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特開2024-31732イメージセンシング装置及びその製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024031732
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】イメージセンシング装置及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 25/703 20230101AFI20240229BHJP
   H04N 25/62 20230101ALI20240229BHJP
   H01L 27/146 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
H04N5/369 600
H04N5/359
H01L27/146 D
H01L27/146 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】22
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022186184
(22)【出願日】2022-11-22
(31)【優先権主張番号】10-2022-0107844
(32)【優先日】2022-08-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】310024033
【氏名又は名称】エスケーハイニックス株式会社
【氏名又は名称原語表記】SK hynix Inc.
【住所又は居所原語表記】2091, Gyeongchung-daero,Bubal-eub,Icheon-si,Gyeonggi-do,Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム ウォンジン
【テーマコード(参考)】
4M118
5C024
【Fターム(参考)】
4M118AA05
4M118AB01
4M118AB03
4M118BA09
4M118CA03
4M118CA34
4M118DD04
4M118FA06
4M118FA26
4M118FA27
4M118GB03
4M118GB07
4M118GB13
4M118GC08
4M118GC14
4M118GD04
5C024CX11
5C024CY17
5C024CY47
5C024EX12
5C024EX43
5C024EX52
5C024GX01
5C024GX02
5C024GY39
5C024GY41
(57)【要約】
【課題】高集積のピクセルアレイにおいても、位相検出ピクセルに入射された光が隣接したイメージピクセルに浸透されることを抑制する。
【解決手段】一実施形態に係るイメージセンシング装置は、第1のカラーフィルターを通じて入射された光を変換し、撮影客体に対するイメージ信号を生成する複数のイメージピクセルIPX、第2のカラーフィルターを通じて入射された光を変換し、イメージ信号により生成されたイメージ間の位相差を算出するための位相信号を生成する少なくとも一つの位相検出ピクセルPDPX、隣接した第1のカラーフィルターと第2のカラーフィルターとの間に位置して光吸収層を含む第1のグリッド構造物120a、及び隣接した第1のカラーフィルターの間に位置して光吸収層を含まない第2のグリッド構造物120bを含むことができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のカラーフィルターを通じて入射された光を変換し、撮影客体に対するイメージ信号を生成する複数のイメージピクセルと、
第2のカラーフィルターを通じて入射された光を変換し、前記イメージ信号により生成されたイメージ間の位相差を算出するための位相信号を生成する少なくとも一つの位相検出ピクセルと、
隣接した前記第1のカラーフィルターと前記第2のカラーフィルターとの間に位置して光吸収層を含む第1のグリッド構造物と、
隣接した前記第1のカラーフィルターの間に位置して前記光吸収層を含まない第2のグリッド構造物と、
を含む、イメージセンシング装置。
【請求項2】
前記光吸収層は、
ブラックフォトレジスト層(black photoresist layer)を含む、請求項1に記載のイメージセンシング装置。
【請求項3】
前記第1のグリッド構造物は、
ブラックフォトレジスト層とエア層の積層構造を含む、請求項1に記載のイメージセンシング装置。
【請求項4】
前記第1のグリッド構造物は、
前記積層構造をカバーするキャッピング膜をさらに含む、請求項3に記載のイメージセンシング装置。
【請求項5】
前記キャッピング膜は、
前記第1のカラーフィルター及び前記第2のカラーフィルターの下まで延長される、請求項4に記載のイメージセンシング装置。
【請求項6】
前記第2のグリッド構造物は、
エア層及び前記エア層をカバーするキャッピング膜を含む、請求項1に記載のイメージセンシング装置。
【請求項7】
前記キャッピング膜は、
前記第1のカラーフィルターの下まで延長される、請求項6に記載のイメージセンシング装置。
【請求項8】
前記第1のグリッド構造物は、
前記第2のカラーフィルターを取り囲む環状を有する、請求項1に記載のイメージセンシング装置。
【請求項9】
前記第1のグリッド構造物は、
前記第2のカラーフィルターを取り囲み、前記第1のカラーフィルターの中で前記第2のカラーフィルターと隣接したカラーフィルターの間の領域まで延長される、請求項1に記載のイメージセンシング装置。
【請求項10】
前記少なくとも一つの位相検出ピクセルは、
隣接して配列された複数の位相検出ピクセルを含む、請求項1に記載のイメージセンシング装置。
【請求項11】
前記第1のグリッド構造物は、
前記第2のカラーフィルターを取り囲み、かつ、前記複数の位相検出ピクセルの間には位置しない、請求項10に記載のイメージセンシング装置。
【請求項12】
前記第2のカラーフィルターは、
前記複数の位相検出ピクセル全部に跨るように形成される一つのグリーンカラーフィルターである、請求項10に記載のイメージセンシング装置。
【請求項13】
撮影客体に対するイメージ信号を生成するイメージピクセルと、
前記イメージピクセルの間に位置する少なくとも一つの位相検出ピクセルと、
前記イメージピクセルの境界領域及び前記位相検出ピクセルと前記イメージピクセルの境界領域でカラーフィルターの間に位置するエア層と、
前記エア層の中で、前記位相検出ピクセルと前記イメージピクセルの境界領域にあるエア層の下に位置して前記カラーフィルターの間に位置する光吸収層と、
を含む、イメージセンシング装置。
【請求項14】
前記光吸収層は、
黒色の染料で染色したフォトレジストを含む、請求項13に記載のイメージセンシング装置。
【請求項15】
前記光吸収層は、
前記位相検出ピクセルのカラーフィルターを取り囲む環状を有する、請求項13に記載のイメージセンシング装置。
【請求項16】
前記光吸収層は、
前記位相検出ピクセルのカラーフィルターを取り囲み、前記イメージピクセルの中で前記位相検出ピクセルと隣接したイメージピクセルのカラーフィルターの間まで延長される、請求項13に記載のイメージセンシング装置。
【請求項17】
前記イメージピクセルの境界領域に位置する前記エア層、及び前記位相検出ピクセルと前記イメージピクセルの境界領域に位置する前記エア層と前記光吸収層の積層構造をカバーするキャッピング膜をさらに含む、請求項13に記載のイメージセンシング装置。
【請求項18】
光電変換素子及び素子分離構造物を含む基板の上で前記素子分離構造物と重畳するよう、第1の領域には第1の光吸収層パターンと犠牲膜パターンを含む第1のパターンを形成し、第2の領域には前記第1の光吸収層パターンがなく前記犠牲膜パターンを含む第2のパターンを形成するステップと、
前記第1のパターン及び前記第2のパターンをカバーするキャッピング膜パターンを形成するステップと、
前記第1のパターン及び前記第2のパターンから前記犠牲膜パターンを除去するステップと、
を含む、イメージセンシング装置の製造方法。
【請求項19】
前記第1のパターン及び前記第2のパターンを形成するステップは、
前記第1の光吸収層パターンの幅より広い幅を有する第2の光吸収層パターンを形成するステップと、
前記基板及び前記第2の光吸収層パターンの上に犠牲膜を形成するステップと、
前記犠牲膜及び前記第2の光吸収層パターンを食刻するステップと、
を含む、請求項18に記載のイメージセンシング装置の製造方法。
【請求項20】
前記第2の光吸収層パターンを形成するステップは、
前記基板の上に第1の厚さのブラックフォトレジスト層パターンを形成した後、フォトレジストデスカム工程を行って前記ブラックフォトレジスト層パターンの厚さを前記第1の厚さより薄い第2の厚さに減少させる、請求項19に記載のイメージセンシング装置の製造方法。
【請求項21】
前記犠牲膜パターンは、
炭素が含有されたSOC(Spin On Carbon)膜を含む、請求項18に記載のイメージセンシング装置の製造方法。
【請求項22】
前記犠牲膜パターンを除去するステップは、
前記キャッピング膜がカバーされた前記第1のパターン及び前記第2のパターンに対し、酸素、窒素及び水素のうち少なくとも一つが含まれているガスを利用したプラズマ工程を行う、請求項21に記載のイメージセンシング装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージセンシング装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
イメージセンサー(image sensor)は、光学画像を電気信号に変換させる素子である。最近になって、コンピューター産業と通信産業の発達に伴い、デジタルカメラ、カムコーダー、PCS(Personal Communication System)、ビデオゲーム機器、警備用カメラ、医療用マイクロカメラ、ロボットなどの多様な分野で集積度及び性能が向上したイメージセンサーの需要が増大されている。
【0003】
イメージセンサーの解像度が高くなって高速動作が求められるに伴い、下部素子上に上部素子を積層し、貫通電極構造体を利用して下部素子と上部素子の電気回路を電気的に接続した積層型イメージセンシング装置が開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、高集積のピクセルアレイにおいても、位相検出ピクセルに入射された光が隣接したイメージピクセルに浸透されることを抑制することができるイメージセンシング装置の提供を図る。
【0005】
本発明の技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないまた他の技術的課題は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係るイメージセンシング装置は、第1のカラーフィルターを通じて入射された光を変換し、撮影客体に対するイメージ信号を生成する複数のイメージピクセル、第2のカラーフィルターを通じて入射された光を変換し、前記イメージ信号により生成されたイメージ間の位相差を算出するための位相信号を生成する少なくとも一つの位相検出ピクセル、隣接した前記第1のカラーフィルターと前記第2のカラーフィルターとの間に位置して光吸収層を含む第1のグリッド構造物、及び隣接した前記第1のカラーフィルターの間に位置して前記光吸収層を含まない第2のグリッド構造物を含むことができる。
【0007】
本発明の一実施形態に係るイメージセンシング装置は、撮影客体に対するイメージ信号を生成するイメージピクセル、前記イメージピクセルの間に位置する少なくとも一つの位相検出ピクセル、前記イメージピクセルの境界領域及び前記位相検出ピクセルと前記イメージピクセルの境界領域でカラーフィルターの間に位置するエア層、及び前記エア層の中で、前記位相検出ピクセルと前記イメージピクセルの境界領域にあるエア層の下に位置して前記カラーフィルターの間に位置する光吸収層を含むことができる。
【0008】
本発明の一実施形態に係るイメージセンシング装置の製造方法は、光電変換素子及び素子分離構造物を含む基板の上で前記素子分離構造物と重畳するよう、第1の領域には第1の光吸収層パターンと犠牲膜パターンを含む第1のパターンを形成し、第2の領域には前記第1の光吸収層パターンがなく前記犠牲膜パターンを含む第2のパターンを形成するステップ、前記第1のパターン及び前記第2のパターンをカバーするキャッピング膜パターンを形成するステップ、及び前記第1のパターン及び前記第2のパターンから前記犠牲膜パターンを除去するステップを含むことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施形態に係るイメージセンシング装置は、高集積のピクセルアレイにおいても位相検出ピクセルに入射された光が隣接したイメージピクセルに浸透されることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態に係るイメージセンシング装置の構成を概略的に示すブロック図である。
図2】本発明の一実施形態に係るピクセルアレイの部分的な平面構造を例示的に示す図である。
図3図2において、X-X切取線に沿って切断された断面の姿を例示的に示す断面図である。
図4a図3の構造を形成する過程を説明するための工程断面図である。
図4b図3の構造を形成する過程を説明するための工程断面図である。
図4c図3の構造を形成する過程を説明するための工程断面図である。
図4d図3の構造を形成する過程を説明するための工程断面図である。
図4e図3の構造を形成する過程を説明するための工程断面図である。
図4f図3の構造を形成する過程を説明するための工程断面図である。
図4g図3の構造を形成する過程を説明するための工程断面図である。
図4h図3の構造を形成する過程を説明するための工程断面図である。
図5】本発明の他の実施形態に係るピクセルアレイの部分的な平面構造を例示的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一部の実施形態を例示的な図を通じて詳細に説明する。各図の構成要素に参照符号を付け加えることにおいて、同一の構成要素に対しては、たとえ他の図上に表示されるとしてもできるだけ同一の符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明の実施形態の説明において、関連する公知の構成または機能に対する具体的な説明が、本発明の実施形態に対する理解を妨げると判断される場合は、その詳細な説明は省略する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係るイメージセンシング装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【0013】
図1に示されているように、イメージセンシング装置は、ピクセルアレイ(pixel array)100、ロードライバー(row driver)200、相関二重サンプラー(correlated double sampler、CDS)300、アナログ-デジタルコンバータ(analog digital converter、ADC)400、出力バッファー(output buffer)500、カラムドライバー(column driver)600及びタイミングコントローラー(timing controller)700を含むことができる。ここで、イメージセンシング装置の各構成は例示的なことに過ぎず、必要に応じて少なくとも一部の構成が追加または省略されてよい。
【0014】
ピクセルアレイ100は、複数のロー(rows)及び複数のカラム(columns)に配列された複数のユニットピクセルを含むことができる。一実施形態において、複数のユニットピクセルは、複数のロー及び複数のカラムを含む2次元ピクセルアレイに配列されてよい。他の実施形態において、複数のユニットピクセルは、3次元ピクセルアレイに配列されてよい。複数のユニットピクセルは、ユニットピクセル単位またはピクセルグループ単位に光信号を変換して電気的信号を生成することができ、ピクセルグループ内のユニットピクセルは、少なくとも特定の内部回路を共有することができる。複数のユニットピクセルは、入射光を変換して電気的信号を生成し、この際、電気的信号として撮影客体に対応されるイメージ信号を生成することができる。
【0015】
ピクセルアレイ100は、ロー選択信号、リセット信号及び伝送信号などの駆動信号の提供をロードライバー200から受けることができる。ユニットピクセルは、駆動信号が受信されると活性化され、ロー選択信号、リセット信号及び伝送信号に対応される動作を行うことができる。
【0016】
ロードライバー200は、タイミングコントローラー700のような制御回路から提供される制御信号に基づいてユニットピクセルを動作させることができる。ロードライバー200は、ピクセルアレイ100の少なくとも一つのローラインに連結された少なくとも一つのユニットピクセルを選択することができる。ロードライバー200は、複数のローラインのうち少なくとも一つのローラインを選択するためのロー選択信号を生成することができる。ロードライバー200は、選択されたローラインのユニットピクセルに対するリセット信号と伝送信号を順次イネーブルさせることができる。選択されたローラインのユニットピクセルから生成されたピクセル信号は、相関二重サンプラー300に出力されてよい。
【0017】
相関二重サンプラー300は、相関二重サンプリング(CDS:correlated double sampling)方式を用いてユニットピクセルの望まないオフセット(offset)値を除去することができる。例えば、相関二重サンプラー300は、入射光によって生成された光電荷がセンシングノード(フローティングディフュージョンノード)に蓄積される前後に得られたユニットピクセルの出力電圧を比べ、ユニットピクセルの望まないオフセット値を除去することができる。これを介し、ノイズ成分なしで入射光によってだけ生成されたピクセル信号を得ることができる。相関二重サンプラー300は、タイミングコントローラー700から提供されたクロック信号に基づき、基準信号の電圧レベルと複数のカラムラインを通じてピクセルアレイ100から受信されるピクセル信号の電圧レベルを順次サンプリング及びホールディングすることができる。相関二重サンプラー300は、基準信号とピクセル信号を相関二重サンプリング(CDS)信号としてアナログ-デジタルコンバータ400に出力することができる。
【0018】
アナログ-デジタルコンバータ400は、相関二重サンプラー300から受信されるCDS信号をデジタル信号に変換することができる。アナログ-デジタルコンバータ400は、ランプ-比較タイプアナログ-デジタルコンバータを含むことができる。アナログ-デジタルコンバータ400は、タイミングコントローラー700から提供されるランプ信号と相関二重サンプラー300から提供されるCDS信号とを互いに比べて比較信号を生成することができる。アナログ-デジタルコンバータ400は、タイミングコントローラー70から提供されるランプ信号に基づいて比較信号のレベル転移(transition)時間をカウントし、カウント値を出力バッファー500に出力することができる。
【0019】
出力バッファー500は、アナログ-デジタルコンバータ300から提供されるそれぞれのカラム単位のデータを、タイミングコントローラー700の制御によって一時保存することができる。出力バッファー500は、イメージセンシング装置と連結された他の装置の間の伝送(または処理)速度の差を補償するインタフェースとして動作することができる。
【0020】
カラムドライバー600は、タイミングコントローラー700の制御によって出力バッファー500のカラムを選択し、選択された出力バッファー500のカラムに一時保存されたデータを順次出力することができる。カラムドライバー600は、タイミングコントローラー700からアドレス信号が受信されると、該アドレス信号に基づいてカラム選択信号を生成し出力バッファー500のカラムを選択することにより、選択された出力バッファー500のカラムからの画像データが出力信号として出力されるように制御することができる。
【0021】
タイミングコントローラー700は、ロードライバー200、アナログ-デジタルコンバータ400、出力バッファー500及びカラムドライバー600の動作を制御するための信号を生成することができる。タイミングコントローラー700は、イメージセンシング装置の各構成の動作に求められるクロック信号、タイミングコントロールのための制御信号、及びローまたはカラムを選択するためのアドレス信号をロードライバー200、カラムドライバー600、アナログ-デジタルコンバータ400及び出力バッファー500に提供することができる。実施形態により、タイミングコントローラー700は、ロジック制御回路(Logic control circuit)、位相固定ループ(Phase Lock Loop、PLL)回路、タイミングコントロール回路(timing control circuit)及び通信インタフェース回路(communication interface circuit)などを含むことができる。
【0022】
図2は、本発明の一実施形態に係るピクセルアレイの平面構造を部分的かつ例示的に示す図である。
【0023】
図2に示されているように、ピクセルアレイ100は、ロー方向及びカラム方向に連続的に配列された複数のユニットピクセルを含むことができる。複数のユニットピクセルは、複数のイメージピクセル(IPX)及び位相検出ピクセル対(PDPX)を含むことができる。
【0024】
図2では、便宜上、一対の位相検出ピクセル(LPD、RPD)だけが示されているが、ピクセルアレイ100は、複数の位相検出ピクセル対(PDPX)を含むことができる。例えば、複数の位相検出ピクセル対(PDPX)は、ピクセルアレイ100全体にかけて水平方向及び垂直方向に一定の間隔で連続的に形成されてよい。
【0025】
複数のイメージピクセル(IPX)は、撮影客体に対応されるイメージ信号を生成することができる。複数のイメージピクセル(IPX)は、レッド(red)カラーの光に対応されるイメージ信号を生成するレッドピクセル(PX_R)、グリーン(green)カラーの光に対応されるイメージ信号を生成するグリーンピクセル(PX_G)、及びブルー(blue)カラーの光に対応されるイメージ信号を生成するブルーピクセル(PX_B)を含むことができる。
【0026】
複数のイメージピクセル(IPX)は、同一カラーのカラーフィルターを有するユニットピクセルがN×N(Nは、2以上の自然数)の形態に隣接して配列されてよい。例えば、イメージピクセル(IPX)は、4個のレッドピクセル(PX_R)が2×2の形態に配列されたレッドサブピクセルブロック、4個のグリーンピクセル(PX_G)が2×2の形態に配列されたグリーンサブピクセルブロック、及び4個のブルーピクセル(PX_B)が2×2の形態に配列されたブルーサブピクセルブロックを含むことができる。ピクセルアレイ100は、このようなレッドサブピクセルブロック、グリーンサブピクセルブロック及びブルーサブピクセルブロックがベイヤーパターン(bayer pattern)で配列されるクアッド(Quad)構造を含むことができる。
【0027】
位相検出ピクセル対(PDPX)は、イメージピクセル(IPX)の間に位置することができ、撮影客体が撮像されて生成されたイメージ間の位相差を算出するための位相信号を生成することができる。位相検出ピクセル対(PDPX)は、水平方向(X方向)または垂直方向(Y方向)に隣接して配置される2個の位相検出ピクセルを含むことができる。例えば、位相検出ピクセル対(PDPX)は、図2に示されているように、水平方向に隣接して配置される第1の位相検出ピクセル(LPD)及び第2の位相検出ピクセル(RPD)を含むことができる。
【0028】
図2において、位相検出ピクセル対(PDPX)は、第1及び第2の位相検出ピクセル(LPD、RPD)が水平方向に隣接して配置される姿だけが示されているが、第1及び第2の位相検出ピクセル(LPD、RPD)は垂直方向に隣接して配置されてもよい。または、位相検出ピクセル対(PDPX)は、垂直方向と水平方向の位相差を全て検出できるよう、垂直方向及び水平方向に隣接して配置(例えば、2×2の形態に配置)される4個の位相検出ピクセルを含むことができる。
【0029】
位相検出ピクセル対(PDPX)の第1及び第2の位相検出ピクセル(LPD、RPD)は、同一カラーのカラーフィルターを含むことができる。例えば、図2に示されているように、第1及び第2の位相検出ピクセル(LPD、RPD)はグリーンカラーフィルターを含むことができる。図2では、ユニットピクセル(イメージピクセル、位相検出ピクセル)別に一つのカラーフィルターが独立的に形成される姿が示されているが、同一カラーのユニットピクセルが隣接して配置される場合、一つのカラーフィルターが当該ユニットピクセル全部に跨るように形成されてよい。
【0030】
ピクセルアレイ100において、ユニットピクセルのカラーフィルターの間には隣接したカラーフィルター間のクロストーク(cross-talk)を防止するためのグリッド構造物120が形成されてよい。このとき、グリッド構造物120は、イメージピクセル(IPX)と位相検出ピクセル(LPD、RPD)の間の境界領域でカラーフィルターの間に位置するグリッド構造物120aと、イメージピクセル(IPX)間の境界領域でカラーフィルターの間に位置するグリッド構造物120bとの構造が互いに異なっていてよい。例えば、隣接したイメージピクセル(IPX)と位相検出ピクセル(LPD、RPD)のカラーフィルターの間に位置するグリッド構造物120aは、ブラックフォトレジスト層(black photoresist layer)とエア層(air layer)が積層された構造を含むことができる。その反面、隣接したイメージピクセル(IPX)のカラーフィルターの間に位置するグリッド構造物120bは、ブラックフォトレジスト層なしでエア層を含むことができる。位相検出ピクセル対(PDPX)内で位相検出ピクセル(LPD、RPD)の間にはグリッド構造物が存在しないこともある。
【0031】
図3は、図2においてX-X’切取線に沿って切断された断面の姿を例示的に示す断面図である。
【0032】
ピクセルアレイ100は、基板層110、グリッド構造物120、カラーフィルター層130及びレンズ層140を含むことができる。
【0033】
基板層110は、基板112、光電変換領域114及び素子分離構造物116を含むことができる。基板層110は、第1の面及び第1の面の反対側に位置する第2の面を含むことができる。このとき、第1の面は、外部から光が入射される面で、その上にカラーフィルター層130及びレンズ層140が形成されてよく、第2の面で各ユニットピクセル領域には、当該ユニットピクセルの光電変換領域114で生成された光電荷をリードアウトするためのピクセルトランジスター(図示省略)が形成されてよい。
【0034】
基板112は、単結晶(Single crystal)のシリコンを含む半導体基板を含むことができる。基板112は、P型不純物を含むことができる。
【0035】
光電変換領域114は、各ユニットピクセルに対応されるように半導体基板112内に形成されてよい。光電変換領域114は、レンズ層140及びカラーフィルター層130を通じて入射された刺光を光電変換して光電荷を生成することができる。光電変換領域114は、N型不純物を含むことができる。
【0036】
素子分離構造物116は、基板112内で隣接したユニットピクセルの光電変換領域114の間に形成されて光電変換領域114をアイソレーションさせることができる。素子分離構造物116は、BDTI(Back Deep Trench Isolation)またはFDTI(Front Deep Trench Isolation)のようなトレンチ構造を含むことができる。素子分離構造物116は、DTI(Deep Trench Isolation)構造とSTI(Shallow Trench Isolation)構造が積層された構造を含むことができる。もしくは、素子分離構造物116は、基板112に高濃度の不純物(例えば、P型不純物)が注入されたジャンクションアイソレーション構造を含むことができる。
【0037】
グリッド構造物120は、隣接したユニットピクセルのカラーフィルターの間に位置してカラーフィルター間のクロストークを防止することができる。グリッド構造物120は、基板層110の第1の面の上には形成されてよい。グリッド構造物120は、第1のグリッド構造物120a及び第2のグリッド構造物120bを含むことができる。
【0038】
第1のグリッド構造物120aは、隣接したイメージピクセル(PX_R、PX_G、PX_B)と位相検出ピクセル(LPD、RPD)のカラーフィルターの間に位置することができる。このような第1のグリッド構造物120aは、ブラックフォトレジスト層122、エア層124及びキャッピング膜126を含むことができる。第2のグリッド構造物120bは、隣接したイメージピクセル(PX_R、PX_G、PX_B)のカラーフィルターの間に位置することができる。このような第2のグリッド構造物120bは、エア層124及びキャッピング膜126を含むことができる。第1のグリッド構造物120aの幅は、第2のグリッド構造物120bの幅より大きく形成されてよい。
【0039】
このとき、ブラックフォトレジスト層122は、位相検出ピクセル(LPD、RPD)からイメージピクセル(PX_R、PX_G、PX_B)に浸透される光を吸収して位相検出ピクセル(LPD、RPD)に流入された光がイメージピクセル(PX_R、PX_G、PX_B)にクロストークされることを抑制することができる。ブラックフォトレジスト層122は、黒色の染料で染色したフォトレジストを含むことができ、大凡1500Å程度の厚さに形成されてよい。キャッピング膜126は、エア層124が形成される領域を画成して窒化膜を含むことができる。キャッピング膜126は、エア層124またはブラックフォトレジスト層122とエア層124をカバーしながらカラーフィルター層130の下の領域まで延長されるように形成されてよい。キャッピング膜126からカラーフィルター層130の下に形成された領域は、反射防止層としての役割を担うことができる。
【0040】
ピクセルサイズ(ピッチ)が、例えば、0.6μm以下に小さくなると、メタルをグリッド構造物の光吸収層として用いることが非常に困難である(実質的に不可)。すなわち、0.6μm以下のピクセルサイズで、グリッド構造物の一部としてメタルを適用することは殆ど不可能である。一方、グリッド構造物をエア層だけで形成する場合、位相検出ピクセル(LPD、RPD)に流入された光が隣接したイメージピクセル(PX_R、PX_G、PX_B)に浸透することがあり、かかる場合、位相検出ピクセル(LPD、RPD)の光感度(light sensitivity)が低くなるようになる。すなわち、位相検出ピクセル(LPD、RPD)とイメージピクセル(PX_R、PX_G、PX_B)のカラーフィルターの間にはクロストーク(cross-talk)される光を遮断することができる物質層が必要であるが、ピクセルサイズが0.6μm以下で小さい場合は、グリッド構造物としてメタル層を形成することが不可能である。よって、本実施形態では、位相検出ピクセル(LPD、RPD)とイメージピクセル(PX_R、PX_G、PX_B)のカラーフィルターの間にだけブラックフォトレジスト層122を選択的に形成することにより、位相検出ピクセル(LPD、RPD)に流入された光が隣接したイメージピクセル(PX_R、PX_G、PX_B)に浸透することを抑制することができる。
【0041】
カラーフィルター層130は、レンズ層140を通じて入射された光から可視光をフィルタリングするカラーフィルターを含むことができる。カラーフィルター層130は、第1の波長帯域のレッドカラーの可視光を通過させるレッドカラーフィルター、第1の波長帯域より短い第2の波長帯域のグリーンカラーの可視光を通過させるグリーンカラーフィルター、及び第2の波長帯域より短い第3の波長帯域のブルーカラーの可視光を通過させるブルーカラーフィルターを含むことができる。隣接して位置する同一カラーのユニットピクセルには一つのカラーフィルターが当該ユニットピクセル全体に跨るように形成されてよい。
【0042】
レンズ層140は、オーバーコーティング層142及びマイクロレンズ144を含むことができる。オーバーコーティング層142は、カラーフィルター層130上に形成されてよい。オーバーコーティング層142は、カラーフィルター層130によって発生し得る段差を補償するための平坦化層の役割を担うことができる。マイクロレンズ144はオーバーコーティング層142上に形成されてよく、入射光を集光して対応されるカラーフィルターに伝達することができる。マイクロレンズ144のそれぞれは半球形態に形成されてよい。イメージピクセル(PX_R、PX_G、PX_B)上にはそれぞれ一つのマイクロレンズが形成され、位相検出ピクセル(LPD、RPD)上には一つのマイクロレンズが2個の位相検出ピクセル(LPD、RPD)のカラーフィルターを全てカバーするように形成されてよい。オーバーコーティング層142とマイクロレンズ144は同一の物質で形成されてよい。
【0043】
図3では、グリッド構造物120が素子分離構造物116とアラインして位置し、カラーフィルター及びマイクロレンズ144は、対応されるユニットピクセルの光電変換領域114とアラインして位置する姿となっている。しかし、シェーディング偏差(Shading variations)を改善するため、グリッド構造物120、カラーフィルター層130及びマイクロレンズ144は、対応されるイメージピクセル(PX_R、PX_G、PX_B)または位相検出ピクセル(LPD、RPD)のピクセルアレイ100内の位置に応じてCRA(Chief Ray Angle)に対応されるように所定の間隔ほどずつシフト(shifted)されてよい。
【0044】
図4aから図4hは、図3の構造を形成する過程を説明するための工程断面図である。本実施形態はグリッド構造物に特徴があるので、以下ではグリッド構造物の形成の過程を中心に説明する。
【0045】
先ず、図4aに示されている通り、光電変換素子114及び素子分離構造物116を含む基板層110上にブラックフォトレジスト層パターン122’が形成されてよい。
【0046】
例えば、基板層110上に全体的に4000Å程度の厚さでブラックフォトレジスト物質が形成された後、ブラックフォトレジスト物質に対して露光及び現像の工程が行われることにより、ブラックフォトレジスト層122が形成される領域にブラックフォトレジスト層パターン122’が形成されてよい。このとき、ブラックフォトレジスト層パターン122’は、実際に形成しようとするブラックフォトレジスト層122より厚く形成されてよい。また、ブラックフォトレジスト層パターン122’の幅(W1)は、ブラックフォトレジスト層122の幅(W2)より大きく形成されてよい。例えば、ブラックフォトレジスト層パターン122’は、ブラックフォトレジスト層122が形成される領域をカバーしながら両側に十分より広く延長されるように形成されてよい。
【0047】
次に、図4bに示されている通り、ブラックフォトレジスト層パターン122’の厚さをブラックフォトレジスト層122の厚さだけ減少させることができる。
【0048】
例えば、ブラックフォトレジスト層パターン122’に対して酸素(O)を利用したフォトレジストデスカム(PR Descum)工程を行い、厚さが1500Å程度に減少したブラックフォトレジスト層パターン122’’が形成されてよい。
【0049】
次に、図4cに示されている通り、ブラックフォトレジスト層パターン122’’が覆われるように基板層110上に全体的に犠牲膜152が形成されてよい。
【0050】
このとき、犠牲膜152は、炭素が含有されたSOC(Spin On Carbon)膜を含むことができる。犠牲膜152は、形成しようとするエア層124の高さだけの厚さで形成されてよい。
【0051】
次に、図4dに示されている通り、犠牲膜152上にエア層124が形成される領域を画成するマスクパターン154が形成されてよい。マスクパターンは、フォトレジストパターンを含むことができる。
【0052】
次に、図4eに示されている通り、マスクパターン154を食刻マスクに犠牲膜152及びブラックフォトレジスト層パターン122’’を食刻することにより、犠牲膜パターン152’及びブラックフォトレジスト層122が形成されてよい。
【0053】
例えば、グリッド構造物120aが形成される領域には、ブラックフォトレジスト層122と犠牲膜パターン152’が積層された構造が形成され、グリッド構造物120bが形成される領域には、ブラックフォトレジスト層122なしで犠牲膜パターン152’が形成されてよい。
【0054】
次に、図4fに示されている通り、ブラックフォトレジスト層122と犠牲膜パターン152’をカバーするように基板層110上にキャッピング膜126が形成されてよい。
【0055】
キャッピング膜126は酸化膜を含み、好ましくは、低温酸化(ULTO:Ultra Low Temperature Oxide)膜を含むことができる。このとき、キャッピング膜126は、後続するプラズマ工程で用いられるガスと犠牲膜パターン152’の炭素が結合されて生成された分子が容易に外部に通り抜けることができる厚さで形成されてよい。例えば、キャッピング膜126は、300Å以下の厚さで形成されてよい。
【0056】
次に、図4gに示されている通り、図4fの結果物に対してプラズマ工程が行われることにより犠牲膜パターン152’が除去され、その位置にエア層124が形成される。このとき、プラズマ工程は、O、N、H、CO、CO、CHなどの酸素、窒素、水素のうち少なくとも一つが含まれているガスを利用したプラズマ工程が利用されてよい。
【0057】
図4fの結果物に対してOプラズマ工程を行えば、酸素基(Oxygen Radical)(O*)がキャッピング膜126を通じて犠牲膜パターン152’に流入され、流入された酸素基は犠牲膜パターン152’の炭素と結合してCOまたはCOを生成する。生成されたCOまたはCOは、キャッピング膜126を通じて外に通り抜けるようになる。このような過程を介して犠牲膜パターン152’が除去され、除去された位置にエア層124が形成されてよい。
【0058】
次に、図4hに示されている通り、グリッド構造物120a、120bの間が埋め込まれるようキャッピング膜126上にカラーフィルター層130が形成されてよい。引き続き、カラーフィルター層130上にオーバーコーティング層142及びマイクロレンズ144が順次形成されてよい。
【0059】
カラーフィルター層130、オーバーコーティング層142及びマイクロレンズ144を形成する過程は、従来と同一であってよい。
【0060】
図5は、本発明の他の実施形態に係るピクセルアレイの部分的な平面構造を例示的に示す図である。
【0061】
図5に示されている通り、グリッド構造物におけるブラックフォトレジスト層122は、位相検出ピクセル対(PDPX)を取り囲みながら位相検出ピクセル対(PDPX)と隣接したイメージピクセル(IPX)まで延長されるように形成されてよい。
【0062】
前述した図2の実施形態におけるブラックフォトレジスト層122は、位相検出ピクセル対(PDPX)のみを取り囲む四角の環状に形成されている反面、本実施形態におけるブラックフォトレジスト層122は、隣接したイメージピクセル(IPX)と位相検出ピクセル対(PDPX)のカラーフィルターの間だけでなく、イメージピクセル(IPX)の中で位相検出ピクセル対(PDPX)と隣接したイメージピクセル(IPX)のカラーフィルターの間の領域まで延長されるように形成されてよい。
【0063】
このようにブラックフォトレジスト層122が位相検出ピクセル対(PDPX)と隣接したイメージピクセル(IPX)まで延長されるように形成されることにより、位相検出ピクセル対(PDPX)に入射された光がイメージピクセル(IPX)にクロストークされることをより効果的に遮断することができる。
【0064】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであって、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から外れない範囲で多様な修正及び変形が可能であろう。
【0065】
したがって、本発明に開示されている実施形態は、本発明の技術思想を限定するためではなく説明するためのものであり、このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は特許請求の範囲によって解釈されなければならず、それと同等な範囲内にいる全ての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものとして解釈されなければならないはずである。
【符号の説明】
【0066】
100 ピクセルアレイ
110 基板層
120 グリッド構造物
130 カラーフィルター層
140 レンズ層
200 ロードライバー
300 相関二重サンプラー
400 アナログ-デジタルコンバータ
500 出力バッファー
600 カラムドライバー
700 タイミングコントローラー
IPX イメージピクセル
PDPX 位相検出ピクセル
図1
図2
図3
図4a
図4b
図4c
図4d
図4e
図4f
図4g
図4h
図5