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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030818
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】灯具用筒体及び携帯用灯具
(51)【国際特許分類】
   F21L 4/00 20060101AFI20240229BHJP
   F21V 5/00 20180101ALI20240229BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240229BHJP
【FI】
F21L4/00 412
F21V5/00 300
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022133974
(22)【出願日】2022-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】000226057
【氏名又は名称】日亜化学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】大垣 直登
(57)【要約】
【課題】小型化を実現する灯具用筒体及び携帯用灯具を提供すること。
【解決手段】灯具用筒体1は、部材11、及び、第2部材12を備え、第1部材と第2部材とが組み合わされることで筒状となり、筒状の一方の開口側に第1接続部15を有する第1筒体10と、第1筒体の第1接続部を保持する第1保持部22を有し、電源Bを収納する筒状の第2筒体20と、を備え、第1部材は、筒状の側壁の一部となり、筒状の内部に収納する回路基板60の周縁の一部を覆う第1側壁部11aと、第1側壁部に連続して第1接続部の一部となる第1分割接続部15aとを有し、第2部材は、筒状の他方の開口を塞ぐように配置され光源50を載置するためのベース13と、第1側壁部の側端と隣接すると共にベースから連続して筒状の側壁となり、回路基板の周縁の一部を覆う第2側壁部14と、第2側壁部に連続して第1接続部の一部となる第2分割接続部15bとを有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1部材、及び、第2部材を備え、前記第1部材と前記第2部材とが組み合わされることで筒状となり、筒状の一方の開口側に第1接続部を有する第1筒体と、
前記第1筒体の第1接続部を保持する第1保持部を有し、電源を収納する筒状の第2筒体と、を備え、
前記第1部材は、筒状の側壁の一部となり、筒状の内部に収納する回路基板の周縁の一部を覆う第1側壁部と、前記第1側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第1分割接続部とを有し、
前記第2部材は、筒状の他方の開口を塞ぐように配置され光源を載置するためのベースと、前記第1側壁部の側端と隣接すると共に前記ベースから連続して筒状の側壁の一部となり、前記回路基板の周縁の一部を覆う第2側壁部と、前記第2側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第2分割接続部とを有する灯具用筒体。
【請求項2】
前記第1筒体は、前記ベースの周縁に筒状の第3筒体を保持する第3保持部を備え、
前記第3筒体は、内部にレンズを収納する筒状の収納部と、前記収納部に連続して前記第3保持部に着脱自在に接続する第3接続部とを備える請求項1に記載の灯具用筒体。
【請求項3】
前記第1接続部は、前記第1保持部の内側に位置して取り付けられるものであり、前記第2分割接続部は、前記第1保持部のネジ構造と係合するネジ部の一部を有し、前記第1分割接続部は、前記第1保持部のネジ構造の内周端面に当接する当接面を有する、請求項1に記載の灯具用筒体。
【請求項4】
前記第1接続部は、ネジ構造を備え、前記第1保持部は、前記第1接続部を着脱自在に保持するネジ構造を備えている請求項1に記載の灯具用筒体。
【請求項5】
前記第1筒体の第1接続部は、前記第1筒体の筒状部分よりも径が小さく、前記第2筒体の第1保持部は、前記第1接続部の外側に位置して、前記第2筒体の筒状部分が前記第1筒体の筒状部分とほぼ同じ径を備えている請求項1に記載の灯具用筒体。
【請求項6】
前記第1筒体の第1接続部は、前記第1筒体の筒状部分よりも径が小さく、前記第2筒体の第1保持部は、前記第1接続部の外側に位置して、前記第2筒体の筒状部分が前記第1筒体の筒状部分より小さな径を備えている請求項1に記載の灯具用筒体。
【請求項7】
前記第2側壁部は、前記回路基板を支持する基板支持部を備え、前記基板支持部は、前記第2側壁部の内周面に沿って配置される第1支持部と、前記第1支持部とは筒状の軸線方向に間隔をあけて前記回路基板を支持することができるように配置した第2支持部とを備える請求項1に記載の灯具用筒体。
【請求項8】
前記第2部材は、前記第1接続部の内側で筒状の開口を塞ぐ方向に電源である電池の一方の電極に接触して電源電極の一方となる第1電極を備え、
前記第2筒体は、前記第1保持部と反対側の筒状の開口に第2保持部を介して着脱自在に取り付けられる蓋部を備え、前記蓋部に前記第2保持部に着脱自在に接続する第2接続部を有すると共に、前記電池の他方の電極に接触して電源電極の他方となる第2電極を有している請求項1に記載の灯具用筒体。
【請求項9】
前記第1筒体は、筒状の軸線に直交する方向の断面視における形状が、円形あるいは正多角形であり、
前記第2筒体は、筒状の軸線に直交する方向の断面視における形状が、円形あるいは正多角形であり、筒状内部に電池を収納できる大きさを有する請求項1に記載の灯具用筒体。
【請求項10】
第1部材、及び、第2部材を備え、前記第1部材と前記第2部材とが組み合わされることで筒状となり、筒状の一方の開口側に第1接続部を有すると共に筒状の内部に回路基板を有する第1筒体と、
前記第1筒体の第1接続部を保持する第1保持部を有し、電源が収納されている筒状の第2筒体と、を備え、
前記第1部材は、筒状の側壁の一部となり、筒状の内部に収納している回路基板の周縁の一部を覆う第1側壁部と、前記第1側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第1分割接続部とを有し、
前記第2部材は、筒状の他方の開口を塞ぐように配置され光源が載置されているベースと、前記第1側壁部の側端と隣接すると共に前記ベースから連続して筒状の側壁の一部となり、筒状の内部に収納されている回路基板の周縁の一部を覆う第2側壁部と、前記第2側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第2分割接続部とを有する携帯用灯具。
【請求項11】
前記第1接続部は、前記第1保持部の内側に位置して取り付けられるものであり、前記第2分割接続部は、前記第1保持部のネジ構造と係合するネジ部の一部を有し、前記第1分割接続部は、前記第1保持部のネジ構造の内周端面に当接する当接面を有する請求項10に記載の携帯用灯具。
【請求項12】
前記第1筒体は、前記ベースの周縁に筒状の第3筒体を保持する第3保持部を備え、
前記第3筒体は、筒状の収納部と、前記収納部に連続して前記第3保持部に接続する第3接続部とを備え、前記収納部には、前記光源からの光を平行光とするコリメートレンズが収納されている請求項10に記載の携帯用灯具。
【請求項13】
前記第2部材は、前記第1接続部の内側で筒状の開口を塞ぐ方向に前記電源である電池の一方の電極に接触して電源電極の一方となる第1電極を備え、
前記第2筒体は、前記第1保持部と反対側の筒状の開口に第2保持部を介して着脱自在に取り付けられる蓋部を備え、前記蓋部に前記第2保持部に着脱自在に接続する第2接続部を有すると共に、前記電池の他方の電極に接触して前記電源電極の他方となる第2電極を有している請求項10に記載の携帯用灯具。
【請求項14】
前記第2側壁部は、前記回路基板を支持する基板支持部を備え、前記基板支持部は、前記第2側壁部の内周面に沿って配置される第1支持部と、前記第1支持部とは筒状の軸線方向に間隔をあけて前記回路基板を支持することができるように配置される第2支持部とを備え、
前記回路基板は、前記第1支持部に支持される第1基板と、前記第2支持部に前記第1基板から間隔を開けた位置に支持される第2基板とを備える請求項10に記載の携帯用灯具。
【請求項15】
前記光源は、レーザーダイオードを有する請求項10から請求項14のいずれか一項に記載の携帯用灯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、灯具用筒体及び携帯用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、使用者が携帯して光を照射する携帯用灯具は、例えば、光源側の筒体と、電源側の筒体とが着脱自在に構成されている(例えば、特許文献1を参照)。そして、光源側の筒体には、光源を動作させるプレートが配置されているので、このプレートが収納できる開口を形成する必要があり、電源側の筒体を光源側の筒体の大きさに調整して形成する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2016-503225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示に係る実施形態は、小型化を実現することができる灯具用筒体及び携帯用灯具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に開示される灯具用筒体は、第1部材、及び、第2部材を備え、前記第1部材と前記第2部材とが組み合わされることで筒状となり、筒状の一方の開口側に第1接続部を有する第1筒体と、前記第1筒体の第1接続部を保持する第1保持部を有し、電源を収納する筒状の第2筒体と、を備え、前記第1部材は、筒状の側壁の一部となり、筒状の内部に収納する回路基板の周縁の一部を覆う第1側壁部と、前記第1側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第1分割接続部とを有し、前記第2部材は、筒状の他方の開口を塞ぐように配置され光源を載置するためのベースと、前記第1側壁部の側端と隣接すると共に前記ベースから連続して筒状の側壁の一部となり、前記回路基板の周縁の一部を覆う第2側壁部と、前記第2側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第2分割接続部とを有する。
【0006】
また、実施形態に開示される携帯用灯具は、第1部材、及び、第2部材を備え、前記第1部材と前記第2部材とが組み合わされることで筒状となり、筒状の一方の開口側に第1接続部を有すると共に筒状の内部に回路基板を有する第1筒体と、前記第1筒体の第1接続部を保持する第1保持部を有し、電源が収納されている筒状の第2筒体と、を備え、前記第1部材は、筒状の側壁の一部となり、筒状の内部に収納している回路基板の周縁の一部を覆う第1側壁部と、前記第1側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第1分割接続部とを有し、前記第2部材は、筒状の他方の開口を塞ぐように配置され光源が載置されているベースと、前記第1側壁部の側端と隣接すると共に前記ベースから連続して筒状の側壁の一部となり、筒状の内部に収納されている回路基板の周縁の一部を覆う第2側壁部と、前記第2側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第2分割接続部とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の実施形態によれば、小型化を実現することができる灯具用筒体及び携帯用灯具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施形態に係る携帯用灯具を模式的に示す斜視図である。
図2】実施形態に係る携帯用灯具を分解して示す分解斜視図である。
図3図1のIII-III線における携帯用灯具の断面図である。
図4】実施形態に係る携帯用灯具の第1筒体を分離した状態を示す斜視図である。
図5図4の携帯用灯具の第1筒体における第2部材を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本開示に係る技術的思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、発明を以下のものに限定しない。一つの実施形態において説明する内容は、他の実施形態及び変形例にも適用可能である。また、図面は実施形態を概略的に示すものであり、説明を明確にするため、各部材のスケールや間隔、位置関係等を誇張し、あるいは、部材の一部の図示を省略している場合がある。各図において示す方向は、構成要素間の相対的な位置を示し、絶対的な位置を示すことを意図したものではない。なお、同一の名称、符号については、原則として、同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。また、実施形態について、「覆う」とは直接接する場合に限らず、間接的に、例えば他の部材を介して覆う場合も含む。
【0010】
[携帯用灯具]
実施形態に係る携帯用灯具100を、図1乃至図5を参照しながら説明する。なお、図1は、実施形態に係る携帯用灯具を模式的に示す斜視図である。図2は、実施形態に係る携帯用灯具を分解して示す分解斜視図である。図3は、図1のIII-III線における携帯用灯具の断面図である。図4は、実施形態に係る携帯用灯具の第1筒体を分離した状態を示す斜視図である。図5は、図4の携帯用灯具の第1筒体における第2部材を示す斜視図である。
【0011】
図1乃至図3に示すように、携帯用灯具100は、灯具用筒体1に電源Bである電池を収納する共に、光源50、回路基板60等を配置して構成されている。
ここで、灯具用筒体1は、一例として、第1部材11、及び、第2部材12を備え、第1部材11と第2部材12とが組み合わされることで筒状となり、筒状の一方の開口側に第1接続部15を有する第1筒体10と、第1筒体10の第1接続部15を保持する第1保持部22を有し、電源Bを収納する筒状の第2筒体20と、を備えている。
さらに、第1部材11は、第1側壁部11aと、第1分割接続部15aとを有し、第2部材12は、ベース13と、第2側壁部14と、第2分割接続部15bと、を有している。
【0012】
さらに、灯具用筒体1及び携帯用灯具100では、一例として、第1筒体10は、一方に第2筒体20を着脱自在に取り付け、他方に第3筒体30を着脱自在に取り付けている。また、第1筒体10は、ベース13の周縁に筒状の第3筒体30を保持する第3保持部17を備えている。第3筒体30は、内部にレンズ35を収納する筒状の収納部31と、収納部31に連続して第3保持部17に着脱自在に接続する第3接続部32とを備える。さらに、第2筒体20は、第1筒体10とは反対側に蓋部40を着脱自在に取り付けることとして説明する。灯具用筒体1及び携帯用灯具100の各構成について、以下に説明する。
【0013】
図3及び図4に示すように、第1筒体10は、筒内に回路基板60を支持し、光源50を配置する部分である。第1筒体10の筒状に形成された一端側は、第2筒体20と着脱自在に接続され、筒状に形成された他端側には、第3筒体30が着脱自在に接続される。第1筒体10は、第1部材11と、第2部材12とを備えており、第1部材11及び第2部材12とが組み合わさることで、外形が円筒形状となり、筒内部に回路基板60を支持するようになっている。また、第2部材12は、第1筒体10の一方の筒開口を塞ぐように、光源50を載置するベース13を有し、他方の筒開口方向に突出している。その突出部分には、電源Bである電池に接触する電源電極18の一方の第1電極18aが配置されている。
【0014】
そして、第1筒体10には、第1電極18aの外側に、筒状の第1接続部15が配置されている。さらに、第1筒体10は、筒状の内部に回路基板60を収納するように支持している。第1接続部15は、第1保持部22の内側に位置して取り付けられるものであり、第2分割接続部15bは、第1保持部22のネジ構造と係合するネジ部の一部を有し、第1分割接続部15aは、第1保持部22のネジ構造の頂部に当接する当接面15a1を有している。なお、第1筒体10は、Al,CuあるいはSUS(ステンレス)などの金属、合金金属で形成されることや、PC(ポリカーボネート)などの自己消火性、耐衝撃性をもつ樹脂により形成することができる。
【0015】
第1部材11は、第2部材12と共に第1筒体10を構成する部材である。第1部材11は、筒状の側壁の一部となり、筒状の内部に収納する回路基板60の周縁の一部を覆う第1側壁部11aと、第1側壁部11aに連続して第1接続部15の一部となる第1分割接続部15aとを有している。
【0016】
第1側壁部11aは、円弧状の面であり、上端を第2部材12のベース13の下端側に当接するとともに、第2部材12の第2側壁部14に両側端を当接する大きさを備えている。なお、円弧状の面とは、断面が円弧状となる面をいう。第1側壁部11aは、半円弧の面であるように形成されている。なお、第1側壁部11aは、一例として、ベース13の下端側となる環状外周面14aに隣接するようになっている。また、第3筒体30側を上方、第2筒体20側を下方として説明する場合がある。
第1分割接続部15aは、第1筒体10の第1接続部15の一部となる部分である。第1分割接続部15aは、第1側壁部11aの半円弧よりも直径が小さな半円弧状となるように、第1側壁部11aから連続して段差を介して配置されている。
【0017】
第1分割接続部15aは、その円弧状の表面である当接面15a1及び当接面15a1の裏面が、平滑な曲面となっている。そして、第1分割接続部15aの円弧状の当接面15a1は、第2部材12の第2分割接続部15bに形成されているネジ山の谷部と同じ高さとなる位置に配置されている。そのため、第1分割接続部15aは、第2分割接続部15bと共に第1接続部15として、第1保持部22のネジ部分にねじ込まれるときには、第1保持部22のネジ山の頂部に接触した状態で摺動するようになる。第1保持部22は、後記するように第1接続部15を外側からねじ込んで着脱自在に保持できるようになっている。そのため、第1分割接続部15aの当接面15a1は、第1保持部22のネジ構造におけるネジ山の頂部となる内周端面に当接する位置となる。
また、第1分割接続部15aは、当接面15a1の側端面となる板厚の部分に、第2分割接続部15bの側端面となる板厚の部分から突出するように配置された係合ピン15b2が係合する係合穴15a2を備えている。係合穴15a2は、係合ピン15b2の形状に対応する形状に形成され、ここでは一例として平面視において丸穴に形成されている。
【0018】
第2部材12は、第1部材11と共に第1筒体10を構成する部材である。第2部材12は、第1側壁部11aに隣接して筒状の他方の開口を塞ぐように配置され光源50を載置するためのベース13と、第1側壁部11aの側端と隣接すると共にベース13から連続して筒状の側壁となり、回路基板60の周縁の一部を覆う第2側壁部14と、第2側壁部14に連続して第1接続部15の一部となる第2分割接続部15bとを有している。
【0019】
ベース13は、光源50を載置すると共に、第1筒体10の筒状の一方の開口を塞ぐように配置されている。ベース13は、その周縁に筒状の第3筒体30を保持する第3保持部17を備えている。ベース13は、光源50を載置する平坦な載置面13aを有し、載置面13aは、一例として、平面視において円形に形成されている。載置面13aは、ビス等により発光装置52の取付基板51が取り付けられることで光源50を載置している。なお、載置面13aには、ベース13を板厚方向に貫通する貫通孔が形成されており、光源50に電気的に配線を接続することができるようになっている。
【0020】
図2及び図3に示すように、光源50は、一例として、取付基板51と、取付基板51に配置された発光装置52とを備えている。そして、光源50は、発光装置52としてLED、あるいは、LD(レーザーダイオード)を用いることが好ましい。光源50は、特に、LDを用いることで、LEDを用いる場合よりも、レンズ35を介して照射された光を遠方まで到達できるようになる。光源50からの照射光は、レンズ35を介して出力することで、例えば、1km以上の遠方に到達することができる。
【0021】
また、ベース13は、載置面13aから一段下がった位置に第3保持部17を備えている。第3保持部17は、一例として、ネジ構造を備えており、載置面13aから一段下がった位置で外周面に所定の幅に亘ってネジを形成した部分を有している。第3保持部17は、第3筒体30の第3接続部32のネジ構造の部分が外側からねじ込まれるようになっている。そのため、第1筒体10と第3筒体30とは、第3保持部17と第3接続部32とにより、着脱自在に取り付け、取り外しができるようになっている。
ここでは、第1筒体10に接続される第3筒体30は、後記するように、内部にレンズ35を収納するようになっている。
【0022】
図4に示すように、第2側壁部14は、ベース13に連続して、第1側壁部11aと共に第1筒体10の外側壁10Aを構成している。第2側壁部14は、所定幅で円環状の環状外周面14aと、環状外周面14aに連続する円弧状の弧状外周面14bとを備えている。また、図5に示すように、弧状外周面14bは、回路基板60を支持する基板支持部16を備え、基板支持部16は、第2側壁部14の内周面の周方向に沿って配置される第1支持部16aと、第1支持部16aとは筒状の軸線方向に間隔をあけて回路基板60を支持することができるように配置した第2支持部16bとを備えている。
【0023】
環状外周面14aは、第1部材11の第1側壁部11aの上端に隣接し、弧状外周面14bは、第1部材の第1側壁部11aの側端に隣接して配置されている。弧状外周面14bは、弧の長さが半円弧となるように配置されている。この弧状外周面14bと、第1部材の第1側壁部11aとが組み合わさることで円筒状となり、弧状外周面14bの内周面側には、基板支持部16を備えることで、筒状の内部に回路基板60を収納して支持している。
基板支持部16は、一例として、第2側壁部14の内周面に回路基板60を着脱自在にはめ込むことで、回路基板60を着脱自在に支持している。基板支持部16は、ここでは、回路基板60の周縁の一部を溝内にはめ込んで支持する第1支持部16a及び第2支持部16bを有している。回路基板60は、第1基板61が第1支持部16aに支持され、第2基板62が第2支持部16bに支持されている。なお、基板支持部16は、第2側壁部14に設けられていれば、第1側壁部11aに設ける必要はない。これにより、第1側壁部11aの構造を簡素化することができる。
【0024】
第1支持部16aは、第2側壁部14の内周面において、第1基板61の周方向の所定範囲における周縁部分をはめ込んで支持する溝部を有している。そして、第2支持部16bは、第1支持部16aで支持される第1基板61から空間を隔てて離れた位置に第2基板62が支持されるように、第2側壁部14の内周面において溝部を有している。第1支持部16a及び第2支持部16bは、円弧形状の第2側壁部14に沿って、厚み方向に溝部を凹状に形成している。第2側壁部14の溝部に凸部を設け、第1基板61及び第2基板62にそれぞれ設ける凹部61a、62aと噛み合わせるようにしてもよい。
【0025】
第1支持部16aで支持される第1基板61は、例えば、昇圧回路を備える基板である。また、第2支持部16bで支持される第2基板62は、例えば、発光装置52のドライバー回路を備える基板である。なお、第2基板62は、円板状の一部が扇形に切りかかれた開口部分62bを予め基板が備えるように形成されている。第2基板の開口部分は、筒内の空気の流通をよくすると共に、配線を配置するため等に使用することができる。また、第1支持部16a及び第2支持部16bは、溝内部で回路基板60の電極と接触して電源Bからの電気的な接触ができるようにすることもできる。
第2分割接続部15bは、第1部材11の第1分割接続部15aと共に第1接続部15を構成している。第2分割接続部15bは、第2側壁部14の半円弧よりも直径が小さな半円弧状となるように第2側壁部14から連続して段差を介して配置されている。
【0026】
第2分割接続部15bは、その円弧状の部分にネジ部15b1を備えている。そのため、第2分割接続部15bは、第1分割接続部15aと共に第1接続部15として、第1保持部22のネジ部分にねじ込まれるときには、第1保持部22のネジ部分にねじ込まれるようになる。第1保持部22は、後記するように、第1接続部15を外側からねじ込んで着脱自在に保持できるようになっている。そのため、第2分割接続部15bのネジ部15b1は、第1保持部22のネジ部分に係合することとなる。
また、第2分割接続部15bは、ネジ部15b1の側端面となる板厚の部分に、第1分割接続部15aの側端面に有する係合穴15a2にはめ込むために、厚みの部分から突出するように配置された係合ピン15b2を備えている。係合ピン15b2は、係合穴15a2の形状に対応する形状に形成され、ここでは一例として円柱形状に形成されている。
あるいは、係合ピン15b2は第2分割接続部15bとは別の部材として設けられ、第2分割接続部15bは、ネジ部15b1の側端面となる板厚の部分に、係合ピン15b2が係合する係合穴を備えていてもよい。
【0027】
また、第2部材12には、ここでは、第2分割接続部15bの内側で筒状の開口を塞ぐ方向に電源Bである電池の一方の電極に接触して電源電極18の一方となる第1電極18aが配置されている。
第1電極18aは、第1支持部16aで支持する第1基板61から間隔が空くように筒内で第1基板61にほぼ平行して板状に配置されている。第1電極18aは、半円形状又は優弧形状に形成され、筒状の中央となる位置に金属の電極部分を有するように配置されている。第1電極18aは、一例として、第2部材12の内周面側に備える凹溝に着脱自在にはめ込まれるように配置されている。第1電極18aは、絶縁性の樹脂基板の所定位置に電源Bの電極が接触する円形の金属片が配置されている。
【0028】
図2及び図3に示すように、第2筒体20は、筒本体21の一方の開口側に第1筒体10を保持する第1保持部22を備え、筒本体21の他方の開口側に蓋部40を保持するための第2保持部23を備えており、筒本体21の内部に電源Bとしての電池を収納するものである。
第2筒体20は、一例として、円筒形に形成されており、第1筒体10と併せて使用者が携帯用灯具100を把持する部分となっている。
第2筒体20は、一例として、Al、Cuの金属あるいは合金、SUSなどの金属で形成することができる。
さらに、第1筒体10の第1接続部15は、第1筒体10の筒状部分(外側壁10A)よりも径が小さく、第2筒体20の第1保持部22は、第1接続部15の外側に位置して、第2筒体20の筒状部分(外側壁20A)が第1筒体10の筒状部分(外側壁10A)とほぼ同じ径を備えている。
【0029】
第1保持部22は、第1筒体10の第1接続部15を着脱自在に保持するものであり、一例としてネジ構造を備えている。第1保持部22の直径は、第1接続部15の直径よりも大きく形成されており、第1接続部15を筒内に収まるようにして保持している。第1保持部22は、第1接続部15の第2分割接続部15bのネジ構造によりねじ込まれると共に、第1接続部15の第1分割接続部15aの当接面15a1が第1保持部22のネジ山の頂部に当接することで、第1接続部15を保持している。
【0030】
第2保持部23は、蓋部40の第2接続部41を着脱自在に保持するものである。第2保持部23は、一例として、第2接続部41のネジ構造に対応することができるネジ構造を備えている。第2保持部23は、第2接続部41を筒内に収まるようにして保持している。第2保持部23は、第2接続部41のネジ構造によりねじ込まれることで、第2接続部41を着脱自在に保持している。
【0031】
第3筒体30は、第1筒体10に接続して配置されている。第3筒体30は、内部にレンズ35を収納して光源50からの光を遠方に送るために配置される。
また、第3筒体30の外側壁30Aは、第1筒体10の外側壁10A及び第2筒体20の外側壁20Aとほぼ同一面となるように配置されている。
収納部31は、一例として円筒形に形成された筒体の内部にレンズ35を収納する空間を備えている。収納部31は、レンズ35が収納されたときにレンズ35が移動しないようにレンズ35の形状に合わせて筒内周面に凹凸部分を備え、レンズ35の先端面の周縁を固定する固定溝33を筒内周面に備えている。この収納部31は、光源50からの熱を逃がすように構成されている。一例として、収納部31には、放熱性をよくするため、収納部31内に円環状部材36を配置している。この円環状部材36は、光源50に近い九区間側の肉厚を厚くして表面積を大きくすることで放熱性を高めている。
【0032】
レンズ35は、一例として、光源50からの光を平行光とするコリメートレンズが使用される。レンズ35は、一端に光を照射する照射面35aが平坦に形成され、その照射面35aとは反対側の他端に向かって径が小さくなるように傾斜面35bを備え、他端に凹部35cを有している。凹部35cは、光源50の発光装置52からの光を入射するように、発光装置52に対向する位置に配置されている。なお、レンズ35は、光を照射する照射面35aが外部に直接露出するように配置されているが、透光性の保護カバーを固定溝33に配置することとしてもよい。円盤状の保護カバーを配置する場合には、固定溝33を、筒状の軸線方向に間隔を空けて2か所に配置して、一方にレンズ35の周縁が固定され、他方に保護カバーが固定されるようになる。
【0033】
蓋部40は、第2筒体20の第2保持部23に着脱自在に保持されている。蓋部40は、第2保持部23に着脱自在に接続する第2接続部41を有すると共に、電源Bである電池の他方の電極に接触して電源電極18の他方となる第2電極18bを有している。この蓋部40は、第2筒体20に取り付けられると、蓋部40の外側壁40Aと第2筒体20の外側壁20Aとが同一面状となる大きさ及び形状に形成されている。蓋部40は、一例として、電源Bの他方の電極に接触する第2電極18bを備えて、第2筒体20の他端側の開口を塞ぐ部材である。蓋部40は、第2接続部41と、電源スイッチ42と、を備えており、ここでは、第1蓋部材43と、第2蓋部材44とを有する蓋筒体45を有している。
第2接続部41は、第2筒体20の第2保持部23にネジ構造を介して着脱自在に保持される。第2接続部41は、第2保持部23の内側になるようにネジ構造が配置されている。なお、第2接続部41は、第2蓋部材44に配置されている。
【0034】
第1蓋部材43は、円板状の部材で中央に電源スイッチ42が配置され、周縁側に第2蓋部材44の第2ネジ部44aと着脱自在となる第1ネジ部43aを備えている。
蓋筒体45は、第1蓋部材43の第1ネジ部43aを、第2蓋部材44の第2ネジ部44aにねじ込むことで着脱自在になっており、内部に配置される電源スイッチ42の取付作業を容易にする構成を備えている。なお、電源スイッチ42は、押下することで、電源Bに第2電極18bが押し出されて接触して電源が入れられ、再度、押下することで第2電極18bが電源Bから離隔して電源が切断されるように動作する一般的なスイッチである。
【0035】
以上、説明したように、灯具用筒体1及び携帯用灯具100は、各部材を備えていることで、以下のような作用、効果がある。
携帯用灯具100及び灯具用筒体1は、第1筒体10が、第1部材11と第2部材12とが組み合わされることで筒状となるように分割されているため、筒の直径に相当する大きさの回路基板60を内蔵することができる。そのため、筒体の一方の開口を大きくしてその開口から回路基板60を収納する必要がなくなるので、携帯用灯具100の外形を大きくする必要がない。つまり、携帯用灯具100及び灯具用筒体1では、全体のサイズを小さくして小型化を実現することができる。また、第1基板61及び第2基板62のように複数の基板を使用する場合でも、第2部材の基板支持部16により第1基板61と第2基板62とが一定の距離を隔てて支持することができるので、基板の発熱を適切に放熱することができるようになっている。
【0036】
さらに、携帯用灯具100は、レンズ35を介して光源50からの光を、例えば、1km以上先の遠方までも到達するように出力させることができる。つまり、携帯用灯具100は、外形のサイズが小さくても、LDなどの発光装置52を使用して、昇圧回路を有する第1基板61と、ドライバー回路を有する第2基板62とを備えることで、出力を大きくして光照射する光を遠方に届くようにすることができる。
【0037】
灯具用筒体1及び携帯用灯具100では、外形を円筒形として説明したが、円筒形に限定されるものではなく、角筒形、正多角筒形、楕円筒形等であっても構わない。また、灯具用筒体1及び携帯用灯具100では、第1部材の第1側壁部11aと第2部材の第2側壁部14とが、断面形状において、それぞれ半円弧状として説明したが、一方が劣弧状で他方が優弧状としてもよい。さらに、第1側壁部11aと第2側壁部14とが組み合わさることで円筒(筒形状)となる形状であれば、第1側壁部11aと第2側壁部14とが左右対称となる形状であっても、左右非対称となる形状であってもよい。
【0038】
また、第1分割接続部15aは、第1保持部22にねじ込まれる部分にネジ構造を有しない当接面15a1としているが、ネジ構造を有するようにしてもよい。つまり、第1接続部15は、ネジ構造を備え、第1保持部22は、第1接続部15を着脱自在に保持するネジ構造を備えていてもよい。なお、ネジ構造を有する場合は、第2分割接続部15bのネジ部15b1のネジ構造と、第1分割接続部15a側のネジ構造の位置を調整する必要がある。第1分割接続部15a側を、ネジ構造を有しない当接面15a1とすることで、ネジ構造の位置調整が不要となる。また、当接面15a1は、第1保持部22のネジ構造の頂部に当接するものとして説明したが、当接は必須ではなく隙間があってもよい。
【0039】
そして、第1筒体10と第2筒体20の外形の大きさは、例えば、第1筒体10の第1接続部15は、第1筒体10の筒状部分(外側壁10A)よりも径が小さく、第2筒体20の第1保持部22は、第1接続部15の外側に位置して、第2筒体20の筒状部分(外側壁20A)が第1筒体10の筒状部分(外側壁10A)より小さな径を備えていることとしてもよい。この場合、第2筒体20に取り付けられる蓋部40も第2筒体20の筒状部分(外側壁20A)とほぼ同じ径とすることや、第1筒体10の筒状部分(外側壁10A)と同じ径としてもよい。
【0040】
なお、以上の説明において、ほぼ同じ径、ほぼ同一面、ほぼ同じ大きさとは、一方に対して他方がプラスマイナス3%以下の範囲で誤差があるものを含む意味である。また、円形ではない場合の径がほぼ同一とは、例えば、四角形や、正多角形や、楕円形であれば、外形が同じで大きさが、一方に対して他方がプラスマイナス3%以下の範囲となるものを含む意味である。そして、第1筒体10は、筒状の軸線に直交する方向の断面視における形状が、円形あるいは正多角形であり、第2筒体20は、筒状の軸線に直交する方向の断面視における形状が、円形あるいは正多角形であり、筒状内部に電池を収納できる大きさを有することとしてもよい。また、第1筒体10と、第2筒体20と、第3筒体30及び蓋部40とは、それぞれの外形の形状が異なっていても構わない。
【0041】
また、第2部材12に回路基板60の基板支持部16を備えることとして、説明したが、基板支持部16は、第1部材11にも配置されることとしてもよい。
さらに、使用される電源Bとしての電池は、乾電池、充電池、ボタン電池等、携帯に使用できる大きさであればよい。なお、ボタン電池を使用する場合には、第2筒体20の筒本体21の長さを、乾電池を使用するときと同等又は短くすることが可能となる。ボタン電池を使用する場合には、一つのボタン電池を使用することより、ボタン電池を直列に接続して複数を使用することが好ましい。
また、ネジ構造により着脱可能とされた各部材は、携帯用灯具100の完成した段階で着脱できないように固定されていてもよい。
なお、本発明の請求項において、以下のような従属項の関係であっても構わない。
[項1]
第1部材、及び、第2部材を備え、前記第1部材と前記第2部材とが組み合わされることで筒状となり、筒状の一方の開口側に第1接続部を有する第1筒体と、
前記第1筒体の第1接続部を保持する第1保持部を有し、電源を収納する筒状の第2筒体と、を備え、
前記第1部材は、筒状の側壁の一部となり、筒状の内部に収納する回路基板の周縁の一部を覆う第1側壁部と、前記第1側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第1分割接続部とを有し、
前記第2部材は、筒状の他方の開口を塞ぐように配置され光源を載置するためのベースと、前記第1側壁部の側端と隣接すると共に前記ベースから連続して筒状の側壁の一部となり、前記回路基板の周縁の一部を覆う第2側壁部と、前記第2側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第2分割接続部とを有する灯具用筒体。
[項2]
前記第1筒体は、前記ベースの周縁に筒状の第3筒体を保持する第3保持部を備え、
前記第3筒体は、内部にレンズを収納する筒状の収納部と、前記収納部に連続して前記第3保持部に着脱自在に接続する第3接続部とを備える項1に記載の灯具用筒体。
[項3]
前記第1接続部は、前記第1保持部の内側に位置して取り付けられるものであり、前記第2分割接続部は、前記第1保持部のネジ構造と係合するネジ部の一部を有し、前記第1分割接続部は、前記第1保持部のネジ構造の内周端面に当接する当接面を有する、項1又は項2に記載の灯具用筒体。
[項4]
前記第1接続部は、ネジ構造を備え、前記第1保持部は、前記第1接続部を着脱自在に保持するネジ構造を備えている項1から項3のいずれか一項に記載の灯具用筒体。
[項5]
前記第1筒体の第1接続部は、前記第1筒体の筒状部分よりも径が小さく、前記第2筒体の第1保持部は、前記第1接続部の外側に位置して、前記第2筒体の筒状部分が前記第1筒体の筒状部分とほぼ同じ径を備えている項1から項4のいずれか一項に記載の灯具用筒体。
[項6]
前記第1筒体の第1接続部は、前記第1筒体の筒状部分よりも径が小さく、前記第2筒体の第1保持部は、前記第1接続部の外側に位置して、前記第2筒体の筒状部分が前記第1筒体の筒状部分より小さな径を備えている項1から項5のいずれか一項に記載の灯具用筒体。
[項7]
前記第2側壁部は、前記回路基板を支持する基板支持部を備え、前記基板支持部は、前記第2側壁部の内周面に沿って配置される第1支持部と、前記第1支持部とは筒状の軸線方向に間隔をあけて前記回路基板を支持することができるように配置した第2支持部とを備える項1から項6のいずれか一項に記載の灯具用筒体。
[項8]
前記第2部材は、前記第1接続部の内側で筒状の開口を塞ぐ方向に電源である電池の一方の電極に接触して電源電極の一方となる第1電極を備え、
前記第2筒体は、前記第1保持部と反対側の筒状の開口に第2保持部を介して着脱自在に取り付けられる蓋部を備え、前記蓋部に前記第2保持部に着脱自在に接続する第2接続部を有すると共に、前記電池の他方の電極に接触して電源電極の他方となる第2電極を有している項1から項7のいずれか一項に記載の灯具用筒体。
[項9]
前記第1筒体は、筒状の軸線に直交する方向の断面視における形状が、円形あるいは正多角形であり、
前記第2筒体は、筒状の軸線に直交する方向の断面視における形状が、円形あるいは正多角形であり、筒状内部に電池を収納できる大きさを有する項1から項8のいずれか一項に記載の灯具用筒体。
[項10]
第1部材、及び、第2部材を備え、前記第1部材と前記第2部材とが組み合わされることで筒状となり、筒状の一方の開口側に第1接続部を有すると共に筒状の内部に回路基板を有する第1筒体と、
前記第1筒体の第1接続部を保持する第1保持部を有し、電源が収納されている筒状の第2筒体と、を備え、
前記第1部材は、筒状の側壁の一部となり、筒状の内部に収納している回路基板の周縁の一部を覆う第1側壁部と、前記第1側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第1分割接続部とを有し、
前記第2部材は、筒状の他方の開口を塞ぐように配置され光源が載置されているベースと、前記第1側壁部の側端と隣接すると共に前記ベースから連続して筒状の側壁の一部となり、筒状の内部に収納されている回路基板の周縁の一部を覆う第2側壁部と、前記第2側壁部に連続して前記第1接続部の一部となる第2分割接続部とを有する携帯用灯具。
[項11]
前記第1接続部は、前記第1保持部の内側に位置して取り付けられるものであり、前記第2分割接続部は、前記第1保持部のネジ構造と係合するネジ部の一部を有し、前記第1分割接続部は、前記第1保持部のネジ構造の内周端面に当接する当接面を有する項10に記載の携帯用灯具。
[項12]
前記第1筒体は、前記ベースの周縁に筒状の第3筒体を保持する第3保持部を備え、
前記第3筒体は、筒状の収納部と、前記収納部に連続して前記第3保持部に接続する第3接続部とを備え、前記収納部には、前記光源からの光を平行光とするコリメートレンズが収納されている項10又は項11に記載の携帯用灯具。
[項13]
前記第2部材は、前記第1接続部の内側で筒状の開口を塞ぐ方向に前記電源である電池の一方の電極に接触して電源電極の一方となる第1電極を備え、
前記第2筒体は、前記第1保持部と反対側の筒状の開口に第2保持部を介して着脱自在に取り付けられる蓋部を備え、前記蓋部に前記第2保持部に着脱自在に接続する第2接続部を有すると共に、前記電池の他方の電極に接触して前記電源電極の他方となる第2電極を有している項10から項12のいずれか一項に記載の携帯用灯具。
[項14]
前記第2側壁部は、前記回路基板を支持する基板支持部を備え、前記基板支持部は、前記第2側壁部の内周面に沿って配置される第1支持部と、前記第1支持部とは筒状の軸線方向に間隔をあけて前記回路基板を支持することができるように配置される第2支持部とを備え、
前記回路基板は、前記第1支持部に支持される第1基板と、前記第2支持部に前記第1基板から間隔を開けた位置に支持される第2基板とを備える項10から項13のいずれか一項に記載の携帯用灯具。
[項15]
前記光源は、レーザーダイオードを有する項10から項14のいずれか一項に記載の携帯用灯具。
【符号の説明】
【0042】
1 灯具用筒体
10 第1筒体
10A 第1筒体の外側壁
11 第1部材
11a 第1側壁部
15a 第1分割接続部
12 第2部材
13 ベース
13a 載置面
14 第2側壁部
14a 環状外周面
14b 弧状外周面
15 第1接続部
15a 第1分割接続部
15a1 当接面
15a2 係合穴
15b 第2分割接続部
16 基板支持部
16a 第1支持部
16b 第2支持部
17 第3保持部
18 電源電極
18a 第1電極
18b 第2電極
20 第2筒体
20A 第2筒体の外側壁
21 筒本体
22 第1保持部
23 第2保持部
30 第3筒体
30A 第3筒体の外側壁
31 収納部
32 第3接続部
33 固定溝
35 レンズ(コリメートレンズ)
40 蓋部
40A 蓋部の外側壁
41 第2接続部
42 電源スイッチ
43 第1蓋部材
44 第2蓋部材
45 蓋筒体
50 光源
51 取付基板
52 発光装置(LD)
60 回路基板
100 携帯用灯具
B 電源(電池)
図1
図2
図3
図4
図5