(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024170295
(43)【公開日】2024-12-06
(54)【発明の名称】金属含有フォトレジスト現像液組成物、およびこれを利用した現像段階を含むパターン形成方法
(51)【国際特許分類】
G03F 7/32 20060101AFI20241129BHJP
G03F 7/16 20060101ALI20241129BHJP
G03F 7/031 20060101ALI20241129BHJP
G03F 7/038 20060101ALI20241129BHJP
H01L 21/027 20060101ALI20241129BHJP
G03F 7/20 20060101ALI20241129BHJP
【FI】
G03F7/32
G03F7/16
G03F7/031
G03F7/038
H01L21/30 569A
G03F7/20 501
G03F7/20 521
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024076247
(22)【出願日】2024-05-09
(31)【優先権主張番号】10-2023-0068547
(32)【優先日】2023-05-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】590002817
【氏名又は名称】三星エスディアイ株式会社
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG SDI Co., LTD.
【住所又は居所原語表記】150-20 Gongse-ro,Giheung-gu,Yongin-si, Gyeonggi-do, 446-902 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】文炯朗
(72)【発明者】
【氏名】扈鍾必
(72)【発明者】
【氏名】金兌鎬
(72)【発明者】
【氏名】韓承
(72)【発明者】
【氏名】朴慶熏
(72)【発明者】
【氏名】宋明洙
(72)【発明者】
【氏名】郭澤秀
(72)【発明者】
【氏名】朴時均
(72)【発明者】
【氏名】▲ペ▼鎭希
(72)【発明者】
【氏名】金▲ミン▼秀
【テーマコード(参考)】
2H196
2H197
2H225
5F146
【Fターム(参考)】
2H196AA25
2H196BA01
2H196GA03
2H196GA05
2H197CA05
2H197CA06
2H197CA08
2H197CA09
2H197CA10
2H197CE01
2H197GA01
2H197HA03
2H225AM61P
2H225AN11P
2H225AN80P
2H225CA12
2H225CB08
2H225CC01
2H225CD05
2H225EA24P
5F146LA12
(57)【要約】
【課題】有機溶媒、およびスルホンイミド系化合物を含む、金属含有フォトレジスト現像液組成物、およびこれを利用した現像段階を含むパターン形成方法を提供する。
【解決手段】有機溶媒、およびスルホンイミド系化合物を含む、金属含有フォトレジスト現像液組成物。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機溶媒、および
スルホンイミド系化合物を含む、金属含有フォトレジスト現像液組成物。
【請求項2】
前記スルホンイミド系化合物は、下記化学式1および化学式2で表される化合物のうちの少なくとも1種である、請求項1に記載の金属含有フォトレジスト現像液組成物。
【化1】
(前記化学式1および化学式2で、
R
1およびR
2は、それぞれ独立して、フッ素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルケニル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクルロアルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C20アリール基、置換もしくは非置換のC1~C20ヘテロアリール基またはこれらの組み合わせであり、
L
1は、置換もしくは非置換のC1~C10アルキレン基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキレン基、置換もしくは非置換のC6~C20アリーレン基、置換もしくは非置換のC1~C20ヘテロアリーレン基、またはこれらの組み合わせである。)
【請求項3】
前記スルホンイミド系化合物は、下記グループIに羅列された化合物のうちの少なくとも1種である、請求項1に記載の金属含有フォトレジスト現像液組成物。
【化2】
【請求項4】
前記スルホンイミド系化合物のpKaは、5以下である、請求項1に記載の金属含有フォトレジスト現像液組成物。
【請求項5】
50~99.99重量%の前記有機溶媒;および
0.01~50重量%の前記スルホンイミド系化合物を含む、請求項1に記載の金属含有フォトレジスト現像液組成物。
【請求項6】
前記金属含有フォトレジストに含まれる金属化合物は、有機オキシ基含有スズ化合物および有機カルボニルオキシ基含有スズ化合物のうちの少なくとも一つである、請求項1に記載の金属含有フォトレジスト現像液組成物。
【請求項7】
前記金属含有フォトレジストは、下記化学式3で表される金属化合物またはその縮合物を含む、請求項1に記載の金属含有フォトレジスト現像液組成物。
【化3】
(前記化学式3で、
R
3は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、置換もしくは非置換のC6~C30アリールアルキル基、および-L
a-O-R
a(ここで、L
aは置換もしくは非置換のC1~C20アルキレン基であり、R
aは置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基である)の中から選択され、
R
4~R
6は、それぞれ独立して、置換または非置換の炭素数1~20のアルキル基、置換または非置換の炭素数3~20のシクロアルキル基、置換または非置換の炭素数2~20のアルケニル基、置換または非置換の炭素数2~20のアルキニル基、置換または非置換の炭素数6~30のアリール基、置換または非置換の炭素数7~31のアリールアルキル基、-OR
b および-OC(=O)R
cの中から選択され、かつR
4~R
6のうちの少なくとも1つは、-OR
b および-OC(=O)R
cの中から選択され、
R
bは、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせであり、
R
cは、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである。)
【請求項8】
基板上に金属含有フォトレジスト組成物を塗布する段階;
前記基板の金属含有フォトレジストのエッジビード除去用組成物を塗布する段階;
乾燥および加熱して前記基板上に金属含有フォトレジスト膜を形成させる熱処理段階;
前記金属含有フォトレジスト膜を露光する段階;および
請求項1~7のいずれか一項に記載の金属含有フォトレジスト現像液組成物を塗布して現像する段階、を含む、
パターン形成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本記載は、金属含有フォトレジスト現像液組成物、およびこれを利用した現像段階を含むパターン形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、半導体産業では臨界寸法の継続的な縮小が伴われ、このような寸法縮小により、次第により小さいフィーチャー(feature)の加工およびパターニングの要求を満たすための新たな類型の高性能フォトレジスト材料およびパターニング方法が要求されている。
【0003】
伝統的な化学増幅型(chemically amplified、CA)フォトレジストは、高い敏感度(sensitivity)のために設計されたが、それらの典型的な元素構成(elemental makeup)(主に、より少量(smaller quantities)のO、F、Sを有する、C)が13.5nmの波長でフォトレジストの吸光度を低め、その結果、敏感度を減少させるため、部分的にはEUV露光下でより困難になることがある。CAフォトレジストはまた、小さいフィーチャーサイズにおいて粗さ(roughness)の問題により困難になることがあり、部分的に酸触媒工程の本質に起因して、光速度(photospeed)が減少することによってLERが増加することが実験的に現れた。CAフォトレジストの欠点および問題に起因して、半導体産業では新たな類型の高性能フォトレジストに対する要求がある。
【0004】
特にフォトリソグラフィ工程で優れたエッチング耐性および解像力を保障すると同時に、感度およびCD(critical dimension)均一度を向上させることができ、LER(line edge roughness)特性を改善することができるフォトレジストの開発が必要であるのが実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一実施形態は、金属含有フォトレジスト現像液組成物を提供する。他の実施形態は、前記組成物を利用した現像段階を含むパターン形成方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態による金属含有フォトレジスト現像液組成物は、有機溶媒、およびスルホンイミド系化合物を含む。
【0007】
前記スルホンイミド系化合物は、下記化学式1および化学式2で表される化合物のうちの少なくとも1種であり得る。
【0008】
【0009】
前記化学式1および化学式2で、
R1およびR2は、それぞれ独立して、フッ素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルケニル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクルロアルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C20アリール基、置換もしくは非置換のC1~C20ヘテロアリール基またはこれらの組み合わせであり、
L1は、置換もしくは非置換のC1~C10アルキレン基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキレン基、置換もしくは非置換のC6~C20アリーレン基、置換もしくは非置換のC1~C20ヘテロアリーレン基、またはこれらの組み合わせである。
【0010】
前記スルホンイミド系化合物は、下記グループIに羅列された化合物のうちの少なくとも1種であり得る。
【0011】
【0012】
前記スルホンイミド系化合物のpKaは、5以下であり得る。
【0013】
一実施形態による金属含有フォトレジスト現像液組成物は、50~99.99重量%の前記有機溶媒;および0.01~50重量%の前記スルホンイミド系化合物を含むことができる。
【0014】
前記金属含有フォトレジストに含まれる金属化合物は、有機オキシ基含有スズ化合物および有機カルボニルオキシ基含有スズ化合物のうちの少なくとも一つであり得る。
【0015】
前記金属含有フォトレジストは、下記化学式3で表される金属化合物またはその縮合物を含むことができる。
【0016】
【0017】
前記化学式3で、
R3は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、置換もしくは非置換のC6~C30アリールアルキル基、および-La-O-Ra(ここで、Laは置換もしくは非置換のC1~C20アルキレン基であり、Raは置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基である)の中から選択され、
R4~R6は、それぞれ独立して、置換または非置換の炭素数1~20のアルキル基、置換または非置換の炭素数3~20のシクロアルキル基、置換または非置換の炭素数2~20のアルケニル基、置換または非置換の炭素数2~20のアルキニル基、置換または非置換の炭素数6~30のアリール基、置換または非置換の炭素数7~31のアリールアルキル基、-ORbおよび-OC(=O)Rcの中から選択され、かつR4~R6のうちの少なくとも1つは、-ORb および-OC(=O)Rcの中から選択され、
Rbは、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせであり、
Rcは、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである。
【0018】
他の実施形態によるパターン形成方法は、基板上に金属含有フォトレジスト組成物を塗布する段階、前記基板のエッジに沿って金属含有フォトレジストのエッジビード除去用組成物を塗布する段階、乾燥および加熱して前記基板上に金属含有フォトレジスト膜を形成させる熱処理段階、前記金属含有フォトレジスト膜を露光する段階、および前述した金属含有フォトレジスト現像液組成物を塗布して現像する段階を含む。
【発明の効果】
【0019】
一実施形態によるパターン形成方法は、露光工程後、金属含有フォトレジスト膜に存在する残膜、スカム(scum)、ディフェクトを最小化し、容易に現像が行われるようにすることによって、優れたコントラスト特性を実現することができるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】パターン形成方法を説明するために工程順序により示した断面図である。
【
図2】パターン形成方法を説明するために工程順序により示した断面図である。
【
図3】パターン形成方法を説明するために工程順序により示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。ただし、本記載を説明するに当たり、既に公知の機能あるいは構成に関する説明は、本記載の要旨を明瞭にするために省略する。
【0022】
本記載を明確に説明するために、説明上不要な部分を省略し、明細書全体にわたって同一または類似の構成要素については同一の参照符号を付した。また、図面に示された各構成の大きさおよび厚さは、説明の便宜のために任意に示したため、本記載が必ずしも図示されたところに限定されるのではない。
【0023】
図面において、複数の層および領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。そして図面において、説明の便宜のために一部の層および領域の厚さを誇張して示した。層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「上」にあるという時、これは他の部分の「直上」にある場合だけでなく、その中間にまた他の部分がある場合も含む。
【0024】
本記載で、「置換」とは、水素原子が重水素、ハロゲン基、ヒドロキシ基、アミノ基、置換もしくは非置換のC1~C30アミン基、ニトロ基、置換もしくは非置換のC1~C40シリル基、C1~C30アルキル基、C1~C10ハロアルキル基、C1~C10アルキルシリル基、C3~C30シクロアルキル基、C6~C30アリール基、C1~C20アルコキシ基、またはシアノ基で置換されたことを意味する。「非置換」とは、水素原子が他の置換基で置換されずに水素原子で残っていることを意味する。
【0025】
本記載で「アルキル(alkyl)基」とは、別途の定義がない限り、直鎖型または分枝鎖型の脂肪族炭化水素基を意味する。アルキル基は、如何なる二重結合や三重結合を含んでいない「飽和アルキル(saturated alkyl)基」であり得る。
【0026】
前記アルキル基は、C1~C20であるアルキル基であり得る。より具体的にアルキル基は、C1~C10アルキル基またはC1~C6アルキル基であり得る。例えば、C1~C5アルキル基は、アルキル鎖に1~5個の炭素原子が含まれるものを意味し、メチル、エチル、プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチルおよびt-ブチルからなる群より選択されるものを示す。
【0027】
前記アルキル基は、具体的な例を挙げると、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などを意味する。
【0028】
本記載で「シクロアルキル(cycloalkyl)基」とは、別途の定義がない限り、1価の環状脂肪族炭化水素基を意味する。
【0029】
本記載で、「アルケニル(alkenyl)基」とは、別途の定義がない限り、直鎖型または分枝鎖型の脂肪族炭化水素基であり、一つ以上の二重結合を含んでいる脂肪族不飽和アルケニル(unsaturated alkenyl)基を意味する。
【0030】
本記載で、「アルキニル(alkynyl)基」とは、別途の定義がない限り、直鎖型または分枝鎖型の脂肪族炭化水素基であり、一つ以上の三重結合を含んでいる脂肪族不飽和アルキニル(unsaturated alkynyl)基を意味する。
【0031】
本記載で「アリール(aryl)基」とは、環状である置換基の全ての元素がp-オービタルを有しており、これらp-オービタルが共役(conjugation)を形成している置換基を意味し、モノサイクリックまたは融合環ポリサイクリック(つまり、炭素原子の隣接した対を共有する環)作用基を含む。
【0032】
以下、一実施形態による金属含有フォトレジスト現像液組成物を説明する。
【0033】
本発明の一実施形態による金属含有フォトレジスト現像液組成物は、有機溶媒、そしてスルホンイミド系化合物を含む。
【0034】
前記金属含有フォトレジスト現像液組成物は、スルホンイミド系化合物を含み、前記スルホンイミド系化合物のイミド基は、金属が含まれているレジストにキレート結合するようになるため、これを含む組成物を適用することによって、露光工程後に金属含有フォトレジスト膜に存在する残膜/スカム/ディフェクトを最小化し、容易に現像が行われるようにすることによって優れたコントラスト特性を実現することができると予想する。
【0035】
金属含有フォトレジスト膜に対して一般的に使用される現像液は、主に弱酸であるカルボン酸を含むため、金属含有フォトレジスト膜に対する洗浄力が足りず、パターン微細化によるより小さいフィーチャー(feature)の加工およびパターニングの要求を十分に満たすことは難しい。
【0036】
反面、本発明の一実施形態による金属含有フォトレジスト現像液組成物は、スルホンイミド系化合物を含んで一般的なカルボン酸に比べて相対的に強い酸性物質を使用するようになるため、洗浄力が改善されて非露光部を十分に溶かすことができ、これにより残膜、スカムおよびディフェクト(defect)が最小化されてパターン不良率を顕著に低めることができる。
【0037】
例えば前記スルホンイミド系化合物のpKaは、-20≦pKa≦5、より具体的には-15≦pKa≦5であり得る。
【0038】
前記スルホンイミド系化合物のpKaが前記範囲内である場合、膜質除去能力がより改善され得る。
【0039】
前記スルホンイミド系化合物は、下記化学式1および化学式2で表される化合物のうちの少なくとも1種であり得る。
【0040】
【0041】
前記化学式1および化学式2で、
R1およびR2は、それぞれ独立して、フッ素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルケニル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクルロアルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C20アリール基、置換もしくは非置換のC1~C20ヘテロアリール基またはこれらの組み合わせであり、
L1は、置換もしくは非置換のC1~C10アルキレン基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキレン基、置換もしくは非置換のC6~C20アリーレン基、置換もしくは非置換のC1~C20ヘテロアリーレン基、またはこれらの組み合わせである。
【0042】
一例として前記R1およびR2は、それぞれ独立して、フッ素、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルケニル基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC3~C20シクルロアルキニル基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC6~C20アリール基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC1~C20ヘテロアリール基またはこれらの組み合わせであり、
L1は、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC1~C10アルキレン基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキレン基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC6~C20アリーレン基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC1~C20ヘテロアリーレン基、またはこれらの組み合わせであり得る。
【0043】
具体的な一例として前記R1およびR2は、それぞれ独立して、フッ素、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC6~C20アリール基、またはこれらの組み合わせであり、
L1は、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC1~C5アルキレン基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC3~C10シクロアルキレン基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC6~C20アリーレン基、またはこれらの組み合わせであり得る。
【0044】
一実施例で前記R1およびR2は、それぞれ独立して、フッ素、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC1~C10アルキル基、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC6~C20アリール基、またはこれらの組み合わせであり、
L1は、少なくとも一つのフッ素で置換もしくは非置換のC1~C3アルキレン基であり得る。
【0045】
例えば、前記スルホンイミド系化合物は、下記グループIに羅列された化合物のうちの少なくとも1種であり得る。
【0046】
【0047】
一実施例で前記金属含有フォトレジスト現像液組成物は、有機溶媒を50重量%~99.99重量%含み、前述したスルホンイミド系化合物を0.01重量%~50重量%含むことができる。
【0048】
前記範囲内で前記スルホンイミド系化合物を40重量%以下含むことができ、具体的には30重量%以下、20重量%以下、または10重量%以下含むことができる。
【0049】
具体的な一実施例で前記金属含有フォトレジスト現像液組成物は、0.01~40重量%、具体的に0.01~30重量%、より具体的に0.01~20重量%、例えば0.01~10重量%含むことができる。
【0050】
現像液組成物に含まれる有機溶媒の一例として、エーテル、アルコール、グリコールエーテル、芳香族炭化水素化合物、ケトン、およびエステルのうちの少なくとも一つを含むことができるが、これらに限定されるのではない。例えば、前記有機溶媒は、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールメチルエーテル(PGME)、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート(PGMEA)、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールブチルエーテル、プロピレングリコールブチルエーテルアセテート、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、4-メチル-2-ペンタノール(または、 methyl isobutyl carbinol(MIBC)で記載され得る)、ヘキサノール、1-メトキシ-2-プロパノール、1-エトキシ-2-プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘプタノン、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2-ヒドロキシプロピオン酸エチル、2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2-ヒドロキシ-3-メチルブタン酸メチル、3-メトキシプロピオン酸メチル、3-メトキシプロピオン酸エチル、3-エトキシプロピオン酸エチル、3-エトキシプロピオン酸メチル、ピルビン酸メチル(methyl pyruvate)、ピルビン酸エチル(ethyl pyruvate)、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、γ-ブチロラクトン(gamma-butyrolactone)、メチル-2-ヒドロキシイソブチレート(methyl 2-hydroxyisobutyrate)、メトキシベンゼン(methoxybenzene)、n-ブチルアセテート、1-メトキシ-2-プロピルアセテート、メトキシエトキシプロピオネート、エトキシエトキシプロピオネート、またはこれらの組み合わせが挙げられるが、これに限定されるのではない。
【0051】
本発明による現像液組成物は、特に金属含有レジスト、より具体的には望ましくない金属残余物、例えばスズベース金属残余物の除去に効果的になり得る。
【0052】
後述する添加剤を含む場合、前記有機溶媒は、含まれる構成を除いた残量で含まれ得る。
【0053】
現像液組成物は、界面活性剤、分散剤、吸湿剤、およびカップリング剤の中から選択される少なくとも一つの添加剤をさらに含むことができる。
【0054】
前記金属含有レジスト組成物は、スズベース化合物を含むことができ、例えば前記スズベース化合物は、有機オキシ基含有スズ化合物および有機カルボニルオキシ基含有スズ化合物のうちの少なくとも一つであり得る。
【0055】
一例として、前記金属含有レジストに含まれる金属化合物またはその縮合物は、下記化学式3で表され得る。
【0056】
【0057】
前記化学式3で、
R3は、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、置換もしくは非置換のC6~C30アリールアルキル基、および-La-O-Ra(ここで、Laは置換もしくは非置換のC1~C20アルキレン基であり、Raは置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基である)の中から選択され、
R4~R6は、それぞれ独立して、置換または非置換の炭素数1~20のアルキル基、置換または非置換の炭素数3~20のシクロアルキル基、置換または非置換の炭素数2~20のアルケニル基、置換または非置換の炭素数2~20のアルキニル基、置換または非置換の炭素数6~30のアリール基、置換または非置換の炭素数7~31のアリールアルキル基、-ORb および-OC(=O)Rcの中から選択され、かつR4~R6のうちの少なくとも1つは、-ORb および-OC(=O)Rcの中から選択され、
Rbは、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせであり、
Rcは、水素、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基、置換もしくは非置換のC3~C20シクロアルキル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルケニル基、置換もしくは非置換のC2~C20アルキニル基、置換もしくは非置換のC6~C30アリール基、またはこれらの組み合わせである。
【0058】
一例として前記RbおよびRcは、それぞれ独立して、置換もしくは非置換のC1~C20アルキル基であり得る。
【0059】
一方、他の一実施形態によれば、前述した金属含有フォトレジスト現像液組成物を利用した現像段階を含むパターン形成方法が提供され得る。一例として、製造されたパターンは、ネガティブ型フォトレジストパターンであり得る。
【0060】
以下、一実施形態によるパターン形成方法を、図面を例に挙げて具体的に説明する。
【0061】
一実施形態によるパターン形成方法は、基板上に金属含有レジスト組成物を塗布する段階;前記基板のエッジに沿ってエッジビード除去用組成物を塗布する段階;乾燥および加熱して前記基板上に金属含有レジスト膜を形成させる熱処理段階;前記金属含有レジスト膜を露光する段階;および現像液組成物を塗布して現像する段階を含む。
【0062】
より具体的に、金属含有レジスト組成物を使用してパターンを形成する段階は、金属含有レジスト組成物を薄膜が形成された基板上にスピンコーティング、スリットコーティング、インクジェットプリンティングなどで塗布する工程および塗布された金属含有レジスト組成物を乾燥してレジスト膜を形成する工程を含むことができる。
【0063】
前記金属含有レジスト組成物は、スズベース化合物を含むことができ、例えば前記スズベース化合物は、有機オキシ基含有スズ化合物および有機カルボニルオキシ基含有スズ化合物のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0064】
次に、前記基板のエッジに沿って金属含有フォトレジストのエッジビード除去用組成物を塗布する段階を行うことができる。
【0065】
具体的に、前記金属含有レジストのエッジビード除去用組成物を基板のエッジに沿って適正量で塗布し、前記金属含有レジストのエッジビード除去用組成物が伝達された後、適正速度(例えば、1,000rpm以上)で基板を回転(spin)させることによって、基板エッジ上のビードを除去する段階を含むことができる。
【0066】
次に、前記金属含有レジスト膜が形成されている基板を加熱する第1熱処理工程を行う。前記第1熱処理工程は、約80℃~約120℃の温度で行うことができ、この過程で溶媒は蒸発され、前記金属含有レジスト膜は基板に一層堅固に接着され得る。
【0067】
そして前記レジスト膜をパターン化されたマスクを利用して選択的に露光する。
【0068】
一例として、前記露光工程で使用することができる光の例としては、活性化照射線もi-line(波長365nm)、KrFエキシマレーザ(波長248nm)、ArFエキシマレーザ(波長193nm)などの波長を有する光だけでなく、EUV(Extreme UltraViolet;波長13.5nm)、E-Beam(電子ビーム)などの高エネルギー波長を有する光などが挙げられる。
【0069】
より具体的に、一実施形態による露光用光は、5nm~150nm波長範囲を有する短波長光であり得、EUV(Extreme UltraViolet;波長13.5nm)、E-Beam(電子ビーム)などの高エネルギー波長を有する光であり得る。
【0070】
前記フォトレジストパターンを形成する段階で、ネガティブ型パターンを形成することができる。
【0071】
フォトレジスト膜のうち、露光された領域は、有機金属化合物間の縮合など架橋反応により重合体を形成することによってフォトレジスト膜の未露光された領域と互いに異なる溶解度を有するようになる。
【0072】
次に、前記基板に第2熱処理工程を行う。前記第2熱処理工程は、約90℃~約200℃の温度で行うことができる。前記第2熱処理工程を行うことによって、前記フォトレジスト膜の露光された領域は現像液に溶解が難しい状態となる。
【0073】
具体的に、前述したフォトレジスト現像液を使用して前記未露光された領域に該当するフォトレジスト膜を溶解した後に除去することによって前記ネガティブトーンイメージに該当するフォトレジストパターンが完成され得る。
【0074】
前述したように、i-line(波長365nm)、KrFエキシマレーザ(波長248nm)、ArFエキシマレーザ(波長193nm)などの波長を有する光だけでなく、EUV(Extreme UltraViolet;波長13.5nm)、E-Beam(電子ビーム)などの高エネルギーを有する光などにより露光されて形成されたフォトレジストパターンは、5nm~100nm厚さの幅を有することができる。一例として、前記フォトレジストパターンは、5nm~90nm、5nm~80nm、5nm~70nm、5nm~60nm、5nm~50nm、5nm~40nm、5nm~30nm、5nm~20nm厚さの幅で形成され得る。
【0075】
一方、前記フォトレジストパターンは、約50nm以下、例えば40nm以下、例えば30nm以下、例えば20nm以下、例えば15nm以下の半ピッチ(half-pitch)および、約10nm以下、約5nm以下、約3nm以下、約2nm以下の線幅粗さを有するピッチを有することができる。
【0076】
次に、パターンを形成する方法を、図面を例に挙げて具体的に説明する。
【0077】
図1~
図3はパターン形成方法を説明するために工程順序により示した断面図である。
図1を参照すれば、露光されたフォトレジスト膜を現像してフォトレジストパターン130Pを形成する。
【0078】
例示的な実施例において、露光されたフォトレジスト膜を現像してフォトレジスト膜の非露光された領域を除去し、フォトレジスト膜の露光された領域からなるフォトレジストパターン130Pを形成することができる。フォトレジストパターン130Pは、複数の開口OPを含むことができる。
【0079】
例示的な実施例において、フォトレジスト膜の現像は、NTD(negative-tone development)工程で行われ得る。この時、現像液組成物として一実施形態による金属含有フォトレジスト現像液組成物を使用することができる。
【0080】
図2を参照すれば、
図1の結果物からフォトレジストパターン130Pを利用してフィーチャー層110を加工する。
【0081】
例えば、フィーチャー層110を加工するために、フォトレジストパターン130Pの開口OPを通じて露出されるフィーチャー層110をエッチングする工程、フィーチャー層110に不純物イオンを注入する工程、開口OPを通じてフィーチャー層110上に追加の膜を形成する工程、開口OPを通じてフィーチャー層110の一部を変形させる工程など多様な工程を行うことができる。
図2にはフィーチャー層110を加工する例示的な工程として、開口OPを通じて露出されるフィーチャー層110をエッチングしてフィーチャーパターン110Pを形成することを例示した。
【0082】
図3を参照すれば、
図2の結果物からフィーチャーパターン110P上に残っているフォトレジストパターン130Pを除去する。フォトレジストパターン130Pを除去するためにアッシング(ashing)およびストリップ(strip)工程を利用することができる。
【0083】
以下、前述した金属含有フォトレジスト現像液組成物の製造に関する実施例を通じて本発明をより詳細に説明する。しかし、下記の実施例により本発明の技術的特徴が限定されるのではない。
【実施例0084】
金属含有フォトレジスト現像液組成物の製造
PPボトル(bottle)に有機溶媒とスルホンイミド系化合物をそれぞれ下記表1の組成で混合した後、常温(25℃)で振って完全に溶解する。その後、1μmのポアサイズを有するPTFE材質のフィルター(filter)を通過させて現像液組成物を収得する。
【0085】
【0086】
PGME:プロピレングリコールモノメチルエーテル
PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
MIBC:メチルイソブチルカルビノール
EL:乳酸エチル
GBL:γ-ブチロラクトン
【0087】
金属含有フォトレジスト組成物の製造
下記化学式Cで表される構造単位を有する有機金属化合物を4-メチル-2-ペンタノール(4-methyl-2-pentanol)に1重量%の濃度に溶かした後、0.1μmのPTFEシリンジフィルターで濾過して金属含有フォトレジスト組成物を製造する。
【0088】
【0089】
評価1:残膜厚さの評価
4インチのシリコンウエハー上に前記製造例による有機金属化合物含有フォトレジスト組成物を1.0mL投入して20秒間定置後、800rpmの速度で30秒間スピンコーティングする。その後、100℃で60秒間処理後、再び180℃で60秒間後続熱処理し、前記実施例1~実施例12および比較例1~比較例4から得られた現像液組成物をそれぞれ10mL投入して60秒間スピンコーティング後、1,500rpmの速度で回転させて乾燥した後、200℃で60秒間熱処理して得られた膜質に対して、偏光解析法(ellipsometry)方式で厚さを測定して現像工程後の残膜厚さを確認し、下記の基準で評価して、その結果を下記表2に示した。
[残膜厚さの評価基準]
*残膜厚さ1.0nm未満の場合:○
*残膜厚さ1.0nm以上3nm未満:△
*残膜厚さ3nm以上の場合:X
【0090】
評価2:ディフェクト(Defect)の評価
前記製造した有機金属含有フォトレジスト(PR)組成物を8インチウエハー上に1,500rpmで30秒間スピンコーティングした後、100℃で60秒間熱処理してコーティングされたウエハーを製造した。
これをKrF scanner(ASML社のPAS 5500/700D)を活用して180nmの1:1ラインアンドスペースパターンで20~100mJで露光した後、180℃で60秒間熱処理し、前記実施例1~実施例12および比較例1~比較例4から得られた現像液組成物を適用して1500rpmスピンで30秒間現像工程を行った後、240℃で60秒間硬化した。
【0091】
硬化工程の完了後、Line/Space CDパターンが形成されたパターンウエハーをCD-SEM測定装備に移してCD-SEMイメージを得た。
前記CD-SEMイメージのうち、180nmスペースCDを有するイメージを選定し、これに対してMacview(Mountech社)programを活用してspace部分内のディフェクト(スカム、ブリッジ、パターン崩壊)面積比を下記の基準で評価し、その結果を下記表2に示した。
[ディフェクトの評価基準]
-A:ディフェクトなし
-B:ディフェクト10%未満
-C:ディフェクト10%以上
【0092】
【0093】
表2を参照すれば、実施例1~実施例12による金属含有フォトレジスト現像液組成物を適用する場合、比較例1~4による金属含有フォトレジスト現像液組成物を適用する場合に比べて、金属含有フォトレジスト膜除去能に優れており、これにより、ディフェクトが最小化された優れたパターン特性を実現可能であることを確認することができる。
【0094】
以上で、本発明の特定の実施例が説明され、図示されたが、本発明は、記載された実施例に限定されるのではなく、本発明の思想および範囲を逸脱せずに多様に修正および変形可能であることは当該技術分野における通常の知識を有する者に自明である。したがって、そのような修正例または変形例は、本発明の技術的な思想や観点から個別的に理解されてはならず、変形された実施例は本発明の特許請求の範囲に属するといえる。