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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024003018
(43)【公開日】2024-01-11
(54)【発明の名称】制御装置及び制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0485 20220101AFI20231228BHJP
   G06F 3/04817 20220101ALI20231228BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20231228BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20231228BHJP
   B41J 29/42 20060101ALI20231228BHJP
   G09G 5/34 20060101ALI20231228BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20231228BHJP
   G09G 5/373 20060101ALI20231228BHJP
   G09G 5/37 20060101ALI20231228BHJP
   G09G 5/22 20060101ALI20231228BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20231228BHJP
【FI】
G06F3/0485
G06F3/04817
G06F3/0482
H04N1/00 350
B41J29/42 F
G09G5/34 A
G09G5/377 100
G09G5/373 200
G09G5/37 110
G09G5/22 630M
G09G5/22 630D
G09G5/00 510H
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023181422
(22)【出願日】2023-10-20
(62)【分割の表示】P 2021567765の分割
【原出願日】2020-12-28
(31)【優先権主張番号】P 2019239028
(32)【優先日】2019-12-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】関根 義寛
(72)【発明者】
【氏名】三島 悠
(72)【発明者】
【氏名】清水 佑樹
(57)【要約】
【課題】項目リストをスクロール操作する際に、項目リストの表示領域を拡大できるようにする。
【解決手段】制御装置は、使用者によって選択される項目を複数有する項目リストがスクロール可能に表示される項目選択画面の表示を制御する表示制御部を備えており、前記項目選択画面に重畳された第1のボタンが表示され、前記第1のボタンは、前記第1のボタンを説明する説明文字とアイコンとからなり、前記表示制御部は、前記項目リストがスクロールされた場合に、前記第1のボタンが表示される表示領域をスクロール方向に対する直交方向へ縮小し、前記表示領域が縮小された場合に、表示されていた前記説明文字は非表示となる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者によって選択される項目を複数有する項目リストがスクロール可能に表示される項目選択画面の表示を制御する表示制御部を備えており、
前記項目選択画面に重畳された第1のボタンが表示され、
前記第1のボタンは、前記第1のボタンを説明する説明文字とアイコンとからなり、
前記表示制御部は、前記項目リストがスクロールされた場合に、前記第1のボタンが表示される表示領域をスクロール方向に対する直交方向へ縮小し、
前記表示領域が縮小された場合に、表示されていた前記説明文字は非表示となる
制御装置。
【請求項2】
前記表示領域が縮小された状態において、前記第1のボタンは、操作可能である
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記説明文字を表示するときに、前記アイコンの下に前記説明文字を表示する
請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記スクロールがなされる前に第2のボタンがさらに表示されており、
前記表示制御部は、前記項目リストがスクロールされた場合に、前記第2のボタンを非表示にする
請求項1~3のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、スクロールが停止された後、前記第1のボタンを元の表示に戻すことと、及び前記第2のボタンの再表示を同時に行う
請求項4に記載の制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、制御装置及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報機器として、コピー機能、スキャン機能、ファックス機能、及びプリント機能といった複数の機能を実行する、いわゆる複合機が知られている。このような複合機などの情報機器において実行する機能を容易かつ迅速に選択できるようにするために、該情報機器で実行可能なタスク項目を、該情報機器の表示画面に項目リストとして表示するものが存在する。
【0003】
このような項目リストでは、一つのリストに多数のタスク項目の全てを表示画面に表示できないため、スクロール操作によってタスク項目が、順次表示されるようになっている。ところで、タスク項目を迅速に選択操作するためには、表示画面に可及的に多くのタスク項目が表示されることが望ましいが、表示画面の面積には限りがある。
【0004】
表示画面に表示される項目の数を増加させるための技術として、特許文献1に開示された技術がある。該開示技術では、表示内容の制御において、項目リストがスクロールされたときに、個々の項目を縮小して表示させる。なお、該開示技術では、項目リスト以外の操作ボタンなどの表示については言及されていない。
【0005】
また、特許文献2には、項目リストがスクロールされたときに、項目リスト以外の表示を消去することによって、項目リストの表示領域を拡大するようにした技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002-373312号公報
【特許文献2】特開2009-219163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献2に開示された技術では、項目リストの上下に、項目リスト以外の操作ボタン等を表示する表示領域が配置されており、スクロールの向きに応じて上方又は下方の表示領域が消去される。
【0008】
なお、項目リストと共に表示画面に表示される操作ボタンとしては、表示画面に表示される項目リストを選択させるためのリスト選択ボタン、及び、情報機器に実行させる機能を選択させるための機能選択ボタンなどが考えられる。
【0009】
本開示の技術は、項目リストをスクロール操作する際に、項目リストの表示領域を拡大できる制御装置及び制御プログラムを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1態様は、使用者によって選択される項目を複数有する項目リストがスクロール可能に表示される項目選択画面の表示を制御する表示制御部を備えており、項目選択画面には、項目リストに加えて、項目選択画面に表示される項目リストを選択させるためのリスト選択ボタン、及び、情報機器に実行させる機能を選択させるための機能選択ボタンの少なくとも一方が表示され、かつ、項目選択画面において、リスト選択ボタン及び機能選択ボタンの少なくとも一方は、項目リストのスクロール方向の端部側に配置されており、表示制御部は、項目リストがスクロールされた場合に、項目選択画面において、リスト選択ボタン及び機能選択ボタンの少なくとも一方の表示領域を縮小する、制御装置である。
【0011】
第2態様は、リスト選択ボタンが、複数種類の項目リストから、項目選択画面に表示させる一つの項目リストを選択するためのボタンであり、表示制御部が、項目リストがスクロールされた場合に、リスト選択ボタンの表示領域を縮小する、第1態様に係る制御装置である。
【0012】
第3態様は、表示制御部が、項目リストがスクロールされた場合に縮小された表示領域を、項目リストに重畳させる、第1態様又は第2態様に係る制御装置である。
【0013】
第4態様は、表示制御部が、項目リストのスクロール方向の一方の端部側にリスト選択ボタンを表示させ、項目リストのスクロール方向の他方の端部側に機能選択ボタンを表示させる、第1態様から第3態様のいずれか1つの態様に係る制御装置である。
【0014】
第5態様は、表示制御部が、項目リストがスクロールされた場合に、項目選択画面の表示されたリスト選択ボタンの表示領域を縮小し、機能選択ボタンを非表示にさせる、第4態様に係る制御装置である。
【0015】
第6態様は、表示制御部が、項目リストのスクロールが停止された場合に、非表示とされた機能選択ボタンを表示させた後に、縮小された表示領域を元の表示状態に戻す、第5態様に係る制御装置である。
【0016】
第7態様は、使用者によって選択される項目を複数有する項目リストがスクロール可能に表示される項目選択画面の表示を制御する表示制御部を備えており、項目選択画面には、項目リストに加えて、項目選択画面に表示される項目リストを選択させるためのリスト選択ボタン、及び、情報機器に実行させる機能を選択させるための機能選択ボタンの少なくとも一方が表示され、かつ、項目選択画面において、リスト選択ボタン及び機能選択ボタンの少なくとも一方は、項目リストのスクロール方向の端部側に配置されており、表示制御部は、項目リストがスクロールされた場合に、項目選択画面において、リスト選択ボタン及び機能選択ボタンの少なくとも一方の表示領域を縮小する、制御装置として、コンピュータを機能させるための制御プログラムである。
【発明の効果】
【0017】
本開示の技術によれば、項目リストをスクロール操作する際に、項目リストの表示領域を拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】複合機の外観図である。
図2】複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】制御装置の機能構成を示すブロック図である。
図4】項目選択画面を示す図である。
図5】実行画面を示す図である。
図6】送信先リストが表示された項目選択画面を示す図である。
図7】ドキュメントリストが表示された項目選択画面を示す図である。
図8】項目選択画面において項目リストがスクロールされた状態を示す図である。
図9】表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。
【0020】
(複合機100)
図1は、本実施形態に係る複合機100の外観図である。図2は、複合機100のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0021】
図1及び図2に示す複合機100は、コピー、プリント、スキャン及びファクシミリ等の機能についての処理を実行可能な装置である。複合機100は、本体部150内に、図2に示すように、制御装置110と、読取部102と、画像形成部103と、通信部104と、を備えている。なお、複合機100は、情報機器の一例である。また、複合機100は、LAN(Local Area Network)回線等に接続されたオフィス内のパーソナルコンピュータやサーバなどの情報処理機器との間でデータ通信を行ったり、電話回線などの公衆回線を通じて他のオフィスの通信機器との間でファクシミリ通信を行ったりすることが可能である。そのため、複合機100は、情報通信機器の一例でもある。
【0022】
操作パネル120、ストレージデバイス113を含む制御装置110、読取部102、画像形成部103及び通信部104の各々は、バス109により相互に接続されている。以下、複合機100の各部について説明する。
【0023】
(読取部102、画像形成部103及び通信部104)
読取部102は、原稿の画像を読み取る。具体的には、読取部102は、原稿の画像を光学的に読み取ってデジタル信号に変換することで、画像データを生成する。
【0024】
画像形成部103は、用紙等の媒体に画像を形成する。具体的には、画像形成部103は、例えば、トナーを用紙上に静電的に付着させることによって画像を形成する電子写真方式によって、媒体に画像を形成する。なお、画像形成部103は、インクを用紙に吐出することによって画像を形成するインクジェット方式等の他の方式によって、媒体に画像を形成してもよい。
【0025】
通信部104は、他のファクシミリ装置等の外部の装置と通信する。具体的には、通信部104は、有線又は無線の各種の通信回線を用いた通信により、外部の装置との間で各種データの送受信を行う。通信回線としては、例えば、インターネット、イントラネット、及び公衆電話回線等などがある。
【0026】
複合機100は、例えば、図1に示すように、本体部150の上部に原稿送り装置151を備えている。原稿送り装置151は、本体部150の上面に配置された原稿読み取り用のステージ(図示を省略)に原稿を送る。本体部150内には、読み取り用のステージと対向する位置に読取部102が配置されている。また、原稿送り装置151は跳ね上げ可能であり、原稿送り装置151を上方に跳ね上げることで、読み取り用のステージを露出させ、読み取り用のステージをいわゆるフラットベッドタイプとして用いることが可能である。これにより、原稿送り装置151を介さずに使用者が読み取り用のステージに原稿を直接セットすることができる。
【0027】
読取部102によって原稿の画像が読み取られ、画像データが生成される。複合機100において、コピー機能についての処理が実行される場合は、画像形成部103は、読取部102によって生成された画像データに基づいて、原稿の画像を別の用紙にプリントする。画像がプリントされた用紙は、本体部150に設けられた用紙排出部152に排出される。また、複合機100において、ファクシミリ機能についての処理が実行される場合は、読取部102によって生成された画像データが通信部104に出力され、通信部104を介して宛先に送信される。また、複合機100において、プリント機能についての処理が実行される場合は、パーソナルコンピュータなどから入力された画像データに基づいて、画像形成部103が用紙に画像をプリントする。画像がプリントされた用紙は、用紙排出部152に排出される。
【0028】
この他、本体部150の内部には、用紙がセットされる給紙部、用紙を画像形成部103及び用紙排出部152に搬送する用紙搬送機構などが設けられている。
【0029】
(操作パネル120)
複合機100は、複合機100を使用者が操作するための操作パネル120を備えている。操作パネル120は、ユーザーインタフェースの一例である。ユーザーインタフェースとは、複合機100と使用者との間で情報のやり取り、具体的には、複合機100に対して使用者からの操作指示を入力したり、複合機100のステータスなどの情報を使用者に表示したりするためのデバイスである。
【0030】
本実施形態において、操作パネル120は、具体的には、図2及び図3に示すように、表示部121と、操作部122と、を有している。
【0031】
表示部121は、操作画面、及び操作案内などの各種メッセージなどを表示する。操作部122は、使用者によって入力操作がなされる構成部である。表示部121は、例えば、液晶ディスプレイ及び有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどで構成される。操作部122と表示部121とは両者が一体化されたタッチパネルディスプレイ123によって実現されている。操作部122は、抵抗膜方式及び静電容量方式などのタッチパネルであり、使用者のタッチ操作を検知する。タッチパネルディスプレイ123において、表示部121の操作画面が表示される領域と、操作部122のタッチ操作を検知可能な領域とが重なっている。これにより、表示部121に表示される操作画面を使用者がタッチ操作すると、操作部122は、操作画面に対してタッチ操作がされたことと、及び操作画面においてタッチ操作された位置とを検知し、検知信号を制御装置110に出力する。
【0032】
使用者のタッチ操作としては、タップ、フリック、スライド及びドラッグなどの操作がある。タップ操作は、指で表示部121の画面に触れる操作である。フリック操作は、指を払うように表示部121の画面に触れる操作である。スライド操作は、指で表示部121の画面に触れた状態で、当該指を移動させる操作である。ドラッグ操作は、表示部121に表示されるアイコン等の画像を移動させるための操作である。ドラッグ操作は、表示部121に表示された画像を指で触れた後、画像に触れた指を移動させ、その後、画像から指を離す操作である。タッチパネルである操作部122は、操作画面内におけるこれらのタッチ操作に伴う指の移動軌跡を検知信号として出力する。なお、タッチ操作は、使用者の指による操作だけでなく、タッチペン等の道具を用いた操作であってもよい。
【0033】
さらに、操作パネル120は、図1に示すように、表示部121の画面の外側に配置された操作キー124を有している。操作キー124としては、複合機100の電源を投入するための電源キー、及び種々の実行を中止するキャンセルキーなどがある。このように、本実施形態の操作パネル120は、操作部122を含むタッチパネルディスプレイ123以外に、機械的な操作部を有している。
【0034】
本実施形態では、表示部121は、例えば、図4に示す項目選択画面300及び、図5に示す実行画面350などの各種操作画面を表示可能である。なお、項目選択画面300及び実行画面350の詳細については、後述する。
【0035】
(制御装置110)
制御装置110は、操作パネル120を含む複合機100の各部を制御する装置である。具体的には、制御装置110は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)111と、メモリ112と、ストレージデバイス113と、を有している。制御装置110は、ストレージデバイス113に格納されている情報に基づいて、複合機100を制御する。
【0036】
ストレージデバイス113は、制御プログラム130を含む各種プログラムと、機能制御用データ131及びUI(User Interface)制御用データ132を含む各種データと、を格納する。制御プログラム130は、CPU111を含んで構成されるコンピュータを制御装置110として機能させるプログラムである。機能制御用データ131は、読取部102、画像形成部103、及び通信部104の制御に使用されるデータであり、各種設定情報、及び処理パラメータなどが含まれる。処理パラメータは、例えば、ゲイン補正、コントラスト補正、ホワイトバランス補正及びガンマ補正などの画像補正処理を実行する際に使用されるパラメータである。
【0037】
各種設定情報には、読取部102、画像形成部103及び通信部104によって実現される、コピー機能、スキャン機能及びプリント機能などのそれぞれの処理条件を規定する設定情報が含まれる。設定情報は、例えば、コピー機能及びプリント機能であれば、用紙サイズ及びカラー設定(例えば白黒コピーかカラーコピーか)などの処理条件を規定する設定情報であり、スキャン機能であれば、読み取り解像度及びカラー設定(例えば白黒読み取りかカラー読み取りか)などの処理条件を規定する設定情報である。設定情報には、初期設定情報に加えて、使用者によって設定される使用者設定情報がある。また、各種設定情報には、使用者が過去に使用した使用者設定情報の履歴なども含まれる。
【0038】
UI制御用データ132には、表示部121が表示する操作画面を構成する各種の画面データと、操作画面に表示する各種の設定項目などを定義した各種のテーブルデータと、が含まれる。ストレージデバイス113は、具体的には、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)及びフラッシュメモリ等の記録装置により実現される。
【0039】
メモリ112は、CPU111が各種プログラムを実行するための作業領域であり、CPU111が処理を実行する際に一時的に各種プログラム又は各種データを記録する。CPU111は、ストレージデバイス113から制御プログラム130を含む各種プログラムをメモリ112に読み出し、メモリ112を作業領域としてプログラムを実行する。
【0040】
制御装置110において、CPU111は制御プログラム130を実行することにより、複合機100を制御する各種の機能を実現する。以下、ハードウェア資源としてのCPU111とソフトウェア資源としての制御プログラム130の協働によって実現される機能構成について説明する。図3は、CPU111の機能構成を示すブロック図であり、主として、操作パネル120の制御を実現する機能構成を示すブロック図である。
【0041】
図3に示すように、制御装置110において、CPU111は、制御プログラム130を実行することにより、UI制御部141と、機能制御部144として機能する。
【0042】
機能制御部144は、UI制御部141から入力される操作指示に基づいて、機能制御用データを参照しながら、読取部102、画像形成部103及び通信部104を制御する。また、機能制御部144は、読取部102、画像形成部103及び通信部104における処理の実行結果及びステータスなどをUI制御部141に出力する。
【0043】
UI制御部141は、操作パネル120から入力される操作指示を受け付けて、受け付けた操作指示を機能制御部144に出力する。また、UI制御部141は、タッチパネルディスプレイ123を制御する。UI制御部141は、機能構成として、表示制御部142及び操作受付部143を有する。
【0044】
操作受付部143は、タッチパネルディスプレイ123の操作部122が検知する使用者のタッチ操作を含む、操作パネル120から入力される使用者の操作による操作指示を受け付ける。
【0045】
表示制御部142は、機能制御用データ131及びUI制御用データ132を参照して、各種操作画面を、タッチパネルディスプレイ123の表示部121に表示させる制御を行う。
【0046】
表示制御部142は、具体的には、操作受付部143が複合機100の電源を投入する操作を受け付けると、一例として、項目選択画面300(図4参照)をトップ画面として表示部121に表示させる。項目選択画面300は、使用者によって選択されるタスク項目301(図4参照)を複数有する項目リスト4がスクロール可能に表示される画面である。項目選択画面300では、使用者が複合機100に対して実行させるタスク項目301を選択操作する。ここで、タスクとは、複合機100の主要な機能について使用者が処理条件を設定した上で、複合機100に対して実行させる処理である。そして、この処理の内容を示す情報を含む項目をタスク項目301という。例えば、複合機100の主要な機能の1つであるコピー機能の場合は、用紙サイズ及びカラー設定などの処理条件を使用者が設定した上で、複合機100に対して実行させる処理が、コピー機能のタスクであり、このタスクの内容を示す項目がタスク項目301である。スキャン機能の場合についても、同様に、読み取り解像度及びカラー設定などの処理条件を使用者が設定した上で、複合機100に対して実行させる処理が、スキャン機能のタスクであり、このタスクの内容を示す項目がタスク項目301である。なお、タスク項目301は項目の一例である。
【0047】
このようにタスク及びその内容を示すタスク項目301は、機能の種類と処理条件とに応じて様々な種類がある。項目選択画面300には、機能の種類及び処理条件が異なる複数のタスク項目301が表示される。項目選択画面300は、複合機100に対して1つのタスクを実行させる際に、複数のタスク項目301の中から1つのタスク項目301を選択させるための選択画面である。
【0048】
機能制御用データ131の各種設定情報には、優先リスト情報11及び履歴リスト情報12が含まれている。ストレージデバイス113は、優先リスト情報11が記録される優先リスト記録部であり、かつ、履歴リスト情報12が記録される履歴リスト記録部である。優先リスト情報11は、予め設定された複数のタスク項目301を記録した情報である。優先リスト情報11に含まれるタスク項目301には、例えば、実行頻度が高いという理由で予め設定されたタスク項目などがある。優先リスト情報11に含まれるタスク項目301は、製品出荷時に初期設定されていてもよいし、使用者によって設定されてもよい。
【0049】
履歴リスト情報12は、複合機100によって過去に実行されたタスク項目301の履歴を記録した情報である。優先リスト情報11には、各タスク項目301の名称と、並び順などが記録されている。履歴リスト情報12には、各タスク項目301の名称と、各タスク項目301が実行された実行日時などが記録されている。
【0050】
表示制御部142は、優先リスト情報11及び履歴リスト情報12を参照して、優先リスト1(図4参照)及び履歴リスト2(図4参照)を生成する。具体的には、表示制御部142は、優先リスト1を生成する際には、優先リスト情報11に含まれる各タスク項目301の名称及び並び順に基づいて、優先リスト1の各タスク項目301を順番に並べて、優先リスト1を生成する。また、表示制御部142は、履歴リスト2を生成する際には、履歴リスト情報12に含まれる各タスク項目301の名称及び実行日時に基づいて、履歴リスト2の各タスク項目301を順番に並べて、履歴リスト2を生成する。そして、表示制御部142は、項目選択画面300において、項目リスト4として、優先リスト1と履歴リスト2とを並列的に表示させる。
【0051】
この結果、図4に示すように、表示制御部142は、項目選択画面300において、予め設定されたタスク項目301のリストである優先リスト1と、複合機100において過去に実行されたタスク項目301の履歴である履歴リスト2とを並列的に表示させる。図4においては、一例として、項目選択画面300において、優先リスト1が上方に、履歴リスト2が下方に表示される。
【0052】
履歴リスト2のタスク項目301は、履歴リスト情報12に記録されたタスク項目301の実行日時に基づき、時系列で表示される。具体的には、タスク項目301は、一例として、実行日時が新しいタスク項目301から順に、矢印X2方向に向かって表示される。したがって、直近に実行されたタスク項目301が、履歴リスト2の最上部(すなわち、最もX1方向側の位置)に表示される。
【0053】
前述したとおり、優先リスト1又は履歴リスト2に含まれる複数のタスク項目301のそれぞれは、複合機100の主要な4つの機能である、コピー機能、スキャン機能、プリント機能及びファクシミリ機能のいずれかの機能についてのタスク項目である。このように、優先リスト1又は履歴リスト2に登録されるタスク項目301は、複合機100の主要な4つの機能のいずれかに対応する。換言すれば、優先リスト1又は履歴リスト2に登録される機能から、主要な4つの機能以外の複合機100が有する補足的な機能が排除される。そのため、優先リスト1及び履歴リスト2に登録されるタスク項目301は、比較的実行頻度の高い主要な機能に関するものに絞られるため、優先リスト1及び履歴リスト2は使用者にとって使いやすいものになる。なお、優先リスト1又は履歴リスト2に登録される複数のタスク項目301のうちの少なくとも1つには、主要な4つの機能の中でも比較的実行頻度が高いと考えられるコピー機能についてのタスク項目301が含まれていることが好ましい。
【0054】
また、優先リスト1のタスク項目301は使用者によってカスタマイズが可能となっている。具体的には、優先リスト1のタスク項目301の並び替え、名称の変更、及び、履歴リスト2からのタスク項目301の追加が可能となっている。
【0055】
また、機能制御部144は、タスク項目301が複合機100で実行される毎に、実行されたタスク項目301のデータを、履歴リスト情報12に追加する。そして、表示制御部142は、履歴リスト情報12が更新された場合は、項目選択画面300の履歴リスト2を更新する。
【0056】
優先リスト1のタスク項目301の右側には、優先リスト1のタスク項目301であることを示すピン留め表示5が表示される。ピン留め表示5は、他のタスク項目が実行されても表示が更新されないタスク項目301であることを示すものである。
【0057】
そして、例えば、操作部122が、優先リスト1及び履歴リスト2のタスク項目301に対する選択操作(具体的にはフリック操作又はタップ操作)を検知すると、操作受付部143は、タスク項目301の選択操作に対する操作指示を受け付ける。操作受付部143が操作指示を受け付けた場合には、表示制御部142は、選択されたタスクを実行するための実行画面350(図5参照)を表示部121に表示させる。実行画面350では、各種設定を行うための設定項目と、タスクを実行させるための実行ボタン10と、が表示される。この設定項目を操作することで、各種の設定をした後に、実行ボタン10が操作されることで、タスクが実行される。図5に示す実行画面350は、タスク項目301として、「A4 カラー」のコピー機能のタスクが選択された場合の画面の一例である。
【0058】
本実施形態の項目選択画面300には、図5に示すように、項目リスト4に加えて、リスト選択ボタン18が表示される。項目選択画面300において、リスト選択ボタン18の表示領域15が項目リスト4の上端部側に配置される。具体的には、表示領域15は、優先リスト1に対する上方側に配置される。リスト選択ボタン18は、複数種類の項目リスト4から、項目選択画面300に表示させる一つの項目リスト4を選択するためのボタンである。項目リスト4には、複数の種類があり、図4に示す優先リスト1と履歴リスト2は、項目リスト4の一例である。複数種類の項目リスト4としては、例えば、図4に示す優先リスト1及び履歴リスト2と、図6に示す送信先リスト4Aと、図7に示すドキュメントリスト4Bとの3種類がある。換言すれば、リスト選択ボタン18は、項目選択画面300に表示される項目リスト4を切り替えるためのボタンである。なお、項目リスト4の上端部側は、項目リスト4におけるスクロール方向の端部側の一例である。
【0059】
表示制御部142は、UI制御用データ132を参照し、リスト選択ボタン18として、送信先リストの選択ボタン18aと、優先リスト1及び履歴リスト2の選択ボタン18bと、ドキュメントリストの選択ボタン18cとを、項目リスト4と共に項目選択画面300に表示させる。これにより、選択ボタン18a、18b、18cは、項目リスト4(具体的には、優先リスト1)の上端部側に表示される。表示領域15における上下方向及び左右方向の寸法は、タスク項目301における上下方向及び左右方向の寸法と同等とされている。なお、タスク項目301同士は、上下方向及び左右方向の寸法が同じとされている。また、選択ボタン18a、18b、18cの各々は、アイコン16と、選択可能なリストの内容を示す説明文字19と、を有している。
【0060】
ここで、図3において、機能制御用データ131の各種設定情報には、優先リスト情報11及び履歴リスト情報12に加えて、送信先リスト情報13及びドキュメントリスト情報14が含まれている。上述のとおり、優先リスト1及び履歴リスト2は、優先リスト情報11及び履歴リスト情報12に基づいて生成される項目リストである。
【0061】
送信先リスト情報13は、ファクシミリ機能等に用いる送信先のリスト情報であり、使用者によって登録された複数の送信先を記録した情報である。図6に示す送信先リスト4Aは、送信先リスト情報13に基づいて生成される項目リスト4である。送信先リスト4Aには、複数の送信先をそれぞれ示す複数の項目301Aがリスト状に表示される。項目301Aは、優先リスト情報11及び履歴リスト情報12におけるタスク項目301と同様に、送信先リスト4Aにおいて使用者によって選択される項目である。
【0062】
ドキュメントリスト情報14は、例えばスキャン機能により読み取られた文書及び画像を含むドキュメントのデータを記録した情報である。図7に示すドキュメントリスト4Bは、ドキュメントリスト情報14に基づいて生成される項目リスト4である。ドキュメントリスト4Bには、複数のドキュメントをそれぞれ示す複数の項目301Bがリスト状に表示される。項目301Bは、優先リスト情報11及び履歴リスト情報12におけるタスク項目301と同様に、ドキュメントリスト4Bにおいて使用者によって選択される項目である。
【0063】
このように、複数種類の項目リスト4を生成する情報は、図3に示すように、機能制御用データ131に含まれる各種設定情報として、ストレージデバイス113に記録されている。
【0064】
例えば、操作部122が選択ボタン18a、18b、18cのいずれかに対する操作(具体的にはフリック操作又はタップ操作)を検知すると、操作受付部143は、該操作に対する操作指示を受け付ける。
【0065】
例えば、項目選択画面300に、項目リスト4として、送信先リスト4A以外の項目リスト4(例えば優先リスト1及び履歴リスト2)が表示されているとする。この状態で、操作受付部143が選択ボタン18aの操作指示を受け付けた場合には、該操作指示に基づいて、表示制御部142は、送信先リスト情報13を参照して、図6に示す送信先リスト4Aを生成する。そして、表示制御部142は、項目選択画面300に表示されている項目リスト4である優先リスト1及び履歴リスト2に替えて、項目リスト4として、送信先リスト4Aを表示させる。なお、項目選択画面300に項目リスト4として送信先リスト4Aが既に表示されている場合に、選択ボタン18aが操作された場合には、送信先リスト4Aの表示が維持される。
【0066】
また、例えば、項目選択画面300に、項目リスト4として、ドキュメントリスト4B以外の項目リスト4(例えば送信先リスト4A)が表示されているとする。この状態で、操作受付部143が選択ボタン18cの操作指示を受け付けた場合には、該操作指示に基づいて、表示制御部142は、ドキュメントリスト情報14を参照して、図7に示すドキュメントリスト4Bを生成する。そして、項目選択画面300に表示されている項目リスト4である送信先リスト4Aに替えて、項目リスト4として、ドキュメントリスト4Bを表示させる。なお、項目選択画面300に項目リスト4としてドキュメントリスト4Bが既に表示されている場合に、選択ボタン18cが操作された場合には、ドキュメントリスト4Bの表示が維持される。
【0067】
また、例えば、項目選択画面300に、項目リスト4として、優先リスト1及び履歴リスト2以外の項目リスト4(例えば送信先リスト4A)が表示されているとする。この状態で、操作受付部143が選択ボタン18bの操作指示を受け付けた場合には、該操作指示に基づいて、表示制御部142は、項目選択画面300に表示されている項目リスト4である送信先リスト4Aに替えて、項目リスト4として、優先リスト1及び履歴リスト2を表示させる。なお、項目選択画面300に項目リスト4として優先リスト1及び履歴リスト2が既に表示されている場合に、選択ボタン18bが操作された場合には、優先リスト1及び履歴リスト2の表示が維持される。
【0068】
本実施形態の項目選択画面300には、さらに、機能選択ボタン24が表示される表示領域25が項目リスト4の下端部に配置されている。図4に示す例では、表示領域25は、履歴リスト2の下端部のタスク項目301に重畳して配置される。機能選択ボタン24は、使用者が複合機100に対して実行させる機能を選択するためのボタンである。機能選択ボタン24は、例えば、使用者が複合機100に対して実行させたい所望のタスクが、優先リスト1及び履歴リスト2にない場合において、使用者が複合機100に対して実行させたい機能を選択する場合に、用いられる。なお、項目リスト4の下端部側は、項目リスト4のスクロール方向の端部側の一例である。
【0069】
表示制御部142は、UI制御用データ132を参照し、機能選択ボタン24として、コピー機能を選択するための選択ボタン24aと、スキャン機能を選択するための選択ボタン24bと、プリント機能を選択するための選択ボタン24cと、ファクシミリ機能を選択するための選択ボタン24dとを、項目リスト4と共に項目選択画面300に表示させる。これにより、選択ボタン24a、24b、24c、24dは、項目リスト4(図4に示す例では、履歴リスト2)の下端部に重畳して表示される。このように、本実施形態では、機能選択ボタン24によって、複合機100の主要な4つの機能である、コピー機能、スキャン機能、プリント機能及びファクシミリ機能の各々を実行可能となっている。表示領域25の上下方向の寸法は、タスク項目301の上下方向の寸法と同等とされ、表示領域25の左右方向の寸法は、タスク項目301の左右方向の寸法よりも小さくされている。
【0070】
選択ボタン24a、24b、24c、24dの各々は、リスト選択ボタン18とは異なり、説明文字19を有せず、アイコンのみで構成される。例えば、操作部122が選択ボタン24a、24b、24c、24dのいずれかに対する操作(具体的にはフリック操作又はタップ操作)を検知すると、操作受付部143は、該操作に対する操作指示を受け付ける。
【0071】
操作受付部143が該操作指示を受け付けた場合には、表示制御部142は、選択された機能を実行するための実行画面350(一例として図5参照)を表示部121に表示させる。実行画面350では、各種設定を行うための設定項目と、機能を実行させるための実行ボタン10と、が表示される。この設定項目を操作することで、各種の設定をした後に、実行ボタン10が操作されることで、該機能が実行される。
【0072】
以上のように、項目選択画面300では、項目リスト4と、リスト選択ボタン18と、機能選択ボタン24とが、同一の項目選択画面300上に表示される。なお、図4では、項目リスト4として、優先リスト1及び履歴リスト2が項目選択画面300に表示された例が示されている。
【0073】
項目選択画面300において項目リスト4に対するスクロール操作を操作部122が検知すると、操作受付部143は、スクロール操作の操作指示を受け付ける。この操作指示は、表示制御部142に入力される。表示制御部142は、入力されたスクロール操作の操作指示に基づいて、項目リスト4をスクロールさせる。該スクロール操作は、具体的には、矢印X1方向又は矢印X2方向(図4参照)へのフリック操作である。
【0074】
本実施形態では、項目リスト4として、優先リスト1及び履歴リスト2が項目選択画面300に表示されている場合では、表示制御部142は、優先リスト1と履歴リスト2とを統合した統合リストとして一体的に取り扱う。言い換えると、スクロールの際には、優先リスト1と履歴リスト2とは区別されずに、1つの統合リストとして一体的にスクロールされる。
【0075】
なお、項目選択画面300では、図4に示す状態において、優先リスト1のタスク項目301の表示数が減少するX1方向へのみスクロールが可能とされる。したがって、項目選択画面300では、図4に示す状態において、X1方向へのフリック操作のみが有効である。優先リスト1及び履歴リスト2をX1方向へスクロールさせた後は、X2方向へのスクロールも可能となる。
【0076】
優先リスト1及び履歴リスト2のスクロールは、フリック操作がなされたX1方向又はX2方向へ優先リスト1及び履歴リスト2を移動させることで、行われる。これにより、表示されていなかったタスク項目301が、項目選択画面300に順次表示される。
【0077】
さらに、表示制御部142は、操作受付部143が項目リスト4に対するスクロール操作の操作指示を受け付けると、図8に示すように、項目選択画面300において、リスト選択ボタン18が表示される表示領域15を縮小し、且つ、機能選択ボタン24を非表示とする。なお、操作受付部143が受け付けるスクロール操作のスクロール方向に関係なく、表示領域15の縮小と、機能選択ボタン24の非表示とが実行される。表示領域15は、具体的には、表示領域15の上下方向の寸法及び左右方向の寸法が、1/3に縮小される。すなわち、表示領域15はスクロール方向(上下方向)及びその直交方向(左右方向)に縮小される。このとき、リスト選択ボタン18は、説明文字19が非表示とされ、アイコン16のみが表示される。また、縮小された表示領域15は、項目リスト4の最上部に配置されたタスク項目301に重畳される。したがって、表示領域15に表示されるリスト選択ボタン18は、項目選択画面300の最上部に配置されたタスク項目301に重畳して表示される。縮小された表示領域15が、項目選択画面300の最上部に配置されたタスク項目301に重畳させることで、優先リスト1が項目選択画面300の上端に及んで表示される。また、本実施形態では、機能選択ボタン24が表示される表示領域25が消去され、機能選択ボタン24が非表示とされる。これにより、項目選択画面300の最下部に配置されたタスク項目301の全体が表示される。
【0078】
さらに、表示制御部142は、項目リスト4のスクロールが停止された場合に、すなわち、項目リスト4に対するスクロール操作を操作部122が検知しない場合に、非表示とされた機能選択ボタン24を再表示させた後に、縮小された表示領域15を元の表示状態に戻す。具体的には、表示制御部142は、項目リスト4のスクロールが停止されてから予め定められた時間が経過した後に、非表示とされた機能選択ボタン24を再表示させた後に、縮小された表示領域15を元の表示状態に戻す。このとき、機能選択ボタン24を含む表示領域25、及び、リスト選択ボタン18を含む表示領域15が元の表示状態に戻る。なお、予め定められた時間の経過は、例えば、タイマー等により計測される。
【0079】
(本実施形態の作用)
次に、本実施形態の作用の一例について説明する。図9は、制御装置110によって実行される表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
【0080】
電源の投入により複合機100が起動されると、CPU111が、ストレージデバイス113から読み出した制御プログラム130を実行する。これにより、CPU111は、UI制御部141及び機能制御部144として機能し、制御処理を開始する。
【0081】
図9に示すように、UI制御部141は、一例として、項目選択画面300(図4参照)を、トップ画面として、タッチパネルディスプレイ123の表示部121に表示させる(ステップS301)。本例では、項目選択画面300に表示される項目リスト4が、図4に示す優先リスト1及び履歴リスト2である場合を例に説明する。具体的には、UI制御部141は、機能制御用データ131に含まれる優先リスト情報11と履歴リスト情報12、及びUI制御用データ132を読み出して、複数のタスク項目301を含む優先リスト1及び履歴リスト2を生成し、項目選択画面300において、項目リスト4として、優先リスト1と履歴リスト2とを並列的に表示させる。また、UI制御部141は、UI制御用データ132を参照し、選択ボタン18a、18b、18cを表示領域15に表示させる。さらに、UI制御部141は、UI制御用データ132を参照し、選択ボタン24a、24b、24c、24dを、表示領域25に表示させる。
【0082】
UI制御部141は、表示部121に表示された項目選択画面300に対するタッチ操作の入力を待機する。まず、ステップS302において、UI制御部141は、項目選択画面300に表示された項目リスト4(一例として優先リスト1及び履歴リスト2)に対するスクロール操作がされたか否かを判定する。使用者は、項目選択画面300において使用者が所望するタスク項目301が表示されていない場合は、非表示のタスク項目301を表示するために、タッチパネルディスプレイ123を通じて、項目選択画面300の項目リスト4に対するスクロール操作を行う。該スクロール操作は、一例として、矢印X1方向へのフリック操作である。
【0083】
項目選択画面300の項目リスト4に対するスクロール操作が行われた場合は(ステップS302:YES)は、UI制御部141は、ステップS303に移行し、項目リスト4に対するスクロール操作が行われない場合は(ステップS302:NO)は、項目リスト4に対するスクロール操作が行われるまで、ステップS302を繰り返す。
【0084】
ステップS303では、UI制御部141は、リスト選択ボタン18が表示される表示領域15を縮小する。具体的には、表示領域15は、表示領域15の上下方向の寸法及び左右方向の寸法が、1/3に縮小される。このとき、リスト選択ボタン18は、説明文字19が非表示とされ、アイコン16のみが表示される。また、縮小された表示領域15は、項目選択画面300の最上部に配置されたタスク項目301に重畳される。したがって、表示領域15に表示されるリスト選択ボタン18は、項目選択画面300の最上部に配置されたタスク項目301に重畳して表示される。縮小された表示領域15が、項目選択画面300の最上部に配置されたタスク項目301に重畳させることで、優先リスト1が項目選択画面300の上端に及んで表示される。
【0085】
また、UI制御部141は、機能選択ボタン24を非表示とする(ステップS304)。これにより、項目選択画面300の最下部に配置されたタスク項目301の全体が表示される。なお、本実施形態では、ステップS303の後に、ステップS304を実行したが、ステップS303をステップS304の後に実行してもよいし、ステップS304と同時に実行してもよい。
【0086】
さらに、UI制御部141は、項目リスト4としての優先リスト1及び履歴リスト2をスクロールさせる(ステップS305)。具体的には、ステップS305において、UI制御部141は、優先リスト1及び履歴リスト2を1つの統合リストとして取り扱い、優先リスト1及び履歴リスト2を一体的にスクロールさせる。例えば、スクロール操作をする場合に、使用者の指がタッチパネルディスプレイ123における優先リスト1及び履歴リスト2のどちらの表示領域に触れたとしても、優先リスト1及び履歴リスト2は一つの統合リストとして取り扱われるため、優先リスト1及び履歴リスト2のどちらもスクロールされる。使用者は、こうしたスクロール操作を行って項目選択画面300の中から所望のタスク項目301を探す。
【0087】
次に、UI制御部141は、項目リスト4に対するスクロール操作が停止されたか否かを判定する(ステップS306)。項目リスト4に対するスクロール操作が停止された場合は(ステップS306:YES)は、UI制御部141は、項目リスト4としての優先リスト1及び履歴リスト2のスクロールを停止させ(ステップS307)、ステップS308へ移行する。項目リスト4に対するスクロール操作が停止されていない場合は(ステップS306:NO)、ステップS303に移行する。
【0088】
ステップS308では、項目リスト4に対するスクロール操作が停止してから、予め定められた時間が経過したか否かを判定する。項目リスト4に対するスクロール操作が停止してから、予め定められた時間が経過した場合には(ステップS308:YES)、UI制御部141は、機能選択ボタン24を表示させる(ステップS309)。すなわち、UI制御部141は、機能選択ボタン24を表示する表示領域25を項目リスト4の下端部のタスク項目301に重畳して再配置する。このように、UI制御部141は、機能選択ボタン24の非表示を停止し、機能選択ボタン24を含む表示領域25を元の表示状態に戻す。
【0089】
次に、UI制御部141は、縮小された表示領域15を元の表示状態に戻す(ステップS310)。このように、本実施形態では、非表示とされた機能選択ボタン24を再表示させた後に、縮小された表示領域15を元の表示状態に戻す。なお、UI制御部141は、項目リスト4に対するスクロール操作が停止してから、予め定められた時間が経過する前に、項目リスト4に対するスクロール操作が行われた場合には(ステップS308:NO)、ステップS303に移行する。
【0090】
UI制御部141は、ステップS311において、項目選択画面300の表示が終了したか否かを判定する。例えば、項目選択画面300が別の画面に切り替えられたか否かを判定する。UI制御部141は、項目選択画面300の表示が終了するまでの間(ステップS311:NO)、上記のステップS301~S310までの処理を繰り返す。
【0091】
なお、図9に示す制御処理において、選択ボタン18aに対する操作(具体的にはフリック操作又はタップ操作)が行われた場合には、いずれのステップを実行しているかに関わらず、UI制御部141は、項目リスト4として、ファクシミリ機能等に用いる送信先リスト4A(図6参照)を表示させる。また、図9に示す制御処理において、選択ボタン18cに対する操作(具体的にはフリック操作又はタップ操作)が行われた場合には、いずれのステップを実行しているかに関わらず、UI制御部141は、項目リスト4として、スキャン機能により読み取られた文書や画像のデータなどのドキュメントリスト4B(図7参照)を表示させる。そして、UI制御部141は、項目選択画面300において表示される項目リスト4の種類が切り替わった場合は、表示中の項目リスト4に対する操作を監視して、図9に示す制御処理を実行する。
【0092】
また、図9に示す制御処理は、例えば、複合機100の電源がオフとされた場合に、いずれのステップを実行しているかに関わらず、終了する。
【0093】
(本実施形態の作用効果)
以上のように、本実施形態では、UI制御部141は、図8及び図9に示されるように、項目選択画面300の項目リスト4に対するスクロール操作が行われた場合に(ステップS302:YES)、リスト選択ボタン18が表示される表示領域15を縮小し(ステップS303)、機能選択ボタン24を非表示とする(ステップS304)。
【0094】
このように、項目リスト4に対するスクロール操作が行われた場合に、リスト選択ボタン18が表示される表示領域15を縮小させるので、項目リスト4に対するスクロール操作が行われた場合でも、表示領域15の表示状態が維持される構成に比べ、項目リスト4の表示領域が拡大される。
【0095】
また、項目リスト4に対するスクロール操作が行われた場合に、表示領域15を縮小させるので、項目リスト4に対するスクロール操作が行われた場合でも、表示領域15が消去される構成に比べ、リスト選択ボタン18に対する操作が可能となる。したがって、本実施形態では、項目リスト4をスクロール操作する際に、リスト選択ボタン18に対する操作が可能な状態を維持しつつ、項目リスト4の表示領域を拡大させることができる。項目リスト4の表示領域が拡大することで、項目選択画面300に表示されるタスク項目301の数が増加するので、タスク項目301の選択作業を迅速に行うことができる。
【0096】
また、本実施形態では、リスト選択ボタン18は、記録されている複数種類の項目リスト4(具体的には、優先リスト1及び履歴リスト2と、送信先リストと、ドキュメントリストとの3種類)から、項目選択画面300に表示させる一つの項目リスト4を選択するためのボタンである。このため、項目リスト4をスクロール操作する際に、項目選択画面300に表示される項目リスト4を、優先リスト1及び履歴リスト2と、送信先リスト4Aと、ドキュメントリスト4Bとの3種類の間で切り替えることができる。
【0097】
また、本実施形態では、縮小された表示領域15は、項目リスト4の最上部のタスク項目301に重畳される。したがって、優先リスト1が項目選択画面300の上端に及んで表示される。このため、項目リスト4の表示領域が拡大できる。項目リスト4の表示領域が拡大することで、項目選択画面300に表示される項目(図4に示すタスク項目301、図6に示す項目301A、及び図7に示す項目301Bなど)の数が増加するので、項目等の選択作業を迅速に行うことができる。
【0098】
また、本実施形態では、リスト選択ボタン18は、項目リスト4(具体的には、優先リスト1)の上端部側に表示され、機能選択ボタン24は、項目リスト4(具体的には、履歴リスト2)の下端部に重畳して表示される。
【0099】
このように、リスト選択ボタン18及び機能選択ボタン24が、項目リスト4の上下に分散されて配置されるので、項目リスト4が項目選択画面300におけるスクロール方向の中央側に配置される。このため、項目リスト4のスクロール操作が行いやすい。また、リスト選択ボタン18及び機能選択ボタン24が、項目リスト4の上下に分散されて配置されることで、リスト選択ボタン18の表示領域15が縮小され、機能選択ボタン24が非表示とされた場合に、項目リスト4の表示領域が上下に拡大される。
【0100】
また、本実施形態では、UI制御部141は、項目選択画面300の項目リスト4に対するスクロール操作が行われた場合に(ステップS302:YES)、表示領域15を縮小するのに加えて(ステップS303)、機能選択ボタン24を非表示とする(ステップS304)。
【0101】
このように、機能選択ボタン24を非表示とするので、機能選択ボタン24を含む表示領域25を縮小する構成に比べ、項目リスト4の下端部側において、表示領域が拡大される。項目リスト4の表示領域が拡大することで、項目選択画面300に表示される項目(タスク項目301、項目301A、及び項目301B等)の数が増加するので、項目の選択作業を迅速に行うことができる。なお、本実施形態では、項目リスト4のスクロール操作を、使用者が選択する項目(タスク項目301、項目301A、及び項目301B等)を探すための操作とみなし、使用者が機能選択ボタン24を選択する可能性が低いものとして、機能選択ボタン24を非表示としている。
【0102】
また、UI制御部141は、項目リスト4に対するスクロール操作が停止してから、予め定められた時間が経過した場合に(ステップS308:YES)、非表示とされた機能選択ボタン24を再表示させた後に(ステップS309)、縮小された表示領域15を元の表示状態に戻す(ステップS310)。
【0103】
このように、非表示とされた機能選択ボタン24を先に表示させた後に、縮小された表示領域15を元の表示状態に戻すので、リスト選択ボタン18を含む表示領域15を先に元の表示状態に戻す構成に比べ、機能選択ボタン24に対する操作を、項目リスト4のスクロール操作を停止した後に迅速に行うことができる。
【0104】
本実施形態では、表示領域15が縮小されるものの、リスト選択ボタン18の表示自体は維持されるため、リスト選択ボタン18に対する操作が行えるのに対して、機能選択ボタン24は非表示となる。このため、リスト選択ボタン18を含む表示領域15を元の表示状態に戻すことに先立って、機能選択ボタン24を表示させることで、機能選択ボタン24に対する操作を、項目リスト4のスクロール操作を停止した後に迅速に行えるようにしている。
【0105】
(変形例)
本実施形態では、項目リスト4がスクロールされた場合に、リスト選択ボタン18が表示される表示領域15を縮小させていたが、これに限られない。例えば、表示領域15を縮小させることに替えて又は加えて、機能選択ボタン24を表示する表示領域25を縮小させてもよい。機能選択ボタン24を表示する表示領域25を縮小させる場合には、表示領域15を縮小させずにリスト選択ボタン18の表示状態を維持してもよいし、表示領域15を消去してリスト選択ボタン18を非表示としてもよい。
【0106】
本実施形態では、項目リスト4がスクロールされた場合に、機能選択ボタン24が非表示とされたが、これに限られない。例えば、項目リスト4がスクロールされた場合に、機能選択ボタン24の表示状態が維持されてもよい。
【0107】
本実施形態では、リスト選択ボタン18を含む表示領域15が、項目リスト4の上端部側に配置されていたが、これに限られず、項目リスト4の下端部側に配置されていてもよい。また、本実施形態では、機能選択ボタン24を含む表示領域25が、項目リスト4の下端部側に配置されていたが、これに限られず、項目リスト4の上端部側に配置されていてもよい。したがって、リスト選択ボタン18を含む表示領域15が、項目リスト4の下端部側に配置され、且つ、機能選択ボタン24を含む表示領域25が項目リスト4の上端部側に配置される構成であってもよい。また、リスト選択ボタン18を含む表示領域15、及び、機能選択ボタン24を含む表示領域25の両方が、項目リスト4の上端部側又は下端部側に配置されていてもよい。さらに、表示領域15及び表示領域25の一方が、項目リスト4の上端部側又は下端部側に配置されていればよく、表示領域15及び表示領域25の他方は、例えば項目リスト4の中央部側に配置されていてもよい。
【0108】
また、本実施形態では、リスト選択ボタン18を含む表示領域15、及び、機能選択ボタン24を含む表示領域25を有していたが、機能選択ボタン24を含む表示領域25を有さない構成であってもよい。また、項目リスト4がスクロールされた場合に、機能選択ボタン24を含む表示領域25が縮小される構成では、リスト選択ボタン18を含む表示領域15を有さない構成であってもよい。
【0109】
また、本実施形態では、縮小された表示領域15は、項目リスト4の最上部のタスク項目301に重畳されていたが、これに限られない。例えば、縮小された表示領域15は、項目リスト4の最上部のタスク項目301に対する上方側に配置される構成であってもよい。
【0110】
また、本実施形態では、UI制御部141は、項目リスト4のスクロールが停止されてから予め定められた時間が経過した後に、非表示とされた機能選択ボタン24を再表示させた後に、縮小された表示領域15を元の表示状態に戻していたが、これに限られない。例えば、縮小された表示領域15を元の表示状態に戻した後に、非表示とされた機能選択ボタン24を再表示させてもよいし、表示領域15を元の表示状態に戻すことと、機能選択ボタン24の再表示を同時に行ってもよい。
【0111】
また、本実施形態では、項目リスト4のタスク項目301が上下方向に沿って配置され、項目リスト4は、上下方向にスクロール操作されていたが、これに限られない。例えば、項目リスト4のタスク項目301が左右方向に沿って配置され、項目リスト4が左右方向にスクロール操作される構成であってもよい。この場合では、リスト選択ボタン18を含む表示領域15、及び、機能選択ボタン24を含む表示領域25は、項目リスト4の左右側の端部に配置される。
【0112】
また、上記実施形態において、例えば、UI制御部141、表示制御部142、操作受付部143及び機能制御部144といった各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェア的な構造としては、下記に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。各種プロセッサとしては、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU111に加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なPLD(programmable logic device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
【0113】
また、上記各種処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせなど)で実行してもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、システムオンチップ(System On Chip:SoC)などのように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。
【0114】
このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
【0115】
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
【0116】
また、本開示の技術は、制御装置の制御プログラムに加えて、制御装置の制御プログラムを非一時的に記憶するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体(USB:Universal Serial Bus)メモリ又はDVD(Digital Versatile Disc)-ROM(Read Only Memory)など)にもおよぶ。
【0117】
本発明は、前述した実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、前述した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
【0118】
本実施形態では、情報機器の一例として複合機100を用いたが、これに限られない。情報機器の一例としては、例えば、携帯電話やファクシミリなどの電話回線機器、及び、通信機能を持たない複写機・プリンターなどであってもよく、複合機以外の画像形成装置を用いてもよい。
【0119】
2019年12月27日に出願された日本国特許出願2019-239028の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
【産業上の利用可能性】
【0120】
本開示の技術は、情報機器において、選択ボタンを縮小表示することにより項目リストの表示領域を拡大することができ、かつ、縮小表示された選択ボタンは、項目リストのスクロール操作中でも使用することができる。そのため、項目リスト又は機能の迅速な選択が可能になるなど、産業上の利用可能性を有するものである。
【符号の説明】
【0121】
4 項目リスト
110 制御装置
142 表示制御部
300 項目選択画面
図1
図2
図3
図4
図5
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図7
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図9