特開2024-176954IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

高純度の遷移金属錯体を簡便に製造する方法、特に、有機電界発光素子に用いられるイリジウム錯体を簡便に製造する方法に関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】高純度の遷移金属錯体を簡便かつ効率的に製造することができる遷移金属錯体の製造方法を提供すること。
【解決手段】遷移金属錯体及び配位性化合物を含む溶液を加熱熟成することにより前記遷移金属錯体を精製する工程を含む、遷移金属錯体の製造方法。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

要求される高い純度の生成物を得るために、通常、クロマトグラフィー(順相シリカゲルクロマトグラフィー、逆相シリカゲルクロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラフィー、ペーパークロマトグラフィー)、分液洗浄、再結晶、再沈殿、懸濁洗浄、吸着剤処理、昇華が用いられ、一般にはこれらを複数回または組み合わせた精製が行われる。しかしながら、特に遷移金属錯体の精製において、反応中に副生する不純物は目的物である錯体に類似した部分構造を有しており、これらを完全に除去することは非常に困難である(非特許文献1、特許文献3)。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者はの課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、遷移金属錯体の溶解した溶液に配位性化合物を添加し加熱熟成することで、精製対象である遷移金属錯体の収量を減ずることなく不純物を簡便に除去する手法を見出し、本発明を完成するに至った。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、精製対象である遷移金属錯体の収量を減ずることなく、錯体を合成する過程で生じる、通常用いられるような精製手法では除去困難な微量不純物を除去可能な状態にすることができる。そして、これにより、高純度の遷移金属錯体を簡便かつ効率的に製造することが可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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