(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024017746
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 1/60 20060101AFI20240201BHJP
H04N 1/407 20060101ALI20240201BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20240201BHJP
B41J 29/393 20060101ALI20240201BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20240201BHJP
B41J 2/525 20060101ALI20240201BHJP
G06F 3/12 20060101ALI20240201BHJP
【FI】
H04N1/60 300
H04N1/60 160
H04N1/407 780
H04N1/00 002B
B41J29/393 107
B41J29/38 301
B41J2/525
G06F3/12 304
G06F3/12 356
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022120593
(22)【出願日】2022-07-28
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 秋穂
【テーマコード(参考)】
2C061
2C262
5C062
5C077
5C079
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP03
2C061AP04
2C061AP07
2C061AR01
2C061HV01
2C061HV44
2C061HV50
2C061KK15
2C061KK25
2C061KK28
2C262AA24
2C262AA26
2C262AA27
2C262AB15
2C262BA17
2C262FA01
2C262FA13
5C062AA05
5C062AA35
5C062AB02
5C062AB05
5C062AB22
5C062AB23
5C062AC04
5C062AC05
5C062AC55
5C062AC61
5C062AE13
5C062AF15
5C077LL11
5C077MM27
5C077MP08
5C077PP32
5C077PP33
5C077PP36
5C077PP74
5C077TT02
5C079HA18
5C079HB01
5C079HB03
5C079HB08
5C079HB11
5C079KA20
5C079LA02
5C079LA10
5C079LA31
5C079MA10
5C079MA20
5C079NA25
5C079PA03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】色ずれを検出して印刷を停止した際に、ユーザの手間なく、ジョブをキャンセルすることなく印刷を再開する情報処理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置(Digital Front End)の色変動検知部は、テストジョブで形成される画像から色基準を生成する生成部(ターゲット決定部)と、印刷ジョブで形成される画像の色と、色基準と、の色差が検出閾値を超えたか否かを判断し、色差が検出閾値を超えたと判断した場合に、印刷ジョブの後続の印刷を一時停止し、かつ、印刷ジョブの印刷を停止する印刷停止又は印刷ジョブの一時停止中に当該印刷ジョブの検出閾値を変更して変更した検出閾値に基づいて印刷ジョブの印刷を継続する印刷継続、を選択可能な画面をクライアントPCに表示させ、印刷継続が選択された場合、閾値調整値に基づいて、検出閾値を変更して印刷ジョブの印刷を継続する制御部(検出部)と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テストジョブで形成される画像から色基準を生成する生成部と、
前記色基準の生成後、印刷ジョブで形成される画像の色と、前記色基準と、の色差が検出閾値を超えたか否かを判断する判断部と、
前記色差が前記検出閾値を超えたと判断された場合に、前記印刷ジョブの後続の印刷を一時停止し、前記色差が前記検出閾値を超えたことを表示し、かつ、前記印刷ジョブの印刷を停止する印刷停止、または、前記印刷ジョブの一時停止中に当該印刷ジョブの前記検出閾値を変更して当該変更した検出閾値に基づいて前記印刷ジョブの印刷を継続する印刷継続、を選択可能な画面を表示する表示制御部と、
前記印刷継続が選択された場合、閾値調整値に基づいて、前記検出閾値を変更して前記印刷ジョブの印刷を継続する制御部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記印刷継続が選択された場合、前記印刷ジョブで形成される画像の色のうち、前記検出閾値を超えたと判断された色の前記検出閾値を変更して印刷を再開する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記印刷継続が選択された場合、前記印刷ジョブで形成される画像の色のうち、前記検出閾値を超えたと判断された色と同一系統の色の前記検出閾値を変更して印刷を再開する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記色差が前記検出閾値を超えたと判断された場合に、印刷を停止し、前記色差が前記検出閾値を超えたことを表示するとともに、前記検出閾値を超えたと判断された色のパッチと、その色のターゲットの色をシミュレートした色のパッチと、を対比可能に表示する、請求項1から3のいずれか一に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記印刷継続が選択された場合、次の印刷ジョブの印刷開始時に、変更した前記検出閾値に基づいて印刷を続けて実行するか、若しくは、新たな前記検出閾値を入力させるかを選択可能な画面を表示する、請求項1から3のいずれか一に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記テストジョブによるテスト印刷で形成する画像は、前記印刷ジョブの印刷に用いる画像を用いて記録媒体に印刷した画像、または、パッチ画像を用いて記録媒体に印刷した画像である、請求項1から3のいずれか一に記載の情報処理装置。
【請求項7】
情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
テストジョブで形成される画像から色基準を生成する工程と、
前記色基準の生成後、印刷ジョブで形成される画像の色と、前記色基準と、の色差が検出閾値を超えたか否かを判断する工程と、
前記色差が前記検出閾値を超えたと判断された場合に、前記印刷ジョブの後続の印刷を一時停止し、前記色差が前記検出閾値を超えたことを表示し、かつ、前記印刷ジョブの印刷を停止する印刷停止、または、前記印刷ジョブの一時停止中に当該印刷ジョブの前記検出閾値を変更して当該変更した検出閾値に基づいて前記印刷ジョブの印刷を継続する印刷継続、を選択可能な画面を表示する工程と、
前記印刷継続が選択された場合、閾値調整値に基づいて、前記検出閾値を変更して前記印刷ジョブの印刷を継続する工程と、
を含む情報処理方法。
【請求項8】
コンピュータを、
テストジョブで形成される画像から色基準を生成する生成部と、
前記色基準の生成後、印刷ジョブで形成される画像の色と、前記色基準と、の色差が検出閾値を超えたか否かを判断する判断部と、
前記色差が前記検出閾値を超えたと判断された場合に、前記印刷ジョブの後続の印刷を一時停止し、前記色差が前記検出閾値を超えたことを表示し、かつ、前記印刷ジョブの印刷を停止する印刷停止、または、前記印刷ジョブの一時停止中に当該印刷ジョブの前記検出閾値を変更して当該変更した検出閾値に基づいて前記印刷ジョブの印刷を継続する印刷継続、を選択可能な画面を表示する表示制御部と、
前記印刷継続が選択された場合、閾値調整値に基づいて、前記検出閾値を変更して前記印刷ジョブの印刷を継続する制御部と、
して機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、色ずれを検出した場合に、警告または安定化制御を行う画像形成装置において、ユーザが色ずれを許容できる閾値(検出閾値の一例)を設定する技術が開示されている。また、特許文献1では、ユーザが実際に見る可能性のある色ずれのサンプルを提示し、ユーザが許容できる範囲を指定し易くする技術も開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の技術では、ユーザが色ずれを許容できる閾値を印刷前に予め設定する必要があり、警告を行った後にユーザが色ずれを確認して問題なしと判断した際に、印刷をキャンセルして閾値設定をし直さなければならない。また、スポットカラー1点といった場合には、パッチを出してユーザが閾値を調整することも可能であるが、複数点を見たい場合または面内全体を無作為に見たい場合に、全てを調整することが難しい。さらに、面内の主要な全ての色の閾値を調整すると、時間および損紙が多く発生してしまう。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、色ずれを検出して印刷を停止した際に検出閾値の調整を自動的に行うことで、ユーザの手間なく、ジョブをキャンセルすることなく、印刷を再開できる、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、テストジョブで形成される画像から色基準を生成する生成部と、前記色基準の生成後、印刷ジョブで形成される画像の色と、前記色基準と、の色差が検出閾値を超えたか否かを判断する判断部と、前記色差が前記検出閾値を超えたと判断された場合に、前記印刷ジョブの後続の印刷を一時停止し、前記色差が前記検出閾値を超えたことを表示し、かつ、前記印刷ジョブの印刷を停止する印刷停止、または、前記印刷ジョブの一時停止中に当該印刷ジョブの前記検出閾値を変更して当該変更した検出閾値に基づいて前記印刷ジョブの印刷を継続する印刷継続、を選択可能な画面を表示する表示制御部と、前記印刷継続が選択された場合、閾値調整値に基づいて、前記検出閾値を変更して前記印刷ジョブの印刷を継続する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、色ずれを検出して印刷を停止した際に検出閾値の調整を自動的に行うことで、ユーザの手間なく、ジョブをキャンセルすることなく、印刷を再開できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムの構成を示す図である。
【
図2】
図2は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムが有するDFEのハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムが有するDFEの色変動検知部の機能構成の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムにおける印刷処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図5】
図5は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムで表示される閾値設定画面の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムにおいて表示される選択画面の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムにおける検出閾値の変更処理の一例を説明するための図である。
【
図8】
図8は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムにおける検出閾値の変更処理の一例を説明するための図である。
【
図9】
図9は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムにおける検出閾値の変更処理の一例を説明するための図である。
【
図10】
図10は、第2の実施の形態にかかる情報処理システムにおける印刷処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図11】
図11は、第2の実施の形態にかかる情報処理システムにおける変動量の算出処理の一例を示す図である。
【
図12】
図12は、第2の実施の形態にかかる情報処理システムにおいて表示される選択画面の一例を示す図である。
【
図13】
図13は、第3の実施の形態にかかる情報処理システムにおける印刷処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図14】
図14は、第3の実施の形態にかかる情報処理システムにおいて表示される設定画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムの構成を示す図である。本実施の形態にかかる情報処理システム100は、
図1に示すように、クライアントPC(Personal Computer)101、DFE(Digital Front End)102、画像形成装置103、サーバ104、および読取装置105を有する。
【0010】
クライアントPC101は、ユーザが印刷したい印刷ジョブを作成し、DFE102またはサーバ104へ印刷ジョブを送信する。クライアントPC101は、液晶ディスプレイ等の表示部、マウスおよびキーボード等の入力装置を備えている。
【0011】
DFE102(情報処理装置の一例)は、クライアントPC101またはサーバ104から、印刷ジョブを受け取り、受け取った印刷ジョブに基づいて、RIPエンジンにより描画データを作成し、画像形成装置103へ描画データを送信する。
【0012】
画像形成装置103は、DFE102から受け取った描画データに基づいて、画像形成を行う。
【0013】
サーバ104は、クライアントPC101から受け取った印刷ジョブを管理する。また、サーバ104は、DFE102からの要求により、印刷ジョブをDFE102へ送信する。
【0014】
読取装置105は、印刷済み画像を読み取り、読み取ったデジタル画像データをDFE102へ送信する。読取装置105は、分光センサであっても良いが、RGBスキャナ等、原稿画像(印刷済み画像)をデジタル画像データに変換可能な装置であれば良い。また、読取装置105は、インラインセンサのように画像形成装置103の内部に備える構成でも良い。
【0015】
図2は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムが有するDFEのハードウェア構成の一例を示す図である。DFE102は、
図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)およびSDD(Solid State Drive)204、I/F205、画像処理部206、および色変動検知部207を有し、各部が接続されている。
【0016】
CPU201は、RAM203を作業領域として使用し、ROM202に格納されているプログラムを実行する。
【0017】
HDDおよびSSD204は、記憶部として使用され、予め設定された設定値を格納している。HDDおよびSSD204に格納されている情報は、CPU201が読み出し、プログラム実行時に使用することもある。
【0018】
I/F205は、DFE102と、クライアントPC101と、画像形成装置103と、サーバ104と通信可能にするインターフェースである。
【0019】
画像処理部206は、クライアントPC101から受け取った画像をRIP処理し、画像形成装置103が画像形成可能な画像データを作成する。
【0020】
色変動検知部207は、画像形成装置103が出力したデータから経時の色変動を検出し、色変動している場合に画像形成装置103を一時停止しクライアントPC101に通知を行う。
【0021】
図3は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムが有するDFEの色変動検知部の機能構成の一例を示す図である。本実施の形態では、色変動検知部207は、
図3に示すように、受付部301、閾値決定部302、検出部303、ターゲット決定部304、および測定部305を有する。本実施の形態では、受付部301、閾値決定部302、検出部303、ターゲット決定部304、および測定部305は、DFE102において実現されているが、これに限定するものではなく、画像形成装置103、クライアントPC101等の情報処理装置において実現することも可能である。
【0022】
受付部301は、クライアントPC101から、ユーザが設定した閾値調整値および検出閾値等を受け付ける。ここで、検出閾値は、色変動(色ずれ)が起きたことを検出する色差の閾値である。ここで、色差は、テストジョブで形成(印刷)される画像に基づいて生成される色基準と、印刷ジョブで形成(印刷)される画像の色と、の色差である。また、ここで、閾値調整値は、色変動が起きたことが検知された場合に閾値の調整(変更)に用いる値である。また、受付部301は、後述する検出部303が色変動を検出して画像形成装置103を一時停止した際に、印刷を継続するか、キャンセルするかという情報を受け付ける。
【0023】
閾値決定部302は、ユーザが設定した検出閾値を示す検出閾値情報を検出部303に設定する。また、閾値決定部302は、検出部303が色変動を検知して画像形成装置103を一時停止後、ユーザが印刷の継続を選択した場合に、検出閾値を変更して検出部303に設定する。例えば、閾値決定部302は、印刷の継続が選択された検出閾値を緩める(例えば、高くする)。本実施の形態では、閾値決定部302は、閾値調整値に基づいて、検出閾値を変更する。
【0024】
検出部303は、閾値決定部302による色基準の生成後、後述する測定部305から受け取った測色値(印刷ジョブで形成される画像の色)と、ターゲットの色味(色基準)と、の色差を監視する。そして、検出部303は、色差が検出閾値を超えたか否かを判断する判断部の一例である。
【0025】
検出部303は、色差が検出閾値を超えた際に、色差が検出閾値を超えたことをクライアントPC101に表示し、かつ画像形成装置103に対して印刷の一時停止を指示する。さらに、検出部303は、印刷停止または印刷継続を選択可能な画面をクライアントPC101に表示する表示制御部の一例である。ここで、印刷停止は、印刷ジョブの印刷を停止する処理である。また、印刷継続は、印刷ジョブの一時停止中に検出閾値を変更して当該変更した検出閾値に基づいて印刷ジョブの印刷を継続する処理である。
【0026】
そして、検出部303は、ユーザが印刷継続を選択した場合(すなわち、受付部301により印刷継続の選択が受け付けられた場合)、閾値決定部302により検出閾値を変更して画像形成装置103による印刷ジョブを再開(継続)させる制御部の一例である。これにより、色変動を検出して印刷を停止した際に検出閾値の調整を自動的に行うことができるので、色変動を検出した印刷を停止した場合に、ユーザの手間なく、ジョブをキャンセルすることなく、印刷を再開できる。
【0027】
本実施の形態では、印刷継続が選択された場合、検出部303は、印刷ジョブで形成される画像の色のうち、検出閾値を超えたと判断された色の検出閾値を変更して印刷を再開する。または、印刷継続が選択された場合、検出部303は、印刷ジョブで形成する画像の色のうち、検出閾値を超えたと判断された色と同一系統の色の検出閾値を変更して印刷を再開しても良い。
【0028】
一方、検出部303は、ユーザが印刷停止を選択した場合(すなわち、受付部301により印刷停止の選択が受け付けられた場合)、画像形成装置103による印刷ジョブをキャンセルする。
【0029】
ターゲット決定部304は、色変動を検出するターゲットの色味を決定する。ターゲット決定部304は、後述する測定部305から受け取った測定値(テストジョブで形成される画像の色)をターゲットの色味に設定する。すなわち、ターゲット決定部304は、テストジョブで形成される画像に基づいて色基準を生成する生成部の一例である。ここで、テストジョブのテスト印刷で形成される画像は、印刷ジョブの印刷に用いる画像を用いて用紙等の記録媒体に印刷した画像、または、パッチ画像を用いて記録媒体に印刷した画像であっても良い。
【0030】
測定部305は、読取装置105から画像データを受け取り、画像データの面内からLab、RGB、CMYK濃度といった色情報(テストジョブまたは印刷ジョブで形成される画像の色)を取り出し、検出部303およびターゲット決定部304に設定する。
【0031】
図4は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムにおける印刷処理の流れの一例を示すフローチャートである。ユーザは印刷を開始する前に、どの程度の色変動が起きた際に色変動を検出して欲しいか、ターゲットの色味に対する色差の検出閾値を色相毎にクライアントPC101(
図5参照)上で設定する(ステップS1001)。また、ユーザは、色差が検出閾値を超えた場合に当該検出閾値をどの程度緩めるかの閾値調整量も同様に設定する(ステップS1001)。
【0032】
図5は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムで表示される閾値設定画面の一例を示す図である。本実施の形態では、クライアントPC101は、
図5に示すように、ターゲットの色味の色相毎に検出閾値を設定可能な閾値設定画面を表示する。
【0033】
図4に戻り、その後、ユーザが印刷ジョブの印刷の開始を指示すると、画像処理部206でRIP処理が行われ、画像形成装置103は、印刷ジョブに従って画像を印刷(形成)して出力する(ステップS1002)。読取装置105は、出力済みの画像を読み取り後、読み取った画像を測定部305に送信する。
【0034】
測定部305は、読み取った画像内の色情報の測定を行う。色情報の測定は、平坦な領域または矩形(パッチ)領域を自動抽出して、RGB、Lab、濃度値といった色情報を測定値として得る。測定部305は、自動抽出以外にも、画像内において予めユーザが指定を行った領域の色情報を測定しても構わない。測定部305は、読み取った画像データのCMYK値(網点率)と、測定値(色情報)と、を紐付ける測定情報を作成する。
【0035】
次に、ターゲット決定部304は、ターゲットの色味が設定されているか否かを判断する(ステップS1003)。ターゲットの色味が設定されていない場合(ステップS1003:無)、測定部305は、測定情報をターゲット決定部304に設定する。ターゲット決定部304は、測定情報を色相毎に分類し、ターゲットの色味を決定する(ステップS1004)。本実施の形態では、ターゲット決定部304は、印刷開始直後の画像の初期ページの測定情報に基づいてターゲットの色味を決定しているが、ターゲットの色味の決定には、プルーフ印刷といった予め印刷しておいた画像、キャリブレーションガンマといったエンジンの特性値を使用しても構わない。
【0036】
ターゲットの色味が存在している場合(ステップS1003:有)、測定部305は、測定情報を検出部303に送信する。検出部303は、色相毎に、測定情報とターゲットの色味とを比較し、その色差が検出閾値を超過しない場合(ステップS1005:Yes)、最終頁であるか否かを判断する(ステップS1009)。そして、最終頁でない場合(ステップS1009:No)、ステップS1003に戻り、最終頁である場合(ステップS1009:Yes)、印刷処理を終了する。
【0037】
一方、色差が検出閾値を超過した場合(ステップS1005:No)、検出部303は、画像形成装置103に対して印刷の一時停止を指示し(ステップS1006)、印刷継続または印刷停止を選択可能な選択画面をクライアントPC101上に表示する(ステップS1007)。
【0038】
図6は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムにおいて表示される選択画面の一例を示す図である。本実施の形態では、ユーザは、
図6に示すように、選択画面において、以下の選択肢(1)~(3)の中から、動作を選択する。
(1)検出閾値を緩めて印刷を継続(「印刷を継続」ボタン)
(2)色差が検出閾値を超えたことを無効にして印刷を継続(「検知機能オフ・印刷継続」ボタン)
(3)印刷をキャンセル(「印刷中止」ボタン)
【0039】
図4に戻り、ユーザが、検出閾値を緩めて印刷を継続することを選択した場合、検出部303は、閾値決定部302に対して検出閾値を超過した色相を通知し、閾値決定部302が検出閾値を変更後、印刷を再開(継続)する(ステップS1008)。検出閾値を無効にして印刷を継続することを選択した場合、検出部303は、印刷を再開し、以降のページの色変動は検出しない(ステップS1009)。印刷をキャンセルすることを選択した場合、検出部303は、印刷を停止し以降のページの印刷は行わない(ステップS1010)。
【0040】
図7および
図8は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムにおける検出閾値の変更処理の一例を説明するための図である。ここで、検出閾値を緩めて印刷を継続する場合、ターゲットの色味の検出閾値のみを局所的に緩めると、類似したCMYK構成の色で、再度、色差が検出閾値を超えてしまうという課題があるため、検出部303は、閾値決定部302によって、色相毎に検出閾値を変更しても良い。すなわち、検出部303は、印刷ジョブで形成する画像の色のうち、検出閾値を超えたと判断された色と同一系統の色の検出閾値を変更しても良い。
【0041】
具体的には、閾値決定部302は、
図7に示すように、ユーザが設定した検出閾値(ユーザ設定閾値)を色相毎に保持している。また、閾値決定部302は、
図7に示すように、色相毎に検出閾値の調整量である閾値調整量を保持している。よって、閾値決定部302は、
図7に示すように、各色相のユーザ設定閾値に閾値調整量を足し合わせたものを印刷再開後の検出閾値に設定する。若しくは、閾値決定部302は、
図8に示すように、色差が検出閾値を超えた色相のみではなく、当該色相に隣接した色相領域のユーザ設定閾値にも重みをつけて、閾値調整量を足し合わせても良い。
【0042】
図9は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムにおける検出閾値の変更処理の一例を説明するための図である。
図9の各軸は、Lab表色系の各軸を表す。例えば、閾値決定部302は、
図9に示すように、色相内部の検知対象の色(ターゲットの色味)のユーザ設定閾値thに対して、色相ラインth1,th2からの距離d,d´,d´´に応じて重みを付けても良い。例えば、Lab表色系の色空間における検知対象の色の検出閾値thは、以下の式(1)を用いて決定しても良い。
【数1】
式(1)において、thは検知対象の色の検出閾値、th1はRYの検出閾値、th2はRの検出閾値、d´´はRY色相ラインから検知対象の色への距離、d´はR色相ラインから検知対象の色への距離、dはRY色相ラインからR色相ラインへの距離である。
【0043】
このように、第1の実施の形態にかかる情報処理システム100によれば、色変動を検出して印刷を停止した際に検出閾値の調整を自動的に行うことができるので、色変動を検出した印刷を停止した場合に、ユーザの手間なく、ジョブをキャンセルすることなく、印刷を再開できる。
【0044】
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、色差が検出閾値を超えたと判断された場合に、印刷を停止し、色差が検出閾値を超えたことを表示するとともに、検出閾値を超えたと判断された色のパッチと、その色のターゲットの色をシミュレートした色のパッチと、を対比可能に表示する例である。以下の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。
【0045】
検出部303により色変動を検出した場合、ユーザはターゲットの色と、色変動が発生したページと、を見比べて色変動が許容できるか否かを判断し、印刷を継続するかまたはキャンセルするかを選択しなければならない。その際、ユーザがページを抜き取り、色変動が許容できるか否かを検査するのは手間である。また、色変動が検出された色が自然画部分またはグラデーション部分に位置していると、目視で色味を判断するのが難しい。
【0046】
そこで、本実施の形態では、検出部303は、色変動を検出した場合、すなわち、色差が検出閾値を超えたと判断した場合、画像形成装置103による印刷を停止して、色差が検出閾値を超えたことを表示する。さらに、検出部303は、色変動後の色のパッチと、ターゲットの色味をシミュレートした色のパッチと、を対比可能にクライアントPC101に表示する。これにより、ユーザの手間を削減することができる。
【0047】
図10は、第2の実施の形態にかかる情報処理システムにおける印刷処理の流れの一例を示すフローチャートである。検出部303は、色差が検出閾値を超過した場合に(ステップS1005:No)、検出部303は、画像形成装置103に対して印刷の一時停止を指示する(ステップS1006)。
【0048】
次いで、検出部303は、ターゲットの色のパッチと、色変動後の色のパッチと、を対比可能なチャートを含む選択画面をクライアントPC101に表示する(ステップS1101)。具体的には、検出部303は、色変動を検出した色の測定情報を用いて色変動の変動量を算出する。本実施の形態では、検出部303は、ターゲットの色味の濃度から、色変動を検出した色の濃度を減算することにより、変動量を算出する。
【0049】
図11は、第2の実施の形態にかかる情報処理システムにおける変動量の算出処理の一例を示す図である。
図11において、縦軸は、色の濃度を表し、横軸は、画像のページ数を表す。例えば、ターゲットの色のCMYK値が(C:0,M:45,Y:60,K:0)であり、色変動を検出した時にMの変動量が+5%である場合、色変動を検出時点の画像形成装置1003の作像状態においては、Mを-5%した色(C:0,M:40,Y:60,K:0)がターゲットの色相当とシミュレーションができる。そのため、検出部303は、現在のCMYK入力値(色変動を検出時の色)と、変動量を逆算したターゲットの色相当のCMYK入力値(シミュレーション結果)を画像処理部206に通知する。画像処理部206は、入力されたCMYK入力値からパッチデータを作成し、RIP処理を行う。そして、画像形成装置103は、RIP処理済みのパッチデータの画像をクライアントPC101に出力する。ユーザは、出力されたパッチデータに含まれるパッチを見比べて変動量が許容できるか否かを判断し、クライアントPC101に表示された選択画面から印刷を継続するかキャンセルするかを選択することができる。
【0050】
図12は、第2の実施の形態にかかる情報処理システムにおいて表示される選択画面の一例を示す図である。また、単純に観測変動量を逆算したパッチ画像を生成しても誤差が発生する場合があるため。画像処理部206は、入力されたCMYK入力値から複数の階調を複数刻んだパッチを作成してもよい。画像形成装置103は、画像処理部206により作成されるパッチの画像を出力し、読取装置105により当該画像を読み取る。測定部305は、画像に含まれるパッチの領域の測定情報を検出部303に送信する。そして、検出部303は、
図11に示すように、色変動を検出した色、およびターゲットの色味に最も近い色を選択してクライアントPC101上に表示を行う。ユーザは、クライアントPC101の画面上でマークされたパッチの画像(色変動を検出した色のパッチの画像)と、ターゲットの色に最も近いパッチの画像を基に、紙面上のパッチを見比べて変動量を許容するか否かを判断し、クライアントPC101上から印刷を継続するかまたはキャンセルするかを選択することができる。
【0051】
このように、第2の実施の形態にかかる情報処理システム100によれば、色変動後の色のパッチと、ターゲットの色をシミュレートした色のパッチと、を対比可能にクライアントPC101に表示するので、ユーザの手間を削減することができる。
【0052】
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、印刷継続が選択された場合、次の印刷ジョブの印刷開始時に、変更した検出閾値に基づいて印刷を続けて実行するか、若しくは、新たな検出閾値を入力させるかを選択可能な画面を表示する例である。以下の説明では、第1,2の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。
【0053】
本実施の形態では、検出部303は、変更された検出閾値に関して、ユーザは以降の印刷ジョブでも当該検出閾値を使用するか否かを選択可能とする。具体的には、検出部303は、印刷継続が選択された場合、次の印刷ジョブの印刷開始時に、変更した検出閾値に基づいて印刷を続けて実行するか、若しくは、新たな検出閾値を入力させるかを選択可能な設定画面を表示する。これにより、次の印刷ジョブの印刷開始時に新たな検出閾値を入力する必要がなくなるので、ユーザの手間を削減することができる。
【0054】
図13は、第3の実施の形態にかかる情報処理システムにおける印刷処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図14は、第3の実施の形態にかかる情報処理システムにおいて表示される設定画面の一例を示す図である。ステップS1010において印刷ジョブの最終頁であると判断した場合(ステップS1010:Yes)、検出部303は、
図14に示すように、変更した検出閾値に基づいて印刷を続けて実行するか、若しくは、新たな検出閾値を入力させるかを選択可能な設定画面を表示する。そして、検出部303は、設定画面において、新たな検出閾値を入力させることを選択された場合、すなわち、変更結果を反映させないことが選択された場合(ステップS1301:No)、検出部303は、そのまま印刷ジョブを終了する。
【0055】
一方、設定画面において、変更した検出閾値に基づいて印刷を続けて実行することが選択された場合、すなわち、変更結果の反映が有効だった場合(ステップS1301:Yes)、検出部303は、印刷に用いた検出閾値を色相毎のユーザ設定値に反映する(ステップS1302)。
【0056】
このように、第3の実施の形態にかかる情報処理システム100によれば、次の印刷ジョブの印刷開始時に新たな検出閾値を入力する必要がなくなるので、ユーザの手間を削減することができる。
【0057】
なお、本実施の形態のDFE102で実行されるプログラムは、ROM202等に予め組み込まれて提供される。本実施の形態のDFE102で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0058】
さらに、本実施の形態のDFE102で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態のDFE102で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0059】
本実施の形態のDFE102で実行されるプログラムは、上述した各部(受付部301、閾値決定部302、検出部303、ターゲット決定部304、および測定部305)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU201等のプロセッサが上記ROM202からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、受付部301、閾値決定部302、検出部303、ターゲット決定部304、および測定部305が主記憶装置上に生成されるようになっている。
【0060】
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置103を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
【0061】
本発明の態様は、例えば、以下の通りである。
<1>テストジョブで形成される画像から色基準を生成する生成部と、
前記色基準の生成後、印刷ジョブで形成される画像の色と、前記色基準と、の色差が検出閾値を超えたか否かを判断する判断部と、
前記色差が前記検出閾値を超えたと判断された場合に、前記印刷ジョブの後続の印刷を一時停止し、前記色差が前記検出閾値を超えたことを表示し、かつ、前記印刷ジョブの印刷を停止する印刷停止、または、前記印刷ジョブの一時停止中に当該印刷ジョブの前記検出閾値を変更して当該変更した検出閾値に基づいて前記印刷ジョブの印刷を継続する印刷継続、を選択可能な画面を表示する表示制御部と、
前記印刷継続が選択された場合、閾値調整値に基づいて、前記検出閾値を変更して前記印刷ジョブの印刷を継続する制御部と、
を備える情報処理装置。
【0062】
<2>前記制御部は、前記印刷継続が選択された場合、前記印刷ジョブで形成される画像の色のうち、前記検出閾値を超えたと判断された色の前記検出閾値を変更して印刷を再開する、<1>に記載の情報処理装置。
【0063】
<3>前記制御部は、前記印刷継続が選択された場合、前記印刷ジョブで形成される画像の色のうち、前記検出閾値を超えたと判断された色と同一系統の色の前記検出閾値を変更して印刷を再開する、<1>に記載の情報処理装置。
【0064】
<4>前記表示制御部は、前記色差が前記検出閾値を超えたと判断された場合に、印刷を停止し、前記色差が前記検出閾値を超えたことを表示するとともに、前記検出閾値を超えたと判断された色のパッチと、その色のターゲットの色をシミュレートした色のパッチと、を対比可能に表示する、<1>から<3>のいずれか一に記載の情報処理装置。
【0065】
<5>前記表示制御部は、前記印刷継続が選択された場合、次の印刷ジョブの印刷開始時に、変更した前記検出閾値に基づいて印刷を続けて実行するか、若しくは、新たな前記検出閾値を入力させるかを選択可能な画面を表示する、<1>から<4>のいずれか一に記載の情報処理装置。
【0066】
<6>前記テストジョブによるテスト印刷で形成する画像は、前記印刷ジョブの印刷に用いる画像を用いて記録媒体に印刷した画像、または、パッチ画像を用いて記録媒体に印刷した画像である、<1>から<5>のいずれか一に記載の情報処理装置。
【0067】
<7>情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
テストジョブで形成される画像から色基準を生成する工程と、
前記色基準の生成後、印刷ジョブで形成される画像の色と、前記色基準と、の色差が検出閾値を超えたか否かを判断する工程と、
前記色差が前記検出閾値を超えたと判断された場合に、前記印刷ジョブの後続の印刷を一時停止し、前記色差が前記検出閾値を超えたことを表示し、かつ、前記印刷ジョブの印刷を停止する印刷停止、または、前記印刷ジョブの一時停止中に当該印刷ジョブの前記検出閾値を変更して当該変更した検出閾値に基づいて前記印刷ジョブの印刷を継続する印刷継続、を選択可能な画面を表示する工程と、
前記印刷継続が選択された場合、閾値調整値に基づいて、前記検出閾値を変更して前記印刷ジョブの印刷を継続する工程と、
を含む情報処理方法。
【0068】
<8>コンピュータを、
テストジョブで形成される画像から色基準を生成する生成部と、
前記色基準の生成後、印刷ジョブで形成される画像の色と、前記色基準と、の色差が検出閾値を超えたか否かを判断する判断部と、
前記色差が前記検出閾値を超えたと判断された場合に、前記印刷ジョブの後続の印刷を一時停止し、前記色差が前記検出閾値を超えたことを表示し、かつ、前記印刷ジョブの印刷を停止する印刷停止、または、前記印刷ジョブの一時停止中に当該印刷ジョブの前記検出閾値を変更して当該変更した検出閾値に基づいて前記印刷ジョブの印刷を継続する印刷継続、を選択可能な画面を表示する表示制御部と、
前記印刷継続が選択された場合、閾値調整値に基づいて、前記検出閾値を変更して前記印刷ジョブの印刷を継続する制御部と、
して機能させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0069】
100 情報処理システム
101 クライアントPC
102 DFE
103 画像形成装置
104 サーバ
105 読取装置
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 HDDまたはSDD
205 I/F
206 画像処理部
207 色変動検知部
301 受付部
302 閾値決定部
303 検出部
304 ターゲット決定部
305 測定部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0070】
【特許文献1】特開2019-186809号公報
【特許文献2】特開2020-010104号公報