング、ノイズリダクションなどの編集を行う。これにより、録音された音声が最適な品質で利用可能になる。
【0372】
[20.2]人工知能モデルを使用する場合の処理
音声合成はテキストから音声を生成する技術である。人工知能モデルを使用することで、自然な読み上げ音声を生成することができる。
【0373】
音声合成において、人工知能モデルを使用する場合の主な処理の流れは以下の通りである。
【0374】
(1)まず、テキストの入力を行う。例えば、音声合成に使用するテキストが入力される。このテキストは、セリフ制御において決定されるセリフである。
【0375】
(2)テキストの前処理を行う。入力テキストは、音声合成モデルが理解する形式に変換される。これには、文字列のトークナイズ、単語の分割などが含まれる。
【0376】
文字列のトークナイズは、テキストを解析するためのプロセスである。このプロセスは、テキストを単語や短いフレーズなどの単位に分割することを意味する。トークナイズされたテキストは、音声合成モデルが正確に解析するために使用される。トークナイズには、文字列のスペースや句読点などを使用して単語を分割する方法、または自然言語処理ツールを使用して単語を分割する方法などがある。このプロセスは、音声合成の質を向上させるために重要な役割を果たす。
【0377】
(3)音声特徴の量子化を行う。前処理されたテキストから音声特徴を抽出する。これ
には、単語の音素、アクセント、音長などが含まれる。
【0378】
(4)音声生成する。量子化された音声特徴に基づいて、人工知能モデルが音声を生成する。このモデルは、大量の訓練データを元に学習され、最適な音声を生成するアルゴリズムを実装する。
【0379】
(5)音声の出力を行う。生成された音声が出力部(例えば、スピーカー)によって出力される。この音声は、通常、音響モデルを通じて再構築される。
【0380】
以上の流れにより、人工知能モデルを使用する音声合成の本実施形態の情報処理装置は、入力テキストから自然な音声を生成することができる。
【0381】
[20.3]音声合成の具体例
音声合成を採用することにより、ゲームアプリやアニメで登場するキャラクタの声優の音声を人工的に創り出すことができる。例えば、当該キャラクタの音声(人工的な音声)で、ゲームプレーヤであるユーザUAの名前を呼ぶことや、特定の商品名を話すことができる。
【0382】
また、本実施形態では、商品についてキャラクタの声で「お似合いだよ」などフレンドリーにユーザUAに発話することができる。また、ゲームアプリに登場するキャラクタの衣装が赤色である場合に、ユーザUAが赤色の商品を購入する場合には、「赤色おすすめだよ」などの音声合成を、ユーザUAに発話することができる。このようにすれば、ユーザUAは、ゲームやアニメのキャラクタと会話ができ、楽しむことができる。
【0383】
また、本実施形態の情報処理装置は、ユーザUAが使用しているゲームアプリケーションにおいての課金額に応じて、当該ゲームアプリケーションの情報に基づく音声合成を用いた演出提供の回数を、増加させてもよい。
【0384】
また、本実施形態の情報処理装置は、複数のアプリケーション間で共通する情報に基づいて、演出を行ってもよい。例えば、アプリID=a01のアプリケーションのキャラクタCA1と、アプリID=a02のキャラクタCA2との音声データの特徴(例えば、声優が同一人物である、声の高低、声質(元気そう、囁き声、かすてている等)や、イントネーション、方言、語尾などが共通である、等)に基づいて、それらと共通する特徴を有する音声合成を行う。
【0385】
[21]音声合成の他の例
本実施形態では、人工知能モデルを使用しない音声合成を採用してもよい。例えば、人工知能モデルを使用しない音声合成手法には、パラメトリック合成とコンカテナティブ合成がある。パラメトリック合成は、音声の自然さや表現力に欠ける場合があることや、コンカテナティブ合成は、大量の音声素材を必要とするため、音声データの作成に時間と費用がかかるという欠点がある。そのため、人工知能モデルを使用する音声合成手法を採用することが好ましい。
【0386】
[22]サービスの応用例
本実施形態では、商品の購入について主に説明したが、商品に限らない。例えば、サービス(例えば、ベビーシッターなどのサービス、家庭教師などの学習支援を行うサービス、介護サービス、等)でもよい。
【0387】
[23]ゲームアプリケーション例
本実施形態では、主にゲームのアプリケーションについて説明したが、ゲームに限らず
、アニメ、コミック(漫画)、動画閲覧などのエンターテインメントコンテンツのアプリケーションで適用可能である。
【0388】
また、本実施形態では、エンターテインメントコンテンツのアプリケーションに限らず、種々のアプリケーション(カメラ、語学学習、写真、SNS、メモ、健康、タクシー、小売業、本など、種々のアプリケーション)で適用可能である。
【0389】
例えば、喫茶店などの飲食店の会計の支払い完了時に、POS端末(店舗端末装置40)において、「いつもコーヒーだね。紅茶はどう?」などの音声合成を用いて演出を提供してもよい。
【0390】
本実施形態のゲームのアプリケーションでは、対戦ゲーム、レースゲーム、シューティングゲーム、音楽ゲーム、RPG(ロールプレイングゲーム)、バトルゲーム、アクションゲーム、スポーツゲーム、育成シミュレーションゲームなどが可能である。
【0391】
[24]動画
本実施形態では、画像の演出例について説明したが、動画(複数の画像で構成される動画像)も、演出に一態様として適用可能である。
【0392】
[25]演出の補足説明
本実施形態では、テキスト表示、画像、音声、動画、これらの組み合わせを、演出の一例として説明したが、これに限らない。例えば、端末装置の振動や発光、等を演出に含んでもよい。
【0393】
また、本実施形態では、「アプリケーションの情報に関連した情報」を、ユーザ(購入者)に提供する演出を含んでもよい。なお、「アプリケーションの情報に関連した情報」は、アプリケーションにおけるプレイ状況、アイテムの紹介、イベントの告知を含む。
【0394】
例えば、情報処理装置は、ユーザUAが、Tシャツを購入した際に、ユーザUAが使用しているアプリID=a01のアプリケーションを宣伝する情報(例えば、「5時からイベントがあるよ。あそびにきてね」)をユーザUAのお気に入りのキャラクタCA1の音声情報に基づき生成された演出を出力する。
【0395】
また、本実施形態の商品又はサービスの購入は、サブスクリプションなどの定期購入のタイミングでも適用してもよい。
【0396】
[26]その他
本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語として引用された用語は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。
【0397】
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【0398】
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるで
あろう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0399】
10 サーバ装置、20、20A、20B、20C 端末装置、
30 自動販売機、40 店舗端末装置、
100 処理部、111 アプリケーション制御部、112 表示制御部、
119 受け付け部、120 通信制御部、121 Web処理部、
122 管理部、123 通知部、130 画像生成部、140 音処理部、
160 入力部、170 記憶部、171 主記憶部、172 画像バッファ、
173 アプリケーション情報記憶部、174 ゲームデータ記憶部、
176 ユーザ情報記憶部、180 情報記憶媒体、196 通信部、
200 処理部、211 表示制御部、212 受け付け部、213 通知部、
214 アプリケーション制御部、
215 個人情報取得部、216 アプリケーション情報取得部、
217 演出生成部、218 演出提供部、219 特典付与部、
220 通信制御部、221 Webブラウザ、
230 画像生成部、240 音処理部、241 音声合成部、242 セリフ制御部、260 入力部、262 検出部、270 記憶部、
271 主記憶部、272 画像バッファ、273 アプリケーション情報記憶部、
274 ゲームデータ記憶部、276 ユーザ情報記憶部、
280 情報記憶媒体、290 表示部、292 音出力部、296 通信部、
300 処理部、310 本体制御部、311 表示制御部、312 受け付け部、
313 通知部、315 個人情報取得部、316 アプリケーション情報取得部、
317 演出生成部、318 演出提供部、319 特典付与部、
320 通信制御部、330 画像生成部、340 音処理部、
341 音声合成部、342 セリフ制御部、
360 入力部、361 接触検出部、362 読取部、363 商品選択部、
370 記憶部、371 主記憶部、372 画像バッファ、
373 アプリケーション情報記憶部、375 管理情報記憶部、
376 ユーザ情報記憶部、380 情報記憶媒体、331 冷温装置、
332 搬出装置、390 表示部、392 音出力部、396 通信部、
400 処理部、410 会計処理部、411 表示制御部、412 受け付け部、
413 通知部、415 個人情報取得部、416 アプリケーション情報取得部、
417 演出生成部、418 演出提供部、419 特典付与部、
420 通信制御部、430 画像生成部、440 音処理部、
441 音声合成部、442 セリフ制御部、
460 入力部、461 接触検出部、462 読取部、
470 記憶部、471 主記憶部、472 画像バッファ、
473 アプリケーション情報記憶部、475 管理情報記憶部、
476 ユーザ情報記憶部、480 情報記憶媒体、
490 表示部、492 音出力部、496 通信部、
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20