(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024171176
(43)【公開日】2024-12-11
(54)【発明の名称】中間焼鈍用保温槽及び熱間加工鋼材の中間焼鈍方法
(51)【国際特許分類】
C21D 1/00 20060101AFI20241204BHJP
C21D 9/00 20060101ALI20241204BHJP
【FI】
C21D1/00 E
C21D9/00 101K
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023088103
(22)【出願日】2023-05-29
(71)【出願人】
【識別番号】000005083
【氏名又は名称】株式会社プロテリアル
(72)【発明者】
【氏名】片岡 仁
(72)【発明者】
【氏名】江口 弘孝
【テーマコード(参考)】
4K034
【Fターム(参考)】
4K034AA01
4K034AA09
4K034AA12
4K034BA08
4K034BA10
4K034CA03
4K034DA06
4K034DB04
4K034DB05
4K034DB06
4K034EA01
4K034EB31
4K034EB36
4K034EB41
4K034EC07
4K034EC09
4K034GA09
4K034GA11
4K034GA12
4K034GA16
(57)【要約】 (修正有)
【課題】加熱源を有しない中間焼鈍用保温槽において、熱間加工鋼材からの抜熱を低減し、中間焼鈍時間を必要以上に長時間とならないような構造とした中間焼鈍用保温槽と前記中間焼鈍用保温槽を用いた中間焼鈍方法を提供する。
【解決手段】熱間加工後の熱間加工鋼材2の中間焼鈍に用いる加熱源を持たない中間焼鈍用保温槽であって、前記中間焼鈍用保温槽は、前記熱間加工鋼材を載置する載置台31と、前記載置台上に設置して前記熱間加工鋼材を覆って保温する保温室を形成する保温蓋11を有し、前記載置台上には、載置台断熱材が配置され、前記保温室は、前記保温室内の温度を低下させるための外気と通じる通気口12、13を複数有し、前記通気口は、開閉可能で、且つ、前記保温室の天井側及び側面側に設けられている中間焼鈍用保温槽。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱間加工後の熱間加工鋼材の中間焼鈍に用いる加熱源を持たない中間焼鈍用保温槽であって、
前記中間焼鈍用保温槽は、前記熱間加工鋼材を載置する載置台と、前記載置台上に設置して前記熱間加工鋼材を覆って保温する保温室を形成する保温蓋を有し、
前記載置台上には、載置台断熱材が配置され、
前記保温室は、前記保温室内の温度を低下させるための外気と通じる通気口を複数有し、
前記通気口は、開閉可能で、且つ、前記保温室の天井側及び側面側に設けられていることを特徴とする中間焼鈍用保温槽。
【請求項2】
前記載置台と保温蓋とが接触する部分には、保温蓋の自重で変形するシール材を具備する請求項1に記載の中間焼鈍用保温槽。
【請求項3】
請求項1または2に記載の中間焼鈍用保温槽を用いて、熱間加工後の熱間加工鋼材を中間焼鈍する熱間加工鋼材の中間焼鈍方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中間焼鈍用保温槽及び熱間加工鋼材の中間焼鈍方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
熱間加工と次の熱間加工との間に行う中間焼鈍について、加工後の熱間加工鋼材を加熱炉を使用することなく、中間焼鈍を行う提案として、本願出願人の国際公開第WO2007/119722号パンフレット(特許文献1)がある。
この発明は、パーライトノーズの変態完了点が30分以上の熱間金型用鋼等の半製品鋼材を対象として、前工程の熱間加工終了後の熱を利用するものである。具体的には、適切なタイミングで保温槽に熱間加工鋼材(半製品鋼材)を入材して熱間加工鋼材の温度を復熱させるとともに、熱間加工鋼材がパーライト変態するときに生じる変態潜熱を利用して中間焼鈍を終了させるもので、画期的な提案である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第WO2007/119722号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の特許文献1には、加熱源を有しない中間焼鈍用保温槽が開示されている。この中間焼鈍用保温槽は、熱間加工後の熱間加工鋼材が有する熱と変態潜熱とを組み合わせて、熱間加工鋼材をパーライト組織に調整する。しかしながら、熱間加工鋼材と載置台との接触による抜熱の問題や中間焼鈍中の中間焼鈍用保温槽内の温度が低下しにくく、結果として中間焼鈍の時間が長くなることがあった。また、中間焼鈍用保温槽には熱間加工鋼材を載置する載置台への熱間加工鋼材からの抜熱を低減させることが必要となる。また、この点において、特許文献1に示される中間焼鈍用保温槽には改善の余地が残っていた。
本発明の目的は、加熱源を有しない中間焼鈍用保温槽において、中間焼鈍時間を必要以上に長時間とならないような構造で、熱間加工鋼材からの抜熱を低減することが可能な中間焼鈍用保温槽と前記中間焼鈍用保温槽を用いた中間焼鈍方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものである。
すなわち本発明は、熱間加工後の熱間加工鋼材の中間焼鈍に用いる加熱源を持たない中間焼鈍用保温槽であって、前記中間焼鈍用保温槽は、前記熱間加工鋼材を載置する載置台と、前記載置台上に設置して前記熱間加工鋼材を覆って保温する保温室を形成する保温蓋を有し、前記載置台上には、載置台断熱材が配置され、前記保温室は、前記保温室内の温度を低下させるための外気と通じる通気口を複数有し、前記通気口は、開閉可能で、且つ、前記保温室の天井側及び側面側に設けられている中間焼鈍用保温槽である。
好ましくは、前記載置台と保温蓋とが接触する部分には、保温蓋の自重で変形するシール材を具備する中間焼鈍用保温槽である。
また本発明は、上記中間焼鈍用保温槽を用いて、熱間加工後の熱間加工鋼材を中間焼鈍する熱間加工鋼材の中間焼鈍方法である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の加熱源を有しない中間焼鈍用保温槽は、中間焼鈍時間を適切に制御可能で、熱間加工鋼材からの抜熱を低減することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】熱間加工後の熱間加工鋼材を中間焼鈍用保温槽に入材するときの様子の一例を示す模式図である。
【
図2】中間焼鈍用保温槽内に熱間加工鋼材が入材中の様子の一例を示す模式図である。
【
図3】熱間加工鋼材が入材中の中間焼鈍用保温槽断面模式図である。
【
図4】スペーサーを用いた熱間加工鋼材の載置の一例を示す模式図である。
【
図5】スペーサーを用いた熱間加工鋼材の載置の別な一例を示す模式図である。
【
図6】保温蓋の内部構造の一例を示す断面模式図である。
【
図7】保温蓋の自重によって、保温台上に設けられたシール材が変形するときの様子の一例を示す断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
先ず、本発明に用いた用語について説明する。
本発明で言う“中間焼鈍”とは、前工程熱間加工と次工程熱間加工との間に行う熱間加工鋼材(半製品鋼材)に対する焼鈍を言う。熱間加工鋼材は、通常、500kg以上の重量を持つものである。中間焼鈍した熱間加工鋼材(中間焼鈍材と呼ぶことがある)の金属組織はパーライトとなる。従って、本発明で対象とする鋼材は、オーステナイトからパーライトへ変態可能な鋼種を指すものである。
また、“中間焼鈍用保温槽”は、熱間加工鋼材が有する熱と熱間加工鋼材自身の自己発熱である変態潜熱によって、パーライト変態させるものである。中間焼鈍中においては、ガス、石油などの燃料や、電気などによって、保温槽内を加熱する加熱源は一切有しない構造となる。
また、“熱間加工”には、例えば、熱間鍛造、熱間押出しなどの、オーステナイト領域で塑性加工を行うものを含むものである。
【0009】
次に、本発明について図面を用いて中間焼鈍方法を交えながら説明する。
代表例として、熱間加工は熱間鍛造を適用するものとし、中間焼鈍する熱間加工鋼材の材質は熱間金型用鋼のJIS-SKD61として説明する。
図1及び
図2は、熱間加工後の熱間加工鋼材2を中間焼鈍用保温槽1に入材するときの様子を示す模式図である。
図3は、熱間加工鋼材2を中間焼鈍用保温槽1内に入材したときの断面模式図である。
熱間加工鋼材2として、SKD61鋼塊を熱間鍛造したものを準備する。熱間鍛造温度は材質によって適切な温度範囲とすれば良く、SKD61であれば1100~1280℃であれば好ましい。準備した熱間加工鋼材2を載置台31上に搬送して載置する。
図1に示すように、載置台31は更に載置台断熱材21で覆われている。これにより、熱間加工鋼材2と載置台31とが直接接触することを防いでいる。この理由は、熱間加工鋼材2と載置台31とが直接接触することによる抜熱を防止または軽減するためである。
本発明の中間焼鈍用保温槽1は加熱源を有しないため、通常の加熱炉では特に考慮されない熱間加工鋼材2の抜熱による温度低下の問題がある。熱間加工鋼材2から載置台31に抜熱が大きいと、熱間加工鋼材2の載置台に接触する部分やその周辺で熱間加工鋼材2の温度が低下する。そうすると、熱間加工鋼材2のなかで温度差が生じることになり、中間焼鈍後の組織や硬さにバラツキが大きくなるおそれがある。この問題を防止する目的で、載置台断熱材21で載置台31を覆っておくことが好ましい。
抜熱防止用の載置台断熱材21の材質は、例えば、耐熱レンガ、ガラス繊維やセラミック繊維製などの耐熱シート、板状のガラス繊維やセラミック繊維製などの耐熱ボードなどから選択することができる。もちろん、例えば、耐熱レンガと耐熱シートを組み合わせて用いても良い。
【0010】
なお、
図1では載置台31上の載置台断熱材21に、熱間加工鋼材2を直接載置しているが、より確実に熱間加工鋼材2からの抜熱を防止するには、
図4や
図5に示すように、スペーサ22を用いることができる。スペーサ22を用いる際には、熱間加工鋼材2と接触する部分にスペーサ断熱材23を用意して、熱間加工鋼材2とスペーサ22が直接接触するのを防止するのが好ましい。また、熱間加工鋼材をクレーンで搬送する場合、熱間加工鋼材はチェーンで吊ることになる。熱間加工材を載置台上へ搬送したとき、前記のチェーンの取り外すための空間をスペーサによって設けることもでき、安全性が向上する。
このスペーサ22を用いるのは、熱間加工鋼材2の形状が
図4や
図5に示すような、角柱状の形状を有するものに対して特に有効である。角柱であると、特定の面全体が載置台31上の載置台断熱材21に接触することになる。載置台断熱材21を設けているとはいえ、若干の抜熱のおそれがあるため、スペーサ断熱材23を配置したスペーサ22を用いて熱間加工鋼材2からの抜熱を防止するのが好ましい。また、スペーサ断熱材23の材質は、ガラス繊維やセラミック繊維製などの耐熱シート、板状のガラス繊維やセラミック繊維製などの耐熱ボードなどから選択することができる。もちろん、例えば、耐熱シートと耐熱ボードを組み合わせて用いても良い。
なお、熱間加工鋼材の重量は500kg以上の重量物の場合が多いため、スペーサを載置する位置には、載置台31にスペーサの沈み込みを防止するため、金属の棒材または板材(図示しない)を配しておくことが好ましい。
【0011】
熱間加工鋼材2を載置台31上に載置した後に、載置台31上に設置して保温蓋11にて熱間加工鋼材2を覆って保温する。
図1で示す保温蓋11を被せて
図2に示す中間焼鈍用保温槽1とするには、保温蓋11をクレーンなどで吊って搬送し、保温蓋11を被せると良い。その場合、載置台31の周囲にガイド部材32を設けておけば、保温蓋11の位置ずれを防止し、所定の位置に設置することができる。
図2に示す保温蓋11を被せるタイミング(入材のタイミング)としては、前述の特許文献1に記すように、熱間加工鋼材2の表面の最高温度がパーライトノーズの変態完了点プラス100℃~パーライトノーズの変態完了点マイナス200℃の範囲内である。好ましい保温蓋11を被せるタイミングは、熱間加工鋼材2の表面の最高温度がパーライトノーズの変態完了点プラス50℃~パーライトノーズの変態完了点マイナス150℃であり、更に好ましくは、パーライトノーズの変態完了点プラス50℃~パーライトノーズの変態完了点マイナス100℃である。この温度範囲で熱間加工鋼材2の保温蓋11を被せれば、熱間加工鋼材2は保温室4で復熱し、金属組織はオーステナイトに維持される。
熱間加工鋼材2に保温蓋11を被せたときの中間焼鈍用保温槽1の断面模式図が
図3である。熱間加工鋼材2は保温室4内で中間焼鈍が行われる。
【0012】
この熱間加工鋼材2に保温蓋11を被せてからパーライト変態を終了させるまでの間、保温室4内の熱源は熱間加工鋼材2自身の保有熱のみである。
この保有熱を最大限利用するには、保温室4内の密閉性を維持しながら、保温室4内の温度を適切に管理できるようにする必要がある。そのためには、保温蓋11の保温性を確保すること、保温室4の密閉性を確保すること、中間焼鈍時間を必要以上に長時間とならないようにすることが重要となる。
保温蓋11の保温性を確保するには、保温蓋11自身も保温性を有する構造とするのが好ましい。
図6に示すのは保温蓋11の内部構造を示す断面模式図である。記号11Aが外側、11Bが内部側(保温室内側)、11Cが保温台側となる。
図6(A)に示すように、保温蓋11内部全体に保温蓋断熱材14を具備する構造としても良いし、
図6(B)に示すように、空間部15を設けて空気層を形成し断熱しても良い。保温蓋11はクレーンで搬送する場合があるため、保温蓋11自体の重量を軽減させた方が良く、保温蓋断熱材として、ガラス繊維やセラミック繊維製などの耐熱シート、板状のガラス繊維やセラミック繊維製などの耐熱ボードなどから選択することができる。もちろん、例えば、耐熱シートと耐熱ボードを組み合わせて用いても良い。
また、保温蓋11の外側11A、保温台側11C、内部側11Bを別部品とすることもできる。別部品とすると、それぞれを別な材質の金属材料とすることができるし、劣化した保温蓋断熱材を交換しやすくなる。
【0013】
加熱源を持たない中間焼鈍用保温槽1において、外気の侵入を極力抑制することが保温効果を維持するのに重要である。保温室4の密閉性の確保には、載置台と保温蓋とが接触する部分には、保温蓋11の自重で変形するシール材24を備えておくことが好ましい。
図7は保温蓋11の自重によって、保温台31上に設けられたシール材24が変形するときの様子を示す断面模式図である。シール材24は変形することで外気の侵入を抑制し、保温室内の密閉性を確保する。シール材の材質は、ガラス繊維やセラミック繊維製などの耐熱シートをある程度の厚さをもって配置するのが好ましい。シール材の厚さは1mm以上あればよい。過度に厚くしても効果が高まることは少ないため、100mm程度を上限として配置しておけば良い。もちろん、例えば、耐熱シートと耐熱ボードを組み合わせて用いても良い。
また、載置台断熱材21をシール材24を配置する部分にまで広げ、載置台断熱材21の一部をシール材24と兼ねることも可能である。その場合、シール材24の機能を持たせる部分は、保温蓋11と接触する部分に耐熱シートを適当な厚さをもって設けておくのが好ましい。
【0014】
保温蓋11が被せられた熱間加工鋼材2は、保温槽内で復熱した後、徐々に温度が低下していく。温度低下の途中で、熱間加工鋼材2の金属組織がオーステナイトからパーライトへ変態し、その過程で変態潜熱が生じる。変態潜熱により、熱間加工材2は自己発熱して熱間加工材2は、保温室4内でパーライト変態が完了する。パーライト変態が完了した熱間加工鋼材2は中間焼鈍を終了して、割れの発生を抑制した中間焼鈍材を得ることができる。
保温蓋11が被せられた熱間加工鋼材2の復熱により、温度が高くなり過ぎたり、復熱と変態潜熱の効果が持続し過ぎてパーライト変態終了までの時間が長時間になり過ぎたりすることがある。その場合、
図1~3に示す通気口を用いて保温室4内の温度を低下させることができる。
通気口は保温室内の天井側に上部通気口12、保温室内の側面側に側面部通気口13をそれぞれ1つ以上配置して、複数個の通気口を設ける。
図1~3に示すように、側面部通気口13は保温蓋11の載置台31側に近い方に設けておくのが好ましい。これは、上部通気口12と側面部通気口13の両方を開放することで、外気を取り入れて保温室4内の温度を低下させる際に、本室内に侵入した外気の流れを考慮したものである。側面部通気口13は保温蓋11高さの1/3以下の低い高さ(載置台31側に近い高さ)に設けておくのが好ましい。なお、通気口は保温室4内の温度を低下させる目的で設置するため、開閉自在な構造としておくことが好ましい。
また、上部通気口12と側面部通気口13の設置個数はそれぞれ1つ以上は必要になるが、上限は特に規定しない。保温する熱間加工鋼材の重量が数トン規模になると、上部通気口12と側面部通気口13の何れかを複数個としても良い。また、
図1~3に示すように上部通気口12を複数個(図面では3個)として、側面部通気口も複数個(図面では合計8個)設けておくと、効率よく保温室内の温度低下を行うのに最適な通気口の組合せを選択することができる。
パーライト変態が終了する温度と時間を見計らって、通気口を適切な組合せで開放すれば、中間焼鈍時間を短縮することが可能となる。パーライト変態の終了を確認するために、保温蓋の一部に中間焼鈍中の熱間加工材の温度を測定する測定穴(図示しない)を設けておいても良い。
【0015】
以上、説明する本発明の加熱源を有しない中間焼鈍用保温槽は、中間焼鈍時間を適切に制御可能で、熱間加工鋼材からの抜熱を低減することが可能となるものである。
本発明の中間焼鈍用保温槽を用いることで、保温室内の温度制御が容易となって、開閉可能な通気口を保温室の天井側及び側面側に設けない場合と比較して、中間焼鈍時間をおおよそ1時間以上短縮することが可能となる。
【符号の説明】
【0016】
1.中間焼鈍用保温槽、2.熱間加工鋼材、4.保温室、11.保温蓋、12.上部通気口、13.側面部通気口、14.保温蓋断熱材、15.空間部、21.載置台断熱材、22.スペーサ、23.スペーサ断熱材、24.シール材、31.載置台、32.ガイド部材