(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024178664
(43)【公開日】2024-12-25
(54)【発明の名称】医療用綿棒
(51)【国際特許分類】
A61M 35/00 20060101AFI20241218BHJP
【FI】
A61M35/00 X
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023096978
(22)【出願日】2023-06-13
(71)【出願人】
【識別番号】504176911
【氏名又は名称】国立大学法人大阪大学
(71)【出願人】
【識別番号】392001014
【氏名又は名称】株式会社山洋
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中島 清一
(72)【発明者】
【氏名】中谷 洋
【テーマコード(参考)】
4C267
【Fターム(参考)】
4C267AA63
4C267BB02
4C267BB04
4C267BB11
4C267BB12
4C267CC01
4C267HH06
(57)【要約】
【課題】綿状体とチューブとの密着性が向上した医療用綿棒を提供する。
【解決手段】医療用綿棒1は、綿状体10と軸部20とチューブ30とを備える。軸部20は綿状体10を保持する。チューブ30は中空内部31を有する。中空内部31は内周面32aに囲まれている。軸部20は内周面32aに接着部40を介して接続されている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
綿状体と、
前記綿状体を保持する軸部と、
内周面に囲まれた中空内部を有するチューブとを備え、
前記軸部は、前記内周面に接着部を介して接続されている、医療用綿棒。
【請求項2】
前記チューブは、前記内周面に接続されている端面を有し、
前記綿状体は、前記端面に前記接着部を介して接続されている、請求項1に記載の医療用綿棒。
【請求項3】
前記チューブは長手方向に延びており、
前記長手方向に対して垂直な方向を径方向とすると、
前記綿状体の前記径方向における幅は、前記端面の前記径方向における幅以下である、請求項2に記載の医療用綿棒。
【請求項4】
前記綿状体は、先端部を有し、
前記先端部は、前記チューブから前記長手方向において最も離れた位置に配置されており、
前記先端部は、前記径方向に延在している平面部を有する、請求項3に記載の医療用綿棒。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、医療用綿棒に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、内視鏡における鉗子口の清掃用具として、綿状体がチューブに挿入された綿棒が知られている(例えば、特開2018-82838号公報参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記のような綿棒は、電気メスの代替として患者の患部における組織を剥離するために使用されてもよいが、使用中にチューブから綿状体が抜ける恐れがある。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するために成されたものであり、本開示の目的は、綿状体とチューブとの密着性が向上した医療用綿棒を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従った医療用綿棒は、綿状体と軸部とチューブとを備える。軸部は綿状体を保持する。チューブは中空内部を有する。中空内部は内周面に囲まれている。軸部は内周面に接着部を介して接続されている。
【発明の効果】
【0007】
上記によれば、綿状体とチューブとの密着性が向上した医療用綿棒が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施の形態1に係る医療用綿棒の断面図である。
【
図2】
図1の領域IIにおける部分拡大断面図である。
【
図3】実施の形態2に係る医療用綿棒の部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態を説明する。なお、特に言及しない限り、以下の図面において同一または対応する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
【0010】
実施の形態1.
<医療用綿棒の構成>
図1は、実施の形態1に係る医療用綿棒1の断面図である。
図2は、
図1の領域IIにおける部分拡大断面図である。
【0011】
図1および
図2に示される医療用綿棒1は、たとえば、手術中に行われる鈍的剥離に使用される医療用綿棒1であって、電気メスを使用するより効率的に患者の患部における組織を剥離することができる。
図1から
図2に示される医療用綿棒1は、綿状体10と、軸部20と、チューブ30とを主に備える。
【0012】
チューブ30が延びている方向を長手方向Zとする。長手方向Zに対して垂直な方向を径方向rとする。軸部20は綿状体10を保持している。チューブ30は中空内部31を有している。
図2に示されるように、軸部20は長手方向Zに中空内部31に挿入されている。このようなチューブ30に接続された綿状体10を、患者の患部における組織に当てることで当該組織を剥離することができる。
【0013】
綿状体10は、たとえば、繊維の集合体によって形成されている。
図2に示されるように、綿状体10は、先端部11aと、側面11bと、後端面11cとを有している。側面11bは、後端面11cと先端部11aとを接続している。先端部11aは、チューブ30から長手方向Zにおいて最も離れた位置に配置されている。後端面11cは、チューブ30の端面32bに対向している。
【0014】
綿状体10の形状は、たとえば、円柱状である。具体的には、長手方向Zから見た側面視において、後端面11cおよび先端部11aの形状は、例えば、円状である。綿状体10の形状が円柱状であるとき、先端部11aは平面部11eを有することが好ましい。平面部11eは径方向rに延在している。このようにすることで、安全性の観点から組織を傷つけることなく剥離することができる。
【0015】
綿状体10の形状によって剥離のしやすさに大きな影響はない。そのため、綿状体10の形状は円柱状でなくてもよい。綿状体10の形状が先細りとなるような形状であってもよい。つまり、先端部11aは平面部11eを含まなくてもよく、径方向rからみた断面視において、先端部11aの形状が曲線であってもよい。径方向rから見た断面視において、側面11bの形状は曲線であってもよい。側面11bに複数の凹部が形成されてもよい。
【0016】
先端部11aおよび後端面11cと側面11bとを接続する角部において、フィレット11dが形成されてもよい。具体的には、
図2に示されるように、径方向rからみた断面視において、先端部11aと側面11bとを接続する角部の形状は曲線である。径方向rからみた断面視において、後端面11cと側面11bとを接続する角部の形状は曲線である。このようにすることで、より安全に組織を傷つけることなく剥離することができる。
【0017】
綿状体10の長さL1は、たとえば、10mmである。後端面11cは、接着部40を介してチューブ30の端面32bにほぼ面接続している。そのため、綿状体10の長さL1は、チューブ30の端面32bから綿状体10の先端部11aまでの長手方向Zにおける長さL1とほぼ同じである。つまり、長手方向Zにおいて、チューブ30の端面32bから先端部11aまでにおける長さL1は、10mmであってもよい。
【0018】
後述するように、当該医療用綿棒1は、内視鏡の鉗子口に挿入されて使用され得る。そのため、鉗子口への挿入性を考慮したとき、綿状体10の長さL1は、8mm以上10mm以下であることが好ましい。
【0019】
長手方向Zから見た側面視において、チューブ30の形状は、たとえば、環状である。具体的には、チューブ30は、内周面32aと、端面32bと、外周面32cとを有する。内周面32aと外周面32cの各々は、端面32bに接続されている。中空内部31は、内周面32aに囲まれている。チューブ30の形状が環状であるとき、長手方向Zから見た側面視において、径方向rにおける外周面32cの幅R3はチューブ30の外径R3である。長手方向Zから見た側面視において、径方向rにおける内周面32aの幅r3はチューブ30の内径r3である。
【0020】
使用者はチューブ30を保持して当該医療用綿棒1を使用する。鈍的剥離を実施する際に、効率的に組織を剥離するため、チューブ30は可撓性を有することが好ましい。チューブ30を構成する材料は、たとえば、フッ素化樹脂である。
【0021】
図2に示されるように、軸部20の一部は綿状体10の内部に配置されている。軸部20の残りの部分は、中空内部31に配置されている。軸部20の形状は、たとえば、円柱状である。軸部20は剛性を有していることが好ましい。軸部20を構成する材料は、たとえば、ポリプロピレンである。
【0022】
従来、鈍的剥離に使用される器具として電気メスが挙げられる。しかし、当該医療用綿棒1を鈍的剥離に使用することで、電気メスよりも効率的に患者の患部における組織を剥離することができる。また、電気メスを使用する場合、組織を剥離する時に組織を焦がして患部を傷つけるおそれがある。当該医療用綿棒1を使用することで、患部を傷つけることなく、安全に組織を剥離することができる。
【0023】
上記のような医療用綿棒1は、たとえば、内視鏡の鉗子口に挿入され得る。使用者は、医療用綿棒1が挿入された内視鏡を患者の体内に挿入する。使用者は、チューブ30を保持しながら当該医療用綿棒1を操作する。使用者は内視鏡によって映し出された患者の体内あるいは患部を確認しながら、綿状体10の先端部11aを患者の患部における組織にあてることで、組織を剥離することができる。このような医療用綿棒1において、軸部20が保持している綿状体10がチューブ30から抜けないように、チューブ30と軸部20との密着性が強いことが好ましい。
【0024】
ここで、本実施の形態1に係る医療用綿棒1の特徴は、軸部20がチューブ30と接着部40を介して接続されている点である。具体的には、軸部20は内周面32aに接着部40を介して接続されている。軸部20に接着材を塗り、当該軸部20を中空内部31に挿入することで、軸部20は内周面32aに接続される。このように接着材を使用することで、綿状体10とチューブ30との密着性が向上する。綿状体10は、端面32bに接着部40を介して直接的に接続されてもよい。このようにすることで、綿状体10とチューブ30との密着性がさらに向上する。
【0025】
図2に示されるように、内周面32aは第1領域P1と第2領域P2とを有する。第1領域P1は、長手方向Zにおいて端面32bから所定の距離までにおける領域である。所定の距離は、例えば、後述するように中空内部31に挿入されている軸部20の長さL2であってもよい。所定の距離は、中空内部31に挿入されている軸部20の長さL2以下であってもよく、中空内部31に挿入されている軸部20の長さL2以上であってもよい。つまり、第1領域P1は、長手方向Zにおいて軸部20の一部が配置されている領域を含んでいてもよい。第2領域P2は、長手方向Zに第1領域P1と隣接している領域である。つまり、第2領域P2は、長手方向Zにおいて軸部20が配置されていない領域であってもよい。
【0026】
チューブ30の表面の表面粗度を上げるような表面処理がチューブ30に施されてもよい。具体的には、第1領域P1における内周面32aの表面粗度は、第2領域P2における内周面32aの表面粗度よりも大きくてもよい。このようにすれば、接着部40による軸部20とチューブ30との密着性が向上する。表面粗度は任意の方法で測定が可能である。
【0027】
当該医療用綿棒1は、内視鏡の鉗子口に挿入されて使用され得る。そのため、綿状体10の径R1およびチューブ30の外径R3の各々は、鉗子口の径よりも小さいことが好ましい。一般的に、内視鏡の鉗子口の径は3.2mm、2.8mm、あるいは2.2mmのいずれかである。そのため、使用する内視鏡に合わせて、綿状体10の径方向rの幅R1を変更してもよい。つまり、綿状体10の径方向rにおける幅R1は、2mm以上3mm以下であることが好ましい。たとえば、鉗子口の径が3.2mmである場合、綿状体10の形状が円柱状である時、綿状体10の径R1は2.6mmであってもよい。一方、綿状体10の径R1が、たとえば、1.8mmである時、軸部20の径R2が1.8mm以下である。このような場合、軸部20のサイズが小さいため、軸部20を中空内部31に挿入することが技術的に困難である。そのため、綿状体10の径R1は、少なくとも2mm以上であることが好ましい。
【0028】
綿状体10の径方向rにおける幅R1は、端面32bの径方向rにおける幅R3以下であってもよい。また、綿状体10の径方向rにおける幅R1は、中空内部31の径方向rにおける幅r3以上であってもよい。つまり、綿状体10の形状が円柱状であり、かつチューブ30の形状が環状である時、綿状体10の径R1は、チューブ30の内径r3以上外径R3以下であればよい。このようにすれば、綿状体10は端面32bに接着部40を介して接続されることができる。また、組織を剥離する際に綿状体10をチューブ30の端面32bで支持することができるため、鈍的剥離の作業性が改善される。
【0029】
内周面32aの径方向rにおける幅r3は、軸部20の径方向rおける幅R2より±1mm以内であることが好ましい。軸部20の形状が円柱状であり、かつチューブ30の形状が環状である時、チューブ30の内径r3が1.5mmであれば、軸部20の径R2は、たとえば、1.42mmであってもよい。
【0030】
軸部20において、中空内部31に挿入されている部分の長手方向Zにおける長さL2は、例えば、8mm以上10mm以下である。このようにすれば、軸部20が内周面32aに接続している面積が十分あるため、軸部20と内周面32aとの密着性が向上する。
【0031】
<作用効果>
本開示に従った医療用綿棒1は、綿状体10と軸部20とチューブ30とを備える。軸部20は綿状体10を保持する。チューブ30は中空内部31を有する。中空内部31は内周面32aに囲まれている。軸部20は内周面32aに接着部40を介して接続されている。
【0032】
このようにすれば、綿状体10とチューブ30との密着性が向上する。つまり、軸部20が保持している綿状体10がチューブ30から抜けないように、綿状体10はチューブ30に接続される。そのため、当該医療用綿棒1を鈍的剥離に使用することで、効率的に患者の患部における組織を剥離することができる。
【0033】
上記医療用綿棒1について、チューブ30は端面32bを有する。端面32bは、内周面32aに接続されている。綿状体10は、端面32bに接着部40を介して接続されている。このようにすれば、綿状体10とチューブ30との密着性がさらに向上する。
【0034】
上記医療用綿棒1について、チューブ30は長手方向Zに延びている。内周面32aは、第1領域P1と第2領域P2とを有する。第1領域P1は長手方向Zにおいて軸部20の一部が配置されている領域を含む。第2領域P2は長手方向Zに第1領域P1と隣接している。第1領域P1における内周面32aの表面粗度は、第2領域P2における内周面32aの表面粗度よりも大きい。
【0035】
このようにすれば、綿状体10とチューブ30との密着性がさらに向上する。つまり、軸部20が保持している綿状体10がチューブ30から抜けないように、綿状体10はチューブ30に接続される。
【0036】
上記医療用綿棒1について、長手方向Zに対して垂直な方向を径方向rとする。綿状体10の径方向rにおける幅R1は、端面32bの径方向rにおける幅R3以下である。このようにすれば、綿状体10は端面32bに接着部40を介して接続されることができる。また、組織を剥離する際に綿状体10をチューブ30の端面32bで支持することができるため、鈍的剥離の作業性が改善する。
【0037】
上記医療用綿棒1について、綿状体10は先端部11aを有する。先端部11aは、チューブ30から長手方向Zにおいて最も離れた位置に配置されている。先端部11aは、径方向rに延在している平面部11eを有する。このようにすれば、当該医療用綿棒1を鈍的剥離に使用する際に、より安全に組織を傷つけることなく剥離することができる。
【0038】
実施の形態2.
<医療用綿棒1の構成>
図3は、実施の形態2に係る医療用綿棒1の部分拡大断面図である。
図3は
図2に対応する。
図3に示された医療用綿棒1は、基本的には
図1および
図2に示された医療用綿棒1と同様の構成を備えるが、接着材が綿状体10に含浸している点で異なる。
【0039】
図3に示されるように、綿状体10は含浸部12を含む。含浸部12に接着剤が浸み込んでいる。含浸部12は、チューブ30の端面32bに接続されている。当該医療用綿棒1を製造する際に、軸部20に接着材を塗布する。接着材を塗布した軸部20を中空内部31に挿入する際に、接着材が綿状体10の繊維中に浸み込む。このようにすれば、繊維同士が接着し、含浸部12における強度が増加する。つまり、当該医療用綿棒1を長期的に使用することができる。
【0040】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。矛盾のない限り、今回開示された実施の形態の少なくとも2つを組み合わせてもよい。本開示の基本的な範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
【0041】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
綿状体と、
前記綿状体を保持する軸部と、
内周面に囲まれた中空内部を有するチューブとを備え、
前記軸部は、前記内周面に前記接着部を介して接続されている、医療用綿棒。
(付記2)
前記チューブは、前記内周面に接続されている端面を有し、
前記綿状体は、前記端面に接着部を介して接続されている、付記1に記載の医療用綿棒。
(付記3)
前記チューブは長手方向に延びており、
前記内周面は、第1領域と第2領域とを有し、
前記第1領域は前記長手方向において前記軸部の一部が配置されている領域を含み、
前記第2領域は前記長手方向に前記第1領域と隣接しており、
前記第1領域における前記内周面の表面粗度は、前記第2領域における前記内周面の表面粗度よりも大きい、付記2に記載の医療用綿棒。
(付記4)
前記長手方向に対して垂直な方向を径方向とすると、
前記綿状体の前記径方向における幅は、前記端面の前記径方向における幅以下である、付記3に記載の医療用綿棒。
(付記5)
前記綿状体の前記径方向における幅は、前記端面の前記径方向における幅である、付記4に記載の医療用綿棒。
(付記6)
前記綿状体の前記径方向における幅は、2mm以上3mm以下である、付記5に記載の医療用綿棒。
(付記7)
前記内周面の前記径方向における幅は、前記軸部の前記径方向おける幅より±1mm以内である、付記4から付記6のいずれか1項に記載の医療用綿棒。
(付記8)
前記綿状体は、先端部を有し、
前記先端部は、前記チューブから前記長手方向において最も離れた位置に配置されており、
前記先端部は、前記径方向に延在している平面部を有する、付記4から付記7のいずれか1項に記載の医療用綿棒。
(付記9)
前記軸部において、前記中空内部に挿入されている部分の前記長手方向における長さは、8mm以上10mm以下である、付記3から付記8のいずれか1項に記載の医療用綿棒。
(付記10)
前記長手方向において、前記端面から前記先端部までにおける長さは、8mm以上10mm以下である、付記8に記載の医療用綿棒。
(付記11)
前記チューブは、可撓性を有する、付記1から付記10のいずれか1項に記載の医療用綿棒。
(付記12)
前記チューブを構成する材料は、フッ素化樹脂である、付記1から付記11のいずれか1項に記載の医療用綿棒。
(付記13)
前記軸部を構成する材料は、ポリプロピレンである、付記1から付記12のいずれか1項に記載の医療用綿棒。
【符号の説明】
【0042】
1 医療用綿棒、10 綿状体、11a 先端部、11b 側面、11c 後端面、11d フィレット、11e 平面部、12 含浸部、20 軸部、30 チューブ、31 中空内部、32a 内周面、32b 端面、32c 外周面、40 接着部、L1,L2 長さ、P1 第1領域、P2 第2領域、R1,R2 径、R3 外径、r3 内径、R1,R2,R3,r3 幅、Z 長手方向、r 径方向。