特開2024-175227IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

流動性の高いコンクリート組成物の製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】耐凍害性、流動性及び材料分離抵抗性が改善されたコンクリート組成物を容易に製造できるコンクリート組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】(i)有機概念図におけるIOB値が0.3~1.8であって、ゲル浸透クロマトグラフィー分析によるポリスチレン換算の重量平均分子量Mwが300~2500であり、分子中にRCOO(C2H4O)n-(Rは炭素数10~24の直鎖状又は分岐鎖状の1価炭化水素基、nは3~40の整数である。)を少なくとも1つ有し、官能基としてポリエチレングリコール末端OH又は-OH基を有するPEG誘導体を水溶性多孔質粉体に含浸させた粉末状添加剤を調製し、又は(ii)粉末状添加剤にさらに水溶性セルロースエーテルを添加した粉末状増粘剤を調製し、粉末状添加剤又は粉末状増粘剤をコンクリート組成物を構成する成分の混合工程に投入するコンクリート組成物の製造方法である。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、ポリエーテル系化合物は、液体又はワックス状の固体であるために、AE減水剤などに溶解させて使用する必要があり、取り扱いが煩雑であるという課題があった。この課題については、特許文献1及び特開2011-184236号公報(特許文献2)に記載されているようなシリカなどの吸油性の高い無機粉体に含浸させ、粉体化したものを用いることにより解消できる。しかしながら、引用文献1及び2で報告されているセメント組成物や水硬性組成物について、特開2017-065995号公報(特許文献3)で提案されている気泡間隔係数を測定すると、無機系粉体に含浸された消泡剤は、含浸させない場合(消泡剤単独の場合)と比較して、耐凍害性に有用であるとされる直径50~500μmの微細な気泡であるエントレインドエア(非特許文献2)を選択的に消泡してしまう傾向にあることがわかった。このように、特許文献1及び2で提案されている無機粉体に含浸された消泡剤は耐凍害性を悪化させてしまう場合があり、改善の余地が残されていた。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、水溶性セルロースエーテルとある特定の化学構造を持つポリエチレングリコール(PEG)誘導体とを併用することにより、コンクリート組成物の流動性と材料分離抵抗性を保持したまま、課題であった耐凍害性を改善できることを見出し、さらには特定の化学構造を持つポリエチレングリコール(PEG)誘導体を水溶性多孔質粉体に含浸させた粉末状添加剤を用いることに・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、コンクリート組成物の流動性及び材料分離抵抗性を保持したまま、耐凍害性が改善された流動性の高いコンクリート組成物を容易に製造し、提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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