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特開2024-35180荷電粒子顕微鏡デバイスのアプリケーション管理
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  • 特開-荷電粒子顕微鏡デバイスのアプリケーション管理 図1A
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024035180
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】荷電粒子顕微鏡デバイスのアプリケーション管理
(51)【国際特許分類】
   H01J 37/24 20060101AFI20240306BHJP
   H01J 37/22 20060101ALI20240306BHJP
   H01J 37/26 20060101ALI20240306BHJP
【FI】
H01J37/24
H01J37/22
H01J37/26
H01J37/22 502H
H01J37/22 501Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023139413
(22)【出願日】2023-08-30
(31)【優先権主張番号】17/823,669
(32)【優先日】2022-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】501233536
【氏名又は名称】エフ イー アイ カンパニ
【氏名又は名称原語表記】FEI COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】パヴェル ポトチェク
(72)【発明者】
【氏名】モーリス ペーメン
(72)【発明者】
【氏名】レンコ スホーンマケルス
【テーマコード(参考)】
5C101
【Fターム(参考)】
5C101AA02
5C101JJ07
5C101JJ08
5C101JJ09
5C101JJ10
5C101JJ12
5C101KK08
(57)【要約】      (修正有)
【課題】本明細書に開示されるのは、科学的機器支援システム、並びに関連する方法、コンピューティングデバイス、及びコンピュータ可読媒体である。
【解決手段】例えば、いくつかの実施形態では、例示的な方法は、施設に配置された第1のデバイスによって、施設の外部に配置された第2のデバイスから、ネットワークを介して、施設に配置された荷電粒子顕微鏡の構成データを受信することと、を含んでもよい。方法は、第1のデバイスによって、構成データに基づいて、荷電粒子顕微鏡に関連付けられた1つ以上の構成設定を更新することを含んでもよい。方法は、更新された1つ以上の構成設定に基づいて、荷電粒子顕微鏡に関連付けられた1つ以上の動作を実行させることを含んでもよい。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のデバイスによって、試料に関連付けられた識別子を決定することと、
前記識別子を含む要求を第2のデバイスに送信することであって、前記第2のデバイスは、前記識別子に基づいてアプリケーションデータを決定するように構成される、ことと、
前記要求に基づいて、前記アプリケーションデータを受信することと、
前記アプリケーションデータに基づいて、荷電粒子顕微鏡に前記試料を処理させることと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のデバイスは、前記荷電粒子顕微鏡を動作させるように構成されたコンピューティングデバイス、又は前記荷電粒子顕微鏡に一体化されたコンピューティングデバイスのうちの1つ以上を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記識別子は、走査可能コード、バーコード、又はクイックレスポンスコードのうちの1つ以上を含み、前記識別子は、前記試料のコンテナに添付されるか、又は一体化されるかのうちの1つ以上である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記識別子を決定することは、ユーザ入力に基づいて前記識別子を決定すること、又は前記荷電粒子顕微鏡を用いて前記試料の少なくとも一部の画像を生成すること、及び前記識別子を決定するために前記画像を分析することのうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記アプリケーションデータは、1つ以上のアプリケーションを含むアプリケーションコンテナを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記荷電粒子顕微鏡に前記試料を処理させることは、前記アプリケーションデータを処理すること、前記アプリケーションデータをパッケージ解除すること、又は前記アプリケーションデータを使用してアプリケーションコンテナを生成することのうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記荷電粒子顕微鏡に前記試料を処理させることは、前記アプリケーションデータに含まれるアプリケーションを実行して1つ以上の動作を行わせること、前記荷電粒子顕微鏡に前記アプリケーションデータに示される1つ以上のコマンドを実行させて前記試料を処理させること、前記荷電粒子顕微鏡に前記試料を処理するための1つ以上の動作設定を設定させること、又は前記荷電粒子顕微鏡によって生成された前記試料の撮像データを処理すること、のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
施設に配置された第1のデバイスによって、前記施設の外部に配置された第2のデバイスから、ネットワークを介して、前記施設に配置された荷電粒子顕微鏡の構成データを受信することと、
前記第1のデバイスによって、前記構成データに基づいて、前記荷電粒子顕微鏡に関連付けられた1つ以上の構成設定を更新することと、
前記更新された1つ以上の構成設定に基づいて、前記荷電粒子顕微鏡に関連付けられた1つ以上の動作を実行させることと、
を含む、方法。
【請求項9】
前記構成データを受信することは、トリガ条件の検出に基づき、前記トリガ条件は、スケジュールされた更新、前記構成データの要求、前記荷電粒子顕微鏡による撮像のための試料の識別子を決定すること、又は試料タイプ、試料特性、若しくは試料パターンのうちの少なくとも1つを決定することのうちの1つ以上を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記1つ以上の構成設定を更新することは、前記荷電粒子顕微鏡による撮像のための試料の識別子を決定することに基づき、前記識別子は、走査可能コード、バーコード、又はクイックレスポンスコードのうちの1つ以上を含み、前記識別子は、前記試料のコンテナに添付されるか又は一体化されるかのうちの1つ以上である、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記構成データは、前記荷電粒子顕微鏡を動作させるためのパラメータ設定、前記荷電粒子顕微鏡のためのコマンドのうちの1つ以上を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記構成データは、1つ以上のアプリケーションを含むアプリケーションコンテナを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記1つ以上の構成設定を更新することは、前記構成データを処理すること、前記構成データをパッケージ解除すること、前記構成データを使用してアプリケーションコンテナを生成すること、前記第1のデバイスの構成を更新すること、又は前記構成データを前記荷電粒子顕微鏡に送信することのうちの1つ以上を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記1つ以上の動作は、試料に基づいて撮像データを生成すること、前記構成データに含まれるアプリケーションを実行して一連の動作を引き起こすこと、試料を処理することに関連する前記構成データに示される1つ以上のコマンド、又は前記荷電粒子顕微鏡によって生成された試料の撮像データを処理することのうちの1つ以上を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
第1のデバイスによって、試料に関連付けられた識別子を受信することと、
前記試料を処理するためのアプリケーションデータを受信することと、
前記アプリケーションデータと前記識別子との関連付けを決定することと、
第2のデバイスに、前記アプリケーションデータ、前記識別子、及び前記関連付けを示すデータを送信することであって、前記第2のデバイスは、前記識別子に基づいて、前記試料を分析するように荷電粒子顕微鏡を構成するために前記アプリケーションデータへのアクセスを提供するように構成される、ことと、
を含む、方法。
【請求項16】
前記識別子は、走査可能コード、バーコード、又はクイックレスポンスコードのうちの1つ以上を含み、前記識別子は、前記試料のコンテナに添付されるか、又は一体化されるかのうちの1つ以上である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記識別子を受信することはユーザ入力に基づき、前記ユーザ入力は、ユーザが前記識別子を走査すること、前記ユーザがユーザインターフェースに前記識別子を入力すること、前記ユーザが前記識別子を選択すること、又は前記ユーザがボタンを押して前記識別子の自動生成を引き起こすことのうちの1つ以上を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記アプリケーションデータを受信することはユーザ入力に基づき、前記ユーザ入力は、スクリプト言語で少なくとも1つのコマンドをユーザが入力すること、以前にアップロードされたアプリケーションデータパッケージを前記ユーザが選択すること、又は前記アプリケーションデータを含むファイルをユーザがアップロードすることのうちの1つ以上を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記アプリケーションデータは、1つ以上のアプリケーションを含むアプリケーションコンテナ、1つ以上のコンピュータ可読コードパッケージを含むコンテナ画像、又はオペレーティングシステムを仮想化するように構成されたコンテナ画像のうちの1つ以上を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記関連付けを決定することは、前記アプリケーションデータと前記識別子とを関連付けるユーザインターフェースを介してユーザ入力を受信すること、又は複数の試料を処理すること若しくは複数の試料コンテナを購入することのうちの1つ以上についての順序との前記識別子の関連付けに基づいて前記関連付けを決定することのうちの1つ以上を含む、請求項15に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷電粒子顕微鏡デバイスのアプリケーション管理に関する。
【背景技術】
【0002】
顕微鏡検査は、顕微鏡を使用して肉眼では見ることが困難な物体をより良好に閲覧するための技術分野である。顕微鏡検査の異なる分野は、例えば、光学顕微鏡検査、荷電粒子(電子及び/又はイオン)顕微鏡検査、並びに走査型プローブ顕微鏡検査を含む。荷電粒子顕微鏡検査は、加速された荷電粒子のビームを照明源として使用することを伴う。荷電粒子顕微鏡検査のタイプは、例えば、透過型電子顕微鏡検査、走査型電子顕微鏡検査、走査透過型電子顕微鏡検査、及び集束イオンビーム顕微鏡検査を含む。
【図面の簡単な説明】
【0003】
実施形態は、添付図面と併せて以下の詳細な説明により容易に理解されるであろう。本説明を容易にするために、同様の参照数字は、同様の構造要素を示す。実施形態は、添付図面の図に例解されており、限定されるものではない。
図1A】様々な実施形態による、1つ以上の科学的機器の支援動作を実行するための例示的なシステムの図である。
図1B】様々な実施形態による、支援動作を実行するための例示的な科学的機器支援モジュールのブロック図である。
図2A】様々な実施形態による、支援動作を実行する例示的な方法の流れ図である。
図2B】様々な実施形態による、支援動作を実行する例示的な方法の流れ図である。
図2C】様々な実施形態による、支援動作を実行する例示的な方法の流れ図である。
図3】様々な実施形態による、本明細書に開示される支援方法のいくつか又は全ての実行に使用され得るグラフィカルユーザインターフェースの例である。
図4】種々の実施形態による、本明細書に開示される科学的機器支援方法の一部又は全部を実行し得る、例示的なコンピューティングデバイスのブロック図である。
図5】様々な実施形態による、本明細書に開示される科学的機器支援方法の一部又は全てが実行され得る例示的な科学的機器支援システムのブロック図である。
図6】種々の実施形態による、例示的試料コンテナ及び関連識別子を示す。
図7】種々の実施形態による、別の例示的試料コンテナ及び関連識別子を示す。
【発明を実施するための形態】
【0004】
本明細書に開示されるのは、科学的機器支援システム、並びに関連する方法、コンピューティングデバイス、及びコンピュータ可読媒体である。例えば、いくつかの実施形態では、方法は、第1のデバイスによって、試料に関連付けられた識別子を決定すること含んでもよい。方法は、識別子を含む要求を第2のデバイスに送信することであって、第2のデバイスは、識別子に基づいてアプリケーションデータを決定するように構成される、ことを含んでもよい。方法は、要求に基づいて、アプリケーションデータを受信することを含んでもよい。方法は、アプリケーションデータに基づいて、荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることを含んでもよい。
【0005】
別の例示的な方法は、施設に配置された第1のデバイスによって、施設の外部に配置された第2のデバイスから、ネットワークを介して、施設に配置された荷電粒子顕微鏡の構成データを受信することと、を含んでもよい。方法は、第1のデバイスによって、構成データに基づいて、荷電粒子顕微鏡に関連付けられた1つ以上の構成設定を更新することを含んでもよい。方法は、更新された1つ以上の構成設定に基づいて、荷電粒子顕微鏡に関連付けられた1つ以上の動作を実行させることを含んでもよい。
【0006】
別の例示的な方法は、第1のデバイスによって、試料に関連付けられた識別子を受信することを含み得る。方法は、試料を処理するためのアプリケーションデータを受信することを含み得る。方法は、アプリケーションデータと識別子との関連付けを決定することを含み得る。方法は、第2のデバイスに、アプリケーションデータと、識別子と、関連付けを示すデータとを送ることを含み得る。第2のデバイスは、識別子に基づいて、試料を分析するように荷電粒子顕微鏡を構成するためにアプリケーションデータへのアクセスを提供するように構成することができる。
【0007】
したがって、本明細書に開示される実施形態は、科学的機器技術に改善を提供する(例えば、他の改善の中でも、CPMを支援するコンピュータ技術の改善)。本明細書に開示される科学的機器(例えば、CPM)の実施形態は、従来のアプローチに対して改善された性能を達成し得る。例えば、多数の試料の従来のCPM撮像(例えば、又は他の科学的動作)は、単一の場所で膨大な量の作業を必要とする。更に、従来のCPMデバイスは、容易に構成可能ではなく、例えば、ユーザが現場で設定を入力する必要がある。このようなプロセスは、分散型顕微鏡検査システムでは、各個別デバイスが異なるハードウェア、ソフトウェア、及び/又は他の特性を有し得るので、実用的ではないか、又は可能ではない。本明細書に開示されるCPM支援実施形態は、CPMデバイスの構成可能性を増加させ得る。本明細書に開示されるCPM支援実施形態は、並列及び/又は分散撮像の使用を可能にし、従来のCPMデバイスを改善して、より短い時間量でより多数の試料を処理し、他の方法で可能であるよりも均一であるデータを生成することができる。したがって、本明細書に開示される実施形態は、CPM技術に改善を提供する(例えば、他の改善の中でも、CPMを支援するコンピュータ技術の改善)。
【0008】
以下の詳細な説明では、本明細書の一部を形成する添付の図面が参照され、同様の数字は全体を通して同様の部分を指定し、例解として、実施され得る実施形態が示される。本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施形態が利用され得、構造的又は論理的変更が行われ得ることを理解されたい。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきではない。
【0009】
様々な動作は、本明細書で開示される主題を理解するのに最も役立つように、複数の別個のアクション又は動作として順に説明され得る。しかしながら、説明の順序は、これらの動作が必然的に順序に依存することを示唆するものとして解釈されるべきではない。特に、これらの動作は、提示の順序で実行されない場合がある。説明される動作は、説明される実施形態とは異なる順序で実行され得る。様々な追加の動作が実行され得、及び/又は説明された動作が追加の実施形態において省略され得る。
【0010】
本開示の目的のために、「A及び/又はB」及び「A又はB」という句は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味する。本開示の目的のために、「A、B、及び/又はC」及び「A、B、又はC」という句は、(A)、(B)、(C)、(A及びB)、(A及びC)、(B及びC)、又は(A、B、及びC)を意味する。いくつかの要素は単数形(例えば、「処理デバイス」)で言及され得るが、任意の適切な要素は、その要素の複数のインスタンスによって表すことができ、逆もまた同様である。例えば、処理デバイスによって実行されるものとして説明された動作のセットは、異なる処理デバイスによって実行される動作のうちの異なるものを用いて実装され得る。
【0011】
本説明は、「一実施形態」、「様々な実施形態」、及び「いくつかの実施形態」という句を使用し、それらの各々は、同一又は異なる実施形態のうちの1つ以上を指し得る。更に、本開示の実施形態に関して使用される「含む(comprising)」、「含む(including)」、「有する(having)」などの用語は、同義である。寸法の範囲を説明するために使用される場合、「XとYとの間」という句は、X及びYを含む範囲を表す。本明細書で使用されるように、「装置」は、任意の個々のデバイス、デバイスの集合、デバイスの一部、又はデバイスの一部の集合を指し得る。図面は、必ずしも縮尺通りではない。
【0012】
本明細書では、大規模データを並行して取得するために、共有可能な顕微鏡(例えば、荷電粒子顕微鏡、光学顕微鏡、他の科学的機器)のネットワークを実装するための技法が開示される。
【0013】
脳組織のような大量の生体試料を高いボクセル解像度で取得することに強い関心がある。単一のマルチビーム顕微鏡を使用して、大量の試料を処理するには数年かかる可能性がある。1つの可能性は、複数のシステム上で取得を並列化することである。しかし、数十又は数百の顕微鏡を所有又は購入し、そのようなプロセスを達成するためにそれらを1つの場所で使用することができる機関はない。
【0014】
開示された技術は、並列取得が可能なシステムのネットワークを構築するように既存の顕微鏡を構成することを提案する。1つのエンティティが大量のデータを取得する必要がある場合、エンティティは、システムをレンタルし、試料を複数の場所に分配することができる。顕微鏡検査場所の各々におけるソフトウェアは、並列取得が均一であり、結果として得られたデータが中央位置に記憶されるように、取得プロセスを自動化及び/又は編成するために使用され得る。そのようなタスクを達成するために、各顕微鏡におけるデータ取得の各々のための顕微鏡環境は、ソフトウェア制御及び分析を介して統合され得る。開示された技術を使用して、参加した顕微鏡の数に応じて、予想される取得時間を数年から数日又は数週間に短縮することができる。
【0015】
クラウドベースのフレームワークが提供されてもよく、顧客は、試料画像取得のための彼らの特定のアプリケーションをソフトウェアコンテナに記憶することができる。これらのコンテナは、試料識別情報(試料ID)と関連付けることができる。顧客が一連の試料(例えば、ウエハ上の脳切片)を作成するとき、顧客は、各試料に一意のIDをマークすることができる。顧客は、これらのIDを、保護されたコンテナに記憶された対応する取得アプリケーションと共にサーバデータベースに記憶することができる。IDは、接続された紙に書き込むことによって、又は識別子(例えば、QR(登録商標)又はバーコード)を印刷することによって、実際の試料と結合されてもよい。試料ホルダは、顕微鏡サイトにおける試料ID識別を完全に自動化するために、IDで直接ラベル付けされてもよい。試料がレンタルされた顕微鏡に分配されると、顕微鏡は、試料IDに従ってサーバからアプリケーションコンテナを自動的に見つけ、それをダウンロードする。アプリケーションコンテナからの取得が実行された後、結果として得られる取得データは、対応する試料IDと共に、顧客記憶場所(例えば、顧客制御記憶装置)に送信されてもよい。これにより、顧客は、分配された試料の完全なセットについて完全な取得データを再構成することができる。
【0016】
サーバにおけるアプリケーションコンテナを異なるアプリケーションで更新し、適切な試料IDに再接続することができるので、プロセスを再反復することができる。アプリケーションコンテナは、独自の顧客ソフトウェアを含み得るので、アプリケーションコンテナは、許可されていないアクセスに対して保護されるべきである。顕微鏡ソフトウェア環境は、サーバからのアプリケーションコンテナのダウンロードを支援し、コンテナからのアプリケーションを実行することができる。これはまた、これらのコンテナのための顕微鏡インターフェースも一体化され得ることを意味する。
【0017】
アプリケーションコンテナは、実行可能コードを安全かつ保護された方法で顕微鏡環境に配信することができる任意のアプリケーションカプセル化又はコンテナ(例えば、dockerコンテナなど)であってもよい。
【0018】
アプリケーションコンテナは、処理レシピ、パイソンコード、UI、プラグイン(例えば、MAPSプラグイン)、ウィンドウズ(登録商標)docker内のフルアプリケーション、及び/又は顕微鏡サイトで実行可能な任意のものを含み得る。
【0019】
図1Aは、科学的機器支援のためのシステム(例えば、システムアーキテクチャ)の図である。システムは、構成サービス1002、アプリケーションサービス1004、分散型顕微鏡検査サービス1006、記憶サービス1008、又はそれらの任意の組み合わせを備えてもよい。いくつかのシナリオでは、構成サービス1002、アプリケーションサービス1004、分散型顕微鏡検査サービス1006、又は記憶サービス1008のうちの1つ以上は、単一サービスとして(例えば、又は1つの単一デバイスを介して)実装されてもよい。構成サービス1002、アプリケーションサービス1004、分散型顕微鏡検査サービス1006、又は記憶サービス1008は各々、1つ以上のコンピューティングデバイスとして実装されてもよい。本明細書に開示される任意のデバイスは、単一のデバイス及び/又は複数のコンピューティングデバイス上で実行される、仮想マシン等の1つ以上のコンピューティングノードを使用して実装されてもよい。
【0020】
構成サービス1002、アプリケーションサービス1004、分散型顕微鏡検査サービス1006、又は記憶サービス1008のうちの1つ以上は、ネットワーク1007(例えば、広域ネットワーク及び/又は1つ以上のローカルエリアネットワーク)等の1つ以上のネットワークを介して通信するように構成されてもよい。ネットワーク1007は、有線リンク、無線リンク、それらの組み合わせ、及び/又は同様のものを備えることができる。ネットワーク1007は、ルータ、スイッチ、ノード、ゲートウェイ、サーバ、モデムなどを備えることができる。
【0021】
構成サービス1002は、識別子を管理するためのサービスを含み得る。構成サービス1002は、1つ以上の識別子1010を決定するように構成され得る。1つ以上の識別子1010は、分散型顕微鏡検査サービスを使用する要求に基づいて決定されてもよい。1つ以上の識別子1010は、コード、バーコード、QRコード(登録商標)、埋め込みシンボル、及び/又は任意の他の識別子を含み得る。1つ以上の識別子1010は、コンテナ1012を走査することによって決定され得る。1つ以上の識別子1010は、印刷され、エッチングされ、エンボス加工され、及び/又は他の方法でコンテナ1012に一体化されるか若しくは添付されてもよい。ユーザは、試料のバッチに関連付けられた各コンテナを走査することによって複数の識別子1010を決定することができる。
【0022】
いくつかのシナリオでは、1つ以上の識別子1010は、1つ以上の識別子1010を生成することによって決定され得る。構成サービス1002は、ユーザが、1つ以上の試料に対する識別子を生成するためのパラメータを選択することを可能にし得る。パラメータは、ユーザが、識別子を生成するためのアルゴリズム、識別子のタイプ、生成すべき識別子の数などを選択することを可能にし得る。生成された識別子は、紙に印刷されてもよく、ラベルに印刷されてもよく、コンテナに印刷(例えば、エッチング)されてもよく、及び/又は同様のものであってもよい。
【0023】
構成サービス1002は、包装ラベルなどの包装情報を生成するように構成され得る。構成サービス1002は、分散型顕微鏡検査サービス1006の1つ以上の顕微鏡検査サイト(例えば、場所、州、個々の顕微鏡、建物)を選択するように構成されてもよい。包装情報は、選択された顕微鏡検査サイト、各特定の顕微鏡検査サイトに送信するためのコンテナ(例えば、又は識別子1010)、及び/又は同等物のためのアドレス情報を備えてもよい。包装情報は、走査可能な情報(例えば、1つ以上の識別子1010)のシート、パッケージに添付されるラベル、及び/又は同等物を含んでもよい。
【0024】
アプリケーションサービス1004は、構成サービスによって決定された1つ以上の識別子1010を記憶するように構成され得る。アプリケーションサービス1004は、構成サービス1002から1つ以上の識別子1010を受信することができる。アプリケーションサービス1004は、データベースなどのデータストア1014を備えることができる。アプリケーションサービス1004は、1つ以上の識別子1010をデータストアに記憶することができる。アプリケーションサービス1004は、データストア1014を使用して、1つ以上の識別子1010を、試料のバッチを示すバッチデータ、(例えば、識別子を決定するユーザの)ユーザアカウント識別子、構成データ1016などの他のデータと関連付け得る。構成データ1016は、試料の処理に関連付けられたデータを備え得る。構成データ1016は、スクリプト、アプリケーションバイナリ、ユーザインターフェース、プラグイン、ウィジェット、及び/又は同等物等の実行可能アプリケーションデータを備え得る。アプリケーションデータは、パッケージ、アプリケーションコンテナ、ソフトウェアイメージ、仮想化オペレーティングシステム(例えば、又は仮想化コンピュータ)を起動するための仮想化コンテナなどであってもよい。構成データ1016は、コンピュータパラメータ、顕微鏡パラメータ、タイミング情報、バージョン情報、認証情報、プライバシー設定、記憶設定などの設定データを含むことができる。構成データ(例えば、アプリケーションデータ)は、対話型取得を実行するための命令などのユーザ命令を含むことができる。ユーザ命令は、顕微鏡検査デバイスを動作させる、構成する、及び/又は同様のもののための1つ以上のステップを含んでもよい。例えば、構成データ(例えば、アプリケーションデータ)は、複数のステップのプロセスフロー(例えば、又はプロセスフローを実装するためのアプリケーション)を備え得る。プロセスフローにおけるステップは、ユーザへの命令を含んでもよい。プロセスフローにおけるステップは、コンピュータ可読コードを実行することを含んでもよい。プロセスフローにおけるステップは、ユーザ命令、ユーザ入力を受信するためのダイアログ、コンピュータ可読コード、又はそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。構成データは、ステップのシーケンス、及び/又は次のステップが各ステップの結果に基づいて決定されるステップの複数のシーケンスを定義することができる。構成データは、ステップのうちの1つ以上についての事前定義されたパラメータを備え得る。構成データは、ユーザが所定のパラメータを受け入れる及び/又は修正すること、取得された画像をレビューすること、画像の注釈を提供すること等のためのプロンプトを含んでもよい。ユーザは、ユーザインターフェースを介して構成データ1016をアップロードし、構成データ1016を試料のバッチ及び/又はバッチの対応する1つ以上の識別子1010と関連付けてもよい。
【0025】
構成データは参照画像を含むことができる。参照画像は、顕微鏡検査デバイスによって生成された画像(例えば、処理するバッチの一部である試料の画像)と比較されてもよい(例えば、ユーザによって、又はコンピュータ可読コードに基づいて自動的に)。顕微鏡検査デバイスのパラメータは、比較のための条件が満たされるまで、(例えば、反復して)更新されてもよい。複数の顕微鏡にわたって実験を実行するとき、このプロセスは、顕微鏡特有のアーチファクトなしに後で全データセットを組み合わせることができるように、各顕微鏡において同様の取得設定を必要とする場合がある。この目標を達成するために、顕微鏡設定だけでなく、構成サービスにおいてプログラムすることができる。目標ノイズレベルを表す例示的な画像を使用することができる。時には、参加者は幾分異なる顕微鏡を有し、生の設定のみではデータを比較可能にするのに役立たない。これらの場合、例示的な画像を使用することができる。顕微鏡検査デバイスは、同様の品質が達成されるまで、(例えば、ユーザによって、及び/又はコンピューティングデバイスによって自動的に)調整されてもよい。
【0026】
分散型顕微鏡検査サービス1006は、荷電粒子顕微鏡、光学顕微鏡、及び/又は他の科学的機器等の複数の顕微鏡検査デバイス1018を備えてもよい。複数の顕微鏡検査デバイス1018は、複数のサイト、建物、施設、部屋、及び/又は同等物等を介してなど、地理的に分散されてもよい。各サイトは、1つ以上の顕微鏡検査デバイスを伴う少なくとも1つの建物を備えてもよい。分散型顕微鏡検査サービス1006は、1つ以上のエンティティ(例えば、会社、組織)からの顕微鏡を含んでもよい。各顕微鏡検査デバイス1018は、関連付けられたコンピューティングデバイスを有してもよく、コンピューティングデバイスは、顕微鏡検査デバイス1018と別個であってもよく、又はそれに一体化されてもよい。ユーザが顧客から試料を受け取った場合、ユーザは、顕微鏡デバイス1018及び/又は関連するコンピューティングデバイスを使用して、粒子試料に関連付けられた1つ以上の識別子1010を決定することができる。これは、スキャナ(例えば、手持ち式スキャナ)を使用して識別子を走査することによって、顕微鏡検査デバイス1018を使用して識別子を走査することによって、ユーザ入力によって、及び/又は同等物によって行われてもよい。
【0027】
顕微鏡検査デバイス1018に関連付けられたコンピューティングデバイスは、試料に関連付けられた1つ以上の識別子1010に関連付けられた任意の構成データ1016に対する要求をアプリケーションサービス1004に送信してもよい。アプリケーションサーバ1004は、1つ以上の識別子1010を使用してデータストア1014に問い合わせ、試料に関連付けられた任意の構成データ1016を決定することができる。構成データ1016は、顕微鏡検査デバイス1018に関連付けられたコンピューティングデバイスに送信されてもよい。顕微鏡検査デバイス1018に関連付けられたコンピューティングデバイスは、構成データ1016を使用して、試料を処理してもよい。構成データ1016を使用することは、コンピューティングデバイス及び/又は関連付けられた顕微鏡検査デバイス1018上に、任意のアプリケーション、アプリケーションコンテナ、スクリプト、及び/又は同等物をロードすることを含んでもよい。構成データ1016を使用することは、コンピューティングデバイス及び/又は関連付けられた顕微鏡検査デバイス1018の設定を更新することを含んでもよい。
【0028】
記憶サービス1008は、分散型顕微鏡検査サービス1006によって実行された処理の結果を受信するように構成され得る。例えば、複数の異なる顕微鏡検査デバイス1018は各々、顧客のための試料のバッチの一部として、異なる試料を処理してもよい。処理は、撮像データ、試料の再構成された表現、撮像データを処理した分析結果等をもたらし得る。構成データがプライバシー設定を含む場合、結果は暗号化及び/又は他の方法で保護され得る。構成データがアカウンタビリティ設定を含む場合、結果はトランザクションとしてブロックチェーン及び/又は他のデータ構造に追加されてもよい。トランザクションは、(例えば、試料の、バッチの)1つ以上の識別子を含み得る。トランザクションは、エンティティ及び/又は使用される顕微鏡検査に関連付けられた識別子を含んでもよい。トランザクションは、結果及び/又は結果の少なくとも一部の識別子を含んでもよい。
【0029】
結果(例えば、及び試料の識別子等の関連情報)は、顕微鏡検査デバイス1018の各々から記憶サービス1008に送信されてもよい。記憶サービス1008は、データ構造1020(例えば、データベース)を含んでもよい。データ構造1020は、識別子1010を記憶し、識別子を記憶サービス1008上に記憶された結果と関連付けるように構成され得る。例えば、結果は、図1Aに表されるような撮像データ1022を含んでもよい。顧客は、記憶サービス1008上の結果にアクセスするためにユーザインターフェースを使用することによって、異なる顕微鏡検査デバイス1018の全てからの結果にアクセスしてもよい。例えば、ユーザは、識別子、識別子の範囲、バッチ識別子、及び/又は他の詳細を検索して、特定のバッチについての結果の全てを見つけることができる。
【0030】
図1Bは、様々な実施形態による、支援動作を実行するための1つ以上の科学的機器(例えば、顕微鏡検査、荷電粒子顕微鏡検査)支援モジュール1000のブロック図である。1つ以上の科学的機器支援モジュール1000は、1つ以上のプログラムされたコンピューティングデバイスなどの回路(例えば、電気的及び/又は光学的構成要素を含む)によって実装され得る。1つ以上の科学的機器支援モジュール1000のロジックは、単一のコンピューティングデバイスに含まれてもよく、又は必要に応じて互いに通信する複数のコンピューティングデバイスにわたって分散されてもよい。単独で又は組み合わせて、科学的機器支援モジュール1000を実装し得るコンピューティングデバイスの例は、図4のコンピューティングデバイス4000を参照して本明細書で考察され、科学的機器支援モジュール1000がコンピューティングデバイスのうちの1つ以上にわたって実装され得る相互接続されたコンピューティングデバイスのシステムの例は、図5の科学的機器支援システム5000を参照して本明細書で考察される。
【0031】
1つ以上の科学的機器支援モジュール1000は、識別ロジック1003と、第1の構成ロジック1005と、アプリケーションサーバロジック1009と、第2の構成ロジック1011と、撮像ロジック1013と、記憶ロジック1019と、ユーザインターフェースロジック1017とを含んでもよい。本明細書で使用される場合、「ロジック」という用語は、ロジックに関連付けられた動作のセットを実行する装置を含み得る。例えば、支援モジュール1000に含まれるロジック要素のいずれかは、コンピューティングデバイスの1つ以上の処理デバイスに関連付けられた動作のセットを実行させる命令でプログラムされた、1つ以上のコンピューティングデバイスによって実装され得る。特定の実施形態では、ロジック要素は、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得、当該1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体は、1つ以上のコンピューティングデバイスの1つ以上の処理デバイスによって実行されたとき、1つ以上のコンピューティングデバイスに、関連付けられた動作のセットを実行させる命令を有する。本明細書で使用される場合、「モジュール」という用語は、一緒になってモジュールと関連する機能を実行する、1つ以上のロジック要素の集合を指し得る。モジュール内のロジック要素のうちの異なるものは、同じ形態を採り得るか、又は異なる形態を採り得る。例えば、モジュール内のいくつかのロジックは、プログラムされた汎用処理デバイスによって実装され得、モジュール内の他のロジックは、特定用途向け集積回路(ASIC)によって実装され得る。別の実施例では、モジュール内のロジック要素のうちの異なるものは、1つ以上の処理デバイスによって実行される、異なる命令のセットに関連付けられ得る。モジュールは、関連する図面に描写されるロジック要素の全てを含まない場合があり、例えば、モジュールは、そのモジュールが、そのモジュールを参照して本明細書で考察される動作のサブセットを実行するとき、関連する図面に描写されるロジック要素のサブセットを含み得る。
【0032】
識別ロジック1003は、試料に関連付けられた識別子を受信し得る。識別ロジック1003は、第1のデバイスによって試料に関連付けられた識別子を受信するように構成され得る。識別子は、走査可能コード、バーコード、クイックレスポンスコード、パターン(例えば、コンテナ上の、又はコンテナに一体化されたエッチング、ノッチ、スポット、穴など)のうちの1つ以上を含んでもよい。識別子は、試料のコンテナに添付されるか、又は一体化されるかのうちの1つ以上であり得る。コンテナは、顕微鏡グリッドコンテナを含んでもよい。識別子を受信することは、ユーザ入力に基づき得る。ユーザ入力は、ユーザが識別子を走査すること、ユーザがユーザインターフェースに識別子を入力すること、ユーザが識別子を選択すること、又はユーザがボタンを押して識別子の自動生成を引き起こすことのうちの1つ以上を含み得る。識別子を受信することは、識別子と試料を含むコンテナの順序との関連付けに基づいて識別子を受信することを含んでもよい。
【0033】
第1の構成ロジック1005は、試料を処理するための構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)を受信し得る。構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)を受信することは、ユーザ入力に基づき得る。ユーザ入力は、ユーザがスクリプト言語で少なくとも1つのコマンドを入力すること、ユーザが以前にアップロードされた構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)パッケージを選択すること、又はユーザが構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)を含むファイルをアップロードすることのうちの1つ以上を含み得る。ユーザ入力は、ユーザインターフェースを介して、1つ以上のコマンド及び対応するパラメータのシーケンスをユーザが選択することを含んでもよく、構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)は、シーケンスに基づいて生成される。
【0034】
構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)は、1つ以上のアプリケーションを備えるアプリケーションコンテナを備え得る。アプリケーションコンテナは、1つ以上のコンピュータ可読コードパッケージを備えるコンテナ画像を備え得る。アプリケーションコンテナは、動作を実行するためのアプリケーションと、アプリケーションによって依存される1つ以上のアプリケーションパッケージとを含むコンテナ画像を含み得る。アプリケーションコンテナは、(例えば、ハードウェアを仮想化することなく、及び/又はハードウェアも仮想化することなく)オペレーティングシステムを仮想化するように構成されたコンテナ画像を含むことができる。構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)は、ファイル、コンテナ、又はアプリケーションを備えるスクリプトのうちの1つ以上を備え得る。構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)は、試料の処理に関連付けられたプライバシー条件を含み得る。プライバシー条件は、試料の撮像データへのアクセスを防止すること、撮像データを暗号化すること、又は撮像データの記憶を引き起こすために認証情報を使用することのうちの1つ以上に対する条件を備えてもよい。構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)は、試料の処理を示すトランザクションを分散型台帳に追加させるためのコンピュータ可読命令を備えてもよい。トランザクションは、撮像データを生成するために試料を処理することが行われた時間、荷電粒子顕微鏡の場所、撮像された試料に関連付けられた識別子の指示、又は検証情報のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0035】
第1の構成ロジック1005は、構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)と識別子との関連付けを決定することができる。関連付けを決定することは、構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)と識別子とを関連付けるユーザインターフェースを介してユーザ入力を受信することを含み得る。関連付けを決定することは、識別子と、複数の試料を処理すること又は複数の試料コンテナを購入することのうちの1つ以上についての順序との関連付けに基づいて、関連付けを決定することを含み得る。
【0036】
第1の構成ロジック1005は、構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)、識別子、及び関連付けを示すデータを送信することができる。第1の構成ロジック1005は、構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)、識別子、及び関連付けを示すデータをコンピューティングデバイス及び/又はコンピューティングサービスに送信するように構成され得る。アプリケーションサーバロジック1009は、構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)、識別子、及び関連付けを示すデータを受信することができる。アプリケーションサーバロジック1009は、構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)、識別子、及び関連付けを示すデータを後のアクセスのために記憶させてもよい。アプリケーションサーバロジック1009は、様々なコンピューティングデバイスから構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)の要求を受信することができる。例えば、複数の施設に地理的に分散された複数のコンピューティングデバイスは各々、特定の識別子に関連付けられた様々な試料を処理する必要に応じて、構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)を要求することができる。コンピューティングデバイスは、構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)を使用して、対応する荷電粒子顕微鏡装置を構成することができる。
【0037】
アプリケーションサーバロジック1009は、識別子に基づいて、構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)へのアクセスを提供して、試料を分析するように荷電粒子顕微鏡及び/又は関連するコンピューティングデバイスを構成することができる。顕微鏡及び/又は関連付けられたコンピューティングデバイスデバイスは、複数の試料を処理するためのサービスを実装するための複数の施設において地理的に分散された複数のコンピューティングデバイスのうちの1つであってもよい。関連付けられたコンピューティングデバイスは、荷電粒子顕微鏡を動作させるように構成されてもよく、又は荷電粒子顕微鏡に一体化されたコンピューティングデバイスであってもよい。構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)、識別子、及び関連付けを示すデータを送ることは、構成データ(例えば、アプリケーションデータ、設定、パラメータ)、識別子、及び関連付けを示すデータの記憶を引き起こすことを含み得る。
【0038】
第2の構成ロジック1011は、荷電粒子顕微鏡の構成データを受信するように構成されてもよい。第2の構成ロジック1011は、荷電粒子顕微鏡と同じ施設内に配置されたコンピューティングデバイスによって実装され得る。構成データは、アプリケーションサーバロジックを実装するデバイスから受信され得る。荷電粒子顕微鏡の構成データは、ネットワークを介して受信されてもよい。構成データを受信することは、トリガ条件の検出に基づき得る。トリガ条件は、構成データに対するスケジュールされた更新又は要求のうちの1つ以上を含み得る。トリガ条件は、荷電粒子顕微鏡による撮像のために試料の識別子を決定すること(例えば、走査すること、入力すること)を含むことができる。識別子を決定することは、ユーザ入力に基づき得る。ユーザ入力は、ユーザが識別子を走査すること、ユーザがユーザインターフェースに識別子を入力すること、ユーザが識別子を選択すること、又はユーザがボタンを押して識別子の自動生成を引き起こすことのうちの1つ以上を含み得る。識別子を決定することは、識別子と、試料を含むコンテナと関連付けられた順序との関連付けに基づいて識別子を受信することを含み得る。トリガ条件は、試料のタイプ、特性、パターン、及び/又は同様のものを決定することを含み得る。例えば、テープ上の脳組織切片などの特定の器官及び/又は組織の種類を検出することができる(例えば、ユーザ入力に基づいて、コンピュータ自動画像解析に基づいて)。タイプ、特性、パターン等は、試料の初期画像に基づいて(例えば、顕微鏡検査デバイスによって、関連するコンピューティングデバイスによって)決定されてもよい。トリガ条件が検出された場合、構成データに対する要求が(例えば、分散型顕微鏡サービス1006の顕微鏡デバイスからアプリケーションサービス1004に)行われてもよい。いくつかのシナリオでは、初期画像は、サービスに送信されてもよく、サービスは、画像を分析して、タイプ、特性、パターン、及び/又は同等物を決定し、任意の関連付けられた構成データを提供してもよい。
【0039】
構成データは、荷電粒子顕微鏡を動作させるためのパラメータ設定又は荷電粒子顕微鏡のためのコマンドのうちの1つ以上を含むことができる。構成データは、1つ以上のアプリケーションを含むアプリケーションコンテナを含んでもよい。アプリケーションコンテナは、1つ以上のコンピュータ可読コードパッケージを備えるコンテナ画像を備え得る。アプリケーションコンテナは、動作を実行するためのアプリケーションと、アプリケーションによって依存される1つ以上のアプリケーションパッケージとを含むコンテナ画像を含み得る。アプリケーションコンテナは、オペレーティングシステムを仮想化するように構成されたコンテナ画像を含むことができる。構成データは、荷電粒子顕微鏡の動作に関連するコンピュータ可読命令を含むファイル、コンテナ、又はスクリプトのうちの1つ以上を含むことができる。構成データを受信することは、ユーザ入力に基づき得る。ユーザ入力は、ユーザがスクリプト言語で少なくとも1つのコマンドを入力すること、ユーザが以前にアップロードされた構成データを選択すること、又はユーザが構成データを含むファイルをアップロードすることのうちの1つ以上を含み得る。ユーザ入力は、ユーザインターフェースを介して、1つ以上のコマンド及び対応するパラメータのシーケンスをユーザが選択することを含んでもよい。構成データは、シーケンスに基づいて生成され得る。
【0040】
構成データは、初期化プロセスに基づいて生成され、受信され、決定され、要求され、及び/又は同様のことが行われ得る。初期化プロセスは、顕微鏡検査デバイス及び/又は関連するコンピューティングデバイスを起動すると(例えば、又は任意の他のトリガ条件に基づいて)自動的に実行されるプロセスであってもよい。初期化プロセスはユーザによって開始されてもよい。初期化プロセスは、構成データを要求することを含んでもよい。初期化プロセスは、(例えば、試料又は基準物体の)画像を取得することを含み得る。取得された画像は、画像を処理し得るサービス(例えば、アプリケーションサービス1004、アプリケーションサーバロジック1009、第1の構成ロジック1005)に送信され得る。構成データは、画像の処理に基づいてサービスによって決定されてもよい。例えば、画像が1つ以上の基準に一致する場合、デフォルト構成が選択され得る。デフォルト構成は、画像が基準に一致するか否かに基づいて修正され得る(例えば、1つ以上のパラメータ、ステップ、ロジック、デバイス設定、タイミング、解像度、配向を変更する)。特定の顕微鏡検査デバイス及び/又は特定の試料のための適切なパラメータ、ロジック、及び/又は構成データを選択するために、種々の規則、ロジック、範囲、基準が定義されてもよい。一例として、画像が試料の特定のバッチに対して十分な解像度及び/又は品質を有さない場合、構成データは、十分な解像度及び/又は品質をもたらすパラメータを提供するように更新され得る。いくつかのシナリオでは、構成データを受信することは、反復プロセスであり得る。例えば、デフォルト構成データは、トリガ条件(例えば、識別子の走査)に応じて、顕微鏡検査デバイス及び/又は関連コンピュータに送信されてもよい。次いで、構成データを使用して顕微鏡検査デバイスを構成した後、初期画像が取得及び分析され、バッチに関連付けられた種々の基準に到達するために構成データが更に更新されるべきかどうかを決定してもよい。プロセスは、条件が満たされるまで繰り返されてもよい。
【0041】
第2の構成ロジック1011は、荷電粒子顕微鏡(例えば、又は他の科学的機器)に関連付けられた1つ以上の構成設定を更新するように構成されてもよい。第2の構成ロジック1011は、構成データに基づいて荷電粒子顕微鏡に関連付けられた1つ以上の構成設定を更新するように構成されてもよい。1つ以上の構成設定を更新することは、構成データを処理すること、構成データをパッケージ解除すること、又はアプリケーションコンテナを生成するために構成データを使用することのうちの1つ以上を含み得る。1つ以上の構成設定を更新することは、アプリケーション環境を起動すること、又はアプリケーション環境においてアプリケーションを実行することのうちの1つ以上のために、構成データ内の命令を処理することを含み得る。1つ以上の構成設定を更新することは、構成データ内のコマンド又はパラメータのうちの1つ以上を、荷電粒子顕微鏡に関連付けられたインターフェースの対応するコマンド又はパラメータに変換することを含むことができる。1つ以上の構成設定を更新することは、荷電粒子顕微鏡を制御することに関連付けられた第1のデバイスの構成設定を更新することを含むことができる。1つ以上の構成設定を更新することは、第1のデバイスによって、構成データを荷電粒子顕微鏡に送信することを含むことができる。
【0042】
撮像ロジック1013は、荷電粒子顕微鏡に関連する1つ以上の動作を実行させるように構成されてもよい。撮像ロジック1013は、構成データ、アプリケーションデータ(例えば、アプリケーション、スクリプト、ユーザインターフェース等)、更新された1つ以上の構成設定等に基づいて、荷電粒子顕微鏡に関連する1つ以上の動作を実行させるように構成されてもよい。1つ以上の動作は、試料に基づいて撮像データを生成することを含んでもよい。1つ以上の動作は、構成データに含まれるアプリケーションを実行して一連の動作を引き起こすことを含むことができる。1つ以上の動作は、試料の処理に関連付けられた構成データに示された1つ以上のコマンドを含み得る。
【0043】
1つ以上の動作は、荷電粒子顕微鏡によって生成された試料の撮像データを処理することを含んでもよい。撮像データを処理することは、撮像データを機械学習モデルに入力することを含んでもよい。撮像データを処理するステップは、撮像データを分析することと、分析に基づいて荷電粒子顕微鏡のためのコマンドを決定することとを含んでもよい。撮像データを処理することは、荷電粒子顕微鏡が位置する施設の外部の記憶場所に撮像データを送信することを含んでもよい。撮像データを処理することは、試料の処理を示すトランザクションを分散型台帳に追加させることを含んでもよい。トランザクションは、撮像データを生成するために試料を処理することが行われた時間、荷電粒子顕微鏡の場所、撮像された試料に関連付けられた識別子の指示、又は検証情報のうちの1つ以上を含んでもよい。構成データはプライバシー条件を含むことができ、1つ以上の動作は、プライバシー条件に従って試料の撮像データを処理することを含むことができる。プライバシー条件は、撮像データへのアクセスを防止すること、撮像データを暗号化すること、又は認証情報を使用して撮像データを記憶させることのうちの1つ以上に対する条件を含むことができる。
【0044】
記憶ロジック1019は、撮像データ、処理された撮像データ、分散型台帳トランザクション、撮像データを処理した結果、動作データ、識別子等のデータを記憶してもよい。記憶ロジック1019は、データを顧客固有の記憶サイトに記憶させてもよい。例えば、顧客は、認証情報、統一リソース識別子、プロトコルアドレス、使用するプロトコルなどを提供して、データをリモート記憶設備に送信することができる。記憶ロジック1019は、記憶されたデータにアクセスする要求を処理してもよく、及び/又は記憶されたデータにアクセスし、管理し、及び/又は分析するためのユーザインターフェースを提供してもよい。
【0045】
ユーザインターフェースロジック1017は、ディスプレイデバイス上に、データ及び/又はデータを管理するためのインターフェースを表示させ得る。表示されるデータは、識別子、構成データ、データを編集するためのオプション、及び/又は同様のものを含み得る。表示されるデータは、荷電粒子顕微鏡デバイスによって生成された撮像データ(例えば、1つ以上の画像)を含んでもよい。表示されるデータは、撮像データを処理及び/又は分析した結果を含むことができる。表示されるデータは、異なる顕微鏡検査デバイスによって処理される試料のバッチを表す情報を備えてもよい。
【0046】
図2Aは、様々な実施形態による、支援動作を実行する方法2000の流れ図である。方法2000の動作は、本明細書で開示される特定の実施形態(例えば、図1Aを参照して本明細書で考察される科学的機器支援モジュール1000、図3を参照して本明細書で考察されるGUI3000、図4を参照して本明細書で考察されるコンピューティングデバイス4000、及び/又は図5を参照して本明細書で考察される科学的機器支援システム5000)を参照して例解され得るが、方法2000は、任意の好適な支援動作を実行するために任意の好適な設定で使用され得る。動作は、図2Aにおいてそれぞれ1回、特定の順序で例解されているが、動作は、所望に応じて、かつ適切に並べ替えられ、かつ/又は繰り返されてもよい(例えば、実行される異なる動作は、好適な場合、並行して実行されてもよい)。
【0047】
方法2000は、画像の領域の自動選択のためのサービスを提供するコンピュータ実装方法を含むことができる。図1Aの科学的機器支援モジュール1000、図3のGUI 3000、図4のコンピューティングデバイス4000、及び/又は科学的機器支援システム5000などのシステム及び/又はコンピューティング環境は、方法2000を実行するように構成され得る。例えば、科学的機器(例えば、CPMシステム)5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス、及びリモートコンピューティングデバイス5040の任意のデバイスが別々に、又はデバイスの組み合わせで、方法2000を実行してもよい。図2B図2Cの方法の特徴のいずれかは、図2Aの方法2000の特徴及び/又はステップのいずれかと組み合わせることができる。
【0048】
ステップ2002において、試料に関連付けられた識別子が決定され得る。試料に関連付けられた識別子は、第1のデバイスによって決定され得る。第1のデバイスは、複数の試料を処理するためのサービスのコンピューティングデバイスを含んでもよい。第1のデバイスは、複数の試料を処理するためのサービスを実装するための複数の施設において地理的に分散された複数のコンピューティングデバイスのうちの1つであってもよい。第1のデバイスは、荷電粒子顕微鏡を動作させるように構成されたコンピューティングデバイス又は荷電粒子顕微鏡に一体化されたコンピューティングデバイスのうちの1つ以上を備え得る。識別子は、走査可能コード、バーコード、又はクイックレスポンスコードのうちの1つ以上を含んでもよい。識別子は、試料のコンテナに添付されるか、又は一体化されるかのうちの1つ以上であり得る。コンテナは、顕微鏡グリッドコンテナを含んでもよい。識別子を決定することは、ユーザ入力に基づき得る。ユーザ入力は、ユーザが識別子を走査すること、ユーザがユーザインターフェースに識別子を入力すること、又はユーザが識別子を選択することのうちの1つ以上を含み得る。識別子を決定することは、識別子と試料を含むコンテナの順序との関連付けに基づいて識別子を決定することを含んでもよい。識別子を決定することは、荷電粒子顕微鏡を用いて試料の少なくとも一部の画像を生成することと、識別子を決定するために画像を分析することとを含むことができる。
【0049】
ステップ2004において、識別子を含む要求が送信され得る。識別子を備える要求は、第2のデバイスに送られ得る。第2のデバイスは、識別子に基づいてアプリケーションデータを決定するように構成される。アプリケーションデータは、アプリケーションデータと識別子との関連付けに基づいて決定され得る。関連付けは、アプリケーションデータと識別子とを関連付けるユーザインターフェースを介したユーザ入力に基づくことができる。関連付けは、識別子と、複数の試料を処理すること又は複数の試料コンテナを購入することのうちの1つ以上についての順序との関連付けに基づいてもよい。
【0050】
ステップ2006において、アプリケーションデータが受信され得る。アプリケーションデータは、要求に基づいて受信され得る。アプリケーションデータは、1つ以上のアプリケーションを含むアプリケーションコンテナを含んでもよい。アプリケーションコンテナは、1つ以上のコンピュータ可読コードパッケージを備えるコンテナ画像を備え得る。アプリケーションコンテナは、動作を実行するためのアプリケーションと、アプリケーションによって依存される1つ以上のアプリケーションパッケージとを含むコンテナ画像を含み得る。アプリケーションコンテナは、オペレーティングシステムを仮想化するように構成されたコンテナ画像を含むことができる。アプリケーションデータは、アプリケーションを含むファイル、コンテナ、又はスクリプトのうちの1つ以上を含み得る。
【0051】
ステップ2008において、荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることができる。荷電粒子顕微鏡は、アプリケーションデータに基づいて試料を処理させることができる。荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、第1のデバイスによって実行されてもよい。荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、アプリケーションデータを処理すること、アプリケーションデータをパッケージ解除すること、又はアプリケーションデータを使用してアプリケーションコンテナを生成することのうちの1つ以上を含むことができる。荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、アプリケーション環境を起動し、アプリケーション環境においてアプリケーションを実行するために、アプリケーションデータ内の命令を処理することを含むことができる。アプリケーション環境は、コンテナ画像を含むことができる。荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、アプリケーションデータに含まれるアプリケーションを実行して、1つ以上の動作を引き起こすことを含んでもよい。荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、荷電粒子顕微鏡に、試料を処理するためにアプリケーションデータに示された1つ以上のコマンドを実行させることを含んでもよい。荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、荷電粒子顕微鏡に試料を処理するための1つ以上の動作設定を設定させることを含んでもよい。
【0052】
荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、荷電粒子顕微鏡によって生成された試料の撮像データを処理することを含んでもよい。撮像データを処理することは、撮像データを機械学習モデルに入力することを含んでもよい。撮像データを処理することは、撮像データを分析することと、分析に基づいて荷電粒子顕微鏡のためのコマンドを決定することとを含んでもよい。撮像データを処理することは、荷電粒子顕微鏡が位置する施設の外部の記憶場所に撮像データを送信することを含んでもよい。撮像データを処理することは、試料の処理を示すトランザクションを分散型台帳に追加させることを含んでもよい。トランザクションは、撮像データを生成するために試料を処理することが行われた時間、荷電粒子顕微鏡の場所、識別子の指示、又は検証情報のうちの1つ以上を含んでもよい。アプリケーションデータはプライバシー条件を含むことができ、荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、プライバシー条件に従って試料の撮像データを処理することを含むことができる。プライバシー条件は、撮像データへのアクセスを防止すること、撮像データを暗号化すること、又は認証情報を使用して撮像データを記憶させることのうちの1つ以上に対する条件を含むことができる。
【0053】
図2Bは、様々な実施形態による、支援動作を実行する方法2005の流れ図である。方法2005の動作は、本明細書で開示される特定の実施形態(例えば、図1Aを参照して本明細書で考察される科学的機器支援モジュール1000、図3を参照して本明細書で考察されるGUI3000、図4を参照して本明細書で考察されるコンピューティングデバイス4000、及び/又は図5を参照して本明細書で考察される科学的機器支援システム5000)を参照して例解され得るが、方法2005は、任意の好適な支援動作を実行するために任意の好適な設定で使用され得る。動作は、図2Bにおいてそれぞれ1回、特定の順序で例解されているが、動作は、所望に応じて、かつ適切に並べ替えられ、かつ/又は繰り返されてもよい(例えば、実行される異なる動作は、好適な場合、並行して実行されてもよい)。
【0054】
方法2005は、画像の領域の自動選択のためのサービスを提供するコンピュータ実装方法を含むことができる。図1Aの科学的機器支援モジュール1000、図3のGUI 3000、図4のコンピューティングデバイス4000、及び/又は科学的機器支援システム5000などのシステム及び/又はコンピューティング環境は、方法2005を実行するように構成され得る。例えば、科学的機器(例えば、CPMシステム)5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス、及びリモートコンピューティングデバイス5040の任意のデバイスが別々に、又はデバイスの組み合わせで、方法2005を実行してもよい。図2A及び図2Cの方法の特徴のいずれかは、図2Bの方法2005の特徴及び/又はステップのいずれかと組み合わされてもよい。
【0055】
ステップ2010において、施設に配置された荷電粒子顕微鏡の構成データを受信することができる。施設に配置された荷電粒子顕微鏡のための構成データは、施設に配置された第1のデバイスによって受信されてもよい。第1のデバイスは、複数の試料を処理するためのサービスのコンピューティングデバイスを含んでもよい。第1のデバイスは、複数の試料を処理するためのサービスを実装するための複数の施設において地理的に分散された複数のコンピューティングデバイスのうちの1つであってもよい。施設に配置された荷電粒子顕微鏡のための構成データは、施設の外部に配置された第2のデバイスから受信され得る。第2のデバイスは、複数の試料を処理するためのサービスに関連付けられたサーバを備え得る。施設に配置された荷電粒子顕微鏡のための構成データは、ネットワークを介して受信され得る。構成データを受信することは、トリガ条件の検出に基づき得る。トリガ条件は、構成データに対するスケジュールされた更新又は要求のうちの1つ以上を含み得る。トリガ条件は、荷電粒子顕微鏡による撮像のための試料の識別子を決定することを含んでもよい。
【0056】
識別子は、走査可能コード、バーコード、又はクイックレスポンスコードのうちの1つ以上を含んでもよい。識別子は、試料のコンテナに添付されるか、又は一体化されるかのうちの1つ以上であり得る。コンテナは、顕微鏡グリッドコンテナを含んでもよい。識別子を決定することは、ユーザ入力に基づき得る。ユーザ入力は、ユーザが識別子を走査すること、ユーザがユーザインターフェースに識別子を入力すること、ユーザが識別子を選択すること、又はユーザがボタンを押して識別子の自動生成を引き起こすことのうちの1つ以上を含み得る。識別子を決定することは、識別子と、試料を含むコンテナと関連付けられた順序との関連付けに基づいて識別子を受信することを含み得る。構成データは、荷電粒子顕微鏡を動作させるためのパラメータ設定又は荷電粒子顕微鏡のためのコマンドのうちの1つ以上を含むことができる。
【0057】
構成データは、1つ以上のアプリケーションを含むアプリケーションコンテナを含んでもよい。アプリケーションコンテナは、1つ以上のコンピュータ可読コードパッケージを備えるコンテナ画像を備え得る。アプリケーションコンテナは、動作を実行するためのアプリケーションと、アプリケーションによって依存される1つ以上のアプリケーションパッケージとを含むコンテナ画像を含み得る。アプリケーションコンテナは、オペレーティングシステムを仮想化するように構成されたコンテナ画像を含むことができる。構成データは、荷電粒子顕微鏡の動作に関連するコンピュータ可読命令を含むファイル、コンテナ、又はスクリプトのうちの1つ以上を含むことができる。構成データを受信することは、ユーザ入力に基づき得る。ユーザ入力は、ユーザがスクリプト言語で少なくとも1つのコマンドを入力すること、ユーザが以前にアップロードされた構成データを選択すること、又はユーザが構成データを含むファイルをアップロードすることのうちの1つ以上を含み得る。ユーザ入力は、ユーザインターフェースを介して、1つ以上のコマンド及び対応するパラメータのシーケンスをユーザが選択することを含んでもよく、構成データは、シーケンスに基づいて生成される。
【0058】
ステップ2012において、荷電粒子顕微鏡に関連する1つ以上の構成設定を更新することができる。荷電粒子顕微鏡に関連付けられた1つ以上の構成設定は、第1のデバイスによって更新され得る。荷電粒子顕微鏡に関連付けられた1つ以上の構成設定は、構成データに基づいて更新され得る。1つ以上の構成設定を更新することは、構成データを処理すること、構成データをパッケージ解除すること、又はアプリケーションコンテナを生成するために構成データを使用することのうちの1つ以上を含み得る。1つ以上の構成設定を更新することは、アプリケーション環境を起動すること、又はアプリケーション環境においてアプリケーションを実行することのうちの1つ以上のために、構成データ内の命令を処理することを含み得る。1つ以上の構成設定を更新することは、構成データ内のコマンド又はパラメータのうちの1つ以上を、荷電粒子顕微鏡に関連付けられたインターフェースの対応するコマンド又はパラメータに変換することを含むことができる。1つ以上の構成設定を更新することは、荷電粒子顕微鏡を制御することに関連付けられた第1のデバイスの構成設定を更新することを含むことができる。1つ以上の構成設定を更新することは、第1のデバイスによって、構成データを荷電粒子顕微鏡に送信することを含むことができる。
【0059】
ステップ2014において、荷電粒子顕微鏡に関連する1つ以上の動作を実行させることができる。荷電粒子顕微鏡に関連する1つ以上の動作は、更新された1つ以上の構成設定に基づいて引き起こされ得る。1つ以上の動作は、試料に基づいて撮像データを生成することを含んでもよい。1つ以上の動作は、構成データに含まれるアプリケーションを実行して一連の動作を引き起こすことを含むことができる。1つ以上の動作は、試料の処理に関連付けられた構成データに示された1つ以上のコマンドを含み得る。1つ以上の動作は、荷電粒子顕微鏡によって生成された試料の撮像データを処理することを含んでもよい。撮像データを処理することは、撮像データを機械学習モデルに入力することを含んでもよい。撮像データを処理することは、撮像データを分析することと、分析に基づいて荷電粒子顕微鏡のためのコマンドを決定することとを含んでもよい。
【0060】
撮像データを処理することは、荷電粒子顕微鏡が位置する施設の外部の記憶場所に撮像データを送信することを含んでもよい。撮像データを処理することは、試料の処理を示すトランザクションを分散型台帳に追加させることを含んでもよい。トランザクションは、撮像データを生成するために試料を処理することが行われた時間、荷電粒子顕微鏡の場所、撮像された試料に関連付けられた識別子の指示、又は検証情報のうちの1つ以上を含んでもよい。構成データはプライバシー条件を含むことができ、1つ以上の動作は、プライバシー条件に従って試料の撮像データを処理することを含むことができる。プライバシー条件は、撮像データへのアクセスを防止すること、撮像データを暗号化すること、又は認証情報を使用して撮像データを記憶させることのうちの1つ以上に対する条件を含むことができる。
【0061】
図2Cは、様々な実施形態による、再構成支援動作を実行する方法2015の流れ図である。方法2015の動作は、本明細書で開示される特定の実施形態(例えば、図1Aを参照して本明細書で考察される科学的機器支援モジュール1000、図3を参照して本明細書で考察されるGUI3000、図4を参照して本明細書で考察されるコンピューティングデバイス4000、及び/又は図5を参照して本明細書で考察される科学的機器支援システム5000)を参照して例解され得るが、方法2015は、任意の好適な支援動作を実行するために任意の好適な設定で使用され得る。動作は、図2Cにおいてそれぞれ1回、特定の順序で例解されているが、動作は、所望に応じて、かつ適切に並べ替えられ、かつ/又は繰り返されてもよい(例えば、実行される異なる動作は、好適な場合、並行して実行されてもよい)。
【0062】
方法2015は、画像の領域の自動選択のためのサービスを提供するコンピュータ実装方法を含むことができる。図1Aの科学的機器支援モジュール1000、図3のGUI 3000、図4のコンピューティングデバイス4000、及び/又は科学的機器支援システム5000などのシステム及び/又はコンピューティング環境は、方法2015を実行するように構成され得る。例えば、科学的機器(例えば、CPMシステム)5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス、及びリモートコンピューティングデバイス5040の任意のデバイスが別々に、又はデバイスの組み合わせで、方法2015を実行してもよい。図2A及び図2Bの方法の特徴のいずれかは、図2Cの方法2015の特徴及び/又はステップのいずれかと組み合わされてもよい。
【0063】
ステップ2016において、試料に関連付けられた識別子が受信され得る。試料に関連付けられた識別子は、第1のデバイスによって受信され得る。識別子は、走査可能コード、バーコード、又はクイックレスポンスコードのうちの1つ以上を含んでもよい。識別子は、試料のコンテナに添付されるか、又は一体化されるかのうちの1つ以上であり得る。コンテナは、顕微鏡グリッドコンテナを含んでもよい。識別子を受信することは、ユーザ入力に基づき得る。ユーザ入力は、ユーザが識別子を走査すること、ユーザがユーザインターフェースに識別子を入力すること、ユーザが識別子を選択すること、又はユーザがボタンを押して識別子の自動生成を引き起こすことのうちの1つ以上を含み得る。識別子を受信することは、識別子と試料を含むコンテナの順序との関連付けに基づいて識別子を受信することを含んでもよい。
【0064】
ステップ2018において、試料を処理するためのアプリケーションデータが受信され得る。アプリケーションデータを受信することは、ユーザ入力に基づき得る。ユーザ入力は、ユーザがスクリプト言語で少なくとも1つのコマンドを入力すること、ユーザが以前にアップロードされたアプリケーションデータパッケージを選択すること、又はユーザがアプリケーションデータを含むファイルをアップロードすることのうちの1つ以上を含み得る。ユーザ入力は、ユーザインターフェースを介して、1つ以上のコマンド及び対応するパラメータのシーケンスをユーザが選択することを含んでもよく、アプリケーションデータは、シーケンスに基づいて生成される。アプリケーションデータは、1つ以上のアプリケーションを含むアプリケーションコンテナを含んでもよい。アプリケーションコンテナは、1つ以上のコンピュータ可読コードパッケージを備えるコンテナ画像を備え得る。アプリケーションコンテナは、動作を実行するためのアプリケーションと、アプリケーションによって依存される1つ以上のアプリケーションパッケージとを含むコンテナ画像を含み得る。アプリケーションコンテナは、オペレーティングシステムを仮想化するように構成されたコンテナ画像を含むことができる。アプリケーションデータは、アプリケーションを含むファイル、コンテナ、又はスクリプトのうちの1つ以上を含み得る。
【0065】
アプリケーションデータは、試料の処理に関連付けられたプライバシー条件を含み得る。プライバシー条件は、試料の撮像データへのアクセスを防止すること、撮像データを暗号化すること、又は撮像データの記憶を引き起こすために認証情報を使用することのうちの1つ以上に対する条件を備えてもよい。アプリケーションデータは、試料の処理を示すトランザクションを分散型台帳に追加させるためのコンピュータ可読命令を含んでもよい。トランザクションは、撮像データを生成するために試料を処理することが行われた時間、荷電粒子顕微鏡の場所、撮像された試料に関連付けられた識別子の指示、又は検証情報のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0066】
ステップ2020において、アプリケーションデータと識別子との関連付けが決定され得る。関連付けを決定することは、アプリケーションデータと識別子とを関連付けるユーザインターフェースを介してユーザ入力を受信することを含み得る。関連付けを決定することは、識別子と、複数の試料を処理すること又は複数の試料コンテナを購入することのうちの1つ以上についての順序との関連付けに基づいて、関連付けを決定することを含み得る。
【0067】
ステップ2022において、アプリケーションデータ、識別子、及び関連付けを示すデータが送信され得る。アプリケーションデータ、識別子、及び関連付けを示すデータは、第2のデバイスに送られ得る。第2のデバイスは、識別子に基づいて、試料を分析するように荷電粒子顕微鏡を構成するためにアプリケーションデータへのアクセスを提供するように構成することができる。第2のデバイスは、複数の試料を処理するためのサービスのコンピューティングデバイスを含んでもよい。第2のデバイスは、アプリケーションデータへのアクセスを第3のデバイスに提供するように構成され得る。第3のデバイスは、複数の試料を処理するためのサービスを実装するための複数の施設において地理的に分散された複数のコンピューティングデバイスのうちの1つであってもよい。第3のデバイスは、荷電粒子顕微鏡を動作させるように構成されたコンピューティングデバイス、又は荷電粒子顕微鏡に一体化されたコンピューティングデバイスのうちの1つ以上を備え得る。アプリケーションデータ、識別子、及び関連付けを示すデータを送信することは、アプリケーションデータ、識別子、及び関連付けを示すデータを記憶させることを含むことができる。
【0068】
本明細書に開示される科学的機器(例えば、CPM、顕微鏡、又は他のデバイス)機器支援方法は、(例えば、図5を参照して本明細書で考察されるユーザローカルコンピューティングデバイス5020を介した)人間のユーザとの対話を含み得る。これらの相互作用は、ユーザに情報を提供すること(例えば、図5の科学的機器5010(例えば、CPM)などの科学的機器の動作に関する情報、分析されている試料、若しくはCPM若しくは他の科学的機器によって実行される他の試験若しくは測定に関する情報、ローカル若しくはリモートデータベース、又は他の情報から検索された情報)、又はコマンド(例えば、図5の科学的機器5010などの科学的機器の動作を制御するため、又は科学的機器によって生成されるデータの分析を制御するため)、クエリ(例えば、ローカル又はリモートデータベースへの)、若しくは他の情報を入力するためのオプションをユーザに提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、これらの相互作用は、ユーザに出力を提供する及び/又は入力を提供するようにユーザに促す(例えば、図4を参照して本明細書で考察される他のI/Oデバイス4012に含まれる、キーボード、マウス、トラックパッド、又はタッチスクリーンなどの1つ以上の入力デバイスを介して)表示デバイス(例えば、図4を参照して本明細書で考察される表示デバイス4010)上の視覚的表示を含むグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を介して実行され得る。本明細書に開示される科学的機器支援システムは、ユーザとの対話のための任意の好適なGUIを含み得る。
【0069】
図3は、種々の実施形態による、本明細書で開示される支援方法の一部又は全部の実行において使用され得る例示的なGUI3000を描写している。上記のように、GUI3000は、科学的機器支援システム(例えば、図5を参照して本明細書で考察される科学的機器支援システム5000)のコンピューティングデバイス(例えば、図4を参照して本明細書で考察されるコンピューティングデバイス4000)の表示デバイス(例えば、図4を参照して本明細書で考察される表示デバイス4010)上に提供され得、ユーザは、任意の好適な入力デバイス(例えば、図4を参照して本明細書で考察される他のI/Oデバイス4012に含まれる入力デバイスのうちのいずれか)、及び入力技術(例えば、カーソルの移動、モーションキャプチャ、顔認識、ジェスチャー検出、音声認識、ボタンの作動など)を使用してGUI3000と対話し得る。
【0070】
GUI3000は、データ表示領域3002、データ分析領域3004、科学的機器制御領域3006、及び設定領域3008を含み得る。図3に示される領域の特定の数及び配置は、単に例示的なものであり、任意の所望の特徴を含む、任意の数及び配置の領域がGUI3000に含まれ得る。
【0071】
データ表示領域3002は、科学的機器(例えば、図5を参照して本明細書で考察される科学的機器5010)によって生成されたデータを表示し得る。例えば、データ表示領域3002は、撮像ロジック1013によって生成された顕微鏡検査撮像データを表示することができる。データ表示領域3002は、分散型顕微鏡検査サービス1006内のもの等の複数の科学的機器からの撮像データ及び/又は他の結果を表示してもよい。
【0072】
データ分析領域3004は、データ取得及び/又は分析の結果(例えば、データ表示領域3002に例解されるデータ及び/又は他のデータを分析した結果)を表示し得る。データ分析は、科学的機器及び/又は科学的機器に関連付けられたコンピューティングデバイスを構成するために使用される構成データ、アプリケーションデータ、及び/又は設定データに基づいて行われてもよい。
【0073】
データ分析領域3004は、バッチ全体にわたって実行された追加の分析の結果を含むことができる。例えば、いくつかのシナリオでは、記憶サービス1008に関連付けられたUIは、複数の撮像結果を処理するためのアプリケーションデータにアクセスするように構成され得る。アプリケーションデータは、パターンを識別し、統計分析を実行し、個々の試料からの結果を組み合わせるなどしてもよい。
【0074】
科学的機器制御領域3006は、ユーザが科学的機器(例えば、図5を参照して本明細書で考察される科学的機器5010)を制御することを可能にするオプションを含み得る。例えば、科学的機器制御領域3006は、試料の撮像を引き起こす、試料を処理するためのアプリケーションを開く、及び/又は同等物のためのユーザ選択可能オプションを含んでもよい。
【0075】
設定領域3008は、GUI3000(及び/又は他のGUI)の特徴及び機能を制御しかつ/又はデータ表示領域3002及びデータ分析領域(3004)に関する共通のコンピューティング動作を実行することをユーザに可能にするオプションを含み得る(例えば、図4に関して本明細書で考察される記憶デバイス4004などの記憶デバイス上にデータを保存する、別のユーザにデータを送信する、データをラベル付けする、など)。例えば、設定領域3008は、本明細書で更に説明するように、アプリケーションデータ、設定データなどの構成データを管理、選択、要求などするためのオプションを含むことができる。ユーザは、識別子を走査することによって(例えば、走査デバイスを用いて)、科学的機器を使用して試料の画像を生成し、画像を処理して識別子を決定することによって、及び/又はキーボードデバイスを介して識別子を手動で入力することによって、試料の識別子を入力し得る。設定領域3008は、構成データを要求するオプションを含むことができる。設定領域は、処理(例えば、科学的機器を制御してデータを生成すること、データを分析すること、データを暗号化すること、データに基づいてブロックチェーントランザクションを生成すること、データを別の場所に記憶させること)に使用するアプリケーションをアプリケーションコンテナにロードすることなど、構成データをマウント、ロード、実行可能、有効化などするためのオプションを含み得る。
【0076】
上記のように、科学的機器支援モジュール1000は、1つ以上のコンピューティングデバイスによって実装され得る。図4は、種々の実施形態による、本明細書に開示される科学的機器支援方法の一部又は全部を実行し得る、コンピューティングデバイス4000のブロック図である。一部の実施形態では、科学的機器支援モジュール1000は、単一のコンピューティングデバイス4000によって、又は複数のコンピューティングデバイス4000によって実装され得る。更に、以下で考察されるように、科学的機器支援モジュール1000を実装するコンピューティングデバイス4000(又は複数のコンピューティングデバイス4000)は、図5の科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス5030、又はリモートコンピューティングデバイス5040のうちの1つ以上の一部であってもよい。
【0077】
図4のコンピューティングデバイス4000は、いくつかのコンポーネントを有するものとして示されているが、これらのコンポーネントのうちのいずれか1つ以上は、用途及び設定に好適であるように、省略又は複製され得る。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイス4000に含まれる構成要素の一部又は全部は、1つ以上のマザーボードに取り付けられ、筐体(例えば、プラスチック、金属、及び/又は他の材料を含む)に封入され得る。いくつかの実施形態において、いくつかのこれらの構成要素は、単一のシステムオンチップ(SoC)上に製造され得る(例えば、SoCは、1つ以上の処理デバイス4002及び1つ以上の記憶デバイス4004を含み得る)。更に、様々な実施形態では、コンピューティングデバイス4000は、図4に示される1つ以上のコンポーネントを含まない場合があるが、任意の好適なインターフェース(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェース、高精細マルチメディアインターフェース(HDMI)(登録商標)インターフェース、コントローラーエリアネットワーク(CAN)インターフェース、シリアルペリフェラルインターフェース(SPI)インターフェース、イーサネットインターフェース、ワイヤレスインターフェース、又は任意の他の好適なインターフェース)を使用して1つ以上のコンポーネントに結合するためのインターフェース回路(図示せず)を含み得る。例えば、コンピューティングデバイス4000は、表示デバイス4010を含まない場合があるが、表示デバイス4010が結合され得る表示デバイスインターフェース回路(例えば、コネクタ及びドライバ回路)を含み得る。
【0078】
コンピューティングデバイス4000は、処理デバイス4002(例えば、1つ以上の処理デバイス)を含み得る。本明細書で使用される場合、「処理デバイス」という用語は、レジスタ及び/又はメモリからの電子データを処理して、その電子データをレジスタ及び/又はメモリに記憶され得る他の電子データに変換する、任意のデバイス又はデバイスの一部を指し得る。処理デバイス4002は、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、中央処理ユニット(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、暗号プロセッサ(ハードウェア内で暗号アルゴリズムを実行する専用プロセッサ)、サーバプロセッサ、又は任意の他の好適な処理デバイスを含み得る。
【0079】
コンピューティングデバイス4000は、記憶デバイス4004(例えば、1つ以上の記憶デバイス)を含み得る。記憶デバイス4004は、ランダムアクセスメモリ(RAM)(例えば、スタティックRAM(SRAM)デバイス、磁気RAM(MRAM)デバイス、ダイナミックRAM(DRAM)デバイス、抵抗性RAM(RRAM)デバイス、又は導電性ブリッジRAM(CBRAM)デバイス)、ハードドライブベースのメモリデバイス、ソリッドステートメモリデバイス、ネットワークドライブ、クラウドドライブ、又はメモリデバイスの任意の組み合わせなどの1つ以上のメモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態において、記憶デバイス4004は、処理デバイス4002とダイを共有するメモリを含み得る。そのような実施形態では、メモリは、キャッシュメモリとして使用され得、例えば、組み込みダイナミックランダムアクセスメモリ(eDRAM)又はスピン転送トルク磁気ランダムアクセスメモリ(STT-MRAM)を含み得る。いくつかの実施形態では、記憶デバイス4004は、1つ以上の処理デバイス(例えば、処理デバイス4002)によって実行されると、コンピューティングデバイス4000に、本明細書に開示される方法のうちの任意の適切なもの又はその一部を実行させる命令を有する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0080】
コンピューティングデバイス4000は、インターフェースデバイス4006(例えば、1つ以上のインターフェースデバイス4006)を含み得る。インターフェースデバイス4006は、コンピューティングデバイス4000と他のコンピューティングデバイスとの間の通信を管理するために、1つ以上の通信チップ、コネクタ、及び/又は他のハードウェア及びソフトウェアを含み得る。例えば、インターフェースデバイス4006は、コンピューティングデバイス4000との間でデータを転送するためのワイヤレス通信を管理する回路を含み得る。「ワイヤレス」という用語及びその派生語は、非固体媒体を介して変調された電磁放射の使用を通じてデータを通信し得る回路、デバイス、システム、方法、技術、通信チャネルなどを説明するために使用され得る。この用語は、関連するデバイスがワイヤを含まないことを意味するものではないが、いくつかの実施形態では含まない場合もある。無線通信を管理するためにインターフェースデバイス4006に含まれる回路は、Wi-Fi(IEEE802.11ファミリー)、IEEE802.16規格(例えば、IEEE802.16-2005修正)、任意の修正、更新、及び/又は改訂を伴う長期的進化型(LTE)プロジェクト(例えば、アドバンストLTEプロジェクト、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)プロジェクト(「3GPP2」(登録商標)とも称される)など)を含む電気電子技術者協会(IEEE)規格を含むがこれらに限定されない、いくつかの無線規格又はプロトコルのうちのいずれかを実装し得る。いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信を管理するためのインターフェースデバイス4006に含まれる回路は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)、高速パケットアクセス(HSPA)、進化型HSPA(E-HSPA)、又はLTEネットワークに従って動作し得る。いくつかの実施形態では、無線通信を管理するためにインターフェースデバイス4006に含まれる回路は、GSM進化型高速データ(EDGE)、GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)、又は進化型UTRAN(E-UTRAN)に従って動作し得る。一部の実施形態では、ワイヤレス通信を管理するためのインターフェースデバイス4006に含まれる回路は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、デジタル拡張コードレス電気通信(DECT)、エボリューションデータ最適化(EV-DO)、及びそれらの派生物、並びに3G、4G、5G、及びそれ以降として指定される任意の他のワイヤレスプロトコルに従って動作し得る。いくつかの実施形態では、インターフェースデバイス4006は、ワイヤレス通信の受信及び/又は送信のための1つ以上のアンテナ(例えば、1つ以上のアンテナアレイ)を含み得る。
【0081】
いくつかの実施形態では、インターフェースデバイス4006は、電気的、光学的、又は任意の他の好適な通信プロトコルなどの有線通信を管理するための回路を含み得る。例えば、インターフェースデバイス4006は、イーサネット技術に従って通信を支援する回路を含み得る。いくつかの実施形態では、インターフェースデバイス4006は、ワイヤレス通信及び有線通信の両方をサポートし得、並びに/又は複数の有線通信プロトコル及び/若しくは複数のワイヤレス通信プロトコルをサポートし得る。例えば、インターフェースデバイス4006の回路の第1のセットは、Wi-Fi又はBluetoothなどの短距離ワイヤレス通信専用であり得、インターフェースデバイス4006の回路の第2のセットは、全地球測位システム(GPS)、EDGE、GPRS、CDMA、WiMAX、LTE、EV-DO、又はその他などの長距離ワイヤレス通信専用であり得る。いくつかの実施形態では、インターフェースデバイス4006の回路の第1のセットは、ワイヤレス通信専用であり得、インターフェースデバイス4006の回路の第2のセットは、有線通信専用であり得る。
【0082】
コンピューティングデバイス4000は、バッテリ/電力回路4008を含み得る。バッテリ/電力回路4008は、1つ以上のエネルギー貯蔵デバイス(例えば、バッテリ又はキャパシタ)、及び/又はコンピューティングデバイス4000の構成要素をコンピューティングデバイス4000とは別個のエネルギー源(例えば、ACライン電力)に結合するための回路を含み得る。
【0083】
コンピューティングデバイス4000は、表示デバイス4010(例えば、複数の表示デバイス)を含み得る。表示デバイス4010は、ヘッドアップディスプレイ、コンピュータモニタ、プロジェクタ、タッチスクリーンディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオードディスプレイ、又はフラットパネルディスプレイなど、任意の視覚インジケータを含み得る。
【0084】
コンピューティングデバイス4000は、他の入力/出力(I/O)デバイス4012を含み得る。他のI/Oデバイス4012は、例えば、1つ以上のオーディオ出力デバイス(例えば、スピーカ、ヘッドセット、イヤホン、アラームなど)、1つ以上のオーディオ入力デバイス(例えば、マイクロフォン又はマイクロフォンアレイ)、位置デバイス(例えば、当技術分野で知られているように、コンピューティングデバイス4000の位置を受信するために衛星ベースのシステムと通信するGPSデバイス)、オーディオコーデック、ビデオコーデック、プリンタ、センサ(例えば、熱電対又は他の温度センサ、湿度センサ、圧力センサ、振動センサ、加速度計、ジャイロスコープなど)、カメラなどの画像キャプチャデバイス、キーボード、マウス、スタイラス、トラックボール、又はタッチパッドなどのカーソル制御デバイス、バーコードリーダ、クイックレスポンス(QR)コードリーダ、又は無線周波数識別(RFID)リーダを含み得る。
【0085】
コンピューティングデバイス4000は、ハンドヘルド又はモバイルコンピューティングデバイス(例えば、携帯電話、スマートフォン、モバイルインターネットデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、ウルトラブックコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータなど)、デスクトップコンピューティングデバイス、又はサーバコンピューティングデバイス若しくは他のネットワーク化されたコンピューティングコンポーネント)など、その用途及び設定に好適な任意のフォームファクタを有し得る。
【0086】
本明細書に開示される科学的機器(例えば、CPM)支援モジュール又は方法のうちのいずれかを実装する1つ以上のコンピューティングデバイスは、科学的機器(例えば、CPM)支援システムの一部であり得る。図5は、様々な実施形態による、本明細書に開示される科学的機器支援方法の一部又は全てが実行され得る例示的な科学的機器支援システム5000のブロック図である。本明細書に開示される科学的機器支援モジュール及び方法(例えば、図Aの科学的機器支援モジュール1000及び図2A図2Cの方法2000、2005、及び2015)は、科学的機器支援システム5000の科学的機器5010(例えば、CPM、顕微鏡、又は他のデバイス)、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス5030、又はリモートコンピューティングデバイス5040のうちの1つ以上によって実装され得る。
【0087】
科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス5030、又はリモートコンピューティングデバイス5040のいずれかは、図4を参照して本明細書で考察されるコンピューティングデバイス4000の実施形態のいずれかを含み得、科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス5030、又はリモートコンピューティングデバイス5040のいずれかは、図4を参照して本明細書で考察されるコンピューティングデバイス4000の実施形態のいずれか適切なものの形態を採り得る。
【0088】
科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス5030、又はリモートコンピューティングデバイス5040は各々、処理デバイス5002、記憶デバイス5004、及びインターフェースデバイス5006を含み得る。処理デバイス5002は、図4を参照して本明細書で考察される処理デバイス4002のいずれかの形態を含む任意の好適な形態を採り得、科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス5030、又はリモートコンピューティングデバイス5040のうちの異なるものに含まれる処理デバイス5002は、同一の形態又は異なる形態を採り得る。記憶デバイス5004は、図4を参照して本明細書で考察される記憶デバイス5004のいずれかの形態を含む任意の好適な形態を採り得、科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス5030、又はリモートコンピューティングデバイス5040のうちの異なるものに含まれる記憶デバイス5004は、同一の形態又は異なる形態を採り得る。インターフェースデバイス5006は、図4を参照して本明細書で考察されるインターフェースデバイス4006のいずれかの形態を含む任意の好適な形態を採り得、科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス5030、又はリモートコンピューティングデバイス5040のうちの異なるものに含まれるインターフェースデバイス5006は、同一の形態又は異なる形態を採り得る。
【0089】
科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス5030、及びリモートコンピューティングデバイス5040は、通信経路5008を介して、科学的機器支援システム5000の他の要素と通信し得る。通信経路5008は、示されるように、CPM支援システム5000の要素の異なるもののインターフェースデバイス5006を通信可能に結合し得、有線又は無線通信経路であり得る(例えば、図4のコンピューティングデバイス4000のインターフェースデバイス4006を参照して本明細書で考察される通信技術のいずれかに従って)。図5に示される特定の科学的機器支援システム5000は、科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、サービスローカルコンピューティングデバイス5030、及びリモートコンピューティングデバイス5040の各ペア間の通信経路を含むが、この「完全に接続された」実装は単に例示的なものであり、様々な実施形態では、通信経路5008の様々なものが存在しない場合がある。例えば、一部の実施形態では、サービスローカルコンピューティングデバイス5030は、そのインターフェースデバイス5006と科学的機器5010のインターフェースデバイス5006との間に直接通信経路5008を有さなくてもよいが、代わりに、サービスローカルコンピューティングデバイス5030とユーザローカルコンピューティングデバイス5020との間の通信経路5008、及びユーザローカルコンピューティングデバイス5020と科学的機器5010との間の通信経路5008を介して科学的機器5010と通信してもよい。
【0090】
ユーザローカルコンピューティングデバイス5020は、科学的機器5010のユーザにとってローカルであるコンピューティングデバイス(例えば、本明細書で考察されるコンピューティングデバイス4000の実施形態のいずれかによる)であり得る。いくつかの実施形態では、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020はまた、科学的機器5010に対してローカルであってもよいが、そうである必要はない。例えば、ユーザの自宅又はオフィスにあるユーザローカルコンピューティングデバイス5020は、ユーザがユーザローカルコンピューティングデバイス5020を使用して科学的機器5010からのデータを制御及び/又はアクセスし得るように、科学的機器5010から遠隔であるが、それと通信してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020は、ラップトップ、スマートフォン、又はタブレットデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020は、ポータブルコンピューティングデバイスであり得る。
【0091】
サービスローカルコンピューティングデバイス5030は、科学的機器5010にサービスを提供するエンティティに対してローカルであるコンピューティングデバイス(例えば、本明細書で考察されるコンピューティングデバイス4000の実施形態のいずれかによる)であり得る。例えば、サービスローカルコンピューティングデバイス5030は、科学的機器5010の製造業者又はサードパーティサービス会社にローカルであってもよい。一部の実施形態では、サービスローカルコンピューティングデバイス5030は、科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、及び/又はリモートコンピューティングデバイス5040と通信して(例えば、上で考察されるように、直接通信経路5008を介して、又は複数の「間接」通信経路5008を介して)、科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、及び/又はリモートコンピューティングデバイス5040の動作に関するデータ(例えば、科学的機器5010のセルフテストの結果、科学的機器5010によって使用される較正係数、科学的機器5010に関連付けられたセンサの測定値など)を受信してもよい。一部の実施形態では、サービスローカルコンピューティングデバイス5030は、科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、及び/又はリモートコンピューティングデバイス5040と通信して(例えば、上で考察されるように、直接通信経路5008又は複数の「間接」通信経路5008を介して)、科学的機器5010、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020、及び/又はリモートコンピューティングデバイス5040に(例えば、科学的機器5010においてファームウェアなどのプログラムされた命令を更新するため、科学的機器5010において試験又は較正シーケンスの実行を開始するため、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020又はリモートコンピューティングデバイス5040においてソフトウェアなどのプログラムされた命令を更新するなどのために)データを送信してもよい。科学的機器5010のユーザは、サービスローカルコンピューティングデバイス5030と通信して、科学的機器5010又はユーザローカルコンピューティングデバイス5020に関する問題を報告し、科学的機器5010の動作を改善するために技術者に訪問を要求し、科学的機器5010に関連付けられた消耗品又は交換部品を順序し、又は他の目的のために、科学的機器5010又はユーザローカルコンピューティングデバイス5020を利用することができる。
【0092】
リモートコンピューティングデバイス5040は、科学的機器5010から、かつ/又はユーザローカルコンピューティングデバイス5020からリモートであるコンピューティングデバイス(例えば、本明細書で考察されるコンピューティングデバイス4000の実施形態のいずれかによる)であり得る。いくつかの実施形態では、リモートコンピューティングデバイス5040は、データセンター又は他の大規模サーバ環境に含まれ得る。いくつかの実施形態では、リモートコンピューティングデバイス5040は、ネットワーク接続ストレージを含み得る(例えば、記憶デバイス5004の一部として)。リモートコンピューティングデバイス5040は、科学的機器5010によって生成されたデータを記憶し、科学的機器5010によって生成されたデータの分析を実行し(例えば、プログラムされた命令に従って)、ユーザローカルコンピューティングデバイス5020と科学的機器5010との間の通信を容易にし、かつ/又はサービスローカルコンピューティングデバイス5030と科学的機器5010との間の通信を容易にすることができる。
【0093】
いくつかの実施形態では、図5に示される科学的機器支援システム5000の要素のうちの1つ以上が存在しない場合がある。更に、いくつかの実施形態では、図5の科学的機器支援システム5000の要素の様々なもののうちの複数のものが存在し得る。例えば、科学的機器支援システム5000は、複数のユーザローカルコンピューティングデバイス5020(例えば、異なるユーザと関連付けられた又は異なる場所における異なるユーザローカルコンピューティングデバイス5020)を含み得る。別の例では、科学的機器支援システム5000は、複数の科学的機器5010を含むことができ、全てがサービスローカルコンピューティングデバイス5030及び/又はリモートコンピューティングデバイス5040と通信する。そのような実施形態では、サービスローカルコンピューティングデバイス5030は、これらの複数の科学的機器5010を監視してもよく、サービスローカルコンピューティングデバイス5030は、更新を引き起こしてもよく、又は他の情報が同時に複数の科学的機器5010に「ブロードキャスト」されてもよい。科学的機器支援システム5000内の科学的機器5010の異なるものは、互いに近くに(例えば、同じ部屋に)又は互いに遠くに(例えば、建物の異なる階、異なる建物、異なる都市など)位置し得る。一部の実施形態では、科学的機器5010は、モノのインターネット(IoT)スタックに接続されてもよく、当該IoTスタックは、ウェブベースのアプリケーション、仮想又は拡張現実アプリケーション、モバイルアプリケーション、及び/又はデスクトップアプリケーションを通して科学的機器5010のコマンド及び科学的命令を可能にする。これらのアプリケーションのいずれも、介在するリモートコンピューティングデバイス5040によって科学的機器5010と通信しているユーザローカルコンピューティングデバイス5020を操作するユーザによってアクセスされ得る。いくつかの実施形態では、科学的機器5010は、科学的機器コンピューティングユニット5012の一部として、1つ以上の関連するユーザローカルコンピューティングデバイス5020と共に製造元によって販売され得る。
【0094】
以下は、荷電粒子顕微鏡などの科学的機器に使用され得る識別子の非限定的な例を提供する。他の識別子が使用されてもよく、これらは例示の目的で提供されるにすぎないことを理解されたい。
【0095】
図6は、マルチモーダル荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子(例えば、グローバルに一意の識別子)を有する試料グリッド6000の図である。図6は、1つ以上の試料を保持するためのグリッド6004の領域を画定する外部支持構造6002を備えるものとして試料グリッド6000を示している。試料グリッド6000は、円形の形状を有するものとして示されているが、本発明を回避する他の形状を有してもよい。具体的には、試料グリッド6000は、ガラス化デバイス、電子顕微鏡、試料グリッド保持デバイス、又は試料評価ワークフロー内の他のデバイス(複数可)への装填及び/又はその中での操作を可能にする任意の形状を有することができる。例えば、試料グリッド6000は、1つ以上の試料を試料グリッド100に装填し、1つ以上の試料がガラス化されるガラス化プロセスに通す、及び/又は電子顕微鏡でのガラス化試料の検査を容易にするための、1つ以上のデバイス及び/又はセットアップと適合するような形状であってもよい。
【0096】
1つ以上の試料を保持するためのグリッド6004の領域は、複数の開口部6008を画定する1つ以上の内部支持構造106を含んでもよい。内部支持構造(複数可)6006は、1つ以上の開口部6008内で試料を支持及び/又は保持するように構成された剛性支持構造であってもよい。例えば、図6は、試料を保持するための複数の正方形の開口部6008を形成する複数のバー(例えば銅バー)として、1つ以上の内部支持構造6006を示している。例示的な内部支持構造(複数可)6006は、これらに限定されないが、銅、金、モリブデン、ケイ素、窒化ケイ素、別の結晶性材料、別の金属、又はそれらの組み合わせ等の、試料を支持及び/又は保持することができる多くの異なる材料で構成され得る。いくつかの実施形態において、内部支持構造は、外側支持体6002の構成要素部分であってもよく、外部支持構造6002に締結、接着、溶接、若しくは他の手法で取り付けられた別個の構造であってもよく、又はそれらの組み合わせであってもよい。試料は、溶液中に懸濁した生物学的試料を含んでもよい。このようにして、溶液は、マルチモーダル荷電粒子顕微鏡適合性識別子を有する試料グリッド6000内の開口部6008に配置することができる。いくつかの実施形態において、1つ以上の内部支持構造6006は、単一の内部支持構造を含む。例えば、そのような内部支持構造は、複数の開口部6008を画定するグリッド状構造を含み得る。代替として、内部支持構造(複数可)6006は、様々な厚さの領域を有する単一の構造であってもよく、複数の開口部6008は、入射電子が通過するのを可能にし、これらの領域を荷電粒子顕微鏡(例えば、透過型電子顕微鏡)での観察時に透明にする厚さを有する単一の構造の領域に対応する。
【0097】
図6には示されていないが、開口部6008は、メッシュ、箔等の、開口部108内に溶液を含む試料/溶液を保持するように構成された構造を含んでもよい。例えば、1つ以上の内部支持構造6006の上に箔(例えばカーボン箔)の層が存在し、複数の内部支持構造6006のうちの1つ以上の上に延在してもよい。このようにして、試料が箔の上に配置されると、箔により、試料は複数の内部支持構造6006の上に位置付けられ得る。このようにして、電子は箔を通過できるため、試料は荷電粒子顕微鏡(例えば、透過型電子顕微鏡)で観察され得る。
【0098】
図6に更に示されるように、試料グリッド6000は、マルチモーダル荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子を有してもよい。具体的には、試料グリッド6000は、1つ以上の第1のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6010と、1つ以上の第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012とを有してもよい。第1のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6010及び第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012の各々は、ガラス化適合性であってもよい。すなわち、それらは、(1)試料グリッド6000がガラス化プロセスに供される前及び後の両方で読み取り可能であり、(2)ガラス化プロセスに干渉する、及び/又はグリッド6004の領域内に保持される溶液(複数可)のガラス化に干渉する追加の熱質量を試料グリッドに導入しない。
【0099】
第1のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6010は、外部支持構造6002上に位置し得、光学検出器で読み取られるように構成される。第1モードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6010は、外部支持構造6002上に印刷されてもよく、表面を変形させるために機械的に刻印若しくは引っかかれてもよく、追加的にマーキングされてもよく、レーザーエッチングされてもよく、レーザー若しくはイオンビームで表面が粗面化されてもよく、レーザー若しくはイオンビームで表面が再構造化されてもよく、化学的に着色されてもよく、表面材料を除去するために化学的にエッチングされてもよく、表面材料を除去するために放電加工(EDM)されてもよく、穿孔されてもよく、又はフォトレジストプロセスが適用されてもよい。例えば、第1のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6010は、バーコード6014、QRコード6016、英数字コード6018、データ行列、又は別の光学的に読み取り可能なIDを含んでもよい。
【0100】
第2のモードの粒子顕微鏡(例えば、極低温)EM適合性識別子6012は、試料を保持するためのグリッド6004の領域内に位置してもよく、電子顕微鏡で読み取り可能である。すなわち、第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012は、試料グリッド100のガラス化後、及び試料の検査中/検査と同時に電子顕微鏡によって読み取られるように構成されてもよい。図6は、試料を保持するための領域6004の部分領域6052の拡大図6050を含む。第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012は、電子が通過すること、及び/又は1つ以上の検出器に移動することを可能にする穴又は切り欠きを備え得る。すなわち、内部支持構造6006は、試料を支持するのに十分な機械的強度を有さなければならないため、内部支持構造6006の厚さは、それらが電子をブロックするような厚さである。このため、透過型電子顕微鏡で評価及び/又は分析すると、内部支持構造6006は(電子が顕微鏡検出器に到達するのを防ぐために)暗い特徴として表示され、第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012の個々の穴又は切り欠きは、(電子が内部支持構造6006を通過することを可能にするため)内部支持構造6006内の明るい特徴として表示される。
【0101】
図6に描写される穴は、実質的に円形の形状であるが、異なる実施形態において、星形、正方形等の様々な他の形状を有してもよい。代替として、穴は、内部支持構造6006の縁に半円又は四角形の切り欠きを含んでもよい。第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012における穴のパターンは、試料グリッド6000のグローバルな識別を可能にするように構成される。例えば、穴のサイズ、穴の位置付け、穴の形状、穴の間のスペースは、試料グリッド6000に関連する1つ以上の識別子をコード化するように、変化及び/又は他の手法でパターン化され得る。いくつかの実施形態において、第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012は、試料グリッド100に関する向き情報を更にコード化し得る。例えば、第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012は、試料グリッド6000上の第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012の場所、及び/又は試料グリッド6000に対する第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012の向きに関する情報をコード化し得る。
【0102】
図6は、内部支持構造106の交差点に配置された大きい切り欠き6020、単一の内部支持構造6006に沿って配置された複数の小さい切り欠き122、及び穴の線形配列6024のパターンを含むものとして、第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012を示している。単一の試料グリッド6000は、複数のタイプの第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012を含んでもよく、及び/又は単一のタイプの第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子6012が、1つ以上の試料を保持するためのグリッド6004の領域内の複数の場所で繰り返されてもよい。
【0103】
図7は、マルチモーダル荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子を有する代替の試料グリッド7000の図である。図7は、試料グリッド7000が、1つ以上の試料を保持するためのグリッド7004の半円形状領域を画定する外部支持構造7002を備え得ることを示す。1つ以上の試料を保持するためのグリッド7004の領域は、複数の開口部7008を画定する複数の内部支持構造7006を含み得る。
【0104】
図7に更に示すように、試料グリッド7000は、1つ以上の第1のモードの粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子7010と、1つ以上の第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子7012とを有することができる。第1のモードの粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子7010及び第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子7012の各々は、ガラス化適合性である。図7は、識別領域7014内の同じ場所に位置するものとして、第1のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子7010を示している。各タイプの第1のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子は、試料グリッド7000で1回だけ発生するように示されているが、他の実施形態において、識別子は、試料グリッド7000上の複数の場所で繰り返されてもよい。更に、図7は、非中央場所7016に配置されているものとして、第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子7012を示している。非中央場所7016の拡大挿入図7018に示されるように、第2のモードの荷電粒子顕微鏡(例えば、極低温EM)適合性識別子7012は、2つの隣接する内部支持構造に沿った小さい穴7020の非線形パターンと、様々なサイズの一連の穴7022とを含む。図7は、開口部内に位置し、穴の非線形パターンを含む挿入構造7024を更に示す。挿入構造7024は、内部支持構造から熱的に隔離されている。
【0105】
以下の段落は、本明細書に開示される実施形態の様々な例を提供する。
【0106】
実施例1は、第1のデバイスによって、試料に関連付けられた識別子を決定することと、識別子を含む要求を第2のデバイスに送信することであって、第2のデバイスは、識別子に基づいてアプリケーションデータを決定するように構成される、ことと、要求に基づいて、アプリケーションデータを受信することと、アプリケーションデータに基づいて、荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることと、を含む、方法である。
【0107】
実施例2は、実施例1の主題を含み、第1のデバイスが、複数の試料を処理するためのサービスのコンピューティングデバイスを含むことを更に規定する。
【0108】
実施例3は、実施例2の主題を含み、第1のデバイスが、複数の試料を処理するためのサービスを実装するための複数の施設において地理的に分散された複数のコンピューティングデバイスのうちの1つであることを更に規定する。
【0109】
実施例4は、実施例1~3のいずれか1つの主題を含み、第1のデバイスが、荷電粒子顕微鏡を動作させるように構成されたコンピューティングデバイス又は荷電粒子顕微鏡に一体化されたコンピューティングデバイスのうちの1つ以上を備えることを更に規定する。
【0110】
実施例5は、実施例1~4のいずれか1つの主題を含み、識別子が、走査可能コード、バーコード、又はクイックレスポンスコードのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0111】
実施例6は、実施例1~5のいずれか1つの主題を含み、識別子が、試料のコンテナに添付されるか又は一体化されるかのうちの1つ以上であることを更に規定する。
【0112】
実施例7は、実施例6の主題を含み、コンテナが、顕微鏡グリッドコンテナであることを更に規定する。
【0113】
実施例8は、実施例1~7のいずれか1つの主題を含み、識別子の決定がユーザ入力に基づくことを更に規定する。
【0114】
実施例9は、実施例8の主題を含み、ユーザ入力が、ユーザが識別子を走査すること、ユーザがユーザインターフェースに識別子を入力すること、又はユーザが識別子を選択することのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0115】
実施例10は、実施例1~9のいずれか1つの主題を含み、識別子を決定することが、識別子と、試料を含むコンテナの順序との関連付けに基づいて識別子を決定することを含むことを更に規定する。
【0116】
実施例11は、実施例1~10のいずれか1つの主題を含み、識別子を決定することが、荷電粒子顕微鏡を用いて試料の少なくとも一部の画像を生成することと、識別子を決定するために画像を分析することとを含むことを更に規定する。
【0117】
実施例12は、実施例1~11のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションデータが、アプリケーションデータと識別子との関連付けに基づいて決定されることを更に規定する。
【0118】
実施例13は、実施例12の主題を含み、関連付けは、アプリケーションデータと識別子とを関連付けるユーザインターフェースを介したユーザ入力に基づくことを更に規定する。
【0119】
実施例14は、実施例12~13のいずれか1つの主題を含み、関連付けが、識別子と、複数の試料を処理すること又は複数の試料コンテナを購入することのうちの1つ以上についての順序との関連付けに基づくことを更に規定する。
【0120】
実施例15は、実施例1~14のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションデータが1つ以上のアプリケーションを含むアプリケーションコンテナを含むことを更に規定する。
【0121】
実施例16は、実施例15の主題を含み、アプリケーションコンテナが、1つ以上のコンピュータ可読コードパッケージを含むコンテナ画像を含むことを更に規定する。
【0122】
実施例17は、実施例15~16のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションコンテナが、動作を実行するためのアプリケーションと、アプリケーションによって依存される1つ以上のアプリケーションパッケージとを含むコンテナ画像を含むことを更に規定する。
【0123】
実施例18は、実施例15~17のうちのいずれか1つの主題を含み、アプリケーションコンテナが、オペレーティングシステムを仮想化するように構成されたコンテナ画像を含むことを更に指定する。
【0124】
実施例19は、実施例1~18のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションデータが、アプリケーションを含むファイル、コンテナ、又はスクリプトのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0125】
実施例20は、実施例1~19のいずれか1つの主題を含み、荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、アプリケーションデータを処理すること、アプリケーションデータをパッケージ解除すること、又はアプリケーションデータを使用してアプリケーションコンテナを生成することのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0126】
実施例21は、実施例1~20のいずれか1つの主題を含み、荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、アプリケーション環境を起動し、アプリケーション環境においてアプリケーションを実行するために、アプリケーションデータ内の命令を処理することを含むことを更に規定する。
【0127】
実施例22は、実施例1~21のいずれか1つの主題を含み、荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、アプリケーションデータに含まれるアプリケーションを実行して、1つ以上の動作を引き起こすことを含むことを更に規定する。
【0128】
実施例23は、実施例1~22のいずれか1つの主題を含み、荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、荷電粒子顕微鏡に、試料を処理するためにアプリケーションデータに示された1つ以上のコマンドを実行させることを含むことを更に規定する。
【0129】
実施例24は、実施例1~23のいずれか1つの主題を含み、荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、荷電粒子顕微鏡に試料を処理するための1つ以上の動作設定を設定させることを含むことを更に規定する。
【0130】
実施例25は、実施例1~24のいずれか1つの主題を含み、荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることが、荷電粒子顕微鏡によって生成された試料の撮像データを処理することを含むことを更に規定する。
【0131】
実施例26は、実施例25の主題を含み、撮像データを処理することが、撮像データを機械学習モデルに入力することを含むことを更に規定する。
【0132】
実施例27は、実施例25~26のいずれか1つの主題を含み、撮像データを処理することが、撮像データを分析することと、分析に基づいて荷電粒子顕微鏡のためのコマンドを決定することとを含むことを更に規定する。
【0133】
実施例28は、実施例25~27のいずれか1つの主題を含み、撮像データを処理することが、荷電粒子顕微鏡が配置されている施設の外部の記憶場所に撮像データを送信することを含むことを更に規定する。
【0134】
実施例29は、実施例25~28のいずれか1つの主題を含み、撮像データを処理することが、試料の処理を示すトランザクションを分散型台帳に追加させることを含むことを更に規定する。
【0135】
実施例30は、実施例29の主題を含み、トランザクションが、撮像データを生成するために試料を処理することが行われた時間、荷電粒子顕微鏡の場所、識別子の指示、又は検証情報のうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0136】
実施例31は、実施例1~30のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションデータはプライバシー条件を含み、荷電粒子顕微鏡に試料を処理させることは、プライバシー条件に従って試料の撮像データを処理することを含むことを更に規定する。
【0137】
実施例32は、実施例31の主題を含み、プライバシー条件は、撮像データへのアクセスを防止すること、撮像データを暗号化すること、又は認証情報を使用して撮像データを記憶させることのうちの1つ以上に対する条件を含むことを更に規定する。
【0138】
実施例33は、施設に配置された第1のデバイスによって、施設の外部に配置された第2のデバイスから、ネットワークを介して、施設に配置された荷電粒子顕微鏡の構成データを受信することと、第1のデバイスによって、構成データに基づいて、荷電粒子顕微鏡に関連付けられた1つ以上の構成設定を更新することと、更新された1つ以上の構成設定に基づいて、荷電粒子顕微鏡に関連付けられた1つ以上の動作を実行させることと、を含む方法である。
【0139】
実施例34は、実施例33の主題を含み、第1のデバイスが、複数の試料を処理するためのサービスのコンピューティングデバイスを含むことを更に規定する。
【0140】
実施例35は、実施例34の主題を含み、第1のデバイスが、複数の試料を処理するためのサービスを実装するための複数の施設において地理的に分散された複数のコンピューティングデバイスのうちの1つであることを更に規定する。
【0141】
実施例36は、実施例33~35のいずれか1つの主題を含み、第2のデバイスが、複数の試料を処理するためのサービスに関連付けられたサーバを含むことを更に規定する。
【0142】
実施例37は、実施例33から36のいずれか1つの主題を含み、構成データの受信がトリガ条件の検出に基づくことを更に規定する。
【0143】
実施例38は、実施例37の主題を含み、トリガ条件は、構成データに対するスケジュールされた更新又は要求のうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0144】
実施例39は、実施例37~38のいずれか1つの主題を含み、トリガ条件が、荷電粒子顕微鏡による撮像のための試料の識別子を決定すること、又は試料タイプ、試料特性、若しくは試料パターンのうちの少なくとも1つを決定することのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0145】
実施例40は、実施例39の主題を含み、識別子は、走査可能コード、バーコード、又はクイックレスポンスコードのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0146】
実施例41は、実施例39~40のいずれか1つの主題を含み、識別子が、試料のコンテナに添付されるか又は一体化されるかのうちの1つ以上であることを更に規定する。
【0147】
実施例42は、実施例41の主題を含み、コンテナが、顕微鏡グリッドコンテナであることを更に規定する。
【0148】
実施例43は、実施例39~42のいずれか1つの主題を含み、識別子の決定がユーザ入力に基づくことを更に規定する。
【0149】
実施例44は、実施例43の主題を含み、ユーザ入力は、ユーザが識別子を走査すること、ユーザがユーザインターフェースに識別子を入力すること、ユーザが識別子を選択すること、又はユーザがボタンを押して識別子の自動生成を引き起こすことのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0150】
実施例45は、実施例39~44のいずれか1つの主題を含み、識別子を決定することは、識別子と、試料を含むコンテナと関連付けられた順序との関連付けに基づいて識別子を受信することを含むことを更に規定する。
【0151】
実施例46は、実施例33~45のいずれか1つの主題を含み、構成データは、荷電粒子顕微鏡を動作させるためのパラメータ設定、又は荷電粒子顕微鏡のためのコマンドのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0152】
実施例47は、実施例33~46のいずれか1つの主題を含み、構成データが1つ以上のアプリケーションを含むアプリケーションコンテナを含むことを更に規定する。
【0153】
実施例48は、実施例47の主題を含み、アプリケーションコンテナが、1つ以上のコンピュータ可読コードパッケージを含むコンテナ画像を含むことを更に規定する。
【0154】
実施例49は、実施例47~48のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションコンテナが、動作を実行するためのアプリケーションと、アプリケーションによって依存される1つ以上のアプリケーションパッケージとを含むコンテナ画像を含むことを更に規定する。
【0155】
実施例50は、実施例47~49のうちのいずれか1つの主題を含み、アプリケーションコンテナが、オペレーティングシステムを仮想化するように構成されたコンテナ画像を含むことを更に指定する。
【0156】
実施例51は、実施例33~50のいずれか1つの主題を含み、構成データは、荷電粒子顕微鏡の動作に関連するコンピュータ可読命令を含むファイル、コンテナ、又はスクリプトのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0157】
実施例52は、実施例33~51のいずれか1つの主題を含み、構成データの受信がユーザ入力に基づくことを更に規定する。
【0158】
例53は、例52の主題を含みユーザ入力は、ユーザがスクリプト言語で少なくとも1つのコマンドを入力すること、ユーザが以前にアップロードされた構成データを選択すること、又はユーザが構成データを含むファイルをアップロードすることのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0159】
実施例54は、実施例52~53のいずれか1つの主題を含み、ユーザ入力は、ユーザインターフェースを介して、1つ以上のコマンド及び対応するパラメータのシーケンスをユーザが選択することを含み、構成データは、シーケンスに基づいて生成されることを更に規定する。
【0160】
実施例55は、実施例33~54のいずれか1つの主題を含み、1つ以上の構成設定を更新することは、構成データを処理すること、構成データをパッケージ解除すること、又はアプリケーションコンテナを生成するために構成データを使用することのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0161】
実施例56は、実施例33~55のいずれか1つの主題を含み、1つ以上の構成設定を更新することは、アプリケーション環境を起動すること、又はアプリケーション環境においてアプリケーションを実行することのうちの1つ以上のために、構成データ内の命令を処理することを含むことを更に規定する。
【0162】
実施例57は、実施例33~56のいずれか1つの主題を含み、1つ以上の構成設定を更新することは、構成データ内のコマンド又はパラメータのうちの1つ以上を、荷電粒子顕微鏡に関連付けられたインターフェースの対応するコマンド又はパラメータに変換することを含むことを更に規定する。
【0163】
実施例58は、実施例33~57のいずれか1つの主題を含み、1つ以上の構成設定を更新することは、荷電粒子顕微鏡を制御することに関連付けられた第1のデバイスの構成設定を更新することを含むことを更に規定する。
【0164】
実施例59は、実施例33~58のいずれか1つの主題を含み、1つ以上の構成設定を更新することが、第1のデバイスによって、構成データを荷電粒子顕微鏡に送信することを含むことを更に規定する。
【0165】
実施例60は、実施例33~59のいずれか1つの主題を含み、1つ以上の動作が試料に基づいて撮像データを生成することを含むことを更に規定する。
【0166】
実施例61は、実施例33~60のいずれか1つの主題を含み、1つ以上の動作が、構成データに含まれるアプリケーションを実行して一連の動作を引き起こすことを含むことを更に規定する。
【0167】
実施例62は、実施例33~61のいずれか1つの主題を含み、1つ以上の動作が、試料を処理することに関連付けられた構成データにおいて示される1つ以上のコマンドを含むことを更に規定する。
【0168】
実施例63は、実施例33~62のいずれか1つの主題を含み、1つ以上の動作が、荷電粒子顕微鏡によって生成された試料の撮像データを処理することを含むことを更に規定する。
【0169】
実施例64は、実施例63の主題を含み、撮像データを処理することが、撮像データを機械学習モデルに入力することを含むことを更に規定する。
【0170】
実施例65は、実施例63~64のいずれか1つの主題を含み、撮像データを処理することが、撮像データを分析することと、分析に基づいて荷電粒子顕微鏡のためのコマンドを決定することとを含むことを更に規定する。
【0171】
実施例66は、実施例63~65のいずれか1つの主題を含み、撮像データを処理することが、荷電粒子顕微鏡が配置されている施設の外部の記憶場所に撮像データを送信することを含むことを更に規定する。
【0172】
実施例67は、実施例63~66のいずれか1つの主題を含み、撮像データを処理することが、試料の処理を示すトランザクションを分散型台帳に追加させることを含むことを更に規定する。
【0173】
実施例68は、実施例67の主題を含み、トランザクションが、撮像データを生成するために試料を処理することが行われた時間、荷電粒子顕微鏡の場所、撮像された試料に関連付けられた識別子の指示、又は検証情報のうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0174】
実施例69は、実施例33~68のいずれか1つの主題を含み、構成データがプライバシー条件を含み、1つ以上の動作が、プライバシー条件に従って試料の撮像データを処理することを含むことを更に規定する。
【0175】
実施例70は、実施例69の主題を含み、プライバシー条件は、撮像データへのアクセスを防止すること、撮像データを暗号化すること、又は認証情報を使用して撮像データを記憶させることのうちの1つ以上に対する条件を含むことを更に規定する。
【0176】
実施例71は、第1のデバイスによって、試料に関連付けられた識別子を受信することと、試料を処理するためのアプリケーションデータを受信することと、アプリケーションデータと識別子との関連付けを決定することと、第2のデバイスに、アプリケーションデータ、識別子、及び関連付けを示すデータを送信することであって、第2のデバイスは、識別子に基づいて、試料を分析するように荷電粒子顕微鏡を構成するためにアプリケーションデータへのアクセスを提供するように構成される、ことと、を含む、方法である。
【0177】
実施例72は、実施例71の主題を含み、識別子は、走査可能コード、バーコード、又はクイックレスポンスコードのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0178】
実施例73は、実施例71~72のいずれか1つの主題を含み、識別子が、試料のコンテナに添付されるか又は一体化されるかのうちの1つ以上であることを更に規定する。
【0179】
実施例74は、実施例73の主題を含み、コンテナが、顕微鏡グリッドコンテナであることを更に規定する。
【0180】
実施例75は、実施例71~74のいずれか1つの主題を含み、識別子を受信することがユーザ入力に基づくことを更に規定する。
【0181】
実施例76は、実施例75の主題を含み、ユーザ入力は、ユーザが識別子を走査すること、ユーザがユーザインターフェースに識別子を入力すること、ユーザが識別子を選択すること、又はユーザがボタンを押して識別子の自動生成を引き起こすことのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0182】
実施例77は、実施例71~76のいずれか1つの主題を含み、識別子を受信することが、識別子と、試料を含むコンテナの順序との関連付けに基づいて識別子を受信することを含むことを更に規定する。
【0183】
実施例78は、実施例71~77のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションデータの受信がユーザ入力に基づくことを更に規定する。
【0184】
実施例79は、実施例78の主題を含みユーザ入力は、ユーザがスクリプト言語で少なくとも1つのコマンドを入力すること、ユーザが以前にアップロードされたアプリケーションデータパッケージを選択すること、又はユーザがアプリケーションデータを含むファイルをアップロードすることのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0185】
実施例80は、実施例78~79のいずれか1つの主題を含み、ユーザ入力は、ユーザインターフェースを介して、1つ以上のコマンド及び対応するパラメータのシーケンスをユーザが選択することを含み、アプリケーションデータは、シーケンスに基づいて生成されることを更に規定する。
【0186】
実施例81は、実施例71~80のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションデータが1つ以上のアプリケーションを含むアプリケーションコンテナを含むことを更に規定する。
【0187】
実施例82は、実施例81の主題を含み、アプリケーションコンテナが、1つ以上のコンピュータ可読コードパッケージを含むコンテナ画像を含むことを更に規定する。
【0188】
実施例83は、実施例81~82のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションコンテナが、動作を実行するためのアプリケーションと、アプリケーションによって依存される1つ以上のアプリケーションパッケージとを含むコンテナ画像を含むことを更に規定する。
【0189】
実施例84は、実施例81~83のうちのいずれか1つの主題を含み、アプリケーションコンテナが、オペレーティングシステムを仮想化するように構成されたコンテナ画像を含むことを更に指定する。
【0190】
実施例85は、実施例71~84のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションデータが、アプリケーションを含むファイル、コンテナ、又はスクリプトのうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0191】
実施例86は、実施例71~85のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションデータは、試料の処理に関連付けられたプライバシー条件を含むことを更に規定する。
【0192】
実施例87は、実施例86の主題を含み、プライバシー条件は、試料の撮像データへのアクセスを防止すること、撮像データを暗号化すること、又は認証情報を使用して撮像データを記憶させることのうちの1つ以上に対する条件を含むことを更に規定する。
【0193】
実施例88は、実施例71~87のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションデータは、試料の処理を示すトランザクションを分散型台帳に追加させるためのコンピュータ可読命令を含むことを更に規定する。
【0194】
実施例89は、実施例88の主題を含み、トランザクションが、撮像データを生成するために試料を処理することが行われた時間、荷電粒子顕微鏡の場所、撮像された試料に関連付けられた識別子の指示、又は検証情報のうちの1つ以上を含むことを更に規定する。
【0195】
実施例90は、実施例71~89のいずれか1つの主題を含み、関連付けを決定することは、アプリケーションデータと識別子とを関連付けるユーザ入力をユーザインターフェースを介して受信することを含むことを更に規定する。
【0196】
実施例91は、実施例71~90のいずれか1つの主題を含み、関連付けを決定することが、識別子と、複数の試料を処理すること又は複数の試料コンテナを購入することのうちの1つ以上についての順序との関連付けに基づいて関連付けを決定することを含むことを更に規定する。
【0197】
実施例92は、実施例71~91のいずれか1つの主題を含み、第2のデバイスが、複数の試料を処理するためのサービスのコンピューティングデバイスを含むことを更に規定する。
【0198】
実施例93は、実施例71~92のうちのいずれか1つの主題を含み、第2のデバイスが第3のデバイスにアプリケーションデータへのアクセスを提供するように構成されていることを更に規定する。
【0199】
実施例94は、実施例93の主題を含み、第3のデバイスが、複数の試料を処理するためのサービスを実装するための複数の施設において地理的に分散された複数のコンピューティングデバイスのうちの1つであることを更に規定する。
【0200】
実施例95は、実施例93~94のいずれか1つの主題を含み、第3のデバイスが、荷電粒子顕微鏡を動作させるように構成されたコンピューティングデバイス又は荷電粒子顕微鏡に一体化されたコンピューティングデバイスのうちの1つ以上を備えることを更に規定する。
【0201】
実施例96は、実施例71~95のいずれか1つの主題を含み、アプリケーションデータ、識別子、及び関連付けを示すデータを送信することは、アプリケーションデータ、識別子、及び関連付けを示すデータを記憶させることを含むことを更に規定する。
【0202】
実施例97はデバイスであって、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリとを備え、命令は1つ以上のプロセッサによって実行されると、実施例1~96のいずれか1つの方法をデバイスに実行させる、デバイスである。
【0203】
実施例98は、命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、デバイスに、実施例1~96のいずれか1つの方法を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体である。
【0204】
実施例99は、システムであって、1つ以上の動作を実行するように構成された科学的機器デバイスと、1つ以上のプロセッサ及びメモリを備えるコンピューティングデバイスとを備え、メモリは命令を記憶し、命令は1つ以上のプロセッサによって実行されると、コンピューティングデバイスに実施例1~96のいずれか1つの方法を実行させる、システムである。
【0205】
実施例100は、科学的機器支援装置であって、実施例1~96のいずれか1つに記載の方法を実行するロジックを備える、科学的機器支援装置である。
【0206】
実施例101は、本明細書に開示される科学的機器支援モジュールのいずれかを含む。
【0207】
実施例102は、本明細書に開示される方法のうちのいずれかを含む。
【0208】
実施例103は、本明細書に開示されるGUIのうちのいずれかを含む。
【0209】
実施例104は、本明細書に開示される科学的機器支援コンピューティングデバイス及びシステムのいずれかを含む。
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6
図7
【外国語明細書】